JP6902260B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
例えば、スロットマシンにおいては、遊技に関する情報を表示可能な液晶表示器、遊技機に関連したキャラクターやデザインなどが施された化粧パネル(下パネル)、メダルを収容可能な受皿等が設けられている(例えば、特許文献1〜3)。
前扉1aは、スロットマシン1の筐体1bにヒンジ等を介して開閉可能に取り付けられている(図2等参照)。
前扉1aには、遊技者によって操作される複数の操作部(操作部ユニット)が取り付けられている。
例えば、機内にメダルを投入するためのメダル投入口2が設けられ、所定数(例えば、3枚)のメダルがメダル投入口2から投入されることで、前扉1aの後方側に設けられ、メダル投入口2と連通する遊技媒体選別装置(以下、メダルセレクタ2b)によってメダルが選別及び検出されて、ゲーム開始可能な状態となる。
また、前扉1aには、操作部ユニットの他にも様々な装置が設けられており、例えば、各リール41に表された図柄を視認可能な表示窓6、上部演出ユニット8、下パネルユニット9、受皿ユニット30等が取り付けられている。
下パネルユニット9は、前扉1aの下部に配置され、所定の絵柄や文字が印刷等により施されたパネルを後方から照射する発光手段(例えば、LED)等を備えている。
上部演出ユニット8と下パネルユニット9は、前扉1aに設けられた副制御部200による制御によって、スロットマシン遊技に同期した表示演出や発光演出を実行することができる。
また、受皿ユニット30は、証紙42を貼付した証紙部材40が前面部31aの証紙表示窓32を介して視認可能に構成されている(図12参照)。
なお、上記の各ユニットは、前扉1aの基部であるドアベース10に固定されることで、前扉1aに取り付けられる。
例えば、リール41a,41b,41c、各リール41を回転させるステッピングモータ(非図示)及び回転位置を検出するセンサ等を備えるドラムユニット4が設けられている。
また、メダルの貯留・払い出しを行うメダル払出装置7が設けられ、払い出されたメダルはメダル払出口7bを介して遊技者に提供される。
また、メダル払出装置7には、メダルを貯留するホッパー7aが設けられ、メダル投入口2より投入されたメダルがメダルセレクタ2bを介してホッパー7aに誘導される。
主制御部100は、種々の電子部品が実装された基板(主基板100a)からなり、筐体1b内の上部に取り付けられている。
主制御部100は、CPUなどを備えるコンピュータとして構成され、例えば、ゲーム開始可能な状態において、スタートレバー3に対する操作を検知すると、各リール41の回転を開始させる。
また、これと同時に、再遊技役、小役、ボーナス等の当選役を抽選により決定する内部抽選処理を実行し、各リール41の回転中において、各停止ボタン5に対する押下操作を検知すると、抽選結果に対応した図柄の組合せで停止するよう、回転している各リール41の停止制御を行う。
また、主制御部100は、停止した各リール41に表された縦方向に連続する3つの図柄の組合せを判定し、小役に対応する図柄の組合せでの停止を判定したときには、所定数のメダルを払い出すようにメダル払出装置7を制御する。
副制御部200は、種々の電子部品が実装されたプリント基板(副基板200a)からなり、これを外部から視認可能な透明の樹脂ケースに収めた状態で、前扉1aの背面に着脱可能に取り付けられる。
また、副制御部200は、コンピュータとして構成され、主制御部100から送信される制御コマンドに基づいて上部演出ユニット8、下パネルユニット9などの演出装置を制御して、所定の演出を行わせる。例えば、副制御部200は、主制御部100からボーナス遊技開始を示す制御コマンドを受信すると、上部演出ユニット8や下パネルユニット9等に表示演出や発光演出を行わせる。
次に、ドアベース10について図4〜図8を参照して説明する。
ドアベース10は、前扉1aの基部を構成する部材であり、表示装置取付部材の一例であって、表示装置を含む各種装置、遊技部品等が取り付けられる。
ドアベース10は、図4に示すように、枠体からなるフレーム部11、下パネルユニット9を取り付けるための下パネル取付部15、受皿ユニット30を取り付けるための受皿取付部16等から構成されており、中央に開口部17を有している。
フレーム部11は、ドアベース10の上枠を構成する上フレーム12、ドアベース10の横枠を構成する横フレーム13、横フレーム13を連結する中フレーム14から構成されている。
横フレーム13には、中フレーム14を取付可能なボス131と、液晶表示器81を取付可能な取付孔132が形成されている。
ボス131は、中フレーム14を横フレーム13に取り付ける際に、中フレーム14の取り付け位置を位置決めする機能を有する。
ボス131は、横フレーム13の裏面に形成されており、大きさの異なる2つの凸部を有し、ボス131の内部に向かって穿設されたネジ孔が形成されている。
また、ボス131は、図4に示すように、中フレーム14を第1の位置に取り付ける際に使用されるボス131aや、中フレーム14を第2の位置に取り付ける際に使用されるボス131b等を有している。
中フレーム14は、規定部材の一例であり、横フレーム13に着脱可能に取り付けられ、開口部17を複数の開口領域に区分けるとともに、ドアベース10の剛性を高めることができる。
また、中フレーム14は、横フレーム13のボス131aとボス131bのそれぞれに対して取り付け位置を変更することができる。
具体的には、中フレーム14は、図5に示すように、棒状の部材からなり、横フレーム13のボス131に固定するための取付部141と、液晶表示器81を固定するための取付部142を有している。
取付部141は、中フレーム14の両端に設けられており、貫通孔141aと係合穴141bが形成されている。
取付部142は、液晶表示器81を取付可能な位置に複数設けられており、貫通孔が形成されている。
例えば、小液晶表示器81aを上部演出ユニット8のランプユニットやスピーカユニットに組み込んで一体化した状態で、ドアベース10に固定することによって、小液晶表示器81aがドアベース10の上部に配置される(図1及び図7参照)。なお、小液晶表示器81aは、例えば、12インチの表示画面サイズからなる表示装置である。
このように、中フレーム14をドアベース10の第1の位置に取り付けた場合、形成される開口領域の大きさに対応する小液晶表示器81aをドアベース10の上部に配置することができる。
例えば、中フレーム14の複数の取付部142と大液晶表示器81bの上面に形成されている複数の取付部をビス止めすることで、大液晶表示器81bを中フレーム14に固定する。
また、横フレーム13の取付孔132と大液晶表示器81bの側面に形成されている取付部をビス止めすることで、大液晶表示器81bを横フレーム13に固定する。なお、大液晶表示器81bは、例えば、19インチの表示画面サイズからなる表示装置である。
これにより、図8に示すように、大液晶表示器81bがドアベース10の中央部に配置される。
このように、中フレーム14をドアベース10の第2の位置に取り付けた場合、形成される開口領域の大きさに対応する大液晶表示器81bをドアベース10の中央部に配置することができる。
例えば、中フレーム14をドアベース10の第3の位置(図6(b)参照)に取り付け、中フレーム14の複数の取付部142と大液晶表示器81bの下面に形成されている複数の取付部をビス止めし、横フレーム13の取付孔132と大液晶表示器81bの側面に形成されている取付部をビス止めすることで、大液晶表示器81bを取り付けてもよい。
また、中フレーム14を第2の位置に取り付けて、2つに区分された開口部17の上部の開口領域に、小液晶表示器81aよりも表示画面サイズが小さい液晶表示器81を配置してもよい。
例えば、中フレーム14をドアベース10の第1の位置と第3の位置の2か所に取り付けた場合、開口部17が3つの開口領域に区分される。具体的には、中フレーム14を第1の位置に取り付けることにより上部の開口領域が形成され、中フレーム14を第3の位置に取り付けることにより中部の開口領域と下部の開口領域が形成される。
そして、上部の開口領域には、前述の方法で小液晶表示器81aを配置可能であり、中部の開口領域には、前扉1aに取り付けられる演出用ユニットに小液晶表示器81aなどの液晶表示器81を組み込んで一体化した状態でドアベース10に固定することにより、液晶表示器81を配置可能である。なお、中部の開口領域には、第1の位置に取り付けた中フレーム14の取付部142と液晶表示器81の上面に形成されている取付部をビス止めし、横フレーム13の取付孔132と液晶表示器81に形成されている取付部をビス止めすることで、液晶表示器81を配置してもよい。
下部の開口領域には、小液晶表示器81aよりも表示画面サイズが小さい液晶表示器81を配置可能であり、第3の位置に取り付けた中フレーム14の取付部142と液晶表示器81の上面に形成されている取付部をビス止めし、横フレーム13の取付孔132と液晶表示器81に形成されている取付部をビス止めすることで、液晶表示器81を配置可能である。
そして、上部の開口領域と中部の開口領域には、小液晶表示器81aよりも表示画面サイズが小さい液晶表示器81を配置可能であり、下部の開口領域には、前述の方法で小液晶表示器81aなどの液晶表示器81を配置可能である。
このように、複数の中フレーム14を用いることで、形成される開口領域の大きさに応じた複数の液晶表示器81をドアベース10に取り付けることもできる。
次に、下パネルユニット9について図9〜図11を参照して説明する。
下パネルユニット9は、前扉1aの下部(下パネル取付部15)に取り付けられ、図9に示すように、パネル部材91と、複数の発光手段(LED931)を有するLED基板93と、複数の発光手段(LED941)を有するLED基板94と、LED基板93、94等を配置可能なベース部92等を備えている。
前側パネル91aと後側パネル91bは、透光性を有する透光性部材であり、例えば、所定の絵柄や文字が印刷等により施されている。
前側パネル91aと後側パネル91bを重ね合わせた状態で、下パネル枠91cを前側パネル91aと後側パネル91bの周縁に嵌めることで前側パネル91a、後側パネル91b及び下パネル枠91cが一体化される。
この一体化した状態で、下パネル枠91cに設けられた係止爪をベース部92に設けられた係止部(非図示)に係止させて、ベース部92に取り付ける。さらに、下パネル取付部15側からベース部92にビス止めすることで、下パネルユニット9が下パネル取付部15に固定される。
この空間(LED基板用配置空間)内の取付面921にLED基板93とLED基板94が配置されており、これらの基板に実装されたLED931やLED941が点灯することで、パネル部材91を背後から照らし出すことができる。
また、ベース部92の正面視右上部には、上縁部から下方に向かって切り欠かれた切欠部922が形成されている。
LED基板94は、他の発光手段取付部材の一例であり、長尺のLED基板94上に複数のLED941が直線状に並べて実装されており、LED941の出射部が、パネル部材91の第1の領域R1よりも下部の領域である第2の領域R2に向けた状態で、取付面921に取り付けられている。
このように、LED基板93に実装されるLED931から出射された光は、パネル部材91の第1の領域R1を照射し、一方、LED基板94に実装されるLED941から出射された光は、パネル部材91の第2の領域R2を照射するようになっている。
このような位置にメダルセレクタ2bが配置されることで、下パネルユニット9(ベース部92)の上部後方の領域には、メダルセレクタ2bを配置可能な空間(メダルセレクタ用配置空間)が形成されている。
具体的には、ベース部92の内壁面が前方側に突出するように形成されており、その内壁面の後方にメダルセレクタ用配置空間が形成されている。
この突出した形状からなる内壁面の一部は、図11に示すように、下パネル取付部15の突出面151で形成されている。
突出面151は、下パネル取付部15の正面視右上部に設けられており(図4参照)、切欠部922の切欠部分を覆うように配置されている。
すなわち、下パネルユニット9がドアベース10(下パネル取付部15)に取り付けられた状態では、ベース部92の正面視右上部には、突出面151が切欠部922から露出するように位置するため、突出面151がパネル部材91の第1の領域R1と対向する。
そして、この第1間隔D1では、LED基板を配置するための十分な空間を有していないため、パネル部材91の第1の領域R1と対向する内壁面(突出面151)に、LED基板を配置することが困難であり、また、LED基板を配置したとしても、パネル部材91とLED基板との距離が近すぎるため、パネル部材91の表面において点発光が生じてしまい見栄えが低下してしまう。
これにより、第1間隔D1内にLED基板を配置することなく、メダルセレクタ2bの前方に位置するパネル部材91の第1の領域R1を照射することができる。
