JP6847680B2 - タイルカーペット及びその製造方法 - Google Patents
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Description
該パイル布帛層の下面に積層された目止め樹脂層と、
該目止め樹脂層の下面に積層された中間樹脂層と、
該中間樹脂層の下面に裏打ち層と、
を備えたタイルカーペットであって、
前記パイル布帛層は、その裏面側にバックステッチを有し、
前記目止め樹脂層に用いられる樹脂は、塩化ビニル樹脂を含むラテックス又はポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルであり、
前記中間樹脂層に用いられる樹脂は、可塑剤とポリ塩化ビニル樹脂とが均一に混合されてなるポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルであり、
前記中間樹脂層は、前記パイル布帛層裏面側の前記バックステッチと、前記裏打ち層とを保持させており、
前記目止め樹脂層の形成量が300g/m 2 〜500g/m 2 であり、
前記中間樹脂層の形成量が100g/m 2 〜300g/m 2 であり、
前記裏打ち層は、
前記目止め樹脂層の下面に積層された第1バッキング樹脂層と、
前記第1バッキング樹脂層の下面に積層され、ガラス繊維及びポリエステル繊維からなる群より選ばれる少なくとも1種の繊維で構成された不織布又は織布からなる補強層と、
前記補強層の下面に積層された第2バッキング樹脂層と、
を含むと共に、
前記補強層には樹脂が含浸されて、前記補強層と前記第1バッキング樹脂層とが接着され、前記補強層と前記第2バッキング樹脂層とが接着されており、
前記各バッキング樹脂層は、塩化ビニル樹脂を含有してなるカーペット廃材を粉砕して得られたリサイクルシートである、
ことを特徴とするタイルカーペット。
前記パイル布帛層の下面に、塩化ビニル樹脂を含むラテックス又はポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルを塗布した後に、前記パイル布帛層を加熱して前記目止め樹脂層を形成する工程と、
該目止め樹脂層の下面に、ポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルを塗布した後に、前記パイル布帛層を加熱して前記中間樹脂層を形成する工程と、
前記目止め樹脂層の下面に前記第1バッキング樹脂層を、該第1バッキング樹脂層の下面に前記補強層を、さらに、該補強層の下面に前記第2バッキング樹脂層を、それぞれ積層して、前記裏打ち層を形成する工程と、
を含む、
ことを特徴とするタイルカーペットの製造方法。
該パイル布帛層の下面に積層された目止め樹脂層と、
該目止め樹脂層の下面に積層された中間樹脂層と、
該中間樹脂層の下面に裏打ち層と、
を備えたタイルカーペットであって、
前記パイル布帛層は、その裏面側にバックステッチを有し、
前記目止め樹脂層に用いられる樹脂は、塩化ビニル樹脂を含むラテックス又はポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルであり、
前記中間樹脂層に用いられる樹脂は、可塑剤とポリ塩化ビニル樹脂とが均一に混合されてなるポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルであり、
前記中間樹脂層は、前記パイル布帛層裏面側の前記バックステッチと、前記裏打ち層とを保持させており、
前記目止め樹脂層の形成量が300g/m 2 〜500g/m 2 であり、
前記中間樹脂層の形成量が100g/m 2 〜300g/m 2 であり、
前記裏打ち層は、
前記目止め樹脂層の下面に積層された第1バッキング樹脂層と、
前記第1バッキング樹脂層の下面に積層され、ガラス繊維及びポリエステル繊維からなる群より選ばれる少なくとも1種の繊維で構成された不織布又は織布からなる補強層と、
前記補強層の下面に積層された第2バッキング樹脂層と、
を含むと共に、
前記補強層には樹脂が含浸されて、前記補強層と前記第1バッキング樹脂層とが接着され、前記補強層と前記第2バッキング樹脂層とが接着されており、
前記各バッキング樹脂層は、塩化ビニル樹脂を含有してなるカーペット廃材を粉砕して得られたリサイクルシートであるから、低塗布量で、基布へ浸透することを抑制することができ、パイルの抜糸強度、剥離強度に優れたタイルカーペットを得ることができる。
前記パイル布帛層の下面に、塩化ビニル樹脂を含むラテックス又はポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルを塗布した後に、前記パイル布帛層を加熱して前記目止め樹脂層を形成する工程と、
該目止め樹脂層の下面に、ポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルを塗布した後に、前記パイル布帛層を加熱して前記中間樹脂層を形成する工程と、
前記目止め樹脂層の下面に前記第1バッキング樹脂層を、該第1バッキング樹脂層の下面に前記補強層を、さらに、該補強層の下面に前記第2バッキング樹脂層を、それぞれ積層して、前記裏打ち層を形成する工程と、
を含む、
