JP7007989B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
しかしながら、伸長可能な部分を有する廃棄用テープでは、伸長に伴って伸長可能な部分の幅が大きく縮むことがある。この廃棄用テープを丸めたおむつに巻き付けると、該おむつをしっかりと固定し難い上、巻き付けられた部位に過度の圧力が加わって、おむつが吸収した排泄物等が漏れ出すことがあった。一方、廃棄用テープの伸長に伴う幅縮みを生じ難くすると、廃棄用テープを十分に伸長させ難い。このように、廃棄用テープの伸長を容易にすること、及び廃棄用テープの幅縮みを生じ難くすることの両者は二律背反の関係にあり、両者を十分に満たすことは容易でない。
三つ折り状態の廃棄用テープについて、伸長部を固定部から剥離し、三つ折り状態を解除した展開状態にする。次いで、廃棄用テープの長手方向を引張方向に一致させ、チャック間距離を30mmとして、伸長部を引張試験機(例えば株式会社 島津製作所社製、機種「AUTOGRAPH AG-X」)のチャックに取り付ける。伸長部をチャックに取り付ける際、止着部との接合箇所及び固定部との接合箇所を避け、これら両接合箇所間をチャックに取り付ける。次いで、300mm/minの速度で引っ張り、引張距離に伴って変化する引張荷重を測定する。引張荷重は、廃棄用テープの幅に依存せずに決定される値である。伸長部が伸長を開始する伸長開始荷重(N)は、測定された引張荷重-伸びの関係における第一極大点の荷重とする。第一極大点は、測定された引張荷重(N)-伸びの曲線において、最初に現れる極大点である。第一極大点が明確に判らない場合、又は観察されない場合は伸度30%から70%間の伸長時の最大荷重を第一極大点の引張荷重とみなす。また、引張距離に伴って変化する引張荷重の最大値を破断強度とする。
〔幅縮み率の測定方法〕
おむつの外面から廃棄用テープを分離し、該廃棄用テープを展開状態にする。廃棄用テープの長手方向を引張方向に一致させ、市販されている引張試験機(例えば株式会社 島津製作所社製、機種「AUTOGRAPH AG-X」)を用いて、廃棄用テープの伸長部の一端と他端とをチャックで挟む。伸長部が伸長しないようにまっすぐに伸ばした状態(このときのチャック間距離をLaとする)から、300mm/minの速度で伸長部を長手方向X1に沿って100%伸長させる。すなわち、伸長前のチャック間距離Laの2倍になるまで、伸長部を伸長させる。伸長部を100%伸長させたとき(以下「100%伸長時」ともいう。)、伸長部において最も幅が狭い部位である最小幅部での幅W1を測定する。伸長前の伸長部の幅をW0としたとき、下記式(1)で定義される幅縮み率(%)を求める。
幅縮み率(%)=〔(W0-W1)/W0〕×100・・・(1)
なお、伸長させる前の伸長部の幅が、その長手方向に沿って異なる場合には、最小幅部に対応する部位における伸長前の幅をW0とする。
長手方向X1における伸長部15の長さL〔図6(a)参照〕は、伸長部15において伸長可能な部分の長さであり、伸長部15における止着部18との接合箇所及び固定部12との接合箇所を除く長さである。また、長手方向X1における伸長部15の長さLは、伸長前の長さである。
一方、高荷重伸長部33の伸長開始荷重は、低荷重伸長部31の伸長開始荷重よりも高いことを条件として、好ましくは10N以上、より好ましくは15N以上であり、また好ましくは40N以下であり、より好ましくは35N以下であり、また好ましくは10N以上40N以下、より好ましくは15N以上35N以下である。
〔低荷重伸長部及び高荷重伸長部の伸長開始荷重の測定方法〕
前述の〔伸長部の伸長開始荷重の測定方法〕と同様の方法により、伸長部を引張試験機を用いて引っ張り、引張距離に伴って変化する引張荷重を測定する。引張荷重(N)-伸びの曲線において、低荷重伸長部が伸長を開始する荷重が第一極大点として示される。つまり、第一極大点の荷重が低荷重伸長部の伸長開始荷重である。低荷重伸長部及び高荷重伸長部を有する伸長部において、伸長部の伸長開始荷重と、低荷重伸長部の伸長開始荷重は同義である。前記第一極大点が示された後、さらに引張距離が増加すると、高荷重伸長部が伸長を開始する荷重が第二極大点として示される。つまり、第二極大点の荷重が高荷重伸長部の伸長開始荷重である。第二極大点は、測定された引張荷重(N)-伸びの曲線において、二番目に現れる極大点である。第一極大点が明確に判らない場合、又は観察されない場合は伸度30%から70%間の伸長時の最大荷重を第一極大点の引張荷重とみなす。第二極大点が明確に判らない場合、又は観察されない場合は伸度130%から200%間の伸長時の最大荷重を第二極大点の引張荷重とみなす。
また、前記実施形態では、廃棄用テープ10は、その長手方向X1がおむつ1の長手方向Xに一致するように設けられていたが、廃棄用テープ10の向きはこれに限られず、例えば廃棄用テープ10を、その長手方向X1が、おむつ1の幅方向Yに一致するように設けてもよい。
また、前記実施形態では、止着部用シート片19の他端に摘まみ片21が接合されていたが、廃棄用テープ10は、摘まみ片21を具備しなくてもよい。
<1>
ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有し、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部を備えたパンツ型使い捨ておむつであって、
前記使い捨ておむつの外面に、廃棄用テープが設けられており、
前記廃棄用テープは、前記使い捨ておむつの外面に固定されている固定部と、伸長部と、止着部とが、この順で該廃棄用テープの長手方向に沿って配置されているとともに、この順で積層された三つ折り状態になっており、
三つ折り状態になっている前記廃棄用テープは、前記止着部と前記伸長部との間が剥離可能に接合されているとともに、前記伸長部と前記固定部との間も剥離可能に接合されており、
前記伸長部はその伸長開始荷重が6.5N以下であり、
前記伸長部は、これを長手方向に沿って100%伸長させたときの幅縮み率が25%以下である、パンツ型使い捨ておむつ。
前記伸長開始荷重は、好ましくは1.0N以上6.5N以下、より好ましくは3.0N以上6N以下である前記<1>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<3>
前記廃棄用テープの幅縮み率は、好ましくは25%以下、より好ましくは20%以下であり、好ましくは10%以上、より好ましくは5%以上である前記<1>又は前記<2>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<4>
前記伸長部は、低荷重伸長部と、該低荷重伸長部よりも伸長開始荷重が相対的に高い高荷重伸長部とを有し、
前記高荷重伸長部は、前記低荷重伸長部を介して、前記廃棄用テープの長手方向に沿って離間して配置されている前記<1>ないし前記<3>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<5>
前記伸長部は、前記高荷重伸長部を複数有し、該複数の前記高荷重伸長部はそれぞれ同形同大である前記<4>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<6>
前記廃棄用テープの長手方向における前記高荷重伸長部の長さは、該長手方向における前記高荷重伸長部間の長さに対して20%以上、好ましくは50%以上であり、また200%以下、好ましくは150%以下である前記<4>又は前記<5>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<7>
前記廃棄用テープの長手方向における複数の前記高荷重伸長部の長さの合計は、該長手方向における前記伸長部の長さに対して15%以上、好ましくは20%以上であり、また75%以下、好ましくは60%以下である前記<4>ないし前記<6>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<8>
前記廃棄用テープの長手方向における前記高荷重伸長部間の長さは、1mm以上、より好ましくは2mm以上であり、また10mm以下、好ましくは8mm以下である前記<4>ないし前記<7>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<9>
前記高荷重伸長部は、前記低荷重伸長部を介して、前記廃棄用テープの幅方向に沿って離間して配置されている前記<4>ないし前記<8>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<10>
前記廃棄用テープの幅方向における前記高荷重伸長部の長さは、前記幅方向における該高荷重伸長部間の長さに対して100%以上、好ましくは150%以上であり、また400%以下、好ましくは300%以下であり、また100%以上400%以下、好ましくは150%以上300%以下である前記<9>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<11>
前記幅方向における前記高荷重伸長部の長さの合計は、伸長前の前記伸長部の幅W0に対して40%以上、好ましくは50%以上であり、また100%以下、好ましくは90%以下であり、また40%以上100%以下、好ましくは50%以上90%以下である前記<9>又は<10>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<12>
前記廃棄用テープの幅方向における前記高荷重伸長部間の長さは、0mm超、好ましくは1mm以上であり、また5mm以下、好ましくは4mm以下であり、また0mm超5mm以下、好ましくは1mm以上4mm以下である前記<9>ないし<11>のいずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<13>
複数の前記高荷重伸長部は、前記廃棄用テープの幅方向に沿って間隔を置いて配置され高荷重伸長部列をなしており、
前記高荷重伸長部列における各高荷重伸長部は、前記廃棄用テープの長手方向における一端の位置が一致しており、且つ他端の位置も一致している前記<9>ないし<12>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
前記廃棄用テープの幅方向に沿って並んだ複数の前記高荷重伸長部は、前記廃棄用テープの長手方向における位置が一致している前記<9>ないし<13>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<15>
前記高荷重伸長部は、前記低荷重伸長部よりも相対的に坪量が高くなっている前記<4>ないし前記<14>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<16>
前記高荷重伸長部の坪量は、前記低荷重伸長部の坪量に対して1.5倍以上、好ましくは2.0倍以上であり、また10倍以下、好ましくは7.5倍以下である前記<4>ないし前記<15>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<17>
前記高荷重伸長部の坪量そのものの値は、75g/m2以上、好ましくは150g/m2以上であり、また300g/m2以下、好ましくは250g/m2以下である前記<4>ないし前記<16>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<18>
前記低荷重伸長部の坪量は、前記高荷重伸長部の坪量よりも低いことを条件として、50g/m2以上、好ましくは75g/m2以上であり、また150g/m2以下、好ましくは125g/m2以下である前記<4>ないし前記<17>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<19>
前記高荷重伸長部が、前記止着部と同一の材料から構成されている前記<4>ないし前記<18>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<20>
前記高荷重伸長部が、前記固定部と同一の材料から構成されている前記<4>ないし前記<19>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<21>
前記高荷重伸長部の伸長開始荷重が、前記低荷重伸長部の伸長開始荷重に対して2倍以上、好ましくは3倍以上であり、また6倍以下、好ましくは5倍以下である前記<4>ないし前記<20>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<22>
前記高荷重伸長部の伸長開始荷重は、前記低荷重伸長部の伸長開始荷重の2倍以上6倍以下である前記<4>ないし前記<21>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<23>
前記低荷重伸長部の伸長開始荷重は、2N以上6.5N以下、好ましくは3N以上5N以下である前記<4>ないし前記<22>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
前記高荷重伸長部の伸長開始荷重は、前記低荷重伸長部の伸長開始荷重よりも高いことを条件として、10N以上、好ましくは15N以上であり、また40N以下であり、好ましくは35N以下である前記<4>ないし前記<23>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<25>
吸収性コアを更に備え、該吸収性コアは、着用者の肌対向面に、前記おむつの幅方向中央部の位置に、前記おむつの長手方向に延びる低坪量部を有し、
前記低坪量部の幅よりも、前記伸長部を長手方向に沿って100%伸長させたときの最小幅部での幅の方が大きい前記<1>ないし前記<24>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<26>
前記伸長部を長手方向に沿って100%伸長させたときの最小幅部での幅は、前記低坪量部の幅に対して、110%以上、好ましくは120%以上であり、また300%以下、好ましくは250%以下である前記<25>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<27>
前記使い捨ておむつの長手方向における前記低坪量部の長さは、前記使い捨ておむつの長手方向の長さに対して、20%以上70%以下、好ましくは30%以上50%以下である前記<25>又は前記<26>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
固定部と止着部はポリプロピレン/ポリエチレン混合物を、伸長部は低密度ポリエチレンを形成材料として、廃棄用テープを作製した。廃棄用テープは、各形成材料を溶融しそれぞれフィルム化した。伸長部としては、低荷重伸長部及び高荷重伸長部を有するものを作製した。具体的には、低荷重伸長部を形成するフィルム上に、該フィルムと同じ形成材料の別のフィルムを積層して、高荷重伸長部を形成した。伸長部は、4mm四方の長手方向及び幅方向に離間する複数の高荷重伸長部を有し、該高荷重伸長部が幅方向に3個並んだ高荷重伸長部列を4列有するものであった。この伸長部の諸元を下記表1に示す。低荷重伸長部の伸長開始荷重、即ち伸長部の伸長開始荷重は5.8Nであった。また、伸長部の幅縮み率は7%であった。このような伸長部の両端部を固定部と止着部とに接合し、これを廃棄用テープとした。廃棄用テープにおいて、長手方向における伸長部の長さL、即ち伸長部において伸長可能な部分の長さは43mmであり、伸長前の伸長部の幅W0は16mmであった。
パンツ型使い捨ておむつとして、花王株式会社製のパンツ型使い捨ておむつであるメリーズパンツ(2017年製、登録商標)を用いた。このおむつから廃棄用テープを取り除き、実施例1において作成した廃棄用テープを取り付け、図1に示す形態のパンツ型使い捨ておむつを得た。
下記表1に示すように、実施例2の伸長部では、長手方向における高荷重伸長部間の長さを実施例1の伸長部より長くして、実施例1の伸長部よりも高荷重伸長部の数を減らした。具体的には、伸長部は、3mm四方の高荷重伸長部が幅方向に3個並んだ高荷重伸長部列を4列有するものであった。それ以外は、実施例1と同様にしてパンツ型使い捨ておむつを得た。幅縮み率は20%であった。
