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JP6807202B2 - 部品装着機 - Google Patents

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Description

本発明は、部品装着機に関する。
部品装着機において、機内を移動する装置が他の装置と干渉することを防止する非干渉制御が行われている。特許文献1には、モータ制御装置を利用して複数のロボットユニットの干渉を監視し、複数のロボットユニットが互いに干渉することを抑制する技術が開示されている。
特開2013−4638号公報
モータ制御装置としてのサーボ基板は、複数の駆動モータのサーボ制御を同時並行的に行っている。そのため、非干渉制御をサーボ基板が行う場合、サーボ基板には他の基板と比べて過大な負荷がかかる。
本発明は、各基板にかかる負荷の平準化を図ることができる部品装着機を提供することを目的とする。
本発明の部品装着機は、第一領域を移動可能な部品移載装置と、前記第一領域の一部と重複する第二領域を移動可能な相手装置と、前記部品移載装置を駆動する第一駆動モータと、前記第一駆動モータの第一サーボ制御を行う第一処理基板と、前記部品移載装置又は前記相手装置に設けられ、前記第一駆動モータの前記第一サーボ制御とは異なる所定処理を行う第二処理基板と、を備える。前記第二処理基板は、前記部品移載装置が前記相手装置との干渉を回避するための非干渉演算処理の一部又は全部を実行し、前記第一処理基板は、前記第二処理基板にて実行された前記非干渉演算処理の結果に基づいて、前記部品移載装置が前記相手装置との干渉を回避するように、前記第一駆動モータの前記第一サーボ制御を行う。
本発明の部品装着機によれば、第一処理基板が、部品移載装置と相手装置との干渉を回避するように第一サーボ制御を行うにあたり、非干渉演算処理の一部又は全部を第二処理基板が実行する。これにより、部品装着機は、第一処理基板に過大な負荷がかかることを抑制し、第一処理基板と第二処理基板とにかかる負荷の平準化を図ることができる。
本発明の第一実施形態における部品装着機の斜視図である。 部品装着機のブロック図である。 第一サーボ基板により実行される非干渉制御処理のフローチャートである。 第二実施形態における部品装着機の上面図である。 部品装着機のブロック図である。 第一サーボ基板により実行される非干渉制御処理2のフローチャートである。 第三実施形態における部品装着機のブロック図である。 第一サーボ基板により実行される非干渉制御処理3のフローチャートである。 第四実施形態における部品装着機のブロック図である。 第一サーボ基板により実行される非干渉制御処理4のフローチャートである。
<1.第一実施形態>
(1−1:部品装着機100の構成)
以下、本発明に係る部品装着機を適用した各実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図2を参照して、本発明の第一実施形態である部品装着機100の概略を説明する。
図1及び図2に示すように、部品装着機100は、主制御装置1と、基板搬送装置10と、部品供給装置20と、第一部品移載装置30と、複数の第一駆動モータ40と、第一撮像装置50と、第一サーボ基板60と、第一画像処理基板70とを主に備える。主制御装置1は、部品装着機100が有する各ユニットの統括制御を行う。
基板搬送装置10は、部品を装着する対象となる基板Kの搬入及び搬出を行う。基板搬送装置10は、部品装着機100の機内に搬入した基板Kの位置決めを行い、基板Kに部品が装着された後、基板Kを部品装着機100の機外へ搬出する。
部品供給装置20は、収納マガジン21と、複数のウエハパレット22と、パレット搬送機構23と、複数のウエハ駆動モータ24と、ウエハ撮像装置25と、ウエハCPU基板26と、ウエハサーボ基板27と、ウエハ画像処理基板28と、を主に備える。
収納マガジン21は、縦長の直方体形状のハウジング21aにより形成される。ハウジング21aの上部にはパレット搬入部21bが設けられ、ハウジング21aの下部にはパレット排出部21cが設けられる。ハウジング21aには、パレットストッカ21dが収容される。パレットストッカ21dは、複数段の収納棚を有する箱状の部材であり、ハウジング21aに対して昇降可能に設けられる。パレットストッカ21dの各収納棚には、ウエハパレット22が引き出し可能に収納される。
ウエハパレット22は、半導体ウエハがダイシングされて生産されたウエハ部品Pを供給する。ウエハパレット22は、中央に大きな孔を有する矩形のパレット枠22aと、パレット枠22aの上面の孔まわりに設けられた円環状のエキスパンド台22bとを備える。エキスパンド台22bは、上面に複数のウエハ部品Pを貼着して保持するダイシングシートSの周囲を保持する。ウエハパレット22は、パレット搬入部21bから搬入されてパレットストッカ21dに収納され、使用後にパレット排出部21cから排出される。
パレット搬送機構23は、収納マガジン21の後方に設けられる。パレット搬送機構23は、横長の直方体形状の本体部23aと、一対のガイドレール23bと、ボールねじ送り機構23cとを主に備える。ウエハパレット22は、ボールねじ送り機構23cにより収納マガジン21から引き出され、一対のガイドレール23bに沿って部品供給位置まで搬送される。使用後のウエハパレット22は、ボールねじ送り機構23cにより収納マガジン21へ戻される。なお、図1には、1つのウエハパレット22が部品供給位置まで搬送された状態が図示されている。
複数のウエハ駆動モータ24は、収納マガジン21におけるパレットストッカ21dの上昇駆動や、ダイシングシートSを突き上げる突き上げポット(図示せず)、ウエハ部品Pを突き上げる突き上げピン(図示せず)の駆動に用いる。ウエハ撮像装置25は、部品装着機100の機内に設けられたカメラである。ウエハ撮像装置25は、ウエハ部品Pを上方から撮像し、撮像したデータに基づいてウエハ部品Pの正確な位置の認識や、ウエハ部品Pの上面に付設された情報を取得する。
ウエハCPU基板26は、主制御装置1からの指令に基づいて、部品供給装置20の動作全般に関する制御を行う。ウエハサーボ基板27は、ウエハCPU基板26からの指令に基づき、複数のウエハ駆動モータ24のサーボ制御(請求項3に記載の「第二サーボ制御」に相当)を行う。ウエハ画像処理基板28は、ウエハCPU基板26からの指令に基づき、ウエハ撮像装置25による撮像及び撮像した画像データの画像処理を行う。
第一部品移載装置30は、ヘッド駆動装置31と、移動台32と、装着ヘッド33とを主に備える。ヘッド駆動装置31は、直動機構により移動台32をX軸方向及びY軸方向へ移動可能に設けられる。装着ヘッド33は、図示しないフレームを介して移動台32に固定される。装着ヘッド33は、部品供給装置20から供給されたウエハ部品Pを保持し、位置決めされた基板Kにウエハ部品Pを装着する。また、装着ヘッド33には、第一保持ツール34が着脱可能に設けられ、その第一保持ツール34には、ウエハ部品Pを保持可能な複数の第一部品保持部35が回転可能、且つ、昇降可能に設けられる。
複数の第一駆動モータ40は、第一部品移載装置30を駆動するモータである。複数の第一駆動モータ40には、移動台32をX軸方向へ移動させるX軸モータやY軸方向へ移動させるY軸モータ、装着ヘッド33をZ軸まわりに回転させるR軸モータ、複数の第一部品保持部35の各々をZ軸まわりに回転させるθ軸モータ等が含まれる。
第一撮像装置50は、部品装着機100の機内に設けられたカメラであり、基板搬送装置10と部品供給装置20との間に設けられる。第一撮像装置50は、第一部品保持部35に保持されたウエハ部品Pを撮像し、撮像した撮像データの画像処理を行うことで、ウエハ部品Pの保持位置や角度等を検出する。
第一サーボ基板60は、主制御装置1からの指令に基づき、複数の第一駆動モータ40のサーボ制御(請求項1に記載の「第一サーボ制御」に相当)を行う。第一画像処理基板70は、主制御装置1からの指令に基づき、第一撮像装置50による撮像及び撮像した画像データの画像処理を行う。
(1−2:非干渉制御処理)
部品装着機100において、部品供給装置20と第一部品移載装置30とが同時並行的に動作を行う。そして、装着ヘッド33がウエハ部品Pを保持しようとする際に第一部品移載装置30が移動する領域(請求項1に記載の「第一領域」に相当)は、一部分において、ウエハパレット22の搬入及び搬出を行う際に部品供給装置20が移動する領域(請求項1に記載の「第二領域」に相当)と重複する。そのため、第一部品移載装置30が部品供給位置に供給されたウエハ部品Pを保持しようとしたときに、部品供給装置20に干渉するおそれがある。そのため、第一部品移載装置30は、第一サーボ基板60において、主制御装置1から受けた指令に基づく部品供給装置20及び第一部品移載装置30の動作を予測し、部品供給装置20と第一部品移載装置30との干渉を回避するための非干渉制御処理を実行する。
第一サーボ基板60が実行する非干渉制御処理において、第一サーボ基板60は、部品供給装置20と第一部品移載装置30とが干渉するおそれがあると判断した場合に、複数の第一駆動モータ40の駆動を停止する。これにより、第一部品移載装置30が部品供給装置20と干渉することを未然に回避することができる。また、第一サーボ基板60は、部品供給装置20と第一部品移載装置30とが干渉するおそれがないと判断した場合に、或いは、部品供給装置20と第一部品移載装置30とが干渉するおそれがなくなった場合に、第一駆動モータ40を駆動する。
