JP6996424B2 - 二色成形品の製造方法 - Google Patents
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はじめに、本発明の第一実施形態を説明する。
工程Aに示されるように、一次成形品成形工程では、一次成形用溶融樹脂21を一次成形用金型31内に注入し、複数の突起部14を表面に有する一次成形品11を形成する。この一次成形品成形工程では、突起部14を、先細り状の本体部16と、本体部16の先端部から突出する凸部18とを有する形状に形成する。この突起部14を含む一次成形品11は、開閉方向(一次成形品11の厚さ方向)に動く一次成形用金型31のみで成形可能な形状である。
そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22を二次成形用金型32内に注入し、一次成形品11の表面に接する二次成形品12を形成する。この二次成形品12は、開閉方向(二次成形品12の厚さ方向)に動く二次成形用金型32のみで成形可能な形状である。
すなわち、図3に示される第一変形例では、工程Aに示されるように、一次成形品成形工程において、突起部14を先尖り状に形成する。そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程において、二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と押圧力とによって、突起部14の先端部14Aを突起部14の高さ方向に圧縮変形させる。このように先端部14Aを突起部14の高さ方向に圧縮変形させると、この先端部14Aが突起部14の高さ方向と交差する方向に変形し、これにより、先端部14Aが断面円形状又は楕円形状であるアンカー形状に形成される。
また、図4に示される第二変形例では、工程Aに示されるように、一次成形品成形工程において、突起部14を先尖り状(断面二等辺三角形状)に形成する。そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程において、突起部14の一方の等辺から他方の等辺へ向けて二次成形用溶融樹脂22が流動するように二次成形用溶融樹脂22を注入し、この二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と流動力とによって、突起部14を傾倒変形させる。このように突起部14を傾倒変形させると、この突起部14が突起部14の高さ方向と交差する方向に変形し、これにより、突起部14が湾曲状であるアンカー形状に形成される。
また、図5に示される第三変形例では、工程Aに示されるように、一次成形品成形工程において、突起部14を先尖り状(断面直角三角形状)に形成する。そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程において、突起部14の斜辺(傾斜面)から隣辺(垂直面)へ向けて二次成形用溶融樹脂22が流動するように二次成形用溶融樹脂22を注入し、この二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と流動力とによって、突起部14を傾倒変形させる。このように突起部14を傾倒変形させると、この突起部14が突起部14の高さ方向と交差する方向に変形し、これにより、突起部14が湾曲状であるアンカー形状に形成される。
また、図6に示される第四変形例では、工程Aに示されるように、一次成形品成形工程において、突起部14を矩形状(突起部14の高さ方向を長手方向とする断面長方形状)に形成する。そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程において、突起部14の一方の長辺から他方の長辺へ向けて二次成形用溶融樹脂22が流動するように二次成形用溶融樹脂22を注入し、この二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と流動力とによって、突起部14を傾倒変形させる。このように突起部14を傾倒変形させると、この突起部14が突起部14の高さ方向と交差する方向に変形し、これにより、突起部14が湾曲状であるアンカー形状に形成される。
また、図7に示される第五変形例では、工程Aに示されるように、一次成形品成形工程において、突起部14の本体部16及び凸部18を、いずれも矩形状(突起部14の高さ方向を長手方向とする断面長方形状)に形成する。凸部18は、本体部16よりも短手方向に幅狭となっている。そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程において、凸部18の一方の長辺から他方の長辺へ向けて二次成形用溶融樹脂22が流動するように二次成形用溶融樹脂22を注入し、この二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と流動力とによって、凸部18を傾倒変形させる。このように凸部18を傾倒変形させると、この凸部18が突起部14の高さ方向と交差する方向に変形し、この傾倒変形した凸部18によって突起部14の先端部14Aが湾曲状であるアンカー形状に形成される。
なお、第一実施形態において、二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と押圧力又は流動力とによって、突起部14にアンカー形状が形成されるのであれば、一次成形品11に形成される突起部14は、上記以外の形状でも良い。
次に、本発明の第二実施形態を説明する。
工程Aに示されるように、一次成形品成形工程では、一次成形用溶融樹脂21を一次成形用金型61内に注入し、複数の突起部14の集合44を外周面に複数有する円環状の一次成形品41を形成する。この一次成形品成形工程では、突起部14を、先細り状の本体部16と、本体部16の先端部から突出する凸部18とを有する形状に形成する。この突起部14を含む一次成形品41は、開閉方向(一次成形品41の軸方向)に動く一次成形用金型61のみで成形可能な形状である。
そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22を二次成形用金型62内に注入し、一次成形品41の外周面に接する二次成形品42を形成する。つまり、一次成形品41の周囲に円環状の二次成形品42を形成する。この二次成形品42は、開閉方向(二次成形品42の軸方向)に動く二次成形用金型62のみで成形可能な形状である。
次に、本発明の第三実施形態を説明する。
次に、本発明の第四実施形態を説明する。
Claims (3)
- 一次成形用溶融樹脂を一次成形用金型内に注入し、先細り状の本体部と、前記本体部の先端部から突出する凸部とを有する形状の複数の突起部を表面に有する一次成形品を形成する一次成形品成形工程と、
二次成形用溶融樹脂を二次成形用金型内に注入し、前記一次成形品の表面に接する二次成形品を形成すると共に、前記二次成形用溶融樹脂の注入時の熱と押圧力とによって、前記凸部を前記突起部の高さ方向に圧縮変形させて前記凸部をアンカー形状に形成する二次成形品成形工程と、
を備える二色成形品の製造方法。 - 一次成形用溶融樹脂を一次成形用金型内に注入し、先尖り状又は少なくとも先端部が矩形状である形状の複数の突起部を外周面に有する円環状の一次成形品を形成する一次成形品成形工程と、
二次成形用溶融樹脂を二次成形用金型内に注入し、前記一次成形品の外周面に接する二次成形品を前記一次成形品の周囲に円環状に形成し、回転方向が一方向に規定される回転部材を形成すると共に、前記二次成形用溶融樹脂の注入時の熱と流動力とによって、前記突起部の少なくとも先端部を前記回転部材の回転方向に傾倒変形させて前記突起部の少なくとも先端部をアンカー形状に形成する二次成形品成形工程と、
を備える二色成形品の製造方法。 - 一次成形用溶融樹脂を一次成形用金型内に注入し、複数の突起部を表面に有する一次成形品を形成する一次成形品成形工程と、
二次成形用溶融樹脂を二次成形用金型内に注入し、前記一次成形品の表面に接する二次成形品を形成すると共に、前記二次成形用溶融樹脂の注入時の熱と押圧力又は流動力とによって、前記突起部の少なくとも先端部を前記突起部の高さ方向と交差する方向に変形させて前記突起部の少なくとも先端部をアンカー形状に形成する二次成形品成形工程と、
を備え、
前記二次成形品成形工程では、前記二次成形品のウェルドラインを跨って前記複数の突起部が配置されるように、前記二次成形用溶融樹脂を前記二次成形用金型内に注入し、前記二次成形品を形成する、
二色成形品の製造方法。
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