前記伸長部に対応する部分に高密度ポリエチレンを形成材料に用い、伸長部の全域に亘って坪量を均一にした以外は、実施例1と同様にしてパンツ型使い捨ておむつを得た。坪量は100g/m2とした。廃棄用テープにおける伸長部の伸長開始荷重は18Nであった。また、伸長部の幅縮み率は15%であった。
坪量を50g/m2とした以外は、比較例1と同様にしてパンツ型使い捨ておむつを得た。廃棄用テープにおける伸長部の伸長開始荷重は3Nであった。また、伸長部の幅縮み率は40%であった。
実施例及び比較例で得られたパンツ型使い捨ておむつについて、廃棄用テープの伸長し
易さと、おむつへの廃棄用テープの巻き付け具合とを以下の方法で評価した。その結果を表1に示す。
実施例及び比較例で得られたおむつを対象として、おむつを巻き上げて丸め、廃棄用テープで固定する操作を20人のモニターに行わせた。そのときの廃棄用テープの伸長し易さを評価させ、以下の判定基準に分類した。
<判定基準>
A:8割以上のモニターが、伸長し易いと回答した。
B:5割以上8割未満のモニターが、伸長し易いと回答した。
C:5割未満のモニターが、伸長し易いと回答した。
実施例及び比較例で得られたおむつを対象として、おむつを巻き上げて丸め、廃棄用テープで固定する操作を20人のモニターに行わせた。そのときのおむつへの廃棄用テープの巻き付け具合を評価させ、以下の判定基準に分類した。以下の判定基準の「締め付け過ぎ」は、おむつに巻き付けた廃棄用テープによる局所的な緊縛力が該おむつに加わっていることを示す。
<判定基準>
A:8割以上のモニターが、締め付け過ぎでなく排泄物の漏れ出しに対する不安を感じないと回答した。
B:5割以上8割未満のモニターが、締め付け過ぎでなく排泄物の漏れ出しに対する不安を感じないと回答した。
C:5割未満のモニターが、締め付け過ぎでなく排泄物の漏れ出しに対する不安を感じないと回答した。
1L レッグ開口部
1W ウエスト開口部
2 表面シート
4 吸収性本体
10 廃棄用テープ
12 固定部
13 固定部用シート片
14 固定部用粘着部
15 伸長部
16 伸長部用シート片
17 伸長部用粘着部
18 止着部
19 止着部用シート片
20 止着部用粘着部
21 摘まみ片
31 低荷重伸長部
33 高荷重伸長部
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
Claims (7)
- ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有し、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部を備えたパンツ型使い捨ておむつであって、
前記使い捨ておむつの外面に、廃棄用テープが設けられており、
前記廃棄用テープは、前記使い捨ておむつの外面に固定されている固定部と、伸長部と、止着部とが、この順で該廃棄用テープの長手方向に沿って配置されているとともに、この順で積層された三つ折り状態になっており、
三つ折り状態になっている前記廃棄用テープは、前記止着部と前記伸長部との間が剥離可能に接合されているとともに、前記伸長部と前記固定部との間も剥離可能に接合されており、
前記伸長部はその伸長開始荷重が6.5N以下であり、
前記伸長部は、これを長手方向に沿って100%伸長させたときの幅縮み率が25%以下であり、
前記伸長部は、低荷重伸長部と、該低荷重伸長部よりも伸長開始荷重が相対的に高い高荷重伸長部とを有し、
前記高荷重伸長部は、前記低荷重伸長部を介して、前記廃棄用テープの長手方向に沿って離間して配置されている、パンツ型使い捨ておむつ。 - 前記高荷重伸長部は、前記低荷重伸長部を介して、前記廃棄用テープの幅方向に沿って離間して配置されている、請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記高荷重伸長部は、前記低荷重伸長部よりも相対的に坪量が高くなっている、請求項1又は2に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記高荷重伸長部が、前記止着部と同一の材料から構成されている、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記高荷重伸長部が、前記固定部と同一の材料から構成されている、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記高荷重伸長部の伸長開始荷重が、前記低荷重伸長部の伸長開始荷重の2倍以上6倍以下である、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 吸収性コアを更に備え、該吸収性コアは、着用者の肌対向面に、前記おむつの幅方向中央部の位置に、前記おむつの長手方向に延びる低坪量部を有し、
前記低坪量部の幅よりも、前記伸長部を長手方向に沿って100%伸長させたときの最小幅部での幅W1の方が大きい、請求項1ないし6のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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