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JP6837068B2 - 置換された2−アリール−エタノール類の製造方法 - Google Patents

置換された2−アリール−エタノール類の製造方法 Download PDF

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JP6837068B2 JP2018536379A JP2018536379A JP6837068B2 JP 6837068 B2 JP6837068 B2 JP 6837068B2 JP 2018536379 A JP2018536379 A JP 2018536379A JP 2018536379 A JP2018536379 A JP 2018536379A JP 6837068 B2 JP6837068 B2 JP 6837068B2
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Description

本発明は、置換された2−アリールエタノール類の製造方法、並びに新規な置換された2−アリールエタノール類に関するものである。
置換された2−アリールエタノール類は、具体的に作物保護での有害生物防除に使用可能な生理活性化合物の製造のための重要な中間体である。特に、それらは、殺虫性、殺ダニ性又は除草性の環状ケトン類(例えば、EP−A−456063、EP−A−521334、EP−A−596298、EP−A−613884、EP−A−613885、WO95/01971、WO95/26954、WO95/20572、EP−A−0668267、WO96/25395、WO96/35664、WO97/01535、WO97/02243、WO97/36868、WO97/43275、WO98/05638、WO98/06721、WO98/25928、WO99/24437、WO99/43649、WO99/48869、WO99/55673、WO01/17972、WO01/23354、WO01/74770、WO03/013249、WO03/062244、WO04/007448、WO04/024688、WO04/065366、WO04/080962、WO04/111042、WO05/044791、WO05/044796、WO05/048710、WO05/049569、WO05/066125、WO05/092897、WO06/000355、WO06/029799、WO06/056281、WO06/056282、WO06/089633、WO07/048545、WO07/073856、WO07/096058、WO07/121868、WO07/140881、WO08/067873、WO08/067910、WO08/067911、WO08/138551、WO09/015801、WO09/039975、WO09/049851、WO09/115262、WO10/052161、WO10/102758、WO10/063378、WO10/063670、WO10/102758、WO11/098443、WO11/098440、WO11/067135、WO11/067240、WO12/110519)の製造に役立ち、置換された2−アリールエタノール類を用いて、必要な置換されたフェニル酢酸類を製造することができる(WO2013/080896)。
EP−A−456063 EP−A−521334 EP−A−596298 EP−A−613884 EP−A−613885 WO95/01971 WO95/26954 WO95/20572 EP−A−0668267 WO96/25395 WO96/35664 WO97/01535 WO97/02243 WO97/36868 WO97/43275 WO98/05638 WO98/06721 WO98/25928 WO99/24437 WO99/43649 WO99/48869 WO99/55673 WO01/17972 WO01/23354 WO01/74770 WO03/013249 WO03/062244 WO04/007448 WO04/024688 WO04/065366 WO04/080962 WO04/111042 WO05/044791 WO05/044796 WO05/048710 WO05/049569 WO05/066125 WO05/092897 WO06/000355 WO06/029799 WO06/056281 WO06/056282 WO06/089633 WO07/048545 WO07/073856 WO07/096058 WO07/121868 WO07/140881 WO08/067873 WO08/067910 WO08/067911 WO08/138551 WO09/015801 WO09/039975 WO09/049851 WO09/115262 WO10/052161 WO10/102758 WO10/063378 WO10/063670 WO10/102758 WO11/098443 WO11/098440 WO11/067135 WO11/067240 WO12/110519 WO2013/080896
多数の置換された2−アリールエタノール類の製造方法がすでに知られている。文献で多く見られる一つの方法は、例えば水素化リチウムアルミニウムなどの複合水素化物を用いて置換されたフェニル酢酸エステル類を還元することにある(例えば、WO2011/123937を参照する)。従って、ここで使用される出発材料は、まさに、多くの場合で複雑な方法によってのみ得ることが可能であり、置換された2−アリールエタノール類から直接、より容易に得られるべき化合物である。
さらに、パラジウム触媒作用を行うソノガシラ反応で、ハロ芳香族をアセチレン又はモノ保護アセチレン、例えばトリメチルシリルアセチレン又は2−メチルブタ−3−イン−2−オールと反応させて、相当する保護されたアリールアセチレンを得て、保護基を除去し、次に、アルキン官能基について、例えばルテニウム錯体が触媒する水の反マルコフニコフ付加を行うことが知られている(J. Amer. Chem. Soc. 136(2014) 7058−67)。この方法は、遷移金属が触媒する二つの段階が関与し、そのうちの一つの段階が非常に高価な金属パラジウムを用いるという欠点を有する。
さらに別の公知の方法は、ハロ芳香族をブチルリチウムで金属化し、次にそれをエチレンオキサイドと反応させるものである(例えば、Eur. J. Med. Chem. 25(1990) 603−8を参照する。)。この方法は、ブチルリチウムによる金属化が、例えば−78℃という非常に低温で行う必要があり、それは工業的には、複雑かつ費用のかかる方法でのみ実現可能であることから、その方法が非経済的なものになるという欠点を有する。
さらに別の公知の方法は、ハロ芳香族をマグネシウムと反応させて相当するグリニャル化合物を得て、次にそのグリニャル化合物をエチレンオキサイドと反応させて、置換された2−アリールエタノールを得るものである。この方法には、ある環境下では、望ましい置換された2−アリールエタノール及び望ましくない置換された1−アリールエタノールの混合物が得られ(比較実験を参照)、その結果として、複合体精製操作が必要となり、収率が不十分であるという欠点を有する。
グリニャル化合物のオキシラン類、例えばエチレンオキサイドとの反応の速度は、ヨウ化銅などの銅化合物を加えることで高めることができることは既に報告されているが(例えば、Tetrahedron Letters 1978, 4069−72;Tetrahedron Letters 1979, 1503−6;Org. Biomol. Chem. 2010, 3552−62を参照する)、現在までのところ、選択性も所望の形で改善され得ることを示すものは知られていない。
2−アリールエタノール類が、同様に触媒量の臭化銅(I)の存在下に、アリール−グリニャル化合物を2−ブロモエタノールと反応させることで得られることも知られている(Tetrahedron Letters 1977, 3263−66)。この関連で、グリニャル化合物を3モル当量の非常に大過剰で用いるために、この方法は非経済的となるという非常に大きな欠点がある。
従って、置換された2−アリールエタノール類の改善された製造方法が、相変わらず強く必要とされている。
グリニャル化合物のエチレンオキサイドとの反応において、触媒量の銅塩を加えることで、驚くべきことに、望ましくない1−アリールエタノール類の形成を抑制可能であることが見出された。
従って本発明には、下記式(I)の置換された2−アリールエタノール類:
Figure 0006837068
[式中、
、Rは互いに独立に、C−C−アルキル、1〜13個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル、置換されていても良いC−C10−アリール、フッ素、塩素、基NR 、OR又はSRを表し、
は、C−C−アルキル、1〜5個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル又はフェニルを表し、
、R、Rは互いに独立に、水素、C−C−アルキル、1〜13個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル、置換されていても良いC−C10−アリール、フッ素、塩素、基NR 、OR又はSRを表し、
はC−C−アルキル、1〜5個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル又はフェニルを表す。]の新規な製造方法であって、
下記式(II)のグリニャル化合物:
Figure 0006837068
[式中、
基R〜Rは、上記の意味を有し、
Xは、塩素、臭素又はヨウ素(好ましくは臭素又はヨウ素、特に好ましくは臭素)を表す。]を、銅化合物の存在下にエチレンオキサイドと反応させることを特徴とする方法が関与する。
式(II)の化合物は、溶媒分子の錯化を行う及び行わない、当業者に公知のシュレンク平衡の他の形態を含むものでもある。
好ましいものは、
、Rが互いに独立に、C−C−アルキル、1〜13個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル、置換されていても良いC−C10−アリール、フッ素、塩素、基NR 、OR又はSRを表し、
が、C−C−アルキル、1〜5個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル又はフェニルを表し、
、R、Rが互いに独立に、水素;C−C−アルキル;1〜5個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル;C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素若しくは塩素によって置換されていても良いフェニル;フッ素;塩素;又は基ORを表し、
が、C−C−アルキル、1〜5個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル又はフェニルを表す、式(I)の2−アリールエタノール類の製造方法である。
特に好ましいものは、
