JP6824574B2 - 回転角検出装置及びロータリエンコーダ - Google Patents
回転角検出装置及びロータリエンコーダ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6824574B2 JP6824574B2 JP2016214192A JP2016214192A JP6824574B2 JP 6824574 B2 JP6824574 B2 JP 6824574B2 JP 2016214192 A JP2016214192 A JP 2016214192A JP 2016214192 A JP2016214192 A JP 2016214192A JP 6824574 B2 JP6824574 B2 JP 6824574B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- rotation
- rotation angle
- angle
- detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 148
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 88
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 16
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 229910052734 helium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001307 helium Substances 0.000 description 1
- SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N helium atom Chemical compound [He] SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
よって、このような回転角検出装置によれば、より精度よく回転軸の回転角を検出できるようになる。
また、併せて本発明は、以上の回転角検出装置と、前記検出部が検出した前記回転軸の回転角が、所定の単位角度変化する度に、所定の信号を出力する信号出力部とを備えたロータリエンコーダも提供する。
まず、第1の実施形態について説明する。
図1aに、本第1実施形態に係る回転角検出装置の外観を示す。
いま、図中に示すように前後左右上下を定めるものとして、図1a1は回転角検出装置の前面を表し、図1a2は回転角検出装置の左側面を表し、図1a3は回転角検出装置の後面を表し、図1a4は図1a1の断面線A-Aによる回転角検出装置の断面を表し、図1a5は回転角検出装置を斜視したようすを表している。
ここで、図1bに検出用回転シャフト5と磁石6と回転角センサ8の配置関係を示す。回転角センサ8は、磁石6と対向する配置でベース1に固定されている。また、磁石6はN極とS極が周方向に交互に配置された磁石である。また、回転角センサ8は、たとえば、ホール素子やMR素子などを用いて検出した磁力から回転角センサ8に対する磁石6の回転角、すなわち、ベース1に対する検出用回転シャフト5の回転角を検出するセンサである。
ここで、このような回転角検出装置は、図1d1、d2に示すように、回転角を検出する回転軸100に検出用回転シャフト5を固定して使用する。すなわち、回転角検出装置の全体が回転軸100によって支持されている形態で、回転軸100の回転角を検出する。
図示するように、信号処理系10は、制御部11、検出処理部12、外部と無線通信を行う無線通信インタフェース13よりなる。
なお、図1では図示を省略したがベース1には、信号処理系10の電源を供給するバッテリも固定されている。
ここで、図3aに示すように、回転軸100が静止している状態では、サブベース3は、ウエイト7の作用により、サブベース3の下方が鉛直下方となる姿勢となる。
ここで、回転角センサ8が検出している、回転軸100に固定された検出用回転シャフト5のベース1に対する回転角をθ1、計測開始時に傾斜角センサ9が検出していた鉛直方向に対するベース1の傾斜角をθref、傾斜角センサ9が検出している鉛直方向に対する現在のベース1の傾斜角をθdetとして、
検出処理部12は、ベース1の回転角θ2を、
θ2=θdet-θref
により算出し、
回転軸100の回転角θを、
θ=θ1+θ2により算出する。
θ2=θdet-θref
θ=θ1+θ2
によって算出した回転軸100の回転角θを、無線通信インタフェース13を介して外部に無線通信により出力する処理を繰り返し行う。
θ2=θdet-θref
θ=θ1+θ2
によって算出した回転軸100の回転角θが所定の単位角度増減したときにパルス信号を、無線通信インタフェース13を介して外部に無線通信により出力する処理を行う。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
本第2実施形態に係る回転角検出装置の構成は、図1に示した第1実施形態に係る回転角検出装置の構成に、加速度センサを追加した構成を備えている。
ここで、図4aに、図1a1の断面線A-Aによる、本第2実施形態に係る回転角検出装置の断面を示す。本第2実施形態に係る回転角検出装置の加速度センサ41はベース1に固定されており、図4bに前後方向に見たウエイト7、傾斜角センサ9、加速度センサ41の配置を示す。加速度センサ41は、ベース1の回転中心軸上の位置に、回転角センサ8と前後方向に見て重なるようにベース1に固定される。そして、加速度センサ41は、ベース1の回転中心軸上の位置の当該回転中心軸と垂直な2軸方向について加速度を検出する。ここで、このように加速度センサ41はベース1の回転中心軸上の位置に配置されているので、加速度センサ41が検出する加速度は、回転軸100の移動によって生じた回転角検出装置の全体の移動の加速度を表すものとなる。
図示するように、本第2実施形態では、信号処理系10の検出処理部12において、加速度センサ41で検出した加速度を考慮して、回転軸100の回転角θを算出する。
ここで、加速度センサ41と傾斜角センサ9の位置関係は固定であるので、加速度センサ41で検出した加速度の大きさ、方向より、回転軸100の移動によって生じた回転角検出装置の全体の移動により傾斜角センサ9に加わる加速度の大きさと傾斜角センサ9に対する方向は定まる。そして、上述のようにベース1に働く角加速度は小さく抑えられ、かつ、これにより、ベース1の慣性モーメントを大きく設定していることとも相まって、ベース1の回転速度も小さく抑えられるので、傾斜角センサ9にベース1の回転による力はほとんど加わらない。したがって、回転軸100の移動によって、直接、傾斜角センサ9に加わる加速度が、実質的に、傾斜角センサ9に加わる加速度となる。
θdet' =θdet-E
によりθdetから検出誤差Eをキャンセルした傾斜角θdet'に補正する。
また、図4c2に示すように、重力ベクトルGの大きさは固定であるので、慣性力ベクトルAの大きさ及び方向と、力Fベクトルの方向FDETが求まれば、重力ベクトルGの方向は定まり、この重力ベクトルGの方向と力Fベクトルの方向FDETの差が、傾斜角センサ9に加わっている加速度により傾斜角センサ9に生じている傾斜角の検出誤差Eとなる。
そこで、検出処理部12における加速度センサ41で検出した加速度からの傾斜角センサ9に生じている傾斜角の検出誤差Eの算定は、たとえば、傾斜角センサ9で検出される傾斜角と、加速度センサ41で検出される加速度の大きさ及び方向と、傾斜角センサ9に生じる傾斜角の検出誤差Eとの関係式または対応関係を予め求めて検出処理部12に設定しておき、検出処理部12において当該関係式または対応関係と傾斜角センサ9で検出された傾斜角と加速度センサ41で検出した加速度とに従って算定すること等により行う。
θ2=θdet'-θref
θ=θ1+θ2
回転軸100の回転角θにより算出する。
以上、本発明の第2実施形態について説明した。
このような第2実施形態によれば、回転軸100の加速度をもった移動によって、傾斜角センサ9に直接加わる加速度の影響による傾斜角の検出誤差をキャンセルして、より精度よく回転軸100の回転角θを検出できるようになる。
図6aに、本第3実施形態に係る回転角検出装置の外観を示す。
いま、図中に示すように前後左右上下を定めるものとして、図6a1は回転角検出装置の前面を表し、図6a2は回転角検出装置の左側面を表し、図6a3は回転角検出装置の後面を表し、図6a4は図6a1の断面線A-Aによる回転角検出装置の断面を表し、図6a5は回転角検出装置を斜視したようすを表している。
図示するように、回転角検出装置は、ベース61、ベアリング62、検出用回転シャフト63、磁石64、ウエイト65、回転角センサ66、傾斜角センサ67、ベース1に固定された信号処理系68、加速度センサ69を備えている。
また、磁石64は検出用回転シャフト63の前端面に固定されており、回転角センサは、磁石64と対向する配置でベース61に固定されている。
また、加速度センサ69は、ベース61の回転中心軸上の位置に、回転角センサと前後方向に見て重なるようにベース61に固定され、ベース61の回転中心軸上の位置の当該回転中心軸と垂直な2軸方向について加速度を検出する。
ここで、このような回転角検出装置は、回転角を検出する回転軸100に検出用回転シャフト63を固定して使用する。すなわち、回転角検出装置の全体が回転軸100によって支持されている形態で、回転軸100の回転角を検出する。
以上、本発明の第3の実施形態について説明した。
以上のように、本第3実施形態に係る回転角検出装置は、上述した第2実施形態に係る回転角検出装置において、サブベース3と第2ベアリング4を除いて、ベース1を直接、第1ベアリング2を介して検出用回転シャフト5で軸支すると共に、ウエイト7をサブベース3に代えてベース1の下部に固定した構成と等しい構成を備えている。
すなわち、たとえば、図7a1に示すように、ベース1/61の外周面に、回転軸100と垂直な方向に延びるフィン701を設けるようにしてもよい。
このように設けたフィン701は、ベース1/61の回転に対する空気抵抗を増大し、ベース1/61の回転を非接触で抑制する。
また、このように設けたフィン701は、回転軸100と共に回転角検出装置の全体が移動を継続する場合、図7b1に示すように、当該移動に伴って生じるベース1/61に対する気流の方向に沿った方向に、ベース1/61の回転角を固定する。
以上の第1、第2、第3実施形態では、回転検出装置から外部に無線通信を介して検出した回転角θやパルス信号を出力したが、これは、回転検出装置と外部とをケーブルにより接続し、回転検出装置から外部にケーブルを介して検出した回転角θやパルス信号を出力するようにしてもよい。また、この場合には、当該ケーブルを介して回転検出装置の電源を供給するようにしてよい。
Claims (5)
- 回転軸の回転角を検出する回転角検出装置であって、
前記回転軸に同軸状に固定され当該回転軸と共に回転する検出用回転シャフトと、
前記検出用回転シャフトと同軸に回転可能に、当該検出用回転シャフトに軸支されたサブベースと、
前記サブベースと同軸に回転可能に、当該サブベースに軸支されたベースと、
前記ベースに対する検出用回転シャフトの回転角を検出する回転角センサと、
前記サブベースの下部に固定されたウエイトと、
前記ベースに固定された、鉛直方向に対する傾斜角度を検出する傾斜角センサと、
傾斜角センサが検出した傾斜角と前記回転角センサが検出した回転角とを用いて、前記回転軸の回転角を検出する検出部とを有することを特徴とする回転角検出装置。 - 請求項1記載の回転角検出装置であって、
前記検出部は、前記回転軸の回転角検出開始時の前記傾斜角センサの傾斜角に対する当該傾斜角センサが検出している傾斜角の変化を前記ベースの傾斜角として算出し、算出した前記ベースの傾斜角に前記回転角センサが検出した回転角を加算した角度を、前記回転軸の回転角として検出することを特徴とする回転角検出装置。 - 請求項1記載の回転角検出装置であって、
前記ベースに固定された、当該ベースの回転軸上の位置の加速度を検出する加速度センサを有し、
前記検出部は、前記加速度センサが検出した加速度を用いて、傾斜角センサが検出している傾斜角に含まれる当該加速度による誤差を補正し、補正後の傾斜角を用いて求まる前記ベースの傾斜角に、前記回転角センサが検出した回転角を加算した角度を、前記回転軸の回転角として検出することを特徴とする回転角検出装置。 - 請求項1、2または3記載の回転角検出装置であって、
前記ベースに固定された、当該ベースの回転中心軸と垂直な方向に延びるフィンを有することを特徴とする回転角検出装置。 - 請求項1、2、3または4記載の回転角検出装置と、
前記検出部が検出した前記回転軸の回転角が、所定の単位角度変化する度に、所定の信号を出力する信号出力部とを有することを特徴とするロータリエンコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016214192A JP6824574B2 (ja) | 2016-11-01 | 2016-11-01 | 回転角検出装置及びロータリエンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016214192A JP6824574B2 (ja) | 2016-11-01 | 2016-11-01 | 回転角検出装置及びロータリエンコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018072232A JP2018072232A (ja) | 2018-05-10 |
JP6824574B2 true JP6824574B2 (ja) | 2021-02-03 |
Family
ID=62114206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016214192A Active JP6824574B2 (ja) | 2016-11-01 | 2016-11-01 | 回転角検出装置及びロータリエンコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6824574B2 (ja) |
-
2016
- 2016-11-01 JP JP2016214192A patent/JP6824574B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018072232A (ja) | 2018-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107728635B (zh) | 一种摩托车型机器人的自动平衡装置及方法 | |
JP4281777B2 (ja) | 傾斜角推定機構を有する移動体 | |
US9533414B2 (en) | Torque detecting method and arm device | |
JP2017136914A (ja) | 無人回転翼機 | |
WO2007148818A1 (ja) | 姿勢角検出装置と姿勢角検出方法 | |
JP6191580B2 (ja) | 移動体のセンサ校正方法 | |
JP5724855B2 (ja) | 倒立移動体及び角速度センサの出力値補正方法 | |
JPWO2018087834A1 (ja) | 作業機械および作業機械の制御方法 | |
JP2017090051A5 (ja) | ||
KR20190116500A (ko) | 차재기, 연산 장치 및 프로그램 | |
WO2018191957A1 (zh) | 一种云台姿态估计方法、装置以及相应的云台 | |
US11230019B2 (en) | Posture angle calculation apparatus, moving apparatus, posture angle calculation method, and program | |
JP6824574B2 (ja) | 回転角検出装置及びロータリエンコーダ | |
JP2001174283A (ja) | 回転飛翔体の姿勢測定装置 | |
JP6787625B2 (ja) | 回転角検出装置及びロータリエンコーダ | |
JP2013104665A (ja) | 姿勢角演算装置、姿勢角演算方法、及びプログラム | |
JP4840301B2 (ja) | 多軸移動体の各駆動装置の制御パラメータ決定装置および多軸移動体装置 | |
CN106352894A (zh) | 一种可穿戴式传感器输出姿态角的标定装置 | |
JP6716425B2 (ja) | 回転角検出装置及びロータリエンコーダ | |
CN108415440B (zh) | 一种位移轨迹反馈系统 | |
JP2017090448A (ja) | 移動体制御システム及び移動体 | |
JP2011013012A (ja) | 車輪位置計測装置 | |
JP6860651B2 (ja) | 測定装置及びプログラム | |
WO2018012064A1 (ja) | 角度計測装置 | |
Umek et al. | Usability of Smartphone Inertial Sensors for Confined Area Motion Tracking |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190618 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200630 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210112 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6824574 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |