JP6897750B2 - Imaging unit - Google Patents
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Description
本発明は、撮像ユニットに関する。 The present invention relates to an imaging unit.
近年において、画像処理技術の向上は著しく、又、高性能なカメラが比較的安価に入手できるため、カメラの応用技術が実用化されている。例えば、ステレオカメラ等のように、複数のカメラを1つの筐体に取り付け、それぞれのカメラで撮影された撮影画像に基づいて撮影対象までの距離を測定するステレオ測距技術が知られており、現在、様々な分野への適用が検討されている。 In recent years, the improvement of image processing technology has been remarkable, and high-performance cameras can be obtained at a relatively low price, so that the applied technology of the camera has been put into practical use. For example, a stereo ranging technique is known in which a plurality of cameras are attached to one housing and the distance to a shooting target is measured based on the shot images taken by each camera, such as a stereo camera. Currently, application to various fields is being considered.
ステレオカメラ等の場合、設置環境によらず温度の影響を極力排除することが重要であり、例えば、下記特許文献1では、測距精度の観点から、設置環境における周辺温度の上昇に伴うステレオカメラへの影響を低減させる構成が開示されている。
In the case of a stereo camera or the like, it is important to eliminate the influence of temperature as much as possible regardless of the installation environment. For example, in
一方で、近年、ステレオカメラの高度化、小型化が進められており、ステレオカメラ内部に実装された部品の発熱に伴う、温度上昇の問題が顕在化しつつある。ステレオカメラ内部の温度が上昇すると、実装された部品の故障リスクが上がるため、長寿命化の観点から、効率的に伝熱又は放熱を行うよう構成することが求められる。 On the other hand, in recent years, the sophistication and miniaturization of stereo cameras have been promoted, and the problem of temperature rise due to heat generation of parts mounted inside the stereo camera is becoming apparent. When the temperature inside the stereo camera rises, the risk of failure of the mounted parts increases. Therefore, from the viewpoint of extending the life, it is required to be configured to efficiently transfer heat or dissipate heat.
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、温度上昇を抑制することができる撮像ユニットを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide an imaging unit capable of suppressing a temperature rise.
本開示の一局面では、複数の撮像装置と、前記複数の撮像装置を保持する筐体と、回路基板と、を有する撮像ユニットであって、前記筐体と接して設けられる伝熱部材を備え、前記伝熱部材は前記筐体の熱伝導率より大きい熱伝導率を有し、撮像ユニットの被設置部材に対する取付け部を備え、前記回路基板は、前記伝熱部材を介して前記筐体と接して設けられ、前記被設置部材は車両のフロントガラスであり、前記筐体は、前記フロントガラスに設置された状態で、前記フロントガラスに対向する面に、太陽光吸収率を低くする表面処理が施され、前記フロントガラスに設置された状態で、前記フロントガラスに対向する面以外の面に、輻射率を高くする表面処理が施され、裏面に、輻射率を低くする表面処理が施されていることを特徴とする撮像ユニットを提供する。 In one aspect of the present disclosure, an image pickup unit having a plurality of image pickup devices, a housing for holding the plurality of image pickup devices, and a circuit board, comprising a heat transfer member provided in contact with the housing. The heat transfer member has a heat conductivity higher than that of the housing, includes a mounting portion for the member to be installed of the imaging unit , and the circuit board is connected to the housing via the heat transfer member. The member to be installed is the front glass of the vehicle, and the housing is surface-treated on the surface facing the front glass in a state of being installed on the front glass to reduce the sunlight absorption rate. The surface other than the surface facing the front glass is subjected to a surface treatment for increasing the radiation rate, and the back surface is subjected to a surface treatment for reducing the radiation rate. it provides an imaging unit, characterized in that.
本開示によれば、温度上昇を抑制することができる撮像ユニットを提供することができる。 According to the present disclosure, it is possible to provide an imaging unit capable of suppressing a temperature rise.
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明は省略する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In the present specification and the drawings, components having substantially the same functional configuration are designated by the same reference numerals, and duplicate description thereof will be omitted.
[第1の実施形態]
<撮像ユニット1の構成>
本実施形態に係る撮像ユニット1の全体構成について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る撮像ユニットの全体構成の一例を説明する斜視図である。また、図2は、図1に示す撮像ユニットの分解斜視図である。
[First Embodiment]
<Configuration of
The overall configuration of the
撮像ユニット1は、図1に示すように、複数(図1では2台)の単眼カメラ(撮像装置)11、12と、これら単眼カメラ11、12を保持する筐体15と、回路基板と、を備える。そして、撮像ユニット1には、筐体15または回路基板と接して設けられる伝熱部材が備えられている。回路基板は筐体15の内部に収容されている。
As shown in FIG. 1, the
回路基板は、単眼カメラ11、12の撮像素子基板22aと、単眼カメラ11、12により撮影された撮影画像を処理する画像処理基板30aと、を含んで構成されている。撮像素子基板22aには撮像素子22bが実装され(図3参照)、画像処理基板30aには画像処理用の電子部品30bが実装されている(図1参照)。
The circuit board includes an image
本実施形態において、伝熱部材38a、38bは、筐体15の上下面に1枚ずつ配置される。伝熱部材38a、38bが接する対象を筐体15とすることで、より広い面積の面接触が可能となるため、筐体15の熱を効果的に外部へ伝熱させることができる。
In the present embodiment, the
撮像ユニット1は、更に、被設置部材に撮像ユニット1を取り付けるため、設置部材(ブラケット)16を備える。被設置部材は、例えば、車両のフロントガラスFである。筐体15の左右側面に平板状のブラケット16を設置する。
The
ブラケット16の設置は、筐体15の左右の側面に設けられる凸状の突起部18を、ブラケット16に設けられる凹状の溝部19に係合させ位置調整することによって行う。具体的には、図2に示すように、溝部19に沿って突起部18を移動させながら位置調整を行い、位置調整後にネジ20により筐体15の左右側面に固定する。ブラケット16は、撮像ユニット1をフロントガラスFに取り付けるために、被設置部材に対する取付け部16aを備える。そして、ブラケット16の取付け部16aをフロントガラスFに固定することにより、撮像ユニット1を車両に設置する。取付け部16aのフロントガラスFに対する固定は、例えば、取付け部16aとフロントガラスFの面を合わせて接着剤や両面テープ等で接着することにより行う。または、ネジをフロントガラスFのネジ穴に螺合して締結することにより行ってもよい。
The
なお、伝熱部材38aをフロントガラスFに固定することによって、撮像ユニット1をフロントガラスFに設置するようにしてもよい。伝熱部材38aのフロントガラスFに対する固定は、上記同様、接着剤、両面テープ、ネジ等によって行われる。
By fixing the
筐体15は、第1の筐体15aと第1の筐体15aに取り付けられる第2の筐体15bとを含んで構成されており、単眼カメラ11、12は、所定距離隔てて第1の筐体15aに取り付けられる。具体的には、第1の筐体15aの一方端部(図1の左側)に単眼カメラ11が取り付けられ、他方端部(図1の右側)に単眼カメラ12が取り付けられる。
The
2台の単眼カメラ11、12でそれぞれ被写体を撮影する。単眼カメラ11、12は、裏側からネジ35(図2では、1台の単眼カメラにつき3箇所)によって筐体15に固定される。
The subject is photographed by the two
単眼カメラ11、12は、第1の筐体15aの両端に設けられる係合部13、14(図2参照)に配置される。単眼カメラ11、12は、撮像方向(光軸)に直交する第1の筐体15aの前面15cが基準面となるように、係合部13、14に係合させながら位置調整を行い、位置調整後にネジ35により裏側から単眼カメラ11、12を第1の筐体15aに取り付ける。図1において、x−y平面は基準面を示し、この面と垂直するz軸は光軸方向を示す。
The
上記の通り、伝熱部材は筐体15の上下面に配置されており、以下の説明では、筐体15の上面(第1の筐体15a)に配置される伝熱部材を伝熱部材38aと称する。そして、筐体15の下面(第2の筐体15b)に配置される伝熱部材を伝熱部材38bと称する。
As described above, the heat transfer members are arranged on the upper and lower surfaces of the
伝熱部材38aは、筐体15(第1の筐体15a)に接するように設けられている。伝熱部材38aは、単眼カメラ11と単眼カメラ12との間に亘って、筐体15に接するように設けられている(図1のハッチング部S1参照)。伝熱部材38aが接する対象を第1の筐体15aとすることで、より広い面積の面接触が可能となるため、第1の筐体15aの熱を効果的に外部に伝熱させることができる。
The
そして、伝熱部材38aは、撮像ユニット1をフロントガラスFに設置するときに、フロントガラスFに接するような位置に配置する。具体的には、伝熱部材38aのフロントガラスFへの接触面の高さ方向(図1のy軸方向)の位置は、取付け部16aのフロントガラスFへの取付面の高さ方向(図1のy軸方向)の位置と等しくなるように、伝熱部材38aは形成されている。そのため、ブラケット16の取付け部16aをフロントガラスFに固定するときに、伝熱部材38aがフロントガラスFに接する位置に配置されることになる。
Then, when the
取付け部16aと伝熱部材38aの高さ方向(図1のy軸方向)の位置は同位置であり、取付け部16aをフロントガラスFに固定することにより、伝熱部材38aがフロントガラスFに接する。この場合において、伝熱部材38aは、フロントガラスFに対して、一部の面が少なくともフロントガラスFの面に接していればよい。但し、フロントガラスFの面に接触している面積が大きい方が、フロントガラスFへの伝熱量が増えるため好ましい。
The positions of the mounting
伝熱部材38aは、ネジ40(図1では4箇所)によって第1の筐体15aに配置される。具体的には、孔15dとネジ穴15eを合わせて伝熱部材38aの位置調整を行い(図2参照)、伝熱部材38aが第1の筐体15aに接するようにネジ40によって固定する。
The
撮像素子基板22aは、単眼カメラ11、12にそれぞれ取付けられている。画像処理基板30aは第1の筐体15aにネジ(締結部材)41(図2では2箇所)により固定され、画像処理基板30aの第1の筐体15aへの固定後に第2の筐体15bを第1の筐体15aに取り付ける。
The
そして、画像処理基板30aは、第2の筐体15bと接している領域において、該第1の筐体15aに対してネジ(締結部材)41により取り付けられる。具体的には、第2の筐体15bと画像処理基板30aと伝熱部材38bが一体となって第1の筐体15aに固定されるように、第2の筐体15bと画像処理基板30aと伝熱部材38bにそれぞれ形成されている孔15f、30c、38cの位置調整を行う。この位置調整後に、ネジ(締結部材)42(図2では4箇所)によって第2の筐体15bを第1の筐体15aに取り付ける。このとき、画像処理基板30aは、内部において、第2の筐体15bと接するように、ネジ(締結部材)42(図2では4箇所)によって第1の筐体15aに対して取り付けられる。
Then, the
