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JP6896392B2 - 飲食物提供サービス支援システム - Google Patents

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Description

この発明は飲食物提供サービス支援システムに関する。特に、飲食店に来店したユーザを、当該飲食店のサービス提供者が、前記来店した前記ユーザの性別を考慮して男女相席になるように前記飲食店内のテーブル席に案内して飲食物提供サービスを行う飲食物提供サービス支援システムに関する。
飲食店などにおける来店客へのサービス向上などを目的としてネットワークに接続可能なコンピュータや携帯端末、等とネットワークとを使用してサービス支援を図るシステムは従来から種々提案されている。例えば、特許文献1、2、3、4、5など。
特開2007−219748号公報 特開2014−106559号公報 特開2015−222599号公報 特開2016−21044号公報 特開2016−58091号公報
この発明は、飲食店に来店したユーザを、当該飲食店のサービス提供者が、前記来店した前記ユーザの性別を考慮して男女相席になるように前記飲食店内のテーブル席に案内して飲食物提供サービスを行う飲食物提供サービス支援システムを提供することを目的にしている。
[1]
飲食店に来店したユーザを、当該飲食店のサービス提供者が、前記来店した前記ユーザの性別を考慮して男女相席になるように前記飲食店内のテーブル席に案内して飲食物提供サービスを行う飲食物提供サービス支援システムであって、
前記飲食店の各テーブルに着席しているユーザに対して配布されるサービス開始時刻特定手段から取得できるサービス開始時刻から当該飲食店のレジカウンターで料金精算する時刻までの時間の長さ及び、前記テーブル席でサービス提供を受けて当該サービス開始時刻特定手段を前記レジカウンターに持参した男性ユーザの人数に応じて請求金額を算出する料金計算手段を有する飲食店端末
が前記飲食店に配備されている飲食物提供サービス支援システム。
前記飲食店には、前記ユーザが同席相手の交換希望を前記サービス提供者に伝える席替えカードが配備されてもよい。
[2]
前記飲食店に配備されている飲食店端末がネットワークを介してサービス提供サーバと接続可能になっており、
前記サービス提供サーバは、前記飲食店内の前記テーブル席で相席になる前記ユーザに対して提供されるサービス用のアプリケーションプログラムを、前記ユーザが使用しているユーザ端末に対して、前記ネットワークを介して送出するアプリケーションプログラム送出処理部を備えている[1]の飲食物提供サービス支援システム。
[3]
前記サービス提供サーバは、前記ユーザ端末から取得した当該ユーザ端末を使用している前記ユーザのプロフィール情報であるユーザプロフィール情報を、前記ユーザ端末を使用している前記ユーザを特定するユーザIDに関連付けて記録しておくユーザ情報記録処理部を備えている[2]の飲食物提供サービス支援システム。前記ユーザプロフィール情報は、個人を特定する個人情報を含まなくすることが可能である。
[4]
前記サービス提供サーバは、前記ユーザ端末から取得した特定の前記ユーザの前記ユーザプロフィール情報を要求するユーザプロフィール情報提供要求に応じて、当該特定のユーザのユーザプロフィール情報を前記要求を行ってきた前記ユーザ端末に対して送出するユーザプロフィール情報提供処理部を備えている[3]の飲食物提供サービス支援システム。
[5]
前記飲食店端末は、前記飲食店における前記テーブル席の空席情報を前記サービス提供サーバに対して前記ネットワークを介して送出する店舗空席情報送出処理手段をさらに備え
前記サービス提供サーバは、
前記飲食店端末の前記店舗空席情報送出処理手段から取得した前記飲食店におけるテーブル席の空席情報を情報更新・登録する店舗空席情報更新・登録処理部と、
前記ユーザ端末から取得した店舗空席情報提供要求に応じて、店舗空席情報を、当該店舗空席情報提供要求を送出してきた前記ユーザ端末に対して送出する店舗空席情報提供処理部を備えている[4]の飲食物提供サービス支援システム。
[6]
前記飲食店端末は、前記ユーザ端末を使用している前記ユーザを特定する情報及び、前記ユーザの入店日時情報を前記飲食店を特定する情報とともに、ネットワークを介して前記サービス提供サーバに送出するユーザ利用情報送出処理手段を備える[1]乃至[5]のいずれかの飲食物提供サービス支援システム。
