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JP6801486B2 - 通信機、通信システム、通信方法、およびプログラム - Google Patents

通信機、通信システム、通信方法、およびプログラム Download PDF

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JP6801486B2 JP2017022941A JP2017022941A JP6801486B2 JP 6801486 B2 JP6801486 B2 JP 6801486B2 JP 2017022941 A JP2017022941 A JP 2017022941A JP 2017022941 A JP2017022941 A JP 2017022941A JP 6801486 B2 JP6801486 B2 JP 6801486B2
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Description

本発明は、通信機、通信システム、通信方法、およびプログラムに関するものである。
IP(Internet Protocol)ネットワークを利用する移動無線通信システムでは、複数の端末へのデータ配信技術としてマルチキャスト(multicast)がある。マルチキャストは、受信を希望する複数の相手にデータを同報配信する技術である。ここで、データは音声の場合を含む。
IPネットワーク内でアドレスを指定して特定の相手にデータを送信するユニキャス
ト(unicast)と比べると、マルチキャストはネットワークの利用効率が良い。
移動無線通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)のLTE Release9に規定されるMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)は、マルチキャストを実現する技術である。
MBMSによるマルチキャストを利用して、複数の端末を対象としたグループ通信を行うためには、各端末に予め所属するグループ情報を設定しておく必要がある。従って、端末に予めグループ情報設定をしていない場合には、MBMSによるマルチキャストを利用出来ないので、ユニキャストによって各端末にデータを同報配信する。
ユニキャストとマルチキャストを切り換える技術について、特許文献1に記載がある。
国際公開第2010/061483号
マルチキャストとユニキャストのどちらを使用してデータを配信するかは、一般的に管理者の判断に委ねられている。そのため、災害など緊急時の対応では、管理者はマルチキャストの対象端末かどうかを咄嗟に判断する時間が無いため、ユニキャストで配信する場合も多い。ユニキャストでのデータ配信は、配信先の端末数に比例した無線リソースを使用するので、システムの無線リソースが枯渇して、接続率の低下を招く恐れがある。
特許文献1の技術は、通信品質の優劣に応じてマルチキャストとユニキャストを切り換える技術であり、上記の課題の解決にはならない。
本発明の目的は、上述した課題を鑑み、複数端末に対するデータ配信を効率よく行う通信機、通信システム、および通信方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、通信機は、配信先の識別符号が付与されたデータを受信する受信部と、ネットワークにデータを配信する配信部と、複数の前記識別符号のグループを少なくとも1つ記憶する記憶部と、前記記憶部が記憶する前記グループに登録された複数の前記識別符号の全てが、前記受信部が受信した前記配信先の前記識別符号に含まれると、前記配信部が前記グループに対して前記データをマルチキャストで配信し、前記受信部が受信した前記配信先の前記識別符号が前記グループのいずれにも含まれないとユニキャストで配信することを指示する制御部とを備える。
上記の目的を達成するために、本発明の通信システムは、配信先の識別符号が付与されたデータを受信する受信部と、ネットワークにデータを配信する配信部と、複数の前記識別符号のグループを少なくとも1つ記憶する記憶部と、前記記憶部が記憶する前記グループに登録された複数の前記識別符号の全てが、前記受信部が受信した前記配信先の前記識別符号に含まれると、前記配信部が前記グループに対して前記データをマルチキャストで配信し、前記受信部が受信した前記配信先の前記識別符号が前記グループのいずれにも含まれないとユニキャストで配信することを指示する制御部とを備える通信機と、前記ネットワークに接続されて前記端末とマルチキャストおよびユニキャストで通信可能な基地局とを備え、前記通信機は前記基地局を介して前記端末に前記データを送信する。
上記の目的を達成するために、本発明の通信方法は、配信先の識別符号が付与されたデータを受信し、複数の前記識別符号のグループを少なくとも1つ記憶し、前記グループに登録された複数の前記識別符号の全てが前記配信先の前記識別符号に含まれると、前記グループに対して前記データをネットワークにマルチキャストで配信し、前記配信先の前記識別符号が前記グループのいずれにも含まれないと前記ネットワークにユニキャストで配信する。
上記の目的を達成するために、本発明のプログラムは、配信先の識別符号が付与されたデータを受信し、複数の前記識別符号のグループを少なくとも1つ記憶し、前記グループに登録された複数の前記識別符号の全てが前記配信先の前記識別符号に含まれると、前記グループに対して前記データをネットワークにマルチキャストで配信し、前記配信先の前記識別符号が前記グループのいずれにも含まれないと前記ネットワークにユニキャストで配信する。
本発明によれば、通信機、通信システム、通信方法、およびプログラムは、複数端末に対するデータ配信を効率よく行うことが可能になる。
第1の実施形態の構成例を示す図である。 第2の実施形態の構成例を示す図である。 第2の実施形態の動作を示す図である。 第2の実施形態の変形例を示す図である。
[第1の実施形態]
次に、本発明の実施の形態について図1を参照して詳細に説明する。
本実施形態の通信機100は、配信先の識別符号が付与されたデータを受信する受信部101と、ネットワークにデータを配信する配信部102と、複数の前記識別符号のグループを少なくとも1つ記憶する記憶部103と、制御部104とを備える。
制御部104は、前記記憶部103が記憶する前記グループに登録された複数の前記識別符号の全てが、前記受信部101が受信した前記配信先の前記識別符号に含まれると、前記配信部102が前記グループに対して前記データをマルチキャストで配信する。また、制御部104は、前記受信部101が受信した前記配信先の前記識別符号が前記グループのいずれにも含まれないとユニキャストで配信することを指示する。
この様にすることで、通信機100の管理者が指示しなくても、通信機100は、マルチキャストで配信可能な宛先についてはマルチキャストで配信するので、通信リソースの利用を最小限とすることができる。
以上説明した様に、通信機100は、複数端末に対するデータ配信を効率よく行うことが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の実施の形態について図2および図3を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図2に第2の実施形態の構成を示す。
本実施形態の通信システム200は、配信装置201、サーバ202、複数の基地局203、および複数の端末204によって構成される。
配信装置201は、音声データを送信する場合は人の声をデータに変換する装置であってもよく、文字などのデータを送信する場合はコンピュータであってもよい。そして、配信装置201は、基地局から端末への配信をマルチキャストとするか、ユニキャストとするかを、管理者が選択する機能を有する。
サーバ202は、受信部2021、配信部2022、記憶部2023、および制御部2024を備える。
サーバ202は、通信機と称することもできる。
サーバ202は、IPネットワーク210に接続されている。
受信部2021は、配信装置201に接続され、配信装置201から配信先の識別符号が付与されたデータを受信する受信手段である。
配信部2022は、制御部2024の指示に基づいて、IPネットワークに対してデータを配信する送信手段である。
制御部2024は、CPU(Central Processing Unit;中央処理装置)を含み、サーバ202のハードウェアを制御し、ソフトウェア処理を行う。
記憶部2023は、記憶素子からなり、情報を記憶する。
基地局203は、IPネットワーク210に接続されている。そして、基地局203は、ユニキャストと、MBMSによるマルチキャストの両方によって端末に対してデータを配信することが可能な、3GPPの無線通信方式を用いる無線機である。
端末204は、基地局203と無線で通信する無線機である。
[動作の説明]
次に本実施形態のサーバ202の動作について図2を参照して説明する。
はじめに、管理者は配信装置201を操作して、配信先の端末204の識別符号を少なくとも1つ付与してデータを配信することを指示する。この際、基地局203から端末204へのデータの配信方法をユニキャストとするかどうかを指定する。
サーバ202の受信部2021は、配信先の端末204の識別符号が付与されたデータを受信し、サーバ202の制御部2024は、ユニキャストが指定されたかどうかを判断する(S101)。
ステップS101で、ユニキャストであると判断されると(S101でY)、ステップS102にすすむ。
ステップS101で、ユニキャストでないと判断されると(S101でN)、ステップS106にすすむ。
ステップS102で、制御部2024はデータの配信先の全部のアドレスと、予め記憶部2023に記憶されているマルチキャストのグループ配信先のアドレスと比較する(S102)。
そして、制御部2024は、配信先のアドレスに、マルチキャストのグループ配信先の全部のアドレスが含まれるかどうかを判断する(S103)。
ステップS103で、配信先のアドレスに、マルチキャストのグループ配信先の全部のアドレスが含まれると判断されれば(S103でY)、ステップS104にすすむ。
ステップS103で、配信先のアドレスに、マルチキャストのグループ配信先の全部のアドレスが含まれていないと判断されれば(S103でN)、ステップS107にすすむ。
ステップS104では、制御部2024は、基地局203に対してマルチキャストの配信先グループにマルチキャストでデータを配信する指示と共に、IPネットワーク210にデータを配信部2022から送出する。そして、基地局203は、マルチキャストの配信先グループのアドレスを有する端末204に対してマルチキャストでデータを配信する(S104)。
そして、ステップS105で、制御部2024は、基地局203に対してマルチキャストの配信先グループ以外の配信先の端末204にユニキャストでデータを配信する指示と共に、配信部2022からIPネットワーク210にデータを送出する。そして、基地局203はマルチキャストの配信先グループ以外の配信先の端末204にユニキャストでデータを配信する(S105)。
ステップS105を実行すると終了する。
ステップS106では、制御部2024は、基地局203に対してマルチキャストの配信先グループにマルチキャストでデータを配信する指示と共に、配信部2022からIPネットワーク210にデータを送出する。そして、基地局203は、マルチキャストの配信先グループのアドレスを有する端末204に対してマルチキャストでデータを配信する(S106)。
ステップS106を実行すると終了する。
ステップS107では、制御部2024は、基地局203に対して送信先のアドレスを有する全部の端末204に対してユニキャストでデータを配信する指示と共に、配信部2022からIPネットワーク210にデータを送出する。そして、基地局203は送信先アドレスを有する全部の端末204に対してユニキャストでデータを配信する(S107)。
ステップS107を実行すると終了する。
以上が、本実施形態のサーバ202の動作である。
本実施形態のサーバ202は、配信装置201の管理者が、複数の配信先に対してユニキャストでデータを送信しようとしても、サーバ202はマルチキャストの配信先グループと一致するアドレスであるかどうかを判断する。そして、管理者が配信先として指定した複数のアドレスの内、マルチキャストの配信先グループの全てのアドレスを含んでいれば、基地局203は端末204に対してマルチキャストで送信する。そして、マルチキャストの配信先グループ以外のアドレスに対しては、基地局203は端末204に対してユニキャストで送信する。
この様にすることで、管理者が指示しなくても、サーバ202は、マルチキャストで配信可能な宛先についてはマルチキャストで配信するので、通信システム200において無線リソースの利用を最小限とすることができる。
以上説明した様に、サーバ202は、複数端末に対するデータ配信を効率よく行うことが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく、次のように拡張または変形できる。
図4に示す様に、第2の実施形態の配信装置201に代えて、受信部2021はIPネットワーク210に接続され、受信部2021はIPネットワーク210から配信先の端末204の識別符号が付与されたデータを受信することが出来る。この場合、配信装置201に代わって、端末204が、配信先である他の端末204の識別符号が付与されたデータを送信し、データは基地局203を経由してIPネットワーク210に伝送される。
また、第2の実施形態の基地局203と端末204は、3GPPによる規格を用いた無線通信方式で接続していた。しかし、基地局203と端末204は必ずしも無線で接続される必要はなく、有線のIP接続であってもよい。
更に、第1の実施形態で、アドレス群はアドレス群Aの1つに限らず、アドレス群は複数であってもよい。
また、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給される場合にも適用可能である。
100 通信機
101 受信部
102 配信部
103 記憶部
104 制御部
200 通信システム
201 配信装置
202 サーバ
203 基地局
204 端末
210 IPネットワーク
2021 受信部
2022 配信部
2023 記憶部
2024 制御部

Claims (7)

  1. 配信先の識別符号が付与されたデータを受信する受信部と、
    ネットワークにデータを配信する配信部と、
    複数の前記識別符号のグループを少なくとも1つ記憶する記憶部と、
    前記記憶部が記憶する前記グループに登録された複数の前記識別符号の全てが、前記受信部が受信した前記配信先の前記識別符号に含まれると、前記配信部が前記グループに対して前記データをマルチキャストで配信し、前記受信部が受信した前記配信先の前記識別符号が前記グループのいずれにも含まれないとユニキャストで配信することを指示する制御部と
    を備えることを特徴とする通信機。
  2. 請求項1に記載の通信機と、
    前記ネットワークに接続されて前記端末とマルチキャストおよびユニキャストで通信可能な複数の基地局とを備え、
    前記通信機は前記基地局を介して前記端末に前記データを送信する
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 前記複数の基地局と前記複数の端末は無線で接続され、
    前記マルチキャストは3GPPのLTE Release9に規定されるMBMSの技術を用いる
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 配信先の識別符号が付与されたデータを受信し、
    複数の前記識別符号のグループを少なくとも1つ記憶し、
    前記グループに登録された複数の前記識別符号の全てが前記配信先の前記識別符号に含まれると、前記グループに対して前記データをネットワークにマルチキャストで配信し、前記配信先の前記識別符号が前記グループのいずれにも含まれないと前記ネットワークにユニキャストで配信する
    ことを特徴とする通信方法。
  5. 前記マルチキャストは3GPPのLTE Release9に規定されるMBMSの技術を用いる
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
  6. 配信先の識別符号が付与されたデータを受信し、
    複数の前記識別符号のグループを少なくとも1つ記憶し、
    前記グループに登録された複数の前記識別符号の全てが前記配信先の前記識別符号に含まれると、前記グループに対して前記データをネットワークにマルチキャストで配信し、前記配信先の前記識別符号が前記グループのいずれにも含まれないと前記ネットワークにユニキャストで配信する
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 前記マルチキャストは3GPPのLTE Release9に規定されるMBMSの技術を用いる
    ことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
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