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JP7059673B2 - 制御装置、制御システム、制御方法、および、制御プログラム - Google Patents

制御装置、制御システム、制御方法、および、制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、性能要求が異なる複数種類の制御データを互いに通信する制御装置と各種のスレーブ装置とを備える制御システムに関する。
現在、FA(ファクトリー オートメーション)システムが多く実用化されている。FAシステムは、制御装置と複数のスレーブ装置と備える。複数のスレーブ装置は、計測器、スイッチ、または、制御用ドライバ等であり、制御用ドライバには、制御対象機器が接続されている。
制御装置は、複数のスレーブ装置に対して、制御データを通信する。この際、制御装置は、複数のスレーブ装置に対して、制御データを、予め設定された制御周期(サイクリック周期)で順次通信する。これにより、制御データの送信のリアルタイム性を担保している。以下、この制御データを、サイクリック制御データと称する。
一方で、制御装置と複数のスレーブ装置との間で、サイクリック制御データとは別の情報系データを通信することがある。情報系データは、サイクリック制御データのように、サイクリック周期に必ず通信する必要は無いデータであり、容量も比較的大きい。特許文献1に示すシステムでは、この情報系データを分割して、複数のサイクリック周期に分けて通信している。
特開2004-363782号公報
しかしながら、ロボット装置またはロボット制御装置等に対して通信される制御データは、複数のコマンド等が含まれており、上記の従来のサイクリック制御データよりも大容量となることがある。以下、このロボット装置またはロボット制御装置等に対して通信される、従来のサイクリック制御データよりも大容量の制御データを、準制御データと称する。
ここで、準制御データのデータ容量がサイクリック周期の1周期に対して準制御データに割り当てられた通信上限容量よりも大きいと、制御装置は、全ての準制御データを、サイクリック周期内に通信できないことがある。
この場合、制御装置は、サイクリック周期に割り当てられた通信上限容量で、準制御データを分割し、複数のサイクリック周期に亘って通信することが考えられる。そして、ユーザは、各周期で送信するデータ領域毎に、分割した準制御データをそれぞれ割り当てる処理を、制御プログラムに記載しなければならない。したがって、ユーザにとって制御プログラムの作成が煩雑になってしまう。
また、通信方法が多くなると、ユーザは、制御プログラムを作成する際に、コマンド毎に通信方法の指定、選択を記述しなければならなかった。このため、制御プログラムの構成が複雑になり、制御プログラムがユーザにとって分かり難くなってしまう。
さらには、通信状態によっては、サイクリック通信ができない場合も考えられる。このような場合に備え、各コマンドをどの通信方法で通信するかも、ユーザは指定しなければならない。このため、制御プログラムの構成がさらに複雑になり、制御プログラムがユーザにとってさらに分かり難くなってしまう。
したがって、本発明の目的は、従来よりも単純なプログラム構成であっても、通信状態に応じて、複数の通信方法を適宜選択して、制御データを通信する技術を提供することにある。
本開示の一例によれば、制御装置は、サイクリック通信部、メッセージ通信部、および、通信管理部を備える。サイクリック通信部は、予め設定されたサイクリック周期に準じた通信を行う。メッセージ通信部は、サイクリック周期に準じる必要がない通信を行う。通信管理部は、サイクリック通信部およびメッセージ通信部に対する通信のスケジュールを管理する。通信管理部は、通信予定の制御データが、サイクリック通信部での通信を優先的に選択するデータであることを検出すると、サイクリック通信部の通信状態を検出する。通信管理部は、サイクリック通信が可能であれば、制御データをサイクリック通信部へ格納し、サイクリック通信が不可能であれば、制御データをメッセージ通信部へ格納する。
この構成では、制御データの通信方法の指定、選択を制御プログラムに定義しなくても、通信状態に応じた適する通信方法によって、制御データが通信される。
本開示の一例によれば、制御データは、サイクリック周期に準じた到達保証時間が設定された第1制御データと、サイクリック周期よりも長い到達保証時間が設定された第2制御データと、を有する。格納の選択を行う制御データは、第2制御データである。
この構成では、到達保証時間が設定された第2制御データに対して、サイクリック通信が優先的に適用され、サイクリック通信が利用できなくても、第2制御データは、メッセージ通信によって通信される。
本開示の一例によれば、通信管理部は、第2制御データの総データ容量が、サイクリック周期の1周期に確保可能な通信上限容量よりも大きければ、第2制御データを通信上限容量によってサイクリック周期毎に分割して、サイクリック通信部に格納する。
この構成では、データ容量の大きな第2制御データも、サイクリック通信を用いて、確実に通信される。
本開示の一例によれば、通信管理部は、第2制御データの分割通信中に、サイクリック通信が不可能に変わったことを検出すると、続きの第2制御データを、メッセージ通信部に格納する。
この構成では、サイクリック通信が分割通信の途中で不可能になっても、送信されていない分の第2制御データを通信できる。
本開示の一例によれば、通信管理部は、第2制御データの分割通信中に、サイクリック通信が不可能に変わったことを検出すると、分割通信を行う第2制御データの全データを、メッセージ通信部に格納する。
この構成では、サイクリック通信が分割通信の途中で不可能になっても、メッセージ通信で通信しなおすことができる。