また、LED基板94は、LED941がパネル部材91の第2の領域R2に向けて光を照射可能に、LED基板93とは異なる角度(例えば、取付面921に対して平行)で取付面921に取り付けられている。
これにより、LED基板93のLED931から出射された光が突出面151に照射されると、パネル部材91の第1の領域R1に向けて光を反射するため、突出面151は、反射部として機能するようになっている。
このように、光が照射され難いパネル部材91の第1の領域R1を効果的に照らすことができる。その結果、パネル部材91の第1の領域R1もパネル部材91の他の領域と同様に明るくすることができる。
次に、受皿ユニット30について、図12〜図22を参照して説明する。
受皿ユニット30は、前扉1aの下部(受皿取付部16)に取り付けられ、メダルを収容可能な受皿31などによって構成されている。
受皿31は、遊技機構成部材の一例であり、図12に示すように、前面部31aには、透明又は半透明の樹脂からなる証紙表示窓32が形成されている。この証紙表示窓32を介して証紙部材40に貼付した証紙42が遊技者側から視認可能になっている。
第1開口部33は、図12等に示すように、側面部31bの側壁面に形成されており、側面部31b内部へ貫通する貫通孔であって、証紙部材40を挿入可能な大きさで形成されている。
また、証紙部材40には、証紙42の印刷面が遊技者側に向くように証紙42が貼付されており、証紙部材40が証紙部材収容空間35に収容された状態において、証紙表示窓32から証紙42を視認可能になっている。
証紙42は、例えば、公的な第三者検査機関によって、スロットマシン1の性能、仕様等が各規則に適合していることを示す証紙や、第三者が所有する特許権の使用許諾を受けていることを示す許諾証紙である。
証紙42には、遊技機固有の情報として、所定の管理団体が付した管理番号、遊技機の製造番号、遊技機の機種番号、企業名、製造年度及びこれらをコード化したQRコード(登録商標)等が付されている。
第2開口部34は、側面部31bの後方側に形成されており、側面部31b内部へ貫通する貫通孔であって、後述するシャッター部材50を挿入可能な大きさで形成されている(図15参照)。
シャッター部材50は、図14に示すように、本体部51と、シャッター部材50の先端部に形成される第1係止部52と、シャッター部材50の後端部に形成され、弾性変形可能に鉤状に形成された第2係止部53を備えている。
第1係止部52は、シャッター部材50がシャッター部材収容空間36に収容された状態において、側面部31bの内面から突出形成される突片37(図16参照)に係止する。
第2係止部53は、上側と下側に一対形成されており、シャッター部材50がシャッター部材収容空間36に収容された状態において、受皿取付部16に形成される挿入口161の縁部にそれぞれ係止する(図17参照)。なお、第2係止部53は、2つに限らず、3つ以上であってもよい。
まず、証紙部材40の先端部を第1開口部33から挿入し、前面部31aの内面に沿ってスライド移動させる。このとき、証紙部材40は可撓性を有しているため、先端部が前面部31aの内面に接触すると、内面に沿って湾曲し、証紙部材収容空間35内に証紙部材40が案内される。
そして、証紙部材40が証紙部材収容空間35内に完全に挿入されると、図15に示すように、証紙部材収容空間35内に収容した状態となり、証紙表示窓32から証紙42が視認可能になる。
挿入口161は、第2開口部34と連通する位置に設けられた貫通孔であり、シャッター部材50を挿入可能な大きさ及び形状で形成されている。
シャッター部材50の先端部を挿入口161から挿入すると、シャッター部材50は第2開口部34を通過して側面部31bの内部へ進入する。そして、シャッター部材50が完全に挿入されると、図16に示すように、シャッター部材50はシャッター部材収容空間36内に収容した状態となる。
また、シャッター部材50がシャッター部材収容空間36に収容された状態では、第1係止部52が突片37と側面部31bの内壁間に係止し、第2係止部53が受皿取付部16の挿入口161の縁部に引っ掛かるように係止する。
これにより、シャッター部材50は、前後方向及び左右方向の移動が規制されるので、シャッター部材収容空間36に収容された位置で固定される。
その結果、シャッター部材50の第2開口部34方向への移動が規制されるため、第1開口部33が閉鎖された状態を維持するようになっている。
これにより、作業者は、簡単な作業で証紙部材40を取り出すことができる。
これにより、スロットマシン1の外部から第1開口部33が開放されることを防止することができ、証紙部材40を取り出す等の不正行為を防ぐことができる。
すなわち、遊技者側からは、証紙部材40を介して証紙42を確認できるものの、証紙42を直接剥離又は交換できないようになっている。
また、一の部材(シャッター部材50)を、第2開口部34に挿入するだけで、第1開口部33の開放困難に閉鎖することができるため、第1開口部33を閉鎖するための部材と、この部材を移動不能に固定するための部材をそれぞれ設ける必要がなく、製造コストを抑えることができる。
前述の受皿ユニット30では、第1開口部33を閉鎖する構成と、第1開口部33の閉鎖状態を維持するための構成の双方をシャッター部材50が備える場合で説明したが、次に説明する実施形態では、これらの構成を別々の部材が備える場合を説明する。なお、上記の説明と重複する部分は省略し、異なる部分について具体的に説明する。
シャッター部材60は、第3遊技部材の一例であって、第1開口部33を開閉可能に構成されており、図18に示すように、ベース部61と、ベース部61に取り付けられる扉部62等を備えている。
ベース部61には、第1開口部33と連通する開口61aが形成されており、扉部62をスライド移動させることにより開口61a及び第1開口部33を開閉可能になっている。
また、ベース部61の中央部分には、凹状に形成された凹部61bが設けられており、凹部61bには弾性片612等が設けられている。弾性片612は、弾性片612の表面の法線方向に弾性変形可能に形成されている。
扉部62は、ベース部61と扉部62を接続するバネ部材611によって筐体1b側に向かって付勢されており、開状態では、第1係止開口部622に弾性片612の表面から突出形成されている突出片613が係止する。これにより、扉部62の開状態が維持されて、開口61a及び第1開口部33も開放される。
また、扉部62が閉状態となる位置まで取手部621をスライド移動させた場合には、第1係止開口部622と突出片613の係止が解除されて、第2係止開口部623に突出片613が係止する。これにより、扉部62の閉状態が維持されるとともに、開口61a及び第1開口部33も閉鎖される。
規制部材70は、シャッター部材60の扉部62が閉状態において、開状態となる第2開口部34方向への扉部62の移動を規制する。
規制部材70は、図19に示すように、本体部71と、規制部材70の先端部に形成される第1係止部74と、規制部材70の後端部に形成される鉤状の第2係止部73を備えている。
第1係止部74は、規制部材70が側面部31bの内部に形成される規制部材収容空間38に収容された状態において、ベース部61の凹部61bの縁部に当接する(図22参照)。
第2係止部73は、上側と下側に一対形成されており、規制部材70が規制部材収容空間38に収容された状態において、受皿取付部16に形成される挿入口162の縁部にそれぞれ係止する(図22参照)。なお、第2係止部73は、2つに限らず、3つ以上であってもよい。
また、規制部材70が規制部材収容空間38に収容された状態では、本体部71の一部の領域(当接面72)が、弾性片612の側面に内側から当接する。すなわち、弾性片612が、弾性片612の表面の法線方向に弾性変形することを阻止するように位置する。
まず、証紙部材40を第1開口部33から挿入し、前面部31aの内面に沿ってスライド移動させて証紙部材40を完全に挿入すると、図20に示すように、証紙部材収容空間35内に証紙部材40が収容された状態となる。
次いで、扉部62が閉状態となる位置まで取手部621を用いて扉部62をスライド移動させることで、第1開口部33(開口61a)を閉鎖する。
この状態では、規制部材70が規制部材収容空間38に収容されていないため、弾性片612の弾性変形が許容される。その結果、扉部62を閉状態となる位置までスライド移動させた際に、弾性片612が弾性片612表面の法線方向に弾性変形して、突出片613と第1係止開口部622との係止が解除され、扉部62の移動に伴って第2係止開口部623に突出片613が係止する。
これにより、規制部材70が第2開口部34を通過して側面部31bの内部へ進入し、規制部材70が完全に挿入されると、図21に示すように、規制部材収容空間38内に規制部材70が収容された状態となる。
また、規制部材70が規制部材収容空間38に収容された状態では、第1係止部74が凹部61bの縁部に当接し、第2係止部73が挿入口162の縁部に係止する。これにより、規制部材70が規制部材収容空間38に収容された位置で固定される。
このとき、扉部62を開状態となるようにスライド移動させようとすると、当接面72が弾性片612の側面に当接しているため、弾性片612の弾性変形を規制するようになっている。
これにより、扉部62の第2開口部34方向への移動が規制部材70によって規制され、第1開口部33が閉鎖された状態を維持するようになっている。
このような構成からなる本実施形態の受皿ユニット30を備えた場合でも、上記に説明した受皿ユニット30とほぼ同様の効果を得ることができる。
これにより、中フレーム14を備えるドアベース10を共通部品として用いることで、様々な大きさの表示装置を使用したい場合でも、各表示装置用のドアベースをそれぞれ製造する必要がないため、製造コストの上昇を抑えることができる。
例えば、機種に応じて、表示画面の大きさの異なる液晶表示器81をスロットマシン1に使用したい場合には、当該ドアベース10を用いることで、複数の機種に対応可能となり、汎用的に使用することができる。
一方、特許文献1には、前扉の上部領域に遊技に関する演出画像を表示する表示装置が取り付けられた遊技機が開示されており、この遊技機の前扉(ドアベース)は、1種類の大きさの表示装置にしか対応していないため、1種類の大きさの表示装置しか取り付けることができず、様々な大きさの表示装置を取り付けることができるものではなかった。このため、異なる大きさの表示装置を使用したい場合には、当該表示装置が取付可能な前扉(ドアベース)を新たに用意する必要があり、コストの増加を招いていた。
一方、特許文献2には、所定の意匠が施された下パネルの後方側に取付凹部が設けられており、この取付凹部内に設けられたLED基板から下パネルに対して光を照射する遊技機が開示されているが、上記遊技機では、取付凹部の上部の領域の後方側にメダルセレクタが位置しているので、下パネルの上部の領域と取付凹部の上部の領域との間にLED基板を配置可能なスペースを設けることが困難であった。
このため、下パネルの上部の領域は、下パネルにおける他の領域に比べて暗くなってしまっていた。
これに対して、本実施形態のスロットマシン1では、LED基板93を配置可能な空間(LED基板用配置空間)を設けるとともに、下パネルの上部の領域に光が照射されるように所定角度傾けているため、LED基板の配置が困難で、照射され難い上部領域(第1の領域R1)を他の領域と同様に明るくすることができる。
一方、特許文献3には、下パネルを取り外し、当該下パネルの内面に証紙を貼着する遊技機が開示されているが、上記遊技機では、証紙を遊技機に取り付けるために、遊技機から下パネルを取り外す必要があったため、証紙を取り付ける作業が煩雑であった。
また、下パネルには遊技機を特定するキャラクターなどが描かれているため、下パネルに証紙を貼付すると、下パネルの見栄えが悪くなるという問題があった。
これに対して、本実施形態のスロットマシン1では、証紙部材40を受皿ユニット30内に配置するため、証紙部材40をスロットマシン1に取り付ける際に、下パネルを取り外す必要がなく、また、下パネルの意匠性を損なうこともない。
また、受皿31の側方に形成された第1開口部33から証紙部材40を挿入し、受皿31の後方に形成された第2開口部34からシャッター部材50を挿入するだけで、第1開口部33の開放困難に閉鎖することができるため、簡単な構成で製造コストを抑えることができ、さらには、簡単な作業で証紙部材40を収容することができる。
例えば、上述したドアベース10に関する実施形態においては、中フレーム14を左右の横フレーム13を連結するように取り付けた場合で説明したが、これに限らず、例えば、上フレーム12と下パネル取付部15を連結し、開口部17を左右方向に区分して、左右に仕切られた開口領域の一方又は両方に液晶表示器81を取り付けるようにしてもよい。
すなわち、スロットマシン1に設けられる部材が有する透光性部材の一部の領域とLED基板との間に、LED基板を配置困難な空間が存在する場合、当該領域に光を照射するために、LED基板を斜めに配置するようにしても良い。この場合も同様の作用効果を奏することができる。
また、メダル、遊技球等の現物の遊技媒体を用いることなく、データ形式の擬似遊技媒体を用いてゲームを実行可能な、いわゆる封入式遊技機にも、本発明を適用することができる。
1a 前扉(扉体)
2b メダルセレクタ(遊技媒体選別装置)
8 上部演出ユニット
81 液晶表示器(表示装置)
81a 小液晶表示器(第1の表示装置)
81b 大液晶表示器(第2の表示装置)
9 下パネルユニット
91 パネル部材
92 ベース部(配置部材)
93 LED基板(発光手段取付部材)
931 LED(発光手段)
94 LED基板(他の発光手段取付部材)
941 LED(発光手段)
10 ドアベース(表示装置取付部材)
13 横フレーム
14 中フレーム(規定部材)
15 下パネル取付部
151 突出面(反射部)
16 受皿取付部
161 挿入口
162 挿入口
30 受皿ユニット
31 受皿(遊技機構成部材)
31b 側面部
33 第1開口部
34 第2開口部
40 証紙部材(第1遊技部材)
50 シャッター部材(第2遊技部材)
51a 露出面
52 第1係止部(係止部)
53 第2係止部(係止部)
60 シャッター部材(第3遊技部材)
612 弾性片
62 扉部
70 規制部材(第2遊技部材)
72 当接面
73 第2係止部(係止部)
74 第1係止部(係止部)
R1 第1の領域
R2 第2の領域
D1 第1間隔
D2 第2間隔
Claims (2)
- 所定の図柄が表されたリールと、
前記リールの前方側に配され、所定の情報を表示可能な表示装置と、
前記リールの前方側に配され、前記表示装置を取付可能な表示装置取付部材と、
前記表示装置取付部材に着脱可能に取り付けられ、前記表示装置取付部材に対する取り付け位置を変更可能な規定部材と、
を備え、
前記規定部材を前記表示装置取付部材の第1の位置に取り付けた場合、当該規定部材及び当該表示装置取付部材に対して、前記表示装置としての第1の表示装置を配置可能であり、
前記規定部材を前記表示装置取付部材の第2の位置に取り付けた場合、当該規定部材及び当該表示装置取付部材に対して、前記第1の表示装置よりも大きい前記表示装置としての第2の表示装置を配置可能であり、
前記規定部材及び前記表示装置取付部材に対して、前記第1の表示装置が配置されている場合よりも、前記第2の表示装置が配置されている場合の方が、前記表示装置と前記リールの重なる領域が大きくなり、
前記表示装置取付部材は、大きさの異なる複数の凸部を有し、
前記規定部材は、棒状の部材からなり、その両端に大きさの異なる複数の穴部を有し、
前記凸部に対して大きさの等しい前記穴部を嵌合することで、前記規定部材を前記表示装置取付部材に取り付ける際の位置決めが可能である
ことを特徴とする遊技機。 - 前記遊技機の所定箇所を構成する遊技機構成部材を備え、
前記遊技機構成部材は、
前記遊技機構成部材の側方側から第1遊技部材を挿入可能な第1開口部と、
前記遊技機構成部材の後方側から第2遊技部材を挿入可能な第2開口部と、
を有し、
前記第2開口部から挿入された前記第2遊技部材が所定の位置まで到達した状態において、前記第2遊技部材の所定領域が前記第1開口部を閉鎖する
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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JP2017042051A JP6902260B2 (ja) | 2017-03-06 | 2017-03-06 | 遊技機 |
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Family Applications (1)
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-
2017
- 2017-03-06 JP JP2017042051A patent/JP6902260B2/ja active Active
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