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JP6829098B2 - 作業機の防音箱 - Google Patents

作業機の防音箱 Download PDF

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JP6829098B2
JP6829098B2 JP2017024706A JP2017024706A JP6829098B2 JP 6829098 B2 JP6829098 B2 JP 6829098B2 JP 2017024706 A JP2017024706 A JP 2017024706A JP 2017024706 A JP2017024706 A JP 2017024706A JP 6829098 B2 JP6829098 B2 JP 6829098B2
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Description

本発明は,発電機や圧縮機等の作業機に使用する防音箱に関する。
発電機や圧縮機等の作業機には,作動時の騒音が機外に漏出することを防止すると共に,屋外における使用において構成機器が直接風雨等に曝されることがないように,内壁に吸音材等を貼着した例えば鋼板製の箱である防音箱内に,エンジンや作業機本体,燃料タンク,その他の構成機器を収容した,所謂「防音型作業機」がある。
このような防音型作業機に使用される防音箱100は,一般に,図13に示すように構成機器を搭載する架台としての機能を有するフレーム130と,構成機器を載置した前記フレーム130上を覆う,防音ケース150によって構成されている。
そして,このような防音箱100には,燃料タンクや給油配管等から漏出した燃料や,エンジンや作業機本体等から漏出した潤滑油(以下,これらの燃料や潤滑油を総称して「油脂類」という)が機外に漏出して周辺環境を汚染することがないよう,前述したフレーム130に,漏出した油脂類を貯溜する防油堤(オイルパン)としての機能を持たせた,防油堤一体型の防音箱も提案されている。
このような防油堤一体型の防音箱として,後掲の特許文献1には,前述したフレーム130を,エンジンや作業機本体等を搭載する架台フレーム131と,上向きに開口した有底箱型の防油堤135(特許文献1における「ベースフレーム」)によって構成すると共に,防油堤135上に架台フレーム131をボルト等によって着脱可能に載置・固定することで,架台フレーム131と防油堤135間の連結を解除した状態で,吊り金具151を介して防音ケース150と共に架台フレーム131を吊り上げることで,点検時等に防油堤135の上面を開放することができるようにしたものが提案されている(図13参照)。
また,特許文献2には,前述したフレーム130を,溝形鋼から成る一対の側壁138aを平行に配置すると共に,前記側壁138a間を燃料タンク固定板145で連結して成るフレーム枠138と,前記燃料タンク固定板145の下方において前記フレーム枠138の前記側壁138a間に収容される,上向きに開口した箱型の防油堤135により構成し,フレーム枠138の側壁138a間に防油堤135を収容した状態でフレーム枠138の側壁138aと防油堤135の側壁135aを共通のボルト161とナット162で固定することで,フレーム枠138内に防油堤135を固定することができるように構成すると共に,ボルト161を外した状態で防音ケース150と共にフレーム枠138を吊り上げることで,防油堤135の上面を開放することができるようにしたものも提案されている(図14参照)。
実用新案登録第3143848号公報 特開2015−214958号公報
前掲の特許文献1に記載の防音箱100では,図13に示したように防油堤135上に架台フレーム131を搭載する構成であることから,設置時,防油堤135が地面と接する構造となっているため,防油堤135の接地部分に錆が生じ易く,また,防油堤135が機外に露出しており,これを保護する構成が存在しないことから,作業機を運搬する際に,防油堤135を周辺に存在する機器や構造物等にぶつける等して破損,変形させ易く,錆(腐食)に伴う孔の発生や,衝突時の変形に伴って溶接部に割れ等が生じると,防油堤135は液密性能を失い,エンジンや作業機本体等から油脂類が漏出した際に,これを機内に留め置く防油堤としての機能を失ってしまう。
これに対し,特許文献2に記載の構成では,図14に示したように防油堤135をフレーム枠138内に収容することで,防油堤135を前述した運搬時等に生じる衝突等から保護することができると共に,フレーム枠138の側壁138aと防油堤135の側壁135aをボルト161で連結することで,防油堤135を,底面が接地面より浮いた状態でフレーム枠138内に取り付けることが可能で,防油堤135の底面が常時接地されている場合に比較して錆等を発生し難くすることができる。
しかし,このようにフレーム枠138内に防油堤135を収容した構成では,防油堤135の出し入れを可能とするために防油堤135を,フレーム枠138内に形成されている空間よりも小さく形成する必要があることから,フレーム枠138内に防油堤135を収容すると,フレーム枠138の側壁138a内面と,防油堤135の側壁135a外面間に間隔Wが生じる。
そのため,防音箱100内で漏出した油脂類が,防油堤135内に回収されることなく,この間隔Wに入り込んで機外に排出されてしまうと,防音型作業機の設置場所やその周辺が漏出した油脂類によって汚染される。
この間隔Wに関し,特許文献2では,図14中に矢印で示すように,機外より防音箱100内に浸入した雨水等を排出するための排水流路の一部として利用することを記載する。
しかし,前述した間隔Wを介して防音箱100内に浸入した雨水の排出が行われるのであれば,防音箱100内で漏出した油脂類もこの間隔Wを介して機外に排出され得ることになる。
その一方で,前述した油脂類の他,防音箱100内に浸入した雨水等も含めて防音箱100内に存在する不要な液体の全てを防油堤135に回収する構成とした場合,雨水を回収した分,防油堤135に受け入れることができる油脂類の量が減ることから,燃料や潤滑油等の漏出が生じた際に,これを全量,防油堤135内に回収できずに機外に漏出させてしまうおそれがある。
そのため,防音箱100内に浸入した雨水は,可能な限り防油堤135内には回収せず,機外に排出できるようになっていることが好ましい。
なお,特許文献2に記載の防音箱100の構成では,防油堤135の側壁135aとフレーム枠138の側壁138aを,共通のボルト161で貫通して固定するようになっており,防油堤135内に回収した油脂類の液面がボルト孔133,137の高さ,特にボルト161を抜き取った状態におけるボルト孔133,137の高さに至ると,ボルト孔133,137を介して油脂類が機外へ漏出するため,防油堤135内に回収できる油脂類の液面高さは,このボルト孔133,137の形成位置による制約を受ける。
また,防油堤135の側壁135aとフレーム枠138の側壁138aを,共通のボルト161で貫通した構成であることから,ボルト161の頭部が防音箱100の外に露出した状態となっており,作業機を屋外で使用すると雨水がこの部分にも降りかかり,ボルト161に錆を生じさせると共に,ボルト161の頭部とフレーム枠138の側壁138a間の隙間,ボルト161とボルト孔137の隙間にも毛細管現象で雨水が浸入し錆を生じさせる。
また,このようにして浸入した雨水が,更に防油堤135の側壁135aに設けたボルト孔133とボルト161との隙間を伝って防油堤135の内側に浸入し,防油堤135の側壁135aに腐蝕等を生じさせれば,防油堤135の液密性が失われ,漏出した燃料やオイル等を貯溜する機能が損なわれ,また,ボルト161とナット162の螺着部が錆びて固着してボルト161が外せなくなると,フレーム枠138と防油堤135を分離するためにボルトの溶断等の大掛かりな作業が必要となる。
そこで本発明は,上記従来技術における欠点を解消するために成されたもので,防油堤の機能を持ったフレームを備えた防音箱において,フレーム枠内に防油堤を収容した構成を採用しながら,防音箱内で漏出した油脂類が機外に漏出することをより確実に防止することができる作業機の防音箱を提供することを目的とする。
また,本発明は,前述したようにフレーム枠内に防油堤を収容した構成の防音箱において,フレーム枠に対する防油堤の着脱作業が容易でありながら,防油堤の液密性を失わせる原因となる,錆や破損,変形等が生じ難い構造を備えた作業機の防音箱を提供することを目的とする。
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と,発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本願発明の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
上記目的を達成するために,本発明の作業機の防音箱1は,
構成機器を搭載する基台となるフレーム30と,前記フレーム30上を覆う防音ケース50により構成され,前記フレーム30に防油堤の機能を持たせた作業機の防音箱1において,
前記フレーム30を,前記フレーム30の外枠となるフレーム枠31と,前記フレーム枠31内の所定の位置に収容された,上向きに開口する有底枠型の容器である防油堤35によって構成し,
前記フレーム枠31の底面に開口32を設けて前記防油堤35を出し入れ可能とすると共に,前記フレーム枠31の上面34に,前記防音ケース50内の空間と前記防油堤35内の空間を連通する連通口33を設けて前記防音ケース50内で生じた漏油を前記防油堤35内に落下可能に構成して成り,
前記フレーム枠31の側壁311(311a〜311d)と前記防油堤35の側壁351(351a〜351d)間の間隔Wのうち,少なくとも前記連通口33の下方に位置する部分であって,かつ,油脂類の漏出源となり得る機器(例えばエンジン,作業機本体,及び給油配管等)の下方に位置する部分の上部を覆うガイド板36を,前記フレーム枠31の前記側壁311から前記防油堤35の開口353上に,下向きに傾斜させて突出形成すると共に,前記ガイド板36の先端361から所定の範囲を垂直方向に下向きに折り曲げたことを特徴とする(請求項1,図6参照)。
前記ガイド板36は,前記フレーム枠31の側壁311(311a〜311d)と前記防油堤35の側壁351(351a〜351d)間の前記間隔Wのうち,少なくとも前記連通口33の下方に位置する部分に設けて前記間隔Wを覆うようにしても良い(請求項2:図4及び5参照)。
前記ガイド板36の先端361は,前記防油堤35の側壁351上端開口353縁よりも低い位置に配置することが好ましい〔請求項3:図4(B),図5(B)参照〕。
更に,前記フレーム枠31の前記上面34の周縁部に前記防音ケース50の下端縁52を載置して固定すると共に,
前記防音ケース50の前記下端縁52と前記連通口33の開口縁33e間における前記フレーム枠31の前記上面34上に,前記連通口33の前記開口縁33eを囲う止水板37を立設することができる〔請求項4:図5(A),(B)参照〕。
上記構成の防音箱において,更に前記フレーム枠31の側壁311(311c,331d)内面に突設された固定部80を設け,該固定部80に設けた固定片81に,締結部材60を取り付ける固定部側貫通孔82を形成すると共に,
前記固定部80に固定される被固定部90を前記防油堤35の側壁351(351c,351d)外面に突設し,該被固定部90に設けた被固定片91に,前記締結部材60を取り付ける被固定部側貫通孔92を形成し,
前記フレーム枠31と前記防油堤35を共に接地させた状態で,前記フレーム枠31内の所定位置に前記防油堤35を未連結の状態で収容した仮収容時,前記固定片81と前記被固定片91が平行に対峙,より好ましくは固定部側貫通孔82と被固定部側貫通孔92が同一直線上に位置するように平行に対峙するよう前記固定部80と前記被固定部90を形成し,
前記固定部80の形成位置近傍の前記フレーム枠31の側壁311(311c,311d)を貫通して,前記締結部材60の着脱作業のための作業窓312を設けると共に,該作業窓312を覆うカバー313を前記作業窓312に着脱可能に取り付けるものとしても良い(請求項5)。
この場合,前記固定部80の前記固定片81と,前記被固定部90の前記被固定片91を水平方向に設け,前記仮収容時,前記固定片81を上側,前記被固定片91を下側として前記固定片81と前記被固定片91が対峙するよう前記固定部80と前記被固定部90を形成することができる(請求項6,図7〜9参照)。
前記締結部材60を,前記固定部側貫通孔82と前記被固定部側貫通孔92を共に貫通するボルト61と,該ボルト61と螺合するナット62(,63)により構成し,
前記固定部側貫通孔82又は前記被固定部側貫通孔92のいずれか一方に,前記ボルト61を固定するものとしても良い(請求項7,図7,図8参照)。
前記フレーム枠31の下端から前記固定片81の底面迄の距離h2を,前記防油堤35の下端から前記被固定片91の上面迄の距離h3よりも長くするものとしても良い(請求項8,図7,図9参照)。
また,前記固定部80の前記固定片81と,前記被固定部90の前記被固定片91は,これを垂直方向に設けるものとしても良い(請求項9,図10参照)。
更に,前述した防油堤35に,該防油堤35の底面を接地面より離間させる脚352を設けるものとしても良い(請求項10,図8,図10参照)。
以上で説明した本発明の構成により,本発明の作業機の防音箱1では,以下の顕著な効果を得ることができた。
前述したガイド板36によってフレーム枠31の側壁311内面と防油堤35の側壁351外面間の間隔Wのうち,少なくとも前記連通口33の下方に位置する部分であって,かつ,油脂類の漏出源となり得る機器(例えばエンジン,作業機本体,及び給油配管等)の下方に位置する部分の上部,すなわち最も漏油の浸入が起こり易い部分の上部を覆うことで,フレーム30上に載置されたエンジン(図示せず)や作業機本体(図示せず),及びこれらに設けた給油用の配管40等から燃料や潤滑油等の油脂類の漏出が生じた場合,漏出した油脂類が前述した間隔Wに入り込むことをガイド板36によって効果的に阻むことができると共に,ガイド板36上に落下した油脂類はガイド板36の傾斜に案内されて防油堤35内に確実に回収されることで,前述した間隔Wが生じる,フレーム枠31内に防油堤35を収容した防汚箱1の構造を採用した場合であっても,機外に油脂類が漏出することによる周辺環境の汚染を防止することができた。
特に,ガイド板36の形成範囲を,少なくとも前記連通口33の下方に位置する部分に拡張した場合,前述した間隔Wのうち,漏油が浸入するおそれのある部分を殆どガイド板36で覆うことができ,より確実に機外に油脂類が漏出することを防止できた。
更に,フレーム枠31の上面34に設けた連通口33の開口縁33eを囲うように,フレーム枠31の上面34上に立設された止水板37を設けた構成では,フレーム枠31の上面34と,防音ケース50の下端縁52との接合部に存在する微小な隙間Δを介して毛細管現象等により防音箱1内に雨水が侵入した場合であっても,この雨水が,連通口33内に入り込み,防油堤35内に落下して回収されることを防止できた。
その結果,防油堤35内に雨水は殆ど回収されることがなく,雨水の回収によって防油堤35で回収できる油脂類の量が減ることで,漏油が生じた際に漏出した油脂類の全てを回収できずに溢れ出させることにより生じる,機外への油脂類の漏出についても防止することができた。
更に,フレーム枠31と防油堤35の連結を,フレーム枠31内において固定部80と被固定部90,及び締結部材60によって行うようにした構成では,固定部80,被固定部90,及び締結部材60のいずれ共に機外に露出しておらず,その結果,これらの部材を錆びから保護することができた。
しかも,防油堤35をフレーム枠31内に仮収容した際,固定部80の固定片81と,被固定部90の被固定片91が,平行に対峙,より好ましくは固定部側貫通孔82と被固定部側貫通孔92が同一直線上に位置するように平行に対峙するよう構成した場合には,フレーム枠31の側壁311(311c,311d)に設けた作業窓312を介した締結部材60の着脱作業が容易である。
更に,この作業窓312には,着脱可能なカバー313を取り付けたことで,作業窓312を介して雨水等が浸入することも防止できるだけでなく,防音箱1内で発生した騒音が作業窓312を介して機外に漏出することも防止できた。
このように,フレーム枠31と防油堤35とを連結するための前述した各部材が一切,機外に露出していないために,毛細管現象等によってこれらの部材を伝った雨水が防油堤35内に到達することも無く,防油堤35の錆や腐蝕についても防止することができた。
固定部80の固定片81と,被固定部90の被固定片91は,図7〜9に示すように,これを水平方向に形成して固定片81を上側,被固定片91を下側として両者を対峙させる構成とすることができ,この構成では,図7又は図8に示すように,固定部側貫通孔82,又は被固定部側貫通孔92のいずれか一方(図示の例では被固定部側貫通孔92)に,締結部材60を構成するボルト61を予め取り付けておくことで,フレーム枠31内に防油堤35を収容する際,ボルト61が他方の貫通孔(図示の例では固定部側貫通孔82)内に挿入されることで,このボルト61の先端部にナット62を螺合するだけでフレーム枠31と防油堤35の連結が完了し,着脱時の作業性を向上させることができた。
しかも,固定部80又は被固定部90のいずれかに予めボルト61を取り付けておくことで,フレーム枠31を下降させてフレーム枠31内に防油堤35を収容する際,このボルト61に,フレーム枠31の下降を案内するガイドとしての機能を持たせることもできた。
更に,図7に示すように,前記フレーム枠31の下端から前記固定片81の底面迄の距離h2を,前記防油堤35の下端から前記被固定片迄91の上面迄の距離h3よりも長くした構成では,フレーム枠31と防油堤35を連結する前の仮収容時,固定片81の底面と被固定片91の上面間には上記距離の差(h2−h3)に対応する間隔δが形成され,ボルト61の先端にナット62を螺合して,固定片81の底面と被固定片91の上面が接合する迄締め付けることで,防油堤35を吊り下げて防油堤35の底面を接地面より間隔δ分,離間させることができ,これにより,防油堤35の底面が常時接地させている場合に比較して,防油堤35に錆や腐蝕が発生し難くすることができた。
図10に示したように,前記固定部80の前記固定片81と,前記被固定部90の前記被固定片91をそれぞれ垂直方向に設けた構成では,ボルト61の取り付けを水平方向に行うことができるため,作業性を向上させることができた。
また,ボルト61を水平方向に取り付ける作業であるため,固定片81及び被固定片91のうち,防油堤35側に配置されているもの(図10の例では被固定片91)に,ナット62を取り付けておく等してボルト61を螺着できるようにしておくことで,作業窓312は,空圧工具や電動工具に取り付けたソケットレンチのみを差し込むことができる大きさに形成すれば良く,作業窓312を小さくすることができることから,フレーム枠31の強度を向上させることができると共に,作業窓312を介した雨水の浸入等が生じ難く,しかも防音箱1内の騒音が漏出し難くなるために防音性も向上する。
なお,図8及び図10に示すように,防油堤35に脚352を設けた構成では,防油堤35の底面が接地面より離間するため,防油堤35の発錆や腐蝕を防止でき,しかも,締結部材60(ナット62)の締め付けによって防油堤35を吊り下げる構成(図7参照)に比較して,防油堤35の着脱作業が容易である。
本発明の防音箱の正面図。 本発明の防音箱の側面図。 本発明の防音箱の一部断面斜視図。 本発明の防音箱の一実施例を示し,(A)はフレーム枠と防油堤に分解した状態のフレームの斜視図,(B)はフレームの部分断面図。 本発明の防音箱の別の実施例を示し,(A)はフレーム枠と防油堤に分解した状態のフレームの斜視図,(B)はフレームの部分断面図。 本発明の別の実施例における,フレーム枠と防油堤に分解した状態のフレームの斜視図。 フレーム枠と防油堤の連結部の説明図であり,(A)は連結前(仮収容)の状態,(B)は連結後の状態。 変形例におけるフレーム枠と防油堤の連結部の説明図であり,(A)は連結前(仮収容)の状態,(B)は連結後の状態。 変形例におけるフレーム枠と防油堤の連結部の説明図であり,(A)は防油堤の収容前,(B)は連結前(仮収容)の状態,(C)は連結後の状態。 変形例におけるフレーム枠と防油堤の連結部の説明図であり,(A)は防油堤の収容前,(B)は連結前(仮収容)の状態,(C)は連結後の状態。 スライダによる位置決めの説明図であり,(A)は防油堤の収容前,(B)は連結前(仮収容)の状態,(C)は連結後の状態。 フレーム枠と防油堤の連結部の更に別の変形例を示した説明図であり,(A)及び(B)は固定片と被固定片を傾斜配置した構成,(C)は固定片と被固定片を垂直方向に配置した構成の変形例。 従来の防音箱(特許文献1)の正面図。 従来の防音箱(特許文献2)の部分断面図。
以下に,本発明の作業機の防音箱1を,添付図面を参照しながら説明する。
図1及び図2において,符号1は防音箱であり,この防音箱1は,フレーム30と,このフレーム30上を覆う防音ケース50によって構成されており,このフレーム30と防音ケース50によって囲まれた空間内に,図示せざる圧縮機本体や発電機本体等の作業機本体,この作業機本体を駆動するエンジン,エンジンに燃料を供給する燃料タンク,その他の必要な機器を収容することができるように構成されている点は,図13を参照して説明した従来の防音箱と同様である。
本発明の防音箱1では,前述のフレーム30を,フレーム枠31と,このフレーム枠31内に着脱可能に収容された防油堤35によって構成している。
このうちのフレーム枠31は,前述したフレーム30の外枠となるもので,本実施形態では,4本の溝型鋼を連結して形成された,平面視矩形を成す枠状に構成されており,その上面34は,端板314や横架材315,316を架設する等して図示せざるエンジンや作業機本体等の構成機器を載置できるようにしている〔図3,図4(A),図5(A),図6参照〕。
このように枠状に形成されたフレーム枠31は,その内部に後述する防油堤35を収容する空間が形成されていると共に,その底面に開口32が設けられており,この開口32を介して内部に防油堤35を出し入れすることができるように構成されている。
また,このフレーム枠31の上面34には,後述する防音ケース50を取り付けた際,防音ケース50内の空間と,前述した防油堤35内の空間を連通させる連通口33が形成されており,フレーム枠31上に載置されて防音ケース50内に収容されたエンジンや作業機本体,これらに燃料や潤滑油等を導入する配管40等の機器から燃料や潤滑油等の油脂類の漏出があった場合,漏出した油脂類がこの連通口33を介してフレーム枠31内に収容された防油堤35内に落下して回収されるように構成されている。
前述したように,フレーム枠31の側壁311(311a〜311d)を溝型材により構成すると共に,フレーム枠31の長手方向における一端側の上部を端板314で覆った図示の構成では,各側壁311(311a〜311d)の上端より外向きに突出したフランジ317(317a〜317d)の上面と,前述した端板314の上面によってフレーム枠31の上面が形成されていると共に,前述した端板314の一辺と,3つの側壁311a,311b,311cの上端に設けたフランジ317a,317b,317cの各一辺によって,連通口33の開口縁33eが形成されている。
そして,このフレーム枠31の上面34の周縁部分上,図示の例ではフレーム枠31の各側壁311(311a〜311d)上端に設けたフランジ317(317a〜317d)上に,前述した防音ケース50の下端縁52を載置すると共にボルト留め等の方法で固定し,防音ケース50の天板部分に設けた吊り金具51(図1参照)にクレーンフックを係止してクレーンで吊り下げることにより,防音ケース50と共にフレーム枠31(フレーム枠31に後述する防油堤35が連結されている場合には,更に防油堤35)を同時に吊り下げることができるように構成されている。
このフレーム枠31内に収容される前述の防油堤35は,前記フレーム枠31内に収容可能な大きさに形成された,上面を開口する有底枠型の容器(図示の例では有底箱型の容器)として構成されており,燃料タンクやエンジン,作業機等から漏出した燃料やオイル等を内部に貯溜することができる液密性を備えている。
本実施形態では,この防油堤35を,平面視矩形状に形成した前述のフレーム枠31に対し一回り小さな平面視矩形状に形成することで,クレーン等で吊り下げたフレーム枠31を,適宜位置に配置した防油堤35上に下降させることで,フレーム枠31の底面に形成された開口32を介して,フレーム枠31内に防油堤35を収容することができるように構成している。
このように,防油堤35をフレーム枠31内の空間に対し収容可能に構成していることから,フレーム枠31内に防油堤35を収容すると,防油堤35の側壁351(351a〜351d)外面と,フレーム枠31の側壁311(311a〜311d)の内面間には,所定の間隔Wが形成されることとなり,防音ケース50内に収容された機器より漏出した油脂類が,連通口33を介してフレーム30内に落下した際,防油堤35内に回収されずにこの間隔Wに流入すると,この間隔Wを介して油脂類が機外に漏出して防音型作業機の設置場所周辺を汚染することとなる。
間隔Wを介して生じるこのような油脂類の漏出を防止するために,本発明の防音箱1では,フレーム枠31の側壁311内面より,フレーム枠31の内側方向に向かって下向きに突出するガイド板36を設け,このガイド板36によって防油堤35の側壁351外面とフレーム枠31の側壁311内面間に生じた前述の間隔Wの上部を覆うことで,防音ケース50内に収容された機器より漏出した油脂類が上記の間隔W上に落下した場合であっても,ガイド板36によって間隔W内に入り込むことが阻まれると共に,ガイド板36上に落下した油脂類は,ガイド板36の傾斜によって防油堤35内に案内され,回収できるように構成した。
このガイド板36は,防油堤35の側壁351(351a〜351d)の外面とフレーム枠31の側壁311(311a〜311d)の内面間に形成された間隔Wの全ての上部を覆うように,フレーム枠31の4枚の側壁311(311a〜311d)全ての内面に設けるものとしても良いが,前述した間隔Wのうち,少なくとも防音ケース50内に収容された機器より漏出した油脂類が浸入する可能性の高い部分に設ければ,漏油が入り込む可能性が低い部分や,入り込み難くなっている部分については必ずしも設ける必要はない。
図4(A)及び図5(A)に示す実施形態では,前述した間隔Wのうち,連通口33の下方に位置する部分,すなわち,フレーム30を平面視した際に,連通口33を介して見える位置にある間隔Wの上部を覆うようにガイド板36を設けており,従って,前述した間隔Wのうち,油脂類が入り込み難くなっている,端板314で上部が覆われている部分は,ガイド板36で覆わない構成とした。
もっとも,端板314の裏面を伝って油脂類が端板314の下方にある間隔Wにも入り込む可能性があることから,この端板314の下方にある間隔Wについても,端板314の下方においてその上部をガイド板36で覆うものとしても良い。
なお,図4(A)及び図5(A)に示す例では,連通口33の下方に位置する全ての間隔Wの上部をガイド板36(36a〜36c)によって覆う構成を示したが,油脂類の漏出源となり得る機器,例えばエンジンや作業機本体,エンジンに燃料を供給する給油配管や,エンジンや作業機本体に設けられた潤滑油の配管,オイルフィルタ,オイルクーラ等の潤滑油の循環系等のうち,フレーム枠31の中央寄りに設けられている機器より漏出した油脂類は,直接,防油堤35内に落下して前述した間隔Wに入り込むおそれは少ないことから,連通口33の下方に位置する間隔Wのうち,更に,その上方に油脂類の漏出源となり得る機器が設けられている部分の間隔W上にのみ,前述したガイド板36を設ける構成としても良い。
図6に示す例では,燃料あるいは潤滑油用の配管40を,フレーム枠31の幅方向の一端側に寄せて配置したことにより,フレーム枠31の長手方向を成す一方の側壁311bと,防油堤35の長手方向を成す一方の側壁351b間に生じた間隔W上に前述した配管40が配置されており,このような配管40の取り回しに対応して,フレーム枠31の側壁311bと,防油堤35の側壁351b間に生じた間隔Wのうち,横架材315,316間に存在する部分のみをガイド板36で覆う構成としている。
このガイド板36は,図4(B)及び図5(B)に示すようにフレーム枠31の側壁311内面から,フレーム枠31の中央方向に向かって下向きに傾斜させて突出形成し,その先端361が防油堤35の側壁351を超えて更に内周側に至るように構成されており,ガイド板36上に落下した油脂類は,ガイド板36に設けた傾斜に案内されて,防油堤35内に落下,回収されるように構成されている。
このガイド板36の先端361は,防油堤35の側壁351の上端353よりも低位置に配置されるように構成することが好ましく,図4(B)及び図5(B)に示した実施形態では,ガイド板36の先端361から所定の範囲を垂直方向に折り曲げることで,先端361が防油堤35の側壁351の上端353よりも低位置となるように構成している。
ガイド板36の先端361をこのように防油堤35の側壁351の上端353よりも低い位置に配置することで,上方より間隔Wに向かって落下する油脂類のみならず,エンジンや作業機本体,配管等の機器から油脂類が噴き出す等して,前述の間隔Wに向かって斜め方向あるいは横方向に油脂類が飛翔してきた場合であっても,間隔Wに対し入り込むことを好適に防止することができる。
以上のように構成されたフレーム枠31の上面34における周縁部上,すなわちフレーム枠31の側壁311(311a〜311d)上端に設けたフランジ317(317a〜317d)上には,図1,図2,図3,図4(B)及び図5(B)に示すように,防音ケース50の下端縁52が載置固定されて,フレーム枠31上に載置されたエンジン(図示せず)や作業機本体(図示せず)等の機器が,この防音ケース50によって覆われる。
このフレーム枠31の上面34の周縁部である前述のフランジ317(317a〜317d)と,防音ケース50の下端縁52の接合部分に生じた隙間Δからは,毛細管現象等によって機外より雨水等が防音箱1内に浸入し得るものとなっている。
従って,この隙間Δを介して防音箱1に浸入した雨水が,フレーム枠31に設けた連通口33を介して防油堤35内に入り込むことを防止するため,図5に示した本発明の防音箱1の構成では,このような雨水の浸入を防止するために,連通口33の開口縁33eを囲むように止水板37を立設している。
この止水板37は,防音ケース50の前記下端縁52の載置位置と前記連通口33の開口縁33e間のいずれかの位置で前記フレーム枠31の上面34に立設し,前記隙間Δを介して防音箱1内に浸入した雨水が,連通口33を介して防油堤35内に流入することがないようにしている。
図5(A),(B)に示す実施形態では,連通口33の開口縁33eを成す,フレーム枠31の側壁311a,311b,311c上端に設けたフランジ317a,317b,317cの一辺と端板314の一辺にそれぞれ前述した止水板37(37a〜37d)を設け,前述した隙間Δを介して浸入した雨水が,この止水板37(37a〜37d)を超えて連通口33内に入り込むことがないように構成している。
なお,各止水板37(37a〜37d)の長手方向における両端部と,隣接する止水板37(37a〜37d)の長手方向の端部間の隙間は,溶接やシール材の貼着等の方法によってこれを塞ぎ,この部分に生じた隙間を介して雨水が連通口33側に通過しないようにする。
なお,図5(A)及び図5(B)に示す例では,止水板37を連通口33の開口縁33eに立設する構成について説明したが,この止水板37は,防音ケース50の下端縁52部分に生じた隙間Δを介して内部に浸入した雨水が連通口33内に入り込むことを防止し得るものであれば図示の位置に限定されず,フレーム枠31の上面上のいずれの位置に設けても良い。
例えば,図5に示す例では止水板37dを端板314の一辺に設けているが,これをフレーム枠31の側壁311d上端に設けたフランジ317d上に立設するものとしても良い。
この場合には,止水板37dの移動に対応して,フレーム枠31の側壁311a,311bのフランジ317a,317b上に設けた止水板37a,37bの端部を,側壁311dの位置まで延長する。
このように止水板37を設けることで,防油堤35内に雨水が入り込むことを防止でき,これにより,防油堤35の容量の殆どを油脂類の回収に振り分けることができ,雨水が入り込む場合を想定して防油堤35を設計する場合に比較して,防油堤35の容量を小さくすることが可能となる。
以上のように構成されたフレーム枠31内に対する防油堤35の挿入は,前述したように防油堤35をフレーム枠31に対し一回り小さな平面視矩形状に形成し,防音ケース50と共にクレーン等で吊り下げたフレーム枠31を,適宜位置に配置した防油堤35上に下降させることで行うことができるように構成されている。
このような挿入方法によって防油堤35をフレーム枠31内の所定位置に正確に収容することができるようにするために,本発明の防音箱1には,フレーム枠31を防油堤35に向かって降下させた際,フレーム枠31及び/又は防油堤35を所定の位置に案内する位置決め手段を設けている。
この位置決め手段として,本実施形態では,図11に示すように,防油堤35の側壁351〔351a,351b:図11(A)には351bのみ示す〕外面と,フレーム枠31の側壁311〔311a,311b:図11(A)には311bのみ示す〕内面間の間隔Wに対応した肉厚tを有し,一端側が先細りに形成された板状体であるスライダ70を,防油堤35の側壁351の外面,又は,フレーム枠31の側壁311の内面に取り付けている。
このスライダ70は,図11に示すように防油堤35の側壁351外面に取り付ける場合には,先細りに形成された側を上向きにして取り付けるが,図示は省略するが,フレーム枠31の側壁311内面に取り付ける場合には,先細りに形成された側を下向きとして取り付ける。
このようにスライダ70を設けることで,スライダ70を防油堤35の側壁351に設けた構成では,防油堤35上にフレーム枠31を下降させると,フレーム枠31の底面に形成されている開口部の内縁がスライダ70の傾斜面上を滑りながらフレーム枠31が下降することで,フレーム枠31内の所定の位置に防油堤35を収容することができる。
このスライダ70は,金属板等によって形成するものとしても良いが,例えばPOM(ポリアセタール)等の自己潤滑性を有する樹脂によって形成することで,摩擦抵抗の低減により位置決めをより円滑に行うことができる。
図示の実施形態では,図1及び図2に示すように,このスライダ70を,防油堤35の長手方向を成す2つの側壁351a,351bの長手方向両端側の上縁部にそれぞれ取り付けて,計4カ所にスライダ70に設けているが,スライダ70の形成数は図示の例に限定されない。
なお,図示の例では,スライダ70を,防油堤35の長手方向の側壁351a,351bにのみ設け,幅方向の側壁351c,351dには設けていないことから,ここでのスライダ70は,防油堤35の幅方向の位置決めのみを行うものとなっているが,同様の構造を有するスライダを,防油堤35の幅方向の側壁351c,351d,又はフレーム枠31の幅方向の側壁311c,311dにも設け,防油堤35の長手方向における位置決めについてもスライダ70によって行うように構成しても良い。
このようにしてフレーム枠31内の所定の位置に収容され,未だフレーム枠31と連結されていない状態(仮収容の状態)にある防油堤35は,その後,フレーム枠31に連結され,フレーム枠31と防油堤35との組み合わせによって,構成機器の載置台としての機能と,漏出した燃料等を貯溜する機能とを合わせ持った,防油構造を有するフレーム30を構成する。
このように,フレーム枠31に対し,防油堤35を連結可能とするために,フレーム枠31の側壁311の内面には固定部80が突設されていると共に,防油堤35の側壁351の外面には,前記固定部80に固定される被固定部90が突設されている。
フレーム枠31の側壁311内面に形成される前述の固定部80には,前述した被固定部90を固定するための固定片81が設けられており,この固定片81に,被固定部90に設けた被固定片91を対峙,接触させた状態で,固定片81と被固定片91を締結部材60によって連結することで,フレーム枠31と防油堤35とを連結することができるように構成されている。
この固定部80の固定片81には,締結部材60を構成するボルト61を挿入するための貫通孔(固定部側貫通孔)82が設けられていると共に,被固定部90の被固定片91にも同様に前記ボルト61を挿入可能な貫通孔(被固定部側貫通孔)92が設けられており,固定部側貫通孔82と,被固定部側貫通孔92に共通のボルト61を挿入すると共に,このボルト61にナット62を螺合することで固定部80と被固定部90とを連結することができるように構成されている。
この固定部80と被固定部90は,前記フレーム枠31と前記防油堤35を共に接地させた状態で,前記フレーム枠31内の所定位置に前記防油堤35を未連結の状態で収容した仮収容時,固定片81と被固定片91が平行に対峙,好ましくは固定部側貫通孔82と被固定部側貫通孔92が同一の直線上に配置された状態で平行に対峙するように,それぞれ,フレーム枠31の側壁311内面と,防油堤35の側壁351外面の所定の位置に設けられている。
図示の実施形態にあっては,図1及び図2に示すように前記固定部80を,フレーム枠31の幅方向の2枚の側壁311c,311dそれぞれの両端側に計4箇所設けると共に,被固定部90を,防油堤35の幅方向の2枚の側壁351c,351dそれぞれの両端側に計4カ所に設けているが,固定部80及び被固定部90の形成位置及び形成数は,図示の例に限定されない。
フレーム枠31に設けた固定部80と,防油堤35に設けた被固定部90は,図7〜図9に示すように,固定片81と被固定片91を共に水平方向に配置して,固定片81を上側,被固定片91を下側として,上下に対峙するように構成しても良く,又は,図10に示すように,固定片81と被固定片91を垂直方向に配置して,固定片81と被固定片91が,紙面左右方向に対峙するように設けるものとしても良い。
固定片81と被固定片91を,水平方向に設けた構成では,固定片81,又は被固定片91のいずれか一方に,締結部材60を構成するボルト61を予め取り付けておくものとしても良く,フレーム枠31内に防油堤35を仮収容した際,このボルト61の先端側が,固定片81に設けた固定部側貫通孔82と,被固定片91に設けた被固定部側貫通孔92を共に貫通するようにするものとしても良い。
図7及び図8に示す例では,ボルト61が先端を上方に向けて突出するように被固定部90側にボルト61を取り付けた例を示したが,これとは逆に,固定部80側に先端を下向きに突出するようにボルト61を取り付けておくものとしても良い。
このような被固定部90に対するボルト61の固定は,図示は省略するが,例えば頭部付きのボルトを被固定部側貫通孔92に前端を上向きに挿入し,該ボルトの頭部を,被固定片91の底面に溶着する等して取り付けるものとしても良いが,図4及び図5に示す実施形態にあっては,被固定片91の底面側で被固定部側貫通孔92の形成位置にナット63を取り付け,このナット63に頭部のないボルト(イモネジ)を螺着することにより上向きに突設させており,このように構成することで,例えばカジリ等によってボルト61の交換が必要となった場合であっても,ボルト61の交換を比較的容易に行うことができるようにしている。
このように,被固定部90に予めボルト61を取り付けておくことで,フレーム枠31を下降させて,フレーム枠31内に防油堤35を仮収容する際,ボルト61の先端を,固定部80に設けた固定部側貫通孔82内に挿入させた状態で下降させることで,ボルト61に,防油堤35をフレーム枠31内の所定の位置に誘導する位置決め手段としての機能を持たせることができる。
また,このように被固定部90側に予めボルト61を取り付けておくことで,フレーム枠31を下降させて,フレーム枠31内に防油堤35を収容した後には,固定部側貫通孔82を貫通して固定片81の上面より突出したボルト61の先端にナット62を螺着するのみで,フレーム枠31と防油堤35の連結が完了する点でも作業性が向上する。
前述したボルト61の先端にナット62を螺着する作業,又は,ボルト61に螺着されているナット62を取り外す作業を機外より行うことができるようにするために,固定部80の形成位置近傍のフレーム枠31の側壁311(311c)には,作業窓312が設けられている。
固定片81の上面より突出したボルト61の先端部にナット62を螺着するように構成した図7及び図8に示す例では,この作業窓312を,フレーム枠31の側壁311(311c)のうち,固定片81の上面に対し上方に位置する部分に設けている。
この作業窓312には,これを塞ぐカバー313が着脱可能に取り付けられており,前述したナット62の着脱作業時以外には作業窓312をこのカバー313によって塞いでおくことで,作業窓312を介して雨水等が防音箱1内に浸入することを防止すると共に,防音箱1内で発生した騒音が作業窓312を介して機外に漏出することを防止している。
本実施形態においてこのカバー313は,ゴム製であり,該カバー313を変形させた状態で作業窓312内に挿入し,作業窓312内で形状を復元させることで,カバー313を作業窓312内に密着させて取り付けることができるように構成している。
固定片81と被固定片91とを水平方向に設けた構成では,図7に示すように,フレーム枠31の下端から固定片81の底面迄の距離h2を,防油堤35の下端から被固定片91の上面迄の距離h3に対し,長く形成するものとしても良い。
この構成において,被固定部90側に予めボルト61を取り付けておく場合には,防油堤35の下端からボルト61の先端迄の距離h4を,フレーム枠31の下端から固定片81の上面迄の距離h1よりも,ナット62を取り付け可能な長さ分,長くなるように形成しておく。
このように構成することで,フレーム枠31を下降させて,防油堤35をフレーム枠31内に仮収容した状態,すなわち,フレーム枠31と防油堤35がいずれも接地された仮収容の状態では,固定片81の底面と,被固定片91の上面は,所定の間隔(δ=h2−h3)を介して対峙した状態となっていると共に,ボルト61の先端は,固定部側貫通孔82を貫通して,固定片81の上面より突出した状態にある。
従って,このように固定片81の上面より突出したボルト61の先端にナット62を取り付けると共に,このナット62を,固定片81の底面と被固定片91の上面とが当接する迄締め上げていくと,防油堤35の底面が,固定片81と被固定片91との間に生じていた間隔δ分,接地面より浮上し,防油堤35がフレーム枠31内に吊り下げられた状態で収容されることで,底面を接地面と常時接触させている場合に比較して,防油堤35に錆や腐蝕が生じ難い状態とすることができる。
なお,図7を参照して説明した構成では,防油堤35の底面を,接地面から離間させる構成として,防油堤35を吊り下げる構成について説明したが,防油堤35の底面を接地面より離間する構成は,この構成に限定されず,他の構成を採用するものとして構成しても良い。
図8に示す実施形態は,防油堤35に脚352を設けることで,防油堤35の底面を接地面より離間させることができるようにしたもので,図示の例では,防油堤35の底面に,防油堤35の幅方向を長さ方向とする溝型材を取り付けて脚352としている。
このように防油堤35に脚352を設けた場合,フレーム枠31の下端から固定片81の底面までの距離h2と,脚352を含めた防油堤35の下端から被固定片91の上面迄の距離h3’を同一の長さに形成し,フレーム枠31を下降させてフレーム枠31内に防油堤35を収容した際,固定片81と被固定片91とが接触状態で対峙するようにすることができる。
この場合,被固定部90側に予めボルト61を取り付けておく場合には,脚352を含めた防油堤の下端からボルト61先端迄の距離h4’を,フレーム枠31の下端から固定片81の上面までの距離h1よりもナット62を取り付け可能な長さ分,長く形成し,前述した収容状態にある際,ボルト61の先端が,固定片81の上面より突出するようにボルト61を取り付けておく。
図7を参照して説明したように,フレーム枠31内に防油堤35を吊り下げる構成では,防油堤35の底面を接地面より大きく離間させるためには,離間させる距離に応じた長さのボルト61が必要であると共に,この距離分,ナット62を回して防油堤35を引き上げる必要があり,着脱時の作業労力が増大する。
また,防油堤35の引き上げ距離が長くなると,複数箇所(実施形態において4カ所)ある固定部80の1カ所のみで全距離の引き上げを行うと,防油堤が傾き,あるいは歪んで変形してしまうことから,各箇所での引き上げ作業を,ローテーションさせながら複数回に分けて段階的に行う必要がある等,作業が繁雑となることから,離間距離の増大には限界がある。
また,作業機が大型になると,防油堤35も大型化するため,ナット62の回転によって防油堤35を吊り上げる作業労力が増大する。
これに対し,前述したように防油堤35に設けた脚352によって接地面と防油堤35の底部を離間する構成では,脚352の高さ設定により,離間距離を大きくも小さくもとることができ,また,離間距離を大きく取る場合であっても,防油堤35の傾きや変形等が生じ難く,作業労力が増大することもない。
以上,図7及び図8を参照して説明した構成では,被固定部90側に予めボルト61を取り付けておき,このボルト61の先端を固定部80の固定片81に設けた固定部側貫通孔82内に挿入することで,防油堤35の位置決め,特に長手方向の位置決めを行うように構成した。
これに対し,図9に示す構成では,被固定部90に,防油堤35の長手方向の位置決めを行うための位置決め手段を設け,これにより,ボルト61による位置決めを不要とした。
このような構成として,図9に示す実施形態では,被固定部90に,被固定片91のフレーム枠31側の端部から下向きに突出した延長片93を設け,この延長片93のフレーム枠31側の面に,図11を参照して説明したと同様のスライダ70を,先細り側が紙面上方を向くように取り付けている。
この構成では,防油堤35が適正な位置に収容された際のフレーム枠31側壁311の内面と,前記延長片93間の間隔W’に対応する厚みtにスライダ70を形成しておくことで,フレーム枠31を下降させた際にフレーム枠31の底面に形成された開口の内縁がスライダ70の傾斜面に案内されると共に,スライダ70の厚みtによって防油堤35の位置が規制されて適切な位置に収容することができる。
この構成では,図7及び図8を参照して説明した構成のように,防油堤35の位置決めをボルト61によって行う必要がなく,被固定部90に予めナット62を溶着し,またはカシメナット等を取り付けておくことで,図9(B),(C)に示すように固定片81の上面から下向きに挿入したボルト(六角ボルト)61によって締結することができる等,組立作業を簡略化することができる。
また,このように被固定部90に予めボルト61を立設しておく必要がなくなることで,防油堤35を収容するために防油堤35上にフレーム枠31を下降させた際に,被固定部90に立設したボルト61がフレーム枠31と衝突して,ボルト61やフレーム枠31を傷つけるおそれもない。
以上,図7,図8及び図9を参照して説明した防音箱1では,いずれも,固定部80の固定片81と被固定部90の被固定片91を水平方向に配置する構成について説明したが,この構成に代えて,図10に示すように,固定部80の固定片81と,被固定部90の被固定片91をいずれも垂直方向に配置し,固定片81と被固定片91が紙面左右方向に対峙するように構成するものとしても良い。
図10に示す構成では,被固定部90の被固定部側貫通孔92に予めナット62を取り付けてボルト61を螺着可能としておくことで,固定部側貫通孔82と,被固定部側貫通孔92を介して固定片81と被固定片91を水平方向に貫通させたボルト61の先端を,前記ナット62に螺合することにより,フレーム枠31と防油堤35の連結を容易に行うことができる。
なお,被固定片91側におけるボルト61の螺着は,前述したようにナット62を取り付ける構成に限定されず,被固定片91に設けた被固定部側貫通孔92に雌ねじを設けて直接螺着できるようにしても良い。
図10に示す実施形態では,固定部80を,フレーム枠31の側壁311内面と平行に配置された固定片81と,この固定片81の上下端とフレーム枠31の側壁311内面間を連結する連結片84,85によって形成すると共に,被固定部90を,防油堤35の側壁351外面と平行に配置された被固定片91と,この被固定片91の上下端と防油堤35の側壁351外面間を連結する連結片94,95によって形成し,フレーム枠31を下降させてフレーム枠31内に防油堤35を収容した際,固定部80に設けた固定片81と,被固定部90に設けた被固定片91が接触状態で対峙すると共に,固定片81に設けた固定部側貫通孔82と,被固定片91に設けた被固定部側貫通孔92が,重なる位置に配置されるように構成している。
この構成では,固定片81と対向する位置のフレーム枠31の側壁311に作業窓312を形成し,この作業窓312を介して水平方向にボルト61を挿入可能に構成する。
図10の実施形態では,被固定部90を構成する2枚の連結片94,95が,固定片側91から防油堤35の側壁351外面に向かうに従い間隔を広げる八の字状に形成されており,フレーム枠31を下降させた際に,被固定部90に設けた上側の連結片94の傾斜が,固定部80の下端角部と接触した際にこれを案内して,防油堤35の長手方向における位置決めを行うことができるように構成されている。
このように,図10に示した構成では,被固定部90に設けた上側の連結片94を傾斜させることで,被固定部90に防油堤35の長手方向の位置決めを行う位置決め手段としての機能を付与する場合を例に挙げて説明したが,この構成に代え,又は,この構成と共に,図示は省略するが,固定部80に設けた下側の連結片85を傾斜させた構造とし,これにより固定部80側にも位置決め手段としての機能を持たせるようにしても良い。
このように,固定片81及び被固定片91を垂直方向に配置した構成では,連結用のボルト61を横向きに取り付けることとなるため,連結,分解作業時,フレーム枠31に設けた作業窓312からボルト61を直線的に挿入し,又は抜き取ることができるため,作業窓312に空圧工具や電動工具に取り付けたソケットレンチを差し込むだけで作業を行うことができることから,作業性が良い。
また,フレーム枠31の側壁311に設ける作業窓312は空圧工具や電動工具に取り付けたソケットレンチが入る程度の孔径で設ければ良く,作業窓312を比較的小さなものとすることができ,フレームの強度向上,防音箱内の騒音漏洩を低減することができる。
以上,図7〜図10に示した構成では,いずれも,固定片81と被固定片91を,水平又は垂直に設ける場合を例に挙げて説明したが,図12(A),(B)に示すように,固定片81と被固定片91は,これを斜めに傾斜させた状態に配置するものとしても良く,このように形成することで,固定面81及び被固定面91自体に,防油堤35の長手方向の位置決めを行う位置決め手段としての機能を持たせることもできる。
また,図10を参照して説明した構成では,フレーム枠31内に防油堤35を収容した際,固定片81がフレーム側,被固定片91が防油堤35側に配置される構成として説明したが,前記収容時,固定片81と被固定片は,図12(C)に示すように,固定片81が防油堤35側,被固定片91がフレーム枠31側となるように構成しても良い。
1 防音箱
30 フレーム
31 フレーム枠
311 側壁(フレーム枠の)
311a,311b 長手方向の側壁(フレーム枠の)
311c,311d 幅方向の側壁(フレーム枠の)
312 作業窓
313 カバー
314 端板
315,316 横架材
317(317a〜317d) フランジ
32 開口
33 連通口
33e 開口縁(連通口33の)
34 上面(フレーム枠31の)
35 防油堤
351 側壁(防油堤の)
351a,351b 長手方向の側壁(防油堤の)
351c,351d 幅方向の側壁(防油堤の)
352 脚
353 開口(防油堤35の)
36(36a〜36d) ガイド板
361 先端(ガイド板36の)
37(37a〜37d) 止水板
40 配管
50 防音ケース
51 吊り金具
52 下端縁(防音ケース50の)
60 締結部材
61 ボルト
62,63 ナット
70 スライダ
80 固定部
81 固定片
82 固定部側貫通孔
84,85 連結片
90 被固定部
91 被固定片
92 被固定部側貫通孔
93 延長片
94,95 連結片
h1 フレーム枠の下端から固定片の上面までの距離
h2 フレーム枠の下端から固定片の底面までの距離
h3,h3’ 防油堤の下端から被固定片の上面までの距離
h4,h4’ 防油堤の下端からボルトの先端までの距離
t スライダの厚さ
W フレーム枠内壁と防油堤外壁間の間隔
W’ フレーム枠内壁と被固定部の延長片間の間隔
Δ 隙間(フレーム枠の上面と防音ケース下端縁間の)
δ 固定片と被固定片間の間隔
100 防音箱
130 フレーム
131 架台フレーム
133,137 ボルト孔
135 防油堤
135a 側壁(防油堤135の)
136 載置面
138 フレーム枠
138a 側壁(フレーム枠138の)
140 燃料タンク
142,143 排油孔
145 燃料タンク固定板
150 防音ケース
151 吊り金具
161 ボルト
162 ナット

Claims (10)

  1. 構成機器を搭載する基台となるフレームと,前記フレーム上を覆う防音ケースにより構成され,前記フレームに防油堤の機能を持たせた作業機の防音箱において,
    前記フレームを,前記フレームの外枠となるフレーム枠と,前記フレーム枠内の所定の位置に収容された,上向きに開口する有底枠型の容器である防油堤によって構成し,
    前記フレーム枠の底面に開口を設けて前記防油堤を出し入れ可能とすると共に,前記フレーム枠の上面に,前記防音ケース内の空間と前記防油堤内の空間を連通する連通口を設けて前記防音ケース内で生じた漏油を前記防油堤内に落下可能に構成して成り,
    前記フレーム枠の側壁と前記防油堤の側壁間に生じた間隔のうち,少なくとも前記連通口の下方に位置する部分であって,かつ,油脂類の漏出源となり得る機器の下方に位置する部分の上部を覆うガイド板を,前記フレーム枠の前記側壁から前記防油堤の開口上に,下向きに傾斜させて突出形成すると共に,前記ガイド板の先端から所定の範囲を垂直方向に下向きに折り曲げたことを特徴とする作業機の防音箱。
  2. 前記ガイド板が,前記フレーム枠の側壁と前記防油堤の側壁間の前記間隔のうち少なくとも,前記連通口の下方に位置する部分を覆うことを特徴とする請求項1記載の作業機の防音箱。
  3. 前記ガイド板の先端を,前記防油堤の側壁上端よりも低い位置に配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の作業機の防音箱。
  4. 前記フレーム枠の前記上面周縁部に前記防音ケースの下端縁を載置して固定すると共に,
    前記防音ケースの前記下端縁と前記連通口の開口縁間における前記フレーム枠の前記上面上に,前記連通口の前記開口縁を囲う止水板を立設したことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の作業機の防音箱。
  5. 前記フレーム枠の側壁内面に突設された固定部を設け,該固定部に設けた固定片に,締結部材を取り付ける固定部側貫通孔を形成すると共に,
    前記固定部に固定される被固定部を前記防油堤の側壁外面に突設し,該被固定部に設けた被固定片に,前記締結部材を取り付ける被固定部側貫通孔を形成し,
    前記フレーム枠と前記防油堤を共に接地させた状態で,前記フレーム枠内の所定位置に前記防油堤を未連結の状態で収容した仮収容時,前記固定片と前記被固定片が平行に対峙するよう前記固定部と前記被固定部を形成し,
    前記固定部の形成位置近傍の前記フレーム枠の側壁を貫通して,前記締結部材の着脱作業のための作業窓を設けると共に,該作業窓を覆うカバーを前記作業窓に着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の作業機の防音箱。
  6. 前記固定部の前記固定片と,前記被固定部の前記被固定片を水平方向に設け,前記仮収容時,前記固定片を上側,前記被固定片を下側として前記固定片と前記被固定片が対峙するよう前記固定部と前記被固定部を形成したことを特徴とする請求項5記載の作業機の防音箱。
  7. 前記締結部材を,前記固定部側貫通孔と前記被固定部側貫通孔を共に貫通するボルトと,該ボルトと螺合するナットにより構成し,
    前記固定部側貫通孔又は前記被固定部側貫通孔のいずれか一方に,前記ボルトを固定することを特徴とする請求項6記載の作業機の防音箱。
  8. 前記フレーム枠の下端から前記固定片の底面迄の距離を,前記防油堤の下端から前記被固定片の上面迄の距離よりも長くしたことを特徴とする請求項6又は7記載の作業機の防音箱。
  9. 前記固定部の前記固定片と,前記被固定部の前記被固定片を垂直方向に設けたことを特徴とする請求項5記載の作業機の防音箱。
  10. 前記防油堤に,該防油堤の底面を接地面より離間させる脚を設けたことを特徴とする請求項1〜9いずれか1項記載の作業機の防音箱。

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