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JP7099199B2 - 駆動対象スイッチの駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動対象スイッチの駆動回路に関する。
従来、第1主端子、第2主端子及びゲートを有するMOSFET又はIGBT等のスイッチが知られている。スイッチは、第2主端子に対するゲートの電位差が閾値電圧以上になることにより、第1主端子及び第2主端子の間の電流の流通を許容するオン状態とされる。一方、スイッチは、上記電位差が閾値電圧未満になることにより、第1主端子及び第2主端子の間の電流の流通を阻止するオフ状態とされる。
スイッチがオフ状態とされている場合において、スイッチの寄生容量を介してゲートに電荷が供給され得る。この場合、第2主端子に対するゲートの電位差が閾値電圧以上になり、スイッチをオフ状態に維持したいにもかかわらず、スイッチが誤ってオン状態に切り替えられしまう現象であるセルフターンオンが発生し得る。この問題を解決すべく、特許文献1に記載の駆動回路は、スイッチをオン状態にするための正電圧源に加え、負電圧源を備えている。
国際公開第2016/002041号
特許文献1に記載の駆動回路によれば、負電圧源の電圧をスイッチのゲートに印加することによりセルフターンオンの発生を抑制できるものの、負電圧源が必須となる。この場合、駆動回路の構成が複雑になり、例えば駆動回路のコストや体格が増加してしまう懸念がある。
本発明は、簡易な構成でセルフターンオンの発生を抑制できる駆動回路を提供することを主たる目的とする。
本発明は、第1主端子、第2主端子及びゲートを有し、前記第2主端子に対する前記ゲートの電位差が閾値電圧以上になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を許容するオン状態とされ、前記電位差が前記閾値電圧未満になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を阻止するオフ状態とされる駆動対象スイッチに適用される駆動対象スイッチの駆動回路において、
オン状態とされることにより前記ゲートとグランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記グランドとの間を非導通状態とする第1グランド側スイッチと、
オン状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を非導通状態とする第2グランド側スイッチと、
正電圧源と、
オン状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を非導通状態とする第1電源側スイッチと、
オン状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を非導通状態とする第2電源側スイッチと、
前記駆動対象スイッチのオン指令がなされている場合、前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオフ状態にし、前記駆動対象スイッチのオフ指令がなされている場合、前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオフ状態にする駆動制御部と、を備え、
前記第1電源側スイッチを介して前記ゲートに電圧を印加する前記正電圧源と、前記第2電源側スイッチを介して前記第2主端子に電圧を印加する前記正電圧源とは、単一の電圧源である。
本発明は、第1グランド側スイッチ、第2グランド側スイッチ、第1電源側スイッチ及び第2電源側スイッチを備えている。また、本発明では、駆動対象スイッチのオン指令がなされている場合、駆動制御部は、第1電源側スイッチ及び第2グランド側スイッチをオン状態にし、第2電源側スイッチ及び第1グランド側スイッチをオフ状態にする。この場合、ゲートに正電圧源の電圧が印加され、第2主端子に、正電圧源の電圧よりも低いグランドの電圧が印加される。その結果、第2主端子に対するゲートの電位差が正の値となる。
一方、駆動対象スイッチのオフ指令がなされている場合、駆動制御部は、第2電源側スイッチ及び第1グランド側スイッチをオン状態にし、第1電源側スイッチ及び第2グランド側スイッチをオフ状態にする。この場合、ゲートにグランドの電圧が印加され、第2主端子に正電圧源の電圧が印加される。その結果、第2主端子に対するゲートの電位差が負の値となる。これにより、駆動回路に負電圧源を備えることなく、セルフターンオンの発生を抑制することができる。
ここで、本発明では、第1電源側スイッチを介してゲートに電圧を印加する正電圧源と、第2電源側スイッチを介して第2主端子に電圧を印加する正電圧源とは、単一の電圧源である。このように、本発明によれば、第1グランド側スイッチ、第2グランド側スイッチ、第1電源側スイッチ及び第2電源側スイッチと、単一の正電圧源とを備える簡易な構成でセルフターンオンの発生を抑制することができる。
第1実施形態に係る制御システムの全体構成を示す図。 駆動回路の構成を示す図。 各スイッチの操作状態の推移を示すタイムチャート。 正電圧を印加する場合の各スイッチの操作態様を示す図。 負電圧を印加する場合の各スイッチの操作態様を示す図。 第2実施形態に係る駆動制御部の処理手順を示すフローチャート。 第3実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 第4実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 駆動制御部の処理手順を示すフローチャート。 第5実施形態に係る各スイッチの操作状態の推移を示すタイムチャート。 各スイッチの操作状態等の推移を示すタイムチャート。 各スイッチの操作状態の推移を示すタイムチャート。 第6実施形態に係る駆動制御部の処理手順を示すフローチャート。 第7実施形態に係る各スイッチの操作状態等の推移を示すタイムチャート。 各スイッチの操作状態等の推移を示すタイムチャート。 第8実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 第9実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。 第10実施形態に係る駆動回路の構成を示す図。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る駆動回路を具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。駆動回路は、電力変換装置としてのDCDCコンバータ及び3相インバータに適用される。本実施形態において、制御装置及びインバータを備える制御システムは、例えば、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載される。
図1に示すように、制御システムは、DCDCコンバータ20、インバータ30、回転電機40及び制御装置60を備えている。回転電機40は、例えば、車載主機であり、そのロータが図示しない駆動輪と動力伝達可能とされている。回転電機40は、例えば同期機である。
回転電機40の各相巻線41には、インバータ30及びDCDCコンバータ20を介して、直流電源としての高圧蓄電池10が接続されている。DCDCコンバータ20は、第1コンデンサ21、リアクトル22、第2コンデンサ23、上アーム変圧スイッチSCH及び下アーム変圧スイッチSCLを備えている。DCDCコンバータ20は、蓄電池10の出力電圧を所定の電圧を上限として昇圧する機能を有している。本実施形態において、各変圧スイッチSCH,SCHは、電圧制御形の半導体スイッチング素子であり、具体的にはIGBTである。なお、各変圧スイッチSCH,SCLには、フリーホイールダイオードDCH,DCLが逆並列に接続されている。
上アーム変圧スイッチSCHの第1主端子であるコレクタには、正極母線Lpが接続されている。上アーム変圧スイッチSCHの第2主端子であるエミッタには、下アーム変圧スイッチSCLのコレクタが接続されている。下アーム変圧スイッチSCLのエミッタには、負極母線Lnが接続されている。各母線Lp,Lnは、例えばバスバーにて構成されている。
上アーム変圧スイッチSCH及び下アーム変圧スイッチSCLの直列接続体には、第2コンデンサ23が並列接続されている。上アーム変圧スイッチSCHと下アーム変圧スイッチSCLとの接続点には、リアクトル22の第1端が接続されている。リアクトル22の第2端には、第1コンデンサ21の第1端と、高圧蓄電池10の正極端子とが接続されている。高圧蓄電池10の負極端子と第1コンデンサ21の第2端とには、負極母線Lnが接続されている。
インバータ30は、3相分の上アームスイッチSWH及び下アームスイッチSWLの直列接続体を備えている。本実施形態において、各スイッチSWH,SWLは、電圧制御形の半導体スイッチング素子であり、より具体的にはIGBTである。各スイッチSWH,SWLには、フリーホイールダイオードDH,DLが逆並列に接続されている。各相において、上,下アームスイッチSWH,SWLの接続点には、巻線41の第1端が接続されている。各相の巻線41の第2端は、中性点で接続されている。各相の巻線41は、電気角で互いに120°ずれている。
制御システムは、相電流センサ50を備えている。相電流センサ50は、回転電機40に流れる各相電流のうち、少なくとも2相分の電流を検出する。相電流センサ50の検出値は、制御装置60に入力される。
なお、本実施形態において、上,下アーム変圧スイッチSCH,SCL及び上,下アームスイッチSWH,SWLが駆動対象スイッチに相当する。
制御装置60は、DCDCコンバータ20の出力電圧(第2コンデンサ23の端子間電圧)を目標電圧に制御すべく、上アーム変圧スイッチSCH及び下アーム変圧スイッチSCLを操作する。制御装置60は、上,下アーム変圧スイッチSCH,SCLに対応する駆動信号をコンバータ20の備える駆動回路に出力する。本実施形態において、駆動回路は、上,下アーム変圧スイッチSCH,SCLそれぞれに対応して個別に設けられている。駆動信号は、スイッチのオン状態への切り替えを指示するオン指令と、オフ状態への切り替えを指示するオフ指令とのいずれかをとる。
制御装置60は、回転電機40の制御量をその目標値に制御すべく、インバータ30の各スイッチSWH,SWLを操作する。制御量は、例えばトルクである。制御装置60は、各相において、デッドタイムを挟みつつ上,下アームスイッチSWH,SWLを交互にオン状態とすべく、上,下アームスイッチSWH,SWLに対応する駆動信号をインバータ30の備える駆動回路に出力する。本実施形態において、駆動回路は、各相各アームに対応して個別に設けられている。
続いて、図2を用いて、駆動回路の構成について説明する。本実施形態において、インバータ30の上,下アームに対応する駆動回路と、DCDCコンバータ20の上,下アーム変圧スイッチSCH,SCLに対応する駆動回路とは基本的には同様の構成である。このため、以下では、上アームスイッチSWHに対応する駆動回路を例にして説明する。なお、制御装置60及び駆動回路が提供する機能は、例えば、実体的なメモリ装置に記録されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ハードウェア、又はそれらの組み合わせによって提供することができる。
駆動回路70は、第1~第4スイッチSW1~SW4、第1~第4抵抗体71~74、正電圧源75及び駆動制御部76を備えている。本実施形態において、各スイッチSW1~SW4はNPN型のバイポーラトランジスタである。第1スイッチSW1は第1電源側スイッチに相当し、第2スイッチSW2は第1グランド側スイッチに相当する。第3スイッチSW3は第2電源側スイッチに相当し、第4スイッチSW4は第2グランド側スイッチに相当する。
第1スイッチSW1のコレクタには、正電圧源75が接続されている。第1スイッチSW1のエミッタには、第1抵抗体71の第1端が接続され、第1抵抗体71の第2端には、上アームスイッチSWHのゲートが接続されている。
第2スイッチSW2のコレクタには、第2抵抗体72の第1端が接続され、第2抵抗体72の第2端には、上アームスイッチSWHのゲートが接続されている。第2スイッチSW2のエミッタには、グランドとしての上アームスイッチSWHのエミッタが接続されている。
上アームスイッチSWHのエミッタには、第3抵抗体73及び第4抵抗体74それぞれの第1端が接続されている。第3抵抗体73の第2端には、第3スイッチSW3のエミッタが接続されている。第3スイッチSW3のコレクタには、正電圧源75が接続されている。第4抵抗体74の第2端には、第4スイッチSW4のコレクタが接続されている。第4スイッチSW4のエミッタには、上アームスイッチSWHのエミッタが接続されている。
本実施形態において、第1スイッチSW1のコレクタに接続された正電圧源75と、第3スイッチSW3のコレクタに接続された正電圧源75とは、単一の電圧源である。正電圧源75は、例えば、絶縁電源の出力側の部分により構成されている。絶縁電源は、低圧システムに備えられる低圧蓄電池の出力電力を、低圧システムとは電気的に絶縁された高圧システムに備えられる駆動回路70に供給する。低圧蓄電池は、高圧蓄電池10よりも出力電圧(具体的には例えば、定格電圧)が低い。低圧システムには、制御装置60が備えられている。高圧システムには、高圧蓄電池10、DCDCコンバータ20、インバータ30及び回転電機40が備えられている。
駆動制御部76は、制御装置60から取得した駆動信号SGに基づいて、第1~第4スイッチSW1~SW4を操作する。以下、図3を用いて、操作方法について説明する。
図3(a)は、駆動制御部76に入力される駆動信号SGの推移を示し、図3(b)~図3(e)は、第1~第4スイッチSW1~SW4の操作状態の推移を示す。
駆動制御部76は、取得した駆動信号SGがオン指令であると判定した場合、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオン状態にし、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオフ状態にする。これにより、正電圧源75から上アームスイッチSWHのゲートに充電電流が供給され、上アームスイッチSWHのゲートに蓄積された電荷量に応じたゲート及びエミッタ間電圧(以下、ゲート電圧Vge)がその閾値電圧Vth以上となる。その結果、上アームスイッチSWHがオン状態に切り替えられる。
ここで、駆動信号SGがオン指令とされている場合、図4に示すように、上アームスイッチSWHのゲートには、正電圧源75の出力電圧である正電圧VPが印加され、上アームスイッチSWHのエミッタには、グランドの電圧VNが印加される。グランドの電圧VNを0とする場合、上アームスイッチSWHのエミッタに対するゲートの電位差は正電圧VPとなる。
一方、駆動制御部76は、取得した駆動信号SGがオフ指令であると判定した場合、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオフ状態にし、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオン状態にする。これにより、上アームスイッチSWHのゲート電圧Vgeが閾値電圧Vth未満となり、上アームスイッチSWHがオフ状態に切り替えられる。
ここで、駆動信号SGがオフ指令とされている場合、図5に示すように、上アームスイッチSWHのゲートには、グランドの電圧VN(=0)が印加され、上アームスイッチSWHのエミッタには、正電圧VPが印加される。これにより、上アームスイッチSWHのエミッタに対するゲートの電位差は負電圧である「-VP」となる。
なお、上アームスイッチSWHのエミッタに対するゲートの電位差の許容上限値(例えば、絶対最大定格)は、正電圧源75の出力電圧VP以上とされている。
従来、セルフターンオンの発生を抑制するための構成として、駆動回路に負電圧源が備えられていた。ただし、負電圧源は、例えば、トランス、平滑用コンデンサ及びレギュレータで構成されているため、駆動回路の構成が複雑化してしまう。
これに対し、本実施形態の駆動回路70は、第1~第4スイッチSW1~SW4を備えている。また、駆動制御部76は、オフ指令が入力されている場合、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオン状態にし、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオフ状態にする。このとき、上アームスイッチSWHのエミッタに対するゲートの電位差が負電圧の「-VP」となる。このため、駆動回路70に負電圧源を備えることなく、上アームスイッチSWHのゲートに負電圧を印加することができ、上アームスイッチSWHのセルフターンオンの発生を抑制することができる。
また、駆動回路70は、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3それぞれに対応した単一の正電圧源75を備えている。このため、第1~第4スイッチSW1~SW4と、単一の正電圧源75とを備える簡易な構成でセルフターンオンの発生を抑制することができる。
なお、インバータの下アームスイッチSWLの駆動回路、及びDCDCコンバータ20の上,下アーム変圧スイッチSCH,SCLの駆動回路に対しても、上述した構成を適用でき、以下に説明する実施形態でも同様である。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、上アームスイッチSWHに流れるコレクタ電流が大きい場合と小さい場合とで、第1~第4スイッチSW1~SW4の操作態様を変更する。この変更は、駆動対象スイッチの劣化の進行を抑制するためのものである。
図6に、駆動制御部76により実行される処理の手順を示す。この処理は、例えば所定の制御周期で繰り返し実行される。
ステップS10では、上アームスイッチSWHに流れるコレクタ電流の情報を取得する。この情報は、例えば、制御装置60に入力される相電流センサ50の検出情報であればよい。
ステップS11では、取得した情報に基づいて、上アームスイッチSWHに流れるコレクタ電流が大電流領域又は小電流領域のいずれに含まれているかを判定する。例えば、コレクタ電流が所定電流以上であると判定した場合、コレクタ電流が大電流領域に含まれていると判定し、コレクタ電流が所定電流未満であると判定した場合、コレクタ電流が小電流領域に含まれていると判定すればよい。
ステップS11においてコレクタ電流が大電流領域に含まれていると判定した場合には、ステップS12に進み、駆動信号SGがオフ指令であるか否かを判定する。
ステップS12においてオン指令であると判定した場合には、ステップS13に進み、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオン状態にし、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオフ状態にする。
一方、ステップS12においてオフ指令であると判定した場合には、ステップS14に進み、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオン状態にし、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオフ状態にする。これにより、上アームスイッチSWHのエミッタに対するゲートの電位差が負電圧の「-VP」となる。
ステップS11においてコレクタ電流が小電流領域に含まれていると判定した場合には、ステップS15に進み、駆動信号SGがオフ指令であるか否かを判定する。
ステップS15においてオン指令であると判定した場合には、ステップS13に進む。一方、ステップS15においてオフ指令であると判定した場合には、ステップS16に進み、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4をオン状態にし、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3をオフ状態にする。これにより、上アームスイッチSWHのゲート電圧Vgeが0となる。
ゲートに大きな負電圧が印加される期間が長くなると、上アームスイッチSWHの劣化が進行するおそれがある。ここで、小電流領域においては、大電流領域よりもセルフターンオンが発生しにくい。この点に鑑み、セルフターンオンが発生しやすい状況のみにおいて、エミッタに対するゲートの電位差を負電圧とし、セルフターンオンが発生しにくい状況では、上記電位差を負電圧としない。これにより、上アームスイッチSWHのセルフターンオンの発生を抑制しつつ、上アームスイッチSWHの劣化の進行を抑制することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について、第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図7に示すように、駆動回路70に第2抵抗体72及び第4抵抗体74が備えられていない。図7において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
第2抵抗体72が備えられていないため、第2スイッチSW2がオン状態とされる場合、上アームスイッチSWHのゲートとグランドとが短絡される。また、第4抵抗体74が備えられていないため、第4スイッチSW4がオン状態とされる場合、上アームスイッチSWHのエミッタとグランドとが短絡される。
本実施形態において、駆動制御部76は、先の図6に示した処理を行う。駆動制御部76が図6のステップS16の処理を行う場合、上アームスイッチSWHのゲート及びエミッタのそれぞれがグランドと短絡されるオフ保持制御が実施される。これにより、オフ指令がなされている場合において、上アームスイッチSWHのセルフターンオンの発生を抑制することができる。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態について、第3実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図8に示すように、駆動回路70に第1抵抗体71及び第3抵抗体73が備えられていない。図8において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
第1抵抗体71が備えられていないため、第1スイッチSW1がオン状態とされる場合、上アームスイッチSWHのゲートと正電圧源75とが短絡される。また、第3抵抗体73が備えられていないため、第3スイッチSW3がオン状態とされる場合、上アームスイッチSWHのエミッタと正電圧源75とが短絡される。
図9に、駆動制御部76が行う処理の手順を示す。この処理は、例えば所定の制御周期で繰り返し実行される。図9において、先の図6に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
