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JP6919642B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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JP6919642B2 JP2018208815A JP2018208815A JP6919642B2 JP 6919642 B2 JP6919642 B2 JP 6919642B2 JP 2018208815 A JP2018208815 A JP 2018208815A JP 2018208815 A JP2018208815 A JP 2018208815A JP 6919642 B2 JP6919642 B2 JP 6919642B2
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Description

本発明は、外部導体と内部導体とを有するシールドケーブルと接続する電気コネクタに関する。
従来、シールドケーブルと接続すると共に、特性インピーダンスの整合を図って反射等による信号の伝送ロスを少なくする電気コネクタが知られている。このような電気コネクタに接続されるシールドケーブルは、内部導体と、内部導体の外周を覆う内部絶縁体と、絶縁体の外周を覆う外部導体と、外部導体の外周を覆う外部絶縁体と、を備えており、外部からの電気的な影響を外部導体で遮断することによって高周波の伝搬を可能としている。また、このようなシールドコネクタと接続する電気コネクタは、シールドケーブルの外部導体と接続するシェルと、シールドケーブルの内部導体と接続する端子と、端子を保持すると共にシェルに収納される誘電体と、を備えている。
また、電気コネクタの端子とシールドケーブルの内部導体との接続部分は、電気的な接続信頼性を優先したサイズ及び形状となっているため、伝送路と特性インピーダンスが不整合となる場合がある。この場合には、伝送された電気信号の反射や放射が起こり、信号が正しく伝送されなかったりノイズの原因になったりするなどの不具合を生じ、特に高周波信号の伝送においてはその傾向が著しいものとなる。
これに対して、特許文献1は、内導体端子11が収納される誘電体12と、誘電体12を収容する外導体端子13と、誘電体12に取り付けられる小径体14と、を有するシールドコネクタを開示している。特許文献1のシールドコネクタは、圧着部11cの周囲に小径体14を設けることにより、特性インピーダンスの不整合部分となる圧着部11cにおいて、シールドケーブルとの特性インピーダンス整合を図ることができる。
特開2003−163058号公報
しかしながら、特許文献1においては、圧着部11cの上方が外導体端子13及び小径部14によって覆われていないために外部に露出しており、シールド性に劣ると共に特性インピーダンスの整合を十分に取ることができないという課題を有する。また、特許文献1においては、異なる太さ又は信号線の数等の種々のシールドケーブルをコストを増大させることなく特性インピーダンスを整合させつつ接続可能にする構成についての言及がなく、この点で改良の余地がある。
本発明の目的は、良好なシールド性能を得ることができると共に、特性インピーダンスの整合を十分に取ることができ、また、種類の異なるケーブルを接続する場合であってもコストの増大を抑制することができる電気コネクタを提供することである。
本発明に係る電気コネクタは、外部導体と内部導体とを有するシールドケーブルと接続する電気コネクタであって、前記内部導体と接続する導電性を有するコンタクトと、前記コンタクトを保持する絶縁性の保持部材と、前記保持部材の外周に設けられると共に、前記外部導体に接続する導電性を有する筒状の外方シールド部材と、前記外方シールド部材と前記保持部材との間に設けられる内方シールド部材と、を有し、前記内方シールド部材は、前記保持部材を覆う筒状の本体部と、前記本体部から外方に延設されて前記外方シールド部材に圧接する圧接部と、を備える。
内方シールド部材の圧接部が保持部材と外方シールド部材との間で外方シールド部材に押圧されて弾性変形すると共に外方シールド部材に接続することにより、シールドケーブルの内部導体に接続されるターミナルを、シールドケーブルの外部導体に接続される外方シールド部材及び内方シールド部材でシールドする。
本発明によれば、良好なシールド性能を得ることができると共に、特性インピーダンスの整合を十分に取ることができ、また、種類の異なるケーブルを接続する場合であってもコストの増大を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る電気コネクタの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る電気コネクタの断面平面図である。 本発明の実施形態に係る電気コネクタの断面側面図である。 本発明の実施形態に係る電気コネクタのホルダーの平面図である。 本発明の実施形態に係る電気コネクタのホルダーの側面図である。 図4のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係る電気コネクタのインシュレータの側面図である。 本発明の実施形態に係る電気コネクタのインシュレータの平面図である。 本発明の実施形態に係る電気コネクタのシールドコンタクトの側面図である。 本発明の実施形態に係る電気コネクタのシールドコンタクトの正面図である。 図10のB−B断面図である。 本発明の実施形態に係る電気コネクタのシールドケースの平面図である。 図12のC−C断面図である。
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施形態に係る電気コネクタにつき、詳細に説明する。図中、x軸、y軸及びz軸は、3軸直交座標系を成し、y軸の正方向を前方向、y軸の負方向を後ろ方向、x軸の正方向を左方向、x軸の負方向を右方向、z軸の正方向を上方向、及びz軸の負方向を下方向として説明する。
<電気コネクタの構成>
本発明の実施形態に係る電気コネクタ1の構成につき、図1から図13を参照しながら、以下に詳細に説明する。
電気コネクタ1は、シールドケーブル100と接続する。シールドケーブル100は、複数の信号線101と、複数の信号線101を覆う外部導体102と、外部導体102を覆う外部絶縁体103と、を有している。複数の信号線101の各々は、内部導体104と、内部導体104を覆う内部絶縁体105と、を有している。
具体的には、電気コネクタ1は、ホルダー10と、インシュレータ20と、ターミナル30と、スリーブ40と、シールドカバー50と、シールドケース60と、シールドコンタクト70と、ハウジング80と、を有している。
ホルダー10は、絶縁性を有する材料によって形成されている。ホルダー10は、前方部11と、前方部11の後方に設けられた後方部12と、を備え、前方部11に対して後方部12を段差を有して設けることによって後端に凹部13を形成している。凹部13は、後述の圧着部32の周囲において圧着部32に向けて凹んでいる。
前方部11は、挿通溝111と、係止溝112と、位置決孔113と、を備えている。
挿通溝111は、ホルダー10の上面に凹設されており、ホルダー10の前端から後端まで前後方向に延設されている。挿通溝111は、互いに平行に複数設けられていると共に、左右方向に互いに間隔を設けて配列している。
係止溝112は、挿通溝111を構成する対向する側壁に各々凹設されており、ターミナル30の係止片31が係止されている。
位置決孔113は、ホルダー10の上面において互いに隣り合う挿通溝111の間に凹設されている。
後方部12は、上面に凹設されていると共に挿通溝111に連通する保持部121と、互いに隣り合う保持部121の間に設けられている位置決孔122と、を備えている。位置決孔122は、位置決孔113と異なる形状を有している。
インシュレータ20は、絶縁性を有する材料によって形成されている。インシュレータ20は、ホルダー10の前方部11との間でターミナル30を挟持している前方部21と、前方部21の後方に設けられると共にホルダー10の後方部12と対向している後方部22と、インシュレータ20の下面から下方に突出してホルダー10の位置決孔113に嵌合する位置決突出部24と、インシュレータ20の下面から下方に突出してホルダー10の位置決孔122に嵌合する位置決突出部25と、を備え、前方部21に対して後方部22を段差を有して設けることによって後端に凹部23を形成している。凹部23は、後述の圧着部32の周囲において圧着部32に向けて凹んでいる。
後方部12と後方部22とは、ターミナル30の圧着部32を覆っている被覆部を構成している。
ターミナル30は、ホルダー10の挿通溝111に挿通されていると共に、保持部材としてのホルダー10とインシュレータ20とによって挟持されて保持されている。ターミナル30は、係止片31と、圧着部32と、を備えている。
係止片31は、前後方向において一対設けられていると共に、ターミナル30の側壁を外方に切り起こして形成されており、係止溝112に係止してホルダー10に対するターミナル30の前後方向への移動を規制している。
圧着部32は、ターミナル30の後端に設けられていると共に、シールドケーブル100の内部導体と圧着している。圧着部32は、後方部12及び後方部22に覆われていると共に、ホルダー10の保持部121とインシュレータ20との間の空間に保持されている。
スリーブ40は、導電性を有する材料によって形成されていると共に筒状であり、シールドケーブル100の外部導体101と絶縁体102との間に設けられて外部導体101に接続している。
シールドカバー50は、導電性を有する材料によって形成されており、シールドケース60の後端を覆っていると共にシールドケース60に接続している。
