以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<本願発明を構成し得るハードウェア>
なお、以下に記載する本装置の機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、下記の一以上によって構成される。コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)や主メモリ、システムバス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクドライブや不揮発性メモリ、マザーボード、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブ、USBメモリ、ICカードメモリ、フラッシュメモリカードなど)、情報入力に利用される入力デバイス、時計、表示装置(液晶表示装置、EL表示装置、LED表示装置など)、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、例えばタブレット、スマートフォン、VRヘッドマウントディスプレイ、メガネ型ディスプレイ(単眼、シースルー等)、メガネ型カメラ付ディスプレイ(カメラは組込型、クリップオン型等)、ウェアラブルカメラ(衣服装着・埋込み、クリップオン型、キャップ内蔵等)またその外部周辺装置用のインターフェース、通信用インターフェース、位置情報インターフェース、GPS受信機、GPS演算装置、ビーコン信号受信器、ビーコン信号からの位置情報解析装置、画像解析装置、マイク、振動発生装置、プロジェクター、血圧測定センサ、脈拍測定センサ、発汗量測定センサ、疲労測定装置、歩数計、消費カロリーセンサ、消費カロリー計測装置、脳波測定センサ、気圧計、温度センサ、体温センサ、照度センサ、バッテリー、バッテリー残量計、電力量計、消費電力計、電流計、各種通信インターフェース、各種ストレージインターフェース、ナビゲーション装置、ドローン用リモコン、カメラ付きドローン、ブルートゥース(登録商標)インターフェース、視線入力インターフェース、高さ入力インターフェース、タッチ入力インターフェース、ソフトウェアキーボードインターフェース、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、ユーザ・インターフェース用アプリケーションなどが挙げられる。そして主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、入力デバイスやその他インターフェースなどから入力され、メモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。あるいは本装置の機能ブロックは専用ハードウェアによって実現されてもよい。また、本装置は一つのハードウェアやソフトウェアにより構成される場合に限られず、複数のハードウェアやソフトウェアの組み合わせによって構成されてもよく、ネットワークを介在したサーバ装置を含んで構成されてもよい。またナビゲーション装置、地図表示装置、地図データベース、などが含まれていてもよい。これらのハードウェアは適宜本願発明の各構成を形作ったり、本願発明の各構成要件と協働したりして利用者に対して物理的リソースを提供し、サービスを形作ることができる。また、本発明はオペレーティングシステム、ファームウェア、必要な場合に前記ハードウェアをドライブするためのデバイスドライバ、ウェブブラウザ、インターネット通信用プログラム、本願発明を構成するために必要なプログラム、SNSアプリケーション、メールアプリケーション、写真撮影用アプリケーション、その他、ハードウェアに列記したセンサーを利用するためのアプリケーション、各種アプリケーションと本願発明との間で情報や信号を受け渡しするためのプログラム、動画再生プレイヤー、音声再生プレイヤー、テキスト読上プログラム、アニメ再生プレイヤー、言語形態素分析プログラム、文脈分析プログラム、携帯電話機能プログラム、などを利用しうる。
また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるプログラム、及びプログラムを記憶した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
<本願発明の各種サーバ装置、各種端末装置の分散配置>
本願発明を構成する各種サーバ装置や、各種端末装置について、サーバ装置はそれぞれが一の筐体に収められた状態で発明を構成することもできるが、サーバ装置が複数の筐体に収められて結果協働してサーバ装置を構成してもよい。つまりサーバ装置は分散配置されたものであってもよい。上記ハードウェアのそれぞれはサーバ装置を構成しうるものである。また、端末装置も一の筐体に収められた状態で発明を構成しうるが、複数の筐体に収められた状態で端末装置を構成するものであってもよい。上記ハードウェアのそれぞれは端末装置を構成しうるものである。
<本願発明において使う用語について>
「識別情報」とは、何らかを識別するために用いられる記号、文字、符号などである。ただし、識別情報そのものが識別される情報そのものである場合があってもよい。例えば、ポジションメッセージを非再生である場合の非再生ポジションメッセージ識別情報以外ではポジションメッセージ識別情報そのものがポジションメッセージである場合があってよい。従ってポジションメッセージ識別情報の意味は単なる記号、文字、符号である場合とその記号、文字、符号などで識別されるポジションメッセージ本体である場合が同時に成立してもよい。
<実施形態1>
実施形態1は、主に請求項1から請求項3、請求項12から請求項19に対応している。
<実施形態1 概要>
図3に示すように、実施形態1のポジションメッセージシステムは、ポジションメッセージサーバ装置0301と、ポジションメッセージ携帯端末装置0303とが、インターネット等のネットワーク0302を介して接続されている。例えば、実際に芸能人などがいろいろな場所に出かけて行って、その場所場所で携帯端末装置0303からポジションメッセージを構成してポジションメッセージサーバ装置0301へアップすると、位置情報とともにポジションメッセージが記録される。芸能人のファンクラブの会員が、ファンサイトなどでその記録されたポジションメッセージに関連する情報を取得し、芸能人がその場所で残したメッセージの場所に出かけて行くと、メッセージをゲットできるので、ファンなどが現地を訪れるようになれば、地域振興に間接的に貢献できる。
<実施形態1 構成 ポジションメッセージサーバ装置>
図1に示すように、ポジションメッセージサーバ装置0100は、利用者情報保持部0101と、ポジションメッセージ取得部0102と、ポジションメッセージ保持部0103と、ポジションメッセージ識別情報要求取得部0104と、検索母集団取得ルール保持部0105と、検索母集団取得部0106と、該当ポジションメッセージ識別情報検索部0107と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部0108と、を有する。
<実施形態1 構成の説明 ポジションメッセージサーバ装置>
<実施形態1 ポジションメッセージサーバ装置:利用者情報保持部>
「利用者情報保持部」0101は、後記ポジションメッセージ携帯端末装置を用いる利用者の利用者識別情報と、利用者識別情報で識別される任意の一の利用者と利用者識別情報で識別される前記任意の一の利用者と異なる任意の他の利用者との間の関係(関係がない場合を含む)を示す情報であり、利用者間のメッセージの閲覧に関する権限を規定する情報である関係情報と、を保持する。この関係情報が利用者間で定義されていることが本願発明の大きな特徴である。利用者間の関係としてはお互いに記録したメッセージを視聴・閲覧(視聴又は/及び閲覧を指す。以下これを単に「閲覧」又は「視聴」と称する場合もある。)できる相互平等関係、一の利用者の記録したメッセージは視聴・閲覧できるが、逆向きの視聴・閲覧はできない片側関係、両者間でメッセージの視聴・閲覧が相互にできない関係である相互禁止関係(無関係な状態を指す)が利用者間の関係である。ただし、この利用者間の関係は相互の承認によって変更可能にシステムが設計されることが好ましい。例えば、芸能人のファンクラブに新規入会した会員がその芸能人のメッセージを視聴・閲覧可能とするためには、まず最初にそのファンに本システムへの利用者登録をさせて利用者識別情報を新規に登録するとともに、当初無関係であるその芸能人との関係情報を片側関係(芸能人のメッセージをそのファンは視聴・閲覧できるが、逆はできない関係)として関係情報を作成し登録することとなる。逆にそのファンがその芸能人のファンクラブを脱会する場合には、芸能人の利用者識別情報と元ファンの利用者識別情報との間の関係情報を無関係状態を示す情報に書き換えることとなる。
「利用者」とは、携帯端末装置を用いてポジションメッセージシステムを利用する者を言う。携帯端末装置を利用する者であれば原則的に誰でも利用者足りえるが、携帯端末装置を所有しない者が利用者識別情報を発行され登録されている場合には、ログインを他人の携帯端末からすることが可能であるので必ずしも携帯端末装置の所有は必要とされない。利用者は原則的には利用者識別情報を発行されることで利用者となり、本システムを利用可能となる。なお、利用者が本システムから受けられるサービスは大きくは、メッセージの記録と、メッセージの視聴・閲覧である。ただし、メッセージの視聴・閲覧の権限のみ又は、自分の残したメッセージ以外は視聴・閲覧できず、メッセージの記録のみの権限を有する利用者を登録してもよい。
またこのシステムの管理者権限を有する者は、関係情報による制限を受けないですべてのメッセージを視聴・閲覧できるように構成することが好ましい。場合によって法律に反するようなメッセージを検閲する必要が生じるからである。法律に反するメッセージとは、例えば麻薬などの薬物取引に関するメッセージや、テロや窃盗、痴漢行為などに関するメッセージや、違法カジノの運営や、賭場の開帳などに関するメッセージ、野球や競馬などの八百長に関するメッセージなどである。管理者権限でこれらのメッセージを発見した場合には利用者の許諾を得ないで利用者の登録の抹消をできるように構成することが望ましい。つまり利用者識別情報を抹消し、本システムがその利用者識別情報を認識できなくするのである。なお、このような不適切なメッセージの発見は、コンピュータに自動的に処理させてもよい。不適切な単語を登録する不適切単語登録部と、ポジションメッセージ保持部の各ポジションメッセージに記録されている単語とをそのメッセージが記録された直後に比較する比較部と、比較結果で不適切な単語を発見した場合にはそのメッセージの視聴・閲覧を制限したり、不適切なポジションメッセージの検閲を担当する検閲担当者に告知したりする制限処理部と、を有するように構成できる。検閲担当者は自身の端末装置で最終的に不適切であると判断した場合には、そのポジションメッセージを誰からも閲覧不可にし、そのポジションメッセージを記録した利用者に対して警告を送信するようにその端末装置が構成されていてもよい。警告送信部を有する検閲担当者用の端末装置を備える。
「利用者識別情報」とは、利用者を識別するためのもので、数字の組合せ、アルファベットの組合せ、数字とアルファベットの組合せ、数字と符号の組合せ、アルファベットと符号の組合せ、数字とアルファベットと符号の組合せ、などが考えられる。例えば10桁の数字、メールアドレス、アルファベット10文字以内などの本システム内でユニークなものである。ファンクラブの会員が一律に本システムに登録するルールを有している場合には、そのファンクラブの入会に際して利用者識別情報が発行、記録され、この付与された利用者識別情報は、ファンクラブを退会した場合は、ポジションメッセージサーバ装置から削除される。
利用者識別情報としては、スマートフォンなどの加入者識別情報のケータイ番号等も利用できる。さらに利用者識別情報は、ポジションメッセージの本システムで利用者に割り振られる英数字や記号、符号などの少なくとも一部から構成される識別情報と、スマートフォンなどの加入者識別情報、スマートフォンの番号、スマートフォンのMACアドレスなど複数の識別情報のセットであってもよい。これらのセットに含まれる複数の識別情報は相互に関連付けられて保持されていることが好ましい。この利用者識別情報は、利用者の属性情報と関連づけされており、氏名、性別、年齢、配偶者有無、扶養家族有無、趣味、好きなタレント、好きな女優・俳優、食事の傾向、好きな音楽、好きな書籍、好きなブランド、好きな学問、学歴、職業のキャリア、利用しているSNS、利用しているSNSの利用者のページへのアクセス情報、郵便番号、住所、メールアドレス、クレジットカード番号やクレジットカードパスワード、クレジットカードのその他の情報、銀行口座番号、マイナンバー、所属企業、所属企業の所在地、所属企業の中の勤務先住所、自宅住所から所属企業の勤務先に至る通勤ルート、所属学校、所属学校の所在地、自宅住所から所属学校に通学するに際して利用する通学ルート、利用者の所持している携帯端末によって得られる利用者の現在の所在地(地理的情報)、利用者の顔写真、免許証の写真、健康保険証の写真、プリペイドカード識別情報、利用者登録年月日、会費納入実績、メッセージ記録履歴、メッセージ視聴・閲覧履歴、などの情報を利用者情報保持部等で保持しているように構成することができる。さらに利用者属性情報として、利用者が利用するポジションメッセージ携帯端末装置のMACアドレス、電話番号などの識別情報、又は、この端末装置で利用するメールアドレス、ポジションメッセージシステムを利用するためのアプリケーションがある場合にはそのアプリケーションの個別の識別情報などを保持することも考えられる。またこれらの情報は利用者の権限で修正できるように構成されることが好ましい。具体的にはポジションメッセージ携帯端末装置に認証情報を入力して遠隔の通信でポジションメッセージサーバ装置の利用者情報保持部を書き換えるのである。従ってポジションメッセージサーバ装置には、ポジションメッセージ携帯端末装置からの通信によって利用者属性情報の書き換え等を行う利用者属性情報管理部があると良い。
さらにその利用者のプロフィールやコメントなどが関連付けられており、メッセージとは別に所定の関係情報で定義される利用者間では閲覧が可能となるように構成することもできる。これはポジションメッセージとは別種類の情報であり、そのコメントなどを記録した地理的位置に関係なく閲覧できるように構成することが好ましい。さらに、コメントなどは、その利用者識別情報で識別される利用者によってネットワークを介して常時更新可能に構成することが望ましい。また上記の中で利用者の現在の所在地は所持している携帯端末装置によって定期的にアップデートできるように構成することも可能である。
利用者識別情報は本発明では重要な意味を持つ。なぜなら利用者識別情報を利用してその利用者に与えられる権限(メッセージの記録と、メッセージの視聴・閲覧、メッセージの視聴・閲覧の権限のみ、自分の残したメッセージ以外は視聴・閲覧できない、メッセージの記録のみの権限など)が他の利用者との関係に基づいて定義されるからである。
従って、パブリックな利用者識別情報として利用される利用者識別情報もあれば、プライベートな利用者識別情報として利用される利用者識別情報もある。このような理由から、一個人が利用者識別情報を複数与えられ得る。一の利用者識別情報は、例えば自身のファンクラブの会員に対してメッセージの閲覧をさせるための利用者識別情報であり、他の一の利用者識別情報は、自身の友人との間でメッセージの交換をするためのものであり、さらに他の一の利用者識別情報は自身の親族間でのメッセージの交換をするためのものであるようなケースがある。
「関係情報」とは、利用者間のメッセージの閲覧に関する権限を規定する情報をいう。つまり、一の利用者が残したメッセージ識別情報又は/及び、そのメッセージ識別情報で識別されるメッセージそのものを閲覧する権限を他の利用者が有するか、を定めるものである。前述のとおり、この関係は3種類あり、例えば「関係情報ab1:利用者識別情報a→利用者識別情報b:閲覧可能」、「関係情報ab2:利用者識別情報b→利用者識別情報a:閲覧不可」などのように記述できる。この場合には、利用者識別情報bで識別される人物はアイドルであり、利用者識別情報aで示される利用者はそのアイドルのファンクラブの会員であるような場合が想定される。なぜなら利用者識別情報aで識別される人物は、利用者識別情報bで識別される人物のメッセージを閲覧することはできるが、その逆はできないように定義されているからである。
さらに利用者識別情報cで示される利用者がいる場合に、他の関係情報として、「関係情報bc1:利用者識別情報b→利用者識別情報c:閲覧可能」、「関係情報bc2:利用者識別情報c→利用者識別情報b:閲覧可能」のようなものもあり得る。前述の関係情報で定義されているアイドルを想定した利用者識別情報bで識別される利用者は、利用者識別情報aとの関係ではそのメッセージの閲覧はできなかったが、利用者識別情報cで識別される利用者との関係ではその利用者のメッセージを相互に閲覧可能であるように定義されている。例えば利用者識別情報cで識別される利用者は利用者識別情報bで識別される利用者であるアイドルの友人であるような場合にこのような関係情報が定義されることとなる。このように登録されているすべての利用者識別情報は、自己を除く他のすべての利用者識別情報で識別される利用者との関係情報が定義されるように構成される。
このように関係情報は、関係情報識別情報(例えば「bc1」)と、その関係情報識別情報で識別される関係情報を定義する2の利用者識別情報(例えば「利用者識別情報b」と「利用者識別情報c」)と、その2の利用者識別情報で識別される一の利用者から他の一の利用者のポジションメッセージに関係する行為について定められる権限情報(例えば「閲覧可能」)で原則的に構成される。ただし、利用者識別情報は一の関係情報で複数の利用者識別情報を含むように構成されてもよい。例えば「関係情報group−b:利用者識別情報d〜m→利用者識別情報b:閲覧可能」のような関係情報の記述形式である。この場合には利用者識別情報d、利用者識別情報e、利用者識別情報f、利用者識別情報g、利用者識別情報h、利用者識別情報i、利用者識別情報j、利用者識別情報k、利用者識別情報l、利用者識別情報m、で識別される10人の利用者は利用者識別情報bで識別される利用者の残したポジションメッセージを閲覧できる関係であることを定義している。
さらに、「関係情報alln:利用者識別情報all→利用者識別情報n:閲覧可能」という形式の関係情報を定義してもよい。これは、利用者識別情報nで識別される利用者のポジションメッセージは、このポジションメッセージシステムを利用しているすべての利用者に閲覧を許可するものである。この場合、「利用者識別情報all」がこのポジションメッセージシステムを利用するすべての利用者識別情報を示す。ただし、自身の識別情報はこれに含まれないように処理することができる。自身の残したポジションメッセージは自身であれば無制限に閲覧・視聴可能に設計することが原則として望ましいからである。
このように構成することによってそれぞれの利用者識別情報で識別される利用者がどの利用者の残したメッセージを閲覧可能であり、どの利用者の残したメッセージは閲覧できないか、ということが判断できるように構成される。なお、この関係情報は以下のように定義することもできる。例えば「関係情報ab1:利用者識別情報a→利用者識別情報b:ポジションメッセージ識別情報閲覧可能、ポジションメッセージ閲覧不可」、「関係情報ab2:利用者識別情報a→利用者識別情報b:ポジションメッセージ識別情報とそのポジションメッセージに含まれる位置情報:閲覧可能、ポジションメッセージ閲覧不可」など、閲覧権限をポジションメッセージを構成する情報に応じて区別して定義するというものである。
このように構成すれば、例えばあるアイドルは新潟のアイドルなので、東京に居住している自身とは縁遠いと考えていた人物が、新潟のアイドルが頻繁に東京を訪問してメッセージを残していることをファンクラブに入会しない時点で知ることができれば、急に身近に感じてそのアイドルのファンクラブへの入会の動機となるような場合がある。このようにポジションメッセージを構成する情報を区分して関係情報を定義することによって商業的な本システムの利用可能性を拡大することができる。
なお、一の個人に対して複数の利用者識別情報が割り当てられている場合には例外的にその利用者識別情報で識別される同一個人間の関係情報を定義しないように構成することも可能であり、その点においては前記の例外をなしてもよい。ただし、同一個人間の関係情報を定義することも考えられる。また、互いに一切の情報の閲覧等をすることができない利用者識別情報で識別される利用者間の関係情報は「NULL」つまり、特に情報を持たせないことによって定義することもできる。本発明ではこの関係も利用者識別情報で識別される利用者間の関係情報であると定義することとする。
従って、複数の利用者識別情報で識別される利用者間の関係情報が全く記憶装置に記録されていない装置であったとしても記録されていないこと自体が関係情報ととらえられるので、その点で関係情報が存在すると解釈することとする。さらに、上記では閲覧可能というように「閲覧」という言葉を用いて説明したが、閲覧の他に視聴を用いて定義することも可能であり、関係情報で定義される権限を視聴と閲覧とに区別して定義するように構成することも可能である。例えばあるアイドルの残したポジションメッセージがテキストと音声と画像とによって構成されている場合には、ファンクラブの標準会員はテキストを閲覧できるが音声と画像は視聴できず、プレミアム会員は、音声も画像も視聴できるように定義することも考えられる。さらに画像は動画も含み、動画は上級プレミアム会員のみが閲覧することが可能なように構成することもできる。
なお、関係情報はその他の権限も定義することができるように構成することが可能であり、例えば、ポジションメッセージ識別情報(又はポジションメッセージが存在することを示す情報)と、そのポジションメッセージの位置情報を含む情報を閲覧することができるタイミングが実際にそのポジションメッセージが記録されてからの経過時間範囲(可能化タイミング、可能時間範囲など)で限定することや、ポジションメッセージ識別情報(又はポジションメッセージが存在することを示す情報)と、そのポジションメッセージの位置情報を含む情報を閲覧することができる地理的範囲をその閲覧者の利用者識別情報と関連付けられているその利用者の住所や、その利用者の現在の所在地との関係で限定することや、ポジションメッセージ識別情報(又はポジションメッセージが存在することを示す情報)と、そのポジションメッセージの位置情報を含む情報を同時に閲覧することができる数の範囲を限定することなどである。
あるいは、関係情報が例えば、ポジションメッセージがテキスト情報である場合には一アクセスにて閲覧可能な文字数を限定したり、画像である場合には画像の数を限定したり、ポジションメッセージが動画である場合には再生時間を限定したりするように構成することもできる。またさらに、関係情報によってはテキスト情報を自動翻訳したり、動画に含まれる音声を自動翻訳するように定義することも可能である。このような場合には本システム又は本システムと連携する装置としてテキストの自動翻訳部や音声の自動翻訳部を設けることが好ましい。
「携帯端末装置」とは、スマートフォン、タブレットPC、ストリートビューワ装置、ウェアラブルデバイスなど、手持ち式装置や身体装着型の装置も含まれる。そして、GPSや準天頂衛星みちびきなどの位置情報取得機能を有しているものである。位置情報取得には準天頂衛星のみちびきなどを利用する場合は、位置検出精度が数cmまでの精度を確保できる。詳細は後に述べる。
<実施形態1 ポジションメッセージサーバ装置:ポジションメッセージ取得部>
「ポジションメッセージ取得部」0102は、後記ポジションメッセージ携帯端末装置からその携帯端末装置の位置情報と利用者識別情報と、メッセージとから構成されるポジションメッセージを取得する。ポジションメッセージ取得部は原則としてポジションメッセージ携帯端末装置側からの送信処理によって受動的にポジションメッセージを取得するものである。ポジションメッセージ取得部0102は従って相手方からプッシュされる情報を取得するように構成されるので、受信の際にはその相手方の通信(それに含まれる情報を含む)がセキュアであること、また、それに利用者識別情報が含まれること、あるいはその中に登録済みの利用者識別情報が含まれていることなどを確認後後述するポジションメッセージ保持部0103にポジションメッセージを引き渡すように構成する。
なお、ポジションメッセージ取得部0102は、現在時刻を含む時計情報を取得する時計情報取得部を有するように構成して取得したポジションメッセージに取得時の時刻を含ませるか、関連付けてポジションメッセージ保持部に送るように構成してもよい。なお、ポジションメッセージの取得は原則的に全世界から送られてくる場合があるのでその場合にはポジションメッセージに含まれる位置情報で示される位置での標準時を含ませたり関連付けるように構成する必要がある。従ってこの場合には時計情報取得部は、位置情報に応じてその位置での標準時を取得できる標準時取得手段を有するように構成する。ポジションメッセージの取得に関してセキュア性をチェックするセキュア性チェック手段をポジションメッセージ取得部0102が有していてもよく、取得処理中にリアルタイムでセキュア性をチェックし、取得処理中にセキュア性が担保できない結果が得られた場合にはその通信を中断処理する中断処理手段をポジションメッセージ取得部0102は有していてもよい。
「ポジションメッセージ」とは、携帯端末装置の位置情報と利用者識別情報と、メッセージとから構成されるものをいう。ただし、これ以外の情報を含むことは排除されない。携帯端末装置がポジションメッセージを送信した時刻、ポジションメッセージを送信する際の携帯端末装置によって検出可能なその他の情報を含んでいてもよい。携帯端末装置で検出可能なその他の情報とは、血圧測定センサ、脈拍測定センサ、発汗量測定センサ、疲労測定装置、歩数計、消費カロリーセンサ、消費カロリー計測装置、脳波測定センサ、気圧計、温度センサ、体温センサ、照度センサ、単位時間当たり呼吸数、刺激感応度(例えば腕時計などからの振動を感じた際にスマートフォンなどにタッチすることで刺激に対する感応度を計測することができる。)などによって測定される情報であることが考えられる。
このようなポジションメッセージを送信する周囲環境や、そのポジションメッセージを送信する利用者の状況などをポジションメッセージに含めることで後にそのポジションメッセージを閲覧・視聴する他の利用者はそのポジションメッセージの記録された際の状況をよりリアルに体感することができる。これらの情報は数値のみでなくイメージとしてポジションメッセージを閲覧・視聴する利用者に提示できるように構成してもよいし、あるいは、ポジションメッセージを閲覧・視聴できるための加重条件として利用するようにシステムを構成することもできる。例えば古都の山寺の本殿に長い階段を上ってたどり着いてすぐに記録されたポジションメッセージでは、脈拍などの生体情報がそれを示す値となっているが、このポジションメッセージを閲覧・視聴するためには、その利用者の脈拍などの生体情報が所定の程度長い階段を上ってすぐにある範囲となっていることを条件とするように構成することができる。
このように構成すると閲覧・視聴するポジションメッセージがより臨場感を伴って閲覧・視聴できるという効果を得ることができる。あるいは、ポジションメッセージ携帯端末装置がポジションメッセージの記録された位置情報で示される領域で経時変化する情報を含めることも考えられる。経時変化する情報とは、天候、気温、湿度、風速、混雑状況、交通情報(渋滞、事故、遅延、運航停止など)、イベント情報、催事情報、桜などの開花情報、などである。これらはインターネット等を通じて取得し、ポジションメッセージ記録者が意図しなくてもポジションメッセージに含ませ、又は関連付けて送信されるように構成できる。もちろん、ポジションメッセージ記録をする際に、これらの情報にデフォルトで設定をして、その設定に応じてこれらの情報が付加されたり関連付けられたりするように構成することもできる。
「位置情報」とは、地理上の位置や地球上の座標などをいう。この位置情報は、GPSや準天頂みちびきなどを利用して取得することができる。従って位置情報とは原則的には経度・緯度情報であるが、経度・緯度の他に高さ方向の情報を含ませることができる。例えば、同じ経度緯度の場所であっても、高層ビル内では、高さ方向に複数の位置が存在し得るので、その高さも含めて位置情報とする方がポジションメッセージにより精密性が出る。例えばある高層ビルの地下階は食品売り場であり、ある高層ビルの屋上階は遊園地や、ヘリポートである場合には、同じ経度緯度で示される場所であっても全く周囲環境が異なり、それぞれの場所で記録されるメッセージは全く異なる環境で記録されたものであり、両者を区別して記録された方がポジションメッセージとしての価値は高まるものとなる。
また、位置情報には、その位置の経時変化から例えば洋上の船舶に位置している、あるいは走行中の高速鉄道内に位置している、あるいは高速道路上を走行する自動車内に位置しているというようなその状況を含む情報であってもよい。短時間に経度・緯度が変化する場合には位置情報として、その経時的な動きから推定される位置情報の特徴を含めた位置情報を考えることができる。これは、位置情報の経時的な動きのみがポジションメッセージ携帯端末装置から取得されて、ポジションメッセージサーバ装置にて推定処理が行われ、位置情報に含ませる又は関連付けるように構成してもよいし、ポジションメッセージ携帯端末装置内で推定処理を行って推定結果を含む位置情報としてポジションメッセージサーバ装置に送信されるように構成してもよい。
後者の場合には、そのポジションメッセージが記録されるまでの携帯端末装置で検知可能な移動履歴などの情報も用いて推定がされることが好ましい。例えば、その携帯端末装置の位置情報の移動履歴が遊覧船のチケット売り場を経由して海上を移動中である場合には、推定情報として海上を遊覧船で移動中の位置情報であることが推定できるし、位置情報の移動履歴が高速道路のICゲートを通過して移動中であるある場合には高速道路を走行中の自動車内に位置していることが推定できる。このように推定情報を比較的入手しやすいのでポジションメッセージ携帯端末装置内で構成された推定情報を位置情報に含ませたり関連付けてポジションメッセージサーバ装置に送信することは好ましいことである。
「メッセージ」とは、利用者が地理上の位置の場所に出向いて行って、構成されたメッセージのことをいう。利用者としての被視聴者である場合、芸能人が現地に行って作成したメモなどの文字情報や、写真などの画像情報、動画なども含まれる。
<実施形態1 ポジションメッセージサーバ装置:ポジションメッセージ保持部>
「ポジションメッセージ保持部」0103は、取得したポジションメッセージ(少なくともポジションメッセージを記録した「位置情報」、そのポジションメッセージを記録した利用者の「利用者識別情報」、そのポジションメッセージの本体である「メッセージ」を含む。場合により、そのポジションメッセージを記録した標準時、ポジションメッセージの管理情報(データサイズ、データ識別情報、データを記録した端末のMACアドレス、冗長化方法識別情報、冗長化度、暗号化方法、暗号解読鍵などが含まれる。)にそのポジションメッセージの識別情報であるポジションメッセージ識別情報を関連付けて保持する。このポジションメッセージとは、段落[0029]で述べたようなメッセンジャーが、位置情報とともに残したメッセージをいう。例えば、芸能人や著名な漫画家が、観光地を実際に訪れ、ポジションメッセージ携帯端末装置からポジションメッセージが送信され、ポジションメッセージ保持部0103に備えた大容量の記憶装置等にデータベースとして蓄積される。
また、保持されているポジションメッセージ識別情報と、そのポジションメッセージの属性情報が関連付けて保持されていてもよい。ポジションメッセージの属性情報とは、ポジションメッセージを記録した利用者の属性情報、ポジションメッセージのデータ形式や、ポジションメッセージのメディア種別(静止画、動画、テキスト、音声等)、ポジションメッセージのデータ量、ポジションメッセージに含まれる位置情報の解釈情報(地理的領域、階層的位置情報(例えば、経度緯度の位置情報に基づいた都道府県市町村の名称))、メッセージの雰囲気(あたたかい、冷たい、悲しい、楽しい、うれしい、びっくりした等)、メッセージの視聴・閲覧の時期的要件(年月日)や時間的要件、視聴・閲覧可能な祝祭日要件、視聴・閲覧可能な曜日要件、視聴・閲覧可能な利用者の年齢要件、メッセージの視聴・閲覧のためにポジションメッセージ携帯端末装置が備えているべき条件(ハードウェア条件、ソフトウェア条件、端末装置内でポジションメッセージの視聴・閲覧に際して利用可能な情報、端末装置内でポジションメッセージの視聴・閲覧に際して取得可能な情報、端末装置内に保持されている情報、端末装置にて視聴・閲覧済のポジションメッセージのポジションメッセージ識別情報)などの一以上である。
「ポジションメッセージ識別情報」とは、取得したポジションメッセージの識別情報をいい、ポジションメッセージと関連付けられている。ポジションメッセージの提供手段は、いろいろ考えられるので、その識別情報のみを通信すれば良いからである。ポジションメッセージは、ポジションメッセージサーバ装置にて保存しても良いし、クラウド上に保存しても良い。
<実施形態1 ポジションメッセージサーバ装置:ポジションメッセージ識別情報要求取得部>
「ポジションメッセージ識別情報要求取得部」0104は、ポジションメッセージ携帯端末装置から携帯端末装置の位置情報及び利用者識別情報と関連付けたポジションメッセージ識別情報の取得要求であるポジションメッセージ識別情報要求を取得する。
「ポジションメッセージ識別情報要求」とは、携帯端末装置の位置情報及び利用者識別情報と関連付けたポジションメッセージ識別情報の取得要求のことをいう。なお、この取得要求には、携帯端末装置の位置情報、利用者識別情報(複数の利用者識別情報が登録されているポジションメッセージ携帯端末装置からのポジションメッセージ取得要求である場合には本システムへのログイン利用者識別情報:一のポジションメッセージ携帯端末装置で同時に二つの利用者識別情報を利用したログインは許容しないように設計することが好ましい。)の他に、ポジションメッセージの記録後経過時間や、記録されたタイミング、ポジションメッセージ識別情報で識別されるポジションメッセージに記録をした利用者の利用者識別情報に関連付けられている属性情報を付加して、絞り込むポジションメッセージ識別情報要求とすることができる。
例えば、利用者識別情報と関連付けられている性別、年齢、配偶者有無、扶養家族有無、趣味、好きなタレント、好きな女優・俳優、食事の傾向、好きな音楽、好きな書籍、好きなブランド、好きな学問、学歴、職業のキャリア、利用しているSNS、郵便番号、住所、所属企業、所属企業の所在地、所属企業の中の勤務先住所、自宅住所から所属企業の勤務先に至る通勤ルート、所属学校、所属学校の所在地、自宅住所から所属学校に通学するに際して利用する通学ルート、メッセージ記録履歴、メッセージ視聴・閲覧(視聴又は/及び閲覧のいずれか一以上をいうがこれに限定されない。一般的にはポジションメッセージを構成する情報の実行をいう。ポジションメッセージを構成する情報の実行には、ポジションメッセージ携帯端末装置内での実行の他に、連携する他の装置での実行(たとえばリンク先のウェブの表示、ダウンロードの実行によるBGM再生、記録者以外のナレーションの再生、など所定のプログラムの実行)が含まれていてもよい。以下同じ。)履歴、などの情報を絞り込みのための情報としてポジションメッセージ識別情報要求に含ませるように構成してもよい。
例えば「お寺の写真を趣味にしている利用者」、「京都の歴史学が好きな利用者」、「京都の大学を卒業した利用者」などと絞り込みをかけることができる。ポジションメッセージの数は膨大な量になることがあるので、絞り込みが必要な場合があるからである。このような場合には、検索母集団取得部ないしは、該当ポジションメッセージ識別情報検索部にて絞り込み検索を行うこととなる。
<実施形態1 ポジションメッセージサーバ装置:検索母集団取得ルール保持部>
「検索母集団取得ルール保持部」0105は、ポジションメッセージ識別情報要求に含まれる利用者識別情報で識別される利用者と、保持されているポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者との利用者間の関係情報(時間範囲や地理的範囲なども含む)に応じて、後記該当ポジションメッセージ識別情報検索部で該当ポジションメッセージ識別情報を検索するためのポジションメッセージ識別情報の母集団である検索母集団を特定するための検索母集団取得ルール(このルールには利用者間の関係情報が無関係である場合でも前記検索母集団に含めて特定する、又は特定しない、というルールが含まれうる)を保持する。
図52に示すように、利用者識別情報で識別される利用者としての本条すぐる5201(利用者識別IDは「ABC」)と、本条すぐる5201との間で関係のある関係情報のグループ5202と、無関係の関係情報を含むグループ全体5203とが表されている。グループ5202にはAKBBの「木下ひろみ」5202a・・・「山中ゆり」5202a2、東京うどん会の「山田一郎」5202b、・・・「目片博」5202c、全国お城の会「川下健二」5202d・・・桐山秀二5202d2が存在しており、本条すぐる5201の友人として、「津川雅信」5202e、「木下愛子」5202f、「田中信夫」5202gが存在する。グループ全体5203には本条すぐる5201と無関係な「田中清」5203a、「ビリージョン」5203b、「田川順」5203cが存在する。
このような利用者間の関係にあるとき、AKBBの「木下ひろみ」5202a・・・「山中ゆり」5202a2は芸能人であり、そのファンクラブの会員である本条すぐる5201との関係は、一方向の視聴(閲覧)関係5204、つまり、木下ひろみ・・・山中ゆりの残したポジションメッセージは本条すぐる5201は視聴・閲覧可能であり、逆は不可能の関係である。本条すぐる5201は、東京うどん会の会員であり、東京うどん会の会員である「山田一郎」5202b、・・・「目片博」5202cなど会員相互間はお互いにお互いが残したポジションメッセージを視聴・閲覧可能な状態である。さらに本条すぐる5201は、全国お城の会の会員であり、同じくその会員である「川下健二」5202d、・・・「桐山秀二」5202d2とは相互に相互の残したポジションメッセージを視聴・閲覧可能である。本条すぐる5201と友人関係である「津川雅信」5202e、「木下愛子」5202f、「田中信夫」5202gと本条すぐる5201との関係は、双方向の視聴(閲覧)関係5205にある。また、「田中清」5203a、「ビリージョン」5203b、「田川順」5203cと本条すぐる5201との関係は、無関係5206となり相互にポジションメッセージの視聴・閲覧はできない関係にある。
このとき、一方向の視聴(閲覧)関係5204、双方向の視聴(閲覧)関係5205の関係にあるものがポジションメッセージの視聴(閲覧)可能範囲となる。すなわち、図1のポジションメッセージ保持部0103に保持されているポジションメッセージのうち、上記した視聴可能範囲5202が検索母集団となる。この検索母集団を模式的に示したものを図53に示す。このような検索母集団を検索するための識別情報が検索母集団(ID)となる。図53の例では、本条すぐるが観光地などのBポジション5301の位置に存在し、本条すぐる氏のポジションメッセージ携帯端末装置5302からポジションメッセージシステムにログイン5304した例を示している。ログイン5304後に、本条すぐる氏が自身のポジションメッセージ携帯端末装置5302からポジションメッセージ識別情報(PMID)要求5305をポジションメッセージサーバ装置5303へ出すと、サーバ装置5303はポジションメッセージ識別情報要求5305を取得して、ポジションメッセージ識別情報要求5305の利用者識別情報等を確認し、利用者間の関係情報に応じて検索母集団5306を決定する。
この結果、本条すぐる氏の検索母集団はAポジション5306a、Bポジション5306b、Cポジション5306cのポジションメッセージが視聴(閲覧)可能範囲(位置情報を考慮しないで視聴可能性がある全部)5306となっていた。現在、本条すぐる氏は、Bポジション5301に存在しているので、A、B、Cポジションメッセージのうち、Bポジションメッセージ5306bが視聴(閲覧)できる。ここでは、ポジションメッセージ識別情報「木下ひろみ」、「東京うどん会」、「全国お城の会」、「木下愛子」に関連付けられたBポジションのポジションメッセージ5307が検索結果として視聴(閲覧)できる。
本条すぐる氏がBポジションとして圓光寺に存在し、そのときの視聴・閲覧可能ポジションメッセージリストの例を図54(A)(B)に示す。図54(A)に示すように、本条すぐる氏の自身のポジションメッセージ携帯端末装置の画面には、本条すぐる氏がBポジションとして(京都)圓光寺に居ることが示され、その位置での視聴・閲覧可能ポジションメッセージリストが表示される。ここでは、「AKBB」、「東京うどん会」、「全国お城の会」、「津川雅信」、「木下愛子」、「田中信夫」が表示された。そして、東京うどん会の「GO」ボタンを押下すると、「東京うどん会」のグループ会員の「川下健二」、「横井秀夫」、「山中太郎」が表示され、「川下健二」を選択すると、図54(B)に示すように、川下健二さんのポジションメッセージリストが表示される。なお、メッセージリストの表示形式はこれに限定されず、他の形式、例えば、メッセージを残した年月日時分秒と残したメッセージの種類(静止画、動画、テキスト、音声等)、メッセージの量(音声の再生時間長、テキスト文字数、静止画枚数、ファイルの容量)、他の利用者がそのメッセージを閲覧した履歴等であってもよい。
「検索母集団取得ルール」とは、ポジションメッセージ識別情報の母集団である検索母集団を特定するためのルールをいう。検索母集団は、利用者と、ポジションメッセージ保持部0103に保持されている利用者間の関係情報とに応じて得られるポジションメッセージ識別情報の母集団である(図52、図53を参照)。
「利用者間の関係情報」とは、利用者間の関係を示す情報をいう。利用者間の関係情報については図52に示したような関係であり、前述したとおりである。
<実施形態1 ポジションメッセージサーバ装置:検索母集団取得部>
「検索母集団取得部」0106は、得したポジションメッセージ識別情報要求に含まれる利用者識別情報で識別される利用者と、保持されているポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者との利用者間の関係情報(時間範囲や地理的範囲なども含む)と、保持されている検索母集団取得ルールと、に応じて一以上のポジションメッセージ識別情報から構成されるポジションメッセージ識別情報の集合体であり後記該当ポジションメッセージ識別情報を検索するための母集団である検索母集団を特定する。
「検索母集団」とは、利用者識別情報と位置情報とメッセージとから構成されたポジションメッセージを検索するためのポジションメッセージ識別情報の母集団のことをいう。上述した利用者間の関係情報が検索に利用される。また特定された検索母集団は、ポジションメッセージサーバ装置から、ポジションメッセージ識別情報要求を出力したポジションメッセージ携帯端末装置に送信されるように構成してもよい。ただし、送信された検索母集団に含まれるポジションメッセージ識別情報では、ポジションメッセージ携帯端末装置でポジションメッセージそのものを視聴・閲覧できるように構成しないで、ポジションメッセージがそこに存在することのみを視聴・閲覧することができるように構成することが好ましい。実際にポジションメッセージ識別情報で識別されるポジションメッセージに含まれる位置情報で示される位置にポジションメッセージ携帯端末装置が存在しないのにポジションメッセージを視聴・閲覧できるように構成するべきでないからである。
「保持されているポジションメッセージ」は、ポジションメッセージ保持部0103に保持されているポジションメッセージのことをいう。取得したポジションメッセージとポジションメッセージの識別情報とが関連付けられている。
<実施形態1 ポジションメッセージサーバ装置:該当ポジションメッセージ識別情報検索部>
「該当ポジションメッセージ識別情報検索部」0107は、特定された検索母集団に含まれるポジションメッセージ識別情報であって、後記ポジションメッセージ識別情報要求に含まれる位置情報と所定の関係(位置情報に付随して測定された滞在時間を示す時間情報に基づいて所定の時間長分、ポジションメッセージの取得要求をする利用者がそこに滞在しているという条件を含む)にある位置情報であって同一の領域である位置情報と関連付けられた該当ポジションメッセージ識別情報を検索する。ここで「関連付けられた」とは、原則的にはポジションメッセージ識別情報要求に含まれる位置情報と所定の範囲内の位置情報を含むポジションメッセージを識別するポジションメッセージ識別情報のことをいう。所定の範囲内とは、最もシンプルな例ではポジションメッセージ識別情報要求に含まれる位置情報で示される位置から所定の半径内の位置を示す位置情報を含むポジションメッセージを識別するポジションメッセージ識別情報である。例えば所定の半径内とは、半径10センチメートル以内、半径50センチメートル以内、半径10メートル以内、半径15メートル以内、半径20メートル以内、半径30メートル以内、半径50メートル以内、半径100メートル以内などである。これは一律である必要はなく、ポジションメッセージの記録者がポジションメッセージ内に閲覧・視聴可能範囲情報として選択的にあるいは自由記述で定めたものであってもよい。
さらに、多少複雑なものでは、所定の範囲内を単なる半径等で示さずに領域で示す場合がある。領域とは寺社の境内、寺社の本殿の拝殿内、寺社の参道内、寺社の参道内の特定のおみやげ物店の店頭領域、寺社の参拝に際してお清めをするお清め処、などである。これらは地図データベースの地図領域に与えられる属性情報から引用してポジションメッセージ記録時にポジションメッセージに含ませることができる。ポジションメッセージ記録者が自身のポジションメッセージを閲覧可能とする領域を、ポジションメッセージ携帯端末装置上に表示される地図の属性情報から選択して、指定するものである。ポジションメッセージサーバは、ポジションメッセージ識別情報要求に含まれているポジションメッセージ携帯端末装置の位置情報が、記録保持されているポジションメッセージに含まれる位置情報が、指定属性領域で示される位置情報で示される範囲内にあるか判断し、その判断に応じて該当ポジションメッセージ識別情報を出力することができる。
従って、このポジションメッセージシステムをよりユーザフレンドリーに利用できるようにするためにはこのシステムが地図データベースを有するとともに、その地図データベースは、地図上の領域に領域属性情報を付与して利用可能とすることが好ましい。地図上の領域に付される属性情報とは、道路、線路、高速道路、川、池、湖、山、沼、平地、あぜ道などのように地理的な属性情報を示す情報や、店舗(肉屋、魚屋、飲食店、洋品店、本屋、コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなど)店舗属性を示す情報や、施設属性(国会議事堂、東京都庁、千代田区区役所、県庁、市役所、保健所、遊技場、野球場、ゴルフ場、水族館、美術館、寺社、仏閣、公園、演芸場、映画館、会社名、公衆トイレ、図書館、事務所、店舗)などを示す情報や、その領域の機能(受付、切符売場、本殿、参道、スケートリンク、プール、水泳場、ホール、レジ)を示す情報など各種の情報が利用できる。これらの領域属性は階層構造をなすように構成することがより好ましい。例えば上記の「店舗」の例のごとくである。例えば店舗に関しては、施設属性が「店舗」その下位階層が「飲食店」さらにその下位階層が「ホール」のようなものである。
なお、前述の検索母集団取得部と、該当ポジションメッセージ識別情報検索部とは、一体で両者を区別できないような構成である場合も本願発明の技術的範囲に属する。両者を区別して行うか、一体的に行うか、あるいはさらに区分して行うかは、いずれであっても結果に差が出てこないからである。しかし、これらの処理が重要である理由は、このようなシステムの利用者が膨大な数に達すると、ある場所に関連付けて記録されるポジションメッセージの数が膨大となるからである。ポジションメッセージは、もちろんパスワードを共有するような利用者間でのみメッセージの閲覧が可能であるように構成することもできるが、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)として利用できるように構成することが重要となる。自身が知らない人の感じ方、考え方、行い、思い、などを閲覧することで利用者の知的好奇心を満たすことができ、娯楽と学習を併せて提供する手段として機能するからである。従ってこのシステムの利用者は見ず知らずの人のメッセージに好奇心を抱くし、あるいは見ず知らずの人に対してメッセージを送りたいという衝動を抱く。従って、ポジションメッセージは閲覧者、視聴者の制限を加えないで記録されるのが妥当なシステム構成となる。従って、膨大な数のメッセージが残されるような場所、例えば観光地、博物館、美術館、遊園地、寺社仏閣、リゾート、スキー場、野球場、映画館、などの場所では膨大な数のメッセージが残され、利用者のポジションメッセージの選択に困難が生じることとなる。そこで「検索母集団取得部」や「該当ポジションメッセージ識別情報検索部」の機能、構成が必要となる。
「該当ポジションメッセージ識別情報」とは、該当ポジションメッセージ識別情報検索部0108で検索された結果、得られたポジションメッセージ識別情報のことをいう。ポジションメッセージ携帯端末装置から選択しそのポジションメッセージ識別情報で識別されるポジションメッセージをポジションメッセージ携帯端末装置にて視聴・閲覧可能なポジションメッセージの識別情報である。なお、ポジションメッセージ識別情報には、そのポジションメッセージの属性情報が付加されて取得されてもよく、その属性情報をポジションメッセージ識別情報と関連付けて併せて出力するように構成することが好ましい。ポジションメッセージ識別情報の利用者による視聴・閲覧の際にそのポジションメッセージの概要を知らせることができるからである。例えば、ポジションメッセージの記録者の氏名やその記録者が帰属している団体名称、ポジションメッセージの記録者の顔、ポジションメッセージが記録された位置、ポジションメッセージの内容の示唆(あたたかい、うれしい、楽しい、悲しい、びっくりした、幸せ、おいしい、まずい、あつい、寒い)情報等である。
「所定の関係」としては、上記の他に、位置情報の他にその位置情報に付随して記録された時間情報が所定の範囲内で一致した関係をいう。例えば、一瞬位置してもある程度の時間に利用者がその場所に存在しないと、ポジションメッセージを閲覧(視聴)できないようにすることが望ましい。車や飛行機等で一瞬その場所を通過して通り過ぎる場合は、地域再生などに貢献できないからである。なお、ポジションメッセージ携帯端末装置は、位置情報を取得できる環境に位置していても、ポジションメッセージサーバ装置と通信を確立できないために直ちにその位置からポジションメッセージを送信できない場合がある。この場合には、取得したポジションメッセージをポジションメッセージサーバ装置と通信可能となった段階で送信するようにする。このような処理の場合にはポジションメッセージが送信された際にポジションメッセージ携帯端末装置が位置している場所の位置情報と、ポジションメッセージに含まれる位置情報とは異なるものとなる。このような場合にはポジションメッセージにはさらにポジションメッセージを送信した位置を示す送信位置情報や、その時の時刻で送信時刻情報をポジションメッセージに付加するように構成することもできる。
<実施形態1 ポジションメッセージサーバ装置:該当ポジションメッセージ識別情報出力部>
「該当ポジションメッセージ識別情報出力部」0108は、該当ポジションメッセージ識別情報検索部0107で該当ポジションメッセージ識別情報が検索された場合に、該当ポジションメッセージ識別情報をポジションメッセージ識別情報要求を出力したポジションメッセージ携帯端末装置0200に出力する。該当ポジションメッセージ識別情報は、ポジションメッセージ識別情報要求を出力したポジションメッセージ携帯端末装置0200に出力される。ただし、携帯端末装置に直ちに出力しないで、ポジションメッセージサーバ内に設けられる後記する属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報出力手段に渡すように構成してもよい。このように構成することが好ましい場合としては、該当ポジションメッセージ識別情報の数がいまだに多数にのぼる場合である。特に視聴・閲覧権限を制約しないポジションメッセージが多数にのぼるような場所、観光スポットなどでは、相互に視聴閲覧可能な利用者のポジションメッセージが多数にのぼることが考えられ、このようなさらなる絞り込みをかける構成とすることが好ましい場合がある。
<実施形態1 概要 ポジションメッセージ携帯端末装置>
ポジションメッセージ携帯端末装置は、段落[0029]で述べたようなメッセンジャーとしての利用者によって蓄積されるポジションメッセージを構成するものであり、そのポジションメッセージはポジションメッセージ携帯端末装置の位置情報と利用者識別情報と、メッセージとから構成される。ポジションメッセージ携帯端末装置は、視聴者としての利用者からの視聴用端末装置としても機能する。そのためには、図4に示すように、ポジションメッセージシステムをスマホ専用アプリの形式で提供し、通常のスマートフォンにインストールして使用したり、ポジションメッセージシステムの専用の携帯端末装置を使用しても良い。あるいは、スマートフォンのウェブブラウザを利用してポジションメッセージサーバ装置のウェブサーバがポジションメッセージ携帯端末装置にポジションメッセージシステムを使用させるように構成してもよい。スマートフォンとしては、iPhone(登録商標)端末やAndroid端末があり、それぞれの端末にあったスマホアプリを用意する。図4の例では、カメラ付きスマートフォンに、ポジションメッセージシステムのスマホアプリをインストルールしておき、ポジションメッセージシステムを起動した(立ち上げた)画面0401を示している。この画面0401には、携帯端末装置の利用者の「氏名」入力エリア0402、「ID(利用者識別情報)」入力エリア0403、「PASS(パスワード)」入力エリア0404、各入力キャンセルを行うキャンセルボタン0405が各入力エリアごとに設けられている。これらの入力エリア0402、0403、0404への利用者入力が完了し、「GO(実行)」ボタン0406を押下することにより、ポジションメッセージシステム(ポジションメッセージサーバ装置によって提供される)にログインすることができる。利用者が携帯端末装置(スマートフォン)0500を利用してポジションメッセージシステムにログインした画面例を図5に示す。携帯端末装置としてのスマートフォンは、メッセージを構成するために必要な文字入力機能、画像(写真や静止画)撮影機能、動画撮影機能、自撮り機能などを有している。
図5の例では、視聴利用者としての本条すぐる氏がログインした画面例を示している。利用者名0501、ログイン状態0502(ここではログイン中状態を示す)、グループ選択画面0503と友人選択画面0507とを表示している。グループ選択画面0503には、本条すぐる氏が所属しているグループ名である、「AKBB」、「東京うどん会」、「全国お城の会」が表示されている。また、友人選択画面0507には、友人の「津川雅信」0508氏、「木下愛子」0509氏、「田中信夫」0510氏が表示されている。例えば、「本条すぐる」氏が「AKBB」グループを選択すると、図6に示すようなAKBBメンバーのポジションメッセージ画面0600が表示される。図6の例では、「GO(実行)」ボタン0601、カーソル0602、AKBBメンバーの表示エリア0603、AKBBメンバーの写真画像(サムネイル)0604、次画面に移る「NEXT」ボタン0605や戻るボタン「BACK」ボタン0606を備えている。
図6の例において、AKBBメンバーの「木下ひろみ」の「GO」ボタンをカーソル0602でクリックすると、図7に示すようなメッセージプレイス日本全国の地図0700が表示され、(1)TOKYO0701、(2)KYOTO0702、(3)OSAKA、(4)HAKATAなどの地名が表示される。また、図7はAKBBメンバーポジションメッセージなので、そのメンバーの写真画像0703とメンバーの氏名0704とメンバーのプロフィール0705が表示される。カーソル0706を移動し、KYOTO(京都)を選択すると、図8に示すようなAKBBメンバーの木下ひろみさんが訪れた京都のポジションメッセージ情報がメッセージプレイス京都(京都の地図)0800として、地図エリア0801にポジション(K1、K2、K3、K4)0802,0803,0804にメッセンジャー(メッセージ記録者)として木下ひろみさんが残したポジションメッセージ識別情報(ポジション情報)が表示される。そのとき、木下ひろみさんが京都圓光寺に訪れ残したメッセージ画面例を図9に示す。その残したメッセージを視聴・閲覧可能なAKBBファンクラブの会員リスト1000を図10に示す。AKBBファンクラブの会員である本条すぐる1001が木下ひろみさんを追っかけて京都圓光寺を訪れた例を図11に示す。
図9の画面0900の例では、木下ひろみさんが2020年4月15日15:00に京都圓光寺0901に訪れ、メッセージID0902として「木下ひろみ MK4A」、「木下ひろみ MK4B」、「木下ひろみ MK4C」が残されている。ここで、K4は図8の地図上の位置(場所)K4の意味である。Mはメッセージの略で、A,B,Cは複数のメッセージを表している。図10のAKBBファンクラブ会員の本条すぐる1001が、図11に示すように、木下ひろみさんが訪れた翌日である2020年4月16日に実際に京都圓光寺を訪れた。その場所で、図12に示すように、本条すぐる氏自身のポジションメッセージ携帯端末装置1200を利用してポジションメッセージシステムを起動し、氏名1201、利用者識別ID1202、パスワード(PW)1203を入力し、OKボタン1204を押下することにより、ポジションメッセージシステムにログインできる。又、RESETボタン1205を押下することにより、入力をやり直すことができる。ログイン後には、ポジションメッセージ携帯端末装置1300の画面は図13に示すような画面が表示される。利用者の氏名の本条すぐる様1301が表示され、所在地の京都圓光寺が表示される。位置情報としては、東経135度47分49秒(1302)、北緯35度2分42秒(1303)が表示され、場所エリア1304には京都圓光寺院内が表示され、メッセージリスト表示エリア1305には、視聴・閲覧可能なメッセージリストが表示される。例えば、図9の木下ひろみさんのメッセージIDが表示される。
これらの処理(図5、図6、図7、図8で示される処理の全部又は一部)は、ポジションメッセージサーバ装置の検索母集団取得部が特定した検索母集団をポジションメッセージ携帯端末装置に送信して表示されたものである。この検索母集団の取得要求は、ポジションメッセージ携帯端末装置のポジションメッセージ識別情報要求出力部から出力されたポジションメッセージ識別情報要求に応じてポジションメッセージサーバ装置から返信されるように構成することができる。
例えば、図8の処理では木下ひろみのメッセージプレイス京都でのポジションメッセージが示されているが、本条すぐるが必ずしも京都にてポジションメッセージ携帯端末装置を操作している必要はない。つまり、ポジションメッセージのありかを示す情報であるポジションメッセージ識別情報は、ポジションメッセージ携帯端末装置がポジションメッセージと無関係の場所に位置していても取得できるように構成することが好ましい。この際に、ポジションメッセージ携帯端末装置では、地理的情報と関連付けてポジションメッセージのありかを示すことが好ましいので、検索母集団をその検索母集団に含まれているポジションメッセージ識別情報と、そのポジションメッセージ識別情報で識別されるポジションメッセージに含まれる位置情報又はその位置情報を大まかに示す概略位置情報や前述の領域属性情報と関連付けてポジションメッセージサーバ装置から送信されるように構成することが好ましい。また後述するするように、ポジションメッセージ識別情報要求には、位置情報が含まれているのが原則であるが、その位置情報が「位置情報不明」や「NULL」など位置を特定する情報が含まれていない場合でもこれらの検索母集団は、ポジションメッセージ携帯端末に送信されるように構成することが好ましい。
<実施形態1 構成 ポジションメッセージ携帯端末装置>
図2に示すように、ポジションメッセージ携帯端末装置0200は、位置情報取得部0201と、利用者識別情報保持部0202と、メッセージ取得部0203と、ポジションメッセージ構成部0204と、ポジションメッセージ出力部0205と、ポジションメッセージ識別情報要求生成部0206と、ポジションメッセージ識別情報要求出力部0207と、該当ポジションメッセージ識別情報取得部0208と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部0209と、該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部0210と、選択ポジションメッセージ出力部0211と、を有する。
<実施形態1 構成の説明 ポジションメッセージ携帯端末装置>
<実施形態1 ポジションメッセージ携帯端末装置:位置情報取得部>
「位置情報取得部」0201は、自身の位置情報を取得する。この位置情報はGPS、AGPS、Glonass、BeiDouや準天頂衛星のみちびきにより取得することができる。位置情報取得部0201としては、GPS受信機などが携帯端末装置0200に備えられ、GPS受信機などにより位置情報が取得され、メッセージの取得・視聴・閲覧の際に利用される。さらに通路や室内に設置されたビーコン信号などによって位置情報を取得することもできるし、5G携帯電話基地局の識別情報を利用して位置情報を取得することもできる。さらには、室内では自動接続されるWifi基地局の識別情報や、入退室ゲートの識別情報などを利用して現在の位置情報を取得することができる。
さらに移動体内にいる場合には、移動体のナビゲーションシステムや移動位置情報提供装置から位置情報を取得することができる。自動車の場合にはナビゲーションシステムが一般であるが、ナビゲーションシステムもいろいろな情報源から位置情報をポジションメッセージ携帯端末装置に転送するようにしてもよい。いろいろな情報源とは、もちろんGPSやみちびきも含まれるが、路肩に設置される位置信号を発するビーコン、料金ゲートウエイの通過時の識別情報、ドライブレコーダーにて撮影される風景画像なども利用することができる。電車(地下鉄、モノレール、都市交通システムを含む)、飛行機、船舶では、これらに設置されている現在地情報供給システムが現在地情報が車内に配信されて、それを受信して位置情報を取得するように構成することができる。
また、空港、港や駅のホームから配信される駅名等を示す情報を利用して位置情報を取得したり、チェックインカウンターや、税関窓口、搭乗口などのゲート通過情報を利用するように構成することもできる。また、これらの情報を複数利用して位置情報を取得するように構成することもできる。さらにはポジションメッセージ携帯端末装置がカメラを有している場合にはカメラでそのあたりの風景を撮影することによって、風景と位置情報を関連付けたデータベースに風景を検索キーとした検索依頼を行って現在のポジションメッセージ携帯端末装置が位置している場所の位置情報を取得するように構成してもよい。さらにポジションメッセージ携帯端末装置が固定位置で利用される場合には保持されている位置情報を常時利用するように構成することができる。なお、位置情報が取得できない場合には位置情報として「不明」又は「NULL」を位置情報として取得する。これも不明であることを示す位置情報である。
「位置情報」とは、実施形態1と同様に、地理上の位置、地球上の座標のことをいう。ただし、位置情報には「位置情報不明」「NULL」など、特定の位置を示さない情報も含まれる。また位置情報とは座標のみの情報でなく、その位置の属性情報を示す情報を含むものであってもよい。さらには、「山手線車内」「新幹線車内」「リニア新幹線車内」「琵琶湖観光船内」「成田発ホノルル行き航空機内」など位置情報を階層的に示す情報であってもよい。建築物の内部であれば、銀座三越内、1階化粧品売場、エスターローダー化粧品前、といった具合である。
<実施形態1 ポジションメッセージ携帯端末装置:利用者識別情報保持部>
「利用者識別情報保持部」0201は利用者識別情報を保持する。
「利用者識別情報」とは、利用者を識別するためのもので、段落[0045]、[0046]に述べたとおりである。簡単に述べると、例えば、利用者を識別するための10桁の数字、メールアドレス、アルファベット10文字以内などのユニークなものである。ポジションメッセージ携帯端末装置0200において、ポジションメッセージシステム(アプリ)を起動し、サーバ装置0100へポジションメッセージを記録する(残す)場合や、サーバ装置0200からポジションメッセージを視聴・閲覧する場合、利用者識別情報が用いられる。この利用者識別情報は、自身の位置情報とメッセージとからポジションメッセージが構成される。なお、利用者識別情報の保持は一旦記録された後は、恒常的なものであっても、一時的なものであってもよい。一時的なものである場合には、利用者が本システムにログインする際にポジションメッセージ携帯端末装置のユーザーインターフェースを用いて入力させ、入力させたものを一時メモリに保持してシステムのログインなどに利用することができる。なお、前述の通り、一人の利用者に対して複数の利用者識別情報を割り当てる場合があり、その場合には利用者が意図する利用者識別情報が選択されて保持される。
あるいは複数の利用者識別情報をこの利用者識別情報保持部に保持しておき、利用者にログインの際に選択させるように構成してもよい。このように構成した場合には利用者識別情報保持部は、利用者識別情報選択手段と、選択手段にて選択された利用者識別情報をその後の処理のために保持する利用者識別情報一時保持手段を有するように構成される。その後の処理とは、ポジションメッセージ構成部でポジションメッセージの構成処理と、ポジションメッセージ識別情報要求の構成の処理である。またこの利用者識別情報は、ポジションメッセージシステムからの各種のサービスの提供を受けるためにも利用される。例えばポジションメッセージサーバ装置に格納されている利用者属性情報の編集、管理や、ポジションメッセージサーバ装置に格納されている他の利用者の属性情報の閲覧や、ポジションメッセージサーバ装置に格納されているサービス案内、操作案内の閲覧などである。
これらは、ポジションメッセージ携帯端末装置に設けられている利用者属性情報管理部や、他利用者属性情報閲覧部や、サービス案内閲覧部や、操作案内閲覧部などによって利用される。これらの部は、利用者識別情報を用いてポジションメッセージサーバ装置や、ポジションメッセージサーバ装置と連携している他のサーバ装置にアクセスして必要な情報を取得し、ポジションメッセージ携帯端末装置のディスプレイなどを介して情報の提示や、編集、管理を行わせる。なお、利用者識別情報が本システムで無効になった場合には、ポジションメッセージサーバ装置からの利用者識別情報廃棄命令に従って保持されている利用者識別情報が削除されるように構成することもできる。
<実施形態1 ポジションメッセージ携帯端末装置:メッセージ取得部>
「メッセージ取得部」0203はメッセージを取得する。これは、ポジションメッセージ携帯端末装置0200の利用者から得られる。このメッセージは、ポジションメッセージを構成するためにポジションメッセージ携帯端末装置に取得されるものである。原則的には取得されると直ちにポジションメッセージ構成部に渡されてポジションメッセージの構成に利用される。ただし、利用者がポジションメッセージのポジションメッセージサーバ装置への出力命令を入力するまでは一時的にメッセージ一時保持手段に一時保持しても構わない。ただし、ポジションメッセージの性質上、そのメッセージと位置情報とが密接である点に利用価値があるので、ポジションメッセージサーバ装置への出力命令がないまま、位置情報が所定の範囲を超えて移動したような場合には一時保持手段に保持されているメッセージを自動的に消去する自動消去手段によって自動消去するように構成することができる。この所定の範囲とは、メッセージを取得した位置を示す位置情報から所定の半径距離分そのポジションメッセージ携帯端末装置が移動したような場合や、そのメッセージを取得した位置を示す位置情報に付随している領域属性が異なる領域属性の位置にポジションメッセージ携帯端末装置が移動したような場合である。このような観点から少なくともメッセージを取得し、未だにポジションメッセージとしてポジションメッセージサーバ装置に出力されていない間は、位置情報取得部が位置情報を取得し続け、その一時保持しているメッセージを消去すべきかの判断に利用可能とする必要がある。
なお、ポジションメッセージ携帯端末装置の後述するポジションメッセージ出力部の構成として、利用者からの出力命令を受付けずに、メッセージが取得されると自動的にポジションメッセージを出力するように構成することもできる。その場合には、どの範囲のメッセージを一体としてポジションメッセージを構成するかを判断する必要がある。このような機能を働かせるポジションメッセージ範囲判断手段をメッセージ取得部に備えるように構成することも可能である。このメッセージ範囲判断手段は、メッセージが言語で構成されている場合には、構文解析や、言語解析などを行って、一体と判断すべき範囲を定める。この判断はメッセージの一時保持手段に保持されているメッセージの解析に基づいて行われるように構成することができる。さらにメッセージ取得部は、前述のとおり各種センサからの情報、位置情報で示される位置に依存して取得可能な情報(気温、天候、風向、湿度、混雑状況)などを含むものであってもよい。これらはインターネットを介して、又は、Wifiなどを介して取得される。そして、メッセージを構成する情報の一部として扱われる。
「メッセージ」とは、携帯端末装置0200の利用者による文字入力データや、カメラ撮影による静止画像・動画像データ、マイクの音声入力による音声データなどをいう。音声認識機能が備えられた携帯端末装置では、音声をテキスト変換してメッセージを取得することも可能である。これらのデータは、ポジションメッセージ携帯端末装置のデータ保持部にその位置情報で示される位置に利用者が移動してくる以前に記録されたものであっては原則ならない。本システムは位置情報で示される位置に利用者がいる間に記録されたメッセージをその位置に紐づける点にサービスの価値があるからである。例えば、寺社の夜景の静止画をインターネットから収集し、その寺社に出向いて収集していた夜景の静止画をメッセージとしてポジションメッセージ携帯端末装置に取得させるという類の行為は排除すべきだからである。従って、これらのメッセージを構成するデータは、ポジションメッセージ携帯端末装置の汎用のファイルフォルダ(携帯端末やスマートフォン、タブレット端末などのオペレーティングシステムによって提供されるファイル保持機能部分)などからは取得できないように構成することが好ましい。ただし、一旦ポジションメッセージとして、ポジションメッセージサーバ装置に出力された後には、これらのポジションメッセージを構成していたメッセージは、汎用のファイルフォルダに格納可能とするのが良い。これは自動格納であってもよい。自動格納の場合にはポジションメッセージ出力部がポジションメッセージとして、そのメッセージを出力したこと、又はしていること、をトリガーとして自動保存するように構成できる。あるいは、ポジションメッセージが出力されている際に、同時に汎用のファイルフォルダに記録するように構成するすることができる。
<実施形態1 ポジションメッセージ携帯端末装置:ポジションメッセージ構成部>
「ポジションメッセージ構成部」0204は取得した位置情報と、保持されている利用者識別情報と、取得したメッセージと、によってポジションメッセージを構成する。ポジションメッセージを構成するに際して、取得したメッセージを分割して二以上のポジションメッセージを構成することもできるし、取得したメッセージを結合して一のポジションメッセージを構成することもできる。これらはポジションメッセージ構成部の分割手段又は結合手段にて行ってもよい。また二種以上のメッセージを取得して、一のポジションメッセージを構成することもできる。二種以上とは、静止画、動画(音声あり、音声なし、いずれでもよい)、テキスト、音声、などである。ただし、前述の通り、メッセージには、血圧測定センサ、脈拍測定センサ、発汗量測定センサ、疲労測定装置、歩数計、消費カロリーセンサ、消費カロリー計測装置、脳波測定センサ、気圧計、温度センサ、体温センサ、照度センサ、単位時間当たり呼吸数、刺激感応度(例えば腕時計などからの振動を感じた際にスマートフォンなどにタッチすることで刺激に対する感応度を計測することができる。)などによって測定される情報を含めることもできる。これらはデータとしてポジションメッセージに含まれるように構成してもよい。
一度、ポジションメッセージを構成するために用いられたメッセージは再度ポジションメッセージに利用されないように構成することが好ましい。いわゆるメッセージの二度使いの禁止である。ただし、先にポジションメッセージサーバに対して送信したポジションメッセージに対して削除命令手段から削除命令を出し、ポジションメッセージサーバ装置内のポジションメッセージを視聴・閲覧不能にした場合には、再度同じメッセージでポジションメッセージを構成できるようにすることが好ましい。従って、ポジションメッセージ出力部からポジションメッセージを出力する際には、そのポジションメッセージを構成したメッセージにそのポジションメッセージ識別情報を関連付けて保持、格納するように構成することが好ましい。そして、ポジションメッセージ削除命令に含まれるポジションメッセージ識別情報を取得し、削除命令に含まれていた削除すべきポジションメッセージ識別情報と関連付けられて保持、格納されているメッセージを再利用可能とする。つまり、ポジションメッセージに一旦利用されたメッセージは通常はポジションメッセージを再度構成することを禁止するフラグである再利用禁止フラグを関連付けて保持し、削除命令によって、再利用禁止フラグとの関連付けを解除するという処理を出力済メッセージ保持手段にて行うように構成することが好ましい。ただし、一旦再利用禁止フラグの関連付けが解除されたとしても、そのメッセージを再利用しようとする際に、最初にそのメッセージを取得した位置情報で示される位置と所定の範囲以上移動していた場合には当然ながらポジションメッセージを構成するための再利用はすることができないように構成する。
なお、前述のようにポジションメッセージの視聴・閲覧を制限するための視聴・閲覧制限情報をポジションメッセージに含ませて、その制限情報に基づいてポジションメッセージサーバ装置が視聴・閲覧を制限するように構成することもできる。この視聴・閲覧の制限情報をポジションメッセージに含ませるように機能させるのは、このポジションメッセージ構成部の視聴・閲覧制限情報構成手段である。視聴・閲覧制限情報構成手段は、視聴・閲覧の制限として、視聴・閲覧者の利用者属性情報に基づく制限、時間的制限(視聴・閲覧開始時間(時間長でも時刻でも可)、視聴・閲覧満了時間(時間長でも時刻でも可))、視聴・閲覧可能な位置情報についての制限、視聴・閲覧可能なポジションメッセージ携帯端末装置の状況(起動アプリケーション(特に情報セキュリティの観点から危険なアプリケーションを排除)、起動可能アプリケーション(特に情報セキュリティの観点から危険なアプリケーションを排除)、過去のポジションメッセージの閲覧履歴)、視聴・閲覧者の利用者識別情報(特に視聴・閲覧をブロックしたい場合など)などに基づいて視聴・閲覧の制限をするための情報を含ませることができる。
またポジションメッセージサーバ装置は、これらの情報に従って、利用者による該当するポジションメッセージの視聴・閲覧を制限するように構成される。また、ポジションメッセージの視聴・閲覧制限の他に、ポジションメッセージ識別情報や、それに付随する位置情報、概略位置情報などの閲覧制限をポジションメッセージに含ませるように構成することもできる。これは、ポジションメッセージ識別情報視聴制限情報生成手段によって行われる。ポジションメッセージ識別情報視聴制限情報も前述と同様に、視聴・閲覧の制限として、視聴・閲覧者の利用者属性情報に基づく制限、時間的制限(視聴・閲覧開始時間(時間長でも時刻でも可)、視聴・閲覧満了時間(時間長でも時刻でも可))、視聴・閲覧可能な位置情報についての制限、視聴・閲覧可能なポジションメッセージ携帯端末装置の状況(起動アプリケーション(特に情報セキュリティの観点から危険なアプリケーションを排除)、起動可能アプリケーション(特に情報セキュリティの観点から危険なアプリケーションを排除)、過去のポジションメッセージの閲覧履歴)、視聴・閲覧者の利用者識別情報(特に視聴・閲覧をブロックしたい場合など)などに基づいて視聴・閲覧の制限をするための情報を含ませることができる。
また、このポジションメッセージ識別情報制限情報に基づいてポジションメッセージサーバ装置が機能するようにポジションメッセージサーバ装置も構成される。なお、これら、「視聴・閲覧制限情報」、「ポジションメッセージ識別情報制限情報」と位置情報とを関連付けてポジションメッセージの視聴・閲覧が制限されているポジションメッセージが存在することをその制限されるポジションメッセージの位置情報を用いてポジションメッセージサーバ装置にて視聴・閲覧可能とすることもできる。いわゆる埋蔵されているポジションメッセージがあることを利用者に知らせるものである。この場合でも埋蔵されているポジションメッセージがあることを知らせる相手となる利用者を利用者識別情報や、利用者属性情報で制限するように構成することもできる。この場合の埋蔵情報の制御は、ポジションメッセージ携帯端末装置の埋蔵情報構成手段によって行い、ポジションメッセージサーバ装置は、その埋蔵情報に含まれている知らせるべき相手である利用者にのみ、視聴・閲覧が制限されている期間内は、その位置情報を明示したうえで視聴・閲覧が制限されているポジションメッセージがあることを視聴可能、又は積極的に告知するような情報がポジションメッセージに含まれるように処理する。そして、その埋蔵情報はポジションメッセージサーバ装置にて処理・実行される。
「位置情報」とは、地理上の位置、地球上の座標をいう。詳細は前述したとおりである。
<実施形態1 ポジションメッセージ携帯端末装置:ポジションメッセージ出力部>
「ポジションメッセージ出力部」0205は構成されたポジションメッセージを出力する。ポジションメッセージの出力は、利用者がポジションメッセージを構成するメッセージの入力を完了した後、すなわち、ポジションメッセージ携帯端末装置のメッセージ取得インターフェースにてメッセージ入力完了の情報を入力したのちに、自動的にポジションメッセージが構成されて出力される場合がある。これは、ポン、ポンとリズミカルにポジションメッセージを視聴・閲覧させたい場合に利用できる。さらに、利用者がポジションメッセージ構成命令をポジションメッセージ構成インターフェースに入力し、メッセージ取得インターフェースを起動してメッセージの取得が開始されると同時にポジションメッセージが動的に構成され続け、その構成がされ続けられている間に同時並行的にポジションメッセージが出力されるように構成することもできる。これは、例えば現場の実況中継的なメッセージを作ることができる。さらに、メッセージの入力を完了する情報をメッセージ取得インターフェースに入力し、さらにその後、ポジションメッセージ出力命令をポジションメッセージ出力インターフェースに入力した後にポジションメッセージが出力されるように構成することもできる。このように構成した場合には、一旦入力したメッセージの確認作業を行うことができ、安心してポジションメッセージをポジションメッセージサーバ装置に出力することができるというメリットがある。
<実施形態1 ポジションメッセージ携帯端末装置:ポジションメッセージ識別情報要求生成部>
「ポジションメッセージ識別情報要求生成部」0206は取得した位置情報と、利用者識別情報と、に関連付けたポジションメッセージ識別情報の要求であるポジションメッセージ識別情報要求を生成する。ポジションメッセージ識別情報要求は、取得した位置情報と利用者識別情報とに関連付けられたものであり、このポジションメッセージ識別情報要求には取得した位置情報と利用者識別情報とが含まれる。ただし、位置情報の取得には「位置情報不明」、「NULL」というものもあり、この場合にもその位置情報を含むポジションメッセージ識別情報要求が出力されるように構成されるのが好ましい。また、ポジションメッセージ識別情報要求には後述するようにポジションメッセージ識別情報を絞り込むための属性絞込情報を含めるように構成することもできる。
「ポジションメッセージ識別情報要求」とは、利用者によってポジションメッセージ識別情報の要求をポジションメッセージサーバ装置に対して行うための情報である。また、ポジションメッセージ識別情報要求には、ポジションメッセージに含まれているメッセージの視聴・閲覧をしないことを条件に送信されるものがあってもよい。これは、視聴・閲覧非利用ポジションメッセージ識別情報要求と呼ぶ。ポジションメッセージ識別情報要求の一種である。この視聴・閲覧非利用ポジションメッセージ識別情報要求をする場合には、位置情報として任意の位置情報を指定して、その位置情報に関連付けられている(を含んでいる)ポジションメッセージ識別情報を取得できるように構成する。例えば、京都市内を指定位置情報とし、京都市内でどのくらいポジションメッセージが存在しているかを視聴できるようにするものである。この場合には位置情報取得部は、例外指定位置情報取得手段を有し、この例外指定位置情報取得手段が取得した位置情報がポジションメッセージ識別情報要求に組み込まれるようにポジションメッセージ識別情報構成部の視聴・閲覧非利用ポジションメッセージ識別情報構成手段が視聴・閲覧非利用ポジションメッセージ識別情報要求の構成を行う。
ポジションメッセージ識別情報要求は、原則的にはそれに含まれる位置情報と、要求を行う利用者の利用者識別情報とを用いてポジションメッセージ識別情報を要求するものであるが、これに加えてポジションメッセージ識別情報を特定の利用者を指定して行うように構成することもできる。その場合にはその利用者の利用者識別情報をポジションメッセージ識別情報要求に含ませる。この利用者の識別情報を指定利用者識別情報といい、ポジションメッセージ識別情報要求生成部に備えられる指定利用者ポジションメッセージ識別情報要求生成手段がこの指定利用者ポジションメッセージ識別情報要求を生成する。これもポジションメッセージ識別情報要求の一種である。
<実施形態1 ポジションメッセージ携帯端末装置:ポジションメッセージ識別情報要求出力部>
「ポジションメッセージ識別情報要求出力部」0207は生成されたポジションメッセージ識別情報要求を出力する。ポジションメッセージ識別情報要求の出力先はポジションメッセージサーバ装置である。出力は、ポジションメッセージ識別情報要求出力部のインターフェースから利用者が要求ボタンを押下するなどの命令の入力によって行われる。ただし、都度命令を入力しないで常時ポジションメッセージ識別情報要求を出力し続けるように構成することもできる。これは所定の間隔で行うことが考えらる。例えば10秒間隔、20秒間隔、1分間隔、3分間隔などである。さらに、このポジションメッセージ識別情報要求の出力間隔を利用者が入力して定めるように構成することもできる。また、ポジションメッセージ携帯端末は、自動的にポジションメッセージ識別情報要求を出力し続け、前回取得したポジションメッセージ識別情報との差異がある場合にのみ利用者に対して音で告知したり、ディスプレイに表示するように構成することもできる。これはプッシュ通知であることが好ましい。この場合にはポジションメッセージ携帯端末装置に取得ポジションメッセージ識別情報比較部と、比較結果を受けて利用者に告知等を行うポジションメッセージ識別情報変更告知部を設けるように構成するのが好ましいい。
また、ポジションメッセージ識別情報要求出力部は、ポジションメッセージサーバ装置からポジションメッセージ識別情報要求を受信した旨のアック(確認応答)を取得するように構成し、アックの取得ができない場合には再度ポジションメッセージ識別情報要求を出力するが、その時点で位置情報が異なっている場合には、再度同じポジションメッセージ識別情報要求を送信しないように構成することもできる。すでに位置情報が異なっている以上、古い位置情報に基づいてポジションメッセージ識別情報の要求を繰り返すべきではないからである。
<実施形態1 ポジションメッセージ携帯端末装置:該当ポジションメッセージ識別情報取得部>