ステップS17では、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3をオン状態にし、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4をオフ状態にする。これにより、上アームスイッチSWHのゲート及びエミッタのそれぞれが正電圧源75と短絡されるオフ保持制御が実施される。これにより、第3実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
<第5実施形態>
以下、第5実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図10に、本実施形態の第1~第4スイッチSW1~SW4の操作態様を示す。図10(a)~図10(e)は、先の図3(a)~図3(e)に対応している。
駆動制御部76は、オフ指令がなされている期間の途中である時刻t2において、第3スイッチSW3をオフ状態に切り替え、第4スイッチSW4をオン状態に切り替える。これにより、時刻t2において、上アームスイッチSWHのゲート電荷の放電速度が高速度から低速度に切り替えられる。以下、図11を用いて、第1~第4スイッチSW1~SW4の操作態様について詳しく説明する。
図11(a)は、上アームスイッチSWHのコレクタ及びエミッタ間電圧Vceの推移を示し、図11(b)は、上アームスイッチSWHに流れるコレクタ電流Iceの推移を示し、図11(c)は、上アームスイッチSWHのゲート電圧Vgeの推移を示し、図11(d)は、駆動制御部76に入力される駆動信号SGの推移を示し、図11(e)~図11(h)は、第1~第4スイッチSW1~SW4の操作状態の推移を示す。
時刻t1において駆動信号SGがオフ指令に切り替えられ、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4がオフ状態に切り替えられ、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3がオン状態に切り替えられる。これにより、上アームスイッチSWHのゲートにグランドの電圧が印加され、上アームスイッチSWHのエミッタに正電圧VPが印加される。その結果、ゲート電圧Vgeが正電圧VPから低下し始める。
その後、時刻t2において、第3スイッチSW3がオフ状態に切り替えられ、第4スイッチSW4がオン状態に切り替えられる。これにより、上アームスイッチSWHのエミッタに印加される電圧が正電圧VPからグランドの電圧に変更される。その結果、ゲート電荷の放電速度が高速度から低速度に切り替えられる。時刻t2は、上アームスイッチSWHのオフ状態への切り替えに伴いサージ電圧が発生し始めるタイミング以前のタイミングに設定されており、具体的には例えば、ゲート電圧Vgeが上アームスイッチSWHのミラー電圧を下回り始めるタイミングに設定されている。また、時刻t3は、サージ電圧が収束する、すなわち、上アームスイッチSWHのコレクタ及びエミッタ間電圧Vceが第2コンデンサ23の端子電圧まで低下するタイミング以降のタイミングに設定され、具体的には例えば、コレクタ及びエミッタ間電圧が低下して第2コンデンサ23の端子電圧になるタイミングに設定されている。このため、駆動制御部76は、上アームスイッチSWHのエミッタに対するゲートの電位差を検出し、検出した電位差に基づいて、時刻t2,t3を把握すればよい。
その後、時刻t3において、サージ電圧が収束し、時刻t4において、ゲート電圧Vgeが閾値電圧Vthに到達する。その後、時刻t5において、ゲート電圧Vgeが0になる。
ちなみに、時刻t1~t5の期間がオフ期間に相当し、時刻t2~t3の期間がサージ電圧の発生期間である。また、時刻t1~t2の第1~第4スイッチSW1~SW4の操作態様が高速放電制御に相当し、時刻t2~t5の第1~第4スイッチSW1~SW4の操作態様が低速放電制御に相当する。
以上説明した本実施形態によれば、上アームスイッチSWHをオフ状態に切り替える場合において、スイッチング損失を低減しつつ、サージ電圧を抑制することができる。
ちなみに、第4スイッチSW4がオン状態に切り替えられるタイミングは、図12に示すように、第3スイッチSW3がオフ状態に切り替えられる時刻t2よりも後の時刻taとすることが望ましい。時刻taは、例えば、図11の時刻t3よりも前のタイミングに設定される。これにより、第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4の双方がオン状態とされることを的確に回避できる。その結果、正電圧源75から第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4を介してグランドへと大電流が流れることを防止できる。
また、第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4の双方がオン状態とされることを回避できることにより、サージ電圧の抑制効果が低下してしまうことを回避できる。つまり、第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4の双方がオン状態にされると、上アームスイッチSWHのエミッタに、グランドの電圧(0)ではなく、第3抵抗体73及び第4抵抗体74で正電圧VPが分圧された値が印加される。その結果、ゲート電荷の放電速度が、エミッタにグランド電圧が印加される場合よりも高くなり、サージ電圧の抑制効果が低下してしまう。これに対し、第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4の双方がオン状態とされることを的確に回避できる本実施形態によれば、サージ電圧の抑制効果の低下を回避できる。
<第5実施形態の変形例1>
先の図11において、時刻t3以降において、第3スイッチSW3をオン状態にし、第4スイッチSW4をオフ状態にしてもよい。これにより、スイッチング損失の低減効果を高めることができる。
<第5実施形態の変形例2>
駆動制御部76は、上アームスイッチSWHに過電流が流れている等、上アームスイッチSWHに異常が生じていると判定した場合、ソフト遮断を行う。詳しくは、駆動制御部76は、上アームスイッチSWHに異常が生じていると判定した場合、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4をオン状態にし、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3をオフ状態にする。これにより、ゲート電荷の放電速度を低速度にする。その後、駆動制御部76は、サージ電圧が収束すると想定されるタイミング(先の図11の時刻t3に相当)以降であってかつゲート電圧Vgeが0になるタイミング(図11の時刻t5に相当)よりも前のタイミングにおいて、第3スイッチSW3をオン状態に切り替え、第4スイッチSW4をオフ状態に切り替える。これにより、ゲート電荷の放電速度を高速度に切り替える。なお、放電速度を高速度に切り替えるタイミングは、例えば、サージ電圧が収束すると想定されるタイミングに設定されていればよい。
<第6実施形態>
以下、第6実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、正電圧源75は、その出力電圧VPが可変設定できるように構成されている。
図13に、駆動制御部76が行う処理の手順を示す。この処理は、例えば所定の制御周期で繰り返し実行される。
ステップS20では、駆動信号SGがオフ指令であるか否かを判定する。
ステップS20においてオン指令であると判定した場合には、ステップS21に進む。ステップS21では、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオン状態にし、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオフ状態にする。また、正電圧源75の出力電圧VPを第1電圧値VH(>0)に設定する。これにより、上アームスイッチSWHのエミッタに対するゲートの電位差が第1電圧値VHになる。
一方、ステップS20においてオフ指令であると判定した場合には、ステップS22に進む。ステップS22では、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオン状態にし、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオフ状態にする。また、正電圧源75の出力電圧VPを、第1電圧値VHよりも低い第2電圧値VL(>0)に設定する。これにより、上アームスイッチSWHのエミッタに対するゲートの電位差が負の第2電圧値「-VL」になる。
以上説明した本実施形態によれば、オフ指令がなされている場合における上アームスイッチSWHのエミッタに対するゲートの電位差(<0)の絶対値がその許容上限値を超えることを回避できる。
<第7実施形態>
以下、第7実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態において、駆動制御部76は、駆動信号SGとしてオン指令が入力されてから上アームスイッチSWHのゲート電圧Vgeがその上限値(例えばVP)となるまでの期間であるオン期間のうち、一部の期間であってかつ少なくともサージ電圧が発生すると想定される期間において、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4をオフ状態にしたまま、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3それぞれを時比率に基づいてオンオフする。以下、これについて図14を用いて説明する。
図14(a)~図14(c)は、先の図11(b)~図11(d)に対応している。図14(d)は、第1,第4スイッチSW1,SW4の操作状態の推移を示し、図14(e)は、第2,第3スイッチSW2,SW3の操作状態の推移を示す。
時刻t1において、駆動制御部76は、駆動信号SGがオン指令に切り替えられたと判定する。これにより、駆動制御部76は、第2,第3スイッチSW2,SW3をオフ状態にしたまま、第1,第4スイッチSW1,SW4の時比率が第1時比率となるように、第1,第4スイッチSW1,SW4を同期させてオン状態及びオフ状態にする。ここで、時比率とは、スイッチの1スイッチング周期Tswに対するオン状態とされる期間Tonの比率(=Ton/Tsw)である。これにより、エミッタに対するゲートの電位差が正電圧VPよりも低くてかつ0よりも高い第1電圧とされ、ゲート電圧Vgeが上昇し始める。その後、時刻t2において、ゲート電圧Vgeが閾値電圧Vthに到達する。
その後、サージ電圧が発生すると想定される時刻t3~t4の期間において、駆動制御部76は、第2,第3スイッチSW2,SW3をオフ状態にしたまま、第1,第4スイッチSW1,SW4の時比率が第2時比率となるように第1,第4スイッチSW1,SW4を同期させてオン状態及びオフ状態にする。第2時比率は、第1時比率よりも小さい。このため、時刻t3~t4においては、エミッタに対するゲートの電位差が上記第1電圧よりも低くてかつ0よりも高い第2電圧とされる。その結果、時刻t3~t4における上アームスイッチSWHのゲート電荷の充電速度は、時刻t1~t3におけるゲート電荷の充電速度よりも低くなる。なお、時刻t3,t4は、例えば、上アームスイッチSWHのエミッタに対するゲートの電位差が、閾値電圧Vth以上であってかつミラー電圧未満の電圧に設定されていればよい。駆動制御部76は、検出した上記電位差に基づいて、時刻t3,t4を把握すればよい。
その後、時刻t4以降において、駆動制御部76は、第2,第3スイッチSW2,SW3をオフ状態にしたまま、第1,第4スイッチSW1,SW4の時比率が第1時比率となるように第1,第4スイッチSW1,SW4を同期させてオン状態及びオフ状態にする。その後、オフ指令がなされている期間の途中において、ゲート電圧Vgeがその上限値に到達する。
図14に示す各スイッチSW1~SW4の操作態様によれば、スイッチング損失を低減しつつ、サージ電圧を抑制することができる。
なお、駆動制御部76は、図14の時刻t1~t3において、第1,第4スイッチSW1,SW4をオン状態及びオフ状態に交互に切り替えることなく、第1,第4スイッチSW1,SW4を常時オン状態にしてもよい。また、駆動制御部76は、時刻t4以降において、第1,第4スイッチSW1,SW4をオン状態及びオフ状態に交互に切り替えることなく、第1,第4スイッチSW1,SW4を常時オン状態にしてもよい。
また、駆動制御部76は、時刻t1~t3において、第1,第4スイッチSW1,SW4の時比率が、第1時比率ではなく第2時比率となるように第1,第4スイッチSW1,SW4をオン状態及びオフ状態にしてもよい。
また、駆動制御部76は、時刻t1~t3又は時刻t4以降において、第1,第4スイッチSW1,SW4のうち、一方のみの時比率が第1時比率となるようにオン状態及びオフ状態に交互に切り替え、他方を常時オン状態にしてもよい。また、駆動制御部76は、時刻t3~t4において、第1,第4スイッチSW1,SW4のうち、一方のみの時比率が第2時比率となるようにオン状態及びオフ状態に交互に切り替え、他方を常時オン状態にしてもよい。
本実施形態において、駆動制御部76は、駆動信号SGとしてオフ指令が入力されてから上アームスイッチSWHのゲート電圧Vgeが0になるまでの期間であるオフ期間のうち、一部の期間であってかつ少なくともサージ電圧が発生すると想定される期間において、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオフ状態にしたまま、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3それぞれを時比率に基づいてオンオフする。以下、これについて図15を用いて説明する。図15(a)は、先の図11(a)に対応しており、図15(b)~図15(f)は、先の図14(a)~図14(e)に対応している。
時刻t1において、駆動制御部76は、駆動信号SGがオフ指令に切り替えられたと判定する。これにより、駆動制御部76は、第1,第4スイッチSW1,SW4をオフ状態にしたまま、第2,第3スイッチSW2,SW3の時比率が第3時比率となるように第2,第3スイッチSW2,SW3を同期させて交互にオン状態及びオフ状態にする。これにより、エミッタに対するゲートの電位差は、絶対値が負電圧「-VP」の絶対値よりも低い第1負電圧となり、ゲート電圧Vgeが低下し始める。
サージ電圧が発生すると想定される時刻t2~t3において、駆動制御部76は、第1,第4スイッチSW1,SW4をオフ状態にしたまま、第2,第3スイッチSW2,SW3の時比率が第3時比率よりも小さい第4時比率となるように、第2,第3スイッチSW2,SW3を同期させて交互にオン状態及びオフ状態にする。これにより、エミッタに対するゲートの電位差は、絶対値が第1負電圧の絶対値よりも小さい第2負電圧となる。その結果、時刻t2~t3における上アームスイッチSWHのゲート電荷の放電速度は、時刻t1~t2におけるゲート電荷の放電速度よりも低くなる。
その後、時刻t3以降において、駆動制御部76は、第1,第4スイッチSW1,SW4をオフ状態にしたまま、第2,第3スイッチSW2,SW3の時比率が第3時比率となるように第2,第3スイッチSW2,SW3を同期させてオン状態及びオフ状態にする。
図15に示す各スイッチSW1~SW4の操作態様によれば、スイッチング損失を低減しつつ、サージ電圧を抑制することができる。また、この際、上アームスイッチSWHのエミッタに対するゲートの電位差(<0)の絶対値がその許容上限値を超えることを防止できる。
なお、駆動制御部76は、図15の時刻t1~t3において、第2,第3スイッチSW2,SW3をオン状態及びオフ状態に交互に切り替えることなく、第2,第3スイッチSW2,SW3を常時オン状態にしてもよい。また、駆動制御部76は、時刻t3以降において、第2,第3スイッチSW2,SW3をオン状態及びオフ状態に交互に切り替えることなく、第2,第3スイッチSW2,SW3を常時オン状態にしてもよい。
また、駆動制御部76は、時刻t1~t2において、第2,第3スイッチSW2,SW3の時比率が、第4時比率ではなく第3時比率となるように第2,第3スイッチSW2,SW3をオン状態及びオフ状態にしてもよい。
また、駆動制御部76は、時刻t1~t2又は時刻t3以降において、第2,第3スイッチSW2,SW3のうち、一方のみの時比率が第3時比率となるようにオン状態及びオフ状態に交互に切り替え、他方を常時オン状態にしてもよい。また、駆動制御部76は、時刻t2~t3において、第2,第3スイッチSW2,SW3のうち、一方のみの時比率が第4時比率となるようにオン状態及びオフ状態に交互に切り替え、他方を常時オン状態にしてもよい。
<第8実施形態>
以下、第8実施形態について、上記各実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図16に示すように、定電圧駆動に代えて、定電流駆動により上アームスイッチSWHのゲート電荷を充電する。図16において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
駆動回路70は、充電用抵抗体77及びオペアンプ78を備えている。充電用抵抗体77の第1端には、正電圧源75が接続され、充電用抵抗体77の第2端には、第1スイッチSW1のコレクタが接続されている。オペアンプ78の反転入力端子には、充電用抵抗体77の第2端が接続され、オペアンプ78の非反転入力端子には、駆動制御部76から出力された基準電圧Vrefが入力される。オペアンプ78の出力端子には、第1スイッチSW1のゲートが接続されている。この構成によれば、第1スイッチSW1のオン抵抗が調整され、上アームスイッチSWHのエミッタに対する充電用抵抗体77の第2端の電位差を基準電圧Vrefとすることができる。これにより、上アームスイッチSWHのゲートの充電電流を一定値に制御することができる。
続いて、駆動制御部76の処理について、第1実施形態からの主な相違点について説明する。駆動制御部76は、駆動信号SGがオン指令になったと判断した場合、オペアンプ78に対してイネーブル信号を出力することで第1スイッチSW1を駆動する。一方、駆動制御部76は、駆動信号SGがオフ指令になったと判断した場合、オペアンプ78に対するイネーブル信号の出力を停止することで第1スイッチSW1をオフ状態にする。
以上説明した本実施形態によれば、上記各実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
<第9実施形態>
以下、第9実施形態について、上記各実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図17に示すように、駆動回路70は、インダクタ80、コンデンサ81及びダイオード82を備えている。図17において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
インダクタ80の第1端には、第1抵抗体71及び第2抵抗体72それぞれの第2端が接続されている。インダクタ80の第2端には、上アームスイッチSWHのゲートが接続されている。インダクタ80は、上アームスイッチSWHのゲートの充電電流及び放電電流の変化を抑制するために設けられている。
インダクタ80の第2端には、ダイオード82のアノードが接続され、ダイオード82のカソードには、第1スイッチSW1のコレクタが接続されている。ダイオード82は、上アームスイッチSWHのゲート及びエミッタ間の電圧が正電圧VPを超えないようにするために設けられている。
インダクタ80の第2端と上アームスイッチSWHのエミッタとは、コンデンサ81により接続されている。ダイオード82は、上アームスイッチSWHのゲート電荷の充電速度及び放電速度を調整するために設けられている。具体的には、コンデンサ81の静電容量が大きくなると、充電速度及び放電速度が低下する。
ちなみに、本実施形態において、インダクタ80及びダイオード82の少なくとも1つが駆動回路70に備えられなくてもよい。
<第10実施形態>
以下、第10実施形態について、第9実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図18に示すように、駆動回路70は、コンデンサ81に代えて、1次側コイル83a及び2次側コイル83bを有するコモンモードコイル83を備えている。図18において、先の図17に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
第1抵抗体71及び第2抵抗体72それぞれの第2端には、1次側コイル83aの第1端が接続されている。1次側コイル83aの第2端には、上アームスイッチSWHのゲートが接続されている。上アームスイッチSWHのエミッタには、2次側コイル83bの第1端が接続されている。2次側コイル83bの第2端には、第3抵抗体73及び第4抵抗体74それぞれの第1端が接続されている。
1次側コイル83aと2次側コイル83bとは磁気結合している。1次側コイル83a及び2次側コイル83bは、ノイズ等に起因して、上アームスイッチSWHのゲート及びエミッタそれぞれの電位が変動する場合であっても、ゲート電位の変化方向とエミッタ電位の変化方向とが同じになるように、巻き方向が定められている。これにより、ノイズ等に起因してゲート及びエミッタ間電圧が変動することを抑制できる。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・図2に示す駆動回路70に、第3抵抗体73及び第4抵抗体74が備えられていなくてもよい。また、図16に示す駆動回路70において、第2抵抗体72及び第4抵抗体74が備えられていなくてもよい。
・電力変換装置を構成する駆動対象スイッチとしては、IGBTに限らず、例えばNチャネルMOSFETであってもよい。この場合、駆動対象スイッチの第1主端子はドレインであり、第2主端子はソースである。なお、MOSFETとしては、例えば、Si又はSiCで構成されたものを用いることができる。
70…駆動回路、75…正電圧源、76…駆動制御部、SWH,SWL…上,下アームスイッチ、SW1~SW4…第1~第4スイッチ。

Claims (8)

  1. 第1主端子、第2主端子及びゲートを有し、前記第2主端子に対する前記ゲートの電位差が閾値電圧以上になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を許容するオン状態とされ、前記電位差が前記閾値電圧未満になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を阻止するオフ状態とされる駆動対象スイッチ(SWH,SWL,SCH,SCL)に適用される駆動対象スイッチの駆動回路(70)において、
    オン状態とされることにより前記ゲートとグランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記グランドとの間を非導通状態とする第1グランド側スイッチ(SW2)と、
    オン状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を非導通状態とする第2グランド側スイッチ(SW4)と、
    正電圧源(75)と、
    オン状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を非導通状態とする第1電源側スイッチ(SW1)と、
    オン状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を非導通状態とする第2電源側スイッチ(SW3)と、
    前記駆動対象スイッチのオン指令がなされている場合、前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオフ状態にし、前記駆動対象スイッチのオフ指令がなされてから前記電位差が0になるまでの期間であるオフ期間のうち、一部の期間であってかつ少なくともサージ電圧が発生すると想定される期間において、前記第1グランド側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第1電源側スイッチ及び前記第2電源側スイッチをオフ状態にする低速放電制御を行い、前記オフ期間のうち前記低速放電制御が行われる期間以外の期間において、前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオフ状態にする駆動制御部(76)と、を備え、
    前記第1電源側スイッチを介して前記ゲートに電圧を印加する前記正電圧源と、前記第2電源側スイッチを介して前記第2主端子に電圧を印加する前記正電圧源とは、単一の電圧源である駆動対象スイッチの駆動回路。
  2. 前記駆動制御部は、前記低速放電制御から前記高速放電制御に切り替える場合において、前記第2電源側スイッチをオフ状態に切り替えた後、前記第2グランド側スイッチをオン状態に切り替える請求項に記載の駆動対象スイッチの駆動回路。
  3. 第1主端子、第2主端子及びゲートを有し、前記第2主端子に対する前記ゲートの電位差が閾値電圧以上になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を許容するオン状態とされ、前記電位差が前記閾値電圧未満になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を阻止するオフ状態とされる駆動対象スイッチ(SWH,SWL,SCH,SCL)に適用される駆動対象スイッチの駆動回路(70)において、
    オン状態とされることにより前記ゲートとグランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記グランドとの間を非導通状態とする第1グランド側スイッチ(SW2)と、
    オン状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を非導通状態とする第2グランド側スイッチ(SW4)と、
    正電圧源(75)と、
    オン状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を非導通状態とする第1電源側スイッチ(SW1)と、
    オン状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を非導通状態とする第2電源側スイッチ(SW3)と、
    前記駆動対象スイッチのオン指令がなされている場合、前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオフ状態にする駆動制御部(76)と、を備え、
    前記第1電源側スイッチを介して前記ゲートに電圧を印加する前記正電圧源と、前記第2電源側スイッチを介して前記第2主端子に電圧を印加する前記正電圧源とは、単一の電圧源であり、
    前記駆動制御部は、前記第1主端子及び前記第2主端子の間に流れる電流が大電流領域に含まれると判定した場合、その後前記駆動対象スイッチのオフ指令がなされるときにおいて、前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオフ状態にし、前記電流が前記大電流領域よりも小さい小電流領域に含まれると判定した場合、その後前記オフ指令がなされるときにおいて、前記第1グランド側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第1電源側スイッチ及び前記第2電源側スイッチをオフ状態にする駆動対象スイッチの駆動回路。
  4. 前記ゲートから前記第1グランド側スイッチを介して前記グランドに至る電気経路と、前記第2主端子から前記第2グランド側スイッチを介して前記グランドに至る電気経路とのそれぞれには抵抗体が設けられていない請求項3に記載の駆動対象スイッチの駆動回路。
  5. 第1主端子、第2主端子及びゲートを有し、前記第2主端子に対する前記ゲートの電位差が閾値電圧以上になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を許容するオン状態とされ、前記電位差が前記閾値電圧未満になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を阻止するオフ状態とされる駆動対象スイッチ(SWH,SWL,SCH,SCL)に適用される駆動対象スイッチの駆動回路(70)において、
    オン状態とされることにより前記ゲートとグランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記グランドとの間を非導通状態とする第1グランド側スイッチ(SW2)と、
    オン状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を非導通状態とする第2グランド側スイッチ(SW4)と、
    正電圧源(75)と、
    オン状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を非導通状態とする第1電源側スイッチ(SW1)と、
    オン状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を非導通状態とする第2電源側スイッチ(SW3)と、
    前記駆動対象スイッチのオン指令がなされている場合、前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオフ状態にする駆動制御部(76)と、を備え、
    前記第1電源側スイッチを介して前記ゲートに電圧を印加する前記正電圧源と、前記第2電源側スイッチを介して前記第2主端子に電圧を印加する前記正電圧源とは、単一の電圧源であり、
    前記ゲートから前記第1電源側スイッチを介して前記正電圧源に至る電気経路と、前記第2主端子から前記第2電源側スイッチを介して前記正電圧源に至る電気経路とのそれぞれには抵抗体が設けられておらず、
    前記駆動制御部は、前記第1主端子及び前記第2主端子の間に流れる電流が大電流領域に含まれると判定した場合、その後前記駆動対象スイッチのオフ指令がなされるときにおいて、前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオフ状態にし、前記電流が前記大電流領域よりも小さい小電流領域に含まれると判定した場合、その後前記オフ指令がなされるときにおいて、前記第1電源側スイッチ及び前記第2電源側スイッチをオン状態にするオフ保持制御を行いつつ前記第1グランド側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオフ状態にする駆動対象スイッチの駆動回路。
  6. 第1主端子、第2主端子及びゲートを有し、前記第2主端子に対する前記ゲートの電位差が閾値電圧以上になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を許容するオン状態とされ、前記電位差が前記閾値電圧未満になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を阻止するオフ状態とされる駆動対象スイッチ(SWH,SWL,SCH,SCL)に適用される駆動対象スイッチの駆動回路(70)において、
    オン状態とされることにより前記ゲートとグランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記グランドとの間を非導通状態とする第1グランド側スイッチ(SW2)と、
    オン状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を非導通状態とする第2グランド側スイッチ(SW4)と、
    正電圧源(75)と、
    オン状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を非導通状態とする第1電源側スイッチ(SW1)と、
    オン状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を非導通状態とする第2電源側スイッチ(SW3)と、
    前記駆動対象スイッチのオン指令がなされている場合、前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオフ状態にし、前記駆動対象スイッチのオフ指令がなされている場合、前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオフ状態にする駆動制御部(76)と、を備え、
    前記第1電源側スイッチを介して前記ゲートに電圧を印加する前記正電圧源と、前記第2電源側スイッチを介して前記第2主端子に電圧を印加する前記正電圧源とは、単一の電圧源であり、
    前記正電圧源は、出力電圧が可変とされており、
    前記駆動制御部は、前記駆動対象スイッチがオフ状態にされている場合の前記正電圧源の出力電圧を、前記駆動対象スイッチがオン状態にされている場合の前記正電圧源の出力電圧よりも低くする駆動対象スイッチの駆動回路。
  7. 第1主端子、第2主端子及びゲートを有し、前記第2主端子に対する前記ゲートの電位差が閾値電圧以上になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を許容するオン状態とされ、前記電位差が前記閾値電圧未満になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を阻止するオフ状態とされる駆動対象スイッチ(SWH,SWL,SCH,SCL)に適用される駆動対象スイッチの駆動回路(70)において、
    オン状態とされることにより前記ゲートとグランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記グランドとの間を非導通状態とする第1グランド側スイッチ(SW2)と、
    オン状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を非導通状態とする第2グランド側スイッチ(SW4)と、
    正電圧源(75)と、
    オン状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を非導通状態とする第1電源側スイッチ(SW1)と、
    オン状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を非導通状態とする第2電源側スイッチ(SW3)と、
    前記駆動対象スイッチのオン指令がなされている場合、前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオフ状態にし、前記駆動対象スイッチのオフ指令がなされている場合、前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオフ状態にする駆動制御部(76)と、を備え、
    前記第1電源側スイッチを介して前記ゲートに電圧を印加する前記正電圧源と、前記第2電源側スイッチを介して前記第2主端子に電圧を印加する前記正電圧源とは、単一の電圧源であり、
    前記駆動制御部は、前記オン指令がなされてから前記電位差がその上限値となるまでの期間であるオン期間のうち、一部の期間であってかつ少なくともサージ電圧が発生すると想定される期間において、前記第1グランド側スイッチ及び前記第2電源側スイッチをオフ状態にしたまま、前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチのうち少なくとも一方の時比率を調整する駆動対象スイッチの駆動回路。
  8. 第1主端子、第2主端子及びゲートを有し、前記第2主端子に対する前記ゲートの電位差が閾値電圧以上になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を許容するオン状態とされ、前記電位差が前記閾値電圧未満になることにより前記第1主端子及び前記第2主端子の間の電流の流通を阻止するオフ状態とされる駆動対象スイッチ(SWH,SWL,SCH,SCL)に適用される駆動対象スイッチの駆動回路(70)において、
    オン状態とされることにより前記ゲートとグランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記グランドとの間を非導通状態とする第1グランド側スイッチ(SW2)と、
    オン状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記グランドとの間を非導通状態とする第2グランド側スイッチ(SW4)と、
    正電圧源(75)と、
    オン状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記ゲートと前記正電圧源との間を非導通状態とする第1電源側スイッチ(SW1)と、
    オン状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を導通状態とし、オフ状態とされることにより前記第2主端子と前記正電圧源との間を非導通状態とする第2電源側スイッチ(SW3)と、
    前記駆動対象スイッチのオン指令がなされている場合、前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオフ状態にし、前記駆動対象スイッチのオフ指令がなされている場合、前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチをオン状態にしてかつ前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオフ状態にする駆動制御部(76)と、を備え、
    前記第1電源側スイッチを介して前記ゲートに電圧を印加する前記正電圧源と、前記第2電源側スイッチを介して前記第2主端子に電圧を印加する前記正電圧源とは、単一の電圧源であり、
    前記駆動制御部は、前記オフ指令がなされてから前記電位差が0になるまでの期間であるオフ期間のうち、一部の期間であってかつ少なくともサージ電圧が発生すると想定される期間において、前記第1電源側スイッチ及び前記第2グランド側スイッチをオフ状態にしたまま、前記第2電源側スイッチ及び前記第1グランド側スイッチのうち少なくとも一方の時比率を調整する駆動対象スイッチの駆動回路。
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