JP6885159B2 - Foil transfer device - Google Patents
Foil transfer device Download PDFInfo
- Publication number
- JP6885159B2 JP6885159B2 JP2017071295A JP2017071295A JP6885159B2 JP 6885159 B2 JP6885159 B2 JP 6885159B2 JP 2017071295 A JP2017071295 A JP 2017071295A JP 2017071295 A JP2017071295 A JP 2017071295A JP 6885159 B2 JP6885159 B2 JP 6885159B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- toner image
- paper
- foil
- vinyl monomer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
本発明は、箔転写装置に関する。 The present invention relates to a foil transfer device.
従来、用紙上にトナー像を形成し、トナー像に金属箔を重ね合わせ熱定着して、金属箔を転写する転写装置が知られている(下記特許文献1参照。)。
Conventionally, there is known a transfer device that forms a toner image on paper, superimposes a metal foil on the toner image, heat-fixes the toner image, and transfers the metal foil (see
しかし、上記した特許文献1に記載の転写装置では、金属箔とトナー像との接着力が不十分であり、金属箔の一部がトナー像に接着しない場合や、金属箔が経時的にトナー像から剥がれる場合がある。
However, in the transfer device described in
そこで、本開示の目的は、金属箔と第1のトナー像との接着力の向上を図ることができる箔転写装置を提供することにある。 Therefore, an object of the present disclosure is to provide a foil transfer device capable of improving the adhesive force between the metal foil and the first toner image.
本発明の箔転写装置は、第1像形成部と、箔転写部と、を備える。第1像形成部は、用紙上に第1のトナーを転写して第1のトナー像を形成する。箔転写部は、第1のトナー像に金属箔を重ね、第1のトナー像および金属箔を加熱することで第1のトナー像に金属箔を転写する。第1のトナーは、結着樹脂と、用紙と金属箔とを接着するための接着剤と、を少なくとも含有する。 The foil transfer device of the present invention includes a first image forming unit and a foil transfer unit. The first image forming unit transfers the first toner onto the paper to form the first toner image. The foil transfer unit superimposes a metal foil on the first toner image, and heats the first toner image and the metal foil to transfer the metal foil to the first toner image. The first toner contains at least a binder resin and an adhesive for adhering the paper and the metal foil.
接着剤は、3級アミノ基または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび官能基含有ビニルモノマーと共重合可能なビニルモノマーの共重合体を少なくとも含有する。 The adhesive contains at least a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group or a quaternary ammonium salt and a copolymer of a vinyl monomer copolymerizable with the functional group-containing vinyl monomer.
官能基含有ビニルモノマーが4級アンモニウム塩を含有する場合、第1のトナー中の4級アンモニウム塩の含有割合は、0.28質量%以上20.0質量%以下である。 When the functional group-containing vinyl monomer contains a quaternary ammonium salt, the content ratio of the quaternary ammonium salt in the first toner is 0.28% by mass or more and 20.0% by mass or less.
官能基含有ビニルモノマーが3級アミノ基を含有する場合、第1のトナー中の3級アミノ基の含有割合は、2.65質量%以上20.0質量%以下である。 When the functional group-containing vinyl monomer contains a tertiary amino group, the content ratio of the tertiary amino group in the first toner is 2.65% by mass or more and 20.0% by mass or less.
このような構成によれば、第1のトナーが、3級アミノ基または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび官能基含有ビニルモノマーと共重合可能なビニルモノマーの共重合体を少なくとも含有している。そして、第1のトナーに対する4級アンモニウム塩または3級アミノ基の含有割合は、上記の範囲である。 According to such a configuration, the first toner contains at least a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group or a quaternary ammonium salt and a copolymer of a vinyl monomer copolymerizable with the functional group-containing vinyl monomer. Contains. The content ratio of the quaternary ammonium salt or the tertiary amino group to the first toner is in the above range.
そのため、金属箔と第1のトナー像との接着力の向上を図ることができ、第1のトナー像に対する金属箔の接着安定性の向上を図ることができる。 Therefore, the adhesive strength between the metal foil and the first toner image can be improved, and the adhesive stability of the metal foil with respect to the first toner image can be improved.
本発明の箔転写装置によれば、金属箔と第1のトナー像との接着力の向上を図ることができる。 According to the foil transfer device of the present invention, it is possible to improve the adhesive force between the metal foil and the first toner image.
[第1実施形態]
1.画像形成装置の概略
図1を参照して、本発明の箔転写装置の第1実施形態としての画像形成装置1の概略について説明する。
[First Embodiment]
1. 1. Schematic of the image forming apparatus With reference to FIG. 1, the outline of the
画像形成装置1は、ダイレクトタンデムタイプのカラープリンタである。画像形成装置1は、本体筐体2と、給紙部3と、搬送部7と、第1像形成部6と、複数の第2像形成部4Y、4M、4Cと、露光装置5と、定着器8と、箔転写部100と、センサユニット9と、制御部10とを備える。
The
1.1 本体筐体
本体筐体2は、画像形成装置1の外装を構成する。本体筐体2は、給紙部3と、搬送部7と、第1像形成部6と、複数の第2像形成部4Y、4M、4Cと、露光装置5と、定着器8と、箔転写部100と、センサユニット9と、制御部10とを収容する。
1.1 Main body housing The
1.2 給紙部
給紙部3は、搬送部7に用紙Sを供給するように構成される。給紙部3は、給紙トレイ31と、複数の給紙ローラ32とを備える。
1.2 Paper-feeding unit The paper-
給紙トレイ31は、用紙Sを収容可能である。給紙トレイ31は、本体筐体2の下部に配置される。給紙トレイ31は、本体筐体2に対して移動可能である。
The
複数の給紙ローラ32は、給紙トレイ31に収容される用紙Sを搬送部7に供給するように構成される。
The plurality of
1.3 搬送部
搬送部7は、給紙部3から供給された用紙Sを第1方向に搬送するように構成される。つまり、搬送部7における用紙の搬送方向は、第1方向である。搬送部7は、給紙部3から供給された用紙Sを、複数の第2像形成部4C、4M、4Yおよび第1像形成部6を順次通過するように搬送する。搬送部7は、給紙トレイ31の上方に位置する。搬送部7は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73とを備える。
1.3 Transport unit The
駆動ローラ71は、搬送ベルト73を駆動するように構成される。駆動ローラ71は、搬送ベルト73を周回させるように構成される。駆動ローラ71は、第1方向において、従動ローラ72の下流側に間隔を空けて位置する。駆動ローラ71は、第2方向に延びる回転軸線について回転可能である。第2方向は、第1方向と交差する。第2方向は、好ましくは、第1方向と直交する。
The
従動ローラ72は、駆動ローラ71とともに搬送ベルト73を周回させるように構成される。従動ローラ72は、第2方向に延びる回転軸線について回転可能である。従動ローラ72は、駆動ローラ71によって周回する搬送ベルト73に従い回転する。
The driven
搬送ベルト73は、無端状のベルトである。搬送ベルト73は、駆動ローラ71および従動ローラ72に掛けられる。搬送ベルト73は、駆動ローラ71および従動ローラ72に掛けられた状態で、第1方向に延びる。搬送ベルト73は、駆動ローラ71および従動ローラ72の周りを周回する。
The
1.4 第1像形成部
第1像形成部6は、用紙S上に第1のトナーを転写して第1のトナー像を形成する。用紙Sの搬送方向(第1方向)において、第1像形成部6は、複数の第2像形成部4Y、4M、4Cよりも下流側に配置される。第1像形成部6と、複数の第2像形成部4Y、4M、4Cとは、第1方向において、互いに間隔を空けて並ぶ。第1像形成部6は、第1感光ドラム61と、第1帯電器64と、第1現像ローラ62と、第1トナー収容部63と、第1転写ローラ65とを備える。
1.4 First image forming unit The first
第1感光ドラム61は、第2方向に延びる回転軸線について回転可能である。第1感光ドラム61は、第2方向に延びる。第1感光ドラム61は、搬送部7の上方に位置する。第1感光ドラム61は、搬送ベルト73の外表面と接触する。
The first
第1帯電器64は、第1感光ドラム61の周面を帯電するように構成される。第1帯電器64は、第1感光ドラム61を帯電させるための帯電バイアスが印加される。第1帯電器64は、第1感光ドラム61の周面に対して間隔を空けて位置する。
The
第1現像ローラ62は、第1感光ドラム61の周面に第1のトナーを供給するように構成される。第1現像ローラ62は、第1感光ドラム61に第1のトナーを供給するための第1バイアスが印加される。第1現像ローラ62は、第2方向に延びる。第1現像ローラ62は、第1感光ドラム61の周面に接触する。
The first developing
第1トナー収容部63は、第1現像ローラ62に供給する第1のトナーを収容可能である。第1トナー収容部63は、第1現像ローラ62に対して第1感光ドラム61の反対側に位置する。
The first
第1転写ローラ65は、第1のトナー像を、第1感光ドラム61の周面から用紙S上に転写するように構成される。第1転写ローラ65は、用紙S上に第1のトナー像を転写するための転写バイアスが印加される。第1転写ローラ65は、第2方向に延びる。第1転写ローラ65は、第1感光ドラム61に対して下方に位置する。第1転写ローラ65は、搬送ベルト73内に位置する。第1転写ローラ65と第1感光ドラム61とは、上下方向において搬送ベルト73を挟む。
The
1.5 複数の第2像形成部
複数の第2像形成部4Y、4M、4Cは、それぞれ、用紙S上に第2のトナーを供給して第2のトナー像を形成する。用紙Sの搬送方向(第1方向)において、複数の第2像形成部4Y、4M、4Cは、第1像形成部6の上流側に位置する。複数の第2像形成部4Y、4M、4Cのそれぞれは、トナー収容部に収容されるトナーを除いて同じ構造を有する。複数の第2像形成部4Y、4M、4Cのそれぞれは、第2感光ドラム41と、第2帯電器44と、第2現像ローラ42と、第2トナー収容部43と、第2転写ローラ45とを備える。
1.5 The plurality of second image forming portions The plurality of second
第2感光ドラム41は、第2方向に延びる回転軸線について回転可能である。第2感光ドラム41は、第2方向に延びる。第2感光ドラム41は、搬送部7の上方に位置する。第2感光ドラム41は、搬送ベルト73の外表面と接触する。
The second
第2帯電器44は、第2感光ドラム41の周面を帯電するように構成される。第2帯電器44は、第2感光ドラム41を帯電させるための帯電バイアスが印加される。第2帯電器44は、第2感光ドラム41の周面に対して間隔を空けて位置する。
The
第2現像ローラ42は、第2感光ドラム41の周面に第2のトナーを供給するように構成される。第2現像ローラ42は、第1バイアスと同極性であり、第2感光ドラム41にトナーを供給するための第2バイアスが印加される。第2現像ローラ42は、第2方向に延びる。第2現像ローラ42は、第2感光ドラム41の周面に接触する。
The second developing
第2トナー収容部43は、第2現像ローラ42に供給する第2のトナーを収容可能である。第2トナー収容部43は、第2現像ローラ42に対して第2感光ドラム41の反対側に位置する。
The second
第2転写ローラ45は、第2のトナー像を、第2感光ドラム41の周面から用紙S上に転写するように構成される。第2転写ローラ45は、用紙S上に第2のトナー像を転写するための転写バイアスが印加される。第2転写ローラ45は、第2方向に延びる。第2転写ローラ45は、第2感光ドラム41に対して下方に位置する。第2転写ローラ45は、搬送ベルト73内に位置する。第2転写ローラ45と第2感光ドラム41とは、上下方向において搬送ベルト73を挟む。
The
1.6 露光装置
露光装置5は、第1感光ドラム61および複数の第2感光ドラム41を露光するように構成される。露光装置5は、第1像形成部6および複数の第2像形成部4Y、4M、4Cに対して上方に位置する。第1感光ドラム61について説明すると、露光装置5は、第1帯電器64によって帯電された第1感光ドラム61の周面を露光する。これにより、第1感光ドラム61の周面に、静電潜像が形成される。その後、第1現像ローラ62によって静電潜像に第1のトナーが供給されることにより、第1感光ドラム61の周面に、第1のトナー像が形成される。同様に、第2感光ドラム41の周面には、第2のトナーが供給されて、第2のトナー像が形成される。
1.6 Exposure device The
1.7 定着器
定着器8は、トナー像が転写された用紙Sを加熱および加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させるように構成される。定着器8は、用紙Sの搬送方向(第1方向)において、第1像形成部6の下流側に間隔を空けて位置する。定着器8は、加熱ローラ81と、加圧ローラ82とを備える。加熱ローラ81は、加熱可能に構成される。加圧ローラ82は、加熱ローラ81と接触する。
1.7 Fixer The
1.8 箔転写部
箔転写部100は、第1のトナー像に金属箔を重ね、第1のトナー像および金属箔を加熱することで第1のトナー像に金属箔を転写するように構成される。箔転写部100は、用紙Sの搬送方向において、定着器8の下流側に位置する。箔転写部100は、第1リール120と、第2リール130と、第1箔転写ローラ140と、第2箔転写ローラ150とを備える。
1.8 Foil transfer unit The
第1リール120は、第1のトナー像に転写される前の箔フィルムFが巻かれている。箔フィルムFは、キャリアフィルムF1と、キャリアフィルムF1に積層される金属箔F2とを備える。第1リール120に巻かれる箔フィルムFにおいて、金属箔F2は、その金属箔が積層されるキャリアフィルムF1に対して第1リール120の反対側に位置する。
The
第2リール130は、第1のトナー像に金属箔F2が転写された後のキャリアフィルムF1を巻き取るように構成される。第2リール130は、用紙Sの搬送方向において、第1リール120に対して下流側に間隔を空けて位置する。
The
第1箔転写ローラ140および第2箔転写ローラ150は、第1箔転写ローラ140および第2箔転写ローラ150との間を通過する用紙Sに形成される第1のトナー像に、箔フィルムFの金属箔F2を重ねるように構成される。第1箔転写ローラ140および第2箔転写ローラ150は、用紙Sの搬送方向において、第1リール120と第2リール130との間に位置する。第1箔転写ローラ140は、第1リール120から第2リール130に向かう箔フィルムFが掛けられる。第1箔転写ローラ140は、重ねられた第1のトナー像および金属箔を加熱するように構成される。第1箔転写ローラ140は、加熱可能に構成される。第1箔転写ローラ140および第2箔転写ローラ150は、箔フィルムFを挟む。第1箔転写ローラ140は、箔フィルムFにおけるキャリアフィルムF1と接触する。第2箔転写ローラ150は、箔フィルムFにおける金属箔F2と接触する。
The first
1.9 センサユニット
センサユニット9は、画像形成装置1内における用紙Sの通過を検知するように構成される。センサユニット9は、給紙センサ91と、定着センサ92と、排出センサ93とを備える。
1.9 Sensor unit The
給紙センサ91は、給紙部3から搬送部7に供給される用紙Sの通過を検知するように構成される。
The
定着センサ92は、定着器8から箔転写部100に向かう用紙Sの通過を検知するように構成される。定着センサ92は、用紙Sの搬送方向において、定着器8と箔転写部100との間に位置する。
The fixing
排出センサ93は、箔転写部100から本体筐体2が有する排出口22に向かう用紙Sの通過を検知するように構成される。排出センサ93は、用紙Sの搬送方向において、箔転写部100と排出口22との間に位置する。
The
給紙センサ91、定着センサ92および排出センサ93のそれぞれは、通過する用紙Sと接触可能な非検知位置(図1仮想線参照)と、用紙Sとの接触により非検知位置から用紙Sの搬送方向の下流側に向かって倒れる検知位置(図1実線参照)との間を回動可能である。給紙センサ91、定着センサ92および排出センサ93のそれぞれは、制御部10に電気的に接続される。給紙センサ91、定着センサ92および排出センサ93のそれぞれは、検知位置に位置されたときに、制御部10に検出信号を送信する。給紙センサ91、定着センサ92および排出センサ93のそれぞれは、非検知位置に位置されたときに、制御部10に対する検出信号の送信を停止する。
Each of the
1.10 制御部
制御部10は、第1処理の一例としての箔転写処理と、第2処理の一例としての通常印刷処理とを切り替え可能に制御する。箔転写処理は、第1のトナー像および第2のトナー像のうち少なくとも第1のトナー像を用紙S上に形成し、第1のトナー像に金属箔を転写する。通常印刷処理は、第1のトナー像および第2のトナー像の少なくともいずれか一方を用紙S上に形成し、第1のトナー像に金属箔を転写しない。
1.10 Control unit The
制御部10は、図示しないが、CPUと、ROMと、RAMと、NVRAMと、特定用途向け集積回路(ASIC)とを備える。
Although not shown, the
ROMは、CPUにて実行される各種のプログラム、例えば、箔転写処理のための箔転写処理プログラム、通常印刷処理のための通常印刷処理プログラムなどを記憶する。また、ROMは、箔転写処理および通常印刷処理のそれぞれにおける、定着器8の定着温度や箔転写部100の箔転写温度などを記憶する。
The ROM stores various programs executed by the CPU, for example, a foil transfer processing program for foil transfer processing, a normal print processing program for normal print processing, and the like. Further, the ROM stores the fixing temperature of the fixing
NVRAMは、例えば、通常印刷処理において現像ローラに印加するバイアスの基準値を記憶する。 The NVRAM stores, for example, a reference value of the bias applied to the developing roller in the normal printing process.
ASICは、CPUの各種のプログラムの実行により、画像形成装置1の動作を制御するように構成される。
The ASIC is configured to control the operation of the
2.箔フィルムの詳細
箔フィルムFは、第1リール120に巻かれている。箔フィルムFは、上記したように、キャリアフィルムF1と、キャリアフィルムF1に積層される金属箔F2とを備える。
2. Details of the foil film The foil film F is wound on the
キャリアフィルムF1における金属箔F2が積層される面には、好ましくは、図示しない剥離処理層が設けられる。キャリアフィルムF1の材料として、例えば、樹脂材料などが挙げられる。 A peeling treatment layer (not shown) is preferably provided on the surface of the carrier film F1 on which the metal foil F2 is laminated. Examples of the material of the carrier film F1 include a resin material and the like.
金属箔F2は、剥離処理層に対してキャリアフィルムF1と反対側に積層される。例えば、金属蒸着により金属箔F2がキャリアフィルムF1に積層される。金属箔F2は、金属蒸着に適した、例えば、Al、Zn、Ni、Au、Ag、PtおよびCrからなる群から選択される少なくとも1種の金属原子を含有する。コストを考慮して、好ましくは、金属箔F2は、Al原子またはCr原子を含む。 The metal foil F2 is laminated on the side opposite to the carrier film F1 with respect to the peeling treatment layer. For example, the metal foil F2 is laminated on the carrier film F1 by metal vapor deposition. The metal leaf F2 contains at least one metal atom suitable for metal deposition, for example, selected from the group consisting of Al, Zn, Ni, Au, Ag, Pt and Cr. Considering the cost, preferably, the metal foil F2 contains an Al atom or a Cr atom.
金属箔F2は、例えば、上記の金属原子を含む金属を主成分として含有する。扱いやすさを考慮して、さらに好ましくは、金属箔F2は、Al単体、Al2O3、Al−Si合金およびAl−Cu合金からなる群から選択される少なくとも1種のAl含有金属からなる。金属箔F2が上記の金属原子を含有すると、第1のトナー像と金属箔F2との接着力の向上を安定して図ることができる。また、金属箔F2の厚みは、例えば、0.002μm以上0.08μm以下である。 The metal foil F2 contains, for example, the metal containing the above-mentioned metal atom as a main component. Considering ease of handling, the metal foil F2 is more preferably composed of at least one Al-containing metal selected from the group consisting of Al alone, Al 2 O 3, Al—Si alloy and Al—Cu alloy. .. When the metal foil F2 contains the above-mentioned metal atoms, it is possible to stably improve the adhesive force between the first toner image and the metal foil F2. The thickness of the metal foil F2 is, for example, 0.002 μm or more and 0.08 μm or less.
なお、金属箔F2は、着色剤を含有することもできる。金属箔F2が着色剤を含有することにより、金属箔F2の色を変えることができる。 The metal leaf F2 can also contain a colorant. Since the metal leaf F2 contains a colorant, the color of the metal leaf F2 can be changed.
3.第1のトナーの詳細
第1のトナーは、第1トナー収容部63に収容される。第1のトナーは、結着樹脂と、用紙Sと金属箔F2とを接着するための接着剤とを少なくとも含有する。
3. 3. Details of the First Toner The first toner is stored in the first
結着樹脂は、ビニルモノマーの重合体を含む。好ましくは、結着樹脂は、ビニルモノマーの重合体からなる。 The binder resin contains a polymer of vinyl monomers. Preferably, the binder resin consists of a polymer of vinyl monomers.
ビニルモノマーとして、例えば、芳香族ビニルモノマー(例えば、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレンなど)、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸の誘導体(例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボニル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリルアミドなど)、オレフィンモノマー(例えば、エチレン、プロピレン、ブチレンなど)などが挙げられる。ビニルモノマーは、単独使用または2種以上併用することができる。 Examples of vinyl monomers include aromatic vinyl monomers (eg, styrene, vinyltoluene, α-methylstyrene, etc.), (meth) acrylic acid, derivatives of (meth) acrylic acid (eg, methyl (meth) acrylic acid, (meth). ) Ethyl acrylate, propyl (meth) acrylate, butyl (meth) acrylate, 2-ethylhexyl (meth) acrylate, cyclohexyl (meth) acrylate, isobonyl (meth) acrylate, dimethylaminoethyl (meth) acrylate , (Meta) acrylamide, etc.), olefin monomers (eg, ethylene, propylene, butylene, etc.) and the like. The vinyl monomer can be used alone or in combination of two or more.
ビニルモノマーのなかでは、好ましくは、スチレンおよび(メタ)アクリル酸の誘導体の組み合わせが挙げられる。つまり、第1のトナーの結着樹脂は、好ましくは、スチレンアクリル樹脂である。 Among the vinyl monomers, a combination of a derivative of styrene and (meth) acrylic acid is preferable. That is, the binder resin of the first toner is preferably a styrene acrylic resin.
接着剤は、3級アミノ基、3級アミノ基の塩、または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび官能基含有ビニルモノマーと共重合可能なビニルモノマー(以下、共重合可能ビニルモノマーとする。)の共重合体を少なくとも含有する。好ましくは、接着剤は、官能基含有ビニルモノマーおよび官能基含有ビニルモノマーと共重合可能なビニルモノマーの共重合体からなる。 The adhesive is a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group, a tertiary amino group salt, or a quaternary ammonium salt, and a vinyl monomer copolymerizable with the functional group-containing vinyl monomer (hereinafter, copolymerizable vinyl monomer). It contains at least the copolymer of). Preferably, the adhesive comprises a functional group-containing vinyl monomer and a copolymer of a vinyl monomer copolymerizable with the functional group-containing vinyl monomer.
3級アミノ基の塩を含有する官能基含有ビニルモノマーとして、例えば、ジメチルアミノエチルメタクリレートのパラトルエンスルホン酸塩が挙げられる。4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーとして、例えば、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドのメチルクロライド塩、N,N,N−トリメチル−N−(2−メタクリルオキシエチル)アンモニウムのクロライド塩、N−ベンジル−N,N−ジメチル−N−(2−メタクリルオキシエチル)アンモニウムのクロライド塩などが挙げられる。3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーは、単独使用または2種以上併用することができる。 Examples of the functional group-containing vinyl monomer containing a salt of a tertiary amino group include paratoluenesulfonate of dimethylaminoethyl methacrylate. Examples of the functional group-containing vinyl monomer containing a quaternary ammonium salt include a methyl chloride salt of dimethylaminopropyl acrylamide, a chloride salt of N, N, N-trimethyl-N- (2-methacryloxyethyl) ammonium, and N-benzyl. Examples thereof include a chloride salt of −N, N-dimethyl-N- (2-methacryloxyethyl) ammonium. The functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt can be used alone or in combination of two or more.
3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーのなかでは、好ましくは、ジメチルアミノエチルメタクリレートのパラトルエンスルホン酸塩、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドのメチルクロライド塩が挙げられる。つまり、官能基含有ビニルモノマーは、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する場合、好ましくは、ジメチルアミノエチルメタクリレートのパラトルエンスルホン酸塩またはジメチルアミノプロピルアクリルアミドのメチルクロライド塩を含む。3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーがジメチルアミノエチルメタクリレートのパラトルエンスルホン酸塩またはジメチルアミノプロピルアクリルアミドのメチルクロライド塩を含むと、金属箔と第1のトナー像との接着力の向上を確実に図ることができる。 Among the functional group-containing vinyl monomers containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt, preferred examples include paratoluenesulfonate of dimethylaminoethyl methacrylate and methyl chloride salt of dimethylaminopropylacrylamide. That is, when the functional group-containing vinyl monomer contains a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt, it preferably contains a paratoluenesulfonate of dimethylaminoethyl methacrylate or a methyl chloride salt of dimethylaminopropylacrylamide. When a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt contains a paratoluene sulfonate of dimethylaminoethyl methacrylate or a methyl chloride salt of dimethylaminopropylacrylamide, a metal foil and a first toner are used. It is possible to surely improve the adhesive force with the image.
3級アミノ基を含有する官能基含有ビニルモノマーとして、例えば、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノメチル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノメチル(メタ)アクリレート、ジイソプロピルアミノメチル(メタ)アクリレート、エチルメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、メチルプロピルアミノメチル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノ−1−エチル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。3級アミノ基を含有する官能基含有ビニルモノマーは、単独使用または2種以上併用することができる。 Examples of the functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group include dimethylaminoethyl (meth) acrylate, diethylaminoethyl (meth) acrylate, dimethylaminomethyl (meth) acrylate, diethylaminomethyl (meth) acrylate, and dipropylaminomethyl. Examples thereof include (meth) acrylate, diisopropylaminomethyl (meth) acrylate, ethylmethylaminomethyl (meth) acrylate, methylpropylaminomethyl (meth) acrylate, and dipropylamino-1-ethyl (meth) acrylate. The functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group can be used alone or in combination of two or more.
3級アミノ基を含有する官能基含有ビニルモノマーのなかでは、好ましくは、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレートが挙げられる。つまり、官能基含有ビニルモノマーは、3級アミノ基を含有する場合、好ましくは、ジメチルアミノエチルメタクリレートまたはジエチルアミノエチルメタクリレートを含む。3級アミノ基を含有する官能基含有ビニルモノマーがジメチルアミノエチルメタクリレートまたはジエチルアミノエチルメタクリレートを含むと、金属箔と第1のトナー像との接着力の向上を確実に図ることができる。 Among the functional group-containing vinyl monomers containing a tertiary amino group, dimethylaminoethyl methacrylate and diethylaminoethyl methacrylate are preferably mentioned. That is, when the functional group-containing vinyl monomer contains a tertiary amino group, it preferably contains dimethylaminoethyl methacrylate or diethylaminoethyl methacrylate. When the functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group contains dimethylaminoethyl methacrylate or diethylaminoethyl methacrylate, it is possible to surely improve the adhesive force between the metal foil and the first toner image.
官能基含有ビニルモノマーは、3級アミノ基を含有する官能基含有ビニルモノマー、3級アミノ基の塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーのいずれか1種のみを含有してもよく、複数種類を含有してもよい。官能基含有ビニルモノマーは、好ましくは、3級アミノ基を含有する官能基含有ビニルモノマー、3級アミノ基の塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーのいずれか1種のみを含有する。 The functional group-containing vinyl monomer is either a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group, a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt, or a functional group-containing vinyl monomer containing a quaternary ammonium salt. Only one type may be contained, or a plurality of types may be contained. The functional group-containing vinyl monomer is preferably a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group, a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt, and a functional group-containing vinyl monomer containing a quaternary ammonium salt. Contains only one of the above.
共重合可能ビニルモノマーとして、例えば、上記したビニルモノマーが挙げられる。共重合可能ビニルモノマーは、単独使用または2種以上併用することができる。 Examples of the copolymerizable vinyl monomer include the above-mentioned vinyl monomer. The copolymerizable vinyl monomer can be used alone or in combination of two or more.
共重合可能ビニルモノマーのなかでは、好ましくは、スチレンおよび(メタ)アクリル酸の誘導体の組み合わせが挙げられる。共重合可能ビニルモノマーは、好ましくは、結着樹脂のビニルモノマーと同じである。つまり、官能基含有ビニルモノマーと共重合可能なビニルモノマーは、好ましくは、スチレンである。また、官能基含有ビニルモノマーと共重合可能なビニルモノマーは、好ましくは、(メタ)アクリル酸の誘導体を含む。 Among the copolymerizable vinyl monomers, a combination of a derivative of styrene and (meth) acrylic acid is preferable. The copolymerizable vinyl monomer is preferably the same as the vinyl monomer of the binder resin. That is, the vinyl monomer copolymerizable with the functional group-containing vinyl monomer is preferably styrene. Further, the vinyl monomer copolymerizable with the functional group-containing vinyl monomer preferably contains a derivative of (meth) acrylic acid.
官能基含有ビニルモノマーが3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する場合、第1のトナーに対して、接着剤中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合は、0.28質量%以上、好ましくは、0.35質量%以上、20.0質量%以下、好ましくは、10質量%以下、さらに好ましくは、5.0質量%以下である。 When a functional group-containing vinyl monomer containing a salt or a quaternary ammonium salt of the tertiary amino groups, for the first toner, the content of salts or quaternary ammonium salts of tertiary amino groups in the adhesive, It is 0.28% by mass or more, preferably 0.35% by mass or more, 20.0% by mass or less, preferably 10% by mass or less, and more preferably 5.0% by mass or less.
官能基含有ビニルモノマーが3級アミノ基を含有する場合、第1のトナーに対して、接着剤中の3級アミノ基の含有割合は、2.65質量%以上、好ましくは、4.00質量%以上、さらに好ましくは、5.10質量%以上、20.0質量%以下、好ましくは、10.0質量以下である。なお、3級アミノ基、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合は、実施例に記載の方法に準拠して測定することができる。また、3級アミノ基、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合は、官能基含有ビニルモノマーの仕込量から算出することもできる。 When the functional group-containing vinyl monomer contains a tertiary amino group, the content ratio of the tertiary amino group in the adhesive to the first toner is 2.65% by mass or more, preferably 4.00% by mass. % Or more, more preferably 5.10% by mass or more, 20.0% by mass or less, preferably 10.0% by mass or less. The content ratio of the tertiary amino group , the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt can be measured according to the method described in Examples. The content ratio of the tertiary amino group , the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt can also be calculated from the charged amount of the functional group-containing vinyl monomer.
3級アミノ基、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合が上記の範囲であれば、金属箔を第1のトナー像に安定して接着することができる。 When the content ratio of the tertiary amino group , the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt is in the above range, the metal leaf can be stably adhered to the first toner image.
また、第1のトナーは、好ましくは、ワックスを含有する。第1のトナーがワックスを含有すれば、熱定着時における離型性の向上を図ることができる。 In addition, the first toner preferably contains wax. If the first toner contains wax, it is possible to improve the releasability at the time of heat fixing.
ワックスとして、例えば、ポリオレフィンワックス、植物系ワックスおよび石油系ワックスなどが挙げられる。ワックスは、単独使用または2種以上併用することができる。つまり、第1のトナーがワックスを含有する場合、ワックスは、ポリオレフィンワックス、植物系ワックスおよび石油系ワックスからなる群より選択される少なくとも1種のワックスである。ワックスは、好ましくは、1種のワックスからなる。 Examples of the wax include polyolefin wax, vegetable wax, petroleum wax and the like. The wax can be used alone or in combination of two or more. That is, when the first toner contains a wax, the wax is at least one wax selected from the group consisting of polyolefin waxes, plant waxes and petroleum waxes. The wax preferably consists of one type of wax.
ポリオレフィンワックスとして、例えば、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリブチレンワックスなどが挙げられる。ポリオレフィンワックスのなかでは、好ましくは、ポリエチレンワックスが挙げられる。 Examples of the polyolefin wax include polyethylene wax, polypropylene wax, polybutylene wax and the like. Among the polyolefin waxes, polyethylene wax is preferable.
第1のトナーがポリエチレンワックスを含有する場合、第1のトナーに対するポリエチレンワックスの含有割合は、例えば、0.1質量%以上、例えば、10質量%以下、好ましくは、6.00質量%以下である。 When the first toner contains polyethylene wax, the content ratio of polyethylene wax to the first toner is, for example, 0.1% by mass or more, for example, 10% by mass or less, preferably 6.00% by mass or less. is there.
接着剤が、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体を含有し、第1のトナーがポリエチレンワックスを含有する場合(つまり、第1のトナーが、結着樹脂と、接着剤と、ポリエチレンワックスとを含有する場合)、第1のトナーに対する接着剤中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合の下限は、上記の範囲から低下する。 When the adhesive contains a copolymer of a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt and a copolymerizable vinyl monomer, and the first toner contains polyethylene wax (that is,). , When the first toner contains a binder resin, an adhesive, and polyethylene wax), the lower limit of the content ratio of the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the adhesive to the first toner. Decreases from the above range.
具体的には、第1のトナーが、結着樹脂と、接着剤と、ポリエチレンワックスとを含有する場合、第1のトナーに対して、接着剤中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合は、0.20質量%以上、好ましくは、0.25質量%以上、さらに好ましくは、0.28質量%以上、20.0質量%以下、好ましくは、10質量%以下、さらに好ましくは、5.0質量%以下である。 Specifically, when the first toner contains a binder resin, an adhesive, and polyethylene wax, the salt of the tertiary amino group in the adhesive or the quaternary ammonium is added to the first toner. The salt content is 0.20% by mass or more, preferably 0.25% by mass or more, more preferably 0.28% by mass or more and 20.0% by mass or less, preferably 10% by mass or less, and further. Preferably, it is 5.0% by mass or less.
3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合が上記の範囲であれば、金属箔を第1のトナー像に安定して接着することができる。 When the content ratio of the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt is in the above range, the metal leaf can be stably adhered to the first toner image.
また、接着剤が3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体を含有し、第1のトナーがポリエチレンワックスを含有する場合、ポリエチレンワックスに対する接着剤中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有比率は、0.045以上、好ましくは、0.051以上、さらに好ましくは、0.055以上、例えば、0.1以下である。 When the adhesive contains a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt and a copolymer of a copolymerizable vinyl monomer, and the first toner contains polyethylene wax. The content ratio of the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the adhesive to the polyethylene wax is 0.045 or more, preferably 0.051 or more, more preferably 0.055 or more, for example, 0.1. It is as follows.
接着剤が3級アミノ基を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体を含有し、第1のトナーがポリエチレンワックスを含有する場合、ポリエチレンワックスに対する接着剤中の3級アミノ基の含有比率は、例えば、0.80以上、好ましくは、1.10以上、さらに好ましくは、1.50以上、例えば、20以下である。 When the adhesive contains a copolymer of a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group and a copolymerizable vinyl monomer, and the first toner contains a polyethylene wax, the tertiary in the adhesive to the polyethylene wax The content ratio of the amino group is, for example, 0.80 or more, preferably 1.10 or more, more preferably 1.50 or more, for example, 20 or less.
ポリエチレンワックスに対する接着剤中の3級アミノ基、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有比率が上記の範囲であれば、金属箔を第1のトナー像により安定して接着することができる。 If the content ratio of the tertiary amino group, the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the adhesive to the polyethylene wax is within the above range, the metal leaf can be stably adhered by the first toner image. it can.
植物系ワックスとして、例えば、キャンデリラワックス、カルナバワックス、ライスワックス、木ロウワックス、ホホバワックスなどが挙げられる。植物系ワックスのなかでは、好ましくは、カルナバワックスが挙げられる。 Examples of the plant wax include candelilla wax, carnauba wax, rice wax, wood wax, jojoba wax and the like. Among the plant waxes, carnauba wax is preferable.
第1のトナーがカルナバワックスを含有する場合、第1のトナーに対するカルナバワックスの含有割合は、例えば、0.1質量%以上、好ましくは、1.0質量%以上、さらに好ましくは、2.0質量%以上、例えば、20質量%以下、好ましくは、6.5質量%以下である。 When the first toner contains carnauba wax, the content ratio of carnauba wax to the first toner is, for example, 0.1% by mass or more, preferably 1.0% by mass or more, and more preferably 2.0. It is mass% or more, for example, 20 mass% or less, preferably 6.5 mass% or less.
接着剤が3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体を含有し、第1のトナーがカルナバワックスを含有する場合、カルナバワックスに対する接着剤中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有比率は、例えば、0.180以上、好ましくは、0.21以上、例えば、0.5以下である。 If the adhesive contains a copolymer of a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt and a copolymerizable vinyl monomer, and the first toner contains carnauba wax, carnauba wax The content ratio of the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt to the adhesive is, for example, 0.180 or more, preferably 0.21 or more, for example, 0.5 or less.
接着剤が3級アミノ基を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体を含有し、第1のトナーがカルナバワックスを含有する場合、カルナバワックスに対する接着剤中の3級アミノ基の含有比率は、例えば、1.00以上、例えば、50以下、好ましくは、40以下、さらに好ましくは、3.0以下である。 When the adhesive contains a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group and a copolymer of a copolymerizable vinyl monomer, and the first toner contains carnauba wax, the third grade in the adhesive to carnauba wax The content ratio of the amino group is, for example, 1.00 or more, for example, 50 or less, preferably 40 or less, and more preferably 3.0 or less.
カルナバワックスに対する接着剤中の3級アミノ基、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有比率が上記の範囲であれば、金属箔を第1のトナー像により安定して接着することができる。 If the content ratio of the tertiary amino group, the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the adhesive to the carnauba wax is within the above range, the metal leaf can be stably adhered by the first toner image. it can.
石油系ワックスとして、例えば、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラクタムワックスなどが挙げられる。石油系ワックスのなかでは、好ましくは、パラフィンワックスが挙げられる。 Examples of petroleum-based waxes include paraffin wax, microcrystalline wax, and petroleum lactam wax. Among the petroleum-based waxes, paraffin wax is preferable.
第1のトナーがパラフィンワックスを含有する場合、第1のトナーに対するパラフィンワックスの含有割合は、例えば、2.0質量%以上、例えば、25質量%以下、好ましくは、15.0質量%以下である。 When the first toner contains paraffin wax, the content ratio of paraffin wax to the first toner is, for example, 2.0% by mass or more, for example, 25% by mass or less, preferably 15.0% by mass or less. is there.
接着剤が3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体を含有し、第1のトナーがパラフィンワックスを含有する場合、パラフィンワックスに対する接着剤中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有比率は、例えば、0.020以上、好ましくは、0.15以上、例えば、0.50以下である。 If the adhesive contains a copolymer of a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt and a copolymerizable vinyl monomer, and the first toner contains paraffin wax, paraffin wax The content ratio of the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the adhesive is, for example, 0.020 or more, preferably 0.15 or more, for example, 0.50 or less.
接着剤が3級アミノ基を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体を含有し、第1のトナーがパラフィンワックスを含有する場合、パラフィンワックスに対する接着剤中の3級アミノ基の含有比率は、例えば、0.20以上、好ましくは、0.40以上、例えば、3.00以下である。 When the adhesive contains a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group and a copolymer of a copolymerizable vinyl monomer, and the first toner contains a paraffin wax, the third grade in the adhesive to the paraffin wax The content ratio of the amino group is, for example, 0.20 or more, preferably 0.40 or more, for example, 3.00 or less.
パラフィンワックスに対する接着剤中の3級アミノ基、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有比率が上記の範囲であれば、金属箔を第1のトナー像により安定して接着することができる。 If the content ratio of the tertiary amino group, the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the adhesive to the paraffin wax is within the above range, the metal leaf can be stably adhered by the first toner image. it can.
このような第1のトナーは、接着剤として、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体と、3級アミノ基を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体との両方を含有してもよい。 Such a first toner contains, as an adhesive, a copolymer of a functional group-containing vinyl monomer and a copolymerizable vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt, and a tertiary amino group. It may contain both a functional group-containing vinyl monomer and a copolymer of a copolymerizable vinyl monomer.
第1のトナーは、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を有する場合、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩が正帯電性をもたらすので、通常、正帯電性トナーである。 The first toner, when having a salt or a quaternary ammonium salt of the tertiary amino groups, salts or quaternary ammonium salts of tertiary amino groups because it provides a positive charge, usually a positively chargeable toner.
また、第1のトナーは、帯電制御剤をさらに含有することができる。帯電制御剤として、例えば、正帯電制御剤、負帯電制御剤が挙げられる。 In addition, the first toner can further contain a charge control agent. Examples of the charge control agent include a positive charge control agent and a negative charge control agent.
正帯電制御剤として、例えば、4級アンモニウム塩を含有するスチレンアクリル樹脂、4級アンモニウム塩を含有するポリエステル樹脂などの4級アンモニウム塩を含有する帯電制御樹脂、ニグロシン染料などが挙げられる。例えば、「ボントロンN−01」、「ボントロンN−04」、「ボントロンN−07」(オリエント化学工業社製)、「CHUO CCA−1」、「CHUO CCA−3」(中央合成社製)、「TP−415」(保土谷化学工業社製)が挙げられる。4級アンモニウム塩を含有する帯電制御樹脂およびニグロシン染料は、単独使用または2種以上併用することができる。 Examples of the positive charge control agent include a charge control resin containing a quaternary ammonium salt such as a styrene acrylic resin containing a quaternary ammonium salt and a polyester resin containing a quaternary ammonium salt, and a niglosin dye. For example, "Bontron N-01", "Bontron N-04", "Bontron N-07" (manufactured by Orient Chemical Co., Ltd.), "CHUO CCA-1", "CHUO CCA-3" (manufactured by Chuo Synthetic Co., Ltd.), Examples thereof include "TP-415" (manufactured by Hodogaya Chemical Co., Ltd.). The charge control resin and the niglosin dye containing the quaternary ammonium salt can be used alone or in combination of two or more.
