JP6924610B2 - 感震遮断システム - Google Patents
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Description
一方で、住戸内に構築されたHEMSにより、HEMSの一部を構成する表示手段に電力の使用状況を表示させて使用電力の状態を把握できる電力管理システムがある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、感震リレーの設定は、直接設定するか別途通信線を引き出してパーソナルコンピュータ等で設定しており、HEMSを備えた住戸であっても、HEMSと感震リレーとが連携されることはなく、感震リレーの動作状態をHEMS機器が表示したり、HEMS機器により感震リレーの設定を行うことはできなかった。
この構成によれば、感震通信ユニットの構成を変更することなく複数の遮断機能付コンセントユニットを同時に遮断動作させることができる。
また、所定の震度以上の地震が発生したらその一定時間後に他の全ての電路は遮断されるため、避難する際の照明等は即時に消えることがないよう制御できる。そして、地震が発生したら地震発生が外部のHEMS機器に通知されるため、感震リレーの状態を確認しなくても容易に地震情報を入手できる。加えて、HEMS機器により感震リレーの設定ができるため、感震リレーを直接操作する必要がないし、別途設定手段を接続する必要がない。
更に、感震リレーと通信する感震通信ユニットと使用電力情報をHEMS機器に送信する通信計測ユニットとで、HEMS通信手段が構成されるため、別途機器を設けることなく感震リレーとHEMS機器との通信を実施できる。
加えて、地震が発生したら遮断機能付コンセントユニットは即時遮断するため、即時遮断操作が必要な電気機器以外に共通する分岐電路に接続されている他の電気機器も連動してオフしてしまう問題を解消でき、利便性がよい。
この構成によれば、地震が発生したら一部の分岐ブレーカが即時遮断するため、地震の発生により火災等を引き起こしやすい電気ストーブ等が接続されている分岐電路を即時に遮断できる。
る情報送信部を有して、スマートメータから入手した使用電力情報を通信計測ユニットに送信することを特徴とする。
この構成によれば、通信計測ユニットは、分岐電路の使用電力情報に加えてスマートメータが計測している住戸全体の使用電力情報をHEMS機器に通知でき、居住者は精度の高い使用電力情報を得ることができる。
この構成によれば、HEMS機器で地震の震度情報を把握でき、利便性が良い。
またスマートメータ7は、商用電力を受電する住戸が電力供給業者と交わした契約電流値情報(契約電力情報)を記憶し、契約電流を超える過電流が引き込み線を介して住戸に通電されたら、主電路Mを遮断する機能、及び瞬時電力や消費電力量情報等の使用電力データ(使用電力情報)を外部に送信する機能を有している。
そのため、第1のブレーカ2aは単純な同一構造の分岐ブレーカで良いが、第2のブレーカ2bは感震通信ユニット5の制御信号を入力する外部制御端子(図示せず)を備えた外部遮断機能付ブレーカである。
尚、MCU39は、ROMやRAMなどのメモリ39a、I/O関連等の周辺機能を内蔵した集積回路であり、メモリ39aには例えば設定された震度の閾値や擬似漏電を発生させる遅延遮断の時間等が記憶される。
感震通信ユニット5からコンセント制御ユニット6へは、具体的に遮断信号としてb接点信号が送信され、コンセント制御ユニット6の各出力部は直列接続されており、このb接点信号が中継されて出力される。そして、この信号を受けて個々の遮断機能付コンセントユニット12は遮断動作する。
そして通信ユニットCPU84は、スマートメータ7から入手した使用電力データ等を通信計測ユニット4に送信する。
このスマートメータ7から入手した使用電力情報は、電力供給業者が使用する基準データ(正しいデータ)であるため、主幹電流センサ13に基づくデータをこの基準データで補正すると共に、個々の分岐電路の使用電力データも合わせて補正し、補正したデータを外部に送信する。
この結果、通信計測ユニット4は、スマートメータ7から住戸全体の使用電力情報を入手して、電流センサからの情報を基に算出した使用電力を補正するため、居住者は精度の高い使用電力情報を得ることができる。
また、感震リレー3と通信する感震通信ユニット5と使用電力情報をHEMS機器11に送信する通信計測ユニット4とで、HEMS通信手段が構成されるため、別途機器を設けることなく感震リレー3とHEMS機器11との通信を実施できる。
