JP6913658B2 - Delivery box - Google Patents
Delivery box Download PDFInfo
- Publication number
- JP6913658B2 JP6913658B2 JP2018140618A JP2018140618A JP6913658B2 JP 6913658 B2 JP6913658 B2 JP 6913658B2 JP 2018140618 A JP2018140618 A JP 2018140618A JP 2018140618 A JP2018140618 A JP 2018140618A JP 6913658 B2 JP6913658 B2 JP 6913658B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- stamping
- latch
- stamp
- closing door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Description
本発明は、宅配業者が留守宅に宅配物を届けることができるように、住宅の玄関先等に設置される宅配ボックスに係り、特に、宅配業者が配達伝票等に受領印を捺印可能な捺印装置を有する宅配ボックスに関する。 The present invention relates to a parcel delivery box installed at the front door of a house or the like so that a parcel delivery company can deliver a parcel to an absent home, and in particular, the parcel delivery company can stamp a receipt stamp on a delivery slip or the like. Regarding a delivery box having a device.
宅配業者が宅配物を戸建ての住宅やアパート、マンション等の集合住宅に配達する際において、住人が不在の留守宅の場合には、宅配物を一旦持ち帰り、再配達するケースが多い。この再配達は、宅配業者にとって時間や労力の浪費となり、人件費が嵩む原因ともなる。 When a courier delivers a courier to a detached house, apartment, condominium, or other condominium, if the resident is absent, the courier is often taken home and redelivered. This redelivery is a waste of time and labor for the courier, and also causes an increase in labor costs.
近年、このような問題を解消するために、宅配業者が留守宅に宅配物を届けることができるようにした宅配ボックスが使用されている。このような宅配ボックスの中には、開閉扉を閉扉状態に施錠する施錠装置のほかに、宅配業者が配達伝票に受領印を一度だけ捺印できる捺印装置を備えているものがある(例えば特許文献1、2参照)。 In recent years, in order to solve such a problem, a parcel delivery box that allows a parcel delivery company to deliver a parcel to an absent home has been used. Some such parcel delivery boxes are equipped with a locking device that locks the open / close door in a closed state, as well as a stamping device that allows the parcel delivery company to stamp the receipt stamp on the delivery slip only once (for example, Patent Documents). See 1 and 2).
特許文献1及び2の宅配ボックスにおいては、扉に伝票挿入口を設けているので、防塵、防水性、防犯性に問題がある。
In the delivery boxes of
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、防塵、防水性、防犯性の高い宅配ボックスを提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of such problems, and an object of the present invention is to provide a delivery box having high dustproof, waterproof, and crime-preventive properties.
上記課題を解決するために、本発明の宅配ボックスは、
宅配物が収納される収納空間を内部に有するとともに、宅配物を出し入れするための開口部を有するボックス本体と、前記開口部に開閉可能に設けられた、施錠装置付きの開閉扉とを備える宅配ボックスにおいて、
前記宅配ボックスの内壁には捺印装置が取付けられており、
前記捺印装置は、被捺印物に捺印可能なスタンプ部と、前記被捺印物を受ける受け部とを備え、前記スタンプ部と前記受け部とが前記宅配ボックスの内側からのみこれら前記スタンプ部と前記受け部との間に前記被捺印物を挿入できるように、所定の誘導領域内において往復動可能に保持されており、
前記捺印装置における前記スタンプ部と前記受け部との近接方向の移動の動作時に、前記施錠装置が施錠待機状態に切り換わり、
前記被捺印物への捺印の完了に伴い、前記スタンプ部と前記受け部との離間方向の移動を不能とする一時停止機構を更に備え、前記施錠装置の解錠操作により、前記一時停止機構による停止状態が解除されるようになっており、
前記一時停止機構と前記施錠装置とが、前記スタンプ部の往復動方向に沿って直線状に配置され、
前記一時停止機構と前記施錠装置と前記捺印装置は、前記開閉扉の内面に固定される基板に対向状に組付けられて一体ユニット化されていることを特徴とする宅配ボックス。
この特徴によれば、捺印装置は、被捺印物に捺印可能なスタンプ部が往復動、即ち捺印操作が可能な状態でボックス本体の内壁に取付けられているため、開閉扉に被捺印物の挿入口を設ける必要はなく、防塵、防水性、防犯性の高い宅配ボックスを提供することができる。
In order to solve the above problems, the delivery box of the present invention is used.
A parcel delivery box that has a storage space for storing parcels inside, a box body that has an opening for taking in and out the parcels, and an opening / closing door with a locking device that is openable and closable in the opening. In the box
A stamping device is attached to the inner wall of the delivery box.
The stamping device includes a stamp portion capable of stamping the stamped object and a receiving portion for receiving the stamped object, and the stamp portion and the receiving portion are only from the inside of the delivery box. It is held so that it can reciprocate within a predetermined guidance region so that the stamped object can be inserted between it and the receiving portion.
When the stamp portion and the receiving portion of the stamping device are moved in the proximity direction, the locking device is switched to the locking standby state.
With the completion of stamping on the stamped object, a temporary stop mechanism for disabling the movement of the stamp portion and the receiving portion in the separation direction is further provided, and by the unlocking operation of the locking device, the temporary stop mechanism is used. The stopped state is released,
The temporary stop mechanism and the locking device are arranged linearly along the reciprocating direction of the stamp portion.
A delivery box characterized in that the temporary stop mechanism, the locking device, and the stamping device are assembled in a facing manner on a substrate fixed to an inner surface of the opening / closing door to form an integrated unit.
According to this feature, in the stamping device, the stamp portion that can be stamped on the stamped object is reciprocated, that is, the stamp portion is attached to the inner wall of the box body in a state where the stamping operation is possible, so that the stamped object is inserted into the opening / closing door. It is not necessary to provide a mouth, and it is possible to provide a delivery box having high dustproof, waterproof, and crime prevention properties.
本発明に係る宅配ボックスを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。 A mode for carrying out the delivery box according to the present invention will be described below based on examples.
図1及び図2は、本発明に係る宅配ボックスの実施例を示す。この宅配ボックス1は、住人の不在時に宅配業者によって宅配物が収納されるもので、例えば戸建て住宅やマンション、アパート等の玄関先に設置して使用されるものである。 1 and 2 show an example of a delivery box according to the present invention. The delivery box 1 is used by a delivery company when the resident is absent, and is installed at the front door of a detached house, condominium, apartment, or the like.
宅配ボックス1は、内部に宅配物を収納するための収納空間を有するとともに、前面に宅配物を出し入れするための開口部2が形成されたボックス本体3と、このボックス本体3の右側部にヒンジ4,4をもって右側縁部が支持された、開口部2を開閉する開閉扉5とを備えている。本実施例においては、ボックス本体3及び開閉扉5は、板金により形成されているが、木板または合成樹脂により形成することもできる。
The delivery box 1 has a storage space for storing the delivery items inside, and has a
開閉扉5の後面(内面)における上下方向の中央部には、施錠・捺印ユニット6が設けられている。施錠・捺印ユニット6は、図3ないし図7に示すように、開閉扉5を施錠可能な施錠装置7と、宅配業者が開閉扉5を開いた状態で被捺印物である配達伝票Dに受領印を捺印可能な捺印装置8とを対向させて一体ユニット化したものである。なお、以下の説明において左右は、便宜上、施錠・捺印ユニット6を後方から見た状態でいうものとする。
A locking /
開閉扉5の後面の右側部には、上下対称をなす側面視L字状をなすブラケット9,9の垂直基片9a,9aが、上下に離間させてスポット溶接により固着され、施錠・捺印ユニット6は、両ブラケット9の互いに平行をなして対向する支持片9b,9b間に保持されている。
On the right side of the rear surface of the opening / closing
施錠装置7と捺印装置8は、ブラケット9,9の支持片9b,9b間に保持される合成樹脂製の基板10に組み付けられて一体ユニット化され、施錠・捺印ユニット6における左端部を除いた部分は、大小2個のカバー11a,11bにより覆われている(図7参照)。なお、図3ないし図6においては、カバー11a,11bを外してある。図2に示すように、カバー11a、11bの対向面間には、配達伝票Dを挿入可能なスリットSが形成されている。なお、2個のカバー11a,11bを使用しないで、1個のカバーを用いることもできる。
The
施錠装置7は、開閉扉5を施錠可能なラッチ機構12を備え、ラッチ機構12は、基板10の右側部に取付けられた合成樹脂製のラッチホルダ13に取付けられている。
The
図6に示すように、ラッチ機構12は、垂直軸14回りに水平回動する平面視ほぼ倒立L字状断面をなすラッチ15と、ラッチ15の左半部が収容されるとともに、垂直軸14の上下の端部を左右方向に移動可能に支持する、右方及び後方に開口するスリット16を有するラッチ支持部材17と、ラッチ15における垂直軸14よりも後方の左側面とラッチ支持部材17における後方寄りの左側の内面との間に縮設された圧縮コイルばね18とを有している。
As shown in FIG. 6, the
ラッチ支持部材17は、ラッチホルダ13の後部に形成された後方に開口する筒状部13a内に嵌合され、ねじ19によって抜け止めされている(図4参照)。ラッチ15は、圧縮コイルばね18により平面視反時計方向に付勢されるとともに、圧縮コイルばね18を圧縮させて左側方にも水平移動することができる。
The
ラッチホルダ13は、ラッチ15の右側部を突出させるスリット20が形成された側面板13bと、一部が基板10の右端部に形成された上下2個のスリット21、21(図7参照)に嵌合されて位置決めされる基片13cとを有している。基片13cには、捺印装置8方向である左側方に開口するとともに、ラッチ15の左半部と対向する後面が開口された、側面視方形の凹部22が形成されている(図6参照)。
The
基板10の右側部の後面に位置決めされたラッチホルダ13及びカバー11aの右端部の上下両面は、上下のブラケット9の支持片9bの右端部に、上下2本のねじ23によって固定される(図4参照)。なお、基板10の左端部とカバー11a、11bの対向部の上下両面についても、上下のブラケット9の支持片9bの左端部に、上下2本のねじ23によって固定される。
The upper and lower sides of the
ラッチ15における側面板13bの右方に突出する右端部の前縁は、被係合部15aとされ、この被係合部15aは、ボックス本体3における左側の内面の中央部に開口部2と近接して固定された、係合部としての正面視外向きコ字状のラッチ受け24に係脱しうるようになっている(図2、図6参照)。ラッチ受け24には、鉛直方向に延びる回転軸51が固定され、この回転軸51に解除レバー50が枢支されており、この解除レバー50を回動操作することで、開閉扉5の内側でラッチ15を解除操作することができる。これは、万が一宅配ボックス1内に人間が閉じ込められてしまった場合に非常解錠装置として機能する。施錠装置7が解錠状態にあるときには、ラッチ15の左側の端部は、図6に2点鎖線で示すように、ラッチホルダ13の凹部22内に進入可能であるので、ラッチ15はラッチ受け24に係合していても回動することができる。従って、開閉扉5を自由に開け閉めすることができる。
The front edge of the right end portion of the
捺印装置8は、ラッチ機構12と対向する合成樹脂製の印鑑ホルダ25を備え、この印鑑ホルダ25に形成された右方に開口する保持孔26には、印面27aを右方に向けた印鑑27(スタンプ部)が取外し可能に嵌合されている。印鑑ホルダ25の左端部は、捺印時の押動操作部25aとされ、この押動操作部25aは、カバー11bの左側方から押動操作しうるようにその左面から突出している(図2参照)。なお、本実施例の印鑑27には、朱肉が不要なインキ浸透式のものが使用される。
The stamping device 8 includes a
印鑑ホルダ25には、ラッチ機構12方向に延びるスライド部材28が一体的に連設され、このスライド部材28は、印鑑ホルダ25の押動操作に連動してラッチ機構12側に移動するようになっている。スライド部材28は、印鑑ホルダ25の右側端部より二又状に分岐する上下1対の板状をなす移動片28a,28aを有し、上下の移動片28a,28aの先端部(右端部)は、それらと一体をなす接続片28bによって連結されている。
A
上下の移動片28a,28aの右端部と接続片28bは、ラッチホルダ13に形成された凹部22と対向するとともに、凹部22内に進入可能な上下寸法と前後寸法に設定されている。接続片28bよりもやや左側において移動片28a,28aの対向面同士は、前後方向を向く補強片28cにより接続されている(図6参照)。移動片28a,28aの右端部の後端寄りの対向面には、補強片28cの後端と接続片28bの後端部の左側面に連続する垂直の板状受け片28dが一体的に連設されている。
The right ends of the vertically moving
板状受け片28dの後面は、移動片28a,28aの右側部の後端面及び接続片28bの後端面よりも若干前方に凹入する段差面をなし、移動片28a,28aの後端と接続片28bの後端により囲まれた板状受け片28dの段差面には、ステンレス製の金属プレート29が嵌め込まれている。金属プレート29は、板状受け片28dの後面の左上縁部に突設されたリブ28eにより、左右方向への移動が規制されている(図3参照)。捺印装置8をラッチ機構12方向に押動操作すると、スライド部材28の右側部は、金属プレート29と共にラッチホルダ13の凹部22内に進入するようになっている。
The rear surface of the plate-shaped
移動片28a,28aの左右方向の中間部の前端部は、基板10の左右方向の中間部の上縁と下縁に突設された後向きのガイド片10a,10a間に嵌合され、印鑑ホルダ25及びそれに連設されたスライド部材28は、上下のガイド片10a,10aに案内されて左右方向に安定よく移動しうるようになっている。
The front end of the left-right intermediate portion of the moving
移動片28a,28aの左側部の上下の離間寸法は、ガイド片10a,10aにより案内される中間部のそれよりも若干小とされ、離間寸法の異なる部分において移動片28a,28aの対向面には、後述する一時停止機構35を作動させるための前後方向を向く垂直の押動板30が一体的に連設されている。押動板30の右側面の中央部には、後述する被停止部材36に連結される上下1対の連結片30a,30aが一体的に突設されている。
The vertical separation dimension of the left side portion of the moving
基板10の左側部の後面には、上下対称をなす側面視L字形をなす1対の保持片31,31が対向して突設され、上下の保持片31,31間には、平面視倒立L字状をなす受け部材32の右方を向く基片32aが左方より嵌合されて保持されている。この受け部材32の後方を向く受け片(受け部)32bは、印鑑27の印面27aと配達伝票Dを受けるもので、印鑑ホルダ25と対向するようにして押動板30の左面に当接している。
A pair of holding
基板10の後面の中央部には、左右両方向に開口する大径円筒部材33と小径円筒部材34とが、大径円筒部材33を右方のラッチ機構12側に位置させて一体的に形成されている。大径円筒部材33と小径円筒部材34は、スライド部材28における押動板30よりも右方の移動片28a,28a間に収容されている。大径円筒部材33と小径円筒部材34の内部には、印鑑ホルダ25を押動操作位置に一時的に停止させ、配達伝票Dに一度だけ受領印を捺印可能とする一時停止機構35の後述する被停止部材36と停止部材37が組み込まれる。
A large-diameter
図6及び図7に示すように、一時停止機構35は、先端側である右側部に右方に開口する複数(4個)のスリット36aが形成されたほぼ円筒形の被停止部材36と、半割円筒状の1対の停止部材37,37と、付勢手段としての圧縮コイルばね44とを備えている。被停止部材36及び停止部材37は合成樹脂により形成されている。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
被停止部材36は、大径円筒部材33と小径円筒部材34(誘導領域)内に左右方向に移動可能に嵌合されるもので、その左側部の外周面には、長手方向(左右方向)を向く複数の突条36bが形成されている。この複数の突条36bを、小径円筒部材34の内面に形成された長手方向を向く複数のガイド溝34aに摺動自在に嵌合することにより、被停止部材36は、小径円筒部材34内を相対回転が阻止されて左右方向に移動することができる。
The stopped
被停止部材36の右端部の外周面には、軸線と直交する方向を向く1対の突部36c,36cが円周方向に180度離間して突設され、また、左端部の外周面には、前述した押動板30の連結片30a,30aに嵌合されてスライド部材28に連結される環状の連結溝36dが形成されている。
On the outer peripheral surface of the right end portion of the stopped
図8に示すように、停止部材37,37の突き合わせ対向面の一方には、係止爪37aと位置決め用の突起37bが形成され、他方には、係止爪37aと突起37bに対応する係合孔37cと凹孔37dが形成されている。係止爪37aを係合孔37cに、突起37bを凹孔37dにそれぞれ嵌合することにより、停止部材37,37は円筒形に連結され、この状態で大径円筒部材33内に回動可能に嵌合される。
As shown in FIG. 8, one of the abutting facing surfaces of the
図8ないし図10に示すように、停止部材37,37の内面には、被停止部材36の突部36c,36cが遊嵌されて移動可能なループ状の凹溝39,39が互いに対向して形成されている。各凹溝39のほぼ半分は、被停止部材36の突部36c,36cが原位置から右方(ラッチ機構方向)に移動するのを案内する往路溝39aで、残りの半分は、被停止部材36の突部36c,36cが原位置方向に移動するのを案内する復路溝39bとなっている。また、凹溝39,39の復路溝39bの端部には、復路溝39b側に移動した突部36cが係止される凹部39d,39dが、点対称をなすように連続して形成されている。なお、停止部材37,37は、被停止部材36の突部36c,36cを凹溝39,39に嵌合させた後、円筒形に連結され、この状態で、被停止部材36と停止部材37,37が大径円筒部材33の右方から嵌合される。
As shown in FIGS. 8 to 10, loop-shaped
凹溝39により囲まれた停止部材37,37の内面の残存壁部40,40の右側面には、往路溝39aの先端部(右端部)まで移動した突部36cを復路溝39b側にガイドする傾斜ガイド部40a,40aと、図10に示すように、復路溝39b側に移動した突部36cが当接し、被停止部材36を右端部で一時的に停止させる停止部40b,40bが、点対称をなすように連続して形成されている。
On the right side surface of the remaining
一方の停止部材37の右端面には、円筒形に連結された停止部材37,37を右側面視反時計方向に回動させる回動アーム41が、ラッチ機構12方向に向かって一体的に突設されている。この回動アーム41は、後述するキーシリンダ装置45に取付けられたカムレバー46により回動させられるようになっている。
On the right end surface of one of the
図3ないし図7に示すように、大径円筒部材33には、その右方の開口部を閉塞する合成樹脂製のキャップ42が取付けられている。キャップ42は、その左端に突設された複数の弾性係合片42aの先端部を、大径円筒部材33における小径円筒部材34と連続する段部に弾性的に係合させて取付けられている。キャップ42の右側面には、回動アーム41を右方に突出させるとともに、その回動を許容する円弧状の長孔42bが形成されている。
As shown in FIGS. 3 to 7, a
図6に示すように、被停止部材36の左端部内には、ばね受け用の隔壁43が連設され、この隔壁43とキャップ42の対向面間には、付勢手段としての圧縮コイルばね44が縮設されている。この圧縮コイルばね44により、被停止部材36は左方に向かって付勢され、被停止部材36に連結されているスライド部材28及び印鑑ホルダ25は、押動操作位置から原位置に復帰移動させられるようになっている。
As shown in FIG. 6, a
ラッチ機構12と一時停止機構35との間の基板10には、公知のキーシリンダ装置45が、施錠・捺印ユニット6と一体化するように取付けられている。キーシリンダ装置45のキー差込み部45aは、開閉扉5の貫通孔5a(図7参照)から前面側に突出している。キーシリンダ装置45における基板10の後方に突出するシリンダ軸45bには、カムレバー46が固定されている。なお、キー差込み部45aへのキー(図示略)の抜き差しは、カムレバー46が原位置(図3の実線位置)に回動している状態で行なうことができる。
A known
図3及び図4に示すように、カムレバー46の先端部には、左方を向く鉤状の折曲部46aが連設され、この折曲部46aの後面には、平面視において斜め左前方に傾斜する傾斜カム面46bが形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, a hook-shaped
キー差込み部45aにキーを差し込み、シリンダ軸45b及びそれに固定されたカムレバー46を後面視反時計方向に回動させると、図3の2点鎖線で示すように、折曲部46aの傾斜カム面46bが、回動アーム41に前方から接触し、回動アーム41及び停止部材37,37が右側面視反時計方向に若干回動させられるようになる(図9の矢印参照)。
When the key is inserted into the
停止部材37,37が右側面視反時計方向に回動すると、前述したように、被停止部材36の突部36cが停止部材37の停止部40bにより停止させられている場合には、突部36cが停止部40bから外れて復路溝39bに入り、被停止部材36、スライド部材28及び印鑑ホルダ25は、圧縮コイルばね44により原位置まで移動させられる。原位置まで移動した被停止部材36の突部36cは復路溝39bの終点39eにて停止する。
When the
次に、施錠装置7と捺印装置8の作用を説明する。図3ないし図6は、施錠装置7は解錠状態にあり、捺印装置8は捺印待機状態にある場合を示している。この状態では、スライド部材28の右端部は、ラッチホルダ13の凹部22内に進入せず、ラッチ15の回動軌跡から退避しているので、ラッチ受け24に係合しているラッチ15は自由に回動する。従って、宅配業者は開閉扉5を開けて宅配物をボックス本体3内に収容することができる。
Next, the operations of the
宅配業者が配達伝票Dに受領印を捺印する場合は、開閉扉5を開けた状態で配達伝票Dをカバー11a,11b間のスリットから挿入して受け部材32の受け片32bにより受け、印鑑ホルダ25の押動操作部25aをラッチ機構12方向に押動操作する。
When the courier company stamps the receipt stamp on the delivery slip D, the delivery slip D is inserted through the slit between the
すると、図11及び図12に示すように、印鑑27の印面27aが受け部材32の受け片32bに接触する位置まで移動して、配達伝票Dに受領印が捺印される。
Then, as shown in FIGS. 11 and 12, the
一方、スライド部材28も印鑑ホルダ25と連動してラッチ機構12方向に移動することにより、スライド部材28の先端部(右端部)がラッチホルダ13の凹部22内に進入する。これにより、スライド部材28の先端部に設けた金属プレート29が、ラッチ15の左端部の回動軌跡内に位置することにより、ラッチ15は平面視時計方向の回動が阻止され、施錠可能状態となる。
On the other hand, the
また、印鑑ホルダ25を押動操作すると、前述したように、一時停止機構35の被停止部材36の突部36cが凹部39d,39dに入った状態で押印がなされ、その後、押印操作における外力がなくなると、突部36cは停止部材37の停止部40bまで移動して一時的に停止される。これにより、印鑑ホルダ25は、押動操作位置に一時的に停止させられるとともに、スライド部材28は施錠位置に停止保持される。
Further, when the
印鑑ホルダ25が押動操作位置に一時的に停止させられた状態では、印鑑27の印面27aは受け部材32に近接しているので、配達伝票Dに受領印が一度だけ捺印され、別の配達伝票Dに不正に捺印することはできなくなる。
In the state where the
スライド部材28の先端部がラッチ15の回動軌跡内に進入して施錠位置にあるとき、ラッチ15は施錠待機状態となる。この施錠待機状態においては、開閉扉5を閉めることができるが、開けることはできなくなる。すなわち、開閉扉5を閉める際、ラッチ15はラッチ受け24に接触し、圧縮コイルばね18を圧縮させて左側方に水平移動するので、開閉扉5を閉めることができる。しかし、開閉扉5を閉めてラッチ15がラッチ受け24に係合すると、ラッチ15は、金属プレート29により平面視時計方向の回動が阻止されるため、開閉扉5は開扉不能に施錠される。
When the tip of the
ボックス本体3内に収容された宅配物を取り出す際は、開閉扉5の前面よりキーシリンダ装置45のキー差込み部45aにキーを差し込み、図11に2点鎖線で示すように、カムレバー46を後面視反時計方向に回動させる。すると、前述したように、カムレバー46の折曲部46aの傾斜カム面46bが、回動アーム41に前方から接触し、停止部材37、37が右側面視反時計方向に若干回動させられる。これにより、被停止部材36の突部36cが停止部40bから外れて復路溝39bに入り、被停止部材36、スライド部材28及び印鑑ホルダ25は、圧縮コイルばね44により原位置に復帰移動させられる。
When taking out the parcels housed in the
スライド部材28が原位置に復帰移動すると、その先端部がラッチホルダ13の凹部22内より離脱し、ラッチ15の回動軌跡から退避することにより、ラッチ受け24に係合しているラッチ15は解錠状態となり、開閉扉5を開いて宅配物を取り出すことができる。
When the
また、印鑑ホルダ25も原位置に復帰移動して捺印待機状態となるので、次に配達される宅配物の配達伝票に捺印することができる。
Further, since the
以上説明したように、本実施例の宅配ボックス1においては、施錠装置7と捺印装置8を対向させて一体ユニット化し、施錠・捺印ユニット6が形成されているので、部品点数を削減して全体を小型化することができ、かつ基板10を開閉扉5の内面のブラケット9に固定するだけなので、取付作業も極めて簡単である。また、開閉扉5の内面に大きな取付けスペースを確保する必要がないので、ボックス本体3内の収容空間を大きくすることができる。
As described above, in the delivery box 1 of the present embodiment, the
さらに、印鑑ホルダ25、一時停止機構35、スライド部材28及び施錠装置7のラッチ機構12は直線的に配置されているので、施錠・捺印ユニット6をさらに小型化することができる。また、一時停止機構35を構成する被停止部材36、大径円筒部材33、小径円筒部材34、停止部材37、圧縮コイルばね44を全て同一軸線上に配置して組み付けることができるので、一時停止機構35の組付効率が向上するとともに、その小型化が図れる。
Further, since the
捺印装置8を捺印操作するだけで、それと連動するスライド部材28がラッチ15を施錠待機状態とするので、捺印操作と、通常のキーシリンダ等による施錠操作との2度の操作は不要となり、捺印及び施錠の操作性が向上する。
Just by performing the stamping operation on the stamping device 8, the
施錠・捺印ユニット6は開閉扉5の内面に取り付けられ、捺印操作も開閉扉5を開いた状態で行われるので、宅配ボックス1の外観性がよくなる。しかも、開閉扉5には、従来のような伝票挿入口を開口する必要はなく、また施錠・捺印ユニット6は、印鑑ホルダ25の押動操作部25aを除く全ての部分が、カバー11a,11bによって覆われているので、防塵、防水性、防犯性も高い。
Since the locking /
捺印装置8を捺印操作するだけで一時停止機構35が作動し、印鑑ホルダ25を押動操作位置に、スライド部材28を施錠位置に停止させることができるので、操作性が極めてよい。
The
以上、本発明の宅配ボックスを実施例に基づいて説明したが、具体的な構成はこの実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、次のような種々の変形や変更があっても、本発明に含まれる。 Although the delivery box of the present invention has been described above based on the examples, the specific configuration is not limited to this embodiment, and various modifications such as the following are made without departing from the gist of the invention. Even if there is a change or change, it is included in the present invention.
例えば、前記実施例では、開閉扉5を横方向に開閉しうるように、ボックス本体3の開口部2の側縁部に取り付けているが、上下方向に開閉しうるようにボックス本体3の開口部2の下縁部に取り付けたり、ボックス本体3の上面を開口して、その開口部に開閉扉を取り付けてもよい。
For example, in the above embodiment, the opening /
また、前記実施例では、施錠・捺印ユニット6を開閉扉5の内面に設けたが、ボックス本体3における開口部2と近接する内側面に、施錠装置7を前方に向けて設けることもできる。この際には、ラッチ受け24を開閉扉5の側板の内側面に取り付ければよい。
Further, in the above embodiment, the locking /
また、施錠装置7と捺印装置8とは、一体にユニット化される構成に限らず、例えば施錠装置7は開閉扉5の内面に、捺印装置8はボックス本体3の内面にそれぞれ固定してもよく、この場合、ワイヤー等を用いた動作伝達手段によりこれらを接続し、施錠装置7の施解錠操作と捺印装置8の動作とを相互に連携させるようにすればよい。
Further, the
さらに、前記実施例では、開閉扉5の内面にブラケット9,9を固定し、このブラケット9に施錠・捺印ユニット6を取付けているが、ブラケット9を省略して、基板10を直接開閉扉5の内面に固定してもよい。
Further, in the above embodiment, the
1 宅配ボックス
2 開口部
3 ボックス本体
5 開閉扉
5a 貫通孔
6 施錠・捺印ユニット
7 施錠装置
8 捺印装置
9 ブラケット
10 基板
11a,11b カバー
12 ラッチ機構
13 ラッチホルダ
15 ラッチ
15a 被係合部
16 スリット
17 ラッチ支持部材
18 圧縮コイルばね
22 凹部
24 ラッチ受け(係合部)
25 印鑑ホルダ
25a 押動操作部
26 保持孔
27 印鑑(スタンプ部)
28 スライド部材
29 金属プレート
30 押動板
30a 連結片
31 保持片
32 受け部材
32b 受け片(受け部)
33 大径円筒部材
34 小径円筒部材(誘導領域)
34a ガイド溝
35 一時停止機構
36 被停止部材
37 停止部材
38 圧縮コイルばね
39 凹溝
40 残存壁部
41 回動アーム
42 キャップ
42a 弾性係合片
42b 長孔
44 圧縮コイルばね(付勢手段)
45 キーシリンダ装置
45b シリンダ軸
46 カムレバー
D 配達伝票(被捺印物)
S スリット
1
25
28
33 Large-diameter
45
S slit
Claims (1)
前記宅配ボックスの内壁には捺印装置が取付けられており、
前記捺印装置は、被捺印物に捺印可能なスタンプ部と、前記被捺印物を受ける受け部とを備え、前記スタンプ部と前記受け部とが前記宅配ボックスの内側からのみこれら前記スタンプ部と前記受け部との間に前記被捺印物を挿入できるように、所定の誘導領域内において往復動可能に保持されており、
前記捺印装置における前記スタンプ部と前記受け部との近接方向の移動の動作時に、前記施錠装置が施錠待機状態に切り換わり、
前記被捺印物への捺印の完了に伴い、前記スタンプ部と前記受け部との離間方向の移動を不能とする一時停止機構を更に備え、前記施錠装置の解錠操作により、前記一時停止機構による停止状態が解除されるようになっており、
前記一時停止機構と前記施錠装置とが、前記スタンプ部の往復動方向に沿って直線状に配置され、
前記一時停止機構と前記施錠装置と前記捺印装置は、前記開閉扉の内面に固定される基板に対向状に組付けられて一体ユニット化されていることを特徴とする宅配ボックス。 A parcel delivery box that has a storage space for storing parcels inside, a box body that has an opening for taking in and out the parcels, and an opening / closing door with a locking device that is openable and closable in the opening. In the box
A stamping device is attached to the inner wall of the delivery box.
