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JP6815181B2 - 映像データ伝送処理システム - Google Patents

映像データ伝送処理システム Download PDF

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JP6815181B2
JP6815181B2 JP2016238628A JP2016238628A JP6815181B2 JP 6815181 B2 JP6815181 B2 JP 6815181B2 JP 2016238628 A JP2016238628 A JP 2016238628A JP 2016238628 A JP2016238628 A JP 2016238628A JP 6815181 B2 JP6815181 B2 JP 6815181B2
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Description

本発明は、4K、又は、2Kの撮影装置による映像データを表示する際の処理を行う映像データ処理システム、特に、これらの撮影装置による映像データの3D表示、又は、2D表示の切り替えや、映像データの上下左右反転等の処理を容易に行うことができる映像データ伝送処理システムに関するものである。
従来から、特に、医療市場では、撮影装置による映像データの3D表示の要求が強く、そのため、2Kカメラ(撮影装置)を2台使用した3D表示システムが多く用いられてきていた。また、3D表示をするためには、カメラ2台の同期した映像を3Dコンバータで変換し(Line by Line、Top and Bottom、Side by Side等)、3D表示モニタにて表示させることが一般的である。さらに、医療市場では、3Dによる映像データの記録についても求められている。
ところで、撮影装置による映像データの伝送処理においては、映像データを外部に送信するためのSDI規格に準拠した送信方法として、2SI(2−サンプルインターリーブ)方式が知られている。つまり、映像データの1ラインを構成する画素を隣接する2画素毎に交互に2つのチャンネルに割り当てることにより、並列に送信するという方法である。そして、例えば、特許文献1では、奇数ラインを2つのチャンネルに、偶数ラインを別の2つのチャンネルに割り当て、映像データを4つのチャンネルで並列に送信する手法を採用している。また、特許文献2には、上記特許文献1に開示されている伝送方法を利用した画像処理システムが開示されており、映像データの伝送処理の効率化を図っている。
特開2009−130639号公報 特開2016−36114号公報
しかしながら、従来のシステム構成においては、4Kカメラを使用して、3D表示システムを構築する場合、4K撮影機器(カメラ)用の3Dコンバータが無いことから、図7に示すように、2Kカメラ用の3Dコンバータを複数(図中では、4台)使用しての大掛かりなシステム構成が必要となってしまう。また、システム全体のフレーム遅延が、最小でも2.5フレーム程度となってしまうという欠点も指摘されている。
さらに、上記特許文献1に開示されている送信方法を利用して、特許文献2に開示されている処理システムにおいて、4Kカメラを2台、そして、3D表示させるための4K3D表示モニタを導入したとしても、やはり、上記の通り、2Kカメラ用の3Dコンバータを複数要するため、システム構成が大きなものとなってしまい、また、フレーム遅延の問題も解消されない。
本発明は、上述の課題を解決するためのもので、2台の4K、または、2K撮影機器(カメラ)が生成する映像データを4K3D表示モニタで3D、または、2D表示させる構成であっても、全体として大掛かりなものとならず、容易に制御でき、さらに、フレーム遅延も大幅に抑えることが可能な映像データ伝送処理システムを提供することにある。
上述の課題に対応するため、本発明は、以下の技術的手段を講じている。
即ち、請求項1記載の発明は、左右に並設して撮影する互いに同期結合させ4K撮影用又は2K撮影用のL撮影機器及びR撮影機器と、
前記L撮影機器及びR撮影機器による撮影で生成される映像データ信号を分割して伝送するデータ信号伝送部と、
前記データ信号伝送部から伝送されるデータ信号が割り当てられたチャンネルに対し、以下の(1)〜(4)の条件において、処理を行うミックススイッチャー部と、
(1)4K3D映像としてデータ信号を伝送させる場合には、前記4K撮影用のL撮影機器からの2SI方式により分割されたデータ信号が割り当てられた4つのチャンネルのうち、奇数ラインからの2つのチャンネルを上、前記4K撮影用のR撮影機器からの2SI方式により分割されたデータ信号が割り当てられた4つのチャンネルのうち、偶数ラインからの2つのチャンネルを下とする、4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送する