本開示の一例によれば、通信管理部は、第2制御データの通信中に、該第2制御データの残容量が切替閾値よりも大きいければ、残容量のデータをメッセージ通信に格納する。
この構成では、メッセージ通信の通信帯域を有効活用して、第2制御データを通信できる。
この発明によれば、従来よりも単純なプログラム構成であっても、通信状態に応じて、複数の通信方法を適宜選択して、制御データを通信できる。これにより、ユーザは、通信状態、および、複数の通信方法の選択を意識することなく、制御データを作成、編集できる。
制御システムにおける装置の概略構成を示す図である。 制御装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 制御装置の機能ブロック図である。 制御ネットワークで通信されるフレームデータの概略データ構成を示す図である。 制御装置の基本処理を示すフローチャートである。 分割通信が適用されていない時のデータ構成の一例を示す図である。 制御装置の第1応用処理を示すフローチャートである。 制御装置の第2応用処理を示すフローチャートである。 分割通信が適用される時のデータ構成を示す図である。 制御装置の第3応用処理を示すフローチャートである。 制御装置の第4応用処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図を参照して説明する。
・適用例
本発明の実施形態に係る制御装置、制御システム、制御方法、および、制御プログラムについて、図を参照して説明する。本実施形態では、制御システムとして、FA(ファクトリー オートメーション)システムを例に説明する。
図5は、制御装置の基本処理を示すフローチャートである。
図5に示すように、制御装置10の通信管理部110は、第2制御データを取得すると(S11)、サイクリック通信の通信状態を判断する(S12)。第2制御データとは、サイクリック通信のサイクリック周期の1周期よりも長い時間を到達保証時間として設定したデータである。例えば、第2制御データには、ロボット装置のコマンド、ログ取得要求等がある。
制御装置10の通信管理部110は、サイクリック通信が可能であれば(S12:判断A)、取得した第2制御データを、サイクリック通信部121に格納する(S13)。サイクリック通信とは、サイクリック周期に準じた通信である。サイクリック通信部121は、格納された第2制御データを、サイクリック通信する(S14)。
制御装置10の通信管理部110は、サイクリック通信が不可能であれば(S12:判断B)、取得した第2制御データを、メッセージ通信部122に格納する(S15)。メッセージ通信とは、サイクリック通信に準じる必要が無い通信である。メッセージ通信部122は、格納された第2制御データを、メッセージ通信する(S16)。
これにより、制御装置10は、第2制御データを、通信状態に応じて、より適切な通信方法で通信できる。また、これにより、ユーザは、第2制御データの通信方法の選択条件、選択方法を制御プログラムに記載する必要が無い。したがって、単純なプログラム構成でよく、ユーザのプログラム作成の負荷が軽減される。
・構成例
図1は、制御システムにおける装置の概略構成を示す図である。図1に示すように、制御システム1は、制御装置10、スレーブ装置211、スレーブ装置212、スレーブ装置221、制御用ネットワーク30、情報通信用ネットワーク60、パーソナルコンピュータ61、産業用パーソナルコンピュータ62、および、データベース装置63を備える。
(データ定義)
まず、各データの定義について説明する。
第1制御データは、制御用ネットワーク30に用いられるサイクリック周期(例えば、10msec以下)の1周期によって到達保証時間(第1保証時間)が決められている。第1制御データは、1ビットから数十バイトの制御データ群によって構成されている。到達保証時間とは、例えば、対象のスレーブ装置が正常に動作するために制御データが到達していなければいけない最も長い(遅い)時間である。
第2制御データは、サイクリック周期の1周期よりも長い到達保証時間(第保証時間)で通信完了するように定義された制御データである。第2制御データには、第1制御データに対して、データ容量が大きなデータがあり、例えば、サイクリック周期の1周期で通信可能なデータ容量よりも大容量のデータがある。第2制御データは、構成される複数の情報の順序が決められた制御データである。第2制御データは、例えば、ロボット装置のシーケンス動作を実現する複数のコマンド群によって構成されている。
情報系データは、第1制御データおよび第2制御データとは異なり、到達保証時間が設定されていないデータである。例えば、情報系データは、制御用ネットワーク30に接続される各装置のログの取得要求データ、ログ、監視画像等の各種のデータによって構成されている。
第1制御データと第2制御データとは、サイクリック周期に準じて通信されるデータであり、情報系データは、サイクリック周期に準じる必要が無い仕様で通信されるデータである。
(制御システム)
制御用ネットワーク30は、例えば、ネットワーク規格として、EtherCAT(イーサキャット)(登録商標)、または、PROFINET(プロフィネット)等に準じたネットワークである。なお、制御用ネットワーク30は、これらに限るものではなく、サイクリック周期に同期してデータの送受信を実行するネットワークであればよい。制御装置10、スレーブ装置211、スレーブ装置212、および、スレーブ装置221は、制御用ネットワーク30によって接続されている。
情報通信用ネットワーク60は、例えば、ネットワーク規格として、Ethernet(登録商標)に準じたネットワークである。制御装置10、パーソナルコンピュータ61、産業用パーソナルコンピュータ62、および、データベース装置63は、情報通信用ネットワーク60によって接続されている。