、Rが互いに独立に、メチル;エチル;n−プロピル;イソ−プロピル;トリフルオロメチル;メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、メトキシ、エトキシ若しくはフッ素によって置換されていても良いフェニル;フッ素;塩素;又は基ORを表し、
が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、tert−ブチル、CHF、CF又はCを表し、
、R、Rが互いに独立に、水素;メチル;エチル;n−プロピル;イソ−プロピル;トリフルオロメチル;メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、メトキシ、エトキシ若しくはフッ素によって置換されていても良いフェニル;フッ素;塩素;又は基ORを表し、
が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、tert−ブチル、CHF、CF又はCを表す、式(I)の2−アリールエタノール類の製造方法である。
非常に特に好ましいものは、次の2−アリールエタノール類:
2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール
2−(4−クロロ−2,6−ジエチルフェニル)エタノール
2−(2,6−ジメチル−4−トリフルオロメチルフェニル)エタノール
2−(4−フルオロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール
2−(2,6−ジメチル−4−トリフルオロメトキシフェニル)エタノール
2−(2−エチル−4,6−ジメチルフェニル)エタノール
2−(2,4−ジエチル−6−メチルフェニル)エタノール
2−(3−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール
の製造方法である。
強調されるものは、2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノールの製造である。
上記で挙げた一般的な遊離基の定義及び説明又は好ましい範囲で挙げられたものは、任意に互いに組み合わせることができ、すなわち、個々の範囲と好ましい範囲の間の組み合わせなどがあり得る。それは、最終生成物及びそれに応じて中間体の両方に当てはまるものである。
式(II)のグリニャル化合物の製造は、相当する置換されたアリールハライドとマグネシウムから、公知の有機化学法によって行われる。ここで用いることができるアリールハライド類は、クロロ−、ブロモ−又はヨード−芳香族である。好ましいものは、ブロモ−及びヨード−芳香族、特に好ましくはブロモ芳香族である。
式(II)のグリニャル化合物の製造に適した溶媒は、例えば、開鎖及び環状エーテル類、例えばジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、tert−アミルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、2,5−ジメチルテトラヒドロフラン、メチルシクロペンチルエーテル又は1,4−ジオキサン;芳香族炭化水素、例えばトルエン、キシレン又はメシチレン;これら溶媒の混合物である。好ましくは、環状エーテル類中、又は環状エーテル類と芳香族炭化水素の混合物中で行う。
式(II)のグリニャル化合物製造時の温度は、広い範囲内で変動し得る。好ましくは、20℃〜100℃で行う。
マグネシウムは通常、ハロ芳香族基準で過剰量で用いられ、通常は1.05〜1.2当量である。
ハロ芳香族とマグネシウムとの反応を行った後、完全には反応していない過剰なマグネシウムを濾過によって除去することができる。
当該方法の本発明の段階では、上記の方法で製造される式(II)のグリニャル化合物を、銅化合物の存在下に、エチレンオキサイドと反応させる。
当該方法の本発明の段階に適した溶媒は、式(II)のグリニャル化合物の製造に用いられる溶媒:開鎖及び環状エーテル類、例えばジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、tert−アミルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、2,5−ジメチルテトラヒドロフラン、メチルシクロペンチルエーテル又は1,4−ジオキサン;芳香族炭化水素、例えばトルエン、キシレン又はメシチレン;これらの溶媒の混合物である。好ましくは、環状エーテル類中、又は環状エーテル類と芳香族炭化水素との混合物中で行う。特に好ましいものは、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、メチルシクロペンチルエーテル、これらエーテル類の混合物、及びこれらエーテル類とトルエンの混合物である。
当該方法の発明段階で使用される銅化合物は、銅(I)又は銅(II)化合物である。例えば、ヨウ化銅(I)、臭化銅(I)、塩化銅(I)、酸化銅(I)、臭化銅(II)、塩化銅(II)、酸化銅(II)、硫酸銅(II)、硝酸銅(II)、酢酸銅(II)を挙げることができる。好ましくは、ヨウ化銅(I)、臭化銅(I)、臭化銅(II)及び塩化銅(I)を用い、特に好ましくはヨウ化銅(I)、臭化銅(I)及び臭化銅(II)を用いる。
当該方法の発明段階での銅化合物の量は、広い範囲内で変動し得る。好ましくは、所望の効果をもたらすのに必要な銅化合物の最小量を用いる。好ましくは、式(II)のグリニャル化合物に対して0.1〜50mol%を用い、特に好ましくは0.5〜15mol%を用いる。
当該方法の発明段階でのエチレンオキサイドの量も、広い範囲内で変動し得る。好ましくは、式(II)のグリニャル化合物に対して0.9〜3mol当量のエチレンオキサイドを用いる。特に好ましくは、1〜2モル当量のエチレンオキサイドを用いる。
エチレンオキサイドは、式(II)のグリニャル化合物の溶液に気体として導入することができるか、エチレンオキサイドを溶液として計量する。ここで好適な溶媒は、好ましくは、式(II)のグリニャル化合物の製造で用いられている溶媒である。
当該方法の発明段階での反応温度は、−30〜+100℃である。好ましくは、それは、0〜80℃、特に好ましくは+10〜+50℃である。
当該方法の発明段階での反応は基本的に、減圧下又は加圧下で行うこともできる。好ましくは、大気圧下で行う。
反応混合物の後処理は、有機化学の一般的かつ公知の方法によって行う。
本発明は同様に、新規な式(I)の置換された2−アリールエタノールを提供する。
Figure 0006837068
式中、基R、R、R、R、Rは、表1に示された意味を有する。
表1
Figure 0006837068
特に好ましいものは、基R、R、R、R、Rが表2に示された意味を有する新規な式(I)の置換された2−アリールエタノール類である。
表2
Figure 0006837068
Figure 0006837068
非常に特に好ましいものは、基R、R、R、R、Rが表3に示された意味を有する新規な式(I)の置換された2−アリールエタノール類である。
表3
Figure 0006837068
これに加えて、次の化合物:
2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール(化合物I−1)
が好ましい。
例えば殺虫性又は除草性環状ケトエノール類のための構成要素として必要な置換されたフェニル酢酸類を得るための式(I)の置換された2−アリールエタノール類の酸化は、基本的に公知の有機化学の方法によって行うことができる。例えば、過マンガン酸カリウムによる酸化、又は2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルオキシル、次亜塩素酸ナトリウム及び亜塩素酸ナトリウムによるチャオ−アネリ(Zhao−Anelli)酸化(Organic Syntheses, 81, 195−203;2005)を挙げることができる。
以下、実施例によって本発明についてさらに詳細に説明するが、本発明はそれに限定されるものではない。
(実施例1)
2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール(化合物I−1)
4−クロロ−2,6−ジメチルブロモベンゼン50mmol、ブロモ(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)マグネシウム1mmol(グリニャル合成を開始するため)及びマグネシウム55.5mmolから30〜35℃で調製したブロモ(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)マグネシウムのテトラヒドロフラン(50mL)中溶液に、ヨウ化銅(I)5mmolを加えた。次に、2.5〜3.3Mエチレンオキサイドのテトラヒドロフラン中溶液48mL(120mmol、濃度2.5Mについて計算)を、30分間かけて20℃で計量投入した。20℃で16時間後、反応混合物を氷100g上に注ぎ、硫酸でpH1に調節した。塩化メチレン各回50mLで3回抽出した後、合わせた有機相を水30mLとともに振盪することで1回抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、ロータリーエバポレータで濃縮した。油状物が残り、GC/MS分析により、2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール:1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノールの比は>99:1であった。
GC/MS:m/e=184(M35Cl)、25%)、153(35Cl、100%)。
H−NMR(600MHz、d−DMSO):δ=2,28(s、6H)、2,75(m、2H)、3,45(m、2H)、4,74(m、1H)、7,0(s、2H)ppm。
(実施例2)
2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール(化合物I−1)
4−クロロ−2,6−ジメチルブロモベンゼン10mmol、ブロモ(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)マグネシウム1mmol(グリニャル合成を開始するため)及びマグネシウム11.1mmolから30〜35℃で調製されたブロモ(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)マグネシウムのテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、ヨウ化銅(I)0.1mmolを加えた。次に、2.5〜3.3Mエチレンオキサイドのテトラヒドロフラン中溶液9.6mL(24mmol、2.5Mの濃度となるように計算)を30分間かけて20℃で計量投入した。20℃で16時間後、反応混合物を氷100g上に注ぎ、硫酸でpH1に調節した。塩化メチレン各回50mLで3回抽出した後、合わせた有機相を、水30mLとともに振盪することで1回抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、ロータリーエバポレータで濃縮した。油状物が残り、GC/MS分析により、2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール:1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノールの比率は、>99:1であった。
(実施例3)
2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール(化合物I−1)
4−クロロ−2,6−ジメチルブロモベンゼン10mmol、ブロモ(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)マグネシウム1mmol(グリニャル合成開始のため)及びマグネシウム11.1mmolから30〜35℃で調製したブロモ(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)マグネシウムのテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、ヨウ化銅(I)1mmolを加えた。次に、2.5〜3.3Mエチレンオキサイドのテトラヒドロフラン中溶液9.6mL(24mmol、濃度2.5Mとなるように計算)を、30分かけて50℃で計量投入した。50℃で16時間後、反応混合物を氷100g上に注ぎ、硫酸でpH1に調節した。塩化メチレン各回50mLで3回抽出した後、合わせた有機相を水30mLとともに振盪することで1回抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、ロータリーエバポレータで濃縮した。油状物が残り、GC/MS分析により、2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール:1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノールの比率は>99:1であった。
(比較例1)
2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール
4−クロロ−2,6−ジメチルブロモベンゼン10mmol及びマグネシウム11.1mmolから30〜50℃で調製したブロモ(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)マグネシウムのテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、2.5〜3.3Mエチレンオキサイドのテトラヒドロフラン中溶液8.8mL(22mmol、濃度2.5Mとなるように計算)を50℃で30分間かけて計量投入した。.50℃で3時間後、反応混合物を氷100g上に注ぎ、硫酸でpH1に調節した。塩化メチレン各回50mLで3回抽出した後、合わせた有機相を水30mLとともに振盪することで1回抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、ロータリーエバポレータで濃縮した。油状物が残り、GC/MS分析により、2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール:1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノールの比が87:13であった。
(比較例2)
2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール
4−クロロ−2,6−ジメチルブロモベンゼン10mmol、ブロモ(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)マグネシウム1mmol(グリニャル合成を開始するため)及びマグネシウム11.1mmolから30〜35℃で調製したブロモ(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)マグネシウムのテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、2.5〜3.3Mエチレンオキサイドのテトラヒドロフラン中溶液9.6mL(24mmol、濃度2.5Mとなるように計算)を50℃で30分間かけて計量投入した。50℃で16時間後、反応混合物を氷100g上に注ぎ、硫酸でpH1に調節した。塩化メチレン各回50mLで3回抽出した後、合わせた有機相を水30mLとともに振盪することで1回抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、ロータリーエバポレータで濃縮した。油状物が残り、GC/MS分析により、2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール:1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノールの比が78:22であった。
(実施例4)
2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール(化合物I−1)
ブロモ(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)マグネシウム20mmolのテトラヒドロフラン(20mL)中溶液に、臭化銅(I)2mmolを加えた。次に、2.5〜3.3Mエチレンオキサイドのテトラヒドロフラン中溶液16mL(40mmol、濃度2.5Mとなるように計算)を20℃で30分間かけて計量投入した。20℃で16時間後、反応混合物を氷100g上に注ぎ、硫酸でpH1に調節した。塩化メチレン各回50mLで3回抽出した後、合わせた有機相を水30mLとともに振盪することで1回抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、ロータリーエバポレータで濃縮した。油状物が残り、GC/MS分析により、2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール:1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノールの比が>99:1であった。
