[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6863489B2 - 1,2−ジフルオロエチレン又は1,1,2−トリフルオロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸様組成物 - Google Patents

1,2−ジフルオロエチレン又は1,1,2−トリフルオロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸様組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6863489B2
JP6863489B2 JP2020010787A JP2020010787A JP6863489B2 JP 6863489 B2 JP6863489 B2 JP 6863489B2 JP 2020010787 A JP2020010787 A JP 2020010787A JP 2020010787 A JP2020010787 A JP 2020010787A JP 6863489 B2 JP6863489 B2 JP 6863489B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hfo
composition
hydrogen fluoride
mass
azeotropic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020010787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021004231A (ja
Inventor
一博 高橋
一博 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Publication of JP2021004231A publication Critical patent/JP2021004231A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6863489B2 publication Critical patent/JP6863489B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/34Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping with one or more auxiliary substances
    • B01D3/36Azeotropic distillation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B7/00Halogens; Halogen acids
    • C01B7/19Fluorine; Hydrogen fluoride
    • C01B7/191Hydrogen fluoride
    • C01B7/195Separation; Purification
    • C01B7/196Separation; Purification by distillation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C17/383Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by distillation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/582Recycling of unreacted starting or intermediate materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

本開示は、1,2-ジフルオロエチレン又は1,1,2-トリフルオロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸様組成物、及び、当該組成物を利用したフッ化水素との分離方法に関する。
1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132)を含むことを特徴とする熱サイクル作動媒体が知られている。この作動媒体は、大気中のOHラジカルによって分解されやすい炭素−炭素二重結合を有するHFO-1132を含むため、オゾン層への影響が少なく、かつ地球温暖化への影響が少ない、と記載されている(特許文献1)。
また、1,1,2-トリフルオロエチレン(HFO-1123)の製造方法としては、1,1,1,2-テトラフルオロエタンの脱フッ化水素により製造することが知られている(特許文献2)。
国際公開2012/157765号 国際公開2009/010472号
本開示は、新たな共沸様組成物、及び、それを用いた分離方法を提供することを課題とする。
項1.1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132)とフッ化水素とを含む、共沸様組成物。
項2.前記HFO-1132がトランス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(E))である、項1に記載の共沸様組成物。
項3.前記HFO-1132がシス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(Z))である、項1に記載の共沸様組成物。
項4.圧力185kPa〜2480kPaにおいて、−40℃〜40℃の沸点を持つ、項2に記載の共沸様組成物。
項5.圧力51kPa〜1880kPaにおいて、−40℃〜40℃の沸点を持つ、項3に記載の共沸様組成物。
項6.1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132)とフッ化水素と、
1,1-ジフルオロエチレン(HFO-1132a)、1,1,2-トリフルオロエチレン(HFO-1123)、フルオロメタン(HFC-41)、1,1,2,2-テトラフルオロエタン(HFC-134)及び1,1,2-トリフルオロエタン(HFC-143)からなる群より選ばれる少なくとも1種の追加的化合物と
を含む、項1〜5のいずれか一項に記載の共沸様組成物。
項7.1,1,2-トリフルオロエチレン(HFO-1123)とフッ化水素とを含む、共沸様組成物。項8.圧力249kPa〜3480kPaにおいて、−40℃〜40℃の沸点を持つ、項7に記載の共沸様組成物。
項9.工程(a)及び(b)を含み、必要に応じてさらに工程(c)を含む、
トランス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(E))、シス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(Z))及び1,1,2-トリフルオロエチレン(HFO-1123)からなる群より選ばれる少なくとも1種と、フッ化水素とを含む組成物の分離方法:
(a)HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)及びHFO-1123からなる群より選ばれる少なくとも1種と、フッ化水素とを含む組成物を第1蒸留塔に供給する工程;
(b)HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)及びHFO-1123からなる群より選ばれる少なくとも1種と、フッ化水素とを含む共沸様組成物を第1留出物とし、i)HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)及びHFO-1123からなる群より選ばれる少なくとも1種、又は、ii)フッ化水素のいずれかが、供給した組成物よりも濃度的に富む組成物を、第1蒸留塔のボトム組成物として抜き出す工程;
(c)第1留出物を第2蒸留塔に供給し、第1蒸留塔とは異なる圧力下において第2蒸留塔で蒸留する工程。
本開示により、新たな共沸様組成物、及び、それを用いた分離方法が提供される。
共沸様組成物を用いた分離方法の一例を示す図である。 共沸様組成物を用いた分離方法の他の一例を示す図である。
本明細書において、用語「共沸様組成物」は、共沸組成物と実質的に同様に取り扱うことができる組成物を意味する。具体的には、本明細書において、用語「共沸様組成物」は、実質的に単一物質として振る舞う2つ以上の物質の定沸点の、又は実質的に定沸点の混合物を意味する。共沸様組成物の特徴の一つとして、液体の蒸発又は蒸留によって発生した蒸気の組成が、液体の組成と実質的に変化しないことが挙げられる。すなわち、本明細書においては、ある混合物が、実質的な組成変化なしに沸騰、蒸留又は還流するとき、この混合物のことを、共沸様組成物と呼ぶ。具体的には、ある特定の温度での組成物のバブルポイント蒸気圧と、当該組成物の露点蒸気圧との差が3%以下(バブルポイント圧力を基準として)である場合に、当該組成物は共沸様組成物であると本開示では定義する。
ここで、1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132)の製造方法としては、例えば、1,1,2-トリフルオロエタン(HFC-143)の脱フッ化水素により製造する方法がある。
本発明者は、従来の方法で得られたトランス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(E))、シス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(Z))及び1,1,2-トリフルオロエチレン(HFO-1123)は、フッ化水素を副生成物として含むため、その分離が必要であることに着目した。
本発明者は、これら目的物及びフッ化水素の組合せが共沸様組成物を形成すること、さらに、蒸留、抽出又は液液分離等の方法によって分離する場合にこれらの組成物が有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。
1.組成物1
組成物1は、1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132)とフッ化水素(HF)とを含む、共沸様組成物である。
HFO-1132には、HFO-1132(E)及びHFO-1132(Z)の構造異性体が存在する。本明細書においては、特に断らない限り、HFO-1132は、HFO-1132(E)及び/又はHFO-1132(Z)からなるものを意味する。組成物1において、HFO-1132としては、HFO-1132(E)単独でも、HFO-1132(Z)単独でも、HFO-1132(E)とHFO-1132(Z)の混合物でも用いることができる。また、HFO-1132としては、HFO-1132(E)又はHFO-1132(Z)であることが好ましい。
組成物1は、分離を効率的に行う点から、HFO-1132とフッ化水素の合計100質量%に対して、HFO-1132を50質量%以上100質量%未満含むことが好ましく、80質量%以上100質量%未満含むことがより好ましい。
