JP7087533B2 - 表面状態検査装置及び表面状態検査方法 - Google Patents
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Description
第1の色相の光を被検査物表面の検査領域に照射する第1の光源と、
第1の色相とは異なる第2の色相の光を前記検査領域に照射する第2の光源と、
前記被検査物の表面からの反射光を受光するカラーカメラと、
前記カラーカメラから出力される受光信号を入力として、前記検査領域からの前記反射光の色相分布を分析する分析器とを備え、
前記第1の光の照射方向と、前記第2の光の照射方向が異なる方向である、表面状態検査装置を提供する。
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
前記第1の光源および前記第2の光源は円環状に円環の軸方向に光を照射する光源であって、X-Y平面に平行なそれぞれ異なる面においてZ軸を中心とするように配置されており、
複数の前記カラーカメラがX-Y平面上に前記円筒状の表面を取り囲むように配置されている、表面状態検査装置であってもよい。
前記Z軸の方向をZ方向、前記検査領域の法線の内の任意の一方向をX方向、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向とした場合に、
前記第1の色相の光と前記第2の色相の光とは、それぞれX-Z平面内において、前記第1の光源はZが正の領域から、前記第2の光源はZが負の領域から前記表面に照射され、
前記反射光は、X-Y平面上において検出される、表面状態検査方法であってもよい。
本開示の実施形態(以下「本実施形態」と記す)に係る表面状態検査装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。以下の説明では、同一または対応する要素には同一の符号を付し、それらについて同じ説明は繰り返さない。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許の請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
図3に示すように、色相は光の3原色赤(R)、緑(G)、青(B)を基準に色相環をなす。本発明で用いる分析器は色相環を等分割設定できるものを用いる。更に、分割された色相のうち指定した領域の色相群を異常とし、指定外の領域を正常として設定できるものを用いる。
第1の色相を有する照射光11と、照射光11とは異なる第2の色相を有する照射光21を被検査物60の表面61に同時に照射すると、反射光には、中間色相群を有する正常反射光73、あるいは、第1の色相群または第2の色相群の色相を有する異常反射光71、72が生ずる。反射光をカラーカメラ30で撮像する。撮像された画素毎のデータは分析器40へ入力される。分析器40は画素毎の色相を判別できる機能を含む装置であり、表面状態の良否判断と、異常と判断された結果を含む情報を出力装置50に出力する。出力装置50は、ランプ等を備える警報盤、液晶モニター等の表示装置、ブザー等の音声出力装置など、任意の出力装置であって、検査結果を作業者等に伝える。
図2Aに示される被検査物60では、表面61に異常とされる凹凸がない。この場合、光が照射された表面61のどの部分でも同じ反射状態であり、中間色相群の色相を有する正常反射光73のみがカラーカメラで撮像される。撮像された画像が正常反射光73からなるため、分析器40では正常と判断される。
図6を参照して、被検査物である線状体80を囲むように環状光源81(83)、82(84)が配置されている。同様に、被検査物である線状体を囲むようにカラーカメラ85はレンズ86を内側にした状態で配置されている。光源81(83)、82(84)及びカラーカメラ85をこのように環状に配置することにより、被検査物の全周を照射し、全周からの反射光を全て受光することができる。なお、本例示では受光カメラ86の設置数を8台としているが、検査の状況に応じ変更してもよいものであり、設置数は特に限られるものではない。
本検査装置を用い、直径8mmのケーブル被覆の表面状態検査を行った実施例について記す。
不良部分となる凹凸を故意につけた検査対象物を準備し、本実施形態による検査装置による検査結果と既設の検査装置による検査結果を比較した。それぞれの装置は、本来の検査工程においては、測定結果から所定の閾値を超える不良部分のみを検出するように用いられるが、今回の比較実験においては、検出されるデータをそのまま出力として記録した。予め不良部として故意に設けた凹凸部の高さと検出データの対比から、検出データを凹凸高さに換算し、その検出頻度をグラフにしたものを図11に示す。図11における塗りつぶされた棒グラフによって(a)は本実施形態の装置による検出結果、(b)は既設の検査装置による検出結果を示す。検出データの頻度は非常に多いため、不良部として設けた凹凸の頻度がグラフ上では見えない。そこで、図11では検出データの中で、故意に設けた不良部としての凹凸に該当するものだけを縦軸を2000倍に拡大してハッチングを変えた棒で示している。
別な検出試験として、凹凸の高さ(最大高低差)と長さ(線状体の軸方向の長さ)を変えて故意に設けた不良部を準備した結果を図12に示す。本実施形態の装置と既設の検査装置のそれぞれにおいて、良好部との区別が可能なように閾値を設定して検出を試みた。故意に設けた凹凸が不良部として検出されたか否かを図示したものを図12に示す。このように本実施形態の装置においては、0.2mm高さ以下の小さな凹凸であっても不良検出が可能であることが確認できた。
11 第1の照射光
20 第2の光源
21 第2の照射光
30 カラーカメラ
40 分析器
50 出力装置
60 被検査物
61 表面
62 凸部
63 凹部
71、72 異常反射光
73 正常反射光
101 第1の色相
102 第2の色相、
103、104 異常色相
105 正常色相
80 線状体
81、82、83、84 環状光源
811、821 第1の色相の照射光
831、841 第2の色相の照射光
85 カラーカメラ
86 レンズ
W1 視野範囲
W2 検査範囲
90 線状体
91 光源
92 受光器
Claims (7)
- 第1の色相の光を被検査物の表面の検査領域に照射する第1の光源と、
前記第1の色相とは異なる第2の色相の光を前記検査領域に照射する第2の光源と、
前記被検査物の表面からの反射光を受光するカラーカメラと、
前記カラーカメラから出力される受光信号を入力として、前記検査領域からの前記反射光の色相分布を分析する分析器とを備え、
前記第1の色相の光の照射方向と、前記第2の色相の光の照射方向が異なる方向であり、
前記分析器は、
前記カラーカメラの画素毎の前記反射光の色相が、第1の色相群、第2の色相群又は中間色相群のいずれかに含まれるかを前記画素毎に判断し、
前記カラーカメラの前記画素毎の前記反射光の色相が、前記第1の色相群又は前記第2の色相群に含まれる場合を異常と判断し、
前記カラーカメラの前記画素毎の前記反射光の色相が、前記中間色相群に含まれる場合を異常なしと判断し、
前記第1の色相群とは、前記第1の色相及びその色相に近い色相を合わせた色相群であり、
前記第2の色相群とは、前記第2の色相及びその色相に近い色相を合わせた色相群であり、
前記中間色相群とは、色相環において前記第1の色相群と前記第2の色相群の中間にある色相群である、
表面状態検査装置。 - 前記分析器は、前記第1の色相群に含まれる画素が予め設定された個数以上連続した領域が存在する場合、あるいは前記第2の色相群に含まれる画素が予め設定された個数以上連続した領域が存在する場合に、前記検査領域には凹凸が存在すると判断する、
請求項1に記載の表面状態検査装置。 - 前記被検査物は1つの軸方向に延在する表面を有し、
前記軸方向をZ方向、前記検査領域の中心を原点として前記表面の法線方向にX方向、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向とした場合に、
前記第1の光源および前記第2の光源は、それぞれX-Z平面内において、前記第1の光源はZが正の領域に、前記第2の光源はZが負の領域に配置され
前記カラーカメラはX-Y平面上に配置されている、
請求項1または請求項2に記載の表面状態検査装置。 - 前記被検査物は前記Z方向に中心軸を持つ円筒状の表面を有し、
前記第1の光源および前記第2の光源は円環状に円環の軸方向に光を照射する光源であって、X-Y平面に平行なそれぞれ異なる面においてZ軸を中心とするように配置されており、
複数の前記カラーカメラがX-Y平面上に前記円筒状の表面を取り囲むように配置されている、
請求項3に記載の表面状態検査装置。 - 複数の前記第1の光源を有し、複数の前記第1の光源は同一の平面上に同心に配置されており、
複数の前記第2の光源を有し、複数の前記第2の光源は同一の平面上に同心に配置されている、
請求項4に記載の表面状態検査装置。 - 第1の色相の光と、前記第1の色相とは異なる第2の色相の光を、前記第1の色相の光の照射方向と、前記第2の色相の光の照射方向が異なる方向となるように被検査物の表面の検査領域に照射し、
前記検査領域からの反射光の色相を受光するカラーカメラの画素毎に検出し、
前記画素毎の前記反射光の色相が、第1の色相群、第2の色相群又は中間色相群のいずれに含まれるかを前記画素毎に判断し、
前記画素毎の前記反射光の色相が、前記第1の色相群又は前記第2の色相群に含まれる場合を異常と判断し、
前記画素毎の前記反射光の色相が、前記中間色相群に含まれる場合を異常なしと判断し、
前記第1の色相群とは、前記第1の色相及びその色相に近い色相を合わせた色相群であり、
前記第2の色相群とは、前記第2の色相及びその色相に近い色相を合わせた色相群であり、
前記中間色相群とは、色相環において前記第1の色相群と前記第2の色相群の中間にある色相群である、
表面状態検査方法。 - 前記被検査物はZ軸を中心軸として延在する円筒状の表面を有し、
前記Z軸の方向をZ方向、前記検査領域の法線の内の任意の一方向をX方向、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向とした場合に、
前記第1の色相の光と前記第2の色相の光とは、それぞれX-Z平面内において、前記第1の光源はZが正の領域から、前記第2の光源はZが負の領域から前記表面に照射され、
前記反射光は、X-Y平面上において検出される、
請求項6に記載の表面状態検査方法。
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