[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP7081119B2 - ロードポート装置 - Google Patents

ロードポート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7081119B2
JP7081119B2 JP2017218167A JP2017218167A JP7081119B2 JP 7081119 B2 JP7081119 B2 JP 7081119B2 JP 2017218167 A JP2017218167 A JP 2017218167A JP 2017218167 A JP2017218167 A JP 2017218167A JP 7081119 B2 JP7081119 B2 JP 7081119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
space
wafer transfer
frame
transfer container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017218167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019091753A (ja
Inventor
忠将 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2017218167A priority Critical patent/JP7081119B2/ja
Publication of JP2019091753A publication Critical patent/JP2019091753A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7081119B2 publication Critical patent/JP7081119B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本発明は、ウエハ搬送容器を載置可能なロードポート装置に関する。
半導体の製造工程では、ロードポート装置の載置台にウエハ搬送容器を載置し、イーフェムや処理室に対して半導体ウエハを受け渡す。この際、ロードポート装置周辺には、ウエハ搬送容器内の内部ガスが、ロードポート装置のウエハ搬送容器との接続部分から流出し、ウエハ搬送容器の周りに滞留する場合がある。
ウエハ搬送容器から流出したガスは、窒素などの不活性ガスや、処理済みのウエハ等から生じる化学的に活性なガス(塩素系ガスなど)を含む場合がある。活性なガスを多く含むガスがロードポート装置の特定領域に局所的に滞留すると、ロードポート装置を構成する機械部品の腐食を早めたり、電子部品の寿命を低下させたりするおそれがある。また、不活性なガスであっても、ウエハ搬送容器およびイーフェムの外部へ比較的多量に流出した場合は、ウエハ搬送容器の周辺で、酸素濃度の低下の問題が生じる場合がある。
また、ロードポート装置に設置されたウエハ搬送容器内を陽圧にする場合、特に、ロードポート装置からウエハ搬送容器内に清浄化ガスを供給し、ウエハ搬送容器を清浄化する場合には、ウエハ搬送容器内の内部ガスの流出量が多くなる傾向がある。
特開2002-170876号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、ウエハ搬送容器内から流出したガスによる周辺部材の損傷を防止できるロードポート装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るロードポート装置は、
ウエハ搬送容器を載置する載置部と、
前記ウエハ搬送容器の容器開口が接続するフレーム開口が形成されているフレーム部と、
前記載置部に載置された前記ウエハ搬送容器より下方であって前記載置部より上方の第1空間および前記フレーム開口部の外周周辺を囲む第2空間の少なくとも一方のガスを排除するガス排除手段と、を有する。
本発明に係るロードポート装置は、ウエハ搬送容器から流出したガスが滞留しやすい第1空間や第2空間からガスを排除するガス排除手段を有するため、これらのガスがロードポート装置を構成する機械部品の腐食を早めたり、電子部品の寿命を低下させたりする問題や、ウエハ搬送容器の周辺での酸素濃度低下の問題を、防止することができる。
