JP6930307B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
本発明は、印刷ジョブごとの設定項目の設定し直しを軽減させることができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
請求項1の発明は、印刷に関する設定項目の少なくとも一部について、該設定項目の内容を編集可能とする編集画面に関する情報を、印刷ジョブごとに対応付ける対応付手段と、印刷ジョブを印刷対象とした場合に、該印刷ジョブに対応付けられている情報にしたがって編集画面を表示する表示手段と、前記情報を操作者ごとに対応付ける第2の対応付手段を有し、前記印刷ジョブを生成する者と該印刷ジョブの印刷を行うプリンタの操作者とは異なり、前記印刷ジョブ内には、前記情報は印刷ジョブごとに対応付けられていること、又は、前記情報は操作者ごとに対応付けられていること、のいずれかであることを示す情報が含まれている、情報処理装置である。
印刷装置の印刷のための設定項目(部数、両面又は片面、用紙サイズ等)は数多く、ユーザーは適切な設定を見つけ出すために、適切なタブ構成、グルーピング等の配置により、慣れれば使いやすいユーザーインタフェースが提供されている。しかしながら、すべてのユーザーがすべての設定項目を使用するわけではなく、大半のユーザーにとっては、多くの設定項目の中から自分にとって必要なわずかな設定項目を「探す」というステップを踏まざるを得ない。
それを解決するために用意されている機能がいわゆる「お気に入り」画面である。通常の設定画面と独立して「お気に入り」画面を設置し、ユーザーはその画面上に自分が使いたい設定を任意に配置することができるという機能である。これにより、ユーザーは自分がよく使う本当に必要な設定項目だけを意識すること、また、要望している設定項目にすぐにアクセスすることが可能となる。これに関連して、ユーザーの操作履歴からよく使う設定を「お気に入り」として登録する技術も知られている(例えば、特許文献2等)。
しかしながら、例えば、後述するプロダクションプリンタにおいては、印刷する原稿はユーザー個人(印刷ジョブの印刷指示を行う者)の所有物ではなく、印刷の依頼をした顧客(印刷ジョブを生成する者)の所有物であり、プロダクションプリンタを使う設定はユーザーによって決まるものではなく、その顧客ごとに決まるものである。一般的には、お気に入り機能はユーザーごとに保存することを想定している。実際、いままでのプロダクションプリンタにおいても、操作するオペレーター(前記ユーザーに該当)のアカウントに対応付けてお気に入りの表示設定を保存することが一般的に行われている。そのため、本当に必要な設定項目だけを意識して使用できるようにすること、そして、それらにすぐアクセスすることを実現するには不十分である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、一つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係、ログイン等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、すべての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その一つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、一つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理ごとに又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理ごとに、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
情報処理装置100では、「お気に入り」画面を印刷ジョブごとに保存して運用する手段を提供する。
従来は、「お気に入り」情報は、ユーザーごとに対応付けて、システム情報として管理されていた。情報処理装置100では、「お気に入り」情報を、印刷ジョブの属性の一環とすることで、印刷ジョブごとに対応付けて管理することを可能にしている。具体的には、ウォーターマーク情報、フォント情報、CMSカラープロファイル等の印刷ジョブに対応付けるプロファイル情報としてお気に入りの情報を管理する。これにより、印刷ジョブそのものとしては関連するプロファイル名だけを保持するので、データの肥大化を防止することが可能となる。また、作成したお気に入りプロファイルを印刷ジョブのテンプレートと対応付けることにより、印刷ジョブテンプレートが印刷ジョブに割り当たるタイミングでお気に入りを変更することを可能とする。
本実施の形態による「設定項目の少なくとも一部の内容について、編集可能とする編集画面」(いわゆる「お気に入り」ともいわれる)について、ユーザーごとに設定できる「お気に入り」と異なる点は、印刷ジョブごとにお気に入り画面を設定できることである。そして、そのようにしなければならないそもそもの原因は、「印刷ジョブを生成する者」(いわゆる顧客)と「印刷ジョブの印刷指示を行う者」(いわゆるオペレーター)とが異なるからである。一般的には、1人のオペレーターが複数の顧客からの印刷ジョブの印刷を受け持つ。この場合、例えば、オペレーターごとにお気に入り画面が設定されていれば、顧客が異なっているにもかかわらず、オペレーターは同じであるので、異なる印刷ジョブでも同じお気に入り画面になってしまう。したがって、「お気に入り」の機能を果たすことができずに、印刷ジョブが異なると、「お気に入り」に表示されている以外の設定項目を探すことが必要になってしまう。
また、印刷装置180は、プロダクションプリンタであってもよい。つまり、印刷ジョブは、プロダクションプリンタによって印刷されることになる。そして、その場合、「印刷ジョブの印刷指示を行う者」は、その印刷装置180の操作者となる。
ここでプロダクションプリンタは、例えば、各種の商業用の印刷物を作成する印刷装置であって、軽印刷市場で用いられる。このプロダクションプリンタは、印刷ジョブを生成する者と印刷ジョブの印刷指示を行う者とが異なっているのが通常である。そして、一般のオフィス又は家庭で用いられる印刷装置に比べて、印刷設定の項目が多く複雑であり、各印刷物に見合った設定項目(パラメータ)をユーザーが一つ一つ設定するには多大な時間を要する。特に、プロダクションプリンタでは、受け付けた印刷ジョブを連続して実行し、大量の印刷ジョブが、それも処理時間が相対的に長い印刷ジョブが実行される傾向にあるので、印刷前に行われる設定項目の設定は重要である。
印刷ジョブ設定モジュール115は、印刷ジョブを印刷対象とした場合に、その印刷ジョブに対応付けられている情報にしたがって編集画面を表示する。
リソース管理モジュール120は、印刷に関する設定項目の少なくとも一部について、その設定項目の内容を編集可能とする編集画面に関する情報を、印刷ジョブごとに対応付ける。なお、「編集画面に関する情報」として、例えば、編集画面そのものであってもよいし、その編集画面を指し示す情報(編集画面の識別子(ID:IDentification)、編集画面へのリンク等)であってもよい。
リソース管理モジュール120は、印刷ジョブを受け付けた場合に、編集画面に関する情報の雛型(テンプレート)をその印刷ジョブに対応付けるようにしてもよい。
さらに、リソース管理モジュール120は、雛型を対応付けた後に、設定項目を編集可能とするようにしてもよい。
この場合、印刷ジョブ設定モジュール115は、システム管理モジュール105によってユーザーに対応付けられた編集画面とリソース管理モジュール120によって印刷ジョブに対応付けられた編集画面(ユーザーごとに設定された「お気に入り」画面、印刷ジョブごとに設定された「お気に入り」画面)のいずれか一方を表示することになる。
情報処理装置100、ユーザー端末210A、ユーザー端末210B、ユーザー端末210C、ユーザー端末210Dは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。情報処理装置100は、印刷装置180と接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
例えば、顧客の操作に応じて、各ユーザー端末210は、情報処理装置100に対して、印刷ジョブを送信する。情報処理装置100の印刷ジョブ投入モジュール135は、その印刷ジョブを受信する。つまり、顧客が異なる複数の印刷ジョブを受信する。そして、情報処理装置100(印刷装置180)のオペレーターは、各印刷ジョブの印刷前に、設定項目の設定を行う。その場合に、印刷ジョブに対応付けられた設定画面(お気に入り画面)で、設定項目の設定を行う。
印刷ジョブID欄305は、本実施の形態において、印刷ジョブを一意に識別するための情報(印刷ジョブID)を記憶している。印刷ジョブ名欄310は、その印刷ジョブの名称を記憶している。所有者欄315は、その印刷ジョブの所有者を記憶している。頁数欄320は、その印刷ジョブにおいて印刷する頁数を記憶している。部数欄325は、その印刷ジョブにおいて印刷する部数を記憶している。用紙サイズ欄330は、その印刷ジョブにおける用紙サイズを記憶している。印刷文書欄335は、その印刷ジョブにおける印刷対象である印刷文書を記憶している。印刷文書そのもののデータであってもよいし、その印刷文書が記憶されている場所の情報(例えば、URL:Uniform Resource Locator等)であってもよい。カラー/白黒欄340は、その印刷ジョブにおける印刷はカラーであるか白黒であるかの情報を記憶している。カラー/白黒欄340では、カラー、白黒だけでなく、特色(金色、銀色、蛍光色等)の指定ができてもよい。排出先No欄345は、その印刷ジョブにおける排出先番号を記憶している。後処理欄350は、その印刷ジョブにおける後処理(例えば、穴あけ、ステープラー等)を記憶している。お気に入りの保存形態欄355は、お気に入りの保存形態を示す情報を記憶している。お気に入りID欄360は、本実施の形態において、お気に入りを一意に識別するための情報(お気に入りID)を記憶している。
お気に入りの保存形態欄355に設定される情報として、「ユーザーごと」を示す値と「印刷ジョブごと」を示す値がある。本実施の形態におけるデフォルト(基準値)としては、「印刷ジョブごと」を示す値が設定されている。「ユーザーごと」を示す値である場合(つまり、オペレーターにおまかせする場合)は、お気に入りID欄360の値を用いずに、後述する図4の例に示すユーザー情報テーブル400のお気に入りID欄455の値を用いて、図5の例に示すお気に入りテーブル500の該当行を抽出する。「印刷ジョブごと」を示す値である場合は、お気に入りID欄360の値を用いて、図5の例に示すお気に入りテーブル500の該当行を抽出する。
画面600は、お気に入りタブ612、詳細設定タブ614、設定一覧タブ616のいずれかがオペレーターの操作で選択されることによって、それに対応した画面を表示する。
詳細設定タブ614が選択された場合、画面600内に、細かくカテゴライズされた設定項目を配置して表示する。また、設定一覧タブ616が選択された場合、画面600内に、詳細設定のサマリ(概要)を、例えば表形式で表示する。
なお、この画面600の例は、投入されている印刷ジョブの属性編集と、印刷ジョブテンプレートの編集とで共通に用いられる。
お気に入りタブ612が選択された場合は、お気に入り設定領域610を表示する。お気に入り設定領域610内に、お気に入り選択用ドロップダウンリスト620、設定ボタン630、設定項目領域640を表示する。
お気に入り選択用ドロップダウンリスト620では、例えば、選択肢として、「ユーザーごと」と「すべてのお気に入りプロファイル」がある。
そして、お気に入り選択用ドロップダウンリスト620で選択されたお気に入り(「ユーザーごと」、「お気に入りプロファイル」)内の設定項目、設定値を、設定項目領域640に表示する。お気に入り選択用ドロップダウンリスト620で選択したものが、該当の印刷ジョブ、又は、印刷ジョブテンプレートの「お気に入り」属性となる。
設定ボタン630が選択された場合、お気に入り選択用ドロップダウンリスト620で選択したお気に入りの内容の編集を行うダイアログ(設定項目領域640)を開く。
設定項目領域640には、お気に入り選択用ドロップダウンリスト620で選択されているお気に入りを表示する。ユーザーごとが選択された場合は、ログイン中のユーザーのお気に入りを表示する。その他お気に入りプロファイルが選択された場合は、そのプロファイルに設定されているお気に入りを表示する。図6の例では、設定項目領域640内に、部数設定用ドロップダウンリスト642、面とじ設定用ドロップダウンリスト644、カラーモード設定用ドロップダウンリスト646を表示する。
なお、お気に入りの内容を生成するタイミングは以下の通りである。
(1)印刷ジョブ設定モジュール115の立ち上げ時(図8の例に示すフローチャート参照)
(2)お気に入りの種類の切り替え時
(3)設定ボタン630が選択された場合のお気に入りの内容変更時
お気に入りプロファイルの編集画面700には、設定項目表示領域710、設定操作用ボタン720、表示項目表示領域730、OKボタン740を表示する。
設定項目表示領域710には、設定可能な項目リストを表示する。前述した印刷ジョブ設定画面の詳細設定(詳細設定タブ614)にある、お気に入りに配置可能なすべての設定項目を一覧として表示する。
設定操作用ボタン720は、設定項目表示領域710で選択された項目を表示項目表示領域730に移動させたり、逆に、表示項目表示領域730で選択された項目を設定項目表示領域710に移動させたり(戻したり)する。また、表示項目表示領域730の右横にある上下ボタンで、設定項目の順番を入れ替えたりする。また、ボタン操作だけでなく、ドラッグ&ドロップ操作によって、移動等の操作を行うようにしてもよい。
表示項目表示領域730で対象となっている設定項目を、画面600の設定項目領域640に表示する。
OKボタン740が選択されたときの表示項目表示領域730内の設定項目が、お気に入りとして登録される。
ステップS802では、印刷ジョブプロパティを開く。
ステップS804では、印刷ジョブの属性を取得する。
ステップS806では、印刷ジョブの属性の取得結果を判断し、成功の場合はステップS810へ進み、失敗の場合はステップS808へ進む。
ステップS808では、取得失敗のアラートを行う。
ステップS812では、印刷ジョブのお気に入りを確認する。
ステップS814では、リソース管理モジュール120からお気に入りプロファイルを取得する。
ステップS816では、お気に入りプロファイルの取得結果を判断し、成功の場合はステップS826へ進み、失敗の場合はステップS824へ進む。
ステップS820では、システム管理モジュール105からユーザーに対応するお気に入りを取得する。
ステップS822では、ユーザーに対応するお気に入りの取得結果を判断し、成功の場合はステップS826へ進み、失敗の場合はステップS824へ進む。
ステップS824では、システム管理モジュール105からお気に入りのデフォルトを取得する。
ステップS828では、印刷装置の対応の有無を判断し、「対応有り」の場合はステップS830へ進み、「対応無し」の場合は対応があるまで待機する。
ステップS830では、設定項目を生成する。
ステップS832では、全項目が完了したか否かを判断し、完了した場合はステップS834へ進み、それ以外の場合はステップS828へ戻る。
ステップS834では、画面を表示する。
印刷ジョブのテンプレートを印刷ジョブに割り当てるタイミングとして、「印刷ジョブ読み込み」、「論理印刷装置を通した印刷ジョブ投入」、「印刷ジョブ設定画面でのテンプレート割り当て」がある。図6の例に示した画面600を通して、お気に入りが属性として対応付けられた印刷ジョブテンプレートが作られ、その印刷ジョブテンプレートが、このタイミングで割り当てられることで、印刷ジョブごとに「お気に入り」が設定される。
ステップS902では、原稿を印刷ジョブとして読み込む。
ステップS904では、印刷ジョブテンプレートを選択する。
ステップS906では、「お気に入りの保存形態」、「お気に入りプロファイル名」の属性が設定された印刷ジョブが生成される。
ステップS1002では、論理印刷装置に原稿を投入する。なお、論理印刷装置とは、ソフトウェアとしての印刷装置であって、印刷ジョブを受け付けることができる。例えば、クラウドプリントサービスとして、プリントサービスのための諸機能を実現する論理印刷装置等がある。
ステップS1004では、論理印刷装置に割り当たっている印刷ジョブテンプレートの属性が印刷ジョブに設定される。
ステップS1006では、「お気に入りの保存形態」、「お気に入りプロファイル名」の属性が設定された印刷ジョブが生成される。
図11は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1102では、印刷ジョブテンプレートを割り当てる。
