JP6847749B2 - コイル - Google Patents
コイル Download PDFInfo
- Publication number
- JP6847749B2 JP6847749B2 JP2017083119A JP2017083119A JP6847749B2 JP 6847749 B2 JP6847749 B2 JP 6847749B2 JP 2017083119 A JP2017083119 A JP 2017083119A JP 2017083119 A JP2017083119 A JP 2017083119A JP 6847749 B2 JP6847749 B2 JP 6847749B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- conductors
- resin
- conductive
- coil according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
(1−1.構成)
第1の実施形態に係るガス絶縁変流器用一次導体10について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、第1の実施形態に係るガス絶縁変流器20の概略の構成を示す図である。ガス絶縁変流器20は、ガス絶縁開閉装置を構成する開閉器の一例として、使用されている。ガス絶縁変流器20は圧力容器16を備え、圧力容器16内に一次導体10と二次導体14を収容している。一次導体10と二次導体14は共に所謂コイルであり、鎖状に交差して配置されている。
第1の実施形態のガス絶縁変流器用一次導体10の作用について説明する。第1の実施形態に係るガス絶縁変流器用一次導体10は、同一平面に沿って渦巻状の導電部を備えるアルミニウム又はアルミニウム合金から成る導体1aと、導電部の合間に渦巻状に延び、導体1aの表裏を連続的に貫通する貫通溝3と、貫通溝3に充填された樹脂2と、を備えている。
導体1aの半径方向に拡がるターン数は、ガス絶縁変流器の用途や性能に合わせ、変更してもよい。図8に示すように、例えば、導体1aを構成する導電部のターン数は、半径方向に3ターンである。この導体1aを2枚分直列接続することで半径方向に3ターンで軸方向に2ターンの計6ターンの一次導体10となる。その他、半径方向に5ターンとし、軸方向に2ターンとする計10ターンの一次導体10を形成してもよいし、半径方向に7ターンとし、軸方向に2ターンとする計14ターンの一次導体10を形成してもよい。このように、この一次導体10によれば、3D加工機による掘削プログラムや鋳造型を変更することにより、容易に任意のターン数の一次導体10を作成することができる。
図9は、第1の実施形態に係るガス絶縁変流器用一次導体10の第2の変形例を示す部分断面図である。図9に示すように、樹脂2は、導体1aの貫通溝3及び2枚の導体1aとの間に加え、2枚の導体1aの表面を一体的に覆って充填される。一例として、樹脂2は、2枚の導体1の外周面全体を、3[mm]以上の厚さで覆う。
図10は、第1の実施形態に係るガス絶縁変流器用一次導体10の第3の変形例を示す部分断面図である。図10に示すように、この一次導体10は、樹脂2が、導体1aの貫通溝3及び2枚の導体1aとの間に加え、2枚の導体1aの表面を一体的に覆って充填される。そして、2枚の導体1aの間に充填された樹脂2aの樹脂層には、スリット7が貫設されている。スリット7は、一次導体10の内周面と外周面に開口を有する。このスリット7は、2枚の導体1aの間に気体を流動させ、2枚の導体1a間を効果的に冷却する。このスリット7は、例えば、図示しない二次導体14から高圧充電部19に向けて(例えば、天地方向)貫通させるようにしてもよい。これにより、煙突効果が生じるので、冷却効果が高めることができる。
(2−1.構成)
図11は、第2の実施形態に係るガス絶縁変流器用一次導体10の構造を示す部分断面図である。図11に示すように、2枚の導体1aの表面を覆う樹脂2aを更に覆う導電性被膜層8を備えている。換言すれば、第2の実施形態では、一次導体10は、内殻の樹脂2aと外殻の導電性被膜層8の二重で覆われている。
第2の実施形態では、樹脂2aの表面上に導電性被膜層8を形成することにより、導電性被膜層8は、一次導体10の電界シールドとして機能する。この結果、樹脂2aの表面電界を低く抑えることができるので、接地電位となる圧力容器や二次導体との距離を短くすることができ、より一層、一次導体10の小型化を図ることができる。また、導電性被膜層8の内側は完全にシールドされるため、樹脂2a内に気泡が混入することによるボイド欠陥や異物混入に伴うコロナ放電の発生を防ぐことができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2…樹脂、
3…貫通溝、
4a…端子接続部、
5a…突起部、
6…接続面、
7…スリット、
8…導電性被膜層、
9a、9b…絶縁帯
Claims (8)
- 同一平面に沿って渦巻状に延びるアルミニウム又はアルミニウム合金の導電部により成る導体と、
前記導電部の合間に渦巻状に延び、前記導体の表裏を連続的に貫通する貫通溝と、
前記貫通溝に充填された樹脂と、
を備え、
前記導体は、トーラス体の断面部において頂点部分を平坦に削り取り端部角部を丸めた直線部を設け、且つトーラス体の内周面及び外周面を平坦に削り取った直線部を設け、さらに、トーラス体の内周面及び外周面の角部を斜めに削り取り断面の輪郭を全体として円形としたこと、
を特徴とするコイル。 - 前記導体は、
マグネシウムとシリコンが添加されたアルミニウム合金の導電部により成ること、
を特徴とする請求項1に記載のコイル。 - 前記樹脂は、
前記貫通溝に加え、前記導体の表面を覆うこと、
を特徴とする請求項1又は2に記載のコイル。 - 前記導体を2枚備え、
前記2枚の導体のそれぞれは、
前記導電部の半径方向外方側端部に設けられた端子接続部と、
前記導電部の渦巻状中心側端部に設けられた接続面と、
を有し、
前記2枚の導体は、
所定の空間を空けて、向かい合わせて配置され、
互いの前記接続面同士が接続され、
前記端子接続部に入出力端子を有すること、
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコイル。 - 前記2枚の導体間に充填される樹脂層と、
前記樹脂層を貫通する通気孔と、
をさらに備えること、
を特徴とする請求項4に記載のコイル。 - 前記導体の表面を覆う前記樹脂上に重ねられた導電性被膜層をさらに備えること、
を特徴とする請求項3に記載のコイル。 - 前記導電性被膜層の表面に、前記導体と同軸の環状の絶縁帯をさらに備えること、
を特徴とする請求項6に記載のコイル。 - 前記導電性被膜層の表面に、前記導体の中心軸に向けて延びる絶縁帯をさらに備えること、
を特徴とする請求項6又は7に記載のコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017083119A JP6847749B2 (ja) | 2017-04-19 | 2017-04-19 | コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017083119A JP6847749B2 (ja) | 2017-04-19 | 2017-04-19 | コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018182200A JP2018182200A (ja) | 2018-11-15 |
