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JP6906310B2 - 固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法 - Google Patents

固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法 Download PDF

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JP6906310B2 JP2017000744A JP2017000744A JP6906310B2 JP 6906310 B2 JP6906310 B2 JP 6906310B2 JP 2017000744 A JP2017000744 A JP 2017000744A JP 2017000744 A JP2017000744 A JP 2017000744A JP 6906310 B2 JP6906310 B2 JP 6906310B2
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Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法に関する。
固体酸化物形燃料電池(以下、適宜「SOFC」と記載する。)用セルは、電解質層の一方面側に空気極を接合すると共に、同電解質層の他方面側に燃料極を接合してなる単セルを、空気極又は燃料極に対して電子の授受を行う一対の電子伝導性のセル間接続部材により挟み込んで積層した構造を有する。
そして、このようなSOFC用セルでは、例えば700〜900℃程度の作動温度で作動し、空気極側から燃料極側への電解質膜を介した酸化物イオンの移動に伴って、一対の電極の間に起電力が発生し、その起電力を外部に取り出し利用することができる。
このようなSOFC用セルで利用されるセル間接続部材は、電子伝導性及び耐熱性に優れたCrを含有する材料で製作される。また、このような合金の耐熱性は、この合金の表面に形成されるクロミア(Cr23)の緻密な被膜に由来する。近年、SOFC用セルの動作温度が下がってきており、セル間接続部材の材料としてステンレス合金が用いられるようになった。セル間接続部材の基材の表面には、Cr飛散の抑制のため、金属酸化物等の保護膜が形成される。
特開昭60−169546号公報
ここでステンレス合金には主成分のFe、Crの他に、耐熱性や耐食性の付与のために様々な元素が添加されている。これらの微量な添加元素が、金属/保護膜界面の近傍の酸素ポテンシャルによって、金属の内部に酸化物の膜状領域を形成することが報告されている(非特許文献1)。この文献では、金属の内部にMnとCrの複合酸化物(スピネル化合物)が形成されることが報告されている。
MnとCrの複合酸化物は、MnとCrとの組成比が変わると、導電性が大きく変化することが報告されている(非特許文献2)。例えばCrリッチなMnCr24は、SOFCの作動環境下(例えば、750℃)で、クロミア(Cr23)の約9倍の大きさの電気抵抗を有する。
SOFC用セルは単セルとセル間接続部材とを交互に積層して構成されるから、セル間接続部材の電気抵抗を可及的小さくすることが求められる。上述したMnCr24のような電気抵抗の大きな酸化物がセル間接続部材の基材の内部に生じると、SOFC用セルの発電性能が大きく低下することが懸念される。なお特許文献1では、フェライト系ステンレス鋼において、Mnの含有量が増加するとMnCr24スケールが生成することが報告されている。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気抵抗の大きなMnCr24がセル間接続部材の基材の内部に生成することを抑制して、発電性能の高いSOFC用セルを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法の特徴構成は、
前記セル間接続部材の基材の表面に保護膜を形成する保護膜形成ステップと、
前記セル間接続部材と空気極とを接合層を介して接合する接合ステップとを有し、
前記基材は、Mnを含有するステンレス合金を主材料とし、
前記保護膜は、MnとCoとを含有するスピネル型金属酸化物を主材料とし、
前記接合ステップにおける前記接合層の焼き付けが1050℃以上1075℃以下の温度で行われる点にある。
発明者らは、セル間接続部材と空気極とを接合する接合層の焼き付け温度により、セル間接続部材および接合層の電気抵抗の大きさが変化する現象を見出した。そして、接合層の焼き付け温度が1000℃の場合には、基材の内部にMnCr24が生成しており、1050℃以上の場合には、MnCr24の生成が抑制されていることを確認して、本発明の完成に至った。すなわち上記の特徴構成によれば、電気抵抗の大きなMnCr24がセル間接続部材の基材の内部に生成することを抑制して、発電性能の高いSOFC用セルを提供することができる。
前記接合ステップにおける前記接合層の焼き付けが1075℃以下の温度で行われると、電気抵抗の大きなMnCr24がセル間接続部材の基材の内部に生成することを抑制して、発電性能の高いSOFC用セルを提供することができ好適である。なお接合層の焼き付けを1075℃を超えて高い温度で行うと、保護膜と基材との間で剥離が生じたり、酸化被膜(クロミア)成長が増進されたり等の抵抗が増大する可能性が高くなるため、好ましくない。
上記目的を達成するための本発明に係る固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法の特徴構成は、
前記セル間接続部材の基材の表面に保護膜を形成する保護膜形成ステップと、
前記セル間接続部材と空気極とを接合層を介して接合する接合ステップとを有し、
前記基材は、Mnを含有するステンレス合金を主材料とし、
前記保護膜は、MnとCoとを含有するスピネル型金属酸化物を主材料とし、
前記接合ステップにおける前記接合層の焼き付けが1050℃以上1075℃未満の温度で行われる点にある。
発明者らは、セル間接続部材と空気極とを接合する接合層の焼き付け温度により、セル間接続部材および接合層の電気抵抗の大きさが変化する現象を見出した。そして、接合層の焼き付け温度が1000℃の場合には、基材の内部にMnCr 2 4 が生成しており、1050℃以上の場合には、MnCr 2 4 の生成が抑制されていることを確認して、本発明の完成に至った。すなわち上記の特徴構成によれば、電気抵抗の大きなMnCr 2 4 がセル間接続部材の基材の内部に生成することを抑制して、発電性能の高いSOFC用セルを提供することができる。
さらに前記接合ステップにおける前記接合層の焼き付けが1075℃未満の温度で行われると、固体酸化物型燃料電池の実際の作動環境である700℃〜800℃における抵抗値を低く抑えることができ好ましい。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法の別の特徴構成は、前記基材の主材料のステンレス合金がSiを含有する点にある。
基材の主材料のステンレス合金がSiを含有する場合には、保護膜形成ステップと接合ステップとを経た基材において、表面の近傍にSiO2の層が形成されていることが確認された。そしてその層は、接合層の焼き付けが1000℃の場合に比べて、1050℃以上の場合には、より厚くなっている。この層は、ステンレス合金内部からのMnの拡散を阻害して、基材の内部でのMnCr24の生成を抑制する効果があると考えられる。すなわち上記の特徴構成によれば、MnCr24の生成を更に効果的に抑制して、発電性能の高いSOFC用セルを提供することができる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法の別の特徴構成は、前記基材の主材料のステンレス合金がTiを含有する点にある。
基材の主材料のステンレス合金がTiを含有する場合には、保護膜形成ステップと接合ステップとを経た基材において、表面の近傍にTiO2の層が形成されていることが確認された。そしてその層は、接合層の焼き付けが1000℃の場合に比べて、1050℃以上の場合には、より厚くなっている。この層は、ステンレス合金内部からのMnの拡散を阻害して、基材の内部でのMnCr24の生成を抑制する効果があると考えられる。すなわち上記の特徴構成によれば、MnCr24の生成を更に効果的に抑制して、発電性能の高いSOFC用セルを提供することができる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法の別の特徴構成は、前記保護膜の主材料が、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)または、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)である点にある。
上記の特徴構成によれば、保護膜の熱膨張率と基材や空気極の熱膨張率との不一致を小さくすることができ、SOFC用セルの耐久性を高めることができ好適である。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法の別の特徴構成は、前記保護膜の主材料が、Co1.5Mn1.54またはCo2MnO4である点にある。
保護膜の主材料がCo2MnO4であるサンプルを用いた実験にて、MnCr24の生成が抑制されることが確認されている。同系統のスピネル型金属酸化物であるCo1.5Mn1.54についても同様の結果となることが強く推認される。すなわち上記の特徴構成によれば、電気抵抗の大きなMnCr24がセル間接続部材の基材の内部に生成することを抑制して、発電性能の高いSOFC用セルを提供することができる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法の別の特徴構成は、前記保護膜形成ステップにおいて、前記保護膜が電着塗装により形成される点にある。
上記特徴構成によれば、緻密で強固な保護膜を実現することができ、好適である。
固体酸化物形燃料電池用セルの概略図 固体酸化物形燃料電池の作動時の反応の説明図 セル間接続部材接合構造の断面図 通電試験治具の概略図 電気抵抗の経時変化を示すグラフ 固体酸化物形燃料電池用セルの断面のSEM画像およびEPMA図 固体酸化物形燃料電池用セルの断面のSEM画像およびEPMA図 電気抵抗の経時変化を示すグラフ 初期温度特性(電気抵抗)を示すグラフ
以下、固体酸化物形燃料電池(SOFC)用セルを説明し、その製造方法および実験例を示す。なお以下に本発明の好適な実施例を記すが、これら実施例はそれぞれ本発明をより具体的に例示するために記載されたものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が可能であり、本発明は、以下の記載に限定されるものではない。
〔固体酸化物形燃料電池(SOFC)〕
図1および図2に示すSOFC用セルCは、酸素イオン伝導性の固体酸化物の緻密体からなる電解質膜30の一方面側に、酸素イオンおよび電子伝導性の多孔体からなる空気極31を接合するとともに、同電解質膜30の他方面側に電子伝導性の多孔体からなる燃料極32を接合してなる単セル3を備える。
さらに、SOFC用セルCは、この単セル3を、空気極31または燃料極32に対して電子の授受を行うとともに空気および水素を供給するための溝2が形成された一対の電子伝導性の合金または酸化物からなるセル間接続部材1により、適宜外周縁部においてガスシール体を挟持した状態で挟み込んだ構造を有する。空気極31とセル間接続部材1とが密着配置されることで、空気極31側の溝2が空気極31に空気を供給するための空気流路2aとして機能する。燃料極32とセル間接続部材1が密着配置されることで、燃料極32側の上記溝2が燃料極32に水素を供給するための燃料流路2bとして機能する。セル間接続部材1はインターコネクタとセルC間を電気的に接続する部材が接続された構成となることもある。
なお、上記単セル3を構成する各要素で利用される一般的な材料について説明を加えると、例えば、上記空気極31の材料としては、LaMO3(例えばM=Mn,Fe,Co,Ni)中のLaの一部をアルカリ土類金属AE(AE=Sr,Ca)で置換した(La,AE)MO3のペロブスカイト型酸化物を利用することができる。上記燃料極32の材料としては、Niとイットリア安定化ジルコニア(YSZ)とのサーメットを利用することができ、さらに、電解質膜30の材料としては、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)を利用することができる。
そして、複数のSOFC用セルCが積層配置された状態で、複数のボルトおよびナットにより積層方向に押圧力を与えて挟持され、セルスタックとなる。
このセルスタックにおいて、積層方向の両端部に配置されたセル間接続部材1は、燃料流路2bまたは空気流路2aの一方のみが形成されるものであればよく、その他の中間に配置されたセル間接続部材1は、一方の面に燃料流路2bが形成され他方の面に空気流路2aが形成されるものを利用することができる。なお、このような積層構造のセルスタックでは、上記セル間接続部材1をセパレータと呼ぶ場合がある。
セルスタックは、燃料ガス(水素)を供給するマニホールドに、ガラスシール材等の接着材により取り付けられる。ガラスシール材としては、例えば結晶化ガラスが用いられる。ガラスシール材は、マニホールドの接着の他、単セル3とセル間接続部材1の間など、封止(シール)が必要な箇所に用いられる。
このようなセルスタックの構造を有するSOFCを一般的に平板型SOFCと呼ぶ。本実施形態では、一例として平板型SOFCについて説明するが、本発明はその他の構造のSOFCについても適用可能である。
そして、このようなSOFC用セルCを備えたSOFCの作動時には、図2に示すように、空気極31に対して隣接するセル間接続部材1に形成された空気流路2aを介して空気を供給するとともに、燃料極32に対して隣接するセル間接続部材1に形成された燃料流路2bを介して水素を供給し、例えば800℃程度の作動温度で作動する。すると、空気極31において酸素分子O2が電子e-と反応して酸素イオンO2-が生成され、そのO2-が電解質膜30を通って燃料極32に移動し、燃料極32において供給されたH2がそのO2-と反応してH2Oとe-とが生成されることで、一対のセル間接続部材1の間に起電力Eが発生し、その起電力Eを外部に取り出し利用することができる。
〔セル間接続部材〕
セル間接続部材1は、図1および図3に示すように、単セル3との間で空気流路2a、燃料流路2bを形成しつつ接続可能にする溝板状に形成されている。基材11の表面に、後に述べる保護膜12を設けることでCr被毒を抑制することができ、固体酸化物形燃料電池用セルとして好適である。
セル間接続部材1の材料としては、電子伝導性および耐熱性の優れた材料であって、フェライト系ステンレス鋼であるFe−Cr合金、オーステナイト系ステンレス鋼であるFe−Cr−Ni合金など、Crを含有する合金が用いられる。本実施形態では特に、セル間接続部材1の基材11の主材料は、Mnを含有するステンレス合金であって、フェライト系であると好適であり、Siを含有すると好適であり、またTiを含有すると好適である。
〔酸化被膜〕
基材11の表面には、酸化被膜13が形成される。酸化被膜13は、周囲雰囲気中の酸素によって基板11の合金の表面が酸化されて生じる。本実施形態のようにCrを含有するステンレス合金の場合は、酸化被膜13は主にクロミア(Cr23)であり、緻密な被膜として形成される。酸化被膜13は、保護膜12の焼結や、接合層の焼き付け等、SOFC用セルの製造工程における熱処理にて形成される。
〔保護膜〕
基材11の表面には、Cr被毒を抑制するため、保護膜12が形成されている。保護膜12は、MnとCoとを含有するスピネル型金属酸化物を主材料とする。保護膜12の主材料は、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)または、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)であってもよい。Co1.5Mn1.54またはCo2MnO4であってもよい。なお「主材料」とは主たる材料であることを意味し、複数の種類の金属酸化物を混合して用いたり、他の成分を混合して用いることも可能である。
基材11への保護膜12の形成は、たとえば、ウエットコーティング法あるいは、ドライコーティング法によって形成することができる。ウエットコーティング法としては、スクリーン印刷法、ドクターブレード法、スプレーコート法、インクジェット法、スピンコート法、ディップコート、電気めっき法、無電解めっき法、電着塗装法等が例示できる。
また、ドライコーティング法としては、たとえば蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、化学気相成長(CVD)法、電気化学気相成長(EVD)法、イオンビーム法、レーザーアブレーション法、大気圧プラズマ成膜法、減圧プラズマ成膜法、溶射法等が例示できる。
例えば、電着塗装法を適用すれば、下記のような手法で保護膜を形成することができる。
金属酸化物微粒子を電着液1リットル当り100gになるように分散し、ポリアクリル酸等のアニオン型樹脂とを含有している混合液を用いて電着塗装を行う。ここでは、(金属酸化物微粒子:アニオン型樹脂)=(1:1)(質量比)とした。
前記混合液を用い、基材11をプラス、対極としてSUS304の極板にマイナスの極性として通電を行うことによって、基材11表面に未硬化の電着塗膜が形成される。
電着塗装は、たとえば、前記混合液を満たした通電槽中に基材11を完全にまたは部分的に浸漬して陽極とし、通電することにより実施される。
電着塗装条件も特に制限されず、基材11である金属の種類、前記混合液の種類、通電槽の大きさおよび形状、得られるセル間接続部材1の用途などの各種条件に応じて広い範囲から適宜選択できるが、通常は、浴温度(前記混合液温度)10〜40℃程度、印加電圧10〜450V程度、電圧印加時間1〜10分程度、前記混合液の液温10〜40℃とすればよい。
なお、電着電圧、電着時間を変更することにより電着塗膜の膜厚をコントロールできる。また、基材に対して、種々前処理を行うこともできる。
この未硬化の電着塗膜が形成された基材11に加熱処理することによって、基材11表面に硬化した電着塗膜が形成される。
加熱処理は、電着塗膜を乾燥させる予備乾燥と、電着塗膜を硬化させる硬化加熱とを含み、予備乾燥後に硬化加熱が行われる。その後、電気炉を使用して例えば1000℃で2時間焼成し、その後徐冷する。
〔接合層〕
接合層により、セル間接続部材1と単セル3の空気極31とが接合される。詳しくは、セル間接続部材1の基材11の表面に形成された保護膜11と、単セル3の空気極31とが、接合層により接着・接合されている。接合層の主材料としては、空気極31と類似のペロブスカイト型酸化物や、スピネル型酸化物が用いられる。たとえばLSCF6428(La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.83-δ)が用いられる。
〔固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法〕
次に固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法について説明する。固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法は、保護膜形成ステップと、接合ステップとを有する。
〔保護膜形成ステップ〕
保護膜形成ステップでは、セル間接続部材1の基材11の表面に保護膜12を形成する。保護膜12の形成は、例示した各種の方法により行われる。例えばウエットコーティング法によれば、成膜ステップと焼結ステップとにより行われる。
成膜ステップでは、金属酸化物の微粉末を含有するスラリーを用いてセル間接続部材1の基材11に塗膜を湿式成膜する。湿式成膜は、スラリーに基材11を浸けて(ディップ)引き上げることで行ってもよいし、電着塗装法により行ってもよいし、先に例示した方法のいずれかを用いてもよい。湿式成膜は、基材11の全体に対して行ってもよいし、平板状の基材11の一方の面のみに行ってもよい。なお後者の場合、湿式成膜が行われ保護膜12が形成された面が、単セル3の空気極31に接合されることになる。湿式成膜が行われず基材11の素材が露出している面が、単セル3の燃料極32に接合されることになる。
焼結ステップでは、塗膜を湿式成膜した基材11に熱処理を施し、金属酸化物の微粉末を焼結させて基材11の表面に保護膜12を形成する。熱処理は、例えば1000℃で2時間行われる。熱処理の際の雰囲気としては、種々選択が可能である。微粉末を含有するスラリーの塗布が基材11の一方の面に対して行われ、他方の面では基材11の素材が露出している場合には、熱処理を不活性ガスや還元ガスの雰囲気下で行うと、基材11の素材が露出した面の酸化を抑制することができ好適である。
〔接合ステップ〕
接合ステップでは、セル間接続部材1と空気極31とを接合層を介して接合する。詳しくは、上述の接合層の材料を含有するペーストをセル間接続部材1に塗布して単セル3と接合し、熱処理を施して焼き付けにより接合層を形成する。熱処理は通常であれば、燃料電池の作動温度〜950℃の低温で行うが、本実施形態では1050℃以上の高温で行う。1075℃以下の温度で行うと更に好適であり、1075℃未満の温度で行うとより好適であり、1050℃で行うと尚好適である。
〔接合層の焼き付けの温度によるセル間接続部材の電気抵抗・元素分布の変化〕
以上述べたSOFC用セルの製造方法に沿って実験サンプルを作成し、電気抵抗の経時変化、断面のSEM観察およびEPMA元素分析を行った。
〔実験サンプルの作成〕
〔実験例1(1000℃):比較例〕
1mm厚の22wt%Crの高純度フェライト系ステンレス鋼の板の表面に、Co2MnO4の微粉末を含有するスラリーを用いてアニオン電着塗装法にて塗膜を成膜した。その板を1000℃の大気雰囲気下にて2時間加熱し、Co2MnO4を主材料とする保護膜を形成した。板の両面にLSCF6428を塗布し、乾燥させ、1000℃で2時間焼き付けを行い、接合層(を模擬した層)を形成した。以上の様にして、固体酸化物形燃料電池用セルのセル間接続部材1を模した実験例1のサンプルを作成した。
〔実験例2(1025℃):比較例〕
接合層の焼き付け温度を1025℃に変更し、その他の条件は実験例1と同様にして、実験例2のサンプルを作成した。
〔実験例3(1050℃):実施例〕
接合層の焼き付け温度を1050℃に変更し、その他の条件は実験例1と同様にして、実験例3のサンプルを作成した。
〔実験例4(1075℃):実施例〕
接合層の焼き付け温度を1075℃に変更し、その他の条件は実験例1と同様にして、実験例4のサンプルを作成した。
〔電気抵抗の経時変化〕
実験例1〜4のサンプルについて、電気抵抗の経時変化を測定した。800時間までの結果を図5のグラフに示す。測定は、図4に示す通電試験治具5に各サンプルをセットし、900℃の環境下、定電流状態にて経時的に電気抵抗を測定して行った。通電試験治具5は、一対の金属板51の間にサンプルを挟んで、ネジ52で固定した構造である。接合層にPtメッシュ53が接した状態とされ、この一対のPtメッシュ53の間の抵抗値を測定することで、サンプルの抵抗値を測定した。
図5に示される結果から、実験例3(1050℃)のサンプルが最も電気抵抗が小さく、次いで実験例4(1075℃)が電気抵抗が小さく、実験例1(1000℃)および実験例2(1025℃)は電気抵抗が比較的大きいと認められる。
実験例3(1050℃)は、実験開始時の初期抵抗も最も小さく、その後300時間付近まで徐々に抵抗値が低下した。300時間以降は若干増加傾向であるが、800時間経過後であっても、実験サンプルの中で電気抵抗が最も小さい。
実験例4(1075℃)は、実験開始時の初期抵抗は、実験例1(1000℃)、実験例2(1025℃)と同程度であったが、その後500時間付近まで徐々に抵抗値が低下した。その後は若干増加傾向であるが、増加率は小さく、800時間でも実験例3(1050℃)に次いで電気抵抗が小さい。
実験例1(1000℃)は、実験開始時の初期抵抗が最も大きく、急激な増加・緩やかな減少・緩やかな増加を経る間、一貫して実験例3(1050℃)および実験例4(1075℃)よりも電気抵抗が大きい。
実験例2(1025℃)は、実験開始時の初期抵抗は実験例3(1050℃)と同程度であったが、その後急激な増加・緩やかな増加を続け、200時間以降は電気抵抗が最も大きい。
電気抵抗の経時変化について、4500時間までの結果を図8のグラフに示す。図8に示される結果から、実験例3(1050℃)の実験サンプルが、長期的な電気抵抗の増加が最も小さく、最も耐久性が高いことが分かった。
実験例1(1000℃)および実験例2(1025℃)では、3000時間以降で電気抵抗が増加する挙動を示した。この抵抗増加は、金属/酸化被膜界面に生成するTiO2、SiO2の層(後述)が実験例3(1050℃)および実験例4(1075℃)に比べて薄いことに起因する、高温環境下(900℃)でのCr23被膜の厚み増大、もしくはステンレス鋼の基材の異常酸化(Fe23の形成、金属の高温腐食)によるものと考えられる。
〔初期温度特性(電気抵抗)〕
実験例1〜4のサンプルについて、上述した電気抵抗の経時変化を測定する前に、電気抵抗の初期温度特性を測定した。結果を図9のグラフに示す。測定は、上述の経時変化測定と同様の状態にサンプルをセットし、600℃から900℃まで50℃刻みの温度で電気抵抗を測定して行った。
図5に示される結果から、固体酸化物形燃料電池の実際の作動環境である700℃〜800℃においては、実験例4(1075℃)が最も電気抵抗が大きいと認められる。これは、金属/酸化被膜界面に生成するTiO2、SiO2、Cr23の層(後述)が実験例の中で最も厚いためと考えられる。
以上の初期温度特性および経時変化の測定結果から、実験例4(1075℃)は、900℃での経時変化では最も小さい電気抵抗を示したが、固体酸化物形燃料電池の実際の作動環境である700℃〜800℃においては電気抵抗が大きくなることが分かった。このため、接合ステップにおける前記接合層の焼き付けが1075℃未満の温度で行われると、固体酸化物形燃料電池の実際の作動環境である700℃〜800℃における抵抗値を低く抑えることができ好ましい。接合ステップにおける前記接合層の焼き付けが1050℃で行われると、更に好ましい。
〔元素分布の変化〕
作成した実験例1、3および4のサンプルについて、断面のSEM観察およびEPMA元素分析を行った。観察・分析は、サンプル作成後(接合層の焼き付け後)の状態(図6)と、900℃での400時間の熱処理を施した状態(図7)とで行った。観察・分析は、実験例1(1000℃、各図の上段)、実験例3(1050℃、各図の中段)および実験例4(1075℃、各図の下段)に対して行っている。
各図の左端の行がSEM観察の画像、他の4行がEPMA元素マッピング図(Cr,Mn,SiおよびTi)を示している。SEM画像には、画像の上側から基材11、酸化被膜13、保護膜12および接合層が表れている。EPMA元素マッピング図(以下「EPMA図」。)では、元素の濃度が高い位置が濃色で示されている。なお4種の元素の濃度スケールは異なっており、異なる元素間で同じ濃さの色が表れていても、同じ濃度であることを意味しない。
SEM画像の視野と、EPMA図の視野とは一致している。例えば、図6の1000℃サンプル(実験例1)のCrのEPMA図には、濃色のCr分布領域が図の下方に存在するが、この領域はSEM画像の酸化被膜13の領域と一致している。これは、酸化被膜13の主成分のクロミア(Cr23)に含有されるCrが、EPMA図に表れているからである。なおCrは、基材11の領域に淡く分布し、保護膜12および接合層の領域には存在しないと認められる。これは基材11、保護膜12および接合層の組成と一致している。
まずCrの分布に着目すると、図6に示されるサンプル作成後の状態では、実験例1、3および4のいずれも、Cr分布領域6は酸化被膜13の領域に形成されている。そしてその状態は、図7に示される900℃での400時間の熱処理を施した状態でも維持され、大きな変化は認められない。すなわち900℃での400時間の熱処理により、Crの分布状態は大きくは変化していないと考えられる。
〔Mnの分布〕
次にMnの分布に着目すると、図6に示されるサンプル作成後の状態では、実験例1、3および4のいずれも、Mn分布領域7は保護膜12の領域に形成されている。基材11の領域にはMn分布領域7は存在しない。これを図7に示される900℃での400時間の熱処理を施した状態と比較すると、実験例1(1000℃)では、Mn分布領域7に加え、その上側に島状の領域7aが形成されていると認められる。この島状のMn分布領域7aの位置は、CrのEPMA図およびSEM画像との比較から、基材11の内部であると認められる。つまり実験例1(1000℃)では、900℃での400時間の熱処理により、保護膜12からMnが移動して、基材11の内部にMn分布領域7aが形成されたと認められる。
この島状のMn分布領域7aのMnは、熱力学的な考察から、金属/保護膜界面の近傍の酸素ポテンシャルによって、基材11に含有されるCrと結合し、MnCr24として存在していると考えられる。MnCr24は、SOFCの作動環境下の温度域では、クロミア(Cr23)と比べて非常に大きい電気抵抗を有するから、このMn分布領域7aのMnCr24により、実験例1のサンプルの電気抵抗が大きくなったと考えられる。
そして実験例3(1050℃)では、図7に示される900℃での400時間の熱処理を施した状態であっても、保護膜12の領域に形成された帯状のMn分布領域7のみ存在し、基材11の内部に実験例1のような島状の領域は存在していないと認められる。従って実験例3(1050℃)では、実験例1のような高抵抗のMnCr24は発生せず、それ故に電気抵抗が小さくなったと考えられる。
実験例4(1075℃)では、帯状のMn分布領域7の上側に、小さな島状のMn分布領域7bが形成されていると認められる。これら島状の領域は、SEM図およびCrのEPMA図との比較から、酸化被膜13の内部に存在していると認められる。実験例1では、島状のMn分布領域7aは基板11の内部に位置していた。すなわち実験例4の島状のMn分布領域7bの存在位置は、実験例1とは異なっている。
実験例4の、酸化被膜13の内部(すなわちクロミア(Cr23)の内部)に位置するMn分布領域7bは、熱力学的な考察から、実験例1のMnCr24ではなく、より電気抵抗の小さいMn2CrO4として存在していると考えられる。これにより、実験例4の電気抵抗は実験例1よりも大幅に小さくなったと考えられる。
〔Siの分布〕
次にSiの分布に着目すると、図6に示されるサンプル作成後の状態では、実験例1、3および4のいずれも、Si分布領域8は基材11の内部に、基材11と酸化被膜13との界面に沿って帯状に形成されている。すなわち、基材11のステンレス合金の含有するSiが、基材11の表面近傍にSiO2の層を形成していると考えられる。実験例1、3および4を比較すると、実験例1のSi分布領域8の厚さに比べ、実験例3および4のSi分布領域8の厚さは大きいと認められる。従って、接合層の焼き付け温度が高いほど、Si分布領域8の厚さ、すなわちSiO2層の厚さが大きくなると認められる。このSiO2層は、保護膜12から基材11内部へのMnの拡散を阻害して、実験例1のような基材11の内部でのMnCr24の生成を抑制する効果があると考えられる。なお図6と図7との比較から、900℃での400時間の熱処理によっても、SiO2層の厚さは大きくなると認められる。
〔Tiの分布〕
最後にTiの分布に着目すると、図6に示されるサンプル作成後の状態では、実験例1、3および4のいずれも、Ti分布領域9は基材11の内部に、基材11と酸化被膜13との界面に沿って帯状に形成されている。すなわち、基材11のステンレス合金の含有するTiが、基材11の表面近傍にTiO2の層を形成していると考えられる。実験例1、3および4を比較すると、実験例1のTi分布領域9の厚さに比べ、実験例3および4のTi分布領域9の厚さは大きいと認められる。従って、接合層の焼き付け温度が高いほど、Ti分布領域9の厚さ、すなわちTiO2層の厚さが大きくなると認められる。このTiO2層は、保護膜12から基材11内部へのMnの拡散を阻害して、実験例1のような基材11の内部でのMnCr24の生成を抑制する効果があると考えられる。なお図6と図7との比較から、900℃での400時間の熱処理によっても、TiO2層の厚さは大きくなると認められる。
1 :セル間接続部材
11 :基材
12 :保護膜
13 :酸化被膜
2 :溝
2a :空気流路
2b :燃料流路
3 :単セル
30 :電解質膜
31 :空気極
32 :燃料極
4 :接合材
C :固体酸化物形燃料電池用セル

Claims (7)

  1. セル間接続部材と空気極とを接合してなる固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法であって、
    前記セル間接続部材の基材の表面に保護膜を形成する保護膜形成ステップと、
    前記セル間接続部材と空気極とを接合層を介して接合する接合ステップとを有し、
    前記基材は、Mnを含有するステンレス合金を主材料とし、
    前記保護膜は、MnとCoとを含有するスピネル型金属酸化物を主材料とし、
    前記接合ステップにおける前記接合層の焼き付けが1050℃以上1075℃以下の温度で行われる、
    固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法。
  2. セル間接続部材と空気極とを接合してなる固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法であって、
    前記セル間接続部材の基材の表面に保護膜を形成する保護膜形成ステップと、
    前記セル間接続部材と空気極とを接合層を介して接合する接合ステップとを有し、
    前記基材は、Mnを含有するステンレス合金を主材料とし、
    前記保護膜は、MnとCoとを含有するスピネル型金属酸化物を主材料とし、
    前記接合ステップにおける前記接合層の焼き付けが1050℃以上1075℃未満の温度で行われる、
    固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法。
  3. 前記基材の主材料のステンレス合金がSiを含有する請求項1又は2に記載の固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法。
  4. 前記基材の主材料のステンレス合金がTiを含有する請求項1〜のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法。
  5. 前記保護膜の主材料が、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)または、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)である請求項1〜のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法。
  6. 前記保護膜の主材料が、Co1.5Mn1.54またはCo2MnO4である請求項1〜のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法。
  7. 前記保護膜形成ステップにおいて、前記保護膜が電着塗装により形成される請求項1〜のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法。
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