更に、地震が発生したら一部の分岐ブレーカ2(第2のブレーカ2b)が即時遮断するため、地震の発生により火災等を引き起こしやすい電気ストーブ等を即時に遮断できる。
また、地震が発生したら遮断機能付コンセントユニット12は即時遮断するため、即時遮断操作が必要な電気機器をオフさせるために共通する分岐電路に接続されている他の電気機器も連動してオフしてしまう問題を解消でき、利便性がよい。
加えて、感震通信ユニット5の構成を変更することなく複数の遮断機能付コンセントユニット12を同時に遮断動作させることができる。また、HEMS機器11で地震の震度を把握でき、利便性が良い。
また、地震発生を受けて即遮断する機器として、分岐ブレーカ2(第2のブレーカ2b)と遮断機能付コンセントユニット12とを設置しているが、何れか一方だけでも良い。
更に、第2の分岐ブレーカ2bの遮断操作を、感震通信ユニット5の制御で実施しているが、感震リレー3が出力する地震検出信号により直接遮断動作させてもよい。
Claims (4)
- 商用電源に接続された主電路を遮断するための主幹ブレーカと、前記主幹ブレーカの二次側に接続された分岐電路を遮断するための複数の分岐ブレーカとを備えた分電盤に、地震発生を感知する感震リレーを備え、前記感震リレーが所定の震度以上の地震を感知したら、その一定時間後に前記主幹ブレーカを遮断動作させる感震遮断システムであって、
前記感震リレーは、前記所定の震度以上の地震を検知したら即時に地震検出信号を出力する震度判定部と、前記分電盤の外部と通信して前記所定の震度及び前記一定時間を前記外部から設定可能とする外部通信部を有する一方、
前記感震リレー及び前記外部のHEMS機器と通信するHEMS通信手段を有し、
前記HEMS通信手段は、前記感震リレーと通信する感震通信ユニットと、個々の分岐電路に設けた電流センサの情報を基に分岐電路の使用電力を算出する電力算出部を有し、算出した使用電力情報を前記HEMS機器に送信する通信計測ユニットとで構成されて、前記HEMS機器と前記感震リレーとの間の通信を管理し、
前記感震リレーから前記地震検出信号が伝送されたら、前記感震通信ユニット及び前記通信計測ユニットを介して前記HEMS機器に地震発生を通知すると共に、前記HEMS機器により前記感震リレーの前記所定の震度及び前記一定時間の設定が成されたら、前記通信計測ユニット及び前記感震通信ユニットを介して前記感震リレーに設定情報が送信されて設定が成され、
更に、一部の前記分岐電路には、コンセント出力を停止する遮断機構、及び外部から遮断信号を受けたら前記遮断機構を遮断動作させる遮断制御部を備えた遮断機能付コンセントユニットを有すると共に、
前記感震通信ユニットは、感震リレーから地震検出信号を受けたら前記遮断信号を出力する一方、
前記感震通信ユニットと前記遮断機能付コンセントユニットとの間には、前記遮断信号を複数に分岐して出力するコンセント制御ユニットが配置され、
個々の前記遮断機能付コンセントユニットは、前記コンセント制御ユニットに伝送線を介して接続されて前記遮断信号を受けるよう構成され、
複数の前記遮断機能付コンセントユニットは、前記感震通信ユニットが出力する前記遮断信号により、遮断動作することを特徴とする感震遮断システム。 - 前記分岐ブレーカの一部が外部信号により遮断動作する外部遮断機能付ブレーカであって、
前記感震通信ユニットは、前記感震リレーから前記地震検出信号を受けたら前記外部遮断機能付ブレーカを遮断操作する操作信号出力部を有することを特徴とする請求項1記載の感震遮断システム。 - 前記主幹ブレーカの一次側が接続されている電力量計がスマートメータであると共に、前記分電盤には前記スマートメータと無線通信して使用電力情報を入手するスマートメータ通信ユニットが組み込まれており、
前記スマートメータ通信ユニットは、前記通信計測ユニットと通信して使用電力情報を送信する情報送信部を有して、スマートメータから入手した前記使用電力情報を前記通信計測ユニットに送信することを特徴とする請求項1又は2記載の感震遮断システ
ム。 - 前記感震リレーは、検出した地震の震度情報を前記外部通信部から出力する信号制御部を有し、
前記HEMS機器には前記地震検出信号に加えて前記震度情報が送信されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の感震遮断システム。
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