パーソナルコンピュータ61には、制御プログラムの編集ツール等がインストールされている。パーソナルコンピュータ61は、制御装置10、スレーブ装置211、および、スレーブ装置212の制御プログラムの作成、編集、出力を行う。パーソナルコンピュータ61は、制御プログラムを制御装置10に出力する。
産業用パーソナルコンピュータ62には、例えば、ロボット用制御プログラムの編集ツール等がインストールされている。産業用パーソナルコンピュータ62は、スレーブ装置221の制御プログラムの作成、編集、出力を行う。産業用パーソナルコンピュータ62は、例えば、ロボット用制御プログラムを制御装置10に出力する。
データベース装置63は、制御装置10から各装置のログ等を記憶する。なお、情報系データの元となるデータの生成、取得を実行する装置は、データベース装置63に限るものでなく、他の装置であってもよい。また、パーソナルコンピュータ61、産業用パーソナルコンピュータ62、および、データベース装置63は、上位システムを構成する装置であり、上位システムを構成する装置は、これらに限るものではない。
制御装置10は、具体的には、例えば、PLC(Programmable Logic Contoroller)によって実現される。制御装置10は、制御用ネットワーク30を介して制御データを通信し、情報通信用ネットワーク60を介して各種のデータを通信する装置であれば、他の装置であってもよい。
制御装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ61からの制御プログラムを用いて、第1制御データを生成する。制御装置10は、例えば、産業用パーソナルコンピュータ62からのロボット用制御プログラムを用いて、第2制御データを生成する。なお、制御装置10は、パーソナルコンピュータ61からの制御プログラムを用いて、第2制御データを生成することも可能である。
また、制御装置10は、情報系データを生成する。情報系データは、パーソナルコンピュータ61が制御用ネットワーク30に接続されるスレーブ装置211、スレーブ装置212、および、スレーブ装置221から取得したい情報、および、当該情報の取得要求等によって構成される。このため、例えば、情報系データは、パーソナルコンピュータ61からの指示に応じて、制御装置10で生成される。
スレーブ装置211、スレーブ装置212は、具体的には、例えば、サーボドライバ、センサ等の計測器等によって実現される。なお、スレーブ装置211、スレーブ装置212は、第1制御データで動作する装置であれば、他の装置であってもよい。
スレーブ装置221は、具体的には、例えば、ロボット装置またはロボット装置に接続されるロボット制御装置によって実現される。なお、スレーブ装置221は、第2制御データで動作する装置であれば、他の装置であってもよい。
制御装置10、スレーブ装置211、スレーブ装置212、および、スレーブ装置221は、第1制御データ、第2制御データ、および、情報系データの送受信をスケジューリングする。制御装置10、スレーブ装置211、スレーブ装置212、および、スレーブ装置221は、このスケジュールに応じて、サイクリック周期に準じて、第1制御データ、および、第2制御データを通信する。
この際、上述のように、制御装置10は、サイクリック通信の通信状態を判断する。制御装置10は、この通信状態の判断結果に応じて、サイクリック通信またはメッセージ通信のいずれかを選択し、第2制御データを通信する。
概略的には、制御装置10は、第2制御データをサイクリック通信で通信できる状態であれば、サイクリック通信を選択する。一方、制御装置10は、第2制御データをサイクリック通信で通信できない状態であれば、メッセージ通信を選択する。サイクリック通信とは、サイクリック周期に準じた通信である。メッセージ通信とは、サイクリック周期に準じる必要が無い通信であり、例えば、ベストエフォート型の通信である。
(制御装置のハードウェア構成)
図2は、制御装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ハードウェアの構成として、制御装置10は、CPU101、メモリ102、記憶媒体103、送受信部104、および、上位通信部105を備える。制御装置10は、CPU101、メモリ102、記憶媒体103、送受信部104、および、上位通信部105は、データバス100によって接続されている。
CPU101は、記憶媒体に103に記憶されているシステムプログラム、および、ユーザアプリケーションプログラムをメモリ102に読み出して実行することで、後述の各機能ブロックの各処理を実現する。メモリ102は、例えば、DRAMやSRAM等の揮発性記憶素子によって実現される。また、記憶媒体103は、例えば、磁気記憶媒体、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体によって実現される。
送受信部104は、制御装置10における制御用ネットワーク30のインターフェースであり、サイクリック周期に準じた第1制御データ、および、第2制御データの送受信(通信)を実行する。また、送受信部104は、例えば、サイクリック周期の1周期における第1制御データおよび第2制御データに占有された通信帯域と異なる通信帯域を用いて、情報系データの送受信(通信)を実行する。
上位通信部105は、制御装置10における情報通信用ネットワーク60のインターフェースであり、上述の上位システムの各装置との間の通信を実行する。
(制御装置の機能ブロック)
図3は、制御装置の機能ブロック図である。
図3に示すように、制御装置10は、通信管理部110、サイクリック通信部121、メッセージ通信部122、通信ドライバ130、ユーザアプリケーション処理部141、その他処理部142を備える。
通信管理部110は、第1制御系通信管理111、第2制御系通信管理112、および、情報系通信管理113を実行する。また、通信管理部110は、第1制御系通信管理111、第2制御系通信管理112、および、情報系通信管理113のスケジューリング、すなわち、後述する各種のデータの通信のスケジューリングを実行する。この際、通信管理部110は、通信対象のスレーブ装置の個数、種類に基づいて、サイクリック周期の1周期に対する各スレーブ装置の通信帯域を割り当てる(図4参照)。また、通信管理部110は、サイクリック通信の通信状態を判断する。
例えば、通信管理部110は、サイクリック通信の通信状態を判断する。具体的には、通信管理部110は、サイクリック通信部121によるサイクリック通信可能か否かを検出する。このような通信状態の判断は、例えば、通信可能かどうかを判断するパケットデータを定期的に通信した結果、定常的な第1制御データおよび第2制御データの送信に対する各スレーブ装置からの応答時間、応答の有無等に基づいて実現可能である。この判断用のパケットデータは、第1制御データおよび第2制御データの通信に影響を与えないタイミングで通信される。
また、例えば、通信管理部110は、各スレーブ装置とのタイマの時刻同期精度を逐次検出する。通信管理部110は、時刻同期精度が所定の閾値よりも良ければ、サイクリック通信が可能であると判断し、時刻同期精度が所定の閾値よりも悪ければ、サイクリック通信が不可能であると判断する。
通信管理部110は、サイクリック通信の通信状態に応じて、第2制御データの通信を、サイクリック通信またはメッセージ通信のいずれかから選択する。
上述のように、第1制御系通信管理111は、予め設定されたサイクリック周期に準じて、サイクリック周期毎に通信される第1制御データの通信管理を実行する。第1制御系通信管理111は、第1制御データを、サイクリック通信部121に格納する。
第2制御系通信管理112は、第2制御データの通信管理を実行する。
第2制御系通信管理112は、第2制御データをサイクリック通信で通信できる状態であれば、第2制御データを、サイクリック通信部121に格納する。一方、制御装置10は、第2制御データをサイクリック通信で通信できない状態であれば、第2制御データを、メッセージ通信部122に格納する。
また、第2制御系通信管理112は、サイクリック周期の1周期で送信可能な第2制御データの最大容量(通信容量)よりも、第2制御データのデータ容量が大きければ、第2制御データを複数の通信用データに分割する。そして、第2制御系通信管理112は、複数の通信用データの単位で通信管理を実行する。
情報系通信管理113は、情報系データの通信管理を実行する。この際、情報系データも、サイクリック周期の1周期で通信可能な情報系データの最大容量(送信容量)よりも、情報系データのデータ容量が大きければ、複数のデータに分割する。そして、情報系通信管理113は、分割された複数のデータの単位で通信管理を実行する。情報系通信管理113は、情報系データを、メッセージ通信部122に与える。この際、通信管理部110は、情報系データが複数のデータに分割されていれば、分割された複数のデータ毎に、メッセージ通信部122に与える。
サイクリック通信部121は、第1制御データおよび第2制御データを、制御用ネットワーク30のデータ形式に変換する。サイクリック通信部121は、変換後の第1制御データおよび第2制御データを、送受信のスケジュールにしたがって、通信ドライバ130に出力する。
メッセージ通信部122は、情報系データまたは第2制御データを、送受信のスケジュールにしたがって、通信ドライバ130に出力する。
通信ドライバ130は、送受信部104の制御を実行し、第1制御データ、および、第2制御データを、制御用ネットワーク30を介して通信する。この際、第2制御データが複数の通信用データに分割されていれば、複数の通信用データが順次通信される。同様に、情報系データが複数のデータに分割されていれば、分割された複数のデータが、順次通信される。
なお、ユーザアプリケーション処理部141は、上述のユーザアプリケーションプログラムを実行する。このユーザアプリケーション処理部141によって、産業用パーソナルコンピュータ62からの第2制御データを取得する。その他処理部142は、例えば、制御装置10の起動処理や制御用ネットワーク30を用いた制御の初期処理等を実行する。
(具体的な通信処理)
(通信処理例1)
図4は、制御ネットワークで通信されるフレームデータの概略データ構成を示す図である。なお、図4では、図1に示すシステム構成の場合を示している。また、図4では、サイクリック通信が正常に動作している状態を示している。図5は、制御装置の基本処理を示すフローチャートである。
まず、図4を用いて、フレームデータの構成を説明する。図4に示すように、フレームデータは、先頭から、制御データ用のヘッダ、スレーブ装置211に対する第1制御データD11、スレーブ装置212に対する第1制御データD12、スレーブ装置221に対する第1制御データD13、スレーブ装置221に対する第2制御データD23、制御データ用のフッタ、情報系データ用のヘッダ、情報系データDi、情報系データ用のフッタの順に並ぶデータによって構成されている。また、図4では、フレームデータには、制御データ用のフッタと情報系データ用のヘッダとの間、および、情報系データ用のヘッダの後に、データの衝突回避用の待機時間Dtに対応する空データ領域が設定されている。この待機時間Dtは、設定することが好ましいが、省略することも可能である。そして、このような構成からなるフレームデータによって、サイクリック周期の1周期における通信が実行される。
なお、サイクリック通信が不可能な場合、すなわち、第2制御データの通信が不可能な場合には、図4における第2制御データD23用の帯域は用いず、この第2制御データD23用の帯域分が、情報系データDi用の帯域に割り当てられる。
このようなデータ構成を用いて、図5を参照し、上述のように、制御装置10は、通信状態に応じて、第2制御データの通信を、サイクリック通信またはメッセージ通信のいずれかを用いて実行する。
図5に示すように、制御装置10の通信管理部110は、第2制御データを取得すると(S11)、サイクリック通信の通信状態を判断する(S12)。第2制御データとは、サイクリック通信のサイクリック周期の1周期よりも長い時間を到達保証時間として設定したデータである。例えば、第2制御データには、ロボット装置のコマンド、ログ取得要求等がある。
制御装置10の通信管理部110は、サイクリック通信が可能であれば(S12:判断A)、取得した第2制御データを、サイクリック通信部121に格納する(S13)。サイクリック通信とは、サイクリック周期に準じた通信である。サイクリック通信部121は、格納された第2制御データを、サイクリック通信する(S14)。
制御装置10の通信管理部110は、サイクリック通信が不可能であれば(S12:判断B)、取得した第2制御データを、メッセージ通信部122に格納する(S15)。メッセージ通信とは、サイクリック通信に準じる必要が無い通信である。メッセージ通信部122は、格納された第2制御データを、メッセージ通信する(S16)。
これにより、制御装置10は、第2制御データを、通信状態に応じて、より適切な通信フォーマットで通信できる。
このような処理の場合、例えば、図6に示すようなデータ構成でフレームデータを構成すればよい。図6は、分割通信が適用されていない時のデータ構成の一例を示す図である。なお、図6では、第2制御データを必要とするスレーブ装置に対する帯域のみを示している。
図6に示すように、フレームデータにおける第2制御データを通信するスレーブ装置に対するデータ領域は、フォーマットID、トランザクションID、総データサイズ、および、リクエストデータを含み、先頭ビットからこの順で並ぶデータである。
フォーマットIDは、第2制御データのデータフォーマットの識別データである。フォーマットIDによって、以下に示す第2制御データのデータフォーマットを識別できる。
トランザクションIDは、第2制御データを示す識別データである。複数のフレームの第2制御データのトランザクションIDを比較することによって、これら複数のフレームの第2制御データが同じ第2制御データに基づくものであるか否かを判定できる。すなわち、複数のフレームの第2制御データ(通信用データ)のトランザクションIDが同じであれば、これらの第2制御データ(通信用データ)が、1つの第2制御データに基づくものであることを判定できる。一方、複数のフレームの第2制御データ(通信用データ)のトランザクションIDが異なれば、これらの第2制御データ(通信用データ)は、それぞれが個別の第2制御データであることを判定できる。
総データサイズVmは、第2制御データの総データ容量を示している。
リクエストデータは、コマンドタイプ、コマンドID、および、アーギュメントAm等を含み、先頭ビットからこの順に並ぶデータである。アーギュメントAmは、実際に制御に用いるコマンド群を含み、コマンドタイプ、および、コマンドIDは、アーギュメントAmに記載されているコマンド群の識別のためのデータである。なお、ここでは、リクエストデータを例に説明しているが、リクエストデータに対するレスポンスデータに対しても適用できる。そして、リクエストデータおよびレスポンスデータは、上述のデータ構成に限るものではなく、任意に定義することができる。
(通信処理例2)
図7は、制御装置の第1応用処理を示すフローチャートである。図7に示す処理は、第2制御データのデータ容量がサイクリック周期の1周期よりも大きな場合を示しており、この点において、図5に示す基本処理とは異なる。図7に示す処理の他の処理は、図5に示す処理と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
制御装置10は、サイクリック通信が可能であれば、第2制御データの通信予定容量と通信上限容量とを比較する。通信上限容量とは、サイクリック周期の1周期に第2制御データに割り当てられた上限のデータ容量(通信帯域)である。具体的には、上限のデータ容量とは、サイクリック周期の1周期において第2制御データを通信する各スレーブ装置に割り当てられた帯域から第1制御データの通信容量を減算することによって算出される。この際、制御装置10は、第2制御データの性能要求を加味して、通信上限容量を算出することが好ましい。性能要求とは、例えば、第2制御データの到達保証時間を含んでいる。
制御装置10は、通信予定容量が通信上限容量以下であれば(S21:YES)、第2制御データをサイクリック通信部121に格納する(S22)。
一方、制御装置10は、通信予定容量が通信上限容量よりも大きければ(S21:NO)、第2制御データを通信上限容量に合わせて分割することで通信用データを生成する(S23)。制御装置10は、今回通信する通信用データのデータ容量を通信予定容量から減算することで、通信予定容量を更新する(S24)。制御装置10は、通信用データをサイクリック通信部121に格納する(S22)。
制御装置10のサイクリック通信部121は、格納された第2制御データもしくは通信用データを、サイクリック通信する(S25)。
制御装置10は、取得済みの全ての第2制御データの通信が完了していなければ(S26:NO)、ステップS21の処理に戻り、順次上述の処理を繰り返す。一方、制御装置10は、取得済みの全ての第2制御データの通信が完了していれば(S26:YES)、処理を終了する。
このような処理を実行することによって、サイクリック周期の1周期に対して第2制御データに割り当てられた帯域(データ容量)よりも、第2制御データのデータ容量が大きくても、制御装置10は、サイクリック通信を用いて、第2制御データを確実に通信できる。
