JP6982448B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施例の電力変換装置1の構成を示すブロック図である。この実施例の電力変換装置1は、コンバータ回路2と、直流リンク部3と、インバータ回路4と、制御部6を備え、単相の交流電源7から供給された交流の電力を所定の周波数の電力に変換してモータ8に供給する構成とされている。実施例のモータ8は、冷凍装置の冷媒回路を構成する圧縮機を駆動するIPMSM(Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)であり、制御部6が生成する電圧指令によって駆動される。
コンバータ回路2は、交流電源7に接続され、交流電源7からの交流(入力交流)を直流に整流する。この実施例では、コンバータ回路2は複数(4個)のダイオードD1〜D4がブリッジ状に結線されたダイオードブリッジ回路から構成されている。これらのダイオードD1〜D4により、交流電源7の交流電圧を全波整流して直流電圧に変換する。
直流リンク部3は、コンデンサ9を備えている。このコンデンサ9は、コンバータ回路2の出力に並列に接続され、このコンデンサ9の両端に生じた直流電圧(直流リンク電圧)Vdcがインバータ回路4の入力ノードに接続されている。このコンデンサ9は、インバータ回路4の後述するスイッチング素子がスイッチング動作する際に、スイッチング周波数に対応して生じるリプル電圧(電圧変動)のみを平滑化可能な静電容量を有している。
インバータ回路4は、入力ノードが直流リンク部3のコンデンサ9に並列に接続され、直流リンク部3の出力をスイッチングして三相交流に変換し、モータ(IPMSM)8に供給するように構成されている。実施例のインバータ回路4は、複数のスイッチング素子がブリッジ結線されることで構成されている。このインバータ回路4は、三相交流をモータ8に出力するため、6個のスイッチング素子S1〜S6を備えている。
次に、制御部6は、インバータ回路4の出力トルクτinvが、入力交流の周波数ωs(電源周波数)の2倍に同期して脈動するようにインバータ回路4におけるスイッチング(ON−OFF動作)を制御する。実施例の制御部6は、速度制御部11と、トルク制御部12と、電圧制御部13と、スイッチング制御部14を備えた構成とされている。
速度制御部11は、モータ8の速度を制御する操作量を求める。具体的には、速度制御部11は、PI演算部16、減算器17、二乗波形生成部18と、乗算器19を備えている。この速度制御部11では、モータ8の速度を制御する操作量として、インバータ回路4の入力トルク指令値τin *を、PI演算部16の出力と二乗波形生成部18の出力に応じて生成する。この入力トルク指令値τin *は、入力交流の周波数ωsの2倍に同期して脈動する。
次に、トルク制御部12は、減算器22、40と、q軸電流指令値生成部23を備えている。このトルク制御部12では、速度制御部11が出力する入力トルク指令値τin *から、インバータ回路4の出力トルクτinvを制御する操作量として、モータ8のq軸電流の指令値(q軸電流指令値)iq *を生成する。
pin=pc+pinv ・・・(I)
これは、各値を機械角の回転角周波数ωrmで除算し、トルク次元に変換した場合でも成立するため、下記式(II)の関係がある。尚、τinは入力トルクである。
τin=τc+τinv ・・・(II)
そして、入力トルク指令値τin *は直流リンク部3のコンデンサ9に流れる電流を考慮せずに生成したもののため、出力トルク指令値τinv *には、入力トルク指令値τin *をコンデンサトルクτcで補償した値を用いる方が好ましい。そこで、この実施例では上述の如く減算器22が、コンデンサトルクτcを差し引いた値に出力トルク指令値τinv *を補償する。
τinv *=τmtr *+τoff ・・・(III)
これにより、モータ出力トルクτmtrをより正確に制御することができるようになる。
