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JP6926037B2 - シナプス回路、演算装置およびニューラルネットワーク装置 - Google Patents

シナプス回路、演算装置およびニューラルネットワーク装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、シナプス回路演算装置およびニューラルネットワーク装置に関する。
ニューラルネットワークを用いた技術が知られている。また、ハードウェアを用いてニューラルネットワークを構成する技術も研究されている。ハードウェアを用いて構成されたニューラルネットワークは、シナプスをモデルにした信号伝達をする回路を大量に含む。このため、ハードウェアを用いて構成されたニューラルネットワークでは、シナプスを実現する回路の構成を簡易にする必要があった。
また、近年、スパイクタイミング依存シナプス可塑性(STDP)を組み込んだシナプスの研究も行われている。ハードウェアを用いて構成されたニューラルネットワークでは、STDPを組み込んだシナプスを実現する回路が要求されている。
米国特許出願公開第2015/0074028号明細書 米国特許出願公開第2015/0262058号明細書
本発明が解決しようとする課題は、簡易な構成で、スパイク信号に応じて出力信号のタイミングを制御することにある。
実施形態に係るシナプス回路は、バッファと、調整部と、モード切替部とを備える。バッファは、第1モードでは、出力信号が第1論理値の場合に、入力信号が第1スレッショルドレベルを上回ったタイミングで出力信号を第2論理値に変化させる。バッファは、第2モードでは、出力信号が第1論理値の場合に、入力信号が第1スレッショルドレベルより低い基準レベルを上回ったタイミングで出力信号を第2論理値に変化させる。調整部は、係数を記憶し、第1スレッショルドレベルを係数に応じて調整する。モード切替部は、スパイクが発生したタイミングを示すスパイク信号を取得し、スパイクが発生していない期間において、バッファを第1モードで動作させ、スパイクが発生している期間において、バッファを第2モードで動作させる。
実施形態に係る演算装置の構成を示す図。 シナプス回路の構成を示す図。 スパイクが発生していない場合におけるシナプス回路の入出力特性図。 スパイクが発生した場合におけるシナプス回路の入出力特性図。 シナプス回路の第1回路構成例を示す図。 スパイク発生時におけるスパイク信号の波形を示す図。 シナプス回路の第2回路構成例を示す図。 シナプス回路の第3回路構成例を示す図。 シナプス回路の第4回路構成例を示す図。 シナプス回路の第5回路構成例を示す図。
以下、図面を参照しながら実施形態に係る演算装置10について詳細に説明する。演算装置10は、ニューロンを模擬したニューロ演算を簡易な構成で実現する。演算装置10は、例えば、ハードウェアにより実現されたニューラルネットワークに組み込まれる。
図1は、実施形態に係る演算装置10の構成を示す図である。演算装置10は、複数のシナプス回路20と、演算回路22と、スパイク発生部24と、係数設定部26とを備える。
複数のシナプス回路20のそれぞれは、前段の他の演算装置10から出力された信号を、入力信号として取得する。そして、シナプス回路20は、取得した入力信号のレベルに応じて出力信号の論理値を反転させる。
シナプス回路20は、スパイク発生部24から発生されるスパイク信号に応じて、通常モード(第1モード)とスパイクモード(第2モード)とを切り替える。
通常モードでは、シナプス回路20は、出力信号が第1論理値(例えばL論理)の場合に、入力信号が第1スレッショルドレベルを上回ったタイミングで、出力信号を第1論理値から第2論理値(例えばH論理)に変化させる。また、通常モードでは、シナプス回路20は、出力信号が第2論理値の場合に、入力信号が、第1スレッショルドレベルより低い第2スレッショルドレベルを下回ったタイミングで、出力信号を第2論理値から第1論理値に変化させる。
スパイクモードでは、シナプス回路20は、出力信号が第1論理値の場合に、入力信号が第1スレッショルドレベルより低い基準レベルを上回ったタイミングで、出力信号を第1論理値から第2論理値に変化させる。また、スパイクモードでは、シナプス回路20は、出力信号が第2論理値の場合に、入力信号が第2スレッショルドレベルより高い基準レベルを下回ったタイミングで、出力信号を第2論理値から第1論理値に変化させる。
また、シナプス回路20は、内部に係数を記憶する。シナプス回路20は、記憶している係数の大きさによって、第1スレッショルドレベルおよび第2スレッショルドレベルの少なくとも一方を変える。また、シナプス回路20は、記憶している係数の大きさによって、第1スレッショルドレベルを変えてもよいし、第2スレッショルドレベルを変えてもよいし、第1スレッショルドレベルおよび第2スレッショルドレベルの両方を変えてもよい。
例えば、シナプス回路20は、係数が大きいほど、第1スレッショルドレベルを小さくする。これにより、シナプス回路20は、係数が大きい場合、出力信号を第1論理値から第2論理値に変化させるタイミングを早くすることができる。また、例えば、シナプス回路20は、係数が大きいほど、第2スレッショルドレベルを大きくする。これにより、シナプス回路20は、係数が大きい場合、出力信号を第2論理値から第1論理値に変化させるタイミングを早くすることができる。