第1のトナーが3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する帯電制御樹脂を含有し、かつ、接着剤が3級アミノ基を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体からなる場合、第1のトナー中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合は、例えば、6.0×10-5質量%以上0.28質量%未満、好ましくは、0.20質量%未満である。そのため、このような帯電制御樹脂は、本発明の接着剤に含まれない。 A functional group-containing vinyl monomer and a copolymerizable vinyl monomer in which the first toner contains a charge control resin containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt, and the adhesive contains a tertiary amino group. When composed of a copolymer, the content ratio of the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the first toner is, for example, 6.0 × 10 -5 % by mass or more and less than 0.28% by mass, preferably. , Less than 0.20% by mass. Therefore, such a charge control resin is not included in the adhesive of the present invention.
これによって、接着剤が3級アミノ基を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体からなる場合であっても、第1のトナーを正帯電性トナーとすることができる。第1のトナーに対する正帯電制御剤の含有割合は、例えば、1.0質量%以上3.0質量%以下である。 As a result, even when the adhesive is composed of a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group and a copolymer of a copolymerizable vinyl monomer, the first toner can be a positively charged toner. .. The content ratio of the positive charge control agent to the first toner is, for example, 1.0% by mass or more and 3.0% by mass or less.
負帯電制御剤として、例えば、市販の負帯電制御剤を用いることができる。第1のトナーが負帯電制御剤を含有する場合、第1のトナーを負帯電性トナーとすることができる。第1のトナーに対する負帯電制御剤の含有割合は、例えば、0.10質量%以上1.0質量%以下である。 As the negative charge control agent, for example, a commercially available negative charge control agent can be used. When the first toner contains a negative charge control agent, the first toner can be a negative charge toner. The content ratio of the negative charge control agent to the first toner is, for example, 0.10% by mass or more and 1.0% by mass or less.
さらに、第1のトナーは、着色剤、充填剤などの公知の添加剤を適宜の割合で含有することができる。 Further, the first toner can contain a known additive such as a colorant and a filler in an appropriate ratio.
このような第1のトナーは、例えば、特許第5673901号公報に記載の方法により調製することができる。例えば、3級アミノ基、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーと共重合可能ビニルモノマーとを重合させて、接着剤を調製する。次いで、接着剤と、結着樹脂に用いられるビニルモノマーとを混合した後、ビニルモノマーを重合させて、第1のトナーを調製する。 Such a first toner can be prepared, for example, by the method described in Japanese Patent No. 5673901. For example, an adhesive is prepared by polymerizing a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group, a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt with a copolymerizable vinyl monomer. Next, the adhesive and the vinyl monomer used for the binder resin are mixed, and then the vinyl monomer is polymerized to prepare the first toner.
また、第1のトナーは、重合法により調製される重合トナーであってもよく、粉砕法により調製される粉砕トナーであってもよい。第1のトナーは、好ましくは、重合トナーである。 Further, the first toner may be a polymerized toner prepared by a polymerization method, or may be a pulverized toner prepared by a pulverization method. The first toner is preferably a polymerized toner.
なお、帯電制御剤などとして3級アミノ基、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する外添剤がトナーに含有される場合、トナーに対する3級アミノ基、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合が本発明の範囲内であれば、当該外添剤は、名称に関わらず、本発明の接着剤に含まれる。 When the toner contains an external agent containing a tertiary amino group , a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt as a charge control agent, the salt of the tertiary amino group and the tertiary amino group with respect to the toner. Alternatively, if the content ratio of the quaternary ammonium salt is within the range of the present invention, the external additive is included in the adhesive of the present invention regardless of the name.
4.第2のトナーの詳細
第2のトナーは、第2トナー収容部43に収容される。第2のトナーは、結着樹脂と、帯電制御樹脂とを少なくとも含有する。
4. Details of the Second Toner The second toner is stored in the second
第2のトナーの結着樹脂として、例えば、第1のトナーと同様の結着樹脂が挙げられる。第2のトナーの結着樹脂として、好ましくは、スチレンアクリル樹脂が挙げられる。つまり、第1のトナーの結着樹脂および第2のトナーの結着樹脂は、好ましくは、スチレンアクリル樹脂である。 Examples of the binder resin of the second toner include the same binder resin as the first toner. As the binder resin of the second toner, styrene acrylic resin is preferable. That is, the binder resin of the first toner and the binder resin of the second toner are preferably styrene acrylic resins.
帯電制御樹脂は、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体を少なくとも含有する。 The charge control resin contains at least a copolymer of a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt and a copolymerizable vinyl monomer.
3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーとして、例えば、上記した3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーが挙げられる。3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーは、単独使用または2種以上併用することができる。 Examples of the functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt include the above-mentioned functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt. The functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt can be used alone or in combination of two or more.
第2のトナーに対して帯電制御樹脂中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合は、6.0×10-5質量%以上0.28質量%未満、好ましくは、0.20質量%未満である。 The content ratio of the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the charge control resin with respect to the second toner is 6.0 × 10 -5 % by mass or more and less than 0.28% by mass, preferably 0. It is less than 20% by mass.
第2のトナーに対する3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合が上記の範囲であれば、金属箔が第2のトナー像に接着することを抑制できる。そのため、金属箔を選択的に第1のトナー像にのみ接着させることができる。その結果、同じ用紙S上において、金属箔が転写される第1のトナー像と、金属箔が転写されない第2のトナー像とを形成できる。なお、第2のトナーは、3級アミノ基を含まない。あるいは、第2のトナーが3級アミノ基を含む場合、第2のトナー中の3級アミノ基の含有割合は、2.65質量%未満である。 When the content ratio of the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt to the second toner is in the above range, it is possible to prevent the metal leaf from adhering to the second toner image. Therefore, the metal leaf can be selectively adhered only to the first toner image. As a result, on the same paper S, a first toner image to which the metal foil is transferred and a second toner image to which the metal foil is not transferred can be formed. The second toner does not contain a tertiary amino group. Alternatively, when the second toner contains a tertiary amino group, the content ratio of the tertiary amino group in the second toner is less than 2.65% by mass.
第2のトナーは、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩が正帯電性をもたらすので、通常、正帯電性トナーである。また、第2のトナーは、上記した負帯電制御剤をさらに含有して、負帯電性トナーとすることもできる。さらに、第2のトナーは、上記したワックス、着色剤、充填剤などの公知の添加剤を適宜の割合で含有することができる。 The second toner is usually a positively charged toner because the salt of the tertiary amino group or the quaternary ammonium salt provides positive chargeability. Further, the second toner may further contain the above-mentioned negative charge control agent to be a negative charge toner. Further, the second toner can contain the above-mentioned known additives such as wax, colorant and filler in an appropriate ratio.
このような第2のトナーは、例えば、特許第5673901号公報に記載の方法により調製することができる。つまり、第2のトナーは、第1のトナーと同様の方法により調製できる。また、第2のトナーは、重合トナーであってもよく、粉砕トナーであってもよい。第2のトナーは、好ましくは、重合トナーである。なお、第2のトナーに含有される帯電制御樹脂は、第2のトナーに対する4級アンモニウム塩の含有割合が上記の範囲内であるので、本発明の接着剤に含まれない。 Such a second toner can be prepared, for example, by the method described in Japanese Patent No. 5673901. That is, the second toner can be prepared by the same method as that of the first toner. Further, the second toner may be a polymerized toner or a pulverized toner. The second toner is preferably a polymerized toner. The charge control resin contained in the second toner is not included in the adhesive of the present invention because the content ratio of the quaternary ammonium salt to the second toner is within the above range.
5.画像形成動作
次に、図2〜図5を参照して、画像形成装置1における画像形成処理について説明する。
5. Image forming operation Next, the image forming process in the
図2に示すように、制御部10は、印刷指令を受けると、画像形成プログラムを実行する。本実施形態では、制御部10が、複数枚(N枚)の用紙Sに印刷するという印刷データを受信したものとする。なお、以下の説明において、用紙Sの搬送方向における下流側の端部を先端と定義し、用紙Sの搬送方向における上流側の端部を後端と定義する。
As shown in FIG. 2, the
画像形成処理では、制御部10は、印刷データに金属箔の印刷データが含まれているか否かを判断する(S1)。
In the image forming process, the
印刷データに金属箔の印刷データが含まれる場合(S1:Yes)、制御部10は、選択箔転写プログラムを実行する(S2)。一方、印刷データに金属箔の印刷データが含まれない場合(S1:No)、制御部10は、通常印刷プログラムを実行する(S3)。
When the print data includes the print data of the metal foil (S1: Yes), the
5.1 選択箔転写処理
図3を参照して、選択箔転写処理について説明する。
5.1 Selective foil transfer process The selective foil transfer process will be described with reference to FIG.
選択箔転写処理では、制御部10は、用紙Sの搬送速度を第1速度に設定する(S4)。
In the selective foil transfer process, the
第1速度は、例えば、4mm/秒以上、好ましくは、5mm/秒以上、例えば、100mm/秒以下、好ましくは、75mm/秒以下である。 The first speed is, for example, 4 mm / sec or more, preferably 5 mm / sec or more, for example, 100 mm / sec or less, preferably 75 mm / sec or less.
次いで、制御部10は、第1現像ローラ62に印加する第1バイアス(単位:V)と、複数の第2現像ローラ42に印加する第2バイアス(単位:V)とを設定する(S5)。
Next, the
第1バイアスと第2バイアスとは同極性である。第1バイアスの絶対値は、第2バイアスの絶対値よりも大きい。つまり、制御部10は、選択箔転写処理において、第1バイアスの絶対値が第2バイアスの絶対値よりも大きくなるように制御する。第1バイアスの絶対値が第2バイアスの絶対値よりも大きいと、第1感光ドラム61に供給する単位面積当たりの第1のトナーの量を、第2感光ドラム41に供給する単位面積当たりの第2のトナーの量よりも多くすることができる。これにより、用紙Sに対する単位面積当たりの第1のトナーの量が、用紙Sに対する単位面積当たりの第2のトナーの量よりも多くなる。つまり、制御部10は、選択箔転写処理において、用紙Sに対する単位面積当たりの第1のトナーの量が、用紙Sに対する単位面積当たりの第2のトナーの量よりも多くなるように制御する。これによって、第1のトナー像と金属箔とをより一層確実に接着することができる。
The first bias and the second bias have the same polarity. The absolute value of the first bias is larger than the absolute value of the second bias. That is, the
詳しくは、CPUは、まず、NVRAMからバイアスの基準値を読み出してRAMに書き込む。そして、CPUは、第1バイアスの絶対値が第2バイアスの絶対値よりも大きくなるように、バイアスの基準値に所定値を加算または減算して、第1バイアスおよび第2バイアスを算出する。その後、CPUは、第1バイアスおよび第2バイアスをRAMに書き込む。 Specifically, the CPU first reads the bias reference value from the NVRAM and writes it to the RAM. Then, the CPU calculates the first bias and the second bias by adding or subtracting a predetermined value to the reference value of the bias so that the absolute value of the first bias becomes larger than the absolute value of the second bias. After that, the CPU writes the first bias and the second bias to the RAM.
第1バイアスの絶対値は、例えば、270V以上、好ましくは、300V以上、例えば、550V以下、好ましくは、500V以下である。第2バイアスの絶対値は、例えば、250V以上、好ましくは、270V以上、例えば、450V以下、好ましくは、400V以下である。第1バイアスの絶対値と第2バイアスの絶対値との差は、例えば、10V以上、好ましくは、50V以上、例えば、200V以下、好ましくは、150V以下である。 The absolute value of the first bias is, for example, 270 V or more, preferably 300 V or more, for example, 550 V or less, preferably 500 V or less. The absolute value of the second bias is, for example, 250 V or more, preferably 270 V or more, for example, 450 V or less, preferably 400 V or less. The difference between the absolute value of the first bias and the absolute value of the second bias is, for example, 10 V or more, preferably 50 V or more, for example, 200 V or less, preferably 150 V or less.
次いで、制御部10は、加熱ローラ81の加熱温度(定着温度)と、第1箔転写ローラ140の加熱温度(箔転写温度)とを設定する(S6)。
Next, the
箔転写温度は、定着温度より低い。これにより、箔フィルムから金属箔が剥離されるときの温度を、比較的低温にすることができる。 The foil transfer temperature is lower than the fixing temperature. As a result, the temperature at which the metal foil is peeled from the foil film can be made relatively low.
定着温度は、例えば、150℃以上、好ましくは、160℃以上、例えば、210℃以下、好ましくは、200℃以下である。箔転写温度は、例えば、100℃以上、好ましくは、110℃以上、例えば、210℃以下、好ましくは、200℃以下である。定着温度と箔転写温度との差は、例えば、10℃以上、好ましくは、40℃以上、例えば、120℃以下、好ましくは、100℃以下である。 The fixing temperature is, for example, 150 ° C. or higher, preferably 160 ° C. or higher, for example, 210 ° C. or lower, preferably 200 ° C. or lower. The foil transfer temperature is, for example, 100 ° C. or higher, preferably 110 ° C. or higher, for example, 210 ° C. or lower, preferably 200 ° C. or lower. The difference between the fixing temperature and the foil transfer temperature is, for example, 10 ° C. or higher, preferably 40 ° C. or higher, for example, 120 ° C. or lower, preferably 100 ° C. or lower.
次いで、制御部10は、加熱ローラ81および第1箔転写ローラ140が加熱されるように、定着器8および箔転写部100に通電させる(S7)。
Next, the
次いで、制御部10は、加熱ローラ81が定着温度に到達し、かつ、第1箔転写ローラ140が箔転写温度に到達したか否か判断する(S8)。加熱ローラ81が定着温度および/または第1箔転写ローラ140が箔転写温度に到達していない場合(S8:No)、制御部10は、当該ステップを繰り返す。
Next, the
制御部10は、加熱ローラ81が定着温度に到達し、かつ、第1箔転写ローラ140が箔転写温度に到達した場合(S8:Yes)、給紙部3に用紙Sを1枚給紙させる(S9)。
When the
詳しくは、制御部10は、用紙Sの搬送速度が第1速度となるように、給紙部3および搬送部7などに通電させる。これにより、用紙Sが、給紙トレイ31から給紙される。
Specifically, the
次いで、制御部10は、印刷制御処理を実行する(S10)。
Next, the
図1および図4を参照して、印刷制御処理を説明する。 The print control process will be described with reference to FIGS. 1 and 4.
印刷制御処理では、制御部10は、第1帯電器64および複数の第2帯電器44に帯電バイアスを印加させるとともに、第1転写ローラ65および複数の第2転写ローラ45に転写バイアスを印加させる(S11)。これにより、第1感光ドラム61の周面および複数の第2感光ドラム41の周面が帯電する。
In the print control process, the
次いで、制御部10は、用紙Sの先端が給紙センサ91を通過したか否かを判断する(S12)。詳しくは、制御部10は、給紙センサ91から検出信号を受信したか否か判断する。給紙センサ91から検出信号を受信していない場合(S12:No)、制御部10は、当該ステップを繰り返す。
Next, the
給紙センサ91から検出信号を受信した場合(S12:Yes)、制御部10は、露光装置5に、印刷データに基づいて第1感光ドラム61および複数の第2感光ドラム41を露光させる(S13)。これにより、第1感光ドラム61の周面および複数の第2感光ドラム41の周面のそれぞれに静電潜像が形成される。
When the detection signal is received from the paper feed sensor 91 (S12: Yes), the
次いで、制御部10は、第1現像ローラ62に第1バイアスを印加させるとともに、複数の第2現像ローラ42に第2バイアスを印加させる(S14)。
Next, the
詳しくは、CPUは、RAMの第1バイアスおよび第2バイアスを参照して、第1現像ローラ62に第1バイアスを印加させ、複数の第2現像ローラ42に第2バイアスを印加させる。また、CPUは、第1現像ローラ62および複数の第2現像ローラ42を回転駆動させる。
Specifically, the CPU applies the first bias to the first developing
これにより、第1現像ローラ62が、第1感光ドラム61の静電潜像に第1のトナーを供給する。つまり、第1のトナーが第1現像ローラ62から第1感光ドラム61の静電潜像に電気的に移動し、第1感光ドラム61の周面に第1のトナー像が形成される。また、第2現像ローラ42が、第2感光ドラム41の静電潜像に第2のトナーを供給する。つまり、第2のトナーが第2現像ローラ42から第2感光ドラム41の静電潜像に電気的に移動し、第2感光ドラム41の周面に第2のトナー像が形成される。
As a result, the first developing
次いで、第2感光ドラム41および第2転写ローラ45は、用紙Sが第2感光ドラム41と第2転写ローラ45との間を通過するときに、第2のトナー像を第2感光ドラム41から用紙Sに転写する。その後、第1感光ドラム61および第1転写ローラ65は、用紙Sが第1感光ドラム61と第1転写ローラ65との間を通過するときに、第1のトナー像を第1感光ドラム61から第2のトナー像が形成された用紙Sに転写する。
Next, the second
その後、定着器8は、第1のトナー像および第2のトナー像が形成される用紙Sが加熱ローラ81および加圧ローラ82の間を通過するときに、用紙Sを加熱および加圧する。これにより、第1のトナー像および第2のトナー像が、用紙Sに熱定着する。
After that, the fixing
続いて、箔転写部100は、第1のトナー像および第2のトナー像が形成される用紙Sに金属箔F2を重ね、第1のトナー像および金属箔F2を加熱することで第1のトナー像に金属箔F2を転写する。
Subsequently, the
詳しくは、箔転写部100は、第1のトナー像および第2のトナー像が定着した用紙Sが第1箔転写ローラ140および第2箔転写ローラ150の間を通過するときに、用紙Sの印刷面に金属箔F2が接触するように、用紙Sに箔フィルムFを重ねて、第1のトナー像および金属箔F2を加熱する。これにより、金属箔F2は、キャリアフィルムF1から剥離して、第2のトナー像に転写されることなく第1のトナー像に転写される。
Specifically, the
また、図3に示すように、第1バイアスおよび第2バイアスの印加後(S14、図4参照)、制御部10は、次ページの印刷データがあるか否かを判断する(S15)。
Further, as shown in FIG. 3, after applying the first bias and the second bias (see S14 and FIG. 4), the
次ページの印刷データがある場合(S15:Yes)、制御部10は、先行する用紙Sの後端が給紙センサ91を通過してから、第1時間が経過したか否かを判断する(S16)。詳しくは、制御部10は、給紙センサ91からの検出信号が停止してから、第1時間が経過したか否かを判断する。第1時間が経過していない場合(S16:No)、制御部10は、当該ステップを繰り返す。第1時間が経過している場合(S16:Yes)、制御部10は、再度、用紙Sを1枚給紙させる(S9)。
When there is print data on the next page (S15: Yes), the
一方、次ページの印刷データがない場合(S15:No)、制御部10は、先行する用紙Sの後端が定着センサ92を通過したか否かを判断する(S17)。詳しくは、制御部10は、定着センサ92からの検出信号を受信した後、定着センサ92からの検出信号が停止したか否かを判断する。用紙Sの後端が定着センサ92を通過していない場合(S17:No)、制御部10は、当該ステップを繰り返す。
On the other hand, when there is no print data on the next page (S15: No), the
用紙Sの後端が定着センサ92を通過した場合(S17:Yes)、制御部10は、第1像形成部6、複数の第2像形成部4Y、4M、4C、および、定着器8への通電を停止させる(S18)。これにより、帯電バイアス、転写バイアス、第1バイアスおよび第2バイアスの印加と、加熱ローラ81の加熱とが停止する。
When the rear end of the paper S passes through the fixing sensor 92 (S17: Yes), the
次いで、制御部10は、先行する用紙Sの後端が排出センサ93を通過したか否かを判断する(S19)。詳しくは、制御部10は、排出センサ93からの検出信号を受信した後、排出センサ93からの検出信号が停止したか否かを判断する。用紙Sの後端が排出センサ93を通過していない場合(S19:No)、制御部10は、当該ステップを繰り返す。
Next, the
用紙Sの後端が排出センサ93を通過した場合(S19:Yes)、制御部10は、箔転写部100への通電を停止させる(S20)。これにより、第1箔転写ローラ140の加熱が停止する。
When the rear end of the paper S passes through the discharge sensor 93 (S19: Yes), the
以上によって、選択箔転写処理が完了する。 With the above, the selective foil transfer process is completed.
5.2 通常印刷処理
図2に示すように、印刷データが金属箔のデータを含まない場合(S1:No)、通常印刷処理が実行される(S3)。
5.2 Normal printing process As shown in FIG. 2, when the print data does not include the metal leaf data (S1: No), the normal print process is executed (S3).
図5を参照して、通常印刷処理について説明する。 The normal printing process will be described with reference to FIG.
通常印刷処理では、制御部10は、用紙Sの搬送速度を第2速度に設定する(S21)。
In the normal printing process, the
第2速度は、第1速度よりも速い。つまり、制御部10は、選択箔転写処理における用紙Sの搬送速度(第1速度)が、通常印刷処理における用紙Sの搬送速度(第2速度)よりも遅くなるように制御する。これによって、選択箔転写処理における定着器8の加熱時間を、通常印刷処理における定着器8の加熱時間よりも長くすることができる。そのため、選択箔転写処理において、通常印刷処置よりも用紙Sに定着される第1のトナー像の表面を平滑にすることができる。その結果、第1のトナー像に対する金属箔の接着性のさらなる向上を図ることができる。
The second speed is faster than the first speed. That is, the
第2速度は、例えば、80mm/秒以上、好ましくは、100mm/秒以上である。 The second speed is, for example, 80 mm / sec or more, preferably 100 mm / sec or more.
次いで、制御部10は、印刷データにカラーの印刷データが含まれるか否かを判断する(S22)。
Next, the
印刷データにカラーの印刷データが含まれない場合(S22:No)、制御部10は、図示しない接離機構により、複数の第2現像ローラ42を対応する第2感光ドラム41から離間させる(S23)。次いで、制御部10は、第1現像ローラ62に印加する第3バイアスを設定する(S24)。
When the print data does not include color print data (S22: No), the
また、印刷データがカラーの印刷データを含む場合(S22:Yes)、制御部10は、第1現像ローラ62および複数の第2現像ローラ42に印加する第3バイアス(単位:V)を設定する(S25)。第3バイアスの設定方法は、上記の第1バイアスおよび第2バイアスの設定方法と同様である。
When the print data includes color print data (S22: Yes), the
第3バイアスと、第1バイアスと、第2バイアスとは同極性である。第3バイアスの絶対値は、第1バイアスの絶対値よりも小さい。第3バイアスの絶対値は、第2バイアスの絶対値よりも小さくてもよく、大きくてもよい。また、第3バイアスの絶対値と、第2バイアスの絶対値とは、同じであってもよい。第3バイアスの絶対値の範囲は、上記した第2バイアスの絶対値の範囲と同じである。 The third bias, the first bias, and the second bias have the same polarity. The absolute value of the third bias is smaller than the absolute value of the first bias. The absolute value of the third bias may be smaller or larger than the absolute value of the second bias. Further, the absolute value of the third bias and the absolute value of the second bias may be the same. The range of the absolute value of the third bias is the same as the range of the absolute value of the second bias described above.
次いで、制御部10は、加熱ローラ81の加熱温度(定着温度)を設定する(S26)。
Next, the
通常印刷処理における定着温度は、箔転写温度よりも高く、選択箔転写処理における定着温度よりも低い。 The fixing temperature in the normal printing process is higher than the foil transfer temperature and lower than the fixing temperature in the selective foil transfer process.
通常印刷処理における定着温度は、例えば、150℃以上、好ましくは、160℃以上、例えば、210℃以下、好ましくは、200℃以下である。選択箔転写処理における定着温度と通常印刷処理における定着温度との差は、例えば、10℃以上、好ましくは、40℃以上、例えば、120℃以下、好ましくは、100℃以下である。 The fixing temperature in the normal printing process is, for example, 150 ° C. or higher, preferably 160 ° C. or higher, for example, 210 ° C. or lower, preferably 200 ° C. or lower. The difference between the fixing temperature in the selective foil transfer treatment and the fixing temperature in the normal printing treatment is, for example, 10 ° C. or higher, preferably 40 ° C. or higher, for example, 120 ° C. or lower, preferably 100 ° C. or lower.
次いで、制御部10は、加熱ローラ81が加熱されるように、定着器8に通電させる(S27)。なお、箔転写部100には通電されず、第1箔転写ローラ140は加熱されない。
Next, the
次いで、制御部10は、加熱ローラ81が定着温度に到達したか否か判断する(S28)。
Next, the
加熱ローラ81が定着温度に到達していない場合(S28:No)、制御部10は、当該ステップを繰り返す。
When the
加熱ローラ81が定着温度に到達した場合(S28:Yes)、制御部10は、用紙Sを1枚給紙させる(S29)。詳しくは、制御部10は、用紙Sの搬送速度が第2速度となるように、給紙部3および搬送部7などに通電させる。これにより、用紙Sが、給紙トレイ31から給紙される。
When the
次いで、制御部10は、上記と同様の印刷制御処理を実行する(S30、図4参照)。これにより、第1のトナー像および第2のトナー像の少なくともいずれか一方が用紙Sに形成される。なお、第1のトナー像には、金属箔が転写されない。
Next, the
次いで、制御部10は、次ページの印刷データがあるか否かを判断する(S31)。
Next, the
次ページの印刷データがある場合(S31:Yes)、制御部10は、先行する用紙Sの後端が給紙センサ91を通過してから、第2時間が経過したか否かを判断する(S32)。第2時間は、第1時間よりも短い。
When there is print data on the next page (S31: Yes), the
第2時間が経過していない場合(S32:No)、制御部10は、当該ステップを繰り返す。第2時間が経過している場合(S32:Yes)、制御部10は、再度、用紙Sを1枚給紙させる(S29)。
If the second time has not elapsed (S32: No), the
一方、次ページの印刷データがない場合(S31:No)、制御部10は、先行する用紙Sの後端が定着センサ92を通過したか否かを判断する(S33)。用紙Sの後端が定着センサ92を通過していない場合(S33:No)、制御部10は、当該ステップを繰り返す。
On the other hand, when there is no print data on the next page (S31: No), the
用紙Sの後端が定着センサ92を通過した場合(S33:Yes)、制御部10は、第1像形成部6、複数の第2像形成部4Y、4M、4C、および、定着器8への通電を停止させる(S34)。
When the rear end of the paper S passes through the fixing sensor 92 (S33: Yes), the
以上によって、通常印刷処理が完了する。 With the above, the normal printing process is completed.
6.作用効果
図1に示すように、画像形成装置1は、第1像形成部6と、箔転写部100とを備える。第1像形成部6は、用紙S上に第1のトナーを転写して第1のトナー像を形成する。箔転写部100は、第1のトナー像に金属箔F2を重ね、第1のトナー像および金属箔F2を加熱することで第1のトナー像に金属箔F2を転写する。
6. Action Effect As shown in FIG. 1, the
第1のトナーは、3級アミノ基または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび共重合可能ビニルモノマーの共重合体を含有する。そして、第1のトナー中の4級アンモニウム塩または3級アミノ基の含有割合は、上記の範囲である。 The first toner contains a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group or a quaternary ammonium salt and a copolymer of a copolymerizable vinyl monomer. The content ratio of the quaternary ammonium salt or the tertiary amino group in the first toner is in the above range.
そのため、金属箔と第1のトナー像との接着力の向上を図ることができ、第1のトナー像に対する金属箔の接着安定性の向上を図ることができる。 Therefore, the adhesive strength between the metal foil and the first toner image can be improved, and the adhesive stability of the metal foil with respect to the first toner image can be improved.
[第2実施形態]
次に、図6を参照して、第2実施形態の画像形成装置11について説明する。画像形成装置11において、画像形成装置1と同じ部材には、同じ符号を付し、説明を省略する。
[Second Embodiment]
Next, the
第2像形成部の個数は、特に制限されない。画像形成装置11は、第1像形成部6と、複数の第2像形成部4K、4Y、4M、4Cとを備える。
The number of second image forming portions is not particularly limited. The
画像形成装置11は、露光装置5に代えて、複数の露光装置51を備える。複数の露光装置51のそれぞれは、第1感光ドラム61または第2感光ドラム41に対して上方に位置する。
The
画像形成装置11では、上記した選択箔転写処理において、複数の第2像形成部4K、4Y、4M、4Cのそれぞれが、第2のトナー像を用紙S上に形成する。その後、第1像形成部6が、第1のトナー像を、第2のトナー像が形成された用紙S上に形成する。そして、箔転写部100が、第1実施形態と同様に、第1のトナー像に金属箔を転写する。
In the
このような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。 Even with such a second embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained.