(通信処理例3)
図8は、制御装置の第2応用処理を示すフローチャートである。図8に示す処理は、第2制御データの通信をサイクリック通信からメッセージ通信に切り換える点で、図6に示す処理とは異なる。図8に示す処理の他の処理は、図6に示す処理と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。図8に示すステップS31、S32、S33は、図6に示すステップS21、S22、S23とそれぞれ同じである。
制御装置10は、第2制御データを分割して通信用データを生成する(S34)。制御装置10は、この通信用データに対して、フラグデータFLGcycを添付する(S35)。FLGcycは、後述の処理を実行するためのフラグデータである。
さらに、制御装置10は、通信用データに対して、フラグメントIDを添付する(S36)。制御装置10は、通信予定容量の更新を行う(S37)。
このような処理の場合、例えば、図9に示すようなデータ構成でフレームデータを構成すればよい。図9は、分割通信が適用される時のデータ構成を示す図である。なお、図9では、第2制御データを必要とするスレーブ装置に対する帯域のみを示している。
図9に示すように、フレームFRAMEn1の第2制御データ(通信用データ)D231は、フォーマットID、トランザクションID、総データサイズ、フラグメントID、フラグメントデータサイズ、および、リクエストデータを含み、先頭ビットからこの順で並ぶデータである。
フレームFRAMEn2の第2制御データ(通信用データ)D232も、フォーマットID、トランザクションID、総データサイズ、フラグメントID、フラグメントデータサイズ、および、リクエストデータを含み、先頭ビットからこの順で並ぶデータである。
フォーマットID、トランザクションID、総データサイズは、上述の通りであり、説明は省略する。
フラグメントIDは、分割された第2制御データにおける順番を示す識別データである。すなわち、フラグメントIDによって、そのフレームの第2制御データ(通信用データ)が、通信前の第2制御データを分割した後の何番目のデータであることを識別できる。例えば、図9の例であれば、FRAMEn1では、フラグメントID=0であり、分割された最初の通信用データであることを識別できる。FRAMEn2では、フラグメントID=1であり、分割された2番目の通信用データであることを識別できる。
したがって、スレーブ装置221は、これらのフレームFRAMEn1、FRAMEn2の通信データを受けて解析し、フラグメントIDの順にリクエストデータを並べることで、通信前、すなわち、分割前の第2制御データを、確実且つ正確に復元できる。これにより、スレーブ装置221は、第2制御データに含まれるコマンド群の順を間違えることなく復元でき、ロボット装置の誤動作等を確実に抑制できる。また、スレーブ装置221は、フラグメントIDの部分的な欠落を検出することによって、データの欠落を検出でき、制御装置10に対して、再送信要求を行うことができる。
フラグメントサイズは、そのフレーム内の第2制御データ(通信用データ)のデータ容量を示している。例えば、図9の例であれば、FRAMEn1では、フラグメントサイズ=Vn1であり、分割された最初の通信用データのデータ容量がVn1であることを識別できる。FRAMEn2では、フラグメントサイズ=Vn2であり、分割された2番目の通信用データのデータ容量がVn2であることを識別できる。このようなフラグメントサイズを添付した場合、スレーブ装置221は、受信したリクエストデータのデータ容量を算出し、フラグメントサイズを比較するで、受信エラーを検出できる。
第2制御データの分割通信中に、サイクリック通信が不可能になると、制御装置10は、次に示す処理を実行する。
制御装置10は、サイクリック通信が不可能であると判断すると(S12:判断B)、直前の第2制御データのフラグデータFLGcycを検出する(S41)。
制御装置10は、フラグデータFLGcyc=TRUEを検出しなければ(S41:NO)、第2制御データにフラグメントIDを添付することなく、メッセージ通信部122に格納する(S42)。すなわち、制御装置10は、サイクリック通信が不可能であると判断したタイミングの第2制御データは、分割されたデータではないことを判別し、メッセージ通信部122に格納する。
制御装置10は、フラグデータFLGcyc=TRUEを検出すれば(S41:YES)、第2制御データ(通信用データ)にフラグメントIDを添付する(S44)。この際、例えば、制御装置10は、直前の通信用データのフラグメントIDを検出し、当該フラグメントIDを「1」インクリメントする更新を行って、添付する。すなわち、制御装置10は、サイクリック通信が不可能であると判断したタイミングの第2制御データは、分割されたデータではあることを判別すると、フラグメントIDを添付して、メッセージ通信部122に格納する。
メッセージ通信部122は、格納された第2制御データもしくは通信用データを、メッセージ通信する(S43)。
制御装置10は、取得済みの全ての第2制御データの通信が完了していなければ(S38:NO)、ステップS12の処理に戻り、順次上述の処理を繰り返す。一方、制御装置10は、取得済みの全ての第2制御データの通信が完了していれば(S38:YES)、処理を終了する。
このような処理を用いることによって、第2制御データの分割通信中に、サイクリック通信が不可能になっても、第2制御データの残りにデータを、メッセージ通信によって確実に通信できる。この際、フラグメントIDを用いることによって、第2制御データがサイクリック通信とメッセージ通信とで通信されても、スレーブ装置221は、第2制御データを、元のデータの並びを忠実に再現して、確実に復元できる。
また、このような処理を用いることによって、サイクリック通信の中断によって、部分的にしか通信できなかった第2制御データに対して、メッセージ通信によって、通信できていない残りのデータだけ通信すればよい。したがって、メッセージ通信用の帯域を、より有効に活用できる。
(通信処理例4)
図10は、制御装置の第3応用処理を示すフローチャートである。図10に示す処理は、中断した第2制御データを、メッセージ通信によって、全て通信し直す点で、図8に示す処理とは異なる。図10に示す処理の他の処理は、図8に示す処理と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
制御装置10は、サイクリック通信が不可能であると判断すると(S12:判断B)、中断した第2制御データを、先頭から全て、メッセージ通信部122に格納する(S51)。すなわち、制御装置10は、通信が中断した第2制御データについては、既にサイクリック通信で通信したデータ領域と、未通信のデータ領域とをまとめて、メッセージ通信部122に格納する。
メッセージ通信部122は、格納された第2制御データを、メッセージ通信する(S52)。
このような処理を用いても、第2制御データの分割通信中に、サイクリック通信が不可能になっても、全ての第2制御データを、メッセージ通信によって確実に通信できる。また、この処理を用いることによって、スレーブ装置221は、フラグメントIDを検出することなく、第2制御データを復元できる。
(通信処理例5)
図11は、制御装置の第4応用処理を示すフローチャートである。図11に示す処理は、第2制御データの残容量に応じて、サイクリック通信とメッセージ通信とを選択する点で、上述の各処理とは異なる。概略的には、第4応用処理では、第2制御データを分割する態様において、残容量が切替閾値よりも大きく、且つ、メッセージ通信の通信帯域で性能要求が満たせれば、当該メッセージ通信を用いて、第2制御データの残容量分を通信する。なお、以下では、上述の処理と異なる箇所のみを説明し、同様の箇所の説明は省略する。
制御装置10は、サイクリック通信中において、第2制御データにおける未送信分すなわち残容量と、切替閾値とを比較する(S61)。例えば、切替閾値は、残容量を分割しながら継続的にサイクリック通信で通信した場合に、性能要求を満たすことができる上限のデータ容量によって設定できる。制御装置10は、残容量が切替閾値以下であれば(S61:YES)、サイクリック通信を継続する(S22、S25)。
制御装置10は、残容量が切替閾値よりも大きければ(S61:NO)、メッセージ通信によって、性能要求が実現可能か否かを判断する。この判断は、例えば、メッセージ通信の利用可能帯域、残容量、および、性能要求によって実行される。
例えば、制御装置10は、メッセージ通信の利用可能帯域を用いて、残容量を通信した場合に、性能要求が満たされれば、性能要求を満たすと判断する(S71:YES)。この場合、制御装置10は、第2制御データの残容量分のデータを、メッセージ通信する(S15、S16)。
制御装置10は、メッセージ通信の利用可能帯域を利用しても、性能要求が満たされないと判断すると(S71:NO)、エラー通知を実行する(S72)。ここで、ユーザから送信指示があれば(S73:YES)、第2制御データの残容量分のデータを、メッセージ通信する(S15、S16)。この際、例えば、制御装置10は、メッセージ通信中の情報系データがあれば、これを一時中断して、第2制御データの残容量分のデータの通信を割り込ませてもよい。一方、ユーザから送信指示がなければ(S73:NO)、処理を終了する。
このような処理を行うことによって、メッセージ通信の通信帯域を、有効に、すなわち効果的または効率的に、活用しながら、性能要求を満たすように、第2制御データを通信できる。
なお、送信指示の受け付けを行わず、エラー通信後に強制的にメッセージ通信を実行する態様、エラー通信とともに処理を終了する態様も可能である。また、メッセージ通信によって、性能要求が満たされない場合、全データの送信ができないことを前提に、サイクリック通信に戻すことも可能である。
なお、上述の説明では、FAシステムを例に説明したが、サイクリック周期を用いて時刻保証のデータと、サイクリック周期よりも長い時刻保証を有し、サイクリック周期に基づくデータ容量よりも大きなデータ容量からなるデータとを送信する他のシステムであっても、上述の構成および処理を適用し、上述の作用効果を得ることができる。
また、上述の説明では、説明を容易にするために、制御用ネットワーク30を介して、制御装置10から、スレーブ装置211、スレーブ装置212、および、スレーブ装置221にデータを送信することを主として記載した。しかしながら、各データには、スレーブ装置211、スレーブ装置212、および、スレーブ装置221から制御装置10に送信、返信するデータもあり、これらのデータについても、上述の処理を適用でき、上述の作用効果を奏することができる。すなわち、制御用ネットワーク30で通信される第2制御データについては、上述の処理を適用でき、上述の作用効果を奏することができる。例えば、ロボット装置に対する第2制御データとしては、制御装置10からスレーブ装置221に送信するデータとしては、ログデータの取得コマンドを含み、スレーブ装置221から制御装置10に送信(返信)するデータとしては、この取得コマンドに対応したロギングデータ(例えば、数十秒間分のモータの角度データ等)を含む。
また、上述の説明では、TDMA方式による通信を行う場合を示したが、CDMA方式等においても、上述の概念を用いて、第2制御データの分割送信を実現できる。
1:制御システム
10:制御装置
30:制御用ネットワーク
60:情報通信用ネットワーク
61:パーソナルコンピュータ
62:産業用パーソナルコンピュータ
63:データベース装置
100:データバス
101:CPU
102:メモリ
103:記憶媒体
104:送受信部
105:上位通信部
110:通信管理部
111:第1制御系通信管理
112:第2制御系通信管理
113:情報系通信管理
121:サイクリック通信部
122:メッセージ通信部
130:通信ドライバ
141:ユーザアプリケーション処理部
142:他処理部
211、212、221:スレーブ装置

Claims (10)

  1. 予め設定されたサイクリック周期に準じた通信を行うサイクリック通信部と、
    前記サイクリック周期に準じる必要がない通信を行うメッセージ通信部と、
    前記サイクリック通信部および前記メッセージ通信部に対する通信のスケジュールを管理する通信管理部と、
    を備え、
    前記通信管理部は、
    通信予定の制御データが、前記サイクリック通信部での通信を優先的に選択するデータであることを検出すると、
    前記サイクリック通信部の通信状態が、サイクリック通信可能か否かの検出を、定期的に送信した判断用パケットデータの応答に基づいて行い、
    前記サイクリック通信が可能であれば、前記制御データを前記サイクリック通信部へ格納し、前記サイクリック通信が不可能であれば、前記制御データを前記メッセージ通信部へ格納する、
    制御装置。
  2. 予め設定されたサイクリック周期に準じた通信を行うサイクリック通信部と、
    前記サイクリック周期に準じる必要がない通信を行うメッセージ通信部と、
    前記サイクリック通信部および前記メッセージ通信部に対する通信のスケジュールを管理する通信管理部と、
    を備え、
    前記通信管理部は、
    通信予定の制御データが、前記サイクリック通信部での通信を優先的に選択するデータであることを検出すると、
    前記サイクリック通信部の通信状態が、サイクリック通信可能か否かの検出を、検出した相手局との時刻同期精度と同期閾値との比較により行
    前記サイクリック通信が可能であれば、前記制御データを前記サイクリック通信部へ格納し、前記サイクリック通信が不可能であれば、前記制御データを前記メッセージ通信部へ格納する、
    制御装置。
  3. 前記制御データは、
    前記サイクリック周期に準じた到達保証時間が設定された第1制御データと、前記サイクリック周期よりも長い到達保証時間が設定された第2制御データと、を有し、
    前記格納の選択を行う前記制御データは、前記第2制御データである、
    請求項1、または2に記載の制御装置。
  4. 前記通信管理部は、
    前記第2制御データの総データ容量が、前記サイクリック周期の1周期に確保可能な通信上限容量よりも大きければ、
    前記第2制御データを、前記通信上限容量によって前記サイクリック周期毎に分割して、前記サイクリック通信部に格納する、
    請求項に記載の制御装置。
  5. 前記通信管理部は、
    前記第2制御データの分割通信中に、前記サイクリック通信が不可能に変わったことを検出すると、続きの前記第2制御データを、前記メッセージ通信部に格納する、
    請求項に記載の制御装置。
  6. 前記通信管理部は、
    前記第2制御データの分割通信中に、前記サイクリック通信が不可能に変わったことを検出すると、分割通信を行う前記第2制御データの全データを、前記メッセージ通信部に格納する、
    請求項に記載の制御装置。
  7. 前記通信管理部は、
    前記第2制御データの通信中に、該第2制御データの残容量が切替閾値よりも大きければ、前記残容量のデータを前記メッセージ通信部に格納する、
    請求項または請求項に記載の制御装置。
  8. 請求項乃至請求項のいずれかに記載の制御装置と、
    前記制御装置に対して通信可能に接続されたロボット装置またはロボット制御装置と、を備え、
    前記第2制御データは、ロボット制御用のコマンド群を含む、
    制御システム。
  9. 予め設定されたサイクリック周期に準じた通信を行うサイクリック通信処理と、
    前記サイクリック周期に準じる必要が無い通信を行うメッセージ通信処理と、
    前記サイクリック通信処理および前記メッセージ通信処理に対する通信のスケジュールを管理する通信管理処理と、
    を有し、
    前記通信管理処理は、
    通信予定の制御データが、サイクリック通信を優先的に選択するデータであることを検出する処理と、
    前記サイクリック通信が可能か否か検出を、定期的に送信した判断用パケットデータの応答に基づいて行う処理と、
    前記サイクリック通信が可能であれば、前記制御データを前記サイクリック通信させる処理と、
    前記サイクリック通信が不可能であれば、前記制御データをメッセージ通信させる処理と、
    有する、
    制御方法。
  10. 予め設定されたサイクリック周期に準じた通信を行うサイクリック通信処理と、
    前記サイクリック周期に準じる必要がない通信を行うメッセージ通信処理と、
    前記サイクリック通信処理および前記メッセージ通信処理に対する通信のスケジュールを管理する通信管理処理と、
    を含み、
    前記通信管理処理では、
    通信予定の制御データが、サイクリック通信を優先的に選択するデータであることを検出する処理と、
    前記サイクリック通信が可能か否か検出を、定期的に送信した判断用パケットデータの応答に基づいて行う処理と、
    前記サイクリック通信が可能であれば、前記制御データを前記サイクリック通信させる処理と、
    前記サイクリック通信が不可能であれば、前記制御データをメッセージ通信させる処理と、
    を、情報処理装置に実行させる制御プログラム。
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