JP6999454B2 - Electronic clock with solar cell - Google Patents
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Description
本願は、ソーラーセル付電子時計に関する。 The present application relates to an electronic clock with a solar cell.
時計の文字板を位置決めするための様々な構造が知られている(例えば、特許文献1-2参照)。特許文献1には、文字板及びムーブメントを備える時計が開示されている。特許文献1では、文字板は、文字板及びムーブメントの一方に設けられた突起部と、文字板及びムーブメントの他方に設けられた溝部と、を係合させることによって、文字板とムーブメントを精度よく位置決されており、ムーブメントと文字板の中心が一致するため、ムーブメントによって駆動する指針と文字板に設けられた時字の位置精度が高い。
Various structures for positioning the dial of a timepiece are known (see, for example, Patent Document 1-2).
特許文献2には、文字板、及び、地板を有するムーブメントを備えるソーラーセル付電子時計が開示されており、ソーラーセルに光を照射するため、文字板は光透過性又は光半透過性のプラスチック製文字板が用いられ、文字板はソーラーセルとムーブメントを固定する円環形状の枠体に設けた突起と係合することによって、位置決めされている。
しかしながら、特許文献1のように文字板及びムーブメントの一方に設けられた突起部と、文字板及びムーブメントの他方に設けられた溝部と、を係合させるにはソーラーセルを突起部よりも内側に配置しなくてはならないため、ソーラーセルの発電能力が低下する。
However, in order to engage the protrusion provided on one of the dial and the movement as in
また、特許文献2のようなソーラーセル付電子時計はソーラーセルとムーブメントを固定し、外周に配置される固定部は文字板の位置を決定する突起を設ける必要があるため、径方向の幅が太く、装飾品の観点から隠す必要があるため、時計の文字板、針などを表示する表示面の直径(以降、見切り径と称す。)が小さくなる。
Further, in an electronic watch with a solar cell as in
さらに、文字板はソーラーセルとムーブメントを固定する円環形状の枠体に設けた突起と係合することによってムーブメントに位置決めされているため、ムーブメントと円環形状の枠体に隙間が生じることによって、形状誤差により、ムーブメントと文字板の中心が一致しないため、指針と時字の位置精度が低い。 Furthermore, since the dial is positioned on the movement by engaging with the protrusions provided on the ring-shaped frame that fixes the solar cell and the movement, a gap is created between the movement and the ring-shaped frame. Due to the shape error, the center of the movement and the dial do not match, so the position accuracy of the pointer and the hour letter is low.
また、特許文献2のようなソーラーセル付電子時計の場合、外周部で文字板を位置決めすると、文字板の位置決めの切欠き部をケースで隠さなければならず、位置決めボス分太縁になってしまう。さらに、ソーラーセルと文字板は接触することによって文字板の色味が変化することから、円環形状の枠体に文字板を載せ、ソーラーセルとの隙間を確保しているが、文字板とムーブメントの位置精度が悪いために太縁にしていた。仮に文字板とムーブメントの位置精度が向上したとしても文字板の位置決めボスの強度上の関係から細縁にすることが難しいため、時計サイズが大きくなる課題があった。
Further, in the case of an electronic watch with a solar cell as in
本発明は、文字板の位置決め精度を向上させ、表示面積が大きく、指針と切分の位置精度が高く、発電能力が高いソーラーセル付電子時計を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide an electronic clock with a solar cell which improves the positioning accuracy of a dial, has a large display area, has high position accuracy of a pointer and a cut, and has a high power generation capacity.
本開示の一態様は、光透過性又は光半透過性の部材を有する、文字板と、文字板の背面と対向するように配置されたソーラーセルを有する、ムーブメントと、文字板とソーラーセルとを位置決めするための位置決め構造であって、文字板及びムーブメントのうちの一方から突出する突起と、文字板及びムーブメントのうちの他方に設けられ、突起を受け入れる凹部又は孔と、を有する、位置決め構造と、文字板の位置決め構造に対応する位置に配置された、光非透過性の目隠し部材と、を備え、ソーラーセルは、突起が貫通する孔部を有するソーラーセル付電子時計である。 One aspect of the present disclosure is a movement comprising a dial having a light transmissive or semi-transmissive member and a solar cell arranged to face the back surface of the dial, a dial and a solar cell. A positioning structure for positioning the dial and the movement, which has a protrusion protruding from one of the dial and the movement, and a recess or a hole provided on the other of the dial and the movement to receive the protrusion. The solar cell is an electronic clock with a solar cell having a hole through which a protrusion penetrates, and a light-impermeable blindfold member arranged at a position corresponding to the positioning structure of the dial.
本発明によって文字板及びムーブメントの一方に設けられた突起がソーラーセルを貫通して、文字板及びムーブメントの他方に設けられた凹部又は孔に収納することよって、ソーラーセルを小型化することもないため、発電能力を低下することなく、文字板と、ソーラーセルを有するムーブメントとが、直接的に位置決めされるため、ムーブメントと文字板の中心が一致するため、指針と切分の位置精度が高く、ムーブメントと文字板の位置を決定する突起は光非透過性の目隠し部材によって隠す必要がないため、固定部が不要となり、見切り径が大きいソーラーセル付電子時計が提供できる。 According to the present invention, the protrusion provided on one of the dial and the movement penetrates the solar cell and is housed in the recess or the hole provided on the other side of the dial and the movement, so that the solar cell is not miniaturized. Therefore, the dial and the movement having the solar cell are directly positioned without deteriorating the power generation capacity, so that the center of the movement and the dial are aligned, and the position accuracy of the pointer and the cut is high. Since the protrusions that determine the positions of the movement and the dial do not need to be hidden by a light-impermeable blindfold member, a fixing portion is not required, and an electronic watch with a solar cell having a large parting diameter can be provided.
以下、添付図面を参照して、実施形態に係るソーラーセル付電子時計を説明する。同様な又は対応する要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。理解を容易にするために、図の縮尺は変更されている場合がある。 Hereinafter, the electronic clock with a solar cell according to the embodiment will be described with reference to the attached drawings. Similar or corresponding elements are designated by the same reference numerals, and duplicate description is omitted. The scale of the figure is subject to change for ease of understanding.
図1は、ソーラーセル付電子時計を示す平面図である。本開示に係るソーラーセル付電子時計100は、ソーラーセル(太陽電池)で得られた発電電力を駆動源として利用する。ソーラーセル付電子時計100は指針(時針H1、分針H2及び秒針H3)で時刻を表示する腕時計である。
FIG. 1 is a plan view showing an electronic clock with a solar cell. The
図2は、図1のソーラーセル付電子時計を示す断面図である。ソーラーセル付電子時計100は文字板1と、ムーブメント2と、ケース3と、ベゼル4と、風防5と、裏蓋6と、を備える。
FIG. 2 is a cross-sectional view showing the electronic clock with a solar cell of FIG. The
説明の便宜上、文字板1において、指針と共に時刻を示す面(図2において上面)が表面11、表面11と反対側の面が背面12と称し、表面11上には時刻情報を表示する時針H1、分針H2及び秒針H3を設け、文字板1は、風防5が嵌め込まれたベゼル4と、ケース3に挿入されたムーブメント2との間に配置され、ベゼル4と裏蓋6をケース3に嵌め込むことによって文字板1、ムーブメント2の上下方向の位置が固定される。なお、外装構造やムーブメントの保持方法は一例である。
For convenience of explanation, in the
また、ベゼル4の見切り部41は、文字板1の周縁部を覆い、風防5を通して文字板1を視認できる領域直径Zを見切り径と称す。
Further, the
図4は、文字板を示す平面図である。本開示の文字板1は円形の平板であるが、楕円形又は多角形等の他の形状であってもよい。文字板1は表面11で受光した光でソーラーセル21(後述)が発電するため、光透過性又は光半透過性の部材13を有する。本開示における用語「光透過性」及び「光半透過性」とは、ソーラーセル21の発電に必要な波長の光が透過できることを意味しており、部材13は、例えば、ポリカーボネート樹脂若しくはアクリル樹脂等の樹脂材、又は、ガラス材や複数の孔が空いた金属板を含む。文字板1は、表面11上に複数の時字Mを有している。図2を参照して、時字Mは、例えば、文字板1に設けられた孔に挿入される足Lを有する部材である。時字Mは、光非透過性である。本開示における用語「光非透過性」とは、可視光が透過できないことを意味し、例えば、樹脂材又は金属材等の様々な材料を含むことができる。また、時字Mは、表面11上に設けられた印刷であってもよい。
FIG. 4 is a plan view showing a dial. The
図3は、図2のX部の詳細を示す拡大断面図である。ムーブメント2は、ソーラーセル21と、ソーラーセル受板22と、地板23と、耐磁板24と、を有し、その他の様々な構成要素(例えば、モータ及び時計回路基板等)を有し、耐磁板24の上に地板23、ソーラーセル受板22、ソーラーセル21の順に配置されている。
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view showing the details of the X portion of FIG. The
また、本開示のソーラーセル21はフィルムなどの薄い素材で形成されており、フック等の形状を有した金属などで形成されたソーラーセル受板22に貼り付けることによってソーラーセル21をムーブメントの断面方向に保持する。
Further, the
耐磁板24は時針H1、分針H2及び秒針H3を駆動するモータが外部からの磁界影響によって駆動できなくなることを軽減するために透磁性を有する。
The magnetically
ソーラーセル21は、文字板1の背面12と対向している。ソーラーセル21と文字板1の背面12との間には、スペーサSを配置し、ソーラーセル21が文字板1と接触し、文字板1にソーラーセル21が写り込み、文字板1の美観を損なうことを防止するため、文字板1とソーラーセル21との間に隙間Gをもたらす。スペーサSは様々な材料(例えば、金属材又は樹脂材)で形成され、ソーラーセル21に固定されている。
The
固定方法は例えば、スペーサSは、接着などで貼り付けられてもよく、印刷等によって形成してもよい。 As a fixing method, for example, the spacer S may be attached by adhesive or the like, or may be formed by printing or the like.
また、本開示において、スペーサSはソーラーセル21に固定されているが、文字板に固定しても良く、この場合、スペーサSは成形によってソーラーセル21又は文字板1に形成されてもよい。
Further, in the present disclosure, the spacer S is fixed to the
更に文字板1とソーラーセル21とを位置決めするための位置決め構造7を備えている。位置決め構造7は、文字板1の法線方向に見た場合に、見切り部41の内側に配置され、ムーブメント2から突出する起71と、文字板1に設けられた孔72を有している。本開示では2つ以上の位置決め構造7を用いて説明を行っているが、位置決め構造7は2つ以上に限定されるものではなく、1つの位置決め構造7でも良い。具体的には1つの位置決め構造7と別の位置決め構造の組み合わせでも良く、突起71の形状を本開示では概ね円柱状としているが角柱状等の他の形状にして1つの位置決め構造7で文字板1、ソーラーセル21の位置決めを行っても良い。
Further, a
突起71はムーブメント内に設けた孔25(ソーラーセル21に設けた孔25a、ソーラーセル受板22に設けた孔25b、地板23に設けた孔25c、耐磁板24に設けた孔25d)を貫通して固定される。孔25cは、突起71と圧入嵌合により固定される。また、突起71に設けたフランジ73は突起71のムーブメント2に対する傾斜精度向上、ムーブメント2からの脱落を防止するために設けられており、地板23に係合する段部26が設けられている。なお、フランジ73は設けなくても構わない。
The
突起71は、ソーラーセル21の表面から突出しており、本開示では真鍮、鉄などの金属で形成しているが、孔25c、孔25dを廃止して地板23を成型する時に突起71を設けても良い。
The
文字板1に設けた孔72は、突起71を取り外し可能に受け入れるように構成され、文字板1を貫通しており、突起71が孔72に係合することによって、ムーブメント2と文字板1が径方向に固定される。
The
また、位置決め構造7は、文字板1を貫通する孔72を有しているが、孔72の代わりに、文字板1の背面12に設けられた凹部を有してもよい。この場合でも、凹部は、突起71を取り外し可能に受け入れるように構成可能である。
Further, although the
図5は、文字板1の背面側に配置されたソーラーセルを文字板と共に示す透視平面図であり、図6は、ムーブメントを示す平面図である。図5,6を参照して、ソーラーセル21は、文字板1に対応した形状(本実施形態では、円形の平板)を有し、分割線Dによって互いに離間された複数の発電領域21a~21eを直列に接続することによってソーラーセル付電子時計に必要な電圧を出力できるようにしている。各発電領域21a~21eは、様々な形状を有することができ、図5,6に示されるように、円周方向に均等に分割された扇形状を有する。ソーラーセル21において、中心領域C、周縁部E及び分割線Dは非発電領域であり、各発電領域21a~21eは非発電領域によって囲われている。
FIG. 5 is a perspective plan view showing the solar cells arranged on the back surface side of the
スペーサSは、ソーラーセル21の周縁部E上に配置されており、非発電領域の少なくとも一部を覆い、スペーサSの径方向幅を確保しつつ、ソーラーセル21の発電領域に照射される光量の減少を軽減している。また、スペーサSは略円環状を有し、文字板1とソーラーセル21との分解を容易にするため、切り欠きNを有する。
The spacer S is arranged on the peripheral edge E of the
図5、6に示されるように、本開示では、2つの突起71と孔72は、円周方向において180°互いに離間するように配置されている。このような構成によって、2つの突起71の間の間隔がより長くなり、文字板1とソーラーセル21、ムーブメント2との位置決め精度が向上する。
As shown in FIGS. 5 and 6, in the present disclosure, the two
図6を参照して、本開示では、孔25a(図6において左側の孔25a)は、ソーラーセル21において、隣接する発電領域21d,21eの間の分割線D上に形成されており、対応する突起(第1の突起)71は、分割線D上に配置されている。非発電領域が孔25aを囲っており、この部分では、非発電領域が分割線Dよりも広くなっている。
With reference to FIG. 6, in the present disclosure, the
また、他方の孔25a(図6において右側の孔25a)は、ソーラーセル21において、1つの発電領域21b内に形成されており、したがって、発電領域21b内の非発電領域が孔25の周りに形成されている。
Further, the
図5を参照して、文字板1は、文字板1の法線方向に見た場合に、表面11において突起71に対応する位置(位置決め構造7に対応する位置)に、上記の時字Mを有している。上記のように、時字Mは光非透過性であることから、時字Mは、位置決め構造7が文字板1を通して視認されることを妨げ、非発電領域が文字板1に写り込まないように美観を損なうことを防止している。また、時字Mは孔25の周りの非発電領域よりも大きく形成されていることが好ましい。
With reference to FIG. 5, the
図3を参照して、時字Mは2つの足Lを有し、文字板1に設けた孔に係合することによって時字Mの位置決めを行っている。また、時字Mは位置決め構造7の目隠し部材として2つの足Lの間で位置決め構造7を覆っている。しかしながら、目隠し部材は、様々な形態であることができる。
With reference to FIG. 3, the hour letter M has two legs L, and the hour letter M is positioned by engaging with a hole provided in the
図7,8は、他の形態に係る目隠し部材を示す拡大断面図である。図7,8において、右側が文字板1の中心側である。図7では、位置決め構造7は、時字Mの2つの足Lよりも文字板1の周縁部により近く配置されているため、図3に比して2つ位置決め構造7の距離が長くなり、文字板1とソーラーセル21、ムーブメント2との位置決め精度をより向上させることができる。
7 and 8 are enlarged cross-sectional views showing a blindfold member according to another form. In FIGS. 7 and 8, the right side is the center side of the
対照的に、図8では、位置決め構造7は、時字Mの2つの足Lよりも文字板1の中心により近く配置されており、中枠8は、例えば、ムーブメント2を囲う円環形状を有している。したがって、時字Mは、図3に比して、文字板1の周縁部により近く配置されている。この場合、時字Mが文字板1の周縁部により近く配置されているため、ソーラーセル21、ソーラーセル受板22、スペーサSPを径大化するのみで、同じ大きさのムーブメント2を使用すると共に中枠8を使用しながら、文字板1を比較的大きくすることができる。つまり、時字M、文字板1、ソーラーセル21、ソーラーセル受板22を変更することによってサイズの異なるソーラーセル付電子時計を提供することが可能となる。
In contrast, in FIG. 8, the
また、図3を参照して、位置決め構造7では、突起71は、ムーブメント2から突出しており、孔72は、文字板1に設けられているが、位置決め構造は、他の形態であってもよい。
Further, referring to FIG. 3, in the
図9,10は、他の形態に係る位置決め構造を示す拡大断面図である。図9,10を参照して、位置決め構造9では、突起91は、文字板1から突出しており、孔92は、ムーブメント2に設けられている。具体的には、図9では、突起91は、文字板1に備えた時字Mから突出しており、文字板1に設けられた孔を貫通して、背面12からムーブメント2に向かって突出している。孔92は、ソーラーセル21、ソーラーセル受板22、地板23を貫通している。孔92は、突起91に対応する形状を有しており、突起91が孔92に係合することによって、ムーブメント2と文字板1が径方向に固定される。
9 and 10 are enlarged cross-sectional views showing a positioning structure according to another embodiment. With reference to FIGS. 9 and 10, in the positioning structure 9, the
図10では、突起91は、文字板1の背面12と一体に形成されており、背面12からムーブメント2に向かって突出している。孔92は、図9と同様に、ソーラーセル21、ソーラーセル受板22、地板23及び耐磁板24を貫通しており、突起91に対応する形状を有している。
In FIG. 10, the
以上のような本開示に係るソーラーセル付電子時計100では、文字板1及びムーブメント2の一方に設けられた突起71,91と、文字板1及びムーブメント2の他方に設けられた孔72,92又は凹部と、によって、文字板1と、ソーラーセル21を有するムーブメント2とが、直接的に位置決めされる。例えば、特許文献2のように円環形状の枠体に突起又は凹部若しくは孔が設けられる場合、文字板とムーブメントとが円環形状の枠体を介して位置決めされるため、円環形状の枠体とムーブメントとの間の隙間等によって文字板とソーラーセルとの間の位置決め精度が低下する可能性がある。したがって、ソーラーセル付電子時計100では、例えば円環形状の枠体が介在する場合に比して、文字板1とソーラーセル21とが高精度に位置決めされる。さらに、ソーラーセル付電子時計100では、目隠し部材である時字Mによって、位置決め構造7が文字板1の表面11から視認されることが妨げられる。したがって、デザインの低下無しに、文字板1とソーラーセル21との間の位置決め精度を向上させることができる。
In the
また、ソーラーセル付電子時計100では、スペーサSが、ソーラーセル21の周縁部Eに位置する非発電領域の少なくとも一部を覆っている。この場合、非発電領域が有効に利用される。
Further, in the
また、突起71,91と、孔72,92によって、文字板1とソーラーセル21とムーブメント2との位置決め精度が向上する。さらにスペーサSと文字板1との外周部の位置精度も向上するため、スペーサSの径方向の幅を狭くしてもスペーサSが文字板1の外周部の重なりから外れることがなく、スペーサSによって設けられた隙間Gが影響を受けることはない。
Further, the
また、ソーラーセル付電子時計100では、ソーラーセル21が、分割線Dによって互いに離間された複数の発電領域21a~21eを有しており、少なくとも2つの突起71のうちの第1の突起71が、分割線D上に配置されている。したがって、発電領域の減少を最小限にし得る。また、第1の突起71が分割線D上に配置されることから、目隠し部材(本実施形態では、時字M)も分割線D上に位置することになり、したがって、分割線Dの少なくとも一部が時字Mによって隠されることによって文字板1の美観が改善される。
Further, in the
さらに、ソーラーセル21の発電能力を損なわず、文字板1とソーラーセル21間の隙間Gを確保するためには、スペーサSの径方向の幅は、ソーラーセル21の周縁部Eの径方向の幅と一致しているのが、最も好ましい。
Further, in order to secure the gap G between the
また、ソーラーセル付電子時計100では、突起71のうちの第2の突起71bが、1つの発電領域21bによって囲われている。発電領域の分割数及び分割位置によっては、突起71bを分割線D上に配置できないが、目隠し部材(本実施形態では、時字M)によって、第2の突起71b(及び対応する孔72)が隠され、美観が改善される。
Further, in the
また、目隠し部材が、時字Mであるため、目隠し部材として新たな部品を追加する必要はない。なお、本開示では、目隠し部材の全てが時字Mであるが、目隠し部材の一部は、時字M以外の要素(例えば、模様又はマーク等を示す部材又は印刷等)であってもよい。 Further, since the blindfold member has the hour letter M, it is not necessary to add a new part as the blindfold member. In the present disclosure, all of the blindfold members are hour letters M, but a part of the blindfold members may be an element other than the hour letters M (for example, a member showing a pattern or a mark, printing, etc.). ..
また、ソーラーセル付電子時計100では、突起91は、時字Mから突出していてもよい(図9参照)。時字Mには、足Lが設けられ得る。したがって、この場合、突起71を足Lと同様にして容易に形成することができる。
Further, in the
また、ソーラーセル付電子時計100では、位置決め構造7は、文字板1の法線方向に見た場合に、見切り部41の内側に配置されているため、文字板とムーブメントとを位置決めするための切欠きが文字板の周縁部に設けられる場合に比して、見切り部41の幅が小さくなり、時計のデザイン自由度が向上する。
Further, in the
次に、ソーラーセル付電子時計の他の形態について説明する。 Next, another form of the electronic clock with a solar cell will be described.
図11は、他の形態に係るソーラーセル付電子時計のムーブメントを示す平面図である。ソーラーセル付電子時計200は、分割線D上に配置された更なる2つの突起71cを有し、図6で図示したソーラーセル付電子時計100のソーラーセル21の発電領域21b内に形成されていた突起(第2の突起)71bを廃止している。すなわち、ソーラーセル付電子時計200は、合計で3つの突起71を有する点で、ソーラーセル付電子時計100と異なる。時字Mと発電領域21a~21eとの間の位置関係によって、追加された2つの突起71c(図11において右側の2つの突起)上には、時字Mは位置しない。したがって、ソーラーセル付電子時計200では、時字M以外の要素である目隠し部材によって、追加された2つの突起71c(位置決め構造7)が隠されている。
FIG. 11 is a plan view showing the movement of the electronic clock with a solar cell according to another embodiment. The
ソーラーセル付電子時計200は、追加された2つの突起71によってソーラーセル付電子時計100の発電領域21b内に形成されていた突起(第2の突起)71の代わりに発電領域21d,21eの間の分割線D上にある突起71(図11において左側の突起71)と合わせることによって文字板1とソーラーセル21、ムーブメント2との位置決め精度をソーラーセル付電子時計100と同様の効果を奏することができる。
The
図12は、図11のソーラーセル付電子時計で使用される目隠し部材を示す拡大断面図である。図12に示されるように、時字Mの下に位置しない位置決め構造7は、印刷Pによって隠されている。目隠し部材である印刷Pは、文字板1の表面11上に設けられており、模様又はマーク等を示す。また、印刷Pの下に位置する位置決め構造7では、文字板1を貫通する孔の代わりに、凹部74が文字板1の背面12に設けられており、凹部74が突起71cを受け入れている。
FIG. 12 is an enlarged cross-sectional view showing a blindfold member used in the electronic clock with a solar cell of FIG. As shown in FIG. 12, the
図13は、他の形態に係る目隠し部材を示す拡大断面図である。図13に示されるように、文字板1は、2つの部材13,14を有していてもよい。部材14は、時字Mの下に位置しない位置決め構造7に対応する位置に、図12の印刷Pと同様な印刷Pを有している。また、部材13は、部材13を貫通する孔72を有しており、部材14は、このような孔を有していない。したがって、孔72は、文字板1全体では、凹部として見ることが可能である。図13では、孔72が、図12の凹部74よりも深いので、突起71cと孔72との係合距離がより長い。したがって、突起71cと孔72とがより確実に係合する。
FIG. 13 is an enlarged cross-sectional view showing a blindfold member according to another form. As shown in FIG. 13, the
図12,13に示される以上のようなソーラーセル付電子時計200は、上記のソーラーセル付電子時計100と略同様な効果を奏し得る。特に、ソーラーセル付電子時計200では、目隠し部材の一部が、文字板に塗装された印刷Pである。この場合でも、印刷Pによって、位置決め構造7が隠される。したがって、美観が損なわれない。
The
ソーラーセル付電子時計の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。当業者であれば、上記の実施形態の様々な変形が可能である。 Although the embodiment of the electronic clock with a solar cell has been described, the present invention is not limited to the above embodiment. Those skilled in the art can make various modifications to the above embodiments.
また、当業者であれば、1つの実施形態に含まれる特徴は、矛盾が生じない限り、他の実施形態に組み込むことができる、又は、他の実施形態に含まれる特徴と交換可能である。 Further, those skilled in the art can incorporate the features contained in one embodiment into other embodiments or exchange them with the features contained in other embodiments as long as there is no contradiction.
1・・・文字板、2・・・ムーブメント、7,9・・・位置決め構造、11・・・文字板の表面、12・・・文字板の背面、13、14・・・部材、21・・・ソーラーセル、21a~21e・・・発電領域、71,91・・・突起、72,92・・・孔、74・・・凹部、100,200・・・ソーラーセル付電子時計、D・・・分割線、E・・・ソーラーセルの周縁部、G・・・隙間、M・・・時字、S・・・スペーサ、P・・・印刷。 1 ... Dial, 2 ... Movement, 7, 9 ... Positioning structure, 11 ... Dial surface, 12 ... Dial back surface, 13, 14 ... Members, 21.・ ・ Solar cell, 21a-21e ・ ・ ・ Power generation area, 71,91 ・ ・ ・ Protrusion, 72,92 ・ ・ ・ Hole, 74 ・ ・ ・ Recess, 100,200 ・ ・ ・ Electronic clock with solar cell, D.・ ・ Dividing line, E ・ ・ ・ peripheral edge of solar cell, G ・ ・ ・ gap, M ・ ・ ・ hour letter, S ・ ・ ・ spacer, P ・ ・ ・ printing.
Claims (10)
前記文字板の背面と対向するように配置されたソーラーセルを有する、ムーブメントと、
前記文字板と前記ソーラーセルとを位置決めするための位置決め構造であって、前記文字板及び前記ムーブメントのうちの一方から突出する突起と、前記文字板及び前記ムーブメントのうちの他方に設けられ、前記突起を受け入れる凹部又は孔と、を有する、前記位置決め構造と、
前記文字板の前記位置決め構造に対応する位置に配置された、光非透過性の目隠し部材と、
を備え、
前記ソーラーセルは、前記突起が貫通する孔部を有し、
前記目隠し部材の少なくとも一部が、時字である、
ことを特徴とするソーラーセル付電子時計。 A dial having a light-transmitting or semi-transparent member,
With a movement having solar cells arranged to face the back of the dial,
A positioning structure for positioning the dial and the solar cell, which is provided on a protrusion protruding from one of the dial and the movement, and on the other of the dial and the movement. The positioning structure, which has a recess or a hole for receiving the protrusion.
A light-impermeable blindfold member arranged at a position corresponding to the positioning structure of the dial, and
Equipped with
The solar cell has a hole through which the protrusion penetrates .
At least a part of the blindfold member is an hour letter,
An electronic clock with a solar cell that features that.
前記文字板の背面と対向するように配置されたソーラーセルを有する、ムーブメントと、With a movement having solar cells arranged to face the back of the dial,
前記文字板と前記ソーラーセルとを位置決めするための位置決め構造であって、前記文字板及び前記ムーブメントのうちの一方から突出する突起と、前記文字板及び前記ムーブメントのうちの他方に設けられ、前記突起を受け入れる凹部又は孔と、を有する、前記位置決め構造と、A positioning structure for positioning the dial and the solar cell, which is provided on a protrusion protruding from one of the dial and the movement, and on the other of the dial and the movement. The positioning structure, which has a recess or a hole for receiving the protrusion.
前記文字板の前記位置決め構造に対応する位置に配置された、光非透過性の目隠し部材と、A light-impermeable blindfold member arranged at a position corresponding to the positioning structure of the dial, and
を備え、Equipped with
前記ソーラーセルは、前記突起が貫通する孔部を有し、The solar cell has a hole through which the protrusion penetrates.
前記目隠し部材の少なくとも一部が、前記文字板に塗装された印刷である、At least a part of the blindfold member is a print painted on the dial.
ことを特徴とするソーラーセル付電子時計。An electronic clock with a solar cell that features that.
前記突起は、複数あり、該複数の突起のうち、少なくとも一つの突起が、前記分割線上に配置される、請求項1~7のいずれか一項に記載のソーラーセル付電子時計。 The solar cell has a plurality of power generation regions separated from each other by a dividing line.
The electronic clock with a solar cell according to any one of claims 1 to 7 , wherein there are a plurality of the protrusions, and at least one of the plurality of protrusions is arranged on the dividing line.
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