JP7056379B2 - 車両用走行制御装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態における車両用走行制御装置の構成ブロック図を示す。車両用走行制御装置は、周辺車両ヨーレート検出部10と、周辺車両車速検出部12と、自車目標位置情報検出部14と、周辺車両目標位置算出部16と、自車目標位置情報算出部18と、自車目標位置算出部20と、制御部22とを備える。
L=T・V
γ(t+T/3)=(2/T)θg(t)
第1段階:自車100を基準とする周辺車両200の相対的位置を検出する
第2段階:第1段階で得られた自車100を基準とする周辺車両200の相対的位置を示す位置ベクトルと、周辺車両目標位置算出部16で算出された、周辺車両200を基準とする周辺車両200の目標位置(前方注視点)を示す位置ベクトルとを加算することにより、周辺車両200を基準とする周辺車両200の目標位置を、自車100を基準とする周辺車両200の目標位置に変換する
第1段階:目標コースとしての目標位置モデルを仮定する
第2段階:自車目標位置情報検出部14で検出された自車の目標位置と、自車目標位置情報算出部18で算出された自車の目標位置情報とに基づいて、最小二乗法やパーティクルフィルタ等の公知の最適化手法を用いて、第1段階で仮定した目標位置モデルのパラメータを算出する
第3段階:パラメータが算出された目標位置モデル上の所望の点を自車の最終的な目標位置として算出する
実施形態1では、周辺車両200のヨーレートを用いて当該周辺車両200の目標位置(前方注視点)を算出しているが、ヨーレートに代えて周辺車両200の操舵角を用いて当該周辺車両200の目標位置(前方注視点)を算出してもよい。
L=T・V
δ(t-T/3)=(2/T)θg(t)/γ0
実施形態では、周辺車両200との車車間通信等により周辺車両200の車速を検出しているが、周辺車両200の車速は自車100の車速に基づき検出してもよいし、自車100が周辺車両200に追従走行している場合には、自車100の車速と周辺車両200の車速がほぼ等しいとして周辺車両200の車速を検出してもよい。
実施形態では、前方注視時間Tとして、一般ドライバの標準値(0.5~2秒)としているが、ドライバの認知・判断に必要な時間に、車両毎の操舵操作からヨーまでの遅れ時間を加えた時間に応じて設定してもよい。すなわち、前方注視時間は、周辺車両200によらない固定値でもよく、あるいは周辺車両200毎に異なる可変値でもよい。
実施形態では、周辺車両200との車車間通信等により周辺車両200のヨーレートゲインγ0を検出しているが、隊列走行等により周辺車両200の特性が事前に既知である場合には、予めECUのメモリに記憶されたテーブルを参照することで取得してもよい。
実施形態では、自車目標位置算出部20で目標位置モデルを算出し、さらに目標位置を算出して制御部22に出力しているが、パラメータが算出された目標位置モデルを制御部22に出力してもよい。この場合、制御部22は、自車の走行軌跡が目標位置モデルに合致するように駆動力や制動力、操舵角等を制御する。制御部22は、自車の走行軌跡と目標位置モデルを比較し、必要に応じて警報を出力し、あるいは走行を停止するように制御してもよい。目標位置モデルを出力する際には、目標位置モデルのパラメータ、曲率やその変化率を出力してもよい。さらに、自車目標位置算出部20は、目標位置モデルと自車100との位置関係、具体的には自車100の重心に直近の目標位置モデル上の点との距離や、その位置の接線方向を算出して出力してもよい。
実施形態では、目標位置モデルとして3次曲線を例示したが、以下に示すクロソイド曲線でもよい。
Cd=C0+C1l
実施形態では、周辺車両ヨーレート検出部10で検出された周辺車両200のヨーレートあるいは周辺車両操舵角検出部11で検出された周辺車両200の操舵角と、周辺車両車速検出部12で検出された周辺車両200の車速とに基づいて、周辺車両目標位置算出部16で周辺車両200の目標位置(前方注視点)を算出しているが、これとは別に、車車間通信等により周辺車両200の目標位置(前方注視点)を取得した場合に、取得した目標位置を用いて、周辺車両目標位置算出部16における算出方法で用いるパラメータ、例えば前方注視時間T等を適宜修正してもよい。
実施形態では、周辺車両200の目標位置を用いて自車の目標位置を補完しているので、周辺車両200の目標位置の信頼性が確保されることが前提となる。従って、周辺車両200の目標位置の信頼性が低い場合、例えば、周辺車両200の走行挙動が通常と異なる場合や周辺車両200との距離が閾値以上離れている場合等には、自車の目標位置算出処理を中断してもよい。
実施形態では、図5に示すように、自車100から見える範囲内での道路端位置情報から自車100の仮の目標位置を推定し、この仮の目標位置と、周辺車両200から得られた目標位置とを統合して目標位置モデル300を算出しているが、これとは逆に、周辺車両200から得られた目標位置から車線幅の情報等を用いて道路端の情報を算出し、図5(a)に示す自車100で得られた道路端の位置情報と、周辺車両200の目標位置から得られた道路端の位置情報から、目標位置モデル300のパラメータを算出してもよい。要するに、目標位置モデル300を算出する際には、自車100で得られた位置情報と、周辺車両200から得られる位置情報の情報種別を統一し、これら統一した位置情報を用いて目標位置モデル300のパラメータを算出すればよい。周辺車両200の目標位置を用いて目標位置モデル300を算出する技術と、周辺車両200の目標位置から得られた道路端の位置情報を用いて目標位置モデル300を算出する技術は、技術的に等価といえる。勿論、両技術を状況に応じて適応的に使い分けることも可能である。
Claims (8)
- 自車を基準とする自車の目標位置を検出する検出手段と、
周辺車両を基準とする周辺車両の目標位置を取得する取得手段と、
取得された周辺車両を基準とする周辺車両の目標位置を、自車を基準とする周辺車両の目標位置に変換する変換手段と、
検出された自車の目標位置と、変換された周辺車両の目標位置とに基づいて、自車を基準とする自車の目標位置モデルを算出する算出手段と、
前記目標位置モデル上の位置として自車の最終目標位置を算出する目標位置算出手段と、
を備え、
前記取得手段は、前記周辺車両の前方注視時間に基づき前記周辺車両の目標位置を算出することを特徴とする車両用走行制御装置。 - 請求項1に記載の車両用走行制御装置において、さらに、
算出された目標位置モデルに基づき自車の走行を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする車両用走行制御装置。 - 請求項1、2のいずれかに記載の車両用走行制御装置において、
前記取得手段は、さらに、前記周辺車両のヨーレート及び車速に基づき前記周辺車両の目標位置を算出する
ことを特徴とする車両用走行制御装置。 - 請求項1、2のいずれかに記載の車両用走行制御装置において、
前記取得手段は、さらに、前記周辺車両の操舵角及び車速に基づき前記周辺車両の目標位置を算出する
ことを特徴とする車両用走行制御装置。 - 請求項1に記載の車両用走行制御装置において、
前記前方注視時間は、ドライバの標準値である
ことを特徴とする車両用走行制御装置。 - 請求項1に記載の車両用走行制御装置において、
前記前方注視時間は、前記周辺車両毎に異なる可変値である
ことを特徴とする車両用走行制御装置。 - 請求項1、2のいずれかに記載の車両用走行制御装置において、さらに、
自車を基準とする前記周辺車両の位置を検出する位置検出手段と、
を備え、
前記変換手段は、検出された前記周辺車両の位置を用いて、自車を基準とする前記周辺車両の目標位置に変換する
ことを特徴とする車両用走行制御装置。 - 請求項1~7のいずれかに記載の車両用走行制御装置において、
前記算出手段は、検出された自車の目標位置と、取得された周辺車両の目標位置に最も適合する前記目標位置モデルのパラメータを算出する
ことを特徴とする車両用走行制御装置。
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JP2018098813A JP7056379B2 (ja) | 2018-05-23 | 2018-05-23 | 車両用走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018098813A JP7056379B2 (ja) | 2018-05-23 | 2018-05-23 | 車両用走行制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019202642A JP2019202642A (ja) | 2019-11-28 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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WO2021125459A1 (ko) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | 한양대학교 산학협력단 | 시뮬레이션을 위한 주변 차량의 주행 궤적 생성 방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015116918A (ja) | 2013-12-18 | 2015-06-25 | 株式会社ジェイテクト | 車両制御装置 |
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2018
- 2018-05-23 JP JP2018098813A patent/JP7056379B2/ja active Active
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