JP7005160B2 - 電子機器及びその制御方法 - Google Patents
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Description
する。ディスプレイ105は出力された映像信号に基づいて映像を表示する。なお、電子機器100自体が備える構成としてはディスプレイ105に表示させるための映像信号を出力するためのインターフェースまでとし、ディスプレイ105は外付けのモニタ(テレビなど)で構成してもよい。
・タッチパネル106aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル106aにタッチしたこと、すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する。)
・タッチパネル106aを指やペンがタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch-On)と称する)
・指やペンがタッチパネル106aをタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)
・タッチパネル106aへタッチしていた指やペンがタッチパネル106aから離れたこと、すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)
・タッチパネル106aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-Off)と称する)
CG)を用いて作成した画像であっても、VR表示可能なものはVR画像(VRコンテンツ)に含まれるものとする。VR画像には、静止画だけでなく、動画やライブビュー画像(カメラからほぼリアルタイムで取得した画像)も含まれる。VR画像は、最大で上下方向(垂直角度、天頂からの角度、仰角、俯角、高度角)360度、左右方向(水平角度、方位角度)360度の視野分の映像範囲(有効映像範囲)を持つ。また、VR画像は、上下360度未満、左右360度未満であっても、通常のカメラで撮影可能な画角よりも広い広範な画角(視野範囲)、あるいは、表示手段に一度に表示できる表示範囲より広い映像範囲(有効映像範囲)を持つ画像も含むものとする。例えば、左右方向(水平角度、方位角度)360度、天頂(zenith)を中心とした垂直角度210度の視野分(画角分)の被写体を撮影可能な全天球カメラで撮影された画像はVR画像の一種である。すなわち、上下方向と左右方向にそれぞれ180度(±90度)以上の視野分の映像範囲を有しており、人間が一度に視認できる範囲よりも広い映像範囲を有している画像はVR画像の一種である。このVR画像をVR表示すると、左右回転方向に姿勢を変化させることで、左右方向(水平回転方向)には継ぎ目のない全方位の映像を視聴することができる。上下方向(垂直回転方向)には、真上(天頂)から見て±105度の範囲では継ぎ目のない全方位の映像を視聴することができるが、真上から105度を超える範囲は映像が存在しないブランク領域となる。VR画像は、「映像範囲が仮想空間(VR空間)の少なくとも一部である画像」とも言える。
示す情報を取得し、そこから有効映像範囲を算出してもよいし、有効映像範囲を示す情報と無効映像範囲を示す情報の双方をVR画像の属性情報から取得してもよい。
・暫定表示範囲504の右端と有効映像範囲501の右端との距離a1
・暫定表示範囲504の上端と有効映像範囲501の上端との距離a2
・暫定表示範囲504の左端と有効映像範囲501の左端との距離a3
・暫定表示範囲504の下端と有効映像範囲501の下端との距離a4
、そうでない場合にS405に進むようにしてもよい。また、距離a1~a4のうち、姿勢変化前の表示範囲503から姿勢変化後に算出した暫定表示範囲504への移動方向に応じて、暫定表示範囲504の端が有効映像範囲の端から離れる方向の距離は判定に用いなくてもよい。図示の例では、距離a3については閾値Athと比較しなくともよい。また、距離a1~a4を全て同じ閾値Athと比較するのではなく、距離a1~a4ごとに異なる閾値と比較するようにしてもよい。例えば左右方向の距離a1、a3は距離Ath1と比較し、距離Ath1以下となった場合にS406に進むようにする。上下方向の距離距a2、a4は距離Ath2(<Ath1)と比較し、距離Ath2以下となった場合にS406に進むようにする。そして、それら以外の場合にS405に進むようにする。このようにすれば、以降の処理により、人間が首を大きく動かしやすい方向である左右方向の姿勢の変化の場合は、上下方向の姿勢の変化の場合よりも早めに、表示範囲が有効映像範囲の端に達しそうであることをユーザーに注意喚起することができる。
、直前の姿勢の変化方向に合わせて、左右方向の範囲ガイド510と上下方向の範囲ガイドのうち何れか一方を表示、あるいは何れも表示しないように動的に切り替えてもよい。例えば、直前の姿勢の変化によって、表示範囲503と有効映像範囲501との左右方向の距離である距離a1または距離a3が閾値Ath以下となった場合には、左右方向の範囲ガイド510を表示し、上下方向の範囲ガイドを表示しないようにしてもよい。また、直前の姿勢の変化によって、表示範囲503と有効映像範囲501との上下方向の距離である距離a2または距離a4が閾値Ath以下となった場合には、上下方向の範囲ガイドを表示し、左右方向の範囲ガイド510を表示しないようにしてもよい。これによってユーザーは、有効映像範囲の端に達してしまいそうな方向について、現在視聴している範囲(表示範囲)の位置関係を把握することができる。あるいは、直前の姿勢からの移動ベクトルにおける左右方向の成分と上下方向の成分とを比較し、大きい方の移動成分の範囲ガイドを表示するようにしてもよい。
・暫定表示範囲504の右端が有効映像範囲501の右端を超えている場合(すなわちa1<0の場合):暫定表示範囲504の右端と有効映像範囲501の右端との距離
・暫定表示範囲504の上端が有効映像範囲501の上端を超えている場合(すなわちa2<0の場合):暫定表示範囲504の上端と有効映像範囲501の上端との距離
・暫定表示範囲504の左端が有効映像範囲501の左端を超えている場合(すなわちa3<0の場合):暫定表示範囲504の左端と有効映像範囲501の左端との距離
・暫定表示範囲504の下端が有効映像範囲501の下端を超えている場合は(すなわちa4<0の場合:暫定表示範囲504の下端と有効映像範囲501の下端との距離
図5(c2)にこの場合のディスプレイ105における表示例を示す。表示範囲503は、図5(b1)よりもさらに右に移動しており、有効映像範囲501の端に達しており、表示範囲503の右端と有効映像範囲501の右端とが接している。この直前の電子機器100の姿勢の変化によって、暫定表示範囲504は図5(c1)に示す通り有効映像範囲501の外にはみ出るが、表示範囲503はこの暫定表示範囲504ではなく、有効映像範囲501の右端に接する範囲に設定される。すなわち、ユーザーが電子機器の姿勢を変化させて表示範囲503を右側に移動させても、表示範囲503は有効映像範囲501の右端に突き当たった位置で一旦停止し、S408及びS410でYesとならない限りはそれ以上表示範囲は移動しない。例えば、ユーザーが電子機器100をVRゴーグルに装着して視聴している場合、顔を右に向けることで表示範囲を右に移動させる(VR画像の右側を見る)ことができる。しかし表示範囲が有効映像範囲の右端に達したところで表示範囲の移動(左側への映像のスクロール)が一旦停止し、顔をそれ以上右に向けても408及びS410でYesとならない限り表示範囲が変わらない。
イテムの表示による通知が好適である。また、表示範囲が有効映像範囲の端に達したことは、範囲ガイド510によっても認識できるので、端に達したからといって端インジケータ520のような追加の表示オブジェクトを表示しないようにしてもよい。逆に、表示範囲の移動の停止理由を明確に通知するという観点では、端インジケータ520を表示し、有効映像範囲からの暫定表示範囲の超過量が多いほど端インジケータ520の面積を大きくするなど、超過量に応じた表示の変更をしてもよい。暫定表示範囲の超過が発生するのは、表示範囲が有効映像範囲の端に達して更に端を超える領域に表示範囲を変更しようとする指示(姿勢変化やユーザー操作などによる指示)があった場合である。また、端インジケータ520などの端に達していることの通知は、表示範囲が有効映像範囲の端に達しただけでは行わず、暫定表示範囲が有効映像範囲の端を超過した場合、すなわち端を超える領域を表示しようとする姿勢の変化があった場合に行ってもよい。この場合は、表示範囲が有効映像範囲の端に達していても姿勢が変化せずに安定している場合には端インジケータ520などの端に達していることを通知は行われない。
合に、顔を右に回す姿勢変化に応じて有効映像範囲の右端の範囲から左端の範囲に切り替えて表示してしまうと、有効映像範囲の右端に写っている被写体と関連性の低い映像(図6(b1)の例では別の建物)が表示されることになる。このような表示変化をユーザーが見た場合、表示された有効映像範囲の左端の範囲の映像が、直前に見ていた右端の範囲の映像の更に右側の映像であると理解することができず、没入感の低下などの違和感を感じる可能性がある。従って本実施形態では、移動方向における無効映像範囲の幅が広い場合には、有効映像範囲の一端から逆端への表示範囲の変更は行わない。なお、閾値Cthを表示範囲の幅分の量とする例を説明したが、270度分の量や180度分の量といった固定の角度分の量としてもよい。また、無効映像範囲の幅と有効映像範囲の幅を比較して無効映像範囲の幅が広い場合に表示範囲が有効映像範囲の端を超えない、とするように、閾値Cthを有効映像範囲の幅としてもよい。
ように表示範囲503が移動する。
Bthを超えた場合は前述した通りの処理を行う。
図4で説明したVR表示処理に代えて、図7に示すVR表示処理を行ってもよい。図7におけるVR表示処理は、図4におけるS408とS411の処理の省き、代わりにS711を追加したものである。
像範囲の幅が閾値Cth以上である場合には、暫定表示範囲が有効映像範囲の端に達すると、それ以上同じ方向に姿勢変化があっても表示範囲は移動すること無く停止する。このように、無効映像範囲の幅が閾値Cthより小さいか否かに応じて、表示範囲の端を超えたブランク領域を表示するか、ブランク領域を表示せずに表示範囲が停止するかが異なる。
してから更に90度顔を回転させる動作)をしてしまうことを防止できる。
を抑制することができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (4)
- 電子機器であって、
前記電子機器の姿勢を検出する検出手段と、
VRコンテンツの一部を画面に表示するとともに、前記VRコンテンツの有効映像範囲、前記VRコンテンツの無効映像範囲、及び、前記画面に表示される前記VRコンテンツの一部の位置関係を示すガイドを前記画面に表示するように制御し、前記検出手段で検出された姿勢に応じて前記画面に表示される前記VRコンテンツの一部の位置を変更する表示制御手段と
を有し、
前記検出手段は、360度の姿勢の変化を検出可能であり、
前記検出手段で検出された姿勢に応じて前記画面に表示される前記VRコンテンツの一部の位置が前記VRコンテンツの有効映像範囲の一端に達した後、前記VRコンテンツの有効映像範囲の一端を超えるように前記検出手段で検出された姿勢がさらに所定量よりも大きく変化した場合に、
前記表示制御手段は、前記VRコンテンツの無効映像範囲に対応する画角が所定の角度未満であれば、VRコンテンツの有効映像範囲の一端に達したことを示すインジケータを前記画面に表示せず、
前記表示制御手段は、前記VRコンテンツの無効映像範囲に対応する画角が前記所定の角度以上であれば、VRコンテンツの有効映像範囲の一端に達したことを示すインジケータを前記画面に表示するよう制御する
ことを特徴とする電子機器。 - 前記検出手段で検出された姿勢に応じて前記画面に表示される前記VRコンテンツの一部の位置が前記VRコンテンツの有効映像範囲の一端に達した後、前記VRコンテンツの有効映像範囲の一端を超えるように前記検出手段で検出された姿勢がさらに所定量よりも大きく変化した場合に、前記表示制御手段は、前記VRコンテンツの無効映像範囲に対応する画角が前記所定の角度未満であれば、前記画面に表示される前記VRコンテンツの一部の位置を前記VRコンテンツの有効映像範囲の他端の位置に変更するよう制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 電子機器の制御方法であって、
前記電子機器の姿勢を検出する検出ステップと、
VRコンテンツの一部を画面に表示するとともに、前記VRコンテンツの有効映像範囲、前記VRコンテンツの無効映像範囲、及び、前記画面に表示される前記VRコンテンツの一部の位置関係を示すガイドを前記画面に表示するように制御し、前記検出ステップで検出された姿勢に応じて前記画面に表示される前記VRコンテンツの一部の位置を変更する表示制御ステップと
を有し、
前記検出ステップでは、360度の姿勢の変化を検出可能であり、
前記検出ステップで検出された姿勢に応じて前記画面に表示される前記VRコンテンツの一部の位置が前記VRコンテンツの有効映像範囲の一端に達した後、前記VRコンテンツの有効映像範囲の一端を超えるように前記検出ステップで検出された姿勢がさらに所定量よりも大きく変化した場合に、
前記表示制御ステップでは、前記VRコンテンツの無効映像範囲に対応する画角が所定の角度未満であれば、VRコンテンツの有効映像範囲の一端に達したことを示すインジケータを前記画面に表示せず、
前記表示制御ステップでは、前記VRコンテンツの無効映像範囲に対応する画角が前記所定の角度以上であれば、VRコンテンツの有効映像範囲の一端に達したことを示すインジケータを前記画面に表示するよう制御する
ことを特徴とする制御方法。 - 請求項3に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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