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JP6905965B2 - 端末の装着位置によって人物を同定するシステム及び方法 - Google Patents

端末の装着位置によって人物を同定するシステム及び方法 Download PDF

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JP6905965B2
JP6905965B2 JP2018185617A JP2018185617A JP6905965B2 JP 6905965 B2 JP6905965 B2 JP 6905965B2 JP 2018185617 A JP2018185617 A JP 2018185617A JP 2018185617 A JP2018185617 A JP 2018185617A JP 6905965 B2 JP6905965 B2 JP 6905965B2
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Description

本発明は、近距離無線通信方式の電波を用いて、人物の位置を推定する技術に関する。
従来、室内空間における人物の位置を、タグデバイスから発信された近距離無線通信方式の電波によって推定する技術がある。
室内空間の至る所に、広報パケットを発信するタグデバイスを配置する。その室内を、端末(例えばスマートフォン)を所持した人物が移動する。端末は、BLEのスキャナ機能によって、各タグデバイスに接近する度に、その広報パケットを受信する。このとき、端末は、受信した広報パケットに含まれるビーコンIDやその受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)を取得し、アクセスネットワークを介して、位置推定装置へ送信する。
位置推定装置は、端末から受信したビーコンIDや受信強度によって、その端末を所持する人物が、どこに位置しているかを推定する。具体的には、複数の所定位置毎に、学習フェーズとして、複数のタグデバイスからのRSSIの組を事前に計測した「フィンガープリント」を用いる。このフィンガープリントとしてのタグデバイス毎の受信強度群と、現時点で受信したクエリとなるタグデバイス単位の受信強度群とを比較する。そして、最も類似するフィンガープリントの受信強度群における参照点位置を、端末を所持する人物の位置と推定する。
他の従来技術として、RGB−DカメラとPDR(歩行者自律航行、Pedestrian Dead Reckoning)技術とを組み合わせて、屋内環境における人物の位置を推定する技術がある(例えば非特許文献1参照)。この技術によれば、RGB−Dカメラで計測した歩行者(頭部)の三次元の移動軌跡と、PDR(加速度センサ及び角速度センサ)で取得した上下方向の加速度及び移動方向の変位(ヨー角)とについて、移動の類似度が高いもの同士を対応付けて人物を同定する。また、RGB−Dカメラで取得した位置情報を用いて,誤差の大きいPDRの位置情報を補正する。
また、他の従来技術として、店内を行動する人物の動線を解析する技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、動線解析装置が店内を撮影した映像に含まれる移動体を追跡することにより、当該移動体に対応する動線を生成する。
特開2009−258782号公報
「屋内環境における人の位置計測に向けたRGB-Dカメラに映るPDR利用者の同定」、研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) 2016-CVIM-200 pp.1-6, Jan. 2016.、[online]、[平成30年9月10日検索]、インターネット<URL:https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=13&block_id=8&item_id=147145&item_no=1>
前述した非特許文献1に記載の技術によれば、PDRを用いて人物の移動の変化があることを前提として、事前学習に基づいて、人物の位置を推定するものである。例えば、その人物が店内で接客のためにカウンタで静止している場合、その人物の移動の変化が検出されず、人物を同定することができない。
端末を所持する人物が、室内の同じ位置にいても、人物が装着する端末の位置によっては、タグデバイスから受信する電波強度が異なるという現象がある。その受信強度が、端末からみて、タグデバイスに対して見通しが良い状態なのか、遮蔽物が介在した状態なのかを認識することはできない。
1つの原因として、端末を装着する人物自身が、タグデバイスから受信する電波に対する遮蔽物となる場合がある。例えば、人物が端末を左側に装着している場合、見通しの良い左側のタグデバイスからの電波強度は高くても、人物自身が遮蔽物となった右側のタグデバイスからの電波強度は低くなる。
結果的に、タグデバイスからのビーコンIDやその受信強度を用いて人物を同定しようとした場合、人物が装着する端末の位置によっては受信強度が弱くなり、誤判定するという問題点がある。
そこで、本発明は、端末の装着位置に応じて異なる広報パケットの受信強度を用いて、人物を同定するシステム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、複数のエリアそれぞれに対応した異なる発信機ID(IDentifier)を含む広報パケットを発信する発信機と、
人物に装着された状態で、広報パケットを受信する端末と、
撮影装置を用いて、各エリアに人物が存在する時間帯を検知する人物検知装置と、
端末から端末IDと広報パケットの発信機ID及び受信強度とを取得し、人物検知装置によって検知された人物が当該端末を装着した人物か否かを同定する人物同定装置と
を有するシステムであって、
人物同定装置は、
端末ID毎に、人物が当該端末を装着した位置に基づく装着位置フラグを記憶した装着位置テーブルと、
エリア毎に、各装着位置側における発信機の発信機IDを登録したマップテーブルと、
当該エリアに人物が存在する時間帯に、マップテーブルを用いて当該エリアにおける発信機IDの広報パケットを受信した端末毎に、装着位置テーブルを用いて当該端末の端末IDにおける装着位置フラグの装着位置側の発信機IDを検索する発信機ID検索手段と、
1つ以上の端末の中で、装着位置側の発信機IDの広報パケットの受信強度が相対的に高い端末、又は、装着位置側の発信機IDの広報パケットの受信回数が相対的に多い端末を、人物検知装置によって当該エリアに存在すると検知された人物に装着された端末であると同定する人物同定手段と
を有することを特徴とする。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
人物検知装置は、当該エリアで検知された人物の人数が、所定数以下である場合にのみ、時間帯を検知することも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
撮影装置は、各エリアを撮影するカメラ、又は、各エリアに光波を照射するLIDER(light detection and ranging)であることも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
人物検知装置は、当該エリアにおける人物が前向きで存在する時間帯を検知し、
人物同定装置の装着位置テーブルは、当該対象端末の装着位置として、人物の前向きに対して複数の側とすることも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
人物同定装置の装着位置テーブルについて、複数の側は、人物を中心に等角度に位置する2つ以上の側であることも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
端末は、角速度センサを搭載し又は接続し、
人物検知装置は、検知した人物の前向きを、端末から受信した角速度に基づいて補正することも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
端末は、角速度センサ又は加速度センサを搭載し又は接続し、
人物検知装置は、端末から受信した角速度又は加速度が所定閾値以上変化した場合、機能を停止することも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
発信機及び端末は、BLE(Bluetooth Low Energy)若しくはiBeacon(登録商標)又は無線LANの同一の近距離無線規格に基づくデバイスであり、
広報パケットに含まれる発信機IDは、Advertising Packetに含まれるビーコンIDであることも好ましい。
本発明によれば、複数のエリアそれぞれに対応した異なる発信機IDを含む広報パケットを発信する発信機と、
人物に装着された状態で、広報パケットを受信する端末と、
各エリアに人物が存在する時間帯を検知する人物検知装置と、
端末から端末IDと広報パケットの発信機ID及び受信強度とを取得し、人物検知装置によって検知された人物が当該端末を装着した人物か否かを同定する人物同定装置と
を有するシステムの人物同定方法であって、
人物同定装置は、
端末ID毎に、人物が当該端末を装着した位置に基づく装着位置フラグを記憶した装着位置テーブルと、
エリア毎に、装着位置側における発信機の発信機IDを登録したマップテーブルと
を有し、
当該エリアに人物が存在する時間帯に、マップテーブルを用いて当該エリアにおける発信機IDの広報パケットを受信した端末毎に、装着位置テーブルを用いて当該端末の端末IDにおける装着位置フラグの装着位置側の発信機IDを検索する第1のステップと、
1つ以上の端末の中で、装着位置側の発信機IDの広報パケットの受信強度が相対的に高い端末、又は、装着位置側の発信機IDの広報パケットの受信回数が相対的に多い端末を、人物検知装置によって当該エリアに存在すると検知された人物に装着された端末であると同定する第2のステップと
を実行することを特徴とする。
本発明のシステム及び方法によれば、端末の装着位置に応じて異なる広報パケットの受信強度を用いて、人物を同定するシステム及び方法を提供することを目的とする。
本発明におけるシステム構成図である。 人物が存在する室内空間を表すフロアマップである。 端末の装着位置に基づく電波の受信強度を表す説明図である。 発信機ID検索部及び人物同定部の処理を表す説明図である。 エリアS4に人物が存在していることを表す外観図である。 発信機ID毎の受信強度を表すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明におけるシステム構成図である。
図1のシステムによれば、人物同定装置1と、発信機2と、端末3と、人物検知装置4と、撮影装置5とを有する。
図1によれば、店舗の室内で、店員が、カウンタを介して顧客に商品説明をしている状況が表されている。各店員は、端末3を装着しており、室内を自由に移動する。
[発信機2]
発信機2は、複数のエリアそれぞれに設置され、エリア毎に異なる発信機ID(IDentifier)を含む広報パケットを発信する。
発信機2は、近距離無線通信方式のタグデバイスであって、広報パケット(Advertising Packet)を常時発信している。近距離無線通信方式としては、例えばBluetooth(登録商標)やZigbee(登録商標)、又は、無線LANが用いられる。その中でも、特に電波の到達範囲が狭いBLE(Bluetooth Low Energy)」が適する。低消費電力版Bluetoothとして、1/3程度の電力で動作するために、ボタン電池であっても数年稼働する。また、広報パケットは、例えば100ms(規格として20ms〜10.24s)の間隔で、周期的に送信される。尚、Apple社のiOS7以降のOSに基づくiBeacon(登録商標)も、BLEに基づくものである。
BLE規格によれば、発信機2は「advertiser」として機能し、広報パケットには、発信機IDとして「ビーコンID」が含められる。ビーコンIDは、タグモジュールを識別するUUID(Universally Unique Identifier)を含む。
図2は、人物が存在する室内空間を表すフロアマップである。
図2によれば、店舗の室内空間は、複数のエリアに区分されている。例えば、カウンタ毎に、店員が滞在(着席)するエリアSと、顧客が滞在(着席)するエリアCとが分割されている。そして、行動認識対象が店員であるとすると、各エリアSに、人物が存在しているか否かが認識される。各エリアのカウンタの上(又は下)に、発信機2が配置されている。
[端末3]
端末3は、人物に装着された状態で、広報パケットを受信する。端末3は、行動認識対象の人物である店員に所持された、例えばスマートフォンのようなものである。店員が、端末3を装着した状態で室内を移動することによって、端末3は、近接した発信機2から発信された広報パケットを受信する。即ち、端末3は、例えばBLE規格におけるスキャナとして機能する。
端末3は、その広報パケットに含まれるビーコンID(発信機ID)及び受信強度を取得する。そして、端末3は、自らの「端末ID」と、広報パケットの「受信時刻」「ビーコンID(発信機ID)」「受信強度」とを、人物同定装置1へ送信する。
他の実施形態として、端末3は、角速度センサ又は加速度センサを搭載し又は接続したものであってもよい。
端末3を所持した人物にとって、急に向きを変えた場合、大きい値の角速度が検知される。角速度とは、単位時間あたりの回転角である。人物が端末3を装着した状態で、人物が向きを変えたということは、端末3によって検知される各発信機からの広報パケットの受信強度も変化することとなる。
また、端末3を所持した人物が、着席しているときには加速度の変化が小さいのに対して、急に立ち上がった場合、大きい値の加速度が検知される。人物が端末3を装着した状態で、人物が急に立ち上がったということは、端末3によって検知される各発信機からの広報パケットの受信強度も変化することとなる。
端末3は、更に、角速度センサ又は加速度センサの計測値を、広報パケットを受信した際に送信するデータに含めて、人物検知装置4へ送信するものであってもよい。
[撮影装置5]
撮影装置5は、エリア周辺の映像を撮影する。撮影装置5としては、例えば、一般的なカメラであってもよいし、レーザによる画像を検出するLIDAR(light detection and ranging)であってもよい。
例えば全方位カメラの場合、天井などに設置され、室内を撮影し、その全方位画像を人物検知装置4へ送信する。
[人物検知装置4]
人物検知装置4は、撮影装置5によって検知された映像に基づいて、人物の存在を解析する。映像内に映り込む人物を検知し、映像上の人物検出座標と撮影領域の物理空間上の座標系とから、人物の位置を検出する。
そして、人物検知装置4は、エリア毎に、人物が存在する時間帯を検知する。その人物が存在する「エリアID」及び「時間帯」を、人物同定装置1へ送信する。
例えば図2によれば、エリアS4にはその時間帯に人物が存在しているために「人が存在」と検知され、エリアS5にはその時間帯に人物が存在していないために「人が不在」と検知される。
人物検知装置4は、当該エリアで検知された人物の人数が、所定数(例えば1人)以下である場合にのみ、時間帯を検知することが好ましい。一般的にカウンタには、店員は1人であるために、その店員についてのみ端末3を同定することができればよい。逆に、1つのエリアに、所定数より多い(例えば2人以上)の人物が存在する場合、端末に対する人物同定を実行しない。
また、人物検知装置4は、当該エリアにおける人物が「前向き」で存在する時間帯を検知するものであってもよい。接客カウンタを挟んで人物同士が存在する場合、エリアS4に存在する人物は、必ずカウンタを前向きにしている。そのために、カウンタを介して人物同士(店員と顧客)が対面している場合にのみ、人物を検知することも好ましい。例えば図2のエリアS4及びC4のように、カウンタを介して両方のエリアに人物が検知された場合のみ、エリアS4の人物が前向きに存在するとして、その時間帯を検知する。
他の実施形態として、端末3から受信するデータに、角速度及び/又は加速度が含まれている場合、人物検知装置4は、以下のように機能する。
(1)角速度を受信した場合、人物検知装置4は、検知された人物の前向きを、端末3から受信した角速度に基づいて補正する。
(2)角速度又は加速度を受信した場合、人物検知装置4は、端末3から受信した角速度又は加速度が所定閾値以上変化した場合、機能を停止する。これによって、人物が前向きとなっている時間帯のみを抽出することができる。
[人物同定装置1]
人物同定装置1は、映像に映り込む人物が所持する端末3を同定する。
図1によれば、人物同定装置1は、マップテーブル101と、装着位置テーブル102と、発信機ID検索部11と、人物同定部12とを有する。これら機能構成部は、装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。また、これら機能構成部の処理の流れは、人物同定方法としても理解できる。
<マップテーブル101>
マップテーブル101は、エリアID毎に、少なくとも2つの発信機から発信されるビーコンIDを対応付けたものである。以下では、人物が自身の左側又は右側に、端末3を装着している場合を例として説明する。
・当該エリアに存在する人物の左側となる発信機のビーコンID
・当該エリアに存在する人物の右側となる発信機のビーコンID
尚、マップテーブル101には、エリアID毎に、最適なビーコンIDが登録されていればよい。即ち、当該エリアに対して必ずしも隣接するエリアに配置された発信機のビーコンIDに限られない。
<装着位置テーブル102>
装着位置テーブル102は、端末3の端末ID毎に、人物が当該端末を装着した位置に基づく装着位置フラグを記憶したものである。装着位置フラグとしては、例えば「右側」「左側」が対応付けられている。
尚、装着位置は、左右の2つの側に限られることなく、前後左右の4つの側や、人物の前向きに対して複数の側(例えば、人物を中心に等角度に位置する側)としてもよい。
尚、装着位置テーブル102は、例えば各店員について1日に1回程度、更新される。人物が、端末3をそれほど頻繁に付け替えることはないためである。また、1日の中で実行する時間を固定してもよいし、更新時刻を任意に変化させるものであってもよい。
図3は、端末の装着位置に基づく電波の受信強度を表す説明図である。
図3によれば、エリアS4に滞在する人物(店員)が、端末3を腰に装着している。また、例えば以下のように、エリア毎に各発信機が配置されているとする。
エリアS3に配置された発信機の発信機ID:b3
エリアS4に配置された発信機の発信機ID:b4
エリアS5に配置された発信機の発信機ID:b5
マップテーブル101には、例えばエリアS4について、当該エリアS4に存在する人物から見て、左側となる発信機のビーコンID:b4と、右側となる発信機のビーコンID:b5とが対応付けられている。
端末3が左側に装着されていることが装着位置テーブル102に既定されている場合、左側の発信機のビーコンID:b4の受信強度は、右側の発信機のビーコンID:b5の受信強度よりも高くなっている。
一方で、端末3が右側に装着されていることが装着位置テーブル102に既定されている場合、右側の発信機のビーコンID:b5の受信強度は、左側の発信機のビーコンID:b4の受信強度よりも高くなっている。
このような広報パケットの受信強度の違いは、人物自身が電波遮蔽となっていることに基づくものである。
図4は、発信機ID検索部及び人物同定部の処理を表す説明図である。
図5は、エリアS4に人物が存在していることを表す外観図である。
<発信機ID検索部11>
発信機ID検索部11は、当該エリアに人物が存在する時間帯に、マップテーブル101を用いて当該エリアにおける発信機IDの広報パケットを受信した端末毎に、装着位置テーブル102を用いて当該端末の端末IDにおける装着位置フラグの装着位置側の発信機IDを検索する。
図4(a)は、各端末3が広報パケットを受信する毎に記録した「受信時刻」「端末ID」「ビーコンID」「受信強度」を表すテーブルである。これは、各端末から受信したものである。
<受信時刻><端末ID><ビーコンID><受信強度>
10:00 e2 b0 -65dBm
10:01 e1 b3 -70dBm
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
図4(b)は、エリア毎に、人物の存在を検知した時間帯を表すテーブルである。これは、人物検知装置4から受信したものである。図5によれば、例えば時間帯10:00−10:10に、エリアS4に人物が存在している。
<エリアID><時間帯>
・・・ ・・・
S2 9:45−9:49
S4 10:00−10:10
・・・ ・・・
図4(c)は、人物の存在を検知したエリア及び時間帯に、マップテーブル101を用いて、そのエリアにおける発信機のビーコンIDを受信した1つ以上の端末を検索する。
図5によれば、エリアS4に人物の存在が検知された時間帯10:00−10:10に、端末e1及びe2が、マップテーブル101に登録されたエリアS4のビーコンID:b4及びビーコンID:b5を受信している。
<端末ID><ビーコンID><平均受信強度><時間帯>
e1 b4 -65dBm 10:00−10:10
e1 b5 -70dBm 10:00−10:10
e2 b4 -75dBm 10:00−10:10
e2 b5 -70dBm 10:00−10:10
・・・ ・・・ ・・・ ・・・・・・
図6は、発信機ID毎の受信強度を表すグラフである。
図6によれば、端末e1における、縦軸に受信強度[dBm]と、横軸に経過時間とが表されている。横軸には、人物検知装置4によって例えばエリアS4に人物が検知された時間帯が表されている。端末e1は、装着位置側の発信機から受信したビーコンID:b4の平均受信強度が相対的に高くなっている。
戻って、図5によれば、時間帯10:00−10:10にエリアS4に存在する人物は、端末e1又はe2のいずれかを装着している。このとき、その人物がいずれの端末を装着しているかを同定する。
ここで、装着位置テーブル102を用いて、端末e1及びe2それぞれの装着位置が特定される。ここでは、端末e1は左側であり、端末e2は右側である。
図4(d)によれば、端末e1は、左側に装着されているので、エリアS4の左側のビーコンID:b4の平均受信強度を導出する。また、端末e2は、右側に装着されているので、エリアS4の右側のビーコンID:b5の平均受信強度を導出する。
端末3の装着位置を考慮せずに、当該カウンタに設置されたビーコンID:b4の受信強度のみで、エリアS4に存在する人物が装着する端末かを判断した場合、それが端末e2であると誤判断される可能性がある。そのために、端末e1は、装着位置の左側の発信機のビーコンID:b4の受信強度のみを検知し、端末e2は、装着位置の右側の発信機のビーコンID:b5の受信強度のみを検知する。
<人物同定部12>
人物同定部12は、1つ以上の端末の中で、装着位置側の発信機IDの広報パケットの受信強度が相対的に高い端末、又は、装着位置側の発信機IDの広報パケットの受信回数が相対的に多い端末を、人物検知装置によって当該エリアに存在すると検知された人物に装着された端末であると同定する。
図4(e)によれば、端末e1と端末e2とを比較して、平均受信強度が高い端末e1が、エリアS4に存在する人物に装着された端末であると同定される。エリアS4に存在する端末の受信強度が相対的に高くなるためである。
図5によれば、受信強度が相対的に高い端末e1が、人物検知装置4によって当該エリアS4に存在すると検知された人物に装着された端末であると同定される。
以上、詳細に説明したように、本発明のシステム及び方法によれば、端末の装着位置に応じて異なる広報パケットの受信強度を用いて、人物を同定することができる。
本発明によれば、人物がエリア内で歩行していない状態であっても、その人物が所持する端末を同定することができる。特に、接客等のためにカウンタで静止する時間帯の多い店員に適する。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 人物同定装置
101 マップテーブル
102 装着位置テーブル
11 発信機ID検索部
12 人物同定部
2 発信機
3 端末
4 人物検知装置
5 撮影装置

Claims (9)

  1. 複数のエリアそれぞれに対応した異なる発信機ID(IDentifier)を含む広報パケットを発信する発信機と、
    人物に装着された状態で、前記広報パケットを受信する端末と、
    撮影装置を用いて、各エリアに人物が存在する時間帯を検知する人物検知装置と、
    前記端末から端末IDと前記広報パケットの発信機ID及び受信強度とを取得し、前記人物検知装置によって検知された人物が当該端末を装着した人物か否かを同定する人物同定装置と
    を有するシステムであって、
    前記人物同定装置は、
    端末ID毎に、人物が当該端末を装着した位置に基づく装着位置フラグを記憶した装着位置テーブルと、
    エリア毎に、各装着位置側における発信機の発信機IDを登録したマップテーブルと、
    当該エリアに人物が存在する時間帯に、前記マップテーブルを用いて当該エリアにおける発信機IDの広報パケットを受信した端末毎に、前記装着位置テーブルを用いて当該端末の端末IDにおける装着位置フラグの装着位置側の発信機IDを検索する発信機ID検索手段と、
    1つ以上の前記端末の中で、装着位置側の発信機IDの広報パケットの受信強度が相対的に高い端末、又は、装着位置側の発信機IDの広報パケットの受信回数が相対的に多い端末を、前記人物検知装置によって当該エリアに存在すると検知された人物に装着された端末であると同定する人物同定手段と
    を有することを特徴とするシステム。
  2. 前記人物検知装置は、当該エリアで検知された人物の人数が、所定数以下である場合にのみ、前記時間帯を検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記撮影装置は、各エリアを撮影するカメラ、又は、各エリアに光波を照射するLIDER(light detection and ranging)である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記人物検知装置は、当該エリアにおける人物が前向きで存在する時間帯を検知し、
    前記人物同定装置の前記装着位置テーブルは、当該対象端末の装着位置として、人物の前向きに対して複数の側とする
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 前記人物同定装置の前記装着位置テーブルについて、前記複数の側は、人物を中心に等角度に位置する2つ以上の側である
    ことを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  6. 前記端末は、角速度センサを搭載し又は接続し、
    前記人物検知装置は、検知した人物の前向きを、前記端末から受信した角速度に基づいて補正する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のシステム。
  7. 前記端末は、角速度センサ又は加速度センサを搭載し又は接続し、
    前記人物検知装置は、前記端末から受信した前記角速度又は前記加速度が所定閾値以上変化した場合、機能を停止する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシステム。
  8. 発信機及び端末は、BLE(Bluetooth Low Energy)若しくはiBeacon(登録商標)又は無線LANの同一の近距離無線規格に基づくデバイスであり、
    広報パケットに含まれる発信機IDは、Advertising Packetに含まれるビーコンIDである
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のシステム。
  9. 複数のエリアそれぞれに対応した異なる発信機IDを含む広報パケットを発信する発信機と、
    人物に装着された状態で、前記広報パケットを受信する端末と、
    各エリアに人物が存在する時間帯を検知する人物検知装置と、
    前記端末から端末IDと前記広報パケットの発信機ID及び受信強度とを取得し、前記人物検知装置によって検知された人物が当該端末を装着した人物か否かを同定する人物同定装置と
    を有するシステムの人物同定方法であって、
    前記人物同定装置は、
    端末ID毎に、人物が当該端末を装着した位置に基づく装着位置フラグを記憶した装着位置テーブルと、
    エリア毎に、装着位置側における発信機の発信機IDを登録したマップテーブルと
    を有し、
    当該エリアに人物が存在する時間帯に、前記マップテーブルを用いて当該エリアにおける発信機IDの広報パケットを受信した端末毎に、前記装着位置テーブルを用いて当該端末の端末IDにおける装着位置フラグの装着位置側の発信機IDを検索する第1のステップと、
    1つ以上の前記端末の中で、装着位置側の発信機IDの広報パケットの受信強度が相対的に高い端末、又は、装着位置側の発信機IDの広報パケットの受信回数が相対的に多い端末を、前記人物検知装置によって当該エリアに存在すると検知された人物に装着された端末であると同定する第2のステップと
    を実行することを特徴とするシステムの人物同定方法。
JP2018185617A 2018-09-28 2018-09-28 端末の装着位置によって人物を同定するシステム及び方法 Active JP6905965B2 (ja)

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