[7]
前記サービス提供サーバは、前記ユーザを特定する情報、前記ユーザの入店日時情報及び前記飲食店を特定する情報を含むユーザ利用情報に基づいて、当該ユーザ利用情報に係る前記ユーザが利用した前記飲食店がそれぞれ設定しているサービスポイント付与基準に基づき、当該ユーザ利用情報に係る前記ユーザに対して付与するサービスポイントを算出するサービスポイント算出処理部を備えている[6]の飲食物提供サービス支援システム。
この発明は、飲食店に来店したユーザを、当該飲食店のサービス提供者が、前記来店した前記ユーザの性別を考慮して男女相席になるように前記飲食店内のテーブル席に案内して飲食物提供サービスを行う飲食物提供サービス支援システムを提供することを目的にしている。
本発明の一実施形態に係る飲食物提供サービス支援システムが実行されるシステム構成の一例を説明する概念図。 本発明の一実施形態に係る飲食物提供サービス支援システムにおける飲食店端末の構成概要を説明する図。 本発明の一実施形態に係る飲食物提供サービス支援システムにおけるサービス提供サーバの構成概要を説明する図。 本発明の一実施形態に係る飲食物提供サービス支援システムの下で実行されるサービスの一例における処理フロー説明する図。 本発明の一実施形態に係る飲食物提供サービス支援システムの下で実行されるサービスの一例における他の処理フロー説明する図。 本発明の一実施形態に係る飲食物提供サービス支援システムの下で実行されるサービスの一例における更に他の処理フロー説明する図。
この実施形態の飲食物提供サービス支援システム1は、飲食店2a、2b、2c、2d、・・・・に来店したユーザ6a、6b、6c、6d、・・・を、当該飲食店2a、等のサービス提供者(店舗スタッフ)が、前記来店した前記ユーザ6a、等の性別を考慮して男女相席になるように前記飲食店内のテーブル席に案内して飲食物提供サービスを行うものである。
以下、本明細書、図面中において、飲食店2a、2b、2c、2d、・・・・を総称して「飲食店2」、ユーザ6a、6b、6c、6d、・・・を総称して「ユーザ6」と表示することがある。
飲食店2a、2b、2c、2d、・・・・にはそれぞれ飲食店端末3a、3b、3c、3d、・・・・が配備されている。各飲食店2a、等の従業員などが使用する飲食店端末3a、等、例えば、各飲食店2a、等にそれぞれ配備されている飲食店端末3a、・・が前述したこの実施形態における、各飲食店2a、等にはそれぞれ配備されている飲食店端末3a、等になる。
以下、本明細書、図面中において、飲食店端末3a、3b、3c、3d、・・・・を総称して「飲食店端末3」と表示することがある。
飲食物提供サービス支援システム1は、このサービス支援システムを利用する複数の飲食店2にそれぞれ配備されている飲食店端末3と、当該複数の飲食店端末3とインターネット、等のネットワーク4を介して接続されるサーバ装置であるサービス提供サーバ5とを備えている。
各飲食店2に備えられている、例えば、各飲食店2の従業員などが使用する飲食店端末3は、それぞれ、以下に説明する機能・処理を実行する料金計算手段8、店舗空席情報送出処理手段9、ユーザ利用情報送出処理手段10を備えている。
料金計算手段8は、飲食店2の各テーブル席に着席しているユーザ6に対して配布されるサービス開始時刻特定手段(例えば、伝票番)から取得できるサービス開始時刻から当該飲食店2のレジカウンターで料金精算する時刻までの時間の長さ及び、前記テーブル席でサービス提供を受けて当該サービス開始時刻特定手段を前記レジカウンターに持参した男性ユーザの人数に応じて請求金額を算出する処理を行う。
料金計算手段8は、飲食店2に一般的に配備されている料金精算用のレジスターに備えられている構成にすることもできる。
店舗空席情報送出処理手段9は、飲食店2におけるテーブル席の空席情報をサービス提供サーバ5に対してネットワーク4を介して送出する処理を行う。
例えば、飲食店2の従業員、等が、毎日の飲食店開店後、一時間ごと、等の所定の時刻に、テーブル席の空席情報を店舗空席情報送出処理手段9に入力し、ネットワーク4を介してサービス提供サーバ5へ送出する。
ユーザ利用情報送出処理手段10は、飲食店2に入店したユーザ6が所持しているユーザ端末7a、7b、7c、7d、・・・・との間でのブルートゥース(登録商標)などの無線通信により取得した前記ユーザ端末7a、7b、7c、7d、・・・・を使用している前記ユーザ6を特定する情報(例えば、当該ユーザ6のユーザID)及び、前記ユーザ6の入店日時情報を、前記飲食店2を特定する情報とともに、ネットワーク4を介してサービス提供サーバ5に送出する処理を行う。
飲食店端末3は、実装しているWebブラウザによりインターネット、等のネットワーク4を介してサービス提供サーバ5にアクセスし、Webブラウザ上でWebコンテンツを閲覧したり、所望のデータファイルをダウンロード、等して情報交換することができる形態にすることができる。また、更に、ブルートゥース(登録商標)方式などによる近距離無線通信機能を有する形態にすることができる。
飲食店端末3としては、スマートフォン(Smart Phone)、携帯電話、タブレットPC(Personal Computer)、ノート型パソコン、等が用いられる。図示していないが、飲食店端末3は、オペレーティングシステムやダウンロードしたアプリケーションプログラムなどに従って、飲食店端末3の各種の機能が実現されるように制御を行うCPU、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムなどを記憶し、また、CPUが各制御のための処理を実行する上で必要なデータを記憶する記憶部としてのROM、CPUが処理を実行する上で必要なデータを記憶し、CPUによって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用されるRAMやハードディスク、無線通信インターフェース、ユーザインターフェースなどを備えていて、これらが必要なバスラインで接続されている端末装置である。
上述した飲食店端末3の料金計算手段8、店舗空席情報送出処理手段9、ユーザ利用情報送出処理手段10が行う上述した処理動作は、飲食店端末3あるいは、飲食店2に備えられているレジスターなどに配備されているCPU、RAM、ROMなどがそれぞれに配備されているハードディスクなどの記憶部にインストールされている所定のコンピュータプログラムの下に処理動作を行うことで実行される。
サービス提供サーバ5は、記憶手段11、アプリケーションプログラム送出処理部12、ユーザ情報記録処理部13、ユーザプロフィール情報提供処理部14、店舗空席情報更新・登録処理部15、店舗空席情報提供処理部16、サービスポイント算出処理部17を備えていて、以下に説明する機能・処理を実行する。
アプリケーションプログラム送出処理部12は、飲食店2内のテーブル席で相席になるユーザ6に対して提供されるサービス用のアプリケーションプログラムを、ユーザ6が使用しているユーザ端末7に対して、ネットワーク4を介して送出する処理を行う。
ユーザ情報記録処理部13は、ユーザ端末7から取得した当該ユーザ端末7を使用しているユーザ6のプロフィール情報であるユーザプロフィール情報を、ユーザ端末7を使用している前記ユーザ6を特定するユーザIDに関連付けて記憶手段11のユーザ情報データベース11aに記録しておく処理を行う。
なお、以下、「データベース」をただ単にDBと表すことがある。
ユーザプロフィール情報提供処理部14は、ユーザ端末7から取得した特定のユーザ6のユーザプロフィール情報を要求するユーザプロフィール情報提供要求に応じて、当該特定のユーザ6のユーザプロフィール情報を前記要求を行ってきたユーザ端末7に対して送出する処理を行う。
店舗空席情報更新・登録処理部15は、飲食店2の店舗空席情報送出処理手段9から取得した飲食店2におけるテーブル席の空席情報を記憶手段11の店舗情報DB11bに情報更新・登録する処理を行う。
店舗空席情報提供処理部16は、ユーザ端末7から取得した店舗空席情報提供要求に応じて、店舗空席情報を、当該店舗空席情報提供要求を送出してきたユーザ端末7に対して送出する処理を行う。
サービスポイント算出処理部17は、飲食店2のユーザ利用情報送出処理手段10から取得したユーザ利用情報に基づいて、当該ユーザ利用情報に係るユーザ6が利用した飲食店2がそれぞれ設定しているサービスポイント付与基準に基づき、当該ユーザ利用情報に係るユーザ6に対して付与するサービスポイントを算出する処理を行う。
ここでのユーザ利用情報は、上述したように、ユーザ端末7を使用しているユーザ6を特定する情報(例えばユーザID)、当該ユーザ6の入店日時情報及び、飲食店2を特定する情報にすることができる。
サービス提供サーバ5は、このサービス支援システムを提供する者がインターネットなどのネットワーク4に接続しているコンピュータなどによって構成される。サービス提供サーバ5は、例えば、Apache HTTP Serverなどの、いわゆるWebサーバプログラムを実行し、ウェブページのデータを提供する機能を備えている。
サービス提供サーバ5も、上述した飲食店端末3と同様に、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムなどに従って、サービス提供サーバ5の各種の機能が実現されるように制御を行うCPU、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムなどを記憶し、また、CPUが各制御のための処理を実行する上で必要なデータを記憶する記憶部としてのROM、CPUが処理を実行する上で必要なデータを記憶し、CPUによって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用されるハードディスクや、RAM、無線通信インターフェース、ユーザインターフェースなどを備えていて、これらが必要なバスラインで接続されている端末装置である。
上述したサービス提供サーバ5のアプリケーションプログラム送出処理部12、ユーザ情報記録処理部13、ユーザプロフィール情報提供処理部14、店舗空席情報更新・登録処理部15、店舗空席情報提供処理部16、サービスポイント算出処理部17などが行う上述した処理動作は、サービス提供サーバ5に配備されているCPU、RAM、ROMなどがそれぞれに配備されているハードディスクなどの記憶部にインストールされている所定のコンピュータプログラムの下に処理動作を行うことで実行される。
飲食店2に入店したユーザ6が所持しているユーザ端末7a、7b、7c、7d、・・・・としては、スマートフォン(Smart Phone)、携帯電話、タブレットPC(Personal Computer)、ノート型パソコン、等が用いられる。実装しているWebブラウザによりインターネット、等のネットワーク4を介してサービス提供サーバ5にアクセスし、Webブラウザ上でWebコンテンツを閲覧したり、所望のデータファイルをダウンロード、等して情報交換することができ、更に、ブルートゥース(登録商標)方式などによる近距離無線通信機能を有する実施形態にすることができる。
なお、以下、本明細書、図面中において、ユーザ端末7a、7b、7c、7d、・・・・を総称して「ユーザ端末7」と表すことがある。
図示していないが、ユーザ端末7は、飲食店端末3と同様に、オペレーティングシステムやダウンロードしたアプリケーションプログラムなどに従って、ダウンロードしたアプリケーションプログラムに基づく各種の機能が実現されるように制御を行うCPU、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムなどを記憶し、また、CPUが各制御のための処理を実行する上で必要なデータを記憶する記憶部としてのROM、CPUが処理を実行する上で必要なデータを記憶し、CPUによって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用されるRAM、無線通信インターフェース、液晶表示部などの表示、入力手段となるユーザインターフェースなどを備えていて、これらが必要なバスラインで接続されている端末装置である。なお、更に、フラッシュメモリを備えていて、ここに、CPUが各種の処理を行う上で使用するデータや、CPUでの処理によって生成されたデータが保存し、必要ならば、フラッシュメモリがROM及びRAMとしての機能を備えていて、ROM、RAMが省略されている端末にすることもできる。
以下、この実施形態の飲食物提供サービス支援システムの下で実行されるサービスの一例について説明する。
(飲食店へのユーザの来店)
この実施形態の飲食物提供サービス支援システム1の下でサービスを提供している飲食店2(例えば、居酒屋)は、来店したお客様(ユーザ6)を、当該お客様(ユーザ6)の性別を考慮して男女相席になるように飲食店内のテーブル席に案内して飲食物提供サービスを行う飲食店であることを説明・宣伝するのぼり(看板)などを付けた飲食店スタッフを店舗の入り口に配置している。
店舗スタッフは来店したお客様(すなわち、ユーザ6)に「人数」、「ご来店されたきっかけ」などをうかがう。
その後、店舗内のテーブル席に案内し、飲食物提供サービス支援システムの説明を行う。
なお、既に、この実施形態の飲食物提供サービス支援システム1の下でのサービス提供を受けたことのあるお客様(ユーザ6)の場合、この説明は省略することがある。
この実施形態の飲食物提供サービス支援システム1の下でのサービス提供を始めて受けるお客様(ユーザ6)に対しては、サービス提供サーバ5にネットワーク4を介してアクセスし、この実施形態の飲食物提供サービス支援システム1の下でのサービス提供を受けることに用いられるアプリケーションプログラム(以下、この明細書において「相席屋公式アプリ」という)を、当該お客様(ユーザ6)が使用しているユーザ端末7にダウンロードするように促す。
お客様(ユーザ6)は相席屋公式アプリを使用しているユーザ端末7にダウンロードし(S101〜S103)、相席屋公式アプリにしたがって、当該お客様(ユーザ6)を特定する情報(例えば、ハンドルネーム)や、趣味などに関する情報であって、いわゆる個人情報を含まないもの(ユーザプロフィール情報)を入力する(S104)。
そして、以降、登録されているユーザとしてサービス提供サーバ5にログインするための必要な情報(例えば、パスワードや、当該お客様(ユーザ6)を特定する情報(例えば、ハンドルネームや、ユーザIDなど))を設定する。
サービス提供サーバ5では、ユーザ情報記録処理部13が、入力された当該お客様(ユーザ6)を特定する情報(例えば、ハンドルネームや、ユーザIDなど)や、パスワード、趣味などに関する情報(ユーザプロフィール情報)を、当該お客様(ユーザ6)を識別する情報(例えば、ハンドルネームや、ユーザIDなど)に関連付けて、記憶手段11のユーザ情報DB11aに登録する(S105)。
この際、サービス提供サーバ5では、ユーザ情報記録処理部13が、ユーザ端末7から取得した当該ユーザ端末7を使用しているユーザ6のプロフィール情報であるユーザプロフィール情報を、当該ユーザ端末7を使用しているユーザ6を特定するユーザIDに関連付けて記憶手段11のユーザ情報DB11aに記録する処理を行う。
相席屋公式アプリのダウンロードおよび所定の情報入力が完了したお客様(ユーザ6)や、既に、この実施形態の飲食物提供サービス支援システム1の下でのサービス提供を受けたことのあるお客様(ユーザ6)については、店内のテーブル席の空き状況を確認して、男女相席になるように、店舗スタッフが店内のテーブル席に案内する。
なお、この際、男女相席となるテーブル席がない場合には、店舗内の他の席でお客様(ユーザ6)にお待ちいただく。
男女相席となるテーブル席にお客様(ユーザ6)を案内した後は、当該テーブル席で店舗スタッフから乾杯を促し、前述した相席屋公式アプリを立ち上げて、ユーザプロフィール情報の交換を行うように促す。
テーブル席で男女が相席になったお客様(ユーザ6)は、店舗スタッフの勧めで行った前述のユーザプロフィール情報交換の際に、相席屋公式アプリを用いて、サービス提供サーバ5にログインし、相席になった人のユーザプロフィール情報を取得する。例えば、相席になったユーザ6は、お互いに相席屋公式アプリを開いて、指示に従って、例えば、GPSを設定し、画面に表示された「プロフィール交換」を選択して、ライン(登録商標)等のSNS(Social Networking Service)やQRコード(登録商標)にて交換する、等によって、相席になったユーザ6のユーザプロフィール情報を取得する。
この際、サービス提供サーバ5では、ユーザプロフィール情報提供処理部14が、ユーザ端末7から取得した特定のユーザ6のユーザプロフィール情報を要求するユーザプロフィール情報提供要求に応じて、当該特定のユーザ6のユーザプロフィール情報を、要求を行ってきたユーザ端末6に対して送出する処理を行う(S106〜S108)。
引き続き、店舗スタッフは、相席となったお客様に乾杯をうながし、乾杯後、お客様(ユーザ6)に対して、相席開始を伝え、当該テーブル席に着席しているお客様(ユーザ6)に対して配布されるサービス開始時刻特定手段(例えば、伝票番)に相席開始時間を記載する。
上述したように、この実施形態では、テーブル席で男女が相席になったお客様(ユーザ6)は、相席屋公式アプリを用いて、互いのプロフィールを知ることができ、相席となったテーブルでの会話のきっかけにすることができる。
(飲食店からユーザが退店する際に行う費用算出)
相席となったテーブルでの飲食が終了し、飲食店を出るときには、ユーザ6は、相席開始の際に配布を受けた、サービス開始時刻特定手段(例えば、伝票番)をレジカウンターに持参する。
レジカウンターでは、料金計算手段8が、サービス開始時刻特定手段(例えば、伝票番)から取得できるサービス開始時刻からレジカウンターで料金精算する時刻までの時間の長さ及び、前記テーブル席でサービス提供を受けて当該サービス開始時刻特定手段(例えば、伝票番)をレジカウンターに持参した男性ユーザ6の人数に応じて請求金額を算出する処理が行われる。
これによって、一つのテーブルで男女相席で飲食を行っていても、請求金額算出は当該テーブルに座っていた男性ユーザ6に対してのみ請求される。
なお、料金計算手段8が、サービス開始時刻特定手段(例えば、伝票番)から取得できるサービス開始時刻からレジカウンターで料金精算する時刻までの時間の長さに基づく請求金額を算出するにあたって、例えば、サービス開始から所定の時間経過するまでを基本料金(例えば、平日:30分まで1500円/男性ユーザ一人、金曜・土曜・国民の祝日の前日:30分まで1800円/男性ユーザ一人)とし、当該所定時間経過後は、所定の時間間隔ごとに請求料金を加算する(例えば、平日:30分以降10分ごとに500円/男性ユーザ一人)とし、金曜・土曜・国民の祝日の前日:30分以降10分ごとに600円/男性ユーザ一人)請求金額算出にすることができる。
料金計算手段8が、上述したようにして、時間と、男性ユーザの人数のみに基づいて請求金額算出することから、相席のテーブル席に座ったユーザ6が喫食した料理については費用請求しないシステムにすることができる。また、相席のテーブル席に座ったユーザ6が飲んだ飲み物についても費用請求しないシステムにすることができる。
この実施形態のシステムを採用している飲食店2では、「お料理食べ放題」形式や、飲食店2内のブッフェ台に料理を多数(例えば、10種類以上)供しておきユーザ6にご自由にとっていただく「ブッフェバイキング」形式や、飲食店2内のブッフェ台に料理を複数(例えば、5種類程度)供してユーザ6にご自由にとっていただくようにしているがブッフェ台にスペースが少ない等の事情でブッフェ台に料理を多く置けないことからオーダーで店舗スタッフにも頼んでいただいて料理を提供する「セミバイキング」形式や、全ての料理を店舗スタッフに注文して頂く「オーダーバイキング」など、種々の料理提供形式を採用可能である。
いずれにしても、料金計算手段8が、上述したように、時間と、男性ユーザの人数のみに基づいて請求金額算出することから、相席のテーブル席に座ったユーザ6が喫食した料理や、飲んだ飲み物については費用請求しないシステムにすることができる。すなわち、上述したいずれの形式でユーザ6に対して料理を提供する場合であっても、飲食店2内で相席のテーブル席に座ったユーザ6が喫食した料理や飲み物については費用請求しない実施形態にすることができる。
なお、上述した請求金額算出に含まれない有料の料理などの飲食物をユーザ6が注文し、それを提供した場合には、その旨をサービス開始時刻特定手段(例えば、伝票番)に記録しておき、費用請求する実施形態にすることができる。
(相席開始までの待ち時間)
ユーザ6が飲食店2に来店された際に男女相席できるテーブルを直ちに調整することができない場合には、カウンター席などのような相席にならない席でユーザ6にお待ちいただくことになる。
この場合、お待ちいただいているユーザ6が女性である場合、上述したように、最終的な費用請求は男性ユーザに対してのみ発生するので、女性ユーザ6は待ち時間の間、自由に、飲食することができる。
お待ちいただいているユーザ6が男性である場合、上述したように、最終的な費用請求は男性ユーザに対して発生する。上述したように、この実施形態では、時間と、男性ユーザの人数のみに基づいて請求金額算出することにして、相席のテーブル席に座ったユーザ6が喫食した料理、飲んだ飲み物については費用請求しないシステムにすることができるが、待ち時間の間に男性ユーザが飲んだ飲み物に関しては、500円/一品、等の定額制にして、上述したサービス開始時刻特定手段(例えば、伝票番)に記録しておき、お帰りの際のレジカウンターで費用請求する実施形態にすることができる。
(テーブル席での相席相手の交換)
上述したように、男女相席でのテーブルで飲食、会話が始まった後、ユーザ6が相席相手の変更を希望することが可能である。
この場合には、店舗スタッフにその旨を伝える、あるいは、飲食店2のトイレなどの所定の場所にあらかじめ配置されている「同席相手の交換を希望する」ことを示す手段(例えば、「席替えカード」)などを利用し、これを店舗スタッフに渡して、相席相手の変更を希望することができる。
店舗スタッフは、このような意思表示を相席しているユーザ6から受けた場合には、当該ユーザ6が座っているテーブルの他のユーザ6への説明を行うと共に、他のテーブルでの相席相手交換の可能性を探り、必要な説明を他のテーブルのユーザ6、等へも行って、席替えを行って、新しいユーザ6の組み合わせのテーブル席を整える。
この際、席替えが行われた、新しいユーザ6の組み合わせテーブルでも、店舗スタッフは、上述したようなプロフィール交換、乾杯を促し、その後、相席開始を伝える。
なお、上述したように、料金計算手段8が行う、サービス開始時刻特定手段(例えば、伝票番)から取得できるサービス開始時刻からレジカウンターで料金精算する時刻までの時間の長さに基づく請求金額算出は、サービス開始から所定の時間(30分)経過するまでの基本料金と、当該所定時間経過後の所定の時間間隔(例えば10分)ごとに加算される請求料金であるので、新しいユーザ6の組み合わせテーブルで相席開始になった時に、サービス開始時刻特定手段(例えば、伝票番)への新たな相席開始時間の記載は行わない。
(空席状況の確認)
ユーザ6が飲食店を訪問した際に男女相席できるテーブルを直ちに調整することができない場合、上述したように、カウンター席などのような相席にならない席でユーザ6にお待ちいただくことになる。
そこで、ユーザ6としては、相席状況をあらかじめ確認することができれば便利である。
また、飲食店2としても、適宜、空席状況をユーザ6に知らせることができればユーザ6の来店意欲を高めることができる。
この実施形態では、飲食店2に配備されている、あるいは飲食店2の従業員が使用する、飲食店端末3が、店舗空席情報送出処理手段9を備えている構成にすることができる。
店舗空席情報送出処理手段9は、飲食店2におけるテーブル席の空席情報をサービス提供サーバ5に対してネットワーク4を介して送出する処理を行う。
例えば、飲食店2の従業員が、飲食店2の開店後、一時間ごと、等の所定の時刻に、テーブル席の空席情報を店舗空席情報送出処理手段9に入力し、ネットワーク4を介してサービス提供サーバ5へ送出する(S201)。
サービス提供サーバ5の店舗空席情報更新・登録処理部15は、飲食店2の店舗空席情報送出処理手段9から取得した当該飲食店2におけるテーブル席の空席情報を記憶手段11の店舗情報DB11bに情報更新・登録する(S202)。
この際、空席情報は、全体の空席状況だけでなく、男性席、女性席の空席状況に分けて入力し、情報登録することができる。
この実施形態のシステムを利用しようとするユーザ6は、使用しているユーザ端末7で相席屋公式アプリを立ち上げ、画面での指示に応じて空席状況の問い合わせ(店舗空席情報提供要求)を行う(S203)。
店舗空席情報提供要求をユーザ端末7から受けたサービス提供サーバ5では、店舗空席情報提供処理部16が、ユーザ端末7から取得した店舗空席情報提供要求に応じて、店舗空席情報を、当該店舗空席情報提供要求を送出してきたユーザ端末7に対して送出する処理を行う(S204、S205)。
送出される店舗空席情報には飲食店2に関する情報(店舗の名称、店舗の所在場所など)と、当該店舗における空席状況(男性席の空席状況、女性席の空席状況)が含まれている。
ユーザ6は、店舗空席情報に表示されている飲食店2に移動することに要する時間、その時間をかけて訪問した際に相席になれる可能性などの条件から訪問する飲食店2を選択することができる。
また、必要があれば、選択した、訪問しようとする飲食店2までのルート表示などを受けることができる。
(サービスポイントの提供)
この実施形態では、飲食店2に配備されている、あるいは飲食店2の従業員が使用する、飲食店端末3は、ユーザ利用情報送出処理手段10を備えている構成にすることができる。
ユーザ利用情報送出処理手段10は、飲食店2に入店したユーザ6が所持しているユーザ端末7との間でのブルートゥース(登録商標)等による無線通信により取得したユーザ端末7を使用しているユーザ6を特定する情報(例えば、ユーザID)及び、ユーザ6の入店日時情報を、飲食店2を特定する情報とともに、ネットワーク4を介してサービス提供サーバ5に送出する(S301)。
サービス提供サーバ5のサービスポイント算出処理部7は、取得したユーザ利用情報に基づいて、当該ユーザ利用情報に係るユーザ6が利用した飲食店2がそれぞれ設定しているサービスポイント付与基準に基づき、当該ユーザ利用情報に係るユーザ6に対して付与するサービスポイントを算出する(S302)。
算出されたサービスポイントは記憶部11のユーザ情報DB11aに、当該ユーザ6を特定するユーザIDに関連付けられて記録される(S303)。
ユーザ6は使用しているユーザ端末7で相席屋公式アプリを立ち上げて自分に対して、どこの飲食店2でサービスポイントがどの程度付与されているかを確認することができる(S304〜S306)。
付与されたサービスポイントにより料金精算の際に優遇が行われる、等のサービスポイント付与形式にすることにより、ユーザ6の利用意欲を高める、等が期待される。
以上、添付図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。
1 飲食物提供サービス支援システム
2、2a、2b、2c、2d、・・・・飲食店
3、3a、3b、3c、3d、・・・・飲食店端末
4 ネットワーク
5 サービス提供サーバ
6、6a、6b、6c、6d、・・・・ユーザ
7、7a、7b、7c、7d、・・・・ユーザ端末

Claims (2)

  1. 飲食店に来店したユーザを、当該飲食店のサービス提供者が、前記来店した前記ユーザの性別を考慮して男女相席になるように前記飲食店内のテーブル席に案内して飲食物提供サービスを行う飲食物提供サービス支援システムであって、
    前記飲食店には、
    前記飲食店の各テーブルに着席しているユーザに対して配布されるサービス開始時刻特定手段から取得できるサービス開始時刻から当該飲食店のレジカウンターで料金精算する時刻までの時間の長さ及び、前記テーブル席でサービス提供を受けて当該サービス開始時刻特定手段を前記レジカウンターに持参した男性ユーザの人数に応じて請求金額を算出する料金計算手段を有する飲食店端末と、
    前記ユーザが同席相手の交換希望を前記サービス提供者に伝える席替えカードと
    が配備されており、
    記飲食店端末がネットワークを介してサービス提供サーバと接続可能になっており、
    前記サービス提供サーバは、
    前記飲食店内の前記テーブル席で相席になる前記ユーザに対して提供されるサービス用のアプリケーションプログラムを、前記ユーザが使用しているユーザ端末に対して、前記ネットワークを介して送出するアプリケーションプログラム送出処理部と、
    前記ユーザ端末から取得した当該ユーザ端末を使用している前記ユーザのプロフィール情報であるユーザプロフィール情報を、前記ユーザ端末を使用している前記ユーザを特定するユーザIDに関連付けて記録しておくユーザ情報記録処理部と、
    前記ユーザ端末から取得した特定の前記ユーザの前記ユーザプロフィール情報を要求するユーザプロフィール情報提供要求に応じて、当該特定のユーザのユーザプロフィール情報を前記要求を行ってきた前記ユーザ端末に対して送出するユーザプロフィール情報提供処理部と
    を備え、
    前記ユーザ情報記録処理部に記録される前記ユーザプロフィール情報は、個人を特定する個人情報を含まず、
    さらに、前記飲食店端末、前記ユーザ端末を使用している前記ユーザを特定する情報及び、前記ユーザの入店日時情報を前記飲食店を特定する情報とともに、ネットワークを介して前記サービス提供サーバに送出するユーザ利用情報送出処理手段を備え
    さらに、前記サービス提供サーバは、前記ユーザを特定する情報、前記ユーザの入店日時情報及び前記飲食店を特定する情報を含むユーザ利用情報に基づいて、当該ユーザ利用情報に係る前記ユーザが利用した前記飲食店がそれぞれ設定しているサービスポイント付与基準に基づき、当該ユーザ利用情報に係る前記ユーザに対して付与するサービスポイントを算出するサービスポイント算出処理部を備える
    ことを特徴とする飲食物提供サービス支援システム。
  2. 前記飲食店端末は、前記飲食店における前記テーブル席の空席情報を前記サービス提供サーバに対して前記ネットワークを介して送出する店舗空席情報送出処理手段をさらに備え
    前記サービス提供サーバは、
    前記飲食店端末の前記店舗空席情報送出処理手段から取得した前記飲食店におけるテーブル席の空席情報を情報更新・登録する店舗空席情報更新・登録処理部と、
    前記ユーザ端末から取得した店舗空席情報提供要求に応じて、店舗空席情報を、当該店舗空席情報提供要求を送出してきた前記ユーザ端末に対して送出する店舗空席情報提供処理部を備えている請求項1記載の飲食物提供サービス支援システム。
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