JP6809538B2 - 基地局、及び方法 - Google Patents
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Description
1.関連技術
2.本発明の実施形態の概要
3.本発明の実施形態に係るシステムの構成
4.第1の実施形態
4.1.基地局の構成
4.2.端末装置の構成
4.3.技術的特徴
5.第2の実施形態
5.1.基地局の構成
5.2.端末装置の構成
5.3.技術的特徴
6.第3の実施形態
6.1.基地局の構成
6.2.端末装置の構成
6.3.技術的特徴
7.第4の実施形態
7.1.基地局の構成
7.2.端末装置の構成
7.3.技術的特徴
8.他の形態
本実施形態に関連する技術として3GPPで想定されているビームフォーミングを説明する。
(1)技術的課題
上述したビームフォーミングを行う場合、例えば次のような理由から、端末装置は、基地局が使用する送信ビームを迅速に識別する必要がある。
本発明の実施形態によれば、例えば、基地局は、基地局と端末装置との両方が取得可能であって通信品質情報および端末装置への送信のための送信ビームを示す識別子のいずれでもない取得可能情報を取得し、取得可能情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、端末装置への送信のための送信ビームを選択する。
図3を参照して、本実施形態に係るシステム1の構成の例を説明する。図3は、本発明の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図3を参照すると、システム1は、基地局100、及び端末装置200を含む。
基地局100は、端末装置との無線通信を行うノードであり、換言すると無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)のノードである。例えば、基地局100は、ビーム30を端末装置200に向けて信号を送信する。また、基地局100は、eNBであってもよく、5GにおけるgNB(generation Node B)及び/又はTRP(Transmission Reception Point)であってもよく、3GにおけるNode B及び/又はRNC(Radio Network Controller)であってもよい。基地局100は、複数のユニット(又は複数のノード)を含んでもよい。当該複数のユニット(又は複数のノード)は、上位のプロトコルレイヤの処理を行う第1ユニット(又は第1ノード)と、下位のプロトコルレイヤの処理を行う第2ユニット(又は第2ノード)とを含んでもよい。一例として、上記第1ユニットは、中央ユニット(Center/Central Unit:CU)と呼ばれてもよく、上記第2のユニットは、分散ユニット(Distributed Unit:DU)又はアクセスユニット(Access Unit:AU)と呼ばれてもよい。別の例として、上記第1ユニットは、デジタルユニット(Digital Unit:DU)と呼ばれてもよく、上記第2ユニットは、無線ユニット(Radio Unit:RU)又はリモートユニット(Remote Unit:RU)と呼ばれてもよい。上記DU(Digital Unit)は、BBU(Base Band Unit)であってもよく、上記RUは、RRH(Remote Radio Head)又はRRU(Remote Radio Unit)であってもよい。当然ながら、上記第1ユニット(又は第1のノード)及び上記第2ユニット(又は第2のノード)の呼称は、この例に限定されない。あるいは、基地局100は、単一のユニット(又は単一のノード)であってもよい。この場合に、基地局100は、上記複数のユニットのうちの1つ(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの一方)であってもよく、上記複数のユニットのうちの他のユニット(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの他方)と接続されていてもよい。
端末装置200は、基地局との無線通信を行う。例えば、端末装置200は、基地局100がビーム30により端末装置200へ送信した信号を受信する。例えば、端末装置200は、UEである。
続いて、図4〜図7を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
まず、図4を参照して、第1の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。図4は、第1の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図4を参照すると、基地局100は、無線通信部110、記憶部120及び処理部130を備える。
無線通信部110は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部110は、端末装置からの信号を受信し、端末装置への信号を送信する。
記憶部120は、基地局100の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
処理部130は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部130は、情報取得部131、ビーム選択部133、第1送信処理部135、第2送信処理部137、及び受信処理部139を含む。なお、処理部130は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。すなわち、処理部130は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。情報取得部131、ビーム選択部133、第1送信処理部135、第2送信処理部137、及び受信処理部139の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
無線通信部110は、指向性アンテナ及び高周波(Radio Frequency:RF)回路等により実装されてもよい。記憶部120は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部130は、ベースバンド(Baseband:BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサ等により実装されてもよい。情報取得部131、ビーム選択部133、第1送信処理部135、第2送信処理部137、及び受信処理部139は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部120)は、このようなプロセッサ(チップ)内に含まれてもよい。
次に、図5を参照して、第1の実施形態に係る端末装置200の構成の例を説明する。図5は、第1の実施形態に係る端末装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図5を参照すると、端末装置200は、無線通信部210、記憶部220及び処理部230を備える。
無線通信部210は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部210は、基地局100からの信号を受信し、基地局100への信号を送信する。
記憶部220は、端末装置200の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
処理部230は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部230は、情報取得部231、ビーム識別部233、第1受信処理部235、第2受信処理部237、及び送信処理部239を含む。なお、処理部230は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。すなわち、処理部230は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。情報取得部231、ビーム識別部233、第1受信処理部235、第2受信処理部237、及び送信処理部239の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
無線通信部210は、アンテナ及び高周波(RF)回路等により実装されてもよい。記憶部220は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部230は、ベースバンド(BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサ等により実装されてもよい。情報取得部231、ビーム識別部233、第1受信処理部235、第2受信処理部237、及び送信処理部239は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部220)は、このようなプロセッサ(チップ)内に含まれてもよい。
次に、第1の実施形態の技術的特徴を説明する。
−基地局
基地局100(情報取得部131)は、基地局100と端末装置200との両方が取得可能な情報であって通信品質情報および送信ビームの識別子のいずれでもない取得可能情報を取得する。そして、基地局100(ビーム選択部133)は、上記取得可能情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、端末装置200への送信のための送信ビームを選択する。さらに、基地局100(第1送信処理部135)は、選択した送信ビームにより端末装置200への信号を送信する。上記送信ビームは、例えば、端末装置200へのデータチャネルでの送信のための送信ビームである。
端末装置200(情報取得部231)は、基地局100と端末装置200との両方が取得可能であって通信品質情報および送信ビームを示す識別子ではない取得可能情報を取得する。そして、端末装置200(ビーム識別部233)は、上記取得可能情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、端末装置200への送信のための送信ビームであって、基地局100により選択される送信ビームを識別する。さらに、端末装置200(第1受信処理部235)は、基地局100により選択される送信ビームに対する受信品質が最適となるように受信ビームを調整し、基地局100から送信された信号を受信する。
取得可能情報は、上述したように、基地局100と端末装置200との両方が取得可能な情報であって、選択された送信ビームを直接示す識別子ではなく、端末装置200により測定される受信品質を示す受信品質情報でもない。具体的には、上記取得可能情報は、例えば次にあげる情報が含まれる。
上記取得可能情報は、例えば端末装置間で共通の共通情報を含む。
上記取得可能情報は、例えば端末装置200に固有の情報(以下「端末固有情報」と呼ぶ)を含んでもよい。
上記取得可能情報は、オフセット値を含んでもよい。オフセット値を含むことにより、具体的には後述するように、同じ送信ビームを繰り返し選択することを防ぐことができる。このオフセット値は、端末装置間で共通の情報であってもよく、又は、端末装置200に固有の情報であってもよい。
基地局100(ビーム選択部133)は、複数の送信ビームの候補の中から、端末装置200への信号の送信に使用する送信ビームを選択する。また、端末装置200(ビーム識別部233)も、基地局100(ビーム選択部133)と同様に、複数の送信ビームの候補の中から、端末装置200への信号の送信に使用される送信ビームを識別する。
時間を示す時間情報を用いる場合、例えば、基地局100(ビーム選択部133)は、下記(1)式の算出により、端末装置200への信号の送信に使用する送信ビームを選択することができる。
使用する送信ビーム=[時間インデックス]mod N ・・・(1)
PDCCHの無線リソース情報を用いる場合、例えば、基地局100(ビーム選択部133)は、下記(2)式の算出により、端末装置200への信号の送信に使用する送信ビームを選択することができる。
使用する送信ビーム=[PDCCHの無線リソース情報]mod N ・・・(2)
上述したHARQプロセスの識別情報などの再送制御プロセスの識別情報は、PDSCHの初送時及び再送時で同一である。そこで、再送制御プロセスの識別情報を用いる場合、例えば、基地局100(ビーム選択部133)は、下記(3)式の算出により、端末装置200への信号の送信に使用する送信ビームを選択することができる。
使用する送信ビーム=([時間を示す情報]+HARQプロセスの識別情報)mod N ・・・(3)
使用する送信ビーム=([PDCCHの無線リソース情報]+RNTI)mod N ・・・(4)
上記取得可能情報がオフセット値を含む場合、基地局100(ビーム選択部133)は、オフセット値と、過去に選択された送信ビームの識別情報とに基づき、複数の送信ビームの候補から、送信ビームを選択する。
(((システムフレーム番号 mod (N−1))+1)+過去に選択された送信ビームの識別情報) mod N ・・・(5)
このようにして、送信ビームを選択することにより、現在使用している送信ビームを続けて使用しないように制限することができる。
−基地局
基地局100(第2送信処理部137)は、上記取得可能情報に基づき基地局100が送信ビームを選択することを示す第1の指示情報を端末装置200へ送信する。
基地局100(第2送信処理部137)は、端末装置200のためのリソース割当て情報と上記第1の指示情報とを含むダウンリンク制御情報を送信する。上述したように第1の指示情報を1ビットの情報とすることで、ダウンリンク制御情報のオーバーヘッドを抑制しながら、基地局100が上記取得可能情報に基づき送信ビームを選択することを、端末装置200に通知することができる。なお、第1の指示情報は、ダウンリンク制御情報に限らず、MAC(Medium Access Control) Control Element、RRC(Radio Resource Control)メッセージなどによって送信してもよい。
端末装置200(第2受信処理部237)は、基地局100から、上記取得可能情報に基づき基地局100が送信ビームを選択することを示す第1の指示情報を受信する。このように第1の指示情報を受信することで、端末装置200(ビーム識別部233)は、例えば、第1の指示情報を受信する直前までベストビームにより基地局100から信号を受信していた状態であっても、上記取得可能情報に基づき、複数の送信ビームの候補から送信ビームを識別することができる。
−基地局
図6は、第1の実施形態に係る基地局100における処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。
図7は、第1の実施形態に係る端末装置200における処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。
第1の実施形態は、例えば次の変形例に示す処理を組み合わせることができる。
−基地局
基地局100(第2送信処理部137)は、上記取得可能情報に基づき送信ビームを選択するタイミングを示す第2の指示情報を、端末装置200に送信してもよい。具体的に、第2の指示情報が示すタイミングは、即時であってもよく、また、例えばサブフレーム、ミリ秒等の単位で時間間隔を示すものであってもよい。このタイミングは、例えば、基地局100が新しい送信ビームが使われるべきだと判断したとき、基地局100と端末装置200との間のビームペアの瞬断(Beam Pair Link Failure)が起きたとき等を示すものであってもよい。
端末装置200(第2受信処理部237)は、基地局100から、上記取得可能情報に基づき基地局100が送信ビームを選択するタイミングを示す第2の指示情報を受信する。そして、第2の指示情報に基づいたタイミングで、端末装置200(ビーム識別部233)は、上記取得可能情報に基づき送信ビームを識別する。このようにして、端末装置200は、第2の指示情報に基づいたタイミングに限って送信ビームを識別するので、第2の指示情報に基づいたタイミングまでの間は現在識別している送信ビームを維持することができる。さらに、端末装置200が送信ビームを識別するタイミングは、第2の指示情報が示すタイミングと同じであってもよいし、また、基地局100が次に送信ビームを送信するまでの任意のタイミングであってもよい。このようにして適切なタイミングにのみ送信ビームを変更することができるので、不要に送信ビームが切り替わることを防止することができる。
−基地局
基地局100(ビーム選択部133)は、例えば5、10無線フレーム置きなど周期的に、上記取得可能情報に基づき送信ビームを選択してもよい。このように周期的に送信ビームを選択することを端末装置200に通知するため、基地局100(第2送信処理部137)は、上記取得可能情報に基づき送信ビームを選択する周期を示す周期情報を端末装置200へ送信する。
端末装置200(第2受信処理部237)は、基地局100から、上記取得可能情報に基づき送信ビームを選択する周期を示す周期情報を受信する。このような周期情報を受信することにより、端末装置200(ビーム識別部233)は、周期情報が示す周期ごとに、上記取得可能情報に基づき送信ビームを識別する。すなわち、端末装置200は、次の周期に到達するまでの間は現在識別している送信ビームを維持することができる。このようにして不要に送信ビームが切り替わることを防止することができる。
−基地局
基地局100(ビーム選択部133)は、上記取得可能情報の変更の度に、上記取得可能情報に基づき送信ビームを選択してもよい。すなわち、基地局100(ビーム選択部133)は、変更後の、上記取得可能情報に基づき、送信ビームを選択してもよい。
端末装置200(ビーム識別部233)も、上記取得可能情報の変更の度に、上記取得可能情報に基づき送信ビームを選択してもよい。すなわち、端末装置200(情報取得部231)が上記取得可能情報の変更の度に、端末装置200(ビーム識別部233)は、変更後の、上記取得可能情報に基づき送信ビームを選択してもよい。このようにして、端末装置200は、上記取得可能情報の変更に対応して、基地局100側で選択される送信ビームを正確に識別することができる。
−基地局
基地局100(ビーム選択部133)は、端末装置200からの通知情報の受信の度に、上記取得可能情報に基づき送信ビームを選択してもよい。ここで、通知情報とは、例えば、端末装置200が所定時間(例えば10msなど)基地局100から送信ビームによる信号を受信できないことを基地局100に通知するための情報である。
端末装置200(送信処理部239)は、上述したように、所定時間(例えば10msなど)基地局100から送信ビームによる信号を受信できない場合に、受信できないことを通知するための通知情報を基地局100に送信する。そして、端末装置200(ビーム識別部233)は、端末装置200が基地局100へ通知情報を送信する度、より具体的には送信した通知情報に対するACKを基地局100から受信する度に、上記取得可能情報に基づき送信ビームを識別する。このような通知情報を端末装置200から基地局100に通知することにより、端末装置200は、基地局100から送信される信号が受信できない期間を短縮し得る。
続いて、図8乃至図11を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。
図8を参照して、第2の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。図8は、第2の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図8を参照すると、基地局100は、無線通信部310、記憶部320及び処理部330を備える。
無線通信部310は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部310は、端末装置からの信号を受信し、端末装置への信号を送信する。
記憶部320は、基地局100の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
処理部330は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部330は、情報取得部331、第1送信処理部333、ビーム選択部335、及び第2送信処理部337を含む。なお、処理部330は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。すなわち、処理部330は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。情報取得部331、第1送信処理部333、ビーム選択部335、及び第2送信処理部337の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
無線通信部310は、指向性アンテナ及び高周波(Radio Frequency:RF)回路等により実装されてもよい。記憶部320は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部330は、ベースバンド(Baseband:BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサ等により実装されてもよい。情報取得部331、第1送信処理部333、ビーム選択部335、及び第2送信処理部337は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部320)は、このようなプロセッサ(チップ)内に含まれてもよい。
次に、図9を参照して、第2の実施形態に係る端末装置200の構成の例を説明する。図9は、第2の実施形態に係る端末装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図9を参照すると、端末装置200は、無線通信部410、記憶部420及び処理部430を備える。
無線通信部410は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部410は、基地局100からの信号を受信し、基地局100への信号を送信する。
記憶部420は、端末装置200の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
処理部430は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部430は、第1受信処理部431、ビーム識別部433、及び第2受信処理部435を含む。なお、処理部430は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。すなわち、処理部430は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。第1受信処理部431、ビーム識別部433、及び第2受信処理部435の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
無線通信部410は、アンテナ及び高周波(RF)回路等により実装されてもよい。記憶部420は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部430は、ベースバンド(BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサ等により実装されてもよい。第1受信処理部431、ビーム識別部433、及び第2受信処理部435は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部420)は、このようなプロセッサ(チップ)内に含まれてもよい。
次に、第2の実施形態の技術的特徴を説明する。
基地局100(情報取得部331)は、端末装置200に信号を送信するための送信ビームを選択するための複数の送信ビーム選択手法のうちの1つの送信ビーム選択手法を使用することを示す指示情報を取得する。そして、基地局100(第1送信処理部333)は、指示情報を、端末装置200に送信する。さらに、基地局100(ビーム選択部335)は、指示情報に基づいて送信ビームを選択する。続いて、基地局100(第2送信処理部337)は、選択した送信ビームにより端末装置200への信号を送信する。
端末装置200(第1受信処理部431)は、基地局100から、端末装置200に信号を送信するための送信ビームを選択するための複数の送信ビーム選択手法のうちの1つの送信ビーム選択手法を使用することを示す指示情報を取得する。そして、端末装置200(ビーム識別部433)は、指示情報に基づいて送信ビームを識別する。さらに、端末装置200(第2受信処理部435)は、基地局100により選択される送信ビームに対する受信品質が最適となるように受信ビームを調整し、基地局100から送信された信号を受信する。
上述したように、上記指示情報は、上記複数の送信ビーム選択手法のうちの1つの送信ビーム選択手法を使用することを示す情報である。
例えば、上記複数の送信ビーム選択手法は、例えば、第1の送信ビーム選択手法と第2の送信ビーム選択手法とを含む。また、例えば、上記1つの送信ビーム選択手法は、第1の送信ビーム選択手法又は第2の送信ビーム選択手法である。
例えば、上記指示情報は、上記1つの送信ビーム選択手法を示す情報である。一例として、上記指示情報は、1ビットの情報であり、0である場合に第1の送信ビーム選択手法及び第2の送信ビーム選択手法の一方を示し、1である場合に第1の送信ビーム選択手法及び第2の送信ビーム選択手法の他方を示す。
また、基地局100(第1送信処理部333)は、端末装置200のためのリソース割当て情報と上記指示情報とを含むダウンリンク制御情報を送信する。例えば、指示情報は、1ビットの情報である。とりわけ指示情報を1ビットの情報とすることで、ダウンリンク制御情報のオーバーヘッドを抑制しながら、どのようなビーム選択手法を用いるかについて、端末装置200に通知することができる。なお、指示情報は、ダウンリンク制御情報に限らず、MAC Control Element、RRCメッセージなどによって送信してもよい。
−基地局
図10は、第2の実施形態に係る基地局100における処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。
図11は、第2の実施形態に係る端末装置200における処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。
続いて、図12及び図13を参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。上述した第1の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第3の実施形態は、より一般化された実施形態である。
図12を参照して、第3の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。図12は、第3の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図12を参照すると、基地局100は、情報取得部141及びビーム選択部143を備える。
図13を参照して、第3の実施形態に係る端末装置200の構成の例を説明する。図13は、第3の実施形態に係る端末装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図13を参照すると、端末装置200は、情報取得部241及びビーム識別部243を備える。
次に、第3の実施形態の技術的特徴を説明する。上述した第1の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第3の実施形態は、より一般化された実施形態である。
次に、第4の実施形態を説明する。上述した第2の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第4の実施形態は、より一般化された実施形態である。
図14を参照して、第4の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。図14は、第4の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図14を参照すると、基地局100は、情報取得部341及び送信処理部343を備える。
図15を参照して、第4の実施形態に係る端末装置200の構成の例を説明する。図15は、第4の実施形態に係る端末装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図15を参照すると、端末装置200は、受信処理部441及びビーム識別部443を備える。
次に、第4の実施形態の技術的特徴を説明する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
基地局であって、
当該基地局と端末装置との両方が取得可能であって通信品質情報および前記端末装置への送信のための送信ビームを示す識別子のいずれでもない取得可能情報を取得する情報取得部と、
前記取得可能情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、前記端末装置への送信のための送信ビームを選択するビーム選択部と、
を備える基地局。
前記取得可能情報は、端末装置間で共通の共通情報を含む、付記A1記載の基地局。
前記共通情報は、時間を示す時間情報を含む、付記A2記載の基地局。
前記時間情報は、システムフレーム番号、サブフレーム番号、スロット番号、及びミニスロット番号のうちの少なくとも1つを含む、付記A3記載の基地局。
前記取得可能情報は、前記端末装置に固有の情報を含む、付記A1乃至A4のうちいずれか1項記載の基地局。
前記端末装置に固有の前記情報は、前記端末装置への送信に使用される無線リソースに関するリソース情報を含む、付記A5記載の基地局。
前記無線リソースは、前記端末装置への制御情報の送信に使用される制御チャネルの無線リソース、又は、前記端末装置へのデータの送信に使用されるデータチャネルの無線リソースである、付記A6記載の基地局。
前記制御チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)であり、
前記データチャネルは、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)である、
付記A7記載の基地局。
前記リソース情報は、CCE(Control Channel Element)の開始インデックス、PRB(Physical Resource Block)の開始番号、及びOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル番号のうちの少なくとも1つを含む、付記A6乃至A8のうちいずれか1項記載の基地局。
前記端末装置に固有の前記情報は、前記端末装置への送信に使用される再送制御プロセスの識別情報を含む、付記A5乃至A9のうちいずれか1項記載の基地局。
前記再送制御プロセスは、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)プロセスである、付記A10記載の基地局。
前記端末装置に固有の前記情報は、前記端末装置の識別情報である、付記A5乃至A11のうちいずれか1項記載の基地局。
前記端末装置の前記識別情報は、前記端末装置のRNTI(Radio Network Temporary Identifier)である、付記A12記載の基地局。
前記取得可能情報は、オフセット値を含み、
前記ビーム選択部は、前記オフセット値と、過去に選択された送信ビームの識別情報とに基づき、前記複数の送信ビームの候補から、前記送信ビームを選択する、付記A1乃至A13のうちいずれか1項記載の基地局。
前記取得可能情報に基づき前記基地局が前記送信ビームを選択することを示す第1の指示情報を前記端末装置へ送信する第1送信処理部をさらに備える、付記A1乃至A14のうちのいずれか1項記載の基地局。
前記第1送信処理部は、前記端末装置のためのリソース割当て情報と前記第1の指示情報とを含むダウンリンク制御情報を送信する、付記A15に記載の基地局。
前記第1の指示情報は、1ビットの情報である、付記A15又はA16記載の基地局。
前記ビーム選択部は、周期的に、前記取得可能情報に基づき前記送信ビームを選択する、付記A1乃至A17のうちのいずれか1項記載の基地局。
前記取得可能情報に基づき前記送信ビームを選択する周期を示す周期情報を前記端末装置へ送信する第2送信処理部をさらに備える、付記A18記載の基地局。
前記ビーム選択部は、前記取得可能情報の変更の度に、前記取得可能情報に基づき前記送信ビームを選択する、付記A1乃至A17のうちのいずれか1項記載の基地局。
前記ビーム選択部は、前記端末装置からの通知情報の受信の度に、前記取得可能情報に基づき前記送信ビームを選択する、付記A1乃至A17のうちのいずれか1項記載の基地局。
前記送信ビームは、前記端末装置へのデータチャネルでの送信のための送信ビームである、付記A1乃至A21のうちのいずれか1項記載の基地局。
上記取得可能情報に基づき前記基地局が前記送信ビームを選択するタイミングを示す第2の指示情報を前記端末装置へ送信する第3送信処理部をさらに備える、付記A1乃至A22のいずれか1項記載の基地局。
選択された前記送信ビームにより前記端末装置への信号を送信する第4送信処理部をさらに備える、付記A1乃至A23のうちのいずれか1項記載の基地局。
端末装置であって、
基地局と当該端末装置との両方が取得可能であって通信品質情報および当該端末装置への送信のための送信ビームを示す識別子のいずれでもない取得可能情報を取得する情報取得部と、
前記取得可能情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、当該端末装置への送信のための送信ビームであって、前記基地局により選択される前記送信ビームを識別するビーム識別部と、
を備える端末装置。
基地局と端末装置との両方が取得可能であって通信品質情報および前記端末装置への送信のための送信ビームを示す識別子のいずれでもない取得可能情報を取得することと、
前記取得可能情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、前記端末装置への送信のための送信ビームを選択することと、
を含む方法。
基地局と端末装置との両方が取得可能であって通信品質情報および前記端末装置への送信のための送信ビームを示す識別子のいずれでもない取得可能情報を取得することと、
前記取得可能情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、前記端末装置への送信のための送信ビームであって、前記基地局により選択される前記送信ビームを識別することと、
を含む方法。
基地局と端末装置との両方が取得可能であって通信品質情報および前記端末装置への送信のための送信ビームを示す識別子のいずれでもない取得可能情報を取得することと、
前記取得可能情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、前記端末装置への送信のための送信ビームを選択することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
基地局と端末装置との両方が取得可能であって通信品質情報および前記端末装置への送信のための送信ビームを示す識別子のいずれでもない取得可能情報を取得することと、
前記取得可能情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、前記端末装置への送信のための送信ビームであって、前記基地局により選択される前記送信ビームを識別することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
基地局と端末装置との両方が取得可能であって通信品質情報および前記端末装置への送信のための送信ビームを示す識別子のいずれでもない取得可能情報を取得することと、
前記取得可能情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、前記端末装置への送信のための送信ビームを選択することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
基地局と端末装置との両方が取得可能であって通信品質情報および前記端末装置への送信のための送信ビームを示す識別子のいずれでもない取得可能情報を取得することと、
前記取得可能情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、前記端末装置への送信のための送信ビームであって、前記基地局により選択される前記送信ビームを識別することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
端末装置に信号を送信するための送信ビームを選択するための複数の送信ビーム選択手法のうちの1つの送信ビーム選択手法を使用することを示す指示情報を取得する情報取得部と、
前記指示情報を、端末装置に送信する送信処理部と、
を備える基地局。
端末装置であって、
基地局が前記端末装置に信号を送信するための送信ビームを選択するための複数の送信ビーム選択手法のうちの1つの送信ビーム選択手法を使用することを示す指示情報を、前記基地局から受信する受信処理部と、
前記指示情報に基づいて、前記基地局により選択される送信ビームを識別するビーム選択部と、
を備える端末装置。
端末装置に信号を送信するための送信ビームを選択するための複数の送信ビーム選択手法のうちの1つの送信ビーム選択手法を使用することを示す指示情報を取得することと、
前記指示情報を、端末装置に送信することと、
を含む方法。
基地局が端末装置に信号を送信するための送信ビームを選択するための複数の送信ビーム選択手法のうちの1つの送信ビーム選択手法を使用することを示す指示情報を、前記基地局から受信することと、
前記指示情報に基づいて、前記基地局により選択される送信ビームを識別することと、
を含む方法。
端末装置に信号を送信するための送信ビームを選択するための複数の送信ビーム選択手法のうちの1つの送信ビーム選択手法を使用することを示す指示情報を取得することと、
前記指示情報を、端末装置に送信することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
基地局が端末装置に信号を送信するための送信ビームを選択するための複数の送信ビーム選択手法のうちの1つの送信ビーム選択手法を使用することを示す指示情報を、前記基地局から受信することと、
前記指示情報に基づいて、前記基地局により選択される送信ビームを識別することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
端末装置に信号を送信するための送信ビームを選択するための複数の送信ビーム選択手法のうちの1つの送信ビーム選択手法を使用することを示す指示情報を取得することと、
前記指示情報を、端末装置に送信することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
基地局が端末装置に信号を送信するための送信ビームを選択するための複数の送信ビーム選択手法のうちの1つの送信ビーム選択手法を使用することを示す指示情報を、前記基地局から受信することと、
前記指示情報に基づいて、前記基地局により選択される送信ビームを識別することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
10、100 基地局
131、141、231、241、331、341 情報取得部
133、143、335 ビーム選択部
135、333 第1送信処理部
137、337 第2送信処理部
139、411 受信処理部
20、200 端末装置
233、243、433、443 ビーム識別部
235、431 第1受信処理部
237、435 第2受信処理部
239、343 送信処理部
Claims (6)
- 基地局であって、
当該基地局と端末装置との両方が取得可能な第1の情報であって端末装置間で共通した時間を示す時間情報を含む前記第1の情報を取得する情報取得部と、
前記第1の情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、前記端末装置への送信のための送信ビームを選択するビーム選択部と、
を備え、
前記時間情報は、システムフレーム番号、サブフレーム番号、スロット番号、及びミニスロット番号のうちの少なくとも1つを含む、基地局。 - 基地局であって、
当該基地局と端末装置との両方が取得可能な第1の情報であって、前記端末装置に固有の情報を含む前記第1の情報を取得する情報取得部と、
前記第1の情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、前記端末装置への送信のための送信ビームを選択するビーム選択部と、
を備える基地局。 - 前記端末装置に固有の前記情報は、前記端末装置への送信に使用される無線リソースに関するリソース情報を含む、請求項2記載の基地局。
- 前記無線リソースは、前記端末装置への制御情報の送信に使用される制御チャネルの無線リソース、又は、前記端末装置へのデータの送信に使用されるデータチャネルの無線リソースである、請求項3記載の基地局。
- 基地局と端末装置との両方が取得可能な第1の情報であって端末装置間で共通した時間を示す時間情報を含む前記第1の情報を取得することと、
前記第1の情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、前記端末装置への送信のための送信ビームを選択することと、
を含み、
前記時間情報は、システムフレーム番号、サブフレーム番号、スロット番号、及びミニスロット番号のうちの少なくとも1つを含む方法。 - 基地局と端末装置との両方が取得可能な第1の情報であって前記端末装置に固有の情報を含む前記第1の情報を取得することと、
前記第1の情報に基づき、複数の送信ビームの候補から、前記端末装置への送信のための送信ビームを選択することと、
を含む方法。
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