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JP6806460B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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JP6806460B2 JP2016080590A JP2016080590A JP6806460B2 JP 6806460 B2 JP6806460 B2 JP 6806460B2 JP 2016080590 A JP2016080590 A JP 2016080590A JP 2016080590 A JP2016080590 A JP 2016080590A JP 6806460 B2 JP6806460 B2 JP 6806460B2
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Description

本発明は、原稿等のシートから画像情報を読み取る画像読取装置、及びこれを備える画像形成装置に関する。
従来の画像読取装置として、画像読取ユニットの上部に自動原稿送りユニットを備え、自動原稿送りユニットにより自動で給送・搬送された原稿(シート)上の画像を画像読取ユニット側で読み取る構成を備えたものが知られている。上記両ユニット間の画像読取ユニット側には、ガラスなどから構成される透明部材が設けられていて、自動原稿送りユニットから搬送される原稿を透明部材上を通過させ、透明部材ごしに原稿上の画像情報を画像読取ユニットで読み取る構成となっている。
このような画像読取装置は、自動原稿送りユニット下部のシートガイド手段と画像読取ユニット上部の透明部材との間に形成される搬送経路間隔(以下、パス間)を原稿が通過するように構成されている。そのため、自動原稿送りユニットと自動原稿送りユニットとの高さ方向(装置正面から見て上下方向)の位置保証(位置決め)が重要である。具体的には、自動原稿送りユニット下部から画像読取ユニット側に突出する突出部を透明部材上に着地(接触)させることにより、シートガイド手段と透明部材とで形成されるパス間を保証(保持)している。
通常、突出部は、パス間を保証するために透明部材の通紙部の前後方向(主走査方向)に配置され、両方の突出部が透明部材に接触するように構成されることで、パス間が保証されている。自動原稿送りユニットのフレームの反りやヒンジの反力などにより、パス間を保証すべき接触部が浮いてしまうことがある。そこで、両方の突出部を透明部材に適正に接触させるために、上記両ユニットを接続するための回動可能な接続部(ヒンジ部)に、自動原稿送りユニットの取り付け位置を調整可能な調整機構が配置された画像読取装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2008−244973号公報
しかし、特許文献1に記載の構成では、手前側の突出部が透明部材に対し浮いてしまうことを防止し、突出部を透明部材に適正に接触させて必要なパス間を保証するために、ヒンジ部に設けられた調整機構を用いて自動原稿送りユニット奥側の高さを調整する。そのため、調整の手間が発生していた。また、調整機構をヒンジ部周辺に設ける必要があるため、装置が複雑になり大型化する問題もあった。さらに、調整機構を設けることによるコストアップの可能性もあった。
本発明は、シート搬送手段と画像読取手段側の透明部材との間に必要なパス間を調整機構を用いずに保証し、装置の複雑化や大型化を回避可能で且つ安価なパス間保証構成を備えた画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明は、画像読取装置において、搬送されてくるシートの画像を、シートの搬送方向に直交する方向に延設された透明部材を介して読み取る画像読取手段と、主走査方向に延びる回転軸を中心に回転してシートを搬送するローラを含み、前記画像読取手段に対して開閉可能に支持されたシート搬送手段と、前記シート搬送手段を前記画像読取手段に対して開閉可能に連結する枢支部を有し、前記シート搬送手段が前記画像読取手段上に閉じられた状態で前記枢支部が所定位置となるように前記画像読取手段に装着される連結手段と、を備え、前記シート