また、例えば、本発明に係るロードポート装置は、前記ウエハ搬送容器内に不活性ガスを供給するガス供給手段をさらに有してもよい。
ガス供給手段がウエハ搬送容器内に不活性ガスを供給する際、ウエハ搬送容器内部からのガスの流出量が多くなる傾向にあるが、本発明に係るロードポート装置では、ガス排除手段が、ウエハ搬送容器から流出したガスを排除できるため、流出したガスによる問題を防止しつつ、ウエハ搬送容器内を清浄化することができる。
また、例えば、本発明に係るロードポート装置は、前記ウエハ搬送容器内の内部ガスを排出するガス排出手段をさらに有してもよい。
このようなロードポート装置は、ガス排出手段を有しているため内部ガスの流出を抑制することが可能であり、また、ウエハ搬送容器から流出したガスについてはガス排除手段により第1空間及び第2空間から排除できるため、流出ガスによる問題を効果的に防止できる。
また、例えば、前記ガス排除手段は、前記第1空間および前記第2空間の少なくとも一方のガスを吸引して排除する吸引ノズルを有してもよい。
ガス排除手段が吸引ノズルを有することにより、ガス排除手段は、ウエハ搬送容器から流出したガスを、第1空間や第2空間から吸引して排除し、機械部品の腐食防止や電子部品の寿命低下防止を実現できる。
また、例えば、前記ガス排除手段は、前記第1空間および前記第2空間の少なくとも一方のガスを押し出して排除する気体放出ノズルを有してもよい。
ガス排除手段が気体放出ノズルを有することにより、ガス排除手段は、ウエハ搬送容器から流出して第1空間や第2空間に滞留するガスを押し出して排除し、機械部品の腐食防止や電子部品の寿命低下防止を実現できる。
また、例えば、前記ガス排除手段は、前記載置部に備えられ少なくとも前記第1空間のガスを排除する載置部ガス排除手段を有してもよい。
載置部は第1空間に接しているため、載置部ガス排除手段は、ウエハ搬送容器から流出して第1空間に滞留するガスを、効率的に排除できる。
また、例えば、前記ガス排除手段は、前記フレーム部における前記フレーム開口の側方に備えられ少なくとも前記第2空間のガスを排除するフレーム側方ガス排除手段を有してもよい。
フレーム部におけるフレーム開口の側方部分は、第2空間に接しているため、フレーム側方ガス排除手段は、ウエハ搬送容器から流出して第2空間に滞留するガスを、効率的に排除できる。
前記ガス排除手段は、前記フレーム部における前記フレーム開口の下方に備えられ前記第1空間及び前記第2空間のガスを排除するフレーム下方ガス排除手段を有してもよい。
フレーム部における前記フレーム開口の下方部分は、第1空間と第2空間が重なる部分に接しているため、フレーム下方ガス排除手段は、ウエハ搬送容器から流出して第1空間および第2空間に滞留するガスを、効率的に排除できる。
図1は本発明の一実施形態に係るロードポート装置及びロードポート装置を含むイーフェム(EFEM)を表す概略図である。 図2は、図1に示すロードポート装置の側方からの要部断面図であり、ロードポート装置のドアが閉じている状態を表している。 図3は、図1に示すロードポート装置の側方からの要部断面図であり、ロードポート装置のドアが開いている状態を表している。 図4は、図1に示すロードポート装置の上方からの要部断面図である。 図5は、第2実施形態に係るロードポート装置の側方からの要部断面図である。 図6は、第3実施形態に係るロードポート装置の側方からの要部断面図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るロードポート装置10は、半導体処理装置(不図示)とウエハ搬送容器2とを連結するイーフェム(EFEM)60に設けられる。ロードポート装置10は、ウエハ搬送容器2を載置する載置部12と、載置部12から上方に突出するように立設されるフレーム部11と、フレーム部11に形成されるフレーム開口11aを開閉するドア16等を有する。なお、図面において、Y軸が可動テーブル14の移動方向を示し、Z軸が鉛直方向の上下方向を示し、X軸がこれらのY軸およびZ軸に垂直な方向を示す。
ロードポート装置10の載置部12には、収容物としての複数のウエハ1を密封して保管及び搬送するウエハ搬送容器2が、着脱自在に載置可能になっている。ウエハ搬送容器2としては、フープ(FOPU)やフォスビ(FOSB)などが挙げられるが、特に限定されず、ウエハ1を搬送する他のポッドなどを、ウエハ搬送容器2として用いてもよい。
ロードポート装置10は、ウエハ搬送容器2の内部に収容してあるウエハ1を、クリーン状態を維持しながら、イーフェム60内部に移し替えるためのインターフェース装置である。後述するように、ウエハ搬送容器2の内部は、ロードポート装置10によって、イーフェム60内部と気密に連結され、ウエハ搬送容器2内のウエハ1は、イーフェム60内のロボットアーム等を用いて、イーフェム60内部およびイーフェム60が接続する半導体処理装置へ搬送される。
図2は、ウエハ搬送容器2が載置部12に載置されたロードポート装置10を側方から見た要部断面図であり、ドア16が開放される前の状態のロードポート装置10を表している。図2に示すように、密封搬送容器2は箱型の外形状を有しており、側面の一つには、ウエハ搬送容器2の内部にウエハ1を出し入れする容器開口2cが形成されている。
ウエハ搬送容器2は、容器開口2cを開閉する蓋4を有する。後述するように、ロードポート装置10のドア16は、蓋4に係合して移動することにより、ウエハ搬送容器2の容器開口2cと、ロードポート装置10のフレーム開口11aとを連通させることができる(図3参照)。
また、図2及び図3に示すように、ウエハ搬送容器2の底面には、供給ポート5aと排出ポート5bとが設けられている。供給ポート5aからは、ロードポート装置10のボトムガス供給部24を介して、ウエハ搬送容器2内に清浄化ガスが導入される。これに対して、排出ポート5bからは、ロードポート装置10のボトムガス排出部22を介して、ウエハ搬送容器2内のガスである内部ガスが排出される。なお、供給ポート5aと排出ポート5bには、図示しない弁が取り付けられている。これらの弁は、ロードポート装置10のボトムガス供給部24又はボトムガス排出部22が接続されていない状態では閉じられているが、ボトムガス供給部24による清浄化ガスの導入時や、ボトムガス排出部22による内部ガスの排出時には開くようになっている。
このほか、ウエハ搬送容器2の底面には、位置決めピン15が係合する位置決め部3が設けられている。
図2及び図3に示すように、ロードポート装置10の載置部12は、固定台13と可動テーブル14とを有している。可動テーブル14は、固定台13の上に設けられており、ウエハ搬送容器2は、可動テーブル14の上に載置される。可動テーブル14の上面からは、位置決めピン15が突出しており、位置決めピン15がウエハ搬送容器2の底面に設けられた位置決め部3に係合することにより、ウエハ搬送容器2は、可動テーブル13における所定の位置に設置される。
図1と図2の比較から理解できるように、可動テーブル14は、Y軸方向に沿って往復移動することができる。図1に示すように、可動テーブル14がフレーム部11から離れた位置に停止しているとき、OHTなどを用いて、可動テーブル14の上にウエハ搬送容器2が搬送される。また、図2に示すように、可動テーブル14がフレーム部11に近づくことにより、フレーム開口11aを塞ぐドア16に蓋4が係合できるようになる。
図1に示すように、ロードポート装置10のフレーム部11は、イーフェム60の壁の一部を構成している。図2及び図3に示すように、フレーム部11に形成されるフレーム開口11aには、ウエハ搬送容器2の容器開口2cが接続する。すなわち、図2に示すように、ウエハ搬送容器2の蓋4が、可動テーブル14の移動に伴いフレーム開口11aまで移動することにより、フレーム開口11aを塞ぐドア16に係合する。さらに、図3に示すように、蓋4に係合したドア16がイーフェム60内に移動することにより、蓋4をイーフェム60内に引き込む。このような動作により、ロードポート装置10は、図3に示すように、容器開口2cとイーフェム60内とを連通させる。これにより、イーフェム60内のロボットアームがウエハ搬送容器2のウエハ1にアクセスできるようになり、ウエハ搬送容器2からウエハ1を搬出する動作や、ウエハ搬送容器2へウエハ1を搬入する動作を、イーフェム60内のロボットアームに行わせることが可能になる。
図2及び図3に示すように、ロードポート装置10は、載置部12、フレーム部11およびドア16の他に、フロントガス供給部20、ボトムガス供給部24、ボトムガス排出部22およびガス排除手段30を有する。図3に示すように、フロントガス供給部20は、イーフェム60に連通されたウエハ搬送容器2に対して、フレーム開口11a及び容器開口2cを介して、清浄化ガスを供給する。
図3及び図4に示すように、フロントガス供給部20は、フレーム部11のフレーム内面11bに備えられるフロントガス放出ノズルを有している。フロントガス放出ノズルには、不図示のガスタンクから清浄化ガスが供給される。フロントガス放出ノズルは、フレーム開口11aの両側部に、Z軸方向に沿って設けられている。ただし、フロントガス供給部20が有するフロントガス放出ノズルとしてはこれに限定されず、フレーム内面11bの上方又は下方に沿って、フロントガス放出ノズルが設けられていてもよい。
図2に示すように、ボトムガス供給部24は、ウエハ搬送容器2内に不活性ガスを供給するガス供給手段であり、載置部12に設けられるボトムガス供給ノズルを有する。ボトムガス供給部24のボトムガスノズルは、ウエハ搬送容器2の供給ポート5aに接続し、供給ポート5aを介してウエハ搬送容器2内に清浄化ガスを供給する。ボトムガス供給ノズルには、不図示のガスタンクから清浄化ガスが供給される。
ボトムガス供給部24は、ウエハ搬送容器2が載置部12に載置されていれば、ウエハ搬送容器2の蓋4が閉じているアンドック状態(図2)であっても、ウエハ搬送容器2の蓋4が開いてイーフェム60と連通しているドック状態(図3)であっても、ウエハ搬送容器2内に清浄化ガスを供給できる。ただし、アンドック状態(図2)においてボトムガス供給部24から清浄化ガスの供給を行う場合は、ボトムガス排出部22から内部ガスの一部を排出しながら行うことが、過度な内圧上昇を避け、効率的に正常化ガスを導入する観点から好ましい。
ボトムガス排出部22は、ウエハ搬送容器2内の内部ガスを排出するガス排出手段であり、載置部12に設けられるボトムガス排出ノズルを有する。ボトムガス排出部22のボトムガス排出ノズルは、ウエハ搬送容器2の排出ポート5bに接続し、排出ポート5bを介してウエハ搬送容器2内のボトムガスを排出する。ボトムガス排出部22からの内部ガスの排出は、強制排気であってもよく、自然排気であってもよい。
ロードポート装置10のガス排除手段30は、図2に示す載置部ガス排除手段32と、図4に示すフレーム側方ガス排除手段36とを有する。図2に示すように、載置部ガス排除手段32は、載置部12に備えられる吸引ノズル32aを有しており、少なくとも載置部12に載置されたウエハ搬送容器2より下方であって載置部12より上方の第1空間P1(図2における影つきの部分)のガスを、吸引して排除する。
吸引ノズル32aは、図示しない負圧形成手段に接続されており、第1空間P1のガスを吸引して排除する。吸引ノズル32aは、載置部12における可動テーブル14の上面に開口しており、吸引ノズル32aの開口はウエハ搬送容器2の底面に対向する。また、吸引ノズル32aは、載置部12におけるY軸方向の中央部よりフレーム部11の近くに配置されているため、ウエハ搬送容器2の容器開口2cとフレーム開口11aとの接続部分から流出する内部ガスを、効率的に排除できる。
ただし、載置部ガス排除手段32が有する吸引ノズル32aの配置は図2に示す例に限定されず、固定台13の上面に開口する吸引ノズルを有していてもよい。また、載置部ガス排除手段32の吸引ノズル32aは、複数の開口を有していてもよい。さらに、載置部ガス排除手段32の吸引ノズル32aは、円形の開口を有するものに限定されず、X軸方向や、Y軸方向に延びるスリット状の開口を有していてもよい。
図2に示すように、載置部ガス排除手段32は、載置部12に載置されたウエハ搬送容器2の底面と、載置部12の上面との間に挟まれる第1空間P1のガスを、下方である載置部12内にある配管へ吸引する吸引ノズル32aを有しているため、ウエハ搬送容器2内から流出し、第1空間P1に滞留する内部ガスを、第1空間P1から効率的に排除できる。そのため、載置部12およびその周辺に設けられる駆動機構やセンサー類などが、内部ガスにより損傷する問題を防止することができる。
図4に示すように、フレーム側方ガス排除手段36は、フレーム部11におけるフレーム開口11aの側方に備えられる吸引ノズル36aを有しており、少なくともフレーム開口11aの外周周辺を囲む第2空間P2(図4における影付きの部分(図5も参照))のガスを排除する。吸引ノズル36aは、フレーム開口11aを水平方向(X軸方向)に挟む両側方に備えられており、ウエハ搬送容器2の容器開口2cを塞ぐ蓋4の隙間や、ウエハ搬送容器2とフレーム開口11aとの連結部分B1から流出する内部ガスを、効率的に排除できる。
また、図4に示す吸引ノズル36aは、ウエハ搬送容器2の側面に対向する開口を有しており、第2空間P2のガスを両側方へ吸引して排除する。ただし、フレーム側方ガス排除手段36が有する吸引ノズル36aの配置及び形状は、図4に示す例に限定されない。吸引ノズル36aは複数の開口を有していてもよく、吸引ノズル36aはZ軸方向に延びるスリット状の開口を有していてもよい。
図2及び図4に示すガス排除手段30は、第1空間P1及び第2空間P2の少なくとも一方のガスを吸引して排除する吸引ノズル32a、36aを有するため、第1空間P1及び第2空間P2に流出した化学的に活性なガスによる機械部品や電子部品の損傷を防ぐことができる。また、イーフェム60内に形成されるミニエンバイロメント内から流出したガスが滞留し、ロードポート装置10周辺に酸素濃度の低い領域が、局所的に形成されるのを防止するとともに、ミニエンバイロメント内から流出したガスが半導体工場内に拡散することを防止できる。
ロードポート装置10が有するガス排除手段30は、第1空間P1および第2空間P2の少なくとも一方のガスを排除できればよい。ただし、ロードポート装置10のように、載置部ガス排除手段32とフレーム側方ガス排除手段36の両方を有するガス排除手段30は、ウエハ搬送容器2やミニエンバイロメントから流出したガスを効果的に排除するとともに、流出したガスがロードポート装置10の周りに滞留したり、半導体工場内に拡散したりすることを防止できる。
また、ロードポート装置10が有する吸引ノズル32a、36aは、ウエハ搬送容器2やミニエンバイロメントの外部の空間に開口しており、第1空間P1および第2空間P2の少なくとも一方のガスを吸引するものであればよいが、第1空間P1および第2空間P2の両方のガスを吸引するものであってもよい。たとえば、載置部ガス排除手段32の吸引ノズル32aは、第1空間P1および第2空間P2の両方のガスを吸引できる。
ロードポート装置10が有するガス排除手段30は、載置部12の上にウエハ搬送容器2が載置されている間は常にガスの排除を行ってもよいが、ウエハ搬送容器2の載置状態に応じて、ガスの排除実施と排除停止を切り替えてもよい。たとえば、図2に示すように、ウエハ搬送容器2の蓋4が閉じられているアンドック状態では、特にウエハ搬送容器2内が陽圧である場合に内部ガス流出のおそれがあるため、ガス排除手段30によるガスの排除を行うことができる。
また、図3に示すように、ウエハ搬送容器2の蓋4が開かれ、容器内がイーフェム60内と連通するドック状態では、内部ガスだけでなく、工場内に対して陽圧に保たれるミニエンバイロメント内のガスが流出するおそれがあるため、ガス排除手段30によるガスの排除を行うことができる。さらに、ボトムガス供給部24からウエハ搬送容器2内に清浄化ガスが供給されている場合は、ウエハ搬送容器2内の圧力が上昇して内部ガスが流出するおそれがあるため、ガス排除手段30によるガスの排除を行うことができる。
第2実施形態
図5は、本発明の第2実施形態に係るロードポート装置110の側方からの要部断面図である。第2実施形態に係るロードポート装置110は、図3に示すガス排除手段30とは異なるガス排除手段としてのフレーム下方ガス排除手段132を有する点を除き、第1実施形態に係るロードポート装置10と同様である。したがって、ロードポート装置110の説明では、ロードポート装置10との相違点のみ説明し、共通点については説明を省略する。
図5に示すように、フレーム下方ガス排除手段132は、フレーム部11におけるフレーム開口11aの下方に備えられる吸引ノズル132aを有しており、第1空間及び第2空間のガスを排除する。フレーム下方ガス排除手段132の吸引ノズル132aは、図示しない負圧形成手段に接続されており、第1空間P1及び第2空間P2のガスを吸引して排除する。
吸引ノズル132aは、フレーム開口11aの下方における可動テーブル14側の面に開口しており、吸引ノズル132aの開口は、ウエハ搬送容器2と載置部12との隙間に配置されている。図5に示すように、吸引ノズル132aは、第1空間P1と第2空間P2の重複部分に開口しているため、ウエハ搬送容器2内から流出したガスを、効率的に排除することができる。なお、第2空間P2のY軸方向の範囲は、フレーム開口11aの外周から約10cm以内の範囲とすることができるが、さらにフレーム開口11aから離れた位置に、吸引ノズル132aを配置することも可能である。
図5に示すロードポート装置110も、第1実施形態に示すロードポート装置10と同様の効果を奏する。
第3実施形態
図6は、本発明の第3実施形態に係るロードポート装置110の側方からの要部断面図である。第2実施形態に係るロードポート装置110は、図2に示すガス吸引ノズル32aとは異なり、気体放出ノズル232aを有するガス排除手段としての載置部ガス排除手段232を有する点で、第1実施形態に係るロードポート装置10と同様である。したがって、ロードポート装置210の説明では、ロードポート装置10との相違点のみ説明し、共通点については説明を省略する。
図6に示す載置部ガス排除手段232が有する気体放出ノズル232aは、空気などのガスを放出することにより、第1空間P1に滞留するガスを押し出して排除する。気体放出ノズル232aには、図示しない陽圧タンクや送風ファンなどからガスが供給される。このような気体放出ノズル232aを有する載置部ガス排除手段232も、吸引ノズル32aを有する載置部ガス排除手段32(図2参照)と同様に、第1空間P1に滞留するガスを排除し、機械部品の腐食防止や電子部品の寿命低下防止を実現できる。なお、気体放出ノズル232aの配置は、図2に示す吸引ノズル32aと同様である。
図6に示す載置部ガス排除手段232は、第1空間P1と第2空間P2の重複領域にガスを放出し、第1空間P1及び第2空間P2に滞留する内部ガスを排除するが、気体放出ノズル232aの配置としてはこれに限定されない。ガス排除手段が有する放出ノズルは、第1空間P1及び第2空間P2の少なくとも一方のガスを押し出して排除できるものであればよく、たとえば、図5に示す吸引ノズル36aと同様に、フレーム開口11aの側方に配置されていてもよい。
以上、本発明について実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみに限定されるものではなく、本発明は、これらの実施形態の一部を変更した多くの変形例を含むことは言うまでもない。たとえば、図2に示すように、それぞれに独立に配置されるボトムガス排出部22と、載置部ガス排除手段32とは、共通の負圧形成手段に接続されていてもよく、別々の負圧形成手段に接続されていてもよい。
また、ガス排除手段30は、吸引ノズル32a、36a、132aと気体放出ノズル232aの一方のみを有していてもよいが、吸引ノズル32a、36a、132aと気体放出ノズル232aの両方を有していてもよい。
1…ウエハ
2…ウエハ搬送容器
2c…容器開口
3…位置決め部
4…蓋
5a…供給ポート
5b…排出ポート
10、110、210…ロードポート装置
11…フレーム部
11a…フレーム開口
12…載置部
13…固定台
14…可動テーブル
15…位置決めピン
16…ドア
B1…連結部分
P1…第1空間
P2…第2空間
20…フロントガス供給部
22…ボトムガス排出部
24…ボトムガス供給部
30…ガス排除手段
32…載置部ガス排除手段
32a…吸引ノズル
36…フレーム側方ガス排除手段
36a…吸引ノズル
60…イーフェム
132…フレーム下方ガス排除手段
132a…吸引ノズル
232…載置部ガス排除手段
232a…気体放出ノズル

Claims (10)

  1. ウエハ搬送容器を載置する載置部と、
    前記ウエハ搬送容器の容器開口が接続するフレーム開口が形成されているフレーム部と、
    前記載置部に載置された前記ウエハ搬送容器より下方であって前記載置部より上方の第1空間および前記フレーム開口の外周周辺を囲む第2空間の少なくとも一方のガスを排除するガス排除手段と、
    を有し、
    前記ガス排除手段は、前記載置部に備えられ少なくとも前記第1空間のガスを排除する載置部ガス排除手段を有し、
    前記載置部ガス排除手段は、前記フレーム部に接続された前記ウエハ搬送容器の底面と前記載置部とで挟まれた前記第1空間に連通しているロードポート装置。
  2. ウエハ搬送容器を載置する載置部と、
    前記ウエハ搬送容器の容器開口が接続するフレーム開口が形成されているフレーム部と、
    前記載置部に載置された前記ウエハ搬送容器より下方であって前記載置部より上方の第1空間および前記フレーム開口の外周周辺を囲む第2空間の少なくとも一方のガスを排除するガス排除手段と、
    を有し、
    前記ガス排除手段は、前記フレーム部における前記フレーム開口の側方に備えられ少なくとも前記第2空間のガスを排除するフレーム側方ガス排除手段を有し、
    前記フレーム側方ガス排除手段は、気体の流出入口である開口部を有し、前記開口部は前記ウエハ搬送容器の外周側面に対向しているロードポート装置。
  3. ウエハ搬送容器を載置する載置部と、
    前記ウエハ搬送容器の容器開口が接続するフレーム開口が形成されているフレーム部と、
    前記載置部に載置された前記ウエハ搬送容器より下方であって前記載置部より上方の第1空間および前記フレーム開口の外周周辺を囲む第2空間の少なくとも一方のガスを排除するガス排除手段と、
    を有し、
    前記ガス排除手段は、前記フレーム部における前記フレーム開口の下方に備えられ前記第1空間及び前記第2空間のガスを排除するフレーム下方ガス排除手段を有し、
    前記フレーム下方ガス排除手段は、気体が流出入する管状部を有し、
    前記管状部は、前記フレーム部の表面と裏面を貫通し、前記第1空間及び前記第2空間に連通しているロードポート装置。
  4. 前記ウエハ搬送容器内に不活性ガスを供給するガス供給手段をさらに有する請求項1~請求項3のいずれかに記載のロードポート装置。
  5. 前記ウエハ搬送容器内の内部ガスを排出するガス排出手段をさらに有する請求項に記載のロードポート装置。
  6. 前記ガス排除手段は、前記第1空間および前記第2空間の少なくとも一方のガスを吸引して排除する吸引ノズルを有することを特徴とする請求項1から請求項までのいずれかに記載のロードポート装置。
  7. 前記ガス排除手段は、前記第1空間および前記第2空間の少なくとも一方のガスを押し出して排除する気体放出ノズルを有することを特徴とする請求項1から請求項までのいずれかに記載のロードポート装置。
  8. 前記ガス排除手段は、前記載置部に備えられ少なくとも前記第1空間のガスを排除する載置部ガス排除手段を有することを特徴とする請求項から請求項までのいずれかに記載のロードポート装置。
  9. 前記ガス排除手段は、前記フレーム部における前記フレーム開口の側方に備えられ少なくとも前記第2空間のガスを排除するフレーム側方ガス排除手段を有することを特徴とする請求項1および請求項3から請求項までのいずれかに記載のロードポート装置。
  10. 前記ガス排除手段は、前記フレーム部における前記フレーム開口の下方に備えられ前記第1空間及び前記第2空間のガスを排除するフレーム下方ガス排除手段を有することを特徴とする請求項1、請求項2および請求項4から請求項までのいずれかに記載のロードポート装置。
JP2017218167A 2017-11-13 2017-11-13 ロードポート装置 Active JP7081119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017218167A JP7081119B2 (ja) 2017-11-13 2017-11-13 ロードポート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017218167A JP7081119B2 (ja) 2017-11-13 2017-11-13 ロードポート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019091753A JP2019091753A (ja) 2019-06-13
JP7081119B2 true JP7081119B2 (ja) 2022-06-07

Family

ID=66836592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017218167A Active JP7081119B2 (ja) 2017-11-13 2017-11-13 ロードポート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7081119B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10923375B2 (en) * 2018-11-28 2021-02-16 Brooks Automation, Inc. Load port module
JP7299474B2 (ja) * 2019-03-13 2023-06-28 シンフォニアテクノロジー株式会社 Efem

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002170876A (ja) 2000-12-04 2002-06-14 Ebara Corp 基板搬送容器
JP2003249535A (ja) 2002-02-22 2003-09-05 Tokyo Electron Ltd 被処理体の導入ポート構造
JP2005310809A (ja) 2004-04-16 2005-11-04 Kondo Kogyo Kk ミニエンバライメント方式の半導体製造装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002170876A (ja) 2000-12-04 2002-06-14 Ebara Corp 基板搬送容器
JP2003249535A (ja) 2002-02-22 2003-09-05 Tokyo Electron Ltd 被処理体の導入ポート構造
JP2005310809A (ja) 2004-04-16 2005-11-04 Kondo Kogyo Kk ミニエンバライメント方式の半導体製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019091753A (ja) 2019-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7445162B2 (ja) ドア開閉システムおよびドア開閉システムを備えたロードポート
TWI608876B (zh) 設備前端模組,載入埠
KR100799415B1 (ko) 제품 컨테이너용 퍼지 시스템 및 퍼지 시스템에 사용하기위한 테이블
JP6679906B2 (ja) Efem
TWI723122B (zh) 基板收納容器之連結機構及連結方法
KR102053489B1 (ko) 클램프 장치 및 이것을 이용한 기판 반입출 장치, 및 기판 처리 장치
JP6613864B2 (ja) ミニエンバイロメント装置
JP7100243B2 (ja) 排気ノズルユニット、ロードポート、及びefem
JP2015146349A (ja) Efem
TW201633436A (zh) 門開閉裝置、搬運裝置、分類裝置、收納容器之開放方法
JP2017108049A (ja) Efemにおけるウエハ搬送部及びロードポート部の制御方法
JP5048590B2 (ja) 基板処理装置
KR102367124B1 (ko) 로드 포트 장치, 반도체 제조 장치 및 포드 내 분위기의 제어 방법
TW201903838A (zh) 用於晶圓容器的氣體供應裝置
JP6679907B2 (ja) ロードポート装置及びロードポート装置における容器内への清浄化ガス導入方法
JP7081119B2 (ja) ロードポート装置
JP2007095856A (ja) 真空処理装置
JP2015109355A (ja) 局所クリーン化搬送装置
JP6853489B2 (ja) Efem
JP2012114456A (ja) 搬送容器
JP2014067797A (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び半導体装置の製造方法
JP4790326B2 (ja) 処理システム及び処理方法
JP2005347667A (ja) 半導体製造装置
JP2008294248A (ja) 基板搬送システム
JP4227137B2 (ja) 基板収納容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210922

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7081119

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150