The stamping device includes a stamp portion capable of stamping the stamped object and a receiving portion for receiving the stamped object, and the stamp portion and the receiving portion are only from the inside of the delivery box. It is held so that it can reciprocate within a predetermined guidance region so that the stamped object can be inserted between it and the receiving portion.
When the stamp portion and the receiving portion of the stamping device are moved in the proximity direction, the locking device is switched to the locking standby state.
With the completion of stamping on the stamped object, a temporary stop mechanism for disabling the movement of the stamp portion and the receiving portion in the separation direction is further provided, and by the unlocking operation of the locking device, the temporary stop mechanism is used. The stopped state is released,
The temporary stop mechanism and the locking device are arranged linearly along the reciprocating direction of the stamp portion.
A delivery box characterized in that the temporary stop mechanism, the locking device, and the stamping device are assembled in a facing manner on a substrate fixed to an inner surface of the opening / closing door to form an integrated unit.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018140618A JP6913658B2 (en) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | Delivery box |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018140618A JP6913658B2 (en) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | Delivery box |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020014731A JP2020014731A (en) | 2020-01-30 |
JP6913658B2 true JP6913658B2 (en) | 2021-08-04 |
Family
ID=69579770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018140618A Active JP6913658B2 (en) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | Delivery box |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6913658B2 (en) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08218702A (en) * | 1995-02-17 | 1996-08-27 | Yamazaki Sangyo Kk | Home-delivery box, locking device thereof and reception seal thereof |
JPH09189158A (en) * | 1996-01-11 | 1997-07-22 | Tooyoko Riken:Kk | Safekeeping box for house-to-house delivery article |
JPH1045196A (en) * | 1996-08-02 | 1998-02-17 | Tateyama Alum Ind Co Ltd | Overnight delivered package receiving device |
JP4872710B2 (en) * | 2006-02-23 | 2012-02-08 | パナソニック電工株式会社 | Delivery box |
JP7014402B2 (en) * | 2017-10-27 | 2022-02-01 | 株式会社オリエンタル | Delivery box |
-
2018
- 2018-07-26 JP JP2018140618A patent/JP6913658B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020014731A (en) | 2020-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5544333B2 (en) | Lid opening / closing device | |
JP5367281B2 (en) | Open / close lock device | |
JP5921463B2 (en) | Containment box | |
TWI526139B (en) | Electronic apparauts and cover mechanism therefor | |
JP2005247232A (en) | Lid opening/closing device, and storage compartment device using it | |
JP6913658B2 (en) | Delivery box | |
KR101549511B1 (en) | Door handle | |
JP6890501B2 (en) | Delivery box | |
JP5474012B2 (en) | Lock device for vehicle door | |
KR100590950B1 (en) | Push type locking system of car glove box | |
JP5588084B1 (en) | Flat handle device | |
KR20120041015A (en) | A tray cover locking apparatus for a vehicle | |
KR200471689Y1 (en) | Locking assembly for a storage container of car | |
KR101349045B1 (en) | Locking device of glove box for push type | |
JP5479217B2 (en) | Locking and unlocking device for opening and closing body in article storage fixture | |
JP2015187346A (en) | Pull handle device of storage furniture | |
JP4692993B2 (en) | Sliding door latch mechanism | |
JP6452524B2 (en) | Receiving unit for locking sliding door of refrigerator and locking device | |
JP6148047B2 (en) | Vehicle lock unit | |
JP7588420B2 (en) | Locking device | |
JP4756483B2 (en) | Automatic chile adjustment strike | |
JP5268547B2 (en) | Electrical equipment storage box | |
JP2019044545A (en) | Lock for bag, case or the like | |
JP5640297B2 (en) | Dial lock opening prevention mechanism | |
JP3822524B2 (en) | Lock device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210706 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210712 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6913658 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |