JP7057998B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の椅子は、背フレームの左右の枠を構成する左右1対の側枠杆に、ランバーサポートの両側端部を上下方向に位置調節を可能にして装着している。この椅子は、両側枠杆に、ランバーサポートの両側端部を上下方向に移動可能として案内するガイド部を備えており、ランバーサポートの左右両側部の後面であって、ガイド部より内方の部分に、後方に向かって突出する操作部を備えている。
ところで、椅子の使用者は、ランバーサポートの有無についても好みがある。つまり、ランバーサポートを好まない使用者は背もたれにランバーサポートのない椅子を選択し、ランバーサポートを好む使用者は背もたれにランバーサポートのある椅子を選択する。しかしながら、椅子の形態を使用者の好みに合わせると、ランバーサポートの有無で2種類の椅子を準備する必要が生じて椅子の管理に手間を要する。また、椅子の形態を1種類に限るものとすると、好みとは相違する椅子を使用者が使用しなければならない。
このような構成によれば、椅子の使用時や移動時等にランバーサポートが離脱するようなことが防止される。
このような構成によれば、レール部の長手方向の端部に抜け防止部が設けられるのでランバーサポートの抜けを防止することが容易である。
このような構成によれば、抜き差しするときランバーサポートを変形させるのが困難であったとしても、変形が不要である上下方向への移動によって着脱させることができる。
このような構成によれば、ランバーサポートの左右方向の変形が抑制されて、背フレームとランバーサポートとの協働によって荷重を受容することができる。
このような構成によれば、背フレームにおいて前側にランバーサポートを配置できることから、ランバーサポートと背フレームの前方に張られた弾性シートとの間の距離を近くすることができる。
このような構成によれば、ランバーサポートの不使用時に取付部材も取り外すことができるので背フレームのデザイン性を高く維持することができる。また、ランバーサポートの不使用時に取付部材が背にあたるおそれもない。
このような構成によれば、ランバーサポートの不使用時に取付部材を固定するための固定溝が見えないことから背フレームのデザイン性を高く維持することができる。
図1に示すように、本実施形態における椅子10は、キャスタ付の脚部材11、受台12、座部15、肘掛部16及び背もたれ部20を備えている。本実施形態では、椅子10は、座部15の中央に対して着座可能に開放されている側が前側、座部15の中央に対して背もたれ部20の位置する側が後側である。また、本実施形態では、座部15の中央に対して肘掛部16の位置する側が右側及び左側であり、脚部材11に対する座部15側が上側、座部15に対する脚部材11側が下側である。
図2に示すように、背フレーム21には、左枠部25及び右枠部24の間にランバーサポート部27がかけ渡されている。右枠部24は、前側から見て右方向(図2において左方向)に湾曲し、左枠部25は、前側から見て左方向(図2において右方向)に湾曲する。右枠部24と左枠部25との間の左右方向の間隔は、下枠部23に繋がる部分と、上枠部22に繋がる部分とでそれぞれ狭く、ランバーサポート部27が取り付けられる取付部分240,250で最も広い。右枠部24と左枠部25とは、前側、及び、後側から見て、互いに平行となる直線部分を有していない。
図2及び図3に示すように、ランバーサポート部27は、背フレーム21において背受けシート26よりも後側に配置される。ランバーサポート部27は、左枠部25及び右枠部24を結ぶ帯状部61を備える。帯状部61は、背フレーム21内の中央下側であって、肘掛部16の上面よりも下方の位置に配置されている。ランバーサポート部27は、ランバーサポート部27の左右方向における中央部が、左右方向における端部よりも前後方向において後側に突出する略円弧状の曲面を有している。
図4に示すように、ランバーサポート部27の樹脂製のサポート板60は、左右方向に延びる帯状部61の左端に端部62を、同右端に端部63を備えている。各端部62,63は、ランバーサポート部27のなかでレール部420,520に入り込む部分を含む。サポート板60は、帯状部61の左右方向中央部で上方に延設された背当て部材61Aを備える。サポート板60は、ポリプロピレン(PP)やナイロン(PA)等の材料で構成されている。
図6に示すように、背フレーム21は、左枠部25の前部25bに、左枠部25に沿って延びる凹部25dを備える。凹部25dは、樹脂成型された左枠部25におけるヒケ防止(肉盗み)部として機能する。前部25bは、凹部25dの枠外側(左側)に、前後方向に対して最も前方に突出した突出枠25eを有し、凹部25dの枠内側(右側)に、突出枠25eよりも前方への突出長が短い突出壁25fを有している。なお、突出壁25fの枠内側(右側)は、枠内側面25cを構成している。また同様に、右枠部24は、前部24bと、枠内側面24cと、凹部24dとを備えている。
図10(b)に示すように、ランバー取付部品42は、正面42aにおいて枠外側である左側に楔形部421が突設されている。楔形部421は、突出壁25fより左側である左枠部25の凹部25d(図6参照)内に配置される。一方、楔形部421よりも右側にある外側面42bや正面42aは、左枠部25の凹部25dの枠内側にある突出壁25fよりも右側外方に配置される。つまり、外側面42bは、左枠部25の枠内側面25cに対向する。
図10(b)に示すように、ランバー取付部品42は、左右方向に対して左枠部25が左方向に凸状に湾曲していることに追従するように、左方向にも凸状の湾曲を有している。ランバー取付部品42は、正面42aの左側に湾曲を有し、正面42aの右側に上下方向に直線状に延びるレール部420を備えている。ランバー取付部品42は、ランバー取付部品42の規制壁を構成する右壁面42dを備える。右壁面42dは、上下方向に延びる形状を有し、レール部420は、右壁面42dに沿って直線状に右壁面42dの左側に設けられている。
蓋部43は、開口部425を封止する略楔形の本体431を有し、本体431がランバー取付部品42の右壁面42d側から外側面42bの方向に移動されてランバー取付部品42の開口部425に嵌め込まれることで開口部425を封止する。蓋部43は、開口部425を封止したとき、ランバー取付部品42との間で一体的な外観を維持する形状である。
図14に示すように、位置決め部材44は、上下方向に延びる長尺部品であり、長尺である中間部443と、中間部443の両端にあってねじ止め孔を有するねじ止め端部441,442とを備えている。中間部443は、ねじ止め端部441,442を結ぶ部材であって、長手方向に交差する幅方向の中央において長手方向に延びて前方にアーチ状を有することで前方への弾性力を有する位置決め部444と、位置決め部444に長手方向に所定の間隔で形成された凹部である位置凹部445とを備えている。
図3等を参照して、本実施形態の作用について説明する。
通常、椅子10の使用者は、座部15に着座した状態で背中を背受けシート26に押し付ける。このとき、ランバーサポート部27は、背中から受ける強い荷重を受容する強度が必要であるが、その荷重は手で与えられるよりも大きい荷重であるため、ランバーサポート部27には相応の強度が求められ、その強度は人の手で曲げることが容易でない強度である。一方、ランバー取付部品42のレール部420とランバー取付部品52のレール部520との間の間隔は固定されているため、取り付け方法として、ランバーサポート部27を一時的に撓ませる必要のある構造であると、取り付け作業が椅子10の使用者が容易に行える作業とはならないおそれがある。すなわち、ランバーサポート部27は、高い強度で腰をサポートすることが必要である一方、その取り付けや取り外し作業において変形させることは容易でない。
(1)ランバーサポート部27の左右方向の長さを変化させることなく、ランバーサポート部27の端部62,63を上下方向に移動させてレール部420,520に対して着脱させることができる。よって、椅子10の利用者が椅子10に対してランバーサポート部27の着脱を容易に行うことができる。
(4)抜き差しするときランバーサポート部27を変形させることは困難であったとしても、変形が不要である上下方向への移動によって着脱させることができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態のランバーサポート部27は上下方向に移動可能であったが、ランバーサポート部はランバー取付部品に嵌め込まれた位置で移動できなくてもよい。ランバー取付部品にレール部がないとしても、ランバーサポート部の端部を上下に移動させて嵌合することができればよい。
・上記実施形態では、ランバーサポート部27の端部62,63は、後側に一段下がっている場合について例示した。しかし、これに限らず、レール部が後側に向いて開口していればランバーサポート部の端部は、前側に一段上がっていてもよいし、レール部が枠内側に向いて開口していればランバーサポート部の端部は、前後両方側に広がって両方向に一段ずれていてもよい。
Claims (8)
- 背もたれを有する椅子であって、
前記背もたれは、
左右で一対のフレーム部分を備えた枠状の背フレームと、
各フレーム部分に取り付けられた取付部材と、
前記取付部材の間に掛け渡されたランバーサポートと、を備え、
前記取付部材は、前記ランバーサポートの端部を上方及び下方の少なくとも一方から差し込み可能なレール部を備え、
前記レール部は、上下方向において前記ランバーサポートの端部が差し込まれる端部を、前記ランバーサポートの端部を通過可能に開放し、
前記フレーム部分にねじ止めされる受側部品をさらに備え、
前記受側部品は、前から後に向かって狭くなる間隔を区切るガイドと、爪部とを備え、
前記取付部材は、前から後に向かって先細りする楔形を有した楔形部と、前記爪部に嵌合する張出部とを備え、
前記取付部材が前記フレーム部分に向けて押されることによって前記間隔に前記楔形部が押し込まれ、前記ガイドに前記楔形部が押し込まれた状態で前記張出部が前記爪部に引っかかり、前記取付部材が前記受側部品に対して固定される
椅子。 - 背もたれを有する椅子であって、
前記背もたれは、
左右で一対のフレーム部分を備えた枠状の背フレームと、
各フレーム部分に取り付けられた取付部材と、
前記取付部材の間に掛け渡されたランバーサポートと、を備え、
前記取付部材は、前記ランバーサポートの端部を上方及び下方の少なくとも一方から差し込み可能なレール部を備え、
前記レール部は、上下方向において前記ランバーサポートの端部が差し込まれる端部を、前記ランバーサポートの端部を通過可能に開放し、
前記ランバーサポートは、
前記取付部材の間に掛け渡された弾性変形する樹脂製のサポート板と、
前記サポート板の左右方向における端部間に配置された帯状の金属部材と、を備え、
前記金属部材の左右方向における1つの端部は、前記サポート板の左右方向における1つの端部に嵌合によって位置決めされ、前記金属部材の左右方向における他の端部は、前記サポート板の左右方向における他の端部に対し、腰からの荷重を受ける前記サポート板の湾曲に応じて、左右方向に移動するように構成されている
椅子。 - 前記レール部において前記ランバーサポートの端部が差し込まれる端部は、前記ランバーサポートの端部が抜けることを防止する抜け防止部を備える
請求項1または2に記載の椅子。 - 前記抜け防止部は、前記レール部の長手方向の端部に取り付けられる
請求項3に記載の椅子。 - 前記レール部は、前記ランバーサポートの左右方向への移動を規制する規制壁を有し、
前記ランバーサポートの端部は、前記規制壁と左右方向で当接する
請求項1~4のいずれか一項に記載の椅子。 - 前記規制壁の一部は、前側が開放され、
前記ランバーサポートの端部は、前記規制壁の前側から前記レール部に延設されている
請求項5に記載の椅子。 - 前記取付部材は、前記フレーム部分に対して着脱可能である
請求項1~6のいずれか一項に記載の椅子。 - 前記フレーム部分は、前面部に前記取付部材の突起部が固定配置される固定溝を備える
請求項1~7のいずれか一項に記載の椅子。
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JP2017211945A JP7057998B2 (ja) | 2017-11-01 | 2017-11-01 | 椅子 |
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JP2012071026A (ja) | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Itoki Corp | 背もたれ付き椅子 |
JP2013094288A (ja) | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Okamura Corp | 椅子 |
US20150296989A1 (en) | 2014-04-17 | 2015-10-22 | Hni Technologies Inc. | Flex lumbar support |
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