ことを特徴とするタイルカーペットの製造方法であるから、パイル布帛層の基布に樹脂が浸透して、耐ファズ性、パイルの抜糸強度に優れ、低塗布量で、基布へ浸透することを抑制することができ、パイルの抜糸強度、剥離強度に優れたタイルカーペットの製造方法とすることができる。
(パイル布帛層)
目付90g/m2のポリエステル繊維製不織布(基布)に、ナイロン繊維からなるパイル糸がループパイルとしてタフティングされたもの(パイル目付520g/m2)。
(裏打ち層)
ガラス基布層付きポリ塩化ビニル樹脂を含有してなるカーペット廃材を粉砕して得られたリサイクルシート(ガラス基布の目付35g/m2、シートの厚み1.2mm)
(目止め樹脂層に用いる塩ビビニル樹脂を含むラテックス)
水を50%、塩化ビニル樹脂−アクリル樹脂の混合物を15%、炭酸カルシウムを33%、アクリル樹脂2%の割合で混合し、塩化ビニル樹脂を含むラテックスを得た。得られた塩化ビニル樹脂を含むラテックスの粘度は、6000mPa・Sであった。
(中間樹脂層に用いるポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾル)
ポリ塩化ビニル樹脂100質量部に対してDOP55質量部配合して十分に攪拌混合することによって、ポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルを得た。得られたポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルの粘度は、8000mPa・Sであった。
パイル布帛層の裏面にロールコーターを用いて、目止め樹脂層として予め作成しておいた粘度が6000mPa・Sである塩化ビニル樹脂を含むラテックスを、発泡倍率が1.5倍で、乾燥後の塗布量が350g/m2になるように塗布し、テンター乾燥機を用いて130℃で5分加熱して、パイル布帛層の裏面に目止め樹脂層を形成した。次に、目止め樹脂層の下面にロールコーターを用いて、中間樹脂層として予め作成しておいた粘度が8000mPa・Sであるポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルを塗布量150g/m2で塗布し、加熱ヒーターを用いて180℃で1分加熱して、目止め樹脂層の下面に中間樹脂層を形成させながら、上下一対の加圧ロールの間に挿通して圧着させ、連続走行する無端離型性ベルト(ベルトの表面にポリテトラフロエチレン層がコートされたもの)上に供給された裏打ち層を中間樹脂層の裏面に積層一体化させた。得られた積層体を500mm角の正方形に裁断し、図1に示すタイルカーペット1を得た。
まず、ポリ塩化ビニル樹脂100質量部に対してDOP85質量部配合して十分に攪拌混合することによって、ポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルを得た。得られたポリ塩化ビニルペーストゾルの粘度は、2000mPa・Sであった。次に、パイル布帛層の裏面にロールコーターを用いて、目止め樹脂層として予め作成しておいた粘度が2000mPa・Sであるポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルを塗布量が350g/m2になるように塗布し、加熱炉を用いて155℃で3分加熱して、パイル布帛層の裏面に目止め樹脂層を形成した。次に、目止め樹脂層の下面にロールコーターを用いて、中間樹脂層として予め作成した粘度が8000mPa・Sであるポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルを塗布量150g/m2で塗布し、加熱ヒーターを用いて180℃で1分加熱して、目止め樹脂層の下面に中間樹脂層を形成させながら、上下一対の加圧ロールの間に挿通して圧着させ、連続走行する無端離型性ベルト(ベルトの表面にポリテトラフロエチレン層がコートされたもの)上に供給された裏打ち層を中間樹脂層の裏面に積層一体化させた。得られた積層体を500mm角の正方形に裁断し、図1に示すタイルカーペット1を得た。
目止め樹脂層として、ポリ塩化ビニル樹脂100質量部に対してDOP100質量部配合して十分に攪拌混合することによって、粘度が1000mPa・Sであるポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルに設定した以外は、実施例2と同様にして、図1に示すタイルカーペット1を得た。
目止め樹脂層として、ポリ塩化ビニル樹脂100質量部に対してDOP55質量部配合して十分に攪拌混合することによって、粘度が8000mPa・Sであるポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルに設定した以外は、実施例2と同様にして、図1に示すタイルカーペット1を得た。
目止め樹脂層の発泡倍率を2.5倍に設定した以外は、実施例1と同様にして、図1に示すタイルカーペット1を得た。
中間樹脂層として、ポリ塩化ビニル樹脂100質量部に対してDOP65質量部配合して十分に攪拌混合することによって、粘度が6000mPa・Sであるポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルに設定した以外は、実施例2と同様にして、図1に示すタイルカーペット1を得た。
