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JP7017908B2 - Light emitting element - Google Patents

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JP7017908B2
JP7017908B2 JP2017219444A JP2017219444A JP7017908B2 JP 7017908 B2 JP7017908 B2 JP 7017908B2 JP 2017219444 A JP2017219444 A JP 2017219444A JP 2017219444 A JP2017219444 A JP 2017219444A JP 7017908 B2 JP7017908 B2 JP 7017908B2
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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Description

本発明は、発光素子に関する。 The present invention relates to a light emitting device.

有機エレクトロルミネッセンス素子等の発光素子は、ディスプレイ及び照明の用途に好適に使用することが可能であり、研究開発が行われている。例えば、特許文献1には、下記式で表される化合物M1から誘導される構成単位と、下記式で表される化合物M2から誘導される構成単位と、下記式で表される化合物M3から誘導される架橋基を有する構成単位とが、50:42.5:7.5のモル比で構成されてなる共重合体の架橋体を含有する正孔輸送層、及び、下記式で表される金属錯体B11を含有する発光層を有する発光素子が記載されている。 Light emitting devices such as organic electroluminescence devices can be suitably used for displays and lighting applications, and research and development are being carried out. For example, Patent Document 1 describes a structural unit derived from the compound M1 represented by the following formula, a structural unit derived from the compound M2 represented by the following formula, and a structural unit derived from the compound M3 represented by the following formula. The structural unit having a crosslinked group is represented by the following formula and a hole transport layer containing a crosslinked product of a copolymer composed of a molar ratio of 50: 42.5: 7.5. A light emitting element having a light emitting layer containing a metal complex B11 is described.

Figure 0007017908000001
Figure 0007017908000001

Figure 0007017908000002
Figure 0007017908000002

国際公開第2015/156235号International Publication No. 2015/156235

しかし、上述した発光素子は、駆動電圧が必ずしも十分に低く抑えられていない。 However, the drive voltage of the above-mentioned light emitting element is not always sufficiently low.

そこで、本発明は、駆動電圧が低い発光素子を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a light emitting element having a low drive voltage.

本発明は、以下の[1]~[12]を提供する。
[1]陽極と、陰極と、前記陽極及び前記陰極の間に設けられた第1の有機層及び第2の有機層と、を有し、
前記第1の有機層が、式(1)で表される金属錯体を含有し、
前記第2の有機層が、架橋基を有する構成単位を含む高分子化合物の架橋体を含有する、発光素子。

Figure 0007017908000003

[式中、
Mは、ロジウム原子、パラジウム原子、イリジウム原子又は白金原子を表す。
は1以上の整数を表し、nは0以上の整数を表し、n+nは2又は3である。
Mがロジウム原子又はイリジウム原子の場合、n+nは3であり、Mがパラジウム原子又は白金原子の場合、n+nは2である。
は、炭素原子又は窒素原子を表す。Eが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
環Bは、芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を表し、これらの環は置換基を有していてもよい。該置換基が複数存在する場合、それらは互いに結合して、それぞれが結合する原子とともに環を形成していてもよい。環Bが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
1Aは、=N-で表される基又は=C(RZ1A)-で表される基を表す。Z1Aが複数存在する場合、それらは同一であっても異なっていてもよい。RZ1Aは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、置換アミノ基又はハロゲン原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
は、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、置換アミノ基、ハロゲン原子又は炭素原子数2以上30以下のアルキル基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。Rが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
Ar1Aは、式(Ar-1A)で表される基を表す。Ar1Aが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
-G-Aは、アニオン性の2座配位子を表す。A及びAは、それぞれ独立に、炭素原子、酸素原子又は窒素原子を表し、これらの原子は環を構成する原子であってもよい。Gは、単結合、又は、A及びAとともに2座配位子を構成する原子団を表す。A-G-Aが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。]
Figure 0007017908000004

[式中、
環Aは、芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を表し、これらの環は置換基を有していてもよい。該置換基が複数存在する場合、それらは互いに結合して、それぞれが結合する原子とともに環を形成していてもよい。
及びRは、それぞれ独立に、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、置換アミノ基又はハロゲン原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。]
[2]前記架橋基を有する構成単位を含む高分子化合物が、式(X)で表される構成単位を含む、[1]に記載の発光素子。
Figure 0007017908000005

[式中、
X1及びaX2は、それぞれ独立に、0以上の整数を表す。
ArX1及びArX3は、それぞれ独立に、アリーレン基又は2価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
ArX2及びArX4は、それぞれ独立に、アリーレン基、2価の複素環基、又は、アリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。ArX2及びArX4が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
X1、RX2及びRX3は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
X2及びRX3が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。]
[3]前記架橋基が、架橋基A群から選ばれる少なくとも1種である、[1]又は[2]に記載の発光素子。
(架橋基A群)
Figure 0007017908000006

[式中、RXLは、メチレン基、酸素原子又は硫黄原子を表し、nXLは、0~5の整数を表す。RXLが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。複数存在するnXLは、同一でも異なっていてもよい。*1は結合位置を表す。これらの架橋基は置換基を有していてもよい。]
[4]前記架橋基を有する構成単位が、式(Z)で表される構成単位又は式(Z’)で表される構成単位である、[3]に記載の発光素子。
Figure 0007017908000007

[式中、
nAは0~5の整数を表し、nは1又は2を表す。nAが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
Arは、芳香族炭化水素基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
は、アルキレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基、2価の複素環基、-NR’-で表される基、酸素原子又は硫黄原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。R’は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。Lが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
Xは、架橋基A群から選ばれる架橋基を表す。Xが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。]
Figure 0007017908000008

[式中、
mAは0~5の整数を表し、mは1~4の整数を表し、cは0又は1の整数を表す。mAが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
Arは、芳香族炭化水素基、複素環基、又は、少なくとも1種の芳香族炭化水素環と少なくとも1種の複素環とが直接結合した基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
Ar及びArは、それぞれ独立に、アリーレン基又は2価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
Ar、Ar及びArはそれぞれ、該基が結合している窒素原子に結合している該基以外の基と、直接結合又は酸素原子若しくは硫黄原子を介して結合して、環を形成していてもよい。
は、アルキレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基、2価の複素環基、-NR’-で表される基、酸素原子又は硫黄原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。R’は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。Kが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
X’は、架橋基A群から選ばれる架橋基、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。X’が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。但し、少なくとも1つのX’は、架橋基A群から選ばれる架橋基である。]
[5]前記式(1)で表される金属錯体が、式(1-1)で表される金属錯体である、[1]~[4]のいずれかに記載の発光素子。
Figure 0007017908000009

[式中、
M、Z1A、n、n、R、Ar1A及びA-G-Aは、前記と同じ意味を表す。
環Bは、ベンゼン環、ピリジン環又はジアザベンゼン環を表し、E1B、E2B、E3B及びE4Bは、それぞれ独立に、窒素原子又は炭素原子を表す。E1B、E2B、E3B及びE4Bが複数存在する場合、それらはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。E1Bが窒素原子の場合、R1Bは存在しない。E2Bが窒素原子の場合、R2Bは存在しない。E3Bが窒素原子の場合、R3Bは存在しない。E4Bが窒素原子の場合、R4Bは存在しない。
1B、R2B、R3B及びR4Bは、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、置換アミノ基又はハロゲン原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。R1B、R2B、R3B及びR4Bが複数存在する場合、それらはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。R1BとR2B、R2BとR3B、及び、R3BとR4Bは、それぞれ結合して、それぞれが結合する原子とともに環を形成していてもよい。]
[6]前記式(1-1)で表される金属錯体が、式(1-2)で表される金属錯体である、[5]に記載の発光素子。
Figure 0007017908000010

[式中、M、Z1A、n、n、R、Ar1A、A-G-A、R1B、R2B、R3B及びR4Bは、前記と同じ意味を表す。]
[7]前記式(Ar-1A)で表される基が、式(Ar-2A)で表される基である、[1]~[6]のいずれかに記載の発光素子。
Figure 0007017908000011

[式中、R及びRは、前記と同じ意味を表す。
環Aは、ベンゼン環、ピリジン環又はジアザベンゼン環を表し、E1A、E2A及びE3Aは、それぞれ独立に、窒素原子又は炭素原子を表す。E1Aが窒素原子の場合、R1Aは存在しない。E2Aが窒素原子の場合、R2Aは存在しない。E3Aが窒素原子の場合、R3Aは存在しない。
1A、R2A及びR3Aは、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、置換アミノ基又はハロゲン原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。R1AとR2A、及び、R2AとR3Aは、それぞれ結合して、それぞれが結合する原子とともに環を形成していてもよい。]
[8]前記式(Ar-2A)で表される基が、式(Ar-3A)で表される基である、[7]に記載の発光素子。
Figure 0007017908000012

[式中、R、R、R1A、R2A及びR3Aは、前記と同じ意味を表す。]
[9]前記第1の有機層が、式(H-1)で表される化合物及び式(Y)で表される構成単位を含む高分子化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を更に含有する、[1]~[8]のいずれかに記載の発光素子。
Figure 0007017908000013

[式中、
ArH1及びArH2は、それぞれ独立に、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
H1及びnH2は、それぞれ独立に、0又は1を表す。nH1が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。複数存在するnH2は、同一でも異なっていてもよい。
H3は、0以上10以下の整数を表す。
H1は、アリーレン基、2価の複素環基、又は、-[C(RH11]nH11-で表される基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。LH1が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。nH11は、1以上10以下の整数を表す。RH11は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するRH11は、同一でも異なっていてもよく、互いに結合して、それぞれが結合する炭素原子とともに環を形成していてもよい。
H2は、-N(-LH21-RH21)-で表される基を表す。LH2が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。LH21は、単結合、アリーレン基又は2価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。RH21は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。]
Figure 0007017908000014

[式中、ArY1は、アリーレン基、2価の複素環基、又は、アリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。]
[10]前記第1の有機層が、正孔輸送材料、正孔注入材料、電子輸送材料、電子注入材料、発光材料及び酸化防止剤からなる群より選ばれる少なくとも1種を更に含有する、[1]~[9]のいずれか一項に記載の発光素子。
[11]前記第1の有機層と前記第2の有機層とが隣接している、[1]~[10]のいずれかに記載の発光素子。
[12]前記第2の有機層が、前記陽極及び前記第1の有機層の間に設けられた層である、[1]~[11]のいずれかに記載の発光素子。 The present invention provides the following [1] to [12].
[1] It has an anode, a cathode, and a first organic layer and a second organic layer provided between the anode and the cathode.
The first organic layer contains a metal complex represented by the formula (1) and contains.
A light emitting device in which the second organic layer contains a crosslinked body of a polymer compound containing a structural unit having a crosslinking group.
Figure 0007017908000003

[During the ceremony,
M represents a rhodium atom, a palladium atom, an iridium atom or a platinum atom.
n 1 represents an integer of 1 or more, n 2 represents an integer of 0 or more, and n 1 + n 2 is 2 or 3.
When M is a rhodium atom or an iridium atom, n 1 + n 2 is 3, and when M is a palladium atom or a platinum atom, n 1 + n 2 is 2.
E 1 represents a carbon atom or a nitrogen atom. When a plurality of E 1s exist, they may be the same or different.
Ring B represents an aromatic hydrocarbon ring or an aromatic heterocycle, and these rings may have a substituent. When a plurality of the substituents are present, they may be bonded to each other to form a ring with the atom to which each is bonded. When there are a plurality of rings B, they may be the same or different.
Z 1A represents a group represented by = N- or a group represented by = C (R Z1A )-. When there are a plurality of Z 1A , they may be the same or different. R Z1A represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, an aryloxy group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a halogen atom, and these groups are substituents. May have.
R 1 represents a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, an aryloxy group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group, a halogen atom or an alkyl group having 2 or more and 30 or less carbon atoms. The group of may have a substituent. When there are a plurality of R1 , they may be the same or different.
Ar 1A represents a group represented by the formula (Ar-1A). When there are a plurality of Ar 1A , they may be the same or different.
A 1 -G 1 -A 2 represents an anionic bidentate ligand. A 1 and A 2 independently represent a carbon atom, an oxygen atom or a nitrogen atom, and these atoms may be atoms constituting a ring. G 1 represents a single bond or an atomic group constituting a bidentate ligand together with A 1 and A 2 . When there are a plurality of A 1 -G 1 -A 2 , they may be the same or different. ]
Figure 0007017908000004

[During the ceremony,
Ring A represents an aromatic hydrocarbon ring or an aromatic heterocycle, and these rings may have a substituent. When a plurality of the substituents are present, they may be bonded to each other to form a ring with the atom to which each is bonded.
R 2 and R 3 independently represent an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, an aryloxy group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a halogen atom, respectively. The group may have a substituent. ]
[2] The light emitting device according to [1], wherein the polymer compound containing the structural unit having a crosslinking group contains the structural unit represented by the formula (X).
Figure 0007017908000005

[During the ceremony,
a X1 and a X2 each independently represent an integer of 0 or more.
Ar X1 and Ar X3 each independently represent an arylene group or a divalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.
Ar X2 and Ar X4 each independently represent an arylene group, a divalent heterocyclic group, or a divalent group in which an arylene group and a divalent heterocyclic group are directly bonded, and these groups are substituents. May have. When there are a plurality of Ar X2 and Ar X4 , they may be the same or different.
RX1 , RX2 and RX3 independently represent a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.
When there are a plurality of RX2 and RX3 , they may be the same or different. ]
[3] The light emitting device according to [1] or [2], wherein the cross-linking group is at least one selected from the cross-linking group A group.
(Crosslinking group A group)
Figure 0007017908000006

[In the formula, R XL represents a methylene group, an oxygen atom or a sulfur atom, and n XL represents an integer of 0 to 5. If there are multiple RXLs , they may be the same or different. A plurality of n XLs may be the same or different. * 1 represents the bonding position. These cross-linking groups may have substituents. ]
[4] The light emitting device according to [3], wherein the structural unit having a cross-linking group is a structural unit represented by the formula (Z) or a structural unit represented by the formula (Z').
Figure 0007017908000007

[During the ceremony,
nA represents an integer of 0 to 5, and n represents 1 or 2. When there are a plurality of nA, they may be the same or different.
Ar 3 represents an aromatic hydrocarbon group or a heterocyclic group, and these groups may have a substituent.
LA represents an alkylene group, a cycloalkylene group, an arylene group, a divalent heterocyclic group, a group represented by -NR'-, an oxygen atom or a sulfur atom, and these groups have a substituent. May be good. R'represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. If there are multiple LAs , they may be the same or different.
X represents a cross-linking group selected from the group A of cross-linking groups. If there are multiple X's, they may be the same or different. ]
Figure 0007017908000008

[During the ceremony,
mA represents an integer of 0 to 5, m represents an integer of 1 to 4, and c represents an integer of 0 or 1. If there are multiple mAs, they may be the same or different.
Ar 5 represents an aromatic hydrocarbon group, a heterocyclic group, or a group in which at least one aromatic hydrocarbon ring and at least one heterocycle are directly bonded, and these groups have a substituent. May be.
Ar 4 and Ar 6 each independently represent an arylene group or a divalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.
Ar 4 , Ar 5 and Ar 6 each form a ring by directly bonding or bonding with a group other than the group bonded to the nitrogen atom to which the group is bonded via an oxygen atom or a sulfur atom. You may be doing it.
KA represents an alkylene group, a cycloalkylene group, an arylene group, a divalent heterocyclic group, a group represented by -NR'-, an oxygen atom or a sulfur atom, and these groups have a substituent. May be good. R'represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. If there are multiple KAs , they may be the same or different.
X'represents a cross-linking group, a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group selected from the cross-linking group A group, and these groups may have a substituent. If there are multiple X's, they may be the same or different. However, at least one X'is a cross-linking group selected from the group A of cross-linking groups. ]
[5] The light emitting device according to any one of [1] to [4], wherein the metal complex represented by the formula (1) is a metal complex represented by the formula (1-1).
Figure 0007017908000009

[During the ceremony,
M, Z 1A , n 1 , n 2 , R 1 , Ar 1A and A 1 -G 1 -A 2 have the same meanings as described above.
Ring B 1 represents a benzene ring, a pyridine ring or a diazabenzene ring, and E 1B , E 2B , E 3B and E 4B independently represent a nitrogen atom or a carbon atom. When there are a plurality of E 1B , E 2B , E 3B and E 4B , they may be the same or different from each other. If E 1B is a nitrogen atom, then R 1B does not exist. If E 2B is a nitrogen atom, then R 2B does not exist. If E 3B is a nitrogen atom, then R 3B does not exist. If E 4B is a nitrogen atom, then R 4B does not exist.
R 1B , R 2B , R 3B and R 4B are independently hydrogen atom, alkyl group, cycloalkyl group, alkoxy group, cycloalkoxy group, aryl group, aryloxy group, monovalent heterocyclic group and substituted amino. Representing a group or a halogen atom, these groups may have a substituent. When there are a plurality of R 1B , R 2B , R 3B and R 4B , they may be the same or different from each other. R 1B and R 2B , R 2B and R 3B , and R 3B and R 4B may be bonded to each other to form a ring together with the atoms to which they are bonded. ]
[6] The light emitting device according to [5], wherein the metal complex represented by the formula (1-1) is a metal complex represented by the formula (1-2).
Figure 0007017908000010

[In the formula, M, Z 1A , n 1 , n 2 , R 1 , Ar 1A , A 1 -G 1 -A 2 , R 1B , R 2B , R 3B and R 4B have the same meanings as described above. ]
[7] The light emitting device according to any one of [1] to [6], wherein the group represented by the formula (Ar-1A) is a group represented by the formula (Ar-2A).
Figure 0007017908000011

[In the formula, R 2 and R 3 have the same meanings as described above.
Ring A 1 represents a benzene ring, a pyridine ring or a diazabenzene ring, and E 1A , E 2A and E 3A independently represent a nitrogen atom or a carbon atom. If E 1A is a nitrogen atom, then R 1A does not exist. If E 2A is a nitrogen atom, then R 2A does not exist. If E 3A is a nitrogen atom, then R 3A does not exist.
R 1A , R 2A and R 3A independently have a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, an aryloxy group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a halogen. Representing an atom, these groups may have substituents. R 1A and R 2A , and R 2A and R 3A may be bonded to each other to form a ring together with the atoms to which they are bonded. ]
[8] The light emitting device according to [7], wherein the group represented by the formula (Ar-2A) is a group represented by the formula (Ar-3A).
Figure 0007017908000012

[In the formula, R 2 , R 3 , R 1A , R 2A and R 3A have the same meanings as described above. ]
[9] The first organic layer further contains at least one selected from the group consisting of a compound represented by the formula (H-1) and a polymer compound containing a structural unit represented by the formula (Y). The light emitting element according to any one of [1] to [8].
Figure 0007017908000013

[During the ceremony,
Ar H1 and Ar H2 each independently represent an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.
n H1 and n H2 independently represent 0 or 1, respectively. When there are a plurality of n H1 , they may be the same or different. A plurality of n H2s may be the same or different.
n H3 represents an integer of 0 or more and 10 or less.
L H1 represents an arylene group, a divalent heterocyclic group, or a group represented by − [C ( RH11 ) 2 ] n H11 −, and these groups may have a substituent. When there are a plurality of L H1 , they may be the same or different. n H11 represents an integer of 1 or more and 10 or less. RH11 represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. A plurality of RH11s existing may be the same or different, or may be bonded to each other to form a ring together with the carbon atom to which each is bonded.
L H2 represents a group represented by -N (-L H21 - RH21 )-. When there are a plurality of L H2s , they may be the same or different. L H21 represents a single bond, an arylene group or a divalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. RH21 represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. ]
Figure 0007017908000014

[In the formula, Ar Y1 represents an arylene group, a divalent heterocyclic group, or a divalent group in which an arylene group and a divalent heterocyclic group are directly bonded, and these groups have a substituent. May be. ]
[10] The first organic layer further contains at least one selected from the group consisting of a hole transport material, a hole injection material, an electron transport material, an electron injection material, a light emitting material and an antioxidant. 1] The light emitting element according to any one of [9].
[11] The light emitting device according to any one of [1] to [10], wherein the first organic layer and the second organic layer are adjacent to each other.
[12] The light emitting device according to any one of [1] to [11], wherein the second organic layer is a layer provided between the anode and the first organic layer.

本発明によれば、駆動電圧が低い発光素子を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a light emitting element having a low drive voltage.

以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail.

<共通する用語の説明>
本明細書で共通して用いられる用語は、特記しない限り、以下の意味である。
<Explanation of common terms>
Unless otherwise specified, the terms commonly used in the present specification have the following meanings.

Meはメチル基、Etはエチル基、Buはブチル基、i-Prはイソプロピル基、t-Buはtert-ブチル基を表す。 Me represents a methyl group, Et represents an ethyl group, Bu represents a butyl group, i-Pr represents an isopropyl group, and t-Bu represents a tert-butyl group.

水素原子は、重水素原子であっても、軽水素原子であってもよい。 The hydrogen atom may be a deuterium atom or a light hydrogen atom.

金属錯体を表す式中、中心金属との結合を表す実線は、共有結合又は配位結合を意味する。 In the formula representing the metal complex, the solid line representing the bond with the central metal means a covalent bond or a coordinate bond.

「高分子化合物」とは、分子量分布を有し、ポリスチレン換算の数平均分子量が1×10以上(例えば1×10~1×10)である重合体を意味する。 The “polymer compound” means a polymer having a molecular weight distribution and having a polystyrene-equivalent number average molecular weight of 1 × 10 3 or more (for example, 1 × 10 3 to 1 × 10 8 ).

高分子化合物は、ブロック共重合体、ランダム共重合体、交互共重合体、グラフト共重合体のいずれであってもよいし、その他の態様であってもよい。 The polymer compound may be a block copolymer, a random copolymer, an alternate copolymer, a graft copolymer, or any other embodiment.

高分子化合物の末端基は、重合活性基がそのまま残っていると、高分子化合物を発光素子の作製に用いた場合、発光特性又は輝度寿命が低下する可能性があるので、好ましくは安定な基である。高分子化合物の末端基としては、好ましくは主鎖と共役結合している基であり、例えば、炭素-炭素結合を介して高分子化合物の主鎖と結合するアリール基又は1価の複素環基と結合している基が挙げられる。 The terminal group of the polymer compound is preferably a stable group because if the polymerization active group remains as it is, the light emission characteristics or the luminance life may be deteriorated when the polymer compound is used for manufacturing a light emitting element. Is. The terminal group of the polymer compound is preferably a group conjugated to the main chain, for example, an aryl group or a monovalent heterocyclic group bonded to the main chain of the polymer compound via a carbon-carbon bond. The group bonded to is mentioned.

「低分子化合物」とは、分子量分布を有さず、分子量が1×10以下の化合物を意味する。 The “small molecule compound” means a compound having no molecular weight distribution and having a molecular weight of 1 × 104 or less.

「構成単位」とは、高分子化合物中に1個以上存在する単位を意味する。 The “constituent unit” means a unit existing in one or more in a polymer compound.

「アルキル基」は、直鎖及び分岐のいずれでもよい。直鎖のアルキル基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常1~50であり、好ましくは1~30であり、より好ましくは1~15であり、更に好ましくは1~10である。分岐のアルキル基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常3~50であり、好ましくは3~30であり、より好ましくは3~15であり、更に好ましくは3~10である。
アルキル基は、置換基を有していてもよい。アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、2-ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、イソアミル基、2-エチルブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2-エチルヘキシル基、3-プロピルヘプチル基、デシル基、3,7-ジメチルオクチル基、2-エチルオクチル基、2-ヘキシルデシル基、ドデシル基等が挙げられる。また、アルキル基は、これらの基における水素原子の一部又は全部が、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、フッ素原子等で置換された基であってもよい。このようなアルキル基としては、例えば、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、パーフルオロブチル基、パーフルオロヘキシル基、パーフルオロオクチル基、3-フェニルプロピル基、3-(4-メチルフェニル)プロピル基、3-(3,5-ジ-ヘキシルフェニル)プロピル基、6-エチルオキシヘキシル基が挙げられる。
「シクロアルキル基」の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常3~50であり、好ましくは3~30であり、より好ましくは4~20である。
シクロアルキル基は、置換基を有していてもよい。シクロアルキル基としては、例えば、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、シクロヘキシルエチル基が挙げられる。
The "alkyl group" may be linear or branched. The number of carbon atoms of the linear alkyl group is usually 1 to 50, preferably 1 to 30, more preferably 1 to 15, and even more preferably 1 without including the number of carbon atoms of the substituent. ~ 10. The number of carbon atoms of the branched alkyl group is usually 3 to 50, preferably 3 to 30, more preferably 3 to 15, and even more preferably 3 to 15, not including the number of carbon atoms of the substituent. It is 10.
The alkyl group may have a substituent. Examples of the alkyl group include a methyl group, an ethyl group, a propyl group, an isopropyl group, a butyl group, a 2-butyl group, an isobutyl group, a tert-butyl group, a pentyl group, an isoamyl group, a 2-ethylbutyl group, a hexyl group and a heptyl. Examples thereof include a group, an octyl group, a 2-ethylhexyl group, a 3-propylheptyl group, a decyl group, a 3,7-dimethyloctyl group, a 2-ethyloctyl group, a 2-hexyldecyl group and a dodecyl group. Further, the alkyl group may be a group in which a part or all of hydrogen atoms in these groups are substituted with a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, a fluorine atom or the like. Examples of such an alkyl group include a trifluoromethyl group, a pentafluoroethyl group, a perfluorobutyl group, a perfluorohexyl group, a perfluorooctyl group, a 3-phenylpropyl group and a 3- (4-methylphenyl) propyl group. Examples include a group, a 3- (3,5-di-hexylphenyl) propyl group and a 6-ethyloxyhexyl group.
The number of carbon atoms of the "cycloalkyl group" is usually 3 to 50, preferably 3 to 30, and more preferably 4 to 20 without including the number of carbon atoms of the substituent.
The cycloalkyl group may have a substituent. Examples of the cycloalkyl group include a cyclohexyl group, a cyclohexylmethyl group and a cyclohexylethyl group.

「アリール基」は、芳香族炭化水素から環を構成する炭素原子に直接結合する水素原子1個を除いた残りの原子団を意味する。アリール基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常6~60であり、好ましくは6~20であり、より好ましくは6~10である。
アリール基は、置換基を有していてもよい。アリール基としては、例えば、フェニル基、1-ナフチル基、2-ナフチル基、1-アントラセニル基、2-アントラセニル基、9-アントラセニル基、1-ピレニル基、2-ピレニル基、4-ピレニル基、2-フルオレニル基、3-フルオレニル基、4-フルオレニル基、2-フェニルフェニル基、3-フェニルフェニル基、4-フェニルフェニル基等が挙げられる。また、アリール基は、これらの基における水素原子の一部又は全部が、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、フッ素原子等で置換された基であってもよい。
"Aryl group" means the remaining atomic group excluding one hydrogen atom directly bonded to a carbon atom constituting a ring from an aromatic hydrocarbon. The number of carbon atoms of the aryl group is usually 6 to 60, preferably 6 to 20, and more preferably 6 to 10, not including the number of carbon atoms of the substituent.
The aryl group may have a substituent. Examples of the aryl group include a phenyl group, a 1-naphthyl group, a 2-naphthyl group, a 1-anthrasenyl group, a 2-anthrasenyl group, a 9-anthrasenyl group, a 1-pyrenyl group, a 2-pyrenyl group and a 4-pyrenyl group. Examples thereof include 2-fluorenyl group, 3-fluorenyl group, 4-fluorenyl group, 2-phenylphenyl group, 3-phenylphenyl group, 4-phenylphenyl group and the like. Further, the aryl group may be a group in which a part or all of hydrogen atoms in these groups are substituted with an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, a fluorine atom or the like.

「アルコキシ基」は、直鎖及び分岐のいずれでもよい。直鎖のアルコキシ基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常1~40であり、好ましくは4~10である。分岐のアルコキシ基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常3~40であり、好ましくは4~10である。
アルコキシ基は、置換基を有していてもよい。アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、ブチルオキシ基、イソブチルオキシ基、tert-ブチルオキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、2-エチルヘキシルオキシ基、ノニルオキシ基、デシルオキシ基、3,7-ジメチルオクチルオキシ基、ラウリルオキシ基等が挙げられる。また、アルコキシ基は、これらの基における水素原子の一部又は全部が、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、フッ素原子等で置換された基であってもよい。
「シクロアルコキシ基」の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常3~40であり、好ましくは4~10である。
シクロアルコキシ基は、置換基を有していてもよい。シクロアルコキシ基としては、例えば、シクロヘキシルオキシ基が挙げられる。
The "alkoxy group" may be either linear or branched. The number of carbon atoms of the linear alkoxy group is usually 1 to 40, preferably 4 to 10, not including the number of carbon atoms of the substituent. The number of carbon atoms of the branched alkoxy group is usually 3 to 40, preferably 4 to 10, not including the number of carbon atoms of the substituent.
The alkoxy group may have a substituent. Examples of the alkoxy group include a methoxy group, an ethoxy group, a propyloxy group, an isopropyloxy group, a butyloxy group, an isobutyloxy group, a tert-butyloxy group, a pentyloxy group, a hexyloxy group, a heptyloxy group, an octyloxy group, and 2 -Ethylhexyloxy group, nonyloxy group, decyloxy group, 3,7-dimethyloctyloxy group, lauryloxy group and the like can be mentioned. Further, the alkoxy group may be a group in which a part or all of hydrogen atoms in these groups are substituted with a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, a fluorine atom or the like.
The number of carbon atoms of the "cycloalkoxy group" is usually 3 to 40, preferably 4 to 10, not including the number of carbon atoms of the substituent.
The cycloalkoxy group may have a substituent. Examples of the cycloalkoxy group include a cyclohexyloxy group.

「アリールオキシ基」の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常6~60であり、好ましくは6~48である。
アリールオキシ基は、置換基を有していてもよい。アリールオキシ基としては、例えば、フェノキシ基、1-ナフチルオキシ基、2-ナフチルオキシ基、1-アントラセニルオキシ基、9-アントラセニルオキシ基、1-ピレニルオキシ基等が挙げられる。また、アリールオキシ基は、これらの基における水素原子の一部又は全部が、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、フッ素原子等で置換された基であってもよい。
The number of carbon atoms of the "aryloxy group" is usually 6 to 60, preferably 6 to 48, not including the number of carbon atoms of the substituent.
The aryloxy group may have a substituent. Examples of the aryloxy group include a phenoxy group, a 1-naphthyloxy group, a 2-naphthyloxy group, a 1-anthrasenyloxy group, a 9-anthrasenyloxy group, a 1-pyrenyloxy group and the like. Further, the aryloxy group may be a group in which a part or all of hydrogen atoms in these groups are substituted with an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, a fluorine atom or the like.

「p価の複素環基」(pは、1以上の整数を表す。)とは、複素環式化合物から、環を構成する炭素原子又はヘテロ原子に直接結合している水素原子のうちp個の水素原子を除いた残りの原子団を意味する。p価の複素環基の中でも、芳香族複素環式化合物から、環を構成する炭素原子又はヘテロ原子に直接結合している水素原子のうちp個の水素原子を除いた残りの原子団である「p価の芳香族複素環基」が好ましい。
「芳香族複素環式化合物」は、オキサジアゾール、チアジアゾール、チアゾール、オキサゾール、チオフェン、ピロール、ホスホール、フラン、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、トリアジン、ピリダジン、キノリン、イソキノリン、カルバゾール、ジベンゾホスホール等の複素環自体が芳香族性を示す化合物、及び、フェノキサジン、フェノチアジン、ジベンゾボロール、ジベンゾシロール、ベンゾピラン等の複素環自体は芳香族性を示さなくとも、複素環に芳香環が縮環されている化合物を意味する。
A "p-valent heterocyclic group" (p represents an integer of 1 or more) is p of hydrogen atoms directly bonded to a carbon atom or a hetero atom constituting a ring from a heterocyclic compound. It means the remaining atomic group excluding the hydrogen atom of. Among the p-valent heterocyclic groups, it is the remaining atomic group obtained by removing p hydrogen atoms from the hydrogen atoms directly bonded to the carbon atoms or heteroatoms constituting the ring from the aromatic heterocyclic compound. A "p-valent aromatic heterocyclic group" is preferred.
The "aromatic heterocyclic compound" is a complex such as oxadiazole, thiadiazole, thiazole, oxazole, thiophene, pyrrole, phosphor, furan, pyridine, pyrazine, pyrimidine, triazine, pyridazine, quinoline, isoquinolin, carbazole, dibenzophosphol and the like. Even if the compound whose ring itself exhibits aromaticity and the heterocycle itself such as phenoxazine, phenothiazine, dibenzoborol, dibenzosilol, and benzopyran do not exhibit aromaticity, the aromatic ring is fused to the heterocycle. Means a compound.

1価の複素環基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常2~60であり、好ましくは4~20である。
1価の複素環基は、置換基を有していてもよい。1価の複素環基としては、例えば、チエニル基、ピロリル基、フリル基、ピリジニル基、ピペリジニル基、キノリニル基、イソキノリニル基、ピリミジニル基、トリアジニル基等が挙げられる。また、1価の複素環基は、これらの基における水素原子の一部又は全部が、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基等で置換された基であってもよい。
The number of carbon atoms of the monovalent heterocyclic group does not include the number of carbon atoms of the substituent and is usually 2 to 60, preferably 4 to 20.
The monovalent heterocyclic group may have a substituent. Examples of the monovalent heterocyclic group include a thienyl group, a pyrrolyl group, a frill group, a pyridinyl group, a piperidinyl group, a quinolinyl group, an isoquinolinyl group, a pyrimidinyl group, a triazinyl group and the like. Further, the monovalent heterocyclic group may be a group in which a part or all of hydrogen atoms in these groups are substituted with an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group or the like.

「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示す。 The "halogen atom" refers to a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom or an iodine atom.

「アミノ基」は、置換基を有していてもよく、置換アミノ基が好ましい。アミノ基が有する置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基が好ましい。
置換アミノ基としては、二置換アミノ基が好ましい。二置換アミノ基としては、例えば、ジアルキルアミノ基、ジシクロアルキルアミノ基及びジアリールアミノ基が挙げられる。
二置換アミノ基としては、例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジフェニルアミノ基、ビス(4-メチルフェニル)アミノ基、ビス(4-tert-ブチルフェニル)アミノ基、ビス(3,5-ジ-tert-ブチルフェニル)アミノ基が挙げられる。
The "amino group" may have a substituent, and a substituted amino group is preferable. As the substituent contained in the amino group, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group is preferable.
As the substituted amino group, a disubstituted amino group is preferable. Examples of the disubstituted amino group include a dialkylamino group, a dicycloalkylamino group and a diarylamino group.
Examples of the disubstituted amino group include a dimethylamino group, a diethylamino group, a diphenylamino group, a bis (4-methylphenyl) amino group, a bis (4-tert-butylphenyl) amino group, and a bis (3,5-di-). tert-Butylphenyl) Amino group can be mentioned.

「アルケニル基」は、直鎖及び分岐のいずれでもよい。直鎖のアルケニル基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常2~30であり、好ましくは3~20である。分岐のアルケニル基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常3~30であり、好ましくは4~20である。
「シクロアルケニル基」の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常3~30であり、好ましくは4~20である。
アルケニル基及びシクロアルケニル基は、置換基を有していてもよい。アルケニル基としては、例えば、ビニル基、1-プロペニル基、2-プロペニル基、2-ブテニル基、3-ブテニル基、3-ペンテニル基、4-ペンテニル基、1-ヘキセニル基、5-ヘキセニル基、7-オクテニル基、及び、これらの基における水素原子の一部又は全部が置換基で置換された基が挙げられる。シクロアルケニル基としては、例えば、シクロヘキセニル基、シクロヘキサジエニル基、シクロオクタトリエニル基、ノルボルニレニル基、及び、これらの基における水素原子の一部又は全部が置換基で置換された基が挙げられる。
The "alkenyl group" may be either linear or branched. The number of carbon atoms of the linear alkenyl group is usually 2 to 30, preferably 3 to 20, not including the number of carbon atoms of the substituent. The number of carbon atoms of the branched alkenyl group does not include the number of carbon atoms of the substituent and is usually 3 to 30, preferably 4 to 20.
The number of carbon atoms of the "cycloalkenyl group" is usually 3 to 30, preferably 4 to 20, not including the number of carbon atoms of the substituent.
The alkenyl group and the cycloalkenyl group may have a substituent. Examples of the alkenyl group include a vinyl group, a 1-propenyl group, a 2-propenyl group, a 2-butenyl group, a 3-butenyl group, a 3-pentenyl group, a 4-pentenyl group, a 1-hexenyl group and a 5-hexenyl group. Examples thereof include a 7-octenyl group and a group in which a part or all of hydrogen atoms in these groups are substituted with a substituent. Examples of the cycloalkenyl group include a cyclohexenyl group, a cyclohexadienyl group, a cyclooctatrienyl group, a norbornylenyl group, and a group in which a part or all of hydrogen atoms in these groups are substituted with a substituent. ..

「アルキニル基」は、直鎖及び分岐のいずれでもよい。アルキニル基の炭素原子数は、置換基の炭素原子を含めないで、通常2~20であり、好ましくは3~20である。分岐のアルキニル基の炭素原子数は、置換基の炭素原子を含めないで、通常4~30であり、好ましくは4~20である。
「シクロアルキニル基」の炭素原子数は、置換基の炭素原子を含めないで、通常4~30であり、好ましくは4~20である。
アルキニル基及びシクロアルキニル基は、置換基を有していてもよい。アルキニル基としては、例えば、エチニル基、1-プロピニル基、2-プロピニル基、2-ブチニル基、3-ブチニル基、3-ペンチニル基、4-ペンチニル基、1-ヘキシニル基、5-ヘキシニル基、及び、これらの基における水素原子の一部又は全部が置換基で置換された基が挙げられる。シクロアルキニル基としては、例えば、シクロオクチニル基等が挙げられる。
The "alkynyl group" may be either linear or branched. The number of carbon atoms of the alkynyl group is usually 2 to 20, preferably 3 to 20, without including the carbon atom of the substituent. The number of carbon atoms of the branched alkynyl group is usually 4 to 30, preferably 4 to 20, without including the carbon atom of the substituent.
The number of carbon atoms of the "cycloalkynyl group" is usually 4 to 30, preferably 4 to 20, without including the carbon atom of the substituent.
The alkynyl group and the cycloalkynyl group may have a substituent. Examples of the alkynyl group include an ethynyl group, a 1-propynyl group, a 2-propynyl group, a 2-butynyl group, a 3-butynyl group, a 3-pentynyl group, a 4-pentynyl group, a 1-hexynyl group and a 5-hexynyl group. In addition, a group in which a part or all of the hydrogen atom in these groups is substituted with a substituent can be mentioned. Examples of the cycloalkynyl group include a cyclooctynyl group and the like.

「アリーレン基」は、芳香族炭化水素から環を構成する炭素原子に直接結合する水素原子2個を除いた残りの原子団を意味する。アリーレン基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常6~60であり、好ましくは6~30であり、より好ましくは6~18である。
アリーレン基は、置換基を有していてもよい。アリーレン基としては、例えば、フェニレン基、ナフタレンジイル基、アントラセンジイル基、フェナントレンジイル基、ジヒドロフェナントレンジイル基、ナフタセンジイル基、フルオレンジイル基、ピレンジイル基、ペリレンジイル基、クリセンジイル基、及び、これらの基における水素原子の一部又は全部が置換基で置換された基が挙げられる。アリーレン基は、好ましくは、式(A-1)~式(A-20)で表される基である。アリーレン基は、これらの基が複数結合した基を含む。
The "arylene group" means the remaining atomic group excluding the two hydrogen atoms directly bonded to the carbon atoms constituting the ring from the aromatic hydrocarbon. The number of carbon atoms of the arylene group is usually 6 to 60, preferably 6 to 30, and more preferably 6 to 18, not including the number of carbon atoms of the substituent.
The arylene group may have a substituent. Examples of the arylene group include a phenylene group, a naphthalenediyl group, an anthracendyl group, a phenantrenidyl group, a dihydrophenantrangeyl group, a naphthalsendiyl group, a fluorinatedyl group, a pyrenidyl group, a perylenediyl group, a chrysendiyl group, and these groups. Examples thereof include a group in which a part or all of a hydrogen atom is substituted with a substituent. The arylene group is preferably a group represented by the formulas (A-1) to (A-20). The arylene group includes a group in which a plurality of these groups are bonded.

Figure 0007017908000015
Figure 0007017908000015

Figure 0007017908000016
Figure 0007017908000016

Figure 0007017908000017
Figure 0007017908000017

Figure 0007017908000018
Figure 0007017908000018

式中、R及びRは、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基を表し、好ましくは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基である。複数存在するR及びRは、各々、同一でも異なっていてもよく、R同士は互いに結合して、それぞれが結合する原子と共に環を形成していてもよい。 In the formula, R and Ra independently represent a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and preferably a hydrogen atom and an alkyl group. , Cycloalkyl group, aryl group or monovalent heterocyclic group. A plurality of R and Ra may be the same or different from each other, and Ra may be bonded to each other to form a ring together with the atoms to which each is bonded.

2価の複素環基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常2~60であり、好ましくは、3~20であり、より好ましくは、4~15である。
2価の複素環基は、置換基を有していてもよい。2価の複素環基としては、例えば、ピリジン、ジアザベンゼン、トリアジン、アザナフタレン、ジアザナフタレン、カルバゾール、ジベンゾフラン、ジベンゾチオフェン、ジベンゾシロール、フェノキサジン、フェノチアジン、アクリジン、ジヒドロアクリジン、フラン、チオフェン、アゾール、ジアゾール又はトリアゾールから、環を構成する炭素原子又はヘテロ原子に直接結合している水素原子のうち2個の水素原子を除いた2価の基が挙げられる。また、2価の複素環基は、これらの基における水素原子の一部又は全部が置換基で置換された基であってもよい。2価の複素環基は、好ましくは、式(AA-1)~式(AA-34)で表される基である。2価の複素環基は、これらの基が複数結合した基を含む。
The number of carbon atoms of the divalent heterocyclic group is usually 2 to 60, preferably 3 to 20, and more preferably 4 to 15, not including the number of carbon atoms of the substituent.
The divalent heterocyclic group may have a substituent. Examples of the divalent heterocyclic group include pyridine, diazabenzene, triazine, azanaphthalene, diazanaphthalene, carbazole, dibenzofuran, dibenzothiophene, dibenzosilol, phenoxazine, phenothiazine, aclysine, dihydroaclysine, furan, thiophene and azole. Examples thereof include diazoles or triazoles, which are divalent groups obtained by removing two hydrogen atoms from hydrogen atoms directly bonded to carbon atoms or heteroatoms constituting the ring. Further, the divalent heterocyclic group may be a group in which a part or all of hydrogen atoms in these groups are substituted with a substituent. The divalent heterocyclic group is preferably a group represented by the formulas (AA-1) to (AA-34). A divalent heterocyclic group includes a group in which a plurality of these groups are bonded.

Figure 0007017908000019
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Figure 0007017908000020
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Figure 0007017908000021
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Figure 0007017908000022
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Figure 0007017908000023
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Figure 0007017908000024
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Figure 0007017908000025
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式中、R及びRは、前記と同じ意味を表す。 In the formula, R and Ra have the same meanings as described above.

「架橋基」とは、加熱処理、紫外線照射処理、近紫外線照射処理、可視光照射処理、赤外線照射処理、ラジカル反応等に供することにより、新たな結合を生成することが可能な基であり、好ましくは、架橋基A群の式(XL-1)~式(XL-17)で表される架橋基である。 The "crosslinking group" is a group capable of forming a new bond by subjecting it to heat treatment, ultraviolet irradiation treatment, near-ultraviolet irradiation treatment, visible light irradiation treatment, infrared irradiation treatment, radical reaction, or the like. Preferably, it is a cross-linking group represented by the formulas (XL-1) to (XL-17) of the group A of the cross-linking group.

「置換基」とは、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、1価の複素環基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、置換アミノ基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基又はシクロアルキニル基を表す。置換基は架橋基であってもよい。 The "substituted group" is a halogen atom, a cyano group, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryloxy group, an amino group, a substituted amino group and an alkenyl group. , Cycloalkenyl group, alkynyl group or cycloalkynyl group. The substituent may be a cross-linking group.

<発光素子>
本実施形態の発光素子は、陽極と、陰極と、陽極及び陰極の間に設けられた第1の有機層及び第2の有機層と、を有し、第1の有機層が式(1)で表される金属錯体を含有し、第2の有機層が架橋基を有する構成単位(以下、「架橋構成単位」ともいう。)を含む高分子化合物の架橋体を含有する、発光素子である。
<Light emitting element>
The light emitting element of the present embodiment has an anode, a cathode, and a first organic layer and a second organic layer provided between the anode and the cathode, and the first organic layer is the formula (1). A light emitting element containing a crosslinked body of a polymer compound containing a metal complex represented by the above and containing a structural unit (hereinafter, also referred to as “crosslinked structural unit”) in which a second organic layer has a crosslinking group. ..

第1の有機層及び第2の有機層の形成方法としては、例えば、真空蒸着法等の乾式法、並びに、スピンコート法及びインクジェット印刷法等の湿式法が挙げられ、湿式法が好ましい。 Examples of the method for forming the first organic layer and the second organic layer include a dry method such as a vacuum vapor deposition method and a wet method such as a spin coating method and an inkjet printing method, and the wet method is preferable.

第1の有機層を湿式法により形成する場合、後述する第1のインクを用いることが好ましい。 When the first organic layer is formed by a wet method, it is preferable to use the first ink described later.

第2の有機層を湿式法により形成する場合、後述する第2のインクを用いることが好ましい。第2のインクを用いて層を形成後、加熱又は光照射することで、層中の架橋構成単位を含む高分子化合物を架橋させることができる。架橋構成単位を含む高分子化合物の架橋は、加熱により行うことが好ましい。架橋構成単位を含む高分子化合物が架橋した状態(架橋構成単位を含む高分子化合物の架橋体)で、第2の有機層に含有されている場合、第2の有機層は溶媒に対して実質的に不溶化されている。そのため、第2の有機層は、発光素子の積層化に好適に使用することができる。 When the second organic layer is formed by the wet method, it is preferable to use the second ink described later. After forming the layer with the second ink, the polymer compound containing the cross-linking structural unit in the layer can be cross-linked by heating or irradiating with light. The cross-linking of the polymer compound containing the cross-linking structural unit is preferably carried out by heating. When the polymer compound containing the crosslinked building block is crosslinked (a crosslinked body of the polymer compound containing the crosslinked building block) and is contained in the second organic layer, the second organic layer is substantially relative to the solvent. Is insolubilized. Therefore, the second organic layer can be suitably used for laminating light emitting elements.

架橋させるための加熱の温度は、通常、25℃~300℃であり、好ましくは50℃~260℃であり、より好ましくは130℃~230℃であり、更に好ましくは180℃~210℃である。
加熱の時間は、通常、0.1分~1000分であり、好ましくは0.5分~500分であり、より好ましくは1分~120分であり、更に好ましくは10分~60分である。
The heating temperature for crosslinking is usually 25 ° C. to 300 ° C., preferably 50 ° C. to 260 ° C., more preferably 130 ° C. to 230 ° C., and even more preferably 180 ° C. to 210 ° C. ..
The heating time is usually 0.1 to 1000 minutes, preferably 0.5 to 500 minutes, more preferably 1 to 120 minutes, and even more preferably 10 to 60 minutes. ..

光照射に用いられる光の種類は、例えば、紫外光、近紫外光、可視光である。 The types of light used for light irradiation are, for example, ultraviolet light, near-ultraviolet light, and visible light.

第1の有機層又は第2の有機層に含有される成分の分析方法としては、例えば、抽出等の化学的分離分析法、赤外分光法(IR)、核磁気共鳴分光法(NMR)、質量分析法(MS)等の機器分析法、並びに、化学的分離分析法及び機器分析法を組み合わせた分析法が挙げられる。 Examples of the method for analyzing the components contained in the first organic layer or the second organic layer include a chemical separation analysis method such as extraction, infrared spectroscopy (IR), nuclear magnetic resonance spectroscopy (NMR), and the like. Instrumental analysis methods such as mass spectrometry (MS), and analysis methods that combine chemical separation analysis methods and instrumental analysis methods can be mentioned.

第1の有機層又は第2の有機層に対して、トルエン、キシレン、クロロホルム、テトラヒドロフラン等の有機溶媒を用いた固液抽出を行うことで、有機溶媒に対して実質的に不溶な成分(不溶成分)と、有機溶媒に対して溶解する成分(溶解成分)とに分離することが可能である。不溶成分は赤外分光法又は核磁気共鳴分光法により分析することが可能であり、溶解成分は核磁気共鳴分光法又は質量分析法により分析することが可能である。 By performing solid-liquid extraction of the first organic layer or the second organic layer using an organic solvent such as toluene, xylene, chloroform, or tetrahydrofuran, a component (insoluble) that is substantially insoluble in the organic solvent (insoluble). It is possible to separate a component) and a component (dissolving component) that dissolves in an organic solvent. The insoluble component can be analyzed by infrared spectroscopy or nuclear magnetic resonance spectroscopy, and the dissolved component can be analyzed by nuclear magnetic resonance spectroscopy or mass analysis.

<第1の有機層>
[式(1)で表される金属錯体]
式(1)で表される金属錯体は、通常、室温(25℃)で燐光発光性を示す金属錯体であり、好ましくは、室温で三重項励起状態からの発光を示す金属錯体である。
<First organic layer>
[Metal complex represented by the formula (1)]
The metal complex represented by the formula (1) is usually a metal complex that exhibits phosphorescence emission at room temperature (25 ° C.), and is preferably a metal complex that exhibits emission from a triplet excited state at room temperature.

式(1)で表される金属錯体は、中心金属であるMと、添え字nでその数を規定されている配位子と、添え字nでその数を規定されている配位子とから構成されている。 The metal complex represented by the formula (1) has M, which is a central metal, a ligand whose number is defined by the subscript n 1 , and a coordination whose number is defined by the subscript n 2 . It is composed of children.

Mは、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、イリジウム原子又は白金原子であることが好ましく、イリジウム原子であることがより好ましい。 Since the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower, M is preferably an iridium atom or a platinum atom, and more preferably an iridium atom.

Mがロジウム原子又はイリジウム原子の場合、nは2又は3であることが好ましく、3であることがより好ましい。 When M is a rhodium atom or an iridium atom, n 1 is preferably 2 or 3, and more preferably 3.

Mがパラジウム原子又は白金原子の場合、nは2であることが好ましい。 When M is a palladium atom or a platinum atom, n 1 is preferably 2.

は、炭素原子であることが好ましい。 E 1 is preferably a carbon atom.

環Bにおける芳香族炭化水素環の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常6~60であり、好ましくは6~30であり、より好ましくは6~18である。
環Bにおける芳香族炭化水素環としては、ベンゼン環、ナフタレン環、インデン環、フルオレン環、フェナントレン環、ジヒドロフェナントレン環及びこれらの環が縮合した環が挙げられる。環Bにおける芳香族炭化水素環は、好ましくは、ベンゼン環、ナフタレン環、インデン環、フルオレン環、フェナントレン環又はジヒドロフェナントレン環であり、より好ましくは、ベンゼン環、フルオレン環又はジヒドロフェナントレン環であり、更に好ましくは、ベンゼン環であり、これらの環は置換基を有していてもよい。
The number of carbon atoms of the aromatic hydrocarbon ring in ring B is usually 6 to 60, preferably 6 to 30, and more preferably 6 to 18, not including the number of carbon atoms of the substituent.
Examples of the aromatic hydrocarbon ring in ring B include a benzene ring, a naphthalene ring, an indene ring, a fluorene ring, a phenanthrene ring, a dihydrophenanthrene ring, and a ring obtained by condensing these rings. The aromatic hydrocarbon ring in ring B is preferably a benzene ring, a naphthalene ring, an inden ring, a fluorene ring, a phenanthrene ring or a dihydrophenanthrene ring, and more preferably a benzene ring, a fluorene ring or a dihydrophenanthrene ring. More preferably, it is a benzene ring, and these rings may have a substituent.

環Bにおける芳香族複素環の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常4~60であり、好ましくは4~20である。
環Bにおける芳香族複素環としては、ピロール環、ジアゾール環、フラン環、チオフェン環、ピリジン環、ジアザベンゼン環、アザナフタレン環、ジアザナフタレン環、インドール環、ベンゾジアゾール環、ベンゾフラン環、ベンゾチオフェン環、カルバゾール環、ジベンゾフラン環、ジベンゾチオフェン環及びこれらの環に芳香環が縮合した環が挙げられる。環Bにおける芳香族複素環は、好ましくは、ピロール環、ジアゾール環、フラン環、チオフェン環、ピリジン環、ジアザベンゼン環、アザナフタレン環、ジアザナフタレン環、インドール環、ベンゾジアゾール環、ベンゾフラン環、ベンゾチオフェン環、カルバゾール環、ジベンゾフラン環又はジベンゾチオフェン環であり、より好ましくは、ピリジン環、ジアザベンゼン環、カルバゾール環、ジベンゾフラン環又はジベンゾチオフェン環であり、更に好ましくは、ピリジン環又はジアザベンゼン環であり、これらの環は置換基を有していてもよい。
The number of carbon atoms of the aromatic heterocycle in the ring B is usually 4 to 60, preferably 4 to 20, not including the number of carbon atoms of the substituent.
Examples of the aromatic heterocycle in ring B include a pyrrole ring, a diazole ring, a furan ring, a thiophene ring, a pyridine ring, a diazabenzene ring, an azanaphthalene ring, a diazanaphthalene ring, an indol ring, a benzodiazole ring, a benzofuran ring, and a benzothiophene. Examples thereof include a ring, a carbazole ring, a dibenzofuran ring, a dibenzothiophene ring, and a ring in which an aromatic ring is condensed with these rings. The aromatic heterocycle in ring B is preferably a pyrrole ring, a diazole ring, a furan ring, a thiophene ring, a pyridine ring, a diazabenzene ring, an azanaphthalene ring, a diazanaphthalene ring, an indole ring, a benzodiazole ring, a benzofuran ring, and the like. It is a benzothiophene ring, a carbazole ring, a dibenzofuran ring or a dibenzothiophene ring, more preferably a pyridine ring, a diazabenzene ring, a carbazole ring, a dibenzofuran ring or a dibenzothiophene ring, and even more preferably a pyridine ring or a diazabenzene ring. These rings may have substituents.

環Bは、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは、5員若しくは6員の芳香族炭化水素環、又は、5員若しくは6員の芳香族複素環であり、より好ましくは、ベンゼン環、フルオレン環、ジヒドロフェナントレン環、ピリジン環、ジアザベンゼン環、カルバゾール環、ジベンゾフラン環又はジベンゾチオフェン環であり、更に好ましくは、ベンゼン環、ピリジン環又はジアザベンゼン環であり、特に好ましくはベンゼン環であり、これらの環は置換基を有していてもよい。環Bが6員の芳香族複素環である場合、Eは炭素原子であることが好ましい。 Ring B is preferably a 5- or 6-membered aromatic hydrocarbon ring or a 5- or 6-membered aromatic heterocycle because the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower. It is preferably a benzene ring, a fluorene ring, a dihydrophenanthrene ring, a pyridine ring, a diazabenzene ring, a carbazole ring, a dibenzofuran ring or a dibenzothiophene ring, more preferably a benzene ring, a pyridine ring or a diazabenzene ring, and particularly preferably benzene. It is a ring, and these rings may have a substituent. When ring B is a 6-membered aromatic heterocycle, E 1 is preferably a carbon atom.

環Bが有していてもよい置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、置換アミノ基又はハロゲン原子が好ましく、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、1価の複素環基、置換アミノ基又はフッ素原子がより好ましく、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基が更に好ましく、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基が特に好ましく、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 As the substituent that the ring B may have, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, an aryloxy group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a halogen atom is preferable. , Alkyl group, cycloalkyl group, alkoxy group, cycloalkoxy group, aryl group, monovalent heterocyclic group, substituted amino group or fluorine atom is more preferable, alkyl group, cycloalkyl group, aryl group, monovalent heterocycle. A group or a substituted amino group is more preferable, an alkyl group, a cycloalkyl group or an aryl group is particularly preferable, and these groups may further have a substituent.

環Bが有していてもよい置換基におけるアリール基としては、フェニル基、ナフチル基、アントラセニル基、フェナントレニル基、ジヒドロフェナントレニル基、フルオレニル基又はピレニル基が好ましく、フェニル基、ナフチル基又はフルオレニル基がより好ましく、フェニル基が更に好ましく、これらの基は置換基を有していてもよい。 As the aryl group in the substituent which the ring B may have, a phenyl group, a naphthyl group, an anthrasenyl group, a phenanthrenyl group, a dihydrophenanthrenyl group, a fluorenyl group or a pyrenyl group is preferable, and a phenyl group, a naphthyl group or a phenyl group or a naphthyl group or A fluorenyl group is more preferable, a phenyl group is further preferable, and these groups may have a substituent.

環Bが有していてもよい置換基における1価の複素環基としては、ピリジル基、ピリミジニル基、トリアジニル基、キノリニル基、イソキノリニル基、ジベンゾフラニル基、ジベンゾチエニル基、カルバゾリル基、アザカルバゾリル基、ジアザカルバゾリル基、フェノキサジニル基又はフェノチアジニル基が好ましく、ピリジル基、ピリミジニル基、トリアジニル基、ジベンゾフラニル基、ジベンゾチエニル基又はカルバゾリル基がより好ましく、ピリジル基、ピリミジニル基又はトリアジニル基が更に好ましく、これらの基は置換基を有していてもよい。 The monovalent heterocyclic group in the substituent that the ring B may have includes a pyridyl group, a pyrimidinyl group, a triazinyl group, a quinolinyl group, an isoquinolinyl group, a dibenzofuranyl group, a dibenzothienyl group, a carbazolyl group and an azacarbazolyl group. , Diazacarbazolyl group, phenoxadinyl group or phenothiazinyl group is preferable, pyridyl group, pyrimidinyl group, triazinyl group, dibenzofuranyl group, dibenzothienyl group or carbazolyl group is more preferable, and pyridyl group, pyrimidinyl group or triazinyl group is preferable. More preferably, these groups may have substituents.

環Bが有していてもよい置換基における置換アミノ基において、アミノ基が有する置換基としては、アリール基又は1価の複素環基が好ましく、アリール基がより好ましく、これらの基は更に置換基を有していてもよい。アミノ基が有する置換基におけるアリール基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基におけるアリール基の例及び好ましい範囲と同じである。アミノ基が有する置換基における1価の複素環基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基における1価の複素環基の例及び好ましい範囲と同じである。 Among the substituted amino groups in the substituents that the ring B may have, the substituent of the amino group is preferably an aryl group or a monovalent heterocyclic group, more preferably an aryl group, and these groups are further substituted. It may have a group. The examples and preferred ranges of aryl groups in the substituents of the amino group are the same as the examples and preferred ranges of aryl groups in the substituents that ring B may have. The example and preferred range of the monovalent heterocyclic group in the substituent of the amino group is the same as the example and preferred range of the monovalent heterocyclic group in the substituent that the ring B may have.

環Bが有していてもよい置換基のうち、アリール基、1価の複素環基及び置換アミノ基としては、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、式(D-A)、(D-B)又は(D-C)で表される基が好ましく、式(D-A)又は(D-C)で表される基がより好ましい。 Among the substituents that the ring B may have, the aryl group, the monovalent heterocyclic group and the substituted amino group have a lower driving voltage of the light emitting element of the present embodiment, and thus the formula (DA). ), (DB) or (DC) is preferable, and the group represented by the formula (DA) or (DC) is more preferable.

Figure 0007017908000026
Figure 0007017908000026

式中、
DA1、mDA2及びmDA3は、それぞれ独立に、0以上の整数を表す。
DAは、窒素原子、芳香族炭化水素基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
ArDA1、ArDA2及びArDA3は、それぞれ独立に、アリーレン基又は2価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。ArDA1、ArDA2及びArDA3が複数存在する場合、それらはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。
DAは、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するTDAは、同一でも異なっていてもよい。
During the ceremony
m DA1 , m DA2 , and m DA3 each independently represent an integer of 0 or more.
GDA represents a nitrogen atom, an aromatic hydrocarbon group or a heterocyclic group, and these groups may have a substituent.
Ar DA1 , Ar DA2 and Ar DA3 each independently represent an arylene group or a divalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. When there are a plurality of Ar DA1 , Ar DA2 , and Ar DA3 , they may be the same or different from each other.
T DA represents an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. A plurality of TDAs may be the same or different.

Figure 0007017908000027
Figure 0007017908000027

式中、
DA1、mDA2、mDA3、mDA4、mDA5、mDA6及びmDA7は、それぞれ独立に、0以上の整数を表す。
DAは、窒素原子、芳香族炭化水素基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するGDAは、同一でも異なっていてもよい。
ArDA1、ArDA2、ArDA3、ArDA4、ArDA5、ArDA6及びArDA7は、それぞれ独立に、アリーレン基又は2価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。ArDA1、ArDA2、ArDA3、ArDA4、ArDA5、ArDA6及びArDA7が複数存在する場合、それらはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。
DAは、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するTDAは、同一でも異なっていてもよい。
During the ceremony
m DA1 , m DA2 , m DA3 , m DA4 , m DA5 , m DA6 , and m DA7 each independently represent an integer of 0 or more.
GDA represents a nitrogen atom, an aromatic hydrocarbon group or a heterocyclic group, and these groups may have a substituent. Multiple G DAs may be the same or different.
Ar DA1 , Ar DA2 , Ar DA3 , Ar DA4 , Ar DA5 , Ar DA6 and Ar DA7 each independently represent an arylene group or a divalent heterocyclic group, even if these groups have a substituent. good. When there are a plurality of Ar DA1 , Ar DA2 , Ar DA3 , Ar DA4 , Ar DA5 , Ar DA6 , and Ar DA7 , they may be the same or different from each other.
T DA represents an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. A plurality of TDAs may be the same or different.

Figure 0007017908000028
Figure 0007017908000028

式中、
DA1は、0以上の整数を表す。
ArDA1は、アリーレン基又は2価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。ArDA1が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
DAは、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
During the ceremony
m DA1 represents an integer greater than or equal to 0.
Ar DA1 represents an arylene group or a divalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. When there are a plurality of Ar DA1 , they may be the same or different.
T DA represents an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.

DA1、mDA2、mDA3、mDA4、mDA5、mDA6及びmDA7は、通常10以下の整数であり、好ましくは5以下の整数であり、より好ましくは2以下の整数であり、更に好ましくは0又は1である。mDA2、mDA3、mDA4、mDA5、mDA6及びmDA7は、同一の整数であることが好ましく、mDA1、mDA2、mDA3、mDA4、mDA5、mDA6及びmDA7は、同一の整数であることがより好ましい。 m DA1 , m DA2 , m DA3 , m DA4 , m DA5 , m DA6 and m DA7 are usually integers of 10 or less, preferably 5 or less, more preferably 2 or less, and further. It is preferably 0 or 1. m DA2 , m DA3 , m DA4 , m DA5 , m DA6 and m DA7 are preferably the same integer, and m DA1 , m DA2 , m DA3 , m DA4 , m DA5 , m DA6 and m DA7 are It is more preferable that they are the same integer.

DAは、好ましくは式(GDA-11)~式(GDA-15)で表される基であり、より好ましくは式(GDA-11)~式(GDA-14)で表される基であり、更に好ましくは式(GDA-11)又は式(GDA-14)で表される基であり、特に好ましくは式(GDA-11)で表される基である。 GDA is preferably a group represented by the formulas (GDA-11) to (GDA-15), and more preferably a group represented by the formulas (GDA-11) to the formula (GDA-14). , More preferably a group represented by the formula (GDA-11) or the formula (GDA-14), and particularly preferably a group represented by the formula (GDA-11).

Figure 0007017908000029
Figure 0007017908000029

式中、
*は、式(D-A)におけるArDA1、式(D-B)におけるArDA1、式(D-B)におけるArDA2、又は、式(D-B)におけるArDA3との結合を表す。
**は、式(D-A)におけるArDA2、式(D-B)におけるArDA2、式(D-B)におけるArDA4、又は、式(D-B)におけるArDA6との結合を表す。
***は、式(D-A)におけるArDA3、式(D-B)におけるArDA3、式(D-B)におけるArDA5、又は、式(D-B)におけるArDA7との結合を表す。
DAは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は更に置換基を有していてもよい。RDAが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
During the ceremony
* Represents a bond with Ar DA1 in the formula (DA), Ar DA1 in the formula (DB), Ar DA2 in the formula (DB), or Ar DA3 in the formula (DB).
** represents a combination with Ar DA2 in the formula (DA), Ar DA2 in the formula (DB), Ar DA4 in the formula (DB), or Ar DA6 in the formula (DB). ..
*** is a combination with Ar DA3 in the formula (DA), Ar DA3 in the formula (DB), Ar DA5 in the formula (DB), or Ar DA7 in the formula ( DB ). show.
RDA represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may further have a substituent. If there are multiple R DAs , they may be the same or different.

DAは、好ましくは水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基又はシクロアルコキシ基であり、より好ましくは水素原子、アルキル基又はシクロアルキル基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 The R DA is preferably a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group or a cycloalkoxy group, more preferably a hydrogen atom, an alkyl group or a cycloalkyl group, and these groups have a substituent. You may.

ArDA1、ArDA2、ArDA3、ArDA4、ArDA5、ArDA6及びArDA7は、好ましくは、フェニレン基、フルオレンジイル基又はカルバゾールジイル基であり、より好ましくは式(A-1)~式(A-3)、式(A-8)、式(A-9)、式(AA-10)、式(AA-11)、式(AA-33)又は式(AA-34)で表される基であり、更に好ましくは式(ArDA-1)~式(ArDA-5)で表される基であり、特に好ましくは式(ArDA-1)~式(ArDA-3)で表される基であり、とりわけ好ましくは式(ArDA-1)で表される基である。 Ar DA1 , Ar DA2 , Ar DA3 , Ar DA4 , Ar DA5 , Ar DA6 and Ar DA7 are preferably a phenylene group, a fluorinatedyl group or a carbazolediyl group, and more preferably a formula (A-1) to a formula. (A-3), formula (A-8), formula (A-9), formula (AA-10), formula (AA-11), formula (AA-33) or formula (AA-34). A group represented by the formulas (ArDA-1) to (ArDA-5), and particularly preferably a group represented by the formulas (ArDA-1) to (ArDA-3). It is particularly preferable that it is a group represented by the formula (ArDA-1).

Figure 0007017908000030
Figure 0007017908000030

式中、
DAは前記と同じ意味を表す。
DBは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。RDBが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
During the ceremony
R DA has the same meaning as described above.
RDB represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. When a plurality of RDBs exist, they may be the same or different.

DBは、好ましくはアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基であり、より好ましくはアリール基又は1価の複素環基であり、更に好ましくはアリール基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 The RDB is preferably an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, more preferably an aryl group or a monovalent heterocyclic group, still more preferably an aryl group, and these. The group may have a substituent.

DAは、好ましくは式(TDA-1)~式(TDA-3)で表される基であり、より好ましくは式(TDA-1)で表される基である。 TDA is preferably a group represented by the formulas (TDA-1) to (TDA-3), and more preferably a group represented by the formula (TDA-1).

Figure 0007017908000031
Figure 0007017908000031

式中、RDA及びRDBは前記と同じ意味を表す。 In the formula, R DA and R DB have the same meanings as described above.

式(D-A)で表される基は、好ましくは式(D-A1)~式(D-A4)で表される基であり、より好ましくは式(D-A1)、式(D-A3)又は式(D-A4)で表される基であり、更に好ましくは式(D-A1)又は式(D-A4)で表される基であり、特に好ましくは式(D-A1)で表される基である。 The groups represented by the formula (DA) are preferably groups represented by the formulas (DA1) to (DA4), and more preferably the formulas (DA1) and the formula (D-A4). It is a group represented by A3) or the formula (D-A4), more preferably a group represented by the formula (D-A1) or the formula (D-A4), and particularly preferably a group represented by the formula (D-A1). It is a group represented by.

Figure 0007017908000032
Figure 0007017908000032

式中、
p1、Rp2、Rp3及びRp4は、それぞれ独立に、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基又はハロゲン原子を表す。Rp1、Rp2及びRp4が複数存在する場合、それらはそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。
np1は、0~5の整数を表し、np2は0~3の整数を表し、np3は0又は1を表し、np4は0~4の整数を表す。複数存在するnp1は、同一でも異なっていてもよい。
During the ceremony
R p1 , R p2 , R p3 and R p4 independently represent an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group or a halogen atom, respectively. When there are a plurality of R p1 , R p2 and R p4 , they may be the same or different from each other.
np1 represents an integer of 0 to 5, np2 represents an integer of 0 to 3, np3 represents 0 or 1, and np4 represents an integer of 0 to 4. A plurality of np1s may be the same or different.

式(D-B)で表される基は、好ましくは式(D-B1)~式(D-B3)で表される基であり、より好ましくは式(D-B1)又は式(D-B3)で表される基であり、更に好ましくは、式(D-B1)で表される基である。 The group represented by the formula (DB) is preferably a group represented by the formulas (DB1) to (DB3), and more preferably the formula (DB1) or the formula (D—). It is a group represented by B3), and more preferably a group represented by the formula (DB1).

Figure 0007017908000033
Figure 0007017908000033

式中、
p1、Rp2及びRp3は、それぞれ独立に、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基又はハロゲン原子を表す。Rp1及びRp2が複数存在する場合、それらはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。
np1は0~5の整数を表し、np2は0~3の整数を表し、np3は0又は1を表す。np1及びnp2が複数存在する場合、それらはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。
During the ceremony
R p1 , R p2 and R p3 independently represent an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group or a halogen atom, respectively. When there are a plurality of R p1 and R p2 , they may be the same or different from each other.
np1 represents an integer of 0 to 5, np2 represents an integer of 0 to 3, and np3 represents 0 or 1. When a plurality of np1 and np2 exist, they may be the same or different from each other.

式(D-C)で表される基は、好ましくは式(D-C1)~式(D-C4)で表される基であり、より好ましくは式(D-C1)~式(D-C3)で表される基であり、更に好ましくは式(D-C1)又は式(D-C2)で表される基であり、特に好ましくは式(D-C1)で表される基である。 The group represented by the formula (DC) is preferably a group represented by the formulas (DC1) to the formula (DC4), and more preferably the groups represented by the formulas (DC1) to the formula (D-C4). It is a group represented by the formula (C3), more preferably a group represented by the formula (DC1) or the formula (DC2), and particularly preferably a group represented by the formula (DC1). ..

Figure 0007017908000034
Figure 0007017908000034

式中、
p4、Rp5及びRp6は、それぞれ独立に、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基又はハロゲン原子を表す。Rp4、Rp5及びRp6が複数存在する場合、それらはそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。
np4は、0~4の整数を表し、np5は0~5の整数を表し、np6は0~5の整数を表す。
During the ceremony
R p4 , R p5 and R p6 independently represent an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group or a halogen atom. When there are a plurality of R p4 , R p5 and R p6 , they may be the same or different from each other.
np4 represents an integer of 0 to 4, np5 represents an integer of 0 to 5, and np6 represents an integer of 0 to 5.

np1は、好ましくは0又は1であり、より好ましくは1である。np2は、好ましくは0又は1であり、より好ましくは0である。np3は好ましくは0である。np4は、好ましくは0~2の整数である。np5は、好ましくは1~3の整数である。np6は、好ましくは0~2の整数である。 np1 is preferably 0 or 1, more preferably 1. np2 is preferably 0 or 1, more preferably 0. np3 is preferably 0. np4 is preferably an integer of 0 to 2. np5 is preferably an integer of 1 to 3. np6 is preferably an integer of 0 to 2.

p1、Rp2、Rp3、Rp4、Rp5及びRp6は、好ましくはアルキル基又はシクロアルキル基であり、より好ましくはメチル基、エチル基、イソプロピル基、tert-ブチル基、ヘキシル基、2-エチルヘキシル基、シクロヘキシル基又はtert-オクチル基であり、更に好ましくはメチル基、エチル基、イソプロピル基、tert-ブチル基、ヘキシル基、2-エチルヘキシル基又はtert-オクチル基である。 R p1 , R p2 , R p3 , R p4 , R p5 and R p6 are preferably alkyl or cycloalkyl groups, more preferably methyl, ethyl, isopropyl, tert-butyl, hexyl, etc. It is a 2-ethylhexyl group, a cyclohexyl group or a tert-octyl group, more preferably a methyl group, an ethyl group, an isopropyl group, a tert-butyl group, a hexyl group, a 2-ethylhexyl group or a tert-octyl group.

式(D-A)で表される基としては、例えば、式(D-A-1)~式(D-A-12)で表される基が挙げられる。 Examples of the group represented by the formula (DA) include groups represented by the formulas (DA-1) to (DA-12).

Figure 0007017908000035
Figure 0007017908000035

Figure 0007017908000036
Figure 0007017908000036

式中、Rは、メチル基、エチル基、イソプロピル基、tert-ブチル基、ヘキシル基、2-エチルヘキシル基、tert-オクチル基、シクロヘキシル基、メトキシ基、2-エチルヘキシルオキシ基又はシクロへキシルオキシ基を表す。Rが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。 In the formula, RD is a methyl group, an ethyl group, an isopropyl group, a tert-butyl group, a hexyl group, a 2-ethylhexyl group, a tert-octyl group, a cyclohexyl group, a methoxy group, a 2-ethylhexyloxy group or a cyclohexyloxy group. Represents. If there are multiple RDs , they may be the same or different.

式(D-B)で表される基としては、例えば、式(D-B-1)~式(D-B-4)で表される基が挙げられる。 Examples of the group represented by the formula (DB) include groups represented by the formulas (DB-1) to (DB-4).

Figure 0007017908000037
Figure 0007017908000037

式中、Rは前記と同じ意味を表す。 In the formula, R D has the same meaning as described above.

式(D-C)で表される基としては、例えば、式(D-C-1)~式(D-C-13)で表される基が挙げられる。 Examples of the group represented by the formula (DC) include groups represented by the formulas (DC-1) to the formula (DC-13).

Figure 0007017908000038
Figure 0007017908000038

式中、Rは前記と同じ意味を表す。 In the formula, R D has the same meaning as described above.

はメチル基、エチル基、イソプロピル基、tert-ブチル基、ヘキシル基、2-エチルヘキシル基又はtert-オクチル基であることが好ましい。 The RD is preferably a methyl group, an ethyl group, an isopropyl group, a tert-butyl group, a hexyl group, a 2-ethylhexyl group or a tert-octyl group.

環Bが有していてもよい置換基が複数存在する場合、それらは互いに結合して、それぞれが結合する原子とともに環を形成していてもよいが、式(1)で表される金属錯体の発光スペクトルの最大ピーク波長が短波長になるので、環を形成しないことが好ましい。 When there are a plurality of substituents that the ring B may have, they may be bonded to each other to form a ring together with the atoms to which the rings B are bonded, but the metal complex represented by the formula (1). Since the maximum peak wavelength of the emission spectrum of the above is a short wavelength, it is preferable not to form a ring.

環Bが有していてもよい置換基が更に有していてもよい置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、置換アミノ基又はハロゲン原子が好ましく、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、1価の複素環基、置換アミノ基又はフッ素原子がより好ましく、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基が更に好ましく、アルキル基が特に好ましく、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 The substituent which the ring B may have may further include an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, an aryloxy group, and a monovalent heterocycle. A group, a substituted amino group or a halogen atom is preferable, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a fluorine atom is more preferable, and an alkyl group or a cycloalkyl group is preferable. Groups or aryl groups are more preferred, alkyl groups are particularly preferred, and these groups may further have substituents.

環Bが有していてもよい置換基が更に有していてもよい置換基におけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基におけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲と同じである。 Examples and preferred ranges of the aryl group, the monovalent heterocyclic group or the substituted amino group in the substituent which the substituent which may be possessed by the ring B may further possess may be contained in the ring B. Same as for examples and preferred ranges of aryl groups, monovalent heterocyclic groups or substituted amino groups in good substituents.

1Aは、好ましくは、=N-で表される基である。 Z 1A is preferably a group represented by = N−.

Z1Aは、好ましくは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、1価の複素環基、置換アミノ基又はフッ素原子であり、より好ましくは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基であり、更に好ましくは、水素原子、アルキル基又はシクロアルキル基であり、特に好ましくは、水素原子であり、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 R Z1A is preferably a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a fluorine atom, and more preferably a hydrogen atom. It is an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, more preferably a hydrogen atom, an alkyl group or a cycloalkyl group, particularly preferably a hydrogen atom, and these groups are further substituted. It may have a group.

Z1Aにおけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基におけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲と同じである。 Examples of aryl groups, monovalent heterocyclic groups or substituted amino groups in R Z1A and preferred ranges are examples of aryl groups, monovalent heterocyclic groups or substituted amino groups in the substituents that ring B may have. And the same as the preferred range.

Z1Aが有していてもよい置換基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基が更に有していてもよい置換基の例及び好ましい範囲と同じである。 The examples and preferred ranges of substituents that R Z1A may have are the same as the examples and preferred ranges of substituents that ring B may further have.

は、好ましくは、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、1価の複素環基、置換アミノ基、フッ素原子又は炭素原子数2以上30以下のアルキル基であり、より好ましくは、シクロアルキル基、アリール基、1価の複素環基、置換アミノ基又は炭素原子数2以上30以下のアルキル基であり、更に好ましくは、シクロアルキル基、アリール基又は炭素原子数2以上30以下のアルキル基であり、特に好ましくは、アリール基又は炭素原子数2以上30以下のアルキル基であり、とりわけ好ましくは、アリール基であり、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 R 1 is preferably a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group, a fluorine atom or an alkyl group having 2 or more and 30 or less carbon atoms, and more preferably. Is a cycloalkyl group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or an alkyl group having 2 or more and 30 or less carbon atoms, and more preferably a cycloalkyl group, an aryl group or an alkyl group having 2 or more and 30 carbon atoms. The following alkyl groups, particularly preferably an aryl group or an alkyl group having 2 or more and 30 or less carbon atoms, particularly preferably an aryl group, and these groups may further have a substituent. ..

におけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基におけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲と同じである。 Examples of aryl groups, monovalent heterocyclic groups or substituted amino groups in R1 and preferred ranges are examples of aryl groups, monovalent heterocyclic groups or substituted amino groups in the substituents that ring B may have. And the same as the preferred range.

におけるアルキル基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含まないで、好ましくは3以上であり、より好ましくは4以上であり、更に好ましくは5以上である。また、Rにおけるアルキル基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含まないで、好ましくは30以下であり、より好ましくは20以下であり、更に好ましくは15以下であり、特に好ましくは10以下のアルキル基であり、とりわけ好ましくは8以下である。 The number of carbon atoms of the alkyl group in R 1 does not include the number of carbon atoms of the substituent, and is preferably 3 or more, more preferably 4 or more, and further preferably 5 or more. The number of carbon atoms of the alkyl group in R 1 does not include the number of carbon atoms of the substituent, and is preferably 30 or less, more preferably 20 or less, still more preferably 15 or less, and particularly preferably. It is an alkyl group of 10 or less, particularly preferably 8 or less.

が炭素原子数2以上30以下のアルキル基の場合、Rが有していてもよい置換基としては、好ましくは、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、置換アミノ基又はハロゲン原子であり、より好ましくは、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、1価の複素環基、置換アミノ基又はフッ素原子であり、更に好ましくは、シクロアルキル基又はアリール基であり、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 When R 1 is an alkyl group having 2 or more carbon atoms and 30 or less carbon atoms, the substituent that R 1 may have is preferably a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, or an aryloxy group. It is a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a halogen atom, more preferably a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a fluorine atom. , More preferably, it is a cycloalkyl group or an aryl group, and these groups may further have a substituent.

が炭素原子数2以上30以下のアルキル基の場合において、Rが有していてもよい置換基におけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基におけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲と同じである。 In the case where R 1 is an alkyl group having 2 or more carbon atoms and 30 or less carbon atoms, examples and preferable ranges of aryl groups, monovalent heterocyclic groups or substituted amino groups in the substituents that R 1 may have are rings. It is the same as the example and preferable range of the aryl group, the monovalent heterocyclic group or the substituted amino group in the substituent that B may have.

は、式(1)で表される金属錯体の合成が容易になるので、置換基を有さない、炭素原子数2以上30以下のアルキル基であることが好ましい。 Since R 1 facilitates the synthesis of the metal complex represented by the formula (1), it is preferably an alkyl group having no substituent and having 2 or more and 30 or less carbon atoms.

における炭素原子数2以上30以下のアルキル基は、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは炭素原子数3以上30以下の分岐のアルキル基であり、より好ましくは炭素原子数3以上15以下の分岐のアルキル基であり、更に好ましくは炭素原子数3以上10以下の分岐のアルキル基であり、特に好ましくは炭素原子数4以上10以下の分岐のアルキル基であり、とりわけ好ましくは炭素原子数5以上8以下の分岐のアルキル基である。これらの基は置換基を有さないことが好ましい。 The alkyl group having 2 or more and 30 or less carbon atoms in R 1 is preferably a branched alkyl group having 3 or more and 30 or less carbon atoms because the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower, and more preferably. It is a branched alkyl group having 3 or more and 15 or less carbon atoms, more preferably a branched alkyl group having 3 or more and 10 or less carbon atoms, and particularly preferably a branched alkyl group having 4 or more and 10 or less carbon atoms. Particularly preferably, it is a branched alkyl group having 5 or more and 8 or less carbon atoms. These groups preferably have no substituents.

におけるアルキル基において、分岐のアルキル基としては、イソプロピル基、sec-ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert-ペンチル基、1,1-ジメチルブチル基、1-エチルブチル基、2-エチルブチル基、1,1-ジメチルペンチル基、1,1-ジエチルプロピル基、1,2-ジメチルペンチル基、1,1-ジメチルヘキシル基、1-エチル-1-メチルペンチル基、1,1,3,3-テトラメチルブチル基、1,2-ジメチルヘキシル基、1-プロピルペンチル基、2-エチルヘキシル基、1,1-ジメチルヘプチル基、1,1-ジプロピルブチル基、1-ブチルヘキシル基、1-プロピルヘプチル基、1,1,3,7-テトラメチルオクチル基及び1,1,2-トリエチルオクチル基が好ましい。 Among the alkyl groups in R1 , the branched alkyl groups include an isopropyl group, a sec-butyl group, an isobutyl group, a tert-butyl group, an isopentyl group, a neopentyl group, a tert-pentyl group, a 1,1-dimethylbutyl group and 1 -Ethylbutyl group, 2-ethylbutyl group, 1,1-dimethylpentyl group, 1,1-diethylpropyl group, 1,2-dimethylpentyl group, 1,1-dimethylhexyl group, 1-ethyl-1-methylpentyl group , 1,1,3,3-tetramethylbutyl group, 1,2-dimethylhexyl group, 1-propylpentyl group, 2-ethylhexyl group, 1,1-dimethylheptyl group, 1,1-dipropylbutyl group, A 1-butylhexyl group, a 1-propylheptyl group, a 1,1,3,7-tetramethyloctyl group and a 1,1,2-triethyloctyl group are preferable.

が炭素原子数2以上30以下のアルキル基以外の場合、Rが有していてもよい置換基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基が更に有していてもよい置換基の例及び好ましい範囲と同じである。 When R 1 is other than an alkyl group having 2 or more carbon atoms and 30 or less carbon atoms, examples of substituents that R 1 may have and a preferable range are further included in the substituents that ring B may have. It is the same as the example and preferable range of substituents which may be present.

[(式Ar-1A)で表される基]
環Aにおける芳香族炭化水素環の例及び好ましい範囲は、環Bにおける芳香族炭化水素環の例及び好ましい範囲と同じである。環Aにおける芳香族複素環の例及び好ましい範囲は、環Bにおける芳香族炭化水素環の例及び好ましい範囲と同じである。
[A group represented by (Equation Ar-1A)]
The example and preferred range of the aromatic hydrocarbon ring in ring A is the same as the example and preferred range of the aromatic hydrocarbon ring in ring B. The example and preferred range of the aromatic heterocycle in ring A is the same as the example and preferred range of the aromatic hydrocarbon ring in ring B.

環Aは、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは、5員若しくは6員の芳香族炭化水素環、又は、5員若しくは6員の芳香族複素環であり、より好ましくは、ベンゼン環、フルオレン環、ジヒドロフェナントレン環、ピリジン環、ジアザベンゼン環、カルバゾール環、ジベンゾフラン環又はジベンゾチオフェン環であり、更に好ましくは、ベンゼン環、ピリジン環又はジアザベンゼン環であり、特に好ましくはベンゼン環であり、これらの環は置換基を有していてもよい。 Ring A is preferably a 5- or 6-membered aromatic hydrocarbon ring or a 5- or 6-membered aromatic heterocycle because the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower. It is preferably a benzene ring, a fluorene ring, a dihydrophenanthrene ring, a pyridine ring, a diazabenzene ring, a carbazole ring, a dibenzofuran ring or a dibenzothiophene ring, more preferably a benzene ring, a pyridine ring or a diazabenzene ring, and particularly preferably benzene. It is a ring, and these rings may have a substituent.

環Aが有していてもよい置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、置換アミノ基又はハロゲン原子が好ましく、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、1価の複素環基、置換アミノ基又はフッ素原子がより好ましく、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基が更に好ましく、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基が特に好ましく、アルキル基がとりわけ好ましく、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 As the substituent that the ring A may have, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, an aryloxy group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a halogen atom is preferable. , Alkyl group, cycloalkyl group, alkoxy group, cycloalkoxy group, aryl group, monovalent heterocyclic group, substituted amino group or fluorine atom is more preferable, alkyl group, cycloalkyl group, aryl group, monovalent heterocycle. A group or a substituted amino group is more preferable, an alkyl group, a cycloalkyl group or an aryl group is particularly preferable, an alkyl group is particularly preferable, and these groups may further have a substituent.

環Aが有していてもよい置換基におけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基におけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲と同じである。 Examples and preferred ranges of the aryl group in the substituent that ring A may have and the monovalent heterocyclic group or the substituted amino group are the aryl group and monovalent in the substituent that ring B may have. It is the same as the example and preferable range of a heterocyclic group or a substituted amino group.

環Aが有していてもよい置換基が複数存在する場合、それらは互いに結合して、それぞれが結合する原子とともに環を形成していてもよいが、式(1)で表される金属錯体の発光スペクトルの最大ピーク波長が短波長になるので、環を形成しないことが好ましい。 When there are a plurality of substituents that the ring A may have, they may be bonded to each other to form a ring together with the atoms to which the rings A are bonded, but the metal complex represented by the formula (1). Since the maximum peak wavelength of the emission spectrum of the above is a short wavelength, it is preferable not to form a ring.

環Aが有していてもよい置換基が更に有していてもよい置換基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基が更に有していてもよい置換基の例及び好ましい範囲と同じである。 Examples and preferred ranges of substituents that may be further possessed by the substituents that ring A may have are those of the substituents that may be further possessed by ring B. Same as example and preferred range.

及びRは、好ましくは、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、1価の複素環基、置換アミノ基又はフッ素原子であり、より好ましくは、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基であり、更に好ましくは、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基であり、特に好ましくは、アルキル基であり、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 R 2 and R 3 are preferably an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a fluorine atom, and more preferably an alkyl group. It is a cycloalkyl group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group or a substituted amino group, more preferably an alkyl group, a cycloalkyl group or an aryl group, particularly preferably an alkyl group, and these groups are further preferred. It may have a substituent.

及びRにおけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基におけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲と同じである。 Examples and preferred ranges of aryl groups, monovalent heterocyclic groups or substituted amino groups in R 2 and R 3 are aryl groups in substituents that ring B may have, monovalent heterocyclic groups or substituted aminos. Same as the group example and preferred range.

及びRにおけるアルキル基は、式(1)で表される金属錯体の合成が容易になるので、好ましくは、炭素原子数1~7のアルキル基であり、より好ましくは、炭素原子数1~5のアルキル基であり、更に好ましくは、炭素原子数1~3のアルキル基であり、これらの基は置換基を有さないことが特に好ましい。 The alkyl group in R 2 and R 3 is preferably an alkyl group having 1 to 7 carbon atoms, and more preferably an alkyl group having 1 to 7 carbon atoms, because the synthesis of the metal complex represented by the formula (1) is facilitated. It is an alkyl group of 1 to 5, more preferably an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms, and it is particularly preferable that these groups have no substituent.

及びRが有していてもよい置換基の例及び好ましい範囲は、Rが有していてもよい置換基の例及び好ましい範囲と同じである。 The examples and preferred ranges of substituents that R 2 and R 3 may have are the same as the examples and preferred ranges of substituents that R 1 may have.

とRとは、同一であることが好ましい。 It is preferable that R 2 and R 3 are the same.

式(Ar-1A)で表される基は、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは、式(Ar-2A)で表される基である。 The group represented by the formula (Ar-1A) is preferably the group represented by the formula (Ar-2A) because the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower.

1A、E2A及びE3Aは、好ましくは、炭素原子である。 E 1A , E 2A and E 3A are preferably carbon atoms.

1A、R2A及びR3Aは、好ましくは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、1価の複素環基、置換アミノ基又はフッ素原子であり、より好ましくは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基であり、更に好ましくは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 R 1A , R 2A and R 3A are preferably a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a fluorine atom, and more. A hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group or a substituted amino group is preferable, and a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group or an aryl group are more preferable. The group may have a substituent.

1A及びR3Aは、特に好ましくは、水素原子、アルキル基又はアリール基であり、とりわけ好ましくは、水素原子であり、これらの基は置換基を有していてもよい。
2Aは、特に好ましくは、水素原子、アルキル基又はアリール基であり、とりわけ好ましくは、アルキル基又はアリール基であり、殊更に好ましくは、アルキル基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。
R 1A and R 3A are particularly preferably a hydrogen atom, an alkyl group or an aryl group, and particularly preferably a hydrogen atom, and these groups may have a substituent.
R 2A is particularly preferably a hydrogen atom, an alkyl group or an aryl group, particularly preferably an alkyl group or an aryl group, particularly preferably an alkyl group, and these groups have a substituent. May be.

1A、R2A及びR3Aにおけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基におけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲と同じである。 Examples and preferred ranges of aryl groups, monovalent heterocyclic groups or substituted amino groups in R 1A , R 2A and R 3A are aryl groups and monovalent heterocyclic groups in the substituents that ring B may have. Alternatively, it is the same as the example of the substituted amino group and the preferable range.

1A、R2A及びR3Aが有していてもよい置換基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基が更に有していてもよい置換基の例及び好ましい範囲と同じである。 Examples and preferred ranges of substituents that R 1A , R 2A and R 3A may have are examples and preferred ranges of substituents that ring B may further have. Is the same as.

1AとR2A、及び、R2AとR3Aは、それぞれ結合して、それぞれが結合する原子とともに環を形成していてもよいが、環を形成しないことが好ましい。 R 1A and R 2A , and R 2A and R 3A may be bonded to each other to form a ring together with the atom to which each bond is formed, but it is preferable not to form a ring.

環Aがピリジン環である場合、E1Aが窒素原子であるピリジン環が好ましい。
環Aがジアザベンゼン環である場合、E1A及びE3Aが窒素原子であるピリミジン環が好ましい。
環Aは、ベンゼン環が好ましい。
When ring A 1 is a pyridine ring, a pyridine ring in which E 1A is a nitrogen atom is preferable.
When ring A 1 is a diazabenzene ring, a pyrimidine ring in which E 1A and E 3A are nitrogen atoms is preferable.
Ring A 1 is preferably a benzene ring.

[アニオン性の2座配位子]
-G-Aで表されるアニオン性の2座配位子としては、例えば、下記式で表される配位子が挙げられる。但し、A-G-Aで表されるアニオン性の2座配位子は、添え字nでその数を定義されている配位子とは異なる。
[Anionic bidentate ligand]
Examples of the anionic bidentate ligand represented by A 1 -G 1 -A 2 include a ligand represented by the following formula. However, the anionic bidentate ligand represented by A1 - G1 - A2 is different from the ligand whose number is defined by the subscript n1.

Figure 0007017908000039
Figure 0007017908000039

Figure 0007017908000040
Figure 0007017908000040

Figure 0007017908000041
Figure 0007017908000041

式中、
*は、Mと結合する部位を表す。
L1は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、1価の複素環基又はハロゲン原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するRL1は、同一でも異なっていてもよい。
L2は、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、1価の複素環基又はハロゲン原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
During the ceremony
* Represents a site that binds to M.
RL1 represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group or a halogen atom, and these groups may have a substituent. A plurality of RL1s may be the same or different.
RL2 represents an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group or a halogen atom, and these groups may have a substituent.

L1は、好ましくは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はフッ素原子であり、より好ましくは水素原子又はアルキル基であり、更に好ましくは、水素原子であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 RL1 is preferably a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a fluorine atom, more preferably a hydrogen atom or an alkyl group, still more preferably a hydrogen atom, and these groups are substituted. It may have a group.

L2は、好ましくは、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基であり、より好ましくはアルキル基又はシクロアルキル基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 RL2 is preferably an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, more preferably an alkyl group or a cycloalkyl group, even if these groups have a substituent. good.

<式(1-1)で表される金属錯体>
式(1)で表される金属錯体は、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは、式(1-1)で表される金属錯体である。
<Metal complex represented by the formula (1-1)>
The metal complex represented by the formula (1) is preferably a metal complex represented by the formula (1-1) because the driving voltage of the light emitting device of the present embodiment is lower.

1B、E2B、E3B及びE4Bは、炭素原子であることが好ましい。 E 1B , E 2B , E 3B and E 4B are preferably carbon atoms.

1B、R2B、R3B及びR4Bは、好ましくは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、1価の複素環基、置換アミノ基又はフッ素原子がより好ましく、より好ましくは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基であり、更に好ましくは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基であり、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 R 1B , R 2B , R 3B and R 4B preferably have a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a fluorine atom. A hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group, a monovalent heterocyclic group or a substituted amino group is more preferable, and a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group or an aryl group is more preferable. Yes, these groups may further have substituents.

1B、R3B及びR4Bは、特に好ましくは、水素原子又はアルキル基であり、とりわけ好ましくは、水素原子であり、これらの基は更に置換基を有していてもよい。
2Bは、特に好ましくは、水素原子、アルキル基又はアリール基であり、とりわけ好ましくは、水素原子であり、これらの基は更に置換基を有していてもよい。
R 1B , R 3B and R 4B are particularly preferably a hydrogen atom or an alkyl group, particularly preferably a hydrogen atom, and these groups may further have a substituent.
R 2B is particularly preferably a hydrogen atom, an alkyl group or an aryl group, particularly preferably a hydrogen atom, and these groups may further have a substituent.

1B、R2B、R3B及びR4Bにおけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基におけるアリール基、1価の複素環基又は置換アミノ基の例及び好ましい範囲と同じである。 Examples and preferred ranges of aryl groups, monovalent heterocyclic groups or substituted amino groups in R 1B , R 2B , R 3B and R 4B are aryl groups and monovalent groups in the substituents that ring B may have. Same as for examples and preferred ranges of heterocyclic or substituted amino groups.

1B、R2B、R3B及びR4Bが有していてもよい置換基の例及び好ましい範囲は、環Bが有していてもよい置換基が更に有していてもよい置換基の例及び好ましい範囲と同じである。 Examples and preferred ranges of substituents that R 1B , R 2B , R 3B and R 4B may have are examples of substituents that ring B may further have. And the same as the preferred range.

環Bがピリジン環である場合、環Bは、E1Bが窒素原子であるピリジン環、E2Bが窒素原子であるピリジン環、又は、E3Bが窒素原子であるピリジン環であることが好ましく、E2Bが窒素原子であるピリジン環であることがより好ましい。
環Bがジアザベンゼン環である場合、環Bは、E2B及びE4Bが窒素原子であるピリミジン環、又は、E1B及びE3Bが窒素原子であるピリミジン環であることが好ましく、E2B及びE4Bが窒素原子であるピリミジン環であることがより好ましい。
環Bは、ベンゼン環であることが好ましい。
When ring B 1 is a pyridine ring, ring B 1 may be a pyridine ring in which E 1B is a nitrogen atom, a pyridine ring in which E 2B is a nitrogen atom, or a pyridine ring in which E 3B is a nitrogen atom. It is more preferable that E 2B is a pyridine ring which is a nitrogen atom.
When ring B 1 is a diazabenzene ring, ring B 1 is preferably a pyrimidine ring in which E 2B and E 4B are nitrogen atoms, or a pyrimidine ring in which E 1B and E 3B are nitrogen atoms, and E 2B . And E4B is more preferably a pyrimidine ring which is a nitrogen atom.
Ring B 1 is preferably a benzene ring.

式(1-1)で表される金属錯体は、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、式(1-2)で表される金属錯体であることが好ましい。 The metal complex represented by the formula (1-1) is preferably the metal complex represented by the formula (1-2) because the driving voltage of the light emitting device of the present embodiment is lower.

式(1)で表される金属錯体としては、例えば、下記式で表される金属錯体が挙げられる。 Examples of the metal complex represented by the formula (1) include a metal complex represented by the following formula.

Figure 0007017908000042
Figure 0007017908000042

Figure 0007017908000043
Figure 0007017908000043

Figure 0007017908000044
Figure 0007017908000044

Figure 0007017908000045
Figure 0007017908000045

式中、
は、-CH=で表される基又は-N=で表される基を表す。Zが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。Zは、好ましくは-N=で表される基である。
は、-O-で表される基又は-S-で表される基を表す。
During the ceremony
Z A represents a group represented by -CH = or a group represented by -N =. If there are multiple ZAs , they may be the same or different. ZA is preferably a group represented by −N =.
Z B represents a group represented by —O— or a group represented by —S—.

<式(1)で表される金属錯体の製造方法>
式(1)で表される金属錯体は、例えば、配位子となる化合物と金属化合物とを反応させる方法により製造することができる。必要に応じて、金属錯体の配位子の官能基変換反応を行ってもよい。
<Method for producing a metal complex represented by the formula (1)>
The metal complex represented by the formula (1) can be produced, for example, by a method of reacting a compound serving as a ligand with a metal compound. If necessary, a functional group conversion reaction of the ligand of the metal complex may be carried out.

式(1)で表される金属錯体は、例えば、式(M-1)で表される化合物と、金属化合物若しくはその水和物とを反応させる工程A、及び、工程Aで得られた化合物(以下、「金属錯体中間体(1)」ともいう。)と、式(M-1)で表される化合物又はA-G-Aで表される配位子の前駆体とを反応させる工程B、を含む方法により製造することができる。 The metal complex represented by the formula (1) is, for example, a step A in which a compound represented by the formula (M-1) is reacted with a metal compound or a hydrate thereof, and a compound obtained in the step A. (Hereinafter, also referred to as "metal complex intermediate (1)") and a compound represented by the formula (M-1) or a precursor of a ligand represented by A1 - G1 - A2 . It can be produced by a method including the reaction step B.

Figure 0007017908000046
Figure 0007017908000046

式中、M、n、n、E、環B、Z1A、R、Ar1A及びA-G-Aは、前記と同じ意味を表す。 In the formula, M, n 1 , n 2 , E 1 , ring B, Z 1A , R 1 , Ar 1A and A 1 -G 1 -A 2 have the same meanings as described above.

工程Aにおいて、金属化合物としては、例えば、塩化イリジウム、トリス(アセチルアセトナト)イリジウム(III)、クロロ(シクロオクタジエン)イリジウム(I)ダイマー、酢酸イリジウム(III)等のイリジウム化合物;塩化白金酸カリウム等の白金化合物;塩化パラジウム、酢酸パラジウム等のパラジウム化合物;及び、塩化ロジウム等のロジウム化合物が挙げられる。金属化合物の水和物としては、例えば、塩化イリジウム・三水和物、塩化ロジウム・三水和物が挙げられる。 In step A, examples of the metal compound include iridium chloride, iridium (acetylacetonato) iridium (III), chloro (cyclooctadiene) iridium (I) dimer, iridium (III) acetate and the like; Examples thereof include platinum compounds such as potassium; palladium compounds such as palladium chloride and palladium acetate; and rhodium compounds such as rhodium chloride. Examples of the hydrate of the metal compound include iridium chloride / trihydrate and rhodium chloride / trihydrate.

金属錯体中間体(1)としては、例えば、式(M-2)で表される金属錯体が挙げられる。 Examples of the metal complex intermediate (1) include a metal complex represented by the formula (M-2).

Figure 0007017908000047
Figure 0007017908000047

式中、M、E、環B、Z1A、R、Ar1A及びA-G-Aは、前記と同じ意味を表す。
1’は、1又は2を表す。Mがロジウム原子又はイリジウム原子の場合、n1’は2であり、Mがパラジウム原子又は白金原子の場合、n1’は1である。
In the formula, M, E 1 , ring B, Z 1A , R 1 , Ar 1A and A 1 -G 1 -A 2 have the same meanings as described above.
n 1'represents 1 or 2. When M is a rhodium atom or an iridium atom, n 1'is 2, and when M is a palladium atom or a platinum atom, n 1'is 1 .

工程Aにおいて、式(M-1)で表される化合物の量は、金属化合物又はその水和物1モルに対して、通常、2~20モルである。 In step A, the amount of the compound represented by the formula (M-1) is usually 2 to 20 mol with respect to 1 mol of the metal compound or its hydrate.

工程Bにおいて、式(M-1)で表される化合物又はA-G-Aで表される配位子の前駆体の量は、金属錯体中間体(1)1モルに対して、通常、1~100モルである。 In step B, the amount of the compound represented by the formula (M-1) or the precursor of the ligand represented by A 1 − G 1 − A 2 is the amount with respect to 1 mol of the metal complex intermediate (1). Usually 1 to 100 mol.

工程Bにおいて、反応は、トリフルオロメタンスルホン酸銀等の銀化合物の存在下で行うことが好ましい。銀化合物を用いる場合、その量は、金属錯体中間体(1)1モルに対して、通常、2~20モルである。 In step B, the reaction is preferably carried out in the presence of a silver compound such as silver trifluoromethanesulfonate. When a silver compound is used, the amount thereof is usually 2 to 20 mol per 1 mol of the metal complex intermediate (1).

工程A及び工程Bは、通常、溶媒中で行う。溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコール、グリセリン、2-メトキシエタノール、2-エトキシエタノール等のアルコール系溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテル、ジグライム等のエーテル系溶媒;塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン系溶媒;アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル系溶媒;ヘキサン、デカリン、トルエン、キシレン、メシチレン等の炭化水素系溶媒;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒;アセトン、ジメチルスルホキシド、水等が挙げられる。 Step A and step B are usually carried out in a solvent. Examples of the solvent include alcohol solvents such as methanol, ethanol, propanol, ethylene glycol, glycerin, 2-methoxyethanol and 2-ethoxyethanol; ether solvents such as diethyl ether, tetrahydrofuran (THF), dioxane, cyclopentylmethyl ether and jigglime. Halogen solvents such as methylene chloride and chloroform; nitrile solvents such as acetonitrile and benzonitrile; hydrocarbon solvents such as hexane, decalin, toluene, xylene and mesitylen; N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide Amido-based solvents such as, acetone, dimethylsulfoxide, water and the like.

工程A及び工程Bにおいて、反応時間は、通常、30分間~200時間であり、反応温度は、通常、反応系に存在する溶媒の融点から沸点の間である。 In step A and step B, the reaction time is usually from 30 minutes to 200 hours, and the reaction temperature is usually between the melting point and the boiling point of the solvent present in the reaction system.

<式(1)で表される金属錯体の製造方法>で説明した反応において用いられる化合物、触媒及び溶媒は、各々、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。 The compounds, catalysts and solvents used in the reaction described in <Method for producing a metal complex represented by the formula (1)> may be used alone or in combination of two or more.

[ホスト材料]
本実施形態の発光素子の駆動電圧が低くなるので、第1の有機層は、式(1)で表される金属錯体と、正孔注入性、正孔輸送性、電子注入性及び電子輸送性のうちの少なくとも1つの機能を有するホスト材料とを含有する層であることが好ましい。第1の有機層が、式(1)で表される金属錯体とホスト材料とを含有する層である場合、第1の有機層は、ホスト材料の1種を単独で含有していてもよく、2種以上を含有していてもよい。
[Host material]
Since the driving voltage of the light emitting device of the present embodiment is low, the first organic layer has the metal complex represented by the formula (1) and the hole injecting property, the hole transporting property, the electron injecting property and the electron transporting property. It is preferable that the layer contains a host material having at least one of the functions. When the first organic layer is a layer containing the metal complex represented by the formula (1) and the host material, the first organic layer may contain one kind of the host material alone. It may contain two or more kinds.

第1の有機層が式(1)で表される金属錯体とホスト材料とを含有する層である場合、式(1)で表される金属錯体の含有量は、式(1)で表される金属錯体とホスト材料との合計を100質量部とした場合、通常、0.1~50質量部であり、好ましくは1~45質量部であり、より好ましくは5~40質量部であり、更に好ましくは10~30質量部である。 When the first organic layer is a layer containing a metal complex represented by the formula (1) and a host material, the content of the metal complex represented by the formula (1) is represented by the formula (1). When the total of the metal complex and the host material is 100 parts by mass, it is usually 0.1 to 50 parts by mass, preferably 1 to 45 parts by mass, and more preferably 5 to 40 parts by mass. More preferably, it is 10 to 30 parts by mass.

ホスト材料の有する最低励起三重項状態(T)は、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、式(1)で表される金属錯体の有する最低励起三重項状態(T)より高いエネルギー準位であることが好ましい。 The lowest excited triplet state (T 1) of the host material has the lowest excited triplet state (T 1 ) of the metal complex represented by the formula ( 1 ) because the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower. ) Higher energy levels are preferred.

ホスト材料としては、本実施形態の発光素子を溶液塗布プロセスで作製できるので、式(1)で表される金属錯体を溶解することが可能な溶媒に対して溶解性を示すものであることが好ましい。 As the host material, since the light emitting element of the present embodiment can be produced by the solution coating process, it may be soluble in a solvent capable of dissolving the metal complex represented by the formula (1). preferable.

ホスト材料は、低分子化合物(低分子ホスト)と高分子化合物(高分子ホスト)とに分類され、第1の有機層はいずれのホスト材料を含有していてもよい。第1の有機層に含有されていてもよいホスト材料としては、低分子化合物が好ましい。 The host material is classified into a small molecule compound (small molecule host) and a polymer compound (polymer host), and the first organic layer may contain any host material. As the host material that may be contained in the first organic layer, a small molecule compound is preferable.

[低分子ホスト]
ホスト材料として好ましい低分子化合物(以下、「低分子ホスト」と言う。)に関して説明する。
[Small molecule host]
A small molecule compound (hereinafter referred to as "small molecule host") preferable as a host material will be described.

低分子ホストは、好ましくは、式(H-1)で表される化合物である。 The small molecule host is preferably a compound represented by the formula (H-1).

ArH1及びArH2は、フェニル基、フルオレニル基、スピロビフルオレニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、トリアジニル基、キノリニル基、イソキノリニル基、チエニル基、ベンゾチエニル基、ジベンゾチエニル基、フリル基、ベンゾフリル基、ジベンゾフリル基、ピロリル基、インドリル基、アザインドリル基、カルバゾリル基、アザカルバゾリル基、ジアザカルバゾリル基、フェノキサジニル基又はフェノチアジニル基であることが好ましく、フェニル基、フルオレニル基、スピロビフルオレニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、トリアジニル基、ジベンゾチエニル基、ジベンゾフリル基、カルバゾリル基又はアザカルバゾリル基であることがより好ましく、フルオレニル基、スピロビフルオレニル基、ジベンゾチエニル基、ジベンゾフリル基又はカルバゾリル基であることが更に好ましく、式(TDA-3)で表される基であることが特に好ましく、これらの基は置換基を有していてもよい。 Ar H1 and Ar H2 are phenyl group, fluorenyl group, spirobifluorenyl group, pyridyl group, pyrimidinyl group, triazinyl group, quinolinyl group, isoquinolinyl group, thienyl group, benzothienyl group, dibenzothienyl group, frill group, benzofuryl. Group, dibenzofuryl group, pyrrolyl group, indolyl group, azaindrill group, carbazolyl group, azacarbazolyl group, diazacarbazolyl group, phenoxadinyl group or phenothiazinyl group is preferable, and phenyl group, fluorenyl group, spirobifluole Nyl group, pyridyl group, pyrimidinyl group, triazinyl group, dibenzothienyl group, dibenzofuryl group, carbazolyl group or azacarbazolyl group is more preferable, and fluorenyl group, spirobifluorenyl group, dibenzothienyl group, dibenzofuryl group or It is more preferably a carbazolyl group, particularly preferably a group represented by the formula (TDA-3), and these groups may have a substituent.

ArH1及びArH2が有していてもよい置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基が好ましく、アルキル基、シクロアルコキシ基、アルコキシ基又はシクロアルコキシ基がより好ましく、アルキル基又はシクロアルコキシ基が更に好ましく、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 As the substituent that Ar H1 and Ar H2 may have, a halogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group is preferable, and an alkyl group and a cyclo An alkoxy group, an alkoxy group or a cycloalkoxy group is more preferable, an alkyl group or a cycloalkoxy group is further preferable, and these groups may further have a substituent.

H1は、好ましくは1である。nH2は、好ましくは0である。
H3は、通常、0以上10以下の整数であり、好ましくは0以上5以下の整数であり、更に好ましくは1以上3以下の整数であり、特に好ましくは1である。
H11は、好ましくは1以上5以下の整数であり、より好ましく1以上3以下の整数であり、更に好ましく1である。
n H1 is preferably 1. n H2 is preferably 0.
n H3 is usually an integer of 0 or more and 10 or less, preferably an integer of 0 or more and 5 or less, more preferably an integer of 1 or more and 3 or less, and particularly preferably 1.
n H11 is preferably an integer of 1 or more and 5 or less, more preferably an integer of 1 or more and 3 or less, and further preferably 1.

H11は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基であることが好ましく、水素原子、アルキル基又はシクロアルキル基であることがより好ましく、水素原子又はアルキル基であることが更に好ましく、これらの基は置換基を有していてもよい。 RH11 is preferably a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, more preferably a hydrogen atom, an alkyl group or a cycloalkyl group, and a hydrogen atom or an alkyl group. More preferably, these groups may have a substituent.

H1は、アリーレン基又は2価の複素環基であることが好ましい。 L H1 is preferably an arylene group or a divalent heterocyclic group.

H1は、式(A-1)~式(A-3)、式(A-8)~式(A-10)、式(AA-1)~式(AA-6)、式(AA-10)~式(AA-21)又は式(AA-24)~式(AA-34)で表される基であることが好ましく、式(A-1)、式(A-2)、式(A-8)、式(A-9)、式(AA-1)~式(AA-4)、式(AA-10)~式(AA-15)、式(AA-33)又は式(AA-34)で表される基であることがより好ましく、式(A-1)、式(A-2)、式(A-8)、式(AA-2)、式(AA-4)、式(AA-10)、式(AA-12)、式(AA-14)又は(AA-33)で表される基であることが更に好ましく、式(A-8)、式(AA-10)、式(AA-12)又は式(AA-14)で表される基であることが特に好ましく、式(AA-14)で表される基であることがとりわけ好ましい。 L H1 is a formula (A-1) to a formula (A-3), a formula (A-8) to a formula (A-10), a formula (AA-1) to a formula (AA-6), and a formula (AA-). 10) -It is preferable that the group is represented by the formula (AA-21) or the formula (AA-24) to the formula (AA-34), and the formula (A-1), the formula (A-2), the formula ( A-8), formula (A-9), formula (AA-1) to formula (AA-4), formula (AA-10) to formula (AA-15), formula (AA-33) or formula (AAA). The group represented by −34) is more preferable, and the formula (A-1), the formula (A-2), the formula (A-8), the formula (AA-2), the formula (AA-4), It is more preferably a group represented by the formula (AA-10), the formula (AA-12), the formula (AA-14) or (AA-33), and the formula (A-8), the formula (AA-10). ), The group represented by the formula (AA-12) or the formula (AA-14) is particularly preferable, and the group represented by the formula (AA-14) is particularly preferable.

H1が有していてもよい置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基が好ましく、アルキル基、アルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基がより好ましく、アルキル基、アリール基又は1価の複素環基が更に好ましく、1価の複素環基が特に好ましく、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 As the substituent that L H1 may have, a halogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group is preferable, and an alkyl group, an alkoxy group and an aryl group are preferable. A group or a monovalent heterocyclic group is more preferable, an alkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group is more preferable, a monovalent heterocyclic group is particularly preferable, and these groups further have a substituent. May be good.

H21は、単結合又はアリーレン基であることが好ましく、単結合であることがより好ましく、このアリーレン基は置換基を有していてもよい。 L H21 is preferably a single bond or an arylene group, more preferably a single bond, and the arylene group may have a substituent.

H21で表されるアリーレン基又は2価の複素環基の定義及び例は、LH1で表されるアリーレン基又は2価の複素環基の定義及び例と同様である。 The definition and example of the arylene group or divalent heterocyclic group represented by L H21 are the same as the definition and example of the arylene group or divalent heterocyclic group represented by L H1 .

H21は、アリール基又は1価の複素環基であることが好ましく、これらの基は置換基を有していてもよい。 RH21 is preferably an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.

H21で表されるアリール基及び1価の複素環基の定義及び例は、ArH1及びArH2で表されるアリール基及び1価の複素環基の定義及び例と同様である。 The definitions and examples of the aryl group represented by RH21 and the monovalent heterocyclic group are the same as the definitions and examples of the aryl group represented by Ar H1 and Ar H2 and the monovalent heterocyclic group.

H21が有していてもよい置換基の定義及び例は、ArH1及びArH2が有していてもよい置換基の定義及び例と同様である。 The definitions and examples of substituents that RH21 may have are similar to the definitions and examples of substituents that Ar H1 and Ar H2 may have.

式(H-1)で表される化合物は、式(H-2)で表される化合物であることが好ましい。 The compound represented by the formula (H-1) is preferably a compound represented by the formula (H-2).

Figure 0007017908000048
Figure 0007017908000048

式中、ArH1、ArH2、nH3及びLH1は、前記と同じ意味を表す。 In the formula, Ar H1 , Ar H2 , n H3 and L H1 have the same meanings as described above.

式(H-1)で表される化合物としては、式(H-101)~式(H-118)で表される化合物が例示される。 Examples of the compound represented by the formula (H-1) include compounds represented by the formulas (H-101) to (H-118).

Figure 0007017908000049
Figure 0007017908000049

Figure 0007017908000050
Figure 0007017908000050

Figure 0007017908000051
Figure 0007017908000051

Figure 0007017908000052
Figure 0007017908000052

ホスト材料に用いられる高分子化合物としては、例えば、後述の正孔輸送材料である高分子化合物、後述の電子輸送材料である高分子化合物が挙げられる。 Examples of the polymer compound used as the host material include a polymer compound which is a hole transport material described later and a polymer compound which is an electron transport material described later.

[高分子ホスト]
ホスト化合物として好ましい高分子化合物(以下、「高分子ホスト」と言う。)は、好ましくは、式(Y)で表される構成単位を含む高分子化合物である。
[Polymer host]
A preferred polymer compound as a host compound (hereinafter referred to as “polymer host”) is preferably a polymer compound containing a structural unit represented by the formula (Y).

ArY1で表されるアリーレン基は、より好ましくは、式(A-1)、式(A-2)、式(A-6)~式(A-10)、式(A-19)又は式(A-20)で表される基であり、更に好ましくは、式(A-1)、式(A-2)、式(A-7)、式(A-9)又は式(A-19)で表される基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 The arylene group represented by Ar Y1 is more preferably the formula (A-1), the formula (A-2), the formula (A-6) to the formula (A-10), the formula (A-19) or the formula. It is a group represented by (A-20), and more preferably, the formula (A-1), the formula (A-2), the formula (A-7), the formula (A-9) or the formula (A-19). ), And these groups may have a substituent.

ArY1で表される2価の複素環基は、より好ましくは、式(AA-1)~式(AA-4)、式(AA-10)~式(AA-15)、式(AA-18)~式(AA-21)、式(AA-33)又は式(AA-34)で表される基であり、更に好ましくは、式(AA-4)、式(AA-10)、式(AA-12)、式(AA-14)又は式(AA-33)で表される基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 The divalent heterocyclic group represented by Ar Y1 is more preferably the formula (AA-1) to the formula (AA-4), the formula (AA-10) to the formula (AA-15), and the formula (AA-). 18)-A group represented by the formula (AA-21), the formula (AA-33) or the formula (AA-34), more preferably the formula (AA-4), the formula (AA-10), the formula. (AA-12), a group represented by the formula (AA-14) or the formula (AA-33), and these groups may have a substituent.

ArY1で表されるアリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基における、アリーレン基及び2価の複素環基のより好ましい範囲、更に好ましい範囲は、それぞれ、前述のArY1で表されるアリーレン基及び2価の複素環基のより好ましい範囲、更に好ましい範囲と同様である。 In the divalent group in which the arylene group represented by Ar Y1 and the divalent heterocyclic group are directly bonded, the more preferable range and the more preferable range of the arylene group and the divalent heterocyclic group are the above-mentioned Ar, respectively. It is the same as the more preferable range of the arylene group represented by Y1 and the divalent heterocyclic group, and further the preferable range.

「アリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基」としては、例えば、下記式で表される基が挙げられ、これらは置換基を有していてもよい。 Examples of the "divalent group in which the arylene group and the divalent heterocyclic group are directly bonded" include a group represented by the following formula, which may have a substituent.

Figure 0007017908000053
Figure 0007017908000053

式中、RXXは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。 In the formula, RXX represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.

XXは、好ましくは、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 RXX is preferably an alkyl group, a cycloalkyl group or an aryl group, and these groups may have a substituent.

ArY1で表される基が有してもよい置換基は、好ましくは、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基であり、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 The substituent that the group represented by Ar Y1 may have is preferably an alkyl group, a cycloalkyl group or an aryl group, and these groups may further have a substituent.

式(Y)で表される構成単位としては、例えば、式(Y-1)~式(Y-10)で表される構成単位が挙げられ、本実施形態の発光素子の駆動電圧の観点からは、好ましくは式(Y-1)~式(Y-3)で表される構成単位であり、本実施形態の発光素子の電子輸送性の観点からは、好ましくは式(Y-4)~式(Y-7)で表される構成単位であり、本実施形態の発光素子の正孔輸送性の観点からは、好ましくは式(Y-8)~式(Y-10)で表される構成単位である。 Examples of the structural unit represented by the formula (Y) include the structural units represented by the formulas (Y-1) to (Y-10), from the viewpoint of the drive voltage of the light emitting element of the present embodiment. Is preferably a structural unit represented by the formulas (Y-1) to (Y-3), and is preferably expressed by the formulas (Y-4) to (Y-4) from the viewpoint of electron transportability of the light emitting device of the present embodiment. It is a structural unit represented by the formula (Y-7), and is preferably represented by the formulas (Y-8) to (Y-10) from the viewpoint of the hole transport property of the light emitting device of the present embodiment. It is a structural unit.

Figure 0007017908000054
Figure 0007017908000054

式中、RY1は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するRY1は、同一でも異なっていてもよく、隣接するRY1同士は互いに結合して、それぞれが結合する炭素原子と共に環を形成していてもよい。 In the formula, RY1 represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. A plurality of RY1s existing may be the same or different, and adjacent RY1s may be bonded to each other to form a ring together with the carbon atom to which each is bonded.

Y1は、好ましくは、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 RY1 is preferably a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group or an aryl group, and these groups may have a substituent.

式(Y-1)で表される構成単位は、好ましくは、式(Y-1’)で表される構成単位である。 The structural unit represented by the formula (Y-1) is preferably the structural unit represented by the formula (Y-1').

Figure 0007017908000055
Figure 0007017908000055

式中、RY11は、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するRY11は、同一でも異なっていてもよい。 In the formula, RY11 represents an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. A plurality of RY11s may be the same or different.

Y11は、好ましくは、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基であり、より好ましくは、アルキル基又はシクロアルキル基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 RY11 is preferably an alkyl group, a cycloalkyl group or an aryl group, more preferably an alkyl group or a cycloalkyl group, and these groups may have a substituent.

Figure 0007017908000056
Figure 0007017908000056

式中、RY1は前記と同じ意味を表す。XY1は、-C(RY2-、-C(RY2)=C(RY2)-又は-C(RY2-C(RY2-で表される基を表す。RY2は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するRY2は、同一でも異なっていてもよく、RY2同士は互いに結合して、それぞれが結合する炭素原子と共に環を形成していてもよい。 In the formula, RY1 has the same meaning as described above. XY1 represents a group represented by -C ( RY2 ) 2- , -C ( RY2 ) = C ( RY2 )-or -C ( RY2 ) 2 -C ( RY2 ) 2- . RY2 represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. A plurality of RY2s existing may be the same or different, and the RY2s may be bonded to each other to form a ring together with the carbon atoms to which the RY2s are bonded.

Y2は、好ましくは、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基であり、より好ましくは、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 RY2 is preferably an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, more preferably an alkyl group, a cycloalkyl group or an aryl group, and these groups have a substituent. You may be doing it.

Y1において、-C(RY2-で表される基中の2個のRY2の組み合わせは、好ましくは両方がアルキル基若しくはシクロアルキル基、両方がアリール基、両方が1価の複素環基、又は、一方がアルキル基若しくはシクロアルキル基で他方がアリール基若しくは1価の複素環基であり、より好ましくは一方がアルキル基若しくはシクロアルキル基で他方がアリール基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。2個存在するRY2は互いに結合して、それぞれが結合する原子と共に環を形成していてもよく、RY2が環を形成する場合、-C(RY2-で表される基としては、好ましくは式(Y-A1)~式(Y-A5)で表される基であり、より好ましくは式(Y-A4)で表される基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 In XY1 , the combination of two RY2s in the group represented by -C ( RY2 ) 2- is preferably a complex in which both are alkyl or cycloalkyl groups, both are aryl groups and both are monovalent. A ring group, or one of which is an alkyl or cycloalkyl group and the other of which is an aryl or monovalent heterocyclic group, more preferably one of which is an alkyl or cycloalkyl group and the other of which is an aryl group. May have a substituent. The two existing RY2s may be bonded to each other to form a ring with the atoms to which they are bonded, and when RY2 forms a ring, it is represented by -C ( RY2 ) 2- . Is preferably a group represented by the formulas (Y-A1) to (Y-A5), more preferably a group represented by the formula (Y-A4), and these groups have a substituent. You may be doing it.

Figure 0007017908000057
Figure 0007017908000057

Y1において、-C(RY2)=C(RY2)-で表される基中の2個のRY2の組み合わせは、好ましくは両方がアルキル基若しくはシクロアルキル基、又は、一方がアルキル基若しくはシクロアルキル基で他方がアリール基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 In XY1 , the combination of two RY2s in the group represented by −C ( RY2 ) = C ( RY2 ) − is preferably both an alkyl group or a cycloalkyl group, or one of which is an alkyl group. Alternatively, it may be a cycloalkyl group and the other is an aryl group, and these groups may have a substituent.

Y1において、-C(RY2-C(RY2-で表される基中の4個のRY2は、好ましくは置換基を有していてもよいアルキル基又はシクロアルキル基である。複数存在するRY2は互いに結合して、それぞれが結合する原子と共に環を形成していてもよく、RY2が環を形成する場合、-C(RY2-C(RY2-で表される基は、好ましくは式(Y-B1)~(Y-B5)で表される基であり、より好ましくは式(Y-B3)で表される基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 In XY1 , the four RY2s among the groups represented by —C ( RY2 ) 2 -C ( RY2 ) 2 -are preferably alkyl or cycloalkyl groups which may have substituents. Is. A plurality of RY2s may be bonded to each other to form a ring together with the atoms to which each bond is formed. When RY2 forms a ring, -C (RY2) 2 - C ( RY2 ) 2-- The group represented by is preferably a group represented by the formulas (Y-B1) to (Y-B5), and more preferably a group represented by the formula (Y-B3). It may have a substituent.

Figure 0007017908000058
Figure 0007017908000058

式中、RY2は前記と同じ意味を表す。 In the formula, RY2 has the same meaning as described above.

式(Y-2)で表される構成単位は、式(Y-2’)で表される構成単位であることが好ましい。 The structural unit represented by the formula (Y-2) is preferably the structural unit represented by the formula (Y-2').

Figure 0007017908000059
Figure 0007017908000059

式中、RY1及びXY1は前記と同じ意味を表す。 In the formula, RY1 and XY1 have the same meanings as described above.

Figure 0007017908000060
Figure 0007017908000060

式中、RY1及びXY1は前記と同じ意味を表す。 In the formula, RY1 and XY1 have the same meanings as described above.

式(Y-3)で表される構成単位は、式(Y-3’)で表される構成単位であることが好ましい。 The structural unit represented by the formula (Y-3) is preferably the structural unit represented by the formula (Y-3').

Figure 0007017908000061
Figure 0007017908000061

式中、RY11及びXY1は前記と同じ意味を表す。 In the formula, RY11 and XY1 have the same meanings as described above.

Figure 0007017908000062
Figure 0007017908000062

Figure 0007017908000063
Figure 0007017908000063

式中、RY1は前記と同じ意味を表す。RY3は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。 In the formula, RY1 has the same meaning as described above. RY3 represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.

Y3は、好ましくはアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基であり、より好ましくはアリール基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 RY3 is preferably an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, more preferably an aryl group, and these groups have a substituent. May be.

式(Y-4)で表される構成単位は、式(Y-4’)で表される構成単位であることが好ましく、式(Y-6)で表される構成単位は、式(Y-6’)で表される構成単位であることが好ましい。 The structural unit represented by the formula (Y-4) is preferably the structural unit represented by the formula (Y-4'), and the structural unit represented by the formula (Y-6) is the structural unit represented by the formula (Y-6). It is preferably a structural unit represented by -6').

Figure 0007017908000064
Figure 0007017908000064

式中、RY1及びRY3は前記と同じ意味を表す。 In the formula, RY1 and RY3 have the same meanings as described above.

Figure 0007017908000065
Figure 0007017908000065

式中、RY1は前記を同じ意味を表す。RY4は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。 In the formula, RY1 has the same meaning as described above. RY4 represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.

Y4は、好ましくはアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基であり、より好ましくはアリール基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 RY4 is preferably an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, more preferably an aryl group, and these groups have a substituent. May be.

式(Y)で表される構成単位としては、例えば、式(Y-101)~式(Y-121)で表されるアリーレン基からなる構成単位、式(Y-201)~式(Y-206)で表される2価の複素環基からなる構成単位、式(Y-300)~式(Y-304)で表されるアリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基からなる構成単位が挙げられる。 Examples of the structural unit represented by the formula (Y) include a structural unit composed of an arylene group represented by the formula (Y-101) to the formula (Y-121), and formulas (Y-201) to (Y-121). A building block consisting of a divalent heterocyclic group represented by 206), a divalent group in which an arylene group represented by the formulas (Y-300) to (Y-304) and a divalent heterocyclic group are directly bonded. The structural unit consisting of the base of is mentioned.

Figure 0007017908000066
Figure 0007017908000066

Figure 0007017908000067
Figure 0007017908000067

Figure 0007017908000068
Figure 0007017908000068

Figure 0007017908000069
Figure 0007017908000069

Figure 0007017908000070
Figure 0007017908000070

Figure 0007017908000071
Figure 0007017908000071

Figure 0007017908000072
Figure 0007017908000072

Figure 0007017908000073
Figure 0007017908000073

Figure 0007017908000074
Figure 0007017908000074

式(Y)で表される構成単位であって、ArY1がアリーレン基である構成単位は、本実施形態の発光素子の駆動電圧が低くなるので、高分子ホストに含まれる構成単位の合計量に対して、好ましくは0.5~90モル%であり、より好ましくは30~80モル%である。 In the structural unit represented by the formula (Y) in which Ar Y1 is an arylene group, the drive voltage of the light emitting device of the present embodiment is low, so that the total amount of the structural units included in the polymer host is low. On the other hand, it is preferably 0.5 to 90 mol%, and more preferably 30 to 80 mol%.

式(Y)で表される構成単位であって、ArY1が2価の複素環基、又は、アリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基である構成単位は、本実施形態の発光素子の電荷輸送性が優れるので、高分子ホストに含まれる構成単位の合計量に対して、好ましくは0.5~40モル%であり、より好ましくは3~30モル%である。 The structural unit represented by the formula (Y), wherein Ar Y1 is a divalent heterocyclic group or a divalent group in which an arylene group and a divalent heterocyclic group are directly bonded, is a structural unit. Since the light emitting element of the present embodiment has excellent charge transportability, it is preferably 0.5 to 40 mol%, more preferably 3 to 30 mol%, based on the total amount of the structural units contained in the polymer host. be.

式(Y)で表される構成単位は、高分子ホスト中に、1種のみ含まれていてもよく、2種以上含まれていてもよい。 The structural unit represented by the formula (Y) may be contained in only one kind or two or more kinds in the polymer host.

高分子ホストは、正孔輸送性が優れるので、更に、下記式(X)で表される構成単位を含むことが好ましい。 Since the polymer host has excellent hole transportability, it is preferable that the polymer host further contains a structural unit represented by the following formula (X).

Figure 0007017908000075
Figure 0007017908000075

式中、
X1及びaX2は、それぞれ独立に、0以上の整数を表す。
ArX1及びArX3は、それぞれ独立に、アリーレン基又は2価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
ArX2及びArX4は、それぞれ独立に、アリーレン基、2価の複素環基、又は、アリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。ArX2及びArX4が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
X1、RX2及びRX3は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。RX2及びRX3が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
During the ceremony
a X1 and a X2 each independently represent an integer of 0 or more.
Ar X1 and Ar X3 each independently represent an arylene group or a divalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.
Ar X2 and Ar X4 each independently represent an arylene group, a divalent heterocyclic group, or a divalent group in which an arylene group and a divalent heterocyclic group are directly bonded, and these groups are substituents. May have. When there are a plurality of Ar X2 and Ar X4 , they may be the same or different.
RX1 , RX2 and RX3 independently represent a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. When there are a plurality of RX2 and RX3 , they may be the same or different.

X1は、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは2以下であり、より好ましくは1である。
X2は、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは2以下であり、より好ましくは0である。
The a X1 is preferably 2 or less, and more preferably 1 because the drive voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower.
The a X2 is preferably 2 or less, and more preferably 0, because the drive voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower.

X1、RX2及びRX3は、好ましくはアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基であり、より好ましくはアリール基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 RX1 , RX2 and RX3 are preferably an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, more preferably an aryl group, and these groups have a substituent. May be good.

ArX1及びArX3で表されるアリーレン基は、より好ましくは式(A-1)又は式(A-9)で表される基であり、更に好ましくは式(A-1)で表される基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 The arylene group represented by Ar X1 and Ar X3 is more preferably a group represented by the formula (A-1) or the formula (A-9), and further preferably represented by the formula (A-1). It is a group, and these groups may have a substituent.

ArX1及びArX3で表される2価の複素環基は、より好ましくは式(AA-1)、式(AA-2)又は式(AA-7)~式(AA-26)で表される基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 The divalent heterocyclic group represented by Ar X1 and Ar X3 is more preferably represented by the formula (AA-1), the formula (AA-2) or the formulas (AA-7) to (AA-26). These groups may have substituents.

ArX1及びArX3は、好ましくは置換基を有していてもよいアリーレン基である。 Ar X1 and Ar X3 are preferably arylene groups which may have a substituent.

ArX2及びArX4で表されるアリーレン基としては、より好ましくは式(A-1)、式(A-6)、式(A-7)、式(A-9)~式(A-11)又は式(A-19)で表される基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 The arylene group represented by Ar X2 and Ar X4 is more preferably the formula (A-1), the formula (A-6), the formula (A-7), the formula (A-9) to the formula (A-11). ) Or a group represented by the formula (A-19), and these groups may have a substituent.

ArX2及びArX4で表される2価の複素環基のより好ましい範囲は、ArX1及びArX3で表される2価の複素環基のより好ましい範囲と同じである。 The more preferred range of the divalent heterocyclic groups represented by Ar X2 and Ar X4 is the same as the more preferred range of the divalent heterocyclic groups represented by Ar X1 and Ar X3 .

ArX2及びArX4で表されるアリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基における、アリーレン基及び2価の複素環基のより好ましい範囲、更に好ましい範囲は、それぞれ、ArX1及びArX3で表されるアリーレン基及び2価の複素環基のより好ましい範囲、更に好ましい範囲と同様である。 In the divalent group in which the arylene group represented by Ar X2 and Ar X4 and the divalent heterocyclic group are directly bonded, the more preferable range and the more preferable range of the arylene group and the divalent heterocyclic group are, respectively. It is the same as the more preferable range of the arylene group and the divalent heterocyclic group represented by Ar X1 and Ar X3 , and further preferable range.

ArX2及びArX4で表されるアリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基としては、式(Y)のArY1で表されるアリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基と同様のものが挙げられる。 The divalent group in which the arylene group represented by Ar X2 and Ar X4 and the divalent heterocyclic group are directly bonded is the arylene group represented by Ar Y1 of the formula (Y) and the divalent heterocyclic group. The same as the divalent group directly bonded to and is mentioned.

ArX2及びArX4は、好ましくは置換基を有していてもよいアリーレン基である。 Ar X2 and Ar X4 are preferably arylene groups which may have a substituent.

ArX1~ArX4及びRX1~RX3で表される基が有してもよい置換基としては、好ましくはアルキル基、シクロアルキル基又はアリール基であり、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 The substituents that the groups represented by Ar X1 to Ar X4 and RX1 to RX3 may have are preferably an alkyl group, a cycloalkyl group or an aryl group, and these groups further have a substituent. You may be doing it.

式(X)で表される構成単位は、好ましくは式(X-1)~式(X-7)で表される構成単位であり、より好ましくは式(X-1)~式(X-6)で表される構成単位であり、更に好ましくは式(X-3)~(X-6)で表される構成単位である。 The structural unit represented by the formula (X) is preferably a structural unit represented by the formulas (X-1) to (X-7), and more preferably the formulas (X-1) to (X-). It is a structural unit represented by 6), and more preferably a structural unit represented by the formulas (X-3) to (X-6).

Figure 0007017908000076
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Figure 0007017908000077
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Figure 0007017908000078
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Figure 0007017908000079
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式中、RX4及びRX5は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、1価の複素環基又はシアノ基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するRX4は、同一でも異なっていてもよい。複数存在するRX5は、同一でも異なっていてもよく、隣接するRX5同士は互いに結合して、それぞれが結合する炭素原子と共に環を形成していてもよい。 In the formula, RX4 and RX5 are independently hydrogen atom, alkyl group, cycloalkyl group, alkoxy group, cycloalkoxy group, aryl group, aryloxy group, halogen atom, monovalent heterocyclic group or cyano group. These groups may have a substituent. A plurality of RX4s may be the same or different. A plurality of RX5s existing may be the same or different, and adjacent RX5s may be bonded to each other to form a ring together with the carbon atom to which each is bonded.

式(X)で表される構成単位は、正孔輸送性が優れるので、高分子ホストに含まれる構成単位の合計量に対して、好ましくは0.1~50モル%であり、より好ましくは1~40モル%であり、更に好ましくは5~30モル%である。 Since the structural unit represented by the formula (X) has excellent hole transportability, it is preferably 0.1 to 50 mol%, more preferably 0.1 to 50 mol%, based on the total amount of the structural units contained in the polymer host. It is 1 to 40 mol%, more preferably 5 to 30 mol%.

式(X)で表される構成単位としては、例えば、式(X1-1)~式(X1-11)で表される構成単位が挙げられ、好ましくは式(X1-3)~式(X1-10)で表される構成単位である。 Examples of the structural unit represented by the formula (X) include the structural units represented by the formulas (X1-1) to (X1-11), preferably the formulas (X1-3) to (X1). It is a structural unit represented by -10).

Figure 0007017908000080
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Figure 0007017908000081
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Figure 0007017908000082
Figure 0007017908000082

Figure 0007017908000083
Figure 0007017908000083

Figure 0007017908000084
Figure 0007017908000084

高分子ホストにおいて、式(X)で表される構成単位は、1種のみ含まれていても、2種以上含まれていてもよい。 In the polymer host, the structural unit represented by the formula (X) may contain only one kind or two or more kinds.

高分子ホストとしては、例えば、高分子化合物P-1~P-6が挙げられる。 Examples of the polymer host include polymer compounds P-1 to P-6.

Figure 0007017908000085
Figure 0007017908000085

表中、p、q、r、s及びtは、各構成単位のモル比率を示す。p+q+r+s+t=100であり、かつ、100≧p+q+r+s≧70である。その他の構成単位とは、式(Y)で表される構成単位及び式(X)で表される構成単位以外の構成単位を意味する。 In the table, p, q, r, s and t indicate the molar ratio of each structural unit. p + q + r + s + t = 100, and 100 ≧ p + q + r + s ≧ 70. The other structural unit means a structural unit other than the structural unit represented by the formula (Y) and the structural unit represented by the formula (X).

高分子ホストは、ブロック共重合体、ランダム共重合体、交互共重合体、グラフト共重合体のいずれであってもよいし、その他の態様であってもよいが、複数種の原料モノマーを共重合した共重合体であることが好ましい。 The polymer host may be any of a block copolymer, a random copolymer, an alternating copolymer, a graft copolymer, and other embodiments, but a plurality of kinds of raw material monomers are used together. It is preferably a polymerized copolymer.

高分子ホストのポリスチレン換算の数平均分子量は、好ましくは5×10~1×10であり、より好ましくは1×10~5×10であり、より好ましくは1.5×10~1.5×10である。 The polystyrene-equivalent number average molecular weight of the polymer host is preferably 5 × 10 3 to 1 × 10 6 , more preferably 1 × 10 4 to 5 × 10 5 , and more preferably 1.5 × 10 4 . It is ~ 1.5 × 105.

[高分子ホストの製造方法]
高分子ホストは、ケミカルレビュー(Chem.Rev.),第109巻,897-1091頁(2009年)等に記載の公知の重合方法を用いて製造することができ、Suzuki反応、Yamamoto反応、Buchwald反応、Stille反応、Negishi反応及びKumada反応等の遷移金属触媒を用いるカップリング反応により重合させる方法が例示される。
[Manufacturing method of polymer host]
The polymer host can be produced using a known polymerization method described in Chemical Review (Chem. Rev.), Vol. 109, pp. 897-1091 (2009), etc., and can be produced by using a known polymerization method, such as Suzuki reaction, Yamamoto reaction, and Buchwald. Examples thereof include a method of polymerizing by a coupling reaction using a transition metal catalyst such as a reaction, a Stille reaction, a Negishi reaction and a Kumada reaction.

前記重合方法において、単量体を仕込む方法としては、単量体全量を反応系に一括して仕込む方法、単量体の一部を仕込んで反応させた後、残りの単量体を一括、連続又は分割して仕込む方法、単量体を連続又は分割して仕込む方法等が挙げられる。 In the above-mentioned polymerization method, as a method of charging the monomers, a method of charging the entire amount of the monomers in a batch, a method of charging a part of the monomers and reacting them, and then collectively charging the remaining monomers. Examples thereof include a method of continuously or separately charging, a method of continuously or separately charging a monomer, and the like.

遷移金属触媒としては、パラジウム触媒、ニッケル触媒等が挙げられる。 Examples of the transition metal catalyst include a palladium catalyst, a nickel catalyst and the like.

重合反応の後処理は、公知の方法、例えば、分液により水溶性不純物を除去する方法、メタノール等の低級アルコールに重合反応後の反応液を加えて、析出させた沈殿を濾過した後、乾燥させる方法等を単独又は組み合わせて行う。高分子ホストの純度が低い場合、例えば、再結晶、再沈殿、ソックスレー抽出器による連続抽出、カラムクロマトグラフィー等の通常の方法にて精製することができる。 The post-treatment of the polymerization reaction is carried out by a known method, for example, a method of removing water-soluble impurities by separating liquids, a reaction liquid after the polymerization reaction is added to a lower alcohol such as methanol, the precipitated precipitate is filtered, and then dried. The method of making the mixture is used alone or in combination. When the purity of the polymer host is low, it can be purified by a usual method such as recrystallization, reprecipitation, continuous extraction with a Soxhlet extractor, column chromatography and the like.

[第1の組成物]
第1の有機層は、式(1)で表される金属錯体と、前述のホスト材料、正孔輸送材料、正孔注入材料、電子輸送材料、電子注入材料、発光材料(但し、式(1)で表される金属錯体とは異なる。)及び酸化防止剤からなる群から選ばれる少なくとも1種とを含む組成物(以下、「第1の組成物」ともいう。)を含有する層であってもよい。
[First composition]
The first organic layer includes the metal complex represented by the formula (1), the above-mentioned host material, hole transport material, hole injection material, electron transport material, electron injection material, and light emitting material (however, the formula (1). ) And a composition containing at least one selected from the group consisting of antioxidants (hereinafter, also referred to as "first composition"). You may.

[正孔輸送材料]
正孔輸送材料は、低分子化合物と高分子化合物とに分類され、好ましくは高分子化合物である。正孔輸送材料は、架橋基を有していてもよい。
[Hole transport material]
The hole transport material is classified into a low molecular weight compound and a high molecular weight compound, and is preferably a high molecular weight compound. The hole transport material may have a cross-linking group.

低分子化合物としては、例えば、トリフェニルアミン及びその誘導体、N,N’-ジ-1-ナフチル-N,N’-ジフェニルベンジジン(α-NPD)、並びに、N,N’-ジフェニル-N,N’-ジ(m-トリル)ベンジジン(TPD)等の芳香族アミン化合物が挙げられる。 Examples of the low molecular weight compound include triphenylamine and its derivatives, N, N'-di-1-naphthyl-N, N'-diphenylbenzidine (α-NPD), and N, N'-diphenyl-N, Examples thereof include aromatic amine compounds such as N'-di (m-tolyl) benzidine (TPD).

高分子化合物としては、例えば、ポリビニルカルバゾール及びその誘導体;側鎖又は主鎖に芳香族アミン構造を有するポリアリーレン及びその誘導体が挙げられる。高分子化合物は、電子受容性部位が結合された化合物でもよい。電子受容性部位としては、例えば、フラーレン、テトラフルオロテトラシアノキノジメタン、テトラシアノエチレン、トリニトロフルオレノン等が挙げられ、好ましくはフラーレンである。 Examples of the polymer compound include polyvinylcarbazole and its derivatives; polyarylene having an aromatic amine structure in its side chain or main chain and its derivatives. The polymer compound may be a compound to which an electron accepting site is bound. Examples of the electron-accepting site include fullerene, tetrafluorotetracyanoquinodimethane, tetracyanoethylene, trinitrofluorenone and the like, and fullerene is preferable.

第1の組成物において、正孔輸送材料の含有量は、式(1)で表される金属錯体を100質量部とした場合、通常、1~400質量部であり、好ましくは5~150質量部である。 In the first composition, the content of the hole transporting material is usually 1 to 400 parts by mass, preferably 5 to 150 parts by mass, when the metal complex represented by the formula (1) is 100 parts by mass. It is a department.

正孔輸送材料は、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。 The hole transport material may be used alone or in combination of two or more.

[電子輸送材料]
電子輸送材料は、低分子化合物と高分子化合物とに分類される。電子輸送材料は、架橋基を有していてもよい。
[Electronic transport material]
Electron transport materials are classified into low molecular weight compounds and high molecular weight compounds. The electron transport material may have a cross-linking group.

低分子化合物としては、例えば、8-ヒドロキシキノリンを配位子とする金属錯体、オキサジアゾール、アントラキノジメタン、ベンゾキノン、ナフトキノン、アントラキノン、テトラシアノアントラキノジメタン、フルオレノン、ジフェニルジシアノエチレン及びジフェノキノン、並びに、これらの誘導体が挙げられる。 Examples of the low molecular weight compound include metal complexes having 8-hydroxyquinoline as a ligand, oxadiazole, anthraquinonedimethane, benzoquinone, naphthoquinone, anthraquinone, tetracyanoanthraquinonedimethane, fluorenone, diphenyldicyanoethylene and diphenoquinone. , And these derivatives.

高分子化合物としては、例えば、ポリフェニレン、ポリフルオレン、及び、これらの誘導体が挙げられる。高分子化合物は、金属でドープされていてもよい。 Examples of the polymer compound include polyphenylene, polyfluorene, and derivatives thereof. The polymer compound may be doped with a metal.

第1の組成物において、電子輸送材料の含有量は、式(1)で表される金属錯体を100質量部とした場合、通常、1~400質量部であり、好ましくは5~150質量部である。 In the first composition, the content of the electron transporting material is usually 1 to 400 parts by mass, preferably 5 to 150 parts by mass, when the metal complex represented by the formula (1) is 100 parts by mass. Is.

電子輸送材料は、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。 The electron transport material may be used alone or in combination of two or more.

[正孔注入材料及び電子注入材料]
正孔注入材料及び電子注入材料は、各々、低分子化合物と高分子化合物とに分類される。正孔注入材料及び電子注入材料は、架橋基を有していてもよい。
[Hole injection material and electron injection material]
Hole injection materials and electron injection materials are classified into low molecular weight compounds and high molecular weight compounds, respectively. The hole injection material and the electron injection material may have a cross-linking group.

低分子化合物としては、例えば、銅フタロシアニン等の金属フタロシアニン;カーボン;モリブデン、タングステン等の金属酸化物;フッ化リチウム、フッ化ナトリウム、フッ化セシウム、フッ化カリウム等の金属フッ化物が挙げられる。 Examples of the low molecular weight compound include metal phthalocyanines such as copper phthalocyanine; carbon; metal oxides such as molybdenum and tungsten; and metal fluorides such as lithium fluoride, sodium fluoride, cesium fluoride and potassium fluoride.

高分子化合物としては、例えば、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリピロール、ポリフェニレンビニレン、ポリチエニレンビニレン、ポリキノリン及びポリキノキサリン、並びに、これらの誘導体;芳香族アミン構造を主鎖又は側鎖に含む重合体等の導電性高分子が挙げられる。 Examples of the polymer compound include polyaniline, polythiophene, polypyrrole, polyphenylene vinylene, polythienylene vinylene, polyquinoline and polyquinoxaline, and derivatives thereof; conductivity of polymers having an aromatic amine structure in the main chain or side chain. Examples include sex polymers.

第1の組成物において、正孔注入材料及び電子注入材料の含有量は、各々、式(1)で表される金属錯体を100質量部とした場合、通常、1~400質量部であり、好ましくは5~150質量部である。 In the first composition, the contents of the hole injection material and the electron injection material are usually 1 to 400 parts by mass, respectively, when the metal complex represented by the formula (1) is 100 parts by mass. It is preferably 5 to 150 parts by mass.

電子注入材料及び正孔注入材料は、各々、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。 The electron injection material and the hole injection material may be used alone or in combination of two or more.

(イオンドープ)
正孔注入材料又は電子注入材料が導電性高分子を含む場合、導電性高分子の電気伝導度は、好ましくは、1×10-5S/cm~1×10S/cmである。導電性高分子の電気伝導度をかかる範囲とするために、導電性高分子に適量のイオンをドープすることができる。
(Ion dope)
When the hole injection material or the electron injection material contains a conductive polymer, the electric conductivity of the conductive polymer is preferably 1 × 10-5 S / cm to 1 × 10 3 S / cm. In order to keep the electric conductivity of the conductive polymer within such a range, an appropriate amount of ions can be doped into the conductive polymer.

ドープするイオンの種類は、正孔注入材料であればアニオン、電子注入材料であればカチオンである。アニオンとしては、例えば、ポリスチレンスルホン酸イオン、アルキルベンゼンスルホン酸イオン、樟脳スルホン酸イオンが挙げられる。カチオンとしては、例えば、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、テトラブチルアンモニウムイオンが挙げられる。 The type of ion to be doped is an anion in the case of a hole injection material and a cation in the case of an electron injection material. Examples of the anion include polystyrene sulfonic acid ion, alkylbenzene sulfonic acid ion, and cerebral sulfonic acid ion. Examples of the cation include lithium ion, sodium ion, potassium ion and tetrabutylammonium ion.

ドープするイオンは、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。 The type of ion to be doped may be used alone or in combination of two or more.

[発光材料]
発光材料(但し、式(1)で表される金属錯体とは異なる。)は、低分子化合物と高分子化合物とに分類される。発光材料は、架橋基を有していてもよい。
[Luminescent material]
Luminescent materials (however, different from the metal complex represented by the formula (1)) are classified into low molecular weight compounds and high molecular weight compounds. The light emitting material may have a cross-linking group.

低分子化合物としては、例えば、ナフタレン及びその誘導体、アントラセン及びその誘導体、ペリレン及びその誘導体、並びに、イリジウム、白金又はユーロピウムを中心金属とする三重項発光錯体が挙げられる。 Examples of the low molecular weight compound include naphthalene and its derivatives, anthracene and its derivatives, perylene and its derivatives, and triple-term luminescent complexes having iridium, platinum or europium as a central metal.

三重項発光錯体としては、例えば、以下に示す金属錯体が挙げられる。 Examples of the triplet luminescent complex include the following metal complexes.

Figure 0007017908000086
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Figure 0007017908000087
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Figure 0007017908000088
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Figure 0007017908000089
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Figure 0007017908000090
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高分子化合物としては、例えば、フェニレン基、ナフタレンジイル基、フルオレンジイル基、フェナントレンジイル基、ジヒドロフェナントレンジイル基、アントラセンジイル基及びピレンジイル基等のアリーレン基;式(X)で表される構成単位;並びに、カルバゾールジイル基、フェノキサジンジイル基及びフェノチアジンジイル基等の2価の複素環基から選択される基を含む高分子化合物が挙げられる。 Examples of the polymer compound include an arylene group such as a phenylene group, a naphthalenediyl group, a fluorinatedyl group, a phenantrangeyl group, a dihydrophenantrangeyl group, an anthracendil group and a pyrenedyl group; a structural unit represented by the formula (X). In addition, a polymer compound containing a group selected from a divalent heterocyclic group such as a carbazolediyl group, a phenoxazidinediyl group and a phenothiazinediyl group can be mentioned.

発光材料は、好ましくは、三重項発光錯体又は高分子化合物である。 The light emitting material is preferably a triplet light emitting complex or a polymer compound.

第1の組成物において、発光材料の含有量は、式(1)で表される金属錯体を100質量部とした場合、通常、1~400質量部であり、好ましくは5~150質量部である。 In the first composition, the content of the light emitting material is usually 1 to 400 parts by mass, preferably 5 to 150 parts by mass, when the metal complex represented by the formula (1) is 100 parts by mass. be.

発光材料は、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。 The luminescent material may be used alone or in combination of two or more.

[酸化防止剤]
酸化防止剤は、例えば、式(1)で表される金属錯体を溶解可能な少なくとも一種の溶媒に可溶であり、発光及び電荷輸送を阻害しない化合物であることが好ましい。酸化防止剤としては、例えば、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤が挙げられる。
[Antioxidant]
The antioxidant is preferably a compound that is soluble in at least one solvent capable of dissolving the metal complex represented by the formula (1) and does not inhibit light emission and charge transport. Examples of the antioxidant include a phenol-based antioxidant and a phosphorus-based antioxidant.

第1の組成物において、酸化防止剤の含有量は、式(1)で表される金属錯体を100質量部とした場合、通常、0.001~10質量部である。 In the first composition, the content of the antioxidant is usually 0.001 to 10 parts by mass when the metal complex represented by the formula (1) is 100 parts by mass.

酸化防止剤は、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。 The antioxidant may be used alone or in combination of two or more.

<インク>
式(1)で表される金属錯体と、溶媒とを含有する組成物(以下、「第1のインク」ともいう。)は、スピンコート法、キャスティング法、マイクログラビアコート法、グラビアコート法、バーコート法、ロールコート法、ワイヤーバーコート法、ディップコート法、スプレーコート法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法、インクジェット印刷法、キャピラリーコート法、ノズルコート法等の湿式法に好適に使用することができる。
<Ink>
The composition containing the metal complex represented by the formula (1) and the solvent (hereinafter, also referred to as “first ink”) includes a spin coating method, a casting method, a microgravia coating method, and a gravure coating method. Suitable for wet methods such as bar coating method, roll coating method, wire bar coating method, dip coating method, spray coating method, screen printing method, flexo printing method, offset printing method, inkjet printing method, capillary coating method, nozzle coating method, etc. Can be used for.

第1のインクの粘度は、湿式法の種類によって調整すればよいが、インクジェット印刷法等の溶液が吐出装置を経由する印刷法に適用する場合には、吐出時の目づまりと飛行曲がりが起こりづらいので、好ましくは25℃において1~20mPa・sである。 The viscosity of the first ink may be adjusted according to the type of the wet method, but when the solution such as the inkjet printing method is applied to the printing method via the ejection device, clogging and flight bending occur at the time of ejection. Since it is difficult, it is preferably 1 to 20 mPa · s at 25 ° C.

第1のインクに含有される溶媒は、好ましくは、インク中の固形分を溶解又は均一に分散できる溶媒である。溶媒としては、例えば、1,2-ジクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、クロロベンゼン、o-ジクロロベンゼン等の塩素系溶媒;テトラヒドロフラン、ジオキサン、アニソール、4-メチルアニソール等のエーテル系溶媒;トルエン、キシレン、メシチレン、エチルベンゼン、n-ヘキシルベンゼン、シクロヘキシルベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、n-ペンタン、n-ヘキサン、n-へプタン、n-オクタン、n-ノナン、n-デカン、n-ドデカン、ビシクロヘキシル等の脂肪族炭化水素系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノン等のケトン系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルセルソルブアセテート、安息香酸メチル、酢酸フェニル等のエステル系溶媒;エチレングリコール、グリセリン、1,2-ヘキサンジオール等の多価アルコール系溶媒;イソプロピルアルコール、シクロヘキサノール等のアルコール系溶媒;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶媒;N-メチル-2-ピロリドン、N,N-ジメチルホルムアミド等のアミド系溶媒が挙げられる。溶媒は、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。 The solvent contained in the first ink is preferably a solvent capable of dissolving or uniformly dispersing the solid content in the ink. Examples of the solvent include chlorine-based solvents such as 1,2-dichloroethane, 1,1,2-trichloroethane, chlorobenzene, and o-dichlorobenzene; ether solvents such as tetrahydrofuran, dioxane, anisole, and 4-methylanisol; toluene, and the like. Aromatic hydrocarbon solvents such as xylene, mesitylene, ethylbenzene, n-hexylbenzene, cyclohexylbenzene; cyclohexane, methylcyclohexane, n-pentane, n-hexane, n-heptane, n-octane, n-nonane, n- Aliphatic hydrocarbon solvents such as decane, n-dodecane and bicyclohexyl; ketone solvents such as acetone, methyl ethyl ketone, cyclohexanone and acetophenone; esters such as ethyl acetate, butyl acetate, ethyl cellsolve acetate, methyl benzoate and phenyl acetate. System solvent; Polyhydric alcohol solvent such as ethylene glycol, glycerin, 1,2-hexanediol; Alcohol solvent such as isopropyl alcohol and cyclohexanol; Sulfoxide solvent such as dimethyl sulfoxide; N-methyl-2-pyrrolidone, N , N-Dimethylformamide and other amide-based solvents can be mentioned. The solvent may be used alone or in combination of two or more.

第1のインクにおいて、溶媒の含有量は、式(1)で表される金属錯体を100質量部とした場合、通常、1000~100000質量部であり、好ましくは2000~20000質量部である。 In the first ink, the content of the solvent is usually 1000 to 100,000 parts by mass, preferably 2000 to 20000 parts by mass, when the metal complex represented by the formula (1) is 100 parts by mass.

<第2の有機層>
第2の有機層は、架橋構成単位を含む高分子化合物(以下、「第2の有機層の高分子化合物」ともいう。)の架橋体を含有する層である。
<Second organic layer>
The second organic layer is a layer containing a crosslinked product of a polymer compound containing a crosslinked structural unit (hereinafter, also referred to as “polymer compound of the second organic layer”).

第2の有機層の高分子化合物の架橋体は、第2の有機層の高分子化合物を上述した方法及び条件等により架橋した状態にすることで得られる。 The crosslinked product of the polymer compound of the second organic layer is obtained by cross-linking the polymer compound of the second organic layer by the above-mentioned method, conditions and the like.

第2の有機層の高分子化合物は、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、架橋基A群から選ばれる少なくとも1種の架橋基を有する架橋構成単位を含む高分子化合物であることが好ましい。 The polymer compound of the second organic layer is a polymer compound containing a cross-linking structural unit having at least one cross-linking group selected from the cross-linking group A group because the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower. It is preferable to have.

架橋基A群から選ばれる架橋基としては、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは、式(XL-1)~式(XL-4)、式(XL-7)~式(XL-10)又は式(XL-14)~式(XL-17)で表される架橋基であり、より好ましくは、式(XL-1)、式(XL-3)、式(XL-9)、式(XL-10)、式(XL-16)又は式(XL-17)で表される架橋基であり、更に好ましくは、式(XL-1)、式(XL-16)又は式(XL-17)で表される架橋基であり、特に好ましくは、式(XL-1)又は式(XL-17)で表される架橋基であり、とりわけ好ましくは、式(XL-17)で表される架橋基である。 As the cross-linking group selected from the group A, the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower, so that the formulas (XL-1) to (XL-4) and (XL-7) are preferable. It is a cross-linking group represented by the formula (XL-10) or the formula (XL-14) to the formula (XL-17), and more preferably, the formula (XL-1), the formula (XL-3), the formula ( XL-9), formula (XL-10), formula (XL-16) or crosslinking group represented by formula (XL-17), more preferably formula (XL-1), formula (XL-16). ) Or a cross-linking group represented by the formula (XL-17), particularly preferably a cross-linking group represented by the formula (XL-1) or the formula (XL-17), and particularly preferably the formula (XL). It is a cross-linking group represented by -17).

架橋基A群から選ばれる架橋基としては、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなり、且つ、第2の有機層の高分子化合物の架橋性がより優れるので、好ましくは、式(XL-2)~式(XL-4)、式(XL-7)~式(XL-10)、式(XL-14)、式(XL-15)又は式(XL-17)で表される架橋基であり、より好ましくは、式(XL-9)、式(XL-10)又は式(XL-17)で表される架橋基であり、特に好ましくは、式(XL-17)で表される架橋基である。 As the cross-linking group selected from the cross-linking group A group, the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower and the cross-linking property of the polymer compound of the second organic layer is more excellent. It is represented by the formula (XL-2) to the formula (XL-4), the formula (XL-7) to the formula (XL-10), the formula (XL-14), the formula (XL-15) or the formula (XL-17). It is a cross-linking group, more preferably a cross-linking group represented by the formula (XL-9), the formula (XL-10) or the formula (XL-17), and particularly preferably a cross-linking group represented by the formula (XL-17). It is a cross-linking group to be cross-linked.

[第2の有機層の高分子化合物]
第2の有機層の高分子化合物に含まれる、架橋基A群から選ばれる少なくとも一種の架橋基を有する構成単位は、式(Z)で表される構成単位又は式(Z’)で表される構成単位であることが好ましいが、下記式で表される構成単位であってもよい。
[Polymer compound of the second organic layer]
The structural unit having at least one cross-linking group selected from the group A of the cross-linking group contained in the polymer compound of the second organic layer is represented by the structural unit represented by the formula (Z) or the structural unit represented by the formula (Z'). It is preferable that the structural unit is a structural unit, but it may be a structural unit represented by the following formula.

Figure 0007017908000091
Figure 0007017908000091

第2の有機層の高分子化合物が、架橋基A群から選ばれる少なくとも1種の架橋基を有する構成単位を2種以上含む場合、架橋基A群から選ばれる少なくとも1種の架橋基を有する構成単位の少なくとも2種は、架橋基が互いに異なることが好ましい。互いに異なる架橋基の組み合わせとしては、式(XL-1)、式(XL-2)、式(XL-5)~式(XL-8)又は式(XL-14)~式(XL-16)で表される架橋基と、式(XL-3)、式(XL-4)、式(XL-13)又は式(XL-17)で表される架橋基との組み合わせが好ましく、式(XL-1)又は式(XL-16)で表される架橋基と、式(XL-17)で表される架橋基との組み合わせがより好ましく、式(XL-1)で表される架橋基と、式(XL-17)で表される架橋基との組み合わせが更に好ましい。 When the polymer compound of the second organic layer contains two or more structural units having at least one cross-linking group selected from the cross-linking group A group, it has at least one cross-linking group selected from the cross-linking group A group. It is preferable that at least two constituent units have different cross-linking groups from each other. As a combination of different cross-linking groups, the formula (XL-1), the formula (XL-2), the formula (XL-5) to the formula (XL-8) or the formula (XL-14) to the formula (XL-16) are used. A combination of the cross-linking group represented by the formula (XL-3), the formula (XL-4), the cross-linking group represented by the formula (XL-13) or the formula (XL-17) is preferable, and the cross-linking group represented by the formula (XL-17) is preferable. A combination of the cross-linking group represented by -1) or the formula (XL-16) and the cross-linking group represented by the formula (XL-17) is more preferable, and the cross-linking group represented by the formula (XL-1). , A combination with a cross-linking group represented by the formula (XL-17) is more preferable.

・式(Z)で表される構成単位
nAは、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは0~3の整数であり、より好ましくは0~2の整数であり、更に好ましくは1である。
The structural unit nA represented by the formula (Z) is preferably an integer of 0 to 3, more preferably an integer of 0 to 2, because the drive voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower. More preferably, it is 1.

nは、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは2である。 n is preferably 2 because the drive voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower.

Arは、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基である。 Ar 3 is an aromatic hydrocarbon group which may have a substituent because the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower.

Arで表される芳香族炭化水素基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常6~60であり、好ましくは6~30であり、より好ましくは6~18である。
Arで表される芳香族炭化水素基のn個の置換基を除いたアリーレン基部分としては、好ましくは、式(A-1)~式(A-20)で表される基であり、より好ましくは、式(A-1)、式(A-2)、式(A-6)~式(A-10)、式(A-19)又は式(A-20)で表される基であり、更に好ましくは、式(A-1)、式(A-2)、式(A-7)、式(A-9)又は式(A-19)で表される基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。
The number of carbon atoms of the aromatic hydrocarbon group represented by Ar 3 is usually 6 to 60, preferably 6 to 30, and more preferably 6 to 18, not including the number of carbon atoms of the substituent. be.
The arylene group moiety excluding the n substituents of the aromatic hydrocarbon group represented by Ar 3 is preferably a group represented by the formulas (A-1) to (A-20). More preferably, a group represented by the formula (A-1), the formula (A-2), the formula (A-6) to the formula (A-10), the formula (A-19) or the formula (A-20). The group is more preferably represented by the formula (A-1), the formula (A-2), the formula (A-7), the formula (A-9) or the formula (A-19), and these are the groups. The group of may have a substituent.

Arで表される複素環基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常2~60であり、好ましくは3~30であり、より好ましくは4~18である。
Arで表される複素環基のn個の置換基を除いた2価の複素環基部分としては、好ましくは、式(AA-1)~式(AA-34)で表される基である。
The number of carbon atoms of the heterocyclic group represented by Ar 3 is usually 2 to 60, preferably 3 to 30, and more preferably 4 to 18, not including the number of carbon atoms of the substituent.
The divalent heterocyclic group moiety excluding the n substituents of the heterocyclic group represented by Ar 3 is preferably a group represented by the formulas (AA-1) to (AA-34). be.

Arで表される芳香族炭化水素基及び複素環基は置換基を有していてもよく、置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、1価の複素環基及びシアノ基が好ましい。 The aromatic hydrocarbon group and the heterocyclic group represented by Ar 3 may have a substituent, and the substituents include an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group and an aryloxy group. Groups, halogen atoms, monovalent heterocyclic groups and cyano groups are preferred.

で表されるアルキレン基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常1~20であり、好ましくは1~15であり、より好ましくは1~10である。
で表されるシクロアルキレン基の炭素原子数は、置換基の炭素原子数を含めないで、通常3~20である。
アルキレン基及びシクロアルキレン基としては、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基、シクロヘキシレン基、オクチレン基が挙げられ、これらの基は置換基を有していてもよい。
The number of carbon atoms of the alkylene group represented by LA is usually 1 to 20, preferably 1 to 15, and more preferably 1 to 10, not including the number of carbon atoms of the substituent.
The number of carbon atoms of the cycloalkylene group represented by LA is usually 3 to 20 without including the number of carbon atoms of the substituent.
Examples of the alkylene group and the cycloalkylene group include a methylene group, an ethylene group, a propylene group, a butylene group, a hexylene group, a cyclohexylene group and an octylene group, and these groups may have a substituent.

で表されるアルキレン基及びシクロアルキレン基は、置換基を有していてもよい。アルキレン基及びシクロアルキレン基が有していてもよい置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、ハロゲン原子又はシアノ基が好ましく、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 The alkylene group and the cycloalkylene group represented by LA may have a substituent. As the substituent which the alkylene group and the cycloalkylene group may have, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, a halogen atom or a cyano group are preferable, and these groups further have a substituent. May be.

で表されるアリーレン基は、置換基を有していてもよい。アリーレン基としては、フェニレン基又はフルオレンジイル基が好ましく、m-フェニレン基、p-フェニレン基、フルオレン-2,7-ジイル基、フルオレン-9,9-ジイル基がより好ましい。アリーレン基が有してもよい置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、ハロゲン原子、シアノ基又は架橋基A群から選ばれる架橋基が好ましく、これらの基は更に置換基を有していてもよい。 The arylene group represented by LA may have a substituent. As the arylene group, a phenylene group or a fluoreneyl group is preferable, and an m-phenylene group, a p-phenylene group, a fluorene-2,7-diyl group, and a fluorene-9,9-diyl group are more preferable. The substituent that the arylene group may have includes an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, an aryloxy group, a monovalent heterocyclic group, a halogen atom, a cyano group or a bridging group A. Bridging groups selected from the group are preferred, and these groups may further have substituents.

で表される2価の複素環基としては、好ましくは式(AA-1)~式(AA-34)で表される基である。 The divalent heterocyclic group represented by LA is preferably a group represented by the formulas ( AA -1) to (AA-34).

は、第2の有機層の高分子化合物の製造が容易になるため、好ましくは、アリーレン基又はアルキレン基であり、より好ましくは、フェニレン基、フルオレンジイル基又はアルキレン基であり、これらの基は置換基を有していてもよい。 LA is preferably an arylene group or an alkylene group, and more preferably a phenylene group, a fluorinatedyl group or an alkylene group because it facilitates the production of the polymer compound of the second organic layer. The group of may have a substituent.

Xで表される架橋基としては、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは、式(XL-1)~式(XL-4)、式(XL-7)~式(XL-10)又は式(XL-14)~式(XL-17)で表される架橋基であり、より好ましくは、式(XL-1)、式(XL-3)、式(XL-9)、式(XL-10)、式(XL-16)又は式(XL-17)で表される架橋基であり、更に好ましくは、式(XL-1)、式(XL-16)又は式(XL-17)で表される架橋基であり、特に好ましくは、式(XL-1)又は式(XL-17)で表される架橋基であり、とりわけ好ましくは、式(XL-17)で表される架橋基である。 As the cross-linking group represented by X, the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower, so that the equations (XL-1) to (XL-4) and the equations (XL-7) to (XL-7) are preferable. (XL-10) or a cross-linking group represented by the formulas (XL-14) to (XL-17), more preferably the formula (XL-1), the formula (XL-3), the formula (XL-). 9), a cross-linking group represented by the formula (XL-10), the formula (XL-16) or the formula (XL-17), more preferably the formula (XL-1), the formula (XL-16) or the like. It is a cross-linking group represented by the formula (XL-17), particularly preferably a cross-linking group represented by the formula (XL-1) or the formula (XL-17), and particularly preferably a cross-linking group represented by the formula (XL-17). ) Is a cross-linking group.

Xで表される架橋基としては、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなり、且つ、第2の有機層の高分子化合物の架橋性がより優れるので、好ましくは、式(XL-2)~式(XL-4)、式(XL-7)~式(XL-10)、式(XL-14)、式(XL-15)又は式(XL-17)で表される架橋基であり、より好ましくは、式(XL-9)、式(XL-10)又は式(XL-17)で表される架橋基であり、特に好ましくは、式(XL-17)で表される架橋基である。 As the cross-linking group represented by X, the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower and the cross-linking property of the polymer compound of the second organic layer is more excellent, so that the formula (XL-) is preferable. 2) -Crosslink group represented by the formula (XL-4), the formula (XL-7) to the formula (XL-10), the formula (XL-14), the formula (XL-15) or the formula (XL-17). It is more preferably a cross-linking group represented by the formula (XL-9), the formula (XL-10) or the formula (XL-17), and particularly preferably the cross-linked group represented by the formula (XL-17). It is a cross-linking group.

式(Z)で表される構成単位は、第2の有機層の高分子化合物の安定性及び架橋性が優れるので、第2の有機層の高分子化合物に含まれる構成単位の合計量に対して、好ましくは0.5~80モル%であり、より好ましくは3~65モル%であり、更に好ましくは5~50モル%である。
式(Z)で表される構成単位は、第2の有機層の高分子化合物中に、1種のみ含まれていてもよく、2種以上含まれていてもよい。
Since the structural unit represented by the formula (Z) is excellent in stability and crosslinkability of the polymer compound of the second organic layer, it is relative to the total amount of the structural units contained in the polymer compound of the second organic layer. It is preferably 0.5 to 80 mol%, more preferably 3 to 65 mol%, and further preferably 5 to 50 mol%.
The structural unit represented by the formula (Z) may be contained in only one kind or two or more kinds in the polymer compound of the second organic layer.

第2の有機層の高分子化合物が、式(Z)で表される構成単位を2種以上含む場合、式(Z)で表される構成単位の少なくとも2種は、Xで表される架橋基が互いに異なることが好ましい。互いに異なるXで表される架橋基の組み合わせの好ましい範囲は、前述の互いに異なる架橋基の組み合わせの好ましい範囲と同じである。 When the polymer compound of the second organic layer contains two or more structural units represented by the formula (Z), at least two structural units represented by the formula (Z) are crosslinked by X. It is preferable that the groups are different from each other. The preferred range of combinations of cross-linking groups represented by different Xs is the same as the preferred range of combinations of cross-linking groups different from each other described above.

・式(Z’)で表される構成単位
mAは、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは0~3の整数であり、より好ましくは0~2の整数であり、更に好ましくは0又は1であり、特に好ましくは0である。
The structural unit mA represented by the equation (Z') is preferably an integer of 0 to 3, and more preferably an integer of 0 to 2, because the drive voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower. , More preferably 0 or 1, and particularly preferably 0.

mは、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは1又は2であり、より好ましくは2である。 m is preferably 1 or 2, and more preferably 2 because the drive voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower.

cは、第2の有機層の高分子化合物の製造が容易になり、且つ、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは0である。 c is preferably 0 because the production of the polymer compound of the second organic layer becomes easy and the driving voltage of the light emitting device of the present embodiment becomes lower.

Arは、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基である。 Ar 5 is an aromatic hydrocarbon group which may have a substituent because the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower.

Arで表される芳香族炭化水素基のm個の置換基を除いたアリーレン基部分の定義や例は、式(X)におけるArX2で表されるアリーレン基の定義や例と同じである。 The definition and example of the arylene group portion excluding the m substituents of the aromatic hydrocarbon group represented by Ar 5 are the same as the definition and example of the arylene group represented by Ar X2 in the formula (X). ..

Arで表される複素環基のm個の置換基を除いた2価の複素環基部分の定義や例は、式(X)におけるArX2で表される2価の複素環基部分の定義や例と同じである。 The definition and example of the divalent heterocyclic group portion excluding the m substituents of the heterocyclic group represented by Ar 5 are the divalent heterocyclic group portion represented by Ar X2 in the formula (X). Same as definition and example.

Arで表される少なくとも1種の芳香族炭化水素環と少なくとも1種の複素環が直接結合した基のm個の置換基を除いた2価の基の定義や例は、式(X)におけるArX2で表されるアリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基の定義や例と同じである。 The definition and example of a divalent group excluding m substituents of a group in which at least one aromatic hydrocarbon ring represented by Ar 5 and at least one heterocyclic ring are directly bonded are given in the formula (X). It is the same as the definition and the example of the divalent group in which the arylene group represented by Ar X2 and the divalent heterocyclic group are directly bonded in.

Ar及びArは、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、好ましくは置換基を有していてもよいアリーレン基である。 Ar 4 and Ar 6 are arylene groups which may have a substituent because the driving voltage of the light emitting device of the present embodiment is lower.

Ar及びArで表されるアリーレン基の定義や例は、式(X)におけるArX1及びArX3で表されるアリーレン基の定義や例と同じである。 The definitions and examples of the arylene groups represented by Ar 4 and Ar 6 are the same as the definitions and examples of the arylene groups represented by Ar X1 and Ar X3 in the formula (X).

Ar及びArで表される2価の複素環基の定義や例は、式(X)におけるArX1及びArX3で表される2価の複素環基の定義や例と同じである。 The definitions and examples of the divalent heterocyclic groups represented by Ar 4 and Ar 6 are the same as the definitions and examples of the divalent heterocyclic groups represented by Ar X1 and Ar X3 in the formula (X).

Ar、Ar及びArで表される基は置換基を有していてもよく、置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、1価の複素環基及びシアノ基が好ましい。 The groups represented by Ar 4 , Ar 5 and Ar 6 may have a substituent, and the substituents include an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group and an aryloxy group. Halogen atoms, monovalent heterocyclic groups and cyano groups are preferred.

で表されるアルキレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基、2価の複素環基の定義や例は、それぞれ、Lで表されるアルキレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基、2価の複素環基の定義や例と同じである。 The definitions and examples of the alkylene group, cycloalkylene group, arylene group and divalent heterocyclic group represented by KA are the alkylene group, cycloalkylene group, arylene group and divalent complex represented by LA , respectively. It is the same as the definition and example of the ring group.

は、第2の有機層の高分子化合物の製造が容易になるので、フェニレン基又はメチレン基であることが好ましい。 KA is preferably a phenylene group or a methylene group because it facilitates the production of the polymer compound of the second organic layer.

X’で表される架橋基の定義や例は、Xで表される架橋基の定義や例と同じである。 The definition and example of the cross-linking group represented by X'are the same as the definition and example of the cross-linking group represented by X.

式(Z’)で表される構成単位は、第2の有機層の高分子化合物の安定性が優れ、且つ、第2の有機層の高分子化合物の架橋性が優れるので、第2の有機層の高分子化合物に含まれる構成単位の合計量に対して、好ましくは0.5~50モル%であり、より好ましくは3~30モル%であり、更に好ましくは5~20モル%である。式(Z’)で表される構成単位は、第2の有機層の高分子化合物中に、1種のみ含まれていてもよく、2種以上含まれていてもよい。 The structural unit represented by the formula (Z') has excellent stability of the polymer compound of the second organic layer and excellent cross-linking property of the polymer compound of the second organic layer, so that the second organic It is preferably 0.5 to 50 mol%, more preferably 3 to 30 mol%, still more preferably 5 to 20 mol%, based on the total amount of the constituent units contained in the polymer compound of the layer. .. The structural unit represented by the formula (Z') may be contained in only one kind or two or more kinds in the polymer compound of the second organic layer.

第2の有機層の高分子化合物が、式(Z’)で表される構成単位を2種以上含む場合、式(Z’)で表される構成単位の少なくとも2種は、X’で表される架橋基が互いに異なることが好ましい。互いに異なるX’で表される架橋基の組み合わせの好ましい範囲は、前述の互いに異なる架橋基の組み合わせの好ましい範囲と同じである。 When the polymer compound of the second organic layer contains two or more structural units represented by the formula (Z'), at least two structural units represented by the formula (Z') are represented by X'. It is preferable that the cross-linking groups to be formed are different from each other. The preferred range of combinations of cross-linking groups represented by different X's is the same as the preferred range of combinations of cross-linking groups different from each other described above.

・式(Z)又は(Z’)で表される構成単位の好ましい態様
式(Z)で表される構成単位としては、例えば、式(Z-1)~式(Z-30)で表される構成単位が挙げられ、式(Z’)で表される構成単位としては、例えば、式(Z’-1)~式(Z’-9)で表される構成単位が挙げられる。これらの中でも、第2の有機層の高分子化合物の架橋性が優れるので、好ましくは式(Z-1)~式(Z-30)で表される構成単位であり、より好ましくは式(Z-1)~式(Z-15)、式(Z-19)、式(Z-20)、式(Z-23)、式(Z-25)又は式(Z-30)で表される構成単位であり、更に好ましくは式(Z-1)~式(Z-9)又は式(Z-30)で表される構成単位である。
-Preferable mode of the structural unit represented by the formula (Z) or (Z') The structural unit represented by the formula (Z) is represented by, for example, formulas (Z-1) to (Z-30). Examples of the structural unit represented by the equation (Z') include the structural units represented by the equations (Z'-1) to (Z'-9). Among these, since the polymer compound of the second organic layer has excellent crosslinkability, it is preferably a structural unit represented by the formulas (Z-1) to (Z-30), and more preferably the formula (Z). -1) to formula (Z-15), formula (Z-19), formula (Z-20), formula (Z-23), formula (Z-25) or formula (Z-30). It is a unit, and more preferably a structural unit represented by the formula (Z-1) to the formula (Z-9) or the formula (Z-30).

Figure 0007017908000092
Figure 0007017908000092

Figure 0007017908000093
Figure 0007017908000093

Figure 0007017908000094
Figure 0007017908000094

・その他の構成単位
第2の有機層の高分子化合物は、正孔輸送性が優れるので、更に、式(X)で表される構成単位を含むことが好ましい。また、第2の有機層の高分子化合物は、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、更に、式(Y)で表される構成単位を含むことが好ましい。
-Other Structural Units Since the polymer compound of the second organic layer has excellent hole transportability, it is preferable to further contain a structural unit represented by the formula (X). Further, the polymer compound of the second organic layer preferably further contains a structural unit represented by the formula (Y) because the driving voltage of the light emitting device of the present embodiment is lower.

第2の有機層の高分子化合物は、正孔輸送性が優れ、且つ、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、更に、式(X)で表される構成単位及び式(Y)で表される構成単位を含むことが好ましい。 Since the polymer compound of the second organic layer has excellent hole transportability and the driving voltage of the light emitting device of the present embodiment is lower, the structural unit and the formula (X) are further represented. It is preferable to include a structural unit represented by Y).

第2の有機層の高分子化合物が含んでいてもよい式(X)で表される構成単位の定義及び例は、前述の高分子ホストが含んでいてもよい式(X)で表される構成単位の定義及び例と同じである。第2の有機層の高分子化合物が含んでいてもよい式(Y)で表される構成単位の定義及び例は、前述の高分子ホストが含んでいてもよい式(Y)で表される構成単位の定義及び例と同じである。 Definitions and examples of structural units represented by the formula (X) which may be contained in the polymer compound of the second organic layer are represented by the formula (X) which may be contained in the polymer host described above. It is the same as the definition and example of the structural unit. Definitions and examples of structural units represented by the formula (Y) which may be contained in the polymer compound of the second organic layer are represented by the formula (Y) which may be contained in the polymer host described above. It is the same as the definition and example of the structural unit.

式(X)で表される構成単位は、第2の有機層の高分子化合物中に、1種のみ含まれていてもよく、2種以上含まれていてもよい。式(Y)で表される構成単位は、第2の有機層の高分子化合物中に、1種のみ含まれていてもよく、2種以上含まれていてもよい。 The structural unit represented by the formula (X) may be contained in only one kind or two or more kinds in the polymer compound of the second organic layer. The structural unit represented by the formula (Y) may be contained in only one kind or two or more kinds in the polymer compound of the second organic layer.

第2の有機層の高分子化合物が式(X)で表される構成単位を含む場合、式(X)で表される構成単位は、正孔輸送性が優れるので、第2の有機層の高分子化合物に含まれる構成単位の合計量に対して、好ましくは0.1~90モル%であり、より好ましくは1~70モル%であり、更に好ましくは10~50モル%である。 When the polymer compound of the second organic layer contains a structural unit represented by the formula (X), the structural unit represented by the formula (X) has excellent hole transportability, and therefore, the structural unit of the second organic layer has excellent hole transportability. It is preferably 0.1 to 90 mol%, more preferably 1 to 70 mol%, still more preferably 10 to 50 mol%, based on the total amount of the structural units contained in the polymer compound.

第2の有機層の高分子化合物が式(Y)で表される構成単位を含み、且つ、ArY1がアリーレン基である構成単位である場合、第2の有機層の高分子化合物に含まれる式(Y)で表される構成単位は、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、第2の有機層の高分子化合物に含まれる構成単位の合計量に対して、好ましくは0.5~90モル%であり、より好ましくは30~60モル%である。 When the polymer compound of the second organic layer contains a structural unit represented by the formula (Y) and Ar Y1 is a structural unit of an arylene group, it is contained in the polymer compound of the second organic layer. Since the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower in the structural unit represented by the formula (Y), it is preferable with respect to the total amount of the structural units contained in the polymer compound of the second organic layer. It is 0.5 to 90 mol%, more preferably 30 to 60 mol%.

第2の有機層の高分子化合物が式(Y)で表される構成単位を含み、且つ、ArY1が2価の複素環基、又は、アリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基である構成単位である場合、第2の有機層の高分子化合物に含まれる式(Y)で表される構成単位は、第2の有機層の高分子化合物の電荷輸送性が優れるので、第2の有機層の高分子化合物に含まれる構成単位の合計量に対して、好ましくは0.1~90モル%であり、より好ましくは1~70モル%であり、更に好ましくは10~50モル%である。 The polymer compound of the second organic layer contains a structural unit represented by the formula (Y), and Ar Y1 is a divalent heterocyclic group, or an arylene group and a divalent heterocyclic group are directly bonded. In the case of the structural unit which is the divalent group, the structural unit represented by the formula (Y) contained in the polymer compound of the second organic layer has the charge transport property of the polymer compound of the second organic layer. Is more preferable, and is preferably 0.1 to 90 mol%, more preferably 1 to 70 mol%, still more preferably, with respect to the total amount of the structural units contained in the polymer compound of the second organic layer. Is 10 to 50 mol%.

第2の有機層の高分子化合物としては、例えば、高分子化合物P-7~P-14が挙げられる。ここで、「その他の構成単位」とは、式(Z)、式(Z’)、式(X)及び式(Y)で表される構成単位以外の構成単位を意味する。 Examples of the polymer compound of the second organic layer include polymer compounds P-7 to P-14. Here, the "other structural unit" means a structural unit other than the structural unit represented by the formula (Z), the formula (Z'), the formula (X), and the formula (Y).

Figure 0007017908000095
Figure 0007017908000095

表中、p’、q’、r’、s’及びt’は、各構成単位のモル比率を表す。p’+q’+r’+s’+t’=100であり、かつ、70≦p’+q’+r’+s’≦100である。 In the table, p', q', r', s'and t'represent the molar ratio of each structural unit. p'+ q'+ r'+ s'+ t'= 100, and 70 ≦ p'+ q'+ r'+ s'≦ 100.

第2の有機層の高分子化合物は、ブロック共重合体、ランダム共重合体、交互共重合体、グラフト共重合体のいずれであってもよいし、その他の態様であってもよいが、複数種の原料モノマーが共重合した共重合体であることが好ましい。 The polymer compound of the second organic layer may be any of a block copolymer, a random copolymer, an alternating copolymer, and a graft copolymer, or may be another embodiment, but may be plural. It is preferably a copolymer in which the seed raw material monomer is copolymerized.

第2の有機層の高分子化合物のポリスチレン換算の数平均分子量は、好ましくは5×10~1×10であり、より好ましくは1×10~5×10であり、更に好ましくは1.5×10~1×10である。 The polystyrene-equivalent number average molecular weight of the polymer compound of the second organic layer is preferably 5 × 10 3 to 1 × 10 6 , more preferably 1 × 10 4 to 5 × 105, and even more preferably. It is 1.5 × 10 4 to 1 × 10 5 .

[第2の有機層の高分子化合物の製造方法]
第2の有機層の高分子化合物は、前述の高分子ホストの製造方法と同様の方法で製造することができる。
[Method for producing polymer compound of second organic layer]
The polymer compound of the second organic layer can be produced by the same method as the above-mentioned method for producing a polymer host.

[第2の組成物]
第2の有機層は、第2の有機層の高分子化合物の架橋体と、正孔輸送材料、正孔注入材料、電子輸送材料、電子注入材料、発光材料及び酸化防止剤からなる群から選ばれる少なくとも1種とを含む組成物(以下、「第2の組成物」ともいう。)を含有する層であってもよい。
[Second composition]
The second organic layer is selected from the group consisting of a crosslinked body of the polymer compound of the second organic layer, a hole transport material, a hole injection material, an electron transport material, an electron injection material, a light emitting material and an antioxidant. It may be a layer containing a composition containing at least one of these (hereinafter, also referred to as “second composition”).

第2の組成物に含有される正孔輸送材料、電子輸送材料、正孔注入材料、電子注入材料及び発光材料の例及び好ましい範囲は、第1の組成物に含有される正孔輸送材料、電子輸送材料、正孔注入材料、電子注入材料及び発光材料の例及び好ましい範囲と同じである。 第2の組成物において、正孔輸送材料、電子輸送材料、正孔注入材料、電子注入材料及び発光材料の配合量は、各々、第2の有機層の高分子化合物の架橋体を100質量部とした場合、通常、1~400質量部であり、好ましくは5~150質量部である。 Examples and preferred ranges of the hole transporting material, the electron transporting material, the hole injecting material, the electron injecting material and the light emitting material contained in the second composition are the hole transporting material contained in the first composition. Same as examples and preferred ranges of electron transport materials, hole injection materials, electron injection materials and luminescent materials. In the second composition, the blending amounts of the hole transport material, the electron transport material, the hole injection material, the electron injection material and the light emitting material are 100 parts by mass, respectively, of the crosslinked product of the polymer compound of the second organic layer. In the case of, it is usually 1 to 400 parts by mass, preferably 5 to 150 parts by mass.

第2の組成物に含有される酸化防止剤の例及び好ましい範囲は、第1の組成物に含有される酸化防止剤の例及び好ましい範囲と同じである。第2の組成物において、酸化防止剤の配合量は、第2の有機層の高分子化合物の架橋体を100質量部とした場合、通常、0.001~10質量部である。 The examples and preferred ranges of the antioxidant contained in the second composition are the same as the examples and preferred ranges of the antioxidant contained in the first composition. In the second composition, the blending amount of the antioxidant is usually 0.001 to 10 parts by mass when the crosslinked body of the polymer compound of the second organic layer is 100 parts by mass.

[第2のインク]
第2の有機層の高分子化合物と、溶媒とを含有する組成物(以下、「第2のインク」ともいう。)は、第1のインクの項で説明した湿式法に好適に使用することができる。第2のインクの粘度の好ましい範囲は、第1のインクの粘度の好ましい範囲と同じである。第2のインクに含有される溶媒の例及び好ましい範囲は、第1のインクに含有される溶媒の例及び好ましい範囲と同じである。
[Second ink]
The composition containing the polymer compound of the second organic layer and the solvent (hereinafter, also referred to as “second ink”) is suitably used for the wet method described in the section of the first ink. Can be done. The preferred range of the viscosity of the second ink is the same as the preferred range of the viscosity of the first ink. The examples and preferred ranges of the solvent contained in the second ink are the same as the examples and preferred ranges of the solvent contained in the first ink.

第2のインクにおいて、溶媒の配合量は、第2の有機層の高分子化合物を100質量部とした場合、通常、1000~100000質量部であり、好ましくは2000~20000質量部である。 In the second ink, the blending amount of the solvent is usually 1000 to 100,000 parts by mass, preferably 2000 to 20000 parts by mass, when the polymer compound of the second organic layer is 100 parts by mass.

<発光素子の層構成>
本実施形態の発光素子は、陽極、陰極、第1の有機層及び第2の有機層以外の層を有していてもよい。
<Layer structure of light emitting element>
The light emitting device of the present embodiment may have a layer other than the anode, the cathode, the first organic layer, and the second organic layer.

本実施形態の発光素子において、第1の有機層は、通常、発光層(以下、「第1の発光層」と言う。)である。
本実施形態の発光素子において、第2の有機層は、通常、正孔輸送層、第2の発光層又は電子輸送層であり、好ましくは正孔輸送層又は第2の発光層である。
In the light emitting device of the present embodiment, the first organic layer is usually a light emitting layer (hereinafter referred to as "first light emitting layer").
In the light emitting device of the present embodiment, the second organic layer is usually a hole transport layer, a second light emitting layer or an electron transport layer, and is preferably a hole transport layer or a second light emitting layer.

本実施形態の発光素子において、第1の有機層と第2の有機層とは、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、隣接していることが好ましい。
本実施形態の発光素子において、第2の有機層は、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、陽極及び第1の有機層の間に設けられた層であることが好ましく、陽極及び第1の有機層の間に設けられた正孔輸送層又は第2の発光層であることがより好ましい。
In the light emitting element of the present embodiment, the first organic layer and the second organic layer are preferably adjacent to each other because the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower.
In the light emitting device of the present embodiment, the second organic layer is preferably a layer provided between the anode and the first organic layer because the driving voltage of the light emitting device of the present embodiment is lower. It is more preferable that the hole transport layer or the second light emitting layer is provided between the anode and the first organic layer.

本実施形態の発光素子の第1の有機層において、式(1)で表される金属錯体は、1種単独で含有されていても、2種以上含有されていてもよい。本実施形態の発光素子の第2の有機層において、第2の有機層の高分子化合物の架橋体は、1種単独で含有されていても、2種以上含有されていてもよい。 In the first organic layer of the light emitting device of the present embodiment, the metal complex represented by the formula (1) may be contained alone or in combination of two or more. In the second organic layer of the light emitting device of the present embodiment, the crosslinked body of the polymer compound of the second organic layer may be contained alone or in combination of two or more.

本実施形態の発光素子において、第2の有機層が陽極及び第1の有機層の間に設けられた正孔輸送層である場合、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、陽極と第2の有機層との間に、正孔注入層を更に有することが好ましい。第2の有機層が陽極及び第1の有機層の間に設けられた正孔輸送層である場合、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、陰極と第1の有機層との間に、電子注入層及び電子輸送層のうちの少なくとも1つの層を更に有することが好ましい。 In the light emitting device of the present embodiment, when the second organic layer is a hole transport layer provided between the anode and the first organic layer, the drive voltage of the light emitting device of the present embodiment becomes lower. It is preferable to further have a hole injection layer between the anode and the second organic layer. When the second organic layer is a hole transport layer provided between the anode and the first organic layer, the driving voltage of the light emitting device of the present embodiment is lower, so that the cathode and the first organic layer are used. It is preferable to further have at least one layer of an electron injecting layer and an electron transporting layer between the two.

本実施形態の発光素子において、第2の有機層が陽極及び第1の有機層の間に設けられた第2の発光層である場合、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、陽極と第2の有機層との間に、正孔注入層及び正孔輸送層のうちの少なくとも1つの層を更に有することが好ましい。第2の有機層が陽極及び第1の有機層の間に設けられた第2の発光層である場合、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、陰極と第1の有機層との間に、電子注入層及び電子輸送層のうちの少なくとも1つの層を更に有することが好ましい。 In the light emitting device of the present embodiment, when the second organic layer is the second light emitting layer provided between the anode and the first organic layer, the drive voltage of the light emitting element of the present embodiment becomes lower. It is preferable to further have at least one layer of a hole injection layer and a hole transport layer between the anode and the second organic layer. When the second organic layer is a second light emitting layer provided between the anode and the first organic layer, the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower, so that the cathode and the first organic layer are formed. It is preferable to further have at least one layer of an electron injecting layer and an electron transporting layer between the two.

本実施形態の発光素子において、第2の有機層が陰極及び第1の有機層の間に設けられた第2の発光層である場合、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、陽極と第1の有機層との間に、正孔注入層及び正孔輸送層のうちの少なくとも1つの層を更に有することが好ましい。第2の有機層が陰極及び第1の有機層の間に設けられた第2の発光層である場合、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、陰極と第2の有機層との間に、電子注入層及び電子輸送層のうちの少なくとも1つの層を更に有することが好ましい。 In the light emitting element of the present embodiment, when the second organic layer is the second light emitting layer provided between the cathode and the first organic layer, the drive voltage of the light emitting element of the present embodiment becomes lower. It is preferable to further have at least one layer of a hole injection layer and a hole transport layer between the anode and the first organic layer. When the second organic layer is a second light emitting layer provided between the cathode and the first organic layer, the driving voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower, so that the cathode and the second organic layer are formed. It is preferable to further have at least one layer of an electron injection layer and an electron transport layer between the two.

本実施形態の発光素子において、第2の有機層が陰極及び第1の有機層の間に設けられた電子輸送層である場合、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、陽極と第1の有機層との間に、正孔注入層及び正孔輸送層のうちの少なくとも1つの層を更に有することが好ましい。第2の有機層が陰極及び第1の有機層の間に設けられた電子輸送層である場合、本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、陰極と第2の有機層との間に、電子注入層を更に有することが好ましい。 In the light emitting device of the present embodiment, when the second organic layer is an electron transport layer provided between the cathode and the first organic layer, the driving voltage of the light emitting device of the present embodiment is lower, so that the anode It is preferable to further have at least one layer of a hole injection layer and a hole transport layer between the first organic layer and the first organic layer. When the second organic layer is an electron transport layer provided between the cathode and the first organic layer, the driving voltage of the light emitting device of the present embodiment is lower, so that the cathode and the second organic layer are separated from each other. It is preferable to have an electron injection layer in between.

本実施形態の発光素子の具体的な層構成としては、例えば、(D1)~(D15)で表される層構成が挙げられる。本実施形態の発光素子は、通常、基板を有するが、基板上に陽極から積層されていてもよく、基板上に陰極から積層されていてもよい。 Specific layer configurations of the light emitting element of the present embodiment include, for example, layer configurations represented by (D1) to (D15). The light emitting device of the present embodiment usually has a substrate, but may be laminated from the anode on the substrate or may be laminated from the cathode on the substrate.

(D1)陽極/第2の発光層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)/陰極
(D2)陽極/正孔輸送層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)/陰極
(D3)陽極/正孔注入層/第2の発光層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)/陰極
(D4)陽極/正孔注入層/第2の発光層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)/電子輸送層/陰極
(D5)陽極/正孔注入層/第2の発光層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)/電子注入層/陰極
(D6)陽極/正孔注入層/第2の発光層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)/電子輸送層/電子注入層/陰極
(D7)陽極/正孔注入層/正孔輸送層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)/陰極
(D8)陽極/正孔注入層/正孔輸送層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)/電子輸送層/陰極
(D9)陽極/正孔注入層/正孔輸送層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)/電子注入層/陰極
(D10)陽極/正孔注入層/正孔輸送層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)/電子輸送層/電子注入層/陰極
(D11)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/第2の発光層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)/電子輸送層/電子注入層/陰極
(D12)陽極/正孔注入層/正孔輸送層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)/第2の発光層/電子輸送層/電子注入層/陰極
(D13)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/第1の発光層(第1の有機層)/第2の発光層(第2の有機層)/電子輸送層/電子注入層/陰極
(D14)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/第1の発光層(第1の有機層)/電子輸送層(第2の有機層)/電子注入層/陰極
(D15)陽極/正孔注入層/正孔輸送層(第2の有機層)/第2の発光層/第1の発光層(第1の有機層)/電子輸送層/電子注入層/陰極
(D1) anode / second light emitting layer (second organic layer) / first light emitting layer (first organic layer) / cathode (D2) anode / hole transport layer (second organic layer) / second 1 light emitting layer (first organic layer) / cathode (D3) anode / hole injection layer / second light emitting layer (second organic layer) / first light emitting layer (first organic layer) / cathode (D4) anode / hole injection layer / second light emitting layer (second organic layer) / first light emitting layer (first organic layer) / electron transport layer / cathode (D5) anode / hole injection layer / Second light emitting layer (second organic layer) / first light emitting layer (first organic layer) / electron injection layer / cathode (D6) anode / hole injection layer / second light emitting layer (second (Organic layer) / first light emitting layer (first organic layer) / electron transport layer / electron injection layer / cathode (D7) anode / hole injection layer / hole transport layer (second organic layer) / second 1 light emitting layer (first organic layer) / cathode (D8) anode / hole injection layer / hole transport layer (second organic layer) / first light emitting layer (first organic layer) / electron transport Layer / cathode (D9) anode / hole injection layer / hole transport layer (second organic layer) / first light emitting layer (first organic layer) / electron injection layer / cathode (D10) anode / hole Injection layer / hole transport layer (second organic layer) / first light emitting layer (first organic layer) / electron transport layer / electron injection layer / cathode (D11) anode / hole injection layer / hole transport Layer / second light emitting layer (second organic layer) / first light emitting layer (first organic layer) / electron transport layer / electron injection layer / cathode (D12) anode / hole injection layer / hole transport Layer (second organic layer) / first light emitting layer (first organic layer) / second light emitting layer / electron transport layer / electron injection layer / cathode (D13) anode / hole injection layer / hole transport Layer / first light emitting layer (first organic layer) / second light emitting layer (second organic layer) / electron transport layer / electron injection layer / cathode (D14) anode / hole injection layer / hole transport Layer / first light emitting layer (first organic layer) / electron transport layer (second organic layer) / electron injection layer / cathode (D15) anode / hole injection layer / hole transport layer (second organic) Layer) / second light emitting layer / first light emitting layer (first organic layer) / electron transport layer / electron injection layer / cathode

上記の(D1)~(D15)中、「/」は、その前後の層が隣接して積層していることを意味する。具体的には、「第2の発光層(第2の有機層)/第1の発光層(第1の有機層)」とは、第2の発光層(第2の有機層)と第1の発光層(第1の有機層)とが隣接して積層していることを意味する。 In the above (D1) to (D15), "/" means that the layers before and after the layer are adjacent to each other. Specifically, the "second light emitting layer (second organic layer) / first light emitting layer (first organic layer)" means the second light emitting layer (second organic layer) and the first. It means that the light emitting layer (first organic layer) of the above is adjacently laminated.

本実施形態の発光素子の駆動電圧がより低くなるので、(D3)~(D12)で表される層構成が好ましい。 Since the drive voltage of the light emitting element of the present embodiment is lower, the layer configuration represented by (D3) to (D12) is preferable.

本実施形態の発光素子において、陽極、正孔注入層、正孔輸送層、第2の発光層、電子輸送層、電子注入層及び陰極は、それぞれ、必要に応じて、2層以上設けられていてもよい。
陽極、正孔注入層、正孔輸送層、第2の発光層、電子輸送層、電子注入層及び陰極が複数存在する場合、それらを構成する材料はそれぞれ同一でも異なっていてもよい。
In the light emitting device of the present embodiment, the anode, the hole injection layer, the hole transport layer, the second light emitting layer, the electron transport layer, the electron injection layer, and the cathode are each provided with two or more layers, if necessary. You may.
When a plurality of anodes, hole injection layers, hole transport layers, second light emitting layers, electron transport layers, electron injection layers and cathodes are present, the materials constituting them may be the same or different.

陽極、正孔注入層、正孔輸送層、第1の発光層、第2の発光層、電子輸送層、電子注入層及び陰極の厚さは、通常、1nm~1μmであり、好ましくは2nm~500nmであり、更に好ましくは5nm~150nmである。 The thickness of the anode, the hole injection layer, the hole transport layer, the first light emitting layer, the second light emitting layer, the electron transport layer, the electron injection layer and the cathode is usually 1 nm to 1 μm, preferably 2 nm to 2 nm. It is 500 nm, more preferably 5 nm to 150 nm.

本実施形態の発光素子において、積層する層の順番、数、及び厚さは、発光素子の発光効率、駆動電圧及び素子寿命を勘案して調整すればよい。 In the light emitting element of the present embodiment, the order, number, and thickness of the layers to be laminated may be adjusted in consideration of the luminous efficiency, the driving voltage, and the element life of the light emitting element.

[第2の発光層]
第2の発光層は、通常、第2の有機層又は発光材料を含有する層である。第2の発光層が発光材料を含有する層である場合、第2の発光層に含有される発光材料としては、例えば、前述の第1の組成物が含有していてもよい発光材料が挙げられる。第2の発光層に含有される発光材料は、1種単独で含有されていても、2種以上が含有されていてもよい。
本実施形態の発光素子が第2の発光層を有し、且つ、後述の正孔輸送層及び後述の電子輸送層が第2の有機層ではない場合、第2の発光層は第2の有機層であることが好ましい。
[Second light emitting layer]
The second light emitting layer is usually a second organic layer or a layer containing a light emitting material. When the second light emitting layer is a layer containing a light emitting material, examples of the light emitting material contained in the second light emitting layer include a light emitting material that may be contained in the above-mentioned first composition. Be done. The light emitting material contained in the second light emitting layer may be contained alone or in combination of two or more.
When the light emitting device of the present embodiment has a second light emitting layer, and the hole transport layer and the electron transport layer described later are not the second organic layer, the second light emitting layer is the second organic layer. It is preferably a layer.

[正孔輸送層]
正孔輸送層は、通常、第2の有機層又は正孔輸送材料を含有する層である。正孔輸送層が正孔輸送材料を含有する層である場合、正孔輸送材料としては、例えば、前述の第1の組成物が含有していてもよい正孔輸送材料が挙げられる。正孔輸送層に含有される正孔輸送材料は、1種単独で含有されていても、2種以上が含有されていてもよい。
本実施形態の発光素子が正孔輸送層を有し、且つ、前述の第2の発光層及び後述の電子輸送層が第2の有機層ではない場合、正孔輸送層は第2の有機層であることが好ましい。
[Hole transport layer]
The hole transport layer is usually a second organic layer or a layer containing a hole transport material. When the hole transporting layer is a layer containing a hole transporting material, examples of the hole transporting material include a hole transporting material that may be contained in the above-mentioned first composition. The hole transport material contained in the hole transport layer may be contained alone or in combination of two or more.
When the light emitting device of the present embodiment has a hole transport layer and the second light emitting layer described above and the electron transport layer described later are not the second organic layer, the hole transport layer is the second organic layer. Is preferable.

[電子輸送層]
電子輸送層は、通常、第2の有機層又は電子輸送材料を含有する層であり、好ましくは、電子輸送材料を含有する層である。電子輸送層が電子輸送材料を含有する層である場合、電子輸送層に含有される電子輸送材料としては、例えば、前述の第1の組成物が含有していてもよい電子輸送材料が挙げられる。電子輸送層に含有される電子輸送材料は、1種単独で含有されていても、2種以上が含有されていてもよい。
本実施形態の発光素子が電子輸送層を有し、且つ、前述の第2の発光層及び前述の正孔輸送層が第2の有機層ではない場合、電子輸送層は第2の有機層であることが好ましい。
[Electron transport layer]
The electron transport layer is usually a layer containing a second organic layer or an electron transport material, and is preferably a layer containing an electron transport material. When the electron transport layer is a layer containing an electron transport material, examples of the electron transport material contained in the electron transport layer include an electron transport material that may contain the above-mentioned first composition. .. The electron transport material contained in the electron transport layer may be contained alone or in combination of two or more.
When the light emitting device of the present embodiment has an electron transport layer and the above-mentioned second light emitting layer and the above-mentioned hole transport layer are not the second organic layer, the electron transport layer is the second organic layer. It is preferable to have.

[正孔注入層及び電子注入層]
正孔注入層は、正孔注入材料を含有する層である。正孔注入層に含有される正孔注入材料としては、例えば、前述の第1の組成物が含有していてもよい正孔注入材料が挙げられる。正孔注入層に含有される正孔注入材料は、1種単独で含有されていても、2種以上が含有されていてもよい。
電子注入層は、電子注入材料を含有する層である。電子注入層に含有される電子注入材料としては、例えば、前述の第1の組成物が含有していてもよい電子注入材料が挙げられる。電子注入層に含有される電子注入材料は、1種単独で含有されていても、2種以上が含有されていてもよい。
[Hole injection layer and electron injection layer]
The hole injection layer is a layer containing a hole injection material. Examples of the hole injection material contained in the hole injection layer include the hole injection material that may be contained in the above-mentioned first composition. The hole injection material contained in the hole injection layer may be contained alone or in combination of two or more.
The electron injection layer is a layer containing an electron injection material. Examples of the electron-injecting material contained in the electron-injecting layer include an electron-injecting material that may be contained in the above-mentioned first composition. The electron injection material contained in the electron injection layer may be contained alone or in combination of two or more.

[基板/電極]
発光素子における基板は、電極の形成及び有機層の形成の際に、化学的に変化しない基板であることが好ましい。基板は、例えば、ガラス、プラスチック、シリコン等の材料からなる基板であってよい。不透明な基板を使用する場合には、基板から最も遠くにある電極が透明又は半透明であることが好ましい。
[Substrate / Electrode]
The substrate in the light emitting device is preferably a substrate that does not chemically change during the formation of the electrode and the formation of the organic layer. The substrate may be, for example, a substrate made of a material such as glass, plastic, or silicon. When using an opaque substrate, it is preferable that the electrode farthest from the substrate is transparent or translucent.

陽極の材料としては、例えば、導電性の金属酸化物、半透明の金属が挙げられ、好ましくは、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ;インジウム・スズ・オキサイド(ITO)、インジウム・亜鉛・オキサイド等の導電性化合物;銀とパラジウムと銅との複合体(APC);NESA、金、白金、銀、銅である。 Examples of the material of the anode include conductive metal oxides and translucent metals, preferably indium oxide, zinc oxide, tin oxide; indium tin oxide (ITO), indium zinc oxide and the like. Conductive compounds; composites of silver, palladium and copper (APC); NESA, gold, platinum, silver, copper.

陰極の材料としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム、亜鉛、インジウム等の金属;それらのうち2種以上の合金;それらのうち1種以上と、銀、銅、マンガン、チタン、コバルト、ニッケル、タングステン、錫のうち1種以上との合金;並びに、グラファイト及びグラファイト層間化合物が挙げられる。合金としては、例えば、マグネシウム-銀合金、マグネシウム-インジウム合金、マグネシウム-アルミニウム合金、インジウム-銀合金、リチウム-アルミニウム合金、リチウム-マグネシウム合金、リチウム-インジウム合金、カルシウム-アルミニウム合金が挙げられる。 Materials for the cathode include, for example, metals such as lithium, sodium, potassium, rubidium, cesium, beryllium, magnesium, calcium, strontium, barium, aluminum, zinc, indium; two or more alloys thereof; one of them. Alloys of more than one species with one or more of silver, copper, manganese, titanium, cobalt, nickel, tungsten, tin; as well as graphite and graphite intercalation compounds. Examples of the alloy include magnesium-silver alloy, magnesium-indium alloy, magnesium-aluminum alloy, indium-silver alloy, lithium-aluminum alloy, lithium-magnesium alloy, lithium-indium alloy, and calcium-aluminum alloy.

本実施形態の発光素子において、陽極及び陰極の少なくとも一方は、通常、透明又は半透明であるが、陽極が透明又は半透明であることが好ましい。
陽極及び陰極の形成方法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、メッキ法及びラミネート法が挙げられる。
In the light emitting element of the present embodiment, at least one of the anode and the cathode is usually transparent or translucent, but it is preferable that the anode is transparent or translucent.
Examples of the method for forming the anode and the cathode include a vacuum vapor deposition method, a sputtering method, an ion plating method, a plating method and a laminating method.

[発光素子の製造方法]
本実施形態の発光素子において、第1の発光層、第2の発光層、正孔輸送層、電子輸送層、正孔注入層、電子注入層等の各層の形成方法としては、低分子化合物を用いる場合、例えば、粉末からの真空蒸着法、溶液又は溶融状態からの成膜による方法が挙げられ、高分子化合物を用いる場合、例えば、溶液又は溶融状態からの成膜による方法が挙げられる。
第1の発光層、第2の発光層、正孔輸送層、電子輸送層、正孔注入層及び電子注入層は、第1のインク、第2のインク、並びに、上述した発光材料、正孔輸送材料、電子輸送材料、正孔注入材料及び電子注入材料をそれぞれ含有するインクを用いて、スピンコート法、インクジェット印刷法等の湿式法により形成することができる。
[Manufacturing method of light emitting element]
In the light emitting element of the present embodiment, as a method for forming each layer such as the first light emitting layer, the second light emitting layer, the hole transport layer, the electron transport layer, the hole injection layer, and the electron injection layer, a low molecular weight compound is used. When used, for example, a vacuum vapor deposition method from a powder, a method by forming a film from a solution or a molten state can be mentioned, and when using a polymer compound, for example, a method by forming a film from a solution or a molten state can be mentioned.
The first light emitting layer, the second light emitting layer, the hole transport layer, the electron transport layer, the hole injection layer and the electron injection layer are the first ink, the second ink, and the above-mentioned light emitting material and holes. It can be formed by a wet method such as a spin coat method or an inkjet printing method using an ink containing a transport material, an electron transport material, a hole injection material, and an electron injection material, respectively.

[発光素子の用途]
発光素子を用いて面状の発光を得るためには、面状の陽極と陰極が重なり合うように配置すればよい。パターン状の発光を得るためには、面状の発光素子の表面にパターン状の窓を設けたマスクを設置する方法、非発光部にしたい層を極端に厚く形成し実質的に非発光とする方法、陽極若しくは陰極、又は両方の電極をパターン状に形成する方法がある。これらのいずれかの方法でパターンを形成し、いくつかの電極を独立にON/OFFできるように配置することにより、数字、文字等を表示できるセグメントタイプの表示装置が得られる。ドットマトリックス表示装置とするためには、陽極と陰極を共にストライプ状に形成して直交するように配置すればよい。複数の種類の発光色の異なる高分子化合物を塗り分ける方法、カラーフィルター又は蛍光変換フィルターを用いる方法により、部分カラー表示、マルチカラー表示が可能となる。ドットマトリックス表示装置は、パッシブ駆動も可能であるし、TFT等と組み合わせてアクティブ駆動も可能である。これらの表示装置は、コンピュータ、テレビ、携帯端末等のディスプレイに用いることができる。面状の発光素子は、液晶表示装置のバックライト用の面状光源、又は、面状の照明用光源として好適に用いることができる。フレキシブルな基板を用いれば、曲面状の光源及び表示装置としても使用できる。
[Use of light emitting element]
In order to obtain planar light emission using a light emitting element, the planar anode and cathode may be arranged so as to overlap each other. In order to obtain patterned light emission, a method of installing a mask having a patterned window on the surface of a planar light emitting element, or forming a layer to be a non-light emitting part extremely thick to make it substantially non-light emitting. There is a method, a method of forming an anode or a cathode, or both electrodes in a pattern. By forming a pattern by any of these methods and arranging several electrodes so that they can be turned ON / OFF independently, a segment type display device capable of displaying numbers, characters, etc. can be obtained. In order to use the dot matrix display device, both the anode and the cathode may be formed in a striped shape and arranged so as to be orthogonal to each other. Partial color display and multi-color display are possible by a method of applying a plurality of types of polymer compounds having different emission colors separately, or a method of using a color filter or a fluorescence conversion filter. The dot matrix display device can be passively driven or can be actively driven in combination with a TFT or the like. These display devices can be used for displays such as computers, televisions, and mobile terminals. The planar light emitting element can be suitably used as a planar light source for a backlight of a liquid crystal display device or a planar illumination light source. If a flexible substrate is used, it can also be used as a curved light source and a display device.

以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。 Although the preferred embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above embodiment.

以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。 Hereinafter, the present invention will be described in more detail by way of examples, but the present invention is not limited to these examples.

実施例において、高分子化合物のポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)及びポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)は、サイズエクスクルージョンクロマトグラフィー(SEC)(島津製作所製、商品名:LC-10Avp)により求めた。なお、SECの測定条件は、次のとおりである。
[測定条件]
測定する高分子化合物を約0.05質量%の濃度でテトラヒドロフラン(THF)に溶解させ、SECに10μL注入した。SECの移動相としてTHFを用い、2.0mL/分の流量で流した。カラムとして、PLgel MIXED-B(ポリマーラボラトリーズ製)を用いた。検出器にはUV-VIS検出器(島津製作所製、商品名:SPD-10Avp)を用いた。
In the examples, the polystyrene-equivalent number average molecular weight (Mn) and the polystyrene-equivalent weight average molecular weight (Mw) of the polymer compound are determined by size exclusion chromatography (SEC) (manufactured by Shimadzu Corporation, trade name: LC-10Avp). Asked by. The measurement conditions of SEC are as follows.
[Measurement condition]
The polymer compound to be measured was dissolved in tetrahydrofuran (THF) at a concentration of about 0.05% by mass, and 10 μL was injected into SEC. THF was used as the mobile phase of the SEC and the flow was performed at a flow rate of 2.0 mL / min. PLgel MIXED-B (manufactured by Polymer Laboratories) was used as a column. A UV-VIS detector (manufactured by Shimadzu Corporation, trade name: SPD-10Avp) was used as the detector.

LC-MSは、下記の方法で測定した。
測定試料を約2mg/mLの濃度になるようにクロロホルム又はテトラヒドロフランに溶解させ、LC-MS(Agilent製、商品名:1100LCMSD)に約1μL注入した。LC-MSの移動相には、アセトニトリル及びテトラヒドロフランの比率を変化させながら用い、0.2mL/分の流量で流した。カラムは、L-column 2 ODS(3μm)(化学物質評価研究機構製、内径:2.1mm、長さ:100mm、粒径3μm)を用いた。
LC-MS was measured by the following method.
The measurement sample was dissolved in chloroform or tetrahydrofuran so as to have a concentration of about 2 mg / mL, and about 1 μL was injected into LC-MS (manufactured by Agilent, trade name: 1100LCMSD). For the mobile phase of LC-MS, the ratio of acetonitrile and tetrahydrofuran was changed, and the flow rate was 0.2 mL / min. As a column, L-volume 2 ODS (3 μm) (manufactured by Chemicals Evaluation and Research Institute, inner diameter: 2.1 mm, length: 100 mm, particle size 3 μm) was used.

NMRは、下記の方法で測定した。
5~10mgの測定試料を約0.5mLの重クロロホルム(CDCl)、重テトラヒドロフラン、重ジメチルスルホキシド、重アセトン、重N,N-ジメチルホルムアミド、重トルエン、重メタノール、重エタノール、重2-プロパノール又は重塩化メチレンに溶解させ、NMR装置(バリアン(Varian,Inc.)製、商品名:INOVA300若しくはMERCURY 400VX、又は、ブルカー製、商品名:AVANCE600)を用いて測定した。
NMR was measured by the following method.
About 0.5 mL of deuterated chloroform (CDCl 3 ), deuterated tetrahydrofuran, deuterated dimethylsulfoxide, deuterated acetone, deuterated N, N-dimethylformamide, deuterated toluene, deuterated methanol, deuterated ethanol, deuterated 2-propanol, 5 to 10 mg of measurement sample Alternatively, it was dissolved in deuterated methylene chloride and measured using an NMR apparatus (manufactured by Varian, Inc., trade name: INOVA300 or MERCURY 400VX, or manufactured by Bruker, trade name: AVANCE600).

化合物の純度の指標として、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)面積百分率の値を用いた。この値は、特に記載がない限り、HPLC(島津製作所製、商品名:LC-20A)でのUV=254nmにおける値とする。この際、測定する化合物は、0.01~0.2質量%の濃度になるようにテトラヒドロフラン又はクロロホルムに溶解させ、濃度に応じてHPLCに1~10μL注入した。HPLCの移動相には、アセトニトリル/テトラヒドロフランの比率を100/0~0/100(容積比)まで変化させながら用い、1.0mL/分の流量で流した。カラムは、Kaseisorb LC ODS 2000(東京化成工業製)又は同等の性能を有するODSカラムを用いた。検出器には、フォトダイオードアレイ検出器(島津製作所製、商品名:SPD-M20A)を用いた。 The value of high performance liquid chromatography (HPLC) area percentage was used as an index of the purity of the compound. Unless otherwise specified, this value is a value at UV = 254 nm by HPLC (manufactured by Shimadzu Corporation, trade name: LC-20A). At this time, the compound to be measured was dissolved in tetrahydrofuran or chloroform so as to have a concentration of 0.01 to 0.2% by mass, and 1 to 10 μL was injected into HPLC depending on the concentration. For the mobile phase of HPLC, the ratio of acetonitrile / tetrahydrofuran was changed from 100/0 to 0/100 (volume ratio), and the flow rate was 1.0 mL / min. As the column, Kaseisorb LC ODS 2000 (manufactured by Tokyo Chemical Industry Co., Ltd.) or an ODS column having equivalent performance was used. A photodiode array detector (manufactured by Shimadzu Corporation, trade name: SPD-M20A) was used as the detector.

<合成例M1~M8、RM1> 化合物M1~M8及び金属錯体RM1の合成
化合物M1及びM2は、国際公開第2002/045184号に記載の方法に従って合成した。
化合物M3は、国際公開第2011/049241号に記載の方法に従って合成した。
化合物M4、M5及びM6は、国際公開第2013/146806号に記載の方法に従って合成した。
化合物M7は、国際公開第2015/145871号に記載の方法に従って合成した。
化合物M8は、国際公開第2005/049546号に記載の方法に従って合成した。
金属錯体RM1は、国際公開第2009/157424号に記載の方法に従って合成した。
<Synthesis Examples M1 to M8, RM1> Synthesis of Compounds M1 to M8 and Metal Complex RM1 Compounds M1 and M2 were synthesized according to the method described in International Publication No. 2002/045184.
Compound M3 was synthesized according to the method described in International Publication No. 2011/049241.
Compounds M4, M5 and M6 were synthesized according to the method described in WO 2013/146806.
Compound M7 was synthesized according to the method described in WO 2015/145871.
Compound M8 was synthesized according to the method described in WO 2005/049546.
The metal complex RM1 was synthesized according to the method described in WO 2009/157424.

Figure 0007017908000096
Figure 0007017908000096

Figure 0007017908000097
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Figure 0007017908000098
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<合成例HTL1> 高分子化合物HTL-1の合成
高分子化合物HTL-1は、化合物M1、化合物M2及び化合物M3を用いて、国際公開第2011/049241号に記載の方法に従って合成した。高分子化合物HTL-1のポリスチレン換算の数平均分子量及び重量平均分子量は、それぞれ、Mn=8.9×10及びMw=4.2×10であった。
高分子化合物HTL-1は、仕込み原料の量から求めた理論値では、化合物M1から誘導される構成単位と、化合物M2から誘導される構成単位と、化合物M3から誘導される構成単位とが、50:42.5:7.5のモル比で構成された共重合体である。
<Synthesis Example HTL1> Synthesis of Polymer Compound HTL-1 Polymer compound HTL-1 was synthesized by using Compound M1, Compound M2 and Compound M3 according to the method described in International Publication No. 2011/049241. The polystyrene-equivalent number average molecular weight and weight average molecular weight of the polymer compound HTL-1 were Mn = 8.9 × 10 4 and Mw = 4.2 × 105, respectively.
In the theoretical value obtained from the amount of the charged raw material, the polymer compound HTL-1 has a structural unit derived from the compound M1, a structural unit derived from the compound M2, and a structural unit derived from the compound M3. It is a copolymer composed of a molar ratio of 50: 42.5: 7.5.

<合成例HTL2> 高分子化合物HTL-2の合成
高分子化合物HTL-2は、化合物M7、化合物M5及び化合物M8を用いて、国際公開第2015/145871号に記載の方法に従って合成した。高分子化合物HTL-2のポリスチレン換算の数平均分子量及び重量平均分子量は、それぞれ、Mn=2.3×10及びMw=1.2×10であった。
高分子化合物HTL-2は、仕込み原料の量から求めた理論値では、化合物M7から誘導される構成単位と、化合物M5から誘導される構成単位と、化合物M8から誘導される構成単位とが、45:5:50のモル比で構成された共重合体である。
<Synthesis Example HTL2> Synthesis of Polymer Compound HTL-2 Polymer compound HTL-2 was synthesized by the method described in International Publication No. 2015/145871 using Compound M7, Compound M5 and Compound M8. The polystyrene-equivalent number average molecular weight and weight average molecular weight of the polymer compound HTL-2 were Mn = 2.3 × 10 4 and Mw = 1.2 × 105, respectively.
In the theoretical value obtained from the amount of the charged raw material, the polymer compound HTL-2 has a structural unit derived from the compound M7, a structural unit derived from the compound M5, and a structural unit derived from the compound M8. It is a copolymer composed of a molar ratio of 45: 5: 50.

<合成例EML1> 高分子化合物EML-1の合成
(工程1)反応容器内を不活性ガス雰囲気とした後、化合物M4(2.52g)、化合物M5(0.470g)、化合物M6(4.90g)、金属錯体RM1(0.530g)、ジクロロビス(トリス-o-メトキシフェニルホスフィン)パラジウム(4.2mg)及びトルエン(158mL)を加え、100℃に加熱した。
(工程2)反応液に、20質量%水酸化テトラエチルアンモニウム水溶液(16mL)を滴下し、8時間還流させた。
(工程3)反応後、そこに、フェニルボロン酸(116mg)及びジクロロビス(トリス-o-メトキシフェニルホスフィン)パラジウム(4.2mg)を加え、15時間還流させた。
(工程4)その後、そこに、ジエチルジチアカルバミン酸ナトリウム水溶液を加え、85℃で2時間撹拌した。冷却後、反応液を、3.6質量%塩酸、2.5質量%アンモニア水、水で洗浄し、得られた溶液をメタノールに滴下したところ、沈澱が生じた。沈殿物をトルエンに溶解させ、アルミナカラム、シリカゲルカラムの順番で通すことにより精製した。得られた溶液をメタノールに滴下し、撹拌した後、得られた沈殿物をろ取し、乾燥させることにより、高分子化合物EML-1を6.02g得た。高分子化合物EML-1のMnは3.8×10であり、Mwは4.5×10であった。
<Synthesis Example EML1> Synthesis of Polymer Compound EML-1 (Step 1) After setting the inside of the reaction vessel to an inert gas atmosphere, compound M4 (2.52 g), compound M5 (0.470 g), and compound M6 (4. 90 g), metal complex RM1 (0.530 g), dichlorobis (tris-o-methoxyphenylphosphine) palladium (4.2 mg) and toluene (158 mL) were added and heated to 100 ° C.
(Step 2) A 20 mass% tetraethylammonium hydroxide aqueous solution (16 mL) was added dropwise to the reaction solution, and the mixture was refluxed for 8 hours.
(Step 3) After the reaction, phenylboronic acid (116 mg) and dichlorobis (tris-o-methoxyphenylphosphine) palladium (4.2 mg) were added thereto, and the mixture was refluxed for 15 hours.
(Step 4) Then, an aqueous sodium diethyldithiacarbamate solution was added thereto, and the mixture was stirred at 85 ° C. for 2 hours. After cooling, the reaction solution was washed with 3.6% by mass hydrochloric acid, 2.5% by mass aqueous ammonia and water, and the obtained solution was added dropwise to methanol to cause precipitation. The precipitate was dissolved in toluene and purified by passing it through an alumina column and a silica gel column in this order. The obtained solution was added dropwise to methanol, stirred, and then the obtained precipitate was collected by filtration and dried to obtain 6.02 g of the polymer compound EML-1. The Mn of the polymer compound EML-1 was 3.8 × 10 4 , and the Mw was 4.5 × 105.

高分子化合物EML-1は、仕込み原料の量から求めた理論値では、化合物M4から誘導される構成単位と、化合物M5から誘導される構成単位と、化合物M6から誘導される構成単位と、金属錯体RM1から誘導される構成単位とが、40:10:47:3のモル比で構成された共重合体である。 In the theoretical value obtained from the amount of the charged raw material, the polymer compound EML-1 has a structural unit derived from the compound M4, a structural unit derived from the compound M5, a structural unit derived from the compound M6, and a metal. The structural unit derived from the complex RM1 is a copolymer composed of a molar ratio of 40:10:47: 3.

<合成例ET1> 高分子化合物ET1の合成
(高分子化合物ET1aの合成)
高分子化合物ET1aは、特開2012-33845号公報に記載の方法に従って合成した化合物ET1-1、及び、特開2012-33845号公報に記載の方法に従って合成した化合物ET1-2を用いて、特開2012-33845号公報に記載の方法に従って合成した。
<Synthesis Example ET1> Synthesis of Polymer Compound ET1 (Synthesis of Polymer Compound ET1a)
The polymer compound ET1a is particularly prepared by using the compound ET1-1 synthesized according to the method described in JP2012-33845 and the compound ET1-2 synthesized according to the method described in JP2012-33845. It was synthesized according to the method described in Kai 2012-33845.

Figure 0007017908000099
Figure 0007017908000099

高分子化合物ET1aのMnは5.2×10であった。 The Mn of the polymer compound ET1a was 5.2 × 10 4 .

高分子化合物ET1aは、仕込み原料の量から求めた理論値では、化合物ET1-1から誘導される構成単位と、化合物ET1-2から誘導される構成単位とが、50:50のモル比で構成された共重合体である。 In the theoretical value obtained from the amount of the charged raw material, the polymer compound ET1a is composed of a structural unit derived from the compound ET1-1 and a structural unit derived from the compound ET1-2 in a molar ratio of 50:50. It is a copolymerized product.

(高分子化合物ET1の合成)
反応容器内を不活性ガス雰囲気とした後、高分子化合物ET1a(200mg)、テトラヒドロフラン(20mL)及びエタノール(20mL)を加え、55℃に加熱した。その後、そこへ、水(2mL)に溶解させた水酸化セシウム(200mg)を加え、55℃で6時間撹拌した。その後、室温まで冷却した後、減圧濃縮することにより、固体を得た。得られた固体を水で洗浄した後、減圧乾燥させることにより、高分子化合物ET1(150mg、薄黄色固体)を得た。得られた高分子化合物ET1のNMRスペクトルにより、高分子化合物ET1aのエチルエステル部位のエチル基由来のシグナルが完全に消失していることを確認した。
(Synthesis of polymer compound ET1)
After the inside of the reaction vessel was made to have an inert gas atmosphere, the polymer compound ET1a (200 mg), tetrahydrofuran (20 mL) and ethanol (20 mL) were added, and the mixture was heated to 55 ° C. Then, cesium hydroxide (200 mg) dissolved in water (2 mL) was added thereto, and the mixture was stirred at 55 ° C. for 6 hours. Then, after cooling to room temperature, it was concentrated under reduced pressure to obtain a solid. The obtained solid was washed with water and then dried under reduced pressure to obtain the polymer compound ET1 (150 mg, pale yellow solid). From the NMR spectrum of the obtained polymer compound ET1, it was confirmed that the signal derived from the ethyl group at the ethyl ester moiety of the polymer compound ET1a was completely eliminated.

Figure 0007017908000100
Figure 0007017908000100

<合成例B1> 金属錯体B1の合成
金属錯体B1は、以下の方法で合成した。
<Synthesis Example B1> Synthesis of Metal Complex B1 The metal complex B1 was synthesized by the following method.

Figure 0007017908000101
Figure 0007017908000101

(化合物L1-3の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L1-1(100g)及びテトラヒドロフラン(1L)を加え、0℃に冷却した。そこへ、トリエチルアミン(54mL)をゆっくりと加え、0℃で10分間撹拌した。そこへ、化合物L1-2を滴下した後、室温で16時間撹拌した。得られた反応液を減圧濃縮した後、イオン交換水を加え、1時間撹拌することにより、固体が生じた。得られた固体をろ取し、更に、酢酸エチルで洗浄した後、減圧乾燥させることにより、化合物L1-3(110g)を得た。化合物L1-3のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of compound L1-3)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L1-1 (100 g) and tetrahydrofuran (1 L) were added, and the mixture was cooled to 0 ° C. Triethylamine (54 mL) was slowly added thereto, and the mixture was stirred at 0 ° C. for 10 minutes. After the compound L1-2 was added dropwise thereto, the mixture was stirred at room temperature for 16 hours. The obtained reaction solution was concentrated under reduced pressure, ion-exchanged water was added, and the mixture was stirred for 1 hour to form a solid. The obtained solid was collected by filtration, washed with ethyl acetate, and dried under reduced pressure to give compound L1-3 (110 g). The HPLC area percentage value of compound L1-3 was 99.5% or more.

化合物L1-3の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(400MHz,DMSO-d):δ(ppm)=1.03(s,9H),2.07(s,2H),7.48-7.60(m,3H),7.87-7.89(m,2H),9.74(s,1H),10.26(s,1H).
The analysis results of compound L1-3 were as follows.
1 1 H-NMR (400 MHz, DMSO-d 6 ): δ (ppm) = 1.03 (s, 9H), 2.07 (s, 2H), 7.48-7.60 (m, 3H), 7 .87-7.89 (m, 2H), 9.74 (s, 1H), 10.26 (s, 1H).

(化合物L1-5の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L1-3(40g)、キシレン(400mL)を加え、0℃にした。そこへ、化合物L1-4(36.3g)を加え、0℃で10分間撹拌した。そこへ、五塩化リン(53.3g)を滴下した後、130℃で5日間撹拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却し、減圧濃縮した。得られた反応混合物を酢酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄した。その後、得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン及び酢酸エチルの混合溶媒)及び逆相カラムクロマトグラフィー(水及びアセトニトリルの混合溶媒)により順次精製し、更に、減圧乾燥することにより、化合物L1-5(8g)を得た。化合物L1-5のHPLC面積百分率値は99.5%であった。
(Synthesis of compound L1-5)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L1-3 (40 g) and xylene (400 mL) were added to bring the temperature to 0 ° C. Compound L1-4 (36.3 g) was added thereto, and the mixture was stirred at 0 ° C. for 10 minutes. Phosphorus pentachloride (53.3 g) was added dropwise thereto, and the mixture was stirred at 130 ° C. for 5 days. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature and concentrated under reduced pressure. The obtained reaction mixture was extracted with ethyl acetate and saturated aqueous sodium hydrogen carbonate solution. The obtained organic layer was washed successively with water and saturated brine. Then, the obtained organic layer was dried over magnesium sulfate, filtered, and the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was sequentially purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of hexane and ethyl acetate) and reverse phase column chromatography (mixed solvent of water and acetonitrile), and further dried under reduced pressure to obtain compound L1-. 5 (8 g) was obtained. The HPLC area percentage value of compound L1-5 was 99.5%.

化合物L1-5の分析結果は以下のとおりであった。
LC-MS(APCI,positive):m/z=376[M+H]
H-NMR(400MHz,CDCl):δ(ppm)=1.09(s,9H),1.36(s,9H),1.90(s,6H),2.35(s,2H),7.17(s,2H),7.22-7.31(m,3H),7.37-7.39(m,2H).
The analysis results of compound L1-5 were as follows.
LC-MS (APCI, positive): m / z = 376 [M + H] +
1 1 H-NMR (400 MHz, CDCl 3 ): δ (ppm) = 1.09 (s, 9H), 1.36 (s, 9H), 1.90 (s, 6H), 2.35 (s, 2H) ), 7.17 (s, 2H), 7.22-7.31 (m, 3H), 7.37-7.39 (m, 2H).

(金属錯体B1の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、トリス(アセチルアセトナト)イリジウム(III)(1.5g)、化合物L1-5(5.8g)及びペンタデカン(2mL)を加え、300℃で22時間撹拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却し、そこへ、トルエンを加え、溶解させた後、減圧濃縮させることにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、トルエン及びヘプタンの混合溶媒を用いて晶析を行った後、減圧乾燥させることにより、金属錯体B1(1.8g)を得た。金属錯体B1のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of metal complex B1)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, tris (acetylacetonato) iridium (III) (1.5 g), compound L1-5 (5.8 g) and pentadecane (2 mL) were added, and the mixture was stirred at 300 ° C. for 22 hours. .. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature, toluene was added thereto, and the mixture was dissolved and then concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product is purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of heptane and ethyl acetate), further crystallized using a mixed solvent of toluene and heptane, and then dried under reduced pressure to obtain a metal complex. B1 (1.8 g) was obtained. The HPLC area percentage value of the metal complex B1 was 99.5% or more.

金属錯体B1の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz,THF-d):δ(ppm)=7.33(s,6H),6.91-6.94(m,3H),6.50(td,3H),6.30-6.34(m,3H),6.09-6.12(m,3H),2.21-2.25(m,3H),2.13-2.16(m,3H),2.09(s,9H),1.86(s,9H),1.36-1.42(m,27H),1.00-1.04(m,27H).
The analysis results of the metal complex B1 were as follows.
1 H-NMR (600 MHz, THF-d 8 ): δ (ppm) = 7.33 (s, 6H), 6.91-6.94 (m, 3H), 6.50 (td, 3H), 6 .30-6.34 (m, 3H), 6.09-6.12 (m, 3H), 2.21-2.25 (m, 3H), 2.13-2.16 (m, 3H) , 2.09 (s, 9H), 1.86 (s, 9H), 1.36-1.42 (m, 27H), 1.00-1.04 (m, 27H).

<合成例B2> 金属錯体B2の合成
金属錯体B2は、以下の方法で合成した。
<Synthesis Example B2> Synthesis of Metal Complex B2 The metal complex B2 was synthesized by the following method.

Figure 0007017908000102
Figure 0007017908000102

(化合物L2-2の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L1-1(500g)、テトラヒドロフラン(5L)及びトリエチルアミン(585mL)を加え、0℃で撹拌した。そこへ、化合物L2-1を滴下した後、室温で16時間撹拌した。得られた反応液をろ過した後、得られたろ液を減圧濃縮することにより、固体を得た。得られた固体を酢酸エチルで洗浄した後、減圧乾燥させることにより、化合物L2-2(500g)を得た。化合物L2-2のHPLC面積百分率値は99.4%であった。
(Synthesis of compound L2-2)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L1-1 (500 g), tetrahydrofuran (5 L) and triethylamine (585 mL) were added, and the mixture was stirred at 0 ° C. After the compound L2-1 was added dropwise thereto, the mixture was stirred at room temperature for 16 hours. After filtering the obtained reaction solution, the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a solid. The obtained solid was washed with ethyl acetate and then dried under reduced pressure to obtain compound L2-2 (500 g). The HPLC area percentage value of compound L2-2 was 99.4%.

化合物L2-2の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(400MHz,CDCl):δ(ppm)=1.22(d,6H),2.54-2.63(m,1H),7.40-7.56(m,3H),7.80-7.83(m,2H),9.06(s,1H),9.42(s,1H).
The analysis results of compound L2-2 were as follows.
1 1 H-NMR (400 MHz, CDCl 3 ): δ (ppm) = 1.22 (d, 6H), 2.54-2.63 (m, 1H), 7.40-7.56 (m, 3H) , 7.80-7.83 (m, 2H), 9.06 (s, 1H), 9.42 (s, 1H).

(化合物L2-3の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L2-2(40g)、ジクロロベンゼン(400mL)及び化合物L1-4(85g)を加え、-10℃で撹拌した。そこへ、五塩化リン(22mL)を滴下した。その後、-10℃で30分間撹拌し、更に、室温で1時間撹拌した後、185℃で18時間撹拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却し、減圧濃縮した。得られた反応混合物を塩化メチレン及びイオン交換水で抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、アセトニトリルを用いて晶析を行った後、減圧乾燥させることにより、化合物L2-3(10g)を得た。化合物L2-3のHPLC面積百分率値は99.4%であった。
(Synthesis of compound L2-3)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L2-2 (40 g), dichlorobenzene (400 mL) and compound L1-4 (85 g) were added, and the mixture was stirred at −10 ° C. Phosphorus pentachloride (22 mL) was added dropwise thereto. Then, the mixture was stirred at −10 ° C. for 30 minutes, further at room temperature for 1 hour, and then at 185 ° C. for 18 hours. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature and concentrated under reduced pressure. The obtained reaction mixture was extracted with methylene chloride and ion-exchanged water. The obtained organic layer was dried over magnesium sulfate, filtered, and the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of heptane and ethyl acetate), further crystallized with acetonitrile, and then dried under reduced pressure to obtain compound L2-3 (10 g). Got The HPLC area percentage value of compound L2-3 was 99.4%.

化合物L2-3の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(400MHz,CDCl):δ(ppm)=1.32(d,6H),1.35(s,9H),1.94(s,6H),2.55-2.62(m,1H),7.17(s,2H),7.22-7.33(m,3H),7.39-7.41(m,2H).
The analysis results of compound L2-3 were as follows.
1 1 H-NMR (400 MHz, CDCl 3 ): δ (ppm) = 1.32 (d, 6H), 1.35 (s, 9H), 1.94 (s, 6H), 2.55-2.62 (M, 1H), 7.17 (s, 2H), 7.22-7.33 (m, 3H), 7.39-7.41 (m, 2H).

(金属錯体B2の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、トリス(アセチルアセトナト)イリジウム(III)(3.5g)、化合物L2-3(10g)及びペンタデカン(2mL)を加え、285℃で18時間撹拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン及び酢酸エチルの混合溶媒)及びシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、ヘプタン及びトルエンの混合溶媒を用いて晶析を行った。その後、得られた固体を減圧乾燥させることにより、金属錯体B2(1.2g)を得た。金属錯体B2のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。上記操作を繰り返し行うことにより、必要量の金属錯体B2を得た。
(Synthesis of metal complex B2)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, tris (acetylacetonato) iridium (III) (3.5 g), compound L2-3 (10 g) and pentadecane (2 mL) were added, and the mixture was stirred at 285 ° C. for 18 hours. Then, the obtained reaction solution is cooled to room temperature, purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of heptane and ethyl acetate) and silica gel column chromatography (mixed solvent of methylene chloride and ethyl acetate), and further purified by heptane and toluene. Crystallization was performed using the mixed solvent of. Then, the obtained solid was dried under reduced pressure to obtain a metal complex B2 (1.2 g). The HPLC area percentage value of the metal complex B2 was 99.5% or more. By repeating the above operation, a required amount of metal complex B2 was obtained.

金属錯体B2の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz,THF-d):δ(ppm)=7.35(brs,3H),7.34(brs,3H),6.86(dd,3H),6.49(td,3H),6.33(td,3H),6.13(d,3H),2.53(spt,3H),2.15(s,9H),1.90(s,9H),1.39(s,27H),1.23(d,9H),1.11(d,9H).
The analysis results of the metal complex B2 were as follows.
1 1 H-NMR (600 MHz, THF-d 8 ): δ (ppm) = 7.35 (brs, 3H), 7.34 (brs, 3H), 6.86 (dd, 3H), 6.49 (td) , 3H), 6.33 (td, 3H), 6.13 (d, 3H), 2.53 (spt, 3H), 2.15 (s, 9H), 1.90 (s, 9H), 1 .39 (s, 27H), 1.23 (d, 9H), 1.11 (d, 9H).

<合成例B3> 金属錯体B3の合成
金属錯体B3は、以下の方法で合成した。
<Synthesis Example B3> Synthesis of Metal Complex B3 The metal complex B3 was synthesized by the following method.

Figure 0007017908000103
Figure 0007017908000103

(化合物L3-2の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L1-1(50g)及びN-メチル-2-ピロリドン(200mL)を加え、0℃で撹拌した。そこへ、N-メチル-2-ピロリドン(40mL)に溶解させた化合物L3-1(40g)を滴下した後、室温で18時間撹拌した。その後、得られた反応液をイオン交換水(1.2L)に注ぐことにより、沈殿物が得られた。得られた沈殿物をろ取し、更に、1M塩酸水溶液、イオン交換水及びヘプタンで順次洗浄した。その後、得られた固体を減圧乾燥することにより、化合物L3-2(43g、白色固体)を得た。
(Synthesis of compound L3-2)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L1-1 (50 g) and N-methyl-2-pyrrolidone (200 mL) were added, and the mixture was stirred at 0 ° C. The compound L3-1 (40 g) dissolved in N-methyl-2-pyrrolidone (40 mL) was added dropwise thereto, and the mixture was stirred at room temperature for 18 hours. Then, the obtained reaction solution was poured into ion-exchanged water (1.2 L) to obtain a precipitate. The obtained precipitate was collected by filtration and further washed with 1M aqueous hydrochloric acid solution, ion-exchanged water and heptane in sequence. Then, the obtained solid was dried under reduced pressure to obtain compound L3-2 (43 g, white solid).

化合物L3-2の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz、CDCl)δ(ppm)=9.64(br,1H),8.90(br,1H),7.86(d,2H),7.56(t,1H),7.45(t,2H),7.02-7.08(m,3H),2.41(s,6H).
The analysis results of compound L3-2 were as follows.
1 1 H-NMR (600 MHz, CDCl 3 ) δ (ppm) = 9.64 (br, 1H), 8.90 (br, 1H), 7.86 (d, 2H), 7.56 (t, 1H) , 7.45 (t, 2H), 7.02-7.08 (m, 3H), 2.41 (s, 6H).

(化合物L3-3の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L3-2(43g)及びトルエン(740mL)を加え、室温で撹拌した。そこへ、五塩化リン(67g)を少しずつ加えた後、110℃で21時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、氷水(500mL)に注ぎ、2時間撹拌し、水層を除去した。得られた有機層をイオン交換水、10質量%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、更に、得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過した。得られたろ液を減圧濃縮することにより、化合物L3-3(40g)を得た。
(Synthesis of compound L3-3)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L3-2 (43 g) and toluene (740 mL) were added, and the mixture was stirred at room temperature. Phosphorus pentachloride (67 g) was added thereto little by little, and then the mixture was stirred at 110 ° C. for 21 hours. The obtained reaction solution was cooled to room temperature, poured into ice water (500 mL), stirred for 2 hours, and the aqueous layer was removed. The obtained organic layer was washed with ion-exchanged water and a 10 mass% sodium hydrogen carbonate aqueous solution, and the obtained organic layer was further dried over magnesium sulfate and then filtered. The obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to give compound L3-3 (40 g).

(化合物L3-5の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L3-3(40g)、化合物L3-4(32g)及びキシレン(800mL)を加え、室温で撹拌した。そこへ、p-トルエンスルホン酸(3g)を加え、120℃で116時間撹拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却した後、そこへ、イオン交換水(800mL)を加え、室温で1時間撹拌した。その後、水層を除去した後、得られた有機層を5質量%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン及び酢酸エチルの混合溶媒)及びシリカゲルカラムクロマトグラフィー(アセトニトリル及びテトラヒドロフラン)により順次精製することにより、化合物L3-5(1.3g、白色固体)を得た。化合物L3-5のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。上記操作を繰り返し行うことにより、必要量の化合物L3-5を得た。
(Synthesis of compound L3-5)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L3-3 (40 g), compound L3-4 (32 g) and xylene (800 mL) were added, and the mixture was stirred at room temperature. P-Toluenesulfonic acid (3 g) was added thereto, and the mixture was stirred at 120 ° C. for 116 hours. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature, ion-exchanged water (800 mL) was added thereto, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour. Then, after removing the aqueous layer, the obtained organic layer was washed with a 5% by mass sodium hydrogen carbonate aqueous solution. The obtained organic layer was dried over magnesium sulfate, filtered, and the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was sequentially purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of heptane and ethyl acetate) and silica gel column chromatography (acetoyl and tetrahydrofuran) to obtain compound L3-5 (1.3 g, white solid). Obtained. The HPLC area percentage value of compound L3-5 was 99.5% or more. By repeating the above operation, a required amount of compound L3-5 was obtained.

化合物L3-5の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz、THF-d)δ(ppm)=7.42(d,2H),7.30(t,1H),7.24(t,2H),7.15(t,1H),6.98(d,2H),6.85(s,2H),2.51(t,2H),2.07(s,6H),1.81(s,6H),1.56(m,2H),1.26-1.32(m,6H),0.88(t,3H).
The analysis results of compound L3-5 were as follows.
1 1 H-NMR (600 MHz, THF-d 8 ) δ (ppm) = 7.42 (d, 2H), 7.30 (t, 1H), 7.24 (t, 2H), 7.15 (t, 1H), 6.98 (d, 2H), 6.85 (s, 2H), 2.51 (t, 2H), 2.07 (s, 6H), 1.81 (s, 6H), 1. 56 (m, 2H), 1.26-1.32 (m, 6H), 0.88 (t, 3H).

(金属錯体B3の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、トリス(アセチルアセトナト)イリジウム(III)(0.6g)、化合物L3-5(2.0g)及びトリデカン(2mL)を加え、250℃で120時間攪拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、塩化メチレン及びアセトニトリルの混合溶媒を用いて晶析を行った。得られた固体を減圧乾燥することにより、金属錯体B3(0.6g、黄色固体)を得た。金属錯体B3のHPLC面積百分率値は99.2%であった。
(Synthesis of metal complex B3)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, tris (acetylacetonato) iridium (III) (0.6 g), compound L3-5 (2.0 g) and tridecane (2 mL) were added, and the mixture was stirred at 250 ° C. for 120 hours. .. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature, purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of heptane and ethyl acetate), and further crystallized using a mixed solvent of methylene chloride and acetonitrile. The obtained solid was dried under reduced pressure to obtain a metal complex B3 (0.6 g, yellow solid). The HPLC area percentage value of the metal complex B3 was 99.2%.

金属錯体B3の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz、THF-d)δ(ppm)=7.04-7.08(m,6H),6.93(s,3H),6.92(s,3H),6.88(d,3H),6.84(d,3H),6.61(t,3H),6.43(t,3H),6.29(d,3H),2.57(t,6H),2.12(s,9H),1.95(s,9H),1.82(s,9H),1.70(s,9H),1.62(m,6H),1.28-1.36(m,18H),0.89(t,9H).
The analysis results of the metal complex B3 were as follows.
1 1 H-NMR (600 MHz, THF-d 8 ) δ (ppm) = 7.04-7.08 (m, 6H), 6.93 (s, 3H), 6.92 (s, 3H), 6. 88 (d, 3H), 6.84 (d, 3H), 6.61 (t, 3H), 6.43 (t, 3H), 6.29 (d, 3H), 2.57 (t, 6H) ), 2.12 (s, 9H), 1.95 (s, 9H), 1.82 (s, 9H), 1.70 (s, 9H), 1.62 (m, 6H), 1.28 -1.36 (m, 18H), 0.89 (t, 9H).

<合成例B4> 金属錯体B4の合成
金属錯体B4は、以下の方法で合成した。
<Synthesis Example B4> Synthesis of Metal Complex B4 The metal complex B4 was synthesized by the following method.

Figure 0007017908000104
Figure 0007017908000104

(化合物L4-2の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L1-1(100g)、トリエチルアミン(114mL)及びテトラヒドロフラン(1.5L)を加え、0℃で撹拌した。そこへ、化合物L4-1(52mL)を滴下した後、室温で16時間撹拌した。その後、得られた反応液をろ過した後、得られたろ液を濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物を、酢酸エチルを用いて晶析した後、減圧乾燥することにより、化合物L4-2(70g)を得た。化合物L4-2のHPLC面積百分率値は98.7%であった。
(Synthesis of compound L4-2)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L1-1 (100 g), triethylamine (114 mL) and tetrahydrofuran (1.5 L) were added, and the mixture was stirred at 0 ° C. Compound L4-1 (52 mL) was added dropwise thereto, and the mixture was stirred at room temperature for 16 hours. Then, the obtained reaction solution was filtered, and then the obtained filtrate was concentrated to obtain a crude product. The obtained crude product was crystallized from ethyl acetate and then dried under reduced pressure to give compound L4-2 (70 g). The HPLC area percentage value of compound L4-2 was 98.7%.

化合物L4-2の分析結果は以下のとおりであった。
LC-MS(APCI,positive):m/z=179[M+H]
H-NMR(300MHz、DMSO-d)δ(ppm)=10.26(br,1H),9.86(br,1H),7.83-7.86(m,2H),7.45-7.56(m,3H),1.90(s,3H).
The analysis results of compound L4-2 were as follows.
LC-MS (APCI, positive): m / z = 179 [M + H] +
1 1 H-NMR (300 MHz, DMSO-d 6 ) δ (ppm) = 10.26 (br, 1H), 9.86 (br, 1H), 7.83-7.86 (m, 2H), 7. 45-7.56 (m, 3H), 1.90 (s, 3H).

(化合物L4-4の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L4-2(70g)及びキシレン(700mL)を加え、室温で撹拌した。そこへ、五塩化リン(123g)を少しずつ加え、130℃で2時間撹拌した後、室温に冷却した。そこへ、化合物L4-3(70g)を少しずつ加えた後、130℃で8時間撹拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却した後、減圧濃縮した。そこへ、酢酸エチルを加え、得られた有機層をイオン交換水、10質量%炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、ろ過し、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、N,N-ジメチルホルムアミド及び水の混合溶媒を用いて晶析を行った。得られた固体を減圧乾燥することにより、化合物L4-4(70g、白色固体)を得た。化合物L4-4のHPLC面積百分率値は99.2%であった。
(Synthesis of compound L4-4)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L4-2 (70 g) and xylene (700 mL) were added, and the mixture was stirred at room temperature. Phosphorus pentachloride (123 g) was added little by little, and the mixture was stirred at 130 ° C. for 2 hours and then cooled to room temperature. Compound L4-3 (70 g) was added thereto little by little, and then the mixture was stirred at 130 ° C. for 8 hours. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature and then concentrated under reduced pressure. Ethyl acetate was added thereto, and the obtained organic layer was washed successively with ion-exchanged water, 10% by mass sodium hydrogen carbonate aqueous solution, and saturated brine. The obtained organic layer was dried over sodium sulfate, filtered, and the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of hexane and ethyl acetate), and further crystallized using a mixed solvent of N, N-dimethylformamide and water. The obtained solid was dried under reduced pressure to obtain compound L4-4 (70 g, white solid). The HPLC area percentage value of compound L4-4 was 99.2%.

化合物L4-4の分析結果は以下のとおりであった。
LC-MS(APCI,positive):m/z=320[M+H]
H-NMR(400MHz、CDCl)δ(ppm)=7.53-7.58(m,1H),7.48(d,2H),7.33(d,2H),7.28-7.30(m,1H),7.21-7.25(m,2H),2.39(q,2H),2.26(s,3H),1.14(d,6H),0.87(d,6H).
The analysis results of compound L4-4 were as follows.
LC-MS (APCI, positive): m / z = 320 [M + H] +
1 1 H-NMR (400 MHz, CDCl 3 ) δ (ppm) = 7.53-7.58 (m, 1H), 7.48 (d, 2H), 7.33 (d, 2H), 7.28- 7.30 (m, 1H), 7.21-7.25 (m, 2H), 2.39 (q, 2H), 2.26 (s, 3H), 1.14 (d, 6H), 0 .87 (d, 6H).

(金属錯体B4の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、トリス(アセチルアセトナト)イリジウム(III)(1.2g)、化合物L4-4(4.0g)及びトリデカン(1mL)を加え、280℃で18時間攪拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル及びメタノールの混合溶媒)により精製し、更に、トルエン及びアセトニトリルの混合溶媒を用いて晶析した。得られた固体を減圧乾燥することにより、金属錯体B4(1.7g、黄色固体)を得た。金属錯体B4のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of metal complex B4)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, tris (acetylacetonato) iridium (III) (1.2 g), compound L4-4 (4.0 g) and tridecane (1 mL) were added, and the mixture was stirred at 280 ° C. for 18 hours. .. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature, purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of ethyl acetate and methanol), and further crystallized using a mixed solvent of toluene and acetonitrile. The obtained solid was dried under reduced pressure to obtain a metal complex B4 (1.7 g, yellow solid). The HPLC area percentage value of the metal complex B4 was 99.5% or more.

金属錯体B4の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz、THF-d)δ(ppm)=7.56(t,3H),7.42(dd,3H),7.40(dd,3H),6.87(dd,3H),6.52(td,3H),6.35(td,3H),6.17(dd,3H),2.83(hept,3H),2.34(hept,3H),2.10(s,9H),1.23(d,9H),0.98(d,9H),0.96(d,9H),0.92(d,9H).
The analysis results of the metal complex B4 were as follows.
1 1 H-NMR (600 MHz, THF-d 8 ) δ (ppm) = 7.56 (t, 3H), 7.42 (dd, 3H), 7.40 (dd, 3H), 6.87 (dd, dd, 3H), 6.52 (td, 3H), 6.35 (td, 3H), 6.17 (dd, 3H), 2.83 (hept, 3H), 2.34 (hept, 3H), 2. 10 (s, 9H), 1.23 (d, 9H), 0.98 (d, 9H), 0.96 (d, 9H), 0.92 (d, 9H).

<合成例B5> 金属錯体B5の合成
金属錯体B5は、以下の方法で合成した。
<Synthesis Example B5> Synthesis of Metal Complex B5 The metal complex B5 was synthesized by the following method.

Figure 0007017908000105
Figure 0007017908000105

(化合物L5-2の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L1-1(200g)、トリエチルアミン(225mL)及びテトラヒドロフラン(3L)を加え、0℃に冷却した。そこへ、化合物L5-1(198g)を滴下した後、室温で16時間撹拌した。得られた反応液をろ過した後、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物を酢酸エチルで洗浄した後、減圧乾燥させることにより、化合物L5-2(172g)を得た。化合物L5-2のHPLC面積百分率値は99.2%であった。
(Synthesis of compound L5-2)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L1-1 (200 g), triethylamine (225 mL) and tetrahydrofuran (3 L) were added, and the mixture was cooled to 0 ° C. Compound L5-1 (198 g) was added dropwise thereto, and the mixture was stirred at room temperature for 16 hours. After filtering the obtained reaction solution, the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was washed with ethyl acetate and then dried under reduced pressure to obtain compound L5-2 (172 g). The HPLC area percentage value of compound L5-2 was 99.2%.

化合物L5-2の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(400MHz,DMSO-d):δ(ppm)=0.88(t,3H),1.18(s,6H),1.57(q,2H),7.47-7.58(m,3H),7.89-7.91(m,2H),9.51(s,1H),10.20(s,1H).
The analysis results of compound L5-2 were as follows.
1 1 H-NMR (400 MHz, DMSO-d 6 ): δ (ppm) = 0.88 (t, 3H), 1.18 (s, 6H), 1.57 (q, 2H), 7.47-7 .58 (m, 3H), 7.89-7.91 (m, 2H), 9.51 (s, 1H), 10.20 (s, 1H).

(化合物L5-3の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L5-2(100g)及びトルエン(700mL)を加え、室温で撹拌した。そこへ、五塩化リン(178g)を少しずつ加え、110℃で18時間撹拌した後、室温に冷却した。得られた反応液を濃縮することにより、粗生成物L5-2’(65g)を得た。その後、反応容器内を再度、窒素雰囲気とした後、トルエン(1L)、化合物L1-4(43g)及びp-トルエンスルホン酸(6.5g)を加え、110で3日間撹拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却した後、減圧濃縮した。そこへ、酢酸エチルを加え、得られた有機層をイオン交換水で洗浄した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、ろ過し、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、アセトニトリル及び酢酸エチルの混合溶媒を用いて晶析を行った。得られた固体を逆相カラムクロマトグラフィーにより精製した後、減圧乾燥することにより、化合物L5-3(16g)を得た。化合物L5-3のHPLC面積百分率値は99.4%であった。
(Synthesis of compound L5-3)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L5-2 (100 g) and toluene (700 mL) were added, and the mixture was stirred at room temperature. Phosphorus pentachloride (178 g) was added little by little, and the mixture was stirred at 110 ° C. for 18 hours and then cooled to room temperature. The obtained reaction solution was concentrated to obtain a crude product L5-2'(65 g). Then, after the inside of the reaction vessel was made into a nitrogen atmosphere again, toluene (1 L), compound L1-4 (43 g) and p-toluenesulfonic acid (6.5 g) were added, and the mixture was stirred at 110 for 3 days. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature and then concentrated under reduced pressure. Ethyl acetate was added thereto, and the obtained organic layer was washed with ion-exchanged water. The obtained organic layer was dried over sodium sulfate, filtered, and the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of hexane and ethyl acetate), and further crystallized using a mixed solvent of acetonitrile and ethyl acetate. The obtained solid was purified by reverse phase column chromatography and then dried under reduced pressure to obtain compound L5-3 (16 g). The HPLC area percentage value of compound L5-3 was 99.4%.

化合物L5-3の分析結果は以下のとおりであった。
LC-MS(APCI,positive):m/z=376[M+H]
H-NMR(400MHz,CDCl):δ(ppm)=0.89(t,3H),1.19(s,6H),1.33(s,9H),1.71(q,2H), 1.97(s,6H),7.12(s,2H),7.19-7.23(m,2H),7.27-7.28(m,1H),7.33-7.36(m,2H).
The analysis results of compound L5-3 were as follows.
LC-MS (APCI, positive): m / z = 376 [M + H] +
1 1 H-NMR (400 MHz, CDCl 3 ): δ (ppm) = 0.89 (t, 3H), 1.19 (s, 6H), 1.33 (s, 9H), 1.71 (q, 2H) ), 1.97 (s, 6H), 7.12 (s, 2H), 7.19-7.23 (m, 2H), 7.27-7.28 (m, 1H), 7.33- 7.36 (m, 2H).

(金属錯体B5の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、トリス(アセチルアセトナト)イリジウム(III)(1.5g)、化合物L5-3(4.0g)及びトリデカン(2mL)を加え、280℃で28時間攪拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(へプタン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、トルエン及びメタノールの混合溶媒を用いて晶析した。得られた固体を減圧乾燥することにより、金属錯体B5(1.0g、黄色固体)を得た。金属錯体B5のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of metal complex B5)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, tris (acetylacetonato) iridium (III) (1.5 g), compound L5-3 (4.0 g) and tridecane (2 mL) were added, and the mixture was stirred at 280 ° C. for 28 hours. .. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature, purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of heptane and ethyl acetate), and further crystallized using a mixed solvent of toluene and methanol. The obtained solid was dried under reduced pressure to obtain a metal complex B5 (1.0 g, yellow solid). The HPLC area percentage value of the metal complex B5 was 99.5% or more.

金属錯体B5の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz,THF-d):δ(ppm)=7.31(s,6H),6.91(d,3H),6.48(td,3H),6.24-6.30(m,3H),5.87(d,3H),2.12-2.15(m,9H),1.94(s,9H),1.58-1.66(m,3H),1.50-1.57(m,3H),1.38(s,27H),1.12-1.16(m,9H),1.04-1.08(m,9H),0.84(t,9H).
The analysis results of the metal complex B5 were as follows.
1 H-NMR (600 MHz, THF-d 8 ): δ (ppm) = 7.31 (s, 6H), 6.91 (d, 3H), 6.48 (td, 3H), 6.24-6 .30 (m, 3H), 5.87 (d, 3H), 2.12-2.15 (m, 9H), 1.94 (s, 9H), 1.58-1.66 (m, 3H) ), 1.50-1.57 (m, 3H), 1.38 (s, 27H), 1.12-1.16 (m, 9H), 1.04-1.08 (m, 9H), 0.84 (t, 9H).

<合成例B6> 金属錯体B6の合成
金属錯体B6は、以下の方法で合成した。
<Synthesis Example B6> Synthesis of Metal Complex B6 The metal complex B6 was synthesized by the following method.

Figure 0007017908000106
Figure 0007017908000106

(反応混合物L6-1’の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L6-1(50g)及び塩化チオニル(100mL)を加え、還流下、3時間撹拌した。その後、反応混合物を室温まで冷却した後、塩化チオニルを減圧留去することにより、反応混合物L6-1’を得た。
(Synthesis of reaction mixture L6-1')
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L6-1 (50 g) and thionyl chloride (100 mL) were added, and the mixture was stirred under reflux for 3 hours. Then, after cooling the reaction mixture to room temperature, thionyl chloride was distilled off under reduced pressure to obtain a reaction mixture L6-1'.

(化合物L6-2の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L1-1(47g)及びテトラヒドロフラン(1L)を加え、0℃に冷却した。そこへ、トリエチルアミン(54mL)をゆっくり加え、0℃で45分間撹拌した。そこへ、(反応混合物L6-1’の合成)で得られた反応混合物L6-1’(全量)をゆっくりと加えた。その後、室温で16時間撹拌した。得られた反応液をろ過した後、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物を、酢酸エチル及びヘキサンの混合溶媒で洗浄した後、減圧乾燥させることにより、化合物L6-2(50g)を得た。化合物L6-2のHPLC面積百分率値は95.2%であった。上記操作を繰り返し行うことにより、必要量の化合物L6-2を得た。
(Synthesis of compound L6-2)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L1-1 (47 g) and tetrahydrofuran (1 L) were added, and the mixture was cooled to 0 ° C. Triethylamine (54 mL) was slowly added thereto, and the mixture was stirred at 0 ° C. for 45 minutes. The reaction mixture L6-1'(total amount) obtained in (Synthesis of reaction mixture L6-1') was slowly added thereto. Then, the mixture was stirred at room temperature for 16 hours. After filtering the obtained reaction solution, the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was washed with a mixed solvent of ethyl acetate and hexane and then dried under reduced pressure to obtain compound L6-2 (50 g). The HPLC area percentage value of compound L6-2 was 95.2%. By repeating the above operation, a required amount of compound L6-2 was obtained.

化合物L6-2の分析結果は以下のとおりであった。
LC-MS(APCI,positive):m/z=263[M+H]
H-NMR(300MHz,CDCl):δ(ppm)=0.84(t,9H),1.64(q,6H),7.39-7.54(m,3H),7.81-7.84(m,2H),8.72-8.74(m,1H),9.66-9.68(m,1H).
The analysis results of compound L6-2 were as follows.
LC-MS (APCI, positive): m / z = 263 [M + H] +
1 1 H-NMR (300 MHz, CDCl 3 ): δ (ppm) = 0.84 (t, 9H), 1.64 (q, 6H), 7.39-7.54 (m, 3H), 7.81 -7.84 (m, 2H), 8.72-8.74 (m, 1H), 9.66-9.68 (m, 1H).

(化合物L6-3の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L6-2(58g)及びトルエン(600mL)を加え、室温で撹拌した。そこへ、五塩化リン(92g)をゆっくりと加えた後、110℃で3時間撹拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却し、そこへ、化合物L1-4(78.2g)及びp-トルエンスルホン酸(3g)を加えた。その後、130℃で4日間撹拌した後、反応液を室温まで冷却した。得られた反応液を減圧濃縮し、そこへ、酢酸エチル(2L)を加えた後、10質量%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール及びクロロホルムの混合溶媒)により精製し、更に、アセトニトリルを用いて晶析を行った後、減圧乾燥させることにより、化合物L6-3(6g)を得た。化合物L6-3のHPLC面積百分率値は99.1%であった。
(Synthesis of compound L6-3)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L6-2 (58 g) and toluene (600 mL) were added, and the mixture was stirred at room temperature. Phosphorus pentachloride (92 g) was slowly added thereto, and then the mixture was stirred at 110 ° C. for 3 hours. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature, and compound L1-4 (78.2 g) and p-toluenesulfonic acid (3 g) were added thereto. Then, after stirring at 130 ° C. for 4 days, the reaction solution was cooled to room temperature. The obtained reaction solution was concentrated under reduced pressure, ethyl acetate (2 L) was added thereto, and the mixture was washed with a 10 mass% aqueous sodium hydrogen carbonate solution. The obtained organic layer was dried over magnesium sulfate, filtered, and the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. This crude product was purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of methanol and chloroform), further crystallized with acetonitrile, and then dried under reduced pressure to obtain compound L6-3 (6 g). .. The HPLC area percentage value of compound L6-3 was 99.1%.

化合物L6-3の分析結果は以下のとおりであった。
LC-MS(APCI,positive):m/z=404[M+H]
H-NMR(400MHz,CDCl):δ(ppm)=0.83(t,9H),1.34(s,9H),1.64(q,6H),1.96(s,6H),7.12(s,2H),7.20-7.23(m,2H),7.28-7.34(m,3H).
The analysis results of compound L6-3 were as follows.
LC-MS (APCI, positive): m / z = 404 [M + H] +
1 1 H-NMR (400 MHz, CDCl 3 ): δ (ppm) = 0.83 (t, 9H), 1.34 (s, 9H), 1.64 (q, 6H), 1.96 (s, 6H) ), 7.12 (s, 2H), 7.20-7.23 (m, 2H), 7.28-7.34 (m, 3H).

(金属錯体B6の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、トリス(アセチルアセトナト)イリジウム(III)(1.4g)、化合物L6-3(4.6g)及びペンタデカン(2mL)を加え、300℃で18時間撹拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却し、そこへ、トルエンを加え、溶解させた後、減圧濃縮させることにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、アセトニトリル及びトルエンの混合溶媒を用いて晶析を行った後、減圧乾燥させることにより、金属錯体B6(2.8g)を得た。金属錯体B6のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of metal complex B6)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, tris (acetylacetonato) iridium (III) (1.4 g), compound L6-3 (4.6 g) and pentadecane (2 mL) were added, and the mixture was stirred at 300 ° C. for 18 hours. .. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature, toluene was added thereto, and the mixture was dissolved and then concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product is purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of heptane and ethyl acetate), further crystallized using a mixed solvent of acetonitrile and toluene, and then dried under reduced pressure to obtain a metal complex. B6 (2.8 g) was obtained. The HPLC area percentage value of the metal complex B6 was 99.5% or more.

金属錯体B6の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz,THF-d):δ(ppm)=7.30(s,6H),6.90(d,3H),6.44-6.48(m,3H),6.22-6.26(m,3H),5.77(d,3H),2.10(s,9H),1.89(s,9H),1.56(s,18H),1.38(s,27H),0.73(t,27H).
The analysis results of the metal complex B6 were as follows.
1 H-NMR (600 MHz, THF-d 8 ): δ (ppm) = 7.30 (s, 6H), 6.90 (d, 3H), 6.44-6.48 (m, 3H), 6 .22-6.26 (m, 3H), 5.77 (d, 3H), 2.10 (s, 9H), 1.89 (s, 9H), 1.56 (s, 18H), 1. 38 (s, 27H), 0.73 (t, 27H).

<合成例B7> 金属錯体B7の合成
金属錯体B7は、以下の方法で合成した。
<Synthesis Example B7> Synthesis of Metal Complex B7 The metal complex B7 was synthesized by the following method.

Figure 0007017908000107
Figure 0007017908000107

(金属錯体B7’の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、金属錯体B2(2.2g)及び塩化メチレン(30mL)を加え、0℃で撹拌した。そこへ、N-ブロモスクシンイミド(0.95g)を15分間かけてゆっくりと加えた後、反応液を0℃から室温にゆっくりと昇温し、更に、室温で20時間撹拌した。その後、そこへ、メタノール(100mL)を加えた後、15分間撹拌することにより、沈殿物が得られた。得られた沈殿物をろ取し、更に、メタノールで洗浄した後、減圧乾燥させることにより、金属錯体B7’(2.1g)を得た。金属錯体B7’のHPLC面積百分率値は99.3%であった。
(Synthesis of metal complex B7')
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, the metal complex B2 (2.2 g) and methylene chloride (30 mL) were added, and the mixture was stirred at 0 ° C. N-Bromosuccinimide (0.95 g) was slowly added thereto over 15 minutes, then the reaction solution was slowly heated from 0 ° C. to room temperature, and further stirred at room temperature for 20 hours. Then, methanol (100 mL) was added thereto, and the mixture was stirred for 15 minutes to obtain a precipitate. The obtained precipitate was collected by filtration, washed with methanol, and dried under reduced pressure to obtain a metal complex B7'(2.1 g). The HPLC area percentage value of the metal complex B7'was 99.3%.

金属錯体B7’の分析結果は以下のとおりであった。
LC-MS(APCI,positive):m/z=1468[M+H]
The analysis results of the metal complex B7'are as follows.
LC-MS (APCI, positive): m / z = 1468 [M + H] +

(金属錯体B7の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、金属錯体B7’(1.0g)、化合物L7-1(1.2g)、トルエン(50mL)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd(dba))(9.4mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,6’-ジメトキシビフェニル(SPhos)(8.4mg)を加え、80℃に昇温した。その後、そこへ、20質量%のテトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(1.8mL)を加え、加熱還流下で20時間攪拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却し、水層を除去した後、得られた有機層をシリカゲルを敷いたろ過器でろ過した。得られたろ液を減圧濃縮することで固体を得た。得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン及び酢酸エチルの混合溶媒)で精製し、更に、アセトニトリル及びトルエンの混合溶媒を用いて晶析を行った後、減圧乾燥させることにより、金属錯体B7(0.72g)を得た。金属錯体B7のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of metal complex B7)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, the metal complex B7'(1.0 g), compound L7-1 (1.2 g), toluene (50 mL), tris (dibenzylideneacetone) dipalladium (0) (Pd 2 (Pd 2) dba) 3 ) (9.4 mg), 2-dicyclohexylphosphino-2', 6'-dimethoxybiphenyl (SPhos) (8.4 mg) were added, and the temperature was raised to 80 ° C. Then, a 20 mass% tetraethylammonium hydroxide aqueous solution (1.8 mL) was added thereto, and the mixture was stirred under heating under reflux for 20 hours. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature, the aqueous layer was removed, and then the obtained organic layer was filtered through a filter covered with silica gel. The obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a solid. The obtained solid is purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of methylene chloride and ethyl acetate), further crystallized using a mixed solvent of acetonitrile and toluene, and then dried under reduced pressure to obtain the metal complex B7. (0.72 g) was obtained. The HPLC area percentage value of the metal complex B7 was 99.5% or more.

金属錯体B7の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz,THF-d):δ(ppm)=7.57-7.61(m,15H),7.49(d,12H),7.43(d,6H),7.27(d,3H),7.23(d,3H),7.21(d,3H),7.09(dd,3H),6.65(d,3H),2.61(spt,3H),2.24(s,9H),2.08(s,9H),1.38(s,54H),1.28(d,9H),1.18(d,9H),0.93(s,27H).
The analysis results of the metal complex B7 were as follows.
1 H-NMR (600 MHz, THF-d 8 ): δ (ppm) = 7.57-7.61 (m, 15H), 7.49 (d, 12H), 7.43 (d, 6H), 7 .27 (d, 3H), 7.23 (d, 3H), 7.21 (d, 3H), 7.09 (dd, 3H), 6.65 (d, 3H), 2.61 (spt, spt, 3H), 2.24 (s, 9H), 2.08 (s, 9H), 1.38 (s, 54H), 1.28 (d, 9H), 1.18 (d, 9H), 0. 93 (s, 27H).

<合成例B8> 金属錯体B8の合成
金属錯体B8は、以下の方法で合成した。
<Synthesis Example B8> Synthesis of Metal Complex B8 The metal complex B8 was synthesized by the following method.

Figure 0007017908000108
Figure 0007017908000108

(化合物L8-1の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L1-4(200g)、トリエチルアミン(472mL)及びテトラヒドロフラン(2L)を加え、0℃に冷却した。そこへ、化合物L5-1(228g)をゆっくりと滴下した後、室温で16時間撹拌した。得られた反応液をろ過した後、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物を酢酸エチルで洗浄した後、減圧乾燥させることにより、化合物L8-1(205g)を得た。化合物L8-1のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of compound L8-1)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L1-4 (200 g), triethylamine (472 mL) and tetrahydrofuran (2 L) were added, and the mixture was cooled to 0 ° C. Compound L5-1 (228 g) was slowly added dropwise thereto, and then the mixture was stirred at room temperature for 16 hours. After filtering the obtained reaction solution, the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was washed with ethyl acetate and then dried under reduced pressure to obtain compound L8-1 (205 g). The HPLC area percentage value of compound L8-1 was 99.5% or more.

化合物L8-1の分析結果は以下のとおりであった。
LC-MS(APPI,positive):m/z=276[M+H]
H-NMR(400MHz,CDCl):δ(ppm)=1.01(t,3H),1.31(s,6H),1.33(s,9H),1.70(q,2H),2.23(s,6H),6.84-7.09(m,3H).
The analysis results of compound L8-1 were as follows.
LC-MS (APPI, positive): m / z = 276 [M + H] +
1 1 H-NMR (400 MHz, CDCl 3 ): δ (ppm) = 1.01 (t, 3H), 1.31 (s, 6H), 1.33 (s, 9H), 1.70 (q, 2H) ), 2.23 (s, 6H), 6.84-7.09 (m, 3H).

(化合物L8-3の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L8-1(115g)、モノクロロベンゼン(1.2L)、2-フルオロピリジン(44.6g)及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物(130g)を加え、室温で撹拌した。そこへ、化合物L8-2(23g)を加え、室温で1時間撹拌した後、90℃で18時間撹拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却し、そこへ、クロロホルムを加えた。得られた反応液を10質量%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、更に、イオン交換水で2回洗浄した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、アセトニトリルを用いて晶析を行った後、減圧乾燥させることにより、化合物L8-3(100g)を得た。化合物L8-3のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of compound L8-3)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L8-1 (115 g), monochlorobenzene (1.2 L), 2-fluoropyridine (44.6 g) and trifluoromethanesulfonic anhydride (130 g) were added at room temperature. Stirred. Compound L8-2 (23 g) was added thereto, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour and then at 90 ° C. for 18 hours. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature, and chloroform was added thereto. The obtained reaction solution was washed with a 10 mass% sodium hydrogen carbonate aqueous solution, and further washed twice with ion-exchanged water. The obtained organic layer was dried over magnesium sulfate, filtered, and the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of hexane and ethyl acetate), further crystallized with acetonitrile, and then dried under reduced pressure to obtain compound L8-3 (100 g). Got The HPLC area percentage value of compound L8-3 was 99.5% or more.

化合物L8-3の分析結果は以下のとおりであった。
LC-MS(APCI,positive):m/z=454[M+H]
H-NMR(400MHz,DMSO-d):δ(ppm)=0.79(t,3H),1.12(s,6H),1.31(s,9H),1.62(q,2H),1.91(s,6H),7.16(s,2H),7.27-7.39(m,3H),7.56(d,1H).
The analysis results of compound L8-3 were as follows.
LC-MS (APCI, positive): m / z = 454 [M + H] +
1 1 H-NMR (400 MHz, DMSO-d 6 ): δ (ppm) = 0.79 (t, 3H), 1.12 (s, 6H), 1.31 (s, 9H), 1.62 (q) , 2H), 1.91 (s, 6H), 7.16 (s, 2H), 7.27-7.39 (m, 3H), 7.56 (d, 1H).

(化合物L8-5の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L8-3(50g)、化合物L8-4(22g)、トルエン(500mL)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd(dba))(1g)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,6’-ジメトキシビフェニル(SPhos)(0.9g)を加え、60℃に昇温した。そこへ、25質量%のテトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(260mL)を加えた後、加熱還流下で18時間攪拌した。その後、得られた反応液をセライトを敷いたろ過器でろ過した後、セライトを酢酸エチルで洗浄した。得られたろ液から水層を除去した後、得られた有機層をイオン交換水で洗浄した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、アセトニトリルを用いて晶析を行った後、減圧乾燥させることにより、化合物L8-5(36g)を得た。化合物L8-5のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of compound L8-5)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L8-3 (50 g), compound L8-4 (22 g), toluene (500 mL), tris (dibenzylideneacetone) dipalladium (0) (Pd 2 (dba) 3 ) (1 g), 2-dicyclohexylphosphino-2', 6'-dimethoxybiphenyl (SPhos) (0.9 g) was added, and the temperature was raised to 60 ° C. A 25 mass% tetraethylammonium hydroxide aqueous solution (260 mL) was added thereto, and the mixture was stirred under heating under reflux for 18 hours. Then, the obtained reaction solution was filtered through a filter covered with cerite, and then the cerite was washed with ethyl acetate. After removing the aqueous layer from the obtained filtrate, the obtained organic layer was washed with ion-exchanged water. The obtained organic layer was dried over magnesium sulfate, filtered, and the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of hexane and ethyl acetate), further crystallized with acetonitrile, and then dried under reduced pressure to obtain compound L8-5 (36 g). Got The HPLC area percentage value of compound L8-5 was 99.5% or more.

化合物L8-5の分析結果は以下のとおりであった。
LC-MS(APCI,positive):m/z=508[M+H]
H-NMR(400MHz,CDCl):δ(ppm)=0.92(t,3H),1.23(s,6H),1.35(s,9H),1.37(s,9H),1.73(q,2H),2.01(s,6H),7.19(d,2H),7.20(s,2H),7.26-7.28(m,1H),7.34-7.39(m,3H),7.51-7.54(m,1H),7.69-7.72(m,1H).
The analysis results of compound L8-5 were as follows.
LC-MS (APCI, positive): m / z = 508 [M + H] +
1 1 H-NMR (400 MHz, CDCl 3 ): δ (ppm) = 0.92 (t, 3H), 1.23 (s, 6H), 1.35 (s, 9H), 1.37 (s, 9H) ), 1.73 (q, 2H), 2.01 (s, 6H), 7.19 (d, 2H), 7.20 (s, 2H), 7.26-7.28 (m, 1H) , 7.34-7.39 (m, 3H), 7.51-7.54 (m, 1H), 7.69-7.72 (m, 1H).

(金属錯体B8の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、トリス(アセチルアセトナト)イリジウム(III)(2.1g)、化合物L8-5(8.6g)及びペンタデカン(3mL)を加え、300℃で24時間撹拌した。その後、反応液を室温まで冷却することにより、固体が析出した。析出した固体をろ取し、得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、アセトニトリル及び塩化メチレンの混合溶媒を用いて晶析を行った後、減圧乾燥させることにより、金属錯体B8(4.0g)を得た。金属錯体B8のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of metal complex B8)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, tris (acetylacetonato) iridium (III) (2.1 g), compound L8-5 (8.6 g) and pentadecane (3 mL) were added, and the mixture was stirred at 300 ° C. for 24 hours. .. Then, the reaction solution was cooled to room temperature to precipitate a solid. The precipitated solid is collected by filtration, the obtained solid is purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of methylene chloride and ethyl acetate), and further crystallized using a mixed solvent of acetonitrile and methylene chloride. By drying under reduced pressure, a metal complex B8 (4.0 g) was obtained. The HPLC area percentage value of the metal complex B8 was 99.5% or more.

金属錯体B8の分析結果は以下のとおりであった。
LC-MS(ESI,positive):m/z=1713[M+H]
H-NMR(600MHz,THF-d):δ(ppm)=0.92(t,9H),1.11(s,9H),1.22(s,9H),1.27(s,27H),1.42(s,27H),1.56-1.62(m,3H),1.64-1.72(m,3H),2.02(s,9H),2.18(s,9H),6.24(d,3H),6.92(dd,3H),7.04(d,6H),7.15(d,3H),7.19(d,6H),7.38(d,6H).
The analysis results of the metal complex B8 were as follows.
LC-MS (ESI, positive): m / z = 1713 [M + H] +
1 H-NMR (600 MHz, THF-d 8 ): δ (ppm) = 0.92 (t, 9H), 1.11 (s, 9H), 1.22 (s, 9H), 1.27 (s) , 27H), 1.42 (s, 27H), 1.56-1.62 (m, 3H), 1.64-1.72 (m, 3H), 2.02 (s, 9H), 2. 18 (s, 9H), 6.24 (d, 3H), 6.92 (dd, 3H), 7.04 (d, 6H), 7.15 (d, 3H), 7.19 (d, 6H) ), 7.38 (d, 6H).

<合成例B9> 金属錯体B9の合成
金属錯体B9は、以下の方法で合成した。
<Synthesis Example B9> Synthesis of Metal Complex B9 The metal complex B9 was synthesized by the following method.

Figure 0007017908000109
Figure 0007017908000109

(化合物L9-1の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、4-ブロモ-2,6-ジメチルアニリン(100g)、トリエチルアミン(253mL)及びテトラヒドロフラン(1.5L)を加え、0℃に冷却した。そこへ、化合物L5-1(124mL)をゆっくりと滴下した後、室温で16時間撹拌した。得られた反応液をろ過した後、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物をアセトニトリルを用いて晶析を行った後、減圧乾燥させることにより、化合物L9-1(125g)を得た。化合物L9-1のHPLC面積百分率値は98.7%であった。
(Synthesis of compound L9-1)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, 4-bromo-2,6-dimethylaniline (100 g), triethylamine (253 mL) and tetrahydrofuran (1.5 L) were added, and the mixture was cooled to 0 ° C. Compound L5-1 (124 mL) was slowly added dropwise thereto, and then the mixture was stirred at room temperature for 16 hours. After filtering the obtained reaction solution, the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was crystallized from acetonitrile and then dried under reduced pressure to give compound L9-1 (125 g). The HPLC area percentage value of compound L9-1 was 98.7%.

化合物L9-1の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(400MHz,CDCl):δ(ppm)=0.96(t,3H),1.29(s,6H),1.68(q,2H),2.16(s,6H),6.93(brs,1H),7.08(s,2H).
The analysis results of compound L9-1 were as follows.
1 1 H-NMR (400 MHz, CDCl 3 ): δ (ppm) = 0.96 (t, 3H), 1.29 (s, 6H), 1.68 (q, 2H), 2.16 (s, 6H) ), 6.93 (brs, 1H), 7.08 (s, 2H).

(化合物L9-2の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L9-1(120g)、モノクロロベンゼン(1.2L)、2-フルオロピリジン(43g)及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物(125g)を加え、室温で撹拌した。そこへ、化合物L8-2(95.2g)を加え、室温で1時間撹拌した後、90℃で18時間撹拌し、更に、130℃で12時間撹拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却し、そこへ、酢酸エチルを加えた。得られた反応液を10質量%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、更に、イオン交換水で2回洗浄した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物をアセトニトリルを用いて晶析を行った後、減圧乾燥させることにより、化合物L9-2(70g)を得た。化合物L9-2のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of compound L9-2)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L9-1 (120 g), monochlorobenzene (1.2 L), 2-fluoropyridine (43 g) and trifluoromethanesulfonic anhydride (125 g) were added, and the mixture was stirred at room temperature. .. Compound L8-2 (95.2 g) was added thereto, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour, then at 90 ° C. for 18 hours, and further at 130 ° C. for 12 hours. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature, and ethyl acetate was added thereto. The obtained reaction solution was washed with a 10 mass% sodium hydrogen carbonate aqueous solution, and further washed twice with ion-exchanged water. The obtained organic layer was dried over magnesium sulfate, filtered, and the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was crystallized from acetonitrile and then dried under reduced pressure to give compound L9-2 (70 g). The HPLC area percentage value of compound L9-2 was 99.5% or more.

化合物L9-2の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(400MHz,CDCl):δ(ppm)=0.89(t,3H),1.22(s,6H),1.71(q,2H),1.99(s,6H),7.11-7.14(m,2H),7.37(s,2H),7.46-7.49(m,1H),7.64-7.65(m,1H).
The analysis results of compound L9-2 were as follows.
1 1 H-NMR (400 MHz, CDCl 3 ): δ (ppm) = 0.89 (t, 3H), 1.22 (s, 6H), 1.71 (q, 2H), 1.99 (s, 6H) ), 7.11-7.14 (m, 2H), 7.37 (s, 2H), 7.46-7.49 (m, 1H), 7.64-7.65 (m, 1H).

(化合物L9-3の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L9-2(60g)、フェニルボロン酸(38.3g)、トルエン(600mL)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd(dba))(2.3g)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,6’-ジメトキシビフェニル(SPhos)(2.1g)を加え、60℃に昇温した。そこへ、25質量%のテトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(300mL)を加えた後、加熱還流下で18時間攪拌した。その後、得られた反応液をセライトを敷いたろ過器でろ過した後、セライトを酢酸エチルで洗浄した。得られたろ液から水層を除去した後、得られた有機層をイオン交換水で洗浄した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、得られたろ液を減圧濃縮することにより、粗生成物を得た。得られた粗生成物を、アセトニトリルを用いて晶析し、更に、アセトニトリル及びトルエンの混合溶媒を用いて晶析を行った。得られた固体を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン及び酢酸エチルの混合溶媒)、及び、逆相カラムクロマトグラフィー(水及びアセトニトリルの混合溶媒)により、順次精製した後、減圧乾燥することにより、化合物L9-3(34g)を得た。化合物L9-3のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of compound L9-3)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L9-2 (60 g), phenylboronic acid (38.3 g), toluene (600 mL), tris (dibenzylideneacetone) dipalladium (0) (Pd 2 (dba) 3 ) ) (2.3 g), 2-dicyclohexylphosphino-2', 6'-dimethoxybiphenyl (SPhos) (2.1 g) was added, and the temperature was raised to 60 ° C. A 25 mass% tetraethylammonium hydroxide aqueous solution (300 mL) was added thereto, and the mixture was stirred under heating under reflux for 18 hours. Then, the obtained reaction solution was filtered through a filter covered with cerite, and then the cerite was washed with ethyl acetate. After removing the aqueous layer from the obtained filtrate, the obtained organic layer was washed with ion-exchanged water. The obtained organic layer was dried over magnesium sulfate, filtered, and the obtained filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain a crude product. The obtained crude product was crystallized with acetonitrile, and further crystallized with a mixed solvent of acetonitrile and toluene. The obtained solid is sequentially purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of hexane and ethyl acetate) and reverse phase column chromatography (mixed solvent of water and acetonitrile), and then dried under reduced pressure to obtain compound L9. -3 (34 g) was obtained. The HPLC area percentage value of compound L9-3 was 99.5% or more.

化合物L9-3の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(400MHz,CDCl):δ(ppm)=0.95(t,3H),1.29(s,6H),1.79(q,2H),2.01(s,6H),7.26-7.31(m,5H),7.36-7.57(m,8H),7.65-7.69(m,3H).
The analysis results of compound L9-3 were as follows.
1 1 H-NMR (400 MHz, CDCl 3 ): δ (ppm) = 0.95 (t, 3H), 1.29 (s, 6H), 1.79 (q, 2H), 2.01 (s, 6H) ), 7.26-7.31 (m, 5H), 7.36-7.57 (m, 8H), 7.65-7.69 (m, 3H).

(金属錯体B9の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、トリス(アセチルアセトナト)イリジウム(III)(1.3g)、化合物L9-3(5.0g)及びペンタデカン(2mL)を加え、300℃で24時間撹拌した。その後、反応液を50℃まで冷却し、そこへ、トルエンを加えた。その後、得られた反応液を室温にまで冷却した後、イオン交換水で洗浄した。得られた有機層を減圧濃縮することにより、固体を得た。得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、アセトニトリル及びトルエンの混合溶媒を用いて晶析を行った後、減圧乾燥させることにより、金属錯体B9(0.65g)を得た。金属錯体B9のHPLC面積百分率値は99.5%以上であった。
(Synthesis of metal complex B9)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, tris (acetylacetonato) iridium (III) (1.3 g), compound L9-3 (5.0 g) and pentadecane (2 mL) were added, and the mixture was stirred at 300 ° C. for 24 hours. .. Then, the reaction solution was cooled to 50 ° C., and toluene was added thereto. Then, the obtained reaction solution was cooled to room temperature and then washed with ion-exchanged water. The obtained organic layer was concentrated under reduced pressure to obtain a solid. The obtained solid is purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of methylene chloride and ethyl acetate), further crystallized using a mixed solvent of acetonitrile and toluene, and then dried under reduced pressure to obtain the metal complex B9. (0.65 g) was obtained. The HPLC area percentage value of the metal complex B9 was 99.5% or more.

金属錯体B9の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz,THF-d):δ(ppm)=7.77(dd,6H),7.65(s,6H),7.50(t,6H),7.41(tt,3H),7.25(d,3H),7.11(dd,6H),6.98-7.02(m,9H),6.93-6.97(m,3H),6.33(d,3H),2.27(s,9H),2.13(s,9H),1.75-1.79(m,4H),1.64-1.70(m,4H),1.30(s,9H),1.22(s,9H),1.00(t,9H).
The analysis results of the metal complex B9 were as follows.
1 1 H-NMR (600 MHz, THF-d 8 ): δ (ppm) = 7.77 (dd, 6H), 7.65 (s, 6H), 7.50 (t, 6H), 7.41 (tt) , 3H), 7.25 (d, 3H), 7.11 (dd, 6H), 6.98-7.02 (m, 9H), 6.93-6.97 (m, 3H), 6. 33 (d, 3H), 2.27 (s, 9H), 2.13 (s, 9H), 1.75-1.79 (m, 4H), 1.64-1.70 (m, 4H) , 1.30 (s, 9H), 1.22 (s, 9H), 1.00 (t, 9H).

<合成例B10> 金属錯体B10の合成
金属錯体B10は、以下の方法で合成した。
<Synthesis Example B10> The synthetic metal complex B10 of the metal complex B10 was synthesized by the following method.

Figure 0007017908000110
Figure 0007017908000110

(化合物L10-2の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、化合物L10-1(21.4g)、トリエチルアミン(13.0mL)及びテトラヒドロフラン(300mL)を加え、0℃に冷却した。そこへ、化合物L5-1(12.8mL)を滴下した後、室温で16時間撹拌した。その後、そこへ、イオン交換水(100mL)を加えることにより、沈殿物が生じた。沈殿物が生じた反応液をろ過することにより、残渣L10-2-1及びろ液L10-2-2を得た。残渣L10-2-1をトルエンで洗浄した後、減圧乾燥することにより、固体L10-2’(24.5g)を得た。
また、ろ液L10-2-2から水層を除去し、得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過した。得られたろ液を減圧濃縮した後、トルエン及びヘプタンの混合溶媒で晶析を行った。その後、得られた固体を減圧乾燥することにより、固体L10-2’’(3.9g)を得た。
上記で得られた固体L10-2’及び固体L10-2’’を合一した後、トルエン及びヘプタンの混合溶媒を用いて晶析を行い、更に、減圧乾燥させることにより、化合物L10-2(27.8g、白色固体)を得た。化合物L10-2のHPLC面積百分率値は98.9%であった。
(Synthesis of compound L10-2)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, compound L10-1 (21.4 g), triethylamine (13.0 mL) and tetrahydrofuran (300 mL) were added, and the mixture was cooled to 0 ° C. Compound L5-1 (12.8 mL) was added dropwise thereto, and the mixture was stirred at room temperature for 16 hours. Then, by adding ion-exchanged water (100 mL) to it, a precipitate was formed. The reaction solution in which the precipitate was formed was filtered to obtain a residue L10-2-1 and a filtrate L10-2-2. The residue L10-2-1 was washed with toluene and then dried under reduced pressure to obtain a solid L10-2'(24.5 g).
Further, the aqueous layer was removed from the filtrate L10-2-2, and the obtained organic layer was dried over magnesium sulfate and then filtered. The obtained filtrate was concentrated under reduced pressure and then crystallized with a mixed solvent of toluene and heptane. Then, the obtained solid was dried under reduced pressure to obtain a solid L10-2'' (3.9 g).
After combining the solid L10-2'and the solid L10-2' obtained above, crystallization was performed using a mixed solvent of toluene and heptane, and the mixture was further dried under reduced pressure to obtain the compound L10-2 ( 27.8 g (white solid) was obtained. The HPLC area percentage value of compound L10-2 was 98.9%.

化合物L10-2の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz,THF-d):δ(ppm)=7.57(d,2H),7.43(t,2H),7.35(s,2H),7.34(t,1H),6.82(brs,1H),3.08(septet,2H),1.73(q,2H),1.34(s,6H),1.25(d,12H),1.00(t,3H).
The analysis results of compound L10-2 were as follows.
1 H-NMR (600 MHz, THF-d 8 ): δ (ppm) = 7.57 (d, 2H), 7.43 (t, 2H), 7.35 (s, 2H), 7.34 (t) , 1H), 6.82 (brs, 1H), 3.08 (septet, 2H), 1.73 (q, 2H), 1.34 (s, 6H), 1.25 (d, 12H), 1 .00 (t, 3H).

(化合物L10-4の合成)
化合物L10-4は、化合物L10-2(19.1g)、クロロベンゼン(150mL)、2-フルオロピリジン(5.15mL)及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物(10.0mL)を用いて、Organic Letters,17巻,1184-1187頁,2015年に記載の方法に準じて合成した。
(Synthesis of compound L10-4)
Compound L10-4 was prepared using Compound L10-2 (19.1 g), chlorobenzene (150 mL), 2-fluoropyridine (5.15 mL) and trifluoromethanesulfonic anhydride (10.0 mL), Organic Letters, 17. It was synthesized according to the method described in Vol., pp. 1184-1187, 2015.

化合物L10-4の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz,CDCl):δ(ppm)=7.68(d,2H),7.52(t,2H),7.50(s,2H),7.43(t,1H),7.26(s,1H),7.05-6.98(m,3H),2.53(septet,2H),2.15(s,3H),1.88(q,2H),1.28(d,6H),1.23(s,6H),0.89(t,3H),0.77(d,6H).
The analysis results of compound L10-4 were as follows.
1 1 H-NMR (600 MHz, CDCl 3 ): δ (ppm) = 7.68 (d, 2H), 7.52 (t, 2H), 7.50 (s, 2H), 7.43 (t, 1H) ), 7.26 (s, 1H), 7.05-6.98 (m, 3H), 2.53 (septet, 2H), 2.15 (s, 3H), 1.88 (q, 2H) , 1.28 (d, 6H), 1.23 (s, 6H), 0.89 (t, 3H), 0.77 (d, 6H).

(金属錯体B10の合成)
反応容器内を窒素雰囲気とした後、トリス(アセチルアセトナト)イリジウム(III)(0.72g)、化合物L10-4(2.8g)及びペンタデカン(2mL)を加え、300℃で24時間撹拌した。その後、得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン及び酢酸エチルの混合溶媒)により精製し、更に、アセトニトリル及びトルエンの混合溶媒、トルエン及びメタノールの混合溶媒、並びに、塩化メチレン及びアセトニトリルの混合溶媒を順次用いて晶析を行った。得られた固体を塩化メチレンで洗浄後、減圧乾燥させることにより、金属錯体B10(0.82g)を得た。金属錯体B10のHPLC面積百分率値は98.8%であった。
(Synthesis of metal complex B10)
After setting the inside of the reaction vessel to a nitrogen atmosphere, tris (acetylacetonato) iridium (III) (0.72 g), compound L10-4 (2.8 g) and pentadecane (2 mL) were added, and the mixture was stirred at 300 ° C. for 24 hours. .. Then, the obtained reaction solution is cooled to room temperature and then purified by silica gel column chromatography (mixed solvent of methylene chloride and ethyl acetate), and further, a mixed solvent of acetonitrile and toluene, a mixed solvent of toluene and methanol, and a mixed solvent of toluene and methanol are used. Crystallization was performed using a mixed solvent of methylene chloride and acetonitrile in sequence. The obtained solid was washed with methylene chloride and then dried under reduced pressure to obtain a metal complex B10 (0.82 g). The HPLC area percentage value of the metal complex B10 was 98.8%.

金属錯体B10の分析結果は以下のとおりであった。
H-NMR(600MHz,THF-d):δ(ppm)=7.74(d,6H),7.64(dd,6H),7.48(t,6H),7.38(t,3H),6.68(d,3H),6.30(d,3H),5.62(s,3H),2.94(septet,3H),2.37(septet,3H),1.75(s,9H),1.71-1.64(m,6H),1.34(d,9H),1.22-1.17(m,27H),0.98(d,9H),0.90(d,9H),0.81(d,9H).
The analysis results of the metal complex B10 were as follows.
1 1 H-NMR (600 MHz, THF-d 8 ): δ (ppm) = 7.74 (d, 6H), 7.64 (dd, 6H), 7.48 (t, 6H), 7.38 (t) , 3H), 6.68 (d, 3H), 6.30 (d, 3H), 5.62 (s, 3H), 2.94 (septet, 3H), 2.37 (septet, 3H), 1 .75 (s, 9H), 1.71-1.64 (m, 6H), 1.34 (d, 9H), 1.22-1.17 (m, 27H), 0.98 (d, 9H) ), 0.90 (d, 9H), 0.81 (d, 9H).

<合成例B11> 金属錯体B11の合成
金属錯体B11は、特開2012-6914号公報に記載の方法に準じて合成した。
<Synthesis Example B11> Synthesis of Metal Complex B11 The metal complex B11 was synthesized according to the method described in JP2012-6914A.

Figure 0007017908000111
Figure 0007017908000111

<金属錯体G1及び金属錯体R1の合成>
金属錯体G1は、国際公開第2009/131255号に記載の方法に準じて合成した。
金属錯体R1は、国際公開第2002/44189号に記載の方法に準じて合成した。
<Synthesis of metal complex G1 and metal complex R1>
The metal complex G1 was synthesized according to the method described in International Publication No. 2009/131255.
The metal complex R1 was synthesized according to the method described in International Publication No. 2002/44189.

Figure 0007017908000112
Figure 0007017908000112

<実施例D1> 発光素子D1の作製と評価
(陽極及び正孔注入層の形成)
ガラス基板にスパッタ法により45nmの厚みでITO膜を付けることにより陽極を形成した。該陽極上に、ポリチオフェン・スルホン酸系の正孔注入剤であるAQ-1200(Plextronics社製)をスピンコート法により35nmの厚さで成膜し、大気雰囲気下において、ホットプレート上で170℃、15分間加熱することにより正孔注入層を形成した。
<Example D1> Fabrication and evaluation of light emitting device D1 (formation of anode and hole injection layer)
An anode was formed by attaching an ITO film to a glass substrate with a thickness of 45 nm by a sputtering method. AQ-1200 (manufactured by Plextronics), which is a polythiophene-sulfonic acid-based hole injection agent, is formed on the anode to a thickness of 35 nm by a spin coating method, and is formed at 170 ° C. on a hot plate in an air atmosphere. , The hole injection layer was formed by heating for 15 minutes.

(第2の有機層の形成)
キシレンに、高分子化合物HTL-1を0.7質量%の濃度で溶解させた。得られたキシレン溶液を用いて、正孔注入層の上にスピンコート法により20nmの厚さで成膜し、窒素ガス雰囲気下において、ホットプレート上で180℃、60分間加熱させることにより第2の有機層(正孔輸送層)を形成した。この加熱により、高分子化合物HTL-1は、架橋体となった。
(Formation of the second organic layer)
The polymer compound HTL-1 was dissolved in xylene at a concentration of 0.7% by mass. Using the obtained xylene solution, a film was formed on the hole injection layer to a thickness of 20 nm by a spin coating method, and heated on a hot plate at 180 ° C. for 60 minutes in a nitrogen gas atmosphere to obtain a second film. An organic layer (hole transport layer) was formed. By this heating, the polymer compound HTL-1 became a crosslinked product.

(第1の有機層の形成)
トルエンに、化合物HM-1及び金属錯体B3(化合物HM-1/金属錯体B3=75質量%/25質量%)を2質量%の濃度で溶解させた。得られたトルエン溶液を用いて、第2の有機層の上にスピンコート法により75nmの厚さで成膜し、窒素ガス雰囲気下において、130℃、10分間加熱させることにより第1の有機層(第1の発光層)を形成した。化合物HM-1は、Luminescence Technology社より購入したものを用いた。
(Formation of the first organic layer)
Compound HM-1 and metal complex B3 (compound HM-1 / metal complex B3 = 75% by mass / 25% by mass) were dissolved in toluene at a concentration of 2% by mass. Using the obtained toluene solution, a film was formed on the second organic layer to a thickness of 75 nm by a spin coating method, and the first organic layer was heated at 130 ° C. for 10 minutes in a nitrogen gas atmosphere. (First light emitting layer) was formed. As the compound HM-1, the compound purchased from Luminescence Technology was used.

Figure 0007017908000113
Figure 0007017908000113

(電子輸送層の形成)
2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-1-ペンタノールに、高分子化合物ET1を0.25質量%の濃度で溶解させた。得られた2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-1-ペンタノール溶液を用いて、第1の有機層の上にスピンコート法により10nmの厚さで成膜し、窒素ガス雰囲気下において、130℃、10分間加熱させることにより電子輸送層を形成した。
(Formation of electron transport layer)
The polymer compound ET1 was dissolved in 2,2,3,3,4,5,5-octafluoro-1-pentanol at a concentration of 0.25% by mass. Using the obtained 2,2,3,3,4,5,5-octafluoro-1-pentanol solution, a film was formed on the first organic layer to a thickness of 10 nm by the spin coating method. Then, the electron transport layer was formed by heating at 130 ° C. for 10 minutes in a nitrogen gas atmosphere.

(陰極の形成)
電子輸送層を形成した基板を蒸着機内において、1.0×10-4Pa以下にまで減圧した後、陰極として、電子輸送層の上にフッ化ナトリウムを約4nm、次いで、フッ化ナトリウム層の上にアルミニウムを約80nm蒸着した。蒸着後、ガラス基板を用いて封止することにより、発光素子D1を作製した。
(Cathode formation)
After reducing the pressure of the substrate on which the electron transport layer was formed to 1.0 × 10 -4 Pa or less in the vapor deposition machine, sodium fluoride was placed on the electron transport layer at about 4 nm as a cathode, and then the sodium fluoride layer was formed. About 80 nm of aluminum was deposited on top. After the vapor deposition, the light emitting element D1 was manufactured by sealing with a glass substrate.

(発光素子の評価)
発光素子D1に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.1Vであり、色度座標(x,y)は(0.21,0.42)であった。
(Evaluation of light emitting element)
EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D1. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.1 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.21, 0.42).

<実施例D2> 発光素子D2の作製と評価
実施例D1の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1及び金属錯体B3(化合物HM-1/金属錯体B3=75質量%/25質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B6(化合物HM-1/金属錯体B6=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D1と同様にして、発光素子D2を作製した。発光素子D2に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.3Vであり、色度座標(x,y)は(0.23,0.45)であった。
<Example D2> Fabrication and evaluation of light emitting element D2 In Example D1 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1 and metal complex B3 (compound HM-1 / metal complex B3 = 75% by mass /)". 25% by mass) ”in the same manner as in Example D1 except that“ Compound HM-1 and Metal Complex B6 (Compound HM-1 / Metal Complex B6 = 75% by Mass / 25% by mass) ”was used. A light emitting element D2 was manufactured. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D2. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.3 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.23, 0.45).

<実施例D3> 発光素子D3の作製と評価
実施例D1の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1及び金属錯体B3(化合物HM-1/金属錯体B3=75質量%/25質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B1(化合物HM-1/金属錯体B1=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D1と同様にして、発光素子D3を作製した。発光素子D3に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.6Vであり、色度座標(x,y)は(0.21,0.42)であった。
<Example D3> Fabrication and evaluation of light emitting element D3 In Example D1 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1 and metal complex B3 (compound HM-1 / metal complex B3 = 75% by mass /)". 25% by mass) ”in the same manner as in Example D1 except that“ Compound HM-1 and Metal Complex B1 (Compound HM-1 / Metal Complex B1 = 75% by mass / 25% by mass) ”was used. A light emitting element D3 was manufactured. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D3. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.6 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.21, 0.42).

<実施例D4> 発光素子D4の作製と評価
実施例D1の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1及び金属錯体B3(化合物HM-1/金属錯体B3=75質量%/25質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B5(化合物HM-1/金属錯体B5=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D1と同様にして、発光素子D4を作製した。発光素子D4に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.4Vであり、色度座標(x,y)は(0.22,0.43)であった。
<Example D4> Fabrication and evaluation of light emitting element D4 In Example D1 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1 and metal complex B3 (compound HM-1 / metal complex B3 = 75% by mass /)". 25% by mass) ”in the same manner as in Example D1 except that“ Compound HM-1 and Metal Complex B5 (Compound HM-1 / Metal Complex B5 = 75% by mass / 25% by mass) ”was used. A light emitting element D4 was manufactured. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D4. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.4 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.22, 0.43).

<実施例D5> 発光素子D5の作製と評価
実施例D1の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1及び金属錯体B3(化合物HM-1/金属錯体B3=75質量%/25質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B6(化合物HM-1/金属錯体B6=75質量%/25質量%)」を用い、更に、実施例D1の(第2の有機層の形成)における、「高分子化合物HTL-1」に代えて、「高分子化合物HTL-2」を用いた以外は実施例D1と同様にして、発光素子D5を作製した。発光素子D5に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.4Vであり、色度座標(x,y)は(0.20,0.38)であった。
<Example D5> Fabrication and evaluation of light emitting element D5 In Example D1 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1 and metal complex B3 (compound HM-1 / metal complex B3 = 75% by mass /)". "Compound HM-1 and metal complex B6 (Compound HM-1 / Metal complex B6 = 75% by mass / 25% by mass)" is used instead of "25% by mass)", and further, (second) of Example D1 is used. A light emitting element D5 was produced in the same manner as in Example D1 except that "polymer compound HTL-2" was used instead of "polymer compound HTL-1" in the formation of the organic layer). EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D5. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.4 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.20, 0.38).

<実施例D6> 発光素子D6の作製と評価
実施例D5の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1及び金属錯体B6(化合物HM-1/金属錯体B6=75質量%/25質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B10(化合物HM-1/金属錯体B10=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D5と同様にして、発光素子D6を作製した。発光素子D6に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.2Vであり、色度座標(x,y)は(0.20,0.44)であった。
<Example D6> Fabrication and evaluation of light emitting element D6 In Example D5 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1 and metal complex B6 (compound HM-1 / metal complex B6 = 75% by mass /)". In the same manner as in Example D5, except that "Compound HM-1 and metal complex B10 (Compound HM-1 / Metal complex B10 = 75% by mass / 25% by mass)" was used instead of "25% by mass)". A light emitting element D6 was manufactured. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D6. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.2 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.20, 0.44).

<実施例D7> 発光素子D7の作製と評価
実施例D5の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1及び金属錯体B6(化合物HM-1/金属錯体B6=75質量%/25質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B1(化合物HM-1/金属錯体B1=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D5と同様にして、発光素子D7を作製した。発光素子D7に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.1Vであり、色度座標(x,y)は(0.18,0.35)であった。
<Example D7> Fabrication and evaluation of light emitting element D7 In Example D5 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1 and metal complex B6 (compound HM-1 / metal complex B6 = 75% by mass /)". In the same manner as in Example D5, except that "Compound HM-1 and metal complex B1 (Compound HM-1 / Metal complex B1 = 75% by mass / 25% by mass)" was used instead of "25% by mass)". A light emitting element D7 was manufactured. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D7. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.1 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.18, 0.35).

<実施例D8> 発光素子D8の作製と評価
実施例D5の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1及び金属錯体B6(化合物HM-1/金属錯体B6=75質量%/25質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B7(化合物HM-1/金属錯体B7=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D5と同様にして、発光素子D8を作製した。発光素子D8に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は9.9Vであり、色度座標(x,y)は(0.18,0.41)であった。
<Example D8> Fabrication and evaluation of light emitting element D8 In Example D5 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1 and metal complex B6 (compound HM-1 / metal complex B6 = 75% by mass /)". In the same manner as in Example D5, except that "Compound HM-1 and metal complex B7 (Compound HM-1 / Metal complex B7 = 75% by mass / 25% by mass)" was used instead of "25% by mass)". A light emitting element D8 was manufactured. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D8. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 9.9 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.18, 0.41).

<実施例D9> 発光素子D9の作製と評価
実施例D5の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1及び金属錯体B6(化合物HM-1/金属錯体B6=75質量%/25質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B8(化合物HM-1/金属錯体B8=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D5と同様にして、発光素子D9を作製した。発光素子D9に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は9.7Vであり、色度座標(x,y)は(0.18,0.42)であった。
<Example D9> Fabrication and evaluation of light emitting element D9 In Example D5 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1 and metal complex B6 (compound HM-1 / metal complex B6 = 75% by mass /)". In the same manner as in Example D5, except that "Compound HM-1 and metal complex B8 (Compound HM-1 / Metal complex B8 = 75% by mass / 25% by mass)" was used instead of "25% by mass)". A light emitting element D9 was manufactured. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D9. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 9.7 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.18, 0.42).

<比較例CD1> 発光素子CD1の作製と評価
実施例D1の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1及び金属錯体B3(化合物HM-1/金属錯体B3=75質量%/25質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B11(化合物HM-1/金属錯体B11=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D1と同様にして、発光素子CD1を作製した。発光素子CD1に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は11.6Vであり、色度座標(x,y)は(0.27,0.53)であった。
<Comparative Example CD1> Preparation and evaluation of light emitting element CD1 In Example D1 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1 and Metal Complex B3 (Compound HM-1 / Metal Complex B3 = 75% by mass /)". 25% by mass) ”in the same manner as in Example D1 except that“ Compound HM-1 and Metal Complex B11 (Compound HM-1 / Metal Complex B11 = 75% by Mass / 25% by mass) ”was used. A light emitting element CD1 was manufactured. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element CD1. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 11.6 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.27, 0.53).

<比較例CD2> 発光素子CD2の作製と評価
実施例D1の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1及び金属錯体B3(化合物HM-1/金属錯体B3=75質量%/25質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B4(化合物HM-1/金属錯体B4=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D1と同様にして、発光素子CD2を作製した。発光素子CD2に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は11.6Vであり、色度座標(x,y)は(0.18,0.36)であった。
<Comparative Example CD2> Fabrication and evaluation of light emitting element CD2 In Example D1 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1 and Metal Complex B3 (Compound HM-1 / Metal Complex B3 = 75% by mass /)". 25% by mass) ”in the same manner as in Example D1 except that“ Compound HM-1 and Metal Complex B4 (Compound HM-1 / Metal Complex B4 = 75% by mass / 25% by mass) ”was used. A light emitting element CD2 was produced. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element CD2. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 11.6 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.18, 0.36).

Figure 0007017908000114
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<実施例D10> 発光素子D10の作製と評価
(陽極及び正孔注入層の形成)
ガラス基板にスパッタ法により45nmの厚みでITO膜を付けることにより陽極を形成した。該陽極上に、ポリチオフェン・スルホン酸系の正孔注入剤であるAQ-1200(Plextronics社製)をスピンコート法により35nmの厚さで成膜し、大気雰囲気下において、ホットプレート上で170℃、15分間加熱することにより正孔注入層を形成した。
<Example D10> Fabrication and evaluation of light emitting device D10 (formation of anode and hole injection layer)
An anode was formed by attaching an ITO film to a glass substrate with a thickness of 45 nm by a sputtering method. AQ-1200 (manufactured by Plextronics), which is a polythiophene-sulfonic acid-based hole injection agent, is formed on the anode to a thickness of 35 nm by a spin coating method, and is formed at 170 ° C. on a hot plate in an air atmosphere. , The hole injection layer was formed by heating for 15 minutes.

(第2の有機層の形成)
キシレンに、高分子化合物EML-1を0.7質量%の濃度で溶解させた。得られたキシレン溶液を用いて、正孔注入層の上にスピンコート法により20nmの厚さで成膜し、窒素ガス雰囲気下において、ホットプレート上で180℃、60分間加熱させることにより第2の有機層(第2の発光層)を形成した。この加熱により、高分子化合物EML-1は、架橋体となった。
(Formation of the second organic layer)
The polymer compound EML-1 was dissolved in xylene at a concentration of 0.7% by mass. Using the obtained xylene solution, a film was formed on the hole injection layer to a thickness of 20 nm by a spin coating method, and heated on a hot plate at 180 ° C. for 60 minutes in a nitrogen gas atmosphere. The organic layer (second light emitting layer) of the above was formed. By this heating, the polymer compound EML-1 became a crosslinked product.

(第1の有機層の形成)
トルエンに、化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)を2質量%の濃度で溶解させた。得られたトルエン溶液を用いて、第2の有機層の上にスピンコート法により75nmの厚さで成膜し、窒素ガス雰囲気下において、130℃、10分間加熱させることにより第1の有機層(第1の発光層)を形成した。
(Formation of the first organic layer)
Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 / metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass) are dissolved in toluene at a concentration of 2% by mass. rice field. Using the obtained toluene solution, a film was formed on the second organic layer to a thickness of 75 nm by a spin coating method, and the first organic layer was heated at 130 ° C. for 10 minutes in a nitrogen gas atmosphere. (First light emitting layer) was formed.

(電子輸送層の形成)
2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-1-ペンタノールに、高分子化合物ET1を0.25質量%の濃度で溶解させた。得られた2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-1-ペンタノール溶液を用いて、第1の有機層の上にスピンコート法により10nmの厚さで成膜し、窒素ガス雰囲気下において、130℃、10分間加熱させることにより電子輸送層を形成した。
(Formation of electron transport layer)
The polymer compound ET1 was dissolved in 2,2,3,3,4,5,5-octafluoro-1-pentanol at a concentration of 0.25% by mass. Using the obtained 2,2,3,3,4,5,5-octafluoro-1-pentanol solution, a film was formed on the first organic layer to a thickness of 10 nm by the spin coating method. Then, the electron transport layer was formed by heating at 130 ° C. for 10 minutes in a nitrogen gas atmosphere.

(陰極の形成)
電子輸送層を形成した基板を蒸着機内において、1.0×10-4Pa以下にまで減圧した後、陰極として、電子輸送層の上にフッ化ナトリウムを約4nm、次いで、フッ化ナトリウム層の上にアルミニウムを約80nm蒸着した。蒸着後、ガラス基板を用いて封止することにより、発光素子D10を作製した。
(Cathode formation)
After reducing the pressure of the substrate on which the electron transport layer was formed to 1.0 × 10 -4 Pa or less in the vapor deposition machine, sodium fluoride was placed on the electron transport layer at about 4 nm as a cathode, and then the sodium fluoride layer was formed. About 80 nm of aluminum was deposited on top. After the vapor deposition, the light emitting device D10 was manufactured by sealing with a glass substrate.

(発光素子の評価)
発光素子D10に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.9Vであり、色度座標(x,y)は(0.42,0.43)であった。
(Evaluation of light emitting element)
EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D10. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.9 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.42, 0.43).

<実施例D11> 発光素子D11の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1、金属錯体B2及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B2/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子D11を作製した。発光素子D11に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は11.0Vであり、色度座標(x,y)は(0.39,0.44)であった。
<Example D11> Fabrication and evaluation of light emitting element D11 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). Instead of "metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)", "compound HM-1, metal complex B2 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B2 / metal complex G1 = 74% by mass)" % / 25% by mass / 1% by mass) ”was used, and the light emitting element D11 was produced in the same manner as in Example D10. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D11. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 11.0 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.39, 0.44).

<実施例D12> 発光素子D12の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1、金属錯体B6及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B6/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子D12を作製した。発光素子D12に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.7Vであり、色度座標(x,y)は(0.43,0.43)であった。
<Example D12> Fabrication and evaluation of light emitting element D12 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). Instead of "metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)", "compound HM-1, metal complex B6 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B6 / metal complex G1 = 74% by mass)" % / 25% by mass / 1% by mass) ”was used, and the light emitting element D12 was produced in the same manner as in Example D10. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D12. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.7 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.43, 0.43).

<実施例D13> 発光素子D13の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1、金属錯体B3及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B3/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子D13を作製した。発光素子D13に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は8.6Vであり、色度座標(x,y)は(0.50,0.42)であった。
<Example D13> Fabrication and evaluation of light emitting element D13 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). Instead of "metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)", "compound HM-1, metal complex B3 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B3 / metal complex G1 = 74% by mass)" % / 25% by mass / 1% by mass) ”was used, and the light emitting element D13 was produced in the same manner as in Example D10. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D13. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 8.6 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.50, 0.42).

<実施例D14> 発光素子D14の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1、金属錯体B7及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B7/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子D14を作製した。発光素子D14に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.2Vであり、色度座標(x,y)は(0.40,0.45)であった。
<Example D14> Fabrication and evaluation of light emitting element D14 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). Instead of "metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)", "compound HM-1, metal complex B7 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B7 / metal complex G1 = 74% by mass)" % / 25% by mass / 1% by mass) ”was used, and the light emitting element D14 was produced in the same manner as in Example D10. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D14. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.2 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.40, 0.45).

<実施例D15> 発光素子D15の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1、金属錯体B8及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B8/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子D15を作製した。発光素子D15に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.4Vであり、色度座標(x,y)は(0.41,0.45)であった。
<Example D15> Fabrication and evaluation of light emitting element D15 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). Instead of "metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)", "compound HM-1, metal complex B8 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B8 / metal complex G1 = 74% by mass)" % / 25% by mass / 1% by mass) ”was used, and the light emitting element D15 was produced in the same manner as in Example D10. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D15. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.4 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.41, 0.45).

<実施例D16> 発光素子D16の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1、金属錯体B9及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B9/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子D16を作製した。発光素子D16に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は9.8Vであり、色度座標(x,y)は(0.37,0.46)であった。
<Example D16> Fabrication and evaluation of light emitting element D16 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). Instead of "metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)", "compound HM-1, metal complex B9 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B9 / metal complex G1 = 74% by mass)" % / 25% by mass / 1% by mass) ”was used, and the light emitting element D16 was produced in the same manner as in Example D10. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D16. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 9.8 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.37, 0.46).

<実施例D17> 発光素子D17の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B6(化合物HM-1/金属錯体B6=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子D17を作製した。発光素子D17に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.6Vであり、色度座標(x,y)は(0.42,0.38)であった。
<Example D17> Fabrication and evaluation of light emitting element D17 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). "Compound HM-1 and metal complex B6 (Compound HM-1 / Metal complex B6 = 75% by mass / 25% by mass)" instead of "Metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)" The light emitting element D17 was produced in the same manner as in Example D10 except that it was used. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D17. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.6 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.42, 0.38).

<実施例D18> 発光素子D18の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B3(化合物HM-1/金属錯体B3=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子D18を作製した。発光素子D18に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は8.5Vであり、色度座標(x,y)は(0.48,0.38)であった。
<Example D18> Fabrication and evaluation of light emitting element D18 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). "Metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)" is replaced with "Compound HM-1 and metal complex B3 (Compound HM-1 / Metal complex B3 = 75% by mass / 25% by mass)". The light emitting element D18 was produced in the same manner as in Example D10 except that it was used. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D18. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 8.5 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.48, 0.38).

<実施例D19> 発光素子D19の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B5(化合物HM-1/金属錯体B5=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子D19を作製した。発光素子D19に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.6Vであり、色度座標(x,y)は(0.39,0.36)であった。
<Example D19> Fabrication and evaluation of light emitting element D19 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). "Compound HM-1 and metal complex B5 (Compound HM-1 / Metal complex B5 = 75% by mass / 25% by mass)" instead of "Metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)" The light emitting element D19 was produced in the same manner as in Example D10 except that it was used. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D19. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.6 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.39, 0.36).

<実施例D20> 発光素子D20の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B7(化合物HM-1/金属錯体B7=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子D20を作製した。発光素子D20に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.3Vであり、色度座標(x,y)は(0.38,0.41)であった。
<Example D20> Fabrication and evaluation of light emitting element D20 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). "Compound HM-1 and metal complex B7 (Compound HM-1 / Metal complex B7 = 75% by mass / 25% by mass)" instead of "Metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)" The light emitting element D20 was produced in the same manner as in Example D10 except that it was used. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D20. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.3 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.38, 0.41).

<実施例D21> 発光素子D21の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B8(化合物HM-1/金属錯体B8=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子D21を作製した。発光素子D21に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は10.3Vであり、色度座標(x,y)は(0.38,0.40)であった。
<Example D21> Fabrication and evaluation of light emitting element D21 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). "Compound HM-1 and metal complex B8 (Compound HM-1 / Metal complex B8 = 75% by mass / 25% by mass)" instead of "Metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)" The light emitting element D21 was produced in the same manner as in Example D10 except that it was used. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D21. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 10.3 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.38, 0.40).

<実施例D22> 発光素子D22の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1及び金属錯体B9(化合物HM-1/金属錯体B9=75質量%/25質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子D22を作製した。発光素子D22に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は9.9Vであり、色度座標(x,y)は(0.35,0.41)であった。
<Example D22> Fabrication and evaluation of light emitting element D22 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). "Compound HM-1 and metal complex B9 (Compound HM-1 / Metal complex B9 = 75% by mass / 25% by mass)" instead of "Metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)" The light emitting element D22 was produced in the same manner as in Example D10 except that it was used. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D22. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 9.9 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.35, 0.41).

<比較例CD3> 発光素子CD3の作製と評価
実施例D10の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B5及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B5/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1、金属錯体B4及び金属錯体G1(化合物HM-1/金属錯体B4/金属錯体G1=74質量%/25質量%/1質量%)」を用いた以外は実施例D10と同様にして、発光素子CD3を作製した。発光素子CD3に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が300mA/cmにおける駆動電圧は11.8Vであり、色度座標(x,y)は(0.36,0.44)であった。
<Comparative Example CD3> Fabrication and evaluation of light emitting element CD3 In Example D10 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B5 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B5 /). Instead of "metal complex G1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass)", "compound HM-1, metal complex B4 and metal complex G1 (compound HM-1 / metal complex B4 / metal complex G1 = 74% by mass)" % / 25% by mass / 1% by mass) ”was used, and the light emitting element CD3 was produced in the same manner as in Example D10. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element CD3. The drive voltage at a current density of 300 mA / cm 2 was 11.8 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.36, 0.44).

Figure 0007017908000115
Figure 0007017908000115

<実施例D23> 発光素子D23の作製と評価
(陽極及び正孔注入層の形成)
ガラス基板にスパッタ法により45nmの厚みでITO膜を付けることにより陽極を形成した。該陽極上に、ポリチオフェン・スルホン酸系の正孔注入剤であるAQ-1200(Plextronics社製)をスピンコート法により35nmの厚さで成膜し、大気雰囲気下において、ホットプレート上で170℃、15分間加熱することにより正孔注入層を形成した。
<Example D23> Fabrication and evaluation of light emitting device D23 (formation of anode and hole injection layer)
An anode was formed by attaching an ITO film to a glass substrate with a thickness of 45 nm by a sputtering method. AQ-1200 (manufactured by Plextronics), which is a polythiophene-sulfonic acid-based hole injection agent, is formed on the anode to a thickness of 35 nm by a spin coating method, and is formed at 170 ° C. on a hot plate in an air atmosphere. , The hole injection layer was formed by heating for 15 minutes.

(第2の有機層の形成)
キシレンに、高分子化合物HTL-2を0.7質量%の濃度で溶解させた。得られたキシレン溶液を用いて、正孔注入層の上にスピンコート法により20nmの厚さで成膜し、窒素ガス雰囲気下において、ホットプレート上で180℃、60分間加熱させることにより第2の有機層(正孔輸送層)を形成した。この加熱により、高分子化合物HTL-2は、架橋体となった。
(Formation of the second organic layer)
The polymer compound HTL-2 was dissolved in xylene at a concentration of 0.7% by mass. Using the obtained xylene solution, a film was formed on the hole injection layer to a thickness of 20 nm by a spin coating method, and heated on a hot plate at 180 ° C. for 60 minutes in a nitrogen gas atmosphere to obtain a second film. An organic layer (hole transport layer) was formed. By this heating, the polymer compound HTL-2 became a crosslinked product.

(第1の有機層の形成)
トルエンに、化合物HM-1、金属錯体B3及び金属錯体R1(化合物HM-1/金属錯体B3/金属錯体R1=74質量%/25質量%/1質量%)を2質量%の濃度で溶解させた。得られたトルエン溶液を用いて、第2の有機層の上にスピンコート法により75nmの厚さで成膜し、窒素ガス雰囲気下において、130℃、10分間加熱させることにより第1の有機層(第1の発光層)を形成した。
(Formation of the first organic layer)
Compound HM-1, metal complex B3 and metal complex R1 (compound HM-1 / metal complex B3 / metal complex R1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass) are dissolved in toluene at a concentration of 2% by mass. rice field. Using the obtained toluene solution, a film was formed on the second organic layer to a thickness of 75 nm by a spin coating method, and the first organic layer was heated at 130 ° C. for 10 minutes in a nitrogen gas atmosphere. (First light emitting layer) was formed.

(電子輸送層の形成)
2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-1-ペンタノールに、高分子化合物ET1を0.25質量%の濃度で溶解させた。得られた2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-1-ペンタノール溶液を用いて、第1の有機層の上にスピンコート法により10nmの厚さで成膜し、窒素ガス雰囲気下において、130℃、10分間加熱させることにより電子輸送層を形成した。
(Formation of electron transport layer)
The polymer compound ET1 was dissolved in 2,2,3,3,4,5,5-octafluoro-1-pentanol at a concentration of 0.25% by mass. Using the obtained 2,2,3,3,4,5,5-octafluoro-1-pentanol solution, a film was formed on the first organic layer to a thickness of 10 nm by the spin coating method. Then, the electron transport layer was formed by heating at 130 ° C. for 10 minutes in a nitrogen gas atmosphere.

(陰極の形成)
電子輸送層を形成した基板を蒸着機内において、1.0×10-4Pa以下にまで減圧した後、陰極として、電子輸送層の上にフッ化ナトリウムを約4nm、次いで、フッ化ナトリウム層の上にアルミニウムを約80nm蒸着した。蒸着後、ガラス基板を用いて封止することにより、発光素子D23を作製した。
(Cathode formation)
After reducing the pressure of the substrate on which the electron transport layer was formed to 1.0 × 10 -4 Pa or less in the vapor deposition machine, sodium fluoride was placed on the electron transport layer at about 4 nm as a cathode, and then the sodium fluoride layer was formed. About 80 nm of aluminum was deposited on top. After the vapor deposition, the light emitting element D23 was manufactured by sealing with a glass substrate.

(発光素子の評価)
発光素子D23に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が250mA/cmにおける駆動電圧は8.7Vであり、色度座標(x,y)は(0.47,0.32)であった。
(Evaluation of light emitting element)
EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element D23. The drive voltage at a current density of 250 mA / cm 2 was 8.7 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.47, 0.32).

<比較例CD4> 発光素子CD4の作製と評価
実施例D23の(第1の有機層の形成)における、「化合物HM-1、金属錯体B3及び金属錯体R1(化合物HM-1/金属錯体B3/金属錯体R1=74質量%/25質量%/1質量%)」に代えて、「化合物HM-1、金属錯体B4及び金属錯体R1(化合物HM-1/金属錯体B4/金属錯体R1=74質量%/25質量%/1質量%)」を用いた以外は実施例D23と同様にして、発光素子CD4を作製した。発光素子CD4に電圧を印加することによりEL発光が観測された。電流密度が250mA/cmにおける駆動電圧は11.4Vであり、色度座標(x,y)は(0.48,0.32)であった。
<Comparative Example CD4> Fabrication and evaluation of light emitting element CD4 In Example D23 (formation of the first organic layer), "Compound HM-1, metal complex B3 and metal complex R1 (compound HM-1 / metal complex B3 /). Instead of "Metal complex R1 = 74% by mass / 25% by mass / 1% by mass", "Compound HM-1, Metal complex B4 and Metal complex R1 (Compound HM-1 / Metal complex B4 / Metal complex R1 = 74% by mass)" % / 25% by mass / 1% by mass) ”was used, and the light emitting element CD4 was produced in the same manner as in Example D23. EL light emission was observed by applying a voltage to the light emitting element CD4. The drive voltage at a current density of 250 mA / cm 2 was 11.4 V, and the chromaticity coordinates (x, y) were (0.48, 0.32).

Figure 0007017908000116
Figure 0007017908000116

Claims (12)

陽極と、陰極と、前記陽極及び前記陰極の間に設けられた第1の有機層及び第2の有機層と、を有し、
前記第1の有機層が、式(1)で表される金属錯体を含有し、
前記第2の有機層が、架橋基を有する構成単位を含む高分子化合物の架橋体を含有する、発光素子。
Figure 0007017908000117

[式中、
Mは、ロジウム原子、パラジウム原子、イリジウム原子又は白金原子を表す。
は1以上の整数を表し、nは0以上の整数を表し、n+nは2又は3である。
Mがロジウム原子又はイリジウム原子の場合、n+nは3であり、Mがパラジウム原子又は白金原子の場合、n+nは2である。
は、炭素原子又は窒素原子を表す。Eが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
環Bは、芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を表し、これらの環は置換基を有していてもよい。該置換基が複数存在する場合、それらは互いに結合して、それぞれが結合する原子とともに環を形成していてもよい。環Bが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
1Aは、=N-で表される基を表す
、炭素原子数以上30以下のアルキル基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。Rが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
Ar1Aは、式(Ar-1A)で表される基を表す。Ar1Aが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
-G-Aは、アニオン性の2座配位子を表す。A及びAは、それぞれ独立に、炭素原子、酸素原子又は窒素原子を表し、これらの原子は環を構成する原子であってもよい。Gは、単結合、又は、A及びAとともに2座配位子を構成する原子団を表す。A-G-Aが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。]
Figure 0007017908000118

[式中、
環Aは、芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を表し、これらの環は置換基を有していてもよい。該置換基が複数存在する場合、それらは互いに結合して、それぞれが結合する原子とともに環を形成していてもよい。
及びRは、それぞれ独立に、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、置換アミノ基又はハロゲン原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。]
It has an anode, a cathode, and a first organic layer and a second organic layer provided between the anode and the cathode.
The first organic layer contains a metal complex represented by the formula (1) and contains.
A light emitting device in which the second organic layer contains a crosslinked body of a polymer compound containing a structural unit having a crosslinking group.
Figure 0007017908000117

[During the ceremony,
M represents a rhodium atom, a palladium atom, an iridium atom or a platinum atom.
n 1 represents an integer of 1 or more, n 2 represents an integer of 0 or more, and n 1 + n 2 is 2 or 3.
When M is a rhodium atom or an iridium atom, n 1 + n 2 is 3, and when M is a palladium atom or a platinum atom, n 1 + n 2 is 2.
E 1 represents a carbon atom or a nitrogen atom. When a plurality of E 1s exist, they may be the same or different.
Ring B represents an aromatic hydrocarbon ring or an aromatic heterocycle, and these rings may have a substituent. When a plurality of the substituents are present, they may be bonded to each other to form a ring with the atom to which each is bonded. When there are a plurality of rings B, they may be the same or different.
Z 1A represents a group represented by = N− .
R 1 represents an alkyl group having 4 or more carbon atoms and 30 or less carbon atoms, and these groups may have a substituent. When there are a plurality of R1 , they may be the same or different.
Ar 1A represents a group represented by the formula (Ar-1A). When there are a plurality of Ar 1A , they may be the same or different.
A 1 -G 1 -A 2 represents an anionic bidentate ligand. A 1 and A 2 independently represent a carbon atom, an oxygen atom or a nitrogen atom, and these atoms may be atoms constituting a ring. G 1 represents a single bond or an atomic group constituting a bidentate ligand together with A 1 and A 2 . When there are a plurality of A 1 -G 1 -A 2 , they may be the same or different. ]
Figure 0007017908000118

[During the ceremony,
Ring A represents an aromatic hydrocarbon ring or an aromatic heterocycle, and these rings may have a substituent. When a plurality of the substituents are present, they may be bonded to each other to form a ring with the atom to which each is bonded.
R 2 and R 3 independently represent an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, an aryloxy group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a halogen atom, respectively. The group may have a substituent. ]
前記架橋基を有する構成単位を含む高分子化合物が、式(X)で表される構成単位を含む、請求項1に記載の発光素子。
Figure 0007017908000119

[式中、
X1及びaX2は、それぞれ独立に、0以上の整数を表す。
ArX1及びArX3は、それぞれ独立に、アリーレン基又は2価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
ArX2及びArX4は、それぞれ独立に、アリーレン基、2価の複素環基、又は、アリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。ArX2及びArX4が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
X1、RX2及びRX3は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
X2及びRX3が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。]
The light emitting device according to claim 1, wherein the polymer compound containing a structural unit having a cross-linking group contains a structural unit represented by the formula (X).
Figure 0007017908000119

[During the ceremony,
a X1 and a X2 each independently represent an integer of 0 or more.
Ar X1 and Ar X3 each independently represent an arylene group or a divalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.
Ar X2 and Ar X4 each independently represent an arylene group, a divalent heterocyclic group, or a divalent group in which an arylene group and a divalent heterocyclic group are directly bonded, and these groups are substituents. May have. When there are a plurality of Ar X2 and Ar X4 , they may be the same or different.
RX1 , RX2 and RX3 independently represent a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.
When there are a plurality of RX2 and RX3 , they may be the same or different. ]
前記架橋基が、架橋基A群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の発光素子。
(架橋基A群)
Figure 0007017908000120

[式中、RXLは、メチレン基、酸素原子又は硫黄原子を表し、nXLは、0~5の整数を表す。RXLが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。複数存在するnXLは、同一でも異なっていてもよい。*1は結合位置を表す。これらの架橋基は置換基を有していてもよい。]
The light emitting device according to claim 1 or 2, wherein the cross-linking group is at least one selected from the cross-linking group A group.
(Crosslinking group A group)
Figure 0007017908000120

[In the formula, R XL represents a methylene group, an oxygen atom or a sulfur atom, and n XL represents an integer of 0 to 5. If there are multiple RXLs , they may be the same or different. A plurality of n XLs may be the same or different. * 1 represents the bonding position. These cross-linking groups may have substituents. ]
前記架橋基を有する構成単位が、式(Z)で表される構成単位又は式(Z’)で表される構成単位である、請求項3に記載の発光素子。
Figure 0007017908000121

[式中、
nAは0~5の整数を表し、nは1又は2を表す。nAが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
Arは、芳香族炭化水素基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
は、アルキレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基、2価の複素環基、-NR’-で表される基、酸素原子又は硫黄原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。R’は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。Lが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
Xは、架橋基A群から選ばれる架橋基を表す。Xが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。]
Figure 0007017908000122

[式中、
mAは0~5の整数を表し、mは1~4の整数を表し、cは0又は1の整数を表す。mAが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
Arは、芳香族炭化水素基、複素環基、又は、少なくとも1種の芳香族炭化水素環と少なくとも1種の複素環とが直接結合した基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
Ar及びArは、それぞれ独立に、アリーレン基又は2価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
Ar、Ar及びArはそれぞれ、該基が結合している窒素原子に結合している該基以外の基と、直接結合又は酸素原子若しくは硫黄原子を介して結合して、環を形成していてもよい。
は、アルキレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基、2価の複素環基、-NR’-で表される基、酸素原子又は硫黄原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。R’は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。Kが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
X’は、架橋基A群から選ばれる架橋基、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。X’が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。但し、少なくとも1つのX’は、架橋基A群から選ばれる架橋基である。]
The light emitting device according to claim 3, wherein the structural unit having a cross-linking group is a structural unit represented by the formula (Z) or a structural unit represented by the formula (Z').
Figure 0007017908000121

[During the ceremony,
nA represents an integer of 0 to 5, and n represents 1 or 2. When there are a plurality of nA, they may be the same or different.
Ar 3 represents an aromatic hydrocarbon group or a heterocyclic group, and these groups may have a substituent.
LA represents an alkylene group, a cycloalkylene group, an arylene group, a divalent heterocyclic group, a group represented by -NR'-, an oxygen atom or a sulfur atom, and these groups have a substituent. May be good. R'represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. If there are multiple LAs , they may be the same or different.
X represents a cross-linking group selected from the group A of cross-linking groups. If there are multiple X's, they may be the same or different. ]
Figure 0007017908000122

[During the ceremony,
mA represents an integer of 0 to 5, m represents an integer of 1 to 4, and c represents an integer of 0 or 1. If there are multiple mAs, they may be the same or different.
Ar 5 represents an aromatic hydrocarbon group, a heterocyclic group, or a group in which at least one aromatic hydrocarbon ring and at least one heterocycle are directly bonded, and these groups have a substituent. May be.
Ar 4 and Ar 6 each independently represent an arylene group or a divalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.
Ar 4 , Ar 5 and Ar 6 each form a ring by directly bonding or bonding with a group other than the group bonded to the nitrogen atom to which the group is bonded via an oxygen atom or a sulfur atom. You may be doing it.
KA represents an alkylene group, a cycloalkylene group, an arylene group, a divalent heterocyclic group, a group represented by -NR'-, an oxygen atom or a sulfur atom, and these groups have a substituent. May be good. R'represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. If there are multiple KAs , they may be the same or different.
X'represents a cross-linking group, a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group selected from the cross-linking group A group, and these groups may have a substituent. If there are multiple X's, they may be the same or different. However, at least one X'is a cross-linking group selected from the group A of cross-linking groups. ]
前記式(1)で表される金属錯体が、式(1-1)で表される金属錯体である、請求項1~4のいずれか一項に記載の発光素子。
Figure 0007017908000123

[式中、
M、Z1A、n、n、R、Ar1A及びA-G-Aは、前記と同じ意味を表す。
環Bは、ベンゼン環、ピリジン環又はジアザベンゼン環を表し、E1B、E2B、E3B及びE4Bは、それぞれ独立に、窒素原子又は炭素原子を表す。E1B、E2B、E3B及びE4Bが複数存在する場合、それらはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。E1Bが窒素原子の場合、R1Bは存在しない。E2Bが窒素原子の場合、R2Bは存在しない。E3Bが窒素原子の場合、R3Bは存在しない。E4Bが窒素原子の場合、R4Bは存在しない。
1B、R2B、R3B及びR4Bは、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、置換アミノ基又はハロゲン原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。R1B、R2B、R3B及びR4Bが複数存在する場合、それらはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。R1BとR2B、R2BとR3B、及び、R3BとR4Bは、それぞれ結合して、それぞれが結合する原子とともに環を形成していてもよい。]
The light emitting device according to any one of claims 1 to 4, wherein the metal complex represented by the formula (1) is a metal complex represented by the formula (1-1).
Figure 0007017908000123

[During the ceremony,
M, Z 1A , n 1 , n 2 , R 1 , Ar 1A and A 1 -G 1 -A 2 have the same meanings as described above.
Ring B 1 represents a benzene ring, a pyridine ring or a diazabenzene ring, and E 1B , E 2B , E 3B and E 4B independently represent a nitrogen atom or a carbon atom. When there are a plurality of E 1B , E 2B , E 3B and E 4B , they may be the same or different from each other. If E 1B is a nitrogen atom, then R 1B does not exist. If E 2B is a nitrogen atom, then R 2B does not exist. If E 3B is a nitrogen atom, then R 3B does not exist. If E 4B is a nitrogen atom, then R 4B does not exist.
R 1B , R 2B , R 3B and R 4B are independently hydrogen atom, alkyl group, cycloalkyl group, alkoxy group, cycloalkoxy group, aryl group, aryloxy group, monovalent heterocyclic group and substituted amino. Representing a group or a halogen atom, these groups may have a substituent. When there are a plurality of R 1B , R 2B , R 3B and R 4B , they may be the same or different from each other. R 1B and R 2B , R 2B and R 3B , and R 3B and R 4B may be bonded to each other to form a ring together with the atoms to which they are bonded. ]
前記式(1-1)で表される金属錯体が、式(1-2)で表される金属錯体である、請求項5に記載の発光素子。
Figure 0007017908000124

[式中、M、Z1A、n、n、R、Ar1A、A-G-A、R1B、R2B、R3B及びR4Bは、前記と同じ意味を表す。]
The light emitting device according to claim 5, wherein the metal complex represented by the formula (1-1) is a metal complex represented by the formula (1-2).
Figure 0007017908000124

[In the formula, M, Z 1A , n 1 , n 2 , R 1 , Ar 1A , A 1 -G 1 -A 2 , R 1B , R 2B , R 3B and R 4B have the same meanings as described above. ]
前記式(Ar-1A)で表される基が、式(Ar-2A)で表される基である、請求項1~6のいずれか一項に記載の発光素子。
Figure 0007017908000125

[式中、R及びRは、前記と同じ意味を表す。
環Aは、ベンゼン環、ピリジン環又はジアザベンゼン環を表し、E1A、E2A及びE3Aは、それぞれ独立に、窒素原子又は炭素原子を表す。E1Aが窒素原子の場合、R1Aは存在しない。E2Aが窒素原子の場合、R2Aは存在しない。E3Aが窒素原子の場合、R3Aは存在しない。
1A、R2A及びR3Aは、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、置換アミノ基又はハロゲン原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。R1AとR2A、及び、R2AとR3Aは、それぞれ結合して、それぞれが結合する原子とともに環を形成していてもよい。]
The light emitting device according to any one of claims 1 to 6, wherein the group represented by the formula (Ar-1A) is a group represented by the formula (Ar-2A).
Figure 0007017908000125

[In the formula, R 2 and R 3 have the same meanings as described above.
Ring A 1 represents a benzene ring, a pyridine ring or a diazabenzene ring, and E 1A , E 2A and E 3A independently represent a nitrogen atom or a carbon atom. If E 1A is a nitrogen atom, then R 1A does not exist. If E 2A is a nitrogen atom, then R 2A does not exist. If E 3A is a nitrogen atom, then R 3A does not exist.
R 1A , R 2A and R 3A independently have a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group, an aryloxy group, a monovalent heterocyclic group, a substituted amino group or a halogen. Representing an atom, these groups may have substituents. R 1A and R 2A , and R 2A and R 3A may be bonded to each other to form a ring together with the atoms to which they are bonded. ]
前記式(Ar-2A)で表される基が、式(Ar-3A)で表される基である、請求項7に記載の発光素子。
Figure 0007017908000126

[式中、R、R、R1A、R2A及びR3Aは、前記と同じ意味を表す。]
The light emitting device according to claim 7, wherein the group represented by the formula (Ar-2A) is a group represented by the formula (Ar-3A).
Figure 0007017908000126

[In the formula, R 2 , R 3 , R 1A , R 2A and R 3A have the same meanings as described above. ]
前記第1の有機層が、式(H-1)で表される化合物及び式(Y)で表される構成単位を含む高分子化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を更に含有する、請求項1~8のいずれか一項に記載の発光素子。
Figure 0007017908000127

[式中、
ArH1及びArH2は、それぞれ独立に、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
H1及びnH2は、それぞれ独立に、0又は1を表す。nH1が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。複数存在するnH2は、同一でも異なっていてもよい。
H3は、0以上10以下の整数を表す。
H1は、アリーレン基、2価の複素環基、又は、-[C(RH11 nH11 -で表される基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。LH1が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。nH11は、1以上10以下の整数を表す。RH11は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するRH11は、同一でも異なっていてもよく、互いに結合して、それぞれが結合する炭素原子とともに環を形成していてもよい。
H2は、-N(-LH21-RH21)-で表される基を表す。LH2が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。LH21は、単結合、アリーレン基又は2価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。RH21は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。]
Figure 0007017908000128

[式中、ArY1は、アリーレン基、2価の複素環基、又は、アリーレン基と2価の複素環基とが直接結合した2価の基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。]
Claimed that the first organic layer further contains at least one selected from the group consisting of a compound represented by the formula (H-1) and a polymer compound containing a structural unit represented by the formula (Y). Item 6. The light emitting element according to any one of Items 1 to 8.
Figure 0007017908000127

[During the ceremony,
Ar H1 and Ar H2 each independently represent an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent.
n H1 and n H2 independently represent 0 or 1, respectively. When there are a plurality of n H1 , they may be the same or different. A plurality of n H2s may be the same or different.
n H3 represents an integer of 0 or more and 10 or less.
L H1 represents an arylene group, a divalent heterocyclic group, or a group represented by − [C ( RH11 ) 2 ] nH11 −, and these groups may have a substituent. When there are a plurality of L H1 , they may be the same or different. nH11 represents an integer of 1 or more and 10 or less. RH11 represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an alkoxy group, a cycloalkoxy group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. A plurality of RH11s existing may be the same or different, or may be bonded to each other to form a ring together with the carbon atom to which each is bonded.
L H2 represents a group represented by -N (-L H21 - RH21 )-. When there are a plurality of L H2s , they may be the same or different. L H21 represents a single bond, an arylene group or a divalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. RH21 represents a hydrogen atom, an alkyl group, a cycloalkyl group, an aryl group or a monovalent heterocyclic group, and these groups may have a substituent. ]
Figure 0007017908000128

[In the formula, Ar Y1 represents an arylene group, a divalent heterocyclic group, or a divalent group in which an arylene group and a divalent heterocyclic group are directly bonded, and these groups have a substituent. May be. ]
前記第1の有機層が、正孔輸送材料、正孔注入材料、電子輸送材料、電子注入材料、発光材料及び酸化防止剤からなる群より選ばれる少なくとも1種を更に含有する、請求項1~9のいずれか一項に記載の発光素子。 The first organic layer further contains at least one selected from the group consisting of a hole transport material, a hole injection material, an electron transport material, an electron injection material, a light emitting material and an antioxidant. The light emitting element according to any one of 9. 前記第1の有機層と前記第2の有機層とが隣接している、請求項1~10のいずれか一項に記載の発光素子。 The light emitting device according to any one of claims 1 to 10, wherein the first organic layer and the second organic layer are adjacent to each other. 前記第2の有機層が、前記陽極及び前記第1の有機層の間に設けられた層である、請求項1~11のいずれか一項に記載の発光素子。
The light emitting device according to any one of claims 1 to 11, wherein the second organic layer is a layer provided between the anode and the first organic layer.
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