(2)4K2D映像としてデータ信号を伝送させる場合には、前記4K撮影用のL撮影機器からの2SI方式により分割されたデータ信号が割り当てられた4つのチャンネル、または、前記4K撮影用のR撮影機器からの2SI方式により分割されたデータ信号が割り当てられた4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送する
(3)2K3D映像としてデータ信号を伝送させる場合には、前記2K撮影用のL撮影機器からの分割されたデータ信号が割り当てられた2つのチャンネルを上、前記2K撮影用のR撮影機器からの分割されたデータ信号が割り当てられた2つのチャンネルを下とする、4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送する
(4)2K2D映像としてデータ信号を伝送させる場合には、前記2K撮影用のL撮影機器からの分割されたデータ信号が割り振られた2つのチャンネルを上と下に、または、前記2K撮影用のR撮影機器からの分割されたデータ信号が割り振られた2つのチャンネルを上と下に、4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送する
前記ミックススイッチャー部によって処理された4つチャンネルのデータ信号を受け、処理することで、当該データ信号に基づいた映像データを表示する4K3D表示モニタ装置と、
を備えることを特徴とする映像データ伝送処理システムである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の映像データ伝送処理システムであって、前記ミックススイッチャー部が、前記データ信号伝送部から伝送されるデータ信号に対し、前記(1)又は(3)の条件において、処理を行う場合、前記4K3D表示モニタ装置は、前記L撮影機器からのデータ信号と、前記R撮影機器からのデータ信号とを交互に、それぞれ、奇数ラインの走査線と、偶数ラインの走査線に割り付けるライン・バイ・ライン方式よる映像処理によって、映像データを表示するものであることを特徴としている。
そして、請求項3記載の発明は、請求項2記載の映像データ伝送処理システムであって、前記4K3D表示モニタ装置の表示面には、前記奇数ライン及び前記偶数ライン交互へ、それぞれ角度の違う円偏向フィルタが貼られていることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3何れか1項記載の映像データ伝送処理システムであって、前記ミックススイッチャー部は、前記(1)又は(3)の条件での処理を行っている場合、前記4K3D表示モニタ装置において表示する映像データの反転処理信号を受けた際には、処理している前記L撮影機器からの2つのチャンネルと、前記R撮影機器からの2つのチャンネルを、それぞれ入れ替え、4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送する処理を行うことを特徴としている。
さらに、請求項5記載の発明は、請求項1〜4何れか1項記載の映像データ伝送処理システムであって、前記ミックススイッチャー部は、3D/2D切り替え信号を受けた場合には、前記(1)と(2)の条件での処理の相互切り替え、または、前記(3)と(4)の条件での処理の相互切り替え制御を行うことを特徴としている。そして、請求項6記載の発明は、請求項1〜5何れか1項記載の映像データ伝送処理システムであって、前記L撮影機器及び前記R撮影機器は、前記4K3D表示モニタ装置において表示する映像データのズーム信号を受けた場合には、前記L撮影機器及び前記R撮影機器においてズーム制御を行い、前記4K3D表示モニタ装置において表示する映像データの映像データの上下左右反転信号を受けた場合には、前記L撮影機器及び前記R撮影機器において上下左右反転制御を行うことを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項1〜6何れか1項記載の映像データ伝送処理システムであって、前記ミックススイッチャー部から伝送されてくる4つのチャンネルのデータ信号を受け、記録する4K記録装置が備えられていることを特徴としている。
本発明によれば、4K・2K撮影での映像データを特別な信号処理が必要なく、また、左右2台の撮影装置をGenlock(同期結合)制御し、2SI伝送(4K撮影の場合)することにより、特別な画像処理をせずとも、小規模なシステムで3D/2D表示させることができる。さらに、映像データの伝送におけるフレーム遅延も大幅に抑えることが可能である。そして、3D/2Dの表示切り替えや、画像の上下左右反転、ズーム撮影等々の制御が容易に行えることから、医療市場におけるニーズに対応することができる。
本発明に係る映像データ伝送処理システムの第1の実施形態を示したもので、(a)はシステム構成図、(b)は4K3D映像としてのデータ信号の伝送イメージ、(c)は4K2D映像としてのデータ信号の伝送イメージである。 本発明に係る映像データ伝送処理システムの第1の実施形態における2SI方式によるデータ分割のイメージを示した図である。 本発明に係る映像データ伝送処理システムの第1の実施形態におけるミックススイッチャー部の制御を示した概念図である。 本発明に係る映像データ伝送処理システムの第2の実施形態を示したもので、(a)はシステム構成図、(b)は2K3D映像としてのデータ信号の伝送イメージ、(c)は2K2D映像としてのデータ信号の伝送イメージである。 本発明に係る映像データ伝送処理システムの第2の実施形態におけるデータ分割のイメージを示した図である。 本発明に係る映像データ伝送処理システムの第2の実施形態におけるミックススイッチャー部の制御を示した概念図である。 従来の4K3Dシステムの構成を示した図である。
本発明に係る映像データ伝送処理システムの第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る映像データ伝送処理システムの第1の実施形態を示したもので、(a)はシステム構成図、(b)は4K3D映像としてのデータ信号の伝送イメージ、(c)は4K2D映像としてのデータ信号の伝送イメージで、図2は、本発明に係る映像データ伝送処理システムの第1の実施形態における2SI方式によるデータ分割のイメージを示した図、そして、図3は、本発明に係る映像データ伝送処理システムの第1の実施形態におけるミックススイッチャー部の制御を示した概念図である。
符号については、10が映像データ伝送処理システム、12がL撮影装置、14がR撮影装置、16がデータ信号伝送部、18がミックススイッチャー部、20が4K3D表示モニタ装置、22が4K記録装置、24がフットスイッチを表している。
まず、図1に示すように、本実施形態における映像データ伝送処理システム10は、左右に並設して撮影する互いにGenlockをかけた(同期結合させた)L撮影機器12及びR撮影機器14と、L撮影機器12及びR撮影機器14による撮影で生成される映像データ信号を2SI方式により分割して伝送するデータ信号伝送部16と、データ信号伝送部16から伝送されるデータ信号に対し、処理を行うミックススイッチャー部18と、ミックススイッチャー部18によって処理されたデータ信号を2SI方式により受け、処理することで、映像データを表示する4K3D表示モニタ装置20が備えられている。
そして、本実施形態では、L撮影機器12及びR撮影機器14による撮影は、4Kによるもので、ミックススイッチャー部18は、データ信号伝送部16から伝送されるデータ信号に対して、以下の条件において処理を行うものである。
即ち、4K3D映像としてデータ信号を伝送させる場合には、図1(a)、(b)及び図2に示すように、L撮影機器12のデータ信号伝送部16により2SI方式で分割されたデータ信号が割り当てられた4つのチャンネルのうち、奇数ラインから割り当てられた2つのチャンネルを上(図中では、A−L、B−L)、R撮影機器14のデータ信号伝送部16により2SI方式で分割されたデータ信号が割り当てられた4つのチャンネルのうち、偶数ラインから割り当てられた2つのチャンネルを下(図中では、C−R、D−R)とする、4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送する。
また、4K2D映像としてデータ信号を伝送させる場合には、図1(a)、(c)及び図2に示すように、L撮影機器12からの2SI方式により分割されたデータ信号が割り当てられた4つのチャンネル、または、R撮影機器14からの2SI方式により分割されたデータ信号が割り当てられた4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送するというものである。
さらに、本実施形態における映像データ伝送処理システム10は、後述する第2の実施形態にあるように、2K3D映像としてデータ信号を伝送させる場合と、2K2D映像としてデータを伝送させる場合にも、ミックススイッチャー部18によるデータ信号に対するそれぞれ定められた制御を行う構成となっている(詳細は、第2の実施形態において説明する。)。
続いて、本実施形態における映像データ伝送処理システム10について詳細に説明していく。本実施形態における映像データ伝送処理システム10は、図1に示すように、左右に並設して撮影する互いにGenlockをかけた(同期結合させた)L撮影機器12及びR撮影機器14は、それぞれ、4K撮影用のカメラを使用している。
また、L撮影機器12及びR撮影機器14により生成された映像データは、3GSDIのインターフェースを通じて、データ信号伝送部16が伝送する。その際、本実施形態では、図2に示すように、データ信号伝送部16は、2SI方式によって、それぞれ4つのチャンネルに割り当て、分割し伝送する制御を行っている。
続いて、本実施形態では、ミックススイッチャー部18が、データ信号伝送部16から伝送されてくるL撮影機器12からの4つのチャンネル、そして、R撮影機器14からの4つのチャンネルに割り当てられたデータ信号を受け、それらに対して処理を行う。具体的には、4K3D映像として伝送させる場合には、図1(a)、(b)に示すように、L撮影機器12の4つのチャンネルのうち、奇数ラインから割り当てられた2つのチャンネルを上、R撮影機器14の4つのチャンネルのうち、偶数ラインから割り当てられた2つのチャンネルを下とする、4つのチャンネルとしてデータ信号の伝送を行う(図2参照)。
また、4K2D映像として伝送させる場合には、図1(a)、(c)に示すように、L撮影機器12の4つのチャンネル、または、R撮影機器14の4つのチャンネルの何れか一方を4つのチャンネルとしてデータ信号の伝送を行う。このように、本実施形態の構成は、3D表示と、2D表示の切り替えを容易に制御できることができる。
なお、ミックススイッチャー部18に対して、現在選択されているデータ信号を生成している撮影機器の切り替え信号を送ることにより、例えば、L撮影機器12からR撮影機器14への切り替え、あるいは、R撮影機器14からL撮影機器12への切り替えといった制御を容易に行わせることもできる。
続いて、本実施形態では、ミックススイッチャー部18により処理されたデータ信号を2SI方式にて受けて処理することにより、そのデータ信号に基づいた映像データを表示することができる4K3D表示モニタ装置20が備えられている。なお、4K3D表示モニタ装置20は、3D表示、2D表示が可能であるが、3D表示の場合、L撮影機器12によるデータ信号を奇数ラインの走査線に、R撮影機器14によるデータ信号を偶数ラインの走査線に割り付ける、或いは、その逆に割り付けるライン・バイ・ライン方式による映像処理によって、映像データを表示するものとなっている。
さらに、本実施形態では、4K3D表示モニタ装置20の表示面(モニタ画面)には、奇数ライン及び偶数ライン交互へ、それぞれ、角度の違う円偏向フィルタが貼られていることから、2SI入力対応のみで、4K3D表示モニタ装置20として、特別な信号処理や、画像処理をせずとも、円偏向メガネを使用することで、遅れも少なく、水平解像度を落とさずに、4K高精細の3D映像を容易に視聴することができるようになっている。なお、2D表示においては、円偏向メガネの有無に関係なく、容易に視聴が可能である。
続いて、ミックススイッチャー部18は、4K3D表示モニタ装置20において表示する映像データの反転処理信号を受けた場合には、その映像が、3D表示の場合、図3に示すように、L撮影機器12の4つのチャンネルのうち、奇数ラインから割り当てられた2つのチャンネルと、R撮影機器14の4つのチャンネルのうち、偶数ラインから割り当てられた2つのチャンネルを、それぞれ入れ替えた上で(L/R入れ替え)、4つのチャンネルとしてデータ信号の伝送を行う制御を行う。
なお、医療現場などにおいては、レンズ光学系越しにカメラ撮影することがあるが、その際、左右上下反転した映像となるが、撮影装置(12、14)や、4K3D表示モニタ装置20側で左右上下の反転処理を行うことは容易である(特に、表示スピードの観点からは、撮影装置側で反転処理する方が望ましい)。しかし、撮影装置(12、14)での反転処理を行うと、光学的に左右が入れ替わってしまうことになるが、本実施形態のように、ミックススイッチャー部18に対し、4K3D表示モニタ装置20において表示する映像データの反転処理信号を出力すれば、上記の通り処理を行うため、4K3D表示モニタ装置20にて、容易に正像での観察が可能となるわけである。
なお、再度、ミックススイッチャー部18が、反転処理信号を受けた場合には、図3に示すように、L撮影機器12の4つのチャンネルのうち、奇数ラインから割り当てられた2つのチャンネルと、R撮影機器14の4つのチャンネルのうち、偶数ラインから割り当てられた2つのチャンネルを、再度入れ替えた上で(L/R入れ替え)、4つの信号(チャンネル)としてデータ信号の伝送を行うように制御することになる。
また、本実施形態においては、L撮影機器12及びR撮影機器14は、4K3D表示モニタ装置20において表示する映像データのズーム信号を受けた場合に、ズームレンズ等の調整によるズーム制御を行うように構成されていることから、上記同様、特に、医療現場などにおいて有用なものとなる。
さらに、本実施形態においては、図1に示すように、データ信号伝送部16から、ミックススイッチャー部18を経て伝送されてくる4つのチャンネルを2SI方式(入力)にて受け、記録する4K記録装置22が備えられており、上記の各処理がされた映像データを記録することができるようになっている。そして、この4K記録装置22に記録されている映像データを4K3D表示モニタ装置20にて表示させることもできるようになっている。