(実施例5)
2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール(化合物I−1)
Cu(I)Brに代えて臭化銅(II)を用いた以外は、実施例4と同様の手順を行った。2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール:1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノールの比は>99:1であった。
(実施例6)
2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール(化合物I−1)
Cu(I)Brに代えて塩化銅(I)を用いた以外は、実施例4と同様の手順を行った。2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール:1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノールの比は>99:1であった。
(実施例7)
2−(2,6−ジメチルフェニル)エタノール
2,6−ジメチルブロモベンゼン20mmol及びマグネシウム22.2mmolから30〜35℃で調製した2,6−ジメチルフェニルマグネシウムのテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、ヨウ化銅(I)0.2mmolを加えた。次に、2.5〜3.3Mエチレンオキサイドのテトラヒドロフラン中溶液8.8mL(22mmol、濃度2.5Mとなるように計算)を、20℃で30分間かけて計量投入した。20℃で16時間後、反応混合物を氷100g上に注ぎ、硫酸でpH1に調節した。塩化メチレン各回50mLで3回抽出した後、合わせた有機相を水30mLとともに振盪することで1回抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、ロータリーエバポレータで濃縮した。油状物が残り、GC/MS分析により、2−(2,6−ジメチルフェニル)エタノール:1−(2,6−ジメチルフェニル)エタノールの比が97.5:2.5であった。
(比較例3)
2−(2,6−ジメチルフェニル)エタノール
2,6−ジメチルブロモベンゼン200mmol及びマグネシウム222mmolから40〜55℃で、終了前数分間にわたり65℃で調製した2,6−ジメチルフェニルマグネシウムのテトラヒドロフラン(100mL)中溶液に、エチレンオキサイド215mmolを30〜35℃で約2時間かけて導入した。60℃で3時間後、反応混合物を氷200g上に注ぎ、硫酸でpH1に調節した。塩化メチレン各回50mLで3回抽出した後、合わせた有機相を水30mLとともに振盪することで1回抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、ロータリーエバポレータで濃縮した。油状物が残り、GC/MS分析により、2−(2,6−ジメチルフェニル)エタノール:1−(2,6−ジメチルフェニル)エタノールの比が81:19であった。
(使用例1)
4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル酢酸
2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール5g(24mmol、純度90%)のアセトニトリル(20g)中溶液に、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルオキシル38mg(0.24mmol)を室温で加えた。この溶液に、45℃で、11.05%強度の次亜塩素酸ナトリウム0.8mLを加え、次に計量ポンプを用いてリン酸緩衝液(水1000mL当たりNaHPO10.65g及びKHPO10.21g)12.5gに溶かした亜塩素酸ナトリウム4.3g(36mmol)を1時間かけて滴下した。添加完了したら、混合物を30分間後攪拌し、冷却して5〜10℃とし、亜硫酸ナトリウム3gを少量ずつ加えた。次に、反応混合物を1時間後攪拌し、45%強度水酸化ナトリウム溶液でpH13.5に調節し、得られた懸濁液をMTBE各25mLで2回抽出した。水相を10%強度塩酸でpH3.38に調節し、MTBE各回30mLで3回抽出した。酸抽出の合わせた有機相を脱水し、濃縮した。これによって、生成物4.3gを得た(理論量の87%;HPLC及び定量的NMRによって純度98%)。

Claims (10)

  1. 下記式(I)の化合物:
    Figure 0006837068
    [式中、
    、Rは互いに独立に、C−C−アルキル、1〜13個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル、置換されていても良いC−C10−アリール、フッ素、塩素、基NR 、OR又はSRを表し、
    は、C−C−アルキル、1〜5個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル又はフェニルを表し、
    、R、Rは互いに独立に、水素、C−C−アルキル、1〜13個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル、置換されていても良いC−C10−アリール、フッ素、塩素、基NR 、OR又はSRを表し、
    はC−C−アルキル、1〜5個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル又はフェニルを表す。]の製造方法であって、
    下記式(II)の化合物:
    Figure 0006837068
    [式中、
    基R〜Rは、上記の意味を有し、
    Xは、塩素、臭素又はヨウ素を表す。]を、銅化合物の存在下にエチレンオキサイドと反応させることを特徴とする方法。
  2. 、Rが互いに独立に、C−C−アルキル;1〜5個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル;C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素若しくは塩素によって置換されていても良いフェニル;フッ素;塩素;又は基ORを表し、
    が、C−C−アルキル、1〜5個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル又はフェニルを表し、
    、R、Rが互いに独立に、水素;C−C−アルキル;1〜5個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル;C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素若しくは塩素によって置換されていても良いフェニル;フッ素;塩素;又は基ORを表し、
    が、C−C−アルキル、1〜5個のフッ素原子を有するC−C−フルオロアルキル又はフェニルを表す、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  3. 、Rが互いに独立に、メチル;エチル;n−プロピル;イソ−プロピル;トリフルオロメチル;メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、メトキシ、エトキシ若しくはフッ素によって置換されていても良いフェニル;フッ素;塩素;又は基ORを表し、
    が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、tert−ブチル、CHF、CF又はCを表し、
    、R、Rが互いに独立に、水素;メチル;エチル;n−プロピル;イソ−プロピル;トリフルオロメチル;メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、メトキシ、エトキシ若しくはフッ素によって置換されていても良いフェニル;フッ素;塩素;又は基ORを表し、
    が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、tert−ブチル、CHF、CF又はCを表す、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  4. 前記式(I)の化合物が、下記の意味:2−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール、2−(4−クロロ−2,6−ジエチルフェニル)エタノール、2−(2,6−ジメチル−4−トリフルオロメチルフェニル)エタノール、2−(4−フルオロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノール、2−(2,6−ジメチル−4−トリフルオロメトキシフェニル)エタノール、2−(2−エチル−4,6−ジメチルフェニル)エタノール、2−(2,4−ジエチル−6−メチルフェニル)エタノール、2−(3−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノールを有する、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  5. 前記使用される銅化合物が、ヨウ化銅(I)、臭化銅(I)、臭化銅(II)又は塩化銅(I)である、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  6. 前記銅化合物を、前記式(II)の化合物に対して0.1〜50mol%の量で用いる、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  7. 前記銅化合物を、前記式(II)の化合物に対して0.5〜15mol%の量で用いる、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  8. エチレンオキサイドを、前記式(II)の化合物に対して0.9〜3モル当量の量で用いる、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  9. エチレンオキサイドを、前記式(II)の化合物に対して1〜2モル当量の量で用いる、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  10. 、R、R、R、Rが、下記の表で提供の意味を有する、請求項1に記載の式(I)の化合物。
    Figure 0006837068
    Figure 0006837068
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