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JP6929372B2 - 過給機 - Google Patents

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JP6929372B2 JP2019542960A JP2019542960A JP6929372B2 JP 6929372 B2 JP6929372 B2 JP 6929372B2 JP 2019542960 A JP2019542960 A JP 2019542960A JP 2019542960 A JP2019542960 A JP 2019542960A JP 6929372 B2 JP6929372 B2 JP 6929372B2
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Description

本発明は、過給機に関する。
過給機は、自動車などの内燃機関が吸入する空気の圧力を高める装置である。過給機は、従来では、排気を利用して回転力を得てこの回転力により空気を圧縮するものであったが、近年、モータを駆動することにより回転力を得る電動式の過給機も適用されている。例えば、特許文献1には、モータとして、スイッチトリラクタンスモータを用いた電動過給機が記載されている。スイッチトリラクタンスモータは、単相電流でなく二相電流や三相電流を用いて駆動される場合が多い。
特表2016−507208号公報
しかし、二相電流や三相電流などの複数相の電流でモータを駆動する場合、制御のための半導体スイッチの数が多くなり、サイズが大きくなってしまうおそれがある。特に、過給機はダウンサイジング化が求められているため、電動式の過給機を用いる際に、モータ及びインバータと接続される箇所のサイズを小さくすることが求められている。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、モータを用いた電動式の過給機において、サイズが大きくなることを抑制する過給機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る過給機は、ロータと、前記ロータを回転可能に収納する環状の部材であって、内周部から前記ロータヘ向けて径方向内側に突出する複数のステータ突出部を有するステータと、前記ステータ突出部同士の間に形成される複数のスロットのうちの一部のスロットである界磁スロットに設けられ、一定方向の磁界を発生させる界磁部と、前記複数のスロットのうちの他のスロットである電機子スロットに設けられる電機子コイルと、前記電機子コイルに単相の電流を印加させ、印加する前記単相の電流の方向を変化させることで前記電機子コイルから発生する磁界の方向を変化させて、前記ロータを回転させるインバータ及び制御部と、を有する磁束スイッチングモータと、前記ロータに取付けられて、前記ロータの回転に伴い回転することで気体を圧縮するホイールと、を有する。
この過給機は、単相式の磁束スイッチングモータを用いるものであるため、半導体スイッチの数が多くなることを抑制したり、電流供給部に対する接続箇所が多くなることを抑制したりすることができる。従って、この過給機は、サイズが大きくなることを抑制することができる。
前記過給機において、前記制御部は、前記ロータの回転を停止する指示を受けた際に、前記電機子コイルに、一定方向に流れる停止用電流を印加することで、前記ロータを、周方向において定められた複数の停止位置のうちいずれかに停止させることが好ましい。この過給機は、ロータの停止位置を定めることにより、サイズを抑制しつつ、ロータの回転を適切に行わせることができる。
前記過給機において、前記制御部は、前記ロータを始動する指示を受けた際に、前記電機子コイルに、前記停止用電流と反対方向の電流を印加して、前記ロータを始動させることが好ましい。この過給機は、停止位置まで導いた際と異なる方向の合成磁界を発生させることで、サイズを抑制しつつ、ロータの回転を適切に行わせることができる。
前記過給機において、前記界磁部は、永久磁石であることが好ましい。この過給機は、界磁部として永久磁石を用いることで、一定方向の磁界を適切に発生させることができる。
前記過給機において、前記界磁部は、一定方向の電流が印加される界磁コイルであることが好ましい。この過給機は、界磁部として一定方向の電流が印加される界磁コイルを用いることにより、一定方向の磁界を適切に発生させることができる。
前記過給機において、前記電機子コイルは、複数の前記ステータ突出部に波巻状に巻き掛けられていることが好ましい。この過給機は、波巻とすることで、サイズが大きくなることをより適切に抑制することができる。
本発明によれば、モータを用いた電動式の過給機において、サイズが大きくなることを抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る過給機の模式的な断面図である。 図2は、本実施形態に係るモータユニットの模式的な断面図である。 図3は、本実施形態に係る電機子コイルの構成を示す模式図である。 図4は、本実施形態に流れる電流を説明するための回路図の例を示す図である。 図5は、電機子コイルの磁界を変化させた場合の界磁磁界及び電機子磁界の変化を説明する説明図である。 図6は、ロータの回転を説明する模式図である。 図7は、本実施形態における停止時の制御を説明する模式図である。 図8は、本実施形態に係るロータの停止及び始動の制御を説明するフローチャートである。 図9は、界磁部の他の例を示す模式図である。 図10は、ステータ突出部及びロータ突出部の他の例を示す模式図である。 図11は、波巻の例を示す模式図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
(過給機の全体構成)
図1は、本実施形態に係る過給機の模式的な断面図である。本実施形態に係る過給機1は、電動過給機であり、電動モータによりコンプレッサを駆動することで、外部から空気を吸入して羽根車により加圧して圧縮空気とし、この圧縮空気を内燃機関などに供給する。
図1に示すように、過給機1は、磁束スイッチングモータ10と、コンプレッサ12と、インバータ14とを有する。インバータ14は、過給機1を搭載する車両のバッテリなどから直流電流を取得して、交流電流に変換する。磁束スイッチングモータ10は、モータユニット23を有する電動モータであり、インバータ14からの交流電流により回転し、その回転をコンプレッサ12に伝える。コンプレッサ12は、磁束スイッチングモータ10から伝えられた回転により、外部から気体(空気)を吸入して加圧し、その加圧した圧縮気体(圧縮空気)を、車両の内燃機関などに供給する。