ステップS1104では、「お気に入りの保存形態」を確認し、「ユーザーごと」の場合はステップS1106へ進み、「印刷ジョブごと」の場合はステップS1112へ進む。
ステップS1106では、ユーザーを確認する。
ステップS1108では、システム管理モジュール105からユーザーに対応するお気に入りを取得する。
ステップS1112では、印刷ジョブのお気に入りを確認する。
ステップS1114では、リソース管理モジュール120からお気に入りプロファイルを取得する。
ステップS1116では、お気に入りプロファイルの取得結果を判断し、成功の場合はステップS1120へ進み、失敗の場合はステップS1118へ進む。
ステップS1120では、取得したお気に入り(設定名のコレクション)を生成する。
ステップS1122では、印刷装置の対応の有無を判断し、「対応有り」の場合はステップS1124へ進み、「対応無し」の場合は対応があるまで待機する。
ステップS1124では、設定項目を生成する。
ステップS1128では、画面を置き換える。
また、印刷ジョブのテンプレートとお気に入りプロファイルを対応付けることで、印刷ジョブのテンプレートを印刷ジョブに割り当てるタイミングで、お気に入りの表示設定も変更されることになる。このため、オペレーターは意識することなく、その印刷ジョブに関する必要な設定のみを意識して作業することが可能となる。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
105…システム管理モジュール
110…システム情報記憶モジュール
115…印刷ジョブ設定モジュール
120…リソース管理モジュール
125…プロファイル記憶モジュール
130…印刷ジョブテンプレート記憶モジュール
135…印刷ジョブ投入モジュール
140…印刷ジョブ管理モジュール
145…印刷ジョブ記憶モジュール
180…印刷装置
210…ユーザー端末
290…通信回線
Claims (6)
- 印刷に関する設定項目の少なくとも一部について、該設定項目の内容を編集可能とする編集画面に関する情報を、印刷ジョブごとに対応付ける対応付手段と、
印刷ジョブを印刷対象とした場合に、該印刷ジョブに対応付けられている情報にしたがって編集画面を表示する表示手段と、
前記情報を操作者ごとに対応付ける第2の対応付手段
を有し、
前記印刷ジョブを生成する者と該印刷ジョブの印刷を行うプリンタの操作者とは異なり、
前記印刷ジョブ内には、前記情報は印刷ジョブごとに対応付けられていること、又は、前記情報は操作者ごとに対応付けられていること、のいずれかであることを示す情報が含まれている、
情報処理装置。 - 前記印刷ジョブは、プロダクションプリンタによって印刷され、前記操作者は、該プロダクションプリンタの操作者である、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記対応付手段は、印刷ジョブを受け付けた場合に、前記情報の雛型を該印刷ジョブに対応付ける、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記対応付手段は、前記雛型を対応付けた後に、前記設定項目を編集可能とする、
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記表示手段は、前記対応付手段によって対応付けられた編集画面又は前記第2の対応付手段によって対応付けられた編集画面のいずれか一方を表示する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
印刷に関する設定項目の少なくとも一部について、該設定項目の内容を編集可能とする編集画面に関する情報を、印刷ジョブごとに対応付ける対応付手段と、
印刷ジョブを印刷対象とした場合に、該印刷ジョブに対応付けられている情報にしたがって編集画面を表示する表示手段と、
前記情報を操作者ごとに対応付ける第2の対応付手段
として機能させ、
前記印刷ジョブを生成する者と該印刷ジョブの印刷を行うプリンタの操作者とは異なり、
前記印刷ジョブ内には、前記情報は印刷ジョブごとに対応付けられていること、又は、前記情報は操作者ごとに対応付けられていること、のいずれかであることを示す情報が含まれている、
情報処理プログラム。
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