搬送手段は、前記主走査方向において、前記シート搬送手段により搬送されるシートが通過する前記透明部材上の領域であるシート通過領域を挟んで前記連結手段とは反対側に設けられた突出部と、前記主走査方向において、前記シート通過領域よりも前記連結手段側に設けられ、前記突出部より突出量が小さく、突出している補助突出部と、を有し、前記画像読取手段は、前記連結手段に係合可能な係合穴部を有し、前記シート搬送手段が前記画像読取手段に対して閉じられた際、前記連結手段が前記係合穴部の底部に当接すること、および前記突出部が前記画像読取手段に当接することにより、前記シート通過領域における前記シート搬送手段と前記透明部材との間のシートの通過用隙間が決定されることを特徴としている。
本発明によれば、シート搬送手段と画像読取手段側の透明部材との間に必要なパス間を調整機構を用いることなく保証することが可能で、装置の複雑化や大型化を回避可能で、且つ安価なパス間保証構成を備えることが可能になる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のシート搬送方向に沿った概略断面図。 本実施形態に係る画像読取装置のシート搬送方向に沿った概略断面図。 図2の画像読取装置を、外装カバーを開放させた状態で示す図。 (a)は本実施形態に係る画像読取装置を図2の左側から見た状態の開放状態の自動原稿送りユニットを示す概略図、(b)は同方向に見た状態の閉じ状態の自動原稿送りユニットを示す概略図。 (a)は本実施形態に係るヒンジ部と画像読取装置との関係を示した説明図、(b)は本実施形態に係る突出部と読取部パス間と補助突出部との関係を示した説明図。 本実施形態に係る突出部と透明部材との関係を示す説明図。 本実施形態に係る画像形成装置の制御系を示すブロック図。
以下、本発明の実施形態に係る画像読取装置及び画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、これらの複合機等から構成可能であり、スキャナ部と、スキャナ部のスキャナユニットにシート状の原稿等を給送可能なADFとを有する画像読取装置を備えている。
まず、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成について図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、同一部品及び同一部分には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。また、以下の説明において、括弧書きのタイトルは、記載内容を分かり易くするために便宜上記載したものであって、各タイトルの名称の装置やユニット等は、タイトル毎に記載の構成のみによって形成されるものではない。
[画像形成装置の概略構成]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置のシート搬送方向に沿った概略断面図である。図1に示すように、画像形成装置100は、装置本体100Aと、装置本体100Aの上部に設けられた画像読取装置101とにより構成されている。
装置本体100Aは、画像読取装置101からの画像読取情報や、外部の情報機器であるファクシミリ、パーソナルコンピュータ(パソコン)等からの画像情報に基づいて、普通紙やOHPシート等のシートPに画像を形成する構成を備えている。装置本体100A内の下部には、各種サイズのシートPを収納する複数のシートカセット113(図1には1つのみ示して他は省略)が、着脱可能に装着されている。
シートカセット113に収納されているシートPは、ピックアップローラ105及び分離搬送ローラ対109によって給送され、転写ローラ111と感光ドラム110とで形成される転写部114における感光ドラム110の転写位置に送られる。
感光ドラム110は、画像読取装置101からの画像情報に基づいたレーザースキャナ104のレーザを照射されて静電潜像を形成され、その静電潜像が不図示の現像装置によりトナー現像されてトナー画像として顕在化される。感光ドラム110上のトナー画像は、転写位置に搬送されたシートPに対し、転写ローラ111により転写され、定着部106によって定着される。
シートPは、片面に画像を形成されて両面に画像を形成する必要が無い場合、排出ローラ対119によって、胴内排出トレイ112に排出される。一方、シートPは、両面に画像を形成される場合には、排出ローラ対119のスイッチバック搬送によって反転搬送されて、再送パス107を搬送され、再度、画像形成部118へ送り込まれる。このシートPは、画像形成部118における転写部114において、他方の面にもトナー画像を転写される。そのトナー画像は、定着部106でシートPに定着される。その後、シートPは、排出ローラ対119によって胴内排出トレイ112に排出される。なお、画像形成部118と定着部106とにより、画像読取ユニット102によって原稿(シート)Gから読み取られた画像情報に基づいてシートPに画像を形成する画像形成手段が構成される。
なお、画像形成装置100において、シートPは、シートカセット113からの給送のみならず、装置本体100Aの図1における左側下部に設けられたマルチトレイ108からも給送可能に構成されている。マルチトレイ108は、装置本体100Aを開閉するように設けられており、使用されるとき、開いた状態で使用される。
[画像読取装置]
次に、画像読取装置について図2及び図3を用いて説明する。図2は、画像読取装置101の原稿搬送方向(矢印Fの方向)に沿った概略断面図である。図3は、図2に示す画像読取装置101において外装カバー10を開いた状態を示す図である。
図2及び図3に示すように、画像読取装置101は、自動原稿送りユニット(シート搬送手段)103と、自動原稿送りユニット103を搭載した画像読取ユニット(画像読取手段)102とから構成されている。
自動原稿送りユニット103は、画像読取ユニット102の流し読みガラス2の上面を通過するように原稿G(図1参照)を搬送する構成となっている。流し読みガラス(透明部材)2は、自動原稿送りユニット(シート搬送手段)103により搬送される原稿Gの搬送方向(矢印Fの方向)に直交する方向に延設されている。自動原稿送りユニット103は、主に、次の各構成要素によって構成されている。画像読取ユニット(画像読取手段)102は、搬送されてくる原稿Gの画像を流し読みガラス2を介して読み取る。自動原稿送りユニット(シート搬送手段)103は、画像読取ユニット102に対して開閉可能に支持されている。
自動原稿送りユニット103は、複数枚の原稿を載置(積載)可能な原稿トレイ15と、原稿トレイ15上の原稿G(図1参照)を給送するピックアップローラ18とを有している。さらに、自動原稿送りユニット103は、ピックアップローラ18により繰り出した原稿Gを1枚ずつに分離して下流に搬送するフィードローラ19及びリタードローラ20から構成される分離搬送ローラ対11を有している。分離搬送ローラ対11は、画像読取ユニット102に設けられた、搬送部12における流し読みガラス2に向けて給送する。なお、ピックアップローラ18とフィードローラ19とは、給送ホルダ181を介して互いに連結されている。
分離搬送ローラ対11により搬送される原稿は、搬送ローラ対251を介して給送路25を送られ、レジストレーションローラ対252により、搬送部12における流し読みガラス2とその上方のプラテンローラ121との間に送り込まれる。この際、搬送部12に流し込まれる原稿の画像を読み取るため、流し読みガラス2の下方には走査部3が位置している。更に、この原稿は、原稿搬送路122に送られて搬送ローラ対123を介して下流に送られ、排出部13における排出ローラ対131により、排出トレイ16に排出されて積載される。自動原稿送りユニット103に設けられたプラテンローラ121は、上記ユニット103の画像読取ユニット102への閉じ状態にて流し読みガラス2に対向する位置で原稿G(図1)の流し読みガラス2からの浮き上がりを抑制する抑制回転体を構成している。
また、自動原稿送りユニット103は、原稿を流し読みガラス2の上面に沿って通過させる搬送部12と、流し読みガラス2の上面を通過した原稿を排出する排出部13と、排出部13から排出された原稿が積載される排出トレイ16とを有している。さらに自動原稿送りユニット103は、排出部13における排出ローラ対131の逆回転によりスイッチバック搬送されて表裏反転された原稿を、再度、分離搬送ローラ対11に送り込んで流し読みガラス2の上面に給送するスイッチバック部14を有する。なお、原稿トレイ15は、原稿の給送方向(矢印Fの方向)の上流側よりも下流側が低く傾斜して、原稿が分離搬送ローラ対11に滑り込み易くされるとともに、排出トレイ16の上方に空間を確保できるように構成されている。
