JP7047613B2 - 制御装置一体型回転電機 - Google Patents
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上記回転電機を駆動制御する制御装置(3)と、を有し、
上記制御装置は、スイッチング素子(41)と該スイッチング素子の温度を検出する感温素子(42)とを内蔵した半導体モジュール(4)と、
上記半導体モジュールを放熱させる金属製の放熱部材(5)と、
上記半導体モジュール及び上記放熱部材を覆うカバー(6)と、を有し、
上記半導体モジュールは、上記スイッチング素子に電気的に接続されていると共に上記放熱部材に熱的に接続されたリードフレーム(43)を備えており、
上記カバーは、上記放熱部材に対向配置された導電部材(61)を、保持してなり、
上記放電部材と上記導電部材とは、互いの対向方向に当接せずに対向配置されており、
上記導電部材は、上記ハウジングに電気的に接続されている、制御装置一体型回転電機(1)にある。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
制御装置一体型回転電機に係る実施形態について、図1~図3を参照して説明する。
本実施形態の制御装置一体型回転電機は、図1に示すごとく、回転電機2と、制御装置3と、を有する。回転電機2は、ステータ22及びロータ23を内蔵した金属製のハウジング20を備えている。制御装置3は、回転電機2を駆動制御する。
放熱部材5は、半導体モジュール4を放熱させる金属製の部材である。カバー6は、半導体モジュール4及び放熱部材5を覆う部材である。
カバー6は、導電部材61を保持してなる。導電部材61は、放熱部材5に対向配置されている。
そして、導電部材61は、ハウジング20に電気的に接続されている。
制御装置3は、回転電機2に駆動力を発生させるために、バッテリから回転電機2に供給される電力を制御する。また、バッテリを充電するために、回転電機2の発生した電力を変換してバッテリに供給する。制御装置3は、直流電力と三相交流電力との間の電力変換を行うインバータ回路を有する。半導体モジュール4は、インバータ回路を構成している。
放熱部材5は、放熱基板部51と複数のフィン52とを有する。放熱基板部51は、接着材11を介して半導体モジュール4の放熱面431に密着する。フィン52は、放熱基板部51から放熱基板部51の法線方向に突出している。
上記制御装置一体型回転電機1においては、導電部材61が、ハウジング20に電気的に接続されている。これにより、外部からの電磁ノイズに起因して、リードフレーム43にノイズ電流が流れても、当該ノイズ電流の少なくとも一部を、導電部材61を介してハウジング20へ逃がすことができる。その結果、感温素子42にノイズ電流が流れることを抑制することができる。すなわち、感温素子42へのノイズの影響を抑制することができる。
本形態は、図6に示すごとく、導電部材61と放熱部材5との間には、空気よりも誘電率の高い誘電体13が配置されている、制御装置一体型回転電機1の形態である。
すなわち、鉄板からなる導電部材61における前側面に、誘電体13を配置する。誘電体13は、例えば、誘電体膜を成膜することにより形成してもよいし、誘電体の板状体を配置することにより形成してもよい。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本形態は、図7に示すごとく、導電部材61と放熱部材5とが、互いに電気的に接続されている、制御装置一体型回転電機1の形態である。
すなわち、実施形態1(図3参照)においては、導電部材61と放熱部材5との間に間隙が設けられ、両者は導通していないが、本形態においては、図7に示すごとく、導電部材61と放熱部材5とが互いに導通している。具体的には、放熱部材5のフィン52が、導電部材61に当接している。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本形態は、図8に示すごとく、導電部材61が、放熱部材5へ向かって突出した導電突出部611を有する、制御装置一体型回転電機1の形態である。
そして、導電突出部611と放熱部材5とは、互いに電気的に接続されている。これにより、導電部材61と放熱部材5とが互いに電気的に接続されている。
本形態において、導電突出部611は、軸方向Xに立設している。そして、導電突出部611は、放熱部材5のフィン52の一部の側面に重なるように接触している。
その他の構成は、参考形態と同様である。
また、導電突出部611を介して、導電部材61と放熱部材5との電気的接続を行うため、設計自由度を向上させることができる。例えば、カバー6と放熱部材5との間の軸方向Xにおける位置関係を所定の距離に保ちつつ、導電部材61と放熱部材5とを電気的に接続することができる。それゆえ、各部の寸法公差を比較的緩和することができ、製造容易な制御装置一体型回転電機1を得ることができる。
その他、参考形態と同様の作用効果を有する。
本形態は、図9~図11に示すごとく、導電部材61の少なくとも一部が、回転電機2と制御装置3との並び方向に直交する方向において、放熱部材5に対向配置されている、制御装置一体型回転電機1の形態である。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
また、導電部材とハウジングとの電気的接続は、ボルトによる導通に限らず、例えば、導電ワイヤー等を介する導通とすることもできる。
2 回転電機
20 ハウジング
3 制御装置
4 半導体モジュール
41 スイッチング素子
42 感温素子
43 リードフレーム
5 放熱部材
6 カバー
61 導電部材
Claims (6)
- ステータ(22)及びロータ(23)を内蔵した金属製のハウジング(20)を備えた回転電機(2)と、
上記回転電機を駆動制御する制御装置(3)と、を有し、
上記制御装置は、スイッチング素子(41)と該スイッチング素子の温度を検出する感温素子(42)とを内蔵した半導体モジュール(4)と、
上記半導体モジュールを放熱させる金属製の放熱部材(5)と、
上記半導体モジュール及び上記放熱部材を覆うカバー(6)と、を有し、
上記半導体モジュールは、上記スイッチング素子に電気的に接続されていると共に上記放熱部材に熱的に接続されたリードフレーム(43)を備えており、
上記カバーは、上記放熱部材に対向配置された導電部材(61)を、保持してなり、
上記放電部材と上記導電部材とは、互いの対向方向に当接せずに対向配置されており、
上記導電部材は、上記ハウジングに電気的に接続されている、制御装置一体型回転電機(1)。 - 上記導電部材と上記放熱部材との間には、空気よりも誘電率の高い誘電体(13)が配置されている、請求項1に記載の制御装置一体型回転電機。
- 上記導電部材と上記放熱部材とは、互いに電気的に接続されている、請求項1に記載の制御装置一体型回転電機。
- 上記導電部材は、上記放熱部材へ向かって突出した導電突出部(611)を有し、該導電突出部と上記放熱部材とが、互いに電気的に接続されている、請求項3に記載の制御装置一体型回転電機。
- 上記放熱部材は、上記半導体モジュールにおける、上記回転電機と反対側に配置され、上記導電部材の少なくとも一部は、上記放熱部材における、上記半導体モジュールと反対側に配置されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
- 上記導電部材の少なくとも一部(613)は、上記回転電機と上記制御装置との並び方向に直交する方向において、上記放熱部材に対向配置されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018110542A JP7047613B2 (ja) | 2018-06-08 | 2018-06-08 | 制御装置一体型回転電機 |
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JP2018110542A JP7047613B2 (ja) | 2018-06-08 | 2018-06-08 | 制御装置一体型回転電機 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008206324A (ja) | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Kokusan Denki Co Ltd | インバータ発電機用電気回路ユニット |
JP2017041493A (ja) | 2015-08-18 | 2017-02-23 | 富士電機株式会社 | 電子電気機器 |
JP2017229124A (ja) | 2016-06-20 | 2017-12-28 | 三菱電機株式会社 | Dcブラシレスモータおよび換気送風機 |
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- 2018-06-08 JP JP2018110542A patent/JP7047613B2/ja active Active
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JP2019213432A (ja) | 2019-12-12 |
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