「該当ポジションメッセージ識別情報取得部」0208は出力されたポジションメッセージ識別情報要求に対応した一以上の該当ポジションメッセージ識別情報を取得する。これは、ポジションメッセージサーバ装置から送信されたものである。ただし、ポジションメッセージ携帯端末装置の該当ポジションメッセージ識別情報ないしは、その識別情報に応じて取得されるべきポジションメッセージの容量が大きい場合にはポジションメッセージサーバ装置が出力したすべての該当ポジションメッセージ識別情報を取得しないように制限する取得制限手段を設けてもよい。例えば取得制限手段は取得数や取得容量の制限値の入力を利用者から受付けるように構成し、利用者が設定した値を上回るような場合には、取得制限手段によって該当ポジションメッセージ識別情報の取得を制限する。つまり、ポジションメッセージサーバにこれ以上の該当ポジションメッセージ識別情報を送信しないように依頼する該当ポジションメッセージ識別情報制限依頼を出力する。これは該当ポジションメッセージ識別情報取得部に設けられるポジションメッセージ識別情報制限依頼手段によってポジションメッセージサーバ装置にたいして該当ポジションメッセージ識別情報制限依頼が送信される。
このような処理は、例えばポジションメッセージサーバ装置が該当ポジションメッセージ識別情報をポジションメッセージ携帯端末装置に送信する際に、通信プロトコルに最初に、これから送信される該当ポジションメッセージ識別情報の数や、該当ポジションメッセージの総容量、あるいは、該当ポジションメッセージ識別情報を用いて取得されるポジションメッセージの容量分布情報、該当ポジションメッセージ識別情報を用いて取得されるポジションメッセージの容量の上位所定%や上位所定割合の該当ポジションメッセージ識別情報を送信するように構成する。これらの情報を該当ポジションメッセージ識別情報取得部は通信の最初の段階で取得し、それを利用して前記該当ポジションメッセージ識別情報制限依頼が送信されるように構成してもよい。なお、これらのプロトコルを実行できるようにポジションメッセージサーバ装置が構成されていることが好ましい。
「該当ポジションメッセージ識別情報」とは、ポジションメッセージ識別情報要求によって得られたポジションメッセージ識別情報をいう。すでに説明したようにこの該当ポジションメッセージ識別情報は、検索母集団に含まれるポジションメッセージ識別情報群の中からポジションメッセージ識別情報要求に含まれる位置情報を用いて検索された結果からなるポジションメッセージ識別情報である。該当ポジションメッセージ識別情報は、前述のようにその識別情報を利用してポジションメッセージを視聴・閲覧可能なものと、その識別情報を利用してポジションメッセージを視聴・閲覧できないものに二分される。後者は、単にポジションメッセージの存在を利用者に知らせるためのもので、ポジションメッセージ識別情報要求に含まれていた位置情報と所定の関係にある位置情報を利用して、ポジションメッセージの存在を利用者に知らせるものである。
一方、前者はその該当ポジションメッセージを利用して、実際に利用者に該当するポジションメッセージを視聴・閲覧可能とするものである。ここで該当ポジションメッセージ識別情報とは、単なる識別情報であってもよいし、該当するメッセージを含んだものであってもよい。後者の場合には該当ポジションメッセージ識別情報が直接に該当するメッセージを含んだものとなる。前者の場合には、該当ポジションメッセージを利用して視聴・閲覧するポジションメッセージを取得することとなる。この取得は、ポジションメッセージサーバ装置から取得してもよいし、それ以外のサーバ装置から取得するように構成してもよい。
また、予め位置情報を用いて所定量のポジションメッセージがサーバなどからポジションメッセージ携帯端末装置のポジションメッセージ蓄積部に蓄積されており、該当ポジションメッセージ識別情報の取得に応じて、ポジションメッセージ携帯端末装置に備えられたポジションメッセージ蓄積部から該当ポジションメッセージ識別情報と合致するポジションメッセージを取得するように構成してもよい。これは、ポジションメッセージ携帯端末装置の位置情報取得部で取得した位置情報がポジションメッセージサーバ装置にポジションメッセージ携帯端末装置の識別情報又は/及び利用者識別情報とともに定期的に送信され(位置情報定期送信部)、その位置情報に基づいて蓄積させるのが適当であるかポジションメッセージサーバ装置にて判断し、その判断に応じて予めポジションメッセージをポジションメッセージサーバ装置がポジションメッセージ携帯端末装置に送信するように構成することで可能となる。
また、該当ポジションメッセージ識別情報は、該当するポジションメッセージの視聴・閲覧以外の用途に利用できるように構成してもよい。例えば、該当ポジションメッセージ識別情報で識別されるポジションメッセージを記録した利用者の他のポジションメッセージ識別情報の表示をポジションメッセージサーバから受信するために利用される。これは該当ポジションメッセージ識別情報と、利用者識別情報とを含む関連ポジションメッセージ識別情報要求として、ポジションメッセージ携帯端末装置の関連ポジションメッセージ識別情報要求生成部にて生成され、関連ポジションメッセージ識別情報要求出力部からポジションメッセージサーバ装置に送信されて、ポジションメッセージサーバ装置で、その要求に基づいてその該当ポジションメッセージ識別情報で識別されるポジションメッセージに含まれる利用者識別情報を含むポジションメッセージのポジションメッセージ識別情報を検索してその結果をポジションメッセージ携帯端末装置に送信することで実行される。この場合に、そのポジションメッセージに含まれている位置情報又は概略位置情報と関連付けてそのポジションメッセージ識別情報を送信するように構成することもできる。
あるいは、ポジションメッセージ構成部は、ポジションメッセージを構成する際に、ポジションメッセージのグループ化情報を含ませるように構成することもできる。グループ化情報とは、利用者がメッセージを記録する際に、同じグループに属することをポジションメッセージ携帯端末装置に入力し、ポジションメッセージ構成部が同じグループに含まれる一連のポジションメッセージにグループ識別情報を含ませるように構成するのである。これはポジションメッセージ構成部のグループ化情報付加手段によって行われる。
例えば、同じお寺のポジションメッセージでは境内が広く相互に位置情報で示される位置が十分に離れている場合であっても同じグループグループ識別情報を付すことによって視聴・閲覧する際にストーリー立てて一連の視聴・閲覧を可能とするものである。
このように例えば該当ポジションメッセージ識別情報を用いて閲覧・視聴したポジションメッセージにグループ識別情報が含まれている場合には、それを見た視聴・閲覧をする利用者は、ポジションメッセージ携帯端末装置にて、これも該当ポジションメッセージ識別情報と、利用者識別情報と、グループ識別情報を含むグループポジションメッセージ識別情報要求として、ポジションメッセージ携帯端末装置のグループポジションメッセージ識別情報要求生成部にて生成され、グループポジションメッセージ識別情報要求出力部からポジションメッセージサーバ装置に送信されて、ポジションメッセージサーバ装置で、その要求に基づいてその該当ポジションメッセージ識別情報で識別されるポジションメッセージに含まれる利用者識別情報とグループ識別情報を含むポジションメッセージのポジションメッセージ識別情報を検索してその結果をポジションメッセージ携帯端末装置に送信することで実行される。この場合に、そのポジションメッセージに含まれている位置情報又は概略位置情報と関連付けてそのポジションメッセージ識別情報を送信するように構成することもできる。
<実施形態1 ポジションメッセージ携帯端末装置:該当ポジションメッセージ識別情報出力部>
「該当ポジションメッセージ識別情報出力部」0209は取得した一以上の該当ポジションメッセージ識別情報を選択可能に出力する。選択は、ポジションメッセージ携帯端末装置にてそのタッチパネル上に選択可能なアイコンとして出力したり、ディスプレイ上にチャックボックスに対するチェックで選択可能なように出力することができる。また識別情報の出力は、そのポジションメッセージ識別情報で識別されるポジションメッセージの記録者である利用者の利用者識別情報や、その利用者識別情報で識別される利用者の氏名や利用者の顔写真などの属性情報とともに出力されるように構成してもよい。あるいは英数字、記号、符号の少なくとも一以上で構成される情報のみを出力してもよい。
さらには、その該当ポジションメッセーンジ識別情報で識別されるポジションメッセージに含まれる位置情報や概略位置情報と、地図情報や地理情報などを用いてそのポジションメッセージの位置を示しながら表示するように構成してもよい。さらに、この該当ポジションメッセージ識別情報の出力形式(上記のもの)は、その視聴・閲覧しようとしている利用者の本システム上での利用権限や、該当ポジションメッセージ識別情報で示されるポジションメッセージの記録者である(含まれている)利用者との関係情報に応じて表示形式を変更するように構成してもよい。表示形式の変更は、例えば、関係情報に親密度を示す情報である親密度情報を含ませておき、親密度が高い関係性を示す関係情報である場合ほどプライバシーの公開を緩くするように構成することができる。また、この親密度情報は、本システムが利用可能な利用者が利用しているSNSの記録から取得するように構成することもできる。
<実施形態1 ポジションメッセージ携帯端末装置:該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部>
「該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部」0210は出力された該当ポジションメッセージ識別情報の選択を受付ける。該当ポジションメッセージの選択の受付は、一のポジションメッセージの視聴・閲覧ごとに一の該当ポジションメッセージ識別情報を選択するように構成してもよいし、一度に複数の該当ポジションメッセージ識別情報の選択を可能とするように構成することもできる。また、予め該当ポジションメッセージ識別情報の選択条件を選択条件保持手段に保持させておき、その選択条件を満たした該当ポジションメッセージ識別情報が取得された場合には、自動的にその該当ポジションメッセージ識別情報が選択されるように構成することも可能である。
選択条件保持手段に保持される選択条件の一例としては、視聴・閲覧をする利用者の利用者識別情報とその該当ポジションメッセージ識別情報で識別されるポジションメッセージの記録者(ポジションメッセージに含まれる。)の利用者識別情報で識別される利用者との関係情報が一定の条件を満たすこと、であったり、その該当ポジションメッセージ識別情報で識別される該当ポジションメッセージが記録ないしは出力された時点から現時点までの時間長が所定の時間長の範囲であったり、その該当ポジションメッセージ識別情報で識別される該当ポジションメッセージを構成するメッセージの種別が所定の条件を満たした場合であるとか、その該当ポジションメッセージ識別情報で識別される該当ポジションメッセージを構成するメッセージの文字数や、静止画の容量、枚数、動画の時間長や容量が所定の条件を満たすことなどを挙げることができる。
これらの条件を満たすか判断するための情報は、ポジションメッセージサーバ装置から該当ポジションメッセージ識別情報と関連付けて取得されるように構成することもできるし、該当ポジションメッセージ識別情報を含む条件判断情報要求をポジションメッセージ携帯端末装置からポジションメッセージサーバ装置に送信し、その回答をもって判断するように構成することもできる。
さらに、次のポジションのポジションメッセージを視聴・閲覧するための視聴・閲覧の追加条件を付けて、確実に現地に行ったことの証明を求めても良い。
<今回又は次ポジションメッセージの視聴・閲覧のための追加条件>
今回又は次ポジションメッセージを視聴・閲覧できるための追加の条件の例を図28に示す。例えば、
1.その場所の所定の写真をポジションメッセージ携帯端末装置にて撮影し→サーバに送信→サーバで画像分析して所定の写真であるか判定→所定の写真であると判定出来たら今回又は次ポジションメッセージの視聴・閲覧をその利用者に許可する(利用者識別情報とポジションメッセージ識別情報に付されている視聴・閲覧権限を禁止から許可に変更)。
2.所定の商品を購入し、購入によって得られれるコードをポジションメッセージ携帯端末装置にて読み取りサーバに送信→サーバにてコードに含まれている情報が視聴・閲覧を許可する情報であるか判定→許可する情報であると判定出来たら今回又は次ポジションメッセージの視聴・閲覧をその利用者に許可する(利用者識別情報とポジションメッセージ識別情報に付されている視聴・閲覧権限を禁止から許可に変更)、
3.AKBBの木下ひろみ(所定の利用者)がポジションメッセージを残してから所定の時間内(例えば、1週間以内)にその場所に到達→ポジションメッセージ携帯端末装置の位置情報取得部が取得した位置情報とこれに関連付けられてサーバに送信された時刻情報が前記所定の時間内であるとの条件を満たしているか判断→満たしていると判定出来たら今回又は次ポジションメッセージの視聴・閲覧を許可する(利用者識別情報とポジションメッセージ識別情報に付されている視聴・閲覧権限を禁止から許可に変更)。
4.そのポジションメッセージが書かれている場所にそれまでの所定の場所でのポジションメッセージを全て閲覧し視聴済であること→ポジションメッセージサーバ装置等にてその利用者のポジションメッセージ携帯端末装置での視聴・閲覧履歴をチェック→その結果条件として定められているポジションメッセージをすべて閲覧済と判定→満たしていると判定出来たら今回又は次ポジションメッセージの視聴・閲覧をその利用者に許可する(利用者識別情報とポジションメッセージ識別情報に付されている視聴・閲覧権限を禁止から許可に変更)。
5.課金要求に対応して、所定の金額ではポイント等を支払ったこと→ポジションメッセージサーバ等にて所定の金額又はポイント等の支払がその利用者識別情報で識別される利用者のポジションメッセージ携帯端末装置から支払われたと確認→支払われている確認出来たら今回又は次ポジションメッセージの視聴・閲覧をその利用者に許可する(利用者識別情報とポジションメッセージ識別情報に付されている視聴・閲覧権限を禁止から許可に変更)などである。
<ポジションメッセージを視聴・閲覧するまでのインターフェースのバリエーション>
ポジションメッセージ
ポジションメッセージメンバー選択までのバリエーションを図29に示す。図29の例では、
1.SNSのタイムラインのメンバー欄に付加されたポジションメッセージアイコン(ボタン)をポジションメッセージ携帯端末装置(少なくともポジションメッセージ携帯端末を構成するためのプログラムが含まれている携帯端末)にて選択→そのSNSを発信した利用者のポジションメッセージ識別情報がポジションメッセージ携帯端末装置に出力され選択可能となる。
2.SNSの友人リストのメンバー欄に付加されたポジションメッセージアイコン(ボタン)をポジションメッセージ携帯端末装置(少なくともポジションメッセージ携帯端末を構成するためのプログラムが含まれている携帯端末)にて選択→そのSNS利用者であるポジションメッセージ利用者が発信した利用者のポジションメッセージ識別情報がポジションメッセージ携帯端末装置に出力され選択可能となる。
3.芸能人等のファンクラブに紹介欄に付加されたポジションメッセージアイコン(ボタン)をポジションメッセージ携帯端末装置(少なくともポジションメッセージ携帯端末を構成するためのプログラムが含まれている携帯端末)にて選択→その芸能人等であるポジションメッセージ利用者が発信した利用者のポジションメッセージ識別情報がポジションメッセージ携帯端末装置に出力され選択可能となる。
4.芸能人等のタレントグッズに付加されたコードをポジションメッセージ携帯端末装置(少なくともポジションメッセージ携帯端末を構成するためのプログラムが含まれている携帯端末)にて読み取り実行する→その芸能人等であるポジションメッセージ利用者が発信した利用者のポジションメッセージ識別情報がポジションメッセージ携帯端末装置に出力され選択可能となる。
5.芸能人等の紹介された書籍等に付されたコードをポジションメッセージ携帯端末装置(少なくともポジションメッセージ携帯端末を構成するためのプログラムが含まれている携帯端末)にて読み取り実行する→その芸能人等であるポジションメッセージ利用者が発信した利用者のポジションメッセージ識別情報がポジションメッセージ携帯端末装置に出力され選択可能となる。などである。
このような条件を加えることにより、視聴・閲覧者としての利用者が観光地などに実際に出向いたことが証明されたり、ポジションメッセージシステムの魅力を向上できるようになり、実際の観光支援にもつながる。
<実施形態1 ポジションメッセージ携帯端末装置:選択ポジションメッセージ出力部>
「選択ポジションメッセージ出力部」0211は該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部にて受付けた選択された該当ポジションメッセージ識別情報を含むポジションメッセージを出力する。ポジションメッセージの出力は、ディスプレイからの出力、スピーカーからの出力、デバイスインターフェースを介してプリンターからの出力、あるいは、バーチャルリアリティー用ゴーグル(VRゴーグル)、オーギュメントティッドリアリティー用ゴーグル(ARゴーグル)、ミックスドリアリティ用ゴーグル(MR用ゴーグル)、3Dプリンターなどに出力する。さらに、デバイスドライバから他の装置(スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、PC、ゲーム専用機、ウェブサーバ、ウェブブラウザ)などに出力するように構成してもよい。
上述したポジションメッセージの出力形式の例を図21、図22、図23に示す。図21〜図23の例は、AKBBファンクラブの会員である本条すぐる氏がAKBBクラブメンバーの木下ひろみさんを追っかけて実際に京都圓光寺に訪れ、ポジションメッセージを閲覧する場合を想定している。
図21は、ポジションメッセージ携帯端末装置2100にテキストメッセージを表示する例を示す。図21の例は、ポジションメッセージ携帯端末装置2100の表示画面に、ポジションメッセージとして、「グループAKBB」(2101)、「場所 京都圓光寺院内」(2102)、「木下ひろみ MK4A」(2103)、メッセージ記録日時「2020.4.15 15:00」(2104)、「メッセージ内容」(2105)、「NEXT」ボタン(2106)、「BACK」ボタン(2107)、本条すぐる氏が実際に訪れた日時「2020.4.16 13:30」(2108)が表示されている。メッセージ内容2105としては、「やっと京都のあこがれのお寺に着きました。天気も良く、すがすがしい気持ちになります。外国人のみなさんも熱心にお寺の様子を見ています。本当に京都はインターナショナルですね。少し散歩してみます!」がテキスト表示されています。
図22は、ポジションメッセージ携帯端末装置2200にメッセージ記録者の画像と音声で表示する例を示す。図22の例は、ポジションメッセージ携帯端末装置2200の表示画面に、ポジションメッセージとして、「グループAKBB」(2201)、「場所 京都圓光寺院内」(2202)、「木下ひろみ MK4A」(2203)、メッセージ記録日時「2020.4.15 15:00」(2204)、「メッセージ記録者の画像」(2205)、「メッセージ音声」(2206)、「NEXT」ボタン(2207)、「BACK」ボタン(2208)、本条すぐる氏が実際に訪れた日時「2020.4.16 13:30」(2209)が表示または音声出力されている。メッセージ音声2206としては、図21のポジションメッセージ内容のテキスト表示がスピーカーなどから音声出力される点が異なる。ここで、表示されるメッセージ記録者の画像は静止画でも動画でも良く、記録者自身の実際の写真画像やアバターなどのキャラクター画像を表示しても良い。
図23は、次ポジションメッセージの閲覧条件などを表示し、その閲覧条件をクリアすると、次ポジションメッセージを閲覧可能とする例を示す。図23の例は、ポジションメッセージ携帯端末装置2300の表示画面に、ポジションメッセージとして、「グループAKBB」(2301)、「場所 京都圓光寺院内」(2302)、「木下ひろみ MK4A」(2303)、メッセージ記録日時「2020.4.15 15:00」(2304)、「メッセージ記録者の画像」(2305)、「K3(次ポジション) メッセージ閲覧条件」(2306)、「カメラ撮影」ボタン(2307)、「ファイル保存」ボタン(2308)、本条すぐる氏が実際に訪れた日時「2020.4.16 13:30」(2309)が表示されている。ここで、表示されるメッセージ記録者の画像は静止画でも動画でも良く、記録者自身の実際の写真画像やアバターなどのキャラクター画像を表示しても良い。また、メッセージ内容は、図22のように音声出力したり、図21のようにテキスト表示しても良い。K3(例えば、K4ポジションから次のK3ポジションへ移動する場所)メッセージ閲覧条件2306として、圓光寺のご朱印の撮影などを行わせるようにしても良い。このようなメッセージ閲覧条件を付加することにより、次ポジションへ移動しようとする動機付けを植え付けることができるので、間接的な観光支援につながる。
図23に示すようなポジションメッセージ閲覧条件とした場合の圓光寺の御朱印を撮影した結果を図25に示す。図25では、ポジションメッセージ携帯端末装置2500の画面2501に撮影した御朱印画像を表示し、その撮影時の各種カメラ撮影機能2502、2503を示している。図26に示すように、ポジションメッセージ携帯端末装置2601で撮影された御朱印画像2602をポジションメッセージサーバ装置2603に送り、サーバ装置2603に保持されている圓光寺御朱印ファイルと受信した御朱印画像とが一致しているか否かの判断を行う。一致していれば、次の場所のポジションK3のポジションメッセージを閲覧することができる。御朱印一致(合致)の場合、図27に示すように、「K4メッセージクリア、K3へ移動してメッセージを見よう」などのコメントを表示しても良い。図27の例は、ポジションメッセージ携帯端末装置2700の表示画面に、ポジションメッセージとして、「グループAKBB」(2701)、「場所 京都圓光寺院内」(2702)、「木下ひろみ MK4A」(2703)、「メッセージ記録者の画像」(2704)、「K4メッセージクリア!」(2705)、「K3へ移動してメッセージを見よう!」(2706)が表示されている。メッセージ内容は、図22のように音声出力したり、図21のようにテキスト表示しても良い。
「該当ポジションメッセージ識別情報を含むポジションメッセージ」とは、該当ポジションメッセージ識別情報から得られたポジションメッセージのことをいう。該当ポジションメッセージと関連付けられたポジションメッセージは、ポジションメッセージサーバ装置、ポジションメッセージサーバ装置と連携する他のサーバ装置、から取得したり、クラウド上に保存されたポジションメッセージへアクセスして得るようにしても良い。含まれる該当ポジションメッセージ識別情報と、ポジションメッセージそのものとは分離して出力されるように構成してもよい。ポジションメッセージ識別情報は、ポジションメッセージ携帯端末装置内での内部処理のために出力され、これとは別にメッセージだけが視聴・閲覧可能に出力されるように構成してもよい。また、該当ポジションメッセージ識別情報は、該当ポジションメッセージを識別するための他の形式の識別情報も含む主旨である。何より、該当ポジションメッセージに含まれるメッセージそのものがポジションメッセージを識別する情報であるととらえてもよい。また、そのポジションメッセージに含まれている利用者識別情報と、そのポジションメッセージの記録された時刻を示す情報の組合せは、その該当ポジションメッセーンジをユニークに識別する情報であるのでこれが該当ポジションメッセージ識別情報であるととらえることもできる。
また、ポジションメッセージの出力の一形態として、いわゆるポジションメッセージの共有を挙げることができる。例えばSNS上に公開する出力形式である。この共有形態の出力は、やはり該当ポジションメッセージ識別情報で識別される該当ポジションメッセージに含まれるSNS共有許否情報に基づいて共有処理が可能であったり、不能であったりするように構成することが好ましい。このSNS共有許否情報は、ポジションメッセージ携帯端末にてポジションメッセージを構成する際に利用者の操作によって含ませられるように構成することが好ましい。これはポジションメッセージ携帯端末のポジションメッセージ構成部にあるSNS共有許否情報生成手段によって生成され、ポジションメッセージに含められる。そしてポジションメッセージ携帯端末のSNS共有許否判断部にて共有の許否判断がされ、その判断結果に応じてSNS上に投稿可能、ないしは投稿できないように処理が行われる。これはSNSでの投稿コンテンツ選択インターフェースで選択可能とするか選択不能とするか、などの処理によって達成される。
<実施形態1 ハードウェア的構成(ポジションメッセージサーバ装置)>
図14に示すように、ポジションメッセージサーバ装置のコンピュータの構成は、CPU1401と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ1402と、D−RAM等の主メモリ1403と、インターフェース1404とから構成されている。不揮発性メモリ1402には利用者情報保持プログラムとポジションメッセージ取得プログラムとポジションメッセージ保持プログラムとポジションメッセージ識別情報要求取得プログラムと検索母集団取得ルール保持プログラムと検索母集団取得プログラムと該当ポジションメッセージ識別情報検索プログラムと該当ポジションメッセージ識別情報出力プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、メッセージ、ポジションメッセージ、関係情報、ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージ識別情報要求、検索母集団取得ルール、検索母集団、該当ポジションメッセージ識別情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ1403の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース1404には、ネットワークインターフェース1405、ディスプレイインターフェース1406、ディスクインターフェース1407、キーボードインターフェース1408、マウスインターフェース1409が備えられ、ディスプレイインターフェース1406にはディスプレイ1410、ディスクインターフェース1407にはポジションメッセージを蓄積するディスク1411、キーボードインターフェース1408には文字入力を行うキーボード1412、マウスインターフェース1409にはマウス1413などが接続される。
<実施形態1 ハードウェア的構成(ポジションメッセージ携帯端末装置)>
図15に示すように、ポジションメッセージ携帯端末装置のコンピュータの構成は、CPU1501と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ1502と、D−RAM等の主メモリ1503と、インターフェース1504とから構成されている。不揮発性メモリ1502には位置情報取得プログラムと利用者識別情報保持プログラムとメッセージ取得プログラムとポジションメッセージ構成プログラムとポジションメッセージ出力プログラムとポジションメッセージ識別情報要求生成プログラムとポジションメッセージ識別情報要求出力プログラムと該当ポジションメッセージ識別情報取得プログラムと該当ポジションメッセージ識別情報出力プログラムと該当ポジションメッセージ識別情報選択受付プログラムと選択ポジションメッセージ出力プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、メッセージ、ポジションメッセージ、ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージ識別情報要求、該当ポジションメッセージ識別情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ1503の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース1504には、ネットワークインターフェース1505、位置情報インターフェース1506、入出力インターフェース1507、ディスプレイインターフェース1508、ウェアラブルインターフェース1509、タッチ入力インターフェース1510などが備えられ、位置情報インターフェース1506にはGPS受信機1511、入出力インターフェース1507にはカメラ1512、マイク1513、スピーカー1515、ディスプレイインターフェース1508にはディスプレイ1514、ウェアラブルインターフェース1509には生体センサ1516などが接続されている。生体センサ1516としては、血圧測定センサ、脈拍測定センサ、発汗量測定センサ等、段落[0063]にて前述したものが適宜使用可能である。
