JP6864257B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
まず、図1を参照して、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。図1に示す画像形成装置1は、タンデム方式のカラーレーザープリンタである。装置本体の中央には、4つの作像部4Y,4M,4C,4Kが設けられている。各作像部4Y,4M,4C,4Kは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
続いて、図1を参照して、本実施形態に係るプリンタの基本的動作について説明する。作像動作が開始されると、各作像部4Y,4M,4C,4Kにおける各感光体5が駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体5の表面が帯電装置6によって所定の極性に一様に帯電される。
次に前記定着装置20の構成について図2A〜図5Bを参照して説明する。定着装置20は、回転可能な定着回転体としての定着スリーブ21と、当該定着スリーブ21に対向して設けられた加圧部材としての加圧ローラ22とを有する。定着スリーブ21の両端部21aは、軸線方向に対向して一対で配設された保持部50によって周回可能に摺接保持されている。保持部50は取付板42に一体で形成され、当該取付板42はボルト41によって定着装置20の両側に固定配置された側板40に固定されている。
定着スリーブ21の内部には、定着スリーブ21を加熱する加熱源としてハロゲンヒータ70が軸線方向に配設されている。またハロゲンヒータ70よりも加圧ローラ22側に接近して、ベース部材としてのニップ形成部材80が軸線方向に配設されている。
前記加圧ローラ22は、芯金22aと、芯金22aの表面に設けられた発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等から成る弾性層22bと、弾性層22bの表面に設けられたPFA又はPTFE等から成る離型層22cによって構成されている。加圧ローラ22は、加圧手段によって定着スリーブ21側へ加圧され定着スリーブ21を介してニップ形成部材80に当接している。
前記ハロゲンヒータ70は、それぞれの両端部70aが定着装置20の側板40に固定されている。ハロゲンヒータ70は、プリンタ本体に設けられた電源部により出力制御されて発熱するように構成されており、その出力制御は、前記サーモパイル27による定着スリーブ21の表面温度の検知結果に基づいて行われる。
前記ニップ形成部材80は、図5A、図5Bのように、ベースパッド81と、ベースパッド81の表面に設けられた摺動シート(低摩擦シート)82を有する。ベースパッド81は、定着スリーブ21の軸方向又は加圧ローラ22の軸方向に渡って連続して長手状に配設されており、加圧ローラ22の加圧力を受けてニップ部Nの形状を決定する。
前記反射部材26は、ステー25とハロゲンヒータ70との間に配設されている。反射部材26の材料としては、アルミニウムやステンレス等が挙げられる。このように反射部材26を配設していることにより、ハロゲンヒータ70からステー25側に放射された光が定着スリーブ21へ反射される。
前記の構成により、ウォームアップが速い定着装置を実現することが可能となる。以下、図2A、図2Bを参照しつつ、本実施形態に係る定着装置20の基本動作について説明する。プリンタ本体の電源スイッチが投入されると、ハロゲンヒータ70に電力が供給されると共に、加圧ローラ22が図2A中の時計回りに回転駆動を開始する。これにより、定着スリーブ21は、加圧ローラ22から受ける摩擦力によって、図2A中の反時計回りに従動回転する。
図2Bはラビリンス構造の第1のシール部91の第1実施形態を示す縦断面図である。当該第1のシール部91は、定着スリーブ21の両端部21aを周回可能に摺接保持する保持部50に配設されている。
図4Aは、ラビリンス構造のシール部の第2実施形態を示している(シール部92)。この第2実施形態は、従来の定着装置におけるハロゲンヒータ70両端部70aの隙間に着目したものである。すなわち、従来の定着装置は図4Bのように、ハロゲンヒータ70の両端部70aがセラミック製の碍子71と支持板(図2Aの支持板42)を介して側板40に支持されている。
ニップ形成部材80のベースパッド81に、図5A、図5Bに示すように、摺動性の良いフッ素系の樹脂繊維で構成した摺動シート82を取り付けることで、定着スリーブ21の内周面との間の摺動負荷を減らすことができる。シート状の樹脂繊維の材料であるフッ素系樹脂は、摩擦摩耗特性に優れており、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)が繊維状で商品化されている。これらの樹脂繊維で形成した摺動シート82は、潤滑剤を容易に浸み込ませることができ、潤滑剤の流出防止効果も高い。摺動シート82は、例えば図5A、図5Bに示す方法でベースパッド81に取り付けて使用することができる。
摺動性の良いフッ素系の繊維もしくはコーティング材は、ハロゲンヒータ70近傍の高温環境下での摺動性対策(摩擦負荷上昇抑制対策)として、潤滑剤を浸み込ませて使用することがより効果的である。そのような潤滑剤としては、耐熱温度の高いフッ素グリスもしくはシリコーンオイルが適当である。
2Y,2M,2C,2K:トナーボトル 3:転写装置
4Y,4M,4C,4K:作像部 5:感光体
6:帯電装置 7:現像装置
8:クリーニング装置 9:露光装置
10:給紙トレイ 11:給紙ローラ
12:レジストローラ 13:排紙ローラ
14:排紙トレイ 20:定着装置
21:定着スリーブ 21a:定着スリーブの両端部
22:加圧ローラ 22a:芯金
22b:弾性層 22c:離型層
25:ステー 26:反射部材
27:サーモパイル 28:分離部材
29:サーミスタ 30:中間転写ベルト
31:一次転写ローラ 32:二次転写バックアップローラ
33:クリーニングバックアップローラ 34:テンションローラ
35:ベルトクリーニング装置 36:二次転写ローラ
37:ガイド板 40:側板
42:取付板 41:ボルト
43:支持板 50:保持部
50a:外側鍔部 50b:内側鍔部
50c:環状溝部 50c1:内側縁部
50c2:外側縁部 60:ブロック
61:流体通路 61a:クランク状段差
65:隙間 70:ハロゲンヒータ
70a:ハロゲンヒータの両端部 71:碍子
80:ニップ形成部材(ベース部材) 81:ベースパッド
82:摺動シート 91:第1のシール部
92:第2のシール部 100:無端ベルト
200:金属熱伝導体 200:耐熱温度
300:加熱源 400:加圧ローラ
N:ニップ部 P:記録媒体(用紙)
Claims (7)
- 軸線方向に一対で配設された保持部によって両端部が周回可能に摺接保持された定着スリーブと、
前記定着スリーブを加熱する加熱源と、
前記一対の保持部の間において前記定着スリーブの内周面に当接したベース部材と、
前記定着スリーブと対向して配置され、前記定着スリーブと当接した状態で前記ベース部材との間でニップ部を形成すると共に、当該当接状態で回転駆動することで前記定着スリーブを従動回転する加圧部材とを有する定着装置において、
前記保持部に、前記定着スリーブの両端部内周面に摺接する内側鍔部と、当該内側鍔部の外側に位置し前記内側鍔部よりも軸線方向に長く延びた外側鍔部と、前記外側鍔部と前記内側鍔部との間に形成され前記定着スリーブの両端部が挿入保持される環状溝部とを形成したことを特徴とする定着装置。 - 前記ベース部材の前記定着スリーブの内周面に接触した押圧面に、低摩擦材が配設されていることを特徴とする請求項1の定着装置。
- 前記低摩擦材がフッ素系樹脂繊維であることを特徴とする請求項2の定着装置。
- 前記低摩擦材が、セラミック系又はフッ素系のコーティング材であることを特徴とする請求項2の定着装置。
- 前記ベース部材に潤滑剤が塗布されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項の定着装置。
- 前記潤滑剤が、シリコーンオイル又はフッ素グリスであることを特徴とする請求項5の定着装置。
- 請求項1から6のいずれか1項の定着装置を搭載した画像形成装置。
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