組成物1は、40℃の場合、HFO-1132とフッ化水素の合計100質量%に対して、HFO-1132を99質量%以上100質量%未満含むときに、共沸様組成物となり;HFO-1132とフッ化水素の合計100モル%に対して、HFO-1132を97モル%以上100モル%未満含むときに、共沸様組成物となる。
また、HFO-1132がHFO-1132(E)の場合、組成物1は、圧力185kPa〜2480kPaにおいて、−40℃〜40℃の沸点を持つことが好ましく;圧力279kPa〜1850kPaにおいて、−30℃〜30℃の沸点を持つことがより好ましい。
同様に、HFO-1132がHFO-1132(Z)の場合、組成物1は、圧力51kPa〜1880kPaにおいて、−40℃〜40℃の沸点を持つことが好ましく;圧力83kPa〜691kPaにおいて、−30℃〜30℃の沸点を持つことがより好ましい。
組成物1は、上記の温度及び圧力の範囲で共沸様組成物となりうる。
なお、本明細書において、特に断らない限り、圧力は絶対圧を示す。
組成物1は、HFO-1132とフッ化水素以外に、さらに追加的化合物を含んでもよい。
追加的化合物は、特に限定されず、組成物1が共沸様組成物となることを阻害しない範囲内で幅広く選択できる。追加的化合物は、一種であってもよいし、複数種であってもよい。
追加的化合物としては、追加的化合物1及び追加的化合物2が挙げられる。
追加的化合物1としては、1,1-ジフルオロエチレン(HFO-1132a)、1,1,2-トリフルオロエチレン(HFO-1123)、フルオロメタン(HFC-41)、1,1,2,2-テトラフルオロエタン(HFC-134)及び1,1,2-トリフルオロエタン(HFC-143)が挙げられる。
追加的化合物2としては、例えば、E-1-クロロ-2-フルオロエチレン(HCFO-1131(E))、Z-1-クロロ-2-フルオロエチレン(HCFO-1131(Z))、1,1,1-トリフルオロエタン(HFC-143a)、1,1-ジフルオロエタン(HFC-152a)、フルオロエタン(HFC-161)、2-クロロ-1,1,1-トリフルオロエタン(HCFC-133a)、1-クロロ-1,1,2-トリフルオロエタン(HCFC-133)、2,2-ジクロロ-1,1,1-トリフルオロエタン(HCFC-123)、1,2-ジフルオロエタン(HFC-152)等が挙げられる。
上記追加的化合物としては、組成物とした場合に、より有用な点から、追加的化合物1が好ましい。つまり、上記追加的化合物としては、1,1-ジフルオロエチレン(HFO-1132a)、1,1,2-トリフルオロエチレン(HFO-1123)、フルオロメタン(HFC-41)、1,1,2,2-テトラフルオロエタン(HFC-134)及び1,1,2-トリフルオロエタン(HFC-143)からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
追加的化合物として追加的化合物1を含む場合、その追加的化合物1の合計含有量は、組成物1全体を100質量%として、0質量%より多く15質量%以下が好ましく、0質量%より多く10質量%以下がより好ましい。
また、追加的化合物として追加的化合物2を含む場合、その追加的化合物2の合計含有量は、組成物1全体を100質量%として、0質量%より多く1質量%以下が好ましく、0質量%より多く0.5質量%以下がより好ましく、0質量%より多く0.1質量%以下がさらに好ましい。
さらに、追加的化合物として、追加的化合物1と追加的化合物2の両方を含む場合、追加的化合物1は上記追加的化合物1の合計含有量を満たし、かつ、追加的化合物2は上記追加的化合物2の合計含有量を満たすことが好ましい。
組成物1は、HFO-1132とHFとの混合物において、HFをHFO-1132から分離する共沸蒸留を行う際に重要な組成物となりうる。
例えば、HFO-1132とHFとを含む共沸様組成物を、HFO-1132とHFとを少なくとも含む組成物から共沸蒸留によって抜き出すことによって、HFをHFO-1132から分離することができる。
共沸蒸留とは、共沸又は共沸様組成物が分離されるような条件下で蒸留塔を運転することにより目的物を濃縮乃至分離する方法である。共沸蒸留によって、分離対象成分のみを蒸留することができる場合もあるが、分離対象成分の1つ以上と共沸混合物を形成する別の成分を外部から添加した場合に初めて共沸蒸留が起こる場合もある。本明細書においては、前者及び後者のいずれも共沸蒸留という。
2.組成物2
組成物2は、1,1,2-トリフルオロエチレン(HFO-1123)とフッ化水素(HF)とを含む、共沸様組成物である。
組成物2は、分離を効率的に行う点から、HFO-1123とフッ化水素の合計100質量%に対して、HFO-1123を50質量%以上100質量%未満含むことが好ましく、80質量%以上100質量%未満含むことがより好ましい。
組成物2は、40℃の場合、HFO-1123とフッ化水素の合計100質量%に対して、HFO-1123を99質量%以上100質量%未満含むときに、共沸様組成物となり;HFO-1123とフッ化水素の合計100モル%に対して、HFO-1123を97モル%以上100モル%未満含むときに、共沸様組成物となる。
また、組成物2は、圧力249kPa〜3480kPaにおいて、−40℃〜40℃の沸点を持つことが好ましく;圧力372kPa〜2375kPaにおいて、−30℃〜30℃の沸点を持つことがより好ましい。組成物2は、上記の温度及び圧力の範囲で共沸様組成物となりうる。
組成物2は、HFO-1123とフッ化水素以外に、さらに追加的化合物を含んでもよい。