しかしながら、第一部品移載装置30において、第一サーボ制御による第一サーボ基板60の演算処理負荷は高く、非干渉制御処理を行う際に必要となる非干渉演算処理を第一サーボ基板60が行う場合、第一サーボ基板60には過大な負荷がかかる。これに対し、部品供給装置20におけるウエハサーボ基板27の演算処理負荷は、平均的に見て、第一サーボ基板60よりも低い。そこで、部品装着機100では、非干渉演算処理を行うためのプログラムをウエハサーボ基板27にダウンロードし、非干渉演算処理をウエハサーボ基板27に実行させる。
ここで、図3に示すフローチャートを参照して、第一サーボ基板60により実行される非干渉制御処理について説明する。図3に示すように、非干渉制御処理において、第一サーボ基板60は、ウエハサーボ基板27が実行した非干渉演算処理の結果を取得する(S11)。なお、非干渉演算処理としては、例えば、部品供給装置20及び第一部品移載装置30の寸法、装着ヘッド33の移動速度や制動距離等に基づき、一定時間後における部品供給装置20と第一部品移載装置30との相対距離を求めるための演算処理等が例示される。
次に、第一サーボ基板60は、ウエハサーボ基板27から取得した非干渉演算処理の結果と、装着ヘッド33の制動距離に関するデータ等とに基づき、第一部品移載装置30が部品供給装置20に干渉するか否かの判定を行う。具体的には、主制御装置1からの指令に基づいて第一駆動モータ40を駆動した場合に、一定時間後において第一部品移載装置30が部品供給装置20と干渉するおそれがあるか否かの判定を行う。
そして、第一サーボ基板60は、一定時間後に第一部品移載装置30が部品供給装置20に干渉するおそれがあると判定した場合には(S12:Yes)、第一駆動モータ40の駆動を停止する(S13)。一方、第一サーボ基板60は、一定時間後に第一部品移載装置30が部品供給装置20に干渉するおそれがないと判定した場合に(S12:No)、第一駆動モータ40を駆動する(S14)。
このように、部品装着機100では、第一サーボ基板60と比べて演算処理負荷が低いウエハサーボ基板27に対し、非干渉演算処理を実行させる。これにより、部品装着機100では、第一サーボ基板60に過大な負荷がかかることを抑制し、第一サーボ基板60とウエハサーボ基板27とにかかる負荷の平準化を図ることができる。その結果、非干渉演算処理に要する時間を短縮することができ、非干渉演算処理を開始してから第一駆動モータ40の駆動を停止するまでに要する時間の短縮を図ることができる。
即ち、上記したように、第一サーボ基板60は、第一部品移載装置30が部品供給装置20に干渉するおそれがあると判断すると、第一駆動モータ40の駆動を停止する。よって、非干渉演算処理を開始してから第一駆動モータ40の駆動を停止するまでに要する時間が短いほど、干渉のおそれがなくまでに第一駆動モータ40の駆動を停止させておく時間を短くすることができる。その結果、第一部品移載装置30によるウエハ部品Pの装着を円滑に行うことができるので、生産性の向上を図ることができる。
<2.第二実施形態>
次に、第二実施形態について説明する。第一実施形態では、第一サーボ基板60が、非干渉制御処理に必要となる非干渉演算処理の全部を、相手装置としての部品供給装置20のウエハサーボ基板27に実行させる場合について説明した。これに対し、第二実施形態では、第一サーボ基板60が、非干渉演算処理の一部を、相手装置としての第二部品移載装置230の第二サーボ基板260に実行させる。なお、上記した第一実施形態と同一の部品には同一の符号を付し、その説明を省略する。
(2−1:部品装着機200の構成)
図4及び図5に示すように、部品装着機200は、主制御装置1と、基板搬送装置10と、2つの部品供給装置220と、第一部品移載装置30及び第二部品移載装置230と、第一駆動モータ40及び第二駆動モータ240と、第一撮像装置50及び第二撮像装置250と、第一サーボ基板60及び第二サーボ基板260と、第一画像処理基板70及び第二画像処理基板270と、を主に備える。
部品供給装置220は、複数の部品を収容したキャリアテープが巻回されたリールを交換可能に保持するフィーダであり、2つの部品供給装置220は、基板搬送装置10を挟んだY軸方向両側に対向配置される。部品供給装置220は、リールからキャリアテープを所定のピッチで引き出し、部品を前方へ順次送り込む。
第二部品移載装置230は、装着ヘッド33に対し、第二保持ツール234が着脱可能に設けられる。そして、その第二保持ツール234には、部品を保持可能な第二部品保持部235が回転可能に設けられる。なお、第一保持ツール34は、4本の第一部品保持部35を備えるのに対し、第二保持ツール234には、1本の第二部品保持部235を備える。即ち、第一部品移載装置30に設けられる第一部品保持部35の数量は、第二部品移載装置230に設けられる第二部品保持部235の数量よりも多い。
複数の第二駆動モータ240は、第二部品移載装置230を駆動するモータである。第二撮像装置250は、第二部品保持部235に保持された部品を撮像し、撮像した画像データの処理を行うことで、部品の保持位置や角度等を検出する。
第二サーボ基板260は、主制御装置1からの指令に基づき、複数の第二駆動モータ240のサーボ制御(請求項3に記載の「第二サーボ制御」に相当)を行う。第二画像処理基板270は、主制御装置1からの指令に基づき、第二撮像装置250による撮像及び撮像した撮像データの画像処理を行う。
(2−2:非干渉制御処理)
ここで、第一部品移載装置30は、図4に示す第一領域AR1を装着ヘッド33の移動可能な領域とし、第二部品移載装置230は、図4に示す第二領域AR2を装着ヘッド33の移動可能な領域とする。即ち、第一領域AR1の一部は、第二領域AR2と重複する。そのため、第一部品移載装置30は、第一サーボ基板60において、主制御装置1から受けた指令に基づく第一部品移載装置30及び第二部品移載装置230の動作を予測し、第一部品移載装置30と第二部品移載装置230との干渉を回避するための非干渉制御処理を実行する。
なお、第一部品移載装置30において、装着ヘッド33に装着された第一保持ツール34が4つの第一部品保持部35を有するのに対し、第二部品移載装置230において、装着ヘッド33に装着された第二保持ツール234は、1つの第二部品保持部235を有する。そのため、第一サーボ基板60は、第二サーボ基板260よりも同時に制御する軸が多く、第一サーボ制御に関する第一サーボ基板60の演算処理負荷は、平均的に見て、第二サーボ制御に関する第二サーボ基板260の演算処理負荷よりも大きい。そこで、部品装着機200では、非干渉演算処理を行うためのプログラムの一部を第二サーボ基板260にダウンロードし、非干渉演算処理の一部を第二サーボ基板260に実行させる。
ここで、図6に示すフローチャートを参照して、第一サーボ基板60により実行される非干渉制御処理2について説明する。図6に示すように、非干渉制御処理2において、第一サーボ基板60は、第二サーボ基板260が実行した非干渉演算処理の結果を取得する(S21)。
次に、第一サーボ基板60は、取得した非干渉演算処理の結果に基づき、残りの非干渉演算処理を自ら実行する(S22)。続いて、一定時間後において第一部品移載装置30が第二部品移載装置230と干渉するおそれがあるか否かの判定を行う。そして、第一サーボ基板60は、一定時間後に第一部品移載装置30が第二部品移載装置230に干渉するおそれがあると判定した場合には(S23:Yes)、第一駆動モータ40の駆動を停止する(S24)。一方、第一サーボ基板60は、一定時間後に第一部品移載装置30が第二部品移載装置230に干渉するおそれがないと判定した場合に(S23:No)、第一駆動モータ40を駆動する(S25)。
このように、部品装着機200では、第一サーボ基板60と比べて演算処理負荷が低い第二サーボ基板260に対し、非干渉演算処理の一部を実行させる。これにより、部品装着機200では、第一サーボ基板60に過大な負荷がかかることを抑制し、第一サーボ基板60と第二サーボ基板260とにかかる負荷の平準化を図ることができる。その結果、非干渉演算処理に要する時間を短縮することができ、非干渉演算処理を開始してから第一駆動モータ40の駆動を停止するまでに要する時間の短縮を図ることができる。
ここで、主制御装置1は、第一サーボ基板60及び第二サーボ基板260が制御を行う軸の数等から把握されるデータに基づき、第一サーボ制御による第一サーボ基板60に関する演算処理負荷の平均及び第二サーボ制御による第二サーボ基板260に関する演算処理負荷の平均を把握する。そして、主制御装置1は、第一サーボ制御による第一サーボ基板60に関する演算処理負荷と、第二サーボ制御による第二サーボ基板260に関する演算処理負荷とに基づき、第二サーボ基板260に実行させる非干渉演算処理の演算割合を予め決定する。
この場合、第二サーボ基板260は、予め決められた非干渉演算処理の演算割合に対応する演算処理を、第一サーボ基板60からの指令を待たずに実行することができる。よって、非干渉演算処理に要する時間の短縮を図ることができる。また、主制御装置1は、第一部品移載装置30が移動する第一領域AR1の一部と重複する領域(本実施形態では第二領域AR2)を移動する相手装置(本実施形態では第二部品移載装置230)に応じて、相手装置のサーボ基板(本実施形態では第二サーボ基板260)に実行させる非干渉演算処理の演算割合を決定する。これにより、第一部品移載装置30の第一サーボ基板60と相手装置のサーボ基板との間で、演算処理負荷の平準化を図ることができる。
<3.第三実施形態>
