JP6830222B2 - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents
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Description
スクリーンの法線が投写レンズの光軸に対して傾斜している。
光学変調素子の出射面が、スクリーンと投写レンズの主面とに関してシャインプルーフの条件を満たすように、傾斜している。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
以下、図1〜図9を用いて、本開示の実施の形態1を説明する。
図1は、実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ(以下、HUDとも言う)101が搭載された車両100の部分模式図である。
図2は、実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ101を車両の側方からみた模式図である。ヘッドアップディスプレイ101は、投写型映像表示ユニット200と、スクリーン210と、虚像表示ユニット300とを有する。
ここで、
φ:レンズの光軸と仮想面220の法線との成す角度
θ:レンズの光軸と仮想面222の法線との成す角度
f:レンズの焦点距離f
L1:仮想面220の中心からレンズの主面221の中心までの距離
L2:レンズの主面221の中心から仮想面222の中心までの距離
本開示のヘッドアップディスプレイ101は、光学変調素子207で変調された光を投写レンズ208を介してスクリーン210上に中間像として結像させ、中間像をミラー301を介してウインドシールド102(コンバイナ)で反射させることで虚像を運転者D(利用者)に視認させる。
スクリーン210の法線が投写レンズ208の光軸AXに対して傾斜している。
光学変調素子207の出射面が、スクリーン210と投写レンズ208の主面とに関してシャインプルーフの条件を満たすように、傾斜している。
スクリーン210が透過型スクリーンであり、
光学変調素子207より出射する映像光Bの中心に位置する主光線とスクリーン210より出射する映像光Bの中心に位置する主光線は、投写レンズ208の光軸AXと平行である。
前記中間像は、虚像において上となる側が上底となり、上底よりも下底が長い台形形状を有する、
実施の形態2に係るヘッドアップディスプレイ101について説明する。図10は、実施の形態2に係るヘッドアップディスプレイ101の構成を示す模式図である。本実施の形態では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。また、実施の形態1と同一の構成要素については、同一符号を付している。
実施の形態2ではスクリーン210として反射型拡散素子を用い、この点が実施形態1とは異なる。スクリーン210としての反射型拡散素子は、例えば透過型拡散素子にAl蒸着(アルミニウム蒸着)を施した素子により構成できる。虚像表示ユニット300は、凹面を有する2枚のミラー302、303で構成されている。2枚のミラー302、303は共に、入射光に対し偏心して配置される。なお、ミラー302、303は、凹面に限らず他の面形状であってもよい。
本実施形態において、
スクリーン210が反射型スクリーンであり、
その反射面が下を向いている。
スクリーン210が反射型スクリーンである。
ミラーは、スクリーン210からの反射光が入射するミラー302(第1ミラー)と、ミラー302(第1ミラー)からの反射光をウインドシールド102(コンバイナ)に向けて反射するミラー303(第2ミラー)と、を含む。
投写レンズ208とスクリーン210との間の光路とミラー302(第1ミラー)とミラー303(第2ミラー)との間の光路とがほぼ直交状態で交差している。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
101 ヘッドアップディスプレイ
102 ウインドシールド
103 ダッシュボード
104 開口部
200 投写型映像表示ユニット
201B、201G、201R 光源
202B、202G、202R コリメートレンズ
203B、203G、203R ダイクロイックミラー
204 インテグレータ光学系
206 ミラー
207 光学変調素子
208 投写レンズ
210 スクリーン
220 仮想面
221 主面
222 仮想面
300 虚像表示ユニット
301、302、303 ミラー
Claims (7)
- 光源からの光が光学変調素子で変調されることで生成される映像が投写レンズを介してスクリーン上に中間像として結像され、前記中間像をミラーを介して反射部で反射させることで虚像として利用者に視認させるヘッドアップディスプレイであって、
前記スクリーンの法線が前記投写レンズの光軸に対して傾斜し、
前記光学変調素子の出射面が、前記スクリーンと前記投写レンズの主面とに関してシャインプルーフの条件を満たすように、傾斜している、
ヘッドアップディスプレイ。 - 前記中間像は、上底よりも下底が長い台形形状を有し、
前記中間像の上底は、利用者に視認される状態における前記虚像の上側に対応する、
請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。 - 前記スクリーンは、前記中間像の上底が結像されるスクリーン上部と前記中間像の下底が結像されるスクリーン下部とを含み、
前記光学変調素子と前記スクリーン下部との間の光路長は、前記光学変調素子と前記スクリーン上部との間の光路長よりも長い、
請求項1または2に記載のヘッドアップディスプレイ。 - 前記スクリーン下部に結像した前記中間像は、前記虚像の下部に対応する、
請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ。 - 前記スクリーンが反射型スクリーンであり、
反射面が下を向いている、
請求項1から4のいずれかに記載のヘッドアップディスプレイ。 - 前記スクリーンが反射型スクリーンであり、
前記ミラーは、前記スクリーンからの反射光が入射する第1ミラーと、前記第1ミラーからの反射光を前記反射部に向けて反射する第2ミラーと、を含み、
前記投写レンズと前記スクリーンとの間の光路と前記第1ミラーと前記第2ミラーとの間の光路とが交差している、
請求項1から5のいずれかに記載のヘッドアップディスプレイ。 - 前記スクリーンは透過型スクリーンであり、
前記スクリーンより出射する映像光の中心に位置する主光線と、前記光学変調素子より出射する映像光の中心に位置する主光線とは、前記投写レンズの前記光軸と平行である、
請求項1から4のいずれかに記載のヘッドアップディスプレイ。
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