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JP6823623B2 - 電線の防水接続構造および電線の防水接続方法 - Google Patents

電線の防水接続構造および電線の防水接続方法 Download PDF

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    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/70Insulation of connections
    • H01R4/72Insulation of connections using a heat shrinking insulating sleeve

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  • Cable Accessories (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

本発明は、複数の電線が互いに接続される導体露出部分を防水する電線の防水接続構造および電線の防水接続方法に関する。
従来、自動車に配索されるワイヤハーネスの複数の電線を回路の分岐接続部分として互いに電気的に接続する場合、複数の電線の端末部の絶縁被覆が除去されることによって導体部が露出された導体露出部分を互いに接続する。
このようなワイヤハーネスを車両に搭載する場合、複数の電線の接続部分を含む導体露出部分を覆うように熱収縮チューブを装着することによって導体部を保護および絶縁するようにしている。
例えば、特許文献1には、絶縁被覆が除去された端末部の導体露出部分に芯線集中スプライス部(スプライス部)を形成することによって互いに接続された複数の電線に対して、芯線集中スプライス部(スプライス部)を含めた導体露出部分を覆うように、内面にホットメルト層が設けられた熱収縮チューブを装着した電線の防水接続構造が記載されている。
特開平11−233175号公報
しかしながら、特許文献1に記載された電線の防水接続構造は、ホットメルト層が溶融するような高温環境下に長時間放置されると、熱収縮チューブの内面のホットメルト層が溶融し、熱収縮チューブが収縮して所定の装着完了位置からズレることによって導体部が露出し、結果的に、導体部の保護および絶縁の機能が損なわれるおそれがあった。
また、特許文献1に記載された電線の防水接続構造は、スプライス部を含めた導体露出部分を覆うように熱収縮チューブを装着する場合、装着完了位置に位置決めすることが難しかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高温環境下に長時間放置された場合であっても、スプライス部を含めた導体露出部分を覆う熱収縮チューブがズレて導体部が露出することによって、導体部の保護および絶縁の機能が損なわれることを防止し、しかも、熱収縮チューブを装着完了位置に容易に位置決め装着することができる電線の防水接続構造、および、電線の防水接続方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電線の防水接続構造は、導体部が絶縁被覆によって包囲された複数の電線の前記絶縁被覆が除去された端末部の導体露出部分に、前記複数の電線が互いに接続するように形成されたスプライス部と、該スプライス部に凹状に形成されたスプライス部側係合部と、を備えた係合部付きスプライス部と、前記スプライス部で互いに接続された前記複数の電線に対して、前記スプライス部を含めた前記導体露出部分を覆うように装着完了された状態で、前記スプライス部側係合部に係合されるように内面に凸状に形成されたチューブ側係合部を備え、かつ、前記内面にホットメルト層が設けられた熱収縮チューブと、を有し、前記チューブ側係合部は、前記熱収縮チューブの外表面の一部を前記熱収縮チューブの内側に向けて凹ませることにて前記熱収縮チューブの前記内面を凸状に押し出し形成された部分であることを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項2に係る電線の防水接続方法は、導体部が絶縁被覆によって包囲された複数の電線の前記絶縁被覆が除去された端末部の導体露出部分の前記複数の電線が互いに接続されるスプライス部に凹状のスプライス部側係合部を形成する係合部付きスプライス部形成工程と、前記スプライス部側係合部に係合されるように内面に凸状に形成されたチューブ側係合部を備え、かつ、前記内面にホットメルト層が設けられた熱収縮チューブを、前記スプライス部で互いに接続された前記複数の電線に対して、前記チューブ側係合部を前記スプライス部側係合部に係合しつつ、前記スプライス部を含めた前記複数の電線の前記導体露出部分を覆うように位置決め装着する熱収縮チューブ位置決め装着工程と、前記熱収縮チューブ位置決め装着工程にて、前記チューブ側係合部が前記スプライス部側係合部に係合することによって位置決め装着された前記熱収縮チューブに対して該熱収縮チューブを収縮させる熱を加える熱収縮チューブ加熱工程と、を含み、前記熱収縮チューブ位置決め装着工程にて用いられる前記熱収縮チューブの前記チューブ側係合部は、前記熱収縮チューブの外表面の一部を前記熱収縮チューブの内側に向けて凹ませることにより前記熱収縮チューブの前記内面を凸状に押し出すことによって形成されることを特徴とする。
本発明に係る電線の防水接続構造は、前記熱収縮チューブが装着完了された状態では、前記チューブ側係合部と前記スプライス部側係合部とが係合されているため、高温環境下に長時間放置されて前記ホットメルト層が溶融することによって、熱収縮チューブが収縮して所定の装着完了位置からズレることが阻止される。
また、本発明に係る電線の防水接続構造は、前記熱収縮チューブを、前記スプライス部で互いに接続された前記複数の電線に対して前記スプライス部を含めた前記導体露出部分を覆うように装着する際、前記チューブ側係合部を前記スプライス部側係合部に係合させることによって装着完了位置に位置決めすることができる。
したがって、本発明に係る電線の防水接続構造は、高温環境下に長時間放置された場合であっても、前記スプライス部を含めた前記導体露出部分を覆う前記熱収縮チューブがズレて前記導体部が露出することによって、前記導体部の保護および絶縁の機能が損なわれることを防止し、しかも、前記熱収縮チューブを装着完了位置に容易に位置決め装着することができる。
本発明に係る電線の防水接続方法は、係合部付きスプライス部形成工程によって、前記スプライス部に形成された凹状の前記スプライス部側係合部に対して、熱収縮チューブ位置決め装着工程によって、前記熱収縮チューブの内面に凸状に形成された前記チューブ側係合部を係合するように前記熱収縮チューブを位置決め装着している。
このため、本発明の実施例に係る電線の防水接続方法は、前記チューブ側係合部と前記スプライス部側係合部とが係合されているため、高温環境下に長時間放置されて前記ホットメルト層が溶融することによって、前記熱収縮チューブが収縮して所定の装着完了位置からズレることが阻止される。
また、本発明に係る電線の防水接続方法は、前記熱収縮チューブを、前記スプライス部で互いに接続された複数の電線に対して前記スプライス部を含めた前記導体露出部分を覆うように装着する際、前記チューブ側係合部を前記スプライス部側係合部に係合させることによって装着完了位置に位置決めすることができる。
したがって、本発明に係る電線の防水接続方法は、高温環境下に長時間放置された場合であっても、前記スプライス部を含めた前記導体露出部分を覆う前記熱収縮チューブがズレて前記導体部が露出することによって、前記導体部の保護および絶縁の機能が損なわれることを防止し、しかも、前記熱収縮チューブを装着完了位置に容易に位置決め装着することができる。
図1は、(a)が本発明の実施例に係る電線の防水構造を熱収縮チューブを断面視した状態でスプライス部側係合部の上方側から視た図であり、(b)が本発明の実施例に係る電線の防水構造を熱収縮チューブを断面視した状態でスプライス部側係合部の側方側から視た図である。 図2は、(a)が係合部付きスプライス部を含めた導体露出部分および導体露出部分周辺の絶縁被覆をスプライス部側係合部の上方側から視た図であり、(b)が係合部付きスプライス部を含めた導体露出部分および導体露出部分周辺の絶縁被覆をスプライス部側係合部の側方側から視た図である。 図3は、熱収縮チューブの断面図である。 