JP6815572B1 - 電動パワーステアリング装置及び電動パワーステアリング装置用の制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、車両の走行路に横断方向において傾斜があると、車両が走行する際に、いわゆる車体流れが生じることが知られている。そして、電動パワーステアリング装置により、この車体流れを抑制する技術が提案されている。
本発明は、車両の状態量を考慮して、電動モータの駆動力を補正することで、運転者の操舵フィーリングがより良好になる電動パワーステアリング装置等を提供することを目的とする。
図1は、本実施の形態に係る電動パワーステアリング装置100の概略構成を示す図である。
電動パワーステアリング装置100(以下、単に「ステアリング装置100」と称する場合もある。)は、乗り物の進行方向を任意に変えるためのかじ取り装置であり、本実施の形態においては車両に適用した構成を例示している。
また、ステアリング装置100は、ラック軸105に形成されたラック歯105aとともにラック・ピニオン機構を構成するピニオン106aを備えている。ピニオン106aは、ピニオンシャフト106の下端部に形成されている。
そして、ステアリング装置100は、電動モータ110の作動を制御する制御装置10を備えている。制御装置10には、上述したトルクセンサ109の出力値であるトルク信号Td、車両の移動速度である車速Vxを検出する車速センサ170の出力値である車速信号v、車両の横方向の加速度である横加速度GySensを検出する横加速度センサ180の出力値である横加速度信号Gy、及び車両のヨーレートγを検出するヨーレートセンサ190の出力値であるヨーレート信号γsが入力される。本実施の形態では、制御装置10は、電動モータ110の駆動の制御を行う制御手段(電動パワーステアリング装置用の制御装置)として機能する。詳しくは後述するが、制御装置10は、走行路の横断方向における勾配の度合いを推定し、推定された勾配の度合いに応じ電動モータ110の駆動の制御を行う。
次に、制御装置10について説明する。
図2は、ステアリング装置100の制御装置10の概略構成図である。
制御装置10は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等からなる算術論理演算回路である。
制御装置10には、上述したトルクセンサ109にて検出された操舵トルクTが出力信号に変換されたトルク信号Tdと、車速センサ170にて車両の速度に応じて検出された車速Vxが出力信号に変換された車速信号vと、横加速度センサ180にて車両の横方向の加速度に応じて検出された横加速度GySensが出力信号に変換された横加速度信号Gyと、ヨーレートセンサ190にて車両の回転速度に応じて検出されたヨーレートγが出力信号に変換されたヨーレート信号γsとが入力される。ヨーレートγは、車両の重心点を通る鉛直軸周りの回転速度である。
そして、制御装置10は、トルク信号Tdに基づいて目標トルクを算出し、この目標トルクを電動モータ110が供給するのに必要となる目標電流を算出する目標電流算出部20と、目標電流算出部20が算出した目標電流に基づいてフィードバック制御などを行う制御部30とを有している。
次に、目標電流算出部20及び制御部30について詳述する。
図3は、目標電流算出部20及び制御部30の概略構成図である。
目標電流算出部20は、目標電流を設定する上で基準となるベース電流Ibを算出するベース電流算出部21と、電動モータ110の慣性モーメントを打ち消すためのイナーシャ補償電流を算出するイナーシャ補償電流算出部22と、モータの回転を制限するダンパー補償電流を算出するダンパー補償電流算出部23と、目標電流を補正する補正電流Iaを算出する補正電流算出部24を備えている。また、目標電流算出部20は、ベース電流算出部21、イナーシャ補償電流算出部22、ダンパー補償電流算出部23、補正電流算出部24にて算出された値に基づいて目標電流Itを決定する目標電流決定部25とを備えている。
イナーシャ補償電流算出部22は、トルク信号Tdと車速信号vとに基づいて電動モータ110及びシステムの慣性モーメントを打ち消すためのイナーシャ補償電流を算出し、この電流の情報を含むイナーシャ補償電流信号Isを出力する。
ダンパー補償電流算出部23は、トルク信号Td、車速信号v、及び電動モータ110の回転速度信号Nmsに基づいて、電動モータ110の回転を制限するダンパー補償電流を算出し、この電流の情報を含むダンパー補償電流信号Idを出力する。
目標電流決定部25は、電動モータ110に供給する目標電流を決定する。目標電流決定部25は、ベース電流算出部21にて算出されたベース電流信号Imb、イナーシャ補償電流算出部22にて算出されたイナーシャ補償電流信号Is、ダンパー補償電流算出部23にて算出されたダンパー補償電流信号Id、及び補正電流算出部24にて算出された補正電流Iaに基づいて目標電流を決定し、この電流の情報を含む目標電流信号ITを出力する。
モータ駆動制御部31は、目標電流算出部20にて最終的に決定された目標電流(目標電流信号ITが示す値)と、モータ電流検出部33にて検出された電動モータ110へ供給される実電流(実電流検出信号Imが示す値)との偏差に基づいてフィードバック制御を行うフィードバック(F/B)制御部40と、電動モータ110をPWM駆動するためのPWM(パルス幅変調)信号を生成するPWM信号生成部60とを有している。
次に、上述した補正電流Iaを決定する方法について詳述する。ここではまず、補正電流Iaを決定する方法の第1の実施形態について説明を行なう。第1の実施形態では、補正電流算出部24が、車両の状態量から、走行路の横断方向における勾配の度合いを推定し、推定された勾配の度合いに基づき、補正電流Iaを決定する。
図4は、第1の実施形態の補正電流算出部24の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように補正電流算出部24は、取得部241と、勾配推定部242と、補正電流決定部243と、補正電流出力部244とを備える。
図5は、車両に作用する向心加速度Ayについて説明した図である。
ここで、車両Sは、O点を中心に回転しているものとする。このとき、車速Vx、向心加速度Ay及びヨーレートγとの関係は、以下の(1)式となる。つまり、勾配推定部242は、向心加速度Ayを、車両に作用するヨーレートγ及び車速Vxから算出する。
Ay=γ・Vx …(1)
ここで、θBankは、走行路の横断方向における勾配角度である。そして、加速度Gは、重力加速度である。さらに、G’は、走行路に勾配があることから生じる重力加速度Gの影響分である。走行路の横断方向に勾配がなければ(θBank=0)、加速度G’は、0となるが、走行路に勾配があることで、見かけ上、重力加速度Gにより車両Sの横方向に働く加速度G’が生じる。
このとき、θBank、加速度G’及び重力加速度Gとの関係は、以下の(2)式となる。
G’=G・sin(θBank) …(2)
Ay’=GySens−G’ …(3)
Ay’≒Ay=γ・Vx …(4)
θBank=sin−1(G’/G)≒sin−1((GySens−γ・Vx)/G) …(5)
θBank=(GySens−γ・Vx)/G …(6)
勾配推定部242は、ヨーレートセンサ190から取得したヨーレート信号γsにより把握されるヨーレートγと、車速センサ170から取得した車速信号vから把握される車速Vxから、(1)式に従い、向心加速度Ayを求める。さらに、勾配推定部242は、横加速度センサ180から取得した横加速度信号Gyにより把握される横加速度GySensから、(6)式のGySens−γ・Vxを求める。そして、勾配推定部242は、重力加速度Gを使用し、(6)式により、勾配角度θBankを求める。なおこのとき、ローパスフィルタ(LPF)であるノイズ除去フィルタ242aにより、高周波成分を取り除く。即ち、走行路の路面の凹凸等により生じ、擬似的に求められる勾配角度θBankを取り除く。つまり、走行路の路面の凹凸等により求められる勾配角度θBankは、頻繁に変化し、これに起因して求められる勾配角度θBankは、高周波成分を有すると考えられる。一方、実際の勾配に起因する勾配角度θBankは、頻繁には変化せず、低周波成分を有すると考えられる。よって、高周波成分を取り除き、低周波成分を残すことで、後者に起因して求められる勾配角度θBankを残す。
補正電流決定部243は、予め経験則に基づいて作成しROMに記憶しておいた、勾配角度θBankと勾配電流との対応を示す勾配電流マップに代入し、勾配電流を算出する。一方、補正電流決定部243は、予め経験則に基づいて作成しROMに記憶しておいた、車速Vxと車速ゲインとの対応を示す車速ゲインマップに代入し、車速ゲインを算出する。この場合、車速Vxが大きいほど、車速ゲインは大きくなり、予め定められた車速Vxを超えると車速ゲインは一定の値となる。そして、補正電流決定部243は、勾配電流と車速ゲインとを乗算して、補正電流Iaを求める。
以後、目標電流決定部25では、補正電流出力部244から出力された補正電流Iaに基づき、目標電流の補正を行ない、最終的な目標電流Itを決定する。
補正電流決定部243には、右前輪速度、左前輪速度、右後輪速度、左後輪速度、車速Vx、ステアリングホイール101の舵角であるステアリング舵角、ステアリングホイール101を運転者操作することでステアリングホイール101に加わるステアリングトルクが入力される。そして、右前輪速度、左前輪速度、右後輪速度、左後輪速度から、舵角換算ゲインを求める。また、車速Vxから、車速調整レシオマップを用いて、車速調整レシオを求めるとともに、車速レシオマップを用いて、車速レシオを求める。さらに、ステアリング舵角から、舵角レシオマップを用いて、舵角レシオを求める。またさらに、ステアリングトルクから、トルクレシオマップを用いて、トルクレシオを求める。そして、舵角換算ゲインを車速調整レシオで調整し、補正電流マップを用いて、仮の補正電流を算出する。さらに、仮の補正電流を、舵角レシオ、トルクレシオ、車速レシオで調整を行い、最終的な補正電流を求める。
そして、本実施の形態では、ステアリングトルクなど、ステアリングホイール101内部の慣性、減衰、摩擦などの影響を受けるパラメータを使用しない。そのため補正電流Iaの精度がさらに向上する。
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、制御装置10は、走行路の路面の状態により、上記制御を変更する。
図示する補正電流算出部24は、図4に示した第1の実施形態と比較して、路面判定部245を有する点が異なり、他は同様である。
よって、以下、路面判定部245の機能を中心に説明を行う。
路面判定部245は、勾配角度θBankについて微分値を求める。そして、路面判定部245は、この勾配角度θBankが、予め定められた第1の閾値より大きくなるときの回数をカウントする。そして、カウントした回数が、単位時間当たりに第2の閾値を超えたときに、未舗装路(オフロード)であると判定する。また、カウントした回数が、単位時間当たりに第2の閾値以下のときは、舗装路であると判定する。
図11で示した制御ブロック図は、図8に示した制御ブロック図と比較して、路面判定部245から出力された路面状態が入力される点で異なる。そして、路面状態が舗装路の場合、補正電流決定部243は、第1の実施形態と同様に、車速Vxを、車速ゲインマップに代入し、車速ゲインを算出する。対して、路面状態が、未舗装路(オフロード)の場合、車速ゲインマップは使用せず、車速ゲインは、0になる。これにより、補正電流Iaは、0になる。
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、走行路の横断方向における勾配により、ラック軸105(図1参照)が受ける軸力荷重をさらに加味して、補正電流Iaを算出する。ラック軸105の軸力荷重は、この勾配があることで、ラック軸105の軸方向にかかる荷重である。
図12は、走行路の横断方向における勾配により、ラック軸105が受ける軸力荷重について説明した図である。
ここでは、勾配角度θBankの走行路上で車両Sが走行している場合を模式的に示している。このとき、車両Sの重量をMとすると、車両Sには、走行路の路面Rに沿った方向に、M・G・sinθBankの力が加わる。この力は、ラック軸105が受ける軸力荷重として作用する。
以下、ラック軸105が受ける軸力荷重の算出方法について説明する。
このうち図13は、図1のXIII方向から車輪150の周辺を見た図であり、車輪150の周辺を水平方向から見た図である。
また、図14は、図13のXIV方向から車輪150の周辺を見た図であり、車輪150の周辺を鉛直方向から見た図である。即ち、図14は、図1と同様の方向から車輪150の周辺を見た図となる。
さらに、図15は、図14のXV方向から、車輪150をみた図である。
また、ナックルアーム121の長さをナックルアーム長LNとする。ナックルアーム長LNは、接合部123の中心とキングピン124の中心との距離であると言うこともできる。
そして、車両の重量のうち前輪が受け持つ重量をMfとすると、走行路の横断方向における勾配により、ラック軸105が受ける軸力荷重FGθは、以下の(7)式で表すことができる。
FGθ=(L・Mf・G・sinθBank)/LN …(7)
図16で示した制御ブロック図は、図8に示した制御ブロック図と比較して、勾配電流マップの代わりに軸力荷重マップが入る点で異なる。軸力荷重マップは、勾配角θBankと軸力荷重FGθとの対応を示すマップである。軸力荷重マップは、予め経験則に基づいて作成され、ROMに記憶される。そして、勾配角θBankを軸力荷重マップに代入すると、軸力荷重FGθを求めることができる。なお、軸力荷重マップは、図示するように、勾配角が小さい領域では、軸力荷重FGθを0となるようにし、勾配角不感帯を設けている。これにより、補正電流決定部243で算出される補正電流Iaは、0となる。勾配角が小さい領域では、軸力荷重FGθが小さく、これにより、算出される補正電流Iaを0としても問題がないためである。
そして、補正電流決定部243は、推力→電流変換係数により、軸力荷重FGθを電流に変換する。さらに、補正電流決定部243は、変換した電流と車速ゲインとを乗算して、補正電流Iaを求める。
なお、本実施の形態における制御装置10が行う処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、制御装置10の内部に設けられた図示しないCPUが、制御装置10の各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
Claims (7)
- ステアリングホイールの操作に対し車輪を転舵させる駆動力を付与する電動モータと、
車両が走行する走行路の横断方向における勾配の度合いを推定し、推定された前記勾配の度合いに応じ、前記電動モータによる駆動力を発生させるのに必要な目標電流を補正する補正電流を決定し、前記目標電流を前記補正電流により補正して前記電動モータの駆動の制御を行う制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
走行路の路面の状態を判定し、判定した路面の状態により、前記制御を変更し、
路面が舗装路である場合、前記制御を行い、前記勾配の度合いを表す指標の微分値について、予め定められた第1の閾値より大きくなるときの回数が、単位時間当たりに第2の閾値を超えたときに、路面が未舗装路である場合として、前記制御を行わない
電動パワーステアリング装置。 - 前記制御手段は、推定された前記勾配の度合いと勾配電流との対応を示す勾配電流マップを使用して勾配電流を求めるとともに、勾配電流と車速により定める車速ゲインとを乗算することで、前記補正電流を求めることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記制御手段は、横加速度センサにより検出される横加速度と、車両に作用するヨーレート及び車速から算出される向心加速度と、を基に、前記勾配の度合いを推定することを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記制御手段は、走行路の横断方向における勾配及び/又は車両の走行により生じる車両の横方向の高さの差を補正して前記制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記電動モータは、前記駆動力を、ラック軸を介して付与し、
前記制御手段は、走行路の横断方向における勾配により、前記ラック軸が受ける軸力荷重を加味して前記制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記制御手段は、ナックルアーム長及びキングピンの中心と車輪が路面に接地する箇所との距離を用いて、前記軸力荷重を算出することを特徴とする請求項5に記載の電動パワーステアリング装置。
- 車両が走行する走行路の横断方向における勾配の度合いを推定する勾配推定部と、
走行路の路面の状態を判定する路面判定部と、
前記路面判定部により判定された走行路の路面の状態および推定された前記勾配の度合いに基づき、電動モータによる駆動力を発生させるのに必要な目標電流を補正する補正電流を決定する補正電流決定部と、
決定された前記補正電流に基づき、前記目標電流を決定する目標電流決定部と、
を備え、
前記路面判定部は、前記勾配の度合いを表す指標の微分値について、予め定められた第1の閾値より大きくなるときの回数が、単位時間当たりに第2の閾値を超えたときに、路面が未舗装路であると判定するともに、前記第2の閾値以下のときは、路面が舗装路であると判定し、
前記補正電流決定部は、路面が舗装路である場合、推定された前記勾配の度合いに基づき前記補正電流を決定し、路面が未舗装路である場合、前記補正電流を0にする
電動パワーステアリング装置用の制御装置。
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