追加的化合物は、特に限定されず、組成物2が共沸様組成物となることを阻害しない範囲内で幅広く選択できる。追加的化合物は、一種であってもよいし、複数種であってもよい。
追加的化合物としては、例えば、E-1-クロロ-2-フルオロエチレン(HCFO-1131(E))、Z-1-クロロ-2-フルオロエチレン(HCFO-1131(Z))、1,1,1-トリフルオロエタン(HFC-143a)、1,1-ジフルオロエチレン(HFO-1132a)、1,1-ジフルオロエタン(HFC-152a)、フルオロエタン(HFC-161)、1,1,2-トリフルオロエタン(HFC-143)、2-クロロ-1,1,1-トリフルオロエタン(HCFC-133a)、1-クロロ-1,1,2-トリフルオロエタン(HCFC-133)、2,2-ジクロロ-1,1,1-トリフルオロエタン(HCFC-123)、1,2-ジフルオロエタン(HFC-152)等が挙げられる。
追加的化合物の合計含有量は、組成物2が共沸様組成物となることを阻害しない範囲内で適宜選択することができる。
追加的化合物を含む場合、その合計含有量は、組成物2全体を100質量%として、0質量%より多く1質量%以下が好ましく、0質量%より多く0.5質量%以下がより好ましく、0質量%より多く0.1質量%以下がさらに好ましい。
組成物2は、HFO-1123とHFとの混合物において、HFをHFO-1123から分離する共沸蒸留を行う際に重要な組成物となりうる。
例えば、HFO-1123とHFとを含む共沸様組成物を、HFO-1123とHFとを少なくとも含む組成物から共沸蒸留によって抜き出すことによって、HFをHFO-1123から分離することができる。
3.分離方法
本開示では、上記組成物を利用した各成分の分離方法も開示される。
本開示の分離方法は、工程(a)及び(b)を含み、必要に応じてさらに工程(c)を含む、
トランス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(E))、シス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(Z))及び1,1,2-トリフルオロエチレン(HFO-1123)からなる群より選ばれる少なくとも1種と、フッ化水素とを含む組成物の分離方法である:
(a)HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)及びHFO-1123からなる群より選ばれる少なくとも1種と、フッ化水素とを含む組成物を第1蒸留塔に供給する工程;
(b)HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)及びHFO-1123からなる群より選ばれる少なくとも1種と、フッ化水素とを含む共沸様組成物を第1留出物とし、i)HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)及びHFO-1123からなる群より選ばれる少なくとも1種、又は、ii)フッ化水素のいずれかが、供給した組成物よりも濃度的に富む組成物を、第1蒸留塔のボトム組成物として抜き出す工程;
(c)第1留出物を第2蒸留塔に供給し、第1蒸留塔とは異なる圧力下において第2蒸留塔で蒸留する工程。
上記分離方法において、工程(a)において用いる出発組成物である、HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)及びHFO-1123からなる群より選ばれる少なくとも1種とフッ化水素とを含む組成物は、HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)及びHFO-1123からなる群より選ばれる少なくとも1種とフッ化水素のみからなる組成物であってもよいし、HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)及びHFO-1123からなる群より選ばれる少なくとも1種とフッ化水素以外に他の成分をさらに含む組成物であってもよい。
上記工程(b)において、供給した組成物から第1留出物が留出した後の組成物では、i)又はii)のいずれかの濃度が、供給した組成物における濃度よりも高くなる(組成物の全量とその組成が変化するため)。そして、このi)又はii)のいずれかが供給した組成物よりも濃度的に富む組成物を、第1蒸留塔のボトム組成物として抜き出す。
上記分離方法において、工程(c)は必須の工程ではなく、任意に行ってもよい工程である。上記分離方法は、上記工程(a)〜(b)のみからなる方法でも、上記工程(a)〜(c)のみからなる方法でも、上記工程(a)〜(c)以外に他の工程をさらに含む方法でもよい。
また、上記第1及び第2蒸留塔のそれぞれの運転条件は、適宜設定できる。なお、第2蒸留塔の運転条件は、第1蒸留塔の運転条件とは異なるものにすることが、蒸留の効率等の点から好ましい。
上記分離方法の一例を図1に示し、他の一例を図2に示す。
図1において、C1は第1蒸留塔を示し;S11からC1に組成物を供給し、S12から第1蒸留塔のボトム組成物を抜き出し、S13から第1留出物を得ることを示す。
図2において、C1は第1蒸留塔、C2は第2蒸留塔を示し;S11からC1に組成物を供給し、S12から第1蒸留塔のボトム組成物を抜き出し、S13から得られた第1留出物をC2に供給し、S14から第2蒸留塔のボトム組成物を抜き出し、S15から第2留出物を得ることを示す。例えば、第2蒸留塔の運転圧力を第1蒸留塔とは変えることで、各蒸留塔での分離性を変えて、第1留出物中で分離できなかったHFを第2蒸留塔のボトム組成物として抜き出し、更に純度の高いHFO-1132及び/又はHFO-1123を第2留出物として得ることもできる。各蒸留塔での圧力範囲は、HFO-1132及びHFO-1123それぞれが共沸様組成物となる圧力範囲で任意に設定される。当該圧力範囲としては、HFO-1132(E)の場合185kPa〜2480kPaが、HFO-1132(Z)の場合51kPa〜1880kPaが、HFO-1123の場合249kPa〜3480kPaが好ましい。
上記分離方法は、HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)及びHFO-1123からなる群より選ばれる少なくとも1種と、フッ化水素とを含む組成物を、HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)及びHFO-1123からなる群より選ばれる少なくとも1種と、フッ化水素とに分離する工程を含む、分離方法である。これは、HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)又はHFO-1123と、フッ化水素との共沸様組成物となる性質を利用して、蒸留分離するものである。
当該分離方法は、HFO-1132(E)とフッ化水素とを含む組成物を、HFO-1132(E)とフッ化水素とに分離する場合;HFO-1132(Z)とフッ化水素とを含む組成物を、HFO-1132(Z)とフッ化水素とに分離する場合;HFO-1123とフッ化水素とを含む組成物を、HFO-1123とフッ化水素とに分離する場合;に用いることが好ましい。
共沸様組成物として共に抜き出された少量のHFは、一般的な他の方法(水による吸収)を併用して回収することで、ロスを最小限にし、設備の負担を小さくすることもできる。また、H2SO4による吸収や第3成分を添加した抽出や抽出蒸留等の、水を使わないHFの回収方法を用いれば、各化合物、HFともに反応の原料として再利用することができる。抽出や抽出蒸留等を用いた場合、腐食性のH2SO4を用いた回収設備を極小化することができ、設備コストを抑えることができる。
このように、本開示の分離方法によれば、効率的にフッ化水素を分離することができる。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
以下に、実施例を挙げてさらに詳細に説明する。ただし、本開示は、これらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)又はHFO-1123と、フッ化水素(HF)との混合物の、40℃での気液平衡データを表1〜3に示す。なお、液相及び気相における各化合物の表中の数値単位はモル比率(液相及び気相それぞれにおいて、各化合物とHFの合計モル数を1とする)である。
Figure 0006863489
Figure 0006863489
Figure 0006863489
表1から、HFO-1132(E)とHFの組成物において、HFO-1132(E)が97モル%以上(99質量%以上)100モル%未満で共沸様組成物となることが示された。
表2から、HFO-1132(Z)とHFの組成物において、HFO-1132(Z)が97モル%以上(99質量%以上)100モル%未満で共沸様組成物となることが示された。
表3から、HFO-1123とHFの組成物において、HFO-1123が97モル%以上(99質量%以上)100モル%未満で共沸様組成物となることが示された。
このように、上記40℃での気液平衡データで、HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)、HFO-1123がそれぞれ、HFとの組成物において97モル%以上100モル%未満である場合は、40℃での当該組成物のバブルポイント蒸気圧と露点蒸気圧との差が3%以下である場合に対応し、共沸様組成物であることが示された。
以上から、HFO-1132(E)、HFO-1132(Z)及びHFO-1123はそれぞれ、HFと共沸様組成物を形成することが判明した。これらはHFとの分離を蒸留塔で行うにあたって、重要な組成物となる。
HFO-1132(E)及び/又はHFO-1132(Z)と、フッ化水素(HF)と、HFO-1132a、HFO-1123、HFC-41、HFC-134及びHFC-143からなる群より選ばれる少なくとも1種の追加的化合物とを含む共沸様組成物は、HFO-1132(E)及び/又はHFO-1132(Z)と、HFと、当該追加的化合物とを分離する際に有用で好ましい組成物である。
また、HFO-1132(E)、HF及びHFO-1132aを含む組成物;HFO-1132(E)、HF及びHFO-1123を含む組成物;HFO-1132(E)、HF及びHFC-41を含む組成物;HFO-1132(E)、HF及びHFC-134を含む組成物;HFO-1132(E)、HF及びHFC-143を含む組成物において、特定の温度でのバブルポイント蒸気圧と露点蒸気圧との差が3%以下であった。
実施例2:HFO-1132(E)とフッ化水素を分離する方法
図1に共沸様組成物を用いた分離方法の一例を示す。また、図1のS11、S12、S13におけるHFO-1132(E)とフッ化水素の流量を、表4に示す。なお、蒸留塔C1の運転圧力は1.01MPa、塔頂温度は7.9℃、塔底温度は98.1℃である。
S11より、HFO-1132(E)とフッ化水素の組成物を蒸留塔C1に供給する。S13より、HFO-1132(E)とフッ化水素の共沸様組成物が流出し、フッ化水素の濃度が低下したHFO-1132(E)が得られる。S13において微量に残留したフッ化水素は、水洗、吸着、吸収等の方法で除去することもできる。S12からは、実質的にフッ化水素のみが得られ、反応工程にリサイクルされる。
また、HFO-1132(Z)とHFの系、HFO-1123とHFの系についても、それぞれ同様に共沸蒸留を行うことで両者を分離し、反応工程にリサイクルすることができる。
Figure 0006863489

Claims (4)

1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132)とフッ化水素と、
1,1-ジフルオロエチレン(HFO-1132a)、1,1,2-トリフルオロエチレン(HFO-1123)、フルオロメタン(HFC-41)、1,1,2,2-テトラフルオロエタン(HFC-134)及び1,1,2-トリフルオロエタン(HFC-143)からなる群より選ばれる少なくとも1種の追加的化合物とを含む、共沸様組成物。
前記共沸様組成物全体100質量%に対して、前記追加的化合物を合計で0質量%より多く15質量%以下含有する、請求項1に記載の共沸様組成物。
前記HFO-1132がトランス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(E))である、請求項1又は2に記載の共沸様組成物。
前記HFO-1132がシス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(Z))である、請求項1又は2に記載の共沸様組成物。
JP2020010787A 2019-01-28 2020-01-27 1,2−ジフルオロエチレン又は1,1,2−トリフルオロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸様組成物 Active JP6863489B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019012369 2019-01-28
JP2019012369 2019-01-28
JP2019123244 2019-07-01
JP2019123244 2019-07-01

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021018300A Division JP2021075555A (ja) 2019-01-28 2021-02-08 1,2−ジフルオロエチレン又は1,1,2−トリフルオロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸様組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021004231A JP2021004231A (ja) 2021-01-14
JP6863489B2 true JP6863489B2 (ja) 2021-04-21

Family

ID=71841767

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020010787A Active JP6863489B2 (ja) 2019-01-28 2020-01-27 1,2−ジフルオロエチレン又は1,1,2−トリフルオロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸様組成物
JP2021018300A Pending JP2021075555A (ja) 2019-01-28 2021-02-08 1,2−ジフルオロエチレン又は1,1,2−トリフルオロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸様組成物
JP2024016852A Pending JP2024036584A (ja) 2019-01-28 2024-02-07 1,2-ジフルオロエチレン又は1,1,2-トリフルオロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸様組成物

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021018300A Pending JP2021075555A (ja) 2019-01-28 2021-02-08 1,2−ジフルオロエチレン又は1,1,2−トリフルオロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸様組成物
JP2024016852A Pending JP2024036584A (ja) 2019-01-28 2024-02-07 1,2-ジフルオロエチレン又は1,1,2-トリフルオロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸様組成物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US12036491B2 (ja)
EP (1) EP3919467A4 (ja)
JP (3) JP6863489B2 (ja)
CN (1) CN113474320A (ja)
WO (1) WO2020158668A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3910040A4 (en) * 2019-01-11 2022-11-09 Daikin Industries, Ltd. COMPOSITION CONTAINING A CIS-?,?-DIFLUOROETHYLENE
JP6985626B2 (ja) * 2019-04-10 2021-12-22 ダイキン工業株式会社 1,1,2−トリフルオロエタン、1−クロロ−2,2−ジフルオロエタン又は1,2−ジクロロ−1−フルオロエタンと、フッ化水素とを含む共沸又は共沸様組成物
EP4215553A1 (en) * 2020-09-17 2023-07-26 Daikin Industries, Ltd. Fluorine-containing polymer and method for manufacturing same

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1006962A3 (fr) * 1993-04-01 1995-02-07 Solvay Compositions azeotropiques comprenant de l'eau et un hydrofluorocarbure, procede d'elimination d'eau d'une solution par distillation azeotropique et procede de production d'un hydrofluoroalcane.
US7897823B2 (en) * 2004-10-29 2011-03-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for production of azeotrope compositions comprising hydrofluoroolefin and hydrogen fluoride and uses of said azeotrope compositions in separation processes
PL2433921T3 (pl) * 2006-08-24 2014-06-30 Du Pont Sposoby oddzielania fluoroolefin od fluorowodoru poprzez destylację azeotropową
TW200920721A (en) 2007-07-13 2009-05-16 Solvay Fluor Gmbh Preparation of halogen and hydrogen containing alkenes over metal fluoride catalysts
EP3147274B1 (en) * 2008-02-21 2018-09-05 The Chemours Company FC, LLC Processes for separation of 3,3,3-trifluoropropene and hydrogen fluoride
RU2476416C2 (ru) * 2008-02-21 2013-02-27 Е.И.Дюпон Де Немур Энд Компани Способы отделения 2,3,3,3-тетрафторпропена от фтористого водорода способом азеотропной дистилляции
ES2483995T3 (es) * 2008-02-21 2014-08-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Procesos para la separación de 1,3,3,3-tetrafluoropropeno del fluoruro de hidrógeno por medio de destilación azeotrópica
JP5626345B2 (ja) * 2009-11-10 2014-11-19 ダイキン工業株式会社 2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの精製方法
EP2711407B1 (en) 2011-05-19 2018-11-07 AGC Inc. Working medium and heat-cycle system
JP6011008B2 (ja) * 2012-04-27 2016-10-19 旭硝子株式会社 共沸または共沸様組成物、および2,3,3,3−テトラフルオロプロペンまたはヘキサフルオロプロペンの製造方法
FR3000095B1 (fr) 2012-12-26 2015-02-20 Arkema France Composition comprenant du 2,3,3,3-tetrafluoropropene et du 1,2-difluoroethylene
FR3003567B1 (fr) * 2013-03-20 2015-03-06 Arkema France Composition comprenant hf et 3,3,3-trifluoropropene
EP2993212B1 (en) * 2013-04-30 2019-08-28 AGC Inc. Working medium for heat cycle
JP2015155391A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 旭硝子株式会社 トリフルオロエチレンの貯蔵方法
JP6358324B2 (ja) * 2014-03-27 2018-07-18 旭硝子株式会社 トリフルオロエチレンの製造方法
JP2016023145A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 旭硝子株式会社 トリフルオロエチレンの精製方法
JP6613877B2 (ja) * 2015-01-07 2019-12-04 Agc株式会社 共沸様組成物および精製された含フッ素化合物の製造方法
JP6052340B2 (ja) * 2015-05-29 2016-12-27 ダイキン工業株式会社 含フッ素化合物含有組成物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20210346820A1 (en) 2021-11-11
JP2021075555A (ja) 2021-05-20
EP3919467A1 (en) 2021-12-08
JP2021004231A (ja) 2021-01-14
US12036491B2 (en) 2024-07-16
CN113474320A (zh) 2021-10-01
WO2020158668A1 (ja) 2020-08-06
JP2024036584A (ja) 2024-03-15
EP3919467A4 (en) 2022-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6863489B2 (ja) 1,2−ジフルオロエチレン又は1,1,2−トリフルオロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸様組成物
KR100332392B1 (ko) 추출증류법을사용하여테트라플루오로에탄으로부터불순물을분리및제거하는방법
JP5370479B2 (ja) 共沸又は共沸様組成物、及び2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法
WO2012011609A1 (en) Purification method of 2,3,3,3-tetrafluoropropene
US20240050792A1 (en) Azeotropic or azeotropic-like composition comprising hydrogen fluoride and 1,1,2-trifluoroethane, 1-chloro-2,2-difluoroethane, or 1,2-dichloro-1-fluoroethane
KR102652080B1 (ko) Hcfo-1233zd를 건조시키는 방법
JPH07324044A (ja) 1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタンの製法
CN110741061A (zh) 含有五氟丙烷和水的共沸或类共沸组合物以及五氟丙烷的制造方法
US6527917B1 (en) Process for preparing pentafluoroethane
BR112016025245B1 (pt) Método para a produção de monoclorotrifluorpropeno a partir de uma combinação de um azeótropo ou de tipo azeótropo de monocloro-trifluorpropeno e hf
WO2021261189A1 (ja) 精製されたトランス-1,2-ジフルオロエチレン(hfo-1132(e))及び/又は1,1,2-トリフルオロエチレン(hfo-1123)の製造方法
JP6904374B2 (ja) 1,1,2−トリクロロエタン、トランス−1,2−ジクロロエチレン又はシス−1,2−ジクロロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸又は共沸様組成物
US5723429A (en) Azeotropic or azeotrope-like compositions of tetrafluoroethane and chlorotetrafluoroethane
KR100598890B1 (ko) 하이드로플루오로카본의 정제
WO2015072460A1 (ja) 2,3,3,3-テトラフルオロプロペンと1,1,1,2-テトラフルオロエタンの分離方法および2,3,3,3-テトラフルオロプロペンの製造方法
JP2004529198A (ja) 共沸混合物様組成物およびペンタフルオロエタン及び塩化水素を分離する方法
WO2024157980A1 (ja) 精製されたトランス-1,2-ジフルオロエチレン(hfo-1132(e))の製造方法、及びhfo-1132(e)を含有する組成物
JP2024076897A (ja) クロロジフルオロメタンとヘキサフルオロプロピレンの分離方法及び組成物
WO2024181009A1 (ja) フッ化ビニリデン及びトリフルオロメタンの分離方法、並びに、組成物、及び組成物の製造方法
JPH07291878A (ja) ジフルオロメタンの精製方法
JPH111446A (ja) パーフルオロアルキルアイオダイドとフッ化水素の共沸混合物、及びパーフルオロアルキルアイオダイドの分離精製方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200422

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210315

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6863489

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151