図4は、(a)がスプライス部形成工程を説明するための図であり、(b)が係合部付きスプライス部形成工程を説明するための図であり、(c)が熱収縮チューブ装着工程を説明するための図であり、(d)が熱収縮チューブ加熱工程を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る電線の防水接続構造および電線の防水接続方法の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、(a)が本発明の実施例に係る電線の防水構造1を熱収縮チューブを断面視した状態でスプライス部側係合部12の上方側から視た図であり、(b)が本発明の実施例に係る電線の防水構造1を熱収縮チューブ20を断面視した状態でスプライス部側係合部12の側方側から視た図である。図2は、(a)が係合部付きスプライス部10を含めた導体露出部分32および導体露出部分32周辺の絶縁被覆33をスプライス部側係合部12の上方側から視た図であり、(b)が係合部付きスプライス部10を含めた導体露出部分32および導体露出部分32周辺の絶縁被覆33をスプライス部側係合部12の側方側から視た図である。図3は、熱収縮チューブ20の断面図である。
本発明の実施例に係る電線の防水接続構造1は、例えば、車両に配索されるワイヤハーネスの複数の電線30の分岐接続部分として室外、特に、高温の環境下に長時間放置される場所に配置されるものである。
この電線の防水接続構造1は、導体部31が絶縁被覆33によって包囲された複数の電線30の絶縁被覆33が除去された端末部の導体露出部分32に、複数の電線30が互いに接続するように形成されたスプライス部11と、スプライス部11に凹状に形成されたスプライス部側係合部12と、を備えた係合部付きスプライス部10と、スプライス部側係合部12に係合されるように内面20aに凸状に形成されたチューブ側係合部21を備え、かつ、内面20aにホットメルト層22が設けられた熱収縮チューブ20と、を有する。
まず、係合部付きスプライス部10について説明する。
スプライス部11は、例えば、熱圧着(拡散接合)、溶着接合、あるいは、超音波接合によって複数の電線30の導体部31が接続された部分である。なお、この実施例では、スプライス部11は、熱圧着によって複数の電線30の導体部31が接続される。
この実施例では、電線30の導体部31は、アルミニウム、あるいは、銅等からなる導電性の複数の素線31aが束ねられた芯線を構成する部分である。
なお、導体部31は、複数の素線31aが束ねられたものに限らず、単芯線からなるものであっても構わない。
また、この実施例では、3本の電線30が互いに接続されるものを示したが、互いに接続される電線30の数はこれに限らず、2本、あるいは3本以上であってもよい。
このスプライス部11は、複数の電線30の端末部に露出された導体部31を互いに密着させた状態で、不図示のプレス機を用いて加熱しつつ圧着することによって、複数の電線30が互いに接続された部分である。
スプライス部側係合部12は、チューブ側係合部21と係合する部分であり、スプライス部11の外表面11aに凹状に形成されている。
次に、熱収縮チューブ20にてついて説明する。
熱収縮チューブ20は、熱収縮性の絶縁材からなる有底の筒状部材であり、内面にホットメルト層22が設けられている。
なお、熱収縮チューブ20は、底の無い筒状部材であっても構わない。
この熱収縮チューブ20は、スプライス部11で互いに接続された複数の電線30に対して、スプライス部11を含めた導体露出部分32および該導体露出部分32周辺の絶縁被覆33によって導体部31が包囲された領域を覆うように装着される。
チューブ側係合部21は、スプライス部11で互いに接続された複数の電線30に対して、スプライス部11を含めた導体露出部分32および導体露出部分32周辺の絶縁被覆33によって導体部31が包囲された領域を覆うように装着完了された状態で、スプライス部側係合部12に係合されるように内面20aに凸状に形成されている。
このようなチューブ側係合部21は、熱収縮チューブ20の外表面20bの一部を凹ませることによって熱収縮チューブ20の内面20aを凸状に押し出すことによって形成された部分である。
次に、図4を用いて本発明の実施例に係る電線の防水接続方法について説明する。
図4は、(a)がスプライス部形成工程を説明するための図であり、(b)が係合部付きスプライス部形成工程を説明するための図であり、(c)が熱収縮チューブ位置決め装着工程を説明するための図であり、(d)が熱収縮チューブ加熱工程を説明するための図である。
まず、スプライス部形成工程として、電線30の接続部分となるスプライス部11を形成する(図4(a)参照)。
このスプライス部形成工程では、端末部の絶縁被覆を除去した複数の電線30の導体露出部分32の導体部31を互いに密着させた状態で、不図示のプレス機を用いて加熱しつつ圧着することによってスプライス部11を形成する。
なお、このスプライス部形成工程では、熱圧着(拡散接合)によってスプライス部11を形成しているが、これに限らず、溶着接合、あるいは、超音波接合によってスプライス部11を形成するようにしてもよい。
次に、係合部付きスプライス部形成工程として、チューブ側係合部21と係合する部分となるスプライス部側係合部12を形成する(図4(b)参照)。
この係合部付きスプライス部形成工程では、不図示のプレス機を用いてスプライス部11の外表面11aに凹状のスプライス部側係合部12を形成する。
次に、熱収縮チューブ位置決め装着工程として、スプライス部11で互いに接続された複数の電線30に対して熱収縮チューブ20を装着する(図4(c)参照)。
この熱収縮チューブ位置決め装着工程では、スプライス部11で互いに接続された複数の電線30に対して、チューブ側係合部21をスプライス部側係合部12に係合しつつ、スプライス部11を含めた複数の電線30の導体露出部分32を覆うように位置決め装着する。
このような熱収縮チューブ位置決め装着工程は、チューブ側係合部21をスプライス部側係合部12に係合することによって、熱収縮チューブ20を位置決め装着することができる。
熱収縮チューブ20が、例えば、無色透明等の光透過性の材料からなる場合、熱収縮チューブ20の装着過程において、作業者は、チューブ側係合部21とスプライス部側係合部12との相対位置関係を目視確認しながらチューブ側係合部21をスプライス部側係合部12に係合させることができる。
また、熱収縮チューブ20が、例えば、黒色等の光非透過性の材料からなる場合、作業者は、チューブ側係合部21をスプライス部側係合部12に突き当てることによってチューブ側係合部21をスプライス部側係合部12に係合させることができる。
最後に、熱収縮チューブ加熱工程として、位置決め装着された熱収縮チューブ20に高温の熱を加えることによって熱収縮チューブ20を収縮させる(図4(d)参照)。
この熱収縮チューブ加熱工程では、チューブ側係合部21がスプライス部側係合部12に係合することによって位置決め装着された熱収縮チューブ20に高温の熱を加えることによって、熱収縮チューブ20を収縮させるとともに、熱収縮チューブ20の内面20aに設けられたホットメルト層22を溶融させる。
このようにして熱収縮チューブ20が収縮されることによって、熱収縮チューブ20が熱収縮チューブ20に覆われた部分に追従される。
また、ホットメルト層22は、溶融した後、熱収縮チューブ20の内面20aと熱収縮チューブ20に覆われた部分との間に充填されて固化される。
このため、チューブ側係合部21は、スプライス部側係合部12に追従されるため、スプライス部側係合部12との係合状態がより強化される。
なお、上述した電線の防水接続方法についての説明では、スプライス部11とスプライス部側係合部12とをそれぞれ工程を分けて形成しているが、熱圧着によってスプライス部11を形成する場合のようにスプライス部11を形成するためにプレス機を用いる場合、スプライス部11とスプライス部側係合部12とを係合部付きスプライス部形成工程として一つの工程にまとめて同時に形成するようにしても構わない。
本発明の実施例に係る電線の防水接続構造1は、熱収縮チューブ20が装着完了された状態では、チューブ側係合部21とスプライス部側係合部12とが係合されているため、高温環境下に長時間放置されてホットメルト層22が溶融することによって、熱収縮チューブ20が収縮して所定の装着完了位置からズレることが阻止される。
また、本発明に係る電線の防水接続構造1は、熱収縮チューブ20を、スプライス部11で互いに接続された複数の電線30に対してスプライス部11を含めた導体露出部分32を覆うように装着する際、チューブ側係合部21をスプライス部側係合部12に係合させることによって、装着完了位置に位置決めすることができる。
したがって、本発明に係る電線の防水接続構造1は、高温環境下に長時間放置された場合であっても、スプライス部11を含めた導体露出部分32を覆う熱収縮チューブ20がズレて導体部31が露出することによって、導体部31の保護および絶縁の機能が損なわれることを防止し、しかも、熱収縮チューブ20を装着完了位置に容易に位置決め装着することができる。
本発明の実施例に係る電線の防水接続方法は、係合部付きスプライス部形成工程によって、スプライス部11に形成された凹状のスプライス部側係合部12に対して、熱収縮チューブ位置決め装着工程によって、熱収縮チューブ20の内面20aに凸状に形成されたチューブ側係合部21を係合するように熱収縮チューブ20を位置決め装着している。
このため、本発明の実施例に係る電線の防水接続方法は、チューブ側係合部21とスプライス部側係合部12とが係合されているため、高温環境下に長時間放置されてホットメルト層22が溶融することによって、熱収縮チューブ20が収縮して所定の装着完了位置からズレることが阻止される。
また、本発明に係る電線の防水接続方法は、熱収縮チューブ20を、スプライス部11で互いに接続された複数の電線30に対してスプライス部11を含めた導体露出部分32を覆うように装着する際、チューブ側係合部21をスプライス部側係合部12に係合させることによって装着完了位置に位置決めすることができる。
したがって、本発明に係る電線の防水接続方法は、高温環境下に長時間放置された場合であっても、スプライス部11を含めた導体露出部分32を覆う熱収縮チューブ20がズレて導体部31が露出することによって、導体部31の保護および絶縁の機能が損なわれることを防止し、しかも、熱収縮チューブ20を装着完了位置に容易に位置決め装着することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 電線の防水接続構造
10 係合部付きスプライス部
11 スプライス部
11a 外表面
12 スプライス部側係合部
20 熱収縮チューブ
20a 内面
21 チューブ側係合部
22 ホットメルト層
30 電線
31 導体部
31a 素線
32 導体露出部分
33 絶縁被覆

Claims (2)

  1. 導体部が絶縁被覆によって包囲された複数の電線の前記絶縁被覆が除去された端末部の導体露出部分に、前記複数の電線が互いに接続するように形成されたスプライス部と、該スプライス部に凹状に形成されたスプライス部側係合部と、を備えた係合部付きスプライス部と、
    前記スプライス部で互いに接続された前記複数の電線に対して、前記スプライス部を含めた前記導体露出部分を覆うように装着完了された状態で、前記スプライス部側係合部に係合されるように内面に凸状に形成されたチューブ側係合部を備え、かつ、前記内面にホットメルト層が設けられた熱収縮チューブと、
    を有し、
    前記チューブ側係合部は、前記熱収縮チューブの外表面の一部を前記熱収縮チューブの内側に向けて凹ませることにて前記熱収縮チューブの前記内面を凸状に押し出し形成された部分であ
    ことを特徴とする電線の防水接続構造。
  2. 導体部が絶縁被覆によって包囲された複数の電線の前記絶縁被覆が除去された端末部の導体露出部分の前記複数の電線が互いに接続されるスプライス部に凹状のスプライス部側係合部を形成する係合部付きスプライス部形成工程と、
    前記スプライス部側係合部に係合されるように内面に凸状に形成されたチューブ側係合部を備え、かつ、前記内面にホットメルト層が設けられた熱収縮チューブを、前記スプライス部で互いに接続された前記複数の電線に対して、前記チューブ側係合部を前記スプライス部側係合部に係合しつつ、前記スプライス部を含めた前記複数の電線の前記導体露出部分を覆うように位置決め装着する熱収縮チューブ位置決め装着工程と、
    前記熱収縮チューブ位置決め装着工程にて、前記チューブ側係合部が前記スプライス部側係合部に係合することによって位置決め装着された前記熱収縮チューブに対して該熱収縮チューブを収縮させる熱を加える熱収縮チューブ加熱工程と、
    を含み、
    前記熱収縮チューブ位置決め装着工程にて用いられる前記熱収縮チューブの前記チューブ側係合部は、前記熱収縮チューブの外表面の一部を前記熱収縮チューブの内側に向けて凹ませることにより前記熱収縮チューブの前記内面を凸状に押し出すことによって形成される
    ことを特徴とする電線の防水接続方法。
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