中間樹脂層として、ポリ塩化ビニル樹脂100質量部に対してDOP85質量部配合して十分に攪拌混合することによって、粘度が2000mPa・Sであるポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルに設定した以外は、実施例2と同様にして、図1に示すタイルカーペット1を得た。
目止め樹脂層の塗布量(乾燥後)を200g/m2に設定した以外は、実施例1と同様にして、図1に示すタイルカーペット1を得た。
目止め樹脂層の塗布量(乾燥後)を600g/m2に設定した以外は、実施例1と同様にして、図1に示すタイルカーペット1を得た。
中間樹脂層の塗布量を50g/m2に設定した以外は、実施例1と同様にして、図1に示すタイルカーペット1を得た。
中間樹脂層の塗布量を400g/m2に設定した以外は、実施例1と同様にして、図1に示すタイルカーペット1を得た。
目止め樹脂層を積層しない設定にした以外は、実施例1と同様にして、タイルカーペットを得た。
中間樹脂層を積層しない設定にした以外は、実施例1と同様にして、タイルカーペットを得た。
目止め樹脂層の塗布量(乾燥後)を150g/m2に設定した以外は、実施例1と同様にして、タイルカーペットを得た。
中間樹脂層の塗布量を35g/m2に設定した以外は、実施例1と同様にして、タイルカーペットを得た。
テーバー型摩耗試験機(JIS L 1096−8.19.3:2010に規定)に、針布状摩耗輪を使用し、それぞれの摩耗輪に片輪300gの荷重をかけ、試験台を20回回転して試験片を引き剥がし、そのパイル糸の毛羽立ち状態を目視観察し、毛羽立ちが非常に少ないものを「◎」、毛羽立ちの少ないものを「○」、毛羽立ちがある程度あるものを「△」、毛羽立ちが多いものを「×」とし、「○」以上を合格とした。
JIS L 1021−8:2007に準拠して、パイル糸の抜糸強度(N)を測定し、パイル糸の抜糸強度が30N以上を「◎」とし、24.5N以上30N未満を「○」として、24.5未満を「×」として、「○」以上を合格とした。
JIS L 1021−9:2007に準拠して、剥離強度(N)を測定した。剥離強度が40N以上を「◎」、剥離強度が30N以上40N未満であるものを「○」、剥離強度が30N未満を「×」とし、「○」以上を合格とした。
2・・・パイル
3・・・基布
4・・・バックステッチ
5・・・目止め樹脂層
6・・・中間樹脂層
7・・・パイル布帛層
8・・・裏打ち層
Claims (3)
- 基布の上面にパイルが植設されてなるパイル布帛層と、
該パイル布帛層の下面に積層された目止め樹脂層と、
該目止め樹脂層の下面に積層された中間樹脂層と、
該中間樹脂層の下面に裏打ち層と、
を備えたタイルカーペットであって、
前記パイル布帛層は、その裏面側にバックステッチを有し、
前記目止め樹脂層に用いられる樹脂は、塩化ビニル樹脂を含むラテックス又はポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルであり、
前記中間樹脂層に用いられる樹脂は、可塑剤とポリ塩化ビニル樹脂とが均一に混合されてなるポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルであり、
前記中間樹脂層は、前記パイル布帛層裏面側の前記バックステッチと、前記裏打ち層とを保持させており、
前記目止め樹脂層の形成量が300g/m2〜500g/m2であり、
前記中間樹脂層の形成量が100g/m2〜300g/m2であり、
前記裏打ち層は、
前記目止め樹脂層の下面に積層された第1バッキング樹脂層と、
前記第1バッキング樹脂層の下面に積層され、ガラス繊維及びポリエステル繊維からなる群より選ばれる少なくとも1種の繊維で構成された不織布又は織布からなる補強層と、
前記補強層の下面に積層された第2バッキング樹脂層と、
を含むと共に、
前記補強層には樹脂が含浸されて、前記補強層と前記第1バッキング樹脂層とが接着され、前記補強層と前記第2バッキング樹脂層とが接着されており、
前記各バッキング樹脂層は、塩化ビニル樹脂を含有してなるカーペット廃材を粉砕して得られたリサイクルシートである、
ことを特徴とするタイルカーペット。 - 前記塩化ビニル樹脂を含むラテックスは、塩化ビニル樹脂とアクリル樹脂とを含むラテックスである請求項1に記載のタイルカーペット。
- 前記請求項1または2に記載のタイルカーペットを製造する方法であって、
前記パイル布帛層の下面に、塩化ビニル樹脂を含むラテックス又はポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルを塗布した後に、前記パイル布帛層を加熱して前記目止め樹脂層を形成する工程と、
該目止め樹脂層の下面に、ポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルを塗布した後に、前記パイル布帛層を加熱して前記中間樹脂層を形成する工程と、
前記目止め樹脂層の下面に前記第1バッキング樹脂層を、該第1バッキング樹脂層の下面に前記補強層を、さらに、該補強層の下面に前記第2バッキング樹脂層を、それぞれ積層して、前記裏打ち層を形成する工程と、
を含む、
ことを特徴とするタイルカーペットの製造方法。
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