次に、第三実施形態について説明する。第一実施形態及び第二実施形態では、相手装置としての部品供給装置20のウエハサーボ基板27又は第二部品移載装置230の第二サーボ基板260に対し、非干渉演算処理の一部又は全部を実行させる場合について説明した。これに対し、第三実施形態では、第一部品移載装置30に設けられた第一画像処理基板70が、非干渉演算処理の全部を実行する。なお、上記した各実施形態と同一の部品には同一の符号を付し、その説明を省略する。
(3−1:部品装着機300の構成)
図7に示すように、部品装着機300は、第一実施形態における部品装着機100の構成に加えて、負荷取得部380を備える。負荷取得部380は、第一画像処理基板70の演算処理負荷を取得し、第一画像処理基板70の演算処理負荷が予め定めた規定値を上回った場合に、第一画像処理基板70が画像処理を実行していると判断する。
なお、第一画像処理基板70は、第一部品保持部35(図1参照)に保持されたウエハ部品Pを撮像し、その撮像した撮像データの画像処理を実行する際に演算処理負荷が高くなる一方、撮像及び画像処理を実行していないときには演算処理負荷が低くなる。部品装着機300では、第一画像処理基板70が画像処理基板を実行していないときには、非干渉演算処理の全部を第一画像処理基板70に実行させる一方、第一画像処理基板70が画像処理基板を実行しているときには、非干渉演算処理の全部を第一サーボ基板60が自ら実行する。
(3−2:非干渉制御処理)
ここで、図8に示すフローチャートを参照して、第一サーボ基板60により実行される非干渉制御処理3について説明する。図8に示すように、非干渉制御処理3では、非干渉制御を開始するにあたり、第一画像処理基板70が画像処理を実行しているか否かを負荷取得部380から取得する(S31)。そして、第一画像処理基板70が画像処理を実行していない場合には(S32:No)、第一画像処理基板70に対して、非干渉演算処理の実行を指示し(S33)、第一画像処理基板70が実行した演算結果を取得する(S34)。一方、第一画像処理基板70が画像処理を実行している場合には(S32:Yes)、第一サーボ基板60は、自ら非干渉演算処理を実行する(S35)。
そして、第一サーボ基板60は、一定時間後に第一部品移載装置30が部品供給装置20に干渉するおそれがあると判定した場合には(S36:Yes)、第一駆動モータ40の駆動を停止する(S37)。一方、第一サーボ基板60は、一定時間後に第一部品移載装置30が部品供給装置20に干渉するおそれがないと判定した場合に(S36:No)、第一駆動モータ40を駆動する(S38)。
このように、部品装着機300において、第一サーボ基板60は、第一画像処理基板70の演算処理負荷に応じて、非干渉演算処理を第一画像処理基板70に実行させるか否かを判断する。その結果、第一サーボ基板60と第一画像処理基板70との間で負荷率の平準化を図ることができる。
<4.第四実施形態>
次に、第四実施形態について説明する。第二実施形態では、第二サーボ基板260が実行する非干渉演算処理の演算割合が予め決められている場合について説明した。これに対し、第四実施形態では、第一サーボ基板60による第一サーボ制御に関する演算処理負荷と、第二サーボ基板260による第二サーボ制御に関する演算処理負荷とを比較し、第二サーボ基板260が実行する非干渉演算処理の演算割合を決定する。なお、上記した各実施形態と同一部品には同一の符号を付し、その説明を省略する。
(4−1:部品装着機400の構成)
図9に示すように、部品装着機400は、第二部品移載装置230において、第二保持ツール234の代わりに第一保持ツール34が装着される点、及び、負荷取得部480を有する点を除き、第二実施形態における部品装着機200と同等の構成を有する。
第一部品移載装置30及び第二部品移載装置230は、第一サーボ基板60が駆動する軸の数と第二サーボ基板260が駆動する軸の数が同等となる。そのため、第一サーボ基板60による第一サーボ制御に関する演算処理負荷は、平均的に見て、第二サーボ基板260による第二サーボ制御に関する演算処理負荷と同等である。
そこで、部品装着機400では、第一サーボ基板60及び第二サーボ基板260の演算処理負荷を負荷取得部480により取得する。第一サーボ基板60は、負荷取得部480により取得された第二サーボ制御に関する演算処理負荷を、第一サーボ制御に関する演算処理負荷と比較し、その比較結果に基づいて、第二サーボ基板260に実行させる非干渉演算処理の演算割合を決定する。
(4−2:非干渉制御処理)
ここで、図10に示すフローチャートを参照して、第一サーボ基板60により実行される非干渉制御処理4について説明する。図10に示すように、非干渉制御処理4では、非干渉制御処理を開始するにあたり、第一サーボ基板60及び第二サーボ基板260の演算処理負荷を負荷取得部480から取得する(S41)。そして、第一サーボ基板60による第一サーボ制御の演算処理負荷と、第二サーボ基板260による第二サーボ制御の演算処理負荷とを比較する(S42)。次に、第一サーボ基板60は、S42の処理による比較結果に対応する演算割合の非干渉演算処理を、第二サーボ基板260に実行させるための指示を与える(S43)。
その後、第一サーボ基板60は、第二サーボ基板260に指示した非干渉演算処理の演算結果を取得する(S44)。第一サーボ基板60は、一定時間後において第一部品移載装置30が第二部品移載装置230と干渉するおそれがあるか否かの判定を行う。そして、第一サーボ基板60は、一定時間後に第一部品移載装置30が第二部品移載装置230に干渉するおそれがあると判定した場合には(S45:Yes)、第一駆動モータ40の駆動を停止する(S46)。一方、第一サーボ基板60は、一定時間後に第一部品移載装置30が第二部品移載装置230に干渉するおそれがないと判定した場合に(S45:No)、第一駆動モータ40を駆動する(S47)。
このように、部品装着機400において、第一サーボ基板60は、非干渉演算処理を開始するにあたり、第一サーボ基板60及び第二サーボ基板260の演算処理負荷をリアルタイムで取得する。そして、第一サーボ基板60は、双方の演算処理負荷に基づいて、第二サーボ基板260に実行させる非干渉演算処理の演算割合を決定する。これにより、第一サーボ基板60と第一画像処理基板70との間で負荷率の平準化を図ることができる。
<5.その他>
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
<6.効果>
以上説明したように、本発明における部品装着機100,200,300,400は、第一領域を移動可能な部品移載装置としての第一部品移載装置30と、第一領域の一部と重複する第二領域を移動可能な相手装置としての部品供給装置20又は第二部品移載装置230と、部品移載装置を駆動する第一駆動モータ40と、第一駆動モータ40の第一サーボ制御を行う第一処理基板としての第一サーボ基板60と、部品移載装置又は相手装置に設けられ、第一駆動モータ40の第一サーボ制御とは異なる所定処理を行う第二処理基板としてのウエハサーボ基板27、第二サーボ基板260又は第一画像処理基板70と、を備える。
これに加え、第二処理基板は、部品移載装置が相手装置との干渉を回避するための非干渉演算処理の一部又は全部を実行し、第一処理基板は、第二処理基板にて実行された非干渉演算処理の結果に基づいて、部品移載装置が相手装置との干渉を回避するように、第一駆動モータ40の第一サーボ制御を行う。
この部品装着機100,200,300,400によれば、第一処理基板としての第一サーボ基板60が、部品移載装置としての第一部品移載装置30と、相手装置としての部品供給装置20及び第二部品移載装置230との干渉を回避するように第一サーボ制御を行う際、非干渉演算処理の一部又は全部を第二処理基板としてのウエハサーボ基板27、第二サーボ基板260又は第一画像処理基板70が実行する。これにより、部品装着機100,200,300,400は、第一処理基板に過大な負荷がかかることを抑制し、第一処理基板と第二処理基板とにかかる負荷の平準化を図ることができる。
上記した部品装着機100,200,300において、第二処理基板による所定処理に関する演算処理負荷は、第一サーボ制御に関する演算処理負荷よりも低い。この部品装着機100,200によれば、第一処理基板よりも演算処理負荷の低い第二処理基板が、非干渉演算処理の一部又は全部を実行するので、部品装着機100,200は、第一処理基板に過大な負荷がかかることを抑制し、第一処理基板と第二処理基板とにかかる負荷の平準化を図ることができる。
さらに、上記した部品装着機100,200は、相手装置を駆動する第二駆動モータとしてのウエハ駆動モータ24又は第二駆動モータ240を備える。第二処理基板は、所定処理として、第二駆動モータの第二サーボ制御を行い、第二処理基板による第二サーボ制御に関する演算処理負荷は、第一サーボ制御に関する演算処理負荷よりも低い。
この部品装着機100,200によれば、第一処理基板に過大な負荷がかかることを抑制できるので、部品装着機100,200は、第一処理基板と第二処理基板とにかかる負荷の平準化を図ることができる。
上記した部品装着機200において、部品移載装置は、第一駆動モータ40により移動可能な複数の第一部品保持部35を備える。相手装置としての第二部品移載装置230は、第二駆動モータ240により移動可能であり、第一部品保持部35よりも数量の少ない第二部品保持部235を備える。第二処理基板としての第二サーボ基板260による第二サーボ制御に関する演算処理負荷は、第一処理基板としての第一サーボ基板60による第一サーボ制御に関する演算処理負荷よりも低い。
この部品装着機200によれば、第一処理基板に過大な負荷がかかることを抑制できるので、部品装着機100,200は、第一処理基板と第二処理基板とにかかる負荷の平準化を図ることができる。
上記した部品装着機300において、第二処理基板は、部品装着機300に設けられた撮像装置としての第一撮像装置50により撮像された画像に対して所定処理としての画像処理を実行する画像処理基板としての第一画像処理基板70であり、第二処理基板による画像処理に関する演算処理負荷は、第一処理基板としての第一サーボ基板60による第一サーボ制御に関する演算処理負荷よりも低い。
この部品装着機300によれば、第一処理基板に過大な負荷がかかることを抑制できるので、部品装着機300は、第一処理基板と第二処理基板とにかかる負荷の平準化を図ることができる。
上記した部品装着機100,200において、第二処理基板としてのウエハサーボ基板27又は第二サーボ基板260が実行する非干渉演算処理の演算割合は、第一処理基板としての第一サーボ基板60による第一サーボ制御に関する演算処理負荷と、第二処理基板による所定処理に関する演算処理負荷とに基づいて予め決定されており、第二処理基板は、予め決められた非干渉演算処理の演算割合に対応する演算処理を実行する。
この部品装着機100,200によれば、第二処理基板が実行する非干渉演算処理の演算割合が予め決定されているので、非干渉演算処理に要する時間の短縮を図ることができる。
また、上記した部品装着機300,400は、第二処理基板としての第一画像処理基板70又は第二サーボ基板260による所定処理に関する演算処理負荷を取得する負荷取得部380,480を備える。第一処理基板としての第一サーボ基板60は、負荷取得部380,480により取得される第二処理基板の所定処理に関する演算処理負荷に基づき、第二処理基板に対して非干渉演算処理の一部又は全部の実行を指示し、第二処理基板は、第一処理基板により指示された非干渉演算処理の一部又は全部を実行する。
この部品装着機300,400によれば、第一処理基板としての第一サーボ基板60は、第二処理基板の所定処理に関する演算処理負荷に基づき、第二処理基板に対して非干渉演算処理の一部又は全部の実行を指示する。よって、部品装着機300,400は、第一処理基板と第二処理基板とにかかる負荷の平準化を図ることができる。
上記した部品装着機300において、第二処理基板は、部品装着機300に設けられた撮像装置としての第一撮像装置50により撮像された画像に対して所定処理としての画像処理を実行する画像処理基板としての第一画像処理基板80である。負荷取得部380は、第二処理基板が画像処理を実行しているか否かを取得し、第一処理基板としての第一サーボ基板60は、第二処理基板が画像処理を実行していないことを負荷取得部380,480が取得した時に、非干渉演算処理の一部又は全部を第二処理基板に実行させる。
この部品装着機300によれば、第二処理基板としての第一画像処理基板80が画像処理を実行していない場合に、第一処理基板としての第一サーボ基板60は、非干渉演算処理の一部又は全部を第二処理基板に実行させる。これにより、部品装着機300は、第一処理基板と第二処理基板とにかかる負荷の平準化を図ることができる。
上記した部品装着機300において、第一処理基板は、第二処理基板が画像処理を実行していることを負荷取得部380が取得した時に、非干渉演算処理の全部を実行する。
この部品装着機300によれば、第二処理基板が画像処理を実行している場合、第一処理基板は、第二処理基板の演算処理負荷が高いと判断し、第一処理基板が自ら非干渉演算処理を実行する。これにより、部品装着機300は、第一処理基板と第二処理基板とにかかる負荷の平準化を図ることができる。
また、上記した部品装着機400は、相手装置としての第二部品移載装置230を駆動する第二駆動モータ240を備え、第二処理基板としての第二サーボ基板260は、所定処理として第二駆動モータの第二サーボ制御を行う。負荷取得部480は、第一処理基板としての第一サーボ基板60による第一サーボ制御に関する演算処理負荷及び第二処理基板による第二サーボ制御に関する演算処理負荷を取得する。第一処理基板は、負荷取得部480により取得された第一サーボ制御に関する演算処理負荷と第二サーボ制御に関する演算処理負荷との比較に基づいて、第二処理基板に対して非干渉演算処理の一部又は全部の実行を指示する。
この部品装着機400によれば、第一処理基板としての第一サーボ基板60は、第一サーボ制御に関する演算処理負荷と第二サーボ制御に関する演算処理負荷との比較に基づいて、第二処理基板に対して非干渉演算処理の一部又は全部の実行を指示する。よって、部品装着機400は、第一処理基板と第二処理基板とにかかる負荷の平準化を図ることができる。
20:部品供給装置(相手装置の一例)、 24:ウエハ駆動モータ(第二駆動モータの一例)、 27:ウエハサーボ基板(第一処理基板の一例)、 30:第一部品移載装置、 35:第一部品保持部、 40:第一駆動モータ、 50:第一撮像装置(撮像装置)、 60:第一サーボ基板(第一処理基板)、 70:第一画像処理基板(第二処理基板の一例)、 100,200,300,400:部品装着機、 230:第二部品移載装置(相手装置の一例)、 235:第二部品保持部、 240:第二駆動モータ、 260:第二サーボ基板(第二処理基板の一例)、 380,480:負荷取得部、 AR1:第一領域、 AR2:第二領域、 K:基板