また、シナプス回路20は、スパイク発生部24から、スパイクが発生したタイミングを示すスパイク信号を取得する。シナプス回路20は、スパイクが発生していない期間において、通常モードで動作する。また、シナプス回路20は、スパイクが発生している期間において、スパイクモードで動作する。
演算回路22は、複数のシナプス回路20から出力された複数の出力信号を取得する。演算回路22は、取得した複数の出力信号に基づき演算処理を実行する。例えば、演算回路22は、複数の出力信号の論理値を加算し、加算結果に対して所定の活性関数演算をする。そして、演算回路22は、活性化関数演算をした結果を表す信号を、後段の演算装置10の対応するシナプス回路20へと出力する。
スパイク発生部24は、複数のシナプス回路20のそれぞれに対して、スパイクが発生したタイミングを示すスパイク信号を与える。スパイク発生部24は、演算装置10の外部の装置からスパイク信号を受け取って、複数のシナプス回路20のそれぞれに分配してもよい。
係数設定部26は、複数のシナプス回路20のそれぞれの内部に記憶されている係数を変更する。例えば、係数設定部26は、演算装置10の外部の学習装置等からの指示に基づき、係数を変更する。
図2は、シナプス回路20の構成を示す図である。シナプス回路20は、ヒステリシスバッファ42(バッファの一例)と、調整部44と、モード切替部46とを備える。
ヒステリシスバッファ42は、入力信号を受け取り、受け取った入力信号に応じた論理値の出力信号を出力する。ヒステリシスバッファ42は、通常モードとスパイクモードとで動作を切り替える。
通常モードでは、ヒステリシスバッファ42は、出力信号が第1論理値(例えばL論理)の場合に、入力信号が第1スレッショルドレベルを上回ったタイミングで、出力信号を第1論理値から第2論理値(例えばH論理)に変化させる。すなわち、通常モードでは、ヒステリシスバッファ42は、入力信号の増加時において、第1スレッショルドレベルで出力信号を第1論理値から第2論理値に切り換える。
また、通常モードでは、ヒステリシスバッファ42は、出力信号が第2論理値の場合に、入力信号が、第1スレッショルドレベルより低い第2スレッショルドレベルを下回ったタイミングで、出力信号を第2論理値から第1論理値に変化させる。すなわち、通常モードでは、ヒステリシスバッファ42は、入力信号の減少時において、第2スレッショルドレベルで出力信号を第2論理値から第1論理値に切り換える。
また、スパイクモードでは、ヒステリシスバッファ42は、出力信号が第1論理値の場合に、入力信号が基準レベルを上回ったタイミングで、出力信号を第1論理値から第2論理値に変化させる。すなわち、スパイクモードでは、ヒステリシスバッファ42は、入力信号の増加時において、基準レベルで出力信号を第1論理値から第2論理値に切り換える。基準レベルは、第1スレッショルドレベルよりも低い。従って、スパイクモードでは、ヒステリシスバッファ42は、通常モードと比較して早く、出力信号を第1論理値から第2論理値に切り換えることができる。
また、スパイクモードでは、ヒステリシスバッファ42は、出力信号が第2論理値の場合に、入力信号が基準レベルを下回ったタイミングで、出力信号を第2論理値から第1論理値に変化させる。すなわち、スパイクモードでは、ヒステリシスバッファ42は、入力信号の減少時において、基準レベルで出力信号を第2論理値から第1論理値に切り換える。基準レベルは、第2スレッショルドレベルよりも高い。従って、スパイクモードでは、ヒステリシスバッファ42は、通常モードと比較して早く、出力信号を第2論理値から第1論理値に切り換えることができる。
調整部44は、係数設定部26から与えられた係数を内部に記憶する。調整部44は、記憶している係数の大きさによって、ヒステリシスバッファ42における第1スレッショルドレベルおよび第2スレッショルドレベルの少なくとも一方を調整する。また、調整部44は、記憶している係数の大きさによって、第1スレッショルドレベルを調整してもよいし、第2スレッショルドレベルを調整してもよいし、第1スレッショルドレベルおよび第2スレッショルドレベルの両方を調整してもよい。
例えば、調整部44は、係数が大きいほど、第1スレッショルドレベルを小さくする。従って、ヒステリシスバッファ42は、係数が大きいほど、出力信号を第1論理値から第2論理値に変化させるタイミングを早くする。また、調整部44は、係数が大きいほど、第2スレッショルドレベルを大きくする。従って、ヒステリシスバッファ42は、係数が大きい程、出力信号を第2論理値から第1論理値に変化させるタイミングを早くする。このように、調整部44は、記憶している係数の大きさに応じて、ヒステリシスバッファ42から出力される出力信号の変化のタイミングを調整することができる。
モード切替部46は、スパイク発生部24から、スパイクが発生したタイミングを示すスパイク信号を取得する。モード切替部46は、スパイクが発生していない期間において、ヒステリシスバッファ42を通常モードで動作させる。また、モード切替部46は、スパイクが発生している期間において、ヒステリシスバッファ42をスパイクモードで動作させる。これにより、モード切替部46は、調整部44に記憶されている係数に関わらず、スパイクが発生している期間において、早いタイミングで出力信号の論理を変化させることができる。
図3は、スパイクが発生していない場合におけるシナプス回路20の入出力特性を示す図である。図3の(A)は、増加および減少する入力信号の波形を示す。図3の(B)は、係数としてWが設定されている場合の出力信号の波形を示す。図3の(C)は、係数としてWが設定されている場合の出力信号の波形を示す。