また、本実施形態においては、フットスイッチ24が、L撮影機器12及びR撮影機器14、そして、ミックススイッチャー部18に、それぞれ接続されている。このフットスイッチ24は、足により操作することができるもので、L撮影機器12及びR撮影機器14に対して、ズーム制御を行わせる信号や、映像データの上下左右反転制御を行わせる信号を送る場合、ミックススイッチャー部18に対して、3Dと2D表示の切り替え信号や、反転(L/R入れ替え)処理信号を送る場合等々に使用する。
続いて、本発明に係る映像データ伝送処理システムの第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明に係る映像データ伝送処理システムの第2の実施形態を示したもので、(a)はシステム構成図、(b)は2K3D映像としてのデータ信号の伝送イメージ、(c)は2K2D映像としてのデータ信号の伝送イメージで、図5は、本発明に係る映像データ伝送処理システムの第2の実施形態におけるデータ分割のイメージを示した図である。そして、図6は、本発明に係る映像データ伝送処理システムの第2の実施形態におけるミックススイッチャー部の制御を示した概念図である。符号については、図1と同様である。
図4に示すように、本実施形態における映像データ伝送処理システム10は、第1の実施形態と同様に、左右に並設して撮影する互いにGenlockをかけた(同期結合させた)L撮影機器12及びR撮影機器14と、L撮影機器12及びR撮影機器14による撮影で生成される映像データ信号を2SI方式により分割して伝送するデータ信号伝送部16と、データ信号伝送部16から伝送されるデータ信号に対し、処理を行うミックススイッチャー部18と、ミックススイッチャー部18によって処理されたデータ信号を2SI方式により受け、処理することで、映像データを表示する4K3D表示モニタ装置20が備えられている。
そして、本実施形態では、L撮影機器12及びR撮影機器14による撮影は、2Kによるもので、ミックススイッチャー部18は、データ信号伝送部16から伝送されるデータ信号に対して、以下の条件において処理を行うものである。
即ち、2K3D映像としてデータ信号を伝送させる場合には、図4(a)、(b)及び図5に示すように、L撮影機器12の2K(HD)出力にて分割されたデータ信号が割り当てられた2つのチャンネルを上(図中では、A−L、B−L)、R撮影機器14の2K(HD)出力にて分割されたデータ信号が割り当てられた2つのチャンネルを下(図中では、C−R、D−R)とする、4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送する。
また、2K2D映像としてデータ信号を伝送させる場合には、図4(a)、(c)及び図5に示すように、L撮影機器12または、R撮影機器14のうちの何れか一方の、データ信号伝送部16により2K(HD)出力にて分割されたデータ信号が割り当てられた2つのチャンネルを上と下に、4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送するというものである(図中では、A−L、B−L、A−L、B−L)。このような構成となっているため、3D表示と、2D表示の切り替えを容易に制御できることになる。
さらに、本実施形態における映像データ伝送処理システム10は、前述した第1の実施形態にあるように、4K3D映像としてデータ信号を伝送させる場合と、4K2D映像としてデータを伝送させる場合にもそれぞれ定められたミックススイッチャー部18によるデータ信号に対する制御も行うことができる(詳細は、第1の実施形態参照)。
続いて、本実施形態における映像データ伝送処理システム10について詳細に説明していく。本実施形態における映像データ伝送処理システム10は、図4に示すように、左右に並設して撮影する互いにGenlockをかけた(同期結合させた)L撮影機器12及びR撮影機器14は、それぞれ、2K撮影用のカメラを使用している。
また、L撮影機器12及びR撮影機器14による映像データは、3GSDIのインターフェースを通じて、データ信号伝送部16が伝送する。その際、本実施形態では、図5に示すように、データ信号伝送部16は、通常の2K(HD)出力によって、それぞれ2つの信号に分割し伝送する制御を行っている。
続いて、本実施形態では、ミックススイッチャー部18が、データ信号伝送部16から伝送されてくるL撮影機器12からの2つのチャンネル、そして、R撮影機器14からの2つのチャンネルを受け、それらに対して処理を行う。具体的には、2K3D映像として伝送させる場合には、図4(a)、(b)に示すように、L撮影機器12の2つのチャンネルを上、R撮影機器14の2つのチャンネルを下とする、4つのチャンネルとしてデータ信号の伝送を行う。
また、2K2D映像として伝送させる場合には、図4(a)、(c)に示すように、L撮影機器12の2つのチャンネル、または、R撮影機器14の2つのチャンネルの何れか一方を上と下に、4つのチャンネルとしてデータ信号の伝送を行う。このように、本実施形態の構成は、3D表示と、2D表示の切り替えを容易に制御できる。
なお、前述の第1の実施形態と同様に、ミックススイッチャー部18に対して、現在選択されているデータ信号を生成している撮影機器の切り替え信号を送ることにより、例えば、L撮影機器12からR撮影機器14への切り替え、あるいは、R撮影機器14からL撮影機器12への切り替えといった制御を容易に行わせることができる。
続いて、本実施形態では、ミックススイッチャー部18により処理されたデータ信号を2SI方式にて受けて処理することにより、そのデータ信号に基づいた映像データを表示することができる4K3D表示モニタ装置20が備えられている。本実施形態では、2Kでの撮影を行うものとしているが、その場合でも、4K3D表示モニタ装置20を用いている。
また、4K3D表示モニタ装置20は、3D表示、2D表示が可能であり、第1の実施形態と同様、3D表示の場合、L撮影機器12によるデータ信号を奇数ラインの走査線に、R撮影機器14によるデータ信号を偶数ラインの走査線に割り付けるライン・バイ・ライン方式による映像処理によって、映像データを表示するものとなっている。
さらに、4K3D表示モニタ装置20の表示面(モニタ画面)には、第1の実施形態と同じように、円偏向フィルタが貼られていることから、2SI入力対応のみで、4K3D表示モニタ装置20として、特別な信号処理や、画像処理をせずとも、円偏向メガネを使用することで、遅れも少なく、水平解像度を落とさずに、2K高精細の3D映像を容易に視聴することができるようになっている。
続いて、本実施形態では、ミックススイッチャー部18は、4K3D表示モニタ装置20において表示する映像データの反転処理信号を受けた場合には、その映像が、3D表示の場合、図6に示すように、L撮影機器12の2つのチャンネルと、R撮影機器14の2つのチャンネルを、それぞれ入れ替えた上で(L/R入れ替え)、4つのチャンネルとしてデータ信号の伝送を行う制御を行う。
そのため、本実施形態では、第1の実施形態同様、医療現場において、特に有効なシステムとして機能する。なお、再度、ミックススイッチャー部18が、反転処理信号を受けた場合には、図6に示すように、L撮影機器12の2つのチャンネルと、R撮影機器14の2つのチャンネルを、再度入れ替えた上で(L/R入れ替え)、4つのチャンネルとしてデータ信号の伝送を行うように制御することになる。
また、本実施形態においても、L撮影機器12及びR撮影機器14は、4K3D表示モニタ装置20において表示する映像データのズーム信号を受けた場合に、ズームレンズ等の調整によるズーム制御を行うように構成されていることから、特に、医療現場などにおいて有用なものとなる。
さらに、図4に示すように、データ信号伝送部16から、ミックススイッチャー部18を経て伝送されてくる4つのチャンネルを2SI方式(入力)にて受け、記録する4K記録装置22が備えられており、上記の各処理がされた映像データを記録することができるようになっている。そして、この4K記録装置22に記録されている映像データを4K3D表示モニタ装置20にて表示させることもできる。
また、本実施形態においても、フットスイッチ24が、L撮影機器12及びR撮影機器14、そして、ミックススイッチャー部18に、それぞれ接続されており、第1の実施形態と同様な制御の信号を出すことが可能となっている。このように、現行の2Kカメラは、映像処理、映像フリップや、ズームの機能を全ての機種に実装している関係で、1フレームの遅れがあるところ、本実施形態における映像データ処理システムによれば、4K表示モニタ装置で2SI方式受けをするため、数ライン遅れ程度で済み、表示までにトータルで、1フレーム+数ラインの遅れに抑えることが可能である。
本発明は、4K撮影でも2K撮影でも、その映像データを特別な信号処理や、画像処理をせずとも、小規模なシステムで3D・2D表示を容易に行うことができることから、医療現場等の狭い環境において、特に好適に用いることができる。また、2D表示や、撮影機器による上下左右反転の処理を行わない撮影現場であっても、2台の撮影装置と、4K3D表示モニタ装置を用いた本発明の構成を採ることで、更に容易に3D表示を行える。
10 映像データ伝送処理システム
12 L撮影装置
14 R撮影装置
16 データ信号伝送部
18 ミックススイッチャー部
20 4K3D表示モニタ装置
22 4K記録装置
24 フットスイッチ

Claims (7)

  1. 左右に並設して撮影する互いに同期結合させた4K撮影用又は2K撮影用のL撮影機器及びR撮影機器と、
    前記L撮影機器及びR撮影機器による撮影で生成される映像データ信号を分割して伝送するデータ信号伝送部と、
    前記データ信号伝送部から伝送されるデータ信号が割り当てられたチャンネルに対し、以下の(1)〜(4)の条件において、処理を行うミックススイッチャー部と、
    (1)4K3D映像としてデータ信号を伝送させる場合には、前記4K撮影用のL撮影機器からの2SI方式により分割されたデータ信号が割り当てられた4つのチャンネルのうち、奇数ラインからの2つのチャンネルを上、前記4K撮影用のR撮影機器からの2SI方式により分割されたデータ信号が割り当てられた4つのチャンネルのうち、偶数ラインからの2つのチャンネルを下とする、4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送する
    (2)4K2D映像としてデータ信号を伝送させる場合には、前記4K撮影用のL撮影機器からの2SI方式により分割されたデータ信号が割り当てられた4つのチャンネル、または、前記4K撮影用のR撮影機器からの2SI方式により分割されたデータ信号が割り当てられた4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送する
    (3)2K3D映像としてデータ信号を伝送させる場合には、前記2K撮影用のL撮影機器からの分割されたデータ信号が割り当てられた2つのチャンネルを上、前記2K撮影用のR撮影機器からの分割されたデータ信号が割り当てられた2つのチャンネルを下とする、4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送する
    (4)2K2D映像としてデータ信号を伝送させる場合には、前記2K撮影用のL撮影機器からの分割されたデータ信号が割り振られた2つのチャンネルを上と下に、または、前記2K撮影用のR撮影機器からの分割されたデータ信号が割り振られた2つのチャンネルを上と下に、4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送する
    前記ミックススイッチャー部によって処理された4つチャンネルのデータ信号を受け、処理することで、当該データ信号に基づいた映像データを表示する4K3D表示モニタ装置と、
    を備えることを特徴とする映像データ伝送処理システム。
  2. 前記ミックススイッチャー部が、前記データ信号伝送部から伝送されるデータ信号に対し、前記(1)又は(3)の条件において、処理を行う場合、前記4K3D表示モニタ装置は、前記L撮影機器からのデータ信号と、前記R撮影機器からのデータ信号とを交互に、それぞれ、奇数ラインの走査線と、偶数ラインの走査線に割り付けるライン・バイ・ライン方式よる映像処理によって、映像データを表示するものであることを特徴とする請求項1記載の映像データ伝送処理システム。
  3. 前記4K3D表示モニタ装置の表示面には、前記奇数ライン及び前記偶数ライン交互へ、それぞれ角度の違う円偏向フィルタが貼られていることを特徴とする請求項2記載の映像データ伝送処理システム。
  4. 前記ミックススイッチャー部は、前記(1)又は(3)の条件での処理を行っている場合、前記4K3D表示モニタ装置において表示する映像データの反転処理信号を受けた際には、処理している前記L撮影機器からの2つのチャンネルと、前記R撮影機器からの2つのチャンネルを、それぞれ入れ替え、4つのチャンネルとしてデータ信号を伝送する処理を行うことを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載の映像データ伝送処理システム。
  5. 前記ミックススイッチャー部は、3D/2D切り替え信号を受けた場合には、前記(1)と(2)の条件での処理の相互切り替え、または、前記(3)と(4)の条件での処理の相互切り替え制御を行うことを特徴とする請求項1〜4何れか1項記載の映像データ伝送処理システム。
  6. 前記L撮影機器及び前記R撮影機器は、前記4K3D表示モニタ装置において表示する映像データのズーム信号を受けた場合には、前記L撮影機器及び前記R撮影機器においてズーム制御を行い、前記4K3D表示モニタ装置において表示する映像データの映像データの上下左右反転信号を受けた場合には、前記L撮影機器及び前記R撮影機器において上下左右反転制御を行うことを特徴とする請求項1〜5何れか1項記載の映像データ伝送処理システム。
  7. 前記ミックススイッチャー部から伝送されてくる4つのチャンネルのデータ信号を受け、記録する4K記録装置が備えられていることを特徴とする請求項1〜6何れか1項記載の映像データ伝送処理システム。
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