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JP7009698B1 - 制御装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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JP7009698B1 JP2020169635A JP2020169635A JP7009698B1 JP 7009698 B1 JP7009698 B1 JP 7009698B1 JP 2020169635 A JP2020169635 A JP 2020169635A JP 2020169635 A JP2020169635 A JP 2020169635A JP 7009698 B1 JP7009698 B1 JP 7009698B1
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Abstract

【課題】測量用画像を撮像する場合に、測量画像の合成に必要な中心時刻を高い精度で取得することができる制御装置を提供する。【解決手段】無人航空機(UAV)の制御装置は、レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングtaからレンズシャッタによって光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間Tcにイメージセンサに電荷を蓄積させ、第1のタイミングが第1の期間内にあるか否かを判断し、第1のタイミングが第1の期間内にない場合に、第1の期間の開始時刻と、第1の期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタが光路を制限していない状態で得るために必要な第1の時間Te0とに基づく第1の時刻を取得し、イメージセンサが第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、第1の時刻に対応づけて出力させる。【選択図】図4

Description

本発明は、制御装置、撮像装置、制御方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、写真測量用の画像を複数撮影し、複数の画像内から特徴点を抽出し、当該特徴点ごとの撮影位置を算出して、当該撮影位置を含む写真測量データを生成する。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2019-39851号公報
本発明の一態様に係る制御装置は、レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングからレンズシャッタによって光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間にイメージセンサに電荷を蓄積させるように構成された回路を備えてよい。回路は、第1のタイミングが第1の期間内にあるか否かを判断するように構成されてよい。回路は、第1のタイミングが第1の期間内にない場合に、第1の期間の開始時刻と、第1の期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタが光路を制限していない状態で得るために必要な第1の時間とに基づく第1の時刻を取得するように構成されてよい。回路は、イメージセンサが第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、第1の時刻に対応づけて出力させるように構成されてよい。
回路は、第1のタイミングが第1の期間内にある場合に、第1の期間の開始時刻と、第1のタイミングから第1の期間が終了するタイミングまでの期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタが光路を制限していない状態で得るために必要な第2の時間と、第1の期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタが光路を制限していない状態で得るために必要な時間と第2の時間との差の半分の時間である第3の時間とに基づく第2の時刻を取得するように構成されてよい。回路は、イメージセンサが第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、第2の時刻に対応づけて出力させるように構成されてよい。
回路は、第1の期間の開始時刻から第1の時間が経過した時刻を第1の時刻として取得するように構成されてよい。
回路は、第1の期間の開始時刻から第3の時間及び第2の時間が経過した時刻を第2の時刻として取得するように構成されてよい。
回路は、レンズシャッタを開状態から閉状態へと駆動させるための信号を出力させたタイミングと、信号が出力されてからレンズシャッタが動作を開始するまでに要する遅延時間とに基づいて、第1のタイミングを決定するように構成されてよい。
回路は、光路を絞る可変絞り装置の開度と、レンズシャッタの動作速度とに基づいて、レンズシャッタが開状態からレンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始めるまでの時間である第4の時間を算出するように構成されてよい。回路は、レンズシャッタを開状態から閉状態へと駆動させるための信号を出力させたタイミングと、遅延時間と、第4の時間とに基づいて、第1のタイミングを決定するように構成されてよい。
回路は、レンズシャッタの駆動回数が多いほど、遅延時間を長くするように構成されてよい。
回路は、イメージセンサを備える撮像装置が被写体に対して移動している場合に取得された画像データを、第1の時刻に対応づけて出力させるように構成されてよい。
回路は、イメージセンサを備える撮像装置によって取得された測量用画像の画像データを、第1の時刻に対応づけて出力させるように構成されてよい。
本発明の一態様に係る制御装置は、レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングからレンズシャッタによって光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間にイメージセンサに電荷を蓄積させるように構成された回路を備えてよい。回路は、第1のタイミングが第1の期間内にあるか否かを判断するように構成されてよい。回路は、第1のタイミングが第1の期間内にある場合に、第1の期間の開始時刻と、第1のタイミングから第1の期間が終了するタイミングまでの期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタが光路を制限していない状態で得るために必要な第2の時間と、第1の期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタが光路を制限していない状態で得るために必要な時間と第2の時間との差の半分の時間である第3の時間とに基づく第2の時刻を取得するように構成されてよい。回路は、イメージセンサが第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、第2の時刻に対応づけて出力させるように構成されてよい。
本発明の一態様に係る撮像装置は、上記の制御装置と、上記のイメージセンサとを備えてよい。
本発明の一態様に係る移動体は、上記の撮像装置を備えてよい。
移動体は無人航空機であってよい。
本発明の一態様に係る制御方法は、レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングからレンズシャッタによって光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間にイメージセンサに電荷を蓄積させる段階を備えてよい。制御方法は、第1のタイミングが第1の期間内にあるか否かを判断する段階を備えてよい。制御方法は、第1のタイミングが第1の期間内にない場合に、第1の期間の開始時刻と、第1の期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタが光路を制限していない状態で得るために必要な第1の時間とに基づく第1の時刻を取得する段階を備えてよい。制御方法は、イメージセンサが第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、第1の時刻に対応づけて出力させる段階を備えてよい。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングからレンズシャッタによって光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間にイメージセンサに電荷を蓄積させてよい。プログラムは、コンピュータに、第1のタイミングが第1の期間内にあるか否かを判断させてよい。プログラムは、コンピュータに、第1のタイミングが第1の期間内にない場合に、第1の期間の開始時刻と、第1の期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタが光路を制限していない状態で得るために必要な第1の時間とに基づく第1の時刻を取得させてよい。プログラムは、コンピュータに、イメージセンサが第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、第1の時刻に対応づけて出力させてよい。プログラムは、コンピュータ可読媒体に記憶されてよい。
本発明の一態様に係る制御方法は、レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングからレンズシャッタによって光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間にイメージセンサに電荷を蓄積させる段階を備えてよい。制御方法は、第1のタイミングが第1の期間内にあるか否かを判断する段階を備えてよい。制御方法は、第1のタイミングが第1の期間内にある場合に、第1の期間の開始時刻と、第1のタイミングから第1の期間が終了するタイミングまでの期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタが光路を制限していない状態で得るために必要な第2の時間と、第1の期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタが光路を制限していない状態で得るために必要な時間と第2の時間との差の半分の時間である第3の時間とに基づく第2の時刻を取得する段階を備えてよい。制御方法は、イメージセンサが第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、第2の時刻に対応づけて出力させる段階を備えてよい。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングからレンズシャッタによって光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間にイメージセンサに電荷を蓄積させてよい。プログラムは、コンピュータに、第1のタイミングが第1の期間内にあるか否かを判断させてよい。プログラムは、コンピュータに、第1のタイミングが第1の期間内にある場合に、第1の期間の開始時刻と、第1のタイミングから第1の期間が終了するタイミングまでの期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタが光路を制限していない状態で得るために必要な第2の時間と、第1の期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタが光路を制限していない状態で得るために必要な時間と第2の時間との差の半分の時間である第3の時間とに基づく第2の時刻を取得させてよい。プログラムは、コンピュータに、イメージセンサが第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、第2の時刻に対応づけて出力させてよい。プログラムは、コンピュータ可読媒体に記憶されてよい。
本発明の一態様によれば、画像に対応づける時刻としてより正確な時刻を取得することができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
無人航空機(UAV)10及び遠隔操作装置12の外観の一例を示す。 UAV10の機能ブロックの一例を示す。 撮像装置100を用いて測量用画像を撮像する状況を模式的に示す。 第1のケースにおける露光制御を示す。 第2のケースにおける露光制御を示す。 第3のケースにおける露光制御を示す。 遅延時間T1及びシャッタ動作時間T2を示すグラフである。 制御方法に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。 コンピュータ1200の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。以下の実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、図面、及び要約書には、著作権による保護の対象となる事項が含まれる。著作権者は、これらの書類の何人による複製に対しても、特許庁のファイルまたはレコードに表示される通りであれば異議を唱えない。ただし、それ以外の場合、一切の著作権を留保する。
本発明の様々な実施形態は、フローチャート及びブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、プログラマブル回路、及び/またはプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/またはアナログハードウェア回路を含んでよい。集積回路(IC)及び/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。再構成可能なハードウェア回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等の様なメモリ要素等を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM(登録商標))、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードの何れかを含んでよい。ソースコードまたはオブジェクトコードは、従来の手続型プログラミング言語を含む。従来の手続型プログラミング言語は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語でよい。コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供されてよい。プロセッサまたはプログラマブル回路は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図1は、無人航空機(UAV)10及び遠隔操作装置12の外観の一例を示す。UAV10は、UAV本体20、ジンバル50、複数の撮像装置60、及び撮像装置100を備える。ジンバル50、撮像装置100及び撮像装置60は、撮像システムの一例である。UAV10は、移動体の一例である。移動体とは、空中を移動する飛行体、地上を移動する車両、水上を移動する船舶等を含む概念である。空中を移動する飛行体とは、UAVの他、空中を移動する他の航空機、飛行船、ヘリコプター等を含む概念である。
UAV本体20は、複数の回転翼を備える。複数の回転翼は、推進部の一例である。UAV本体20は、複数の回転翼の回転を制御することでUAV10を飛行させる。UAV本体20は、例えば、4つの回転翼を用いてUAV10を飛行させる。回転翼の数は、4つには限定されない。また、UAV10は、回転翼を有さない固定翼機でもよい。
撮像装置100は、所望の撮像範囲に含まれる被写体を撮像する撮像用のカメラである。ジンバル50は、撮像装置100を回転可能に支持する。ジンバル50は、撮像装置100の姿勢を制御可能に支持する支持機構の一例である。例えば、ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いてピッチ軸で回転可能に支持する。ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いて更にロール軸及びヨー軸のそれぞれを中心に回転可能に支持する。ジンバル50は、ヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸の少なくとも1つを中心に撮像装置100を回転させることで、撮像装置100の姿勢を変更してよい。
撮像装置60は、UAV10の飛行を制御するためにUAV10の周囲を撮像するセンシング用のカメラである。2つの撮像装置60が、UAV10の機首である正面に設けられてよい。更に他の2つの撮像装置60が、UAV10の底面に設けられてよい。正面側の2つの撮像装置60は、いわゆるステレオカメラとして機能してよい。底面側の2つの撮像装置60もペアとなり、ステレオカメラとして機能してよい。複数の撮像装置60により撮像された画像に基づいて、UAV10の周囲の3次元空間データが生成されてよい。複数の撮像装置60のうちの少なくとも一つは、合焦制御や露出制御を含む撮像装置100の制御に用いられる情報を取得するための撮像装置である。UAV10が備える撮像装置60の数は限定されない。UAV10は、少なくとも1つの撮像装置60を備えていればよい。UAV10は、UAV10の機首、機尾、側面、底面、及び天井面のそれぞれに少なくとも1つの撮像装置60を備えてもよい。撮像装置60で設定できる画角は、撮像装置100で設定できる画角より広くてよい。複数の撮像装置60のうちの少なくとも一つは、単焦点レンズ又は魚眼レンズを有してもよい。
遠隔操作装置12は、UAV10と通信して、UAV10を遠隔操作する。遠隔操作装置12は、UAV10と無線で通信してよい。遠隔操作装置12は、UAV10に上昇、下降、加速、減速、前進、後進、回転などのUAV10の移動に関する各種命令を示す指示情報を送信する。指示情報は、例えば、UAV10の高度を上昇させる指示情報を含む。指示情報は、UAV10が位置すべき高度を示してよい。UAV10は、遠隔操作装置12から受信した指示情報により示される高度に位置するように移動する。指示情報は、UAV10を上昇させる上昇命令を含んでよい。UAV10は、上昇命令を受け付けている間、上昇する。UAV10は、上昇命令を受け付けても、UAV10の高度が上限高度に達している場合には、上昇を制限してよい。
図2は、UAV10の機能ブロックの一例を示す。UAV10は、UAV制御部30、メモリ37、通信インタフェース36、推進部40、GPS受信機41、慣性計測装置42(IMU42)、磁気コンパス43、気圧高度計44、温度センサ45、湿度センサ46、ジンバル50、撮像装置60、及び撮像装置100を備える。
通信インタフェース36は、遠隔操作装置12などの他の装置と通信する。通信インタフェース36は、遠隔操作装置12からUAV制御部30に対する各種の命令を含む指示情報を受信してよい。メモリ37は、UAV制御部30が、推進部40、GPS受信機41、IMU42、磁気コンパス43、気圧高度計44、温度センサ45、湿度センサ46、ジンバル50、撮像装置60、及び撮像装置100を制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ37は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、USBメモリ、及びソリッドステートドライブ(SSD)等のフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ37は、UAV本体20の内部に設けられてよい。UAV本体20から取り外し可能に設けられてよい。
UAV制御部30は、メモリ37に格納されたプログラムに従ってUAV10の飛行及び撮像を制御する。UAV制御部30は、CPUまたはMPU等のマイクロプロセッサ、MCU等のマイクロコントローラ等により構成されてよい。UAV制御部30は、通信インタフェース36を介して遠隔操作装置12から受信した命令に従って、UAV10の飛行及び撮像を制御する。推進部40は、UAV10を推進させる。推進部40は、複数の回転翼と、複数の回転翼を回転させる複数の駆動モータとを有する。推進部40は、UAV制御部30からの命令に従って複数の駆動モータを介して複数の回転翼を回転させて、UAV10を飛行させる。
GPS受信機41は、複数のGPS衛星から発信された時刻を示す複数の信号を受信する。GPS受信機41は、受信された複数の信号に基づいてGPS受信機41の位置(緯度及び経度)、つまりUAV10の位置(緯度及び経度)を算出する。IMU42は、UAV10の姿勢を検出する。IMU42は、UAV10の姿勢として、UAV10の前後、左右、及び上下の3軸方向の加速度と、ピッチ、ロール、及びヨーの3軸方向の角速度とを検出する。磁気コンパス43は、UAV10の機首の方位を検出する。気圧高度計44は、UAV10が飛行する高度を検出する。気圧高度計44は、UAV10の周囲の気圧を検出し、検出された気圧を高度に換算して、高度を検出する。温度センサ45は、UAV10の周囲の温度を検出する。湿度センサ46は、UAV10の周囲の湿度を検出する。
撮像装置100は、撮像部102及びレンズ部200を備える。レンズ部200は、レンズ装置の一例である。撮像部102は、イメージセンサ120、制御部110、及びメモリ130を有する。イメージセンサ120は、CCDまたはCMOSにより構成されてよい。イメージセンサ120は、複数のレンズ210を介して結像された光学像を撮像し、撮像された画像を制御部110に出力する。制御部110は、イメージセンサ120から読み出した画素情報に基づいて画像処理を行うことによって記録用の画像を生成して、メモリ130に記録する。制御部110は、CPUまたはMPUなどのマイクロプロセッサ、MCUなどのマイクロコントローラなどにより構成されてよい。制御部110は、UAV制御部30からの撮像装置100の動作命令に応じて、撮像装置100を制御してよい。制御部110は、この発明における回路の少なくとも一部であってよい。メモリ130は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、USBメモリ、及びソリッドステートドライブ(SSD)などのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ130は、制御部110がイメージセンサ120などを制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ130は、撮像装置100の筐体の内部に設けられてよい。メモリ130は、撮像装置100の筐体から取り外し可能に設けられてよい。
レンズ部200は、撮像部102に対して着脱可能に設けられる交換レンズでよい。レンズ部200は、複数のレンズ210、レンズ駆動部212、絞り装置240、レンズシャッタ230、レンズ制御部220、メモリ222、絞り駆動部242、及びシャッタ駆動部232を有する。複数のレンズ210は、ズームレンズ、バリフォーカルレンズ、及びフォーカスレンズとして機能してよい。複数のレンズ210の少なくとも一部または全部は、光軸に沿って移動可能に配置される。レンズ210の一部または全部は、光軸に沿って移動する。
レンズ駆動部212は、カム環などの機構部材を介して、複数のレンズ210の少なくとも一部または全部を光軸に沿って移動させる。レンズ駆動部212は、アクチュエータを含んでよい。アクチュエータは、ステッピングモータを含んでよい。レンズ制御部220は、レンズ210の少なくとも1つを光軸に沿って移動させることで、ズーム動作及びフォーカス動作の少なくとも一方を実行する。レンズ制御部220は、制御部110からのレンズ制御命令に従って、レンズ駆動部212を駆動して、機構部材を介して1または複数のレンズ210を光軸方向に沿って移動させる。レンズ制御命令は、例えば、ズーム制御命令、及びフォーカス制御命令である。
レンズ駆動部212は、振れ補正機構を含んでよい。レンズ制御部220は、振れ補正機構を介して、レンズ210を光軸に沿った方向、または光軸に垂直な方向に移動させることで、振れ補正を実行してよい。レンズ駆動部212は、ステッピングモータにより振れ補正機構を駆動して、振れ補正を実行してよい。なお、振れ補正機構は、ステッピングモータにより駆動されて、イメージセンサ120を光軸に方向に沿った方向、または光軸に垂直な方向に移動させることで、振れ補正を実行してよい。
絞り駆動部242は、絞り装置240を駆動する。絞り装置240は可変絞り装置である。レンズ制御部220は、制御部110からの絞り制御命令に従って、絞り駆動部242を駆動して、絞り駆動部242の開度を制御する。
レンズシャッタ230は、レンズ部200内に設けられるシャッタである。レンズシャッタ230は、イメージセンサ120への光路を制限する。シャッタ駆動部232は、レンズシャッタ230を駆動する。レンズ制御部220は、制御部110からのシャッタ閉口命令に従って、シャッタ駆動部232を駆動して、レンズシャッタ230を開状態から閉状態に遷移させる。また、レンズ制御部220は、制御部110からのシャッタ開口命令に従って、シャッタ駆動部232を駆動して、レンズシャッタ230を閉状態から開状態に遷移させる。
メモリ222は、レンズ駆動部212を介して移動する複数のレンズ210の制御値を記憶する。メモリ222は、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。
制御部110が画像データに対応づける時刻を決定する機能について説明する。制御部110は、レンズシャッタ230がイメージセンサ120への光路を制限し始める第1のタイミングからレンズシャッタ230によって光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間にイメージセンサ120に電荷を蓄積させる。制御部110は、第1のタイミングが第1の期間内にあるか否かを判断する。
第1のタイミングが第1の期間内にない場合、制御部110は、第1の期間の開始時刻と、第1の期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタ230が光路を制限していない状態で得るために必要な第1の時間とに基づく第1の時刻を取得する。例えば、制御部110は、第1の期間の開始時刻から第1の時間が経過した時刻を第1の時刻として取得する。制御部110は、イメージセンサ120が第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、第1の時刻に対応づけて出力させる。例えば、制御部110は、画像データを第1の時刻に対応づけてメモリ130に記録する。
一方、第1のタイミングが第1の期間内にある場合、制御部110は、第1の期間の開始時刻と、第1のタイミングから第1の期間が終了するタイミングまでの期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタ230が光路を制限していない状態で得るために必要な第2の時間と、第1の期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタ230が光路を制限していない状態で得るために必要な時間と第2の時間との差の半分の時間である第3の時間とに基づく第2の時刻を取得する。例えば、制御部110は、第1の期間の開始時刻から第3の時間及び第2の時間が経過した時刻を第2の時刻として取得する。制御部110は、イメージセンサ120が第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、第2の時刻に対応づけて出力させる。例えば、制御部110は、画像データを第2の時刻に対応づけてメモリ130に記録する。
制御部110は、レンズシャッタ230を開状態から閉状態へと駆動させるための信号を出力させたタイミングと、信号が出力されてからレンズシャッタ230が動作を開始するまでに要する遅延時間とに基づいて、第1のタイミングを決定する。例えば、制御部110は、光路を絞る可変絞り装置240の開度と、レンズシャッタ230の動作速度とに基づいて、レンズシャッタ230が開状態からレンズシャッタ230がイメージセンサ120への光路を制限し始めるまでの時間である第4の時間を算出してよい。制御部110は、レンズシャッタ230を開状態から閉状態へと駆動させるための信号を出力させたタイミングと、遅延時間と、第4の時間とに基づいて、第1のタイミングを決定してよい。制御部110は、レンズシャッタ230の駆動回数が多いほど、遅延時間を長くしてよい。
制御部110は、撮像装置100が被写体に対して移動している場合に取得された画像データを、第1の時刻に対応づけて出力させてよい。制御部110は、イメージセンサ120を備える撮像装置100によって取得された測量用画像の画像データを、第1の時刻に対応づけて出力させてよい。
図3は、撮像装置100を用いて測量用画像を撮像する状況を模式的に示す。UAV10が飛行中に、制御部110は測量用画像を連続的に撮像させる。例えば、制御部110は、図3に示されるように時間間隔Δtで測量用画像を撮像させる。撮像装置100のイメージセンサ120は、UAV10が移動している間に露光される。そのため、例えば露光開始直後と露光終了直後との間で、撮像範囲は厳密には異なる。制御部110は、1つの測量用画像の撮像時のイメージセンサ120の露光期間情報に基づいて、測量用画像を撮像したときの中心時刻を取得する。制御部110は、測量用画像の撮像時のUAV10の姿勢情報、撮像装置100の向き、及びUAV10の位置情報を取得し、取得した情報を中心時刻とともに測量用画像に対応づけて記録する。複数の測量用画像から測量画像を生成する場合、測量用画像に対応付けられた情報を用いて複数の測量用画像のそれぞれの撮像範囲が特定して、複数の測量用画像を合成する。
制御部110は、測量用画像を撮像する場合に、自動露光(AE)制御を行う。測量用画像を撮像する場合、制御部110は、レンズシャッタ230のシャッター速度は予め定められたスピード(例えば、1/400、1/300等)に固定して、レンズシャッタ230を利用してイメージセンサ120の露光を制御する。本実施形態において、イメージセンサ120の露光とは、イメージセンサ120が備える画像信号を生成する撮像用の全ての光電変換素子に同一の期間にわたって電荷を蓄積させることをいう。イメージセンサ120が備える光電変換素子に電荷を蓄積させる期間のことを「電荷蓄積期間」と呼ぶ。
図4から図8を参照して、レンズシャッタ230を利用した露光シーケンスを説明する。図3から図7等に関連して説明するように、レンズシャッタ230を閉口させるシャッタ閉口信号を出力してからレンズシャッタ230が動作し始めるまでに遅延時間が生じる。制御部110は、レンズシャッタ230の動作の遅延時間と、絞り装置240の開度とに基づいて、イメージセンサ120の電荷蓄積期間を決定する。電荷蓄積期間の長さによって、電荷蓄積期間がレンズシャッタ230が閉じている期間のみを含む場合(後述するケース1及びケース2)もあれば、電荷蓄積期間がレンズシャッタ230が開状態の期間を含む場合(後述するケース3)もある。図4から図6に関連して、画像の中心時刻の算出方法の具体例を説明する。
図4は、第1のケースにおける露光制御を示す。図4には、イメージセンサ120の露光を制御する露光制御信号と、レンズシャッタ230の開閉を制御するシャッタ制御信号と、シャッタの開度の時間発展を示すグラフ300とが示されている。制御部110は、時刻t1にレンズシャッタ230を閉口させるシャッタ閉口信号をレンズ制御部220に出力し、時刻t2から電荷蓄積時間Tcの間にイメージセンサ120に電荷を蓄積させる。図4は、時刻t2が、レンズシャッタ230がイメージセンサ120への光路を制限し始める時刻taと一致する場合の露光制御を示す。グラフ300の線310及び線312は、レンズシャッタ230のシャッタ開度の時間発展を示す。
時刻t1は、1回の撮像シーケンスの開始タイミングである。時刻t1において、レンズシャッタ230は開状態にある。レンズシャッタ230が開状態にある場合、レンズシャッタ230の開口は、絞り装置240の開口に対応する大きさより大きいとする。例えば、レンズシャッタ230が開状態にある場合、レンズシャッタ230の開口を通過した光束の一部が、絞り装置240の開口を通過する状態にある。そのため、レンズシャッタ230の開口はイメージセンサ120への光路を制限せず、絞り装置240の開口がイメージセンサ120への光路を制限する状態にある。
時刻t1において、制御部110は、レンズシャッタ230を開状態から閉状態へと駆動させるためのシャッタ閉口信号を出力させる。遅延時間T1は、シャッタ閉口信号が出力されてからレンズシャッタ230が動作を開始するまでに要する遅延時間である。遅延時間T1は、レンズシャッタ230及びシャッタ駆動部232が備える機械要素の動作の遅延時間を含んでよい。遅延時間T1は、レンズシャッタ230及びシャッタ駆動部232が備える可動要素が備える隙間(「遊び」ともいう)に起因する応答遅れによって生じる時間を含む。
時刻t1から遅延時間T1が経過するタイミングまでは、レンズシャッタ230は開状態にある。遅延時間T1は、レンズ部200毎に予め測定された遅延時間であってよい。遅延時間T1を示す遅延情報は、レンズ部200のメモリ222に記憶されてよい。制御部110は、レンズ制御部220を通じてメモリ222から遅延情報を取得することによって、遅延時間T1を特定してよい。制御部110は、時刻t1から遅延時間T1が経過するタイミングからレンズシャッタ230の閉口動作が開始すると判断する。
図4において、絞り装置240の開度に対応するレンズシャッタ230の開度をAsで示す。レンズシャッタ230の閉口動作が時刻t1+T1において開始した後、時刻taにおいて、レンズシャッタ230の開度が絞り装置240の開度に対応する開度になる。つまり、レンズシャッタ230の開口が絞り装置240の開口に対応する大きさとなる。例えば、時刻taにおいて、レンズシャッタ230の開口を通過した光束の実質的に全ての光束が絞り装置240の開口を通過する状態になる。そのため、レンズシャッタ230は、時刻taからイメージセンサ120への光路を制限し始める。
制御部110は、レンズシャッタ230が開状態からレンズシャッタ230がイメージセンサ120への光路を制限し始めるまでの時間(時刻t1+T1から時刻taまでの時間)を、絞り装置240の開度と、レンズシャッタ230の動作速度とに基づいて算出する。レンズシャッタ230の動作速度は、例えばレンズシャッタ230の開度の変化速度である。制御部110は、算出した時間と、遅延時間T1と、時刻t1とに基づいて、時刻taを算出する。レンズシャッタ230の動作速度は、図4の線312の傾きによって表される。なお、本実施形態を分かりやすく説明することを目的として、レンズシャッタ230の開度は時間経過に比例して直線的に減少するものとする。ここで、レンズシャッタ230が作動し始めてからイメージセンサ120への光路が閉塞(開度0)されるまでの時間T2をシャッタ動作時間と呼ぶ。なお、レンズシャッタ230のシャッタ羽根は、光路が閉塞された後も更に動作可能である。そのため、図4には開度0より小さい値域まで示されている。
制御部110は、時刻t2から電荷蓄積時間Tcが経過するまでの間、イメージセンサ120に電荷を蓄積させる露光制御信号をイメージセンサ120に出力する。なお、時刻t2から電荷蓄積時間Tcが経過したタイミングは、レンズシャッタ230がイメージセンサ120への光路を閉塞するタイミングに一致するように設定される。制御部110は、レンズシャッタ230がイメージセンサ120への光路を閉塞するタイミングより電荷蓄積時間Tcだけ前のタイミングを時刻t2として決定する。
制御部110は、被写体の明るさに基づいて、絞り装置240の開度とともに、画像の取得に必要な露光量を決定する。制御部110は、必要な露光量に基づいて電荷蓄積期間Tcを決定する。具体的には、制御部110は、被写体の明るさに基づいて、レンズシャッタ230が開状態にあると仮定した場合において必要な露光量を算出する。本実施形態においては、制御部110は、絞り装置240がイメージセンサ120への光路を制限している状態で必要な露光量である。制御部110は、被写体の明るさに基づいて絞り装置240の開度を決定する。制御部110は、算出した露光量と、時刻taと、レンズシャッタ230の動作速度と、絞り240の開度とに基づいて、時刻t2を決定する。
例えば、レンズシャッタ230が開状態にある場合、イメージセンサ120に向かう光束の光量の上限は、絞り装置240の開度によって定まる。したがって、イメージセンサ120の露光量は、電荷蓄積時間及び絞り装置240の開度によって定まる。制御部110は、被写体の明るさに基づいて決定した必要な露光量と、絞り装置240の開度とに基づいて、レンズシャッタ230が開状態にある場合に必要な電荷蓄積時間であるTe0を算出する。なお、本実施形態では、レンズシャッタ230が開状態にある場合に必要な電荷蓄積時間のことを露光時間と呼ぶ。
図4に示されるように、上述したようにレンズシャッタ230の開度は時間経過に比例して直線的に減少する場合において、露光時間Te0がシャッタ動作時間T2のタイミングとの間の1/2に等しい場合には、時刻taから時間2Te0の期間にイメージセンサ120に電荷を蓄積させれば、必要な露光量が得られることになる。つまり、図4の例では、レンズシャッタ230が開状態にある場合において、時刻t2からレンズシャッタ230が閉状態になるまでの間に得られる露光量と等価な露光量を得るために必要な時間がTe0となる。
制御部110は、必要な露光量と、絞り240の開度と、レンズシャッタ230の動作速度とに基づいて、レンズシャッタ230がイメージセンサ120への光路を閉塞するタイミングまでの間に必要な露光量が得られる電荷蓄積時間Tcとして2Te0を決定する。これにより、制御部110は、時刻T1+T2から2Te0だけ前の時刻であるt2を、イメージセンサ120に電荷の蓄積を開始させる時刻として決定する。制御部110は、時刻t2から電荷を蓄積させることによって、画像データを生成する。
期間Tcの期間に電荷を蓄積することによって得られた画像データの中心時刻を決定する方法を説明する。制御部110は、時刻taがイメージセンサ120が電荷を蓄積する期間内にあるか否かを判断する。上述したように、制御部110は、レンズシャッタ230を開状態から閉状態へと駆動させるための信号を出力させたタイミングと、遅延時間T1と、レンズシャッタ230が開状態からレンズシャッタ230がイメージセンサ120への光路を制限し始めるまでの時間から、時刻taを算出することができる。図4に示すように時刻taが時刻t2と一致する場合、制御部110は時刻taがイメージセンサ120が電荷を蓄積する期間内にないと判断する。そして、制御部110は、t2+Te0で計算される時刻を、画像データの中心時刻として決定する。
時刻t2+Te0は、電荷蓄積期間の開始時刻t2と、電荷蓄積期間の終了時刻t2+Tcとの間の時刻である。時刻t2+Te0は、レンズシャッタ230が開状態であると仮定した場合に必要な露光量が得られるタイミングに相当する。そのため、時刻t2から電荷蓄積時間Tcの間に得られる画像を取得した時刻はt2+Te0で代表されるものとみなす。制御部110は、時刻t2+Te0を、画像データの中心時刻としてメモリ130に記録させる。
図5は、第2のケースにおける露光制御を示す。図5には、図4と同様に、イメージセンサ120の露光を制御する露光制御信号と、レンズシャッタ230の開閉を制御するシャッタ制御信号と、シャッタの開度の時間発展を示すグラフとが示されている。図5のT1、T2、t1、及びtaは、それぞれ図4のT1、T2、t1、及びtaと同じ意味を有するので、それらの説明を省略する。また、図4と同様に、t2はイメージセンサ120で電荷の蓄積を開始する時刻であり、Tcはイメージセンサ120の電荷蓄積時間である。
図5は、t2がtaより後の時刻である場合の露光制御を示す。つまり、図5における電荷蓄積時間Tcは、図4に示す電荷蓄積時間Tcより短い。
制御部110は、図4に関連して説明した方法と同じ方法によって、時刻t2を決定する。すなわち、図4に関連して説明したように、制御部110は、被写体の明るさに基づいて必要な露光量を決定し、決定した露光量に基づいて、レンズシャッタ230が開状態にあると仮定した場合に必要な露光時間Te1を決定する。露光時間Te1は、図4に関連して説明したTe0より短い。そして、制御部110は、2Te1を電荷蓄積時間Tcとして決定し、決定した電荷蓄積時間Tcに基づいて時刻t2を決定する。図5の例では、レンズシャッタ230が開状態にある場合において、時刻t2からレンズシャッタ230が閉状態になるまでの間に得られる露光量と等価な露光量を得るために必要な時間がTe1である。
次に、期間Tcの期間に電荷を蓄積することによって得られた画像データの中心時刻を決定する方法を説明する。制御部110は、時刻taがイメージセンサ120が電荷を蓄積する期間内にあるか否かを判断する。図5の例では、時刻t2は時刻taより後の時刻であるので、制御部110は、時刻taはイメージセンサ120が電荷を蓄積する期間内にないと判断する。そして、制御部110は、次の式(1)で算出される時刻を、画像データの中心時刻として決定する。
t2+Te1 ・・・(1)
図4に関連して説明した中心時刻と同様に、時刻t2+Te1は、電荷蓄積期間の開始時刻t2と電荷蓄積期間の終了時刻t2+Tcとの間の時刻であり、レンズシャッタ230が開状態であると仮定した場合に必要な露光量が得られるタイミングに相当する。そのため、時刻t2から電荷蓄時間2Te1の間に得られる画像を取得した時刻はt2+Te1で代表されるものとする。そこで、制御部110は、時刻t2+Te1を、画像データの中心時刻としてメモリ130に記録させる。
なお、式(1)は、図4に関連して説明したt2=taの場合にも適用できる。図4及び図5に関連して説明したように、制御部110は、時刻taが電荷蓄積期間内にない場合に、電荷蓄積期間の開始時刻t2と、電荷蓄積期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタ230が光路を制限していない状態で得るために必要な第1の時間(Te0、Te1)とに基づいて、画像データに対応づけて出力する第1の時刻を決定する。具体的には、制御部110は、電荷蓄積期間の開始時刻から第1の時間(Te0、Te1)が経過した時刻を、第1の時刻として取得する。
図6は、第3のケースにおける露光制御を示す。図6には、図4と同様に、イメージセンサ120の露光を制御する露光制御信号と、レンズシャッタ230の開閉を制御するシャッタ制御信号と、シャッタの開度の時間発展を示すグラフとが示されている。図6のT1、T2、t1、及びtaは、それぞれ図4のT1、T2、t1、及びtaと同じ意味を有するので、それらの説明を省略する。また、図4と同様に、t2はイメージセンサ120で電荷の蓄積を開始する時刻であり、Tcはイメージセンサ120の電荷蓄積時間である。
図6は、t2がtaより前の時刻である場合の露光制御を示す。つまり、図6における電荷蓄積時間Tcは、図4に示す電荷蓄積時間Tcより長い。
制御部110は、図4に関連して説明した方法と同じ方法によって、時刻t2を決定する。すなわち、図4に関連して説明したように、制御部110は、被写体の明るさに基づいて必要な露光量を決定し、決定した露光量に基づいて、レンズシャッタ230が開状態にあると仮定した場合に必要な露光時間Te2を決定する。露光時間Te2は、図4に関連して説明したTe0より長い。そして、制御部110は、Te2+Te0を電荷蓄積時間Tcとして決定し、決定した電荷蓄積時間Tcに基づいて時刻t2を決定する。図6の例では、レンズシャッタ230が開状態にある場合において、時刻t2からレンズシャッタ230が閉状態になるまでの間に得られる露光量と等価な露光量を得るために必要な時間がTe2である。
次に、期間Tcの期間に電荷を蓄積することによって得られた画像データの中心時刻を決定する方法を説明する。制御部110は、時刻taがイメージセンサ120が電荷を蓄積する期間内にあるか否かを判断する。図6の例では、時刻t2は時刻taより前の時刻であるので、制御部110は、時刻taはイメージセンサ120が電荷を蓄積する期間内にあると判断する。そして、制御部110は、次の式(2)で計算される時刻を、画像データの中心時刻として決定する。
t2+(Te2-Te0)/2+Te0 ・・・(2)
式(2)の第3項のTe0は、図4に関連して説明したように、時刻ta以後において、レンズシャッタ230が開状態であると仮定した場合に必要な露光量を得るための時間に相当する。式(2)の第2項の(Te2-Te0)/2は、時刻t2から時刻taまでの間に得られる露光量の半分の露光量が得られる時間に該当する。時刻t2から時刻taまでの期間においては、イメージセンサ120への光路は絞り装置240の開口で規定されるため、一定である。そこで、時刻t2から時刻taまでの期間の電荷蓄積によって得られる画像は(Te2-Te0)の中間の時刻の画像とみなされる。以上より、時刻t2からTe2+Te0の電荷蓄積期間で得られる画像を取得した時刻は式(2)で代表されるものとする。そこで、制御部110は、式(2)で表される時刻を、画像データの中心時刻としてメモリ130に記録させる。
図6に関連して説明したように、制御部110は、時刻taが電荷蓄積期間内にある場合に、(1)電荷蓄積期間の開始時刻t2と、(2)時刻taから電荷蓄積期間の終了するタイミングまでの期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタ230が光路を制限していない状態で得るために必要な時間Te0と、(3)電荷蓄積期間で得られる露光量と等価な露光量をレンズシャッタ230が光路を制限していないと仮定した状態で得るために必要な時間Te2とTe0との差の半分の時間(Te-Te0)/2とに基づいて、画像データに対応づけて出力する第2の時刻を決定する。具体的には、電荷蓄積期間の開始時刻t2から(Te-Te0)/2及びTe0が経過した時刻を、画像データに対応づけて出力する第2の時刻として取得する。
図7は、遅延時間T1及びシャッタ動作時間T2の測定データを示すグラフである。図7のグラフの横軸は、レンズシャッタ230の動作回数である。図7のグラフの第1の縦軸は遅延時間T1を表す。図7のグラフの第2の縦軸はシャッタ動作時間T2を表す。図7の符号510は、遅延時間T1の測定データを示す。図7の符号520をシャッタ動作時間T2の測定データを示す。
符号510の測定データに示されるように、遅延時間T1はレンズシャッタ230を動作させるにつれて増加する。そこで、制御部110は、レンズシャッタ230の動作回数が大きいほど、遅延時間T1を長くする。例えば、符号510の測定データを参照すると、レンズシャッタ230の動作回数が3000回を超えた後に、動作回数に対する遅延時間T1の増加率は概ね一定となっている。
そこで、制御部110は、レンズシャッタ230の動作回数が3000以下の場合は、遅延時間T1を予め定められた固定値T1_caliとする。固定値T1_caliは、レンズシャッタ230を備えるレンズ装置毎に出荷前に測定された値であってよい。一方、レンズシャッタ230の動作回数が3000を超えた場合、制御部110は、一定の増加率で遅延時間T1を増加させる。例えば、次の式(3)によって遅延時間T1を算出する。
T1_cali+T0+(N-N0)×K ・・・(3)
ここで、T0は予め定められたオフセット値であり、Nはレンズシャッタ230の動作回数であり、N0は予め定められた動作回数であり、Kは予め定められた比例係数である。図7に示されるようにレンズシャッタ230の動作回数が3000を超えた場合に式(3)を適用する場合、N0を3000としてよい。なお、T1_cali、T0、N0及びKはメモリ222に記録されてよい。制御部110は、レンズ制御部220を通じてメモリ222からT1_cali、T0、N0及びKの値を取得してよい。制御部110は、レンズシャッタ230を動作させた場合にレンズシャッタ230の現在の動作回数Nをレンズ部200の識別情報に対応づけてメモリ130に記録してよい。制御部110は、メモリ130からNを読み出して、式(3)に基づいて遅延時間T1を算出してよい。
なお、図7の符号520に示されるように、シャッタ動作時間T2は、レンズシャッタ230の動作回数によらず概ね一定値となる。そのため、制御部110は、シャッタ動作時間T2を予め定められた固定値T2_caliとしてよい。なお、T2_caliはメモリ222に記録されてよい。制御部110は、レンズ制御部220からT2_caliを取得してよい。
図8は、制御方法に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートの処理は、測量用画像を撮像する場合に開始される。S602において、制御部110は、被写体の明るさに基づいて、必要な露光量を決定する。S604において、制御部110は、S602で算出した露光量に基づいて、レンズシャッタ230が開状態にあると仮定した場合に必要な露光時間(Te1、Te2等)を決定する。S606において、制御部110は、電荷蓄積期間の開始時刻(t2)及び電荷蓄積時間(Tc)を決定する。具体的には、制御部110は、図4から図6等に関連して説明したように、遅延時間T1、シャッタ動作時間T2、絞り装置240の開度、レンズシャッタ230の動作速度に基づいて、t2及びTcを決定する。
S608において、制御部110は撮像動作を実行する。S610において、制御部110は、レンズシャッタ230が光路を制限し始める時刻taが電荷蓄積期間内にあるか否かを判断する。レンズシャッタ230が光路を制限し始める時刻taが電荷蓄積期間内にない場合、S612において、制御部110は、式(1)に基づいて、画像の中心時刻を決定する。レンズシャッタ230が光路を制限し始める時刻taが電荷蓄積期間内にある場合、S612において、制御部110は、式(2)に基づいて、画像の中心時刻を決定する。
S616において、撮像装置100の向き、UAV10の姿勢、及びUAV10の現在位置を取得する。撮像装置100の向き、UAV10の姿勢、及びUAV10の現在位置は、中心時刻における情報であってよい。制御部110は、撮像装置100の向きを示す情報を、中心時刻におけるジンバル50の姿勢制御値に基づいて取得してよい。制御部110は、UAV10の姿勢を、IMU42及び磁気コンパス43で取得した中心時刻における情報に基づいて取得してよい。制御部110は、UAV10の現在位置を、GPS受信機41で取得された中心時刻における位置情報に基づいて取得してよい。
S618において、制御部110は、S608の撮像動作で得られた画像データと、S612又はS614で決定した中心時刻と、S616で取得した撮像装置の向き、UAVの姿勢及びUAVの位置情報とを対応づけてメモリ130に記録する。S620において、測量用画像の撮像を継続するか否かを判断する。例えば、測量用画像の撮像を停止する旨の指示を受信した場合に、測量用画像の撮像を継続しないと判断する。測量用画像の撮像を継続する場合、S602に処理を移行し、測量用画像の撮像を継続しない場合、本フローチャートの処理を終了する。
以上に説明したように、制御部110は、測量用画像を撮像する場合に、図2から図8に関連して説明した処理を実行する。これにより、測量画像の合成に必要な中心時刻を高い精度で取得することができる。なお、撮像する画像が測量用画像でない場合、制御部110は、電荷蓄積期間の開始時刻を画像データに対応づけて出力してよい。撮像する画像が測量用画像でない場合、制御部110は、電荷蓄積期間の終了時刻を画像データに対応づけてよい。撮像する画像が測量用画像でない場合、制御部110は、レンズシャッタ230のシャッタ閉口信号を出力した時刻を画像データに対応づけて出力してもよい。
図9は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ1200の一例を示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係る制御装置に関連付けられるオペレーションまたは当該制御装置の1または複数の「部」として機能させることができる。または、当該プログラムは、コンピュータ1200に当該オペレーションまたは当該1または複数の「部」を実行させることができる。当該プログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、及びRAM1214を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、入力/出力ユニットを含み、それらは入力/出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。コンピュータ1200はまた、ROM1230を含む。CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブが、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納してよい。ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/またはコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。プログラムが、CR-ROM、USBメモリまたはICカードのようなコンピュータ可読記録媒体またはネットワークを介して提供される。プログラムは、コンピュータ可読記録媒体の例でもあるRAM1214、またはROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。制御装置または方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーションまたは処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、またはUSBメモリのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、USBメモリ等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上またはコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 UAV
12 遠隔操作装置
20 UAV本体
30 UAV制御部
36 通信インタフェース
37 メモリ
40 推進部
41 GPS受信機
42慣性計測装置
43 磁気コンパス
44 気圧高度計
45 温度センサ
46 湿度センサ
50 ジンバル
60 撮像装置
100 撮像装置
102 撮像部
110 制御部
120 イメージセンサ
130 メモリ
200 レンズ部
210 レンズ
212 レンズ駆動部
220 レンズ制御部
222 メモリ
230 レンズシャッタ
232 シャッタ駆動部
240 絞り装置
242 絞り駆動部
1200 コンピュータ
1210 ホストコントローラ
1212 CPU
1214 RAM
1220 入力/出力コントローラ
1222 通信インタフェース
1230 ROM

Claims (17)

  1. レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングから前記レンズシャッタによって前記光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間に前記イメージセンサに電荷を蓄積させ、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にあるか否かを判断し、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にない場合に、前記第1の期間の開始時刻と、前記第1の期間で得られる露光量と等価な露光量を前記レンズシャッタが前記光路を制限していない状態で得るために必要な第1の時間とに基づく第1の時刻を取得し、
    前記イメージセンサが前記第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、前記第1の時刻に対応づけて出力させる
    ように構成された回路
    を備える制御装置。
  2. 前記回路は、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にある場合に、前記第1の期間の開始時刻と、前記第1のタイミングから前記第1の期間が終了するタイミングまでの期間で得られる露光量と等価な露光量を前記レンズシャッタが前記光路を制限していない状態で得るために必要な第2の時間と、前記第1の期間で得られる露光量と等価な露光量を前記レンズシャッタが前記光路を制限していない状態で得るために必要な時間と前記第2の時間との差の半分の時間である第3の時間とに基づく第2の時刻を取得し、
    前記イメージセンサが前記第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、前記第2の時刻に対応づけて出力させる
    ように構成される請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記回路は、前記第1の期間の開始時刻から第1の時間が経過した時刻を前記第1の時刻として取得するように構成される
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記回路は、前記第1の期間の開始時刻から前記第3の時間及び前記第2の時間が経過した時刻を前記第2の時刻として取得するように構成される
    請求項2に記載の制御装置。
  5. 前記回路は、前記レンズシャッタを開状態から閉状態へと駆動させるための信号を出力させたタイミングと、前記信号が出力されてから前記レンズシャッタが動作を開始するまでに要する遅延時間とに基づいて、前記第1のタイミングを決定するように構成される
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  6. 前記回路は、
    前記光路を絞る可変絞り装置の開度と、前記レンズシャッタの動作速度とに基づいて、前記レンズシャッタが開状態から前記レンズシャッタが前記イメージセンサへの光路を制限し始めるまでの時間である第4の時間を算出し、
    前記レンズシャッタを前記開状態から閉状態へと駆動させるための信号を出力させたタイミングと、前記遅延時間と、前記第4の時間とに基づいて、前記第1のタイミングを決定する
    ように構成される請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記回路は、前記レンズシャッタの駆動回数が多いほど、前記遅延時間を長くするように構成される
    請求項5に記載の制御装置。
  8. 前記回路は、前記イメージセンサを備える撮像装置が被写体に対して移動している場合に取得された画像データを、前記第1の時刻に対応づけて出力させるように構成される
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  9. 前記回路は、前記イメージセンサを備える撮像装置によって取得された測量用画像の画像データを、前記第1の時刻に対応づけて出力させるように構成される
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  10. レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングから前記レンズシャッタによって前記光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間に前記イメージセンサに電荷を蓄積させ、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にあるか否かを判断し、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にある場合に、前記第1の期間の開始時刻と、前記第1のタイミングから前記第1の期間が終了するタイミングまでの期間で得られる露光量と等価な露光量を前記レンズシャッタが前記光路を制限していない状態で得るために必要な第2の時間と、前記第1の期間で得られる露光量と等価な露光量を前記レンズシャッタが前記光路を制限していない状態で得るために必要な時間と前記第2の時間との差の半分の時間である第3の時間とに基づく第2の時刻を取得し、
    前記イメージセンサが前記第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、前記第2の時刻に対応づけて出力させる
    ように構成される回路
    を備える制御装置。
  11. 請求項1又は10に記載の制御装置と、
    前記イメージセンサと
    を備える撮像装置。
  12. 請求項11に記載の撮像装置を備える移動体。
  13. 前記移動体は無人航空機である
    請求項12に記載の移動体。
  14. レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングから前記レンズシャッタによって前記光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間に前記イメージセンサに電荷を蓄積させる段階と、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にあるか否かを判断する段階と、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にない場合に、前記第1の期間の開始時刻と、前記第1の期間で得られる露光量と等価な露光量を前記レンズシャッタが前記光路を制限していない状態で得るために必要な第1の時間とに基づく第1の時刻を取得する段階と、
    前記イメージセンサが前記第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、前記第1の時刻に対応づけて出力させる段階と
    を備える制御方法。
  15. コンピュータに、
    レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングから前記レンズシャッタによって前記光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間に前記イメージセンサに電荷を蓄積させ、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にあるか否かを判断させ、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にない場合に、前記第1の期間の開始時刻と、前記第1の期間で得られる露光量と等価な露光量を前記レンズシャッタが前記光路を制限していない状態で得るために必要な第1の時間とに基づく第1の時刻を取得させ、
    前記イメージセンサが前記第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、前記第1の時刻に対応づけて出力させる
    ためのプログラム。
  16. レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングから前記レンズシャッタによって前記光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間に前記イメージセンサに電荷を蓄積させる段階と、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にあるか否かを判断する段階と、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にある場合に、前記第1の期間の開始時刻と、前記第1のタイミングから前記第1の期間が終了するタイミングまでの期間で得られる露光量と等価な露光量を前記レンズシャッタが前記光路を制限していない状態で得るために必要な第2の時間と、前記第1の期間で得られる露光量と等価な露光量を前記レンズシャッタが前記光路を制限していない状態で得るために必要な時間と前記第2の時間との差の半分の時間である第3の時間とに基づく第2の時刻を取得する段階と、
    前記イメージセンサが前記第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、前記第2の時刻に対応づけて出力させる段階と
    を備える制御方法。
  17. コンピュータに、
    レンズシャッタがイメージセンサへの光路を制限し始める第1のタイミングから前記レンズシャッタによって前記光路が閉塞されるまでの間の少なくとも一部の期間を含む第1の期間に前記イメージセンサに電荷を蓄積させ、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にあるか否かを判断させ、
    前記第1のタイミングが前記第1の期間内にある場合に、前記第1の期間の開始時刻と、前記第1のタイミングから前記第1の期間が終了するタイミングまでの期間で得られる露光量と等価な露光量を前記レンズシャッタが前記光路を制限していない状態で得るために必要な第2の時間と、前記第1の期間で得られる露光量と等価な露光量を前記レンズシャッタが前記光路を制限していない状態で得るために必要な時間と前記第2の時間との差の半分の時間である第3の時間とに基づく第2の時刻を取得させ、
    前記イメージセンサが前記第1の期間に蓄積した電荷に基づく画像データを、前記第2の時刻に対応づけて出力させる
    ためのプログラム。
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