Claims (6)

  1. 一領域を移動可能な部品移載装置と、
    前記第一領域の一部と重複する第二領域を移動可能な相手装置と、
    前記部品移載装置を駆動する第一駆動モータと、
    前記第一駆動モータの第一サーボ制御を行う第一処理基板と、
    前記部品移載装置又は前記相手装置に設けられ、前記第一駆動モータの前記第一サーボ制御とは異なる所定処理を行う第二処理基板と、
    前記相手装置を駆動する第二駆動モータと、
    を備え、
    前記第二処理基板は、前記部品移載装置と前記相手装置との干渉を回避するための非干渉演算処理の一部又は全部を実行し、
    前記第一処理基板は、前記第二処理基板にて実行された前記非干渉演算処理の結果に基づいて、前記部品移載装置と前記相手装置との干渉を回避するように、前記第一駆動モータの前記第一サーボ制御を行い、
    前記第二処理基板は、前記所定処理として、前記第二駆動モータの第二サーボ制御を行い、
    前記部品移載装置は、前記第一駆動モータにより移動可能な複数の第一部品保持部を備え、
    前記相手装置は、前記第二駆動モータにより移動可能であり、前記第一部品保持部よりも数量の少ない第二部品保持部を備え、
    前記第二処理基板による前記第二サーボ制御に関する演算処理負荷は、前記第一処理基板による前記第一サーボ制御に関する演算処理負荷よりも低い、部品装着機。
  2. 前記第二処理基板が実行する前記非干渉演算処理の演算割合は、前記第一処理基板による前記第一サーボ制御に関する演算処理負荷と、前記第二処理基板による前記所定処理に関する演算処理負荷とに基づいて予め決定されており、
    前記第二処理基板は、予め決められた前記非干渉演算処理の演算割合に対応する演算処理を実行する、請求項1に記載の部品装着機。
  3. 第一領域を移動可能な部品移載装置と、
    前記第一領域の一部と重複する第二領域を移動可能な相手装置と、
    前記部品移載装置を駆動する第一駆動モータと、
    前記第一駆動モータの第一サーボ制御を行う第一処理基板と、
    前記部品移載装置又は前記相手装置に設けられ、前記第一駆動モータの前記第一サーボ制御とは異なる所定処理を行う第二処理基板と、
    前記第二処理基板による前記所定処理に関する演算処理負荷を取得する負荷取得部と、
    を備え、
    前記第二処理基板は、前記部品移載装置と前記相手装置との干渉を回避するための非干渉演算処理の一部又は全部を実行し、
    前記第一処理基板は、前記第二処理基板にて実行された前記非干渉演算処理の結果に基づいて、前記部品移載装置と前記相手装置との干渉を回避するように、前記第一駆動モータの前記第一サーボ制御を行い、
    前記第一処理基板は、前記負荷取得部により取得される前記第二処理基板の前記所定処理に関する演算処理負荷に基づき、前記第二処理基板に対して前記非干渉演算処理の一部又は全部の実行を指示し、
    前記第二処理基板は、前記第一処理基板により指示された前記非干渉演算処理の一部又は全部を実行する、部品装着機。
  4. 前記第二処理基板は、前記部品装着機に設けられた撮像装置により撮像された画像に対して前記所定処理としての画像処理を実行する画像処理基板であり、
    前記負荷取得部は、前記第二処理基板が前記画像処理を実行しているか否かを取得し、
    前記第一処理基板は、前記第二処理基板が前記画像処理を実行していないことを前記負荷取得部が取得した時に、前記非干渉演算処理の一部又は全部を前記第二処理基板に実行させる、請求項に記載の部品装着機。
  5. 前記第一処理基板は、前記第二処理基板が前記画像処理を実行していることを前記負荷取得部が取得した時に、前記非干渉演算処理の全部を実行する、請求項に記載の部品装着機。
  6. 前記部品装着機は、前記相手装置を駆動する第二駆動モータを備え、
    前記第二処理基板は、前記所定処理として前記第二駆動モータの第二サーボ制御を行い、
    前記負荷取得部は、前記第一処理基板による前記第一サーボ制御に関する演算処理負荷及び前記第二処理基板による前記第二サーボ制御に関する演算処理負荷を取得し、
    前記第一処理基板は、前記負荷取得部により取得された前記第一サーボ制御に関する演算処理負荷と前記第二サーボ制御に関する演算処理負荷との比較に基づいて、前記第二処理基板に対して前記非干渉演算処理の一部又は全部の実行を指示する、請求項に記載の部品装着機。
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