外方シールド部材としてのシールドケース60は、導電性を有する材料によって形成されていると共に矩形の筒状であり、ホルダー10、インシュレータ20、ターミナル30、スリーブ40及びシールドコンタクト70を収容している。シールドケース60は、突出部61と、筒状部62と、くびれ部63と、圧着部64と、を備えている。
突出部61は、筒状部62の側壁部623の前端から前方に突出しており、一対設けられている。突出部61には、ハウジング80の図示しない係合部に係合する係合片611が内方に切り起こして設けられている。
筒状部62は、上壁部621と、下壁部622と、側壁部623と、によってホルダー10及びインシュレータ20の周囲を覆っている。
くびれ部63は、筒状部62の後方に設けられていると共に筒状部62の左右の幅方向の幅が狭くなってくびれている。くびれ部63は、前方から見てU字状であり、上方が外部に開放されている。
圧着部64は、シールドケーブル100の外部導体に圧着されている。
内方シールド部材としてのシールドコンタクト70は、導電性を有する材料によって形成されており、矩形状である。シールドコンタクト70は、ホルダー10及びインシュレータ20と、シールドケース60と、の間に設けられ、後方部12及び後方部22の外周側に設けられていると共に、ホルダー10の凹部13及びインシュレータ20の凹部23に設けられている。シールドコンタクト70は、本体部71と、圧接部72と、側方規制部73と、前方規制部74と、接続部75と、を備えている。
本体部71は、筒状であり、ホルダー10の後方部12及びインシュレータ20の後方部22を覆っている。
圧接部72は、本体部71の後端から前方に折り返されて前方及び外方に向けて延設されており、片持ち状態である。圧接部72は、上方又は下方から見て本体部71に重なるように設けられている。圧接部72は、本体部71の上壁部70aに連接されて本体部71の上方に設けられている上方圧接部72aと、本体部71の下壁部70bに連接されて本体部71の下方に設けられている下方圧接部72bと、から構成されている。
上方圧接部72aは、上壁部70aに対向していると共に、先端側が上方圧接部72aに対するシールドケース60の押圧方向と反対方向である上方向において、側方規制部73及び前方規制部74よりも突出している。下方圧接部72bは、下壁部70bに対向していると共に、先端側が下方圧接部72bに対するシールドケース60の押圧方向と反対方向である下方向において、側方規制部73及び前方規制部74よりも突出している。上方圧接部72aは、先端側に上方に向けて凸形状の湾曲部721aを備えている。下方圧接部72bは、先端側に下方に向けて凸形状の湾曲部721bを備えている。
側方規制部73は、圧接部72の左右において、本体部71の上壁部70aから上方に向けて立設されていると共に、本体部71の下壁部70bから下方に向けて立設されており、圧接部72が押圧されていない状態において圧接部72の先端側よりも内方(本体部71側)に設けられている。
前方規制部74は、圧接部72よりも前方のシールドコンタクト70の前端に設けられている。前方規制部74は、本体部71の上壁部70aから上方に向けて立設されている上方前方規制部74aと、本体部71の下壁部70bから下方に向けて立設されている下方前方規制部74bと、から構成されている。
接続部75は、本体部71の上壁部70aの内壁面及び下壁部70bの内壁面より内方に突出して、ホルダー10及びインシュレータ20に圧接している。
ハウジング80は、絶縁性を有する材料によって形成されており、ホルダー10、インシュレータ20、ターミナル30、スリーブ40、シールドカバー50、シールドケース60及びシールドコンタクト70を収容している。
<電気コネクタの組み立て方法>
本発明の実施形態に係る電気コネクタ1の組み立て方法につき、以下に詳細に説明する。
まず、シールドケース60にシールドケーブル100を挿通した後に、シールドケーブル100の端部の外部絶縁体103を除去して内部導体102を露出させると共に、内部導体102を外部絶縁体103上に折り返す。
次に、ターミナル30の圧着部32に信号線101の内部導体104を圧着する。
次に、シールドコンタクト70にターミナル30を圧着したシールドケース60を挿通する。
次に、ホルダー10の挿通溝111に対してターミナル30を上方から挿入する。この際に、ターミナル30の係止片31がホルダー10の係止溝112に係合して、ターミナル30の挿通溝111における前後方向への移動を規制する。
次に、ホルダー10の上面にインシュレータ20を上方から被せて、インシュレータ20の位置決突出部24をホルダー10の位置決孔113に嵌合すると共に、インシュレータ20の位置決突出部25をホルダー10の位置決孔122に嵌合することにより、ホルダー10とインシュレータ20とでターミナル30を挟持する。この際に、位置決孔113と位置決孔122とを異なる形状にすると共に、位置決突出部24と位置決突出部25とを異なる形状にすることにより、ホルダー10に対してインシュレータ20を誤った向きで被せてしまうことを防ぐことができる。また、一対の係止片31を有するターミナル30を、ホルダー10とインシュレータ20とに容易に保持させることができる。
次に、ホルダー10の凹部13及びインシュレータ20の凹部23にシールドコンタクト70を装着して、ホルダー10の後方部11及びインシュレータ20の後方部12をシールドコンタクト70の本体部71によって覆う。
次に、スリーブ40を信号線101の外部導体105に被せて圧着した後に、外部絶縁体103上に折り返していた内部導体102をスリーブ40の上に被せる。
次に、シールドケース60をホルダー10、インシュレータ20及びシールドコンタクト70の上に被せる。この際に、シールドコンタクト70の圧接部72は、シールドケース60に押圧されて内方に弾性変形し、自身のバネ性によってシールドケース60に圧接する。
ここで、シールドコンタクト70に側方規制部73及び前方規制部74を設けることにより、圧接部72に対して大きな負荷が加えられた場合に、シールドケース60が側方規制部73又は前方規制部74に当接して、シールドケース60からシールドコンタクト70に加えられる負荷が規制されるため、圧接部72の塑性変形又は破損等を防ぐことができる。また、上方又は下方から見て本体部71に重なるように圧接部72を設けることにより、シールドコンタクト70をコンパクトにすることができるので、電気コネクタ1の大型化を抑制することができる。更に、圧接部72を片持ち状態にすることにより十分な長さのバネスパンを得ることができるので、所望の圧接力で圧接部72をシールドケース60に接触させることができる。
次に、シールドケース60にシールドカバー50装着した後に、シールドカバー50、シールドケース60及びシールドケーブル100を一緒に圧着する。これにより、シールドケース60に対するシールドカバー50の装着強度を向上させることができると共に、電気的な接続信頼性を確保することができる。
次に、ハウジング80をシールドカバー50及びシールドケース60の上に被せて組み立てを終了する。
<電気コネクタの電気的特性>
上記の構成を有する電気コネクタ1は、シールドケーブル100の内部導体104とターミナル30の圧着部32との接続部分は、電気的な接続信頼性を優先したサイズ及び形状となっているものの、この接続部分が位置する後方部12の周囲の凹部13及び後方部22の周囲の凹部23にシールドコンタクト70を設けて後方部12及び後方部22の周囲全体をシールドコンタクト70で覆うことにより、シールドケーブル100との特性インピーダンスの整合を十分に取ることができると共に、良好なシールド性能を得ることができる。
ここで、シールドコンタクト70を設けない場合には、内部導体104をターミナル30に圧着する箇所等の特性インピーダンスが不連続となり易い箇所において、特性インピーダンスの整合を取るためにシールドケースを絞った形状にする必要があり、シールドケースの形状が複雑になる。これに対して、本実施形態では、シールドコンタクト70を設けることにより、シールドケース60を絞った形状にする必要をなくすることができ、シールドケース60を凹凸の少ない筒状の簡易な構成にすることができる。
また、ターミナル30はホルダー10とインシュレータ20とによって挟持される構成であるため、ターミナル30とホルダー10との隙間、及びターミナル30とインシュレータ20との隙間を最小限にすることができ、シールドケーブル100との特性インピーダンスの整合を良好にすることができる。特に、複雑な形状となる内部導体104が圧着される圧着部32において、ホルダー10及びインシュレータ20との隙間を最小限にすることができ、シールドケーブル100との特性インピーダンスの整合を良好にすることができる。
また、何かの目的でシールドケースを大きくせざるを得ない場合等において、シールドケースの形状が変更された場合であっても、そのシールドケースに接続するシールドコンタクト70を設けることにより、シールドケースの形状を複雑にすることなく凹凸の少ない筒状にすることができ、また、他の部材の形状を変更することなく、シールドケーブル100との特性インピーダンスの整合を良好にすることができる。
また、シールドケーブル100の内部導体104とターミナル30の圧着部32との接続部分の周囲の全体を、ホルダー10の後方部12及びインシュレータ20の後方部22で覆うことにより、特性インピーダンスの整合を良好にすることができる。
更に、シールドケーブル100とは異なる太さ又は信号線の数を有する種々のシールドケーブルと接続する場合であっても、シールドコンタクト70の圧接部72の弾性変形量によって吸収することができるため、シールドケース60の大きさ及び形状を変更する必要がないと共に、シールドコンタクト70の大きさ及び形状を変更する必要がないので、コストを低減することができる。
仮に、シールドケーブル100とは信号線の太さ又は数が大きく異なるシールドケーブルと接続する場合、又はシールドケース60等のグランド(GND)部品の位置が変わる場合には、シールドケース60の形状及び大きさを変更することなく、シールドコンタクト70の大きさを変更するのみで対応することができるため、コストを低減することができる。
このように、本実施形態によれば、筒状の本体部71によって後方部12及び後方部22の周囲を覆うと共に、本体部71から外方に延設されている圧接部72がシールドケース60に圧接することにより、良好なシールド性能を得ることができると共に、特性インピーダンスの整合を十分に取ることができ、また、種類の異なるケーブルを接続する場合であってもコストを増大させることなく、良好なシールド性能を得ることができると共に、特性インピーダンスの整合を十分に取ることができる。
また、本実施形態によれば、シールドコンタクト70の圧接部72をシールドケース60に弾性接触させることにより、外力若しくは寸法ズレによる歪み、振動及び応力緩和に対して高い接続信頼性を得ることができる。
本発明は、部材の種類、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
具体的には、上記実施形態において、シールドケース60及びシールドコンタクト70を矩形にしたが、円形でもよい。
また、上記実施形態において、複数の信号線101を有するシールドケーブル100と接続したが、1つの信号線101又は3つ以上の信号線101を備えるシールドケーブルと接続してもよい。
また、上記実施形態において、圧着部32の周囲にシールドコンタクト70を設けたが、特性インピーダンスの整合を図るために圧着部以外の任意の位置にシールドコンタクト70を設けることができる。
また、上記実施形態において、ターミナル30をホルダー10とインシュレータ20とによって挟持させて保持させたが、ターミナルをインシュレータに挿入して保持させてもよい。
また、上記実施形態において、ターミナル30をホルダー10とインシュレータ20とによって上下から挟持したが、ターミナル30を1つのみ設ける場合等においてホルダーとインシュレータとによってターミナル30を左右から挟持するようにしてもよい。
本発明に係る電気コネクタは、外部導体と内部導体とを有するシールドケーブルと接続するのに好適である。
1 電気コネクタ
10 ホルダー
11 前方部
12 後方部
13 凹部
20 インシュレータ
21 前方部
22 後方部
23 凹部
24 位置決突出部
25 位置決突出部
30 ターミナル
31 係止片
32 圧着部
40 スリーブ
50 シールドカバー
60 シールドケース
61 突出部
62 筒状部
63 くびれ部
64 圧着部
70 シールドコンタクト
71 本体部
72 圧接部
72a 上方圧接部
72b 下方圧接部
73 側方規制部
74 前方規制部
74a 上方前方規制部
74b 下方前方規制部
75 接続部
80 ハウジング
100 シールドケーブル
101 信号線
102 外部導体
103 外部絶縁体
104 内部導体
105 内部絶縁体
111 挿通溝
112 係止溝
113 位置決孔
121 保持部
122 位置決孔
611 係合片
621 上壁部
622 下壁部
623 側壁部
721a 湾曲部
721b 湾曲部

Claims (4)

  1. 外部導体と内部導体とを有するシールドケーブルと接続する電気コネクタであって、
    前記内部導体と接続する導電性を有するターミナルと、
    前記ターミナルを保持する絶縁性の保持部材と、
    前記保持部材の外周に設けられると共に、前記外部導体に接続する導電性を有する筒状の外方シールド部材と、
    前記外方シールド部材と前記保持部材との間に設けられる内方シールド部材と、
    を有し、
    前記内方シールド部材は、
    前記保持部材を覆う筒状の本体部と、前記本体部から外方に延設されて前記外方シールド部材に圧接する圧接部と、を備える、
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記ターミナルは、
    前記内部導体に圧着する圧着部を備え、
    前記保持部材は、
    前記圧着部を覆う被覆部を備え、
    前記内方シールド部材は、
    前記被覆部を覆っている、
    ことを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記保持部材は、
    前記ターミナルを上下又は左右から挟持する2つの部材によって構成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電気コネクタ。
  4. 前記内方シールド部材は、
    前記圧接部の周囲において前記圧接部に対する前記外方シールド部材の押圧方向と反対方向に向けて前記本体部から立設される規制部を有し、
    前記圧接部は、
    前記押圧方向から見て前記本体部と重なって設けられると共に片持ち状態であり、先端が前記反対方向において前記規制部よりも突出している、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電気コネクタ。
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