<実施形態1 処理の流れ ポジションメッセージサーバ装置>
<実施形態1 処理の流れ ポジションメッセージサーバ装置(ポジションメッセージ取得動作)>
図16a左図に示すように、このようなポジションメッセージサーバ装置のコンピュータの動作は、ポジションメッセージ取得プログラムによりポジションメッセージ携帯端末装置からポジションメッセージを取得するポジションメッセージ取得ステップを実行する(ステップ1601)。ここで、ポジションメッセージは、位置情報と、利用者識別情報と、メッセージとから構成されており、段落[0029]にあるメッセンジャーにより発信されたものである。詳細は上述したので、説明を省略する。
次にポジションメッセージ保持プログラムによりポジションメッセージ取得プログラムにより取得したポジションメッセージとそのポジションメッセージに関連づけられたポジションメッセージ識別情報をポジションメッセージ保持部0103に記録するポジションメッセージ記録ステップを実行する(ステップ1602)。ポジションメッセージ保持部1308に備えられた大容量の記憶装置などに記憶されたり、データセンタやクラウド上のサーバに別に記録しても良い。データ容量の制限がなければ、永久記憶しても良いし、制限があれば保持期間(保管期間)決めてデータを削除するように構成しても良い。
携帯端末装置からのポジションメッセージを取得する毎に(ステップ1603)、上述したポジションメッセージ取得ステップ1601とポジションメッセージ記録ステップ1602を繰り返す。
<実施形態1 処理の流れ ポジションメッセージ携帯端末装置(ポジションメッセージ作成動作)>
図16a右図に示すように、このようなポジションメッセージ携帯端末装置のコンピュータの動作は、位置情報取得プログラムにより携帯端末装置自身の位置情報を取得する位置情報取得ステップを実行する(ステップ1610)。
次に、メッセージ取得プログラムによりメッセージを取得するメッセージ取得部ステップを実行する(ステップ1611)。
次に、ポジションメッセージ構成プログラムにより取得した位置情報と、保持されている利用者識別情報と、取得したメッセージと、によってポジションメッセージを構成するポジションメッセージ構成部ステップを実行する(ステップ1612)
次に、ポジションメッセージ出力プログラムにより、ステップ1612において構成されたポジションメッセージをポジションメッセージサーバ装置へ出力するポジションメッセージ出力ステップを実行する(ステップ1613)。これにより、ポジションメッセージ携帯端末装置で作成されたポジションメッセージは、ポジションメッセージサーバ装置にアップロードされ、ポジションメッセージ保持部に保持される。
そして、ポジションメッセージ携帯端末装置の利用者がポジションメッセージ作成動作を行い、ポジションメッセージサーバにアップする毎に(ステップ1614)、上記ステップ1610〜1613の処理が繰り返される。
このようにして、利用者としての段落[0029]にあるメッセンジャーにより発信されたメッセージは位置情報と共にポジションメッセージとして、ポジションメッセージサーバに蓄積されることになる。ポジションメッセージサーバ装置に蓄積されたポジションメッセージは、視聴・閲覧者としての利用者により、ポジションメッセージ携帯端末装置やスマートフォンにポジションメッセージ専用アプリをインストールしたスマートフォンにより、視聴・閲覧できることになる。
以下では、ポジションメッセージ携帯端末装置により、ポジションメッセージサーバ装置へアクセスして、ポジションメッセージを視聴・閲覧する動作について説明する。
<実施形態1 処理の流れ ポジションメッセージサーバ装置(ポジションメッセージ視聴・閲覧動作)>
図16b左図に示すように、ポジションメッセージ識別情報要求取得プログラムにより、ポジションメッセージ携帯端末装置から携帯端末装置の位置情報及び利用者識別情報と関連付けたポジションメッセージ識別情報の取得要求であるポジションメッセージ識別情報要求を取得するポジションメッセージ識別情報要求取得ステップを実行する(ステップ1620)。
次に、検索母集団取得プログラムにより、取得したポジションメッセージ識別情報要求に含まれる利用者識別情報で識別される利用者と、保持されているポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者との利用者間の関係情報(時間範囲や地理的範囲なども含む)と、保持されている検索母集団取得ルールと、に応じて一以上のポジションメッセージ識別情報から構成されるポジションメッセージ識別情報の集合体であり後記該当ポジションメッセージ識別情報を検索するための母集団である検索母集団を特定する検索母集団取得ステップを実行する(ステップ1621)。
次に、該当ポジションメッセージ識別情報検索プログラムにより、特定された検索母集団に含まれるポジションメッセージ識別情報であって後記ポジションメッセージ識別情報要求に含まれる位置情報と所定の関係(位置情報に付随して測定された滞在時間を示す時間情報に基づいて所定の時間長分、ポジションメッセージの取得要求をする利用者がそこに滞在しているという条件を含む)にある位置情報であって同一の領域である位置情報と関連付けられた該当ポジションメッセージ識別情報を検索する該当ポジションメッセージ識別情報検索ステップを実行する(ステップ1622)。
次に、該当ポジションメッセージ識別情報出力プログラムにより、該当ポジションメッセージ識別情報検索部0107で該当ポジションメッセージ識別情報が検索された場合に、該当ポジションメッセージ識別情報をポジションメッセージ識別情報要求を出力した後記ポジションメッセージ携帯端末装置に出力する該当ポジションメッセージ識別情報出力ステップを実行する(ステップ1623)。
携帯端末装置からのポジションメッセージ識別要求を取得する毎に(ステップ1624)、上述したステップ1620〜1623を繰り返す。
<実施形態1 処理の流れ ポジションメッセージ携帯端末装置(ポジションメッセージ視聴・閲覧動作)>
図16b右図に示すように、ポジションメッセージ識別情報要求生成プログラムにより、取得した位置情報と、利用者識別情報と、に関連付けたポジションメッセージ識別情報の要求であるポジションメッセージ識別情報要求を生成するポジションメッセージ識別情報要求生成ステップを実行する(ステップ1630)。
次に、ポジションメッセージ識別情報要求出力プログラムにより、生成されたポジションメッセージ識別情報要求を出力するポジションメッセージ識別情報要求出力ステップを実行する(ステップ1631)。
次に、該当ポジションメッセージ識別情報取得プログラムにより、出力されたポジションメッセージ識別情報要求に対応した一以上の該当ポジションメッセージ識別情報を取得する該当ポジションメッセージ識別情報取得ステップを実行する(ステップ1632)。
次に、該当ポジションメッセージ識別情報出力プログラムにより、取得した一以上の該当ポジションメッセージ識別情報を選択可能に出力する該当ポジションメッセージ識別情報出力ステップを実行する(ステップ1633)。
次に、該当ポジションメッセージ識別情報選択受付プログラムにより、出力された該当ポジションメッセージ識別情報の選択を受付ける該当ポジションメッセージ識別情報選択受付ステップを実行する(ステップ1634)
次に、選択ポジションメッセージ出力プログラムにより、該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部0210にて受付けた選択された該当ポジションメッセージ識別情報を含むポジションメッセージを出力する選択ポジションメッセージ出力ステップを実行する(ステップ1635)。
利用者のポジションメッセージ携帯端末装置からポジションメッセージ識別情報要求を生成する毎に(ステップ1636)、上記ステップ1630〜1635の処理を繰り返す。
このように、実施形態1によれば、メッセージが大量に記録され、利用者の数が膨大となり、利用者間の関係が複雑化したとしても利用者は適切なメッセージ選択が可能となり、このシステムを商業的に利用したり、地域振興に生かしたりすることができるようになった。
<実施形態2>
実施形態2は、主に請求項4に対応している。
<実施形態2 概要>
本実施形態2のポジションメッセージシステムは、実施形態1を基本としつつ、ポジションメッセージ携帯端末装置の現在位置以外のメッセージの存在も確認可能となり、ポジションメッセージの利活用を図ることができる。
<実施形態2 構成 ポジションメッセージサーバ装置>
図17に示すように、ポジションメッセージサーバ装置1700は、利用者情報保持部1701と、ポジションメッセージ取得部1702と、ポジションメッセージ保持部1703と、ポジションメッセージ識別情報要求取得部1704と、検索母集団取得ルール保持部1705と、検索母集団取得部1706と、該当ポジションメッセージ識別情報検索部1707と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部1708と、を有し、さらに母集団ポジションメッセージ識別情報出力部1709を有する。
以下、実施形態1と共通的な特徴は説明を省略することとし、特徴的な構成について説明する。
<実施形態2 構成の説明 ポジションメッセージサーバ装置>
<実施形態2 母集団ポジションメッセージ識別情報出力部>
「母集団ポジションメッセージ識別情報出力部」1709は、検索母集団取得部1706にて特定された検索母集団に含まれるポジションメッセージである母集団ポジションメッセージを識別する母集団ポジションメッセージ識別情報を出力する。例えば、母集団ポジションメッセージ識別情報は、ポジションメッセージの呼び出しグループや呼び出しパーソンに相当し、図19に示すような呼出しグループの「東京うどん会」、「全国お城の会」、「AKBB」、呼出しパーソンの「父親」、「母親」、「友人」などが該当する。この母集団ポジションメッセージ識別情報を用いると、特定のグループのポジションメッセージや、特定の人のポジションメッセージの存在を知ることができる。
この母集団ポジションメッセージ識別情報は、ポジションメッセージ識別情報要求の一種の別の要求によってポジションメッセージ携帯端末装置に出力されるように構成されることが好ましい。例えば、ポジションメッセージ識別情報要求生成部内に、非再生ポジションメッセージ識別情報要求(ポジションメッセージ識別情報要求の一種)生成手段を設け、ポジションメッセージ識別情報要求出力部内に、非再生ポジションメッセージ識別情報要求出力手段を設けて、この非再生ポジションメッセージ識別情報要求をポジションメッセージサーバ装置に設ける非再生ポジションメッセージ識別情報要求取得部に取得させ、この取得された非再生ポジションメッセージ識別情報要求に基づいて、本実施形態の各部をポジションメッセージサーバ内で起動するように構成することができる。ここで非再生ポジションメッセージ識別情報要求は、利用者識別情報と、この識別情報要求がポジションメッセージの再生を行うためのものでないことを示す情報を含むものである。従って、仮にポジションメッセージ携帯端末装置の位置情報が含まれた要求であったとしても、その位置情報は、該当ポジションメッセージ識別情報検索部で利用されることはない。従って、ポジションメッセージサーバ装置からポジションメッセージ携帯端末装置に送信されるポジションメッセージ識別情報には、そのポジションメッセージ識別情報がポジションメッセージの視聴・閲覧に利用させないことを示す非再生フラグが付されたものであることが好ましい。このような非再生フラグは、ポジションメッセージ携帯端末装置に送信されると、そのフラグが付されたポジションメッセージ識別情報を用いてポジションメッセージサーバ装置に対してポジションメッセージの視聴・閲覧要求を出力できないように制御する、あるいはそのようなインターフェースを提供しない、非再生制御等の構成を有していることが好ましい。
母集団ポジションメッセージ識別情報は、したがって、ポジションメッセージ携帯端末装置の位置情報を利用しないで出力されるので原則的には存在するすべての母集団ポジションメッセージ識別情報が含まれる。ただし、ポジションメッセージ携帯端末装置から、受信したい母集団ポジションメッセージ識別情報に関連する属性情報で絞り込むための母集団ポジションメッセージ絞込情報を付加して非再生ポジションメッセージ識別情報要求を生成し、出力するように構成することもできる。この場合の属性情報とは、そのポジションメッセージを記録した利用者の属性情報や、そのポジションメッセージ自体の属性情報などでよい。この絞込をすることで母集団ポジションメッセージ識別情報の中で利用者が興味を持つものに絞り込んで表示し、煩雑さを回避することができる。
<実施形態2 構成 ポジションメッセージ携帯端末装置>
図18に示すように、ポジションメッセージ携帯端末装置1800は、位置情報取得部1801と、利用者識別情報保持部1802と、メッセージ取得部1803と、ポジションメッセージ構成部1804と、ポジションメッセージ出力部1805と、ポジションメッセージ識別情報要求生成部1806と、ポジションメッセージ識別情報要求出力部1807と、該当ポジションメッセージ識別情報取得部1808と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部1809と、該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部1810と、選択ポジションメッセージ出力部1811と、を有し、さらに母集団ポジションメッセージ識別情報取得部1812と、母集団ポジションメッセージ識別情報表示部1813とを有する。
以下、実施形態1と共通的な特徴は説明を省略することとし、特徴的な構成について説明する。
<実施形態2 構成の説明 ポジションメッセージ携帯端末装置>
<実施形態2 母集団ポジションメッセージ識別情報取得部>
「母集団ポジションメッセージ識別情報取得部」1812は母集団ポジションメッセージ識別情報を取得する。母集団ポジションメッセージ識別情報取得部1812はポジションメッセージサーバ装置1700の母集団ポジションメッセージ識別情報出力部1709から出力された母集団ポジションメッセージ識別情報を取得し、図19に示すような呼出しグループや呼出しパーソンが表示される。ただし、母集団ポジションメッセージ識別情報に含まれるポジションメッセージ識別情報を利用してもポジションメッセージの視聴・閲覧はできないように構成される。前述のとおり、このポジションメッセージ識別情報は非再生フラグが付された非再生ポジションメッセージ識別情報の集合体である。
<実施形態2 母集団ポジションメッセージ識別情報表示部>
「母集団ポジションメッセージ識別情報表示部」1813は取得した母集団ポジションメッセージ識別情報に含まれるポジションメッセージ識別情報を表示する。例えば、図19に示すように、本条すぐるさんが東京の自宅で母集団ポジションメッセージ識別情報(非再生ポジションメッセージ識別情報の集合体)を自身のポジションメッセージ携帯端末装置に表示するとする。呼出しグループの「東京うどん会」1901、「全国お城の会」1902、「AKBB」1903、呼出しパーソンの「父親」1904、「母親」1905、「友人」1906,1907などが表示される。ここで、AKBB1908を選択し、AKBBグループのメンバーである木下ひろみを選択したとき、図20のような画面が表示される。図20の例では、AKBBグループの木下ひろみさんが観光地の京都圓光寺に出向いてポジションK4の位置でいろいろ見学し、その場所を変えて残したポジションメッセージを残したことがわかる状態になっている例を示している。これは、木下ひろみさんが京都圓光寺院内で2020年4月15日15:00分(2006)に「木下ひろみ MK4A」(2003)というメッセージを残し、2020年4月15日15:15分(2007)に「木下ひろみ MK4B」(2004)というメッセージを残し、2020年4月15日15:30分(2008)に「木下ひろみ MK4C」(2005)というメッセージを残していることがわかる。
すなわち、ポジションメッセージ携帯端末装置の現在位置以外のポジションメッセージの存在も確認できるようになる。これによって東京にいる本条すぐる氏は、京都の圓光寺を含むスポットに観光に行き実際に木下ひろみさんの残したメッセージを視聴・閲覧したいという動機が生まれる。この動機に基づいて実際に本条すぐる氏が京都観光に出かけるとすれば、その際に利用する交通費や、宿泊費、なんらかの入場料、飲食費用、土産物代など経済効果を生むことができる。本実施形態ではこのような動機を視聴・閲覧者に植え付けて経済的な効果を生み出すことができる点にも特徴がある。
なお、ポジションメッセージ携帯端末装置に出力される母集団ポジションメッセージ識別情報には、そのポジションメッセージの属性情報が付加されて取得されてもよく、その属性情報を併せて出力するように構成することが好ましい。又は、ポジションメッセージの識別情報にそのポジションメッセージを記録した利用者識別情報で識別される利用者の属性情報が付加されて取得されてもよい。付加されて取得されるべき好ましい情報としては、ポジションメッセージを記録した利用者の氏名やハンドルネーム、ニックネーム、利用者の紹介文、利用者のアバターや利用者の写真、利用者のあいさつの音声などである。
さらに、ポジションメッセージサーバ装置に新たな非再生ポジションメッセージ識別情報がポジションメッセージ携帯端末装置での母集団ポジションメッセージ閲覧中に保存された場合には、それがそのポジションメッセージ携帯端末装置の利用者の利用者識別情報と関係情報を用いて母集団ポジションメッセージに該当する場合には、閲覧中の画面に追加表示するように構成することもできる。この機能は本願の他の実施形態と併せて実施できるように構成することもできる。
また、取得したポジションメッセージ識別情報をポジションメッセージ携帯端末装置から利用者が選択することで、これらの情報や、その他の情報がポジションメッセージサーバ装置から取得されるように構成してもよい。ポジションメッセージ識別情報をたどって、ポジションメッセージ属性情報や、利用者属性情報を取得するように構成する。
<実施形態2 ハードウェア的構成(ポジションメッセージサーバ装置)>
図30に示すように、ポジションメッセージサーバ装置のコンピュータの構成は、CPU3001と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ3002と、D−RAM等の主メモリ3003と、インターフェース3004とから構成されている。不揮発性メモリ3002には母集団ポジションメッセージ識別情報出力プログラム等が格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、メッセージ、ポジションメッセージ、関係情報、ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージ識別情報要求、検索母集団取得ルール、検索母集団、非再生ポジションメッセージ識別情報要求、非再生ポジションメッセージ識別情報、母集団ポジションメッセージ識別情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ3003の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース3004には、ネットワークインターフェース3005、ディスプレイインターフェース3006、ディスクインターフェース3007、キーボードインターフェース3008、マウスインターフェース3009などが備えられ、ディスプレイインターフェース3006にはディスプレイ3010、ディスクインターフェース3007にはポジションメッセージを蓄積するディスク3011、キーボードインターフェース3008には文字入力を行うキーボード3012、マウスインターフェース3009にはマウス3013などが接続されている。その他のプログラムの構成は、実施形態1の図14の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態2 ハードウェア的構成(ポジションメッセージ携帯端末装置)>
図31に示すように、携帯端末装置のコンピュータの構成は、CPU3101と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ3102と、D−RAM等の主メモリ3103と、インターフェース3104とから構成されている。不揮発性メモリ3102には母集団ポジションメッセージ識別情報取得プログラムと、母集団ポジションメッセージ識別情報表示プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、メッセージ、ポジションメッセージ、ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージ識別情報要求、非再生ポジションメッセージ識別情報要求、非再生ポジションメッセージ識別情報、母集団ポジションメッセージ識別情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ3103の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース3104には、ネットワークインターフェース3105、位置情報インターフェース3106、入出力インターフェース3107、ディスプレイインターフェース3108、ウェアラブルインターフェース3109、タッチ入力インターフェース3110などが備えられ、位置情報インターフェース3106にはGPS受信機3111、入出力インターフェース3107にはカメラ3112、マイク3113、スピーカー3115、ディスプレイインターフェース3108にはディスプレイ3114、ウェアラブルインターフェース3109には生体センサ3116などが接続されている。生体センサ3116は、実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
その他のプログラムの構成は、実施形態1の図15の構成と同様であるので、説明を省略する。
以下では、ポジションメッセージ携帯端末装置により、ポジションメッセージサーバ装置へアクセスして、ポジションメッセージの存在を確認する動作について説明する。
<実施形態2 処理の流れ ポジションメッセージサーバ装置(ポジションメッセージの存在確認動作)>
図32左図に示すように、ポジションメッセージ識別情報要求取得プログラムにより、ポジションメッセージ携帯端末装置から携帯端末装置の位置情報及び利用者識別情報と関連付けたポジションメッセージ識別情報の取得要求であるポジションメッセージ識別情報要求を取得するポジションメッセージ識別情報要求取得ステップを実行する(ステップ3220)。スッテプ3220において、ポジションメッセージ携帯端末装置からの非再生ポジションメッセージ識別情報要求を取得する非再生ポジションメッセージ識別情報要求取得サブステップ3221を実行する。
次に、検索母集団取得プログラムにより、取得したポジションメッセージ識別情報要求に含まれる利用者識別情報で識別される利用者と、保持されているポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者との利用者間の関係情報(時間範囲や地理的範囲なども含む)と、保持されている検索母集団取得ルールと、に応じて一以上のポジションメッセージ識別情報から構成されるポジションメッセージ識別情報の集合体であり後記該当ポジションメッセージ識別情報を検索するための母集団である検索母集団を特定する検索母集団取得ステップを実行する(ステップ3222)。
次に、母集団ポジションメッセージ識別情報出力プログラムにより、検索母集団取得部にて特定された検索母集団に含まれるポジションメッセージである母集団ポジションメッセージを識別する母集団ポジションメッセージ識別情報を出力する母集団ポジションメッセージ識別情報出力ステップを実行する(ステップ3223)。スッテプ3223において、ポジションメッセージ携帯端末装置への非再生ポジションメッセージ識別情報を出力する非再生ポジションメッセージ識別情報出力サブステップ3224を実行する。
携帯端末装置からのポジションメッセージ識別要求(非再生ポジションメッセージ識別情報要求)を取得する毎に(ステップ3225)、上述したステップ3220〜3224を繰り返す。
<実施形態2 処理の流れ ポジションメッセージ携帯端末装置(ポジションメッセージの存在確認動作)>
図32右図に示すように、ポジションメッセージ識別情報要求生成プログラムにより、取得した位置情報と、利用者識別情報と、に関連付けたポジションメッセージ識別情報の要求であるポジションメッセージ識別情報要求を生成するポジションメッセージ識別情報要求生成ステップを実行する(ステップ3230)。ステップ3230において、非再生ポジションメッセージ識別情報要求である非再生ポジションメッセージ識別情報要求生成サブステップ3231を実行する。
次に、ポジションメッセージ識別情報要求出力プログラムにより、生成されたポジションメッセージ識別情報要求を出力するポジションメッセージ識別情報要求出力ステップを実行する(ステップ3232)。ステップ3232において、生成された非再生ポジションメッセージ識別情報要求をポジッションメッセージサーバ装置に対して出力する非再生ポジションメッセージ識別情報要求出力サブステップ3233を実行する。
次に、母集団ポジションメッセージ識別情報取得プログラムにより、母集団ポジションメッセージ識別情報を取得する母集団ポジションメッセージ識別情報取得ステップを実行する(ステップ3234)。ステップ3234において、ポジションメッセージサーバ装置からの出力された非再生ポジションメッセージ識別情報を取得する非再生ポジションメッセージ識別情報取得サブステップを実行する(ステップ3235)。
次に、母集団ポジションメッセージ識別情報表示プログラムにより、取得した母集団ポジションメッセージ識別情報(非再生ポジションメッセージ識別情報)を表示する母集団ポジションメッセージ識別情報表示ステップを実行する(ステップ3236)。
利用者のポジションメッセージ携帯端末装置からポジションメッセージ識別情報要求(非再生ポジションメッセージ識別情報要求)を生成する毎に(ステップ3237)、上記ステップ3230〜3236の処理を繰り返す。
このように、実施形態2によれば、ポジションメッセージ携帯端末装置の現在位置以外のメッセージの存在も確認可能となり、ポジションメッセージの利活用を図ることができる。
<実施形態3>
実施形態3は、主に請求項5に対応している。
<実施形態3 概要>
本実施形態3のポジションメッセージシステムは、実施形態2を基本としつつ、ポジションメッセージ識別情報を地図上に表示することができるので、ポジションメッセージの地理的配置確認が容易になる。
<実施形態3 構成 ポジションメッセージサーバ装置>
実施形態3のポジションメッセージサーバ装置は、実施形態2と基本的には同様である。ただし、母集団ポジションメッセージ識別情報に含まれる非再生ポジションメッセージ識別情報をポジションメッセージ携帯端末装置に出力する際に、そのポジションメッセージ識別情報である非再生ポジションメッセージ識別情報に位置情報を関連付けて出力(位置情報付非再生ポジションメッセージ識別情報出力手段)するか、又は、ポジションメッセージ携帯端末装置からの求めに応じて非再生ポジションメッセージ識別情報と関連付けられている位置情報を、それと関連付けてポジションメッセージ携帯端末装置に出力(非再生ポジションメッセージ識別情報用位置情報出力手段)するように構成される。つまり、母集団ポジションメッセージ識別情報出力部は、位置情報付非再生ポジションメッセージ識別情報出力手段又は/及び非再生ポジションメッセージ識別情報用位置情報出力手段を有するように構成される。
<実施形態3 構成 ポジションメッセージ携帯端末装置>
図33に示すように、ポジションメッセージ携帯端末装置3300は、位置情報取得部3301と、利用者識別情報保持部3302と、メッセージ取得部3303と、ポジションメッセージ構成部3304と、ポジションメッセージ出力部3305と、ポジションメッセージ識別情報要求生成部3306と、ポジションメッセージ識別情報要求出力部3307と、該当ポジションメッセージ識別情報取得部3308と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部3309と、該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部3310と、選択ポジションメッセージ出力部3311と、を有し、さらに母集団ポジションメッセージ識別情報取得部3312と、母集団ポジションメッセージ識別情報表示部3313と、地図上配置手段3314とを有する。
以下、実施形態2と共通的な特徴は説明を省略することとし、特徴的な構成について説明する。
<実施形態3 構成の説明 ポジションメッセージ携帯端末装置>
<実施形態3 ポジションメッセージ携帯端末装置:母集団ポジションメッセージ識別情報表示部>
「地図上配置手段」3314は、母集団ポジションメッセージ識別情報表示部3313に設けられ、母集団ポジションメッセージに含まれる各ポジションメッセージ識別情報に関連付けられている位置情報に応じて各ポジションメッセージ識別情報(非再生ポジションメッセージ識別情報)を地図上に配置する。この位置情報は、母集団ポジションメッセージに関連付けてポジションメッセージサーバ装置から送信されてきてもよいし、あるいは、取得した母集団ポジションメッセージを何らかの手段で選択し、選択された非再生ポジションメッセージ識別情報を再度ポジションメッセージサーバ装置に送信して、その位置情報を非再生ポジションメッセージ識別情報と関連付けて送り返すように構成してもよい。このように構成すると膨大な位置情報の中で地図表示に利用しない位置情報の送信削減となる。なお、位置情報は膨大となるので、予め位置情報の送信上限を設けることが好ましい。非再生ポジションメッセージ識別情報の選択は、利用者識別情報やグループ情報、利用者属性情報、地図上の地理的範囲を示す情報や、ポジションメッセージの属性情報によって絞込による選択をすることができるように構成できる。
例えば、地図としては、日本全国を観光エリアととらえ、図7に示すようなメッセージプレイス日本全国版や、地域ごとにエリア分割を行い、図8に示すようなメッセージプレイス京都のように作成したものを使用する。ここで、地図は日本全国版と京都地域の例しか示していないが、他のエリアについても同様にカバーする。地図は世界地図を準備し、世界地図や世界のエリアについて表示しても良い。
なお、この例では、「木下ひろみ」を選択してから地図上に非再生ポジションメッセージ識別情報を表示したが、利用者識別情報を選択する前に地図上にすべての、あるいは一部の母集団ポジションメッセージ識別情報を表示するように構成してもよい。また、地図上に複数の利用者の非再生ポジションメッセージ識別情報を表示する場合には簡単な記号を使って表示することも考えられる。例えば非再生ポジションメッセージ識別情報の群を比較的大きめの丸のマークで示し、その群に含まれる非再生ポジションメッセージの数に応じてこれを小さくするなどの表示方法も考えられる。このように複数の非再生ポジションメッセージ識別情報をまとめて表示する表示も非再生ポジションメッセージ識別情報の表示であるとする。さらに、これらのマークにカーソルなどを当てると、その群に含まれる非再生ポジションメッセージ識別情報の詳細が吹き出しなどの表示で表示されるように構成してもよい。また地図の縮尺を拡大してより詳細地図が見れるようになるとそこに配置される非再生ポジションメッセージや、これに関連付けられている情報量が多く表示されるように構成することも考えられる。
なお、この画面を閲覧している場所は京都圓光寺ではなく東京なので、このポジションメッセージ識別情報は画面内で選択できないか、選択できたとしてもポジションメッセージの視聴・閲覧をすることはできないように構成されている。ただし、選択されることによって非再生ポジションメッセージに関連付けられているポジションメッセージ以外の情報を視聴・閲覧可能に構成することは考えられる。また非再生ポジションメッセージ識別情報を選択することによって現在地以外からポジションメッセージが記録された位置へのルート案内機能がポジションメッセージサーバ装置からポジションメッセージ携帯端末装置に提供されたり、ポジションメッセージ携帯端末装置にそのようなルート案内機能が搭載されていてもよい。さらに、これらのルートを移動するための交通機関の予約機能や、現地で利便性のよい位置にある宿泊施設の案内や予約機能をポジションメッセージサーバ装置からポジションメッセージ携帯端末装置に提供されたり、ポジションメッセージ携帯端末装置にそのような機能を備えるように構成することもできる。これらの機能は、その非再生ポジションメッセージの位置情報と、出発位置情報をルート案内部に渡してルート演算を行って結果出力可能である。
<実施形態3 ハードウェア的構成(ポジションメッセージ携帯端末装置)>
図34に示すように、携帯端末装置のコンピュータの構成は、CPU3401と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ3402と、D−RAM等の主メモリ3403と、インターフェース3404とから構成されている。不揮発性メモリ3402には母集団ポジションメッセージ識別情報取得プログラムと、母集団ポジションメッセージ識別情報表示プログラムと、地図上配置サブプログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、メッセージ、ポジションメッセージ、ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージ識別情報要求、非再生ポジションメッセージ識別情報要求、非再生ポジションメッセージ識別情報、母集団ポジションメッセージ識別情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ3403の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース3404には、ネットワークインターフェース3405、位置情報インターフェース3406、入出力インターフェース3407、ディスプレイインターフェース3408、ウェアラブルインターフェース3409、タッチ入力インターフェース3410などが備えられ、位置情報インターフェース3406にはGPS受信機3411、入出力インターフェース3407にはカメラ3412、マイク3413、スピーカー3415、ディスプレイインターフェース3408にはディスプレイ3414、ウェアラブルインターフェース3409には生体センサ3416などが接続されている。生体センサ3416は、生体センサ3116は、実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
その他のプログラムの構成は、実施形態2の図31の構成と同様であるので、説明を省略する。
以下では、ポジションメッセージ携帯端末装置により、ポジションメッセージサーバ装置へアクセスして、ポジションメッセージの存在を確認する動作について説明する。
<実施形態3 処理の流れ ポジションメッセージサーバ装置(ポジションメッセージの存在確認動作)>
図35左図に示すように、ステップ3520〜3525までの処理は、実施形態2のステップ3220〜3225までの処置と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態3 処理の流れ ポジションメッセージ携帯端末装置(ポジションメッセージ視聴・閲覧動作)>
図35右図に示すように、母集団ポジションメッセージ識別情報表示ステップ3535の地図上配置サブステップ3537以外のステップ3530〜3536までの処理は、実施形態2のステップ3230〜3226までの処理と同様であるので、説明を省略することとし、地図上配置サブステップ3537について説明する。
地図上配置サブステップ3537は、母集団ポジションメッセージ識別情報表示ステップ3536のサブステップであり、地図上配置プログラムにより、ポジションメッセージ携帯端末装置の母集団ポジションメッセージ識別情報表示部3313は、母集団ポジションメッセージに含まれる各ポジションメッセージ識別情報に関連付けられている位置情報に応じて各ポジションメッセージ識別情報(非再生ポジションメッセージ識別情報)を地図上に配置する。
以上の処理は、利用者のポジションメッセージ携帯端末装置からポジションメッセージ識別情報要求(非再生ポジションメッセージ識別情報要求)を生成する毎に(ステップ3538)、上記ステップ3530〜3537の処理を繰り返す。
このように、実施形態3によれば、ポジションメッセージ識別情報を地図上に表示することができるので、ポジションメッセージの地理的配置確認が容易になる。
<実施形態4>
実施形態4は、主に請求項6に対応している。
<実施形態4 概要>
本実施形態4のポジションメッセージシステムは、実施形態1〜3を基本としつつ、ポジションメッセージを発信するメッセンジャー(被視聴者)とそのメッセンジャーを支持するファン(視聴者)のような関係をつくり、そのメッセンジャーのファン(視聴者)にメッセージ閲覧権を与えて、一方向のポジションメッセージの閲覧・視聴を可能とするものである。
<実施形態4 構成 ポジションメッセージサーバ装置>
図36に示すように、ポジションメッセージサーバ装置3600は、利用者情報保持部3601と、ポジションメッセージ取得部3602と、ポジションメッセージ保持部3603と、ポジションメッセージ識別情報要求取得部3604と、検索母集団取得ルール保持部3605と、検索母集団取得部3606と、該当ポジションメッセージ識別情報検索部3607と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部3608と、を有し、さらにファンクラブ関係情報保持手段3609と、ファンクラブ母集団識別情報取得ルール保持手段3610とを有する。
以下、実施形態1〜実施形態3と共通的な特徴は説明を省略することとし、特徴的な構成について説明する。
<実施形態4 構成の説明 ポジションメッセージサーバ装置>
<実施形態4 ポジションメッセージサーバ装置:利用者情報保持部 ファンクラブ関係情報保持手段>
「ファンクラブ関係情報保持手段」3609は、利用者情報保持部3601内に設けられ、利用者識別情報で識別される利用者間の関係として視聴者と被視聴者の関係であるファン関係を定めるファンクラブ関係情報を保持する。
「ファンクラブ関係情報」は、関係情報の一種であり、前述した利用者間の関係のうち、一の利用者の記録したメッセージは視聴・閲覧できるが、逆向きの視聴・閲覧はできない片側関係を示す関係情報である。例えば、芸能人のファンクラブに新規入会した会員がその芸能人のメッセージを視聴・閲覧可能とするためには、まず最初にそのファンに本システムへの利用者登録をさせて利用者識別情報を新規に登録するとともに、当初無関係であるその芸能人との関係情報を片側関係(芸能人のメッセージをそのファンは視聴・閲覧できるが、逆はできない関係)として関係情報を作成し登録することとなる。逆にそのファンがその芸能人のファンクラブを脱会する場合には、芸能人の利用者識別情報と元ファンの利用者識別情報との間の関係情報を無関係状態を示す情報に書き換えることとなる。一方、その芸能人が芸能界を引退するような場合にも関係情報を無関係情報とする場合がある。ただし、過去のポジションメッセージの閲覧を本人が認める又は、権限者が認める場合には、無関係情報とせずに、過去のその芸能人としてのメッセージを閲覧可能とするように構成することができる。
<実施形態4 ポジションメッセージサーバ装置:検索母集団取得ルール保持部 ファンクラブ母集団識別情報取得ルール保持手段>
「ファンクラブ母集団識別情報取得ルール保持手段」3610は、検索母集団取得ルール保持部3605内に設けられ、ポジションメッセージ識別情報要求に含まれる利用者識別情報で識別される利用者と、保持されているポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者間の関係情報が視聴者と被視聴者の関係であるファン関係である場合に母集団ポジションメッセージ識別情報であるファンクラブ母集団ポジションメッセージ識別情報を特定するための検索母集団取得ルールであるファンクラブ母集団識別情報取得ルールを保持する。
「ファンクラブ母集団識別情報取得ルール」は、上述したファン関係にあるポジションメッセージを記録した利用者のポジションメッセージ識別情報である非再生ポジションメッセージ識別情報を特定する演算処理をルールとしたものである。
<実施形態4 構成 ポジションメッセージ携帯端末装置>
実施形態4のポジションメッセージ携帯端末装置は、実施形態1〜実施形態3と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態4 ハードウェア的構成(ポジションメッセージサーバ装置)>
図37に示すように、ポジションメッセージサーバ装置のコンピュータの構成は、CPU3701と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ3702と、D−RAM等の主メモリ3703と、インターフェース3704とから構成されている。不揮発性メモリ3702にはファンクラブ関係情報保持サブプログラムと、ファンクラブ母集団識別情報取得ルール保持サブプログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、メッセージ、ポジションメッセージ、関係情報、ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージ識別情報要求、検索母集団取得ルール、検索母集団、該当ポジションメッセージ識別情報、ファンクラブ関係情報、ファンクラブ母集団識別情報取得ルールなどがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ3703の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース3704には、ネットワークインターフェース3705、ディスプレイインターフェース3706、ディスクインターフェース3707、キーボードインターフェース3708、マウスインターフェース3709などが備えられ、ディスプレイインターフェース3706にはディスプレイ3710、ディスクインターフェース3707にはポジションメッセージを蓄積するディスク3711、キーボードインターフェース3708には文字入力を行うキーボード3712、マウスインターフェース3709にはマウス3713などが接続されている。その他のプログラムの構成は、実施形態1の図14の構成と同様であるので、説明を省略する。
実施形態4のポジションメッセージ携帯端末装置のハードウェア的構成は、実施形態1〜実施形態3と同様であるので、説明を省略する。
このように、本実施形態4によれば、ポジションメッセージを発信するメッセンジャー(被視聴者)とそのメッセンジャーを支持するファン(視聴者)のような関係をつくり、そのメッセンジャーのファン(視聴者)にメッセージ閲覧権を与えて、クローズされた一方向のポジションメッセージの閲覧・視聴が可能となる。
<実施形態5>
実施形態5は、主に請求項7に対応している。
<実施形態5 概要>
本実施形態5のポジションメッセージシステムは、実施形態1〜4を基本としつつ、ディスクトップパソコン等のポジションメッセージインディケータ要求端末装置からポジションメッセージインジケータ要求をサーバ装置へ出力し、サーバ装置からポジションメッセージインジケータを取得することにより、ポジションメッセージ位置を確認可能とするものである。ここで、ポジションメッセージの位置が確認できても、ポジションメッセージは、実際の観光地等に行かないと、ポジションメッセージを視聴・閲覧することができないように構成されている。
<実施形態5 構成 ポジションメッセージサーバ装置>
図38に示すように、ポジションメッセージサーバ装置3800は、利用者情報保持部3801と、ポジションメッセージ取得部3802と、ポジションメッセージ保持部3803と、ポジションメッセージ識別情報要求取得部3804と、検索母集団取得ルール保持部3805と、検索母集団取得部3806と、該当ポジションメッセージ識別情報検索部3807と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部3808と、を有し、さらにポジションメッセージインディケータ保持部3809と、ポジションメッセージインディケータ要求取得部3810と、ポジションメッセージインディケータ出力部3811と、を有する。
以下、実施形態1〜実施形態4と共通的な特徴は説明を省略することとし、特徴的な構成について説明する。
<実施形態5 構成の説明 ポジションメッセージサーバ装置>
<実施形態5 ポジションメッセージインディケータサーバ装置:ポジションメッセージインディケータ保持部>
「ポジションメッセージインディケータ保持部」3809は、ポジションメッセージ識別情報とそれに関連付けられた位置情報とからなりその位置情報で示される位置にポジションメッセージがあることを示す情報であるポジションメッセージインディケータを保持する。
「ポジションメッセージインジケータ」は、ポジションメッセージがポジションメッセージ識別情報に関連付けられた位置に存在することを示したインディケータである。このポジションメッセージインディケータ保持部3809にポジションメッセージインディケータを保持しておき、ポジションメッセージインディケータ要求端末装置(例えば、ディスクトップパソコン等)からポジションメッセージインディケータ要求を行うことにより、ポジションメッセージの存在を知ることができる。しかしながら、ポジションメッセージインディケータ要求端末装置は、ポジションメッセージの存在の位置情報を知ることができても、ポジションメッセージの中身を視聴・閲覧できない。ポジションメッセージの視聴・閲覧までを可能としてしまうと、視聴・閲覧者が実際の観光地まで行く動機付けが弱くなるからである。
<実施形態5 ポジションメッセージインディケータサーバ装置:ポジションメッセージインディケータ要求取得部>
「ポジションメッセージインディケータ要求取得部」3810は、ポジションメッセージインディケータ要求を取得する。
「ポジションメッセージインジケータ要求」は、ポジションメッセージ要求端末装置の利用者から出力される要求である。ポジションメッセージ要求端末装置を用いてポジションメッセージの存在のありかを調べることにより、表示画面が大きいので、ポジションメッセージ携帯端末装置よりも検索が容易となる。このポジションメッセージ要求端末装置において、ポジションメッセージ・インディケータ検索画面の例を図40に示す。図40では、芸能人のファンクラブの会員が、芸能人・俳優名のポジションメッセージを検索する例を示している。検索画面4001には、芸能人・俳優名入力エリア4002、フリーキーワードの入力エリア4003、芸能人等が訪れた場所入力エリア4004が設けられている。場所入力エリア4004には、「国」、「県」、「市」、「場所のフリーキーワード」の入力が行えるようになっている。例えば、AKBBの木下ひろみを入力し、場所を「京都」などを入力して「検索実行」ボタン4005を押下すると、図8に示すような「京都圓光寺」の位置(K4)にポジションメッセージが存在することがわかる。「再入力」ボタン4006を押下すると、入力をリセットし、再入力が可能となる。
<実施形態5 ポジションメッセージインディケータサーバ装置:ポジションメッセージインディケータ出力部>
「ポジションメッセージインディケータ出力部」3811は、取得したポジションメッセージインディケータ要求に含まれる利用者識別情報に基づいて検索された母集団ポジションメッセージ識別情報に応じてポジションメッセージインディケータを出力する。ポジションメッセージインディケータは、そのポジションメッセージインディケータ要求したポジションメッセージインディケータ要求端末装置へ出力する。またポジションメッセージインディケータには、そのポジションメッセージの識別情報であるポジションメッセージ識別情報に関連付けられているポジションメッセージ属性情報や、ポジションメッセージを残した利用者の利用者識別情報に関連付けられている利用者属性情報が併せて出力されるように構成されてもよい。場合によりポジションメッセージインディケータに含ませて出力してもよいし、関連付けて出力してもよい。
<実施形態5 構成 ポジションメッセージインディケータ要求端末装置>
図39に示すように、ポジションメッセージインディケータ要求端末装置3900は、利用者識別情報保持部3901と、ポジションメッセージインディケータ要求生成部3902と、ポジションメッセージインディケータ要求出力部3903と、ポジションメッセージインディケータ取得部3904と、ポジションメッセージインディケータ出力部3905と、を有する。なお、ポジションメッセージインディケータ要求端末装置は、携帯型である必要はない。デスクトップパソコンや、サーバ型端末装置、固定電話、テレビ装置、録画装置などであってもよい。
<実施形態5 構成の説明 ポジションメッセージインディケータ要求端末装置>
<実施形態5 ポジションメッセージインディケータ要求端末装置:利用者識別情報保持部>
「利用者識別情報保持部」は3901は利用者識別情報を保持する。
「利用者識別情報」は、前述のとおりである。
<実施形態5 ポジションメッセージインディケータ要求端末装置:ポジションメッセージインディケータ要求生成部>
「ポジションメッセージインディケータ要求生成部」3902は利用者識別情報に関連付けたポジションメッセージインディケータの要求であるポジションメッセージインディケータ要求を生成する。
<実施形態5 ポジションメッセージインディケータ要求端末装置:ポジションメッセージインディケータ要求出力部>
「ポジションメッセージインディケータ要求出力部」3903は生成されたポジションメッセージインディケータ要求を出力する。ポジションメッセージインディケータ要求は、ポジションメッセージサーバ装置に対して出力される。
<実施形態5 ポジションメッセージインディケータ要求端末装置:ポジションメッセージインディケータ取得部>
「ポジションメッセージインディケータ取得部」3904は出力されたポジションメッセージインディケータ要求に対応した一以上のポジションメッセージインディケータを取得する。
<実施形態5 ポジションメッセージインディケータ要求端末装置:ポジションメッセージインディケータ出力部>
「ポジションメッセージインディケータ出力部」3905は取得した一以上のポジションメッセージインディケータを出力する。
<実施形態5 ハードウェア的構成(ポジションメッセージサーバ装置)>
図41に示すように、ポジションメッセージサーバ装置のコンピュータの構成は、CPU4101と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ4102と、D−RAM等の主メモリ4103と、インターフェース4104とから構成されている。不揮発性メモリ4102にはポジションメッセージインディケータ保持プログラムと、ポジションメッセージインディケータ要求取得プログラムと、ポジションインディケータ出力プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、メッセージ、ポジションメッセージ、関係情報、ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージ識別情報要求、検索母集団取得ルール、検索母集団、該当ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージインディケータなどがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ4103の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース4104には、ネットワークインターフェース4105、ディスプレイインターフェース4106、ディスクインターフェース4107、キーボードインターフェース4108、マウスインターフェース4109、ディスプレイ4110、ディスク4111、キーボード4112、マウス4113などが備えられ、ディスプレイインターフェース4106にはディスプレイ4110、ディスクインターフェース4107にはポジションメッセージを蓄積するディスク4111、キーボードインターフェース4108には文字入力を行うキーボード4112、マウスインターフェース4109にはマウス4113などが接続されている。その他のプログラムの構成は、実施形態1の図14の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態5 ハードウェア的構成(ポジションメッセージ要求端末装置)>
図42に示すように、ポジションメッセージ要求端末装置のコンピュータの構成は、CPU4201と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ4202と、D−RAM等の主メモリ4203と、インターフェース4204とから構成されている。不揮発性メモリ4202にはポジションメッセージインディケータ要求生成プログラムと、ポジションメッセージインディケータ要求出力プログラムと、ポジションメッセージインディケータ取得プログラムと、ポジションメッセージインディケータ出力プログラム等が格納されている。データとしては、ポジションメッセージインディケータ要求、ポジションメッセージインディケータ、ポジションメッセージインディケータなどがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ4203の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース4204には、ネットワークインターフェース4205、ディスプレイインターフェース4206、ディスクインターフェース4207、キーボードインターフェース4208、マウスインターフェース4209などが備えられ、ディスプレイインターフェース4206にはディスプレイ4210、ディスクインターフェース4207にはポジションメッセージを蓄積するディスク4211、キーボードインターフェース4208には文字入力を行うキーボード4212、マウスインターフェース4209にはマウス4213などが接続されている。
以下では、ポジションメッセージ要求端末装置により、ポジションメッセージサーバ装置へアクセスして、ポジションメッセージの位置閲覧する動作について説明する。
<実施形態5 処理の流れ ポジションメッセージサーバ装置(ポジションメッセージ位置閲覧動作)>
図43左図に示すように、ポジションメッセージインディケータ要求取得プログラムにより、ポジションメッセージインディケータ要求を取得するポジションメッセージインディケータ要求取得ステップを実行する(ステップ4301)
次に、ポジションメッセージインディケータ出力プログラムにより、取得したポジションメッセージインディケータ要求に応じてポジションメッセージインディケータを出力するポジションメッセージインディケータ出力ステップを実行する(ステップ4302)。
<実施形態5 処理の流れ ポジションメッセージ要求端末装置(ポジションメッセージ位置閲覧動作)>
図43右図に示すように、ポジションメッセージインディケータ要求生成プログラムにより、利用者識別情報に関連付けたポジションメッセージインディケータの要求であるポジションメッセージインディケータ要求を生成するポジションメッセージインディケータ要求生成ステップを実行する(ステップ4311)。
次に、ポジションメッセージインディケータ要求出力プログラムにより、生成されたポジションメッセージインディケータ要求を出力するポジションメッセージインディケータ要求出力ステップを実行する(ステップ4312)。
次に、ポジションメッセージインディケータ取得プログラムにより、出力されたポジションメッセージインディケータ要求に対応した一以上のポジションメッセージインディケータを取得するポジションメッセージインディケータ取得ステップを実行する(ステップ4313)。
次に、ポジションメッセージインディケータ出力プログラムにより、取得した一以上のポジションメッセージインディケータを出力するポジションメッセージインディケータ出力ステップを実行する(ステップ4314)。
このように、実施形態5によれば、ディスクトップパソコン等のポジションメッセージインディケータ要求端末装置からポジションメッセージインジケータ要求を出力し、ポジションメッセージインジケータを取得することにより、ポジションメッセージ位置を確認できるようになる。ここで、ポジションメッセージの位置が確認できても、ポジションメッセージは、実際の観光地等に行かないと、ポジションメッセージを視聴・閲覧することができない。
<実施形態6>
実施形態6は、主に請求項8に対応している。
<実施形態6 概要>
本実施形態6のポジションメッセージシステムは、実施形態1〜5を基本としつつ、ポジションメッセージサーバ装置に位置情報と関連付けてその位置情報で特定される場所にまつわる解説を含む解説情報を識別する解説識別情報を保持しておき、ポジションメッセージ携帯端末装置から解説識別情報要求を出してサーバ装置から解説識別情報を取得し、取得した解説識別情報を用いてポジションメッセージの解説を視聴・閲覧可能とし、ポジションメッセージの魅力を向上させることができる。
<実施形態6 構成 ポジションメッセージサーバ装置>
図44に示すように、ポジションメッセージサーバ装置4400は、利用者情報保持部4401と、ポジションメッセージ取得部4402と、ポジションメッセージ保持部4403と、ポジションメッセージ識別情報要求取得部4404と、検索母集団取得ルール保持部4405と、検索母集団取得部4406と、該当ポジションメッセージ識別情報検索部4407と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部4408と、を有し、さらに解説識別情報保持部4409と、解説識別情報要求取得部4410と、解説識別情報出力部4411とを有する。
以下、実施形態1〜実施形態5と共通的な特徴は説明を省略することとし、特徴的な構成について説明する。
<実施形態6 構成の説明 ポジションメッセージサーバ装置>
<実施形態6 ポジションメッセージサーバ装置:解説識別情報保持部>
「解説識別情報保持部」4409は位置情報と関連付けてその位置情報で特定される場所にまつわる解説を含む解説情報を識別する解説識別情報を保持する。
「解説識別情報」は、ポジションメッセージに付加される、位置情報と関連付けられた位置情報で特定される場所にまつわる解説を識別するための情報である。例えば、観光地に存在する寺社、仏閣等の建物の解説を含む解説情報を存在場所の位置情報と関連づけて作成し、サーバ装置内又はクラウド上に保持しておき、ポジションメッセージの視聴・閲覧時に利用者からの解説識別情報の取得要求に応じて解説等をポジションメッセージに付加的に視聴・閲覧するように構成することができる。また、解説識別情報にリンクして汎用のデータベースから解説を含む解説情報を取り込んでポジションメッセージ携帯端末装置に出力しても良い。
「解説」は、解説識別情報と紐づけられた位置情報で特定される場所にまつわる寺社、仏閣、文化財などの説明である。例えば、図24に示すような観光地の京都圓光寺の歴史、沿革、拝観料などである。解説の出力形式は、テキスト、画像、動画、音声などが含まれる。図24では、ポジションメッセージ携帯端末装置2400の表示画面に、タイトルのポジションメッセージ(2401)、ポジション解説(2402)、その建物の画像(2403)、解説情報(2404)などが表示されている。さらに、音声出力により、詳しいナレーション等を付加しても良い。
<実施形態6 ポジションメッセージサーバ装置:解説識別情報要求取得部>
「解説識別情報要求取得部」4410はポジションメッセージ携帯端末装置から携帯端末装置の位置情報と関連付けた解説識別情報の要求である解説識別情報要求を取得する。
「解説識別情報要求」とは、ポジションメッセージ携帯端末装置の位置情報及び利用者識別情報と関連付けた解説識別情報の取得要求のことをいう。なお、この取得要求は、ポジションメッセージ携帯端末装置の利用者から入力された要求であり、例えば、実際に出向いた観光地に存在する神社、仏閣などの解説を知りたい場合に必要に応じて選択的に要求することができるものである。ポジションメッセージ携帯端末装置の利用者が実際に観光地などに出向いて、ポジションメッセージシステムログイン中にポジションメッセージが表示されたとき、解説情報がある場合は、「解説情報取得」ボタンなどを自動的に画面表示させるようにして、その「解説情報取得」ボタンにタッチすると、解説識別情報要求がポジションメッセージサーバ装置へ出力されるように構成したり、その場所に存在するとき、そのポジションメッセージリストの一覧と対応づけて解説一覧リストを表示させて、利用者の選択により表示させるようにしても良い。
<実施形態6 ポジションメッセージサーバ装置:解説識別情報出力部>
「解説識別情報出力部」4411は取得した解説識別情報要求に関連付けられた位置情報で特定される解説識別情報を出力する。解説識別情報は、解説識別要求を出力したポジションメッセージ携帯端末装置に出力される。
<実施形態6 構成 ポジションメッセージ携帯端末装置>
図45に示すように、ポジションメッセージ携帯端末装置4500は、位置情報取得部と4501、利用者識別情報保持部4502と、メッセージ取得部4503と、ポジションメッセージ構成部4504と、ポジションメッセージ出力部4505と、ポジションメッセージ識別情報要求生成部4506と、ポジションメッセージ識別情報要求出力部4507と、該当ポジションメッセージ識別情報取得部4508と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部4509と、該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部4510と、選択ポジションメッセージ出力部4511と、を有し、さらに解説識別情報要求出力部4512と、解説識別情報取得部4513と、解説出力部4514とを有する。
以下、実施形態1〜実施形態5と共通的な特徴は説明を省略することとし、特徴的な構成について説明する。
<実施形態6 構成の説明 ポジションメッセージ携帯端末装置>
<実施形態6 ポジションメッセージ携帯端末装置:解説識別情報要求出力部>
「解説識別情報要求出力部」4512は、ポジションメッセージ携帯端末装置の位置情報と関連付けた解説識別情報の要求である解説識別情報要求を出力する。解説識別情報要求は、ポジションメッセージ携帯端末装置からポジションメッセージサーバ装置に対して出力されるものである。ポジションメッセージ識別情報要求と共に出力しても良いし、ポジッションメッセージを視聴・閲覧した後に、その場所や建物の詳しい情報が知りたくなったときに、その都度個別的に解説識別情報要求を出力しても良い。ポジションメッセージ携帯端末装置の位置情報は、ポジションメッセージ携帯端末装置の位置情報取得部が取得した位置情報である。
<実施形態6 ポジションメッセージ携帯端末装置:解説識別情報取得部>
「解説識別情報取得部」4513は出力した解説識別情報要求に応じて解説識別情報を取得する。解説識別情報取得部4513は、ポジションメッセージサーバ装置4400から出力されたポジションメッセージ携帯端末装置4500の位置情報に関連した解説識別情報を取得する。
<実施形態6 ポジションメッセージ携帯端末装置:解説出力部>
「解説出力部」4514は取得した解説識別情報に応じて、その解説識別情報で識別される解説情報を取得し、解説を出力する。解説情報の取得は、ポジションメッセージサーバ装置から解説識別情報とともに取得してもよいし、取得した解説識別情報の選択に応じて解説識別情報要求をポジションメッセージサーバ装置又は/及び別途設けられる解説情報サーバ装置に対して送信し、それらから取得してもよい。場合によっては予めポジションメッセージ携帯端末装置に保持されているものであってもよい。
解説の出力は、ディスプレイからの出力、スピーカーからの出力、デバイスインターフェースを介してプリンターからの出力、あるいは、バーチャルリアリティー用ゴーグル(VRゴーグル)、オーギュメントティッドリアリティー用ゴーグル(ARゴーグル)、ミックスドリアリティ用ゴーグル(MR用ゴーグル)、3Dプリンターなどに出力する。さらに、デバイスドライバから他の装置(スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、PC、ゲーム専用機、ウェブサーバ、ウェブブラウザ)などに出力するように構成してもよい。
<実施形態6 ハードウェア的構成(ポジションメッセージサーバ装置)>
図46に示すように、ポジションメッセージサーバ装置のコンピュータの構成は、CPU4601と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ4602と、D−RAM等の主メモリ4603と、インターフェース4604とから構成されている。不揮発性メモリ4602には解説識別情報保持プログラムと、解説識別情報要求取得プログラムと、解説識別情報出力プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、メッセージ、ポジションメッセージ、関係情報、ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージ識別情報要求、検索母集団取得ルール、ポジションメッセージ、該当ポジションメッセージ識別情報、解説識別情報、解説識別情報要求などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ4603の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース4604には、ネットワークインターフェース4605、ディスプレイインターフェース4606、ディスクインターフェース4607、キーボードインターフェース4608、マウスインターフェース4609などが備えられ、ディスプレイインターフェース4606にはディスプレイ4610、ディスクインターフェース4607にはポジションメッセージを蓄積するディスク4611、キーボードインターフェース4608には文字入力を行うキーボード4612、マウスインターフェース4609にはマウス4613などが接続されている。その他のプログラムの構成は、実施形態1の図15の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態6 ハードウェア的構成(ポジションメッセージ携帯端末装置)>
図47に示すように、ポジションメッセージ携帯端末装置のコンピュータの構成は、CPU4701と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ4702と、D−RAM等の主メモリ4703と、インターフェース4704とから構成されている。不揮発性メモリ4702には解説識別情報保持プログラムと、解説識別情報取得プログラムと、解説識別情報出力プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、メッセージ、ポジションメッセージ、ポジションメッセージ識別情報要求、該当ポジションメッセージ識別情報、解説識別情報、解説識別情報要求、解説などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ4703の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース4704には、ネットワークインターフェース4705、位置情報インターフェース4706、入出力インターフェース4707、ディスプレイインターフェース4708、ウェアラブルインターフェース4709、タッチ入力インターフェース4710などが備えられ、位置情報インターフェース4706にはGPS受信機4711、入出力インターフェース4707にはカメラ4712、マイク4713、スピーカー4715、ディスプレイインターフェース4708にはディスプレイ4714、ウェアラブルインターフェース4709には生体センサ4716などが接続されている。生体センサ4716は、実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
その他のプログラムの構成は、実施形態1の図15の構成と同様であるので、説明を省略する。
以下では、ポジションメッセージ携帯端末装置により、ポジションメッセージサーバ装置へアクセスして、ポジションメッセージを視聴・閲覧する動作について説明する。
<実施形態6 処理の流れ ポジションメッセージサーバ装置(ポジションメッセージ視聴・閲覧動作)>
図48左図に示すように、解説識別情報要求取得プログラムにより、ポジションメッセージ携帯端末装置から携帯端末装置の位置情報と関連付けた解説識別情報の要求である解説識別情報要求を取得する解説識別情報要求取得ステップを実行する(ステップ4820)。
次に、解説識別情報出力プログラムにより、取得した解説識別情報要求に関連付けられた位置情報で特定される解説識別情報を出力する解説識別情報出力ステップを実行する(ステップ4821)
携帯端末装置からのポジションメッセージ識別要求を取得する毎に(ステップ4822)、上述したステップ4820、4821を繰り返す。
<実施形態6 処理の流れ ポジションメッセージ携帯端末装置(ポジションメッセージ視聴・閲覧動作)>
図48右図に示すように、解説識別情報要求出力プログラムにより、携帯端末装置の位置情報と関連付けた解説識別情報の要求である解説識別情報要求を出力する解説識別情報要求出力ステップを実行する(ステップ4830)。
次に、解説識別情報取得プログラムにより、出力した解説識別情報要求に応じて解説識別情報を取得する解説識別情報取得ステップを実行する(ステップ4831)。
次に、解説出力プログラムにより、取得した解説識別情報に応じて、その解説識別情報で識別される解説を出力する解説出力ステップを実行する(ステップ4832)
利用者のポジションメッセージ携帯端末装置からポジションメッセージ識別情報要求を出力する毎に(ステップ4833)、上記ステップ4830〜4832の処理を繰り返す。
このように、実施形態6によれば、解説識別情報を用いてポジションメッセージの解説を付加し、ポジションメッセージにより魅力を向上させることができる。
<実施形態7>
実施形態7は、主に請求項9に対応している。
<実施形態7 概要>
本実施形態7のポジションメッセージシステムは、実施形態1〜6を基本としつつ、アバターがポジションメッセージをしゃべるように構成することにより、ポジションメッセージの親近感を抱かせることができる。
<実施形態7 構成 ポジションメッセージサーバ装置>
図49に示すように、ポジションメッセージサーバ装置4900は、利用者情報保持部4901と、ポジションメッセージ取得部4902と、ポジションメッセージ保持部4903と、ポジションメッセージ識別情報要求取得部4904と、検索母集団取得ルール保持部4905と、検索母集団取得部4906と、該当ポジションメッセージ識別情報検索部4907と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部4908と、を有し、さらにアバター構成情報保持部4909と、該当アバターポジションメッセージ出力部4910と、を有する。
以下、実施形態1〜実施形態6と共通的な特徴は説明を省略することとし、特徴的な構成について説明する。
<実施形態7 構成の説明 ポジションメッセージサーバ装置>
<実施形態7 ポジションメッセージサーバ装置:アバター構成情報保持部>
「アバター構成情報保持部」4909は利用者識別情報に関連付けてその利用者の映像又はアバターを構成するための情報であるアバター構成情報を保持する。
「利用者の映像」は、利用者自身の映像であり、静止画、動画などが含まれる。
「アバター」とは、キャラクター化された動物、人間、その他のものをいう。
「アバター構成情報」は、複合的に組み合わせて構成されても良いし、単独のキャラクターにより構成しても良い。また、アバター構成情報はポジションメッセージに併せてしゃべるアニメーションを構成する情報であってよいし、ポジションメッセージを記録した利用者の実写であってもよい。または、ポジションメッセージを記録した利用者の写真や動画に基づいて合成される動画情報であってもよい。さらに、ポジションメッセージがテキストなどの文字情報である場合には、その文字情報から自動音声を生成してアバターにしゃべらせるように構成してもよい。あるいはテキストをアバターの口からふきだしの中に入れて表示するように構成してもよい。
<実施形態7 ポジションメッセージサーバ装置:該当ポジションメッセージ出力部>
「該当アバターポジションメッセージ出力部」4910は該当ポジションメッセージ識別情報で識別されるポジションメッセージ識別情報に関連付けられている利用者識別情報で識別される利用者の前記アバター構成情報を利用した該当ポジションメッセージである該当アバターポジションメッセージを出力するように構成される。
<実施形態7 構成 ポジションメッセージ携帯端末装置>
図61に示すように、ポジションメッセージ携帯端末装置6100は、位置情報取得部6101と、利用者識別情報保持部6102と、メッセージ取得部6103と、ポジションメッセージ構成部6104と、ポジションメッセージ出力部6105と、ポジションメッセージ識別情報要求生成部6106と、ポジションメッセージ識別情報要求出力部6107と、該当ポジションメッセージ識別情報取得部6108と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部6109と、該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部6110と、選択ポジションメッセージ出力部6111と、を有し、さらに該当アバターポジションメッセージ出力手段6112を有する。
以下、実施形態1〜実施形態6と共通的な特徴は説明を省略することとし、特徴的な構成について説明する。
<実施形態7 構成の説明 ポジションメッセージ携帯端末装置>
<実施形態7 ポジションメッセージ携帯端末装置:該当アバターポジションメッセージ出力手段>
「該当アバターポジションメッセージ出力手段」6112は、選択ポジションメッセージ出力部6111内に設けられ、該当アバターポジションメッセージを出力する。
該当アバターポジションメッセージの出力は、ディスプレイとスピーカーを用いて行われてもよいし、さらにはバイブレーターなどでポジションメッセージ携帯端末装置を振動させるなどして出力してもよい。さらに、出力は、デバイスインターフェースを介してプリンターからの出力、あるいは、バーチャルリアリティー用ゴーグル(VRゴーグル)、オーギュメントティッドリアリティー用ゴーグル(ARゴーグル)、ミックスドリアリティ用ゴーグル(MR用ゴーグル)、などに出力することができる。さらに、デバイスドライバから他の装置(スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、PC、ゲーム専用機、ウェブサーバ、ウェブブラウザ)などに出力するように構成してもよい。
該当アバターポジションメッセージの取得は、保持され選択されたポジションメッセージ識別情報で識別されるポジションメッセージが該当アバターポジションメッセージである場合に、その選択をサーバが受信して受信したポジションメッセージ識別情報で識別されるポジションメッセージの出力として行われてもよいし、一のポジションメッセージが通常のポジションメッセージとしても、アバター構成情報を利用したポジションメッセージとしても出力可能な場合には、ポジションメッセージ携帯端末装置の要求に応じていずれかのメッセージの出力形式を選択できるように構成することもできる。ポジションメッセージ携帯端末装置の要求としてはアバターポジションメッセージ要求部と通常のポジションメッセージ要求部の二種類を備えるように構成することができる。
<実施形態7 ハードウェア的構成(ポジションメッセージサーバ装置)>
図50に示すように、ポジションメッセージサーバ装置のコンピュータの構成は、CPU5001と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ5002と、D−RAM等の主メモリ5003と、インターフェース5004とから構成されている。不揮発性メモリ5002にはアバター構成情報保持プログラムと、該当アバターポジションメッセージ出力プログラム等が格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、メッセージ、ポジションメッセージ、関係情報、ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージ識別情報要求、検索母集団取得ルール、検索母集団、該当ポジションメッセージ識別情報、アバター構成情報、該当アバターポジションメッセージなどがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ5003の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース5004には、ネットワークインターフェース5005、ディスプレイインターフェース5006、ディスクインターフェース5007、キーボードインターフェース5008、マウスインターフェース5009などが備えられ、ディスプレイインターフェース5006にはディスプレイ5010、ディスクインターフェース5007にはポジションメッセージを蓄積するディスク5011、キーボードインターフェース5008には文字入力を行うキーボード5012、マウスインターフェース5009にはマウス5013などが接続されている。その他のプログラムの構成は、実施形態1の図14の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態7 ハードウェア的構成(ポジションメッセージ携帯端末装置)>
図62に示すように、ポジションメッセージ携帯端末装置のコンピュータの構成は、CPU6201と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ6202と、D−RAM等の主メモリ6203と、インターフェース6204とから構成されている。不揮発性メモリ6202には該当アバターポジションメッセージ出力サブプログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、メッセージ、ポジションメッセージ、ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージ識別情報要求、該当ポジションメッセージ識別情報、アバター構成情報、該当アバターポジションメッセージなどがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ6203の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース6204には、ネットワークインターフェース6205、位置情報インターフェース6206、入出力インターフェース6207、ディスプレイインターフェース6208、ウェアラブルインターフェース6209、タッチ入力インターフェース6210などが備えられ、位置情報インターフェース6206にはGPS受信機6211、入出力インターフェース6207にはカメラ6212、マイク6213、スピーカー6215、ディスプレイインターフェース6208にはディスプレイ6214、ウェアラブルインターフェース6209には生体センサ6216などが接続されている。生体センサ6216としては、血圧測定センサ、脈拍測定センサ、発汗量測定センサ等、段落[0063]にて前述したものが適宜使用可能である。その他のプログラムの構成は、実施形態1の図15の構成と同様であるので、説明を省略する。
以下では、ポジションメッセージ携帯端末装置により、ポジションメッセージサーバ装置へアクセスして、ポジションメッセージを視聴・閲覧する動作について説明する。
<実施形態7 処理の流れ ポジションメッセージサーバ装置(ポジションメッセージ視聴・閲覧動作)>
図51左図に示すように、該当アバターポジションメッセージ出力ステップ5124(以外のステップ5120〜5123までの処理は、実施形態1のステップ1620〜1623までの処理と同様であるので、説明を省略することとし、該当アバターポジションメッセージ出力ステップ5124について説明する。
次に、該当アバターポジションメッセージ出力ステップ5124は、該当アバターポジションメッセージ出力プログラムにより、該当ポジションメッセージ識別情報で識別される利用者の前記アバター構成情報を利用した該当ポジションメッセージである該当アバターポジションメッセージをポジションメッセージ携帯端末装置へ出力する。
携帯端末装置からのポジションメッセージ識別要求を取得する毎に(ステップ5125)、上述したステップ5120〜5124を繰り返す。
<実施形態7 処理の流れ ポジションメッセージ携帯端末装置(ポジションメッセージ視聴・閲覧動作)>
図51右図に示すように、選択ポジションメッセージ出力ステップ5135(該当アバターポジションメッセージ出力サブステップ5136)以外のステップ5130〜5134までの処理は、実施形態1のステップ1630〜1634までの処理と同様であるので、説明を省略することとし、選択ポジションメッセージ出力ステップ5135について説明する。
選択ポジションメッセージ出力ステップ5135は、選択ポジションメッセージ出力プログラムにより、ポジションメッセージサーバ装置の該当アバターポジションメッセージ出力ステップ5124から出力された該当ポジションメッセージ(該当ポジションメッセージ識別情報)を受け取り、該当アバターポジションメッセージ出力サブステップ5136により、該当ポジションメッセージ識別情報で識別される利用者の前記アバター構成情報を利用した該当ポジションメッセージである該当アバターポジションメッセージを出力する。
利用者のポジションメッセージ携帯端末装置からポジションメッセージ識別情報要求を生成する毎に(ステップ5137)、上記ステップ5130〜5136の処理を繰り返す。
このように、実施形態7によれば、該当ポジションメッセージ識別情報で識別される利用者の前記アバター構成情報を利用した該当ポジションメッセージである該当アバターポジションメッセージを出力するので、ポジションメッセージの魅力をアップできる。
<実施形態8>
実施形態8は、主に請求項10、11に対応している。
<実施形態8 概要>
本実施形態8は、実施形態1〜7を基本としつつ、ポジションメッセージサーバ装置に利用者識別情報と関連付けてその利用者識別情報で識別される利用者の属性情報である利用者属性情報を保持しておき、ポジションメッセージ携帯端末装置から属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求をサーバ装置へ出して、サーバ装置では属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求に含まれる属性絞込情報に基づいて、その該当ポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者の利用者属性情報で該当ポジションメッセージを絞り込むものである。これにより、メッセージを残したメッセンジャー(メッセージ記録者)の属性絞込情報に基づいて絞り込むことができる。
<実施形態8 構成 ポジションメッセージサーバ装置>
図55に示すように、ポジションメッセージサーバ装置5500は、利用者情報保持部5501と、ポジションメッセージ取得部5502と、ポジションメッセージ保持部5503と、ポジションメッセージ識別情報要求取得部5504と、検索母集団取得ルール保持部5505と、検索母集団取得部5506と、該当ポジションメッセージ識別情報検索部5507と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部5508と、属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報出力手段5509と、利用者属性情報保持手段5510とを有する。
以下、実施形態1〜実施形態7と共通的な特徴は説明を省略することとし、特徴的な構成について説明する。
<実施形態8 構成の説明 ポジションメッセージサーバ装置>
<実施形態8 ポジションメッセージサーバ装置:利用者属性情報保持手段>
「利用者属性情報保持手段」5510は、利用者情報保持部5501内に設けられ、利用者識別情報と関連付けてその利用者識別情報で識別される利用者の属性情報である利用者属性情報を保持する。
「利用者属性情報」は、図60に示すように、利用者の国籍、利用者の話す言語、利用者の年齢、利用者の性別、利用者の現在又は/及び過去の居住領域、利用者の職業(学生、主婦、無職を含む)、利用者の趣味、利用者の健康状態、利用者の未婚既婚、利用者の家族構成、利用者の専門領域、利用者の出身校、利用者の有する資格、利用者の体の各サイズ、利用者の食生活、利用者の使用する端末種別、利用者の利用するSNS、利用者の使用する自動車車種、利用者の出没地域、利用者の性格、利用者が希望する友人の性格のいずれか一以上である。
<実施形態8 構成の説明 ポジションメッセージサーバ装置:属性絞込該当ポジションメッセージ取得部>
「属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報出力手段」5509は、該当ポジションメッセージ識別情報出力部5508内に設けられ、該当ポジションメッセージ識別情報出力部5508から出力される該当ポジションメッセージを後記属性絞込情報を含むポジションメッセージ識別情報要求である属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求に含まれる属性絞込情報に基づいて、その該当ポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者の利用者属性情報と合致する場合に、その利用者識別情報と関連付けられているポジションメッセージ識別情報に該当ポジションメッセージ識別情報を絞り込む。
なお、ポジションメッセージ識別情報の絞り込みは、この属性絞込処理の他に絞込処理があって、二段階、三段階に絞込が行われてその結果が最終的に出力されるように構成されていてもよい。
<実施形態8 構成 ポジションメッセージ携帯端末装置>
図56に示すように、ポジションメッセージ携帯端末装置5600は、位置情報取得部5601と、利用者識別情報保持部5602と、メッセージ取得部5603と、ポジションメッセージ構成部5604と、ポジションメッセージ出力部5605と、ポジションメッセージ識別情報要求生成部5606と、ポジションメッセージ識別情報要求出力部5607と、該当ポジションメッセージ識別情報取得部5608と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部5609と、該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部5610と、選択ポジションメッセージ出力部5611を有し、さらに属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求生成手段5612を有する。
以下、実施形態1〜実施形態7と共通的な特徴は説明を省略することとし、特徴的な構成について説明する。
<実施形態8 構成の説明 ポジションメッセージ携帯端末装置>
<実施形態8 ポジションメッセージ携帯端末装置:属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求生成手段>
「属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求生成手段」5612は、ポジションメッセージ識別情報要求生成部5606内に設けられ、該当ポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者の利用者属性情報で該当ポジションメッセージを絞り込むための情報である属性絞込情報を含むポジションメッセージ識別情報要求である属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求を生成する。
属性の絞込はプルダウンメニューやチェックボックスなどを用いて属性を選択して行われるように構成する。例えば、図60に示すように、利用者の国籍、利用者の話す言語、利用者の年齢、利用者の性別、利用者の現在又は/及び過去の居住領域、利用者の職業(学生、主婦、無職を含む)、利用者の趣味、利用者の健康状態、利用者の未婚既婚、利用者の家族構成、利用者の専門領域、利用者の出身校、利用者の有する資格、利用者の体の各サイズ、利用者の食生活、利用者の使用する端末種別、利用者の利用するSNS、利用者の使用する自動車車種、利用者の出没地域、利用者の性格、利用者が希望する友人の性格などの一以上の項目をまず選択させ、その選択された項目にさらに具体的な属性の情報が選択できるように構成することが好ましい。
例えば最初に選択される項目が利用者の性別であれば、次には男、女、などの項目を選択可能に表示することが考えられる。あるいは最初に選択されるっ項目が利用者の有する資格であれば、次には資格名を列挙して、その中から特定の資格を選択できるように構成することが好ましい。そして、最終的に選択された属性情報である属性絞込情報を含む属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求を生成する。
なお、最終的に選択される属性情報は、矛盾を生じない範囲で複数の属性情報を含ませた属性絞込情報とすることができるように構成することも可能である。
<実施形態8 ハードウェア的構成(ポジションメッセージサーバ装置)>
図57に示すように、ポジションメッセージサーバ装置のコンピュータの構成は、CPU5701と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ5702と、D−RAM等の主メモリ5703と、インターフェース5704とから構成されている。不揮発性メモリ5702には利用者属性情報保持サブプログラムと、属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報出力サブプログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、利用者属性情報、メッセージ、ポジションメッセージ、関係情報、ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージ識別情報要求、検索母集団取得ルール、検索母集団、属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報、属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求、属性絞込情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ5703の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース5704には、ネットワークインターフェース5705、ディスプレイインターフェース5706、ディスクインターフェース5707、キーボードインターフェース5708、マウスインターフェース5709などが備えられ、ディスプレイインターフェース5706にはディスプレイ5710、ディスクインターフェース5707にはポジションメッセージを蓄積するディスク5711、キーボードインターフェース5708には文字入力を行うキーボード5712、マウスインターフェース5709にはマウス5713などが接続されている。その他のプログラムの構成は、実施形態1の図14の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態8 ハードウェア的構成(ポジションメッセージ携帯端末装置)>
図58に示すように、ポジションメッセージ携帯端末装置のコンピュータの構成は、CPU5801と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ5802と、D−RAM等の主メモリ5803と、インターフェース5804とから構成されている。不揮発性メモリ5802には属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求生成サブプログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、位置情報、利用者識別情報、利用者属性情報、メッセージ、ポジションメッセージ、ポジションメッセージ識別情報、ポジションメッセージ識別情報要求、属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報、属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求、属性絞込情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ5803の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース5804には、ネットワークインターフェース5805、位置情報インターフェース5806、タッチ入力インターフェース5807、ディスプレイインターフェース5808、ウェアラブルインターフェース5809、タッチ入力インターフェース5810などが備えられ、位置情報インターフェース5806にはGPS受信機5811、入出力インターフェース5807にはカメラ5812、マイク5813、スピーカー5815、ディスプレイインターフェース5808にはディスプレイ5814、ウェアラブルインターフェース5809には生体センサ5816などが接続されている。生体センサ5816は、実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
その他のプログラムの構成は、実施形態1の図15の構成と同様であるので、説明を省略する。
以下では、ポジションメッセージ携帯端末装置により、ポジションメッセージサーバ装置へアクセスして、ポジションメッセージを視聴・閲覧する動作について説明する。
<実施形態8 処理の流れ ポジションメッセージサーバ装置(ポジションメッセージ視聴・閲覧動作)>
図59左図に示すように、ポジションメッセージ識別情報要求取得プログラムにより、ポジションメッセージ携帯端末装置から携帯端末装置の位置情報及び利用者識別情報と関連付けたポジションメッセージ識別情報の取得要求であるポジションメッセージ識別情報要求を取得するポジションメッセージ識別情報要求取得ステップを実行する(ステップ5901)。ステップ5901において、属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求取得サブプログラムにより、ポジションメッセージ携帯端末装置から出力された属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求を取得する属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求取得サブステップを実行する(ステップ5902)。
次に、検索母集団取得プログラムにより、取得したポジションメッセージ識別情報要求に含まれる利用者識別情報で識別される利用者と、保持されているポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者との利用者間の関係情報(時間範囲や地理的範囲なども含む)と、保持されている検索母集団取得ルールと、に応じて一以上のポジションメッセージ識別情報から構成されるポジションメッセージ識別情報の集合体であり後記該当ポジションメッセージ識別情報を検索するための母集団である検索母集団を特定する検索母集団取得ステップを実行する(ステップ5903)。
次に、該当ポジションメッセージ識別情報検索プログラムにより、特定された検索母集団に含まれるポジションメッセージ識別情報であって、後記ポジションメッセージ識別情報要求に含まれる位置情報と所定の関係(位置情報に付随して測定された滞在時間を示す時間情報に基づいて所定の時間長分、ポジションメッセージの取得要求をする利用者がそこに滞在しているという条件を含む)にある位置情報であって同一の領域である位置情報と関連付けられた該当ポジションメッセージ識別情報を検索する該当ポジションメッセージ識別情報検索ステップを実行する(ステップ5904)。
次に、該当ポジションメッセージ識別情報出力プログラムにより、該当ポジションメッセージ識別情報検索部5507で該当ポジションメッセージ識別情報が検索された場合に、該当ポジションメッセージ識別情報をポジションメッセージ識別情報要求を出力した後記ポジションメッセージ携帯端末装置に出力する該当ポジションメッセージ識別情報出力ステップを実行する(ステップ5905)。ステップ5905において、属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報出力サブプログラムにより、該当ポジションメッセージ識別情報出力部5508から出力される該当ポジションメッセージを後記属性絞込情報を含むポジションメッセージ識別情報要求である属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求に含まれる属性絞込情報に基づいて、その該当ポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者の利用者属性情報で該当ポジションメッセージを絞り込む属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報出力サブステップを実行する(ステップ5906)。
携帯端末装置からの属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報要求を取得する毎に(ステップ5907)、上述したステップ5901〜5906を繰り返す。
<実施形態8 処理の流れ ポジションメッセージ携帯端末装置(ポジションメッセージ視聴・閲覧動作)>
図59右図に示すように、ポジションメッセージ識別情報要求生成プログラムにより、取得した位置情報と、利用者識別情報と、に関連付けたポジションメッセージ識別情報の要求であるポジションメッセージ識別情報要求を生成するポジションメッセージ識別情報要求生成ステップを実行する(ステップ5910)。ステップ5910において、属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求生成サブプログラムにより、該当ポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者の利用者属性情報で該当ポジションメッセージを絞り込むための情報である属性絞込情報を含むポジションメッセージ識別情報要求である属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求を生成する属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求生成サブステップを実行する(ステップ5911)。
次に、ポジションメッセージ識別情報要求出力プログラムにより、生成されたポジションメッセージ識別情報要求を出力するポジションメッセージ識別情報要求出力ステップを実行する(ステップ5912)。ステップ5912において、上記ステップ5911にて生成された属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求をポジションメッセージサーバ装置に対して出力する属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求出力サブステップを実行する(ステップ5913)。
次に、属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報取得プログラムにより、出力されたポジションメッセージ識別情報要求に対応した一以上の属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報をポジションメッセージサーバ装置から取得する属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報取得ステップを実行する(ステップ5914)。
次に、属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報出力プログラムにより、取得した一以上の属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報を選択可能に出力する属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報出力ステップを実行する(ステップ5915)。
次に、属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報選択受付プログラムにより、出力された属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報の選択を受付ける属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報選択受付ステップを実行する(ステップ5916)
次に、選択ポジションメッセージ出力プログラムにより、該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部5610にて受付けた選択された属性絞込該当ポジションメッセージ識別情報を含むポジションメッセージを出力する選択ポジションメッセージ出力ステップを実行する(ステップ5917)。
利用者のポジションメッセージ携帯端末装置から属性絞込ポジションメッセージ識別情報要求を生成する毎に(ステップ5918)、上記ステップ5910〜5917の処理を繰り返す。
このように、実施形態8によれば、メッセージを残したメッセンジャー(メッセージ記録者)の属性絞込情報に基づいて絞り込むことができる。
<その他の実施形態>
その他の実施形態は、主に請求項20に対応している。
<その他の実施形態 概要>
その他の実施形態として、上記実施形態では用いていた検索母集団を取得しないでポジションメッセージ識別情報を取得する形のポジションメッセージシステムを挙げることができる。
<その他の実施形態 構成>
この実施形態のポジションメッセージシステムは、利用者情報保持部と、ポジションメッセージ取得部と、ポジションメッセージ保持部と、ポジションメッセージ識別情報要求取得部と、該当ポジションメッセージ識別情報検索部と、出力ルール保持部と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部と、を有するポジションメッセージサーバ装置と、利用者識別情報保持部と、位置情報取得部と、メッセージ取得部と、ポジションメッセージ構成部と、ポジションメッセージ出力部と、ポジションメッセージ識別情報要求生成部と、ポジションメッセージ識別情報要求出力部と、該当ポジションメッセージ識別情報取得部と、該当ポジションメッセージ識別情報出力部と、該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部と、選択ポジションメッセージ出力部と、を有するポジションメッセージ携帯端末装置と、からなるポジションメッセージシステムである。
<その他の実施形態 ポジションメッセージサーバ装置の構成の説明>
「利用者情報保持部」は、後記ポジションメッセージ携帯端末装置を用いる利用者の利用者識別情報と、利用者識別情報で識別される任意の一の利用者と利用者識別情報で識別される前記任意の一の利用者と異なる任意の他の利用者との間の関係(関係がない場合を含む)を示す情報であり、利用者間のメッセージの閲覧に関する権限を規定する情報である関係情報と、保持する。
「ポジションメッセージ取得部」は、後記ポジションメッセージ携帯型端末装置からその携帯型端末装置の位置情報と、利用者識別情報と、メッセージと、から構成されるポジションメッセージを取得する。
「ポジションメッセージ保持部」は、取得したポジションメッセージにそのポジションメッセージの識別情報であるポジションメッセージ識別情報を関連付けて保持する。
「ポジションメッセージ識別情報要求取得部」は、ポジションメッセージ携帯端末装置から携帯端末装置の位置情報及び利用者識別情報と関連付けたポジションメッセージ識別情報の取得要求であるポジションメッセージ識別情報要求を取得する。
「該当ポジションメッセージ識別情報検索部」は、取得したポジションメッセージ識別情報要求に含まれるポジションメッセージ携帯端末装置の位置情報(位置情報に付随して測定された滞在時間を示す時間情報に基づいて所定の時間長分、ポジションメッセージの取得要求をする利用者がそこに滞在しているという情報を含む)を取得して、保持されているポジションメッセージであって同じ位置情報(同一の領域である位置情報である場合を含む)と関連付けられたポジションメッセージの識別情報である該当ポジションメッセージ識別情報を検索する。
「出力ルール保持部」は、ジションメッセージ識別情報要求に含まれる利用者識別情報で識別される利用者と、保持されているポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者との利用者間の関係情報(時間範囲や地理的範囲なども含む)に応じてポジションメッセージ識別情報要求に応じて出力するかを定める出力ルール(このルールには利用者間の関係情報が無関係である場合でも出力する、又は出力しない、というルールが含まれる)を保持する。
「該当ポジションメッセージ識別情報出力部」は、該当ポジションメッセージ識別情報検索部で該当ポジションメッセージ識別情報が検索された場合に、ポジションメッセージ要求に関連付けられている利用者識別情報で識別される利用者と、保持されているポジションメッセージに関連付けられている利用者識別情報で識別される利用者との関係情報(時間範囲や地理的範囲なども含む)と、保持されている出力ルールとに基づいて該当ポジションメッセージの識別情報である該当ポジションメッセージ識別情報をポジションメッセージ要求を出力したポジションメッセージ携帯端末装置に出力する。
以上の各構成部分の説明は基本的に実施形態1から実施形態8にて説明した内容と原則的には同じであり、検索母集団との関係では検索母集団に関する部分を矛盾がないように除外して説明される。
<その他の実施形態:ポジションメッセージ携帯端末装置の構成の説明>
「位置情報取得部」は、自身の位置情報を取得する。
「利用者識別情報保持部」は、利用者識別情報を保持する。
「メッセージ取得部」は、利用者の操作に基づいてメッセージを取得する。
「ポジションメッセージ構成部」は、取得した位置情報と、保持されている利用者識別情報と、取得したメッセージと、によってポジションメッセージを構成する。
「ポジションメッセージ出力部」は、構成されたポジションメッセージを出力する。
「ポジションメッセージ識別情報要求生成部」は、取得した位置情報と、利用者識別情報と、に関連付けたポジションメッセージ識別情報の要求であるポジションメッセージ識別情報要求を生成する。
「ポジションメッセージ識別情報要求出力部」は、生成されたポジションメッセージ識別情報要求を出力する。
「該当ポジションメッセージ識別情報取得部」は、出力されたポジションメッセージ識別情報要求に対応した一以上の該当ポジションメッセージ識別情報を取得する。
「該当ポジションメッセージ識別情報出力部」は、取得した一以上の該当ポジションメッセージ識別情報を選択可能に出力する。
「該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部」は、出力された該当ポジションメッセージ識別情報の選択を受付ける。
「選択ポジションメッセージ出力部」は、該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部にて受付けた選択された該当ポジションメッセージ識別情報を含むポジションメッセージを出力する。
以上の各構成部分の説明は基本的に実施形態1から実施形態8にて説明した内容と原則的には同じであり、検索母集団との関係では検索母集団に関する部分を矛盾がないように除外して説明される。
<その他の実施形態 処理手順>
<ポジションメッセージサーバ装置の処理>
後記ポジションメッセージ携帯端末装置を用いる利用者の利用者識別情報と、利用者識別情報で識別される任意の一の利用者と利用者識別情報で識別される前記任意の一の利用者と異なる任意の他の利用者との間の関係(関係がない場合を含む)を示す情報であり、利用者間のメッセージの閲覧に関する権限を規定する情報である関係情報と、保持する利用者情報保持ステップと、
後記ポジションメッセージ携帯型端末装置からその携帯型端末装置の位置情報と、利用者識別情報と、メッセージと、から構成されるポジションメッセージを取得するポジションメッセージ取得ステップと、
取得したポジションメッセージにそのポジションメッセージの識別情報であるポジションメッセージ識別情報を関連付けて保持するポジションメッセージ保持ステップと、
ポジションメッセージ携帯端末装置から携帯端末装置の位置情報及び利用者識別情報と関連付けたポジションメッセージ識別情報の取得要求であるポジションメッセージ識別情報要求を取得するポジションメッセージ識別情報要求取得ステップと、
取得したポジションメッセージ識別情報要求に含まれるポジションメッセージ携帯端末装置の位置情報(位置情報に付随して測定された滞在時間を示す時間情報に基づいて所定の時間長分、ポジションメッセージの取得要求をする利用者がそこに滞在しているという情報を含む)を取得して、保持されているポジションメッセージであって同じ位置情報(同一の領域である位置情報である場合を含む)と関連付けられたポジションメッセージの識別情報である該当ポジションメッセージ識別情報を検索する該当ポジションメッセージ識別情報検索ステップと、
ポジションメッセージ識別情報要求に含まれる利用者識別情報で識別される利用者と、保持されているポジションメッセージを構成する利用者識別情報で識別される利用者との利用者間の関係情報(時間範囲や地理的範囲なども含む)に応じてポジションメッセージ識別情報要求に応じて出力するかを定める出力ルール(このルールには利用者間の関係情報が無関係である場合でも出力する、又は出力しない、というルールが含まれる)を保持する出力ルール保持ステップと、
該当ポジションメッセージ識別情報検索部で該当ポジションメッセージ識別情報が検索された場合に、ポジションメッセージ要求に関連付けられている利用者識別情報で識別される利用者と、保持されているポジションメッセージに関連付けられている利用者識別情報で識別される利用者との関係情報(時間範囲や地理的範囲なども含む)と、保持されている出力ルールとに基づいて該当ポジションメッセージの識別情報である該当ポジションメッセージ識別情報をポジションメッセージ要求を出力したポジションメッセージ携帯端末装置に出力する該当ポジションメッセージ識別情報出力ステップと、
を有するコンピュータであるポジションメッセージサーバ装置の動作方法を提供する。
さらにこれらの動作をコンピュータであるポジションメッセージサーバ装置に実行させるためのポジションメッセージサーバ装置に読取り実行可能なプログラムを提供する。
さらにこのプログラムをコンピュータであるポジションメッセージサーバ装置に読取り実行可能に記録した記録媒体を提供する。
<ポジションメッセージ携帯端末装置の処理>
自身の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
利用者識別情報を保持する利用者識別情報保持ステップと、
メッセージを取得するメッセージ取得ステップと、
取得した位置情報と、保持されている利用者識別情報と、取得したメッセージと、によってポジションメッセージを構成するポジションメッセージ構成ステップと、
構成されたポジションメッセージを出力するポジションメッセージ出力ステップと、
取得した位置情報と、利用者識別情報と、に関連付けたポジションメッセージ識別情報の要求であるポジションメッセージ識別情報要求を生成するポジションメッセージ識別情報要求生成ステップと、
生成されたポジションメッセージ識別情報要求を出力するポジションメッセージ識別情報要求出力ステップと、
出力されたポジションメッセージ識別情報要求に対応した一以上の該当ポジションメッセージ識別情報を取得する該当ポジションメッセージ識別情報取得ステップと、
取得した一以上の該当ポジションメッセージ識別情報を選択可能に出力する該当ポジションメッセージ識別情報出力ステップと、
出力された該当ポジションメッセージ識別情報の選択を受付ける該当ポジションメッセージ識別情報選択受付ステップと、
該当ポジションメッセージ識別情報選択受付部にて受付けた選択された該当ポジションメッセージ識別情報を含むポジションメッセージを出力する選択ポジションメッセージ出力ステップと、
を有するコンピュータであるポジションメッセージ携帯端末装置の動作方法を提供する。
さらにこれらの動作をコンピュータであるポジションメッセージ携帯端末装置に実行させるためのポジションメッセージ携帯端末装置に読取り実行可能なプログラムを提供する。さらにこのプログラムをコンピュータであるポジションメッセージ携帯端末装置に読取り実行可能に記録した記録媒体を提供する。