JP7083282B2 - 測定装置 - Google Patents
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Description
画像取得部と、
照明部と、
制御部と、
を備え、
前記画像取得部が、前記照明部及び撮影対象物が第一の位置関係にある場合の撮像と、前記照明部及び撮影対象物が前記第一の位置関係と対称な第二の位置関係にある場合の撮像とを取得し、
前記制御部が、前記第一の位置関係及び前記第二の位置関係の撮像に基づき、前記撮影対象物の表面位置を測定する。
図1、図3A~Cにおいては、工作機械の水平方向における互いに直交する方向をX軸方向及びY軸方向とし、工作機械の垂直な方向をZ軸方向とし、Z軸周りの回転方向をC軸方向として示す。
始めに、図1及び図2を参照しながら、本発明に係る測定装置の概要を説明する。図1は、本発明の1つの実施形態に係る測定装置の構成を模式的に示す斜視図である。図2は、照明部及び画像取得部が備えられた画像センサの一例を模式的に示す斜視図である。
工作機械の移動部(工具主軸)30の駆動部は、NC装置40と電気的に接続され、NC装置40による駆動制御により、移動部(工具主軸)30は、X軸、Y軸、Z軸方向に移動可能であり、主軸周りに回転可能である。測定装置2の制御部20とNC装置40とは、電気的に接続されている。
更に詳細に述べれば、画像取得部12の撮像レンズの周囲に、6個のLEDによるリング照明である照明部14が配置されている。また、画像センサ10はシャンク16を備え、シャンク16が、工作機械の移動部材である工具主軸30の工具ホルダに挿入され固定されている。
本実施形態に係るリング照明(照明部)14を備えた画像センサ10は、小型、軽量であり、コスト的にも優れる。しかし、図6に示すように、画像取得部(撮像レンズ)の周囲にリング照明が配置された画像センサを用いて、凸部のエッジ部e、fを測定しようとすると、プロファイルの矢印E、Fに示す部分のように、配光特性の差違により、プロファイルに大きな誤差が生じる場合がある。よって、配光特性の差違により、精度の高い撮影対象物の測定が困難な場合がある。
これに対処するため、照明部14により配光特性の誤差が生じる場合であっても、この誤差を相殺させることにより、精度の高い撮影対象物の測定を実現できる。このことについて、以下に詳細に述べる。
始めに、図3Aを参照しながら、照明部114及び撮影対象物Wが第一の位置関係にある場合の撮像の説明を行う。図3Aは、照明部14及び撮影対象物Wが第一の位置関係にある場合の撮像を取得する一例を模式的に示す図である。
次に、図3Bを参照しながら、図3Aに示す照明部14及び撮影対象物Wの第一の位置関係から第二の位置関係に変更する場合の説明を行う。図3Bは、照明部14及び撮影対象物Wの間の位置関係を第一の位置関係から第二の位置関係に変更する一例を模式的に示す図である。
次に、図3Cを参照しながら、照明部14及び撮影対象物Wが第二の位置関係にある場合の撮像の説明を行う。図3Cは、照明部14及び撮影対象物Wが第二の位置関係にある場合の撮像を取得する一例を模式的に示す図である。もし、図3Aに示す第一の位置関係から、X軸、Y軸方向には移動させず、画像センサ10を180度回転させた場合、図3Cの点線で示す位置に撮影対象物Wが示される。
また、測定装置2が、固有の移動機構を有し、工作機械の移動機構を用いずに、第一の位置関係から第二の位置関係に移動させる場合もあり得る。
次に、上記の実施形態に係る測定装置2を用いて、照明部14の配光特性の誤差を相殺させて測定する工程の説明を行う。
<工程の1つの例>
図4を参照しながら、照明部14の配光特性の誤差を相殺させて測定する工程の1つの例を説明する。図4は、図1に示す測定装置を用いて配光特性の誤差を相殺させて測定する工程の1つの例を示すフローチャートである。
引き続いて、制御部20からNC装置40へ、画像センサ10が取り付けられた移動部(工具主軸)30の主軸を180度回転させる指示信号を送信する。NC装置40は、移動部(工具主軸)30の主軸を180度回転させる。主軸の回転が完了後、NC装置40から制御部20へ、主軸回転完了の信号を送信する。これにより、照明部14及び撮影対象物Wが第二の位置関係に配置される。
なお、X軸、Y軸方向に移動させる制御、及び回転させる制御は同じ1つのステップで行うこともできる。
また、第一の位置関係にある撮像により得られた測定データと、第二の位置関係にある撮像により得られた測定データとを相殺することにより、精度の高い撮影対象物Wの測定ができる。
”Ps1a-Ps2a”及び”Ps1c-Ps2c”により、測定データを相殺することができる。
このとき、移動部(工具主軸)30の主軸の回転中心と、画像センサ10の回転中心のずれを同時に推定、補正することもできる。例えば、第一の位置関係にある撮像による測定値及び第二の位置関係にある撮像による測定値のずれの1/2として求めることができる。
次に、図5を参照しながら、照明部14の配光特性の誤差を相殺させて測定する工程のその他の例を説明する。図5は、図1に示す測定装置を用いて配光特性の誤差を相殺させて測定する工程のその他の例を示すフローチャートである。
その他の点については、上記の工程の1つの例と同様なので、更なる説明は省略する。
更に、照明部14及び白色光源の両方をオンにした場合、及びどちらか一方のみをオンにした場合において、照明部14から様々な波長の出射光を出射して、輝度の差または輝度の比が大きい波長を検出することができる。例えば、照明部14が赤色LED、緑色LED及び青色LEDを備えたリング照明の場合には、それぞれの波長のLEDの出力を変更することにより、出射光における輝度の差または輝度の比が大きい波長を検出することができる。なお、白色光源として、工作機械の機内照明や、工作機械が設置された室内の照明を用いことが考えられる。
10 画像センサ
12 画像取得部
14 照明部
16 シャンク
20 制御部
30 移動部(工具主軸)
40 NC装置
50 テーブル
W 撮影対象物
Claims (4)
- 画像取得部と、
照明部と、
制御部と、
を備え、
前記画像取得部が、前記照明部及び撮影対象物が第一の位置関係にある場合の撮像と、前記照明部及び撮影対象物が前記第一の位置関係と対称な第二の位置関係にある場合の撮像とを取得し、
前記制御部が、前記第一の位置関係及び前記第二の位置関係の撮像に基づき、前記撮影対象物の表面位置を測定し、
更に、前記画像取得部が、前記照明部及び白色光源をオンにした状態における前記撮影対象物の撮像、及び前記照明部または前記白色光源のみをオンにした状態における前記撮影対象物の撮像を取得し、
前記画像取得部が、前記照明部から出射され得る出射光のうち、該2つの撮像において、前記撮影対象物の測定を行う領域における輝度の差または輝度の比が大きい波長の光を用いて、前記撮影対象物の表面位置を測定することを特徴とする測定装置。
- 前記画像取得部が、前記照明部及び撮影対象物の所定の位置関係を0度として、90度、180度、270度回転させた位置関係にある撮像を取得することを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
- 前記制御部が、前記第一の位置関係にある場合の撮像と、前記第二の位置関係にある場合の撮像とを重ね合わせることにより、前記撮影対象物の表面位置を測定することを特徴とする請求項1または2に記載の測定装置。
- 前記制御部が、前記第一の位置関係にある場合の撮像により得られた測定データと、前記第二の位置関係にある場合の撮像により得られた測定データとを相殺することにより、前記撮影対象物の表面位置を測定することを特徴とする請求項1または2に記載の測定装置。
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