図1に示すように、磁束スイッチングモータ10は、ハウジング20、21と、回転軸22と、モータユニット23と、軸受30、32とを有する。ここで、回転軸22の延在方向、すなわち軸方向を、方向Xとする。また、方向Xのうちの一方の方向を、方向X1とし、方向Xのうち他方の方向(方向X1の反対方向)を、方向X2とする。方向X1側が、インバータ14側で、方向X2側が、コンプレッサ12側である。
ハウジング20は、モータユニット23と、インバータ14とを収納する。ハウジング20は、方向X1側に閉塞部20Aが設けられ、方向X2側に開口部20Bが形成された円筒中空形状をなしている。閉塞部20Aは、壁状となっており、中心に開口部20Cが開口している。また、ハウジング20は、閉塞部20Aよりも方向X1側に、収容部20Dが設けられている。
ハウジング21は、円板形状をなし、ハウジング20の開口部20Bに装着され、複数のボルトにより、ハウジング20に固定されている。ハウジング21は、中心に開口21Aが開口している。
回転軸22は、中心軸AXを中心軸として、X方向に延在する軸状のシャフトである。回転軸22は、X1方向側の端部が、ハウジング20の開口部20C内に配置されており、開口部20C内で、軸受30に回転可能に支持されている。回転軸22は、X2方向側の端部が、ハウジング21の開口21Aから、方向X2側に突出している。回転軸22は、開口21A内において、軸受32に回転可能に支持されている。
モータユニット23は、ハウジング20内において、閉塞部20Aと開口部20Bとの間に配置されている。モータユニット23は、ステータ24及びロータ26を有する。ステータ24は、リング状の部材であり、ハウジング20内において、閉塞部20Aと開口部20Bとの間に配置されている。ロータ26は、ステータ24の内周よりも径方向内側に設けられている。ロータ26は、中心の開口に回転軸22が固定された状態で挿通されており、回転軸22と一体となって回転可能となっている。モータユニット23は、インバータ14からの電流(交流電流)により、ロータ26が、中心軸AXを回転軸として回転する。回転軸22は、ロータ26と共に、中心軸AXを回転軸として回転する。モータユニット23の詳細な構成については、後述する。
コンプレッサ12は、ハウジング50と、ホイール52とを有する。ハウジング50は、X1方向側に開口50Aが開口し、X2方向側に開口50Bが開口する。開口50Aと開口50Bとは連通している。ハウジング50は、開口50Aにおいて、ハウジング21に装着される。ホイール52は、羽根車であり、ハウジング50内に収納されている。ホイール52は、中心の開口に回転軸22が固定された状態で挿通されており、回転軸22と一体となって回転可能となっている。ホイール52は、X1側の端面とハウジング50の内面との間に、流路54を形成している。ホイール52は、回転軸22の回転に伴い、中心軸AXを回転軸として回転する。コンプレッサ12は、ホイール52の回転により、外部からの空気(気体)を、開口50Bから流路54内に取り込む。コンプレッサ12は、流路54内の空気を圧縮させながら流通させ、圧縮した空気を内燃機関などに供給する。
インバータ14は、上述のように、過給機1を搭載する車両のバッテリなどから直流電流を取得して、単相の交流電流に変換する。そして、インバータ14は、電流供給源として、この単相の交流電流を、磁束スイッチングモータ10が有するモータユニット23に供給する。
(モータユニットの構成)
次に、磁束スイッチングモータ10が有するモータユニット23の構成を説明する。図2は、本実施形態に係るモータユニットの模式的な断面図である。図2に示すように、モータユニット23は、ステータ24と、ロータ26と、界磁部80と、電機子コイル82とを有する。モータユニット23は、界磁部80により一定方向に保たれた磁界を発生させつつ、電機子コイル82により磁界の方向を切り替えつつ磁界を発生させることで、ロータ26を回転させる。すなわち、モータユニット23(磁束スイッチングモータ10)は、フラックススイッチングモータ(Flux Switching Motor)である。また、モータユニット23は、直列の電機子コイル82を1つだけ有して、この電機子コイル82に単相の電流(単相の交流電流)を流す。すなわち、モータユニット23は、電機子コイル82に、単相の電流のみを流し、相が異なる複数相の電流を流さない。このように、モータユニット23(磁束スイッチングモータ10)は、単相のフラックススイッチングモータである。
ステータ24は、リング状(円環状)の部材であり、ロータ26を回転可能に収納する。ステータ24は、回転せず、ハウジング20に対して固定されている。ステータ24は、軟質磁性材で構成されており、本実施形態では、電磁鋼板を積層して構成されている。図2に示すように、ステータ24は、ステータ基部56と、ステータ突出部60とを有する。ステータ基部56は、リング状の部材である。ステータ突出部60は、ステータ基部56の内周部56Aから、径方向内側に突出している。径方向とは、中心軸AX(方向X)に対する径方向である。ステータ突出部60は、内周部56Aに、周方向に沿って複数設けられている。図2の例では、ステータ突出部60として、ステータ突出部60A、60B、60C、60Dの4つが設けられている。ステータ突出部60A、60B、60C、60Dは、周方向(図2では時計回り方向)に沿って、この順で設けられている。なお、本実施形態では、ステータ突出部60は4つ設けられているが、複数であれば数は任意であるが、4つ以上の偶数であることが好ましい。
ステータ24は、ステータ突出部60同士の間に、スロット62が形成されている。すなわち、スロット62は、2つのステータ突出部60の対向する側面と、その2つのステータ突出部60の間の内周部56Aとで囲まれた溝状の空間であり、径方向の内側が開放されている。スロット62は、周方向に沿って交互に、電機子スロット62Aと界磁スロット62Bとを有している。すなわち、周方向に沿って1つおきに設けられたスロット62が、電機子スロット62Aであり、電機子スロット62A以外のスロット62が、界磁スロット62Bである。図2の例では、ステータ突出部60Aとステータ突出部60Bとの間に、電機子スロット62Aが設けられており、ステータ突出部60Bとステータ突出部60Cとの間に、界磁スロット62Bが設けられており、ステータ突出部60Cとステータ突出部60Dとの間に、もう一つの電機子スロット62Aが設けられており、ステータ突出部60Dとステータ突出部60Aとの間に、もう一つの界磁スロット62Bが設けられている。電機子スロット62Aと界磁スロット62Bとの数は、ステータ突出部60の数に依存する。
ロータ26は、ステータ24の内周部56Aよりも径方向内側に設けられている。ロータ26は、軟質磁性材で構成されており、本実施形態では、電磁鋼板を積層して構成されている。ロータ26は、ロータ基部70と、ロータ突出部72とを有する。ロータ基部70は、中心が開口しており、その開口に、回転軸22が取り付けられて固定されている。ロータ突出部72は、ロータ基部70の外周面70Aから、径方向外側に突出している。ロータ突出部72は、ステータ突出部60と対向した場合に、ロータ突出部72の先端72Sと、ステータ突出部60の先端60Sとが、微小な距離を持って離間している。
また、ロータ突出部72は、周方向に沿って、外周面70Aに複数設けられている。図2の例では、ロータ突出部72として、ロータ突出部72A、72Bの2つが設けられている。本実施形態では、ロータ突出部72は2つ設けられているが、複数であれば数は任意である。ただし、ロータ突出部72の数は、ステータ突出部60の数の半分であることが好ましく、偶数であることが好ましい。
界磁部80は、界磁スロット62B内に設けられている。本実施形態では、界磁スロット62Bは複数(2つ)設けられているため、界磁部80は、複数の界磁スロット62Bの其々に設けられている。界磁部80は、一定方向の磁界を発生される部材である。本実施形態では、界磁部80は、永久磁石であり、周方向に沿った一方がN極であり、他方がS極となっている。複数の界磁部80は、周方向に沿って、互いに同じ極が対向するように設けられている。界磁部80は、上述のように一定方向の磁界を発生させるものであり、磁界の方向を変化させない。なお、界磁部80は、一定方向の磁界を発生される部材であれば、永久磁石に限られない。
電機子コイル82は、電機子スロット62A内に設けられている。電機子コイル82は、コイルであり、2つの電機子スロット62Aの間に設けられているステータ突出部60に巻き掛けられている。本実施形態では、電機子コイル82は、ステータ突出部60B及びステータ突出部60Cを一緒にして巻き掛けられており、また、ステータ突出部60D及びステータ突出部60Aを一緒にして巻き掛けられている。
本実施形態においては、電機子コイル82は、1つのみ設けられている。ここでの1つとは、一本の配線に限られず、複数の配線が撚られて1つのコイルを形成するものであってもよい。すなわち、本実施形態においては、単相の電流を流す電機子コイル82のみが設けられており、その単相の電流以外が流れる電機子コイル82が設けられていない。以下、電機子コイル82の巻き方について説明する。
図3は、本実施形態に係る電機子コイルの構成を示す模式図である。図3は、電機子コイル82の巻き方を説明する図である。ここで、図3に示すように、ステータ突出部60Aとステータ突出部60Bとの間の電機子スロット62Aを、電機子スロット62A1とし、ステータ突出部60Cとステータ突出部60Dとの間の電機子スロット62Aを、電機子スロット62A2とする。すなわち、電機子スロット62A2は、周方向において、1つの界磁スロット62Bを介して、電機子スロット62A1に隣接する。
電機子コイル82は、ステータ突出部60に対して波巻(直列巻)に巻き掛けられている。具体的には、図3に示すように、電機子コイル82は、箇所82A1から、電機子スロット62A1内を通って、箇所82A2まで、方向X1に向かって延在する。箇所82A1は、電機子スロット62A1よりも方向X2側の電機子コイル82の箇所であり、電機子コイル82における電力供給部(インバータ14)との接続箇所である。また、箇所82A2は、電機子スロット62A1よりも方向X1側の電機子コイル82の箇所である。
そして、電機子コイル82は、ステータ24の方向X1側に位置したまま、箇所82A2から箇所82B1まで、延在する。箇所82B1は、電機子スロット62A2よりも方向X1側の電機子コイル82の箇所である。電機子コイル82は、ステータ突出部60B、60Cの方向X1側の領域を通るように、箇所82A2から箇所82B1まで延在する。そして、電機子コイル82は、箇所82B1から、電機子スロット62A2を通って、箇所82B2まで、方向X2に向かって延在する。箇所82B2は、電機子スロット62A2よりも方向X2側の電機子コイル82の箇所である。
そして、電機子コイル82は、ステータ24の方向X2側に位置したまま、箇所82B2から箇所82C1まで、延在する。箇所82C1は、電機子スロット62A1よりも方向X2側の電機子コイル82の箇所である。電機子コイル82は、ステータ突出部60D、60Aの方向X2側の領域を通るように、箇所82B2から箇所82C1まで延在する。そして、電機子コイル82は、箇所82C1から、電機子スロット62A1を通って、箇所82C2まで、方向X1に向かって延在する。箇所82C2は、電機子スロット62A2よりも方向X1側の電機子コイル82の箇所である。
そして、電機子コイル82は、ステータ24の方向X1側に位置したまま、箇所82C2から箇所82D1まで、延在する。箇所82D1は、電機子スロット62A2よりも方向X1側の電機子コイル82の箇所である。電機子コイル82は、ステータ突出部60B、60Cの方向X1側の領域を通るように、箇所82C2から箇所82D1まで延在する。そして、電機子コイル82は、箇所82D1から、電機子スロット62A2を通って、箇所82D2まで、方向X2に向かって延在する。箇所82D2は、電機子スロット62A2よりも方向X2側の電機子コイル82の箇所であり、電機子コイル82における電流供給部(インバータ14)との接続箇所である。
このように、電機子コイル82は、波巻により、箇所82A1から箇所82D2まで、X1方向及びX2方向に向かって交互に電機子スロット62Aを変えながら巻回されている。
次に、電機子コイル82に流れる電流について説明する。図4は、本実施形態に流れる電流を説明するための回路図の例を示す図である。図4は、電力供給部としてのインバータ14の回路90の例である。インバータ14が有する回路90は、電機子コイル82と、スイッチ92A、92B、92C、92Dとを有する。回路90は、インバータ14と接続されており、インバータ14に接続される配線が、スイッチ92A、92Bが直列に接続される配線90Aと、スイッチ92C、92Dが直列に接続される配線90Bとに接続されている。配線90Aと配線90Bとは、並列に接続されている。スイッチ92A、92B、92C、92Dは、半導体スイッチであり、制御部94により、オン状態(ごく低電気抵抗状態)とオフ状態(ごく高電気抵抗状態)とが切り替えられる。