画像処理基板30aは、第2の筐体15bを介して伝熱部材38bと接するように設けられている。伝熱部材38bは第2の筐体15bと接するように設けられ、画像処理基板30aは、内部において第2の筐体15bと接するように設けられている。伝熱部材38bが接する対象を第2の筐体15bとすることで、より広い面積の面接触が可能となるため、第2の筐体15bの熱を効果的に外部に伝熱させることができる。
The
なお、伝熱部材38bが第2の筐体15bと接している範囲は、裏面において画像処理基板30aが第2の筐体15bと接している部分(図1のS2部参照)のうち一部分であってもよいし、全部であってもよい。或いは、画像処理基板30aが第2の筐体15bと接している全部より広くてもよい。
The range in which the
本実施形態では、基準面と直交する方向(z軸方向)を車両の直進方向となるように撮像ユニット1を車両に取り付け、車両の直進方向の被写体までの距離を測定する。
In the present embodiment, the
精度よく車両前方の被写体を認識するためには、撮像ユニット1には、極めて高い取付精度が要求される。撮像ユニット1は、単眼カメラ11、12により撮影された一対の撮像画像における視差から距離画像を生成しているため、撮像方向(光軸)のずれは算出距離に直接影響することになるからである。
In order to recognize the subject in front of the vehicle with high accuracy, the
ところが、車種によりフロントガラスFの傾斜角度が異なる。また、実際には、車体自体の歪みやカメラの取付精度上の限界から、個体毎に車載カメラの撮像方向にばらつきが生じる。そのため、形状や取付位置が異なるブラケット16を複数種類用意することが好ましい。これによって、様々な車種に対応した伝熱構造を有する撮像ユニット1を提供することができる。複数種類のブラケット16を用意するだけで、車種毎に光軸のずれの範囲を適正な範囲内に収めることができる撮像ユニット1の設置が可能となる。
However, the inclination angle of the windshield F differs depending on the vehicle model. Further, in reality, the imaging direction of the in-vehicle camera varies from individual to individual due to the distortion of the vehicle body itself and the limit of the mounting accuracy of the camera. Therefore, it is preferable to prepare a plurality of types of
以上では、撮像ユニット1には、2台の単眼カメラ11、12が設けられている場合を例示して説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。3台以上の単眼カメラが設けられていてもよい。以下、撮像ユニット1には、2台の単眼カメラ11、12が設けられている場合について説明する。
In the above, the case where the
また、本実施形態において、ブラケット16は、筐体15の左右の側面に別々に取り付ける場合を例示して説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、撮像ユニット1の上面と左右の側面が覆われるようにコの字形状の一体型に形成してもよい。
Further, in the present embodiment, the case where the
<撮像装置11の構成>
次に、撮像ユニット1に備えられる単眼カメラ(撮像装置)の全体構成について図面を参照しながら説明する。図3は、図1に示す撮像ユニットに備えられるカメラの全体構成の一例を説明する斜視図である。
<Structure of
Next, the overall configuration of the monocular camera (imaging apparatus) provided in the
撮像ユニット1に備えられる単眼カメラ11は、ホルダ31と、ホルダ31の前面側に設けられるレンズ32と、レンズ32を保持するレンズ固定部材(レンズセル)33と、を含んで構成されている。単眼カメラ11には撮像素子基板22aが備えられており、撮像素子基板22aには、撮像素子22bが実装されている。なお、本実施形態において、被写体側を前面側とする。単眼カメラ12の構成も、単眼カメラ11の構成と基本的に同じである。
The
撮像素子22bはCCD(Charge Coupled Device)に限らず、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等であってもよい。撮像ユニット1には、2台の単眼カメラ11、12が、ある所定の基線長の距離をおいて光軸が平行になるよう配置されている。
The
このように2台の単眼カメラ11、12を具備することによって、左右の単眼カメラ11、12間の視差(基線長)を利用して、被写体までの距離を測定することができる。
By providing the two
<撮像ユニット1の伝熱構造>
次に、撮像ユニット1の伝熱構造について図面を参照しながら説明する。図4は、図1に示す撮像ユニット1の伝熱構造を説明する図である。
<Heat transfer structure of
Next, the heat transfer structure of the
上記したように、筐体15は内部に、撮像素子基板22a及び画像処理基板30a(回路基板)を収容しており、各基板22a、30aには、撮像素子22b、電子部品30bがそれぞれ実装されている。
As described above, the
<撮像素子22bの伝熱構造>
まず、撮像素子基板22aに実装されている撮像素子22bの伝熱構造について説明する。図5は、図1に示す撮像ユニット1の伝熱構造を説明する断面図であり、撮像素子の伝熱構造を説明する図4のX−X断面図である。
<Heat transfer structure of
First, the heat transfer structure of the
撮像素子基板22aは、撮像素子基板22aは、ホルダ31に対して位置調整を行った後、ネジ35によって単眼カメラ11、12のホルダ31の裏面に接して固定される(図5参照)。撮像素子基板22aが単眼カメラ11、12に固定された状態で、単眼カメラ11、12は、筐体15の両端に設けられる係合部13、14(図2参照)に配置される。これによって、単眼カメラ11、12のホルダ31と筐体15(第1の筐体15a)が接触する。そして、伝熱部材38aは、ネジ40によって第1の筐体15aに固定される(図5参照)。すなわち、伝熱部材38aは、筐体15(第1の筐体15a)と接して設けられることになる。
The
伝熱部材38aは、撮像ユニット1がフロントガラスFに設置された場合に、フロントガラスFに接するような位置に配置されている。すなわち、撮像ユニット1をフロントガラスFに設置すると、伝熱部材38aがフロントガラスFに接することになる。
The
以上のような構成を有するため、図4に示すように、発熱源である撮像素子22bの熱は撮像素子基板22aに伝導され、単眼カメラ11、12のホルダ31を通って第1の筐体15aから伝熱部材38aに伝導され、外部に放出される(白抜き矢印参照)。
Since it has the above configuration, as shown in FIG. 4, the heat of the
より詳細に説明すると、撮像素子22bの熱は、撮像素子基板22aを介してホルダ31に伝導される(図5の矢印A1参照)。次いで、ホルダ31に伝導された熱は、ホルダ31に接触している第1の筐体15aに伝導される(図5の矢印A2参照)。次いで、第1の筐体15aに伝導された熱は、第1の筐体15aに接して固定されている伝熱部材38aに伝導される(図5の矢印A3参照)。また、撮像ユニット1は、伝熱部材38aがフロントガラスFと接するようにフロントガラスFに設置されている。そのため、撮像素子22bの発熱により高温となった筐体15内部の熱が、フロントガラスFを通じて(図5の矢印A4参照)車両の外部に放出される(図5の矢印A5参照)。
More specifically, the heat of the
撮像素子基板22aは、熱伝導性、放熱性に優れる材質(例えば、厚銅)であることが好ましい。
The
これによって、筐体15内部の熱を、熱容量が小さい筐体15の内部から、熱容量が大きい筐体15の外部に、効率的に伝熱させることができる。
As a result, the heat inside the
<電子部品30bの伝熱構造>
次に、画像処理基板30aに実装されている電子部品30bの伝熱構造について説明する。
<Heat transfer structure of
Next, the heat transfer structure of the
上記したように、画像処理基板30aは、第2の筐体15bを介して伝熱部材38bと接するように設けられる。具体的には、画像処理基板30aを第1の筐体15aにネジ41によって固定し、画像処理基板30aの固定後に、ネジ42によって第2の筐体15bを第1の筐体15aに取り付けると共に、第2の筐体15bに伝熱部材38bが接するように固定する。これによって、画像処理基板30aが第2の筐体15bの内部において接すると共に、伝熱部材38bが第2の筐体15bの表面と接することになる。ブラケット16は、伝熱部材38bと接触するように第1の筐体15a及び第2の筐体15bの左右の側面に取り付けられる。
As described above, the
以上のような構成を有するため、図4に示すように、発熱源である電子部品30bの熱は画像処理基板30aに伝導され、第2の筐体15bから伝熱部材38bを通ってブラケット16を介して伝熱部材38aに伝導され、車両の外部に放出される(矢印参照)。
Since it has the above configuration, as shown in FIG. 4, the heat of the
より詳細に説明すると、電子部品30bの熱は、画像処理基板30aに伝導される(図4の矢印B1参照)。次いで、画像処理基板30aに伝導された熱は、第2の筐体15bに伝導される(図4の矢印B2参照)。次いで、第2の筐体15bに伝導された熱は、第2の筐体15bと接している伝熱部材38bに伝導される(図4の矢印B3参照)。次いで、伝熱部材38bに伝導された熱は、ブラケット16に伝導される(図4の矢印B4参照)。次いで、ブラケット16に伝導された熱は、伝熱部材38aに伝導される(図4の矢印B5参照)。次いで、伝熱部材38aに伝導された熱がフロントガラスFを通じて伝導されることにより、電子部品30bの発熱により高温となった筐体15内部の熱が車両の外部に放出される。
More specifically, the heat of the
このように、筐体15内部の熱を、熱容量が小さい筐体15の内部から、熱容量が大きい筐体15の外部に、効率的に伝熱させることができる。
In this way, the heat inside the
そして、撮像素子22b、電子部品30bによって加熱された熱を、各基板22a、30aを通じて伝熱部材38a、38bに伝導させることによって、伝熱部材38a、38bに伝導した熱を車両の外部に自然放熱させることができる。
Then, the heat heated by the
ここで、伝熱部材38a、38bの材質としては、筐体15の熱伝導率より大きい熱伝導率を有する材質の方が、熱が伝導され易いため好ましい。伝熱部材38a、38bの材質は、筐体15よりも熱伝導性が優れれば特に限定しない。例えば、アルミニウムや銅等が熱伝導性に優れるため好ましい。
Here, as the material of the
伝熱部材38a、38bが筐体15の熱伝導率より大きい熱伝導率を有することで、筐体15の熱は伝熱部材38a、38bに逃げていき、温度上昇を抑制できる。本実施形態では、単眼カメラ11、12の周囲に伝熱部材38aを設けているため、単眼カメラ11,12の位置関係の温度上昇に起因するズレを抑制できる。単眼カメラ11、12の間の距離(図1のx軸方向、y軸方向、z軸方向)が筐体15の膨張により離れたりすると距離の算出精度が低下する恐れがあるが、本実施形態ではその低下を抑制できる。また、単眼カメラ11、12のそれぞれのレンズ光学系も熱に弱いが、本実施形態ではレンズ光学系の温度上昇による光学性能劣化も抑制できる。
Since the
なお、筐体15やネジの締結周り(締結面、ネジ穴等)には熱伝導グリスやジェル等を塗布しておくのが好ましい。部材の熱抵抗を低減して温度上昇を小さくすることができ、筐体15の熱伝導率をより向上させることができる。
It is preferable to apply heat conductive grease, gel, or the like to the
なお、上記実施形態において、被設置部材として、車両のフロントガラスFを例示して説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、フロントガラスFの代わりに車体のフレーム(図示せず)に撮像ユニット1を設置してもよい。この場合は、撮像素子22b、電子部品30bから伝熱部材38aに伝導された熱は車体のフレームに伝導される。撮像ユニット1は、車体のフレームに、接着剤、両面テープ、ネジ等で固定することによって設置する。
In the above embodiment, the windshield F of the vehicle has been illustrated as an example of the member to be installed, but the present invention is not limited to this configuration. For example, the
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、伝熱部材38a、38bが、撮像素子基板22a及び画像処理基板30aとホルダ31や筐体15等、別部材を介して接して設けられている場合を例示して説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、撮像素子基板22a及び画像処理基板30aが、直接、伝熱部材38a、38bと接するような構成としてもよい。図6は、図1に示す撮像ユニットと異なる実施形態に係る撮像ユニットの断面図であり、撮像素子基板近傍の内部構造図(図6(A))、画像処理基板近傍の内部構造図(図6(B))である。白抜き矢印は、それぞれ熱の移動方向を示す。
[Second Embodiment]
In the first embodiment, the case where the
図6(A)に示すように、撮像素子基板22aと、直接、接するように伝熱部材38aを設けてもよい。例えば、撮像素子基板22aをホルダ31に対して位置調整する。そして、位置調整した状態で単眼カメラ11、12を筐体15(第1の筐体15a)の両端に設けられる係合部13、14(図2参照)に配置する。その後に、撮像素子基板22aの孔と伝熱部材38aの孔を合わせ、ネジ35によってホルダ31の裏面に撮像素子基板22a及び伝熱部材38aを固定すると共に、第1の筐体15aに単眼カメラ11、12を固定する。伝熱部材38aの一部は第1の筐体15aから突出しており、撮像ユニット1をフロントガラスFに設置するときに、この突出している部分をフロントガラスFに接するように取り付ける。これによって、撮像素子基板22aの熱は、ホルダ31や筐体15を介することなく、直接、伝熱部材38aに伝導され、効果的に伝熱を行うことができる。
As shown in FIG. 6A, the
また、図6(B)に示すように、画像処理基板30aに、直接、接するように伝熱部材38bを取り付けてもよい。例えば、第2の筐体15bの、画像処理基板30aが接する面15gに窓部15hを設け、この窓部15hに伝熱部材38bを配置する。伝熱部材38b及び画像処理基板30aは、ネジ42によって第1の筐体15aに固定される。画像処理基板30aの熱は、筐体15を介することなく、直接、伝熱部材38bに伝導され、効果的に伝熱を行うことができる。
Further, as shown in FIG. 6B, the
[第3の実施形態]
上記第1の実施形態では、ブラケット16と伝熱部材38a、38bを別部材として構成する場合を例示して説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、図7に示すように、伝熱部材38bをブラケットとして用いることにより、伝熱部材38bとブラケットが一体的に形成されるカバー150aとして構成してもよい。この場合、伝熱部材38bは、伝熱部材38aと兼用することができる。取付け部150bをフロントガラスFに接着剤、両面テープ、ネジ等で固定することによって撮像ユニット100を設置する。これによって、部品点数を削減することができるため、低コストで、且つ、温度上昇を抑制することができる撮像ユニット100を提供することができる。
[Third Embodiment]
In the first embodiment, the case where the
このとき、撮像素子22bの熱は、撮像素子基板22a、ホルダ31、第1の筐体15a、カバー150a(取付け部150b)、フロントガラスFの順に伝導される。また、電子部品30bの熱は、画像処理基板30a、第2の筐体15b、カバー150a(取付け部150b)、フロントガラスFの順に伝導される。
At this time, the heat of the
カバー150aの材質は、熱伝導性、剛性及び加工性を有すれば、特に限定しない。熱伝導性、剛性及び加工性を有する材質としてはアルミニウムが好ましいが、アルミニウムと同等の特性(熱伝導率が高い、線膨張率が小さい等)を有する材質であれば、特に限定しない。 The material of the cover 150a is not particularly limited as long as it has thermal conductivity, rigidity and workability. Aluminum is preferable as a material having thermal conductivity, rigidity and workability, but it is not particularly limited as long as it is a material having characteristics equivalent to those of aluminum (high thermal conductivity, low linear expansion coefficient, etc.).
或いは、伝熱部材38bをブラケットとして用いると共に、第1の筐体又は第2の筐体とブラケットが一体的に形成されるように構成してもよい。これによって、更に、部品点数を削減することができるため、低コスト化を実現できる。又、第1の筐体又は第2の筐体とブラケットが一体的に形成されるため、ブラケットの位置調整を行う手間が不要となり、組立性に優れる。更に、筐体やブラケットに突起部や溝部といった複雑な加工が不要となるため製造工数も削減できる。
Alternatively, the
上記第1乃至第3の実施形態に係る撮像ユニットは以上のような伝熱構造を有するため、簡易な構成で、撮像素子22b、電子部品30bが発する熱を車両の外部に効率的に伝熱することができる。
Since the image pickup unit according to the first to third embodiments has the above heat transfer structure, the heat generated by the
また、以上の各実施形態では、撮像素子基板22a、撮像素子22b、画像処理基板30a、電子部品30b及び伝熱部材の筐体15への取り付けをネジによって行う場合を例示して説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。上記部品を筐体15にそれぞれ固定できれば、固定方法は特に限定しない。
Further, in each of the above embodiments, the case where the image
[第4の実施形態]
上記第1乃至第3の実施形態では、撮像ユニットを車載用に適用した場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、FA(Factory Automation)用に適用し、生産工場内において搬送される生産物等をピッキングする際の、ピッキング対象までの距離を算出するのに用いるようにしてもよい。
[Fourth Embodiment]
In the first to third embodiments described above, the case where the image pickup unit is applied to a vehicle is described, but the present invention is not limited to this configuration. For example, it may be applied to FA (Factory Automation) and used to calculate the distance to the picking target when picking a product or the like transported in a production factory.
<撮像ユニット1、100をFA用に適用した場合の構成>
図8は、図1及び図7に示す撮像ユニットをFA用に適用した場合の撮像ユニットの全体構成の一例を説明する図である。
<Configuration when
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of the overall configuration of the imaging unit when the imaging units shown in FIGS. 1 and 7 are applied for FA.
図8に示すように、撮像ユニット1、100は、左右に単眼カメラ11、12を有し、生産物(例えば、鉄製のボデー)1200が台1210の上に配置される。単眼カメラ11、12は、台1210の上に配置される生産物1200が撮影できる位置に配置される。
As shown in FIG. 8, the
撮像ユニット1、100をFA用に適用する場合、撮像ユニット1、100を保持フレーム(被設置部材)50に固定する。撮像ユニット1、100を設置する保持フレーム50の取付面の高さは、台1210の上に配置される生産物1200が撮影できる位置に調整されている。保持フレーム50は、複数の金属製の板状部材50aの組み合わせで形成される。ネジ、固定具、接着剤、両面テープ等で、板状部材50aにブラケット16の取付け部16a(又は、カバー150aの取付け部150b)を固定することによって、保持フレーム50に撮像ユニット1、100を設置する。
When the
この場合において、撮像素子22b、電子部品30bから伝熱部材38a(又は、カバー150a、取付け部150b)に伝導された熱は、保持フレーム50に伝導され、大気中に放出される。
In this case, the heat conducted from the
保持フレーム50の材質は、熱伝導性、剛性及び加工性を有すれば、特に限定しない。熱伝導性、剛性及び加工性を有する材質としてはアルミニウムが好ましいが、アルミニウムと同等の特性(熱伝導率が高い、線膨張率が小さい等)を有する材質であれば、特に限定しない。
The material of the holding
このように、撮像ユニット1、100をFA用に適用した場合であっても、筐体15内部の熱を、熱容量が小さい筐体15の内部から、熱容量が大きい筐体15の外部に、効率的に伝熱させることができる。
In this way, even when the
[第5の実施形態]
上記各実施形態では、伝熱部材を筐体15の外部に配置する場合を例示して説明したが、伝熱部材を筐体15の内部に配置するように構成することができる。また、筐体15の各面に輻射による表面処理を施すことにより、筐体15内部の温度上昇を抑制することができる。
[Fifth Embodiment]
In each of the above embodiments, the case where the heat transfer member is arranged outside the
<撮像ユニット200の構成>
本実施形態に係る撮像ユニット200の概略構成について図面を参照しながら説明する。図9は、図1に示す撮像ユニットと異なる実施形態に係る撮像ユニットの全体構成を説明する斜視図である。また、図10は、図9に示す撮像ユニットのY−Y断面図であり、撮像ユニット200の内部構造を示す模式図である。
<Configuration of
The schematic configuration of the
撮像ユニット200は、図9に示すように、複数(図1では2台)の単眼カメラ(撮像装置)11、12と、これら単眼カメラ11、12を保持する筐体15と、回路基板と、を備える。そして、撮像ユニット200には、筐体15または回路基板と接して設けられる伝熱部材が備えられている。回路基板は筐体15の内部に収容されている。被設置部材は、例えば、車両のフロントガラスFである。
As shown in FIG. 9, the
筐体15は、第1の筐体15aと第1の筐体15aに取り付けられる第2の筐体15bとを含んで構成されており、単眼カメラ11、12は、所定距離隔てて第1の筐体15aに取り付けられる。筐体15の内部には、回路基板等内部部品が収容されており、回路基板は筐体15の内部において、中間部材として伝熱部材380を介して接して設けられている。図10において、回路基板は、単眼カメラ11、12によって撮影された画像を処理する画像処理基板300aである。
The
具体的には、画像処理基板300aには、画像処理用の電子部品300bが実装されている。電子部品300bは伝熱部材380と接しており、この伝熱部材380が筐体15と接するように設けられている。伝熱部材380は、電子部品300bの上面に配置され、第1の筐体15aの裏面17dと接するように取り付けられている。これによって、伝熱部材380が、電子部品300bの上面と筐体15(第1の筐体15a)の裏面17dの間に挟まれるように接して設けられることになる。伝熱部材380の電子部品300bの上面への取付けは、例えば、熱伝導グリスやジェル等を塗布することによって行う。伝熱部材380の熱伝導率をより向上させることができるため好ましい。
Specifically, an
本実施形態において、伝熱部材380の断面積は、電子部品300bとほぼ同一の断面積を有する大きさに形成されている場合を例示して説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。伝熱部材380の断面積は、電子部品300bより小さい断面積であってもよい。但し、伝熱部材380の表面積(断面積)が大きい程、伝熱量が増え放熱効果が優れるため好ましい。
In the present embodiment, the case where the cross-sectional area of the
その他の構成は、撮像ユニット1と基本的に同一である。
Other configurations are basically the same as those of the
そして、撮像ユニット200は、車両のフロントガラスFに設置する状態で、撮像ユニット200のフロントガラスFに対向する面(図9の上面17a)が、太陽光の受光面となるように配置する。なお、撮像ユニット200のフロントガラスFへの設置は、筐体15の上面(第1の筐体15a)が車体の外側を向き、筐体15の下面(第2の筐体15b)が車内に向いていれば、特に限定しない。例えば、撮像ユニット200をフロントガラスFの近傍(例えば、ルームミラー付近)に設置してもよい。或いは、フロントガラスF側に筐体15の上面(第1の筐体15a)が接触するように設置してもよい。
Then, the
<撮像ユニット200の伝熱構造>
本実施形態に係る撮像ユニット200の伝熱構造について図10を参照しながら説明する。なお、図10において、細線の矢印は太陽光の向きを示し、太線の矢印は熱の移動方向を示し、白抜きの矢印は放熱方向を示す。
<Heat transfer structure of
The heat transfer structure of the
撮像ユニット200の筐体15の各面には表面処理が施されている。筐体15の各面に施されている表面処理について、図10を参照しながら説明する。
Surface treatment is applied to each surface of the
筐体15の側面17bと下面17cには高輻射による表面処理が施されている。効率よく輻射を行うことができる。高輻射による表面処理は、例えば、アルマイト処理によって行う。筐体15の側面17bと下面17cを高輻射材料によって形成してもよいし、これら側面17bと下面17cに高輻射塗料を塗布してもよい。
The
筐体15の裏面17dには低輻射による表面処理が施されている。低輻射による表面処理は、例えば、金属材料に素地研磨をするによって行う。筐体15の裏面17dに低輻射塗料を塗布してもよい。なお、筐体15の上面17aにも低輻射による表面処理が施されている。筐体15の上面17aには日射透過率の低い表面処理が施されていてもよい。
The
すなわち、車両のフロントガラスFに設置された状態で、フロントガラスFに対向する面(上面17a)に、太陽光吸収率を低くする表面処理が施されることになる。そして、フロントガラスFに対向する面以外の面(側面17bと下面17c)には、輻射率を高くする表面処理が施される。
That is, in the state of being installed on the windshield F of the vehicle, the surface (
ここで、筐体15の側面17bと下面17cに高輻射による表面処理を施すのは、伝熱部材380を通じて、電子部品300bから筐体15に伝導した熱を、筐体15の側面17bと下面17c側から放出し易くするためである。
Here, the surface treatment of the
また、筐体15の裏面17dに低輻射による表面処理を施すのは、電子部品300bから筐体15に伝導した熱が筐体15の内部に逃げないようにするためである。
Further, the reason why the
さらに、本実施形態においては、筐体15の上面17aには低輻射処理が施されているため、日射(図10の細線の矢印参照)による筐体15への受熱を低減させることができる。日射による受熱を抑えるためには、筐体15の上面17aに太陽光吸収率の低い表面処理を施すのが好ましい。例えば、筐体15の上面17aに白ペイントを塗布するのが好ましい。太陽光吸収率を低くすると共に輻射率を低くすることができる。
Further, in the present embodiment, since the
撮像ユニット200は上記構成を有することから、電子部品300bが発する熱は、まず、伝熱部材380に伝導される。次いで、伝熱部材380に伝導された熱は、低輻射による表面処理が施されている筐体15の裏面17dから高輻射による表面処理が施されている筐体15の側面17bと下面17cに伝導される(図10の太線の矢印参照)。これによって、電子部品300bが発する熱は、筐体15の外部に放出される(図10の白抜きの矢印参照)。
Since the
このとき、筐体15の裏面17dには低輻射による表面処理が施されているため、伝熱部材380から筐体15に伝導された熱が筐体15の内部に逃げることはない。そのため、筐体15の内部に熱がこもり電子部品300b周辺の温度が急上昇することはない。さらに、筐体15の上面17aにも低輻射による表面処理が施されているため、日射(図10の細線の矢印参照)による筐体15への受熱を低減させることができ、電子部品300b周辺の温度の上昇を更に抑えることができる。
At this time, since the
このように、撮像ユニット200によれば、筐体15内部の熱を、熱容量が小さい筐体15の内部から、熱容量が大きい筐体15の外部に、効率的に放熱させることができる。
As described above, according to the
<まとめ>
第1乃至第4の実施形態において、撮像ユニットには伝熱部材38a、38bが備えられている。
<Summary>
In the first to fourth embodiments, the image pickup unit is provided with
より詳細に説明すると、伝熱部材38aは、第1の筐体15aに接するように設けられている。具体的には、伝熱部材38aは、単眼カメラ11と単眼カメラ12との間に亘って、筐体15に接するように設けられている(図1のハッチング部S1参照)。伝熱部材38aが接する対象を第1の筐体15aとすることで、より広い面積の面接触が可能となるため、第1の筐体15aの熱を効果的に外部に伝熱させることができる。
More specifically, the
伝熱部材38bは、第2の筐体15bに接するように設けられている。なお、伝熱部材38bが第2の筐体15bと接している範囲は、裏面において画像処理基板30aが第2の筐体15bと接している部分(図1のS2部参照)のうち一部分であってもよいし、全部であってもよい。或いは、画像処理基板30aが第2の筐体15bと接している全部より広くてもよい。
The
そして、撮像素子基板22a及び画像処理基板30aは、筐体15等、別部材を介して、伝熱部材38a、38bと接するように設けられていてもよい。伝熱部材38a、38bが接する対象を筐体15とすることで、より広い面積の面接触が可能となるため、筐体15の熱を効果的に外部に伝熱させることができる。
The
なお、図6(A)、(B)に示すように、撮像素子基板22a及び画像処理基板30aを、直接、伝熱部材38a、38bと接するような構成としてもよい。撮像素子基板22a及び画像処理基板30aの熱を、筐体15等、別部材を介することなく、直接、伝熱部材38a、38bに伝導されることになるため、効果的に伝熱を行うことができる。
As shown in FIGS. 6A and 6B, the
第1乃至第4の実施形態によれば、伝熱部材38a、38bは、撮像ユニット200がフロントガラスF(被設置部材)に設置された状態で、フロントガラスFに接触するように設けられる。
According to the first to fourth embodiments, the
そして、第1、第3、第4の実施形態は、撮像素子22b、撮像素子基板22a、ホルダ31、筐体15(第1の筐体15a)、伝熱部材38a(又は、カバー150a)、フロントガラスF(又は、保持フレーム)の順に伝導される第1の伝熱経路を有する。また、第1、第3、第4の実施形態は、電子部品30b、画像処理基板30a、筐体15(第2の筐体15b)、伝熱部材38b・ブラケット16・伝熱部材38a(又は、カバー150a)、フロントガラスFの順に伝導される第2の伝熱経路を有する。
In the first, third, and fourth embodiments, the
更に、第2の実施形態によれば、撮像素子22b、撮像素子基板22a、伝熱部材38a、フロントガラスFの順に伝導される第3の伝熱経路と、電子部品30b、画像処理基板30a、伝熱部材38bの順に伝導される第4の伝熱経路を有する。撮像素子基板22a及び画像処理基板30aの熱を、筐体15を介することなく、直接、伝熱部材38a、38bに伝導させることができるため、効果的に伝熱を行うことができる。
Further, according to the second embodiment, the third heat transfer path conducted in the order of the
そのため、筐体15内部の熱を、熱容量が小さい筐体15の内部から、熱容量が大きい筐体15の外部に、効率的に伝熱させることができる。
Therefore, the heat inside the
また、第5の実施形態によれば、筐体15の裏面と電子部品300bの間に伝熱部材380を配置すると共に、筐体15の各面に輻射率、太陽光吸収率等を考慮した各種処理が施されている。
Further, according to the fifth embodiment, the
従って、上記第1乃至第5の実施形態によれば、撮像素子、電子部品から発生した熱が伝熱部材を通じて大気中に放出されるため、内部の温度上昇を抑制可能な撮像ユニットを提供することができる。これによって、温度上昇に伴う内部部品の特性低下を抑制でき、撮像ユニットの機能低下を抑制することができるため、これら内部部品の故障リスクが低減されると共に、撮像ユニットの長寿命化に繋がる。 Therefore, according to the first to fifth embodiments, the heat generated from the image pickup device and the electronic component is released into the atmosphere through the heat transfer member, so that an image pickup unit capable of suppressing an internal temperature rise is provided. be able to. As a result, deterioration of the characteristics of the internal components due to the temperature rise can be suppressed, and deterioration of the function of the imaging unit can be suppressed, so that the risk of failure of these internal components can be reduced and the life of the imaging unit can be extended.
また、上記第1乃至第5の実施形態によれば、夏季の昼間等、車内温度の上昇が著しい場合であっても、日射の影響を最小限に抑えつつ、外部への伝熱又は放熱を効率よく行うことが可能な撮像ユニットを提供することができる。 Further, according to the first to fifth embodiments, even when the temperature inside the vehicle rises significantly, such as in the daytime in summer, heat transfer or heat dissipation to the outside is performed while minimizing the influence of solar radiation. It is possible to provide an imaging unit that can be efficiently performed.
また、上記第1乃至第5の実施形態によれば、撮像素子等内部部品の発熱を、部材の特性を利用した伝熱経路を形成することによって、大気中に効率よく放出させることができる。そのため、ヒートシンクやファン等の放熱部品や日除け等の構造が不要となり、撮像ユニットの小型化、軽量化を実現できる。 Further, according to the first to fifth embodiments, the heat generated by the internal parts such as the image sensor can be efficiently released into the atmosphere by forming a heat transfer path utilizing the characteristics of the members. Therefore, heat dissipation parts such as a heat sink and a fan and a structure such as a sunshade are not required, and the image pickup unit can be made smaller and lighter.
更に、上記第1乃至第5の実施形態によれば、今後、システムの高速化やステレオカメラの小型化の技術が更に進展された場合であっても、筐体の内部に熱がこもり、撮像ユニットの特性が低下することもない。 Further, according to the first to fifth embodiments, even if the technology for increasing the speed of the system or reducing the size of the stereo camera is further advanced in the future, heat is trapped inside the housing and the image is captured. The characteristics of the unit do not deteriorate.
なお、上記各実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。 The present invention is not limited to the configurations shown here, such as combinations with other elements in the configurations and the like described in each of the above embodiments. These points can be changed without departing from the gist of the present invention, and can be appropriately determined according to the application form thereof.
1、100、200 撮像ユニット
11、12 単眼カメラ(撮像装置の一例)
15 筐体
15a 第1の筐体
15b 第2の筐体
16 設置部材(ブラケット)
16a 取付け部
22a 撮像素子基板(回路基板の一例)
22b 撮像素子
30a、300a 画像処理基板(回路基板の一例)
30b、300b 電子部品
38a、38b、380 伝熱部材
F フロントガラス(被設置部材の一例)
1,100,200
15
30b, 300b
Claims (5)
前記複数の撮像装置を保持する筐体と、
回路基板と、を有する撮像ユニットであって、
前記筐体と接して設けられる伝熱部材を備え、
前記伝熱部材は前記筐体の熱伝導率より大きい熱伝導率を有し、撮像ユニットの被設置部材に対する取付け部を備え、
前記回路基板は、前記伝熱部材を介して前記筐体と接して設けられ、
前記被設置部材は車両のフロントガラスであり、
前記筐体は、
前記フロントガラスに設置された状態で、前記フロントガラスに対向する面に、太陽光吸収率を低くする表面処理が施され、
前記フロントガラスに設置された状態で、前記フロントガラスに対向する面以外の面に、輻射率を高くする表面処理が施され、
裏面に、輻射率を低くする表面処理が施されていることを特徴とする撮像ユニット。 With multiple imaging devices
A housing that holds the plurality of image pickup devices and
An imaging unit having a circuit board and
A heat transfer member provided in contact with the housing is provided.
The heat transfer member has a thermal conductivity higher than that of the housing , and includes a mounting portion for the member to be installed of the imaging unit.
The circuit board is provided in contact with the housing via the heat transfer member.
The installed member is the windshield of the vehicle.
The housing is
While installed on the windshield, the surface facing the windshield is surface-treated to reduce the sunlight absorption rate.
In the state of being installed on the windshield, a surface treatment for increasing the emissivity is applied to a surface other than the surface facing the windshield.
An imaging unit characterized in that the back surface is surface-treated to reduce the emissivity.
前記筐体と接している領域において、前記筐体に対して締結部材により取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。 The circuit board
The imaging unit according to claim 1, wherein the imaging unit is attached to the housing by a fastening member in a region in contact with the housing.
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