係数としてWを記憶する場合、調整部44は、第1スレッショルドレベルをVH1に調整する。また、係数としてWを記憶する場合、調整部44は、第1スレッショルドレベルをVH2に調整する。この例では、Wは、Wより大きい。また、VH2は、VH1より大きい。また、VTHは、基準レベルである。VTHは、VH1より小さい。
例えば図3の(A)に示すように入力信号が直線的に増加し、入力信号が、時刻tにおいて、VTHに達するとする。さらに、その後、入力信号が、時刻tにおいてVH1に達し、時刻tにおいてVH2に達するとする。
スパイクが発生しておらず、且つ、入力信号が増加している場合、係数としてWが設定されているヒステリシスバッファ42は、図3の(B)に示すように、時刻tにおいて、出力信号を第1論理値(例えばL論理)から第2論理値(例えばH論理)に変化させる。時刻tから時刻tまでの遅延時間は、Δtである。
また、スパイクが発生しておらず、且つ、入力信号が増加している場合、係数としてWが設定されているヒステリシスバッファ42は、図3の(C)に示すように、時刻tにおいて、出力信号を第1論理値から第2論理値に変化させる。時刻tから時刻tまでの遅延時間は、Δtである。
ここで、Δtは、Δtより長い。従って、係数によって、出力信号が第1論理値から第2論理値に変化するタイミングが異なる。このように、スパイクが発生しておらず、且つ、入力信号が増加している場合、ヒステリシスバッファ42は、係数によって、出力信号を第1論理値から第2論理値に変化させるタイミングを変えることができる。
なお、ここでは、第1スレッショルドレベルを調整する例を示したが、調整部44は、第2スレッショルドレベルを係数によって調整してもよい。これにより、スパイクが発生しておらず、且つ、入力信号が減少している場合も、ヒステリシスバッファ42は、係数によって、出力信号を第2論理値から第1論理値に変化させるタイミングを変えることができる。
図4は、スパイクが発生した場合におけるシナプス回路20の入出力特性を示す図である。図4の(A)は、増加および減少する場合の入力信号の波形を示す。図4の(A)の波形は、図3の(A)の波形と同一である。図4の(B)は、スパイク信号の波形の一例を示す。図4の(C)は、係数としてWが設定されている場合の出力信号の波形を示す。
図4の(B)の例では、時刻tにおいて、スパイクが発生している。スパイクが発生し、且つ、入力信号が増加している場合、設定されている係数に関わらず、ヒステリシスバッファ42は、入力信号がVTHに達した時刻tにおいて、出力信号を第1論理値(例えばL論理)から第2論理値(例えばH論理)に変化させる。
このように、ヒステリシスバッファ42は、入力信号の増加時において、スパイクが発生した場合、設定されている係数に関わらず、入力信号のレベルが基準レベル以上となった場合に、出力信号を第1論理値から第2論理値に変化させる。これにより、ヒステリシスバッファ42は、スパイクが発生した場合、スパイクが発生していない場合よりも早く出力信号を第1論理値から第2論理値に変化させることができる。
なお、ここでは、入力信号の増加時においてスパイクが発生した場合を示したが、スパイク信号が入力信号の減少時に発生してもよい。ヒステリシスバッファ42は、入力信号の減少時において、スパイクが発生した場合、設定されている係数に関わらず、入力信号のレベルが基準レベル以下となった場合に、出力信号を第2論理値から第1論理値に変化させる。これにより、ヒステリシスバッファ42は、スパイクが発生した場合、スパイクが発生していない場合よりも早く出力信号を第2論理値から第1論理値に変化させることができる。
図5は、MOS(Metal Oxide Semiconductor)型の電界効果トランジスタ(FET)を用いたシナプス回路20の第1回路構成例を示す図である。図6は、スパイク発生時におけるスパイク信号の波形を示す図である。
シナプス回路20は、シュミットトリガ回路50と、可変抵抗52とを備える。シュミットトリガ回路50は、ヒステリシスバッファ42およびモード切替部46を実現する回路である。可変抵抗52は、調整部44を実現する構成である。
シュミットトリガ回路50は、入力端子54と、出力端子56と、正側電源端子58と、負側電源端子60と、スパイク端子62とを有する。入力端子54は、入力信号が印加される。出力端子56は、出力信号を出力する。正側電源端子58は、正側電源電圧(VDD)が印加される。負側電源端子60は、負側電源電圧(VSS)が印加される。スパイク端子62は、スパイク信号が印加される。
可変抵抗52は、係数設定部26により、係数に応じた抵抗値に設定される。可変抵抗52は、負側電源端子60と、負側電源電圧(VSS)を発生する電圧発生源との間に接続される。従って、負側電源端子60には、可変抵抗52を介して負側電源電圧(VSS)が印加される。
シュミットトリガ回路50は、さらに、第1FET71(第1電界効果トランジスタ)と、第2FET72(第2電界効果トランジスタ)と、第3FET73(第3電界効果トランジスタ)と、第4FET74(第4電界効果トランジスタ)と、第5FET75(第5電界効果トランジスタ)と、第6FET76(第6電界効果トランジスタ)とを有する。
第1FET71は、nチャネルMOSFETであり、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる。第1FET71は、ゲートが入力端子54に接続され、ソースが負側電源端子60に接続される。