電機子コイル82は、配線90Aのスイッチ92Aとスイッチ92Bとの間の箇所と、配線90Bのスイッチ92Cとスイッチ92Dとの間の箇所とに接続されている。すなわち、電機子コイル82は、配線90Aのスイッチ92Aとスイッチ92Bとの間の箇所から接続された配線86に、箇所82Dが接続されている。また、電機子コイル82は、配線90Bのスイッチ92Cとスイッチ92Dとの間の箇所から接続された配線84に、箇所82Aが接続されている。
このように、電機子コイル82は、Hブリッジ回路によりインバータ14に接続されている。また、磁束スイッチングモータ10は、制御部94を有する。電機子コイル82は、制御部94によるスイッチ92A、92B、92C、92Dの切り替え操作により、インバータ14からの電流の流れる方向が切り替わる。例えば、制御部94がスイッチ92A、92Dをオフ状態とし、スイッチ92B、92Cをオン状態とすると、インバータ14からの電流(単相の交流電流)は、箇所82Aから箇所82Dに向けて流れる。一方、制御部94がスイッチ92A、92Dをオン状態とし、スイッチ92B、92Cをオフ状態とすると、インバータ14からの電流は、箇所82Dから箇所82Aに向けて流れる。電機子コイル82は、このように、流れる電流(単相の交流電流)の方向が切り替わることにより、発生させる磁界の方向を切り替えることができる。すなわち、制御部94は、電機子コイル82に印加する電流の方向を変化させることで、電機子コイル82から発生する磁界の方向を変化させる。制御部94は、これにより、後述するようにロータ26を回転させる。
また、電機子コイル82は、波巻されることにより、インバータ14(電流供給部)に対する接続部が、箇所82A1と箇所82D2との2箇所のみとなる。また、接続部である箇所82A1と箇所82D2とを、モータユニット23の同じ方向側(ここではモータユニット23の方向X2側)に設けることができる。これにより、配線の取り回しが少なく済むようになり、回路90の規模も小さくて済むようになる。また、電機子コイル82が一つであり単相の電流のみを流すことにより、スイッチ92の数が多くなることを抑制することができる。従って、図1に示すように、この過給機1は、配線84、86及び回路90の規模を小さくすることで、サイズが大きくなること、特にX方向に沿った長さが長くなることを、抑制することができる。
モータユニット23の構成は、以上のようになっている。
(ロータの回転)
次に、モータユニット23によるロータ26の回転について説明する。モータユニット23は、界磁部80により一定方向の磁界を発生させつつ、電機子コイル82により磁界の方向を変化させながら磁界を発生させることにより、ロータ26を連続して回転させる。図5は、電機子コイルの磁界を変化させた場合の界磁磁界及び電機子磁界の変化を説明する説明図である。
図5の例では、界磁部80は、左下方向に向かう磁界Fを発生させている。界磁部80は、磁界の方向を変化させないため、常に同じ方向(図5では左下方向)に磁界Fを発生させている。一方、電機子コイル82は、図5の左側の絵では、一方の方向の電流が印加されているため、左上方向に向かう磁界A1を発生させている。従って、図5の左側の絵では、磁界Fと磁界Aとの合成磁界は、左側に向かうこととなる。
モータユニット23は、電機子コイル82に印加する電流の方向を、一方の方向から他方の方向に切り替えると、図5の右側の絵に示すように、電機子コイル82が、磁界A1に代わり磁界A2を発生させる。磁界A2は、右下方向に向かう磁界である。これにより、合成磁界は、下方向に向かうこととなる。
モータユニット23は、このように電機子コイル82が発生させる磁界の方向を変化させることにより、合成磁界の方向を変化させる。モータユニット23は、この合成磁界によりロータ26を励磁して、合成磁界の方向の切り替えにより、ロータ26を連続して回転させる。
以下、ロータ26の回転についてより詳細に説明する。図6は、ロータの回転を説明する模式図である。図6は、ステップS1からステップS12まで、ロータ26が、方向R(この例では反時計周り)に回転する場合を説明している。また、図6の例では、界磁部80は、図5と同様に、左下方向に向かう磁界を発生させており、磁界の方向は不変となっている。
図6のステップS1(図6の一番上の絵)は、ロータ26のロータ突出部72Aが、ステータ24のステータ突出部60Bと対向したタイミングを示している。そして、ステップS1においては、電機子コイル82は、インバータ14からの電流(回転用の電流)により、左上方向に向かう磁界を発生させている。従って、合成磁界は、左方向となっている。
ステップS1となったタイミング、すなわち、ロータ突出部72Aがステータ突出部60Bと対向したタイミングで、制御部94は、電機子コイル82の通電方向を切り替える(ステップS2)。すなわち、制御部94は、インバータ14からの電流(回転用の電流)の流れる方向を切り替える。従って、ステップS2に示すように、電機子コイル82が発生させる磁界は、左上方向から右下方向に切り替わり、合成磁界は、下方向となる。そのため、ロータ突出部72Aは、下に向かう方向に励磁され、ロータ26は、ステップS3及びステップS4に示すように、方向Rに回転する。
なお、この例では、電機子コイル82の通電方向を切り替えるステップS2は、ロータ突出部72Aがステータ突出部60Bと対向したタイミングであるが、ロータ突出部72Aがステータ突出部60Bと完全に対向したタイミングでなくてもよい。電機子コイル82の通電方向を切り替えるステップS2は、ロータ突出部72Aがステータ突出部60Bとステータ突出部60Aとの間の予め定めた位置を通過するタイミングであってもよいし、ロータ突出部72Aがステータ突出部60Bを若干通過した後のタイミングであってもよい。以降で説明するステップS5、S8、S11も、同様に、ロータ突出部72Aがステータ突出部60間の予め定めた位置を通過するタイミング(又はステータ突出部60を若干通過したタイミング)において、通電を切り替えてもよい。また、このロータ突出部72Aが予め定めた位置を通過するタイミングは、例えば図1に示すセンサ99により検出されてもよい。センサ99は、例えばステータ24や回転軸22の周方向における所定位置が、周方向においてどの位置にあるかを検出する。制御部94は、このセンサ99の検出結果により、電機子コイル82の通電方向を切り替える。
ステップS4となったタイミング、すなわち、ロータ突出部72Aがステータ突出部60Aに対向したタイミングで、制御部94は、電機子コイル82に流れる回転用の電流の通電方向を切り替える(ステップS5)。従って、ステップS5に示すように、電機子コイル82が発生させる磁界は、右下方向から左上方向に切り替わり、合成磁界は、左方向となる。そのため、ロータ突出部72Aは、左に向かう方向に励磁され、ロータ26は、ステップS6及びステップS7に示すように、方向Rに回転を続ける。
ステップS7となったタイミング、すなわち、ロータ突出部72Aがステータ突出部60Dと対向したタイミングで、制御部94は、電機子コイル82に流れる回転用の電流の通電方向を切り替える(ステップS8)。従って、ステップS8に示すように、電機子コイル82が発生させる磁界は、左上方向から右下方向に切り替わり、合成磁界は、下方向となる。そのため、ロータ突出部72Aは、下に向かう方向に励磁され、ロータ26は、ステップS9及びステップS10に示すように、方向Rに回転を続ける。
ステップS10となったタイミング、すなわち、ロータ突出部72Aがステータ突出部60Cに対向したタイミング(ロータ突出部72Bがステータ突出部60Aに対向したタイミング)で、制御部94は、電機子コイル82に流れる回転用の電流の通電方向を切り替える(ステップS11)。従って、ステップS11に示すように、電機子コイル82が発生させる磁界は、右下方向から左上方向に切り替わり、合成磁界は、左方向となる。そのため、ロータ突出部72Bは、左に向かう方向に励磁され、ロータ26は、ステップS12及びステップS1に示すように、方向Rに回転を続ける。ステップS1の後は、同様の通電切り替えを実行することで、ロータ26は、方向Rに回転を続けることができる。
磁束スイッチングモータ10は、このようにロータ26を回転させることで、ロータ26に取付けられた回転軸22を回転させる。これにより、コンプレッサ12のホイール52が回転し、コンプレッサ12は、外部からの空気(気体)を取り込み、取り込んだ空気を圧縮させて、内燃機関などに供給する。
(停止時について)
上記のように、本実施形態に係るモータユニット23は、電機子コイル82に流す回転用の電流(通電方向を切り替える電流)が、1つの直列の電機子コイル82に単相で印加される単相式である。例えば三相の電流がそれぞれ独立またはスター結線またはデルタ結線された電機子コイルに流れる場合(三相式のモータ)は、回転を停止させた際のロータ26の停止位置がどこであっても、それぞれのコイルに電流を流すことにより、始動時に回転方向Rへのトルクを発生させることができる。しかし、単相式のモータの場合、ロータ26の停止位置によっては、1つのコイルに通電しても、始動時に回転方向Rへのトルクを適切に発生させることができないおそれがある。特に過給機においては、始動を迅速に行うことは重要である。それに対し、本実施形態に係るモータユニット23は、ロータ26を予め定めた位置に停止させることにより、始動時に、回転方向Rへのトルクを適切に発生させることを可能として、始動を迅速に行う事を可能とする。以下、具体的に説明する。
図7は、本実施形態における停止時の制御を説明する模式図である。図7では、ステップS20において、ロータ26の回転を停止する指示が出された例を説明する。ステップS20では、例えば、ロータ突出部72Aがステータ突出部60Bに対向したタイミングで、回転を停止する指示(停止指示)が出されている。ロータ26の回転を停止する指示が出された場合、制御部94は、電機子コイル82への回転用の電流の印加を停止するため、電機子コイル82からの磁界の発生は停止される。
ステップS20において磁界の発生が停止しても、慣性力により、ロータ26は、回転速度を低下させながらしばらく回転を続ける。制御部94は、電機子コイル82への電流の印加を停止させた後に、ロータ26の回転速度が、予め定めた速度閾値より小さくなった場合に、電機子コイル82に、直流電流である停止用電流を印加させる(ステップS21)。この速度閾値は、回転用の電流によりロータ26を通常回転させている際の回転速度より低い。また、速度閾値が0rpm、すなわちロータ26の回転が停止した際に、停止用電流の印加を開始してもよい。なお、ロータ26の回転速度は、例えば回転速度を検出するセンサ99によって検出する。制御部94は、センサ99の検出結果においてロータ26の回転速度が予め定めた速度閾値より小さくなった場合に、電機子コイル82に、停止用電流を印加させる。
この停止電流の印加により電機子コイル82からの磁界が再発生し、さらに、界磁部80による磁界により、合成磁界が再発生する。ロータ26は、この合成磁界による一方向の吸引力で、所定の停止位置で停止する(ステップS22)。停止用電流は、回転させている際に電機子コイル82に印加される一方又は他方の方向の電流のいずれの方向であってもよいが、流れる方向を切り替えられず、一方向にのみ流れ続ける。従って、停止用電流の印加を続けると、ロータ26は、定められた停止位置まで回転し、その停止位置で停止する(回転しなくなる)。これにより、モータユニット23は、ロータ26を予め定めた停止位置に停止させることが可能となる。制御部94は、ロータ26が停止位置で停止したら、停止用電流の印加を停止する。
なお、図7のステップS21においては、ロータ26のロータ突出部72Aが、ステータ突出部60Cとステータ突出部60Dとの間において、回転速度が速度閾値より小さくなったタイミングを説明している。ただし、停止用電流の印加を始める際のタイミングは、ロータ26の位置に関係せず、ロータ26は任意の位置にあってもよい。また、停止用電流の流れる方向も、一方向又は他方向のいずれであってもよい。例えば図7の例では、停止用電流により合成磁界を下方向にすることにより、停止位置を、ロータ突出部72が上下方向に並ぶ位置としている。一方、停止用電流を逆方向にした場合は、合成磁界が左方向となり、停止位置は、ロータ突出部72が左右方向に並ぶ位置となる。このように、停止用電流がいずれの方向であっても、ロータ26は、定められた停止位置のうちいずれかで停止する。すなわち、停止位置は、周方向において複数設定されており、ロータ26は、この複数の停止位置のうちいずれかに停止する。停止位置の数は、ロータ26のロータ突出部72の数に依存しており、ロータ突出部72の数と同数となっている。ロータ26の回転を回生制動により強制的に急低下させたい場合には、ロータ26の回転速度が上述の速度閾値以上となっている状態において、停止電流の印加を始めてもよい。
ステップS22でロータ26が停止した後、始動する旨の指示(始動指示)が来た場合、制御部94は、停止用電流とは反対方向側の電流を印加して、ロータ26を始動する(ステップS23)。ロータ26は、停止用電流によって停止位置に導かれたため、それと反対方向の電流により、異なる方向の合成磁界を発生させることで、ロータ26は、適切に回転することができる。以降の回転の方法は、図6と同様となる。
このように、モータユニット23は、ロータ26の回転を停止する指示が出された場合に、回転用の電流の代わりに、通電方向が一定の停止用電流を印加する。これにより、モータユニット23は、ロータ26を停止位置まで導き、その停止位置で停止させる。そして、再始動時に、この停止用電流と反対方向の回転用の電流を流すことで、ロータ26に回転方向Rへのトルクを適切に発生させ、ロータ26を適切に始動させることができる。
なお、停止用電流の電流値は、回転させている際の電流値より小さいことが好ましい。また、上述の説明では、停止用電流は、回転用の電流が停止した後であって、ロータ26の回転速度が予め定めた速度閾値より小さくなった際に印加を開始している。ただし、停止用電流の印加を開始するタイミングはこれに限られず、例えば、回転用の電流が停止した後、予め定めた所定時間を経過したタイミングであってもよい。また、停止用電流は、回転用の電流が停止した後に印加されるものでなく、回転用の電流から切り替わるように印加されてもよい。また、図7の例では、ステップS20において界磁部80による磁界は残っているが、回転用電流の印加の停止と共に、界磁部80による磁界の発生も停止してよい。この場合、ステップS21、S22で停止用電流を印加する際、及び、ステップS23で回転用電流の印加を再開する際に、界磁部80による磁界の発生を再開させる。また、界磁部80が後述するような界磁コイルである場合、ステップS20において界磁コイルへの電流印加を停止し、ステップS21、S22で停止用電流を印加する際、及び、ステップS23で回転用電流の印加を再開する前に、界磁コイルへの電流印加を再開する。これにより、万一、外部トルクなどでロータ26が意図した停止位置から移動していた場合に、再度意図した停止位置に戻す。
以下に、以上説明したモータユニット23によるロータ26の停止及び始動の制御についての、制御フローを説明する。図8は、本実施形態に係るロータの停止及び始動の制御を説明するフローチャートである。
図8に示すように、制御部94は、ロータ26を回転させている際に、電機子コイル82への回転用の電流を、通電方向を切り替えながら印加して、ロータ26を回転させている(ステップS30)。すなわち、ステップS30においては、図6の各ステップに示すように、通電方向を切り替えながら、電機子コイル82に回転用の電流を印加する。これにより、ロータ26は、回転を続けることができる。
ロータ26の回転時に、制御部94は、停止指示があるかを判断する(ステップS32)。この停止指示は、磁束スイッチングモータ10の作動を停止させる旨の指示であり、例えば操作者によって入力される。制御部94は、停止指示があると判断しない場合、すなわち停止指示が無いと判断した場合(ステップS32;No)、ステップS30に戻り、ロータ26を回転させ続ける。一方、制御部94は、停止指示があると判断した場合(ステップS32;Yes)、電機子コイル82への回転用の交流電流の印加を停止する(ステップS34)。または、ステップS34において、直流電流の通電、又は、回転方向と逆方向の制動トルクを発生させる交流電流を印加してもよい。これらの操作により回転方向のトルクを発生させる磁界が消滅するため、ロータ26は、慣性により回転を続けつつ、徐々に減速する。
回転用の電流の印加を停止した後、制御部94は、ロータ26の回転速度が速度閾値より小さくなった際に、電機子コイル82に停止用電流を印加し(ステップS36)、ロータ26を停止位置で停止させる(ステップS38)。制御部94は、例えばセンサ99から、ロータ26の回転速度の情報を取得し、ロータ26の回転速度が速度閾値より小さくなったタイミングで、電機子コイル82への停止用電流の印加を始める。制御部94は、停止用電流の通電方向を切り替えず、一方向にのみ通電させる。この停止用電流により合成磁界が再発生し、ロータ26は、停止位置まで回転した後、この停止位置で停止する。これにより、ロータ26の停止制御は完了する。
ロータ26を停止させた後、制御部94は、始動指示があるかを判断する(ステップS40)。この始動指示は、磁束スイッチングモータ10の作動を開始させる(始動させる)旨の指示であり、例えば操作者によって入力される。一方、制御部94は、始動指示があると判断した場合(ステップS40;Yes)、電機子コイル82に回転用の電流を印加して、ロータ26を始動させ(ステップS42)、その後ステップS30に移動して、回転制御を続ける。制御部94は、ロータ26を始動させる際に、停止用電流の通電方向と反対方向に流れる電流を、回転用の電流として印加する。これにより、制御部94は、ロータ26を適切に始動させることができる。なお、このような停止処置が実行された後、始動指示までに時間が経過する場合には、外部トルクにより所定の停止位置からロータ26が移動する可能性も考慮される。従って、例えばこのような場合、始動指示を受けた後に再度停止処置を行い、その再度の停止処置の後で、始動処置を行ってもよい。制御部94は、始動指示があると判断しない場合、すなわち始動指示がないと判断した場合(ステップS40;No)、ロータ26を始動させず、本処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る過給機1は、ロータ26、ステータ24、界磁部80、電機子コイル82、及び制御部94を備える磁束スイッチングモータ10と、ロータ26に取付けられて、ロータ26の回転に伴い回転することで気体を圧縮するホイール52と、を有する。ステータ24は、ロータ26を回転可能に収納する環状の部材であって、内周部56Aからロータ26に向けて径方向内側に突出する複数のステータ突出部60を有する。界磁部80は、界磁スロット62Bに設けられ、一定方向の磁界を発生させる。界磁スロット62Bは、ステータ突出部60同士の間に形成される複数のスロット62のうちの、一部のスロット62である。電機子コイル82は、電機子スロット62Aに設けられる。電機子スロット62Aは、複数のスロット62のうちの他のスロット62である。制御部94及びインバータ14は、電機子コイル82に単相の電流を印加させ、電機子コイル82に印加する単相の電流の方向を変化させることで電機子コイル82から発生する磁界の方向を変化させて、ロータ26を回転させる。
本実施形態に係る過給機1は、磁束スイッチングモータ10を用いて気体を圧縮する。そして、この磁束スイッチングモータ10は、制御部94により、電機子コイル82に単相の電流を印加することにより作動する。すなわち、本実施形態に係る過給機1は、単相式の磁束スイッチングモータ10を用いるものである。この過給機1は、単相式の磁束スイッチングモータ10を用いることで、半導体スイッチの数が多くなることを抑制したり、電流供給部に対する接続箇所が多くなることを抑制したりすることができる。従って、この過給機1は、特にX方向に沿った長さが長くなることを抑制することができ、サイズが大きくなることを抑制することができる。また、単相式の磁束スイッチングモータ10を用いることで、回路90の規模やコストが大きくなることを抑制して、優位なモータ設計を実現することができる。
また、制御部94は、ロータ26の回転を停止する指示を受けた際に、電機子コイル82に、一定方向に流れる停止用電流を印加することで、ロータ26を、周方向において定められた複数の停止位置のうちいずれかに停止させる。単相の電流のみで回転を制御する場合、ロータ26の停止位置によっては、ロータ26を適切に始動させることができなくなるおそれがある。しかし、本実施形態における制御部94は、停止用電流により、ロータ26を、予め定めた停止位置のいずれかに導いて停止させることができる。制御部94は、ロータ26の停止位置が定まることにより、ロータ26を適切に始動させることができる。従って、本実施形態に係る過給機1は、サイズを抑制しつつ、ロータ26の回転を適切に行わせることができる。
また、制御部94は、ロータを始動する指示を受けた際に、電機子コイル82に、停止用電流と反対方向の電流を印加して、ロータ26を始動させる。制御部94は、停止用電流によりロータ26を停止位置まで導いている。制御部94は、始動時に、この停止用電流と逆方向の電流を電機子コイル82に加えることで、停止位置まで導いた際と異なる方向の合成磁界を発生させて、ロータ26を適切に始動させることができる。従って、本実施形態に係る過給機1は、サイズを抑制しつつ、ロータ26の回転を適切に行わせることができる。
また、電機子コイル82は、複数のステータ突出部60に波巻状に巻き掛けられている。これにより、電機子コイル82は、複数のステータ突出部60に直列に巻き掛けられることが可能となり、電流供給部に対する接続箇所が多くなることを、より適切に抑制することができる。これにより、本実施形態に係る過給機1は、サイズが大きくなることをより適切に抑制することができる。
また、本実施形態に係る界磁部80は、永久磁石である。界磁部80として永久磁石を用いることで、一定方向の磁界を適切に発生させることができる。
ただし、上述のように、界磁部80は、一定方向の磁界を発生させるものであれば、永久磁石であることに限られない。図9は、界磁部の他の例を示す模式図である。図9に示すように、モータユニット23は、界磁部80の代わりに、界磁部80Aを有していてもよい。界磁部80Aは、一定方向の電流が印加される界磁コイルである。界磁部80Aは、界磁スロット62Bに設けられており、ステータ突出部60C及びステータ突出部60Dを一緒にして巻き掛けられており、また、ステータ突出部60A及びステータ突出部60Bを一緒にして巻き掛けられている。界磁部80Aは、ステータ突出部60C及びステータ突出部60Dを一緒にして巻き掛けられたコイルと、ステータ突出部60A及びステータ突出部60Bを一緒にして巻き掛けられたコイルとの、2つを有している。ただし、界磁部80Aは、電機子コイル82と同様に1つであってもよく、電機子コイル82と同様の波巻により、ステータ突出部60に巻き掛けられていてもよい。界磁部80Aは、制御部94により、一定方向の電流が印加されており、電流方向が切り替わらない。これにより、界磁部80Aは、界磁部80と同様に、一定方向の磁界を発生させることができる。このように、界磁部80Aが、一定方向の電流が印加される界磁コイルであることにより、一定方向の磁界を適切に発生させることができる。
また、以上の説明では、ステータ突出部60が4つであり、ロータ突出部72が2つであったが、上述のように、ステータ突出部60及びロータ突出部72の数は、これらに限られない。図10は、ステータ突出部及びロータ突出部の他の例を示す模式図であり、図11は、波巻の例を示す模式図である。図10に示すように、他の例に係るモータユニット23aは、ステータ24aと、ロータ26aと、電機子コイル82aとを有している。ステータ24aは、8つのステータ突出部60aを有しており、ロータ26aは、4つのロータ突出部72aを有している。ステータ24aには、電機子スロット62A1a、界磁スロット62B1a、電機子スロット62A2a、界磁スロット62B2a、電機子スロット62A3a、界磁スロット62B3a、電機子スロット62A4a、界磁スロット62B4aが、周方向にこの順で設けられている。
電機子コイル82aは、図3の電機子コイル82と同様に、波巻によりステータ突出部60aに巻き掛けられているが、ロータ突出部72aの数が異なるため、図10及び図11に基づき以下説明するように巻き掛けられる。
図11は、図10に対しステータ24a及びロータ26aを除去した斜視図であり、界磁部80及び電機子コイル82aのみが表示されている。図10及び図11に示すように、電機子コイル82aは、箇所82A1a、箇所82A2a、箇所82B1a、箇所82B2a、箇所82C1a、箇所82C2a、箇所82D1a、箇所82D2a、箇所82E1a、箇所82E2a、箇所82F1a、箇所82F2a、箇所82G1a、箇所82G2a、箇所82H1a、箇所82H2aの順に並んで延在している。
電機子コイル82aは、箇所82A1aから、電機子スロット62A1a内を通って、箇所82A2aまで、方向X1に向かって延在する。箇所82A1aは、電機子スロット62A1aよりも方向X2側の電機子コイル82aの箇所であり、電機子コイル82aにおける電力供給部(インバータ14)との接続箇所である。また、箇所82A2aは、電機子スロット62A1aよりも方向X1側の電機子コイル82aの箇所である。
そして、電機子コイル82aは、ステータ24aの方向X1側に位置したまま、箇所82A2aから箇所82B1aまで、延在する。箇所82B1aは、電機子スロット62A2aよりも方向X1側の電機子コイル82aの箇所である。電機子コイル82aは、2つのステータ突出部60aの方向X1側の領域を通るように、箇所82A2aから箇所82B1aまで延在する。そして、電機子コイル82aは、箇所82B1aから、電機子スロット62A2aを通って、箇所82B2aまで、方向X2に向かって延在する。箇所82B2aは、電機子スロット62A2aよりも方向X2側の電機子コイル82aの箇所である。
そして、電機子コイル82aは、ステータ24aの方向X2側に位置したまま、箇所82B2aから箇所82C1aまで、延在する。箇所82C1aは、電機子スロット62A3aよりも方向X2側の電機子コイル82aの箇所である。電機子コイル82aは、2つのステータ突出部60aの方向X2側の領域を通るように、箇所82B2aから箇所82C1aまで延在する。そして、電機子コイル82aは、箇所82C1aから、電機子スロット62A3aを通って、箇所82C2aまで、方向X1に向かって延在する。箇所82C2aは、電機子スロット62A3aよりも方向X1側の電機子コイル82aの箇所である。
そして、電機子コイル82aは、ステータ24aの方向X1側に位置したまま、箇所82C2aから箇所82D1aまで、延在する。箇所82D1aは、電機子スロット62A4aよりも方向X1側の電機子コイル82aの箇所である。電機子コイル82aは、2つのステータ突出部60aの方向X1側の領域を通るように、箇所82C2aから箇所82D1aまで延在する。そして、電機子コイル82aは、箇所82D1aから、電機子スロット62A4aを通って、箇所82D2aまで、方向X2に向かって延在する。箇所82D2aは、電機子スロット62A4aよりも方向X2側の電機子コイル82aの箇所である。
そして、電機子コイル82aは、ステータ24aの方向X2側に位置したまま、箇所82D2aから箇所82E1aまで、延在する。箇所82E1aは、電機子スロット62A1aよりも方向X2側の電機子コイル82aの箇所である。電機子コイル82aは、2つのステータ突出部60aの方向X2側の領域を通るように、箇所82D2aから箇所82E1aまで延在する。そして、電機子コイル82aは、箇所82E1aから、電機子スロット62A1aを通って、箇所82E2aまで、方向X1に向かって延在する。箇所82E2aは、電機子スロット62A1aよりも方向X1側の電機子コイル82aの箇所である。
そして、電機子コイル82aは、ステータ24aの方向X1側に位置したまま、箇所82E2aから箇所82F1aまで、延在する。箇所82F1aは、電機子スロット62A4aよりも方向X1側の電機子コイル82aの箇所である。電機子コイル82aは、2つのステータ突出部60aの方向X1側の領域を通るように、箇所82E2aから箇所82F1aまで延在する。そして、電機子コイル82aは、箇所82F1aから、電機子スロット62A4aを通って、箇所82F2aまで、方向X2に向かって延在する。箇所82F2aは、電機子スロット62A4aよりも方向X2側の電機子コイル82aの箇所である。
そして、電機子コイル82aは、ステータ24aの方向X2側に位置したまま、箇所82F2aから箇所82G1aまで、延在する。箇所82G1aは、電機子スロット62A3aよりも方向X2側の電機子コイル82aの箇所である。電機子コイル82aは、2つのステータ突出部60aの方向X2側の領域を通るように、箇所82F2aから箇所82G1aまで延在する。そして、電機子コイル82aは、箇所82G1aから、電機子スロット62A3aを通って、箇所82G2aまで、方向X1に向かって延在する。箇所82G2aは、電機子スロット62A3aよりも方向X1側の電機子コイル82aの箇所である。
そして、電機子コイル82aは、ステータ24aの方向X1側に位置したまま、箇所82G2aから箇所82H1aまで、延在する。箇所82H1aは、電機子スロット62A2aよりも方向X1側の電機子コイル82aの箇所である。電機子コイル82aは、2つのステータ突出部60aの方向X1側の領域を通るように、箇所82G2aから箇所82H1aまで延在する。そして、電機子コイル82aは、箇所82H1aから、電機子スロット62A2aを通って、箇所82H2aまで、方向X2に向かって延在する。箇所82H2aは、電機子スロット62A2aよりも方向X2側の電機子コイル82aの箇所であり、電機子コイル82aにおける電流供給部(インバータ14)との接続箇所である。
このように、電機子コイル82aは、波巻により、箇所82A1aから箇所82H2aまで、X1方向及びX2方向に向かって交互に電機子スロット62Aaを変えながら巻回されている。すなわち、電機子コイル82aは、ステータ突出部60aの数が多くなっても、波巻により、全ての電機子スロットに通されることが可能であり、電流供給部との接続箇所を、2つに保つことができる。ステータ突出部の数がさらに多くなっても、電機子コイルは、波巻により、全ての電機子スロットに通されることが可能であり、電流供給部との接続箇所を、2つに保つことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態の内容により実施形態が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
1 過給機
10 磁束スイッチングモータ
12 コンプレッサ
14 インバータ
22 回転軸
23 モータユニット
24 ステータ
26 ロータ
52 ホイール
56A 内周部
60、60A、60B、60C、60D ステータ突出部
62 スロット
62A 電機子スロット
62B 界磁スロット
72 ロータ突出部
80 界磁部
82 電機子コイル
94 制御部

Claims (6)

  1. ロータと、
    前記ロータを回転可能に収納する環状の部材であって、内周部から前記ロータへ向けて径方向内側に突出する複数のステータ突出部を有するステータと、
    前記ステータ突出部同士の間に形成される複数のスロットのうちの一部のスロットである界磁スロットに設けられ、一定方向の磁界を発生させる界磁部と、
    前記複数のスロットのうちの他のスロットである電機子スロットに設けられる電機子コイルと、
    直流電流を、単相の交流電流に変換して前記電機子コイルに供給するインバータと、
    前記電機子コイルに単相の交流電流を印加させ、印加する前記単相の交流電流の方向を変化させることで前記電機子コイルから発生する磁界の方向を変化させて、前記ロータを回転させる制御部と、を有する磁束スイッチングモータと、
    前記ロータに取付けられて、前記ロータの回転に伴い回転することで気体を圧縮するホイールと、
    を有する、過給機。
  2. 前記制御部は、前記ロータの回転を停止する指示を受けた際に、前記電機子コイルに、一定方向に流れる停止用電流を印加することで、前記ロータを、周方向において定められた複数の停止位置のうちいずれかに停止させる、請求項1に記載の過給機。
  3. 前記制御部は、前記ロータを始動する指示を受けた際に、前記電機子コイルに、前記停止用電流と反対方向の電流を印加して、前記ロータを始動させる、請求項2に記載の過給機。
  4. 前記界磁部は、永久磁石である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の過給機。
  5. 前記界磁部は、一定方向の電流が印加される界磁コイルである、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の過給機。
  6. 前記電機子コイルは、複数の前記ステータ突出部に波巻状に巻き掛けられている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の過給機。
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