JP6969363B2 - タイヤの減圧の検出装置 - Google Patents
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Description
DEL1=[(V1+V4)/2-(V2+V3)/2]/[(V1+V2+V3+V4)/4]×100(%)
DEL2=[(V1+V2)/2-(V3+V4)/2]/[(V1+V2+V3+V4)/4]×100(%)
DEL3=[(V1+V3)/2-(V2+V4)/2]/[(V1+V2+V3+V4)/4]×100(%)
(1)前記複数のタイヤに含まれる第2タイヤの車輪速情報から、前記第2タイヤの共振周波数を算出するステップ
(2)少なくとも前記第1タイヤ及び前記第2タイヤの車輪速情報から、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の相対減圧量を算出するステップ
(3)前記第2タイヤの共振周波数から前記第2タイヤの絶対減圧量を算出するステップ
(4)前記第2タイヤの前記絶対減圧量と、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の前記相対減圧量とに基づいて、前記第1タイヤの絶対減圧量を算出するステップ
(5)前記第1タイヤの前記絶対減圧量に基づいて、前記第1タイヤが減圧しているか否かを判定するステップ
(1)前記複数のタイヤに含まれる第2タイヤの車輪速情報から、前記第2タイヤの共振周波数を算出するステップ
(2)少なくとも前記第1タイヤ及び前記第2タイヤの車輪速情報から、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の相対減圧量を算出するステップ
(3)前記第2タイヤの共振周波数から前記第2タイヤの絶対減圧量を算出するステップ
(4)前記第2タイヤの前記絶対減圧量と、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の前記相対減圧量とに基づいて、前記第1タイヤの絶対減圧量を算出するステップ
(5)前記第1タイヤの前記絶対減圧量に基づいて、前記第1タイヤが減圧しているか否かを判定するステップ
図1は、本実施形態に係るタイヤの減圧の検出装置2が車両1に搭載された様子を示す模式図である。車両1は、4輪車両であり、左前輪タイヤFL、右前輪タイヤFR、左後輪タイヤRL及び右後輪タイヤRRを備えている。また、本実施形態では、車両1は、フロント側にエンジンが搭載されたフロントエンジン車である。検出装置2は、これらのタイヤFL,FR,RL,RRの減圧を検出する機能を備えており、タイヤFL,FR,RL,RRの減圧が検出されると、車両1に搭載されている警報表示器3を介してその旨の警報を行う。減圧検出処理の流れの詳細については、後述する。
以下、図3を参照しつつ、タイヤFL,FR,RL,RRの減圧を検出するための減圧検出処理について説明する。図3に示す減圧検出処理は、動荷重半径(DLR)方式と共振周波数方式(RFM)とが組み合わされたものであり、例えば、車両1の電気系統に電源が投入されている間、所定のタイミングで(例えば、10分に1回等)繰り返し実行される。本実施形態に係る減圧検出処理では、四輪のタイヤFL,FR,RL,RRのうちのどのタイヤがどの程度減圧しているかが特定される。
DEL1:車輪速V1,V4が大きい程大きくなり且つ車輪速V2,V3が大きい程小さくなる、或いは、車輪速V2,V3が大きい程大きくなり且つ車輪速V1,V4が大きい程小さくなる指標値
DEL2:車輪速V1,V2が大きい程大きくなり且つ車輪速V3,V4が大きい程小さくなる、或いは、車輪速V3,V4が大きい程大きくなり且つ車輪速V1,V2が大きい程小さくなる指標値
DEL3:車輪速V1,V3が大きい程大きくなり且つ車輪速V2,V4が大きい程小さくなる、或いは、車輪速V2,V4が大きい程大きくなり且つ車輪速V1,V3が大きい程小さくなる指標値
DEL2′=DEL2−C1×DifL
DEL2′=bDEL2×DFR
DFR=DEL2′/bDEL2
GFL=PF+DFL-FR/2
GFR=PF−DFL-FR/2
GRL=PF−DFR/2+DRL-RR/2
GRR=PF−DFR/2−DRL-RR/2
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
上記実施形態に係る減圧検出の方式、すなわち、特定のタイヤの絶対減圧量とタイヤ間の相対減圧量とを組み合わせて様々なタイヤの絶対減圧量を算出する方式は、四輪車両において駆動方式に限られることはなく、FF車両、FR車両、MR車両、4WD車両いずれにも適用することができる。さらに、四輪車両に限られず、三輪車両又は六輪車両などにも適用することができる。
本実施形態では、共振周波数算出部21は、二輪のタイヤの共振周波数を算出したが、共振周波数は一輪のタイヤ(以下、基準タイヤという)ついてのみ算出し、共振周波数に基づく絶対減圧量も基準タイヤについてのみ算出してもよい。この場合も、タイヤ間の相対減圧量を算出し、これと基準タイヤの絶対減圧量とを組み合わせれば、他のタイヤの絶対減圧量を算出することができる。ただし、上記実施形態の前軸減圧量PFのように、二輪のタイヤの共振周波数からそれぞれ絶対減圧量を算出し、これらを平均する場合には、共振周波数のばらつきに由来する誤差を低減することができる。
上記実施形態では、DEL2に基づいて前後減圧量差分DFRが算出された。しかしながら、これに代えて、左側前後減圧量差分DFL-RL(%)及び右側前後減圧量差分DFR-RR(%)を算出してもよい。左側前後減圧量差分DFL-RLとは、後輪タイヤRLと前輪タイヤFLとの間の相対減圧量であり、上述した前軸左右減圧量差分DFL-FR及び後軸左右減圧量差分DRL-RRのように、車輪速V1と車輪速V3とを比較した指標値r3を算出し、r3に基づいて算出することができる。同様に、右側前後減圧量差分DFR-RRとは、後輪タイヤRRと前輪タイヤFRとの間の相対減圧量であり、上述した前軸左右減圧量差分DFL-FR及び後軸左右減圧量差分DRL-RRのように、車輪速V2と車輪速V4とを比較した指標値r4を算出し、r4に基づいて算出することができる。この場合も、共振周波数に基づく少なくとも一輪のタイヤの絶対減圧量と、DFL-RL及びDFR-RRを含む各種相対減圧量を適宜組み合わせることで、様々なタイヤの絶対減圧量を算出することができる。
上記実施形態のステップS2,S3では、前輪タイヤFL,FRの共振周波数RF1,RF2が算出され、これに基づいて前輪タイヤFL,FRの絶対減圧量P1,P2が算出されたが、後輪タイヤRL,RRの共振周波数を算出し、これに基づいて後輪タイヤRL,RRの絶対減圧量を算出してもよい。この場合、後輪タイヤRL,RRの絶対減圧量と、各種相対減圧量を適宜組み合わせることで、前輪タイヤFL,FRを含む様々なタイヤの絶対減圧量を算出することができる。ただし、共振周波数に基づく絶対減圧量の算出の精度を考慮すると、フロントエンジン車である場合には、前輪タイヤFL,FRの共振周波数RF1,RF2に基づいて絶対減圧量P1,P2を算出することが好ましく、リアエンジン車である場合には、後輪タイヤRL,RRの共振周波数に基づいて絶対減圧量を算出することが好ましい。
上記実施形態では、全てのタイヤFL,FR,RL,RRの絶対減圧量が算出されたが、一部のタイヤの絶対減圧量のみを算出するようにしてもよい。
2 検出装置(コンピュータ)
20 車輪速導出部
21 共振周波数算出部
22 相対量算出部
23 絶対量算出部
24 判定部
25 減圧警報部
7 プログラム
FL 左前輪タイヤ
FR 右前輪タイヤ
RL 左後輪タイヤ
RR 右後輪タイヤ
V1 左前輪タイヤの車輪速
V2 右前輪タイヤの車輪速
V3 左後輪タイヤの車輪速
V4 右後輪タイヤの車輪速
RF1 左前輪タイヤの共振周波数
RF2 右前輪タイヤの共振周波数
Claims (9)
- 車両に装着された複数のタイヤに含まれる第1タイヤの減圧を検出する検出装置であって、
前記複数のタイヤに含まれる第2タイヤの車輪速情報から、前記第2タイヤの共振周波数を算出する共振周波数算出部と、
少なくとも前記第1タイヤ及び前記第2タイヤの車輪速情報から、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の相対減圧量を算出する相対量算出部と、
前記第2タイヤの共振周波数から前記第2タイヤの絶対減圧量を算出し、前記第2タイヤの前記絶対減圧量と、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の前記相対減圧量とに基づいて、前記第1タイヤの絶対減圧量を算出する絶対量算出部と、
前記第1タイヤの前記絶対減圧量に基づいて、前記第1タイヤが減圧しているか否かを判定する判定部と
を備える、検出装置。 - 前記第1タイヤは、前記第2タイヤが前輪タイヤである場合には、後輪タイヤであり、前記第2タイヤが後輪タイヤである場合には、前輪タイヤである、
請求項1に記載の検出装置。 - 前記相対量算出部は、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の前記相対減圧量を算出するために、少なくとも前輪タイヤと後輪タイヤとの間の相対減圧量を算出する、
請求項2に記載の検出装置。 - 前記相対量算出部は、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の前記相対減圧量を算出するために、前記第1タイヤが後輪タイヤである場合には、左後輪タイヤと右後輪タイヤとの間の相対減圧量を、前記第1タイヤが前輪タイヤである場合には、左前輪タイヤと右前輪タイヤとの間の相対減圧量をさらに算出する、
請求項3に記載の検出装置。 - 前記相対量算出部は、前記車輪速情報から前輪タイヤと後輪タイヤとの車輪速を比較した指標値を算出し、前記指標値から前記車両の積載荷重の影響をキャンセルする補正を行い、前記補正後の指標値から、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の前記相対減圧量を算出する、
請求項2から4のいずれかに記載の検出装置。 - 前記第2タイヤは、前輪タイヤ及び後輪タイヤのうち、前記車両に搭載されているエンジンに近い側のタイヤである、
請求項1から5のいずれかに記載の検出装置。 - 前記第1タイヤが減圧していると判定された場合に、減圧警報を発生させる減圧警報部をさらに備える、
請求項1から6のいずれかに記載の検出装置。 - 車両に装着された複数のタイヤに含まれる第1タイヤの減圧を検出する検出方法であって、
前記複数のタイヤに含まれる第2タイヤの車輪速情報から、前記第2タイヤの共振周波数を算出するステップと、
少なくとも前記第1タイヤ及び前記第2タイヤの車輪速情報から、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の相対減圧量を算出するステップと、
前記第2タイヤの共振周波数から前記第2タイヤの絶対減圧量を算出するステップと、
前記第2タイヤの前記絶対減圧量と、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の前記相対減圧量とに基づいて、前記第1タイヤの絶対減圧量を算出するステップと、
前記第1タイヤの前記絶対減圧量に基づいて、前記第1タイヤが減圧しているか否かを判定するステップと
を含む、検出方法。 - 車両に装着された複数のタイヤに含まれる第1タイヤの減圧を検出する検出プログラムであって、
前記複数のタイヤに含まれる第2タイヤの車輪速情報から、前記第2タイヤの共振周波数を算出するステップと、
少なくとも前記第1タイヤ及び前記第2タイヤの車輪速情報から、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の相対減圧量を算出するステップと、
前記第2タイヤの共振周波数から前記第2タイヤの絶対減圧量を算出するステップと、
前記第2タイヤの前記絶対減圧量と、前記第1タイヤと前記第2タイヤと間の前記相対減圧量とに基づいて、前記第1タイヤの絶対減圧量を算出するステップと、
前記第1タイヤの前記絶対減圧量に基づいて、前記第1タイヤが減圧しているか否かを判定するステップと
をコンピュータに実行させる、検出プログラム。
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