JP7087692B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents
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Description
図1に示す本開示の第一実施形態による燃料噴射装置1は、ディーゼルエンジンなどの内燃機関において、軽油などの燃料を各燃焼室へ供給するために用いられる。燃料噴射装置1は、円柱状に形成されて、一端を燃焼室に露出する姿勢で内燃機関に取り付けられる。これ以降、燃料噴射装置1の延伸する方向に沿った方向であって、一端から他端に向かう方向を根元方向とし、他端から一端に向かう方向を挿入方向として説明する。燃料噴射装置1は、高圧燃料ポンプにより昇圧されてコモンレールに蓄えられた高圧の燃料を分配される。燃料噴射装置1は、分配された高圧の燃料を燃焼室に噴射する。燃料噴射装置1は、ボデー10、電磁制御弁40、可動プレート50、サポートスプリング60、ニードル70、およびニードルスプリング71を備えている。
以上、説明した第一実施形態によれば、可動プレート50がボデー側ストッパ面36に接した状態であっても、連通路80により、研削逃がし部37が制御室30に連通される。故に、研削逃がし部37に溜まった燃料は、連通路80を通じて制御室30に逃げることにより、可動プレート50の開弁方向への移動を妨げるダンパ効果を生じにくい。この結果、可動プレート50は、ボデー側摺動面35との摺動により開弁方向と交差する方向への移動を規制されつつ、速やかに閉弁位置から開弁位置に移動しうる。従って、燃料噴射装置1は、可動プレート50の姿勢の不安定化を抑制しつつ、可動プレート50の開弁遅れを抑制可能である。こうした開弁遅れの抑制により、燃料噴射装置1は、制御装置からの駆動電流の供給停止から、燃料の噴射停止までの時間差を低減しうる。
図8~11に示す本開示の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態における可動プレート50には、円形凹部54(図5参照)に替えて、図8および図9に示すように溝状凹部56が形成されている。さらに、溝状凹部56などにより、可動プレート50が開弁位置である場合において、図10に示すように連通路80aが形成されている。
以上、説明した第二実施形態によれば、貫通孔55および溝状凹部56により、可動プレート50が開弁位置である場合において、研削逃がし部37と制御室30とを連通させる連通路80aが形成されている。従って、第二実施形態の燃料噴射装置1は、第一実施形態と同様に、可動プレート50の姿勢の不安定化を抑制しつつ、可動プレート50の開弁遅れを抑制可能である。
図12~14に示す本開示の第三実施形態は、第一実施形態の他の変形例である。第三実施形態における可動プレート50には、円形凹部54(図5参照)が設けられていない。また、第三実施形態におけるボデー10には、図12に示すように、室側溝部38が形成されている。さらに、室側溝部38により、可動プレート50が開弁位置である場合において、連通路80aが形成されている。
以上、説明した第三実施形態によれば、室側溝部38により、可動プレート50が開弁位置である場合において、研削逃がし部37と制御室30とを連通させる連通路80bが形成されている。従って、第三実施形態の燃料噴射装置1は、第一実施形態と同様に、可動プレート50の姿勢の不安定化を抑制しつつ、可動プレート50の開弁遅れを抑制可能である。
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本開示の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。なお、以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
Claims (4)
- 燃料を噴射する噴孔(23)と、燃料が充填される制御室(30)と、前記制御室に燃料を流入させる流入路(24)と、が形成されたボデー(10)と、
前記制御室への燃料の流入に伴って前記噴孔を閉弁するニードル(70)と、
前記流入路を閉じる閉弁位置と、前記流入路を開く開弁位置とを移動可能に前記制御室に収容された開閉部材(50)と、を備え、
前記ボデーには、前記開弁位置の前記開閉部材と接触して前記開閉部材の開弁方向への移動を規制するボデー側ストッパ面(36)と、前記開閉部材と摺動して前記開弁方向と交差する方向における前記開閉部材の移動を規制するボデー側摺動面(35)と、前記ボデー側ストッパ面から凹む研削逃がし部(37)と、が形成され、
前記開閉部材が前記ボデー側ストッパ面に接した状態において、前記研削逃がし部と前記制御室とを連通させる連通路(80、80a、80b)を備え、
前記開閉部材には、前記開閉部材を前記開弁方向に貫通する貫通孔(55)が形成されており、
前記連通路の少なくとも一部が、前記貫通孔により形成されている燃料噴射装置。 - 前記連通路から前記制御室へ流出口の面積は、前記研削逃がし部から前記連通路への流入口の面積と、前記貫通孔の断面積との和よりも大きい請求項1に記載の燃料噴射装置。
- 前記開閉部材を閉弁方向に付勢するバネ(60)を備え、
前記開閉部材には、前記ボデー側ストッパ面と接触する開閉側ストッパ面(53)と、前記開閉側ストッパ面から凹んで前記開弁方向と交差する方向における前記バネの移動を規制する規制凹部(54、56)と、が形成されており、
前記連通路の少なくとも一部が、前記規制凹部により形成されている請求項1または2に記載の燃料噴射装置。 - 燃料を噴射する噴孔(23)と、燃料が充填される制御室(30)と、前記制御室に燃料を流入させる流入路(24)と、が形成されたボデー(10)と、
前記制御室への燃料の流入に伴って前記噴孔を閉弁するニードル(70)と、
前記流入路を閉じる閉弁位置と、前記流入路を開く開弁位置とを移動可能に前記制御室に収容された開閉部材(50)と、を備え、
前記ボデーには、前記開弁位置の前記開閉部材と接触して前記開閉部材の開弁方向への移動を規制するボデー側ストッパ面(36)と、前記開閉部材と摺動して前記開弁方向と交差する方向における前記開閉部材の移動を規制するボデー側摺動面(35)と、前記ボデー側ストッパ面から凹む研削逃がし部(37)と、が形成され、
前記開閉部材が前記ボデー側ストッパ面に接した状態において、前記研削逃がし部と前記制御室とを連通させる連通路(80、80a、80b)を備え、
前記開閉部材を閉弁方向に付勢するバネ(60)を備え、
前記開閉部材には、前記ボデー側ストッパ面と接触する開閉側ストッパ面(53)と、前記開閉側ストッパ面から凹んで前記開弁方向と交差する方向における前記バネの移動を規制する規制凹部(54、56)と、が形成されており、
前記連通路の少なくとも一部が、前記規制凹部により形成されている燃料噴射装置。
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JP2018108929A JP7087692B2 (ja) | 2018-06-06 | 2018-06-06 | 燃料噴射装置 |
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JP2018108929A JP7087692B2 (ja) | 2018-06-06 | 2018-06-06 | 燃料噴射装置 |
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JP2019210889A JP2019210889A (ja) | 2019-12-12 |
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Family Applications (1)
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JP2011012670A (ja) | 2009-06-02 | 2011-01-20 | Denso Corp | 燃料噴射装置 |
JP2012122414A (ja) | 2010-12-08 | 2012-06-28 | Denso Corp | 燃料噴射装置 |
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