JP6989213B2 - 車両周辺監視装置 - Google Patents
車両周辺監視装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6989213B2 JP6989213B2 JP2017240701A JP2017240701A JP6989213B2 JP 6989213 B2 JP6989213 B2 JP 6989213B2 JP 2017240701 A JP2017240701 A JP 2017240701A JP 2017240701 A JP2017240701 A JP 2017240701A JP 6989213 B2 JP6989213 B2 JP 6989213B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- information
- video
- image
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Description
映像表示装置は分割表示方式とされ、映像表示装置の中央表示領域には車両後方の映像が表示され、中央表示領域の両端側の外側表示領域には車両後側方の映像がそれぞれ表示される。車両後側方の映像は、車両後方の映像に比べて圧縮されて外側表示領域に表示される。
一方、映像制御部では、走行情報が前進、かつ、速度情報が低速域の際に、又は走行情報が後進の際に、第1映像情報、第2映像情報のそれぞれが表示領域を分割した分割表示領域へ各々出力される分割映像情報が生成される。走行情報が前進、かつ、速度情報が低速域の際、又は走行情報が後進の際には、後続車両との車間距離、車両の周囲に存在する障害物との間の距離等が短いが、運転者の認識余裕時間は長くなる。このため、複数の撮像装置を用いて異なる角度から撮影された複数の分割映像を映像表示装置の分割表示領域に各々表示させることができるので、車両近傍部をしっかりと視認することができる。
加えて、速度情報の低速域の設定に幅を持たせたので、低速域に幅を持たせない場合に比し、分割映像と合成映像との煩雑な切り替わりを効果的に抑制させることができる。
以下、図1〜図3を用いて、本発明の第1実施の形態に係る車両周辺監視装置及びその映像表示方法について説明する。ここで、車両周辺監視装置は自動車等の車両に適用されている。
図1に示されるように、本実施の形態に係る車両周辺監視装置10は、図示省略の車両に配設され、第1検知部12と、第2検知部14と、映像制御部16とを主要な構成として備えている。また、車両周辺監視装置10は、第1撮像装置20と、第2撮像装置22及び第2撮像装置24と、映像表示装置30とを含んで構成されている。そして、本実施の形態に係る車両周辺監視装置10では、更にナビゲーションシステム26が連動する構成とされている。
第2撮像装置22は、車両左側部、例えば左サイドドアミラー、左サイドドアミラーの近傍、又は左サイドドアミラーが本来装着される位置等に設置された車載カメラ(左サイドカメラ)である。第2撮像装置22では、車両後左側方の映像が撮影され、この撮影された車両後左側方の映像から第2映像情報が生成される。この第2映像情報は伝送路40に出力される。
第2撮像装置24は、車両右側部、例えば右サイドドアミラー、右サイドドアミラーの近傍、又は右サイドドアミラーが本来装着される位置等に設置された車載カメラ(右サイドカメラ)である。第2撮像装置22と同様に、第2撮像装置24では、車両後右側方の映像が撮影され、この撮影された車両後右側方の映像から第2映像情報が生成される。この第2映像情報は伝送路40に出力される。
また、表示領域30Bは、液晶ディスプレイに代えて、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)等の他のディスプレイを使用してもよい。
また、映像制御部16から分割映像情報が出力されるとき、図2(B)に示されるように、映像表示装置30の表示領域30Bが分割表示領域32、34、36に分割され、分割表示領域32、34、36のそれぞれに分割映像が表示される。分割表示領域32は、表示領域30Bの車両幅方向中央部の表示領域であり、第1撮像装置20を用いて撮影された車両後方の映像が表示される。分割表示領域34は、表示領域30Bの車両幅方向左側部の表示領域であり、第2撮像装置22を用いて撮影された車両後左側方の映像が表示される。そして、分割表示領域36は、表示領域30Bの車両幅方向右側部の表示領域であり、第2撮像装置24を用いて撮影された車両後右側方の映像が表示される。
映像制御部16は、取得した走行情報が「前進」、かつ、速度情報が「高速域」の際に、仮想合成面に第1映像情報と第2映像情報とを合成して、映像表示装置30の表示領域30B(図2(A)参照)へ出力される合成映像情報を生成する。また、映像制御部16は、取得した走行情報が「前進」、かつ、速度情報が「低速域」の際に、第1映像情報、第2映像情報のそれぞれが分割表示領域32、34、36(図2(B)参照)へ各々出力される分割映像情報を生成する。さらに、映像制御部16は、取得した走行情報が「後進」の際に、第1映像情報、第2映像情報のそれぞれが分割表示領域32、34、36へ各々出力される分割映像情報を生成する。
ここで、「車線情報」には、走行路が単車線であるか、2車線以上の複数車線であるかの情報が少なくとも含まれている。
車両周辺監視装置10の映像表示方法は以下の通りである。図3に示されるように、最初に、車両周辺監視装置10のメインスイッチが投入されたか否かが判断される(S1)。メインスイッチは車両のエンジンスタートに連動して作動する構成とされている。
例示として、車両後方の映像には、第1走行車線L1、第2走行車線L2及び第3走行車線(追越車線)L3を含む3車線道路が表示されており、第2走行車線L2に車両の後方を走行する後続車両BVが表示されている。
一方、第2撮像装置22を用いて撮影された車両後左側方の映像が第2映像情報として映像制御部16に出力され、映像制御部16から分割映像情報が映像表示装置30の分割表示領域34へ出力される。分割表示領域34では、分割映像として、車両後左側方の映像が表示される。同様に、第2撮像装置24を用いて撮影された車両後右側方の映像が第2映像情報として映像制御部16に出力され、映像制御部16から分割映像情報が映像表示装置30の分割表示領域36に出力される。分割表示領域36では、分割映像として、車両後右側方の映像が表示される。
車両の走行状態が「前進」ではないと判断された場合、車両の走行状態が「後進」であることを意味し、ステップS3の前段に戻る。すなわち、走行情報が「後進」の際には、映像表示装置30において、図2(B)に示される分割映像が表示される。
一方、車両の走行状態が「前進」であると判断された場合、図1に示される第2検知部14から出力される速度情報に基づいて、車両の走行速度が「低速域(Akm)」を超えているか否かが判断される(S6)。本実施の形態では、「低速域」は、一般道路における法定速度に相当し、高速道路の法定速度よりも低速の時速30km〜時速60kmの範囲に設定されている。従って、時速60kmを超えると、「高速域」とされる。車両の走行速度が「低速域」を超えていないと判断された場合、ステップS3の前段に戻る。すなわち、走行情報が「前進」、かつ、速度情報が「低速域」の際には、映像表示装置30において、図2(B)に示される分割映像が表示される。
車両の走行速度が「低速域」を超えていると判断された場合、ステップS9の前段に戻って、映像表示装置30において、図2(A)に示される合成映像の表示が継続される。
ステップS9において、車両の走行速度が「低速域」を超えていない(「低速域」である)と判断された場合、ステップS3の前段に戻って、映像表示装置30において、図2(B)に示される分割映像の表示が継続される。
本実施の形態に係る車両周辺監視装置10は、図1に示されるように、第1検知部12と、第2検知部14と、映像制御部16とを備える。第1検知部12は、車両の前進及び後退を検知し、この走行情報を出力する。第2検知部14は、車両の車速を検知し、この車両の速度情報を出力する。映像制御部16は、車両後方の第1映像情報及び車両後側方の第2映像情報を取得し、映像表示装置30へ出力される映像情報を生成する。
加えて、速度情報の「低速域」の設定に幅を持たせたので、「低速域」に幅を持たせない場合に比し、分割映像と合成映像との煩雑な切り替わりを効果的に抑制させることができる。
このような車両の走行状態では、後続車両BVとの車間距離は長くなるが、運転者の後続車両BVを認識する認識余裕時間がかなり短くなる。そこで、映像表示装置30にあたかも1つの撮像装置を用いて撮影された合成映像を表示させることにより、運転者の後続車両BVの認識負荷を著しく軽減させることができる。
例えば、映像表示装置30に分割映像を表示した場合には、図2(B)に示されるように、1台の後続車両BVが分割表示領域32、34、36のそれぞれに表示される可能性があり、運転者が「1台の後続車両BVである」と認識するには負担が生じる。
上記実施の形態に係る車両周辺監視装置10では、図1に示される第1検知部12から車両の走行情報、第2検知部14から車両の速度情報が取得されているが、走行情報及び速度情報はナビゲーションシステム26から取得してもよい。すなわち、ナビゲーションシステム26は地図情報とリアルタイムな位置情報とを備えているので、この地図情報と位置情報とに基づいて、リアルタイムに車両の走行情報及び速度情報を演算することができる。演算はナビゲーションシステム26において実行し、演算結果が映像制御部16へ出力されてもよいし、演算は映像制御部16において実行してもよい。
図4を用いて、本発明の第2実施の形態に係る車両周辺監視装置10を説明する。本実施の形態に係る車両周辺監視装置10は、前述の図2(A)及び図2(B)に示される映像表示装置30に代えて、図4に示される映像表示装置50を備えている。映像表示装置50以外の構成は、第1実施の形態に係る車両周辺監視装置10の構成と同一である。
第1映像表示装置52は、車両幅方向を長手方向とし、車両上下方向を短手方向とする矩形状の装置筐体52Aと、装置筐体52Aの車両後方側の表面に設けられ、装置筐体52Aよりも一回り小さい矩形状の表示領域52Bとを備えている。
一方、第2映像表示装置54は、第1映像表示装置52の車両幅方向右側、例えば右ハンドル車においてはステアリング右側のインストルメントパネルに設置されている。第2映像表示装置54は、車両幅方向と車両上下方向との寸法が同一又は略同一の矩形状の装置筐体54Aと、装置筐体54Aの車両後方側の表面に設けられ、装置筐体54Aよりも一回り小さい矩形状の表示領域54Bとを備えている。
一方、第2映像表示装置54では、図1に示される第2撮像装置24を用いて撮影された車両後右側方の映像が表示される。
従って、本実施の形態に係る車両周辺監視装置10では、第1実施の形態に係る車両周辺監視装置10により得られる作用効果と同様の作用効果を得るこができる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において変形可能である。
例えば、本発明は、映像表示装置において表示領域の車両後方側に重ねてハーフミラーを備えてもよい。ハーフミラーは車両前後方向へ回動する構成とされる。ハーフミラーの角度を調整すれば、運転者は、ハーフミラーを透過して映像表示装置に表示される映像を見られ、又ハーフミラーに映る車両後方や車両後側方を見られる。
Claims (3)
- 車両の前進及び後進を検知し、この車両の走行情報を出力する第1検知部と、
前記車両の車速を検知し、この車両の速度情報を出力する第2検知部と、
前記走行情報及び前記速度情報を取得し、かつ、撮像装置を用いて撮影された前記車両後方の第1映像情報及び前記車両後側方の第2映像情報を取得し、
前記走行情報が前進、かつ、前記速度情報が高速域の際に、仮想合成面に前記第1映像情報と前記第2映像情報とをあたかも1つの撮像装置を用いて撮影されたように合成して映像表示装置の表示領域へ出力される合成映像情報を生成し、
前記走行情報が前進、かつ、前記速度情報が低速域の際に、又は前記走行情報が後進の際に、前記第1映像情報、前記第2映像情報のそれぞれが前記表示領域を分割した分割表示領域へ各々出力される分割映像情報を生成する映像制御部と、
を備えた車両周辺監視装置。 - 前記撮像装置は、前記車両後方の映像を撮影し、前記第1映像情報を生成する第1撮像装置と、前記車両後側方の映像を撮影し、前記第2映像情報を生成する第2撮像装置と、を備え、
前記映像表示装置は、前記映像制御部から出力される前記合成映像情報又は前記分割映像情報を取得し、前記合成映像情報に基づく合成映像又は前記分割映像情報に基づく分割映像を表示する
請求項1に記載の車両周辺監視装置。 - 前記映像制御部は、前記速度情報が低速域の際に前記分割映像情報を生成し、前記速度情報が高速域の際に前記合成映像情報を生成する請求項1又は請求項2に記載の車両周辺監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017240701A JP6989213B2 (ja) | 2017-12-15 | 2017-12-15 | 車両周辺監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017240701A JP6989213B2 (ja) | 2017-12-15 | 2017-12-15 | 車両周辺監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019110388A JP2019110388A (ja) | 2019-07-04 |
JP6989213B2 true JP6989213B2 (ja) | 2022-01-05 |
Family
ID=67180220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017240701A Active JP6989213B2 (ja) | 2017-12-15 | 2017-12-15 | 車両周辺監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6989213B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110562141B (zh) * | 2019-08-27 | 2021-05-28 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种流媒体后视镜及其显示方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4016768B2 (ja) * | 2002-08-27 | 2007-12-05 | 日産自動車株式会社 | 車両周囲情報表示装置 |
JP4645254B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2011-03-09 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両周辺視認装置 |
JP2008306402A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車載撮像表示装置 |
JP4861449B2 (ja) * | 2009-05-07 | 2012-01-25 | 富士通テン株式会社 | 車両の運転支援装置 |
JP2016097896A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | アイシン精機株式会社 | 画像表示制御装置 |
-
2017
- 2017-12-15 JP JP2017240701A patent/JP6989213B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019110388A (ja) | 2019-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10676027B2 (en) | Vehicle control apparatus and program | |
US10710504B2 (en) | Surroundings-monitoring device and computer program product | |
CN102673473B (zh) | 用直观显示商用车视野的显示装置 | |
JP6491251B2 (ja) | 車両用ビジュアルシステム、特に、商用車用ビジュアルシステム | |
JP4914458B2 (ja) | 車両周辺表示装置 | |
US11787335B2 (en) | Periphery monitoring device | |
CN110877572A (zh) | 周边监视装置 | |
US10556540B2 (en) | Vehicle surroundings monitoring apparatus | |
JP6760122B2 (ja) | 周辺監視装置 | |
JP7039879B2 (ja) | 表示制御装置 | |
US20210078496A1 (en) | Image processing device | |
CN107925746A (zh) | 周边监控装置 | |
JP2019054420A (ja) | 画像処理装置 | |
JP7013751B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP2021111854A (ja) | 車両用電子ミラーシステム | |
JP6989213B2 (ja) | 車両周辺監視装置 | |
CN111480337B (zh) | 车辆周边监视装置和车辆周边监视方法 | |
WO2017195693A1 (ja) | 画像表示装置 | |
JP2019069719A (ja) | 駐車支援装置 | |
US20240246486A1 (en) | Display control device | |
WO2019058581A1 (ja) | 運転支援装置 | |
JP2019110390A (ja) | 車両周辺監視装置 | |
JP6894744B2 (ja) | 画像表示装置 | |
CN117631576A (zh) | 控制装置、控制方法和计算机可读取介质 | |
JP2021076958A (ja) | 視認支援装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200529 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210302 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210506 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211129 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6989213 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |