JP7086654B2 - モデル材用組成物およびそれを含む光造形用組成物セット - Google Patents
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Description
[1]三次元光造形法によりモデル材を造形するためのモデル材用組成物であって、蛍光染料を含んでなるモデル材用組成物。
[2]25℃における粘度が30~200mPa・sである、前記[1]に記載のモデル材用組成物。
[3]三次元光造形法がマテリアルジェット光造形法である、前記[1]または[2]に記載のモデル材用組成物。
[4]蛍光染料が、エネルギー線の照射により蛍光を発する染料である、前記[1]~[3]のいずれかに記載のモデル材用組成物。
[5]モデル材用組成物100質量部に対して0.1~10質量部の蛍光染料を含む、前記[1]~[4]のいずれかに記載のモデル材用組成物。
[6]少なくとも1種の単官能エチレン性不飽和単量体、少なくとも1種の多官能エチレン性不飽和単量体、少なくとも1種のオリゴマーおよび光重合開始剤を含む、前記[1]~[5]のいずれかに記載のモデル材用組成物。
[7]モデル材用組成物100質量部に対して19~49質量部の単官能エチレン性不飽和単量体を含む、前記[6]に記載のモデル材用組成物。
[8]モデル材用組成物100質量部に対して15~50質量部の多官能エチレン性不飽和単量体を含む、前記[6]または[7]に記載のモデル材用組成物。
[9]モデル材用組成物100質量部に対して10~45質量部のオリゴマーを含む、前記[6]~[8]のいずれかに記載のモデル材用組成物。
[10]モデル材用組成物の総質量に対して、40質量%以下の水溶性エチレン性不飽和単量体を含む、前記[6]~[9]のいずれかに記載のモデル材用組成物。
[11]モデル材用組成物100質量部に対して1~15質量部の光重合開始剤を含む、前記[6]~[10]のいずれに記載のモデル材用組成物。
[12]オリゴマーが、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、エポキシ(メタ)アクリレートオリゴマーおよびポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマーからなる群から選択される、前記[6]~[11]のいずれかに記載のモデル材用組成物。
[13]前記[1]~[12]のいずれかに記載のモデル材用組成物と水溶性サポート材用組成物とを有するマテリアルジェット光造形法に使用される光造形用組成物セットであって、
該水溶性サポート材用組成物が、ポリアルキレングリコールと、水溶性単官能エチレン性不飽和単量体と、光重合開始剤とを含有する、マテリアルジェット光造形用組成物セット。
[14]前記ポリアルキレングリコールがオキシブチレン基を有するポリアルキレングリコールである、前記[13]に記載のマテリアルジェット光造形用組成物セット。
[15]前記水溶性サポート材用組成物が、
前記サポート材用組成物100質量部に対して、15質量部以上75質量部以下の量で前記オキシブチレン基を含むポリアルキレングリコールを含有する、前記[13]または[14]に記載のマテリアルジェット光造形用組成物セット。
[16]前記水溶性サポート材用組成物100質量部に対して、前記水溶性単官能エチレン性不飽和単量体の含有量が19質量部以上80質量部以下であり、前記光重合開始剤の含有量が1質量部以上20質量部以下である、前記[13]~[15]のいずれかに記載のマテリアルジェット光造形用組成物セット。
[17]前記水溶性サポート材用組成物が、
水溶性有機溶剤を更に含有し、
前記水溶性有機溶剤の含有量が、前記水溶性サポート材用組成物100質量部に対して、30質量部以下である、前記[13]~[16]のいずれかに記載のマテリアルジェット光造形用組成物セット。
[18]マテリアルジェット光造形法により、前記[1]~[12]のいずれかに記載のモデル材用組成物を光硬化させて得られるモデル材を含む、光造形物。
[19]マテリアルジェット光造形法により前記[18]に記載の光造形物を製造する方法であって、
前記[1]~[12]のいずれかに記載のモデル材用組成物を光硬化させてモデル材を得るとともに、前記[13]~[17]のいずれかに記載のマテリアルジェット光造形用組成物セットの水溶性サポート材用組成物を光硬化させて水溶性サポート材を得る工程(I)と、
前記水溶性サポート材を除去する工程(II)と、
を有する、光造形物の製造方法。
本発明のモデル材用組成物は、蛍光染料を含んでなる。本発明においては、蛍光体として蛍光染料を用いており、蛍光体である蛍光染料がモデル材用組成物中に溶解しているため、蛍光体が粒子として組成物中に分散した状態で存在する先行技術の立体造形用樹脂組成物等と比較して、3Dプリンタなどの三次元光造形装置で吐出した場合にノズル詰まりや吐出不良を生じ難く、マテリアルジェット方式による三次元光造形法に用いるモデル材用組成物として好適である。また、蛍光染料は蛍光体粒子(顔料)に比べて吸光係数が大きいため、蛍光を発するエネルギーも大きくなり発光の効率が高くなることにより、蛍光体粒子を用いた組成物よりも得られる光造形物(モデル材)に高い発光量を付与することができる。さらに、蛍光染料が組成物中に溶解することにより、蛍光体粒子と比べ蛍光染料が組成物中に均一に存在しやすく、得られるモデル材の均一な発光を実現することができる。
なお、本明細書において「(メタ)アクリレート」は、アクリレートおよびメタクリレートの双方またはいずれかを表し、「(メタ)アクリルアミド」「(メタ)アクリロイル」等についても同様である。単官能エチレン性不飽和単量体(A)として1種のみを用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ここで、本明細書中において「オリゴマー」とは、重量平均分子量Mwが800~10,000のものをいう。本発明のモデル材用組成物におけるオリゴマー(C)としては、重量平均分子量Mwの下限値が1,000を超えるものがより好ましい。重量平均分子量Mwは、GPC(Gel Permeation Chromatography)で測定したポリスチレン換算の重量平均分子量を意味する。オリゴマー(C)として1種のみを用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記光重合開始剤は、エネルギー線によって単量体の重合反応または架橋反応を開始させるものであり、本実施形態のモデル材用組成物が上記光重合開始剤を含むことにより、マテリアルジェット光造形法により吐出されたモデル材用組成物をエネルギー線の照射によって硬化させることができる。
本発明のモデル材用組成物は、例えば、タンクなどに満たして光照射を行うことにより組成物を硬化させて立体造形物を作製する液槽光重合法のような光造形方式において単独で用いることもできるが、マテリアルジェット光造形方式において、複雑な形状や緻密な形状を高い精度で造形するために立体造形中にモデル材を支持するためのサポート材と組み合わせて用いることができる。したがって、本発明は、本発明のモデル材用組成物と、マテリアルジェット光造形法によりサポート材を造形するためのサポート材用組成物とを含んでなるマテリアルジェット光造形用組成物セットも対象とする。
サポート材用組成物は、光硬化によりサポート材を与える、サポート材用の光硬化性組成物である。モデル材を作成後、サポート材をモデル材から物理的に剥離することにより、または、サポート材を有機溶媒もしくは水に溶解させることにより、モデル材から除去することができる。本発明のモデル材用組成物は、サポート材用組成物として従来公知の種々の組成物との組み合わせにおいて用いることができるが、サポート材を除去する際にモデル材を破損することがなく、環境に優しく、細部まできれいにかつ容易にサポート材を除去することができるため、本発明の光造形用組成物セットを構成するサポート材用組成物は水溶性であることが好ましい。
HO(CH2CH2CH2CH2O)nH (1)
HO(CH2CH2CH2CH2O)m(C2H4O)nH (2)
上記化学式(2)において、mは5~300の整数であることが好ましく、nは2~150の整数であることが好ましい。より好ましくは、mは6~200、nは3~100である。また、化学式(1)および化学式(2)中のオキシブチレン基は、直鎖であってもよいが、分岐していてもよい。
サポート材用組成物が、ポリアルキレングリコール(b)を含むことにより、サポート材のサポート力を低下させずに水による除去性をより向上させることができる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
19質量部以上80質量部以下の水溶性単官能エチレン性不飽和単量体(a)、
15質量部以上75質量部以下のポリアルキレングリコール(b)、
30質量部以下の水溶性有機溶剤(c)、および、
1質量部以上20質量部以下の光重合開始剤
を含む。上記各成分を上記範囲の含有量で含むことにより、優れた水溶解性とサポート力とを兼ね備えたサポート材用組成物を得ることができる。特に、サポート力に優れるため造形中に空気中の水分を取り込みサポート力が低下するという懸念がなく、寸法精度が良好な光造形品が得られる。
本実施形態の光造形物の製造方法は、前述の実施形態で説明したマテリアルジェット光造形用組成物セットを用いた光造形物の製造方法であり、マテリアルジェット(インクジェット)方式プリンタを用いて上記マテリアルジェット光造形用組成物セットからモデル材用組成物およびサポート材用組成物を吐出した後、エネルギー線を照射することを繰り返して、サポート材およびモデル材からなる光造形品前駆体を形成する工程と、上記光造形品前駆体を水に浸漬することによりサポート材を溶解して除去する工程とを備えている。
実施例において用いたモデル材用組成物を構成する成分の詳細および略号を表1に示す。
表2および表3に示す配合で、各モデル材用組成物を構成する成分を、それぞれ、混合攪拌装置を用いて均一に混合し、実施例M1~M21および比較例mのモデル材用組成物を製造した。なお、各モデル材用組成物における水溶性エチレン性不飽和単量体の含有量は、アクリロイルモルホリン(ACMO)の含有量と同一である。
得られた各モデル材用組成物を用いて、発光特性、硬化性、硬化収縮、破断強度および水膨潤率の各評価を、下記方法に従い行った。
なお、蛍光染料の代わりに蛍光顔料を含む比較例mのモデル材用組成物については、インクジェットヘッドからの吐出不良を生じたため、以下の評価は全て行わなかった。
各モデル材用組成物の粘度は、R100型粘度計(東機産業社製)を用いて、25℃、コーン回転数5rpmの条件下で測定した。各モデル材用組成物の粘度は、30~200mPa・sの範囲内(最も高いM12のモデル材用組成物で162.9mPa・s)であり、いずれもインクジェットヘッドからの吐出に適した粘度を示した。
各モデル材用組成物を、インクジェット方式プリンタのインクジェットヘッドから吐出して波長385nmのLEDで硬化させて得られたモデル材に、蛍光染料がもつ励起光を照射してモデル材の発光を目視で評価した。結果を表4に示す。
○:強い発光が見られた。
△:発光しているが弱い発光であった。
×:発光がほとんど確認できなかった。
ポリエチレンテレフタレートからなるフィルム(A4300、東洋紡社製、100mm×150mm×厚さ188μm)上に、各モデル材用組成物を、それぞれバーコーター(#4)により印刷して、厚さ3μmの印字膜を形成した。この印字膜に、照射手段として紫外線LED(NCCU001E、日亜化学工業株式会社製)を用い、全照射光量が500mJ/cm2となるように紫外線を照射して硬化させた。このようにして硬化させた印字膜を指で触り、指へのインクの付着の有無を目視で調べ、下記の基準において硬化性を評価した。なお、評価は、画像部分から非印刷部分に向かって指で画像を擦って行った。結果を表4に示す。
○:表面はさらさらしており、指への付着感は無かった。
△:表面はややしっとりとしており、指への付着感はペタペタ感が有った。
×:表面はべたべたしており、指に未硬化インクの一部が付着した。
ガラス板(商品名「GLASS PLATE」、アズワン社製、200mm×200mm×厚さ5mm)の上面四辺に厚さ1mmのスペーサーを配し、10cm×10cmの正方形に仕切った。該正方形内に各モデル材用組成物を注型した後、別の上記ガラス板を重ねて載せた。次いで、照射手段として紫外線LED(NCCU001E、日亜化学工業株式会社製)を用い、全照射光量が500mJ/cm2となるように紫外線を照射して硬化させた。その後、硬化物をガラス板から離型し、カッターで幅5mm、長さ50mmの形状に切り出して、試験片を得た。該試験片について、下記の方法で性能評価を行った。なお、評価結果は、試験片5枚について評価して得られた結果の平均結果を示す。
28%ヨウ化カリウム水溶液中に、各モデル材用組成物から得られた試験片を浸した。その際、上記試験片は、水溶液中に浮かんでいた。次に、上記試験片が水浴内中層部に浮遊する状態になるまで、上記水溶液に純水を加えた。この際のヨウ化カリウム水溶液の比重を計算し、試験片の比重とした。また、各モデル材用組成物の比重は、密度比重計DA-130(京都電子工業社製)で測定した。硬化収縮は、下記(i)式により求め、下記の基準において評価した。結果を表4に示す。
○:硬化収縮 ≦ 10%
△:10% < 硬化収縮 < 13%
×:硬化収縮 ≧ 13%
オートグラフ(株式会社島津製作所製)を用いて、各モデル材用組成物から得られた試験片を試験速度50mm/分で引張り、JIS K7113に準じて引張破断強度を測定し、破断強度とした。破断強度は、下記の基準において評価した。結果を表4に示す。
○:破断強度 ≧ 30MPa
×:破断強度 < 30MPa
各モデル材用組成物から得られた試験片の水膨潤率は、ASTM D570の吸水率測定法に準じて測定した。膨潤率は、下記(ii)式により求め、下記の基準において評価した。なお、水はイオン交換水を用い、水温は25℃で測定した。
○:水膨潤率 ≦ 0.65%
△:0.65% < 水膨潤率 ≦ 1%
×:水膨潤率 > 1%
(1)サポート材用組成物
サポート材用組成物を構成する成分の詳細および略号を表5に示す。
プラスチック製ビンに、表6に示す配合でサポート材用組成物を構成する各成分を量り取り、これらを混合することにより、実施例S1~S10のサポート材用組成物を調製した。
<サポート材用組成物の低温安定性>
低温でのサポート材用組成物の安定性について評価した。低温安定性は、具体的には、各サポート材用組成物をガラス瓶に入れ、そのサポート材用組成物入りのガラス瓶を温度10℃に設定した恒温槽中で24時間保管した。その後、保管後のサポート材用組成物の状態を目視で確認して、下記基準でサポート材用組成物の低温安定性を評価した。結果を表7に示す。
サポート材用組成物が液体状を維持している場合:低温安定性A(優良)
サポート材用組成物が一部凝固(固化)している場合:低温安定性B(良)
サポート材用組成物が凝固(固化)している場合:低温安定性C(不良)
ガラス板上に、縦30mm、横30mm、厚さ5mmの額縁状のシリコンゴムにより枠を形成し、その枠の中に各サポート材用組成物を流し込み、メタルハライドランプにより積算光量500mJ/cm2の紫外線を照射し、サポート材(硬化物)を作製した。続いて、上記硬化物をガラス製シャーレに入れ、その硬化物入りシャーレを温度40℃、相対湿度90%の恒温槽中に2時間放置した。放置後の上記硬化物の状態を目視で確認して、下記基準でサポート材のサポート力を評価した。結果を表7に示す。
硬化物の表面に液体状物質の発生がなく、硬化物の軟化も確認されない場合:サポート力A(優良)
硬化物の表面に液体状物質がわずかに発生し、硬化物の軟化が若干確認された場合:サポート力B(良)
硬化物の表面に液体状物質が発生し、硬化物の軟化が確認された場合:サポート力C(不良)
上記サポート材のサポート力の評価の場合と同様にして、サポート材(硬化物)を作製した。次に、上記硬化物を、50mLのイオン交換水を満たしたビーカーに入れ、水温を25℃に維持しながら超音波洗浄機で処理し、上記硬化物が溶解するまでの時間を測定し、下記基準でサポート材硬化物の水除去性を評価した。結果を表7に示す。
硬化物が完全に溶解するまでに30分を要した場合:水除去性A(優良)
硬化物が完全に溶解するまでに1時間を要した場合:水除去性B(良)
硬化物が完全に溶解するまでに2時間を要した場合:水除去性C(不良)
<密着性の評価>
ガラス板(商品名「GLASS PLATE」、アズワン社製、200mm×200mm×厚さ5mm)の上面四辺に厚さ1mmのスペーサーを配し、10cm×10cmの正方形に仕切った。該正方形内に表8に示す各サポート材用組成物を注型した後、照射手段として紫外線LED(NCCU001E、日亜化学工業株式会社製)を用い、全照射光量が500mJ/cm2となるように紫外線を照射して硬化させ、サポート材を得た。
○:モデル材とサポート材とは密着していた。
△:モデル材とサポート材とは密着していたが、モデル材とサポート材との界面を爪でひっかくと剥がれが生じた。
×:モデル材とサポート材との界面で剥がれが生じ、モデル材の硬化収縮でモデル材が反るように剥がれた。
11 インクジェットヘッドモジュール
11a 光造形用インクユニット
11aM モデル材用インクジェットヘッド
11aS サポート材用インクジェットヘッド
11b ローラー
11c 光源
12 造形テーブル
13 モデル材用組成物
13M モデル材前駆体
13PM モデル材
14 サポート材用組成物
14S サポート材前駆体
14PS サポート材
15 エネルギー線
16 光造形品前駆体(光造形物)
17 光造形品
Claims (17)
- マテリアルジェット光造形法によりモデル材を造形するためのモデル材用組成物であって、
モデル材用組成物100質量部に対して0.1~10質量部の蛍光染料、および、少なくとも1種の単官能エチレン性不飽和単量体を含み、かつ、少なくとも1種の多官能エチレン性不飽和単量体または少なくとも1種のオリゴマーを含んでなる、モデル材用組成物。 - 25℃における粘度が30~200mPa・sである、請求項1に記載のモデル材用組成物。
- 蛍光染料が、エネルギー線の照射により蛍光を発する染料である、請求項1または2に記載のモデル材用組成物。
- 少なくとも1種の単官能エチレン性不飽和単量体、少なくとも1種の多官能エチレン性不飽和単量体、少なくとも1種のオリゴマーおよび光重合開始剤を含む、請求項1~3のいずれかに記載のモデル材用組成物。
- モデル材用組成物100質量部に対して19~49質量部の単官能エチレン性不飽和単量体を含む、請求項1~4のいずれかに記載のモデル材用組成物。
- モデル材用組成物100質量部に対して15~50質量部の多官能エチレン性不飽和単量体を含む、請求項4または5に記載のモデル材用組成物。
- モデル材用組成物100質量部に対して10~45質量部のオリゴマーを含む、請求項4~6のいずれかに記載のモデル材用組成物。
- モデル材用組成物の総質量に対して、40質量%以下の水溶性エチレン性不飽和単量体を含む、請求項1~7のいずれかに記載のモデル材用組成物。
- モデル材用組成物100質量部に対して1~15質量部の光重合開始剤を含む、請求項4~8のいずれに記載のモデル材用組成物。
- オリゴマーが、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、エポキシ(メタ)アクリレートオリゴマーおよびポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマーからなる群から選択される、請求項4~9のいずれかに記載のモデル材用組成物。
- 請求項1~10のいずれかに記載のモデル材用組成物と水溶性サポート材用組成物とを有するマテリアルジェット光造形法に使用される光造形用組成物セットであって、
該水溶性サポート材用組成物が、ポリアルキレングリコールと、水溶性単官能エチレン性不飽和単量体と、光重合開始剤とを含有する、マテリアルジェット光造形用組成物セット。 - 前記ポリアルキレングリコールがオキシブチレン基を有するポリアルキレングリコールである、請求項11に記載のマテリアルジェット光造形用組成物セット。
- 前記水溶性サポート材用組成物が、
前記サポート材用組成物100質量部に対して、15質量部以上75質量部以下の量で前記オキシブチレン基を含むポリアルキレングリコールを含有する、請求項11または12に記載のマテリアルジェット光造形用組成物セット。 - 前記水溶性サポート材用組成物100質量部に対して、前記水溶性単官能エチレン性不飽和単量体の含有量が19質量部以上80質量部以下であり、前記光重合開始剤の含有量が1質量部以上20質量部以下である、請求項11~13のいずれかに記載のマテリアルジェット光造形用組成物セット。
- 前記水溶性サポート材用組成物が、
水溶性有機溶剤を更に含有し、
前記水溶性有機溶剤の含有量が、前記水溶性サポート材用組成物100質量部に対して、30質量部以下である、請求項11~14のいずれかに記載のマテリアルジェット光造形用組成物セット。 - 請求項1~10のいずれかに記載のモデル材用組成物の光硬化物である、光造形物。
- マテリアルジェット光造形法により請求項16に記載の光造形物を製造する方法であって、
請求項1~10のいずれかに記載のモデル材用組成物を光硬化させてモデル材を得るとともに、請求項11~15のいずれかに記載のマテリアルジェット光造形用組成物セットの水溶性サポート材用組成物を光硬化させて水溶性サポート材を得る工程(I)と、
前記水溶性サポート材を除去する工程(II)と、
を有する、光造形物の製造方法。
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