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JP6833237B1 - 直話装置及び通話システム - Google Patents

直話装置及び通話システム Download PDF

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JP6833237B1
JP6833237B1 JP2020146536A JP2020146536A JP6833237B1 JP 6833237 B1 JP6833237 B1 JP 6833237B1 JP 2020146536 A JP2020146536 A JP 2020146536A JP 2020146536 A JP2020146536 A JP 2020146536A JP 6833237 B1 JP6833237 B1 JP 6833237B1
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Abstract

【課題】乗りかご内のインターホンと外部の電話機とを通話可能に接続する通話システムにおいて、エレベータに関する情報を得る管理用サーバコンピュータの負荷を軽減する。【解決手段】直話装置は、通話要求により状況通知ファイルをクラウドサーバにアップロードし、クラウドサーバから状況通知ファイルをダウンロードする指示を管理用サーバコンピュータへ伝達する。管理用サーバコンピュータはダウンロードした状況通知ファイルの内容に基づきエレベータに関する情報をモニターに表示させる。直話装置は、指示を伝達した後に、インターホンと電話機との間の通話を開始させる。管理センタのオペレータがエレベータの乗りかごの乗員と会話する際にエレベータの情報を予め確認可能となる。管理用サーバコンピュータは、クラウドサーバに接続するだけで複数の状況通知ファイルをダウンロードできるから、複数の直話装置の管理に要する負荷を軽減できる。【選択図】 図1

Description

本発明は、エレベータの乗りかご内に設置されるインターホンと外部の管理センタ等の電話機とを通話可能に接続する通話システムに関し、詳しくは、管理センタのオペレータ等が、インターホンと電話機との通話を開始する際にエレベータに関する情報を得ることができるように構成した通話システムに関するものである。
特許文献1に、エレベータのインターホンと保守管理会社の電話機とを電話回線を介して通話可能に接続する遠隔監視支援装置と、保守管理会社に設置される管理サーバコンピュータ及びこの管理サーバコンピュータに接続される表示装置とを含むエレベータの通話管理システムが記載されている。この通話管理システムは、エレベータのカゴに設けられる非常通話ボタンが押されてインターホンによる通話要求の操作がされると、遠隔監視支援装置が、通話要求をしたエレベータの識別情報を含む通話要求通知を生成して、これを管理サーバコンピュータに送信し、その後、所定の電話機へ架電を行う。他方、管理サーバコンピュータは、通話要求通知を受信すると、表示装置に、通話要求通知に基づく所定の報知情報を表示させるというものである。
特許文献1の通話管理システムによれば、非常通話ボタン操作された場合に、利用者とオペレータとが通話を開始する前に、管理サーバコンピュータにおいて非常通話ボタンが操作されたことが報知されることにより、直話要求すなわち架電があることをオペレータに確実に案内することができる。これにより、その後の架電に対するオペレータの迅速な応対を促すことができる。例えば保守管理会社に設置された電話機がすべて通話中である場合などにおいて、利用者と通話中のオペレータに対し、別の利用者からの架電をオペレータに案内することができる。その結果、オペレータが通話中の利用者との通話時間を調整し、別の利用者との通話を早期に開始できるよう対応することにより、エレベータ利用者の不安軽減を図ることができるとされている。
特開2019−210151号公報
特許文献1の通話管理システムは、遠隔監視支援装置から管理サーバコンピュータへ直接の通話要求を通知している。このため、管理サーバコンピュータが多数のエレベータを監視している場合、多数の遠隔監視支援装置から同時に管理サーバコンピュータへ通知が送信される可能性が有り、そのため管理サーバコンピュータの負荷が大きくなり、円滑な処理に障害をきたすおそれがある。
本発明は、エレベータの乗りかご内に設置されるインターホンと外部の管理センタ等の電話機とを通話可能に接続する通話システムにおいて、インターホンと電話機との通話を開始するに先立ってエレベータに関する情報を得るための管理用サーバコンピュータの負荷を軽減することを目的とするものである。
上記の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、エレベータの乗りかご内に設置されるインターホンと、音声信号による通信が可能な第1の通信回線と、インターネットに接続可能な第2の通信回線と、第1の通信回線に接続される電話機と、第1の通信回線及び第2の通信回線に接続される管理用サーバコンピュータと、管理用サーバコンピュータの情報を表示させる表示装置と、インターネット上に構築されるクラウドサーバと、インターホンと電気的に接続されると共に、第1の通信回線及び第2の通信回線に接続される直話装置とを含む通話システムであって、直話装置は、インターホンと電話機とを第1の通信回線を介して通話可能に接続する機能、及び、エレベータに関する情報を含むデータである状況通知ファイルを第2の通信回線を介してクラウドサーバにアップロードする機能を備え、管理用サーバコンピュータは、第2の通信回線を介してクラウドサーバから状況通知ファイルをダウンロードする機能、及び、状況通知ファイルに基づきエレベータに関する情報を表示装置に表示させる機能を備え、直話装置は、インターホンと電話機との通話を開始する要求を受けると、状況通知ファイルをクラウドサーバにアップロードすると共に、管理用サーバコンピュータへ状況通知ファイルのダウンロードを開始する指示を伝達し、指示を伝達した後にインターホンと電話機との通話を開始させるように設定されているものである。
このように構成すると、直話装置は、インターホンと電話機とを通話を開始する要求が有ると、エレベータに関する情報を含む状況通知ファイルをクラウドサーバにアップロードすると共に、管理用サーバコンピュータへ、クラウドサーバから状況通知ファイルをダウンロードする指示を伝達する。これにより、管理用サーバコンピュータは、クラウドサーバから状況通知ファイルをダウンロードし、その内容に基づいて、エレベータに関する情報を表示装置に表示させる。一方、直話装置は、指示を伝達した後に、インターホンと電話機との間の通話を開始させる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、第1の通信回線が電話回線であり、直話装置から管理用サーバコンピュータへの指示は電話の発報であるものである。
このように構成すると、直話装置が、電話回線を通じて管理用サーバコンピュータに発報すると、管理用サーバコンピュータがクラウドサーバから状況通知ファイルをダウンロードする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成に加えて、管理用サーバコンピュータは、直話装置からの電話の着信を受けると直話装置との電話通信を切断し、直話装置は、管理用サーバコンピュータとの電話通信が切断されると電話機へ発報するように設定されるものである。
このように構成すると、直話装置は、電話を管理用サーバコンピュータへ発報したのち、電話通信が切断されると、電話機へ発報する。
請求項1記載の発明によれば、直話装置からアップロードした状況通知ファイルに基づき、管理用サーバコンピュータが表示装置にエレベータに関する情報を表示させるので、管理センタのオペレータがエレベータの乗りかごの乗員とインターホン及び電話機を通じて会話する際に、エレベータの情報を予め確認することが可能となる。管理用サーバコンピュータが複数の直話装置を管理している場合において、クラウドサーバに接続するだけで複数の状況通知ファイルをダウンロードすることができるから、複数の直話装置の管理に要する管理用サーバコンピュータの負荷を軽減することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、電話回線を利用する通信は電話番号で接続先を特定するから、原則的に一対一の通信となり、直話装置から管理用サーバコンピュータへ指示を確実に伝達することができる。又、発信と着信との間のタイムラグが少ないので、指示伝達の即時性に優れる。電話通信とインターネット通信とは独立しているから、インターホンと電話機との通話中でも、直話装置からクラウドサーバへの状況通知ファイルのアップロード及び管理用サーバコンピュータへの指示の伝達を同時並行して実行することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、電話機へ発報する前に管理用サーバコンピュータへ発報するから、インターホンと電話機との間の通話が開始される前に、管理用サーバコンピュータが状況通知ファイルをダウンロードして、その内容に基づく情報をモニターに表示させることができる。
本発明の実施の形態による通話システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、起動信号が出力され、直話装置からクラウドサーバへ状況通知ファイルをアップロードすると共に、管理用サーバコンピュータへ電話の発報を行っている状況を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、管理用サーバコンピュータがクラウドサーバから状況通知ファイルをダウンロードしている状況を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、管理用サーバコンピュータが直話装置との電話通信を切断した状況を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、直話装置が電話機へ発報した状況を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、インターホンと電話機との通話が開始された状況を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、乗りかごのプッシュボタンから入力がなされた状況を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、インターホンと電話機との通話が終了した状況を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、直話装置、管理用サーバコンピュータ、クラウドサーバの動作状況を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、外部の電話機から直話装置へ発報がなされた状況を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、直話装置からクラウドサーバへ状況通知ファイルをアップロードすると共に、管理用サーバコンピュータへ電話の発報を行っている状況を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、管理用サーバコンピュータが直話装置との電話通信を切断した状況を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、インターホンと電話機との通話が開始された状況を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、インターホンと電話機との通話が終了した状況を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通話システムにおいて、外部の電話機から直話装置に発報がなされたときの、直話装置、管理用サーバコンピュータ、クラウドサーバの動作状況を示すタイムチャートである。
[全体構成]
図1は本発明の実施の形態による通話システムSの概略構成を示すブロック図である。
本例の通話システムSは、エレベータの乗りかご30に設置されるインターホン32及びこのインターホン32を起動させる起動手段31と、音声信号による通信が可能な第1の通信回線N1と、インターネットに接続可能な第2の通信回線N2と、第1の通信回線N1に接続される電話機21と、第1の通信回線N1及び第2の通信回線N2に接続される管理用サーバコンピュータ24と、管理用サーバコンピュータの情報を表示させる表示装置としてのモニター25と、インターネット上に構築されるクラウドサーバCと、インターホン32及び起動手段31と電気的に接続されると共に、第1の通信回線N1及び第2の通信回線N2に接続される直話装置10とを含む。
(インターホン)
エレベータの乗りかご30内には、外部と通話するためのインターホン32とこれを起動させるための起動手段31とが設置される。インターホン32は、音声を収音するマイクロホン(以下、マイク34と略称する)及び音声を出力するスピーカ33を備える。インターホン32を起動させるための起動手段31は、例えば非常ボタンで構成される。インターホン32及び起動手段31は、直話装置10と信号線で電気的に接続され、非常ボタン等の起動手段31を操作して起動信号が直話装置10へ出力されると、インターホン32が通話可能に準備されるように構成される。例えば、非常ボタンを押すことによりインターホン32に通電が開始され、この通電開始を直話装置10が検知して、直話装置10との間で音声信号の送受信が開始されるように構成される。
(第1の通信回線)
第1の通信回線N1は、電話回線が利用され、例えばLTE規格に従う通信回線(LTE回線)が使用される。
(第2の通信回線)
第2の通信回線N2は、直話装置10をインターネットに接続するための通信回線である。第1の通信回線N1とは別個の回線を利用してもよいが、インターネットに接続するために利用されるISP(Internet Service Provider)までの経路は、第1の通信回線N1である電話回線を利用してもよい。
(通話管理センタ)
通話管理センタ20は、通常、エレベータが設置されている建物の外部に設けられる。通話管理センタ20内には、第1の通信回線N1と接続される電話機21、管理用サーバコンピュータ24、管理用サーバコンピュータ24を第1の通信回線N1及び第2の通信回線N2に接続するための通信装置23、管理用サーバコンピュータ24の保有する情報を表示させるための表示装置としてのモニター25等が設置される。管理用サーバコンピュータ24及び通信装置23でサーバ装置22を構成する。管理用サーバコンピュータ24に接続する通信装置23には電話番号が割り当てられ、直話装置10と管理用サーバコンピュータ24との間で音声信号による通信が可能となっている。
(クラウドサーバ)
クラウドサーバCは、インターネット上に構築された仮想サーバであり、インターネットに接続可能な第2の通信回線N2を介して直話装置10と接続し、インターネットを経由して直話装置10との間でデータのアップロード及びダウンロードを含むデータ通信か可能なように構成されている。又、クラウドサーバCは、第2の通信回線N2を介して管理用サーバコンピュータ24とも接続できるように構成され、インターネットを経由して管理用サーバコンピュータ24との間でデータのアップロード及びダウンロードを含むデータ通信が可能となっている。尚、クラウドサーバCは一般に、複数のコンピュータからのアクセス対応を想定して構築されているため、クラウドサーバCを利用することでデータ通信の信頼性を向上させることができる。
(直話装置)
直話装置10は、通信機能を実現するための通信手段14、通話機能を実現するための音声処理手段11、データを保存する機能を有する記憶手段16、及び、各手段の動作を制御するための制御手段15を含む。
通信手段14は、第1の通信回線N1を介してインターホン32と電話機21とを通話可能に接続する機能、第1の通信回線N1を介して直話装置10と管理用サーバコンピュータ24とを音声信号による通信が可能に接続する機能、及び、第2の通信回線N2を介して直話装置10とクラウドサーバCとをデータ通信可能に接続する機能を有する。本例では、第1の通信回線N1がLTE回線の場合、LTE通信モジュールを含む通信手段14が使用される。LTE規格に従うLTE通信モジュールは一般的に、電話通信及びインターネット通信を無線で行う。従って、LTE通信を行う通信手段14を使用することで、直話装置10に備えられるインターフェースを簡素にできると共に、直話装置10の設置作業も簡単になる。
音声処理手段11は、インターホン32における音声の入出力を実現するためのものであり、音声信号の種類を変換(DA/AD変換)する音声信号変換部12、音声信号のコーデック処理、周波数の調整、信号強度の調整等を行う信号調整部13等を含む。本例の音声処理手段11は、電話機21との間では、第1の通信回線N1(LTE回線)を通じて送信される音声信号をインターホン32のスピーカ33から音声として出力可能な音声信号に処理すると共に、収音時にインターホン32のマイク34から出力される音声信号を第1の通信回線N1を通じて伝送可能な信号に処理する機能を有する。又、制御手段15との間では、制御手段15から出力される音声信号をスピーカ33から音声として出力可能な信号に変換すると共に、収音時にマイク34から出力される音声信号を制御手段15が処理可能な信号に変換する機能を有する。このような音声処理手段11は、音声基板や音声信号変換器等により実現される。
記憶手段16は、各種情報データや、直話装置10の各種動作を制御するためのプログラム及び各種設定データを書き換え可能に記憶する機能を有するものである。特に本例では、エレベータに関する情報を含むデータである状況通知ファイルが記憶される。状況通知ファイルは、クラウドサーバCにアップロードされるものであって、乗りかごを特定するための装置番号と、電話機との通信状態を表す状態種別番号とを含むデータである。状態種別番号は通信状態の違いに応じた複数種類が用意され、具体的には、電話発報=0、電話応答=1、応答者名入力=2、電話切断=3、電話着信=4のように、各状態に対し番号が割り当てられる。
又、記憶手段16には、管理用サーバコンピュータ24に特定の動作を実行させるための指示情報も記憶されている。本例では、クラウドサーバCに対し定期的に新しい状況通知ファイルの有無の問い合わせを行う指示、クラウドサーバCから新しい状況通知ファイルをダウンロードする指示、クラウドサーバCへの問い合わせを終了させる指示が含まれる。
更に記憶手段16には、通信手段14、音声処理手段11、記憶手段16、及び制御手段15の各動作を制御するためのプログラムとそれらプログラムを実行する際に必要とされる各種設定データとして、本例では以下のようなデータが記憶させている。
1)通信手段における外部の電話機との間での発信・着信を制御するためのプログラム
2)架電対象となる発信先の電話機の電話番号
3)管理用サーバコンピュータとの間での通信を制御するためのプログラム
4)管理用サーバコンピュータに割り当てられた電話番号
5)クラウドサーバとの間でデータのアップロード・ダウンロードを制御するためのプログラム
6)クラウドサーバのIPアドレス
7)音声処理手段の動作を制御するプログラム
8)音声信号のDA/AD変換、周波数調整、コーデック処理、信号増幅等に関する設定用データ
9)記憶手段に対するデータの入出力を制御するプログラム
10)記憶手段に記憶されたデータの更新を実行するためのプログラム
このような記憶手段16は、例えばハードディスク(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、USBメモリ、SDカード等で実現することができ、これらのうちから使用環境や必要容量に応じ、最適のものを選択して使用することができる。
制御手段15は、記憶部に記憶されるプログラム等のデータに基づき、通信手段14、音声処理手段11、記憶手段16、及び、制御手段15自体の動作を制御して、予め定めた動作を実行させる機能を有する。このような制御手段15は、例えば、CPUやMPU等の演算部やRAM等の主記憶部を備える小型コンピュータで実現することができる。
(管理人室等)
エレベータが設置されている建物内又はその近くに設けられる管理人室40や機械室等には通常、エレベータのインターホン(子機)32と通話可能に接続される親機インターホン41が設置される。親機インターホン41は、エレベータ内のインターホン(子機)32と、起動手段31(非常ボタン)を操作することにより通話できるよう構成される。そこで、直話装置10を親機インターホン41とも接続して、親機インターホン41、インターホン(子機)32、及び外部の電話機21の三者間で相互に通話できるよう構成してもよい。又、エレベータの乗りかご30が複数併設されている場合、親機インターホン41は、通話対象とするインターホン(子機)32を選択できる機能を有する。そこで、直話装置10を親機インターホン41と接続し、親機インターホン41が選択したインターホン(子機)32だけを外部の電話機21と通話可能に接続するよう構成してもよい。
尚、インターホン32及び直話装置10の動作電力は、通常時は商用電源から供給されるが、停電時でもインターホン32による通話を可能にする必要がある。そのため、管理人室40等には、停電等の非常時に電力をインターホン32及び直話装置10へ供給するための独立電源42が備えられる。独立電源42としては、蓄電池やUPS(無停電電源装置)等が使用される。
(駆動系制御システム)
エレベータが設置されている建物には、乗りかご30の昇降や扉の開閉動作を実行するためのエレベータ駆動装置51と、このエレベータ駆動装置51を制御するための駆動系制御装置52とを含む駆動系制御システム50が設けられている。この駆動系制御システム50は、駆動系通信回線53を介して駆動系管理センタ54と接続され、エレベータの動作を遠隔的に監視し、必要に応じて遠隔的に制御できるよう構成されている。本例の通話システムSは、この駆動系制御システム50とは独立して設けられており、それぞれの動作が互いに干渉することが無いよう構成されている。このため、駆動系制御システム50によりエレベータの遠隔操作が行われている最中でも、インターホン32と外部の電話機21との通話や直話装置10と管理用サーバコンピュータ24との間のデータ通信を実行することが可能となっている。但し、駆動系管理センタ54と通話管理センタ20との間で、それぞれが取得した情報を互いに共有化できるようにシステム構築するのが好ましい。
以上のように構成された通話システムSの動作状況を以下に説明する。
[起動信号発信時]
図2〜図8は、本発明の実施の形態による通話システムを示すブロック図であって、図2は、起動信号が出力され、直話装置からクラウドサーバへ状況通知ファイルをアップロードすると共に、管理用サーバコンピュータへ電話の発報を行っている状況を示すものであり、図3は、管理用サーバコンピュータがクラウドサーバから状況通知ファイルをダウンロードしている状況を示すものであり、図4は、管理用サーバコンピュータが直話装置との電話通信を切断した状況を示すものであり、図5は、直話装置が電話機へ発報した状況を示すものであり、図6は、インターホンと電話機との通話が開始された状況を示すものであり、図7は、乗りかごのプッシュボタンから入力がなされた状況を示すものであり、図8は、インターホンと電話機との通話が終了した状況を示すものである。図9は、本発明の実施の形態による通話システムにおいて、直話装置、管理用サーバコンピュータ、クラウドサーバの動作状況を示すタイムチャートである。
図2〜図9は、通話システムSにおいて、起動手段31から起動信号が出力されることにより通話要求がなされる場合の動作を説明するものである。ここで起動手段31とは、例えば、乗りかご30内にインターホン32と共に備えられる非常ボタン等を指す。
通話要求がなされてから通話が終了するまでの動作状況は、次の通りである。尚、以下の説明に際し、図9のタイムチャートは常に参照されるものとする。
<P1:起動信号の出力>(図2)
非常ボタン等の起動手段31を操作すると、インターホン32に通電されると共に、起動手段31から直話装置10の制御手段15へ起動信号が出力される。インターホン32は、故障や停電等によりエレベータの乗りかご30内に乗員が閉じ込められた時に使用されることが想定される。停電が生じたときには、UPS等の独立電源42からインターホン32及び直話装置10へ動作電力が供給される(図1参照)。
<P2:状況通知ファイルのアップロード>(図2)
起動信号を受信した直話装置10は、制御手段15によって、通話要求を受けたときに対応する状況通知ファイルF1を記憶手段16から読み出し、通信手段14を制御して、第2の通信回線N2を介し、クラウドサーバCに状況通知ファイルF1をアップロードする。状況通知ファイルF1には、乗りかご30を特定するための装置番号、後述する電話の発報を表す状態種別番号(状態=0)、及び、管理用サーバコンピュータ24に対し状態確認を依頼する指示情報が含まれる。ここで状態確認依頼とは、管理用サーバコンピュータ24に対し、定期的(例えば1秒毎)にクラウドサーバCに新しい状況通知ファイルの有無を問い合わせる処理を行わせる指示と、新しい状況通知ファイルをクラウドサーバCからダウンロードする処理を行わせる指示とが含まれる。
<P3:直話装置から管理用サーバコンピュータへの発報>(図2)
直話装置10は、状況通知ファイルF1のアップロードと同時又は直後に、第1の通信回線N1を介して、管理用サーバコンピュータ24に割り当てられた電話番号に電話を発報する。
<P4:状況通知ファイルのダウンロード>(図3)
管理用サーバコンピュータ24は、直話装置10からの架電を受けると、第2の通信回線N2を介して、クラウドサーバCから状況通知ファイルF1をダウンロードする。そして、状況通知ファイルF1に含まれる装置番号と状態種別番号とに基づき、モニター25に通信状態に関する情報と通話要求の有ったエレベータに関する情報とを表示させる。ここで通信状態に関する情報とは、状態種別番号(状態=0)が電話発報を表していることに基づき、乗りかご30のインターホン32から通話要求が発生したことを通知するものである。この時、通話要求の発生時刻情報を合わせて表示させてもよい。エレベータに関する情報とは、非常ボタンが押された乗りかごが設置される建物の所在地、建物の名称、建物へのアクセス方法等の注意事項等を含むものである。これらの情報は、エレベータに関するデータベース(不図示)を準備し、管理用サーバコンピュータ24が、取得した装置番号に対応するエレベータの情報をデータベースから抽出して得るものとしてもよい。尚、管理用サーバコンピュータ24が、エレベータの駆動系制御システムから情報を取得可能な場合は、通話要求の有った乗りかご30の停止位置やエレベータの運転状況等を併せてモニター25に表示させてもよい。
更に管理用サーバコンピュータ24は、ダウンロードした状況通知ファイルF1に含まれる指示情報に基づき、管理用サーバコンピュータ24に対し定期的(例えば1秒毎)にクラウドサーバCに新しい状況通知ファイルの有無を問い合わせ、新しい状況通知ファイルがあればそれをクラウドサーバCからダウンロードする処理を開始する。
<P5〜P7:直話装置と管理用サーバコンピュータとの間の電話切断>(図4)
管理用サーバコンピュータ24は、直話装置10からの発報を受けると、その直後、又は、状況通知ファイルF1のダウンロード開始と同時に、直話装置10との電話通信を切断する(P5)。直話装置10は、電話通信の切断に基づき、電話切断を表す状態種別番号(状態=3)を含む状況通知ファイルF2をクラウドサーバCにアップロードする(P6)。管理用サーバコンピュータ24は、新たにアップロードされた状況通知ファイルF2をダウンロードし(P7)、その内容に基づき、モニター25に表示させる通信状態情報を更新する。
<P8〜P10:直話装置から電話機への発報>(図5)
直話装置10は、管理用サーバコンピュータ24との電話通信が切断されると、記憶手段16に記憶されている電話帳データを利用して、通話管理センタ21の電話機21へ発報する(P8)。直話装置10は、電話の発報に基づき、電話発報を表す状態種別番号(状態=0)を含む状況通知ファイルF3をクラウドサーバCにアップロードする(P9)。管理用サーバコンピュータ24は、新たにアップロードされた状況通知ファイルF3をダウンロードし(P10)、その内容に基づき、モニター25に表示させる通信状態情報を更新する。
<P11〜P13:インターホンと電話機との通話開始>(図6)
直話装置10から電話機21への発報後、電話機21側での応答を開始すると、電話機21と通信手段14との間で回線接続が確立し、第1の通信回線N1及び音声処理手段11を介して、インターホン32と電話機21との間で相互に通話が可能な状態となる(P11)。これにより、乗りかごの乗員と通話管理センタのオペレータとの間で会話をすることが可能になる。この時、オペレータは、通話を開始する際にモニター25の表示を見て、何時、何処から架電が有ったのかを予め知ることができるから、乗りかごの乗員に対する応答や対処を迅速に行うことができる。又、通話管理センタ20に複数の電話機が設置されている場合に、どの電話機で応答しているかをモニターに表示させることで、オペレータの円滑な運用が可能となる。
直話装置10は、電話機21との応答開始に基づき、電話応答を表す状態種別番号(状態=1)を含む状況通知ファイルF4をクラウドサーバCにアップロードする(P12)。管理用サーバコンピュータ24は、新たにアップロードされた状況通知ファイルF4をダウンロードし(P13)、その内容に基づき、モニター25の表示内容を更新する。
<P14〜P17:プッシュホンによる応答者名入力>(図7)
インターホン32と電話機21との通話中に、乗りかご30に備えられるテンキー等のプッシュボタン35から入力して、例えば応答者に関する情報を出力することができる。例えば、乗りかご30のメンテナンス時に、担当する作業員が識別番号等をプッシュボタン35から入力する(P14、P15)ことで、通話管理センタ20側で作業員を特定することができ、作業記録の情報として利用可能である。直話装置10は、プッシュボタン35からの出力に基づき、応答者名入力を表す状態種別番号(状態=2)を含む状況通知ファイルF5をクラウドサーバCにアップロードする(P16)。管理用サーバコンピュータ24は、新たにアップロードされた状況通知ファイルF5をダウンロードし(P17)、その内容に基づき、モニター25の表示内容を更新する。
<P18〜P20:インターホンと電話機との間の電話切断>(図8)
乗りかご30の乗員と通話管理センタ20のオペレータのとの間での通話の結果、対応が完了したならば、電話が切断される(P18)。直話装置10は、電話通信の切断に基づき、電話切断を表す状態種別番号(状態=3)を含む状況通知ファイルF6をクラウドサーバCにアップロードする(P19)。インターホンと電話機との間の電話切断時に出力される状況通知ファイルF6には、管理用サーバコンピュータ24に対し、クラウドサーバCに対する問い合わせを終了させる指示情報が含まれる。管理用サーバコンピュータ24は、新たにアップロードされた状況通知ファイルF6をダウンロードし(P20)、その内容に基づき、モニター25に表示させる通信状態情報を更新すると共に、状況通知ファイルの有無の確認を停止する。
[電話着信時]
図10〜図14は、本発明の実施の形態による通話システムを示すブロック図であって、図10は、外部の電話機から直話装置へ発報がなされた状況を示すものであり、図11は、直話装置からクラウドサーバへ状況通知ファイルをアップロードすると共に、管理用サーバコンピュータへ電話の発報を行っている状況を示すものであり、図12は、管理用サーバコンピュータが直話装置との電話通信を切断した状況を示すものであり、図13は、インターホンと電話機との通話が開始された状況を示すものであり、図14は、インターホンと電話機との通話が終了した状況を示すものである。図15は、本発明の実施の形態による通話システムにおいて、外部の電話機から直話装置に発報がなされたときの、直話装置、管理用サーバコンピュータ、クラウドサーバの動作状況を示すタイムチャートである。
図10〜図15は、通話システムSにおいて、外部の電話機21からの発報を着信することにより通話要求がなされる場合の動作を説明するものである。
通話要求がなされてから通話が終了するまでの動作状況は、次の通りである。尚、以下の説明に際し、図15のタイムチャートは常に参照されるものとする。
<Q1:外部の電話機21からの発報の着信>(図10)
必要に応じ、通話管理センタ20等の外部の電話機21から、直話装置10に対し架電する場合がある。この場合、電話機21から出力される発報信号が着信することで、直話装置10に対する通話要求となる。
<Q2〜Q4:直話装置から管理用サーバコンピュータへの発報>(図11)
外部の電話機21からの発報を着信した直話装置10は、電話機21との回線接続を一旦保留状態にする。そして制御手段15が、外部の電話機21からの発報を受けたときに対応する状況通知ファイルf1を記憶手段16から読み出し、通信手段14を制御して、第2の通信回線N2を介し、クラウドサーバCに状況通知ファイルf1をアップロードする(Q2)。状況通知ファイルf1には、乗りかご30を特定するための装置番号、電話の着信を表す状態種別番号(状態=4)、及び、管理用サーバコンピュータ24に対し状態確認を依頼する指示情報が含まれる。ここで状態確認依頼とは、管理用サーバコンピュータ24に対し、定期的にクラウドサーバCに新しい状況通知ファイルの有無を問い合わせる処理を行わせる指示と、新しい状況通知ファイルをクラウドサーバCからダウンロードする処理を行わせる指示とが含まれる。
又、直話装置10は、状況通知ファイルf1のアップロードと同時又は直後に、第1の通信回線N1を介して、管理用サーバコンピュータ24に割り当てられた電話番号に電話を発報する(Q3)。管理用サーバコンピュータ24は、直話装置10からの架電を受けると、第2の通信回線N2を介して、クラウドサーバCから状況通知ファイルf1をダウンロードする(Q4)。そして、状況通知ファイルf1に含まれる装置番号と状態種別番号とに基づき、モニター25に通信状態に関する情報と通話要求の有ったエレベータに関する情報とを表示させる。ここで通信状態に関する情報とは、状態種別番号(状態=4)が電話着信を表していることに基づき、外部の電話機21からの発報で通話要求が発生したことを通知するものである。この時、通話要求の発生時刻情報を合わせて表示させてもよい。エレベータに関する情報とは、乗りかごが設置される建物の所在地、建物の名称、建物へのアクセス方法等の注意事項等を含むものである。これらの情報は、エレベータに関するデータベース(不図示)を準備し、管理用サーバコンピュータ24が、取得した装置番号に対応するエレベータの情報をデータベースから抽出して得るようにしてもよい。尚、管理用サーバコンピュータ24が、エレベータの駆動系制御システムから情報を取得可能な場合は、通話要求の有った乗りかご30の停止位置やエレベータの運転状況等を併せてモニター25に表示させてもよい。
管理用サーバコンピュータ24は、ダウンロードした状況通知ファイルf1に含まれる指示情報に基づき、管理用サーバコンピュータ24に対し定期的(例えば1秒毎)にクラウドサーバCに新しい状況通知ファイルの有無を問い合わせ、新しい状況通知ファイルがあればそれをクラウドサーバCからダウンロードする処理を開始する。
<Q5〜Q7:直話装置と管理用サーバコンピュータとの間の電話切断>(図12)
管理用サーバコンピュータ24は、直話装置10からの発報を受けると、その直後、又は、状況通知ファイルf1のダウンロード開始と同時に、直話装置10との電話通信を切断する(Q5)。直話装置10は、電話通信の切断に基づき、電話切断を表す状態種別番号(状態=3)を含む状況通知ファイルf2をクラウドサーバCにアップロードする(Q6)。管理用サーバコンピュータ24は、新たにアップロードされた状況通知ファイルf2をダウンロードし(Q7)、その内容に基づき、モニター25に表示させる通信状態情報を更新する。
<Q8〜Q10:インターホンと電話機との通話開始>(図13)
直話装置10は、管理用サーバコンピュータ24との電話通信が切断されると、電話機21との保留状態を解除し、電話機21と通信手段14との間での回線接続を確立する(Q8)。これにより、インターホン32と電話機21とが、第1の通信回線N1及び音声処理手段11を介して、相互に通話が可能な状態となるから、乗りかごの乗員と通話管理センタのオペレータとの間で会話をすることが可能になる。この時、オペレータは、通話を開始する際にモニター25の表示を見て、通話先の情報を予め確認することができるから、電話の架け間違いを防止することができる。又、通話管理センタ20に複数の電話機が設置されている場合に、どの電話機で応答しているかをモニターに表示させることで、オペレータの円滑な運用が可能となる。直話装置10は、電話機21との応答開始に基づき、電話応答を表す状態種別番号(状態=1)を含む状況通知ファイルf3をクラウドサーバCにアップロードする(Q9)。管理用サーバコンピュータ24は、新たにアップロードされた状況通知ファイルf3をダウンロードし(Q10)、その内容に基づき、モニター25の表示内容を更新する。
<Q11〜Q13:インターホンと電話機との間の電話切断>(図14)
乗りかご30の乗員と通話管理センタ20のオペレータのとの間での通話の結果、対応が完了したならば、電話が切断される(Q11)。直話装置10は、電話通信の切断に基づき、電話切断を表す状態種別番号(状態=3)を含む状況通知ファイルf4をクラウドサーバCにアップロードする(Q12)。インターホンと電話機との間の電話切断時に出力される状況通知ファイルf4には、管理用サーバコンピュータ24に対し、クラウドサーバCに対する問い合わせを終了させる指示情報が含まれる。管理用サーバコンピュータ24は、新たにアップロードされた状況通知ファイルf4をダウンロードし(Q13)、その内容に基づき、モニター25に表示させる通信状態を更新すると共に、状況通知ファイルの有無の確認を停止する。
以上のように構成される通話システムSによれば、インターホンと電話機との通話を開始する前に、エレベータに関する情報と直話装置の通信状態に関する情報とを通話管理センタ等のモニターに表示させることができる。これにより、オペレータが予め状況を確認した状態で通話を開始することができるから、乗りかごの乗員に対し適切な応答を迅速に行うことが可能である。
状況通知ファイルのアップロード/ダウンロード先としてクラウドサーバを利用するから、直話装置からのデータのアップロードは、管理用サーバコンピュータの動作に影響を与えない。又、管理用サーバコンピュータが複数の直話装置を管理している場合でも、クラウドサーバから状況通知ファイルをダウンロードするだけで、複数の直話装置の動作状況に関する情報を取得できるから、管理用サーバコンピュータの負荷が増大するのを抑えることができる。
更に本例の通話システムによれば、インターホンと電話機との間の電話通信と、直話装置及び管理用サーバコンピュータとクラウドサーバとのデータ通信とは、それぞれ独立した異なる通信形態で行われるから、これらを同時並行して行うことができる。
尚、直話装置をエレベータの駆動系制御システムとは独立して設置することにより、直話装置の動作がエレベータの駆動系制御システムに干渉することがなくなる。これにより、エレベータの動作が遠隔操作されている時でも、インターホンによる通話、直話装置及び管理用サーバコンピュータとクラウドサーバとのデータ通信が可能である。
[その他の実施の形態]
上記の実施の形態において、起動手段は操作ボタンの操作により起動信号を出力するように構成されているが、停電が生じると自動的に起動信号を出力するように構成してもよく、或いは、マイクに入力される音声の音量を常時監視して、音量が一定値を超えると自動的に起動信号が出力されて、外部の電話機との通話か可能になるよう構成してもよい。
又、インターホンで通話可能な外部の電話機は、通話管理センタに設置される電話機のほか、LTE回線を通じて通話可能な携帯電話機としてもよい。
直話装置は、既存のエレベータを有する建物の管理人室や機械室等に後から追加して設置してもよく、建設当初から組み込んだ設計としてもよい。
第1の通信回線は、LTE規格以外の他の通信規格により電話通信及びデータ通信をするものでもよい。この場合、直話装置と第1の通信回線とを、モジュラーケーブル等を用いる有線接続としてもよい。
第2の通信回線は、第1の通信回線を利用せず、Wi-fi等の異なる規格でインターネットに接続するものとしてもよい。更には、直話装置と第2の通信回線とを、LANケーブル等を用いる有線接続としてもよい。
音声処理手段の音声変換部と音声信号調整部とは、1つの基板上に実装されるものでもよく、別体の装置で構成してもよい。
直話装置との間でデータのアップロード・ダウンロードを行うサーバコンピュータは、クラウドサーバ以外に、専用のデータベースサーバを使用してもよい。
S…通話システム
C…クラウドサーバ
10…直話装置
11…音声処理手段
12…音声信号変換部
13…信号調整部
14…通信手段
15…制御手段
16…記憶手段
20…通話管理センタ
21…電話機
22…サーバ装置
23…通信装置
24…管理用サーバコンピュータ
25…モニター
30…乗りかご
31…起動手段
32…インターホン(子機)
33…スピーカ
34…マイク
35…プッシュボタン
40…管理人室
41…親機インターホン
42…独立電源
50…駆動系制御システム
51…エレベータ駆動装置
52…駆動系制御装置
53…駆動系通信回線
54…駆動系管理センタ
N1…第1の通信回線
N2…第2の通信回線
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

  1. エレベータの乗りかご内に設置されるインターホンと、
    音声信号による通信が可能な第1の通信回線と、
    インターネットに接続可能な第2の通信回線と、
    前記第1の通信回線に接続される電話機と、
    前記第1の通信回線及び前記第2の通信回線に接続される管理用サーバコンピュータと、
    前記管理用サーバコンピュータの情報を表示させる表示装置と、
    インターネット上に構築されるクラウドサーバと、
    前記インターホンと電気的に接続されると共に、前記第1の通信回線及び前記第2の通信回線に接続される直話装置とを含む通話システムであって、
    前記直話装置は、前記インターホンと前記電話機とを前記第1の通信回線を介して通話可能に接続する機能、及び、前記エレベータに関する情報を含むデータである状況通知ファイルを前記第2の通信回線を介して前記クラウドサーバにアップロードする機能を備え、
    前記管理用サーバコンピュータは、前記第2の通信回線を介して前記クラウドサーバから前記状況通知ファイルをダウンロードする機能、及び、前記状況通知ファイルに基づき前記エレベータに関する情報を前記表示装置に表示させる機能を備え、
    前記直話装置は、前記インターホンと前記電話機との通話を開始する要求を受けると、前記状況通知ファイルを前記クラウドサーバにアップロードすると共に、前記管理用サーバコンピュータへ前記状況通知ファイルのダウンロードを開始する指示を伝達し、前記指示を伝達した後に前記インターホンと前記電話機との通話を開始させるように設定されている、通話システム。
  2. 前記第1の通信回線が電話回線であり、前記直話装置から前記管理用サーバコンピュータへの前記指示は電話の発報である、請求項1記載の通話システム。
  3. 前記管理用サーバコンピュータは、前記直話装置からの電話の着信を受けると前記直話装置との電話通信を切断し、前記直話装置は、前記管理用サーバコンピュータとの電話通信が切断されると前記電話機へ発報するように設定される、請求項2記載の通話システム。
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