一方、画像読取ユニット102は、上部に自動原稿送りユニット103が配置された読取ユニット本体102Aと、読取ユニット本体102Aの上部に設けられた流し読みガラス2及び固定読みガラス4とを有している。固定読みガラス4は、自動原稿送りユニット103が読取ユニット本体102Aから上方に回動されて上面を開放された状態で、そのガラス面上に原稿がユーザーによって載置される。
流し読みガラス2及び固定読みガラス4の下方には、原稿に照射した光を反射光として受光する走査部3が設けられている。走査部3は、自動原稿送りユニット103の原稿搬送方向に沿った方向(図1、図2の矢印Aの方向)に往復移動可能に設けられている。原稿Gで反射した反射光は、受光素子5(図1)で受光されて光電変換された後、画像処理部6(図1)で画像処理されて、画像情報としてレーザースキャナ104(図1)に送られる。
[制御系]
次に、本実施形態における制御系について図7を参照して説明する。なお、図7は、画像形成装置100の制御系について示すブロック図である。
図7に示すように、制御部35は、各部を制御するCPU45と、画像読取プログラムや画像形成プログラム等の各種プログラムや各種情報等を記憶するROM及びRAMから構成されるメモリ46とを有している。
制御部35には、原稿検知センサ36、レジセンサ37、リードセンサ38、排出センサ39、開閉検知センサ43からの各検知信号が受信可能となるように接続されている。また、制御部35には、給送クラッチ40、レジクラッチ41、モータ42が制御可能に接続されている。
原稿検知センサ36は、図1に示す原稿トレイ15上に載置された原稿の有無を検知する。レジセンサ37は、原稿の先端を検知する。リードセンサ38は、走査部3(図1)による原稿読取タイミングを検知する。排出センサ39は、原稿Gが排出トレイ16(図1)に排出されたことを検知する。開閉検知センサ43は、自動原稿送りユニット103(図1)の画像読取ユニット102(図1)に対する開閉状態を検知する。
制御部35は、搬送される原稿をレジセンサ37で検知した結果に基づきレジクラッチ41をオンさせ、モータ42の駆動でレジストレーションローラ対252を回転させて、走査部3の読取タイミングに合わせて原稿を搬送部12に送り込むように制御する。制御部35により給送クラッチ40が作動させられることで、ピックアップローラ18が回転状態と停止状態とに駆動制御される。
[画像読取装置の動作の説明]
次に、本実施形態に係る画像読取装置101の動作について説明する。
画像読取装置101は、読取動作を開始すると、原稿トレイ15に載置された原稿Gが、傾斜している原稿トレイ15をピックアップローラ18の回転により滑り降りて、フィードローラ19とリタードローラ20間のニップ部に引き込まれる。この際、原稿が重なっている場合には、リタードローラ20が原稿の搬送を規制し、フィードローラ19が原稿を1枚だけ給送する。この原稿は、搬送ローラ対251により搬送されつつ給送路25(図2)を案内され、レジストレーションローラ対252によって斜行を補正されながら搬送部12に送り込まれる。
原稿は、搬送部12のプラテンローラ(案内部材)121の回転と、原稿搬送路122の案内と、搬送ローラ対123の回転とにより、流し読みガラス2の上面を通過されて、排出部13に送られる。この際、流し読みガラス2の下方には走査部3が停止して待機している。走査部3は、流し読みガラス2の上面を通過する原稿に光を照射し、その反射光を受光して、光を受光素子5(図1)に案内する。これにより、走査部3は、流し読みガラス2の上面を通過する原稿の画像を読み取ることができる。この読み方を「流し読み方式」と言う。画像を読み取られた原稿は、排出部13の排出ローラ対131によって、排出トレイ16に排出、積載される。
以上の説明は、流し読みガラス2を通過する原稿を読み取る流し読みについて説明したが、ユーザーによって固定読みガラス4に載置された原稿を読み取る場合には、走査部3が矢印A方向に移動しながら原稿の画像を読み取る。この読み方を「固定読み方式」と言う。
以上の説明において、図2及び図3に示すように、自動原稿送りユニット103の筐体は、装置本体としての原稿送りユニット本体103Aと、開閉手段としての外装カバー10とで形成されている。外装カバー10は、自動原稿送りユニット103の一端部において回動支点10cにより矢印B及びCの方向に回転可能に支持されている。
外装カバー10は、原稿送りユニット本体103Aに対して回動してこのユニット103を開閉(開動作、閉動作)させて、シート案内路としての給送路25を開閉できるように(開閉可能に)構成されている。また、原稿送りユニット本体103Aは、画像読取ユニット102の筐体としての読取ユニット本体102A(図2)に開閉可能に支持されている。図3において、原稿送りユニット本体103Aの開閉方向は、外装カバー10の開閉方向B及びCに対して交差する方向である。
図3に示すように、互いに対向するように配置された下ガイド25bとこの下ガイド25bに対して接離可能な上ガイド板25aとにより、給送路25が形成されたり解除されたりするように構成されている。上ガイド板25aは外装カバー10の下面側に設けられている。給送路25の入口には、フィードローラ19と、フィードローラ19に給送ホルダ181で支持されたピックアップローラ18と、が設けられている。外装カバー10は、原稿送りユニット本体103Aを開閉するとともに、シート案内路としての給送路25の上ガイド板25aの部分(上側部分)を開閉できるようになっている。
したがって、外装カバー10を、回動支点10cを中心に矢印B方向に回転させると、原稿トレイ15の給送口から流し読みガラス2の手前までの給送路25の全てが連続して開放されるので、給送路25に詰まった原稿を容易に取り除くことができる。また、給送路25のメンテナンスも容易に行える。
[自動原稿送りユニットと画像読取ユニットの開閉動作]
次に、自動原稿送りユニット103と画像読取ユニット102の開閉動作について説明する。なお、図4(a)は、本実施形態に係る画像読取装置101を図2の左側から見た状態の開放状態の自動原稿送りユニット103を示す概略図である。
図4(a)に示すように、自動原稿送りユニット103と画像読取ユニット102とは、主走査方向(図1、図2における手前−奥方向)の奥側に設けられているヒンジ部(連結手段)30によって接続(連結)されている。
連結手段としてのヒンジ部30は、回動可能な回動支点(枢支部)30aを備えており、自動原稿送りユニット103を図4(a)における矢印D、Eの方向に回動可能に支持している。つまり、ヒンジ部30は、自動原稿送りユニット103を画像読取ユニット102に対して回動支点30aにより開閉可能に連結している。ヒンジ部30は、自動原稿送りユニット103が画像読取ユニット102上(画像読取手段上)に閉じられた状態で回動支点(枢支部)30aが所定位置となるように画像読取ユニット102に装着される。ヒンジ部30は、自動原稿送りユニット103を画像読取ユニット102に対して回動可能に支持することで、図2に示す固定読みガラス4上に原稿を載置することが可能になっている。そして、ジャム(JAM:紙詰まり)処理や、流し読みガラス2及び固定読みガラス4等の清掃も容易に行えるようになっている。
[パス間保証構成]
図4(b)は、図1の左側から見た状態の自動原稿送りユニット103を示す概略図である。同図に示すように、自動原稿送りユニット103には、流し読みガラス2の対向側(自動原稿送りユニット103の先端側)に突出部31と補助突出部32とが設けられている。突出部31は、流し読みガラス2のシート通過領域J(通紙領域)における主走査方向手前側(図4(b)の右側)に配置され、補助突出部32は、流し読みガラス2のシート通過領域Jより主走査方向奥側(図4(b)の左側)に配置されている。
画像読取ユニット102に自動原稿送りユニット103を開閉可能に連結するヒンジ部30は、以下の構成を有する。即ち、ヒンジ部30は、挿入部(他端部)30bと、上部取付部(一端部)30cと、回動支点(枢支部)30aとを有している。挿入部30bは、画像読取ユニット102の主走査方向奥側に形成された挿入穴部(係合穴部)33に挿入(嵌合)される。上部取付部30cは、自動原稿送りユニット103側に取り付けられている。回動支点30aは、挿入部30bと上部取付部30cとを回動可能に連結している。
挿入部30bは、上部取付部30cが自動原稿送りユニット103に取り付けられた状態で挿入穴部33に挿入(嵌合)される。挿入穴部33は、ヒンジ部30を係合可能となるように画像読取ユニット102に形成されている。ヒンジ部30の挿入部30bが挿入穴部33の底部33a(図5(a)参照)に当接することで、突出部31とヒンジ部30とによりパス間h(通過用隙間)が保証(保持)される。
図6は、本実施形態に係る突出部31と流し読みガラス2との関係を示した説明図である。同図に示すように、自動原稿送りユニット103が画像読取ユニット102に対して閉じられている状態で、自動原稿送りユニット103に設けられた突出部31の先端部31aが流し読みガラス2に接触(当接)した状態になっている。この状態で、ヒンジ部30(図4参照)と突出部31とにより、プラテンローラ121の下方を向いた面と流し読みガラス2との間に所定のパス間h(搬送経路間隔)が形成される。突出部31は、自動原稿送りユニット103と画像読取ユニット102との間におけるシート非通過領域M1(図4(b)参照)に対向するように自動原稿送りユニット103に設けられている。パス間hは、剛性の高い厚紙や剛性の低い薄紙の、搬送不良や、画像が歪むなどの画像不良を発生させない最適な間隔に設定される。
図5(a)は、ヒンジ部30と画像読取ユニット102との関係を詳細に示す説明図である。同図に示すように、自動原稿送りユニット103に上部取付部30cが取り付けられた状態のヒンジ部30は、挿入部30bが、画像読取ユニット102の主走査方向奥側(図4(b)の左側)に設けられた挿入穴部33に挿入(嵌合)される。この状態において、ヒンジ部30の挿入部30bの底部30dが、挿入穴部33の底部33aに接触(当接)するように構成される。
また、自動原稿送りユニット103に設けられた補助突出部32は、流し読みガラス2の延設方向における突出部31よりシート通過領域Jをヒンジ部30側(連結手段側)に隔てた位置に、突出部31より突出量が小さいサイズで形成されている。補助突出部32は、自動原稿送りユニット103が画像読取ユニット102に対し閉じられている状態において、流し読みガラス2との間にクリアランスhsができるような位置関係とされる。クリアランスhsは、パス間h(搬送経路間隔)よりも小さくなるように設定される。
補助突出部32は、部品精度や組立精度等の影響で自動原稿送りユニット103奥側の取り付け位置が目標の位置よりも低くなってしまった場合に、流し読みガラス2の非シート通過領域M2(図4(b)参照)に突き当たるように設定されている。これにより、自動原稿送りユニット103奥側の取り付け位置が狙いの位置より低い場合であっても、パス間hが所定量より小さくなることを回避できるため、厚紙や薄紙の搬送不良や画像が歪むなどの画像不良の発生を防止することが可能になる。
ヒンジ部30は、挿入部30bの回動支点30aより画像読取ユニット102側の部位が、画像読取ユニット102への装着状態にて原稿送りユニット103と読取ユニット102との間にパス間hが一定に形成されるように寸法dが予め規定されている。(図4(b)参照)
ここで、図5(b)は、本実施形態に係る突出部31と読取部パス間と補助突出部32との関係を説明する図である。同図に示すように、自動原稿送りユニット103に設けられた突出部31と流し読みガラス2との間は、クリアランスがh0になっている。また、プラテンローラ121の下方を向いた面と流し読みガラス2との間は、クリアランスがhになるように設定されている。
自動原稿送りユニット103に設けられた補助突出部32と流し読みガラス2との間は、クリアランスがhsになっている。これらの関係は、次式、
h>hs>h0=0
のように設定されている。この関係を守ることで、自動原稿送りユニット103奥側の取り付け位置が狙いの位置より低い場合であっても、パス間を少なくともクリアランスhsとして保証(保持)することができる。
本実施形態では、流し読みガラス上のシート通過領域Jより主走査方向手前側に当接する突出部31と、原稿送りユニット103の奥側にて両ユニット103,102を接続するヒンジ部30の挿入部30bとによりパス間hを決定できる。これにより、自動原稿送りユニット103の高さを調整機構で調整することなく突出部31を流し読みガラス2に接触させることが可能であり、厚紙や薄紙の搬送不良や画像が歪むなどの画像不良の発生を回避することが可能である。また、装置の複雑化や大型化を回避可能で安価なパス間保証構成を得ることが可能になる。
また、自動原稿送りユニット103における主走査方向奥側に突出量の小さい補助突出部32を設けたことにより、以下の効果が得られる。即ち、自動原稿送りユニット103奥側が部品精度のバラつき等で沈み込んでしまっても、補助突出部32が画像読取ユニット102上面に突き当たり、パス間hが所定量以上に狭くなってしまうことを防止でき、必要なパス間を保証することが可能となる。
なお、本実施形態では、電子写真方式の画像形成装置100を用いて説明したが、これに代えて、例えば、ノズルからインク液を吐出させることでシートに画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置に用いることも可能である。
2…流し読みガラス(透明部材)
30…ヒンジ部(連結手段)
30a…回動支点(枢支部)
31…突出部
32…補助突出部
33…挿入穴部(係合穴部)
33a…係合穴部の底部
100…画像形成装置
101…画像読取装置
102…画像読取ユニット(画像読取手段)
103…自動原稿送りユニット(シート搬送手段)
106,118…定着部,画像形成部(画像形成手段)
121…プラテンローラ(抑制回転体)
F…原稿搬送方向(シート搬送方向)
h…搬送経路間隔(パス間、通過用隙間)
J…シート通過領域
K…透明部材の延設方向
P…シート

Claims (5)

  1. 搬送されてくるシートの画像を、シートの搬送方向に直交する方向に延設された透明部材を介して読み取る画像読取手段と、
    主走査方向に延びる回転軸を中心に回転してシートを搬送するローラを含み、前記画像読取手段に対して開閉可能に支持されたシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段を前記画像読取手段に対して開閉可能に連結する枢支部を有し、前記シート搬送手段が前記画像読取手段上に閉じられた状態で前記枢支部が所定位置となるように前記画像読取手段に装着される連結手段と、を備え、
    前記シート搬送手段は、
    前記主走査方向において、前記シート搬送手段により搬送されるシートが通過する前記透明部材上の領域であるシート通過領域を挟んで前記連結手段とは反対側に設けられた突出部と、
    前記主走査方向において、前記シート通過領域よりも前記連結手段側に設けられ、前記突出部より突出量が小さく、突出している補助突出部と、を有し
    前記画像読取手段は、前記連結手段に係合可能な係合穴部を有し、
    前記シート搬送手段が前記画像読取手段に対して閉じられた際、前記連結手段が前記係合穴部の底部に当接すること、および前記突出部が前記画像読取手段に当接することにより、前記シート通過領域における前記シート搬送手段と前記透明部材との間のシートの通過用隙間が決定される、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記シート搬送手段には、前記画像読取手段への閉じ状態にて前記透明部材に対向する位置でシートの前記透明部材からの浮き上がりを抑制する抑制回転体が設けられ、
    前記通過用隙間は、前記透明部材と前記抑制回転体との隙間である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記通過用隙間は、前記連結手段が前記係合穴部の底部に当接すること、および前記突出部の下端が前記画像読取手段の前記透明部材に当接することにより決定される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記シート搬送手段が前記画像読取手段上に閉じられた状態で、前記補助突出部の下端は、前記突出部の下端よりも上方に位置する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置によってシートから読み取られた画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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