[第3実施形態]
次に、図7を参照して、第3実施形態の画像形成装置12について説明する。画像形成装置12において、画像形成装置1と同じ部材には、同じ符号を付し、説明を省略する。
[Third Embodiment]
Next, the
画像形成装置12は、搬送経路90と、本体筐体2に取り付け可能な箔転写ユニット200とをさらに備える。
The
搬送経路90は、本体筐体2内に設けられる。搬送経路90は、排紙経路90Aと、ユニット案内経路90Bと、再搬送経路90Cと、フラッパ95とを備える。
The
排紙経路90Aは、定着器8から送り出された用紙Sを排出口22に案内する経路である。
The
ユニット案内経路90Bは、排紙経路90Aから送られてきた用紙Sを、本体筐体2の外にあるユニット側給紙経路160(後述)に案内する経路である。ユニット案内経路90Bは、排紙経路90Aから分岐して本体筐体2の端まで延びる。
The
再搬送経路90Cは、箔転写ユニット200を通過した用紙Sを給紙部3に再搬送する経路である。再搬送経路90Cは、給紙トレイ31と搬送部7との間において水平方向に延びる。
The
フラッパ95は、排紙経路90Aとユニット案内経路90Bとの分岐部分に設けられる。フラッパ95は、排紙経路90Aを閉鎖し、用紙Sを箔転写ユニット200に向けて案内する第1位置(図7実線参照)と、ユニット案内経路90Bを閉鎖し、用紙Sを排出口22に向けて案内する第2位置(図7仮想線参照)とに切り替え可能である。
The
箔転写ユニット200は、本体筐体2と水平方向に並ぶように、本体筐体2の外面に取り付けられる。箔転写ユニット200は、箔転写部100と、ユニット側給紙経路160と、ユニット側排紙経路170とを備える。つまり、箔転写部100は、本体筐体2の外部に位置する。
The
ユニット側給紙経路160は、ユニット案内経路90Bから送られる用紙Sを箔転写部100に案内する経路である。ユニット側給紙経路160は、ユニット案内経路90Bに繋がる。
The unit-side
ユニット側排紙経路170は、箔転写部100を通過した用紙Sを、再搬送経路90Cに案内する経路である。ユニット側排紙経路170は、再搬送経路90Cに繋がる。
The unit-side
画像形成装置12では、上記した選択箔転写処理において、第1位置に位置するフラッパ95が、第1のトナー像および第2のトナー像が形成された用紙Sを、排紙経路90Aからユニット案内経路90Bに案内する。そして、ユニット案内経路90Bは、用紙Sをユニット側給紙経路160に向けて案内する。
In the
次いで、ユニット側給紙経路160は、用紙Sを箔転写部100に向けて案内する。そして、箔転写部100は、第1実施形態と同様に、用紙Sに形成される第1のトナー像に金属箔を転写する。その後、ユニット側排紙経路170は、箔転写部100を通過した用紙Sを再搬送経路90Cに案内する。
Next, the unit-side
次いで、再搬送経路90Cは、用紙Sを給紙部3に再搬送する。その後、給紙部3および搬送部7は、用紙Sが複数の第2像形成部4C、4M、4C、第1像形成部6および定着器8を順次通過するように搬送する。
Next, the
また、フラッパ95は、第1位置から第2位置に揺動して、ユニット案内経路90Bを閉鎖し、排紙経路90Aを開放する。そして、排紙経路90Aは、用紙Sが排出口22に向かうように案内する。その後、排出口22は、用紙Sを排出する。
Further, the
また、上記した通常印刷処理では、第2位置に位置するフラッパ95は、第1のトナー像および第2のトナー像の少なくともいずれか一方が形成される用紙Sを、箔転写ユニット200(箔転写部100)を通過させることなく、排紙経路90Aに案内する。
Further, in the above-mentioned normal printing process, the
このような第3実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。 Even with such a third embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained.
[第4実施形態]
次に、図8を参照して、第4実施形態の画像形成装置13について説明する。画像形成装置13において、画像形成装置12と同じ部材には、同じ符号を付し、説明を省略する。
[Fourth Embodiment]
Next, the
画像形成装置13は、搬送経路90と、本体筐体2に取り付け可能な箔転写ユニット200とを備える。箔転写ユニット200は、本体筐体2と上下方向に並ぶように、本体筐体2の外面に取り付けられる。
The
搬送経路90は、排紙経路90Aと、ユニット案内経路90Bと、フラッパ95とを備え、再搬送経路90Cを備えない。箔転写ユニット200は、箔転写部100と、ユニット側給紙経路160と、ユニット側排紙経路180とを備える。
The
ユニット側排紙経路180は、箔転写部100を通過した用紙Sを、箔転写ユニット200が有する排出口202に案内する経路である。ユニット側排紙経路180は、排出口202に繋がる。
The unit-side
画像形成装置13では、上記した選択箔転写処理において、第1位置に位置するフラッパ95が、第1のトナー像および第2のトナー像が形成された用紙Sを、排紙経路90Aからユニット案内経路90Bに案内する。
In the
そして、ユニット案内経路90Bは、用紙Sをユニット側給紙経路160に向けて案内する。次いで、ユニット側給紙経路160は、用紙Sを箔転写部100に向けて案内する。続いて、箔転写部100は、第1実施形態と同様に、用紙Sに形成される第1のトナー像に金属箔を転写する。その後、ユニット側排紙経路180は、箔転写部100を通過した用紙Sを、排出口202に案内する。排出口202は、用紙Sを排出する。
Then, the
また、上記した通常印刷処理では、第2位置に位置するフラッパ95は、第1のトナー像および第2のトナー像の少なくともいずれか一方が形成される用紙Sを、箔転写ユニット200(箔転写部100)を通過させることなく、排出口22に向かうように案内する。
Further, in the above-mentioned normal printing process, the
このような第4実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。 Even with such a fourth embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained.
[第5実施形態]
次に、図9を参照して、第5実施形態の画像形成装置14について説明する。画像形成装置14において、画像形成装置1と同じ部材には、同じ符号を付し、説明を省略する。
[Fifth Embodiment]
Next, the
画像形成装置14は、中間転写タイプのカラープリンタである。画像形成装置14は、転写部70と、第1像形成部6と、複数の第2像形成部4Y、4M、4Cと、箔転写部100とを備える。
The
転写部70は、中間転写ベルト75に転写される第1のトナー像および/または第2のトナー像を、中間転写ベルト75から用紙Sに転写するように構成される。転写部70は、駆動ローラ77と、従動ローラ78と、中間転写ベルト75と、二次転写ローラ76とを備える。
The
駆動ローラ77は、中間転写ベルト75を周回させるように構成される。従動ローラ78は、駆動ローラ77とともに中間転写ベルト75を周回させるように構成される。従動ローラ78は、水平方向において駆動ローラ77と間隔を空けて位置する。従動ローラ78は、駆動ローラ77によって周回する中間転写ベルト75に従い回転する。
The
中間転写ベルト75は、無端状のベルトである。中間転写ベルト75は、駆動ローラ77および従動ローラ78に掛けられる。中間転写ベルト75は、駆動ローラ77および従動ローラ78に掛けられた状態で、水平方向に延びる。中間転写ベルト75は、駆動ローラ77および従動ローラ78の周りを周回する。
The
二次転写ローラ76は、中間転写ベルト75から用紙Sに第1のトナー像および第2のトナー像を転写する。二次転写ローラ76は、中間転写ベルト75の外表面に接触する。二次転写ローラ76と従動ローラ78とは、中間転写ベルト75を挟む。
The
第1像形成部6は、中間転写ベルト75上に第1のトナーを転写して第1のトナー像を形成する。第1感光ドラム61は、転写部70の下方に位置する。第1感光ドラム61は、中間転写ベルト75と接触する。第1転写ローラ65は、第1のトナー像を、第1感光ドラム61の周面から中間転写ベルト75上に転写するように構成される。第1転写ローラ65は、中間転写ベルト75内に位置する。第1転写ローラ65と第1感光ドラム61とは、上下方向において中間転写ベルト75を挟む。
The first
複数の第2像形成部4Y、4M、4Cは、それぞれ、中間転写ベルト75上に第2のトナーを転写して第2のトナー像を形成する。第2感光ドラム41は、転写部70の下方に位置する。第2感光ドラム41は、中間転写ベルト75の外表面と接触する。第2転写ローラ45は、第2のトナー像を、第2感光ドラム41の周面から中間転写ベルト75上に転写するように構成される。第2転写ローラ45は、中間転写ベルト75内に位置する。第2転写ローラ45と第2感光ドラム41とは、上下方向において中間転写ベルト75を挟む。
The plurality of second
画像形成装置14では、上記した選択箔転写処理において、複数の第2像形成部4Y、4M、4Cのそれぞれが、第2のトナー像を中間転写ベルト75上に形成する。その後、第1像形成部6が、第1のトナー像を、第2のトナー像が形成された中間転写ベルト75上に形成する。そして、二次転写ローラ76は、用紙Sが二次転写ローラ76と従動ローラ78との間を通過するときに、中間転写ベルト75から用紙Sに第1のトナー像および第2のトナー像を転写する。その後、定着器8は、第1のトナー像および第2のトナー像を用紙Sに熱定着する。次いで、箔転写部100は、第1実施形態と同様に、第1のトナー像および第2のトナー像が形成される用紙Sに金属箔を重ね、第1のトナー像および金属箔を加熱することで第1のトナー像に金属箔を転写する。
In the
このような第5実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。 Even with such a fifth embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained.
[第6実施形態]
次に、図10を参照して、第6実施形態の画像形成装置15について説明する。画像形成装置15において、画像形成装置14と同じ部材には、同じ符号を付し、説明を省略する。画像形成装置15は、第1像形成部6と、複数の第2像形成部4K、4Y、4M、4Cとを備える。このような第6実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
[Sixth Embodiment]
Next, the
[第7実施形態]
次に、図11を参照して、第7実施形態の箔転写装置16について説明する。箔転写装置16において、画像形成装置1と同じ部材には、同じ符号を付し、説明を省略する。
[7th Embodiment]
Next, the
箔転写装置16は、本体筐体2と、第1像形成部6と、露光装置5と、定着器8と、箔転写部100とを備え、第2像形成部を備えない。本体筐体2は、給紙開口25を有する。
The
箔転写装置16では、給紙開口25を介して用紙Sが、第1像形成部6に供給される。そして、第1像形成部6は、第1実施形態と同様に、用紙Sに第1のトナー像を形成する。その後、定着器8は、第1のトナー像を用紙Sに熱定着する。次いで、箔転写部100は、第1実施形態と同様に、第1のトナー像に金属箔を転写する。このような第7実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
In the
[変形例]
第1実施形態〜第7実施形態では、定着器8が第1のトナー像および第2のトナー像を用紙Sに熱定着するが、これに限定されない。箔転写部100が、第1のトナー像および第2のトナー像を用紙Sに熱定着するとともに、金属箔を第1のトナー像に転写してもよい。これによっても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
[Modification example]
In the first to seventh embodiments, the fixing
以下に実施例および比較例を示し、本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は、何らそれらに限定されない。また、以下の記載において用いられる配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなどの具体的数値は、上記の「発明を実施するための形態」において記載されている、それらに対応する配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなど該当記載の上限(「以下」、「未満」として定義されている数値)または下限(「以上」、「超過」として定義されている数値)に代替することができる。なお、「部」および「%」は、特に言及がない限り、質量基準である。 Examples and comparative examples are shown below, and the present invention will be described in more detail. The present invention is not limited thereto. In addition, specific numerical values such as the compounding ratio (content ratio), physical property values, and parameters used in the following description are described in the above-mentioned "Form for carrying out the invention", and the compounding ratios corresponding to them ( Substitute for the upper limit (numerical value defined as "less than or equal to" or "less than") or lower limit (numerical value defined as "greater than or equal to" or "excess") such as content ratio), physical property value, parameter, etc. it can. In addition, "part" and "%" are based on mass unless otherwise specified.
また、以下において記載される各種物性の測定法を下記に示す。
<3級アミノ基の塩、4級アンモニウム塩または3級アミノ基の含有割合の測定(流動電位測定)>
トナーが水に懸濁されたトナー懸濁液100質量部を準備する。トナー懸濁液におけるトナーの含有割合は0.1質量%とする。
In addition, the methods for measuring various physical properties described below are shown below.
< Measurement of content ratio of tertiary amino group salt, quaternary ammonium salt or tertiary amino group (flow potential measurement)>
Prepare 100 parts by mass of a toner suspension in which toner is suspended in water. The toner content in the toner suspension is 0.1% by mass.
次いで、トナー懸濁液に、濃度が0.004mol/Lのドデシル硫酸ナトリウムの水溶液を滴下し、流動電位測定装置(Automatic Potentiometric Titrator AT−510およびParticle Charge Detector PCD−500:京都電子工業社製)により、トナー懸濁液の流動電位を測定する。そして、トナー懸濁液の流動電位の変極点を滴定点とする。 Next, an aqueous solution of sodium dodecyl sulfate having a concentration of 0.004 mol / L was added dropwise to the toner suspension, and a flow potential measuring device (Automatic Potentiometric Titrator AT-510 and Particle Charge Detector PCD-500: manufactured by Kyoto Denshi Kogyo Co., Ltd.) was added. Measures the flow potential of the toner suspension. Then, the pole of change of the flow potential of the toner suspension is set as the titration point.
滴定点までに滴下したドデシル硫酸ナトリウム水溶液の量からトナー懸濁液中の正極性基量(3級アミノ基の塩、4級アンモニウム塩または3級アミノ基の含有割合)を算出する。そして、トナー懸濁液中の正極性基量から、トナー中の3級アミノ基の塩、4級アンモニウム塩または3級アミノ基の含有割合を算出する。
<表面電位測定>
トナーを木製の机(表面電位 0kV)の上に並べる。そして、トナーの表面電位を静電気測定器(YC−102)により1時間毎、合計3回測定する。その後、3つの測定値の平均値を表面電位とする。
The amount of positive group (content ratio of tertiary amino group salt, quaternary ammonium salt or tertiary amino group) in the toner suspension is calculated from the amount of sodium dodecyl sulfate aqueous solution dropped up to the titration point. Then, the content ratio of the tertiary amino group salt, the quaternary ammonium salt or the tertiary amino group in the toner is calculated from the positive electrode group amount in the toner suspension.
<Surface potential measurement>
Place the toner on a wooden desk (surface potential 0 kV). Then, the surface potential of the toner is measured by an electrostatic measuring instrument (YC-102) every hour for a total of three times. After that, the average value of the three measured values is taken as the surface potential.
(製造例1:接着剤Aの調製)
スチレン85質量部と、ブチルアクリレート11質量部と、ジメチルアミノエチルメタクリレートのパラトルエンスルホン酸塩4質量部とをビーズミルで分散させて、モノマー混合物を得た。次いで、モノマー混合物をトルエン500質量部とメタノール400質量部との混合溶媒に添加し、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)4質量部の存在下で80℃にて8時間反応させた。反応終了後、溶媒を留去して、3級アミノ基の塩を含有する接着剤Aを得た。
(Production Example 1: Preparation of Adhesive A)
85 parts by mass of styrene, 11 parts by mass of butyl acrylate, and 4 parts by mass of paratoluenesulfonate of dimethylaminoethyl methacrylate were dispersed by a bead mill to obtain a monomer mixture. The monomer mixture was then added to a mixed solvent of 500 parts by weight of toluene and 400 parts by weight of methanol and at 80 ° C. for 8 hours in the presence of 4 parts by weight of 2,2'-azobis (2,4-dimethylvaleronitrile). It was reacted. After completion of the reaction, the solvent was distilled off to obtain an adhesive A containing a salt of a tertiary amino group.
(製造例2:接着剤Bの調製)
スチレン80質量部と、ジメチルアミノエチルメタクリレート20質量部とをビーズミルで分散させて、モノマー混合物を得た。次いで、モノマー混合物をトルエン900質量に添加し、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)4質量部の存在下で80℃にて8時間反応させた。反応終了後、溶媒を留去して、3級アミノ基を含有する接着剤Bを得た。
(Production Example 2: Preparation of Adhesive B)
80 parts by mass of styrene and 20 parts by mass of dimethylaminoethyl methacrylate were dispersed with a bead mill to obtain a monomer mixture. The monomer mixture was then added to 900% by weight of toluene and reacted at 80 ° C. for 8 hours in the presence of 4 parts by weight of 2,2'-azobis (2,4-dimethylvaleronitrile). After completion of the reaction, the solvent was distilled off to obtain an adhesive B containing a tertiary amino group.
(製造例3:接着剤Cの調製)
ジメチルアミノエチルメタクリレートのパラトルエンスルホン酸塩を、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドのメチルクロライド塩に変更したこと以外は、製造例1と同様にして、4級アンモニウム塩を含有する接着剤Cを得た。
(Production Example 3: Preparation of Adhesive C)
Adhesive C containing a quaternary ammonium salt was obtained in the same manner as in Production Example 1 except that the paratoluenesulfonate of dimethylaminoethyl methacrylate was changed to a methyl chloride salt of dimethylaminopropyl acrylamide.
(製造例4:接着剤Dの調製)
ジメチルアミノエチルメタクリレートを、ジエチルアミノエチルメタクリレートに変更したこと以外は、製造例2と同様にして、3級アミノ基を含有する接着剤Dを得た。
(Production Example 4: Preparation of Adhesive D)
Adhesive D containing a tertiary amino group was obtained in the same manner as in Production Example 2 except that dimethylaminoethyl methacrylate was changed to diethylaminoethyl methacrylate.
(実施例1〜5および比較例1)
スチレンと、ブチルアクリレートと、3級アミノ基の塩を含有する接着剤Aと、着色剤(カーボンブラック:CB)とを、トナー中の3級アミノ基の塩の含有割合が表1に示す値となるように混合して、モノマー組成物を調製した。
(Examples 1 to 5 and Comparative Example 1)
Adhesive A containing styrene, butyl acrylate, and a salt of a tertiary amino group, and a colorant (carbon black: CB), the content ratio of the salt of the tertiary amino group in the toner is the value shown in Table 1. The monomer composition was prepared by mixing so as to be.
また、塩化マグネシウム水溶液(濃度:3.92質量%)260.2部に、水酸化ナトリウム水溶液(濃度:11.0質量%)56.2部を攪拌下で添加して、水酸化マグネシウムコロイドを生成した。これにより、水系分散媒体を調製した。 Further, 56.2 parts of a sodium hydroxide aqueous solution (concentration: 11.0% by mass) was added to 260.2 parts of a magnesium chloride aqueous solution (concentration: 3.92% by mass) with stirring to add magnesium hydroxide colloid. Generated. As a result, an aqueous dispersion medium was prepared.
次いで、水系分散媒体にモノマー組成物を添加し攪拌した。その後、水系分散媒体に重合開始剤(t−ブチルパーオキシジエチルブタノエート)4.4部を添加し、分散機により15,000rpmの回転数で10分間高剪断攪拌して、水系分散媒体中にモノマー組成物の液滴を分散させた。これにより、モノマー組成物の水分散液を調製した。 Then, the monomer composition was added to the aqueous dispersion medium and stirred. Then, 4.4 parts of the polymerization initiator (t-butylperoxydiethylbutanoate) was added to the aqueous dispersion medium, and the mixture was stirred with a disperser at a rotation speed of 15,000 rpm for 10 minutes with high shearing in the aqueous dispersion medium. The droplets of the monomer composition were dispersed in the mixture. As a result, an aqueous dispersion of the monomer composition was prepared.
次いで、モノマー組成物の水分散液を、90℃まで昇温し重合反応した。これにより、トナー粒子(重合体)の水分散液を調製した。 Next, the aqueous dispersion of the monomer composition was heated to 90 ° C. and subjected to a polymerization reaction. As a result, an aqueous dispersion of toner particles (polymer) was prepared.
次いで、トナー粒子の水分散液を撹拌しながら、硫酸により、トナー粒子の水分散液のpHを4以下に調整した。その後、ろ過によりトナー粒子を水から分離し、水洗いを複数回実施した後、乾燥器(50℃)にて一昼夜乾燥して、トナーを調製した。トナーは、結着樹脂としてのスチレンアクリル樹脂と、接着剤Aと、着色剤とを含有していた。 Next, the pH of the aqueous dispersion of the toner particles was adjusted to 4 or less with sulfuric acid while stirring the aqueous dispersion of the toner particles. Then, the toner particles were separated from water by filtration, washed with water a plurality of times, and then dried in a dryer (50 ° C.) for 24 hours to prepare the toner. The toner contained a styrene acrylic resin as a binder resin, an adhesive A, and a colorant.
(実施例6〜13および比較例2)
ポリエチレンワックスを、トナー中のポリエチレンワックスの含有割合が表2に示す値となるように、モノマー組成物にさらに混合したこと以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
(Examples 6 to 13 and Comparative Example 2)
The toner was prepared in the same manner as in Example 1 except that the polyethylene wax was further mixed with the monomer composition so that the content ratio of the polyethylene wax in the toner was as shown in Table 2.
(実施例14〜16および比較例3)
カルナバワックスを、トナー中のカルナバワックスの含有割合が表3に示す値となるように、モノマー組成物にさらに混合したこと以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
(Examples 14 to 16 and Comparative Example 3)
The toner was prepared in the same manner as in Example 1 except that the carnauba wax was further mixed with the monomer composition so that the content ratio of the carnauba wax in the toner was the value shown in Table 3.
(実施例17〜23および比較例4)
パラフィンワックスを、トナー中のパラフィンワックスの含有割合が表4に示す値となるように、モノマー組成物にさらに混合したこと以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
(Examples 17 to 23 and Comparative Example 4)
The toner was prepared in the same manner as in Example 1 except that the paraffin wax was further mixed with the monomer composition so that the content ratio of the paraffin wax in the toner was the value shown in Table 4.
(実施例24〜30および比較例5)
負帯電制御剤(藤倉化成社製)を、トナー中の負帯電制御剤の含有割合が表5に示す値となるように、モノマー組成物にさらに混合したこと以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。また、トナーの表面電位を表5に示す。
(Examples 24 to 30 and Comparative Example 5)
The same as in Example 1 except that the negative charge control agent (manufactured by Fujikura Kasei Co., Ltd.) was further mixed with the monomer composition so that the content ratio of the negative charge control agent in the toner became the value shown in Table 5. Toner was prepared. The surface potential of the toner is shown in Table 5.
(実施例31〜34および比較例6)
接着剤Aを、3級アミノ基を含有する接着剤Bに変更して、スチレンと、ブチルアクリレートと、接着剤Bと、着色剤(カーボンブラック:CB)とを、トナー中の3級アミノ基の含有割合が表6に示す値となるように混合してモノマー組成物を調製したこと以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
(Examples 31 to 34 and Comparative Example 6)
Adhesive A is changed to adhesive B containing a tertiary amino group, and styrene, butyl acrylate, adhesive B, and a colorant (carbon black: CB) are used as a tertiary amino group in the toner. Toners were prepared in the same manner as in Example 1 except that the monomer composition was prepared by mixing so that the content ratio of the above was as shown in Table 6.
(実施例35〜39)
ポリエチレンワックスおよび正帯電制御剤(ボントロンN−7、オリエント化学社製)のそれぞれを、トナー中のポリエチレンワックスおよび正帯電制御剤のそれぞれの含有割合が表7に示す値となるように、モノマー組成物にさらに混合したこと以外は、実施例31と同様にして、トナーを調製した。
(Examples 35-39)
The monomer composition of each of the polyethylene wax and the positive charge control agent (Bontron N-7, manufactured by Orient Chemical Co., Ltd.) is such that the content ratios of the polyethylene wax and the positive charge control agent in the toner are as shown in Table 7. Toners were prepared in the same manner as in Example 31 except that they were further mixed with the product.
(実施例40〜43)
カルナバワックスおよび正帯電制御剤のそれぞれを、トナー中のカルナバワックスおよび正帯電制御剤のそれぞれの含有割合が表8に示す値となるように、モノマー組成物にさらに混合したこと以外は、実施例31と同様にして、トナーを調製した。
(Examples 40 to 43)
Examples except that each of the carnauba wax and the positive charge control agent was further mixed with the monomer composition so that the content ratios of the carnauba wax and the positive charge control agent in the toner were the values shown in Table 8. Toner was prepared in the same manner as in 31.
(実施例44〜50)
パラフィンワックスおよび正帯電制御剤のそれぞれを、トナー中のパラフィンワックスおよび正帯電制御剤のそれぞれの含有割合が表9に示す値となるように、モノマー組成物にさらに混合したこと以外は、実施例31と同様にして、トナーを調製した。
(Examples 44 to 50)
Examples except that each of the paraffin wax and the positive charge control agent was further mixed with the monomer composition so that the content ratios of the paraffin wax and the positive charge control agent in the toner were the values shown in Table 9. Toner was prepared in the same manner as in 31.
(実施例51および比較例7)
負帯電制御剤(藤倉化成社製)を、トナー中の負帯電制御剤の含有割合が表10に示す値となるように、モノマー組成物にさらに混合したこと以外は、実施例31と同様にして、トナーを調製した。
(Example 51 and Comparative Example 7)
The same as in Example 31 except that the negative charge control agent (manufactured by Fujikura Kasei Co., Ltd.) was further mixed with the monomer composition so that the content ratio of the negative charge control agent in the toner became the value shown in Table 10. Toner was prepared.
<箔転写性評価>
各実施例および各比較例で得られたトナーを、図1に示す画像形成装置の第1トナー収容部に収容した。そして、上記した選択箔転写処理を実行した。なお、第1箔転写ローラの加熱温度(設定)は、150℃であった。第1箔転写ローラと第2箔転写ローラとの間を通過する用紙の表面温度は、120℃であった。また、金属箔の主成分は、Al単体であった。
<Evaluation of foil transferability>
The toners obtained in each of the examples and the comparative examples were housed in the first toner accommodating portion of the image forming apparatus shown in FIG. Then, the above-mentioned selective foil transfer treatment was executed. The heating temperature (setting) of the first foil transfer roller was 150 ° C. The surface temperature of the paper passing between the first foil transfer roller and the second foil transfer roller was 120 ° C. The main component of the metal foil was Al alone.
以下の基準で、箔転写性を評価した。
○:第1のトナー像に金属箔が95%以上転写した。
△:第1のトナー像に金属箔が50%以上95%未満転写した。
×:第1のトナー像に金属箔が50%未満転写した。
The foil transferability was evaluated according to the following criteria.
◯: 95% or more of the metal foil was transferred to the first toner image.
Δ: The metal foil was transferred to the first toner image by 50% or more and less than 95%.
X: Less than 50% of the metal foil was transferred to the first toner image.
(実施例52〜81)
接着剤Aを接着剤Cに変更したこと以外は、実施例1〜30と同様にして、トナーを調製した。実施例52〜81のトナーにおける箔転写性評価の結果は、実施例1〜30のトナーにおける箔転写性評価の結果と同じであった(上記表1〜5参照)。
(Examples 52 to 81)
Toners were prepared in the same manner as in Examples 1 to 30, except that the adhesive A was changed to the adhesive C. The results of the foil transferability evaluation of the toners of Examples 52 to 81 were the same as the results of the foil transferability evaluation of the toners of Examples 1 to 30 (see Tables 1 to 5 above).
(実施例82〜102)
接着剤Bを接着剤Dに変更したこと以外は、実施例31〜51と同様にして、トナーを調製した。実施例82〜102のトナーにおける箔転写性評価の結果は、実施例31〜51のトナーにおける箔転写性評価の結果と同じであった(上記表6〜10参照)。
(Examples 82 to 102)
Toners were prepared in the same manner as in Examples 31 to 51, except that the adhesive B was changed to the adhesive D. The results of the foil transferability evaluation of the toners of Examples 82 to 102 were the same as the results of the foil transferability evaluation of the toners of Examples 31 to 51 (see Tables 6 to 10 above).
なお、上記の実施例では、トナーは、着色剤としてカーボンブラックを含有するが、着色剤は、これに限定されず、例えば、シアン、マゼンタ、イエローなどのその他の着色剤であってもよい。また、トナーは、着色剤を含有しなくてもよく、例えば、着色剤をスチレンアクリル樹脂に置き換えればよい。 In the above embodiment, the toner contains carbon black as a colorant, but the colorant is not limited to this, and may be other colorants such as cyan, magenta, and yellow. Further, the toner does not have to contain a colorant, and for example, the colorant may be replaced with a styrene acrylic resin.
1 画像形成装置
4 第2像形成部
6 第1像形成部
10 制御部
11 画像形成装置
12 画像形成装置
13 画像形成装置
14 画像形成装置
15 画像形成装置
16 箔転写装置
41 第2感光ドラム
42 第2現像ローラ
61 第1感光ドラム
62 第1現像ローラ
75 中間転写ベルト
76 二次転写ローラ
100 箔転写部
1 Image forming device 4 Second
Claims (12)
前記第1のトナー像に金属箔を重ね、前記第1のトナー像および前記金属箔を加熱することで前記第1のトナー像に前記金属箔を転写する箔転写部と、を備え、
前記第1のトナーは、結着樹脂と、用紙と前記金属箔とを接着するための接着剤と、を少なくとも含有し、
前記接着剤は、3級アミノ基、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび前記官能基含有ビニルモノマーと共重合可能なビニルモノマーの共重合体を少なくとも含有し、
前記官能基含有ビニルモノマーが3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する場合、前記第1のトナーに対して、前記接着剤中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合は、0.28質量%以上20.0質量%以下であり、
前記官能基含有ビニルモノマーが3級アミノ基を含有する場合、前記第1のトナーに対して、前記接着剤中の3級アミノ基の含有割合は、2.65質量%以上20.0質量%以下であることを特徴とする、箔転写装置。 A first image forming portion that transfers the first toner onto paper to form a first toner image, and a first image forming portion.
A foil transfer portion for overlaying a metal foil on the first toner image and transferring the metal foil to the first toner image by heating the first toner image and the metal foil is provided.
The first toner contains at least a binder resin and an adhesive for adhering the paper and the metal foil.
The adhesive contains at least a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group , a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt, and a copolymer of a vinyl monomer copolymerizable with the functional group-containing vinyl monomer. And
When the functional group-containing vinyl monomer contains a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt, the first toner contains the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the adhesive. The ratio is 0.28% by mass or more and 20.0% by mass or less.
When the functional group-containing vinyl monomer contains a tertiary amino group, the content ratio of the tertiary amino group in the adhesive to the first toner is 2.65% by mass or more and 20.0% by mass. A foil transfer device characterized by the following.
3級アミノ基の塩を含有する場合、ジメチルアミノエチルメタクリレートのパラトルエンスルホン酸塩を含み、
4級アンモニウム塩を含有する場合、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドのメチルクロライド塩を含み、
3級アミノ基を含有する場合、ジメチルアミノエチルメタクリレートまたはジエチルアミノエチルメタクリレートを含むことを特徴とする、請求項1に記載の箔転写装置。 The functional group-containing vinyl monomer is
When containing a salt of a tertiary amino group, it contains a paratoluene sulfonate of dimethylaminoethyl methacrylate.
When containing quaternary ammonium salts include methyl chloride salt of di methyl amino propyl acrylamide,
The foil transfer device according to claim 1, wherein when it contains a tertiary amino group, it contains dimethylaminoethyl methacrylate or diethylaminoethyl methacrylate.
前記ワックスは、ポリオレフィンワックス、植物系ワックスおよび石油系ワックスからなる群より選択される少なくとも1種のワックスであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の箔転写装置。 The first toner further contains wax and
The foil transfer apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein the wax is at least one wax selected from the group consisting of polyolefin wax, vegetable wax and petroleum wax. ..
前記第2のトナーは、結着樹脂と、帯電制御樹脂と、を少なくとも含有し、
前記帯電制御樹脂は、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび前記官能基含有ビニルモノマーと共重合可能なビニルモノマーの共重合体を少なくとも含有し、
前記第2のトナーに対して前記帯電制御樹脂中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合は、6.0×10-5質量%以上0.28質量%未満であり、
前記箔転写部は、前記第1のトナー像および前記第2のトナー像が形成される用紙に前記金属箔を重ね、前記第1のトナー像および前記金属箔を加熱することで前記第1のトナー像に前記金属箔を転写することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の箔転写装置。 A second image forming portion for supplying the second toner on the paper to form the second toner image is further provided.
The second toner contains at least a binder resin and a charge control resin.
The charge control resin contains at least a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt and a copolymer of a vinyl monomer copolymerizable with the functional group-containing vinyl monomer.
The content ratio of the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the charge control resin with respect to the second toner is 6.0 × 10 -5 % by mass or more and less than 0.28% by mass.
The foil transfer unit superimposes the metal foil on the paper on which the first toner image and the second toner image are formed, and heats the first toner image and the metal foil to heat the first toner image and the metal foil. The foil transfer device according to any one of claims 1 to 4, wherein the metal foil is transferred to a toner image.
前記制御部は、前記第1処理における用紙の搬送速度が、前記第2処理における用紙の搬送速度よりも遅くなるように制御することを特徴とする、請求項5に記載の箔転写装置。 A first process of forming at least the first toner image of the first toner image and the second toner image on paper and transferring the metal foil to the first toner image, and the first process. A control unit is provided which controls at least one of the toner image and the second toner image on paper so as to be switchable between a second process in which the metal foil is not transferred to the first toner image.
The foil transfer device according to claim 5, wherein the control unit controls the paper transport speed in the first process to be slower than the paper transport speed in the second process.
前記制御部は、前記第1処理において、用紙に対する単位面積当たりの前記第1のトナーの量が、用紙に対する単位面積当たりの前記第2のトナーの量よりも多くなるように制御することを特徴とする、請求項5または6に記載の箔転写装置。 A first process of forming at least the first toner image of the first toner image and the second toner image on paper and transferring the metal leaf to the first toner image, and the first process. A control unit is provided which controls at least one of the toner image and the second toner image on paper so as to be switchable between a second process in which the metal foil is not transferred to the first toner image.
The control unit is characterized in that, in the first process, the amount of the first toner per unit area with respect to the paper is controlled to be larger than the amount of the second toner per unit area with respect to the paper. The foil transfer device according to claim 5 or 6.
第1感光ドラムと、
前記第1感光ドラムにトナーを供給するための第1バイアスが印加される第1現像ローラと、
を備え、
前記第2像形成部は、
第2感光ドラムと、
前記第1バイアスと同極性であり、前記第2感光ドラムにトナーを供給するための第2バイアスが印加される第2現像ローラと、
を備え、
前記制御部は、前記第1処理において、前記第1バイアスの絶対値が前記第2バイアスの絶対値よりも大きくなるように制御することを特徴とする、請求項7に記載の箔転写装置。 The first image forming part is
With the first photosensitive drum
A first developing roller to which a first bias for supplying toner to the first photosensitive drum is applied, and
With
The second image forming part is
With the second photosensitive drum
A second developing roller having the same polarity as the first bias and to which a second bias for supplying toner to the second photosensitive drum is applied.
With
The foil transfer device according to claim 7, wherein the control unit controls the absolute value of the first bias to be larger than the absolute value of the second bias in the first process.
前記第1のトナー像に金属箔を重ね、前記第1のトナー像および前記金属箔を加熱することで前記第1のトナー像に前記金属箔を転写する箔転写部と、を備え、
前記第1のトナーは、結着樹脂と、用紙と前記金属箔とを接着するための接着剤と、ポリエチレンワックスと、を少なくとも含有し、
前記接着剤は、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび前記官能基含有ビニルモノマーと共重合可能なビニルモノマーの共重合体を含有し、
前記第1のトナーに対して、前記接着剤中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合は、0.20質量%以上20.0質量%以下であり、
前記ポリエチレンワックスに対する前記接着剤中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有比率は、0.045以上であることを特徴とする、箔転写装置。 A first image forming portion that transfers the first toner onto paper to form a first toner image, and a first image forming portion.
A foil transfer portion for overlaying a metal foil on the first toner image and transferring the metal foil to the first toner image by heating the first toner image and the metal foil is provided.
The first toner contains at least a binder resin, an adhesive for adhering the paper and the metal foil, and polyethylene wax.
The adhesive contains a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt, and a copolymer of a vinyl monomer copolymerizable with the functional group-containing vinyl monomer.
The content ratio of the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the adhesive to the first toner is 0.20% by mass or more and 20.0% by mass or less.
A foil transfer device, wherein the content ratio of the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the adhesive to the polyethylene wax is 0.045 or more.
前記中間転写ベルト上に第1のトナーを転写して第1のトナー像を形成する第1像形成部と、
前記中間転写ベルト上に第2のトナーを転写して第2のトナー像を形成する第2像形成部と、
前記中間転写ベルトから用紙に前記第1のトナーおよび前記第2のトナー像を転写する二次転写ローラと、
前記第1のトナー像および前記第2のトナー像が形成される用紙に金属箔を重ね、前記第1のトナー像および前記金属箔を加熱することで前記第1のトナー像に前記金属箔を転写する箔転写部と、を備え、
前記第1のトナーは、3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する官能基含有ビニルモノマーおよび前記官能基含有ビニルモノマーと共重合可能なビニルモノマーの共重合体を少なくとも含有し、
前記官能基含有ビニルモノマーが3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩を含有する場合、前記第1のトナーに対して、前記接着剤中の3級アミノ基の塩または4級アンモニウム塩の含有割合は、0.28質量%以上20.0質量%以下であることを特徴とする、箔転写装置。 With the intermediate transfer belt,
A first image forming portion that transfers the first toner onto the intermediate transfer belt to form a first toner image, and a first image forming portion.
A second image forming portion that transfers the second toner onto the intermediate transfer belt to form a second toner image, and a second image forming portion.
A secondary transfer roller that transfers the first toner and the second toner image from the intermediate transfer belt to paper, and
A metal foil is superposed on the paper on which the first toner image and the second toner image are formed, and the metal foil is formed on the first toner image by heating the first toner image and the metal foil. Equipped with a foil transfer part to transfer
The first toner contains at least a functional group-containing vinyl monomer containing a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt and a copolymer of a vinyl monomer copolymerizable with the functional group-containing vinyl monomer.
When the functional group-containing vinyl monomer contains a tertiary amino group salt or a quaternary ammonium salt, the first toner contains the tertiary amino group salt or the quaternary ammonium salt in the adhesive. ratio is equal to or less than 0.28 mass% to 20.0 mass%, the foil transfer apparatus.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017071295A JP6885159B2 (en) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | Foil transfer device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017071295A JP6885159B2 (en) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | Foil transfer device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018173525A JP2018173525A (en) | 2018-11-08 |
JP6885159B2 true JP6885159B2 (en) | 2021-06-09 |
Family
ID=64107836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017071295A Active JP6885159B2 (en) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | Foil transfer device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6885159B2 (en) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017159013A (en) * | 2016-12-29 | 2017-09-14 | 株式会社三洋物産 | Game machine |
JP2020101764A (en) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | コニカミノルタ株式会社 | Image forming apparatus and method for using foil sheet |
JP7512651B2 (en) | 2020-04-01 | 2024-07-09 | ブラザー工業株式会社 | Image forming device |
WO2023026349A1 (en) * | 2021-08-24 | 2023-03-02 | ブラザー工業株式会社 | Image formation device |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3022110B2 (en) * | 1992-12-18 | 2000-03-15 | 富士通株式会社 | Flash fixing color toner and method of manufacturing the same |
JP2002365852A (en) * | 2001-06-05 | 2002-12-18 | Canon Inc | Method for forming image |
JP2005173025A (en) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Kao Corp | Positive charge type toner |
JP2005275245A (en) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | Positive charge type magnetic toner |
JP4586899B2 (en) * | 2008-06-27 | 2010-11-24 | ブラザー工業株式会社 | Toner production method |
US8530122B2 (en) * | 2010-07-30 | 2013-09-10 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Foil transferring face forming toner and image forming method |
JP5585457B2 (en) * | 2011-01-07 | 2014-09-10 | コニカミノルタ株式会社 | Image forming method and image forming apparatus |
JP2014010302A (en) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Konica Minolta Inc | Image forming method |
CN107209464B (en) * | 2015-01-20 | 2020-09-01 | 惠普印迪戈股份公司 | Electrophotographic printing and foiling |
-
2017
- 2017-03-31 JP JP2017071295A patent/JP6885159B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018173525A (en) | 2018-11-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6885159B2 (en) | Foil transfer device | |
US9034553B2 (en) | Method of foil transfer employing foil transferring face forming toner and image forming method | |
US8632934B2 (en) | Image forming method | |
US8530122B2 (en) | Foil transferring face forming toner and image forming method | |
JP5929462B2 (en) | Image forming method | |
JP2014010302A (en) | Image forming method | |
US8750770B2 (en) | Image forming method and image forming apparatus | |
EP1901139B1 (en) | Wax Coating Process for Xerographically Prepared MICR Checks | |
US5753400A (en) | Method for repeatedly using image holding member | |
JP6942997B2 (en) | Foil transfer device | |
JP5790126B2 (en) | Image forming method | |
JP2010197594A (en) | Developer, image forming unit, and image forming apparatus | |
JP6411978B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP6089466B2 (en) | Toner for developing electrostatic image and image forming method | |
JP2012247659A (en) | Toner for electrostatic image development and manufacturing method for electrostatic image development toner | |
EP4410913A1 (en) | Press-bonded sheet manufacturing method, press-bonded sheet manufacturing device, and image forming device | |
JP2022049918A (en) | Image forming apparatus | |
JP2016212324A (en) | Image forming method and image forming apparatus | |
US9597910B2 (en) | Toner for thermal transfer printing sheet, thermal transfer printing sheet, and production method thereof | |
JP7556004B2 (en) | Pressure-bonded sheet manufacturing method | |
US20240192626A1 (en) | Image forming system | |
US20240190679A1 (en) | Image forming system | |
CN118159616A (en) | Pressure-bonding sheet manufacturing method, pressure-bonding sheet manufacturing apparatus, and image forming apparatus | |
JP2024040637A (en) | Image formation system | |
JP2022026472A (en) | Image forming apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200310 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210413 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210426 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6885159 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |