JP6906432B2 - 蓄熱システム - Google Patents
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Description
但し、冬季の温熱需要に比べて他の季節、特に夏季の温熱需要は小さくなるので、蓄熱タンクで蓄えた温熱がそれほど消費されずに余ることも考えられる。その場合、燃料電池装置の排熱を有効利用できなくなる。
前記熱音響冷凍装置は、環状に形成され、内部に作動媒体が充填されたループ管と、前記ループ管の途中に設けられ、低温側と前記燃料電池装置から排出された熱を保有する排熱媒体の熱エネルギーが供給される高温側との間の温度勾配により音響エネルギーを発生させる第1変換部と、前記ループ管の途中に設けられ、前記第1変換部から前記ループ管を通って伝搬された音響エネルギーが熱エネルギーに変換されることで低温側と高温側との間で生じる温度勾配を利用して、当該低温側から外部に冷熱を排出できる第2変換部とを有する蓄熱システムであって、
前記蓄熱タンクは、上方が相対的に高温で下方が相対的に低温になる温度成層を形成する状態で内部に前記蓄熱媒体を貯えることができ、前記蓄熱タンクの上方側に設けられる上方口と下方側に設けられる下方口とを介して前記蓄熱媒体を前記蓄熱タンクの内外に流動させることができるように構成され、
前記蓄熱タンクに相対的に高温の前記蓄熱媒体を新たに貯える温熱蓄積運転を行うとき、前記蓄熱タンクの前記下方口から取り出した前記蓄熱媒体を前記排熱媒体で加熱した後、当該蓄熱媒体を前記蓄熱タンクの前記上方口に戻すように流動させ、
前記蓄熱タンクに相対的に低温の前記蓄熱媒体を新たに貯える冷熱蓄積運転を行うとき、前記蓄熱タンクの前記上方口から取り出した前記蓄熱媒体を前記熱音響冷凍装置の前記第2変換部で冷却した後、当該蓄熱媒体を前記蓄熱タンクの前記下方口に戻すように流動させ、
流体が前記第1変換部と前記第2変換部との間で循環できる流体循環路を備え、
前記冷熱蓄積運転を行うとき、
前記流体循環路を通って前記第1変換部と前記第2変換部との間で流体を循環させ、
前記第1変換部の高温側を構成する第1高温側熱交換部に前記排熱媒体を供給することで当該第1高温側熱交換部を相対的に高温にさせ、前記第1変換部の低温側を構成する第1低温側熱交換部に前記流体循環路を循環する流体を供給することで当該第1低温側熱交換部を相対的に低温にさせ、前記第1高温側熱交換部及び前記第1低温側熱交換部によって生じる温度勾配により前記音響エネルギーを発生させ、
当該音響エネルギーが前記ループ管を通って前記第1変換部から前記第2変換部に伝搬された状態で、前記第2変換部の高温側を構成する第2高温側熱交換部に前記流体循環路を循環する流体を供給し、前記第2変換部の低温側を構成する第2低温側熱交換部に前記蓄熱タンクの前記上方口から取り出した前記蓄熱媒体を供給して、前記作動媒体の音響エネルギーが熱エネルギーに変換されることで生じる温度勾配により、前記蓄熱タンクの前記上方口から取り出した前記蓄熱媒体を前記第2低温側熱交換部で冷却する点にある。
従って、燃料電池装置から排出された熱を温熱及び冷熱の両方の状態で蓄えることもできる蓄熱システムを提供できる。
さらに、上記特徴構成によれば、冷熱蓄積運転を行うとき、第1変換部では、その高温側を構成する第1高温側熱交換部に排熱媒体を供給することで第1高温側熱交換部を相対的に高温にさせ、その低温側を構成する第1低温側熱交換部に流体循環路を循環する流体を供給することで第1低温側熱交換部を相対的に低温にさせ、第1高温側熱交換部及び第1低温側熱交換部によって生じる温度勾配により前記音響エネルギーを発生させる。つまり、第1変換部において、熱エネルギーを音響エネルギーに変換できる。
また、冷熱蓄積運転を行うとき、第2変換部では、その音響エネルギーがループ管を通って第1変換部から第2変換部に伝搬された状態で、その高温側を構成する第2高温側熱交換部に流体循環路を循環する流体を供給し、その低温側を構成する第2低温側熱交換部に蓄熱タンクの上方口から取り出した蓄熱媒体を供給して、作動媒体の音響エネルギーが熱エネルギーに変換されることで生じる温度勾配により、蓄熱タンクの上方口から取り出した蓄熱媒体を第2低温側熱交換部で冷却し、冷熱を蓄熱タンクで蓄えることができる。
つまり、第2変換部において、音響エネルギーを熱エネルギーに変換できる。
前記温熱蓄積運転を行うとき、前記燃焼部から排出される燃焼排ガスを前記排熱媒体として、当該排熱媒体の熱エネルギーを、前記蓄熱タンクの前記下方口から取り出した前記蓄熱媒体を加熱するために消費し、
前記冷熱蓄積運転を行うとき、前記燃焼部から排出される前記燃焼排ガスを前記排熱媒体として、当該排熱媒体の熱エネルギーを、前記第1変換部の高温側を加熱するために消費し、
熱エネルギーが消費されて温度が低下した前記燃焼排ガス中から凝縮水を回収し、当該凝縮水を前記改質部での原燃料の水蒸気改質に用いる点にある。
前記冷熱蓄積運転が行われているとき、前記流速調節器は、前記第2低温側熱交換部の温度が0℃以上になるように、前記流体循環路を流れる流体の流速を調節する点にある。
前記蓄熱タンクから外部に取り出された前記蓄熱媒体が、前記第1高温側熱交換部を経由せず、前記第2低温側熱交換部を経由した後で前記蓄熱タンクに戻るまでの間に流れる冷熱回収用流路とを備える点にある。
また、冷熱蓄積運転を行うとき、蓄熱タンクから外部に取り出された蓄熱媒体を冷熱回収用流路に流すことで、その途中の第2低温側熱交換部において蓄熱媒体を冷却できる。
前記温熱蓄積運転を行うとき、前記第1変換部の高温側を構成する第1高温側熱交換部で、前記蓄熱タンクの前記下方口から取り出した前記蓄熱媒体を前記排熱媒体で加熱した後、当該蓄熱媒体を前記蓄熱タンクの前記上方口に戻すように流動させる点にある。
以下に図面を参照して本発明の第1実施形態に係る蓄熱システムについて説明する。
図1は、蓄熱システムの構成を示す概略図である。図2は、第1実施形態の蓄熱システムの構成を示す図である。図1に示すように、蓄熱システムは、燃料電池装置20と、熱音響冷凍装置30と、蓄熱媒体を用いて熱を蓄えることができる蓄熱タンク1とを備える。
燃料電池装置20の動作は制御装置Cが制御する。
ポンプP3及び放熱器45の動作は制御装置Cが制御する。
ポンプP1及びポンプP2及び三方弁V1の動作は制御装置Cが制御する。
それに対して、三方弁V2がB−Cで流通できるように切り替えられ、三方弁V2がB−Cで流通できるように切り替えられているとき、給水路4を通って供給される水は、三方弁V3を経由して給水路4bに至り、その後、上側接続路6を通って蓄熱タンク1の上方から、蓄熱タンク1の内部に流入する。また、蓄熱タンク1の内部の水は、下側接続路7を通って取り出され、熱出力路5b及び三方弁V2を経由して、熱出力路5から熱負荷装置(図示せず)に向けて供給される。
三方弁V2及び三方弁V3の動作は制御装置Cが制御する。
図3は、温熱蓄積運転を説明する図であり、ガスや各媒体の流動を太線で強調表示している。蓄熱タンク1に相対的に高温の蓄熱媒体を新たに貯える温熱蓄積運転を行うとき、蓄熱タンク1の下方口41から取り出した蓄熱媒体を排熱媒体で加熱した後、その蓄熱媒体を蓄熱タンク1の上方口40に戻すように流動させる。
つまり、温熱蓄積運転を行うとき、燃焼部27から排出される燃焼排ガスを排熱媒体として、その排熱媒体の熱エネルギーを、蓄熱タンク1の下方口41から取り出した蓄熱媒体を加熱するために消費する。具体的には、温熱蓄積運転を行うとき、流体循環路44で流体を循環させず、第1変換部34の高温側を構成する第1高温側熱交換部31で、蓄熱タンク1の下方口41から取り出した蓄熱媒体を排熱媒体(燃焼排ガス)で加熱した後、その蓄熱媒体を蓄熱タンク1の上方口40に戻すように流動させる。このように、第1高温側熱交換部31では、排熱媒体(燃焼排ガス)を用いて、蓄熱媒体の昇温が行われる。その結果、排熱媒体である燃焼排ガスの温度は低下し、燃焼排ガスに含まれる水分が凝縮水となる。そして、その凝縮水は燃焼排ガス路29から分岐するように接続された水回収路2を通って水タンク3へと流れ込む。
図4は、冷熱蓄積運転を説明する図であり、ガスや各媒体の流動を太線で強調表示している。蓄熱タンク1に相対的に低温の蓄熱媒体を新たに貯える冷熱蓄積運転を行うとき、蓄熱タンク1の上方口40から取り出した蓄熱媒体を熱音響冷凍装置30Aの第2変換部38(第2低温側熱交換部37)で冷却した後、その蓄熱媒体を蓄熱タンク1の下方口42に戻すように流動させる。つまり、冷熱蓄積運転を行うとき、燃焼部27から排出される燃焼排ガスを排熱媒体として、その排熱媒体の熱エネルギーを、第1変換部34の高温側を加熱するために消費する。具体的には、冷熱蓄積運転を行うとき、流体循環路44を通って第1変換部34と第2変換部38との間で流体を循環させ、第1変換部34の高温側を構成する第1高温側熱交換部31に排熱媒体を供給することで第1高温側熱交換部31を相対的に高温にさせ、第1変換部34の低温側を構成する第1低温側熱交換部33に流体循環路44を循環する流体を供給することでその第1低温側熱交換部33を相対的に低温にさせ、第1高温側熱交換部31及び第1低温側熱交換部33によって生じる温度勾配により音響エネルギーを発生させ、その音響エネルギーがループ管39を通って第1変換部34から第2変換部38に伝搬された状態で、第2変換部38の高温側を構成する第2高温側熱交換部35に流体循環路44を循環する流体を供給し、第2変換部38の低温側を構成する第2低温側熱交換部37に蓄熱タンク1の上方口40から取り出した蓄熱媒体を供給して、作動媒体の音響エネルギーが熱エネルギーに変換されることで生じる温度勾配により、蓄熱タンク1の上方口40から取り出した蓄熱媒体を第2低温側熱交換部37で冷却する。
第2実施形態の蓄熱システムは、燃料電池装置20から排出された熱を保有する排熱媒体からの熱回収の態様が上記実施形態と異なっている。以下に第2実施形態の蓄熱システムについて説明するが、上記実施形態と同様の構成については説明を省略する。
本願の権利範囲に入るものではないが、参考形態の蓄熱システムは、燃料電池装置20から排出された熱を保有する排熱媒体からの熱回収の態様が上記実施形態と異なっている。以下に参考形態の蓄熱システムについて説明するが、上記実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図6は、温熱蓄積運転を説明する図であり、ガスや各媒体の流動を太線で強調表示している。この場合、温熱回収用蓄熱タンク1Bから外部に取り出された蓄熱媒体が、温熱回収用流路43aを通って、第2低温側熱交換部37を経由せず、温熱回収用熱交換部46を経由した後で温熱回収用蓄熱タンク1Bに戻る。そして、温熱蓄積運転を行うとき、温熱回収用熱交換部46で、温熱回収用蓄熱タンク1Bの下方口41から取り出した蓄熱媒体を、第1高温側熱交換部31で熱交換を行った後の排熱媒体(燃焼排ガス)で加熱した後、その蓄熱媒体を温熱回収用蓄熱タンク1Bの上方口40に戻すように流動させる。これにより、温熱回収用蓄熱タンク1Bに温熱が蓄えられる。
図7は、冷熱蓄積運転を説明する図であり、ガスや各媒体の流動を太線で強調表示している。この場合、冷熱回収用蓄熱タンク1Aから外部に取り出された蓄熱媒体が、冷熱回収用流路43bを通って、第1高温側熱交換部31を経由せず、第2低温側熱交換部37を経由した後で冷熱回収用蓄熱タンク1Aに戻る。そして、冷熱蓄積運転を行うとき、流体循環路44を通って第1変換部34と第2変換部38との間で流体を循環させ、第1変換部34の高温側を構成する第1高温側熱交換部31に排熱媒体を供給することでその第1高温側熱交換部31を相対的に高温にさせ、第1変換部34の低温側を構成する第1低温側熱交換部33に流体循環路44を循環する流体を供給することでその第1低温側熱交換部33を相対的に低温にさせ、第1高温側熱交換部31及び第1低温側熱交換部33によって生じる温度勾配により音響エネルギーを発生させ、その音響エネルギーがループ管39を通って第1変換部34から第2変換部38に伝搬された状態で、第2変換部38の高温側を構成する第2高温側熱交換部35に流体循環路44を循環する流体を供給し、第2変換部38の低温側を構成する第2低温側熱交換部37に冷熱回収用蓄熱タンク1Aの上方口40から取り出した蓄熱媒体を供給して、作動媒体の音響エネルギーが熱エネルギーに変換されることで生じる温度勾配により、冷熱回収用蓄熱タンク1Aの上方口40から取り出した蓄熱媒体を第2低温側熱交換部37で冷却する。これにより、冷熱回収用蓄熱タンク1Aに冷熱が蓄えられる。
<1>
上記実施形態では、蓄熱システムの構成について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。
例えば、図8に示す熱音響冷凍装置30B(30)のように、ループ管51が、第1変換部34を通る第1ループ管51aと、第2変換部38を通る第2ループ管51bとを備える構成にしてもよい。
他にも、上記実施形態では、流体循環路44を閉鎖された流路としているが、その途中を大気開放してもよい。例えば、流体循環路44の途中に膨張タンクを設け、その膨張タンクを待機開放する構成を採用してもよい。
上記実施形態において、蓄熱タンク1に貯える蓄熱媒体、流体循環路44を流れる流体の種類は上述した具体例に限定されず、適宜変更可能である。
上記実施形態において、冷熱蓄積運転を行っている間の設定タイミングで温熱蓄積運転を行ってもよい。例えば、図2及び図5などに示した蓄熱システムにおいて、冷熱蓄積運転を行っている間の設定タイミングで、所定期間だけ温熱蓄積運転を行い、その後、再び冷熱蓄積運転を行ってもよい。このような運転を行うと、蓄熱タンク1の上部(上方口40の近傍)には温熱蓄積運転によって相対的に温度の高い蓄熱媒体が貯えられる。そして、再び冷熱蓄積運転が開始されると、その相対的に温度の高い蓄熱媒体が第2低温側熱交換部37に供給されて、第2低温側熱交換部37の温度が上昇する。その結果、冷熱蓄積運転を行っている間に第2低温側熱交換部37に霜が付いたとしても、その霜が溶けることを期待できる。
ここで、冷熱蓄積運転を行っている間のどのようなタイミングで温熱蓄積運転を行うのかは適宜設定可能である。例えば、冷熱蓄積運転の連続期間が所定期間以上になったことや第2低温側熱交換部37の温度が所定温度以下になったことなどの所定の条件を満たした場合に、所定期間だけ温熱蓄積運転を行うことができる。
上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用でき、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変できる。
1A 冷熱回収用蓄熱タンク
1B 温熱回収用蓄熱タンク
20 燃料電池装置
23 改質部
24 アノード
25 カソード
27 燃焼部
30 熱音響冷凍装置
30A 熱音響冷凍装置
30B 熱音響冷凍装置
31 第1高温側熱交換部
33 第1低温側熱交換部
34 第1変換部
35 第2高温側熱交換部
37 第2低温側熱交換部
38 第2変換部
39 ループ管
40 上方口
41 下方口
42 下方口
43a 温熱回収用流路(蓄熱媒体流路)
43b 冷熱回収用流路(蓄熱媒体流路)
44 流体循環路
45 放熱器
46 温熱回収用熱交換部
47 熱交換部
50 燃料電池部
51 ループ管
Claims (8)
- 燃料電池装置と、熱音響冷凍装置と、蓄熱媒体を用いて熱を蓄えることができる蓄熱タンクとを備え、
前記熱音響冷凍装置は、環状に形成され、内部に作動媒体が充填されたループ管と、前記ループ管の途中に設けられ、低温側と前記燃料電池装置から排出された熱を保有する排熱媒体の熱エネルギーが供給される高温側との間の温度勾配により音響エネルギーを発生させる第1変換部と、前記ループ管の途中に設けられ、前記第1変換部から前記ループ管を通って伝搬された音響エネルギーが熱エネルギーに変換されることで低温側と高温側との間で生じる温度勾配を利用して、当該低温側から外部に冷熱を排出できる第2変換部とを有する蓄熱システムであって、
前記蓄熱タンクは、上方が相対的に高温で下方が相対的に低温になる温度成層を形成する状態で内部に前記蓄熱媒体を貯えることができ、前記蓄熱タンクの上方側に設けられる上方口と下方側に設けられる下方口とを介して前記蓄熱媒体を前記蓄熱タンクの内外に流動させることができるように構成され、
前記蓄熱タンクに相対的に高温の前記蓄熱媒体を新たに貯える温熱蓄積運転を行うとき、前記蓄熱タンクの前記下方口から取り出した前記蓄熱媒体を前記排熱媒体で加熱した後、当該蓄熱媒体を前記蓄熱タンクの前記上方口に戻すように流動させ、
前記蓄熱タンクに相対的に低温の前記蓄熱媒体を新たに貯える冷熱蓄積運転を行うとき、前記蓄熱タンクの前記上方口から取り出した前記蓄熱媒体を前記熱音響冷凍装置の前記第2変換部で冷却した後、当該蓄熱媒体を前記蓄熱タンクの前記下方口に戻すように流動させ、
流体が前記第1変換部と前記第2変換部との間で循環できる流体循環路を備え、
前記冷熱蓄積運転を行うとき、
前記流体循環路を通って前記第1変換部と前記第2変換部との間で流体を循環させ、
前記第1変換部の高温側を構成する第1高温側熱交換部に前記排熱媒体を供給することで当該第1高温側熱交換部を相対的に高温にさせ、前記第1変換部の低温側を構成する第1低温側熱交換部に前記流体循環路を循環する流体を供給することで当該第1低温側熱交換部を相対的に低温にさせ、前記第1高温側熱交換部及び前記第1低温側熱交換部によって生じる温度勾配により前記音響エネルギーを発生させ、
当該音響エネルギーが前記ループ管を通って前記第1変換部から前記第2変換部に伝搬された状態で、前記第2変換部の高温側を構成する第2高温側熱交換部に前記流体循環路を循環する流体を供給し、前記第2変換部の低温側を構成する第2低温側熱交換部に前記蓄熱タンクの前記上方口から取り出した前記蓄熱媒体を供給して、前記作動媒体の音響エネルギーが熱エネルギーに変換されることで生じる温度勾配により、前記蓄熱タンクの前記上方口から取り出した前記蓄熱媒体を前記第2低温側熱交換部で冷却する蓄熱システム。 - 前記燃料電池装置は、原燃料を水蒸気改質して燃料ガスを生成する改質部と、前記改質部で生成された前記燃料ガスが供給されるアノード、及び、酸素ガスが供給されるカソードを有する燃料電池部と、前記燃料電池部での発電反応で用いられた後に前記アノードから排出される排出燃料ガス中の燃料成分を燃焼させる燃焼部とを有し、
前記温熱蓄積運転を行うとき、前記燃焼部から排出される燃焼排ガスを前記排熱媒体として、当該排熱媒体の熱エネルギーを、前記蓄熱タンクの前記下方口から取り出した前記蓄熱媒体を加熱するために消費し、
前記冷熱蓄積運転を行うとき、前記燃焼部から排出される前記燃焼排ガスを前記排熱媒体として、当該排熱媒体の熱エネルギーを、前記第1変換部の高温側を加熱するために消費し、
熱エネルギーが消費されて温度が低下した前記燃焼排ガス中から凝縮水を回収し、当該凝縮水を前記改質部での原燃料の水蒸気改質に用いる請求項1に記載の蓄熱システム。 - 前記流体循環路の途中に、流体からの単位時間当たりの放熱量を調節できる放熱器を備える請求項1又は2に記載の蓄熱システム。
- 前記冷熱蓄積運転が行われているとき、前記放熱器は、前記第2低温側熱交換部の温度が0℃以上になるように、前記流体循環路を流れる流体からの単位時間当たりの放熱量を調節する請求項1〜3の何れか一項に記載の蓄熱システム。
- 前記流体循環路を流れる流体の流速を調節できる流速調節器を備え、
前記冷熱蓄積運転が行われているとき、前記流速調節器は、前記第2低温側熱交換部の温度が0℃以上になるように、前記流体循環路を流れる流体の流速を調節する請求項1〜4の何れか一項に記載の蓄熱システム。 - 前記蓄熱タンクから外部に取り出された前記蓄熱媒体が、前記第2低温側熱交換部を経由せず、前記第1高温側熱交換部を経由した後で前記蓄熱タンクに戻るまでの間に流れる温熱回収用流路と、
前記蓄熱タンクから外部に取り出された前記蓄熱媒体が、前記第1高温側熱交換部を経由せず、前記第2低温側熱交換部を経由した後で前記蓄熱タンクに戻るまでの間に流れる冷熱回収用流路とを備える請求項1〜5の何れか一項に記載の蓄熱システム。 - 流体が前記第1変換部と前記第2変換部との間で循環できる流体循環路を備え、
前記温熱蓄積運転を行うとき、前記第1変換部の高温側を構成する第1高温側熱交換部で、前記蓄熱タンクの前記下方口から取り出した前記蓄熱媒体を前記排熱媒体で加熱した後、当該蓄熱媒体を前記蓄熱タンクの前記上方口に戻すように流動させる請求項1〜6の何れか一項に記載の蓄熱システム。 - 前記流体循環路の途中に、前記第1高温側熱交換部で熱交換を行った後の前記排熱媒体と、前記流体循環路を流れる流体との熱交換を行う熱交換部を備える請求項1〜7の何れか一項に記載の蓄熱システム。
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