次に、この実施例の電圧制御部13は、αβ軸PI制御部13Aと、瞬時電圧制御部13B、及び、αβ−uvw変換部38を備えた構成とされている。
実施例の電圧制御部13のαβ軸PI制御部13Aは、dq−αβ変換部24と、減算器26、27と、PI演算部31、32を備えている。このαβ軸PI制御部13Aのdq−αβ変換部24は、d軸電流指令値id *と、トルク制御部12が出力するq軸電流指令値iq *を、静止座標系上でα軸電流指令値iα*とβ軸電流指令値iβ*に変換して出力する。そして、減算器26はdq−αβ変換部24が出力するα軸電流指令値iα*とモータ8の相電流から求められるα軸電流iα(実施例では推定値。実測された真値でもよい。以下、同じ)との偏差を求める。また、PI演算部31は、減算器26が求めた偏差に対して、比例・積分演算(PI演算)を行うことにより、α軸電流指令値iα*とα軸電流iαとの偏差が小さくなるようにα軸電圧指令値vα*を生成し、出力する。
そこで、本発明では電圧制御部13に以下に示す瞬時電圧制御部13Bを設け、キャリア周波数で直流リンク電流idcを常時監視し、直流リンク電流指令値idc *と、直流リンク電流idcとの間にズレがでれば、後述する乗算器33、34において瞬時に電圧を変化させることで補償するようにしている。具体的には、瞬時電圧制御部13Bは、乗算器33、34、36、37、39と、減算器28を備えている。瞬時電圧制御部13Bの乗算器39は、速度制御部11が出力する入力トルク指令値τin *に、機械角の回転角周波数ωrmを乗算することで入力電力指令値pin *に変換し、出力する。乗算器36は、乗算器39が出力する入力電力指令値pin *に、1/vinの絶対値を乗算すること、即ち、入力電力指令値pin *を入力電圧vinの絶対値で除算することで、入力電流指令値iin *の絶対値を出力する。
iin *の絶対値=idc *(平均値)+ic(平均値) ・・・(IV)
idc(平均値)=duiu+dviv+dwiw ・・・(V)
iu、iv、iwは三相電流、du、dv、dwは三相電圧指令値により決定される各相デューティー比である。
この式から、空間高調波により生じるモータ電流及び電圧指令の高調波が、直流リンク電流(平均値)高調波を発生させることが分かる。そして、実施例の電力変換装置1では、コンデンサ9として小容量のフィルムコンデンサを使用しているために、直流リンク電流(平均値)高調波が電源側へ流出し、電源高調波が生じる。
瞬時電圧制御部13Bの乗算器33では、αβ軸PI制御部13AのPI演算部31が出力するα軸電圧指令値vα*に、瞬時電圧制御部13Bの乗算器37が出力する前述した補正係数AIVCが乗算され、乗算器34では、PI演算部32が出力するβ軸電圧指令値vβ*に、乗算器37が出力する補正係数AIVCが乗算されるように構成されている。
そして、この電圧指令値vuvw *はスイッチング制御部14に入力され、このスイッチング制御部14は、電圧指令値vuvw *の値に基づいて各スイッチング素子S1〜S6のON−OFF動作を制御するゲート信号を生成する。具体的には、スイッチング制御部14は、インバータ回路4に対して、キャリア信号(三角波)に同期したPWM(Pulse Width Modulation)制御を実行する。
この実施例では、制御部6の速度制御部11が、先ず、入力交流の電源周波数ωsの2倍に同期して脈動する入力トルク指令値τin *を生成する。次に、トルク制御部12が入力トルク指令値τin *から出力トルク指令値τinv *を生成し、出力トルク指令値τinv *からq軸電流指令値iq *を生成して出力する。
τinv=(vα*iα(推定値)+vβ*iβ(推定値))÷ωrm ・・・(VI)
図5には、この正弦波追従制御部13Cのブロック図が示されている。正弦波追従制御部13Cは、前述した減算器26、27と、F/B制御部46、47と、PI制御部48、49と、制御安定部51、52と、減算器53、54を備えている。
f1=Ld(ωre 2−3ωc 2) ・・・(VII)
f2=Ld(3ωcωre 2−ωc 3) ・・・(VIII)
f3=3Ldωc−Ra ・・・(IX)
尚、Ldはモータ8の電機子巻線のd軸インダクタンス、Raは電機子巻線抵抗、ωreは前述したモータ8のモータ電流周波数、ωcは電流制御系の極である。
この実施例の瞬時電圧制御部13Dは上記問題を解決する構成とされている。具体的には、瞬時電圧制御部13Dは、前述(図1)したものと同様の機能を奏する乗算器36、39と減算器28に加えて、出力電圧補正部56を備えている。そして、この場合も乗算器39は、速度制御部11が出力する入力トルク指令値τin *に、機械角の回転角周波数ωrmを乗算することで入力電力指令値pin *に変換し、出力する。乗算器36は、乗算器39が出力する入力電力指令値pin *に、1/vinの絶対値を乗算すること、即ち、入力電力指令値pin *を入力電圧vinの絶対値で除算することで、入力電流指令値iin *の絶対値を出力する。
また、減算器28は、この入力電流指令値iin *の絶対値からコンデンサ9に流れる直流リンクコンデンサ電流ic(平均値。実施例では推定値。但し、実測された真値でもよい。以下、同じ)を減算することで、それらの偏差としての直流リンク電流指令値idc *(平均値)を求めて出力し、出力電圧補正部56に入力する。この出力電圧補正部56には、更にモータ8のα軸電流iαとβ軸電流iβが入力される。そして、この出力電圧補正部56にαβ軸PI制御部13AのPI演算部31、32が出力するα軸電圧指令値vα*とβ軸電圧指令値vβ*が入力され、出力電圧補正部56の出力がαβ−uvw変換部38に入力される構成とされている。
ここで、直流リンク電流idcは下記式(X)で表される。尚、vαn *は正規化後のα軸電圧指令値、vβn *は正規化後のβ軸電圧指令値である。ここで、上記の正規化とは電圧指令値を直流リンク電圧Vdcで除算し、2を掛ける処理とする。
即ち、vαn *=2vα*/Vdc、vβn *=2vβ*/Vdcである。
また、前述した如く図1の実施例の瞬時電圧制御部13Bにより行われるα軸電圧指令値vα*とβ軸電圧指令値vβ*の補正では、出力される電圧ベクトル(α軸電圧指令値vα*とβ軸電圧指令値vβ*)が一制御周期にて大きく変化する場合がある。その場合、相電流が急峻に変化して直流リンク電流idcに発生する電流の誤差がパルス状に変化する。所謂電解コンデンサレスインバータでは、系統に寄生するインダクタンス成分と共振し、入力電流が振動しやすい状態となっているため、前述したパルス状の制御誤差が発生すると、入力電流に共振電流が発生する。従って、一制御周期にて変化する電圧ベクトル(α軸電圧指令値vα*とβ軸電圧指令値vβ*)の変化量には制限を加えなければならない。そのため、この場合の瞬時電圧制御部13Dの出力電圧補正部56は、以下に説明する如く、一制御周期にて変化する電圧ベクトル(α軸電圧指令値vα*とβ軸電圧指令値vβ*)の変化量に制限を加える。
上記実施例(実施例4)の瞬時電圧制御は式(X)に基づく制御であった。この式(X)をサンプリング時系列に関して厳密に記述すると下記式(XVII)のようになる。
出力電圧補正部56は、上記の如く予測により予測等電流曲線を導出し、次に、前記実施例(実施例4)と同様に、αβ軸PI制御部13Aからの出力電圧ベクトルと同位相となる予測等電流曲線上の点に電圧ベクトルを配置する。
前記実施例(実施例4)の瞬時電圧制御と同様に、予測等電流曲線を用いた直流リンク電流idcの予測制御においてもαβ軸PI制御部13Aの出力を修正して直流リンク電流idcを制御する。そのため、電流制御系の安定性を確保するためや修正により電圧飽和が起こった場合等を考慮して、瞬時電圧制御と同様に電圧制限図形と予測等電流曲線の交点に電圧ベクトルを配置する。
予測等電流曲線を用いた直流リンク電流idcの制御は、モータ(IPMSM)8の離散方程式に基づいている。ここで用いているIPMSMの離散方程式は、IPMSMの状態方程式をサンプリング時間Tsの0次ホールドにて離散化した式である。式(XXXIV)にIPMSMの状態方程式を示す。式(XXXIV)をサンプリング時間Tsの0次ホールドにて離散化すると式(XXXV)になる。
2 コンバータ回路
3 直流リンク部
4 インバータ回路
6 制御部
7 交流電源
8 モータ
9 コンデンサ
11 速度制御部
12 トルク制御部
13 電圧制御部
13A αβ軸PI制御部
13B、13D 瞬時電圧制御部
13C 正弦波追従制御部
14 スイッチング制御部
18 二乗波形生成部
24 dq−αβ変換部
26、27 減算器
31、32 PI演算部
33、34 乗算器
46、47 F/B制御部
56 出力電圧補正部
Claims (12)
- モータに電力を供給する電力変換装置であって、
入力交流を全波整流するコンバータ回路と、
該コンバータ回路の出力に並列接続されたコンデンサを有し、直流電圧を出力する直流リンク部と、
該直流リンク部の出力をスイッチングして交流に変換し、前記モータに供給するインバータ回路と、
前記スイッチングを制御する制御部とを備え、
該制御部は、前記モータの速度を制御する操作量を求める速度制御部と、
前記インバータ回路の出力トルクτinvを制御する操作量を求めるトルク制御部と、
前記モータのα軸電流iα及びβ軸電流iβを制御する操作量を求める電圧制御部とを備え、
前記速度制御部は、前記モータの速度を制御する操作量を、前記入力交流の電源周波数ωsの2倍に同期して脈動させ、
前記トルク制御部は、前記モータの速度を制御する操作量から前記インバータ回路の出力トルク指令値τinv *を生成し、当該出力トルク指令値τinv *に基づいて、前記インバータ回路の出力トルクτinvを制御する操作量を求め、
前記電圧制御部は、前記インバータ回路の出力トルクτinvを制御する操作量に基づき、静止座標系上で前記モータのα軸電流指令値iα*及びβ軸電流指令値iβ*を生成し、
これらα軸電流指令値iα*及びβ軸電流指令値iβ*とα軸電流iα及びβ軸電流iβとの偏差が小さくなるように前記モータのα軸電圧指令値vα*及びβ軸電圧指令値vβ*を生成し、
且つ、前記モータの速度を制御する操作量に基づいて、前記インバータ回路に流れる直流リンク電流指令値idc *を生成し、直流リンク電流idcが前記直流リンク電流指令値idc *と等しくなるように前記α軸電圧指令値vα*及び前記β軸電圧指令値vβ*を補正することを特徴とする電力変換装置。 - 前記速度制御部が求める前記モータの速度を制御する操作量は、前記インバータ回路の入力電力指令値を機械角の回転角周波数ωrmで除算し、トルク次元に変換した入力トルク指令値τin *であり、前記電圧制御部は、前記入力トルク指令値τin *に基づいて前記直流リンク電流指令値idc *を生成することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記トルク制御部が求める前記インバータ回路の出力トルクτinvを制御する操作量は、前記モータのq軸電流指令値iq *であり、前記電圧制御部は、前記q軸電流指令値iq *に基づいて前記α軸電流指令値iα*及びβ軸電流指令値iβ*を生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
- 前記電圧制御部は、PI制御により、前記α軸電流指令値iα*及びβ軸電流指令値iβ*とα軸電流iα及びβ軸電流iβとの偏差が小さくなる前記α軸電圧指令値vα*及びβ軸電圧指令値vβ*を生成し、更に前記直流リンク電流idcが前記直流リンク電流指令値idc *と等しくなるように前記α軸電圧指令値vα*及び前記β軸電圧指令値vβ*を補正することを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れかに記載の電力変換装置。
- 前記電圧制御部は、前記モータのモータ電流周波数ωreの正弦波成分を持つ制御ゲインを含むF/B制御部でフィードバック制御を行うことにより、前記α軸電流iα及びβ軸電流iβを前記モータ電流周波数ωreに追従させることを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
- 前記電圧制御部は、前記直流リンク電流指令値idc *と前記直流リンク電流idcとの比率から算出される補正係数AIVCにより、当該直流リンク電流idcと直流リンク電流指令値idc *を一致させるように、前記α軸電圧指令値vα*及び前記β軸電圧指令値vβ*を補正すると共に、
補正後の前記α軸電圧指令値vα*及び前記β軸電圧指令値vβ*が出力可能電圧範囲を超える場合は、前記補正係数AIVCによらず、前記直流リンク電流idcと直流リンク電流指令値idc *が一致し、且つ、出力電圧が最大となるα軸電圧指令値vα*及びβ軸電圧指令値vβ*を算出し、置き換えることで補正することを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちの何れかに記載の電力変換装置。 - 前記電圧制御部は、補正後の前記α軸電圧指令値vα*及び前記β軸電圧指令値vβ*の変化量が規定値Rlimを超える場合、当該規定値Rlimを超えず、且つ、前記直流リンク電流idcと直流リンク電流指令値idc *が一致する前記α軸電圧指令値vα*及び前記β軸電圧指令値vβ*を算出することを特徴とする請求項6に記載の電力変換装置。
- 前記電圧制御部は、次サンプリング時の直流リンク電流idcの値を予測し、予測した値に基づいて求められる前記直流リンク電流idcと前記直流リンク電流指令値idc *が一致するα軸電圧指令値vα*及びβ軸電圧指令値vβ*を算出し、置き換えることで当該α軸電圧指令値vα*及びβ軸電圧指令値vβ*を補正することを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちの何れかに記載の電力変換装置。
- 前記電圧制御部は、次サンプリング時の直流リンク電流idcの値とその次のサンプリング時の直流リンク電流idcの値の平均値から前記直流リンク電流idcを求めることを特徴とする請求項8に記載の電力変換装置。
- 前記電圧制御部は、次サンプリング時、又は、次サンプリング時とその次のサンプリング時の前記モータのα軸電流iα及びβ軸電流iβの値を予測し、予測した値に基づいて前記次サンプリング時の直流リンク電流idcの値、又は、前記次サンプリング時の直流リンク電流idcの値とその次のサンプリング時の直流リンク電流idcの値を算出することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の電力変換装置。
- 前記電圧制御部は、前記α軸電流指令値iα*及びβ軸電流指令値iβ*とα軸電流iα及びβ軸電流iβとの偏差が小さくなるように算出された前記α軸電圧指令値vα*及び前記β軸電圧指令値vβ*と、補正後の前記α軸電圧指令値vα*及び前記β軸電圧指令値vβ*が同位相となるように補正することを特徴とする請求項1乃至請求項10のうちの何れかに記載の電力変換装置。
- 前記トルク制御部は、前記α軸電流iαと前記β軸電流iβと前記α軸電圧指令値vα*と前記β軸電圧指令値vβ*と前記機械角の回転角周波数ωrmから前記インバータ回路の出力トルクτinvを算出し、当該出力トルクτinvと前記出力トルク指令値τinv *が一致するようにフィードバック制御を実施することを特徴とする請求項1乃至請求項11のうちの何れかに記載の電力変換装置。
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