JP6847749B2 true JP6847749B2 (ja) | 2021-03-24 |
Family
ID=64277181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017083119A Active JP6847749B2 (ja) | 2017-04-19 | 2017-04-19 | コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6847749B2 (ja) |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5929134B2 (ja) * | 1977-06-23 | 1984-07-18 | 日新電機株式会社 | 変流器一次導体 |
JPS5413927A (en) * | 1977-07-01 | 1979-02-01 | Hitachi Ltd | Electrostatic screening device for transformer |
JPH0754988Y2 (ja) * | 1986-10-03 | 1995-12-18 | 日新電機株式会社 | ガス絶縁変流器用一次導体 |
JPH0636568Y2 (ja) * | 1987-03-31 | 1994-09-21 | 日新電機株式会社 | ガス絶縁変流器 |
JP2527774Y2 (ja) * | 1991-07-23 | 1997-03-05 | 日新電機株式会社 | 保護装置付きガス絶縁変流器 |
JPH065452A (ja) * | 1992-06-22 | 1994-01-14 | Nippon Filcon Co Ltd | シート状コイル,及びその製造方法 |
JPH06176940A (ja) * | 1992-12-10 | 1994-06-24 | Toshiba Corp | 樹脂モールドコイル |
JPH1197270A (ja) * | 1997-09-18 | 1999-04-09 | Tdk Corp | 平角コイルとその製造方法 |
FI20085241A0 (fi) * | 2008-03-20 | 2008-03-20 | Abb Oy | Menetelmä induktiivisen sähkökomponentin valmistamiseksi ja induktiivinen sähkökomponentti |
EP3059252B1 (en) * | 2013-10-15 | 2018-12-05 | Kaneka Corporation | Production method for porous cellulose beads and absorbent employing same |
EP3118859B1 (en) * | 2014-03-12 | 2021-03-24 | Essex Furukawa Magnet Wire Japan Co., Ltd. | Flat-type insulated wire, coil, and electric/electronic equipment |
KR20160102657A (ko) * | 2015-02-23 | 2016-08-31 | 삼성전기주식회사 | 칩 전자부품 및 그 제조방법 |
-
2017
- 2017-04-19 JP JP2017083119A patent/JP6847749B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018182200A (ja) | 2018-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10607771B2 (en) | Shielded power coupling device | |
CA2676004C (en) | Shielded power coupling device | |
CN103069515B (zh) | 在绕组中具有屏蔽环的变压器 | |
JP5673252B2 (ja) | 樹脂モールドコイル | |
JP2015050451A (ja) | 変圧器 | |
CN106257605B (zh) | 电磁感应装置 | |
JPS5812313A (ja) | 空冷乾式変圧器又はリアクトル | |
JP2011134873A (ja) | 樹脂モールドコイル | |
JP6847749B2 (ja) | コイル | |
TWI636469B (zh) | 靜止感應電器 | |
JP4794999B2 (ja) | 耐雷強化型低圧用絶縁変圧器 | |
JP2013172568A (ja) | 回転電機 | |
KR102618677B1 (ko) | 권선을 포함하는 변압기 | |
JP2017108102A (ja) | 静止誘導機器 | |
US10468178B2 (en) | Stationary induction apparatus | |
EP2565884B1 (en) | High voltage coil | |
EP2573781B1 (en) | High voltage current coil | |
US2337916A (en) | High voltage transformer | |
US2686905A (en) | High-voltage transformer | |
CN114360864B (zh) | 一种新型绕组屏蔽结构 | |
CN220106147U (zh) | 盆式绝缘子、开关设备以及电力系统 | |
JP2007142341A (ja) | 耐雷強化型低圧用絶縁変圧器の放熱構造 | |
JP2018032847A (ja) | 静止誘導機器 | |
JP2011100904A (ja) | 静止誘導電器 | |
KR20110081192A (ko) | 변압기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20171204 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20171204 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200929 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210202 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210303 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6847749 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |