JP6928408B1 - 整水システム及びそれに用いられる添加ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
また、電解水は、ミネラル類が原水よりも多く含まれ、抽出力にも優れているため、飲用だけではなく、料理に用いることで、素材の持ち味を引き出すことができる。
そして、アルツハイマー型認知症の発症の原因として、この数十年間に亘って支配的だったアミロイドカスケート説に代わって、近年では、上記のような炎症説が有力となっている。
そして、本発明の発明者は、容易に習慣化して摂取することが可能な、上記した電解水でもって腸粘膜を保護することができれば、誰しもが一切の苦労を要せず、アルツハイマー型認知症の発症を無意識的に予防できるのではないか、と考えた。
前記水を電気分解して電解水を生成する電解ユニットと、前記電解水に抗酸化物質の溶液を添加する添加ユニットと、を備え、
前記添加ユニットは、前記溶液が収容された収容部と、前記溶液を、前記収容部の流出口から前記給水管に搬送する搬送手段と、を有する。
そして、抗酸化物質は、過剰な活性酸素の発生やその働きの抑制、活性酸素の消去といった働きをするため、本発明により生成された電解水は、これを摂取した使用者のディスバイオシスを改善し、腸粘膜を保護することとなる。
これにより、脳神経炎症を抑えられ、アルツハイマー型認知症の発症を無意識的に予防することが可能となる。
そして、これに加え、流出口とポンプ装置とを連通させる流路部の内部が、密閉空間として構成されていることで、溶液の自然な滴下を抑制し、ポンプ装置の吸引動作に伴って、溶液を滴下させる態様とすることができる。
これにより、収容部内部の溶液を自然にほぼ使い切ることができると共に、ポンプ装置が小さい吸引力で動作しても、スムーズに電解水への添加を行うことができ、本整水システムの利便性、省電力化の向上に寄与する。
大腸は、小腸と比較して多くの腸内細菌が存在していることから、抗酸化物質を白金ナノコロイドとすることで、本整水システムにより生成された電解水が、腸粘膜の改善により大きく寄与する。
なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、これらの図において、符号Sは、本実施形態に係る整水システムを示す。
なお、流し台Zに設置された水栓Z1は、例えば流し台Zの下部に設置され、給水管の一部を構成する立上がり管k(図5参照)と連通している。そして、使用者は、水栓Z1に設けられたハンドルZ11を操作することにより、水栓Z1端部の蛇口Z12から水W1を流出させることができる。
即ち、本実施形態においては、添加ユニット2が、電解ユニット1から独立して、販売等の取引がなされていることを想定した例を示す。
この他、抗酸化物質は、ポリフェノールやカロテノイド等が考えられる。
なお、接続管13及び流出管14は、水栓Z1及び分岐栓12を介して立上がり管kと連通することで、給水管の一部を構成している。
電解槽11bは、陽極や陰極、イオン交換膜等により構成され、陰極側で発生した水素により電解水W2(アルカリイオン水)を生成する。
即ち、本実施形態に係る整水システムSを構成する場合、添加ユニット2の設置者は、流出管14を切断し、この切断箇所に、後述する継ぎ手jを用いて添加ユニット2を介装する。
なお、以下説明の便宜上、添加ユニット2と電解ユニット本体11とを連通させる流出管14を第一流出管14a、添加ユニット2に流入した電解水W2を、流し台Zの槽Z3に排出する流出管14を第二流出管14b、と称する。
また、これらの添加ユニット2の各構成要素は、略直方体状の筐体Vに格納される。
なお、図2では、これらの添加ユニット2の各構成要素を収容する筐体Vを、その正面側の側板を取外した状態で示している。
フィルターシールfは、一般に流通している略円形状で容易に貼付けられるものが好適に用いられる。
第一流路部B11及び第二流路部B12は、樹脂素材や弾性素材等で形成されることで、柔軟性を有しているチューブ体である。
また、配管チーズtの開口が、介装管Dの内部空間に突出するように埋め込まれていることで、ポンプ装置B2と介装管Dとが連通している。
なお、介装管Dにおける、配管チーズtの埋め込み箇所は、水漏れが発生しないように、シーリング加工を施しておくことが好ましい(図4(b)参照)。
また、制御手段B3からは、電源用の配線m2が延びており、これの端部に、外部のコンセントに接続可能なプラグ(図示せず)が形成されている。
なお、制御手段B3への電源供給手段は、これに限られず、例えば、電池駆動式や充電式としても良い。電池駆動式とする場合、例えば、第三格納部V23の上部等の空間に、電池ボックスを設ける構成とすることができる。
なお、流量センサCは、この他にも、電磁式や熱式のものを用いても良い。
また、介装管Dの両端部には、それぞれ、第一流出管14a及び第二流出管14bを気密に接続するための継ぎ手jが設けられている。
また、格納部V2の下方には、介装管Dが格納される空間が形成されている。
第二格納部V22の右側面には、ポンプ装置B2の配線m1が挿通される貫通孔h2が設けられ、左側面には、第二流路部B12が挿通される貫通孔h3が設けられている。
第三格納部V23の底面には、流量センサCの配線m1と、制御手段B3の電源用の配線m2が挿通される貫通孔h4が設けられている。
なお、第一格納部V21は、収容部Aの交換のため、天面も開放されている。
なお、筐体本体V1は、収容部Aの交換や溶液Xの補充、制御手段B3の修理等を容易に行うことができるように、その正面側の側板を、ネジ留め等により容易に着脱可能に構成しておくことが好ましい。
なお、図2において、破線の矢印は、上記した各構成要素の、筐体Vへの格納先を示し、実線の矢印は、上記した各構成要素同士の連結先を示している。
また、図3における筐体Vは、図2と同様に、その正面側の側板を取外した状態で示している。
これにより、キャップ部A2及び主第一流路部B11aは、補助第一流路部B11bの各端部に嵌合され、この各端部から外気が入り込まないように構成されている。
なお、図4(a)では、筐体Vと第一流路部B11のみを断面図で示している。
これにより、収容部Aの溶液Xを使い切った場合等、収容部Aの交換を要する場合に、使用者は、筐体Vの側板を取外した後、古い収容部Aを抜き取り、新しい収容部Aを貫通孔h1に差し込む、という簡便な作業のみで、収容部Aを交換することができる。
なお、図4(b)は、図4(a)における点線四角枠内の、PP線拡大断面図を示している。
なお、図5においては、添加ユニット2以外の構成については、文字のみ等で概略的に示している。
また、以下、溶液Xが添加された電解水W2を、添加電解水W3と称する。
なお、切替えレバー12aが、水W1を流出させる位置になされている場合には、そのまま分岐栓12の流出口から水W1が流出する。
詳述すれば、ポンプ装置B2は、介装管Dに流入した電解水W2の流量に基づいて、吸引・吐出動作を行う。
これにより、第一流路部B11の内部が陰圧となり、大気圧と略同圧となされた収容部Aの内部から、流出口pを通って溶液Xが吸引され、吸引された溶液Xが、流路部B1等を介して電解水W2に添加されることで、電解水W2は、添加電解水W3となる。
図6を用いて説明する実験は、マウスを用いた実験であり、(a)〜(c)まで、マウスの小腸の断面を顕微鏡で撮影した写真を示している。
図6(b)に示すように、活性酸素の発生により、腸粘膜が破壊されていることが分かる。
図6(c)に示すように、図6(b)に示す結果と比較して、活性酸素による腸粘膜の破壊が起こらず、保護されていることが分かる。
即ち、この場合、流出管14を予め筐体Vに挿通しておくことで、本実施形態における流出管14と介装管Dとを一体に構成でき、継ぎ手jは不要となる。
X 溶液
1 電解ユニット
11 電解ユニット本体
12 分岐栓
13 接続管
14 流出管
2 添加ユニット
A 収容部
A1 収容部本体
f フィルターシール
A2 キャップ部
p 流出口
B 搬送手段
B1 流路部
B2 ポンプ装置
B3 制御手段
C 流量センサ
D 介装管
V 筐体
V1 筐体本体
V2 格納部
Z 流し台
Z1 水栓
W1 水
W2 電解水
W3 添加電解水
Claims (6)
- 給水管に流入する水に適用される整水システムであって、
前記水を電気分解して電解水を生成する電解ユニットと、前記電解水に抗酸化物質の溶液を添加する添加ユニットと、を備え、
前記添加ユニットは、前記溶液が収容された収容部と、前記溶液を前記収容部の流出口から前記給水管に搬送する搬送手段と、を有し、
前記搬送手段は、前記流出口と前記給水管とを連通する流路部と、前記流路部に介装され、前記溶液の吸引及び吐出を行うポンプ装置と、前記ポンプ装置を駆動制御する制御手段と、を含み、
前記流出口は、下方に向かって開口する小孔として構成され、
前記収容部には、その内部と外部とを連通する通気孔が設けられ、
前記流出口と前記ポンプ装置とを連通させる前記流路部の内部は、密閉空間として構成されている、整水システム。 - 前記添加ユニットは、前記電解水の流量を検知する流量センサを有し、
前記制御手段は、前記流量センサにより検知された前記流量に基づいて、前記ポンプ装置を駆動制御する、請求項1に記載の整水システム。 - 前記ポンプ装置は、ダイヤフラムが設けられたピエゾマイクロポンプであり、
前記制御手段は、前記流量をパルス信号に変換し、前記パルス信号に基づいて、前記ポンプ装置を駆動制御する、請求項2に記載の整水システム。 - 前記収容部には、前記通気孔を閉塞するフィルターシールが設けられている、請求項1〜3の何れかに記載の整水システム。
- 前記抗酸化物質は、白金ナノコロイドである、請求項1〜4の何れかに記載の整水システム。
- 請求項1〜5の何れかに記載の整水システムに用いられる添加ユニット。
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