第2FET72は、nチャネルMOSFETであり、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる。第2FET72は、ゲートが入力端子54に接続され、ソースが第1FET71のドレインに接続され、ドレインが出力端子56に接続される。
第3FET73は、nチャネルMOSFETであり、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる。第3FET73は、ゲートが出力端子56に接続され、ソースが第2FET72のソースに接続される。
第4FET74は、pチャネルMOSFETであり、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる。第4FET74は、ゲートが入力端子54に接続され、ソースが正側電源端子58に接続される。
第5FET75は、pチャネルMOSFETであり、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる。第5FET75は、ゲートが入力端子54に接続され、ソースが第4FET74のドレインに接続され、ドレインが出力端子56に接続される。
第6FET76は、pチャネルMOSFETであり、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる。第6FET76は、ゲートが出力端子56に接続され、ソースが第5FET75のソースに接続される。
このようなシナプス回路20は、図6に示すようなスパイク信号が印加される。図6に示すスパイク信号は、スパイクが発生していない期間には、正側電源電圧(VDD)と負側電源電圧(VSS)との間の中間電圧(V)である。スパイク信号は、スパイクが発生している期間には、中間電圧(V)を中心に上下に変動する。例えば、スパイク信号は、スパイクが発生している期間には、負側電源電圧(VSS)の負側パルスを発生し、負側パルスを発生した後に続けて正側電源電圧(VDD)の正側パルスを発生する。
このような第1回路構成例に係るシナプス回路20では、スパイクが発生していない期間における第1スレッショルドレベル(入力信号の増加時のスレッショルドレベル)が、可変抵抗52の抵抗値によって定まる。入力信号の増加時において、スパイクが発生しない場合には、シナプス回路20は、入力信号のレベルが、可変抵抗52の抵抗値によって定まるレベル以上となったタイミングで、出力信号をHレベル(VDDレベル)からLレベル(VSSレベル)に変化させる。このように、第1回路構成例に係るシナプス回路20によれば、入力信号の増加時において、出力信号をHレベル(VDDレベル)からLレベル(VSSレベル)に変化させるタイミングを、係数に応じて調整することができる。
また、スパイクが発生した場合、第2FET72のソースに負側電源電圧(VSS)が印加される。これにより、スパイクが発生した場合、第2FET72は、可変抵抗52の抵抗値に関わらず、入力信号が閾値電圧以上であれば、オンとなる。従って、入力信号の増加時において、スパイクが発生した場合、シナプス回路20は、スパイクが発生しており且つ入力信号のレベルが閾値電圧以上となったタイミングで、出力信号をHレベル(VDDレベル)からLレベル(VSSレベル)に変化させる。
このように、第1回路構成例に係るシナプス回路20によれば、入力信号の増加時において、スパイクが発生した場合、設定されている係数に関わらず、入力信号のレベルが基準レベル(FETの閾値電圧)以上となった場合に、出力信号をHレベルからLレベルに変化させることができる。これにより、第1回路構成例に係るシナプス回路20によれば、スパイクが発生した場合、スパイクが発生していない場合よりも早く出力信号をHレベルからLレベルに変化させることができる。
図7は、MOS型のFETを用いたシナプス回路20の第2回路構成例を示す図である。なお、第2回路構成例は、図5に示した第1回路構成例と略同一の構成であるので、同一の構成要素には同一の符号を付けて相違点について説明をする。
可変抵抗52は、正側電源端子58と正側電源電圧(VDD)の発生源との間に接続される。従って、正側電源端子58には、可変抵抗52を介して正側電源電圧(VSS)が印加される。また、負側電源端子60には、電圧発生源に直接接続される。
このような第2回路構成例に係るシナプス回路20では、スパイクが発生していない期間における第2スレッショルドレベル(入力信号の減少時のスレッショルドレベル)が、可変抵抗52の抵抗値によって定まる。入力信号の減少時において、スパイクが発生しない場合には、シナプス回路20は、入力信号のレベルが、可変抵抗52の抵抗値によって定まるレベル以下となったタイミングで、出力信号をLレベル(VSSレベル)からHレベル(VDDレベル)に変化させる。このように、第2回路構成例に係るシナプス回路20によれば、入力信号の減少時において、出力信号をLレベル(VSSレベル)からHレベル(VDDレベル)に変化させるタイミングを、係数に応じて調整することができる。
また、スパイクが発生した場合、第5FET75のソースに正側電源電圧(VDD)が印加される。これにより、スパイクが発生した場合、第5FET75は、可変抵抗52の抵抗値に関わらず、入力信号が閾値電圧以下であれば、オンとなる。従って、入力信号の減少時において、スパイクが発生した場合、シナプス回路20は、スパイクが発生しており且つ入力信号のレベルが閾値電圧以下となったタイミングで、出力信号をLレベル(VSSレベル)からHレベル(VDDレベル)に変化させる。
このように、第2回路構成例に係るシナプス回路20によれば、入力信号の減少時において、スパイクが発生した場合、設定されている係数に関わらず、入力信号のレベルが基準レベル(FETの閾値電圧)以下となった場合に、出力信号をLレベルからHレベルに変化させることができる。これにより、第2回路構成例に係るシナプス回路20によれば、スパイクが発生した場合、スパイクが発生していない場合よりも早く出力信号をLレベルからHレベルに変化させることができる。
図8は、MOS型のFETを用いたシナプス回路20の第3回路構成例を示す図である。なお、第3回路構成例は、図5に示した第1回路構成例と略同一の構成であるので、同一の構成要素には同一の符号を付けて相違点について説明をする。
第3回路構成例に係るシュミットトリガ回路50は、第6FET76を備えない。この場合、第4FET74および第5FET75は、入力信号が閾値電圧以下となった場合に、オンとなる。また、第4FET74および第5FET75は、入力信号が、閾値電圧より大きくなった場合に、オフとなる。
また、第3回路構成例に係るシュミットトリガ回路50は、第4FET74および第5FET75に代えて、入力端子54と正側電源端子58との間の電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる1つのスイッチ(例えば、1つのpチャネルMOSFET)を備えてもよい。この場合、このpチャネルMOSFETは、ゲートが入力端子54に接続され、ソースが正側電源端子58に接続され、ドレインが出力端子56に接続される。
このような第3回路構成例に係るシナプス回路20も、入力信号の増加時には、第1回路構成例と同様の動作を実行する。しかし、第3回路構成例に係るシナプス回路20は、入力信号の減少時には、ヒステリシス動作もしないし、スパイクの発生の有無によってもレベルの変化に変動はない。従って、第3回路構成例に係るシナプス回路20は、出力信号をLレベル(VSSレベル)からHレベル(VDDレベル)に変化させるタイミングを、係数およびスパイクの発生の有無に関わらず固定することができる。
図9は、MOS型のFETを用いたシナプス回路20の第4回路構成例を示す図である。なお、第4回路構成例は、図7に示した第2回路構成例と略同一の構成であるので、同一の構成要素には同一の符号を付けて相違点について説明をする。
第4回路構成例に係るシュミットトリガ回路50は、第3FET73を備えない。この場合、第1FET71および第2FET72は、入力信号が閾値電圧以上となった場合に、オンとなる。また、第1FET71および第2FET72は、入力信号が閾値電圧より小さくなった場合に、オフとなる。
また、第4回路構成例に係るシュミットトリガ回路50は、第1FET71および第2FET72に代えて、入力端子54と正側電源端子58との間の電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる1つのスイッチ(例えば、1つのnチャネルMOSFET)を備えてもよい。この場合、このnチャネルMOSFETは、ゲートが入力端子54に接続され、ソースが負側電源端子60に接続され、ドレインが出力端子56に接続される。
このような第4回路構成例に係るシナプス回路20も、入力信号の減少時には、第2回路構成例と同様の動作を実行する。しかし、第4回路構成例に係るシナプス回路20は、入力信号の増加時には、ヒステリシス動作もしないし、スパイクの発生の有無によってもレベルの変化に変動はない。従って、第4回路構成例に係るシナプス回路20は、出力信号をHレベル(VDDレベル)からLレベル(VSSレベル)に変化させるタイミングを、係数およびスパイクの発生の有無に関わらず固定することができる。
図10は、MOS型のFETを用いたシナプス回路20の第5回路構成例を示す図である。なお、第5回路構成例は、図5に示した第1回路構成例と略同一の構成であるので、同一の構成要素には同一の符号を付けて相違点について説明をする。
第5回路構成例に係るシナプス回路20は、可変抵抗52に代えて、可変容量90を備える。可変容量90は、調整部44を実現する構成である。
可変容量90は、係数設定部26により、係数に応じたキャパシタンスに設定される。可変容量90は、出力端子56と、負側電源電圧(VSS)を発生する電圧発生源との間に接続される。可変容量90は、負側電源電圧(VSS)を発生する電圧発生源に代えて、他の基準となる電圧を発生する電圧源との間に接続されてもよい。なお、負側電源端子60には、電圧発生源に直接接続される。
このような第5回路構成例に係るシナプス回路20では、スパイクが発生していない期間における出力信号の波形が、可変容量90によって遅延する。遅延量は、可変容量90の遅延量によって定まる。従って、第5回路構成例に係るシナプス回路20によれば、入力信号の増加時において、出力信号をHレベル(VDDレベル)からLレベル(VSSレベル)に変化させるタイミングを、係数に応じて調整することができる。また、第5回路構成例に係るシナプス回路20によれば、入力信号の減少時において、出力信号をLレベル(VSSレベル)からHレベル(VDDレベル)に変化させるタイミングを、係数に応じて調整することができる。
なお、第5回路構成例において、シュミットトリガ回路50は、第1回路構成と同一の構成である。従って、シュミットトリガ回路50は、入力信号の増加時においてスパイクが発生した場合、スパイクが発生していない場合よりも早く出力信号をHレベルからLレベルに変化させることができる。また、シュミットトリガ回路50は、入力信号の減少時においてスパイクが発生した場合、スパイクが発生していない場合よりも早く出力信号をLレベルからHレベルに変化させることができる。
なお、シュミットトリガ回路50は、図8に示した第3回路構成例または図9に示した第4回路構成例であってもよい。第3回路構成例である場合、シュミットトリガ回路50は、出力信号をLレベルからHレベルに変化させるタイミングを、係数およびスパイクの発生の有無に関わらず固定することができる。また、第4回路構成例である場合、シュミットトリガ回路50は、出力信号をHレベルからLレベルに変化させるタイミングを、係数およびスパイクの発生の有無に関わらず固定することができる。
本発明の実施形態および変形例を説明したが、これらの実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 演算装置
20 シナプス回路
22 演算回路
24 スパイク発生部
26 係数設定部
42 ヒステリシスバッファ
44 調整部
46 モード切替部
50 シュミットトリガ回路
52 可変抵抗
54 入力端子
56 出力端子
58 正側電源端子
60 負側電源端子
62 スパイク端子
71 第1FET
72 第2FET
73 第3FET
74 第4FET
75 第5FET
76 第6FET
90 可変容量

Claims (16)

  1. 第1モードでは、出力信号が第1論理値の場合に、入力信号が第1スレッショルドレベルを上回ったタイミングで前記出力信号を第2論理値に変化させ、第2モードでは、前記出力信号が前記第1論理値の場合に、前記入力信号が前記第1スレッショルドレベルより低い基準レベルを上回ったタイミングで前記出力信号を前記第2論理値に変化させるバッファと、
    係数を記憶し、前記第1スレッショルドレベルを前記係数に応じて調整する調整部と、
    スパイクが発生したタイミングを示すスパイク信号を取得し、前記スパイクが発生していない期間において、前記バッファを前記第1モードで動作させ、前記スパイクが発生している期間において、前記バッファを前記第2モードで動作させるモード切替部と、
    を備えるシナプス回路。
  2. 前記バッファは、シュミットトリガ回路を含み、
    前記シュミットトリガ回路は
    前記入力信号が印加される入力端子と、
    前記出力信号を出力する出力端子と、
    正側電源電圧が印加される正側電源端子と、
    負側電源電圧が印加される負側電源端子と、
    を有し、
    前記調整部は、前記係数に応じた抵抗値に設定される可変抵抗であり、前記負側電源端子と前記負側電源電圧の発生源との間に接続される
    請求項1に記載のシナプス回路。
  3. 前記シュミットトリガ回路は、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記負側電源端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる第1電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記第1電界効果トランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記出力端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる第2電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記出力端子に接続され、ソースが前記第2電界効果トランジスタのソースに接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる第3電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記正側電源端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる第4電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記第4電界効果トランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記出力端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる第5電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記出力端子に接続され、ソースが前記第5電界効果トランジスタのソースに接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる第6電界効果トランジスタと、
    を有し、
    前記モード切替部は、前記第3電界効果トランジスタのドレインおよび前記第6電界効果トランジスタのドレインに、前記スパイク信号を印加する
    請求項2に記載のシナプス回路。
  4. 前記シュミットトリガ回路は、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記負側電源端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる第1電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記第1電界効果トランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記出力端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる第2電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記出力端子に接続され、ソースが前記第2電界効果トランジスタのソースに接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる第3電界効果トランジスタと、
    前記入力端子と前記正側電源端子との間の電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなるスイッチと、
    を有し、
    前記モード切替部は、前記第3電界効果トランジスタのドレインに、前記スパイク信号を印加する
    請求項2に記載のシナプス回路。
  5. 前記スパイク信号は、前記スパイクが発生していない期間には、前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間の中間電圧であり、前記スパイクが発生している期間には、前記中間電圧を中心に上下に変動する
    請求項2から4の何れか1項に記載のシナプス回路。
  6. 第1モードでは、出力信号が第2論理値の場合に、入力信号が第2スレッショルドレベルを下回ったタイミングで前記出力信号を第1論理値に変化させ、第2モードでは、前記出力信号が前記第2論理値の場合に、前記入力信号が前記第2スレッショルドレベルより高い基準レベルを下回ったタイミングで前記出力信号を前記第1論理値に変化させるバッファと、
    係数を記憶し、前記第2スレッショルドレベルを前記係数に応じて調整する調整部と、
    スパイクが発生したタイミングを示すスパイク信号を取得し、前記スパイクが発生していない期間において、前記バッファを前記第1モードで動作させ、前記スパイクが発生している期間において、前記バッファを前記第2モードで動作させるモード切替部と、
    を備えるシナプス回路。
  7. 前記バッファは、シュミットトリガ回路を含み、
    前記シュミットトリガ回路は
    前記入力信号が印加される入力端子と、
    前記出力信号を出力する出力端子と、
    正側電源電圧が印加される正側電源端子と、
    負側電源電圧が印加される負側電源端子と、
    を有し、
    前記調整部は、前記係数に応じた抵抗値に設定される可変抵抗であり、前記正側電源端子と前記正側電源電圧の発生源との間に接続される
    請求項6に記載のシナプス回路。
  8. 前記シュミットトリガ回路は、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記負側電源端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる第1電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記第1電界効果トランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記出力端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる第2電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記出力端子に接続され、ソースが前記第2電界効果トランジスタのソースに接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる第3電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記正側電源端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる第4電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記第4電界効果トランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記出力端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる第5電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記出力端子に接続され、ソースが前記第5電界効果トランジスタのソースに接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる第6電界効果トランジスタと、
    を有し、
    前記モード切替部は、前記第3電界効果トランジスタのドレインおよび前記第6電界効果トランジスタのドレインに、前記スパイク信号を印加する
    請求項7に記載のシナプス回路。
  9. 前記シュミットトリガ回路は、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記正側電源端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる第4電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記第4電界効果トランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記出力端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる第5電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記出力端子に接続され、ソースが前記第5電界効果トランジスタのソースに接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる第6電界効果トランジスタと、
    前記入力端子と前記負側電源端子との間の電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなるスイッチと、
    を有し、
    前記モード切替部は、前記第6電界効果トランジスタのドレインに、前記スパイク信号を印加する
    請求項7に記載のシナプス回路。
  10. 前記スパイク信号は、前記スパイクが発生していない期間には、前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間の中間電圧であり、前記スパイクが発生している期間には、前記中間電圧を中心に上下に変動する
    請求項7から9の何れか1項に記載のシナプス回路。
  11. 前記バッファは、シュミットトリガ回路を含み、
    前記シュミットトリガ回路は
    前記入力信号が印加される入力端子と、
    前記出力信号を出力する出力端子と、
    正側電源電圧が印加される正側電源端子と、
    負側電源電圧が印加される負側電源端子と、
    を有し、
    前記調整部は、前記係数に応じたキャパシタンスに設定される可変容量であり、前記出力端子と基準となる電圧源との間に接続される
    請求項1または6に記載のシナプス回路。
  12. 前記シュミットトリガ回路は、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記負側電源端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる第1電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記第1電界効果トランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記出力端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる第2電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記出力端子に接続され、ソースが前記第2電界効果トランジスタのソースに接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以上の場合にオンとなる第3電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記正側電源端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる第4電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記入力端子に接続され、ソースが前記第4電界効果トランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記出力端子に接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる第5電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記出力端子に接続され、ソースが前記第5電界効果トランジスタのソースに接続され、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧以下の場合にオンとなる第6電界効果トランジスタと、
    を有し、
    前記モード切替部は、前記第3電界効果トランジスタのドレインおよび前記第6電界効果トランジスタのドレインに、前記スパイク信号を印加する
    請求項11に記載のシナプス回路。
  13. 前記スパイク信号は、前記スパイクが発生していない期間には、前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間の中間電圧であり、前記スパイクが発生している期間には、前記中間電圧を中心に上下に変動する
    請求項12に記載のシナプス回路。
  14. 請求項1から13の何れか1項に記載のシナプス回路と、
    前記シナプス回路から出力された前記出力信号を取得し、取得した前記出力信号に基づき演算処理を実行する演算回路と、
    を備える演算装置。
  15. 請求項1から13の何れか1項に記載の複数のシナプス回路と、
    前記複数のシナプス回路から出力された複数の出力信号を取得し、取得した前記複数の出力信号に基づき演算処理を実行する演算回路と、
    を備える演算装置。
  16. 第1の演算装置と、第2の演算装置とを備えるニューラルネットワーク装置であって、
    前記第1の演算装置および前記第2の演算装置のそれぞれは、
    請求項1から13の何れか1項に記載の複数のシナプス回路と、
    前記複数のシナプス回路から出力された複数の出力信号を取得し、取得した前記複数の出力信号に基づき演算処理を実行する演算回路と、
    を有し、
    前記第2の演算装置が備える何れか1つのシナプス回路は、前記第1の演算装置が備える前記演算回路から出力された信号を前記入力信号として取得する
    ニューラルネットワーク装置。
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